JP2002077830A - 画像信号処理装置およびその方法 - Google Patents

画像信号処理装置およびその方法

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JP2002077830A
JP2002077830A JP2000255951A JP2000255951A JP2002077830A JP 2002077830 A JP2002077830 A JP 2002077830A JP 2000255951 A JP2000255951 A JP 2000255951A JP 2000255951 A JP2000255951 A JP 2000255951A JP 2002077830 A JP2002077830 A JP 2002077830A
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signal processing
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JP2000255951A
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Takushi Okuda
拓史 奥田
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少ないメモリ容量で、画質の劣化を招くことな
く精度高くIP変換を行うことができる画像信号処理装
置およびその方法を提供する。 【解決手段】IP変換する際の動き検出を、現フィール
ドのデータと2フィールド遅延(1フレーム遅延)のデ
ータを使い、2つのデータの差の絶対値による動き量を
あらわす関数を定め、動き検出を行いたいピクセルRの
前後のラインのピクセルC、D、E、Fのデータから求
めた動き量V1、V2のうちのたとえば最大値を、動き
検出を行いたいピクセルRの動き量とし、この動き量に
応じて、動き検出を行いたいピクセルRの前後のライン
のピクセルC、Dのデータから求めたフィールド内補間
のデータと動き検出を行いたいピクセルと同じ位置の1
フィールドディレイのピクセルGのデータを使って演算
して現フィールドの補間データを作成するDSP11を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号処理装置
に係り、特にインターレース信号をプログレッシブ信号
に変換(IP変換)する画像信号処理装置およびその方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョンやビデオなど、世間の多く
の画像信号は、インターレースである。これに対し、コ
ンピュータ信号は、プログレッシブであり、たとえば、
コンピュータの画像とテレビの画像を同時に同じコンピ
ュータディスプレイ上に表示するためにはインターレー
ス信号をプログレッシブに変換しなければならない。ま
た、インターレース信号は、その特徴から、画像中に細
い横線があるとちらつきが生じてしまうが、プログレッ
シブ信号では、そのようなことがなく、きれいに表示さ
れるため、最近では、家庭用のテレビ受像機でも内部で
インターレースからプログレッシブへの変換を行い、プ
ログレッシブで表示するようになっているものもある。
また、DVDの普及により、ハイビジョンサイズの映像
も多くなっており、このような映像は、1フレーム画素
数が非常に多いことから、プログレッシブの信号に変換
するためには大量のメモリを必要とする。
【0003】IP変換について インターレス信号は、図14に示すように、互いにずれ
た1ラインおきのラインデータをもつ2つのフィールド
で一枚のフレームを構成する。これに対して、プログレ
ッシブ信号は、図15に示すように、最初からすべての
ラインデータが存在している(つまっている)。インタ
ーレース信号からプログレッシブに変換する場合、イン
ターレースでは、1ラインおきのデータしか存在しない
ため、データのないラインについて、補間データを作り
出力する。
【0004】この補間データは、いろいろな作り方があ
るが、一般的には、図16に示すように、通常は動き検
出を行い、動領域と静止領域に分け、動領域については
フィールド内のデータから補間データを作成し、静止領
域については、前フィールドの同じラインのデータをそ
のまま持ってくるという方法が用いられる。そして、従
来、IP変換を行う際の動き検出処理は、現フィールド
と2フィールド遅延のデータを比較して判断していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに従来の方法では、IP変換を行う際の動き検出処理
は、現フィールドと2フィールド遅延のデータを比較す
ることから、輝度データおよびクロマデータに関して、
図17に示すよように、処理手段としてのDSP1の入
力段に少なくとも2フィールド分のメモリ2〜5を必要
としていた。
【0006】これでは、メモリ容量が大きいことら、メ
モリ容量を減らすために輝度データだけ動き適応処理を
行い、クロマデータに関しては、フィールド内補間にす
ることが考えられる。
【0007】しかし、従来の方法では、メモリを減らす
ために輝度データだけ動き適応処理を行い、クロマデー
タは、フィールド内補間にしたとしても、1フィールド
前のデータを完成させることから、クロマデータに関し
ても1フィールド前のデータを持たなければならず、図
17のメモリ5を削減できたとしても、図18に示すよ
うに、メモリ4を削減することはできず、メモリの削減
の効果が少なかった。上述したように、ハイビジョンサ
イズの信号をプログレッシブの信号に変換するために
は、1フレーム画素数が非常に多いことから、大量のメ
モリを必要とするにもかかわらず、従来の方法では、さ
らにそれ以上の容量のメモリを必要とするという不利益
がある。
【0008】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、少ないメモリ容量で、画質の劣
化を招くことなく精度高くIP変換を行うことができる
画像信号処理装置およびその方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、動き検出を行い、インターレース信号の
データが存在しないラインについて補間データを作成
し、当該補間データに基づいて画像データをインターレ
ース信号からプログレッシブ信号に変換する画像信号処
理装置であって、画像データをインターレース信号から
プログレッシブ信号に変換する際の動き検出を、現フィ
ールドのデータと2フィールド遅延または1フレーム遅
延のデータを使い、2つのデータの差の絶対値による動
き量をあらわす関数を定め、動き検出を行いたいピクセ
ルの前後のラインのデータから求めた動き量のうちの最
大値を、動き検出を行いたいピクセルの動き量とし、こ
の動き量に応じて、動き検出を行いたいピクセルの前後
のラインのデータから求めたフィールド内補間のデータ
と動き検出を行いたいピクセルと同じ位置の1フィール
ドディレイのピクセルのデータを使って演算して現フィ
ールドを補間データを作成する処理手段を有する。
【0010】また、本発明は、動き検出を行い、インタ
ーレース信号のデータが存在しないラインについて補間
データを作成し、当該補間データに基づいて画像データ
をインターレース信号からプログレッシブ信号に変換す
る画像信号処理装置であって、画像データをインターレ
ース信号からプログレッシブ信号に変換する際の動き検
出を、現フィールドのデータと2フィールド遅延または
1フレーム遅延のデータを使い、2つのデータの差の絶
対値による動き量をあらわす関数を定め、動き検出を行
いたいピクセルの前後のラインのデータから求めた動き
量のうちの最小値を、動き検出を行いたいピクセルの動
き量とし、この動き量に応じて、動き検出を行いたいピ
クセルの前後のラインのデータから求めたフィールド内
補間のデータと動き検出を行いたいピクセルと同じ位置
の1フィールドディレイのピクセルのデータを使って演
算して現フィールドを補間データを作成する処理手段を
有する。
【0011】また、本発明は、動き検出を行い、インタ
ーレース信号のデータが存在しないラインについて補間
データを作成し、当該補間データに基づいて画像データ
をインターレース信号からプログレッシブ信号に変換す
る画像信号処理装置であって、画像データをインターレ
ース信号からプログレッシブ信号に変換する際の動き検
出を、現フィールドのデータと2フィールド遅延または
1フレーム遅延のデータを使い、2つのデータの差の絶
対値による動き量をあらわす関数を定め、動き検出を行
いたいピクセルの前後のラインのデータから求めた動き
量の平均値を、動き検出を行いたいピクセルの動き量と
し、この動き量に応じて、動き検出を行いたいピクセル
の前後のラインのデータから求めたフィールド内補間の
データと動き検出を行いたいピクセルと同じ位置の1フ
ィールドディレイのピクセルのデータを使って演算して
現フィールドを補間データを作成する処理手段を有す
る。
【0012】また、本発明では、上記処理手段は、輝度
データに関しては現フィールドの補間データを上記処理
により求め、クロマデータに関しては現フィールドの補
間データをフィールド内補間によって求める。
【0013】また、本発明では、上記処理手段は、フィ
ールド内補間のデータを求める際、前後のラインの真上
と真下のデータの差の絶対値が所定の閾値よりも小さい
場合には、前後のラインの真上と真下のデータの平均値
で補間し、そうでない場合には、前後のラインの近傍複
数画素のデータの中の2つの中央値のデータの平均値で
補間する。
【0014】また、本発明では、上記処理手段は、要素
プロセッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロ
セッサを有する。
【0015】また、本発明では、上記要素プロセッサを
1次元的に多並列したSIMD制御プロセッサは、ビッ
ト処理である。
【0016】また、本発明は、動き検出を行い、インタ
ーレース信号のデータが存在しないラインについて補間
データを作成し、当該補間データに基づいて画像データ
をインターレース信号からプログレッシブ信号に変換す
る画像信号処理方法であって、画像データをインターレ
ース信号からプログレッシブ信号に変換する際の動き検
出を、現フィールドのデータと2フィールド遅延または
1フレーム遅延のデータを使い、2つのデータの差の絶
対値による動き量をあらわす関数を定め、動き検出を行
いたいピクセルの前後のラインのデータから求めた動き
量のうちの最大値を、動き検出を行いたいピクセルの動
き量とし、この動き量に応じて、動き検出を行いたいピ
クセルの前後のラインのデータから求めたフィールド内
補間のデータと動き検出を行いたいピクセルと同じ位置
の1フィールドディレイのピクセルのデータを使って演
算して現フィールドを補間データを作成する。
【0017】また、本発明は、動き検出を行い、インタ
ーレース信号のデータが存在しないラインについて補間
データを作成し、当該補間データに基づいて画像データ
をインターレース信号からプログレッシブ信号に変換す
る画像信号処理方法であって、画像データをインターレ
ース信号からプログレッシブ信号に変換する際の動き検
出を、現フィールドのデータと2フィールド遅延または
1フレーム遅延のデータを使い、2つのデータの差の絶
対値による動き量をあらわす関数を定め、動き検出を行
いたいピクセルの前後のラインのデータから求めた動き
量のうちの最小値を、動き検出を行いたいピクセルの動
き量とし、この動き量に応じて、動き検出を行いたいピ
クセルの前後のラインのデータから求めたフィールド内
補間のデータと動き検出を行いたいピクセルと同じ位置
の1フィールドディレイのピクセルのデータを使って演
算して現フィールドを補間データを作成する。
【0018】また、本発明は、動き検出を行い、インタ
ーレース信号のデータが存在しないラインについて補間
データを作成し、当該補間データに基づいて画像データ
をインターレース信号からプログレッシブ信号に変換す
る画像信号処理方法であって、画像データをインターレ
ース信号からプログレッシブ信号に変換する際の動き検
出を、現フィールドのデータと2フィールド遅延または
1フレーム遅延のデータを使い、2つのデータの差の絶
対値による動き量をあらわす関数を定め、動き検出を行
いたいピクセルの前後のラインのデータから求めた動き
量の平均値を、動き検出を行いたいピクセルの動き量と
し、この動き量に応じて、動き検出を行いたいピクセル
の前後のラインのデータから求めたフィールド内補間の
データと動き検出を行いたいピクセルと同じ位置の1フ
ィールドディレイのピクセルのデータを使って演算して
現フィールドを補間データを作成する。
【0019】また、本発明では、輝度データに関しては
現フィールドの補間データを上記処理により求め、クロ
マデータに関しては現フィールドの補間データをフィー
ルド内補間によって求める。
【0020】また、本発明では、フィールド内補間のデ
ータを求める際、前後のラインの真上と真下のデータの
差の絶対値が所定の閾値よりも小さい場合には、前後の
ラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そうで
ない場合には、前後のラインの近傍複数画素のデータの
中の2つの中央値のデータの平均値で補間する。
【0021】本発明によれば、たとえば処理手段におい
て、画像データをインターレース信号からプログレッシ
ブ信号に変換する際の動き検出を、たとえば現フィール
ドのデータと2フィールド遅延または1フィールド遅延
のデータを使い、2つのデータの差の絶対値による動き
量をあらわす関数を定める。動き検出を行いたいピクセ
ルの前後のラインのデータから求めた動き量のうちの最
大値、あるいは最小値、あるいは平均値を、動き検出を
行いたいピクセルの動き量とする。そして、この動き量
に応じて、動き検出を行いたいピクセルの前後のライン
のデータから求めたフィールド内補間のデータと動き検
出を行いたいピクセルと同じ位置の1フィールドディレ
イのピクセルのデータを使って演算して現フィールドの
補間データを作成する。たとえば処理手段は、以上の処
理を輝度データに関してのみ行い、クロマデータに関し
ては、現フィールドの補間データをフィールド内補間に
よって求める。これは、クロマデータはすべてフィール
ド内補間によりIP変換を行っても、それほど画質は劣
化しないからである。これにより、従来の約半分のメモ
リでIP変換を行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る画像信号処
理装置の一実施形態を示すブロック図である。
【0023】この画像信号処理装置10は、図1に示す
ように、処理手段としてのディジタルシグナルプロセッ
サ(DSP)11、および1フィールドディレイを生成
するためのメモリ12,13を主構成要素として有して
いる。
【0024】DSP11の画像データの入力段に、1フ
ィールド分のディレイを生成するためのメモリ12(M
11)およびメモリ13(M12)が配置されている。
画像データの輝度データYの入力ラインが、メモリ12
の入力端子と、DSP11の第1入力端子(I1)に接
続されている。メモリ12の出力端子がメモリ13の入
力端子とDSP11の第2入力端子(I2)に接続され
ている。メモリ13の出力端子がDSP11の第3入力
端子(I3)に接続されている。画像データのクロマデ
ータCrの入力ラインが、DSP11の第4入力端子
(I4)に接続されている。
【0025】DSP11は、内部のメモリに、第1入力
端子I1へのデータを2ライン分蓄えておく。また、D
SP11は、内部のメモリに、第2入力端子I2へのデ
ータを2ライン分蓄えておく。また、DSP11は、内
部のメモリに、第3入力端子I3へのデータを蓄えてお
く。また、DSP11は、内部のメモリに、第4入力端
子I4へのデータを2ライン分蓄えておく。
【0026】DSP11は、図示しない制御系によるパ
ラメータに基づいて、画像ソースによる画像信号をイン
タレース信号からプログレッシブ信号に変換するIP
(インタレース/プログレッシブ)変換を行う。
【0027】DSP11は、画像データをインターレー
ス信号からプログレッシブ信号に変換する際の動き検出
を、第1の動き検出処理として次のように行う。すなわ
ち、画像データをインターレース信号からプログレッシ
ブ信号に変換する際の動き検出を、現フィールドのデー
タと2フィールド遅延(または1フレーム遅延)のデー
タを使い、2つのデータの差の絶対値による動き量をあ
らわす関数を定め、図2に示すように、動き検出を行い
たいピクセルRの前後のラインのピクセルC、D、E、
Fのデータから求めた動き量V1、V2のうちの最大値
を、動き検出を行いたいピクセルRの動き量とし、この
動き量に応じて、動き検出を行いたいピクセルRの前後
のラインのピクセルC、Dのデータから求めたフィール
ド内補間のデータと動き検出を行いたいピクセルと同じ
位置の1フィールドディレイのピクセルGのデータを使
って演算して現フィールドの補間データを作成する(現
フィールドを完成させる)。
【0028】または、DSP11は、画像データをイン
ターレース信号からプログレッシブ信号に変換する際の
動き検出を、第2の動き検出処理として次のように行
う。すなわち、画像データをインターレース信号からプ
ログレッシブ信号に変換する際の動き検出を、現フィー
ルドのデータと2フィールド遅延(または1フレーム遅
延)のデータを使い、2つのデータの差の絶対値による
動き量をあらわす関数を定め、図2に示すように、動き
検出を行いたいピクセルRの前後のラインのピクセル
C、D、E、Fのデータから求めた動き量V1、V2の
うちの最小値を、動き検出を行いたいピクセルRの動き
量とし、この動き量に応じて、動き検出を行いたいピク
セルRの前後のラインのピクセルC、Dのデータから求
めたフィールド内補間のデータと動き検出を行いたいピ
クセルと同じ位置の1フィールドディレイのピクセルG
のデータを使って演算して現フィールドの補間データを
作成する(現フィールドを完成させる)。
【0029】または、DSP11は、画像データをイン
ターレース信号からプログレッシブ信号に変換する際の
動き検出を、第3の動き検出処理として次のように行
う。すなわち、画像データをインターレース信号からプ
ログレッシブ信号に変換する際の動き検出を、現フィー
ルドのデータと2フィールド遅延(または1フレーム遅
延)のデータを使い、2つのデータの差の絶対値による
動き量をあらわす関数を定め、図2に示すように、動き
検出を行いたいピクセルRの前後のラインのピクセル
C、D、E、Fのデータから求めた動き量V1、V2の
平均値を、動き検出を行いたいピクセルRの動き量と
し、この動き量に応じて、動き検出を行いたいピクセル
Rの前後のラインのピクセルC、Dのデータから求めた
フィールド内補間のデータと動き検出を行いたいピクセ
ルと同じ位置の1フィールドディレイのピクセルGのデ
ータを使って演算して現フィールドの補間データを作成
する(現フィールドを完成させる)。
【0030】DSP11は、以上説明した第1〜第3の
動き検出処理のいずれかを輝度データに対して行って、
現フィールドの補間データを求め、クロマデータに関し
ては現フィールドの補間データをフィールド内補間によ
って求める。
【0031】また、DSP11は、フィールド内補間の
データを求める際、前後のラインの真上と真下のデータ
の差の絶対値がある閾値よりも小さい場合には、前後の
ラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そうで
ない場合には、前後のラインの近傍複数画素(本実施形
態では近傍6画素)のデータの中の2つの中央値のデー
タの平均値で補間する。
【0032】DSP11は、リニアアレイ(線型配列)
型DSP、たとえば要素プロセッサを1次元的に多並列
にしたSIMD(Single Instruction Stream Multiple
Data stream) 制御方式の並列プロセッサにより構成さ
れる。
【0033】以下に、SIMD制御プロセッサの具体的
な構成、およびDSP11におけるIP変換処理の具体
的な処理内容について、図面に関連付けて順を追って説
明する。
【0034】SIMD制御プロセッサの基本的な構成 以下、SIMD制御プロセッサの構成を、図3に関連付
けて説明する。このSIMD制御プロセッサ100は、
図3に示すように、入力ポインタ(入力スキップレジス
タ)101、入力SAM(シリアルアクセスメモリ)部
(入力レジスタ)102、データメモリ部(ローカルメ
モリ)103、ALU(Arithmetic and
Logic Unit)アレイ部104、出力SAM
部(出力レジスタ)105、出力ポインタ(出力スキッ
プレジスタ)106およびプログラム制御部107によ
り構成されている。
【0035】これらの構成部分のうち、入力SAM部1
02、データメモリ部103および出力SAM部105
は、主にメモリから構成される。入力SAM部102、
データメモリ部103、ALUアレイ部104および出
力SAM部105は、リニアアレイ(線形配列)形式に
並列化された複数(原画像の1水平走査期間分の画素数
H以上)の要素プロセッサ110を構成する。要素プロ
セッサ110それぞれ(単一エレメント)は、独立した
プロセッサの構成部分を有しており、図3において斜線
を付して示す部分に対応する。また、複数の要素プロセ
ッサ110は、図3において横方向に並列に配列され、
要素プロセッサ群を構成する。
【0036】入力ポインタ(入力スキップレジスタ)1
01は、1ビットシフトレジスタであり、外部の画像処
理機器(図示せず)等から原画像の1画素分の画素デー
タが入力されるたびに、論理値1(H)の1ビット信号
〔入力ポインタ信号(SIP)〕をシフトすることによ
り、入力された1画素分の画素データを担当する要素プ
ロセッサ110を指定し、指定した要素プロセッサ11
0の入力SAM部102(入力SAMセル)に、対応す
る原画像の画素データを書き込む。
【0037】つまり、入力ポインタ101は、原画像の
1水平走査期間ごとに、まず、図3の左端の要素プロセ
ッサ110に対する入力ポインタ信号を論理値1とし
て、画素データに同期したクロック信号に応じて入力さ
れる最初の原画像の画素データを、図3に示したSIM
D制御プロセッサ100の左端の要素プロセッサ100
の入力SAM部102に書き込み、さらにその後、クロ
ック信号が1周期分変化するたびに、順次、右隣の要素
プロセッサ110に対する論理値1の入力ポインタ信号
が右方にシフトして、要素プロセッサ110それぞれの
入力SAM部102に、原画像の画像データを1画素分
ずつ書き込んでゆく。
【0038】入力SAM部(入力レジスタ)102は、
上述したように入力ポインタ101から入力される入力
ポインタ信号が論理値1になった場合に、外部の画像処
理機器等から入力端子DINに入力される1画素分の画
素データ(入力データ)を記憶する。つまり、要素プロ
セッサ110の入力SAM部102は、全体として、水
平走査期間ごとに、原画像の1水平走査期間分の画素デ
ータを記憶する。さらに、入力SAM部102は、記憶
した1水平走査期間分の原画像の画素データ(入力デー
タ)を、プログラム制御部107の制御に従って、次の
水平走査帰線期間において、必要に応じてデータメモリ
部103に対して転送する。
【0039】データメモリ部(ローカルメモリ)103
は、プログラム制御部107の制御に従い、入力ポイン
タ101から入力される入力ポインタ信号(SIP)の
論理値に応じて、入力SAM部102に入力された原画
像の画素データ、演算途中のデータ、および、定数デー
タ等を記憶し、ALUアレイ部104に対して出力す
る。
【0040】ALUアレイ部104は、プログラム制御
部107の制御に従って、データメモリ部103から入
力される原画像の画素データ、演算途中のデータ、およ
び、定数データ等に対して算術演算処理および論理演算
処理を行って、データメモリ部103の所定のアドレス
に記憶する。なお、ALUアレイ部104は、原画像の
画素データに対する演算処理を全てビット単位で行い、
1サイクルごとに1ビット分のデータを演算処理する。
【0041】出力SAM部(出力レジスタ)105は、
プログラム制御部107の制御に従って、1水平走査期
間に割り当てられている処理が終了した場合に、データ
メモリ部103から処理結果の転送を受け記憶する。ま
た、出力SAM部105は、出力ポインタ106から入
力される出力ポインタ信号(SOP)に応じて記憶した
データを外部に出力する。
【0042】出力ポインタ(出力スキップレジスタ)1
06は、1ビットシフトレジスタにより構成され、出力
SAM部105に対して出力ポインタ信号(SOP)を
選択的に活性化して、処理結果(出力データ)の出力を
制御する。
【0043】プログラム制御部107は、プログラムメ
モリ、プログラムメモリに記憶されたプログラムの進行
を制御するシーケンス制御回路、および、入力SAM部
102、データメモリ部103および出力SAM部10
5を構成するメモリ用の「ロウ(ROW)」アドレスコデー
タ(いずれも図示せず)等から構成される。プログラム
制御部107は、これらの構成部分により、単一のプロ
グラムを記憶し、原画像の水平走査期間ごとに、記憶し
た単一のプログラムに基づいて各種制御信号を生成し、
生成した各種制御信号を介して全ての要素プロセッサ1
10を連動して制御することにより画像データに対する
処理を行う。このように、単一のプログラムに基づいて
複数の要素プロセッサを制御することを、SIMD制御
と称する。
【0044】各要素プロセッサ(プロセッサエレメン
ト)110は、1ビットプロセッサであり、外部の画像
処理機器や前段の回路から入力される原画像の画素デー
タそれぞれに対して、論理演算処理および算術演算処理
を行い、要素プロセッサ110全体として、FIRディ
ジタルフィルタによる水平方向および垂直方向のフィル
タリング処理等を実現する。なお、プログラム制御部1
07によるSIMD制御は、水平走査期間を周期として
行われるので、各要素プロセッサ110は、最大、水平
走査期間を要素プロセッサ110の命令サイクルの周期
で除算して得られるステップ数のプログラムを、各水平
走査期間ごとに実行し得る。
【0045】また、要素プロセッサ110は、隣接する
要素プロセッサ110と接続されており、必要に応じ
て、隣接する要素プロセッサ110とプロセッサ間通信
を行う機能を有する。つまり、各要素プロセッサ110
は、プログラム制御部107のSIMD制御に従って、
例えば、右隣または左隣の要素プロセッサ110のデー
タメモリ部103等にアクセスして処理を行うことがで
き、また、右隣の要素プロセッサ110へのアクセスを
繰り返すことにより、要素プロセッサ110は直接接続
されていない要素プロセッサ110のデータメモリ部1
03に対してアクセスし、データを読み出すことができ
る。要素プロセッサ110は、隣接プロセッサ間の通信
機能を利用して、水平方向のフィルタリング処理を全体
として実現する。
【0046】ここで、たとえば、水平方向に10画素程
度離れた画素データとの間の演算処理が必要になる場合
等、プロセッサ間通信を行うとプログラムステップが非
常に多くなってしまうが、実際のFIRフィルタ処理
は、10画素も離れた画素データ間の演算処理をほとん
ど含まず、連続する画素データに対する演算処理がほと
んどである。したがって、プロセッサ間通信を行うFI
Rフィルタ処理のプログラムステップが増加して非能率
になるということはほとんどあり得ない。
【0047】また、各要素プロセッサ110は、常に水
平走査方向における同一位置の画素データを専門に担当
して処理する。したがって、入力SAM部102から原
画像の画素データ(入力データ)を転送する先のデータ
メモリ部103の書き込みアドレスを水平走査期間の初
期ごとに変更して、過去の水平走査期間の入力データを
保持しておくことができるので、要素プロセッサ110
は、原画像の画素データを垂直方向にもフィルタリング
することができる。
【0048】なお、要素プロセッサ110それぞれにお
ける原画像の画素データ(入力データ)を入力SAM部
102に書き込む入力処理(第1の処理)、プログラム
制御部107の制御に従って、入力SAM部102に記
憶された入力データのデータメモリ部103への転送処
理、ALUアレイ部104による演算処理、出力SAM
部105への処理結果(出力データ)の転送処理(第2
の処理)、および、出力SAM部105からの出力デー
タの出力処理(第3の処理)は、処理周期を1水平走査
期間としたパイプライン形式で実行される。したがっ
て、入力データに着目した場合、同一の入力データに対
する第1〜第3の処理それぞれは1水平走査期間分の処
理時間を要するので、これら3つの処理の開始から終了
までには、3水平走査期間分の処理時間が必要とされ
る。しかしながら、これら3つの処理がパイプライン形
式で並行して実行されるので、平均すると、1水平走査
期間分の入力データの処理には、1水平走査期間分の処
理時間しか必要とされない。
【0049】以下、図3に示した画像処理用のリニアア
レイ型SIMD制御プロセッサの基本的な動作を説明す
る。
【0050】入力ポインタ101では、最初の水平走査
期間(第1の水平走査期間)において、入力された原画
像の画素データに同期したクロックに応じて、各要素プ
ロセッサ110に対する論理値1(H)の入力ポインタ
信号が順次シフトされて、原画像の各画素データを担当
して演算処理する要素プロセッサ110が指定される。
【0051】原画像の画素データは、入力端子DINを
介して入力SAM部102に入力される。入力SAM部
102では、入力ポインタ信号の論理値に応じて、各要
素プロセッサ110に原画像の1画素分の画素データが
記憶される。1水平走査期間に含まれる各画素に対応す
る要素プロセッサ110の全ての入力SAM部102に
おいて、それぞれ原画像の画素データが記憶される。そ
して、全体として1水平走査期間分の画素データが記憶
されると、入力処理(第1の処理)が終了する。
【0052】入力処理(第1の処理)が終了すると、水
平走査期間ごとに、単一のプログラムに従って、各要素
プロセッサ110の入力SAM部102、データメモリ
部103、ALUアレイ部104および出力SAM部1
05がプログラム制御部107によりSIMD制御され
て、原画像の画素データに対する処理が実行される。
【0053】すなわち、次の水平走査帰線期間(第2の
水平走査期間)において、各入力SAM部102では、
第1の水平走査期間において記憶した原画像の各画素デ
ータ(入力データ)がデータメモリ部103に転送され
る。
【0054】なお、このデータ転送処理は、プログラム
制御部107が、入力SAM読み出し信号(SIR)を
活性化〔論理値1(H)に〕して入力SAM部102の
所定のロウ(ROW)のデータを選択してアクセスを行
い、さらに、メモリアクセス信号(SWA)を活性化し
て、アクセスしたデータをデータメモリ部103の所定
のロウのメモリセル(後述)へ書き込むように入力SA
M部102およびデータメモリ部103を制御すること
により実現される。
【0055】次に、水平走査期間にプログラム制御部1
07により、プログラムに基づいて各要素プロセッサ1
10が制御され、データメモリ部103からデータがA
LUアレイ部104に対して出力される。ALUアレイ
部104では、算術演算処理および論理演算処理が行わ
れ、処理結果がデータメモリ部103の所定のアドレス
に書き込まれる。プログラムに応じた算術演算処理およ
び論理演算処理が終了すると、プログラム制御部107
では、データメモリ部103の制御が行われて、処理結
果がさらに次の水平走査帰線期間に出力SAM部105
に転送される(ここまでが第2の処理)。さらに、次の
水平走査期間(第3の水平走査期間)において、出力S
AM部105が制御されて、処理結果(出力データ)が
外部に出力される(第3の処理)。
【0056】つまり、入力SAM部102に記憶された
1水平走査期間分の入力データは、次の水平走査帰線期
間において、必要に応じてデータメモリ部103に転送
され、記憶されて、その後の水平走査期間における処理
に用いられる。
【0057】要約すると、本実施形態に係る画像DSP
11は、図4(a),(b)に示すように、水平走査期
間に、入力SAM部102に入力データを入力し、図4
(c)に示すように、ALUアレイ部104でフィール
ド内IP変換処理を行い、出力SAM部105から出力
データを出力する。また、図4(b),(c)に示すよ
うに、水平帰線期間に、入力SAM部102に入力され
たデータをDSP内部のデータメモリ部103に転送
し、図4(c),(d)に示すように、DSP内部のデ
ータメモリ部103とALUアレイ部104で演算され
たIP変換の結果を出力SAM部105に転送する。こ
の動作をパイプライン的に行う。なお、IP変換なの
で、入力1ラインに対して、出力は、2倍のスピード
で、2ライン分出力する。
【0058】次に、図3に示すような基本構成を有する
DSP11におけるIP変換の具体的な処理について、
図5〜図13に関連付けて説明する。なお、ここでは第
1の動き検出処理を例に説明する。
【0059】前述したように、 DSP11は、内部の
メモリに、第1入力端子I1へのデータを2ライン分蓄
えておく。これらのデータを図5に示すように、DAT
Y10、DATY11とする。また、DSP11は、内
部のメモリに、第2入力端子I2へのデータを2ライン
分蓄えておく。これらのデータを図5に示すように、D
ATY20、DADTY21とする。また、DSP11
は、内部のメモリに、第3入力端子I3へのデータを蓄
えておく。このデータを図5に示すように、DATY3
0とする。また、DSP11は、内部のメモリに、第4
入力端子I4へのデータを2ライン分蓄えておく。れら
のデータをDATC10、DATC11とする。
【0060】また、たとえば2つのデータの差の絶対値
による動き量をあらわす関数を図6のように定める。
【0061】次にたとえば、フィールド内補間のデータ
を、図7に示すように求める。すなわち、今、フィール
ド補間で求めたい点をR、DATY10上のRの左上の
データをA、DATY10上のRの真上のデータをB、
DATY10上のRの右上のデータをC、DATY11
上のRの左下のデータをD、DATY11上のRの真下
のデータをE、DATY11上のRの右下のデータをF
とする。
【0062】Bのデータの値と、Eのデータの値の差の
絶対値が、ある閾値よりも小さい場合、RY=(B+
E)/2をフィールド内補間の結果とする。大きい場
合、まず、A,B,C,D,E,Fの値を大きい順に並
び替える。3番目に大きい値をM3、4番目に大きい値
をM4とすると、RY=(M3+M4)/2を輝度のフ
ィールド内補間の結果とする。
【0063】同様に、今、フィールド内補間で求めたい
点をR、DATC10上のRの左上のデータをA、DA
TC10上のRの真上のデータをB、DATC10上の
Rの右上のデータをC、DATC11上のRの左下のデ
ータをD、DATC11上のRの真下のデータをE、D
ATC11上のRの右下のデータをFとする。
【0064】Bのデータの値と、Eのデータの値の差の
絶対値が、ある閾値よりも小さい場合、RC=(B+
E)/2をフィールド内補間の結果とする。大きい場
合、まず、A,B,C,D,E,Fの値を大きい順に並
び替える。3番目に大きい値をM3、4番目に大きい値
をM4とすると、RC=(M3+M4)/2をクロマの
フィールド内補間の結果とする。
【0065】DATY10とDATY30の動き量をV
1とする。このようにして得られた動き量を2ライン分
蓄え、それぞれ、V1、V2とする。V1、V2のなか
の最大値をMXとする。最後に、IP変換の結果とし
て、RESY=(MX*RY+DATY21*(8−M
X))/8、RESC=RCとDATY10、DATC
10、または、DATY11、DATC11とRES
Y,RESCを出力する。
【0066】以下に、本実施形態に係るIP変換動作を
図8〜図13のフローチャートに関連付けてさらに詳細
に説明する。
【0067】入力データの水平帰線期間に(ST10
1)、以下のステップST102の代入処理を行う。入
力SAM部102(第1入力端子I1)から、DSP1
1内部のデータメモリ部103上の変数DATY10に
代入する。同様に、入力SAM部102(第2入力端子
I2)から、DSP11内部のデータメモリ部103上
の変数DATY20に代入する。入力SAM部102
(第3入力端子I3)から、DSP11内部のデータメ
モリ部103上の変数DATY30に代入する。入力S
AM部102(第4入力端子I4)から、DSP11内
部のデータメモリ部103上の変数DATC10に代入
する。
【0068】出力の水平帰線期間に、DSP11内部の
データメモリ部103上の変数RESY、RESCの値
を出力SAM部105に転送する(ST103)。DS
P11内部のデータメモリ部103上の変数DATY1
0の値とDSP11内部のデータメモリ部103上の変
数DATY11の値を加算し、DSP11内部のデータ
メモリ部103上の変数Sに代入する(ST104)。
DSP11内部のデータメモリ部103上の変数Sの値
を2で除算し、Sに代入する(ST105)。DSP1
1内部のデータメモリ部103の変数DATY10の値
とDSP内部のデータメモリ部103の変数DATY1
1の値を減算し、DSP11内部のデータメモリ部10
3の変数Xに代入する(ST106)。そして、Xが負
ならば(ST107)、Xに−Xを代入し(ST10
8)、Xが負でなければ(ST107)、XにXを代入
する(ST109)。次に、図9のステップST110
の処理に移行する。
【0069】ステップST110においては、以下の処
理を行う。DSP11内部のデータメモリ部103の変
数T0に、1つ左のプロセッサエレメント110のDA
TY10の値を代入する。DSP11内部のデータメモ
リ部103の変数T1に、DATY10の値を代入す
る。DSP11内部のデータメモリ部103の変数T2
に、1つ右のプロセッサエレメント110のDATY1
0の値を代入する。DSP11内部のデータメモリ部1
03の変数T3に、1つ左のプロセッサエレメント11
0のDATY11の値を代入する。DSP11内部のデ
ータメモリ部103の変数T4に、DATY11の値を
代入する。DSP11内部のデータメモリ部103の変
数T5に、1つ右のプロセッサエレメント110のDA
TY11の値を代入する。
【0070】次に、変数T0〜T5の値を大きい順に並
べ替え、大きいほうから、DSP11内部のデータメモ
リ部103の変数T1、T2、T3、T4、T5、T6
に代入する(ST111)。次に、T3とT4の値を加
算し、DSP11内部のデータメモリ部103の変数M
に代入する(ST112)。DSP11内部のデータメ
モリ部103の変数Mの値を2で除算し、Mに代入する
(ST113)。DSP11内部のデータメモリ部10
3の変数Xの値が所定の閾値よりも大きければ(ST1
14)、DSP11内部のデータメモリ部103の変数
RYにDSP11内部のデータメモリ部103の変数M
の値を代入する(ST115)。これに対して、変数X
の値が所定の閾値よりも大きくなければ(ST11
4)、DSP11内部のデータメモリ部103の変数R
YにDSP11内部のデータメモリ部103の変数Sの
値を代入する(ST116)。次に、図10のステップ
ST117の処理に移行する。
【0071】ステップST117においては、DSP1
1内部のデータメモリ部103上の変数DATC10の
値とDSP11内部のデータメモリ部103上の変数D
ATC11の値を加算し、DSP11内部のデータメモ
リ部103上の変数Sに代入する。DSP11内部のデ
ータメモリ部103上の変数Sの値を2で除算し、Sに
代入する(ST118)。DSP11内部のデータメモ
リ部103の変数DATC10の値からDSP内部のデ
ータメモリ部103の変数DATC11の値を減算し、
DSP11内部のデータメモリ部103の変数Xに代入
する(ST119)。そして、Xが負ならば(ST12
0)、Xに−Xを代入し(ST121)、Xが負でなけ
れば(ST120)、XにXを代入する(ST12
1)。次に、図11のステップST123の処理に移行
する。
【0072】ステップST123においては、以下の処
理を行う。DSP11内部のデータメモリ部103の変
数T0に、2つ左のプロセッサエレメント110のDA
TC10の値を代入する。DSP11内部のデータメモ
リ部103の変数T1に、DATC10の値を代入す
る。DSP11内部のデータメモリ部103の変数T2
に、2つ右のプロセッサエレメント110のDATC1
0の値を代入する。DSP11内部のデータメモリ部1
03の変数T3に、2つ左のプロセッサエレメント11
0のDATC11の値を代入する。DSP11内部のデ
ータメモリ部103の変数T4に、DATC11の値を
代入する。DSP11内部のデータメモリ部103の変
数T5に、2つ右のプロセッサエレメント110のDA
TC11の値を代入する。
【0073】次に、変数T0〜T5の値を大きい順に並
べ替え、大きいほうから、DSP11内部のデータメモ
リ部103の変数T1、T2、T3、T4、T5、T6
に代入する(ST124)。次に、T3とT4の値を加
算し、DSP11内部のデータメモリ部103の変数M
に代入する(ST125)。DSP11内部のデータメ
モリ部103の変数Mの値を2で除算し、Mに代入する
(ST126)。DSP11内部のデータメモリ部10
3の変数Xの値が所定の閾値よりも大きければ(ST1
27)、DSP11内部のデータメモリ部103の変数
RCにDSP11内部のデータメモリ部103の変数M
の値を代入する(ST128)。これに対して、変数X
の値が所定の閾値よりも大きくなければ(ST12
7)、DSP11内部のデータメモリ部103の変数R
CにDSP11内部のデータメモリ部103の変数Sの
値を代入する(ST129)。次に、図12のステップ
ST130の処理に移行する。
【0074】ステップST130においては、DSP1
1内部のデータメモリ部103の変数DATY10の値
からDSP内部のデータメモリ部103の変数DATY
30の値を減算し、DSP内部のデータメモリ部103
の変数Xに代入する。Xが負ならば(ST131)、X
に−Xを代入し(ST132)、Xが負でなければ(S
T131)、XにXを代入する(ST133)。次に、
Xから2を減算する(ST134)。Xが負ならば(S
T135)、Xに0を代入し(ST136)、Xが負で
なければ(ST135)、XにXを代入する(ST13
7)。さらに、Xが8より大きければ(ST138)、
Xに8を代入し(ST139)、Xが8より大きくなけ
れば(ST138)、XにXを代入する(ST14
0)。そして、DSP11内部のデータメモリ部103
上の変数V1にXを代入する(ST141)。次に、図
13のステップST142の処理に移行する。
【0075】ステップST142においては、DSP1
1内部のデータメモリ部103の変数V1とDSP11
内部のデータメモリ部103の変数V2の値を比較す
る。そして、V1>V2ならば、DSP11内部のデー
タメモリ部103の変数M1にV1を代入し(ST14
3)、V1>V2でなければ、DSP11内部のデータ
メモリ部103の変数M1にV2を代入する(ST14
4)。
【0076】次に、ステップST145においては、
(MX*RY+DATY21*(8−MX))/8を演
算し、DSP11内部のデータメモリ部103上の変数
RESYに代入する。DSP11内部のデータメモリ部
103上の変数RCの値をDSP11内部のデータメモ
リ部103上の変数RESCに代入する(ST14
6)。そして、出力の水平帰線期間に(ST147)、
DSP11内部のデータメモリ部103上の変数DAT
Y11、DATC11の値を出力SAM部105へ転送
する(ST148)。
【0077】次に、DSP11内部のデータメモリ部1
03上の変数DATY21にDSP11内部のデータメ
モリ部103上の変数DATY20の値を代入する。以
下同様に、DSP11内部のデータメモリ部103上の
変数DATC21にDSP11内部のデータメモリ部1
03上の変数DATC20の値を代入する。DSP11
内部のデータメモリ部103上の変数DATY11にD
SP11内部のデータメモリ部103上の変数DATY
10の値を代入する。DSP11内部のデータメモリ部
103上の変数DATC11にDSP11内部のデータ
メモリ部103上の変数DATC10の値を代入する。
DSP11内部のデータメモリ部103上の変数V2に
DSP11内部のデータメモリ部103上の変数V1の
値を代入する。そして、図8のステップST101に戻
って、以上の処理を繰り返す。
【0078】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、画像データをインターレース信号からプログレッシ
ブ信号に変換する際の動き検出を、現フィールドのデー
タと2フィールド遅延(または1フレーム遅延)のデー
タを使い、2つのデータの差の絶対値による動き量をあ
らわす関数を定め、動き検出を行いたいピクセルRの前
後のラインのピクセルC、D、E、Fのデータから求め
た動き量V1、V2のうちの最大値、あるいは最小値、
あるいは平均値を、動き検出を行いたいピクセルRの動
き量とし、この動き量に応じて、動き検出を行いたいピ
クセルRの前後のラインのピクセルC、Dのデータから
求めたフィールド内補間のデータと動き検出を行いたい
ピクセルと同じ位置の1フィールドディレイのピクセル
Gのデータを使って演算して現フィールドの補間データ
を作成するDSP11を設けたので、少ないメモリ容量
で、画質の劣化を招くことなく精度高くIP変換を行う
ことができる利点がある。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、少ないメモリ容量で、
画質の劣化を招くことなく精度高くIP変換を行うこと
ができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像信号処理装置の一実施形態を
示すブロック図である。
【図2】本発明に係る処理手段としてのDSPのIP変
換時の動き検出処理を説明するための図である。
【図3】本発明に係るDSPを構成するSIMD制御プ
ロセッサの基本的な構成を示すブロック図である。
【図4】第1の実施形態に係る画像DSPの基本的な動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】第1の実施形態に係るIP変換の具体的な処理
について説明するための図である。
【図6】第1の実施形態に係るIP変換において動き量
を求める関数について説明するための図である。
【図7】第1の実施形態に係るIP変換におけるフィー
ルド内補間について説明するための図である。
【図8】第1の実施形態に係るIP変換の具体的な処理
について説明するためのフローチャートである。
【図9】第1の実施形態に係るIP変換の具体的な処理
について説明するためのフローチャートである。
【図10】第1の実施形態に係るIP変換の具体的な処
理について説明するためのフローチャートである。
【図11】第1の実施形態に係るIP変換の具体的な処
理について説明するためのフローチャートである。
【図12】第1の実施形態に係るIP変換の具体的な処
理について説明するためのフローチャートである。
【図13】第1の実施形態に係るIP変換の具体的な処
理について説明するためのフローチャートである。
【図14】インターレース信号の説明図である。
【図15】プログレッシブ信号の説明図である。
【図16】IP変換の説明図である。
【図17】従来の画像信号処理装置の構成例を示すブロ
ック図である。
【図18】従来の画像信号処理装置の他の構成例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
10…画像信号処理装置、1,11…DSP、2,3,
4,5,12,13…メモリ、100…SIMD制御プ
ロセッサ、101…入力ポインタ(入力スキップレジス
タ)、102…入力SAM部(入力レジスタ)、103
…データメモリ部(ローカルメモリ)、104…ALU
アレイ部、105…出力SAM部(出力レジスタ)、1
06…出力ポインタ(出力スキップレジスタ)。

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動き検出を行い、インターレース信号の
    データが存在しないラインについて補間データを作成
    し、当該補間データに基づいて画像データをインターレ
    ース信号からプログレッシブ信号に変換する画像信号処
    理装置であって、 画像データをインターレース信号からプログレッシブ信
    号に変換する際の動き検出を、現フィールドのデータと
    2フィールド遅延または1フレーム遅延のデータを使
    い、2つのデータの差の絶対値による動き量をあらわす
    関数を定め、動き検出を行いたいピクセルの前後のライ
    ンのデータから求めた動き量のうちの最大値を、動き検
    出を行いたいピクセルの動き量とし、この動き量に応じ
    て、動き検出を行いたいピクセルの前後のラインのデー
    タから求めたフィールド内補間のデータと動き検出を行
    いたいピクセルと同じ位置の1フィールドディレイのピ
    クセルのデータを使って演算して現フィールドを補間デ
    ータを作成する処理手段を有する画像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 上記処理手段は、輝度データに関しては
    現フィールドの補間データを上記処理により求め、クロ
    マデータに関しては現フィールドの補間データをフィー
    ルド内補間によって求める請求項1記載の画像信号処理
    装置。
  3. 【請求項3】 上記処理手段は、フィールド内補間のデ
    ータを求める際、前後のラインの真上と真下のデータの
    差の絶対値が所定の閾値よりも小さい場合には、前後の
    ラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そうで
    ない場合には、前後のラインの近傍複数画素のデータの
    中の2つの中央値のデータの平均値で補間する請求項1
    記載の画像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 上記処理手段は、フィールド内補間のデ
    ータを求める際、前後のラインの真上と真下のデータの
    差の絶対値が所定の閾値よりも小さい場合には、前後の
    ラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そうで
    ない場合には、前後のラインの近傍複数画素のデータの
    中の2つの中央値のデータの平均値で補間する請求項2
    記載の画像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 上記処理手段は、要素プロセッサを1次
    元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する請
    求項1記載の画像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 上記処理手段は、要素プロセッサを1次
    元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する請
    求項2記載の画像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 上記処理手段は、要素プロセッサを1次
    元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する請
    求項3記載の画像信号処理装置。
  8. 【請求項8】 上記処理手段は、要素プロセッサを1次
    元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する請
    求項4記載の画像信号処理装置。
  9. 【請求項9】 上記要素プロセッサを1次元的に多並列
    したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請求
    項5記載の画像信号処理装置。
  10. 【請求項10】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項6記載の画像信号処理装置。
  11. 【請求項11】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項7記載の画像信号処理装置。
  12. 【請求項12】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項8記載の画像信号処理装置。
  13. 【請求項13】 動き検出を行い、インターレース信号
    のデータが存在しないラインについて補間データを作成
    し、当該補間データに基づいて画像データをインターレ
    ース信号からプログレッシブ信号に変換する画像信号処
    理装置であって、 画像データをインターレース信号からプログレッシブ信
    号に変換する際の動き検出を、現フィールドのデータと
    2フィールド遅延または1フレーム遅延のデータを使
    い、2つのデータの差の絶対値による動き量をあらわす
    関数を定め、動き検出を行いたいピクセルの前後のライ
    ンのデータから求めた動き量のうちの最小値を、動き検
    出を行いたいピクセルの動き量とし、この動き量に応じ
    て、動き検出を行いたいピクセルの前後のラインのデー
    タから求めたフィールド内補間のデータと動き検出を行
    いたいピクセルと同じ位置の1フィールドディレイのピ
    クセルのデータを使って演算して現フィールドを補間デ
    ータを作成する処理手段を有する画像信号処理装置。
  14. 【請求項14】 上記処理手段は、輝度データに関して
    は現フィールドの補間データを上記処理により求め、ク
    ロマデータに関しては現フィールドの補間データをフィ
    ールド内補間によって求める請求項13記載の画像信号
    処理装置。
  15. 【請求項15】 上記処理手段は、フィールド内補間の
    データを求める際、前後のラインの真上と真下のデータ
    の差の絶対値が所定の閾値よりも小さい場合には、前後
    のラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そう
    でない場合には、前後のラインの近傍複数画素のデータ
    の中の2つの中央値のデータの平均値で補間する請求項
    13記載の画像信号処理装置。
  16. 【請求項16】 上記処理手段は、フィールド内補間の
    データを求める際、前後のラインの真上と真下のデータ
    の差の絶対値が所定の閾値よりも小さい場合には、前後
    のラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そう
    でない場合には、前後のラインの近傍複数画素のデータ
    の中の2つの中央値のデータの平均値で補間する請求項
    14記載の画像信号処理装置。
  17. 【請求項17】 上記処理手段は、要素プロセッサを1
    次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する
    請求項13記載の画像信号処理装置。
  18. 【請求項18】 上記処理手段は、要素プロセッサを1
    次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する
    請求項14記載の画像信号処理装置。
  19. 【請求項19】 上記処理手段は、要素プロセッサを1
    次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する
    請求項15記載の画像信号処理装置。
  20. 【請求項20】 上記処理手段は、要素プロセッサを1
    次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する
    請求項16記載の画像信号処理装置。
  21. 【請求項21】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項17記載の画像信号処理装置。
  22. 【請求項22】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項18記載の画像信号処理装置。
  23. 【請求項23】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項19記載の画像信号処理装置。
  24. 【請求項24】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項20記載の画像信号処理装置。
  25. 【請求項25】 動き検出を行い、インターレース信号
    のデータが存在しないラインについて補間データを作成
    し、当該補間データに基づいて画像データをインターレ
    ース信号からプログレッシブ信号に変換する画像信号処
    理装置であって、 画像データをインターレース信号からプログレッシブ信
    号に変換する際の動き検出を、現フィールドのデータと
    2フィールド遅延または1フレーム遅延のデータを使
    い、2つのデータの差の絶対値による動き量をあらわす
    関数を定め、動き検出を行いたいピクセルの前後のライ
    ンのデータから求めた動き量の平均値を、動き検出を行
    いたいピクセルの動き量とし、この動き量に応じて、動
    き検出を行いたいピクセルの前後のラインのデータから
    求めたフィールド内補間のデータと動き検出を行いたい
    ピクセルと同じ位置の1フィールドディレイのピクセル
    のデータを使って演算して現フィールドを補間データを
    作成する処理手段を有する画像信号処理装置。
  26. 【請求項26】 上記処理手段は、輝度データに関して
    は現フィールドの補間データを上記処理により求め、ク
    ロマデータに関しては現フィールドの補間データをフィ
    ールド内補間によって求める請求項25記載の画像信号
    処理装置。
  27. 【請求項27】 上記処理手段は、フィールド内補間の
    データを求める際、前後のラインの真上と真下のデータ
    の差の絶対値が所定の閾値よりも小さい場合には、前後
    のラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そう
    でない場合には、前後のラインの近傍複数画素のデータ
    の中の2つの中央値のデータの平均値で補間する請求項
    25記載の画像信号処理装置。
  28. 【請求項28】 上記処理手段は、フィールド内補間の
    データを求める際、前後のラインの真上と真下のデータ
    の差の絶対値が所定の閾値よりも小さい場合には、前後
    のラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そう
    でない場合には、前後のラインの近傍複数画素のデータ
    の中の2つの中央値のデータの平均値で補間する請求項
    26記載の画像信号処理装置。
  29. 【請求項29】 上記処理手段は、要素プロセッサを1
    次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する
    請求項25記載の画像信号処理装置。
  30. 【請求項30】 上記処理手段は、要素プロセッサを1
    次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する
    請求項26記載の画像信号処理装置。
  31. 【請求項31】 上記処理手段は、要素プロセッサを1
    次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する
    請求項27記載の画像信号処理装置。
  32. 【請求項32】 上記処理手段は、要素プロセッサを1
    次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する
    請求項28記載の画像信号処理装置。
  33. 【請求項33】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項29記載の画像信号処理装置。
  34. 【請求項34】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項30記載の画像信号処理装置。
  35. 【請求項35】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項31記載の画像信号処理装置。
  36. 【請求項36】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項32記載の画像信号処理装置。
  37. 【請求項37】 動き検出を行い、インターレース信号
    のデータが存在しないラインについて補間データを作成
    し、当該補間データに基づいて画像データをインターレ
    ース信号からプログレッシブ信号に変換する画像信号処
    理方法であって、 画像データをインターレース信号からプログレッシブ信
    号に変換する際の動き検出を、現フィールドのデータと
    2フィールド遅延または1フレーム遅延のデータを使
    い、2つのデータの差の絶対値による動き量をあらわす
    関数を定め、動き検出を行いたいピクセルの前後のライ
    ンのデータから求めた動き量のうちの最大値を、動き検
    出を行いたいピクセルの動き量とし、この動き量に応じ
    て、動き検出を行いたいピクセルの前後のラインのデー
    タから求めたフィールド内補間のデータと動き検出を行
    いたいピクセルと同じ位置の1フィールドディレイのピ
    クセルのデータを使って演算して現フィールドを補間デ
    ータを作成する画像信号処理方法。
  38. 【請求項38】 輝度データに関しては現フィールドの
    補間データを上記処理により求め、クロマデータに関し
    ては現フィールドの補間データをフィールド内補間によ
    って求める請求項37記載の画像信号処理方法。
  39. 【請求項39】 フィールド内補間のデータを求める
    際、前後のラインの真上と真下のデータの差の絶対値が
    所定の閾値よりも小さい場合には、前後のラインの真上
    と真下のデータの平均値で補間し、そうでない場合に
    は、前後のラインの近傍複数画素のデータの中の2つの
    中央値のデータの平均値で補間する請求項37記載の画
    像信号処理方法。
  40. 【請求項40】 フィールド内補間のデータを求める
    際、前後のラインの真上と真下のデータの差の絶対値が
    所定の閾値よりも小さい場合には、前後のラインの真上
    と真下のデータの平均値で補間し、そうでない場合に
    は、前後のラインの近傍複数画素のデータの中の2つの
    中央値のデータの平均値で補間する請求項38記載の画
    像信号処理方法。
  41. 【請求項41】 動き検出を行い、インターレース信号
    のデータが存在しないラインについて補間データを作成
    し、当該補間データに基づいて画像データをインターレ
    ース信号からプログレッシブ信号に変換する画像信号処
    理方法であって、 画像データをインターレース信号からプログレッシブ信
    号に変換する際の動き検出を、現フィールドのデータと
    2フィールド遅延または1フレーム遅延のデータを使
    い、2つのデータの差の絶対値による動き量をあらわす
    関数を定め、動き検出を行いたいピクセルの前後のライ
    ンのデータから求めた動き量のうちの最小値を、動き検
    出を行いたいピクセルの動き量とし、この動き量に応じ
    て、動き検出を行いたいピクセルの前後のラインのデー
    タから求めたフィールド内補間のデータと動き検出を行
    いたいピクセルと同じ位置の1フィールドディレイのピ
    クセルのデータを使って演算して現フィールドを補間デ
    ータを作成する画像信号処理方法。
  42. 【請求項42】 輝度データに関しては現フィールドの
    補間データを上記処理により求め、クロマデータに関し
    ては現フィールドの補間データをフィールド内補間によ
    って求める請求項41記載の画像信号処理方法。
  43. 【請求項43】 フィールド内補間のデータを求める
    際、前後のラインの真上と真下のデータの差の絶対値が
    所定の閾値よりも小さい場合には、前後のラインの真上
    と真下のデータの平均値で補間し、そうでない場合に
    は、前後のラインの近傍複数画素のデータの中の2つの
    中央値のデータの平均値で補間する請求項41記載の画
    像信号処理方法。
  44. 【請求項44】 フィールド内補間のデータを求める
    際、前後のラインの真上と真下のデータの差の絶対値が
    所定の閾値よりも小さい場合には、前後のラインの真上
    と真下のデータの平均値で補間し、そうでない場合に
    は、前後のラインの近傍複数画素のデータの中の2つの
    中央値のデータの平均値で補間する請求項42記載の画
    像信号処理方法。
  45. 【請求項45】 動き検出を行い、インターレース信号
    のデータが存在しないラインについて補間データを作成
    し、当該補間データに基づいて画像データをインターレ
    ース信号からプログレッシブ信号に変換する画像信号処
    理方法であって、 画像データをインターレース信号からプログレッシブ信
    号に変換する際の動き検出を、現フィールドのデータと
    2フィールド遅延または1フレーム遅延のデータを使
    い、2つのデータの差の絶対値による動き量をあらわす
    関数を定め、動き検出を行いたいピクセルの前後のライ
    ンのデータから求めた動き量の平均値を、動き検出を行
    いたいピクセルの動き量とし、この動き量に応じて、動
    き検出を行いたいピクセルの前後のラインのデータから
    求めたフィールド内補間のデータと動き検出を行いたい
    ピクセルと同じ位置の1フィールドディレイのピクセル
    のデータを使って演算して現フィールドを補間データを
    作成する画像信号処理方法。
  46. 【請求項46】 輝度データに関しては現フィールドの
    補間データを上記処理により求め、クロマデータに関し
    ては現フィールドの補間データをフィールド内補間によ
    って求める請求項45記載の画像信号処理方法。
  47. 【請求項47】 フィールド内補間のデータを求める
    際、前後のラインの真上と真下のデータの差の絶対値が
    所定の閾値よりも小さい場合には、前後のラインの真上
    と真下のデータの平均値で補間し、そうでない場合に
    は、前後のラインの近傍複数画素のデータの中の2つの
    中央値のデータの平均値で補間する請求項45記載の画
    像信号処理方法。
  48. 【請求項48】 フィールド内補間のデータを求める
    際、前後のラインの真上と真下のデータの差の絶対値が
    所定の閾値よりも小さい場合には、前後のラインの真上
    と真下のデータの平均値で補間し、そうでない場合に
    は、前後のラインの近傍複数画素のデータの中の2つの
    中央値のデータの平均値で補間する請求項46記載の画
    像信号処理方法。
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KR100706917B1 (ko) 2005-08-03 2007-04-12 엠텍비젼 주식회사 실시간 이미지 스케일링 장치, 방법 및 이를 구현하기 위한프로그램을 기록한 기록매체

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