JPH11187424A - 動きベクトル検出装置及び動きベクトル検出方法 - Google Patents

動きベクトル検出装置及び動きベクトル検出方法

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JPH11187424A JP9349844A JP34984497A JPH11187424A JP H11187424 A JPH11187424 A JP H11187424A JP 9349844 A JP9349844 A JP 9349844A JP 34984497 A JP34984497 A JP 34984497A JP H11187424 A JPH11187424 A JP H11187424A
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 最適輝度ベクトルを求める回路と最適色差ベ
クトルを求める回路の構成が異なるため、開発コストが
高い、汎用性に欠けるなどの課題があった。 【解決手段】 色差信号の当初のブロックを構成する画
素の値を重複を許して配列し直すことによって、輝度信
号のブロックの画素数と同じ画素数の色差信号の新たな
ブロックを生成し、この色差信号の新たなブロック及び
前記輝度信号のブロックをそれぞれ参照画像信号のブロ
ックと比較してブロックマッチングを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動画像を複数の
ブロックに分割し、このブロック毎に動きベクトルを検
出して最適動きベクトルを求める動きベクトル検出装置
及び動きベクトル検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】符号化装置等で用いられる動画像の動き
ベクトル検出方法においては、現画像を複数のブロック
に分割し、このブロック毎に参照画像とのパターンマッ
チングを行うブロックマッチング法が一般的に用いられ
ている。
【0003】図21は、このブロックマッチング法を用
いた従来の動きベクトル検出装置の一例の構成を示すブ
ロック図である。図において、21は動きベクトルを検
出する動きベクトル検出回路、22は動きベクトル検出
回路21に入力されるブロック化された現画像の画像信
号である被予測画像信号、23はこの動きベクトル検出
装置全体の動作を制御する制御回路、24は制御回路2
3から出力されるアドレス信号、25は画像信号を記憶
するフレームメモリ、26は局部復号画像等の画像信
号、27はフレームメモリ25から読み出された参照画
像信号、28は動きベクトル検出回路21から出力され
る最適動きベクトル、及びその動きベクトルにおける被
予測画像及び参照画像の両画像間の画素の絶対差分値和
等の最適評価値等から成る出力信号である。
【0004】次に動作について説明する。動きベクトル
検出回路21は、入力された被予測画像信号22をフレ
ームメモリ25から読み出した参照画像信号27と比較
し、最適動きベクトル及び最適評価値を求め、出力信号
28として出力する。
【0005】動きベクトル検出回路21においてブロッ
クマッチングによって動きベクトルを求める方法は、輝
度信号及び色差信号に対して同一の処理を施す。従っ
て、図22に示すように、ブロックマッチング処理を施
す画像の輝度信号Yと色差信号Cb,Crのブロックの
大きさが同一(例えば、図示のように、水平方向及び垂
直方向がそれぞれ16画素)であれば、輝度信号Yから
最適輝度ベクトルを求める回路をそのまま用いて色差信
号Cb,Crから最適色差ベクトルを求めることが可能
である。
【0006】しかし、MPEG(Moving Pic
ture Experts Group)2等の画像符
号化方式では、一般に、図23に示すように、色差信号
Cb,Crのブロックの大きさが輝度信号Yのブロック
に対して水平方向に1/2となるフォーマット(以下、
「4:2:2フォーマット」と称する)、または、図2
4に示すように、色差信号Cb,Crのブロックの大き
さが輝度信号Yのブロックに対して水平及び垂直方向に
1/2となるフォーマット(以下、「4:2:0フォー
マット」と称する)が用いられている。
【0007】したがって、通常、輝度信号Yと色差信号
Cb,Crのブロックの大きさが異なる場合、最適色差
ベクトルを求めるには、構成が最適輝度ベクトルを求め
る回路と大幅に異なる別の回路を用いなければならな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の動きベクトル検
出装置及び動きベクトル検出方法は以上のように構成さ
れているので、動きベクトル検出回路内の最適輝度ベク
トルを求める回路と最適色差ベクトルを求める回路の構
成が異なるため、開発コストが高い、汎用性に欠けるな
どの課題があった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、最適輝度ベクトルを求める回路と
ほぼ同一の回路を用いて最適色差ベクトルを求めること
ができ、開発コストが安く、大きな汎用性を有する動き
ベクトル検出装置及び動きベクトル検出方法を得ること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る動きベク
トル検出装置は、色差信号の当初のブロックを構成する
画素の値を重複を許して配列し直すことによって、輝度
信号のブロックの画素数と同じ画素数の色差信号の新た
なブロックを生成する色差信号ブロック生成手段と、該
色差信号ブロック生成手段により生成された色差信号の
新たなブロック及び前記輝度信号のブロックをそれぞれ
参照画像信号のブロックと比較してブロックマッチング
を行い、動きベクトル及び評価値を検出する評価値算出
手段と、該評価値算出手段により算出された前記評価値
の中から最適評価値と該最適評価値に対応する最適動き
ベクトルとを選択する動きベクトル選択手段とを備えた
ものである。
【0011】この発明に係る動きベクトル検出装置は、
色差信号の当初のブロックの水平方向の画素数が輝度信
号のブロックの水平方向の画素数の半分である場合に、
色差信号ブロック生成手段が、該色差信号の同一の画素
の値を水平方向に2度繰り返して配列して前記輝度信号
のブロックの画素数と同一の画素数の色差信号の新たな
ブロックを生成するものである。
【0012】この発明に係る動きベクトル検出装置は、
色差信号の当初のブロックの水平方向及び垂直方向の画
素数がそれぞれ輝度信号のブロックの水平方向及び垂直
方向の画素数の半分である場合に、色差信号ブロック生
成手段が、該色差信号の同一の画素の値を水平方向及び
垂直方向にそれぞれ2度繰り返して配列して前記輝度信
号のブロックの画素数と同一の画素数の色差信号の新た
なブロックを生成するものである。
【0013】この発明に係る動きベクトル検出装置は、
色差信号の当初のブロックの水平方向及び垂直方向の画
素数がそれぞれ輝度信号のブロックの水平方向及び垂直
方向の画素数の半分である場合に、色差信号ブロック生
成手段が、該色差信号の同一の画素の値を水平方向に2
度繰り返して配列し、さらに2度繰り返して配列された
水平方向の画素の値を垂直方向に2画素分を一括して2
回繰り返して配列することにより前記輝度信号のブロッ
クの画素数と同一の画素数の色差信号の新たなブロック
を生成するものである。
【0014】この発明に係る動きベクトル検出装置は、
動きベクトル選択手段が、ブロックマッチングを行う際
に水平ベクトルが奇数となるときの評価値を選択の対象
から排除して最適評価値と該最適評価値に対応する最適
動きベクトルとを選択するものである。
【0015】この発明に係る動きベクトル検出装置は、
色差信号の当初のブロックの水平方向の画素数が輝度信
号のブロックの水平方向の画素数の半分である場合に、
色差信号ブロック生成手段が、2種類の色差信号の対応
する画素の値を水平方向に交互に配列して前記輝度信号
のブロックの画素数と同一の画素数の色差信号の新たな
ブロックを生成するものである。
【0016】この発明に係る動きベクトル検出装置は、
色差信号の当初のブロックの水平方向及び垂直方向の画
素数がそれぞれ輝度信号のブロックの水平方向及び垂直
方向の画素数の半分である場合に、色差信号ブロック生
成手段が、2種類の色差信号の対応する画素の値を水平
方向に交互に配列し、さらに、交互に配列された水平方
向の画素の値を垂直方向に2回繰り返して配列して前記
輝度信号のブロックの画素数と同一の画素数の色差信号
の新たなブロックを生成するものである。
【0017】この発明に係る動きベクトル検出装置は、
色差信号の当初のブロックの水平方向及び垂直方向の画
素数がそれぞれ輝度信号のブロックの水平方向及び垂直
方向の画素数の半分である場合に、色差信号ブロック生
成手段が、2種類の色差信号の対応する画素の値を水平
方向に交互に配列し、さらに交互に配列された水平方向
の画素の値を垂直方向に2画素分を一括して2回繰り返
して配列することにより前記輝度信号のブロックの画素
数と同一の画素数の色差信号の新たなブロックを生成す
るものである。
【0018】この発明に係る動きベクトル検出方法は、
色差信号の当初のブロックを構成する画素の値を重複を
許して配列し直すことによって、輝度信号のブロックの
画素数と同じ画素数の色差信号の新たなブロックを生成
する色差信号ブロック生成ステップと、該色差信号ブロ
ック生成ステップにより生成された色差信号の新たなブ
ロック及び前記輝度信号のブロックをそれぞれ参照画像
信号のブロックと比較して前記ブロックマッチングを行
い、動きベクトル及び評価値を検出する評価値算出ステ
ップと、該評価値算出ステップにより算出された前記評
価値の中から最適評価値と該最適評価値に対応する最適
動きベクトルとを選択する動きベクトル選択ステップと
を備えたものである。
【0019】この発明に係る動きベクトル検出方法は、
動きベクトル選択ステップにおいて、ブロックマッチン
グを行う際に水平ベクトルが奇数となるときの評価値を
選択の対象から排除して最適評価値と該最適評価値に対
応する最適動きベクトルとを選択するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1の動き
ベクトル検出装置の構成を示すブロック図である。図に
おいて、1は動きベクトルを探索し、整数精度の最適動
きベクトル及び絶対差分値和等の評価値等を求める動き
ベクトル検出回路、2は動きベクトル検出回路1に入力
されるブロック化された現画像の画像信号である被予測
画像信号、3はこの動きベクトル検出装置全体の動作を
制御する制御回路、4は制御回路3から出力されるアド
レス信号、5は画像信号を記憶するフレームメモリ、6
は局部復号画像等の画像信号、7はフレームメモリ5か
ら読み出された参照画像信号、8は動きベクトル検出回
路1から出力される最適動きベクトル、最適評価値等の
出力信号である。
【0021】図2は、図1の動きベクトル検出回路1の
内部の構成を示すブロック図である。図において、9は
各種モード選択信号等の制御信号、11は被予測画像信
号2及び参照画像信号7に基づいて絶対差分値和等の評
価値を算出する評価値算出部(評価値算出手段)、12
は評価値算出部11から出力される被予測画像信号2の
動きベクトル及び評価値から成る出力信号、13は入力
された動きベクトル及び評価値から最適動きベクトル及
び最適評価値を求めて出力する動きベクトル選択部(動
きベクトル選択手段)である。
【0022】図3は、図2の動きベクトル選択部13の
具体的構成とこの動きベクトル選択部13に入力される
信号波形を示す図である。図において、12aは図2の
評価値算出部11から出力される動きベクトル、12b
は評価値算出部11から出力される評価値である。な
お、図3左側上段の動きベクトル12a及び評価値12
bの括弧内の数値は、最初の数値が垂直方向の大きさ、
次の数値が水平方向の大きさを表す。
【0023】131は動きベクトル12aと評価値12
bとを一時的に記憶するバッファ回路、WEはバッファ
回路131のライトイネーブル端子、8aはバッファ回
路131から読み出した最適動きベクトル、8bはバッ
ファ回路131から読み出した最適評価値、132はバ
ッファ回路131内に保持されている最適評価値8bを
入力する端子Aとバッファ回路131に入力される評価
値12bを入力する端子Bとを有し、入力端子Aに入力
された値が入力端子Bに入力された値より大きいときに
出力端子の信号レベルをHレベルとする比較器、133
は比較器132の出力と制御信号9とを入力し、出力端
子がバッファ回路131のライトイネーブル端子WEに
接続された2入力ANDゲートである。
【0024】次に動作について説明する。まず、この動
きベクトル検出装置で輝度ベクトルの検出を行う場合の
動作を説明する。動きベクトル検出装置は、まず、動き
ベクトル検出回路1の評価値算出部11において、入力
された被予測画像信号2及び参照画像信号7に基づい
て、被予測画像信号のブロックと参照画像信号のブロッ
クとを相対的に1画素ずつずらせてブロックマッチング
を行って動きベクトルを探索し、かつ絶対差分値和等の
評価値を求め、動きベクトル12aと評価値12bとを
出力信号12として動きベクトル選択部13に出力す
る。
【0025】この動きベクトル検出装置に入力される被
予測画像信号2は、例えば図4に示すように、水平方向
16画素、垂直方向16画素のブロック(以後このよう
なブロックを「16×16画素のブロック」と表示す
る)単位で入力される。これに対する参照画像信号7は
探索範囲に応じて図5のようにN×M(NとMは探索範
囲の画素数を示す正の整数)画素のブロック単位で入力
される。被予測画像信号2及び参照画像信号3のそれぞ
れのビット幅及び動きベクトル検出回路1への入力順序
は任意に設定できる。
【0026】評価値算出部11で行う動きベクトルの探
索は周知の方法に従って行われる。すなわち、この実施
の形態1による動きベクトル検出装置を用いた符号化装
置により伝送する画像信号の動きベクトルが16×16
画素のブロック単位のままであれば16×16画素のブ
ロック単位のまま探索し、または図6に示すように被予
測画像(図6(1))、参照画像(図6(2))共に垂
直方向に1画素おきに2ブロックに分割してこの分割画
像に対応する動きベクトルを伝送するのであれば、分割
した各ブロックについてそれぞれ別個に動きベクトルを
探索し(図6(3))、さらに図7に示すように被予測
画像のブロックを上下に分割してこの分割画像に対応す
る動きベクトルを伝送するのであれば、分割した16×
8画素の各ブロックについてそれぞれ別個に動きベクト
ルを探索する。なお、これらの方法を複数組み合わせて
動きベクトルの探索を行うようにしてもよい。
【0027】次に、動きベクトル選択部13において
は、比較器132が、バッファ回路131内に保持され
ている最適評価値8bと評価値算出部11から入力され
た評価値12bとを比較し、バッファ回路131内に保
持されている最適評価値8bの方が大きいときに、Hレ
ベルの出力信号をANDゲート133に出力する。一
方、ANDゲート133の他方の入力端子には、制御信
号9が入力されるが、この制御信号9は輝度ベクトルの
探索時には常時Hレベルを取っている。したがって、A
NDゲート133の出力信号は、バッファ回路131内
に保持されている最適評価値8bの方が新たに入力され
た評価値12bよりも大きいときにHレベルの信号を出
力する。バッファ回路131のライトイネーブル端子W
Eは正論理で動作し、ANDゲート133の出力信号が
Hレベルのときに、バッファ回路131内に保持されて
いる最適動きベクトル8aと最適評価値8bとを更新す
る。かくして、動きベクトル選択部13は、更新された
最適動きベクトル8aと最適評価値8bを出力信号8と
して出力する。
【0028】次に上記動きベクトル検出装置に4:2:
2フォーマットの色差信号を入力し、色差ベクトルを求
める場合の動作について説明する。2種類の色差信号を
Cb,Crとし、画像ブロック内での垂直方向の画素の
アドレスをI、水平方向の画素のアドレスをjとし、
(I、j)番地の色差信号CbをCbi−jと表記す
る。同様に(I、j)番地の色差信号CrをCri−j
と表記する。この実施の形態1による動きベクトル検出
装置は、被予測画像,参照画像を共に、それぞれ図8及
び図9に示すように、対応するアドレスの色差信号C
b,Crを対にして、水平方向に交互に配置し、輝度信
号の被予測画像信号のブロック及び参照画像信号のブロ
ックと同じ大きさのブロックとして、輝度信号と同じ順
序で動きベクトル検出回路1に入力する。
【0029】図10は、このように、対応するアドレス
の色差信号Cb,Crを対にして、水平方向に交互に配
置し、輝度信号と同じ順序で動きベクトル検出回路1に
入力する動作を説明するための図である。図10(1)
は、この動きベクトル検出装置に入力される色差信号C
b,Crのメモリ(被予測画像信号用のメモリは図示し
ておらず、参照画像信号用にはフレームメモリ5を用い
る)への書き込み順序を示し、図10(2)は、色差信
号Cb,Crの前記メモリからの読み出し順序を示す。
【0030】メモリへ色差信号を書き込む際には、図1
0(1)に示すように、まず色差信号Cbをアドレス順
にメモリの上段の記憶領域に書き込んだ後、色差信号C
rをアドレス順にメモリの下段の記憶領域に書き込む。
メモリから色差信号を読み出す際には、図10(2)に
示すように、まず色差信号Cbの先頭アドレスの色差信
号Cb0−0を読み出し、次に色差信号Crの先頭アド
レスの色差信号Cr0−0を読み出すというように、対
応するアドレスの色差信号CbとCrとを交互にアドレ
ス順に読み出す。このようにして、図8及び図9に示す
ような被予測画像信号のブロック及び参照画像信号のブ
ロックが得られ、これらのブロックに対応する被予測画
像信号2及び参照画像信号7が動きベクトル検出回路1
の評価値算出部11に入力される。
【0031】評価値算出部11では、輝度信号に対する
のと同様にして、入力された被予測画像信号2及び参照
画像信号7に基づいて、周知の方法で絶対差分値和等の
評価値を算出し、動きベクトル12a及び評価値12b
として動きベクトル選択部13に出力する。
【0032】動きベクトル選択部13においては、比較
器132は、輝度ベクトルに対するのと同様に、バッフ
ァ回路131内に保持されている最適評価値8bと評価
値算出部11から入力された評価値12bとを比較し、
バッファ回路131内に保持されている最適評価値8b
の方が大きいときに、Hレベルの出力信号をANDゲー
ト133に出力する。一方、色差ベクトル探索時の制御
信号9は、予測画像ブロックを水平方向に移動させた回
数が奇数回目となる位置(水平ベクトルが奇数となる位
置)での評価値12bを比較器132における比較動作
の対象から外すように、奇数回目の移動時にLレベルを
取る。これにより、ANDゲート133は予測画像ブロ
ックの水平方向の移動が偶数回目の移動時であって、バ
ッファ回路131内に保持されている最適評価値8bの
方が新たに入力された評価値12bよりも大きいときの
みHレベルの信号を出力する。バッファ回路131は、
ANDゲート133の出力信号がHレベルのときに、バ
ッファ回路131内に保持されている最適動きベクトル
8aと最適評価値8bとを更新する。かくして、動きベ
クトル選択部13は、被予測画像信号のブロックの水平
方向の移動回数が奇数となる位置での評価値を選択しな
いようにして最適動きベクトル8a及び最適評価値8b
を求めて出力する。これは、被予測画像信号のブロック
の水平方向の移動回数が奇数となる位置では、評価値算
出部11で色差信号CbとCrとの絶対差分値和を演算
することとなるので、このような演算に基づいて選られ
た評価値を最適評価値として選択してしまうことを排除
するために、奇数となる位置での評価値を選択しないよ
うにする。
【0033】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、同一の動きベクトル検出回路1を用いて、輝度ベク
トルと色差ベクトルの探索を行うことができ、開発コス
トが安く、大きな汎用性を有する動きベクトル検出装置
が得られる効果がある。
【0034】実施の形態2.上記実施の形態1は4:2:
2フォーマットの色差信号の最適動きベクトルを求める
ものであるが、この実施の形態2は4:2:0フォーマ
ットの色差信号の最適動きベクトルを求めるものであ
る。
【0035】動きベクトル検出装置の構成は実施の形態
1のものと同一であるが、2種類の色差信号Cb,Cr
は、図11及び図12にそれぞれ示すように、被予測画
像,参照画像を共に水平方向に交互に、更にこれを垂直
方向に2回繰り返して配列し、輝度信号ブロックと同一
の大きさにして、動きベクトル検出回路1に入力する。
動きベクトル検出回路1の動きベクトル選択部13にお
いて、実施の形態1と同様に、水平ベクトルが奇数とな
る位置での評価値12bを比較器132における比較動
作の対象から外すようにする事により、4:2:0フォ
ーマットの色差信号の最適動きベクトル8a及び最適評
価値8bが求まる。
【0036】図13は、このように、被予測画像,参照
画像を共に水平方向に交互に、更にこれを垂直方向に2
回繰り返して配列し、輝度信号ブロックと同一の大きさ
にして、動きベクトル検出回路1に入力する動作を説明
するための図である。図13(1)は、この動きベクト
ル検出装置に入力される色差信号Cb,Crのメモリ
(実施の形態1と同様に参照画像信号用メモリとしてフ
レームメモリ5を用いる)への書き込み順序を示し、図
13(2)は、色差信号Cb,Crの前記メモリからの
読み出し順序を示す。
【0037】メモリへ色差信号Cb,Crを書き込む際
には、図13(1)に示すように、まず色差信号Cbを
アドレス順にメモリの上段の記憶領域に順次格納し、次
に色差信号Crをアドレス順にメモリの下段の記憶領域
に順次格納する。
【0038】メモリから色差信号Cb,Crを読み出す
際には、図13(2)に示すように、まず色差信号Cb
の先頭アドレスの色差信号Cb0−0を読み出し、次に
色差信号Crの先頭アドレスの色差信号Cr0−0を読
み出すというように、対応するアドレスの色差信号Cb
とCrとを交互にアドレス順に読み出す。このようにし
て、色差信号Cb及びCrの垂直方向で第1段の画素の
すべての色差信号を読み出した後、もう一度同一動作を
繰り返す。この後、色差信号Cb及びCrの垂直方向で
第2段の画素につき同様に2度繰り返して読み出し、こ
の動作を続けることにより、図11及び図12に示すよ
うな被予測画像信号及び参照画像信号のブロックが得ら
れる。この被予測画像信号のブロック及び参照画像信号
のブロックに対応する被予測画像信号2及び参照画像信
号7が動きベクトル検出回路1の評価値算出部11に入
力される。
【0039】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、色差信号が4:2:0フォーマットである場合に
も、同一の動きベクトル検出回路を用いて最適輝度ベク
トルと最適評価値を得ることができ、開発コストが安
く、大きな汎用性を有する動きベクトル検出装置が得ら
れる効果がある。
【0040】実施の形態3.上記実施の形態2において
は、色差信号のブロックを同一の画素の色差信号の値を
垂直方向に連続して2個配列しているため、このように
配列した被予測画像信号のブロックを、図6に示したよ
うな、被予測画像信号のブロック及び参照画像信号のブ
ロックを垂直方向に1画素おきにそれぞれ2ブロックに
分割してこの分割した各ブロックについてそれぞれ別個
に動きベクトルを探索する方法に適用することはできな
い。
【0041】この実施の形態3は、色差信号が4:2:
0のフォーマットである場合にも図6の動きベクトル探
索方法を適用できるように色差信号を配列して予測画像
信号のブロックを作成するものである。この実施の形態
3においては、色差信号Cb,Crの被予測画像信号の
ブロックを図14に示すように水平方向に交互に、さら
にこれを垂直方向に2画素分を2回繰り返した配列の状
態で入力する。このように入力するための色差信号のメ
モリへの書き込み及びメモリからの読み出し方法は、メ
モリへの書き込み方法は図13(1)に開示した実施の
形態2の書き込み方法と同一であり、メモリからの読み
出し方法は、色差信号Cbの垂直方向の第1段の値を読
み出した後、色差信号Crの垂直方向の第1段の値を読
み出して、続いて色差信号CbとCrの垂直方向の第2
段の値を読み出して、この動作を最初からもう1度繰り
返す。このようにして順次垂直方向に2段ずつ読み出す
動作を行って図14に示すような色差信号のブロックを
得るものである。なお、実施の形態3の回路構成は、実
施の形態1の回路構成と同一である。
【0042】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、色差信号が4:2:0フォーマットである場合に
も、図6に開示した動きベクトル探索方法においても同
一の動きベクトル検出回路を用いて最適輝度ベクトルと
最適評価値を得ることができ、開発コストが安く、大き
な汎用性を有する動きベクトル検出装置が得られる効果
がある。
【0043】実施の形態4.以上に説明した実施の形態
1から実施の形態3においては、いずれも2種類の色差
信号に対する動きベクトルを求めたが、この実施の形態
4は1種類の色差信号単独の最適動きベクトル(整数精
度)を求めるものである。
【0044】この実施の形態4による動きベクトル検出
装置の具体的構成は実施の形態1の構成と同一であり、
色差信号のブロックは4:2:2フォーマットであるも
のとする。色差信号は、被予測画像信号のブロック及び
参照画像信号のブロックを共に図15に示すように同一
画素の値を水平方向に2回繰り返した配列の状態に構成
し、このブロックの画素順に被予測画像信号2及び参照
画像信号7が動きベクトル検出装置の動きベクトル検出
回路1に入力される。このように色差信号を入力するた
めには、色差信号をアドレス順にメモリに格納した後、
メモリの同一アドレスに格納されている色差信号を水平
方向に2度繰り返して読み出せば良い。
【0045】このようにして動きベクトル検出回路1に
入力された被予測画像信号と参照画像信号とに基づい
て、実施の形態1と同様に、評価値算出部11で動きベ
クトルと評価値とを求め、動きベクトル選択部13で最
適動きベクトル8aと最適評価値8bとを選択する。こ
のようにして、単一色差信号の最適動きベクトルを探索
することができる。
【0046】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、4:2:2フォーマットの単一色差信号の動きベク
トルの探索に対しても、輝度ベクトルの探索に用いるの
と同一の動きベクトル検出回路を用いて探索することが
でき、開発コストが安く、大きな汎用性を有する動きベ
クトル検出装置が得られる効果がある。
【0047】実施の形態5.上記実施の形態4において
は、4:2:2フォーマットの色差信号の最適ベクトル
を求めるものであったが、この実施の形態5による動き
ベクトル検出装置は4:2:0フォーマットの色差信号
の最適ベクトルを求めるものである。色差信号は、被予
測画像信号のブロック及び参照画像信号のブロックを共
に図16及び図17に示すように水平方向及び垂直方向
にそれぞれ2回繰り返した配列の状態に構成し、このブ
ロックの画素順に被予測画像信号2及び参照画像信号7
が動きベクトル検出装置の動きベクトル検出回路1に入
力される。このように色差信号を入力するためには、色
差信号をアドレス順にメモリに格納した後、メモリの同
一アドレスに格納されている色差信号を水平方向及び垂
直方向に2度繰り返して読み出せば良い。
【0048】このようにして動きベクトル検出回路1に
入力された被予測画像信号2と参照画像信号7とに基づ
いて、実施の形態1と同様に、評価値算出部11で動き
ベクトルと評価値とを求め、動きベクトル選択部13で
最適動きベクトル8aと最適評価値8bとを選択する。
このようにして、単一色差信号の最適動きベクトルを探
索することができる。
【0049】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、4:2:0フォーマットの単一色差信号の動きベク
トルの探索に対しても、輝度ベクトルの探索に用いるの
と同一の動きベクトル検出回路を用いて探索することが
でき、開発コストが安く、大きな汎用性を有する動きベ
クトル検出装置が得られる効果がある。
【0050】実施の形態6.上記実施の形態5において
は、実施の形態2と同様に、色差信号のブロックを同一
の画素の色差信号を垂直方向に連続して2個配列してい
るため、図6に示したような動きベクトルの探索方法に
適用することはできない。この実施の形態6は、色差信
号が4:2:0のフォーマットである場合にも図6の動
きベクトル探索方法を適用できるように色差信号を配列
して予測画像信号のブロックを作成するものである。
【0051】この実施の形態6においては、色差信号に
関する被予測画像信号のブロックを、図18に示すよう
に、同一の画素の色差信号を水平方向に2回繰り返し、
更にこれを垂直方向に2画素分を2回繰り返した配列の
状態で構成し、このブロックの画素順に被予測画像信号
2を動きベクトル検出回路1に入力する。このように入
力するための色差信号のメモリからの読み出し方法は、
同一の画素の値を水平方向に2度ずつ読み出して、この
読み出しを垂直方向に2画素分行った後に、もう一度同
様にして垂直方向に2画素分読み出す。この後、垂直方
向の次の2画素に対して同一の走査を繰り返すようにし
て読み出して、動きベクトル検出回路1に入力する。
【0052】動きベクトル検出回路1に入力された被予
測画像信号2と参照画像信号7とに基づいて、最適動き
ベクトル8aと最適評価値8bとを選択する動作は実施
の形態5と同様である。このようにして、単一色差信号
の最適動きベクトルを探索することができる。
【0053】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、色差信号が4:2:0フォーマットである場合に
も、図6に開示した動きベクトル探索方法においても同
一の動きベクトル検出回路を用いて最適輝度ベクトルと
最適評価値を得ることができ、開発コストが安く、大き
な汎用性を有する動きベクトル検出装置が得られる効果
がある。
【0054】なお、上述したすべての実施の形態におい
て、被予測画像信号2は、図19及び図20に示したよ
うな、16×16画素のブロックから一部の画像のみを
取り出すサブサンプリングしたブロックを用いてもよ
い。
【0055】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、色差
信号の当初のブロックを構成する画素の値を重複を許し
て配列し直すことによって、輝度信号のブロックの画素
数と同じ画素数の色差信号の新たなブロックを生成する
ように構成したので、最適輝度ベクトルを求める回路と
ほぼ同一の回路を用いて最適色差ベクトルを求めること
ができ、開発コストが安く、大きな汎用性を有する動き
ベクトル検出装置及び動きベクトル検出方法を得ること
ができる効果がある。
【0056】また、この発明によれば、色差信号ブロッ
ク生成手段が、色差信号の同一の画素の値を水平方向に
2度繰り返して配列して輝度信号のブロックの画素数と
同一の画素数の色差信号の新たなブロックを生成するよ
うに構成したので、4:2:2フォーマットの単一色差
信号の動きベクトルの探索に対しても、輝度ベクトルの
探索に用いるのと同一の動きベクトル検出回路を用いて
探索することができ、開発コストが安く、大きな汎用性
を有する動きベクトル検出装置が得られる効果がある。
【0057】さらに、この発明によれば、色差信号ブロ
ック生成手段が、色差信号の同一の画素の値を水平方向
及び垂直方向にそれぞれ2度繰り返して配列して輝度信
号のブロックの画素数と同一の画素数の色差信号の新た
なブロックを生成するように構成したので、4:2:0
フォーマットの単一色差信号の動きベクトルの探索に対
しても、輝度ベクトルの探索に用いるのと同一の動きベ
クトル検出回路を用いて探索することができ、開発コス
トが安く、大きな汎用性を有する動きベクトル検出装置
が得られる効果がある。
【0058】さらに、この発明によれば、色差信号ブロ
ック生成手段が、色差信号の同一の画素の値を水平方向
に2度繰り返して配列し、さらに2度繰り返して配列さ
れた水平方向の画素の値を垂直方向に2画素分を一括し
て2回繰り返して配列することにより輝度信号のブロッ
クの画素数と同一の画素数の色差信号の新たなブロック
を生成するように構成したので、色差信号が4:2:0
フォーマットの単一色差信号の動きベクトルの探索に対
して、垂直方向に1画素おきに2ブロックに分割してこ
の分割画像に対応する動きベクトルを探索する動きベク
トル探索方法においても、同一の動きベクトル検出回路
を用いて最適輝度ベクトルと最適評価値を得ることがで
き、開発コストが安く、大きな汎用性を有する動きベク
トル検出装置が得られる効果がある。
【0059】さらに、この発明によれば、動きベクトル
選択手段が、ブロックマッチングを行う際に水平ベクト
ルが奇数となるときの評価値を選択の対象から排除して
最適評価値と該最適評価値に対応する最適動きベクトル
とを選択するように構成したので、2種類の色差信号の
動きベクトルの探索に対しても、輝度ベクトルの探索に
用いるのと同一の動きベクトル検出回路を用いて探索す
ることができ、開発コストが安く、大きな汎用性を有す
る動きベクトル検出装置が得られる効果がある。
【0060】さらに、この発明によれば、色差信号ブロ
ック生成手段が、2種類の色差信号の対応する画素の値
を水平方向に交互に配列して前記輝度信号のブロックの
画素数と同一の画素数の色差信号の新たなブロックを生
成するように構成したので、4:2:2フォーマットの
2種類の色差信号の動きベクトルの探索に対しても、同
一の動きベクトル検出回路を用いて、輝度ベクトルと色
差ベクトルの探索を行うことができ、開発コストが安
く、大きな汎用性を有する動きベクトル検出装置が得ら
れる効果がある。
【0061】さらに、この発明によれば、色差信号ブロ
ック生成手段が、2種類の色差信号の対応する画素の値
を水平方向に交互に配列し、さらに、交互に配列された
水平方向の画素の値を垂直方向に2回繰り返して配列し
て前記輝度信号のブロックの画素数と同一の画素数の色
差信号の新たなブロックを生成するように構成したの
で、4:2:0フォーマットの2種類の色差信号の動き
ベクトルの探索に対しても、輝度ベクトルの探索に用い
るのと同一の動きベクトル検出回路を用いて探索するこ
とができ、開発コストが安く、大きな汎用性を有する動
きベクトル検出装置が得られる効果がある。
【0062】さらに、この発明によれば、色差信号ブロ
ック生成手段が、2種類の色差信号の対応する画素の値
を水平方向に交互に配列し、さらに交互に配列された水
平方向の画素の値を垂直方向に2画素分を一括して2回
繰り返して配列することにより輝度信号のブロックの画
素数と同一の画素数の色差信号の新たなブロックを生成
するように構成したので、色差信号が4:2:0フォー
マットの2種類の色差信号の動きベクトルの探索に対し
て、垂直方向に1画素おきに2ブロックに分割してこの
分割画像に対応する動きベクトルを探索する動きベクト
ル探索方法においても、同一の動きベクトル検出回路を
用いて最適輝度ベクトルと最適評価値を得ることがで
き、開発コストが安く、大きな汎用性を有する動きベク
トル検出装置が得られる効果がある。
【0063】さらに、この発明によれば、動きベクトル
選択ステップにおいて、ブロックマッチングを行う際に
水平ベクトルが奇数となるときの評価値を選択の対象か
ら排除して最適評価値と該最適評価値に対応する最適動
きベクトルとを選択するように構成したので、2種類の
色差信号の動きベクトルの探索に対しても、輝度ベクト
ルの探索に用いるのと同一の動きベクトル検出回路を用
いて探索することができ、開発コストが安く、大きな汎
用性を有する動きベクトル検出方法が得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による動きベクトル
検出装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の動きベクトル検出回路の内部の構成を
示すブロック図である。
【図3】 図2の動きベクトル選択部の具体的構成とこ
の動きベクトル選択部に入力される信号波形を示す図で
ある。
【図4】 図1の動きベクトル検出装置で探索を行う被
予測画像信号のブロックの例を示す図である。
【図5】 図4の被予測画像信号に対応する参照画像信
号のブロックの例を示す図である。
【図6】 図1の動きベクトル検出装置で探索を行う被
予測画像信号及び参照画像信号の他の例と、探索方法を
示す図である。
【図7】 図1の動きベクトル検出装置で探索を行う被
予測画像信号の他の例を示す図である。
【図8】 図1の動きベクトル検出装置で探索を行う被
予測画像信号のブロックを示す図である。
【図9】 図1の動きベクトル検出装置で探索を行う参
照画像信号のブロックを示す図である。
【図10】 図1の動きベクトル検出回路に色差信号を
入力させる方法を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態2による動きベクト
ル検出装置で探索を行う被予測画像信号のブロックを示
す図である。
【図12】 この発明の実施の形態2による動きベクト
ル検出装置で探索を行う参照画像信号のブロックを示す
図である。
【図13】 この発明の実施の形態2の動きベクトル検
出回路に色差信号を入力させる方法を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態3による動きベクト
ル検出装置で探索を行う被予測画像信号のブロックを示
す図である。
【図15】 この発明の実施の形態4による動きベクト
ル検出装置で探索を行う被予測画像信号と参照画像信号
のブロックを示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態5による動きベクト
ル検出装置で探索を行う被予測画像信号ブロックを示す
図である。
【図17】 この発明の実施の形態5による動きベクト
ル検出装置で探索を行う参照画像信号のブロックを示す
図である。
【図18】 この発明の実施の形態6による動きベクト
ル検出装置で探索を行う被予測画像信号のブロックを示
す図である。
【図19】 サブサンプリングを行う場合の被予測画像
信号と参照画像信号のブロックの例を示す図である。
【図20】 サブサンプリングを行う場合の被予測画像
信号と参照画像信号のブロックの例を示す図である。
【図21】 従来の動きベクトル検出装置の一例の構成
を示すブロック図である。
【図22】 輝度信号と色差信号のブロックの例を示す
図である。
【図23】 輝度信号と色差信号のブロックの他の例を
示す図である。
【図24】 輝度信号と色差信号のブロックの例を示す
図である。
【符号の説明】
7 参照画像信号、8a 最適動きベクトル、8b 最
適評価値、11 評価値算出部(評価値算出手段)、1
3 動きベクトル選択部(動きベクトル選択手段)、1
2a 動きベクトル、12b 評価値、13 動きベク
トル選択部(動きベクトル選択手段)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号の輝度信号及び色差信号を1画
    像の画素数より小さい画素数で構成されるブロックにそ
    れぞれ分割して、ブロックマッチングにより前記輝度信
    号及び前記色差信号それぞれの最適動きベクトルを求め
    る動きベクトル検出装置において、 前記色差信号の当初のブロックを構成する画素の値を重
    複を許して配列し直すことによって、前記輝度信号のブ
    ロックの画素数と同じ画素数の色差信号の新たなブロッ
    クを生成する色差信号ブロック生成手段と、 該色差信号ブロック生成手段により生成された色差信号
    の新たなブロック及び前記輝度信号のブロックをそれぞ
    れ参照画像信号のブロックと比較して前記ブロックマッ
    チングを行い、動きベクトル及び評価値を検出する評価
    値算出手段と、 該評価値算出手段により算出された前記評価値の中から
    最適評価値と該最適評価値に対応する最適動きベクトル
    とを選択する動きベクトル選択手段とを備えたことを特
    徴とする動きベクトル検出装置。
  2. 【請求項2】 色差信号の当初のブロックの水平方向の
    画素数が輝度信号のブロックの水平方向の画素数の半分
    である場合に、色差信号ブロック生成手段は、該色差信
    号の同一の画素の値を水平方向に2度繰り返して配列し
    て前記輝度信号のブロックの画素数と同一の画素数の色
    差信号の新たなブロックを生成することを特徴とする請
    求項1記載の動きベクトル検出装置。
  3. 【請求項3】 色差信号の当初のブロックの水平方向及
    び垂直方向の画素数がそれぞれ輝度信号のブロックの水
    平方向及び垂直方向の画素数の半分である場合に、色差
    信号ブロック生成手段は、該色差信号の同一の画素の値
    を水平方向及び垂直方向にそれぞれ2度繰り返して配列
    して前記輝度信号のブロックの画素数と同一の画素数の
    色差信号の新たなブロックを生成することを特徴とする
    請求項1記載の動きベクトル検出装置。
  4. 【請求項4】 色差信号の当初のブロックの水平方向及
    び垂直方向の画素数がそれぞれ輝度信号のブロックの水
    平方向及び垂直方向の画素数の半分である場合に、色差
    信号ブロック生成手段は、該色差信号の同一の画素の値
    を水平方向に2度繰り返して配列し、さらに2度繰り返
    して配列された水平方向の画素の値を垂直方向に2画素
    分を一括して2回繰り返して配列することにより前記輝
    度信号のブロックの画素数と同一の画素数の色差信号の
    新たなブロックを生成することを特徴とする請求項1記
    載の動きベクトル検出装置。
  5. 【請求項5】 動きベクトル選択手段は、ブロックマッ
    チングを行う際に水平ベクトルが奇数となるときの評価
    値を選択の対象から排除して最適評価値と該最適評価値
    に対応する最適動きベクトルとを選択することを特徴と
    する請求項1記載の動きベクトル検出装置。
  6. 【請求項6】 色差信号の当初のブロックの水平方向の
    画素数が輝度信号のブロックの水平方向の画素数の半分
    である場合に、色差信号ブロック生成手段は、2種類の
    色差信号の対応する画素の値を水平方向に交互に配列し
    て前記輝度信号のブロックの画素数と同一の画素数の色
    差信号の新たなブロックを生成することを特徴とする請
    求項5記載の動きベクトル検出装置。
  7. 【請求項7】 色差信号の当初のブロックの水平方向及
    び垂直方向の画素数がそれぞれ輝度信号のブロックの水
    平方向及び垂直方向の画素数の半分である場合に、色差
    信号ブロック生成手段は、2種類の色差信号の対応する
    画素の値を水平方向に交互に配列し、さらに、交互に配
    列された水平方向の画素の値を垂直方向に2回繰り返し
    て配列して前記輝度信号のブロックの画素数と同一の画
    素数の色差信号の新たなブロックを生成することを特徴
    とする請求項5記載の動きベクトル検出装置。
  8. 【請求項8】 色差信号の当初のブロックの水平方向及
    び垂直方向の画素数がそれぞれ輝度信号のブロックの水
    平方向及び垂直方向の画素数の半分である場合に、色差
    信号ブロック生成手段は、2種類の色差信号の対応する
    画素の値を水平方向に交互に配列し、さらに交互に配列
    された水平方向の画素の値を垂直方向に2画素分を一括
    して2回繰り返して配列することにより前記輝度信号の
    ブロックの画素数と同一の画素数の色差信号の新たなブ
    ロックを生成することを特徴とする請求項5記載の動き
    ベクトル検出装置。
  9. 【請求項9】 画像信号の輝度信号及び色差信号を1画
    像の画素数より小さい画素数で構成されるブロックにそ
    れぞれ分割して、ブロックマッチングにより前記輝度信
    号及び前記色差信号それぞれの最適動きベクトルを求め
    る動きベクトル検出方法において、 前記色差信号の当初のブロックを構成する画素の値を重
    複を許して配列し直すことによって、前記輝度信号のブ
    ロックの画素数と同じ画素数の色差信号の新たなブロッ
    クを生成する色差信号ブロック生成ステップと、 該色差信号ブロック生成ステップにより生成された色差
    信号の新たなブロック及び前記輝度信号のブロックをそ
    れぞれ参照画像信号のブロックと比較して前記ブロック
    マッチングを行い、動きベクトル及び評価値を検出する
    評価値算出ステップと、 該評価値算出ステップにより算出された前記評価値の中
    から最適評価値と該最適評価値に対応する最適動きベク
    トルとを選択する動きベクトル選択ステップとを備えた
    ことを特徴とする動きベクトル検出方法。
  10. 【請求項10】 動きベクトル選択ステップにおいて、
    ブロックマッチングを行う際に水平ベクトルが奇数とな
    るときの評価値を選択の対象から排除して最適評価値と
    該最適評価値に対応する最適動きベクトルとを選択する
    ことを特徴とする請求項9記載の動きベクトル検出方
    法。
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