JP2000041251A - 動きベクトル検出装置 - Google Patents
動きベクトル検出装置Info
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- H04N19/50—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
- H04N19/503—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving temporal prediction
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リファレンスブロックと比較される範囲を水
平方向または垂直方向のいずれか1方向に移動させてす
べての範囲について動きベクトル探索しなければならな
かった。 【解決手段】 リファレンスブロックの画素データと比
較する画素データとして、符号化されたフレームの画素
データのうちの、リファレンスブロックの位置に対して
探索ベクトルだけ離れた位置にある探索ブロックの画素
データを選択するとともに、水平方向および垂直方向の
2方向に探索ブロックを移動させるようにした。
平方向または垂直方向のいずれか1方向に移動させてす
べての範囲について動きベクトル探索しなければならな
かった。 【解決手段】 リファレンスブロックの画素データと比
較する画素データとして、符号化されたフレームの画素
データのうちの、リファレンスブロックの位置に対して
探索ベクトルだけ離れた位置にある探索ブロックの画素
データを選択するとともに、水平方向および垂直方向の
2方向に探索ブロックを移動させるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、H.261方
式、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式な
どの画像処理方式において、画像データにおけるフレー
ムを分割した各ブロックについて、既に符号化されたフ
レームに対する動きベクトルを検出する動きベクトル検
出装置に関するものである。
式、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式な
どの画像処理方式において、画像データにおけるフレー
ムを分割した各ブロックについて、既に符号化されたフ
レームに対する動きベクトルを検出する動きベクトル検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図33は、例えば特開平6−11329
0号公報に記載の従来の動きベクトル検出装置を示すブ
ロック図である。図において、1は、H.261方式、
MPEG方式などの画像処理方式においてフレーム間予
測符号化により既に符号化されたフレームの画素データ
であって、現時点で符号化されるフレームにおける予測
のための画素データを記憶する既符号フレームメモリで
ある。なお、現時点で符号化されるフレームの予測にお
いては、符号化されるフレームを分割した各ブロックに
対する動きベクトルが検出される。すなわち、現時点に
おいて符号化されるフレームにおけるそのブロックの位
置と、既に符号化されたフレームにおけるそのブロック
に対応する範囲の位置との水平方向および垂直方向の距
離が動きベクトルとして検出される。
0号公報に記載の従来の動きベクトル検出装置を示すブ
ロック図である。図において、1は、H.261方式、
MPEG方式などの画像処理方式においてフレーム間予
測符号化により既に符号化されたフレームの画素データ
であって、現時点で符号化されるフレームにおける予測
のための画素データを記憶する既符号フレームメモリで
ある。なお、現時点で符号化されるフレームの予測にお
いては、符号化されるフレームを分割した各ブロックに
対する動きベクトルが検出される。すなわち、現時点に
おいて符号化されるフレームにおけるそのブロックの位
置と、既に符号化されたフレームにおけるそのブロック
に対応する範囲の位置との水平方向および垂直方向の距
離が動きベクトルとして検出される。
【0003】101−J(J=0,・・・,7)は、符
号化されたフレームにおいて、そのブロックに対応する
範囲を探索する範囲であるサーチウィンドウのうちの、
そのブロックの位置から所定の探索ベクトルの列成分だ
け移動した行の画素データを記憶するサーチウィンドウ
行メモリである。ここでは、符号化されるフレームが8
行8列のブロックに分割されるものとする。また、サー
チウィンドウは、ブロックを左右にそれぞれ最大16画
素、上下にそれぞれ最大8画素だけ移動させたときの範
囲とする。なお、探索ベクトルは、上述のブロックの位
置から、そのブロックの画素データと比較される画素デ
ータの範囲までの水平方向および垂直方向の距離を表
す。ここでは、探索ベクトルは(−16,−8)〜(+
16,+8)のいずれかである。
号化されたフレームにおいて、そのブロックに対応する
範囲を探索する範囲であるサーチウィンドウのうちの、
そのブロックの位置から所定の探索ベクトルの列成分だ
け移動した行の画素データを記憶するサーチウィンドウ
行メモリである。ここでは、符号化されるフレームが8
行8列のブロックに分割されるものとする。また、サー
チウィンドウは、ブロックを左右にそれぞれ最大16画
素、上下にそれぞれ最大8画素だけ移動させたときの範
囲とする。なお、探索ベクトルは、上述のブロックの位
置から、そのブロックの画素データと比較される画素デ
ータの範囲までの水平方向および垂直方向の距離を表
す。ここでは、探索ベクトルは(−16,−8)〜(+
16,+8)のいずれかである。
【0004】102は、各サーチウィンドウ行メモリ1
01−Jに対して、列の数だけのレジスタ103−
(0,J)〜103−(7,J)を直列に接続して構成
されるシフトレジスタを有するサーチウィンドウシフト
レジスタ部である。
01−Jに対して、列の数だけのレジスタ103−
(0,J)〜103−(7,J)を直列に接続して構成
されるシフトレジスタを有するサーチウィンドウシフト
レジスタ部である。
【0005】5は、現時点で符号化されるフレームの画
素のデータを記憶する符号化フレームメモリであり、6
は、現時点で符号化されるフレームを分割した8行8列
のブロックのうちのいずれか1ブロック(以下、リファ
レンスブロックという)の第I行第J列(I=0,・・
・,7,J=0,・・・,7)の各画素のデータを、レ
ジスタ12−(I,J)に記憶するリファレンスレジス
タ部である。なお、フレームにおける第m行第n列から
第(m+7)行第(n+7)列までの画素が、リファレ
ンスブロックを構成するものとする。
素のデータを記憶する符号化フレームメモリであり、6
は、現時点で符号化されるフレームを分割した8行8列
のブロックのうちのいずれか1ブロック(以下、リファ
レンスブロックという)の第I行第J列(I=0,・・
・,7,J=0,・・・,7)の各画素のデータを、レ
ジスタ12−(I,J)に記憶するリファレンスレジス
タ部である。なお、フレームにおける第m行第n列から
第(m+7)行第(n+7)列までの画素が、リファレ
ンスブロックを構成するものとする。
【0006】4は、リファレンスレジスタ部6の各レジ
スタ12−(I,J)の画素データと、サーチウィンド
ウシフトレジスタ部102のシフトレジスタを構成する
レジスタ103−(I,J)の画素データとをそれぞれ
比較する画素比較部13−(I,J)を有する評価部で
ある。
スタ12−(I,J)の画素データと、サーチウィンド
ウシフトレジスタ部102のシフトレジスタを構成する
レジスタ103−(I,J)の画素データとをそれぞれ
比較する画素比較部13−(I,J)を有する評価部で
ある。
【0007】7は、評価部4の各画素比較部13−
(I,J)の比較結果に基づいて、最適な探索ベクトル
を動きベクトルとして検出する動きベクトル検出部であ
る。例えば、各画素比較部13−(I,J)により2つ
の画素データの差を算出させ、それらの差の絶対値の総
和が最小であるときの探索ベクトルが動きベクトルとさ
れる。
(I,J)の比較結果に基づいて、最適な探索ベクトル
を動きベクトルとして検出する動きベクトル検出部であ
る。例えば、各画素比較部13−(I,J)により2つ
の画素データの差を算出させ、それらの差の絶対値の総
和が最小であるときの探索ベクトルが動きベクトルとさ
れる。
【0008】次に動作について説明する。まず、既符号
フレームメモリ1は、サーチウィンドウのうちのいずれ
か8行の画素データをサーチウィンドウ行メモリ101
−0〜101−7に供給する。
フレームメモリ1は、サーチウィンドウのうちのいずれ
か8行の画素データをサーチウィンドウ行メモリ101
−0〜101−7に供給する。
【0009】そして、サーチウィンドウ行メモリ101
−0〜101−7は、供給された1行の画素データを構
成する画素データを、1クロックごとに順番にサーチウ
ィンドウシフトレジスタ部102のレジスタ103−
(0,0)〜103−(0,7)にそれぞれ出力する。
−0〜101−7は、供給された1行の画素データを構
成する画素データを、1クロックごとに順番にサーチウ
ィンドウシフトレジスタ部102のレジスタ103−
(0,0)〜103−(0,7)にそれぞれ出力する。
【0010】サーチウィンドウシフトレジスタ部102
の各レジスタ103−(I,J)は、1クロックごと
に、記憶している画素データを、次段のレジスタ103
−(I+1,J)および評価部4の画素比較部13−
(I,J)に供給し、前段のレジスタ103−(I−
1,J)またはサーチウィンドウ行メモリ101−Jよ
り供給される画素データを1クロックの間だけ記憶す
る。なお、レジスタ103−(7,J)は画素データを
評価部4の画素比較部13−(I,J)にだけ供給す
る。すなわち、フレームにおける第j行〜第(j+7)
行の画素データで、かつサーチウィンドウ内の画素デー
タのうち、1クロックごとに水平方向に1画素ずつ移動
する8行8列の範囲の画素データが評価部4に供給され
る。
の各レジスタ103−(I,J)は、1クロックごと
に、記憶している画素データを、次段のレジスタ103
−(I+1,J)および評価部4の画素比較部13−
(I,J)に供給し、前段のレジスタ103−(I−
1,J)またはサーチウィンドウ行メモリ101−Jよ
り供給される画素データを1クロックの間だけ記憶す
る。なお、レジスタ103−(7,J)は画素データを
評価部4の画素比較部13−(I,J)にだけ供給す
る。すなわち、フレームにおける第j行〜第(j+7)
行の画素データで、かつサーチウィンドウ内の画素デー
タのうち、1クロックごとに水平方向に1画素ずつ移動
する8行8列の範囲の画素データが評価部4に供給され
る。
【0011】一方、符号化フレームメモリ5は、符号化
されるフレームを分割したブロックのうちのいずれか1
ブロックの画素データをリファレンスレジスタ部6のレ
ジスタ12−(0,0)〜12−(7,7)に記憶させ
る。
されるフレームを分割したブロックのうちのいずれか1
ブロックの画素データをリファレンスレジスタ部6のレ
ジスタ12−(0,0)〜12−(7,7)に記憶させ
る。
【0012】そして、リファレンスレジスタ部6のレジ
スタ12−(0,0)〜12−(7,7)は、1クロッ
クごとにその画素データを、評価部4の画素比較部13
−(0,0)〜13−(7,7)にそれぞれ供給する。
スタ12−(0,0)〜12−(7,7)は、1クロッ
クごとにその画素データを、評価部4の画素比較部13
−(0,0)〜13−(7,7)にそれぞれ供給する。
【0013】評価部4の画素比較部13−(I,J)
は、サーチウィンドウシフトレジスタ部102のレジス
タ103−(I,J)からの画素データと、リファレン
スレジスタ部6のレジスタ12−(I,J)からの画素
データとの差を計算し、その差を動きベクトル検出部7
に供給する。
は、サーチウィンドウシフトレジスタ部102のレジス
タ103−(I,J)からの画素データと、リファレン
スレジスタ部6のレジスタ12−(I,J)からの画素
データとの差を計算し、その差を動きベクトル検出部7
に供給する。
【0014】動きベクトル検出部7は、リファレンスブ
ロックの所定の画素のフレームにおける位置ベクトル
と、その画素と比較する既に符号化されたフレームにお
ける画素の位置ベクトルとの差を探索ベクトルとして、
評価値であるそれらの画素データの差の絶対値の総和と
ともに記憶する。
ロックの所定の画素のフレームにおける位置ベクトル
と、その画素と比較する既に符号化されたフレームにお
ける画素の位置ベクトルとの差を探索ベクトルとして、
評価値であるそれらの画素データの差の絶対値の総和と
ともに記憶する。
【0015】例えば、リファレンスブロックの左上角の
画素のフレームにおける位置が(m,n)であり、サー
チウィンドウ行メモリ101−0に供給される画素デー
タのフレームにおける位置が(m−16,j)〜(m+
16,j)である場合、探索ベクトルは、(−16,j
−n)から(+16,j−n)まで変化する。
画素のフレームにおける位置が(m,n)であり、サー
チウィンドウ行メモリ101−0に供給される画素デー
タのフレームにおける位置が(m−16,j)〜(m+
16,j)である場合、探索ベクトルは、(−16,j
−n)から(+16,j−n)まで変化する。
【0016】このようにして、既に符号化されたフレー
ムの画素データのうち、フレームにおける位置が(m−
16,j)〜(m+16,j+7)である画素データの
うちの8行8列の範囲の画素データが、(m,n)〜
(m+7,n+7)のブロックを構成する画素データと
比較される。そして、上述の処理を、既に符号化された
フレームにおける第(n−8)行〜第(n−1)行の範
囲、第(n−7)行〜第n行の範囲、・・・、および第
(n+8)行〜第(n+15)行の範囲に対して、それ
ぞれ実行させる。その後に、上述の評価値が最小である
探索ベクトルが動きベクトルとして、動きベクトル検出
部7により図示せぬ装置や回路などに出力される。
ムの画素データのうち、フレームにおける位置が(m−
16,j)〜(m+16,j+7)である画素データの
うちの8行8列の範囲の画素データが、(m,n)〜
(m+7,n+7)のブロックを構成する画素データと
比較される。そして、上述の処理を、既に符号化された
フレームにおける第(n−8)行〜第(n−1)行の範
囲、第(n−7)行〜第n行の範囲、・・・、および第
(n+8)行〜第(n+15)行の範囲に対して、それ
ぞれ実行させる。その後に、上述の評価値が最小である
探索ベクトルが動きベクトルとして、動きベクトル検出
部7により図示せぬ装置や回路などに出力される。
【0017】なお、本発明に関連するものとしては、上
記の他に特開平9−298751号公報に記載の装置な
どがある。
記の他に特開平9−298751号公報に記載の装置な
どがある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来の動きベクトル検
出装置は以上のように構成されているので、動きベクト
ルを検出するために、リファレンスブロックと比較され
る範囲を水平方向または垂直方向のいずれか1方向に移
動させていき、サーチウィンドウ内のすべての範囲を探
索しなければならず、動きベクトルの検出までに長い時
間を要するなどの課題があった。
出装置は以上のように構成されているので、動きベクト
ルを検出するために、リファレンスブロックと比較され
る範囲を水平方向または垂直方向のいずれか1方向に移
動させていき、サーチウィンドウ内のすべての範囲を探
索しなければならず、動きベクトルの検出までに長い時
間を要するなどの課題があった。
【0019】また、従来の動きベクトル検出装置におい
ては、評価部に、リファレンスブロックの画素数と同一
の画素比較部が必要であるので、回路規模を小さくして
装置のコストを低減することが困難であるという課題が
あった。
ては、評価部に、リファレンスブロックの画素数と同一
の画素比較部が必要であるので、回路規模を小さくして
装置のコストを低減することが困難であるという課題が
あった。
【0020】さらに、従来の動きベクトル検出装置にお
いては、リファレンスブロックのすべての画素につい
て、既に符号化されたフレームの画素データとの比較が
必要であるので、すべてのブロックに対する動きベクト
ルを効率良く検出することが困難であるという課題があ
った。
いては、リファレンスブロックのすべての画素につい
て、既に符号化されたフレームの画素データとの比較が
必要であるので、すべてのブロックに対する動きベクト
ルを効率良く検出することが困難であるという課題があ
った。
【0021】さらに、従来の動きベクトル検出装置にお
いては、画素単位での画素データの比較を実行してお
り、例えば半画素単位などの、より細かい単位での画素
データの比較を実行することが困難であるという課題が
あった。
いては、画素単位での画素データの比較を実行してお
り、例えば半画素単位などの、より細かい単位での画素
データの比較を実行することが困難であるという課題が
あった。
【0022】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、リファレンスブロックの画素デー
タと比較する画素データとして、符号化されたフレーム
の画素データのうちの、リファレンスブロックの位置に
対して探索ベクトルだけ離れた位置にある探索ブロック
の画素データを選択するとともに、水平方向および垂直
方向の2方向に探索ブロックを移動させるようにして、
サーチウィンドウ内で、リファレンスブロックの画素デ
ータとの相関の高い範囲を効率良く検出し、短時間で動
きベクトルを検出することができる動きベクトル検出装
置を得ることを目的とする。
めになされたもので、リファレンスブロックの画素デー
タと比較する画素データとして、符号化されたフレーム
の画素データのうちの、リファレンスブロックの位置に
対して探索ベクトルだけ離れた位置にある探索ブロック
の画素データを選択するとともに、水平方向および垂直
方向の2方向に探索ブロックを移動させるようにして、
サーチウィンドウ内で、リファレンスブロックの画素デ
ータとの相関の高い範囲を効率良く検出し、短時間で動
きベクトルを検出することができる動きベクトル検出装
置を得ることを目的とする。
【0023】また、この発明は、リファレンスブロック
を所定の個数に分割した分割ブロックごとに画素データ
の比較を実行するようにして、評価部の画素比較部の数
を低減して回路規模を小さくし、装置のコストを低減す
ることができる動きベクトル検出装置を得ることを目的
とする。
を所定の個数に分割した分割ブロックごとに画素データ
の比較を実行するようにして、評価部の画素比較部の数
を低減して回路規模を小さくし、装置のコストを低減す
ることができる動きベクトル検出装置を得ることを目的
とする。
【0024】さらに、この発明は、現時点で符号化され
るフレームのリファレンスブロックを構成する画素デー
タを所定の割合で間引いた画素データを、既に符号化さ
れたフレームの同様の割合で間引いた画素データと比較
するようにして、すべてのブロックに対する動きベクト
ルを効率良く検出することができる動きベクトル検出装
置を得ることを目的とする。
るフレームのリファレンスブロックを構成する画素デー
タを所定の割合で間引いた画素データを、既に符号化さ
れたフレームの同様の割合で間引いた画素データと比較
するようにして、すべてのブロックに対する動きベクト
ルを効率良く検出することができる動きベクトル検出装
置を得ることを目的とする。
【0025】さらに、この発明は、既に符号化されたフ
レームの画素データに基づいて、その画素と画素との中
間におけるデータを計算し、その中間データと、リファ
レンスブロックの画素データとを比較するようにして、
例えば半画素単位などの、より細かい単位での画素デー
タの比較を実行することができる動きベクトル検出装置
を得ることを目的とする。
レームの画素データに基づいて、その画素と画素との中
間におけるデータを計算し、その中間データと、リファ
レンスブロックの画素データとを比較するようにして、
例えば半画素単位などの、より細かい単位での画素デー
タの比較を実行することができる動きベクトル検出装置
を得ることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明に係る動きベク
トル検出装置は、ブロックを構成する画素のデータのう
ちの所定の数の画素データを記憶するブロックデータ記
憶手段と、符号化されたフレームのうちの、ブロックの
位置から所定の行および所定の列の範囲内の画素のデー
タを記憶する符号化データ記憶手段と、所定の探索ベク
トルを供給され、符号化データ記憶手段に記憶された画
素のデータのうちの、ブロックの位置から探索ベクトル
だけ離れた位置のブロックと同一の大きさの範囲の画素
のデータを選択する選択手段と、ブロックデータ記憶手
段に記憶された画素のデータと、選択手段により選択さ
れた画素のデータとを比較する比較手段と、比較手段に
よる比較の結果に基づいて動きベクトルを検出する検出
手段とを備えるものである。
トル検出装置は、ブロックを構成する画素のデータのう
ちの所定の数の画素データを記憶するブロックデータ記
憶手段と、符号化されたフレームのうちの、ブロックの
位置から所定の行および所定の列の範囲内の画素のデー
タを記憶する符号化データ記憶手段と、所定の探索ベク
トルを供給され、符号化データ記憶手段に記憶された画
素のデータのうちの、ブロックの位置から探索ベクトル
だけ離れた位置のブロックと同一の大きさの範囲の画素
のデータを選択する選択手段と、ブロックデータ記憶手
段に記憶された画素のデータと、選択手段により選択さ
れた画素のデータとを比較する比較手段と、比較手段に
よる比較の結果に基づいて動きベクトルを検出する検出
手段とを備えるものである。
【0027】この発明に係る動きベクトル検出装置は、
ブロックを構成する画素のデータを記憶する第1の記憶
手段と、符号化されたフレームのうちの所定の範囲をブ
ロックと同一の大きさの領域に分割したときの、分割後
の領域における同一の行かつ同一の列の画素のデータご
とに、符号化されたフレームのうちの所定の範囲の画素
のデータを記憶する第2の記憶手段と、所定の探索ベク
トルを供給され、第2の記憶手段に記憶された分割後の
領域における同一の行かつ同一の列の画素のデータのう
ちのいずれか1つをそれぞれ選択して、ブロックの位置
から探索ベクトルだけ離れた位置のブロックと同一の大
きさの範囲の画素のデータを選択する選択手段と、第1
の記憶手段に記憶された画素のデータと、選択手段によ
り選択された画素のデータとを画素ごとに比較する比較
手段と、比較手段による比較の結果に基づいて動きベク
トルを検出する検出手段とを備えるものである。
ブロックを構成する画素のデータを記憶する第1の記憶
手段と、符号化されたフレームのうちの所定の範囲をブ
ロックと同一の大きさの領域に分割したときの、分割後
の領域における同一の行かつ同一の列の画素のデータご
とに、符号化されたフレームのうちの所定の範囲の画素
のデータを記憶する第2の記憶手段と、所定の探索ベク
トルを供給され、第2の記憶手段に記憶された分割後の
領域における同一の行かつ同一の列の画素のデータのう
ちのいずれか1つをそれぞれ選択して、ブロックの位置
から探索ベクトルだけ離れた位置のブロックと同一の大
きさの範囲の画素のデータを選択する選択手段と、第1
の記憶手段に記憶された画素のデータと、選択手段によ
り選択された画素のデータとを画素ごとに比較する比較
手段と、比較手段による比較の結果に基づいて動きベク
トルを検出する検出手段とを備えるものである。
【0028】この発明に係る動きベクトル検出装置は、
ブロックを所定の個数に分割した分割ブロックを構成す
る画素のデータを記憶する第3の記憶手段と、符号化さ
れたフレームのうちの所定の範囲を分割ブロックと同一
の大きさの領域に分割したときの、分割後の領域におけ
る同一の行かつ同一の列の画素のデータごとに、符号化
されたフレームのうちの所定の範囲の画素のデータを記
憶する第4の記憶手段と、所定の探索ベクトルを供給さ
れ、第4の記憶手段に記憶された分割後の領域における
同一の行かつ同一の列の画素のデータのうちのいずれか
1つをそれぞれ選択して、分割ブロックの位置から探索
ベクトルだけ離れた位置の分割ブロックと同一の大きさ
の範囲の画素のデータを選択する選択手段と、第3の記
憶手段に記憶された画素のデータと、選択手段により選
択された画素のデータとを画素ごとに比較する比較手段
と、比較手段による比較の結果に基づいて動きベクトル
を検出する検出手段とを備えるものである。
ブロックを所定の個数に分割した分割ブロックを構成す
る画素のデータを記憶する第3の記憶手段と、符号化さ
れたフレームのうちの所定の範囲を分割ブロックと同一
の大きさの領域に分割したときの、分割後の領域におけ
る同一の行かつ同一の列の画素のデータごとに、符号化
されたフレームのうちの所定の範囲の画素のデータを記
憶する第4の記憶手段と、所定の探索ベクトルを供給さ
れ、第4の記憶手段に記憶された分割後の領域における
同一の行かつ同一の列の画素のデータのうちのいずれか
1つをそれぞれ選択して、分割ブロックの位置から探索
ベクトルだけ離れた位置の分割ブロックと同一の大きさ
の範囲の画素のデータを選択する選択手段と、第3の記
憶手段に記憶された画素のデータと、選択手段により選
択された画素のデータとを画素ごとに比較する比較手段
と、比較手段による比較の結果に基づいて動きベクトル
を検出する検出手段とを備えるものである。
【0029】この発明に係る動きベクトル検出装置は、
ブロックを構成する画素のデータを所定の割合で間引い
た場合の画素のデータを記憶する第5の記憶手段と、符
号化されたフレームのうちの所定の範囲をブロックと同
一の大きさの領域に分割したときの、分割後の領域にお
ける同一の行かつ同一の列の画素のデータごとに、符号
化されたフレームのうちの所定の範囲の画素のデータを
記憶する第6の記憶手段と、所定の探索ベクトルを供給
され、第6の記憶手段に記憶された分割後の領域におけ
る同一の行かつ同一の列の画素のデータのうちのいずれ
かを選択して、ブロックの位置から探索ベクトルだけ離
れた位置のブロックと同一の大きさの範囲の画素のデー
タのうちの、所定の割合で間引いた場合の画素のデータ
を選択する選択手段と、第5の記憶手段に記憶された画
素のデータと、選択手段により選択された画素のデータ
とを画素ごとに比較する比較手段と、比較手段による比
較の結果に基づいて動きベクトルを検出する検出手段と
を備えるものである。
ブロックを構成する画素のデータを所定の割合で間引い
た場合の画素のデータを記憶する第5の記憶手段と、符
号化されたフレームのうちの所定の範囲をブロックと同
一の大きさの領域に分割したときの、分割後の領域にお
ける同一の行かつ同一の列の画素のデータごとに、符号
化されたフレームのうちの所定の範囲の画素のデータを
記憶する第6の記憶手段と、所定の探索ベクトルを供給
され、第6の記憶手段に記憶された分割後の領域におけ
る同一の行かつ同一の列の画素のデータのうちのいずれ
かを選択して、ブロックの位置から探索ベクトルだけ離
れた位置のブロックと同一の大きさの範囲の画素のデー
タのうちの、所定の割合で間引いた場合の画素のデータ
を選択する選択手段と、第5の記憶手段に記憶された画
素のデータと、選択手段により選択された画素のデータ
とを画素ごとに比較する比較手段と、比較手段による比
較の結果に基づいて動きベクトルを検出する検出手段と
を備えるものである。
【0030】この発明に係る動きベクトル検出装置は、
ブロックを構成する画素のデータを記憶する第7の記憶
手段と、符号化されたフレームのうちの所定の範囲をブ
ロックと同一の大きさの領域に分割したときの、分割後
の領域における同一の行かつ同一の列の画素のデータご
とに、符号化されたフレームのうちの所定の範囲の画素
のデータを記憶する第8の記憶手段と、所定の探索ベク
トルを供給され、第8の記憶手段に記憶された分割後の
領域における同一の行かつ同一の列の画素のデータのう
ちのいずれか1つをそれぞれ選択して、ブロックの位置
から探索ベクトルだけ離れた位置のブロックと同一の大
きさの範囲の画素のデータを選択する選択手段と、選択
手段により選択された画素のデータに基づいて、その画
素と画素との中間におけるデータを計算する中間データ
計算手段と、第7の記憶手段に記憶された画素のデータ
と、選択手段により選択された画素のデータまたは中間
データ計算手段により計算されたデータとを画素ごとに
比較する比較手段と、比較手段による比較の結果に基づ
いて動きベクトルを検出する検出手段とを備えるもので
ある。
ブロックを構成する画素のデータを記憶する第7の記憶
手段と、符号化されたフレームのうちの所定の範囲をブ
ロックと同一の大きさの領域に分割したときの、分割後
の領域における同一の行かつ同一の列の画素のデータご
とに、符号化されたフレームのうちの所定の範囲の画素
のデータを記憶する第8の記憶手段と、所定の探索ベク
トルを供給され、第8の記憶手段に記憶された分割後の
領域における同一の行かつ同一の列の画素のデータのう
ちのいずれか1つをそれぞれ選択して、ブロックの位置
から探索ベクトルだけ離れた位置のブロックと同一の大
きさの範囲の画素のデータを選択する選択手段と、選択
手段により選択された画素のデータに基づいて、その画
素と画素との中間におけるデータを計算する中間データ
計算手段と、第7の記憶手段に記憶された画素のデータ
と、選択手段により選択された画素のデータまたは中間
データ計算手段により計算されたデータとを画素ごとに
比較する比較手段と、比較手段による比較の結果に基づ
いて動きベクトルを検出する検出手段とを備えるもので
ある。
【0031】この発明に係る動きベクトル検出装置は、
比較手段による比較の結果に応じて、探索ベクトルを設
定する探索ベクトル設定手段を備えるものである。
比較手段による比較の結果に応じて、探索ベクトルを設
定する探索ベクトル設定手段を備えるものである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
動きベクトル検出装置の構成を示すブロック図である。
図2は、図1のサーチウィンドウメモリ部のうちのメモ
リの入出力を制御する回路の一例を示すブロック図であ
る。図3は、図1の交換器の構成例を示すブロック図で
あり、図4は、図3の水平交換部のセレクタ部の構成例
を示すブロック図であり、図5は、図3の垂直交換部の
セレクタ部の構成例を示すブロック図である。
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
動きベクトル検出装置の構成を示すブロック図である。
図2は、図1のサーチウィンドウメモリ部のうちのメモ
リの入出力を制御する回路の一例を示すブロック図であ
る。図3は、図1の交換器の構成例を示すブロック図で
あり、図4は、図3の水平交換部のセレクタ部の構成例
を示すブロック図であり、図5は、図3の垂直交換部の
セレクタ部の構成例を示すブロック図である。
【0033】なお、この実施の形態1による動きベクト
ル検出装置は、リファレンスブロックが8行8列である
場合のものである。
ル検出装置は、リファレンスブロックが8行8列である
場合のものである。
【0034】図において、1は、H.261方式、MP
EG方式などの画像処理方式においてフレーム間予測符
号化により既に符号化されたフレームの画素データであ
って、現時点で符号化されるフレームにおける予測のた
めの画素データを記憶する既符号フレームメモリであ
る。なお、現時点で符号化されるフレームの予測におい
ては、符号化されるフレームを分割した各ブロックに対
する動きベクトルが検出される。すなわち、現時点にお
いて符号化されるフレームにおけるリファレンスブロッ
クの位置と、既に符号化されたフレームにおけるそのブ
ロックに対応する範囲、すなわち探索ブロックの位置と
の水平方向および垂直方向の距離が動きベクトルとして
検出される。
EG方式などの画像処理方式においてフレーム間予測符
号化により既に符号化されたフレームの画素データであ
って、現時点で符号化されるフレームにおける予測のた
めの画素データを記憶する既符号フレームメモリであ
る。なお、現時点で符号化されるフレームの予測におい
ては、符号化されるフレームを分割した各ブロックに対
する動きベクトルが検出される。すなわち、現時点にお
いて符号化されるフレームにおけるリファレンスブロッ
クの位置と、既に符号化されたフレームにおけるそのブ
ロックに対応する範囲、すなわち探索ブロックの位置と
の水平方向および垂直方向の距離が動きベクトルとして
検出される。
【0035】2は、サーチウィンドウをリファレンスブ
ロックと同一の大きさの領域に分割したときの、分割後
の領域における同一の行Iかつ同一の列Jの画素データ
を記憶するメモリ11−(I,J)を有するサーチウィ
ンドウメモリ部(符号化データ記憶手段、第2の記憶手
段、選択手段)である。すなわち、メモリ11−(I,
J)は、リファレンスブロックの画素の数と同一の数だ
け設けられ、サーチウィンドウをリファレンスブロック
と同一の大きさのN個の範囲に分割した場合、各メモリ
11−(I,J)には、分割後の領域における同一の行
Iかつ同一の列JのN個の画素データが記憶される。
ロックと同一の大きさの領域に分割したときの、分割後
の領域における同一の行Iかつ同一の列Jの画素データ
を記憶するメモリ11−(I,J)を有するサーチウィ
ンドウメモリ部(符号化データ記憶手段、第2の記憶手
段、選択手段)である。すなわち、メモリ11−(I,
J)は、リファレンスブロックの画素の数と同一の数だ
け設けられ、サーチウィンドウをリファレンスブロック
と同一の大きさのN個の範囲に分割した場合、各メモリ
11−(I,J)には、分割後の領域における同一の行
Iかつ同一の列JのN個の画素データが記憶される。
【0036】図2において、31は、探索ベクトルの水
平成分と、サーチウィンドウの左上角からのリファレン
スブロックの左上角の水平方向の位置との和を計算し、
その計算結果を出力する加算器である。32は、加算器
31の出力値からメモリ11−(I,J)の列番号Iを
減算し、その計算結果を出力する減算器である。33
は、減算器32の出力値と定数7との和を計算し、その
計算結果を出力する加算器である。34は、加算器33
の出力値を定数8で除した値の整数部を出力する除算器
である。
平成分と、サーチウィンドウの左上角からのリファレン
スブロックの左上角の水平方向の位置との和を計算し、
その計算結果を出力する加算器である。32は、加算器
31の出力値からメモリ11−(I,J)の列番号Iを
減算し、その計算結果を出力する減算器である。33
は、減算器32の出力値と定数7との和を計算し、その
計算結果を出力する加算器である。34は、加算器33
の出力値を定数8で除した値の整数部を出力する除算器
である。
【0037】35は、探索ベクトルの垂直成分と、サー
チウィンドウの左上角からのリファレンスブロックの左
上角の垂直方向の位置との和を計算し、その計算結果を
出力する加算器である。36は、加算器35の出力値か
らメモリ11−(I,J)の行番号Jを減算し、その計
算結果を出力する減算器である。37は、減算器36の
出力値と定数7との和を計算し、その計算結果を出力す
る加算器である。38は、加算器37の出力値を定数8
で除した値の整数部を出力する除算器である。39は、
除算器38の出力値に定数7を乗算し、その結果を出力
する乗算器である。
チウィンドウの左上角からのリファレンスブロックの左
上角の垂直方向の位置との和を計算し、その計算結果を
出力する加算器である。36は、加算器35の出力値か
らメモリ11−(I,J)の行番号Jを減算し、その計
算結果を出力する減算器である。37は、減算器36の
出力値と定数7との和を計算し、その計算結果を出力す
る加算器である。38は、加算器37の出力値を定数8
で除した値の整数部を出力する除算器である。39は、
除算器38の出力値に定数7を乗算し、その結果を出力
する乗算器である。
【0038】40は、除算器34の出力値と乗算器39
の出力値との和を計算し、その計算結果をメモリ11−
(I,J)に対する読出しアドレスとしてセレクタ41
に供給する加算器である。41は、メモリ11−(I,
J)への画素データ書込み時に書込みアドレスを供給さ
れ、メモリ11−(I,J)からの画素データ読出し時
に読出しアドレスを供給され、書込み/検出切替信号の
値に応じて、それらのアドレスのいずれかをメモリ11
−(I,J)に供給するセレクタである。
の出力値との和を計算し、その計算結果をメモリ11−
(I,J)に対する読出しアドレスとしてセレクタ41
に供給する加算器である。41は、メモリ11−(I,
J)への画素データ書込み時に書込みアドレスを供給さ
れ、メモリ11−(I,J)からの画素データ読出し時
に読出しアドレスを供給され、書込み/検出切替信号の
値に応じて、それらのアドレスのいずれかをメモリ11
−(I,J)に供給するセレクタである。
【0039】図1に戻り、3は、サーチウィンドウメモ
リ部2のメモリ11−(0,0)〜11−(7,7)に
記憶された画素データのうちの、リファレンスブロック
の位置から探索ベクトルだけ離れた位置の探索ブロック
に含まれる画素データを供給され、探索ブロックにおけ
る座標値が(I,J)である各画素データを、評価部4
の画素比較部13−(I,J)にそれぞれ出力する交換
器(選択手段)である。
リ部2のメモリ11−(0,0)〜11−(7,7)に
記憶された画素データのうちの、リファレンスブロック
の位置から探索ベクトルだけ離れた位置の探索ブロック
に含まれる画素データを供給され、探索ブロックにおけ
る座標値が(I,J)である各画素データを、評価部4
の画素比較部13−(I,J)にそれぞれ出力する交換
器(選択手段)である。
【0040】図3に示す交換器3において、14は、探
索ブロックの行Jごとにメモリ11−(0,J)〜11
−(7,J)から画素データを供給され、内蔵のセレク
タ部21−(0,J)〜21−(7,J)によりすべて
の画素データからそれぞれ1つの画素データを探索ベク
トルの水平成分の値に応じて選択し、出力する水平交換
部である。15は、水平交換部14のセレクタ部21−
(I,0)〜21−(I,7)から、画素データを内蔵
のセレクタ部22−(I,0)〜22−(I,7)に供
給され、セレクタ部22−(I,0)〜22−(I,
7)によりすべての画素データからそれぞれ1つの画素
データを探索ベクトルの垂直成分の値に応じて選択し、
出力する垂直交換部である。
索ブロックの行Jごとにメモリ11−(0,J)〜11
−(7,J)から画素データを供給され、内蔵のセレク
タ部21−(0,J)〜21−(7,J)によりすべて
の画素データからそれぞれ1つの画素データを探索ベク
トルの水平成分の値に応じて選択し、出力する水平交換
部である。15は、水平交換部14のセレクタ部21−
(I,0)〜21−(I,7)から、画素データを内蔵
のセレクタ部22−(I,0)〜22−(I,7)に供
給され、セレクタ部22−(I,0)〜22−(I,
7)によりすべての画素データからそれぞれ1つの画素
データを探索ベクトルの垂直成分の値に応じて選択し、
出力する垂直交換部である。
【0041】図4に示すセレクタ部21−(I,J)に
おいて、23は、セレクタ部21−(I,J)の列番号
Iと探索ベクトルの水平成分との和を計算し、その計算
結果をROM24に出力する加算器である。24は、加
算器23からの値に対する8の剰余の値を選択信号とし
てセレクタ25に供給するROMである。25は、RO
M24からの選択信号の値Sに応じてメモリ11−
(S,J)からの値を選択し、出力するセレクタであ
る。
おいて、23は、セレクタ部21−(I,J)の列番号
Iと探索ベクトルの水平成分との和を計算し、その計算
結果をROM24に出力する加算器である。24は、加
算器23からの値に対する8の剰余の値を選択信号とし
てセレクタ25に供給するROMである。25は、RO
M24からの選択信号の値Sに応じてメモリ11−
(S,J)からの値を選択し、出力するセレクタであ
る。
【0042】図5に示すセレクタ部22−(I,J)に
おいて、26は、セレクタ部22−(I,J)の行番号
Jと探索ベクトルの垂直成分との和を計算し、その計算
結果をROM27に出力する加算器である。27は、加
算器26からの値に対する8の剰余の値を選択信号とし
てセレクタ28に供給するROMである。28は、RO
M27からの選択信号の値Sに応じてセレクタ部21−
(I,S)からの値を選択し、出力するセレクタであ
る。
おいて、26は、セレクタ部22−(I,J)の行番号
Jと探索ベクトルの垂直成分との和を計算し、その計算
結果をROM27に出力する加算器である。27は、加
算器26からの値に対する8の剰余の値を選択信号とし
てセレクタ28に供給するROMである。28は、RO
M27からの選択信号の値Sに応じてセレクタ部21−
(I,S)からの値を選択し、出力するセレクタであ
る。
【0043】図1に戻り、5は、現時点で符号化される
フレームの画素データを記憶する符号化フレームメモリ
であり、6は、現時点で符号化されるフレームを分割し
た8行8列のブロックのうちのいずれかのブロックであ
って、現時点で処理されるブロックであるリファレンス
ブロックの第I行第J列(I=0,・・・,7,J=
0,・・・,7)の各画素データを、レジスタ12−
(I,J)に記憶するリファレンスレジスタ部(ブロッ
クデータ記憶手段、第1の記憶手段)である。なお、フ
レームにおける第m行第n列から第(m+7)行第(n
+7)列までの64個の画素が、現時点で処理されるブ
ロックを構成するものとする。
フレームの画素データを記憶する符号化フレームメモリ
であり、6は、現時点で符号化されるフレームを分割し
た8行8列のブロックのうちのいずれかのブロックであ
って、現時点で処理されるブロックであるリファレンス
ブロックの第I行第J列(I=0,・・・,7,J=
0,・・・,7)の各画素データを、レジスタ12−
(I,J)に記憶するリファレンスレジスタ部(ブロッ
クデータ記憶手段、第1の記憶手段)である。なお、フ
レームにおける第m行第n列から第(m+7)行第(n
+7)列までの64個の画素が、現時点で処理されるブ
ロックを構成するものとする。
【0044】4は、リファレンスレジスタ部6の各レジ
スタ12−(I,J)(I=0,・・・,7,J=0,
・・・,7)の画素データと、交換器3のセレクタ部2
2−(I,J)からの画素データとをそれぞれ比較する
画素比較部13−(I,J)を有する評価部(比較手
段)である。
スタ12−(I,J)(I=0,・・・,7,J=0,
・・・,7)の画素データと、交換器3のセレクタ部2
2−(I,J)からの画素データとをそれぞれ比較する
画素比較部13−(I,J)を有する評価部(比較手
段)である。
【0045】7は、評価部4の各画素比較部13−
(I,J)の比較結果に基づいて、最適な探索ベクトル
を動きベクトルとして検出するとともに、交換器3にお
ける探索ベクトルを設定する動きベクトル検出部(検出
手段、探索ベクトル設定手段)である。例えば、各画素
比較部13−(I,J)により2つの画素データの差を
算出させ、それらの差の絶対値の総和が最小であるとき
の探索ベクトルが動きベクトルとされる。
(I,J)の比較結果に基づいて、最適な探索ベクトル
を動きベクトルとして検出するとともに、交換器3にお
ける探索ベクトルを設定する動きベクトル検出部(検出
手段、探索ベクトル設定手段)である。例えば、各画素
比較部13−(I,J)により2つの画素データの差を
算出させ、それらの差の絶対値の総和が最小であるとき
の探索ベクトルが動きベクトルとされる。
【0046】次に動作について説明する。図6は、サー
チウィンドウの分割の一例を示す図である。図7は、サ
ーチウィンドウおよび探索ブロックの一例を示す図であ
る。図8は、サーチウィンドウメモリ部のメモリのアド
レスと、そこに記憶される画素の座標値との関係の一例
を示す図である。図9は、サーチウィンドウメモリ部の
メモリより出力される画素データの座標値、交換器の水
平交換部のセレクタより出力される画素データの座標
値、交換器の垂直交換部のセレクタより出力される画素
データの座標値、およびリファレンスブロックの画素デ
ータの座標値の一例を示す図である。
チウィンドウの分割の一例を示す図である。図7は、サ
ーチウィンドウおよび探索ブロックの一例を示す図であ
る。図8は、サーチウィンドウメモリ部のメモリのアド
レスと、そこに記憶される画素の座標値との関係の一例
を示す図である。図9は、サーチウィンドウメモリ部の
メモリより出力される画素データの座標値、交換器の水
平交換部のセレクタより出力される画素データの座標
値、交換器の垂直交換部のセレクタより出力される画素
データの座標値、およびリファレンスブロックの画素デ
ータの座標値の一例を示す図である。
【0047】まず、既符号フレームメモリ1は、サーチ
ウィンドウをブロックと同一の大きさの領域に分割した
ときの、分割後の領域における同一の行Iかつ同一の列
Jの画素データをサーチウィンドウメモリ部2のメモリ
11−(I,J)に出力する。
ウィンドウをブロックと同一の大きさの領域に分割した
ときの、分割後の領域における同一の行Iかつ同一の列
Jの画素データをサーチウィンドウメモリ部2のメモリ
11−(I,J)に出力する。
【0048】このとき、サーチウィンドウをリファレン
スブロックと同一の大きさの領域に分割したときの各領
域に、例えば図6に示すように水平アドレスhおよび垂
直アドレスvを割り振ると、メモリ11−(I,J)
は、水平アドレスhおよび垂直アドレスvの範囲におけ
る第J行第I列の画素データを、値(7×v+h)のア
ドレスに記憶する。なお、図6に示すようにサーチウィ
ンドウが水平方向に7分割、垂直方向に5分割されてい
る場合、水平アドレスhは0から6までの値をとり、垂
直アドレスvは0から4までの値をとる。
スブロックと同一の大きさの領域に分割したときの各領
域に、例えば図6に示すように水平アドレスhおよび垂
直アドレスvを割り振ると、メモリ11−(I,J)
は、水平アドレスhおよび垂直アドレスvの範囲におけ
る第J行第I列の画素データを、値(7×v+h)のア
ドレスに記憶する。なお、図6に示すようにサーチウィ
ンドウが水平方向に7分割、垂直方向に5分割されてい
る場合、水平アドレスhは0から6までの値をとり、垂
直アドレスvは0から4までの値をとる。
【0049】また、例えば図7に示すように、8行8列
のリファレンスブロックの左上角の画素の座標値が(4
8,40)であり、探索ベクトルが(21,−14)で
ある場合、図8に示すように、メモリ11−(0,0)
のアドレス1には、座標値(24,24)の画素データ
が記憶され、メモリ11−(0,0)のアドレス2に
は、座標値(32,24)の画素データが記憶され、以
下同様に記憶されていく。また同様に、メモリ11−
(1,0)のアドレス1には、座標値(25,24)の
画素データが記憶され、メモリ11−(1,0)のアド
レス2には、座標値(33,24)の画素データが記憶
され、以下同様に記憶されていく。
のリファレンスブロックの左上角の画素の座標値が(4
8,40)であり、探索ベクトルが(21,−14)で
ある場合、図8に示すように、メモリ11−(0,0)
のアドレス1には、座標値(24,24)の画素データ
が記憶され、メモリ11−(0,0)のアドレス2に
は、座標値(32,24)の画素データが記憶され、以
下同様に記憶されていく。また同様に、メモリ11−
(1,0)のアドレス1には、座標値(25,24)の
画素データが記憶され、メモリ11−(1,0)のアド
レス2には、座標値(33,24)の画素データが記憶
され、以下同様に記憶されていく。
【0050】このようにして、サーチウィンドウメモリ
部2のメモリ11−(I,J)に、サーチウィンドウの
画素データが記憶される。
部2のメモリ11−(I,J)に、サーチウィンドウの
画素データが記憶される。
【0051】次に、動きベクトルの探索を実行する場合
には、動きベクトル検出部7から所定の探索ベクトルが
サーチウィンドウメモリ部2および交換器3に供給され
る。
には、動きベクトル検出部7から所定の探索ベクトルが
サーチウィンドウメモリ部2および交換器3に供給され
る。
【0052】サーチウィンドウメモリ部2においては、
探索ベクトルの水平成分が加算器31に供給され、探索
ベクトルの垂直成分が加算器35に供給される。そし
て、加算器31,33,35,37,40、減算器3
2,36、除算器34,38および乗算器39により、
供給された探索ベクトルに対応したメモリ11−(I,
J)に対する読出しアドレスが算出される。メモリ11
−(I,J)は、供給された読出しアドレスに記憶され
た画素データを交換器3のセレクタ部21−(0,J)
〜21−(7,J)に出力する。
探索ベクトルの水平成分が加算器31に供給され、探索
ベクトルの垂直成分が加算器35に供給される。そし
て、加算器31,33,35,37,40、減算器3
2,36、除算器34,38および乗算器39により、
供給された探索ベクトルに対応したメモリ11−(I,
J)に対する読出しアドレスが算出される。メモリ11
−(I,J)は、供給された読出しアドレスに記憶され
た画素データを交換器3のセレクタ部21−(0,J)
〜21−(7,J)に出力する。
【0053】なお、メモリ11−(I,J)に対する読
出しアドレスA(I,J)は、xを探索ベクトルの水平
成分とし、yを探索ベクトルの垂直成分とし、SWH0
をサーチウィンドウの左上角からのリファレンスブロッ
クの左上角の水平方向の位置とし、SWV0をサーチウ
ィンドウの左上角からのリファレンスブロックの左上角
の垂直方向の位置としたとき、加算器31,33,3
5,37,40、減算器32,36、除算器34,38
および乗算器39により、次式に従って計算される。 A(I,J)=(int((SWV0+y−J+7)/
8))×7+int((SWH0+x−I+7)/8) ただし、int(a)は、a以下の整数のうちで最も大
きい整数とする。
出しアドレスA(I,J)は、xを探索ベクトルの水平
成分とし、yを探索ベクトルの垂直成分とし、SWH0
をサーチウィンドウの左上角からのリファレンスブロッ
クの左上角の水平方向の位置とし、SWV0をサーチウ
ィンドウの左上角からのリファレンスブロックの左上角
の垂直方向の位置としたとき、加算器31,33,3
5,37,40、減算器32,36、除算器34,38
および乗算器39により、次式に従って計算される。 A(I,J)=(int((SWV0+y−J+7)/
8))×7+int((SWH0+x−I+7)/8) ただし、int(a)は、a以下の整数のうちで最も大
きい整数とする。
【0054】例えば図7に示すように8行8列のリファ
レンスブロックの左上角の画素の座標値が(48,4
0)であり、探索ベクトルが(21,−14)である場
合、メモリ11−(0,0)〜11−(7,7)により
出力される画素データの、フレームにおける座標値は図
9(a)に示すようになる。
レンスブロックの左上角の画素の座標値が(48,4
0)であり、探索ベクトルが(21,−14)である場
合、メモリ11−(0,0)〜11−(7,7)により
出力される画素データの、フレームにおける座標値は図
9(a)に示すようになる。
【0055】そして、交換器3においては、水平交換部
14の各セレクタ部21−(I,J)が、動きベクトル
検出部7より供給された探索ベクトルの水平成分に応じ
て、メモリ11−(0,J)〜11−(7,J)からの
値のいずれかを選択し、選択した値を垂直交換部15の
セレクタ部22−(I,0)〜22−(I,7)に出力
する。
14の各セレクタ部21−(I,J)が、動きベクトル
検出部7より供給された探索ベクトルの水平成分に応じ
て、メモリ11−(0,J)〜11−(7,J)からの
値のいずれかを選択し、選択した値を垂直交換部15の
セレクタ部22−(I,0)〜22−(I,7)に出力
する。
【0056】このとき、各セレクタ部21−(I,J)
においては、加算器23およびROM24により、セレ
クタ部21−(I,J)の列番号Iおよび探索ベクトル
の水平成分に基づいて選択信号が計算され、セレクタ2
5に供給される。そして、その選択信号の値SSに応じ
て、メモリ11−(SS,J)からの値が出力される。
なお、選択信号の値SSは、セレクタ部21−(I,
J)の列番号Iおよび探索ベクトルの水平成分xに基づ
いて、加算器23およびROM24により次式に従って
計算される。 SS=mod(I+x,8) ただし、mod(a,b)は、aに対するbの剰余とす
る。
においては、加算器23およびROM24により、セレ
クタ部21−(I,J)の列番号Iおよび探索ベクトル
の水平成分に基づいて選択信号が計算され、セレクタ2
5に供給される。そして、その選択信号の値SSに応じ
て、メモリ11−(SS,J)からの値が出力される。
なお、選択信号の値SSは、セレクタ部21−(I,
J)の列番号Iおよび探索ベクトルの水平成分xに基づ
いて、加算器23およびROM24により次式に従って
計算される。 SS=mod(I+x,8) ただし、mod(a,b)は、aに対するbの剰余とす
る。
【0057】例えば図7に示すように8行8列のリファ
レンスブロックの左上角の画素の座標値が(48,4
0)であり、探索ベクトルが(21,−14)である場
合、交換器3の水平交換部14のセレクタ部21−
(0,0)〜21−(7,7)より出力される画素デー
タの、フレームにおける座標値は図9(b)に示すよう
になる。
レンスブロックの左上角の画素の座標値が(48,4
0)であり、探索ベクトルが(21,−14)である場
合、交換器3の水平交換部14のセレクタ部21−
(0,0)〜21−(7,7)より出力される画素デー
タの、フレームにおける座標値は図9(b)に示すよう
になる。
【0058】その後、垂直交換部15の各セレクタ部2
2−(I,J)は、動きベクトル検出部7より供給され
た探索ベクトルの垂直成分に応じて、セレクタ部21−
(I,0)〜21−(I,7)からの値のいずれかを選
択し、選択した値を評価部4の画素比較部13−(I,
J)に出力する。
2−(I,J)は、動きベクトル検出部7より供給され
た探索ベクトルの垂直成分に応じて、セレクタ部21−
(I,0)〜21−(I,7)からの値のいずれかを選
択し、選択した値を評価部4の画素比較部13−(I,
J)に出力する。
【0059】このとき、各セレクタ部22−(I,J)
においては、加算器26およびROM27により、セレ
クタ部22−(I,J)の行番号Jおよび探索ベクトル
の垂直成分に基づいて選択信号が計算され、セレクタ2
8に供給される。そして、その選択信号の値SSに応じ
て、セレクタ部21−(I,SS)からの値が出力され
る。なお、選択信号の値SSは、セレクタ部22−
(I,J)の行番号Jおよび探索ベクトルの垂直成分y
に基づいて、加算器26およびROM27により次式に
従って計算される。 SS=mod(J+y,8)
においては、加算器26およびROM27により、セレ
クタ部22−(I,J)の行番号Jおよび探索ベクトル
の垂直成分に基づいて選択信号が計算され、セレクタ2
8に供給される。そして、その選択信号の値SSに応じ
て、セレクタ部21−(I,SS)からの値が出力され
る。なお、選択信号の値SSは、セレクタ部22−
(I,J)の行番号Jおよび探索ベクトルの垂直成分y
に基づいて、加算器26およびROM27により次式に
従って計算される。 SS=mod(J+y,8)
【0060】例えば図7に示すように8行8列のリファ
レンスブロックの左上角の画素の座標値が(48,4
0)であり、探索ベクトルが(21,−14)である場
合、交換器3の垂直交換部15のセレクタ部22−
(0,0)〜22−(7,7)より出力される画素デー
タの、フレームにおける座標値は図9(c)に示すよう
になる。
レンスブロックの左上角の画素の座標値が(48,4
0)であり、探索ベクトルが(21,−14)である場
合、交換器3の垂直交換部15のセレクタ部22−
(0,0)〜22−(7,7)より出力される画素デー
タの、フレームにおける座標値は図9(c)に示すよう
になる。
【0061】一方、符号化フレームメモリ5は、符号化
されるフレームを分割したブロックのうちのいずれか1
ブロックの画素データをリファレンスレジスタ部6のレ
ジスタ12−(0,0)〜12−(7,7)に記憶させ
る。
されるフレームを分割したブロックのうちのいずれか1
ブロックの画素データをリファレンスレジスタ部6のレ
ジスタ12−(0,0)〜12−(7,7)に記憶させ
る。
【0062】例えば図7に示すように8行8列のリファ
レンスブロックの左上角の画素の座標値が(48,4
0)である場合、レジスタ12−(0,0)〜12−
(7,7)に記憶されるリファレンスブロックの画素デ
ータの、フレームにおける座標値は図9(d)に示すよ
うになる。
レンスブロックの左上角の画素の座標値が(48,4
0)である場合、レジスタ12−(0,0)〜12−
(7,7)に記憶されるリファレンスブロックの画素デ
ータの、フレームにおける座標値は図9(d)に示すよ
うになる。
【0063】そして、リファレンスレジスタ部6のレジ
スタ12−(0,0)〜12−(7,7)は、1クロッ
クごとに画素データを、評価部4の画素比較部13−
(0,0)〜13−(7,7)にそれぞれ供給する。
スタ12−(0,0)〜12−(7,7)は、1クロッ
クごとに画素データを、評価部4の画素比較部13−
(0,0)〜13−(7,7)にそれぞれ供給する。
【0064】評価部4の画素比較部13−(I,J)
は、交換器3のセレクタ部22−(I,J)からの画素
データと、リファレンスレジスタ部6のレジスタ12−
(I,J)からの画素データとの差を計算し、その差を
動きベクトル検出部7に供給する。動きベクトル検出部
7は、そのときの探索ベクトルに関連づけて、評価部4
より供給された画素データの差の絶対値の総和を評価値
として記憶する。
は、交換器3のセレクタ部22−(I,J)からの画素
データと、リファレンスレジスタ部6のレジスタ12−
(I,J)からの画素データとの差を計算し、その差を
動きベクトル検出部7に供給する。動きベクトル検出部
7は、そのときの探索ベクトルに関連づけて、評価部4
より供給された画素データの差の絶対値の総和を評価値
として記憶する。
【0065】そして、動きベクトル検出部7は、所定の
順番に基づいて、あるいは既に計算された探索ベクトル
と評価値との関係に基づいて、新たな探索ベクトルをサ
ーチウィンドウメモリ部2および交換器3に供給する。
順番に基づいて、あるいは既に計算された探索ベクトル
と評価値との関係に基づいて、新たな探索ベクトルをサ
ーチウィンドウメモリ部2および交換器3に供給する。
【0066】このようにして、動きベクトル検出部7
は、所定の順番が終了するまで、あるいは評価値が所定
の値以下になるまで探索ベクトルを更新していき、評価
値の最も小さいときの探索ベクトルを動きベクトルに決
定する。
は、所定の順番が終了するまで、あるいは評価値が所定
の値以下になるまで探索ベクトルを更新していき、評価
値の最も小さいときの探索ベクトルを動きベクトルに決
定する。
【0067】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、リファレンスレジスタ部6に、リファレンスブロッ
クを構成する画素データを記憶させ、サーチウィンドウ
メモリ部2に、符号化されたフレームのうちのサーチウ
ィンドウをリファレンスブロックと同一の大きさの領域
に分割したときの、分割後の領域における同一の行かつ
同一の列の画素データごとに、サーチウィンドウの画素
データを記憶させ、サーチウィンドウメモリ部2のメモ
リ11−(I,J)にそれぞれ記憶された画素データの
うちのいずれか1つを選択して、リファレンスブロック
の位置から探索ベクトルだけ離れた位置の探索ブロック
の画素データを選択し、リファレンスレジスタ部6に記
憶された画素データと、選択された画素データとを画素
ごとに比較し、その比較の結果に基づいて動きベクトル
を検出するようにしたので、水平方向および垂直方向の
2方向に探索ブロックを移動させることができ、サーチ
ウィンドウ内で、リファレンスブロックの画素データと
の相関の高い範囲を効率良く検出し、短時間で動きベク
トルを検出することができるという効果が得られる。
ば、リファレンスレジスタ部6に、リファレンスブロッ
クを構成する画素データを記憶させ、サーチウィンドウ
メモリ部2に、符号化されたフレームのうちのサーチウ
ィンドウをリファレンスブロックと同一の大きさの領域
に分割したときの、分割後の領域における同一の行かつ
同一の列の画素データごとに、サーチウィンドウの画素
データを記憶させ、サーチウィンドウメモリ部2のメモ
リ11−(I,J)にそれぞれ記憶された画素データの
うちのいずれか1つを選択して、リファレンスブロック
の位置から探索ベクトルだけ離れた位置の探索ブロック
の画素データを選択し、リファレンスレジスタ部6に記
憶された画素データと、選択された画素データとを画素
ごとに比較し、その比較の結果に基づいて動きベクトル
を検出するようにしたので、水平方向および垂直方向の
2方向に探索ブロックを移動させることができ、サーチ
ウィンドウ内で、リファレンスブロックの画素データと
の相関の高い範囲を効率良く検出し、短時間で動きベク
トルを検出することができるという効果が得られる。
【0068】なお、上記実施の形態1においては、リフ
ァレンスブロックの大きさが8行8列であるが、リファ
レンスブロックが他の大きさでも同様の装置を実現可能
であることは言うまでもない。
ァレンスブロックの大きさが8行8列であるが、リファ
レンスブロックが他の大きさでも同様の装置を実現可能
であることは言うまでもない。
【0069】実施の形態2.図10は、この発明の実施
の形態2による動きベクトル検出装置の構成を示すブロ
ック図である。図11は、図10のサーチウィンドウメ
モリ部のうちのメモリの入出力を制御する回路の一例を
示すブロック図である。図12は、図10の交換器の構
成例を示すブロック図であり、図13は、図12の水平
交換部のセレクタ部の構成例を示すブロック図であり、
図14は、図12の垂直交換部のセレクタ部の構成例を
示すブロック図である。図15は、図10のリファレン
スメモリ部のうちのメモリの入出力を制御する回路の一
例を示すブロック図である。
の形態2による動きベクトル検出装置の構成を示すブロ
ック図である。図11は、図10のサーチウィンドウメ
モリ部のうちのメモリの入出力を制御する回路の一例を
示すブロック図である。図12は、図10の交換器の構
成例を示すブロック図であり、図13は、図12の水平
交換部のセレクタ部の構成例を示すブロック図であり、
図14は、図12の垂直交換部のセレクタ部の構成例を
示すブロック図である。図15は、図10のリファレン
スメモリ部のうちのメモリの入出力を制御する回路の一
例を示すブロック図である。
【0070】なお、この実施の形態2による動きベクト
ル検出装置は、リファレンスブロックが16行16列で
あり、リファレンスブロックを分割したときの分割ブロ
ックが4行4列である場合のものである。
ル検出装置は、リファレンスブロックが16行16列で
あり、リファレンスブロックを分割したときの分割ブロ
ックが4行4列である場合のものである。
【0071】図10において、2Aは、リファレンスブ
ロックを所定の個数に分割したときの分割ブロックと同
一の大きさの領域にサーチウィンドウを分割したとき
の、分割後の領域における同一の行Iかつ同一の列Jの
画素データを記憶するメモリ11−(I,J)を有する
サーチウィンドウメモリ部(符号化データ記憶手段、第
4の記憶手段、第6の記憶手段、選択手段)である。す
なわち、メモリ11−(I,J)は、分割ブロックの画
素の数と同一の数だけ設けられ、リファレンスブロック
をN個に分割したときの分割ブロックでサーチウィンド
ウが(N×M)個に分割された場合、各メモリ11−
(I,J)には、各領域における同一の行Iかつ同一の
列Jの(N×M)個の画素データが記憶される。
ロックを所定の個数に分割したときの分割ブロックと同
一の大きさの領域にサーチウィンドウを分割したとき
の、分割後の領域における同一の行Iかつ同一の列Jの
画素データを記憶するメモリ11−(I,J)を有する
サーチウィンドウメモリ部(符号化データ記憶手段、第
4の記憶手段、第6の記憶手段、選択手段)である。す
なわち、メモリ11−(I,J)は、分割ブロックの画
素の数と同一の数だけ設けられ、リファレンスブロック
をN個に分割したときの分割ブロックでサーチウィンド
ウが(N×M)個に分割された場合、各メモリ11−
(I,J)には、各領域における同一の行Iかつ同一の
列Jの(N×M)個の画素データが記憶される。
【0072】図11において、33は、減算器32の出
力値と定数3との和を計算し、その計算結果を出力する
加算器である。42は、加算器33の出力値と、分割ブ
ロックの水平アドレスq(後述)を4倍した値との和を
計算し、その計算結果を出力する加算器である。34
は、加算器42の出力値を定数4で除した値の整数部を
出力する除算器である。37は、減算器36の出力値と
定数3との和を計算し、その計算結果を出力する加算器
である。50は、加算器37の出力値と、分割ブロック
の垂直アドレスr(後述)を4倍にした値との和を計算
し、その計算結果を出力する加算器である。38は、加
算器50の出力値を定数4で除した値の整数部を出力す
る除算器である。39は、除算器38の出力値と定数1
4との積を計算し、その計算結果を出力する乗算器であ
る。
力値と定数3との和を計算し、その計算結果を出力する
加算器である。42は、加算器33の出力値と、分割ブ
ロックの水平アドレスq(後述)を4倍した値との和を
計算し、その計算結果を出力する加算器である。34
は、加算器42の出力値を定数4で除した値の整数部を
出力する除算器である。37は、減算器36の出力値と
定数3との和を計算し、その計算結果を出力する加算器
である。50は、加算器37の出力値と、分割ブロック
の垂直アドレスr(後述)を4倍にした値との和を計算
し、その計算結果を出力する加算器である。38は、加
算器50の出力値を定数4で除した値の整数部を出力す
る除算器である。39は、除算器38の出力値と定数1
4との積を計算し、その計算結果を出力する乗算器であ
る。
【0073】なお、図11における、その他の部分につ
いては、図2のものと同様であるのでその説明を省略す
る。
いては、図2のものと同様であるのでその説明を省略す
る。
【0074】図10に戻り、3Aは、サーチウィンドウ
メモリ部2Aのメモリ11−(0,0)〜11−(3,
3)に記憶された画素データのうちの、リファレンスブ
ロックの分割ブロックと同一の大きさで、リファレンス
ブロックの分割ブロックの位置から探索ベクトルだけ離
れた位置の探索ブロックに含まれる画素データを供給さ
れ、探索分割ブロックにおける座標値が(I,J)であ
る各画素データを、評価部4の画素比較部13−(I,
J)にそれぞれ出力する交換器(選択手段)である。
メモリ部2Aのメモリ11−(0,0)〜11−(3,
3)に記憶された画素データのうちの、リファレンスブ
ロックの分割ブロックと同一の大きさで、リファレンス
ブロックの分割ブロックの位置から探索ベクトルだけ離
れた位置の探索ブロックに含まれる画素データを供給さ
れ、探索分割ブロックにおける座標値が(I,J)であ
る各画素データを、評価部4の画素比較部13−(I,
J)にそれぞれ出力する交換器(選択手段)である。
【0075】図12に示す交換器3Aにおいて、14A
は、探索分割ブロックの行Jごとにメモリ11−(0,
J)〜11−(3,J)から画素データを供給され、内
蔵のセレクタ部51−(0,J)〜51−(3,J)に
よりすべての画素データからそれぞれ1つの画素データ
を探索ベクトルの水平成分の値に応じて選択し、出力す
る水平交換部である。15Aは、水平交換部14Aのセ
レクタ部51−(I,0)〜51−(I,3)から、画
素データを内蔵のセレクタ部52−(I,0)〜52−
(I,3)に供給され、セレクタ部52−(I,0)〜
52−(I,3)によりすべての画素データからそれぞ
れ1つの画素データを探索ベクトルの垂直成分の値に応
じて選択し、出力する垂直交換部である。
は、探索分割ブロックの行Jごとにメモリ11−(0,
J)〜11−(3,J)から画素データを供給され、内
蔵のセレクタ部51−(0,J)〜51−(3,J)に
よりすべての画素データからそれぞれ1つの画素データ
を探索ベクトルの水平成分の値に応じて選択し、出力す
る水平交換部である。15Aは、水平交換部14Aのセ
レクタ部51−(I,0)〜51−(I,3)から、画
素データを内蔵のセレクタ部52−(I,0)〜52−
(I,3)に供給され、セレクタ部52−(I,0)〜
52−(I,3)によりすべての画素データからそれぞ
れ1つの画素データを探索ベクトルの垂直成分の値に応
じて選択し、出力する垂直交換部である。
【0076】図13に示すセレクタ部51−(I,J)
において、23Aは、セレクタ部51−(I,J)の列
番号Iと探索ベクトルの水平成分との和を計算し、その
計算結果をROM24Aに出力する加算器である。24
Aは、加算器23Aからの値に対する4の剰余の値を選
択信号としてセレクタ25Aに供給するROMである。
25Aは、ROM24Aからの選択信号の値Sに応じて
メモリ11−(S,J)からの値を選択し、出力するセ
レクタである。
において、23Aは、セレクタ部51−(I,J)の列
番号Iと探索ベクトルの水平成分との和を計算し、その
計算結果をROM24Aに出力する加算器である。24
Aは、加算器23Aからの値に対する4の剰余の値を選
択信号としてセレクタ25Aに供給するROMである。
25Aは、ROM24Aからの選択信号の値Sに応じて
メモリ11−(S,J)からの値を選択し、出力するセ
レクタである。
【0077】図14に示すセレクタ部52−(I,J)
において、26Aは、セレクタ部52−(I,J)の行
番号Jと探索ベクトルの垂直成分との和を計算し、その
計算結果をROM27Aに出力する加算器である。27
Aは、加算器26Aからの値に対する4の剰余の値を選
択信号としてセレクタ28Aに供給するROMである。
28Aは、ROM27Aからの選択信号の値Sに応じて
セレクタ部51−(I,S)からの値を選択し、出力す
るセレクタである。
において、26Aは、セレクタ部52−(I,J)の行
番号Jと探索ベクトルの垂直成分との和を計算し、その
計算結果をROM27Aに出力する加算器である。27
Aは、加算器26Aからの値に対する4の剰余の値を選
択信号としてセレクタ28Aに供給するROMである。
28Aは、ROM27Aからの選択信号の値Sに応じて
セレクタ部51−(I,S)からの値を選択し、出力す
るセレクタである。
【0078】図10に戻り、6Aは、現時点で符号化さ
れるフレームを分割した16行16列のブロックのうち
のいずれかのブロック(リファレンスブロック)を所定
の個数の分割ブロックに分割したときの、その分割ブロ
ックにおける同一の行Iかつ同一の列Jの画素データを
記憶するメモリ16−(I,J)を有するリファレンス
メモリ部(ブロックデータ記憶手段、第3の記憶手段、
第5の記憶手段、第7の記憶手段)である。すなわち、
メモリ16−(I,J)は、分割ブロックの画素の数と
同一の数だけ設けられ、リファレンスブロックをM個の
分割ブロックに分割した場合、各メモリ16−(I,
J)には、各分割ブロックにおける同一の行Iかつ同一
の列JのM個の画素データが記憶される。
れるフレームを分割した16行16列のブロックのうち
のいずれかのブロック(リファレンスブロック)を所定
の個数の分割ブロックに分割したときの、その分割ブロ
ックにおける同一の行Iかつ同一の列Jの画素データを
記憶するメモリ16−(I,J)を有するリファレンス
メモリ部(ブロックデータ記憶手段、第3の記憶手段、
第5の記憶手段、第7の記憶手段)である。すなわち、
メモリ16−(I,J)は、分割ブロックの画素の数と
同一の数だけ設けられ、リファレンスブロックをM個の
分割ブロックに分割した場合、各メモリ16−(I,
J)には、各分割ブロックにおける同一の行Iかつ同一
の列JのM個の画素データが記憶される。
【0079】図15において、45は、ブロック累積器
8の垂直4進カウンタ44より供給される分割ブロック
の垂直アドレスrと定数4との積を計算し、その計算結
果を出力する乗算器である。46は、乗算器45の出力
値と、ブロック累積器8の水平4進カウンタ43より供
給される分割ブロックの水平アドレスqとの和を計算
し、その計算結果をメモリ16−(I,J)に対する読
出しアドレスとしてセレクタ47に出力する加算器であ
る。47は、メモリ16−(I,J)への画素データ書
込み時に書込みアドレスを供給され、メモリ16−
(I,J)からの画素データ読出し時に読出しアドレス
を供給され、書込み/検出切替信号の値に応じて、それ
らのアドレスのいずれかをメモリ16−(I,J)に供
給するセレクタである。
8の垂直4進カウンタ44より供給される分割ブロック
の垂直アドレスrと定数4との積を計算し、その計算結
果を出力する乗算器である。46は、乗算器45の出力
値と、ブロック累積器8の水平4進カウンタ43より供
給される分割ブロックの水平アドレスqとの和を計算
し、その計算結果をメモリ16−(I,J)に対する読
出しアドレスとしてセレクタ47に出力する加算器であ
る。47は、メモリ16−(I,J)への画素データ書
込み時に書込みアドレスを供給され、メモリ16−
(I,J)からの画素データ読出し時に読出しアドレス
を供給され、書込み/検出切替信号の値に応じて、それ
らのアドレスのいずれかをメモリ16−(I,J)に供
給するセレクタである。
【0080】図10に戻り、4Aは、リファレンスメモ
リ部6Aの各メモリ16−(I,J)(I=0,・・
・,3,J=0,・・・,3)の画素データと、交換器
3Aのセレクタ部52−(I,J)からの画素データと
をそれぞれ比較する画素比較部13−(I,J)を有す
る評価部(比較手段)である。
リ部6Aの各メモリ16−(I,J)(I=0,・・
・,3,J=0,・・・,3)の画素データと、交換器
3Aのセレクタ部52−(I,J)からの画素データと
をそれぞれ比較する画素比較部13−(I,J)を有す
る評価部(比較手段)である。
【0081】8は、図15に示す水平4進カウンタ43
および垂直4進カウンタ44によりリファレンスブロッ
ク内の分割ブロックを水平方向および垂直方向について
カウントしていき、それらのカウント値を分割ブロック
の垂直アドレスrおよび水平アドレスqとしてサーチウ
ィンドウメモリ部2A、交換器3Aおよびリファレンス
メモリ部6Aに供給するとともに、その評価部4Aの各
画素比較部13−(I,J)の比較結果を分割ブロック
ごとに一時的に蓄積し、ブロックを構成するすべての分
割ブロックに対する上記比較結果をまとめて動きベクト
ル検出部7に出力するブロック累積器である。
および垂直4進カウンタ44によりリファレンスブロッ
ク内の分割ブロックを水平方向および垂直方向について
カウントしていき、それらのカウント値を分割ブロック
の垂直アドレスrおよび水平アドレスqとしてサーチウ
ィンドウメモリ部2A、交換器3Aおよびリファレンス
メモリ部6Aに供給するとともに、その評価部4Aの各
画素比較部13−(I,J)の比較結果を分割ブロック
ごとに一時的に蓄積し、ブロックを構成するすべての分
割ブロックに対する上記比較結果をまとめて動きベクト
ル検出部7に出力するブロック累積器である。
【0082】7は、ブロック累積器8からの1ブロック
分の比較結果に基づいて、最適な探索ベクトルを動きベ
クトルとして検出するとともに、サーチウィンドウメモ
リ部2Aおよび交換器3Aにおける探索ベクトルを設定
する動きベクトル検出部である。例えば、各画素比較部
13−(I,J)により2つの画素データの差を算出さ
せ、リファレンスブロックにおけるそれらの差の絶対値
の総和が最小であるときの探索ベクトルが動きベクトル
とされる。
分の比較結果に基づいて、最適な探索ベクトルを動きベ
クトルとして検出するとともに、サーチウィンドウメモ
リ部2Aおよび交換器3Aにおける探索ベクトルを設定
する動きベクトル検出部である。例えば、各画素比較部
13−(I,J)により2つの画素データの差を算出さ
せ、リファレンスブロックにおけるそれらの差の絶対値
の総和が最小であるときの探索ベクトルが動きベクトル
とされる。
【0083】次に動作について説明する。図16は、サ
ーチウィンドウおよび探索分割ブロックの一例を示す図
であり、図17は、実施の形態2における探索分割ブロ
ックおよび探索分割ブロックの水平アドレスおよび垂直
アドレスを示す図である。
ーチウィンドウおよび探索分割ブロックの一例を示す図
であり、図17は、実施の形態2における探索分割ブロ
ックおよび探索分割ブロックの水平アドレスおよび垂直
アドレスを示す図である。
【0084】まず、既符号フレームメモリ1は、サーチ
ウィンドウをリファレンスブロックの分割ブロックと同
一の大きさの領域に分割したときの、分割後の領域にお
ける同一の行Iかつ同一の列Jの画素データをサーチウ
ィンドウメモリ部2Aのメモリ11−(I,J)に出力
する。
ウィンドウをリファレンスブロックの分割ブロックと同
一の大きさの領域に分割したときの、分割後の領域にお
ける同一の行Iかつ同一の列Jの画素データをサーチウ
ィンドウメモリ部2Aのメモリ11−(I,J)に出力
する。
【0085】このとき、例えば図16および図17に示
すように、ブロックを16分割したときの各分割ブロッ
クにブロック内の水平アドレスqおよび垂直アドレスr
を割り振るとともに、サーチウィンドウにおける水平ア
ドレスhおよび垂直アドレスvを割り振ると、メモリ1
1−(I,J)は、水平アドレスhおよび垂直アドレス
vの分割ブロックにおける第J行第I列の画素データ
を、値(14×v+h)のアドレスに記憶する。
すように、ブロックを16分割したときの各分割ブロッ
クにブロック内の水平アドレスqおよび垂直アドレスr
を割り振るとともに、サーチウィンドウにおける水平ア
ドレスhおよび垂直アドレスvを割り振ると、メモリ1
1−(I,J)は、水平アドレスhおよび垂直アドレス
vの分割ブロックにおける第J行第I列の画素データ
を、値(14×v+h)のアドレスに記憶する。
【0086】次に、動きベクトルの探索を実行する場合
には、動きベクトル検出部7から探索ベクトルがサーチ
ウィンドウメモリ部2Aおよび交換器3Aに供給される
とともに、ブロック累積器8から探索分割ブロックの水
平アドレスqおよび垂直アドレスrがサーチウィンドウ
メモリ部2A、交換器3Aおよびリファレンスメモリ部
6Aに順次供給される。
には、動きベクトル検出部7から探索ベクトルがサーチ
ウィンドウメモリ部2Aおよび交換器3Aに供給される
とともに、ブロック累積器8から探索分割ブロックの水
平アドレスqおよび垂直アドレスrがサーチウィンドウ
メモリ部2A、交換器3Aおよびリファレンスメモリ部
6Aに順次供給される。
【0087】サーチウィンドウメモリ部2Aにおいて
は、探索ベクトルの水平成分が加算器31に供給され、
探索ベクトルの垂直成分が加算器35に供給される。ま
た、探索分割ブロックの水平アドレスqを4倍にした値
が加算器42に供給され、分割ブロックの垂直アドレス
rを4倍にした値が加算器50に供給される。
は、探索ベクトルの水平成分が加算器31に供給され、
探索ベクトルの垂直成分が加算器35に供給される。ま
た、探索分割ブロックの水平アドレスqを4倍にした値
が加算器42に供給され、分割ブロックの垂直アドレス
rを4倍にした値が加算器50に供給される。
【0088】そして、加算器31,33,35,37,
40,42,50、減算器32,36、除算器34,3
8および乗算器39により、供給された探索ベクトルお
よび分割ブロックの水平アドレスqおよび垂直アドレス
rに対応したメモリ11−(I,J)に対する読出しア
ドレスが算出される。メモリ11−(I,J)は、供給
された読出しアドレスに記憶された画素データを交換器
3Aのセレクタ部51−(0,J)〜51−(3,J)
に出力する。
40,42,50、減算器32,36、除算器34,3
8および乗算器39により、供給された探索ベクトルお
よび分割ブロックの水平アドレスqおよび垂直アドレス
rに対応したメモリ11−(I,J)に対する読出しア
ドレスが算出される。メモリ11−(I,J)は、供給
された読出しアドレスに記憶された画素データを交換器
3Aのセレクタ部51−(0,J)〜51−(3,J)
に出力する。
【0089】なお、メモリ11−(I,J)に対する読
出しアドレスA(I,J)は、xを探索ベクトルの水平
成分とし、yを探索ベクトルの垂直成分とし、SWH0
をサーチウィンドウの左上角からのリファレンスブロッ
クの左上角の水平方向の位置とし、SWV0をサーチウ
ィンドウの左上角からのリファレンスブロックの左上角
の垂直方向の位置としたとき、加算器31,33,3
5,37,40,42,50、減算器32,36、除算
器34,38および乗算器39により、次式に従って計
算される。 A(I,J)=(int((SWV0+y−J+r×4
+3)/4))×14+int((SWH0+x−I+
q×4+3)/4)
出しアドレスA(I,J)は、xを探索ベクトルの水平
成分とし、yを探索ベクトルの垂直成分とし、SWH0
をサーチウィンドウの左上角からのリファレンスブロッ
クの左上角の水平方向の位置とし、SWV0をサーチウ
ィンドウの左上角からのリファレンスブロックの左上角
の垂直方向の位置としたとき、加算器31,33,3
5,37,40,42,50、減算器32,36、除算
器34,38および乗算器39により、次式に従って計
算される。 A(I,J)=(int((SWV0+y−J+r×4
+3)/4))×14+int((SWH0+x−I+
q×4+3)/4)
【0090】そして、交換器3Aにおいては、水平交換
部14Aの各セレクタ部51−(I,J)が、動きベク
トル検出部7より供給された探索ベクトルの水平成分に
応じて、メモリ11−(0,J)〜11−(3,J)か
らの値のいずれかを選択し、選択した値を垂直交換部1
5Aのセレクタ部52−(I,0)〜52−(I,3)
に出力する。
部14Aの各セレクタ部51−(I,J)が、動きベク
トル検出部7より供給された探索ベクトルの水平成分に
応じて、メモリ11−(0,J)〜11−(3,J)か
らの値のいずれかを選択し、選択した値を垂直交換部1
5Aのセレクタ部52−(I,0)〜52−(I,3)
に出力する。
【0091】このとき、各セレクタ部51−(I,J)
においては、加算器23AおよびROM24Aにより、
セレクタ部51−(I,J)の列番号Iおよび探索ベク
トルの水平成分に基づいて選択信号が計算され、セレク
タ25Aに供給される。そして、その選択信号の値SS
に応じて、メモリ11−(SS,J)からの値が出力さ
れる。なお、選択信号の値SSは、セレクタ部51−
(I,J)の列番号Iおよび探索ベクトルの水平成分x
に基づいて、加算器23AおよびROM24Aにより次
式に従って計算される。 SS=mod(I+x,4)
においては、加算器23AおよびROM24Aにより、
セレクタ部51−(I,J)の列番号Iおよび探索ベク
トルの水平成分に基づいて選択信号が計算され、セレク
タ25Aに供給される。そして、その選択信号の値SS
に応じて、メモリ11−(SS,J)からの値が出力さ
れる。なお、選択信号の値SSは、セレクタ部51−
(I,J)の列番号Iおよび探索ベクトルの水平成分x
に基づいて、加算器23AおよびROM24Aにより次
式に従って計算される。 SS=mod(I+x,4)
【0092】その後、垂直交換部15Aの各セレクタ部
52−(I,J)は、動きベクトル検出部7より供給さ
れた探索ベクトルの垂直成分に応じて、セレクタ部51
−(I,0)〜51−(I,3)からの値のいずれかを
選択し、選択した値を評価部4Aの画素比較部13−
(I,J)に出力する。
52−(I,J)は、動きベクトル検出部7より供給さ
れた探索ベクトルの垂直成分に応じて、セレクタ部51
−(I,0)〜51−(I,3)からの値のいずれかを
選択し、選択した値を評価部4Aの画素比較部13−
(I,J)に出力する。
【0093】このとき、各セレクタ部52−(I,J)
においては、加算器26AおよびROM27Aにより、
セレクタ部52−(I,J)の行番号Jおよび探索ベク
トルの垂直成分に基づいて選択信号が計算され、セレク
タ28Aに供給される。そして、その選択信号の値SS
に応じて、セレクタ部51−(I,SS)からの値が出
力される。なお、選択信号の値SSは、セレクタ部52
−(I,J)の行番号Jおよび探索ベクトルの垂直成分
yに基づいて、加算器26AおよびROM27Aにより
次式に従って計算される。 SS=mod(J+y,4)
においては、加算器26AおよびROM27Aにより、
セレクタ部52−(I,J)の行番号Jおよび探索ベク
トルの垂直成分に基づいて選択信号が計算され、セレク
タ28Aに供給される。そして、その選択信号の値SS
に応じて、セレクタ部51−(I,SS)からの値が出
力される。なお、選択信号の値SSは、セレクタ部52
−(I,J)の行番号Jおよび探索ベクトルの垂直成分
yに基づいて、加算器26AおよびROM27Aにより
次式に従って計算される。 SS=mod(J+y,4)
【0094】一方、符号化フレームメモリ5は、符号化
されるフレームを分割したブロックのうちのいずれか1
ブロックの画素データを、分割ブロックにおける同一の
行Iかつ同一の列Jの画素データごとにメモリ16−
(I,J)に記憶させる。
されるフレームを分割したブロックのうちのいずれか1
ブロックの画素データを、分割ブロックにおける同一の
行Iかつ同一の列Jの画素データごとにメモリ16−
(I,J)に記憶させる。
【0095】そして、リファレンスメモリ部6Aのメモ
リ16−(0,0)〜16−(3,3)は、供給された
水平アドレスqおよび垂直アドレスrに対応する分割ブ
ロックの画素データを、1クロックごとに評価部4Aの
画素比較部13−(0,0)〜13−(3,3)にそれ
ぞれ供給する。
リ16−(0,0)〜16−(3,3)は、供給された
水平アドレスqおよび垂直アドレスrに対応する分割ブ
ロックの画素データを、1クロックごとに評価部4Aの
画素比較部13−(0,0)〜13−(3,3)にそれ
ぞれ供給する。
【0096】このとき、リファレンスメモリ部6Aにお
いては、乗算器45および加算器46により、供給され
た水平アドレスqおよび垂直アドレスrから読出しアド
レス(=r×4+q)が計算され、セレクタ47を介し
てメモリ16−(0,0)〜16−(3,3)に供給さ
れる。
いては、乗算器45および加算器46により、供給され
た水平アドレスqおよび垂直アドレスrから読出しアド
レス(=r×4+q)が計算され、セレクタ47を介し
てメモリ16−(0,0)〜16−(3,3)に供給さ
れる。
【0097】交換器3Aおよびリファレンスメモリ部6
Aからそれぞれ画素データが供給されると、評価部4A
の画素比較部13−(I,J)は、交換器3Aのセレク
タ部52−(I,J)からの画素データと、リファレン
スメモリ部6Aのメモリ16−(I,J)からの画素デ
ータとの差を計算し、その差をブロック累積器8に供給
する。ブロック累積器8は、画素データの差が供給され
ると、次の分割ブロックを指定するための水平アドレス
qおよび垂直アドレスrを出力するとともに、1ブロッ
ク分の画素データの差が蓄積されると、その画素データ
の差を動きベクトル検出部7に出力する。動きベクトル
検出部7は、そのときの探索ベクトルに関連づけて、評
価部4Aより供給された画素データの差の絶対値の総和
を評価値として記憶する。
Aからそれぞれ画素データが供給されると、評価部4A
の画素比較部13−(I,J)は、交換器3Aのセレク
タ部52−(I,J)からの画素データと、リファレン
スメモリ部6Aのメモリ16−(I,J)からの画素デ
ータとの差を計算し、その差をブロック累積器8に供給
する。ブロック累積器8は、画素データの差が供給され
ると、次の分割ブロックを指定するための水平アドレス
qおよび垂直アドレスrを出力するとともに、1ブロッ
ク分の画素データの差が蓄積されると、その画素データ
の差を動きベクトル検出部7に出力する。動きベクトル
検出部7は、そのときの探索ベクトルに関連づけて、評
価部4Aより供給された画素データの差の絶対値の総和
を評価値として記憶する。
【0098】そして、動きベクトル検出部7は、所定の
順番に基づいて、あるいは既に計算された探索ベクトル
と評価値との関係に基づいて、新たな探索ベクトルをサ
ーチウィンドウメモリ部2Aおよび交換器3Aに供給す
る。
順番に基づいて、あるいは既に計算された探索ベクトル
と評価値との関係に基づいて、新たな探索ベクトルをサ
ーチウィンドウメモリ部2Aおよび交換器3Aに供給す
る。
【0099】このようにして、動きベクトル検出部7
は、所定の順番が終了するまで、あるいは評価値が所定
の値以下になるまで探索ベクトルを更新していき、評価
値の最も小さいときの探索ベクトルを動きベクトルに決
定する。
は、所定の順番が終了するまで、あるいは評価値が所定
の値以下になるまで探索ベクトルを更新していき、評価
値の最も小さいときの探索ベクトルを動きベクトルに決
定する。
【0100】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、リファレンスメモリ部6Aに、リファレンスブロッ
クを分割した分割ブロックを構成する画素データを記憶
させ、サーチウィンドウメモリ部2Aに、符号化された
フレームのうちのサーチウィンドウを分割ブロックと同
一の大きさの領域に分割したときの、分割後の領域にお
ける同一の行かつ同一の列の画素データごとに、符号化
されたフレームのうちのサーチウィンドウの画素データ
を記憶させ、サーチウィンドウメモリ部2Aのメモリ1
1−(I,J)に記憶された分割後の領域における同一
の行かつ同一の列の画素データのうちのいずれか1つを
それぞれ選択して、分割ブロックの位置から探索ベクト
ルだけ離れた位置の探索分割ブロックを選択し、リファ
レンスメモリ部6Aに記憶された画素データと、選択さ
れた画素データとを画素ごとに比較し、その比較の結果
に基づいて動きベクトルを検出するようにしたので、評
価部4Aの画素比較部13−(I,J)の数を低減して
回路規模を小さくし、装置のコストを低減することがで
きるという効果が得られる。
ば、リファレンスメモリ部6Aに、リファレンスブロッ
クを分割した分割ブロックを構成する画素データを記憶
させ、サーチウィンドウメモリ部2Aに、符号化された
フレームのうちのサーチウィンドウを分割ブロックと同
一の大きさの領域に分割したときの、分割後の領域にお
ける同一の行かつ同一の列の画素データごとに、符号化
されたフレームのうちのサーチウィンドウの画素データ
を記憶させ、サーチウィンドウメモリ部2Aのメモリ1
1−(I,J)に記憶された分割後の領域における同一
の行かつ同一の列の画素データのうちのいずれか1つを
それぞれ選択して、分割ブロックの位置から探索ベクト
ルだけ離れた位置の探索分割ブロックを選択し、リファ
レンスメモリ部6Aに記憶された画素データと、選択さ
れた画素データとを画素ごとに比較し、その比較の結果
に基づいて動きベクトルを検出するようにしたので、評
価部4Aの画素比較部13−(I,J)の数を低減して
回路規模を小さくし、装置のコストを低減することがで
きるという効果が得られる。
【0101】なお、上記実施の形態2においては、リフ
ァレンスブロックの大きさが16行16列であり、分割
ブロックの大きさが4行4列であるが、リファレンスブ
ロックおよび分割ブロックが他の大きさでも同様の装置
を実現可能であることは言うまでもない。
ァレンスブロックの大きさが16行16列であり、分割
ブロックの大きさが4行4列であるが、リファレンスブ
ロックおよび分割ブロックが他の大きさでも同様の装置
を実現可能であることは言うまでもない。
【0102】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
よる動きベクトル検出装置は、実施の形態2による動き
ベクトル検出装置におけるサーチウィンドウメモリ部2
Aのうちのメモリの入出力を制御する回路およびリファ
レンスメモリ部6Aのうちのメモリの入出力を変更し
て、所定の割合および所定のパターンで画素データを間
引いた後に画素データを比較するようにしたものであ
る。
よる動きベクトル検出装置は、実施の形態2による動き
ベクトル検出装置におけるサーチウィンドウメモリ部2
Aのうちのメモリの入出力を制御する回路およびリファ
レンスメモリ部6Aのうちのメモリの入出力を変更し
て、所定の割合および所定のパターンで画素データを間
引いた後に画素データを比較するようにしたものであ
る。
【0103】図18は、この発明の実施の形態3による
動きベクトル検出装置におけるサーチウィンドウメモリ
部のうちのメモリの入出力を制御する回路の一例を示す
ブロック図であり、図19は、この発明の実施の形態3
による動きベクトル検出装置におけるリファレンスメモ
リ部のうちのメモリの入出力を制御する回路の一例を示
すブロック図である。
動きベクトル検出装置におけるサーチウィンドウメモリ
部のうちのメモリの入出力を制御する回路の一例を示す
ブロック図であり、図19は、この発明の実施の形態3
による動きベクトル検出装置におけるリファレンスメモ
リ部のうちのメモリの入出力を制御する回路の一例を示
すブロック図である。
【0104】図18において、31は、探索ベクトルの
水平成分と、サーチウィンドウの左上角からのリファレ
ンスブロックの左上角の水平方向の位置との和を計算
し、その計算結果を出力する加算器である。35は、探
索ベクトルの垂直成分と、サーチウィンドウの左上角か
らのリファレンスブロックの左上角の垂直方向の位置と
の和を計算し、その計算結果を出力する加算器である。
水平成分と、サーチウィンドウの左上角からのリファレ
ンスブロックの左上角の水平方向の位置との和を計算
し、その計算結果を出力する加算器である。35は、探
索ベクトルの垂直成分と、サーチウィンドウの左上角か
らのリファレンスブロックの左上角の垂直方向の位置と
の和を計算し、その計算結果を出力する加算器である。
【0105】61は、探索ベクトルの水平成分xからメ
モリ11−(K,L)の列番号Kを減算した値を計算
し、その計算結果を出力する減算器である。62は、探
索ベクトルの垂直成分yからメモリ11−(K,L)の
行番号Lを減算した値を計算し、その計算結果を出力す
る減算器である。
モリ11−(K,L)の列番号Kを減算した値を計算
し、その計算結果を出力する減算器である。62は、探
索ベクトルの垂直成分yからメモリ11−(K,L)の
行番号Lを減算した値を計算し、その計算結果を出力す
る減算器である。
【0106】63は、減算器61の出力値を供給され、
その値に対する4の剰余を出力するROMであり、64
は、減算器62の出力値を供給され、その値に対する4
の剰余を出力するROMである。
その値に対する4の剰余を出力するROMであり、64
は、減算器62の出力値を供給され、その値に対する4
の剰余を出力するROMである。
【0107】65は、ROM63の出力値、ROM64
の出力値、メモリ11−(K,L)の列番号Kと行番号
L、および画素データの間引きパターンの種類を設定す
るためのパラメータPを供給され、その列番号Kと行番
号Lに対応する値fhとROM64の出力値との積の値
(=fh×mod(y−L,4))を加算器37に出力
するとともに、その列番号Kと行番号Lに対応する値f
vとROM63の出力値との積の値(=fv×mod
(x−K,4))を加算器33に出力するROMであ
る。
の出力値、メモリ11−(K,L)の列番号Kと行番号
L、および画素データの間引きパターンの種類を設定す
るためのパラメータPを供給され、その列番号Kと行番
号Lに対応する値fhとROM64の出力値との積の値
(=fh×mod(y−L,4))を加算器37に出力
するとともに、その列番号Kと行番号Lに対応する値f
vとROM63の出力値との積の値(=fv×mod
(x−K,4))を加算器33に出力するROMであ
る。
【0108】なお、画素データの間引きパターンの種類
を設定するためのパラメータPは、間引きの割合が2分
の1であり、間引きパターンが第1のパターン(図2
0)である場合には0、間引きの割合が4分の1であ
り、間引きパターンが第2のパターン(図21)である
場合には1、間引きの割合が8分の1であり、間引きパ
ターンが第3のパターン(図22)である場合には2、
間引きの割合が16分の1であり、間引きパターンが第
4のパターン(図23)である場合には3に設定され
る。そして、ROM65は、そのパラメータPの値に応
じて、列番号Kと行番号Lと値fhとの関係、および列
番号Kと行番号Lと値fvとの関係を変更する。
を設定するためのパラメータPは、間引きの割合が2分
の1であり、間引きパターンが第1のパターン(図2
0)である場合には0、間引きの割合が4分の1であ
り、間引きパターンが第2のパターン(図21)である
場合には1、間引きの割合が8分の1であり、間引きパ
ターンが第3のパターン(図22)である場合には2、
間引きの割合が16分の1であり、間引きパターンが第
4のパターン(図23)である場合には3に設定され
る。そして、ROM65は、そのパラメータPの値に応
じて、列番号Kと行番号Lと値fhとの関係、および列
番号Kと行番号Lと値fvとの関係を変更する。
【0109】例えば、画素データを第1のパターンで2
分の1に間引く場合においては、次に示す列番号Kおよ
び行番号Lと値fh,fvとの関係が使用される。 K,L fh,fv 0,0 0, 0 1,0 5, 0 2,0 10, 0 3,0 15, 0 0,1 0, 5 1,1 5, 5 2,1 10, 5 3,1 15, 5 0,2 12, 2 1,2 9, 2 2,2 6, 2 3,2 3, 2 0,3 12, 7 1,3 9, 7 2,3 6, 7 3,3 3, 7
分の1に間引く場合においては、次に示す列番号Kおよ
び行番号Lと値fh,fvとの関係が使用される。 K,L fh,fv 0,0 0, 0 1,0 5, 0 2,0 10, 0 3,0 15, 0 0,1 0, 5 1,1 5, 5 2,1 10, 5 3,1 15, 5 0,2 12, 2 1,2 9, 2 2,2 6, 2 3,2 3, 2 0,3 12, 7 1,3 9, 7 2,3 6, 7 3,3 3, 7
【0110】33は、加算器31の出力値とROM65
の一方の出力値(=fv×mod(x−K,4))との
和を計算し、その計算結果を出力する加算器である。3
7は、加算器35の出力値とROM65の他方の出力値
(=fh×mod(y−L,4))との和を計算し、そ
の計算結果を出力する加算器である。
の一方の出力値(=fv×mod(x−K,4))との
和を計算し、その計算結果を出力する加算器である。3
7は、加算器35の出力値とROM65の他方の出力値
(=fh×mod(y−L,4))との和を計算し、そ
の計算結果を出力する加算器である。
【0111】66は、分割ブロックの水平アドレスqを
供給され、その水平アドレスqと分割ブロックの水平方
向の画素数との積の値を出力するROMであり、67
は、分割ブロックの垂直アドレスrを供給され、その垂
直アドレスrと分割ブロックの垂直方向の画素数との積
の値を出力するROMである。
供給され、その水平アドレスqと分割ブロックの水平方
向の画素数との積の値を出力するROMであり、67
は、分割ブロックの垂直アドレスrを供給され、その垂
直アドレスrと分割ブロックの垂直方向の画素数との積
の値を出力するROMである。
【0112】42は、加算器33の出力値とROM66
の出力値との和を計算し、その計算結果を出力する加算
器であり、50は、加算器37の出力値とROM67の
出力値との和を計算し、その計算結果を出力する加算器
である。
の出力値との和を計算し、その計算結果を出力する加算
器であり、50は、加算器37の出力値とROM67の
出力値との和を計算し、その計算結果を出力する加算器
である。
【0113】34は、加算器42の出力値を供給され、
その値を定数4で除した値の整数部を出力する除算器で
あり、38は、加算器50の出力値を供給され、その値
を定数4で除した値の整数部を出力する除算器である。
39は、除算器38の出力値に定数14を乗算し、その
結果を出力する乗算器である。
その値を定数4で除した値の整数部を出力する除算器で
あり、38は、加算器50の出力値を供給され、その値
を定数4で除した値の整数部を出力する除算器である。
39は、除算器38の出力値に定数14を乗算し、その
結果を出力する乗算器である。
【0114】40は、除算器34の出力値と乗算器39
の出力値との和を計算し、その計算結果をメモリ11−
(K,L)に対する読出しアドレスとしてセレクタ41
に供給する加算器である。41は、メモリ11−(K,
L)への画素データ書込み時に書込みアドレスを供給さ
れ、メモリ11−(K,L)からの画素データ読出し時
に読出しアドレスを供給され、書込み/検出切替信号の
値に応じて、それらのアドレスのいずれかをメモリ11
−(K,L)に供給するセレクタである。
の出力値との和を計算し、その計算結果をメモリ11−
(K,L)に対する読出しアドレスとしてセレクタ41
に供給する加算器である。41は、メモリ11−(K,
L)への画素データ書込み時に書込みアドレスを供給さ
れ、メモリ11−(K,L)からの画素データ読出し時
に読出しアドレスを供給され、書込み/検出切替信号の
値に応じて、それらのアドレスのいずれかをメモリ11
−(K,L)に供給するセレクタである。
【0115】図19において、73は、画素データの間
引きパターンの種類を設定するためのパラメータP、ブ
ロック累積器8の水平カウンタ71および垂直カウンタ
72より供給される分割ブロックの水平アドレスqおよ
び垂直アドレスr、並びにメモリ16−(I,J)の列
番号Iおよび行番号Jに対応して記憶されている値を、
メモリ16−(I,J)に対する読出しアドレスとして
セレクタ47に出力するROMである。
引きパターンの種類を設定するためのパラメータP、ブ
ロック累積器8の水平カウンタ71および垂直カウンタ
72より供給される分割ブロックの水平アドレスqおよ
び垂直アドレスr、並びにメモリ16−(I,J)の列
番号Iおよび行番号Jに対応して記憶されている値を、
メモリ16−(I,J)に対する読出しアドレスとして
セレクタ47に出力するROMである。
【0116】なお、例えば、それらの値とROM73の
出力値Aとの関係は次式で表される。 A=NHB×int((r×NV+fv)/4)+in
t((q×NH+fh)/4) ここで、NVは分割ブロックの垂直方向の画素数であ
り、NHは分割ブロックの水平方向の画素数であり、N
HBは水平方向の分割ブロック数である。また、fhお
よびfvは、メモリ16−(I,J)の列番号Iおよび
行番号Jに関連づけて記憶されている値である。
出力値Aとの関係は次式で表される。 A=NHB×int((r×NV+fv)/4)+in
t((q×NH+fh)/4) ここで、NVは分割ブロックの垂直方向の画素数であ
り、NHは分割ブロックの水平方向の画素数であり、N
HBは水平方向の分割ブロック数である。また、fhお
よびfvは、メモリ16−(I,J)の列番号Iおよび
行番号Jに関連づけて記憶されている値である。
【0117】例えば、画素データを第1のパターンで2
分の1に間引く場合においては、次に示す列番号Iおよ
び行番号Jと値fh,fvとの関係が使用される。 I,J fh,fv 0,0 0, 0 1,0 5, 0 2,0 10, 0 3,0 15, 0 0,1 0, 5 1,1 5, 5 2,1 10, 5 3,1 15, 5 0,2 12, 2 1,2 9, 2 2,2 6, 2 3,2 3, 2 0,3 12, 7 1,3 9, 7 2,3 6, 7 3,3 3, 7
分の1に間引く場合においては、次に示す列番号Iおよ
び行番号Jと値fh,fvとの関係が使用される。 I,J fh,fv 0,0 0, 0 1,0 5, 0 2,0 10, 0 3,0 15, 0 0,1 0, 5 1,1 5, 5 2,1 10, 5 3,1 15, 5 0,2 12, 2 1,2 9, 2 2,2 6, 2 3,2 3, 2 0,3 12, 7 1,3 9, 7 2,3 6, 7 3,3 3, 7
【0118】47は、メモリ16−(I,J)への画素
データ書込み時に書込みアドレスを供給され、メモリ1
6−(I,J)からの画素データ読出し時に読出しアド
レスを供給され、書込み/検出切替信号の値に応じて、
それらのアドレスのいずれかをメモリ16−(I,J)
に供給するセレクタである。
データ書込み時に書込みアドレスを供給され、メモリ1
6−(I,J)からの画素データ読出し時に読出しアド
レスを供給され、書込み/検出切替信号の値に応じて、
それらのアドレスのいずれかをメモリ16−(I,J)
に供給するセレクタである。
【0119】なお、実施の形態3における図示せぬその
他の構成要素については、実施の形態2と同様に構成さ
れているので、その説明を省略する。
他の構成要素については、実施の形態2と同様に構成さ
れているので、その説明を省略する。
【0120】次に動作について説明する。図20は、第
1のパターンで2分の1の画素データを間引いた場合の
探索ブロックの一例を示す図である。図21は、第2の
パターンで4分の1の画素データを間引いた場合の探索
ブロックの一例を示す図である。図22は、第3のパタ
ーンで8分の1の画素データを間引いた場合の探索ブロ
ックの一例を示す図である。図23は、第4のパターン
で16分の1の画素データを間引いた場合の探索ブロッ
クの一例を示す図である。
1のパターンで2分の1の画素データを間引いた場合の
探索ブロックの一例を示す図である。図21は、第2の
パターンで4分の1の画素データを間引いた場合の探索
ブロックの一例を示す図である。図22は、第3のパタ
ーンで8分の1の画素データを間引いた場合の探索ブロ
ックの一例を示す図である。図23は、第4のパターン
で16分の1の画素データを間引いた場合の探索ブロッ
クの一例を示す図である。
【0121】まず、2分の1の画素データを間引いて画
素データの比較を実行する場合、図20に示すように、
リファレンスブロックおよびそれに対応する探索ブロッ
クに対して、4行8列の8個の分割ブロックが設定され
る。そして、探索ブロックにおける各分割ブロックの画
素データのうちの2分の1の画素データ(図20の空白
の画素以外の画素のデータ)だけが、リファレンスブロ
ックにおいて対応する各分割ブロックの画素データと評
価部4Aにおいて比較される。
素データの比較を実行する場合、図20に示すように、
リファレンスブロックおよびそれに対応する探索ブロッ
クに対して、4行8列の8個の分割ブロックが設定され
る。そして、探索ブロックにおける各分割ブロックの画
素データのうちの2分の1の画素データ(図20の空白
の画素以外の画素のデータ)だけが、リファレンスブロ
ックにおいて対応する各分割ブロックの画素データと評
価部4Aにおいて比較される。
【0122】その他の動作については、実施の形態2の
ものと同様であるので、その説明を省略する。
ものと同様であるので、その説明を省略する。
【0123】また、4分の1の画素データを間引いて画
素データの比較を実行する場合、図21に示すように、
リファレンスブロックおよびそれに対応する探索ブロッ
クに対して、8行8列の4個の分割ブロックが設定され
る。そして、探索ブロックにおける各分割ブロックの画
素データのうちの4分の1の画素データ(図21の太線
で囲まれた画素のデータ)だけが、リファレンスブロッ
クにおいて対応する各分割ブロックの画素データと評価
部4Aにおいて比較される。
素データの比較を実行する場合、図21に示すように、
リファレンスブロックおよびそれに対応する探索ブロッ
クに対して、8行8列の4個の分割ブロックが設定され
る。そして、探索ブロックにおける各分割ブロックの画
素データのうちの4分の1の画素データ(図21の太線
で囲まれた画素のデータ)だけが、リファレンスブロッ
クにおいて対応する各分割ブロックの画素データと評価
部4Aにおいて比較される。
【0124】また、8分の1の画素データを間引いて画
素データの比較を実行する場合、図22に示すように、
リファレンスブロックおよびそれに対応する探索ブロッ
クに対して、8行16列の2個の分割ブロックが設定さ
れる。そして、探索ブロックにおける各分割ブロックの
画素データのうちの8分の1の画素データ(図22の太
線で囲まれた画素のデータ)だけが、リファレンスブロ
ックにおいて対応する各分割ブロックの画素データと評
価部4Aにおいて比較される。
素データの比較を実行する場合、図22に示すように、
リファレンスブロックおよびそれに対応する探索ブロッ
クに対して、8行16列の2個の分割ブロックが設定さ
れる。そして、探索ブロックにおける各分割ブロックの
画素データのうちの8分の1の画素データ(図22の太
線で囲まれた画素のデータ)だけが、リファレンスブロ
ックにおいて対応する各分割ブロックの画素データと評
価部4Aにおいて比較される。
【0125】また、16分の1の画素データを間引いて
画素データの比較を実行する場合、図23に示すよう
に、リファレンスブロックおよびそれに対応する探索ブ
ロックに対して、16行16列の1個の分割ブロックが
設定される(すなわち、元のブロックが例外的に1個の
分割ブロックに設定される)。そして、探索ブロックに
おける画素データのうちの16分の1の画素データ(図
23の太線で囲まれた画素のデータ)だけが、リファレ
ンスブロックにおいて対応する画素データと評価部4A
において比較される。
画素データの比較を実行する場合、図23に示すよう
に、リファレンスブロックおよびそれに対応する探索ブ
ロックに対して、16行16列の1個の分割ブロックが
設定される(すなわち、元のブロックが例外的に1個の
分割ブロックに設定される)。そして、探索ブロックに
おける画素データのうちの16分の1の画素データ(図
23の太線で囲まれた画素のデータ)だけが、リファレ
ンスブロックにおいて対応する画素データと評価部4A
において比較される。
【0126】なお、サーチウィンドウメモリ部2Aおよ
びリファレンスメモリ部6Aにおける上述のパラメータ
Pの値を変更することにより、ROM65,73の出力
値が変更され、ひいてはメモリ11−(I,J)に記憶
されている画素データのうちの交換器3Aに出力される
画素データ、およびメモリ16−(I,J)に記憶され
ている画素データのうちの評価部4Aに出力される画素
データが変更されるので、上述の間引きの割合を変更す
ることができる。
びリファレンスメモリ部6Aにおける上述のパラメータ
Pの値を変更することにより、ROM65,73の出力
値が変更され、ひいてはメモリ11−(I,J)に記憶
されている画素データのうちの交換器3Aに出力される
画素データ、およびメモリ16−(I,J)に記憶され
ている画素データのうちの評価部4Aに出力される画素
データが変更されるので、上述の間引きの割合を変更す
ることができる。
【0127】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、リファレンスブロックを構成する画素データを所定
の割合および所定のパターンで間引いた画素データと、
サーチウィンドウにおいて、リファレンスブロックの位
置に対して探索ベクトルだけ離れた位置の探索ブロック
の画素データのうちの所定の割合で間引いた画素データ
とを比較するようにしたので、間引きの割合だけ画素の
比較回数が減り、すべてのブロックに対する動きベクト
ルを効率良く短時間で検出することができる効果が得ら
れる。
ば、リファレンスブロックを構成する画素データを所定
の割合および所定のパターンで間引いた画素データと、
サーチウィンドウにおいて、リファレンスブロックの位
置に対して探索ベクトルだけ離れた位置の探索ブロック
の画素データのうちの所定の割合で間引いた画素データ
とを比較するようにしたので、間引きの割合だけ画素の
比較回数が減り、すべてのブロックに対する動きベクト
ルを効率良く短時間で検出することができる効果が得ら
れる。
【0128】なお、上記実施の形態3においては、リフ
ァレンスブロックの大きさが16行16列であるが、リ
ファレンスブロックが他の大きさでも同様の装置を実現
可能であることは言うまでもない。また、間引きのパタ
ーンについても、上述のパターン以外のパターンを使用
するようにしてもよい。
ァレンスブロックの大きさが16行16列であるが、リ
ファレンスブロックが他の大きさでも同様の装置を実現
可能であることは言うまでもない。また、間引きのパタ
ーンについても、上述のパターン以外のパターンを使用
するようにしてもよい。
【0129】実施の形態4.図24は、この発明の実施
の形態4による動きベクトル検出装置の構成を示すブロ
ック図である。図25は、図24のサーチウィンドウメ
モリ部のうちのメモリの入出力を制御する回路の一例を
示すブロック図である。図26は、図24の交換器の構
成例を示すブロック図であり、図27は、図26の水平
交換部のセレクタ部の構成例を示すブロック図であり、
図28は、図26の垂直交換部のセレクタ部の構成例を
示すブロック図である。図29は、図24の半画素フィ
ルタにおける水平フィルタ部および垂直フィルタ部の一
例を示すブロック図である。
の形態4による動きベクトル検出装置の構成を示すブロ
ック図である。図25は、図24のサーチウィンドウメ
モリ部のうちのメモリの入出力を制御する回路の一例を
示すブロック図である。図26は、図24の交換器の構
成例を示すブロック図であり、図27は、図26の水平
交換部のセレクタ部の構成例を示すブロック図であり、
図28は、図26の垂直交換部のセレクタ部の構成例を
示すブロック図である。図29は、図24の半画素フィ
ルタにおける水平フィルタ部および垂直フィルタ部の一
例を示すブロック図である。
【0130】なお、この実施の形態4による動きベクト
ル検出装置は、リファレンスブロックが16行16列で
あり、その分割ブロックが4行4列である場合のもので
ある。
ル検出装置は、リファレンスブロックが16行16列で
あり、その分割ブロックが4行4列である場合のもので
ある。
【0131】図24において、2Bは、サーチウィンド
ウをリファレンスブロックの分割ブロックより1行1列
だけ大きい領域に分割したときの、その領域における同
一の行Iかつ同一の列Jの画素データを記憶するメモリ
11−(I,J)を有するサーチウィンドウメモリ部
(符号化データ記憶手段、第8の記憶手段、選択手段)
である。すなわち、メモリ11−(I,J)は、上記領
域の画素の数と同一の数だけ設けられる。
ウをリファレンスブロックの分割ブロックより1行1列
だけ大きい領域に分割したときの、その領域における同
一の行Iかつ同一の列Jの画素データを記憶するメモリ
11−(I,J)を有するサーチウィンドウメモリ部
(符号化データ記憶手段、第8の記憶手段、選択手段)
である。すなわち、メモリ11−(I,J)は、上記領
域の画素の数と同一の数だけ設けられる。
【0132】図25において、33は、減算器32の出
力値と定数4との和を計算し、その計算結果を出力する
加算器である。34は、加算器42の出力値を定数5で
除した値の整数部を出力する除算器である。37は、減
算器36の出力値と定数4との和を計算し、その計算結
果を出力する加算器である。38は、加算器50の出力
値を定数5で除した値の整数部を出力する除算器であ
る。39は、除算器38の出力値と定数12との積を計
算し、その計算結果を出力する乗算器である。
力値と定数4との和を計算し、その計算結果を出力する
加算器である。34は、加算器42の出力値を定数5で
除した値の整数部を出力する除算器である。37は、減
算器36の出力値と定数4との和を計算し、その計算結
果を出力する加算器である。38は、加算器50の出力
値を定数5で除した値の整数部を出力する除算器であ
る。39は、除算器38の出力値と定数12との積を計
算し、その計算結果を出力する乗算器である。
【0133】なお、図25における、その他の部分につ
いては、図11のものと同様であるのでその説明を省略
する。
いては、図11のものと同様であるのでその説明を省略
する。
【0134】図24に戻り、3Bは、サーチウィンドウ
メモリ部2Bのメモリ11−(0,0)〜11−(4,
4)に記憶された画素データのうちの、リファレンスブ
ロックの分割ブロックと同一の大きさで、リファレンス
ブロックの分割ブロックの位置から探索ベクトルだけ離
れた位置の探索分割ブロックに含まれる画素データを供
給され、それらの順番を変更して、探索分割ブロックの
画素データを、半画素フィルタ9にそれぞれ出力する交
換器(選択手段)である。
メモリ部2Bのメモリ11−(0,0)〜11−(4,
4)に記憶された画素データのうちの、リファレンスブ
ロックの分割ブロックと同一の大きさで、リファレンス
ブロックの分割ブロックの位置から探索ベクトルだけ離
れた位置の探索分割ブロックに含まれる画素データを供
給され、それらの順番を変更して、探索分割ブロックの
画素データを、半画素フィルタ9にそれぞれ出力する交
換器(選択手段)である。
【0135】図26に示す交換器3Bにおいて、14B
は、探索分割ブロックの行Jごとにメモリ11−(0,
J)〜11−(4,J)から画素データを供給され、内
蔵のセレクタ部81−(0,J)〜81−(4,J)に
よりすべての画素データからそれぞれ1つの画素データ
を探索ベクトルの水平成分の値に応じて選択し、出力す
る水平交換部である。15Bは、水平交換部14Bのセ
レクタ部81−(I,0)〜81−(I,4)から、画
素データを内蔵のセレクタ部82−(I,0)〜82−
(I,4)に供給され、セレクタ部82−(I,0)〜
82−(I,4)によりすべての画素データからそれぞ
れ1つの画素データを探索ベクトルの垂直成分の値に応
じて選択し、出力する垂直交換部である。
は、探索分割ブロックの行Jごとにメモリ11−(0,
J)〜11−(4,J)から画素データを供給され、内
蔵のセレクタ部81−(0,J)〜81−(4,J)に
よりすべての画素データからそれぞれ1つの画素データ
を探索ベクトルの水平成分の値に応じて選択し、出力す
る水平交換部である。15Bは、水平交換部14Bのセ
レクタ部81−(I,0)〜81−(I,4)から、画
素データを内蔵のセレクタ部82−(I,0)〜82−
(I,4)に供給され、セレクタ部82−(I,0)〜
82−(I,4)によりすべての画素データからそれぞ
れ1つの画素データを探索ベクトルの垂直成分の値に応
じて選択し、出力する垂直交換部である。
【0136】図27に示すセレクタ部81−(I,J)
において、23Bは、セレクタ部81−(I,J)の列
番号Iと探索ベクトルの水平成分との和を計算し、その
計算結果をROM24Bに出力する加算器である。24
Bは、加算器23Bからの値に対する5の剰余の値を選
択信号としてセレクタ25Bに供給するROMである。
25Bは、ROM24Bからの選択信号の値Sに応じて
メモリ11−(S,J)からの値を選択し、出力するセ
レクタである。
において、23Bは、セレクタ部81−(I,J)の列
番号Iと探索ベクトルの水平成分との和を計算し、その
計算結果をROM24Bに出力する加算器である。24
Bは、加算器23Bからの値に対する5の剰余の値を選
択信号としてセレクタ25Bに供給するROMである。
25Bは、ROM24Bからの選択信号の値Sに応じて
メモリ11−(S,J)からの値を選択し、出力するセ
レクタである。
【0137】図28に示すセレクタ部82−(I,J)
において、26Bは、セレクタ部82−(I,J)の行
番号Jと探索ベクトルの垂直成分との和を計算し、その
計算結果をROM27Bに出力する加算器である。27
Bは、加算器26Bからの値に対する5の剰余の値を選
択信号としてセレクタ28Bに供給するROMである。
28Bは、ROM27Bからの選択信号の値Sに応じて
セレクタ部81−(I,S)からの値を選択し、出力す
るセレクタである。
において、26Bは、セレクタ部82−(I,J)の行
番号Jと探索ベクトルの垂直成分との和を計算し、その
計算結果をROM27Bに出力する加算器である。27
Bは、加算器26Bからの値に対する5の剰余の値を選
択信号としてセレクタ28Bに供給するROMである。
28Bは、ROM27Bからの選択信号の値Sに応じて
セレクタ部81−(I,S)からの値を選択し、出力す
るセレクタである。
【0138】図24に戻り、9は、交換器3Bより供給
される5行5列の分割ブロックの画素データから、水平
方向および垂直方向の少なくとも一方において画素間の
中間座標に対応する画素データ(すなわち0.5だけ水
平方向や垂直方向にずれた位置に対応する画素データ、
以下、半画素データという)を計算し、動きベクトル検
出部7からの水平半画素指令信号および垂直半画素指令
信号の値に応じて、供給された分割ブロックの左上側の
4行4列の画素データを評価部4Aにそのまま出力する
か、水平方向における半画素データの上側の4行4列の
画素データを評価部4Aに出力するか、垂直方向におけ
る半画素データの左側の4行4列の画素データを評価部
4Aに出力するか、水平方向および垂直方向における半
画素データである4行4列の画素データを出力する半画
素フィルタ(中間データ計算手段)である。
される5行5列の分割ブロックの画素データから、水平
方向および垂直方向の少なくとも一方において画素間の
中間座標に対応する画素データ(すなわち0.5だけ水
平方向や垂直方向にずれた位置に対応する画素データ、
以下、半画素データという)を計算し、動きベクトル検
出部7からの水平半画素指令信号および垂直半画素指令
信号の値に応じて、供給された分割ブロックの左上側の
4行4列の画素データを評価部4Aにそのまま出力する
か、水平方向における半画素データの上側の4行4列の
画素データを評価部4Aに出力するか、垂直方向におけ
る半画素データの左側の4行4列の画素データを評価部
4Aに出力するか、水平方向および垂直方向における半
画素データである4行4列の画素データを出力する半画
素フィルタ(中間データ計算手段)である。
【0139】図29において、201−J(J=0,・
・・,4)は、交換器3Bより供給された第J行の5つ
の画素データに対する4つの半画素データを計算し、水
平半画素指令信号の値に応じて、交換器3Bより供給さ
れた第J行の5つの画素データのうちの第0列〜第3列
の画素データを出力するか、あるいは、計算した4つの
半画素データを出力する水平フィルタ部であり、202
−I(I=0,・・・,3)は、水平フィルタ部201
−0〜201−4より出力される4つの画素データのう
ちの第I列の画素データを供給され、供給された第I列
の5つの画素データに対する4つの半画素データを計算
し、垂直半画素指令信号の値に応じて、供給された第I
列の5つの画素データのうちの第0列〜第3列の画素デ
ータを出力するか、あるいは、計算した4つの半画素デ
ータを出力する垂直フィルタ部である。
・・,4)は、交換器3Bより供給された第J行の5つ
の画素データに対する4つの半画素データを計算し、水
平半画素指令信号の値に応じて、交換器3Bより供給さ
れた第J行の5つの画素データのうちの第0列〜第3列
の画素データを出力するか、あるいは、計算した4つの
半画素データを出力する水平フィルタ部であり、202
−I(I=0,・・・,3)は、水平フィルタ部201
−0〜201−4より出力される4つの画素データのう
ちの第I列の画素データを供給され、供給された第I列
の5つの画素データに対する4つの半画素データを計算
し、垂直半画素指令信号の値に応じて、供給された第I
列の5つの画素データのうちの第0列〜第3列の画素デ
ータを出力するか、あるいは、計算した4つの半画素デ
ータを出力する垂直フィルタ部である。
【0140】水平フィルタ部201−Jにおいて、91
−I(I=0,・・・,3)は、供給された第J行の5
つの画素データのうちの第I列の画素データと第(I+
1)列の画素データとの平均値を半画素データとして計
算する平均計算部である。92−I(I=0,・・・,
3)は、水平半画素指令信号の値に応じて、供給された
第J行の5つの画素データのうちの第I列の画素デー
タ、または平均計算部91−Iにより計算された半画素
データを出力するセレクタである。
−I(I=0,・・・,3)は、供給された第J行の5
つの画素データのうちの第I列の画素データと第(I+
1)列の画素データとの平均値を半画素データとして計
算する平均計算部である。92−I(I=0,・・・,
3)は、水平半画素指令信号の値に応じて、供給された
第J行の5つの画素データのうちの第I列の画素デー
タ、または平均計算部91−Iにより計算された半画素
データを出力するセレクタである。
【0141】垂直フィルタ部202−Iにおいて、93
−J(J=0,・・・,3)は、供給された第I列の5
つの画素データのうちの第J行の画素データと第(J+
1)列の画素データとの平均値を半画素データとして計
算する平均計算部である。94−J(J=0,・・・,
3)は、垂直半画素指令信号の値に応じて、供給された
第I列の5つの画素データのうちの第J行の画素デー
タ、または平均計算部93−Jにより計算された半画素
データを出力するセレクタである。
−J(J=0,・・・,3)は、供給された第I列の5
つの画素データのうちの第J行の画素データと第(J+
1)列の画素データとの平均値を半画素データとして計
算する平均計算部である。94−J(J=0,・・・,
3)は、垂直半画素指令信号の値に応じて、供給された
第I列の5つの画素データのうちの第J行の画素デー
タ、または平均計算部93−Jにより計算された半画素
データを出力するセレクタである。
【0142】なお、その他の構成要素については、実施
の形態2のものと同様であるので、その説明を省略す
る。
の形態2のものと同様であるので、その説明を省略す
る。
【0143】次に動作について説明する。図30は、実
施の形態4における探索分割ブロックの一例を示す図で
ある。
施の形態4における探索分割ブロックの一例を示す図で
ある。
【0144】まず、既符号フレームメモリ1は、図30
に示すように、サーチウィンドウをリファレンスブロッ
クの分割ブロック(今の場合、4行4列)より1行1列
だけ大きい領域(今の場合、5行5列)に分割したとき
の、その領域における同一の行Iかつ同一の列Jの画素
データをサーチウィンドウメモリ部2Bのメモリ11−
(I,J)に出力する。
に示すように、サーチウィンドウをリファレンスブロッ
クの分割ブロック(今の場合、4行4列)より1行1列
だけ大きい領域(今の場合、5行5列)に分割したとき
の、その領域における同一の行Iかつ同一の列Jの画素
データをサーチウィンドウメモリ部2Bのメモリ11−
(I,J)に出力する。
【0145】次に、動きベクトルの探索を実行する場合
には、動きベクトル検出部7から探索ベクトルがサーチ
ウィンドウメモリ部2Bおよび交換器3Bに供給される
とともに、探索分割ブロックにおける水平方向の半画素
データを出力させるか否かを示す水平半画素指令信号、
および探索分割ブロックにおける垂直方向の半画素デー
タを出力させるか否かを示す垂直半画素指令信号が、動
きベクトル検出部7から適宜供給される。また、ブロッ
ク累積器8から分割ブロックのうちのその時点における
処理の対象である分割ブロックの水平アドレスqおよび
垂直アドレスrがサーチウィンドウメモリ部2B、交換
器3Bおよびリファレンスメモリ部6Aに適宜供給され
る。
には、動きベクトル検出部7から探索ベクトルがサーチ
ウィンドウメモリ部2Bおよび交換器3Bに供給される
とともに、探索分割ブロックにおける水平方向の半画素
データを出力させるか否かを示す水平半画素指令信号、
および探索分割ブロックにおける垂直方向の半画素デー
タを出力させるか否かを示す垂直半画素指令信号が、動
きベクトル検出部7から適宜供給される。また、ブロッ
ク累積器8から分割ブロックのうちのその時点における
処理の対象である分割ブロックの水平アドレスqおよび
垂直アドレスrがサーチウィンドウメモリ部2B、交換
器3Bおよびリファレンスメモリ部6Aに適宜供給され
る。
【0146】サーチウィンドウメモリ部2Bにおいて
は、探索ベクトルの水平成分が加算器31に供給され、
探索ベクトルの垂直成分が加算器35に供給される。ま
た、分割ブロックの水平アドレスqを4倍にした値が加
算器42に供給され、分割ブロックの垂直アドレスrを
4倍にした値が加算器50に供給される。
は、探索ベクトルの水平成分が加算器31に供給され、
探索ベクトルの垂直成分が加算器35に供給される。ま
た、分割ブロックの水平アドレスqを4倍にした値が加
算器42に供給され、分割ブロックの垂直アドレスrを
4倍にした値が加算器50に供給される。
【0147】そして、加算器31,33,35,37,
40,42,50、減算器32,36、除算器34,3
8および乗算器39により、供給された探索ベクトルお
よび分割ブロックの水平アドレスqおよび垂直アドレス
rに対応したメモリ11−(I,J)に対する読出しア
ドレスが算出される。メモリ11−(I,J)は、供給
された読出しアドレスに記憶された画素データを交換器
3Bのセレクタ部81−(0,J)〜81−(4,J)
に出力する。
40,42,50、減算器32,36、除算器34,3
8および乗算器39により、供給された探索ベクトルお
よび分割ブロックの水平アドレスqおよび垂直アドレス
rに対応したメモリ11−(I,J)に対する読出しア
ドレスが算出される。メモリ11−(I,J)は、供給
された読出しアドレスに記憶された画素データを交換器
3Bのセレクタ部81−(0,J)〜81−(4,J)
に出力する。
【0148】なお、メモリ11−(I,J)に対する読
出しアドレスA(I,J)は、xを探索ベクトルの水平
成分とし、yを探索ベクトルの垂直成分とし、SWH0
をサーチウィンドウの左上角からのリファレンスブロッ
クの左上角の水平方向の位置とし、SWV0をサーチウ
ィンドウの左上角からのリファレンスブロックの左上角
の垂直方向の位置としたとき、加算器31,33,3
5,37,40,42,50、減算器32,36、除算
器34,38および乗算器39により、次式に従って計
算される。 A(I,J)=(int((SWV0+y−J+r×4
+4)/5))×12+int((SWH0+x−I+
q×4+4)/5)
出しアドレスA(I,J)は、xを探索ベクトルの水平
成分とし、yを探索ベクトルの垂直成分とし、SWH0
をサーチウィンドウの左上角からのリファレンスブロッ
クの左上角の水平方向の位置とし、SWV0をサーチウ
ィンドウの左上角からのリファレンスブロックの左上角
の垂直方向の位置としたとき、加算器31,33,3
5,37,40,42,50、減算器32,36、除算
器34,38および乗算器39により、次式に従って計
算される。 A(I,J)=(int((SWV0+y−J+r×4
+4)/5))×12+int((SWH0+x−I+
q×4+4)/5)
【0149】そして、交換器3Bにおいては、水平交換
部14Bの各セレクタ部81−(I,J)が、動きベク
トル検出部7より供給された探索ベクトルの水平成分に
応じて、メモリ11−(0,J)〜11−(4,J)か
らの値のいずれかを選択し、選択した値を垂直交換部1
5Bのセレクタ部82−(I,0)〜82−(I,4)
に出力する。
部14Bの各セレクタ部81−(I,J)が、動きベク
トル検出部7より供給された探索ベクトルの水平成分に
応じて、メモリ11−(0,J)〜11−(4,J)か
らの値のいずれかを選択し、選択した値を垂直交換部1
5Bのセレクタ部82−(I,0)〜82−(I,4)
に出力する。
【0150】このとき、各セレクタ部81−(I,J)
においては、加算器23BおよびROM24Bにより、
セレクタ部81−(I,J)の列番号Iおよび探索ベク
トルの水平成分に基づいて選択信号が計算され、セレク
タ25Bに供給される。そして、その選択信号の値SS
に応じて、メモリ11−(SS,J)からの値が出力さ
れる。なお、選択信号の値SSは、セレクタ部81−
(I,J)の列番号Iおよび探索ベクトルの水平成分x
に基づいて、加算器23BおよびROM24Bにより次
式に従って計算される。 SS=mod(I+x,5)
においては、加算器23BおよびROM24Bにより、
セレクタ部81−(I,J)の列番号Iおよび探索ベク
トルの水平成分に基づいて選択信号が計算され、セレク
タ25Bに供給される。そして、その選択信号の値SS
に応じて、メモリ11−(SS,J)からの値が出力さ
れる。なお、選択信号の値SSは、セレクタ部81−
(I,J)の列番号Iおよび探索ベクトルの水平成分x
に基づいて、加算器23BおよびROM24Bにより次
式に従って計算される。 SS=mod(I+x,5)
【0151】その後、垂直交換部15Bの各セレクタ部
82−(I,J)は、動きベクトル検出部7より供給さ
れた探索ベクトルの垂直成分に応じて、セレクタ部81
−(I,0)〜81−(I,4)からの値のいずれかを
選択し、選択した値を半画素フィルタ9の水平フィルタ
部201−Jに出力する。
82−(I,J)は、動きベクトル検出部7より供給さ
れた探索ベクトルの垂直成分に応じて、セレクタ部81
−(I,0)〜81−(I,4)からの値のいずれかを
選択し、選択した値を半画素フィルタ9の水平フィルタ
部201−Jに出力する。
【0152】このとき、各セレクタ部82−(I,J)
においては、加算器26BおよびROM27Bにより、
セレクタ部82−(I,J)の行番号Jおよび探索ベク
トルの垂直成分に基づいて選択信号が計算され、セレク
タ28Bに供給される。そして、その選択信号の値SS
に応じて、セレクタ部81−(I,SS)からの値が出
力される。なお、選択信号の値SSは、セレクタ部82
−(I,J)の行番号Jおよび探索ベクトルの垂直成分
yに基づいて、加算器26BおよびROM27Bにより
次式に従って計算される。 SS=mod(J+y,5)
においては、加算器26BおよびROM27Bにより、
セレクタ部82−(I,J)の行番号Jおよび探索ベク
トルの垂直成分に基づいて選択信号が計算され、セレク
タ28Bに供給される。そして、その選択信号の値SS
に応じて、セレクタ部81−(I,SS)からの値が出
力される。なお、選択信号の値SSは、セレクタ部82
−(I,J)の行番号Jおよび探索ベクトルの垂直成分
yに基づいて、加算器26BおよびROM27Bにより
次式に従って計算される。 SS=mod(J+y,5)
【0153】そして、半画素フィルタ9の各水平フィル
タ部201−Jにおいては、セレクタ部82−(0,
J)〜82−(4,J)より供給された、分割ブロック
の第J行の5つの画素データに対する4つの半画素デー
タが平均計算部91−0〜91−3により計算され、動
きベクトル検出部7からの水平半画素指令信号の値に応
じて、セレクタ92−0〜92−3により、セレクタ部
82−(0,J)〜82−(3,J)からの4つの画素
データ、または平均計算部91−0〜91−3により計
算された4つの半画素データが出力される。このとき、
水平フィルタ部201−Jのセレクタ92−Iより出力
された画素データは、垂直フィルタ部202−Iの平均
計算部93−Jおよびセレクタ94−Jに供給される。
タ部201−Jにおいては、セレクタ部82−(0,
J)〜82−(4,J)より供給された、分割ブロック
の第J行の5つの画素データに対する4つの半画素デー
タが平均計算部91−0〜91−3により計算され、動
きベクトル検出部7からの水平半画素指令信号の値に応
じて、セレクタ92−0〜92−3により、セレクタ部
82−(0,J)〜82−(3,J)からの4つの画素
データ、または平均計算部91−0〜91−3により計
算された4つの半画素データが出力される。このとき、
水平フィルタ部201−Jのセレクタ92−Iより出力
された画素データは、垂直フィルタ部202−Iの平均
計算部93−Jおよびセレクタ94−Jに供給される。
【0154】次に半画素フィルタ9の各垂直フィルタ部
202−Iにおいては、水平フィルタ部201−0〜2
01−4より供給された分割ブロックの第I列の5つの
画素データに対する4つの半画素データが平均計算部9
3−0〜93−3により計算され、動きベクトル検出部
7からの垂直半画素指令信号の値に応じて、セレクタ9
4−0〜94−3により、水平フィルタ部201−0〜
201−4より供給された4つの画素データ、または平
均計算部93−0〜93−3により計算された4つの半
画素データが出力される。このとき、垂直フィルタ部2
02−Iのセレクタ94−Jより出力された画素データ
は、評価部4Aの画素比較部13−(I,J)に出力さ
れる。
202−Iにおいては、水平フィルタ部201−0〜2
01−4より供給された分割ブロックの第I列の5つの
画素データに対する4つの半画素データが平均計算部9
3−0〜93−3により計算され、動きベクトル検出部
7からの垂直半画素指令信号の値に応じて、セレクタ9
4−0〜94−3により、水平フィルタ部201−0〜
201−4より供給された4つの画素データ、または平
均計算部93−0〜93−3により計算された4つの半
画素データが出力される。このとき、垂直フィルタ部2
02−Iのセレクタ94−Jより出力された画素データ
は、評価部4Aの画素比較部13−(I,J)に出力さ
れる。
【0155】一方、符号化フレームメモリ5は、符号化
されるフレームを分割したブロックのうちのいずれか1
ブロックの画素データを、分割ブロックにおける同一の
行Iかつ同一の列Jの画素データごとにメモリ16−
(I,J)に記憶させる。
されるフレームを分割したブロックのうちのいずれか1
ブロックの画素データを、分割ブロックにおける同一の
行Iかつ同一の列Jの画素データごとにメモリ16−
(I,J)に記憶させる。
【0156】そして、リファレンスメモリ部6Aのメモ
リ16−(0,0)〜16−(3,3)は、供給された
水平アドレスqおよび垂直アドレスrに対応する分割ブ
ロックの画素データを、1クロックごとに評価部4Aの
画素比較部13−(0,0)〜13−(3,3)にそれ
ぞれ供給する。
リ16−(0,0)〜16−(3,3)は、供給された
水平アドレスqおよび垂直アドレスrに対応する分割ブ
ロックの画素データを、1クロックごとに評価部4Aの
画素比較部13−(0,0)〜13−(3,3)にそれ
ぞれ供給する。
【0157】このとき、リファレンスメモリ部6Aにお
いては、乗算器45および加算器46により、供給され
た水平アドレスqおよび垂直アドレスrから読出しアド
レス(=r×4+q)が計算され、セレクタ47を介し
てメモリ16−(0,0)〜16−(3,3)に供給さ
れる。
いては、乗算器45および加算器46により、供給され
た水平アドレスqおよび垂直アドレスrから読出しアド
レス(=r×4+q)が計算され、セレクタ47を介し
てメモリ16−(0,0)〜16−(3,3)に供給さ
れる。
【0158】交換器3Bおよびリファレンスメモリ部6
Aからそれぞれ画素データが供給されると、評価部4A
の画素比較部13−(I,J)は、交換器3Bのセレク
タ部52−(I,J)からの画素データと、リファレン
スメモリ部6Aのメモリ16−(I,J)からの画素デ
ータとの差を計算し、その差をブロック累積器8に供給
する。ブロック累積器8は、画素データの差が供給され
ると、次の分割ブロックを指定するための水平アドレス
qおよび垂直アドレスrを出力するとともに、1ブロッ
ク分の画素データの差が蓄積されると、その画素データ
の差を動きベクトル検出部7に出力する。動きベクトル
検出部7は、そのときの探索ベクトルに関連づけて、評
価部4Aより供給された画素データの差の絶対値の総和
を評価値として記憶する。
Aからそれぞれ画素データが供給されると、評価部4A
の画素比較部13−(I,J)は、交換器3Bのセレク
タ部52−(I,J)からの画素データと、リファレン
スメモリ部6Aのメモリ16−(I,J)からの画素デ
ータとの差を計算し、その差をブロック累積器8に供給
する。ブロック累積器8は、画素データの差が供給され
ると、次の分割ブロックを指定するための水平アドレス
qおよび垂直アドレスrを出力するとともに、1ブロッ
ク分の画素データの差が蓄積されると、その画素データ
の差を動きベクトル検出部7に出力する。動きベクトル
検出部7は、そのときの探索ベクトルに関連づけて、評
価部4Aより供給された画素データの差の絶対値の総和
を評価値として記憶する。
【0159】そして、動きベクトル検出部7は、所定の
順番に基づいて、あるいは既に計算された探索ベクトル
と評価値との関係に基づいて、新たな探索ベクトルをサ
ーチウィンドウメモリ部2Bおよび交換器3Bに供給す
るとともに、所定の値の水平半画素指令信号および垂直
半画素指令信号を半画素フィルタ9に供給する。
順番に基づいて、あるいは既に計算された探索ベクトル
と評価値との関係に基づいて、新たな探索ベクトルをサ
ーチウィンドウメモリ部2Bおよび交換器3Bに供給す
るとともに、所定の値の水平半画素指令信号および垂直
半画素指令信号を半画素フィルタ9に供給する。
【0160】このようにして、動きベクトル検出部7
は、所定の順番が終了するまで、あるいは評価値が所定
の値以下になるまで、探索ベクトルを更新していくとと
もに、所定の値の水平半画素指令信号および垂直半画素
指令信号を半画素フィルタ9に供給していき、半画素単
位で動きベクトルの探索を実行し、評価値の最も小さい
ときの探索ベクトルを動きベクトルに決定する。
は、所定の順番が終了するまで、あるいは評価値が所定
の値以下になるまで、探索ベクトルを更新していくとと
もに、所定の値の水平半画素指令信号および垂直半画素
指令信号を半画素フィルタ9に供給していき、半画素単
位で動きベクトルの探索を実行し、評価値の最も小さい
ときの探索ベクトルを動きベクトルに決定する。
【0161】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、リファレンスブロックを構成する画素データと、サ
ーチウィンドウにおいて、リファレンスブロックの位置
に対して探索ベクトルだけ離れた位置にある、リファレ
ンスブロックと同一の大きさの範囲の画素データ、また
はその画素データに対する半画素データとを比較するよ
うにしたので、より細かい画素単位での画素データの比
較を実行することができるという効果が得られる。
ば、リファレンスブロックを構成する画素データと、サ
ーチウィンドウにおいて、リファレンスブロックの位置
に対して探索ベクトルだけ離れた位置にある、リファレ
ンスブロックと同一の大きさの範囲の画素データ、また
はその画素データに対する半画素データとを比較するよ
うにしたので、より細かい画素単位での画素データの比
較を実行することができるという効果が得られる。
【0162】なお、上記実施の形態4においては、リフ
ァレンスブロックの大きさが16行16列であり、その
分割ブロックの大きさが4行4列であるが、リファレン
スブロックおよびその分割ブロックが他の大きさでも同
様の装置を実現可能であることは言うまでもない。ま
た、半画素データの代わりに、例えば4分の1画素単位
などのより細かい画素単位で画素データの比較を行うよ
うにしてもよい。
ァレンスブロックの大きさが16行16列であり、その
分割ブロックの大きさが4行4列であるが、リファレン
スブロックおよびその分割ブロックが他の大きさでも同
様の装置を実現可能であることは言うまでもない。ま
た、半画素データの代わりに、例えば4分の1画素単位
などのより細かい画素単位で画素データの比較を行うよ
うにしてもよい。
【0163】実施の形態5.図31は、この発明の実施
の形態5による動きベクトル検出装置の動きベクトル検
出部の構成を示すブロック図である。なお、実施の形態
5における図示せぬその他の構成要素については、実施
の形態3のものと同様であるので、その説明を省略す
る。
の形態5による動きベクトル検出装置の動きベクトル検
出部の構成を示すブロック図である。なお、実施の形態
5における図示せぬその他の構成要素については、実施
の形態3のものと同様であるので、その説明を省略す
る。
【0164】図31において、96は、ブロック累積器
8より供給される各分割ブロックにおける各画素につい
ての比較結果の絶対値の総和を評価結果として、そのと
きの探索ベクトルおよびパラメータPの値に関連づけて
累積していく評価結果蓄積部である。97は、評価結果
蓄積部96に蓄積された過去の評価結果を読み出し、所
定のアルゴリズムに従って、評価値を低くするように、
次の探索ベクトルおよび上述の間引きのパターン(すな
わち、パラメータPの値)を計算し、それらの値を交換
器3Aおよび評価部4Aに出力する評価点制御部であ
る。
8より供給される各分割ブロックにおける各画素につい
ての比較結果の絶対値の総和を評価結果として、そのと
きの探索ベクトルおよびパラメータPの値に関連づけて
累積していく評価結果蓄積部である。97は、評価結果
蓄積部96に蓄積された過去の評価結果を読み出し、所
定のアルゴリズムに従って、評価値を低くするように、
次の探索ベクトルおよび上述の間引きのパターン(すな
わち、パラメータPの値)を計算し、それらの値を交換
器3Aおよび評価部4Aに出力する評価点制御部であ
る。
【0165】次に動作について説明する。図32は、実
施の形態5による動きベクトル検出装置により動きベク
トルを探索したときの探索ベクトルおよびパラメータP
の値の履歴の一例を示す図である。
施の形態5による動きベクトル検出装置により動きベク
トルを探索したときの探索ベクトルおよびパラメータP
の値の履歴の一例を示す図である。
【0166】実施の形態5による動きベクトル検出装置
においては、評価結果蓄積部96により、各分割ブロッ
クにおける各画素についての比較結果の絶対値の総和
が、評価結果として、そのときの探索ベクトルおよびパ
ラメータPの値に関連づけて累積されていき、評価点制
御部97により、評価結果蓄積部96に蓄積された過去
の評価結果が読み出され、所定のアルゴリズムに従っ
て、次の探索ベクトルおよび上述の間引きのパターンが
計算され、サーチウィンドウメモリ部2B、交換器3B
および評価部4Aに出力される。
においては、評価結果蓄積部96により、各分割ブロッ
クにおける各画素についての比較結果の絶対値の総和
が、評価結果として、そのときの探索ベクトルおよびパ
ラメータPの値に関連づけて累積されていき、評価点制
御部97により、評価結果蓄積部96に蓄積された過去
の評価結果が読み出され、所定のアルゴリズムに従っ
て、次の探索ベクトルおよび上述の間引きのパターンが
計算され、サーチウィンドウメモリ部2B、交換器3B
および評価部4Aに出力される。
【0167】なお、その他の動作については、実施の形
態3のものと同様であるので、その説明を省略する。
態3のものと同様であるので、その説明を省略する。
【0168】このようにして、例えば図32に示すよう
に、過去の評価結果に基づいて所定のアルゴリズムに従
って所定の停止条件が成立するまで、評価値が低くなる
ように探索ベクトルおよび間引きパターンが順次決定さ
れていく。図32においては、探索ベクトル(x,y)
およびパラメータPとしたときに、まず、(x,y,
P)=(0,0,0)である状態で処理が開始され、探
索ベクトル(x,y)およびパラメータPの値が順次変
更されていき、最終的に(x,y,P)=(−8.5,
−8,0)である状態で処理が終了している。したがっ
て、このときの動きベクトルは(−8.5,−8)であ
る。
に、過去の評価結果に基づいて所定のアルゴリズムに従
って所定の停止条件が成立するまで、評価値が低くなる
ように探索ベクトルおよび間引きパターンが順次決定さ
れていく。図32においては、探索ベクトル(x,y)
およびパラメータPとしたときに、まず、(x,y,
P)=(0,0,0)である状態で処理が開始され、探
索ベクトル(x,y)およびパラメータPの値が順次変
更されていき、最終的に(x,y,P)=(−8.5,
−8,0)である状態で処理が終了している。したがっ
て、このときの動きベクトルは(−8.5,−8)であ
る。
【0169】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、評価部4Aによる比較の結果に応じて、所定のアル
ゴリズムに従って探索ベクトルの値などを決定するよう
にしたので、サーチウィンドウ内でより効率良く動きベ
クトルを検出することができる効果が得られる。
ば、評価部4Aによる比較の結果に応じて、所定のアル
ゴリズムに従って探索ベクトルの値などを決定するよう
にしたので、サーチウィンドウ内でより効率良く動きベ
クトルを検出することができる効果が得られる。
【0170】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ブロ
ックを構成する画素のデータのうちの所定の数の画素デ
ータを記憶するブロックデータ記憶手段と、符号化され
たフレームのうちの、ブロックの位置から所定の行およ
び所定の列の範囲内の画素のデータを記憶する符号化デ
ータ記憶手段と、所定の探索ベクトルを供給され、符号
化データ記憶手段に記憶された画素のデータのうちの、
ブロックの位置から探索ベクトルだけ離れた位置のブロ
ックと同一の大きさの範囲の画素のデータを選択する選
択手段と、ブロックデータ記憶手段に記憶された画素の
データと、選択手段により選択された画素のデータとを
比較する比較手段と、比較手段による比較の結果に基づ
いて動きベクトルを検出する検出手段とを備えるように
構成したので、水平方向および垂直方向の2方向に、ブ
ロックと比較される範囲を移動させることができ、上記
所定の範囲内で、ブロックの画素データとの相関の高い
範囲を効率良く検出し、短時間で動きベクトルを検出す
ることができるという効果がある。
ックを構成する画素のデータのうちの所定の数の画素デ
ータを記憶するブロックデータ記憶手段と、符号化され
たフレームのうちの、ブロックの位置から所定の行およ
び所定の列の範囲内の画素のデータを記憶する符号化デ
ータ記憶手段と、所定の探索ベクトルを供給され、符号
化データ記憶手段に記憶された画素のデータのうちの、
ブロックの位置から探索ベクトルだけ離れた位置のブロ
ックと同一の大きさの範囲の画素のデータを選択する選
択手段と、ブロックデータ記憶手段に記憶された画素の
データと、選択手段により選択された画素のデータとを
比較する比較手段と、比較手段による比較の結果に基づ
いて動きベクトルを検出する検出手段とを備えるように
構成したので、水平方向および垂直方向の2方向に、ブ
ロックと比較される範囲を移動させることができ、上記
所定の範囲内で、ブロックの画素データとの相関の高い
範囲を効率良く検出し、短時間で動きベクトルを検出す
ることができるという効果がある。
【0171】この発明によれば、ブロックを構成する画
素のデータを記憶する第1の記憶手段と、符号化された
フレームのうちの所定の範囲をブロックと同一の大きさ
の領域に分割したときの、分割後の領域における同一の
行かつ同一の列の画素のデータごとに、符号化されたフ
レームのうちの所定の範囲の画素のデータを記憶する第
2の記憶手段と、所定の探索ベクトルを供給され、第2
の記憶手段に記憶された分割後の領域における同一の行
かつ同一の列の画素のデータのうちのいずれか1つをそ
れぞれ選択して、ブロックの位置から探索ベクトルだけ
離れた位置のブロックと同一の大きさの範囲の画素のデ
ータを選択する選択手段と、第1の記憶手段に記憶され
た画素のデータと、選択手段により選択された画素のデ
ータとを画素ごとに比較する比較手段と、比較手段によ
る比較の結果に基づいて動きベクトルを検出する検出手
段とを備えるように構成したので、水平方向および垂直
方向の2方向に、ブロックと比較される範囲を移動させ
ることができ、上記所定の範囲内で、ブロックの画素デ
ータとの相関の高い範囲を効率良く検出し、短時間で動
きベクトルを検出することができるという効果がある。
素のデータを記憶する第1の記憶手段と、符号化された
フレームのうちの所定の範囲をブロックと同一の大きさ
の領域に分割したときの、分割後の領域における同一の
行かつ同一の列の画素のデータごとに、符号化されたフ
レームのうちの所定の範囲の画素のデータを記憶する第
2の記憶手段と、所定の探索ベクトルを供給され、第2
の記憶手段に記憶された分割後の領域における同一の行
かつ同一の列の画素のデータのうちのいずれか1つをそ
れぞれ選択して、ブロックの位置から探索ベクトルだけ
離れた位置のブロックと同一の大きさの範囲の画素のデ
ータを選択する選択手段と、第1の記憶手段に記憶され
た画素のデータと、選択手段により選択された画素のデ
ータとを画素ごとに比較する比較手段と、比較手段によ
る比較の結果に基づいて動きベクトルを検出する検出手
段とを備えるように構成したので、水平方向および垂直
方向の2方向に、ブロックと比較される範囲を移動させ
ることができ、上記所定の範囲内で、ブロックの画素デ
ータとの相関の高い範囲を効率良く検出し、短時間で動
きベクトルを検出することができるという効果がある。
【0172】この発明によれば、ブロックを所定の個数
に分割した分割ブロックを構成する画素のデータを記憶
する第3の記憶手段と、符号化されたフレームのうちの
所定の範囲を分割ブロックと同一の大きさの領域に分割
したときの、分割後の領域における同一の行かつ同一の
列の画素のデータごとに、符号化されたフレームのうち
の所定の範囲の画素のデータを記憶する第4の記憶手段
と、所定の探索ベクトル供給され、第4の記憶手段に記
憶された分割後の領域における同一の行かつ同一の列の
画素のデータのうちのいずれか1つをそれぞれ選択し
て、分割ブロックの位置から探索ベクトルだけ離れた位
置の分割ブロックと同一の大きさの範囲の画素のデータ
を選択する選択手段と、第3の記憶手段に記憶された画
素のデータと、選択手段により選択された画素のデータ
とを画素ごとに比較する比較手段と、比較手段による比
較の結果に基づいて動きベクトルを検出する検出手段と
を備えるように構成したので、比較手段の回路規模を小
さくし、装置のコストを低減することができるという効
果がある。
に分割した分割ブロックを構成する画素のデータを記憶
する第3の記憶手段と、符号化されたフレームのうちの
所定の範囲を分割ブロックと同一の大きさの領域に分割
したときの、分割後の領域における同一の行かつ同一の
列の画素のデータごとに、符号化されたフレームのうち
の所定の範囲の画素のデータを記憶する第4の記憶手段
と、所定の探索ベクトル供給され、第4の記憶手段に記
憶された分割後の領域における同一の行かつ同一の列の
画素のデータのうちのいずれか1つをそれぞれ選択し
て、分割ブロックの位置から探索ベクトルだけ離れた位
置の分割ブロックと同一の大きさの範囲の画素のデータ
を選択する選択手段と、第3の記憶手段に記憶された画
素のデータと、選択手段により選択された画素のデータ
とを画素ごとに比較する比較手段と、比較手段による比
較の結果に基づいて動きベクトルを検出する検出手段と
を備えるように構成したので、比較手段の回路規模を小
さくし、装置のコストを低減することができるという効
果がある。
【0173】この発明によれば、ブロックを構成する画
素のデータを所定の割合で間引いた場合の画素のデータ
を記憶する第5の記憶手段と、符号化されたフレームの
うちの所定の範囲をブロックと同一の大きさの領域に分
割したときの、分割後の領域における同一の行かつ同一
の列の画素のデータごとに、符号化されたフレームのう
ちの所定の範囲の画素のデータを記憶する第6の記憶手
段と、所定の探索ベクトル供給され、第6の記憶手段に
記憶された分割後の領域における同一の行かつ同一の列
の画素のデータのうちのいずれかを選択して、ブロック
の位置から探索ベクトルだけ離れた位置のブロックと同
一の大きさの範囲の画素のデータのうちの、所定の割合
で間引いた場合の画素のデータを選択する選択手段と、
第5の記憶手段に記憶された画素のデータと、選択手段
により選択された画素のデータとを画素ごとに比較する
比較手段と、比較手段による比較の結果に基づいて動き
ベクトルを検出する検出手段とを備えるように構成した
ので、間引きの割合だけ画素データの比較回数が減り、
すべてのブロックに対する動きベクトルを効率良く短時
間で検出することができる効果がある。
素のデータを所定の割合で間引いた場合の画素のデータ
を記憶する第5の記憶手段と、符号化されたフレームの
うちの所定の範囲をブロックと同一の大きさの領域に分
割したときの、分割後の領域における同一の行かつ同一
の列の画素のデータごとに、符号化されたフレームのう
ちの所定の範囲の画素のデータを記憶する第6の記憶手
段と、所定の探索ベクトル供給され、第6の記憶手段に
記憶された分割後の領域における同一の行かつ同一の列
の画素のデータのうちのいずれかを選択して、ブロック
の位置から探索ベクトルだけ離れた位置のブロックと同
一の大きさの範囲の画素のデータのうちの、所定の割合
で間引いた場合の画素のデータを選択する選択手段と、
第5の記憶手段に記憶された画素のデータと、選択手段
により選択された画素のデータとを画素ごとに比較する
比較手段と、比較手段による比較の結果に基づいて動き
ベクトルを検出する検出手段とを備えるように構成した
ので、間引きの割合だけ画素データの比較回数が減り、
すべてのブロックに対する動きベクトルを効率良く短時
間で検出することができる効果がある。
【0174】この発明によれば、ブロックを構成する画
素のデータを記憶する第7の記憶手段と、符号化された
フレームのうちの所定の範囲をブロックと同一の大きさ
の領域に分割したときの、分割後の領域における同一の
行かつ同一の列の画素のデータごとに、符号化されたフ
レームのうちの所定の範囲の画素のデータを記憶する第
8の記憶手段と、所定の探索ベクトルを供給され、第8
の記憶手段に記憶された分割後の領域における同一の行
かつ同一の列の画素のデータのうちのいずれか1つをそ
れぞれ選択して、ブロックの位置から探索ベクトルだけ
離れた位置のブロックと同一の大きさの範囲の画素のデ
ータを選択する選択手段と、選択手段により選択された
画素のデータに基づいて、その画素と画素との中間にお
けるデータを計算する中間データ計算手段と、第7の記
憶手段に記憶された画素のデータと、選択手段により選
択された画素のデータまたは中間データ計算手段により
計算されたデータとを画素ごとに比較する比較手段と、
比較手段による比較の結果に基づいて動きベクトルを検
出する検出手段とを備えるように構成したので、より細
かい画素単位での画素データの比較を実行することがで
きるという効果がある。
素のデータを記憶する第7の記憶手段と、符号化された
フレームのうちの所定の範囲をブロックと同一の大きさ
の領域に分割したときの、分割後の領域における同一の
行かつ同一の列の画素のデータごとに、符号化されたフ
レームのうちの所定の範囲の画素のデータを記憶する第
8の記憶手段と、所定の探索ベクトルを供給され、第8
の記憶手段に記憶された分割後の領域における同一の行
かつ同一の列の画素のデータのうちのいずれか1つをそ
れぞれ選択して、ブロックの位置から探索ベクトルだけ
離れた位置のブロックと同一の大きさの範囲の画素のデ
ータを選択する選択手段と、選択手段により選択された
画素のデータに基づいて、その画素と画素との中間にお
けるデータを計算する中間データ計算手段と、第7の記
憶手段に記憶された画素のデータと、選択手段により選
択された画素のデータまたは中間データ計算手段により
計算されたデータとを画素ごとに比較する比較手段と、
比較手段による比較の結果に基づいて動きベクトルを検
出する検出手段とを備えるように構成したので、より細
かい画素単位での画素データの比較を実行することがで
きるという効果がある。
【0175】この発明によれば、比較手段による比較の
結果に応じて探索ベクトルを設定する探索ベクトル設定
手段を備えるように構成したので、サーチウィンドウ内
でより効率良く動きベクトルを検出することができる効
果が得られる。
結果に応じて探索ベクトルを設定する探索ベクトル設定
手段を備えるように構成したので、サーチウィンドウ内
でより効率良く動きベクトルを検出することができる効
果が得られる。
【図1】 この発明の実施の形態1による動きベクトル
検出装置の構成を示すブロック図である。
検出装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のサーチウィンドウメモリ部のうちのメ
モリの入出力を制御する回路の一例を示すブロック図で
ある。
モリの入出力を制御する回路の一例を示すブロック図で
ある。
【図3】 図1の交換器の構成例を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】 図3の水平交換部のセレクタ部の構成例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図5】 図3の垂直交換部のセレクタ部の構成例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図6】 サーチウィンドウの分割の一例を示す図であ
る。
る。
【図7】 サーチウィンドウおよび探索ブロックの一例
を示す図である。
を示す図である。
【図8】 サーチウィンドウメモリ部のメモリのアドレ
スと、そこに記憶される画素の座標値との関係の一例を
示す図である。
スと、そこに記憶される画素の座標値との関係の一例を
示す図である。
【図9】 サーチウィンドウメモリ部のメモリより出力
される画素データの座標値、交換器の水平交換部のセレ
クタより出力される画素データの座標値、交換器の垂直
交換部のセレクタより出力される画素データの座標値、
およびリファレンスブロックの画素データの座標値の一
例を示す図である。
される画素データの座標値、交換器の水平交換部のセレ
クタより出力される画素データの座標値、交換器の垂直
交換部のセレクタより出力される画素データの座標値、
およびリファレンスブロックの画素データの座標値の一
例を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態2による動きベクト
ル検出装置の構成を示すブロック図である。
ル検出装置の構成を示すブロック図である。
【図11】図10のサーチウィンドウメモリ部のうちの
メモリの入出力を制御する回路の一例を示すブロック図
である。
メモリの入出力を制御する回路の一例を示すブロック図
である。
【図12】 図10の交換器の構成例を示すブロック図
である。
である。
【図13】 図12の水平交換部のセレクタ部の構成例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図14】 図12の垂直交換部のセレクタ部の構成例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図15】 図10のリファレンスメモリ部のうちのメ
モリの入出力を制御する回路の一例を示すブロック図で
ある。
モリの入出力を制御する回路の一例を示すブロック図で
ある。
【図16】 サーチウィンドウおよび探索分割ブロック
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
【図17】 実施の形態2における探索分割ブロックお
よび探索分割ブロックの水平アドレスおよび垂直アドレ
スを示す図である。
よび探索分割ブロックの水平アドレスおよび垂直アドレ
スを示す図である。
【図18】 この発明の実施の形態3による動きベクト
ル検出装置におけるサーチウィンドウメモリ部のうちの
メモリの入出力を制御する回路の一例を示すブロック図
である。
ル検出装置におけるサーチウィンドウメモリ部のうちの
メモリの入出力を制御する回路の一例を示すブロック図
である。
【図19】 この発明の実施の形態3による動きベクト
ル検出装置におけるリファレンスメモリ部のうちのメモ
リの入出力を制御する回路の一例を示すブロック図であ
る。
ル検出装置におけるリファレンスメモリ部のうちのメモ
リの入出力を制御する回路の一例を示すブロック図であ
る。
【図20】 第1のパターンで2分の1の画素データを
間引いた場合の探索ブロックの一例を示す図である。
間引いた場合の探索ブロックの一例を示す図である。
【図21】 第2のパターンで4分の1の画素データを
間引いた場合の探索ブロックの一例を示す図である。
間引いた場合の探索ブロックの一例を示す図である。
【図22】 第3のパターンで8分の1の画素データを
間引いた場合の探索ブロックの一例を示す図である。
間引いた場合の探索ブロックの一例を示す図である。
【図23】 第4のパターンで16分の1の画素データ
を間引いた場合の探索ブロックの一例を示す図である。
を間引いた場合の探索ブロックの一例を示す図である。
【図24】 この発明の実施の形態4による動きベクト
ル検出装置の構成を示すブロック図である。
ル検出装置の構成を示すブロック図である。
【図25】 図24のサーチウィンドウメモリ部のうち
のメモリの入出力を制御する回路の一例を示すブロック
図である。
のメモリの入出力を制御する回路の一例を示すブロック
図である。
【図26】 図24の交換器の構成例を示すブロック図
である。
である。
【図27】 図26の水平交換部のセレクタ部の構成例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図28】 図26の垂直交換部のセレクタ部の構成例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図29】 図24の半画素フィルタにおける水平フィ
ルタ部および垂直フィルタ部の一例を示すブロック図で
ある。
ルタ部および垂直フィルタ部の一例を示すブロック図で
ある。
【図30】 実施の形態4における探索分割ブロックの
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図31】 この発明の実施の形態5による動きベクト
ル検出装置の動きベクトル検出部の構成を示すブロック
図である。
ル検出装置の動きベクトル検出部の構成を示すブロック
図である。
【図32】 実施の形態5による動きベクトル検出装置
により動きベクトルを探索したときの探索ベクトルおよ
びパラメータPの値の履歴の一例を示す図である。
により動きベクトルを探索したときの探索ベクトルおよ
びパラメータPの値の履歴の一例を示す図である。
【図33】 従来の動きベクトル検出装置を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
2 サーチウィンドウメモリ部(符号化データ記憶手
段、第2の記憶手段、選択手段)、2A サーチウィン
ドウメモリ部(符号化データ記憶手段、第4の記憶手
段、第6の記憶手段、選択手段)、2B サーチウィン
ドウメモリ部(符号化データ記憶手段、第8の記憶手
段、選択手段)、3,3A,3B 交換器(選択手
段)、4,4A 評価部(比較手段)、6 リファレン
スレジスタ部(ブロックデータ記憶手段、第1の記憶手
段)、6A リファレンスメモリ部(ブロックデータ記
憶手段、第3の記憶手段、第5の記憶手段、第7の記憶
手段)、7動きベクトル検出部(検出手段、探索ベクト
ル設定手段)、9 半画素フィルタ(中間データ計算手
段)。
段、第2の記憶手段、選択手段)、2A サーチウィン
ドウメモリ部(符号化データ記憶手段、第4の記憶手
段、第6の記憶手段、選択手段)、2B サーチウィン
ドウメモリ部(符号化データ記憶手段、第8の記憶手
段、選択手段)、3,3A,3B 交換器(選択手
段)、4,4A 評価部(比較手段)、6 リファレン
スレジスタ部(ブロックデータ記憶手段、第1の記憶手
段)、6A リファレンスメモリ部(ブロックデータ記
憶手段、第3の記憶手段、第5の記憶手段、第7の記憶
手段)、7動きベクトル検出部(検出手段、探索ベクト
ル設定手段)、9 半画素フィルタ(中間データ計算手
段)。
Claims (6)
- 【請求項1】 画像データにおけるフレームを分割した
各ブロックについて、既に符号化されたフレームに対す
る動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置におい
て、 前記ブロックを構成する画素のデータのうちの所定の数
の画素データを記憶するブロックデータ記憶手段と、 前記符号化されたフレームのうちの、前記ブロックの位
置から所定の行および所定の列の範囲内の画素のデータ
を記憶する符号化データ記憶手段と、 所定の探索ベクトルを供給され、前記符号化データ記憶
手段に記憶された前記画素のデータのうちの、前記ブロ
ックの位置から前記探索ベクトルだけ離れた位置の、前
記ブロックと同一の大きさの範囲の画素のデータを選択
する選択手段と、 前記ブロックデータ記憶手段に記憶された画素のデータ
と、前記選択手段により選択された画素のデータとを比
較する比較手段と、 前記比較手段による比較の結果に基づいて前記動きベク
トルを検出する検出手段とを備えることを特徴とする動
きベクトル検出装置。 - 【請求項2】 画像データにおけるフレームを分割した
各ブロックについて、既に符号化されたフレームに対す
る動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置におい
て、 前記ブロックを構成する画素のデータを記憶する第1の
記憶手段と、 前記符号化されたフレームのうちの所定の範囲を前記ブ
ロックと同一の大きさの領域に分割したときの、分割後
の領域における同一の行かつ同一の列の画素のデータご
とに、前記符号化されたフレームのうちの前記所定の範
囲の画素のデータを記憶する第2の記憶手段と、 所定の探索ベクトルを供給され、前記第2の記憶手段に
記憶された分割後の領域における同一の行かつ同一の列
の画素のデータのうちのいずれか1つをそれぞれ選択し
て、前記ブロックの位置から前記探索ベクトルだけ離れ
た位置の前記ブロックと同一の大きさの範囲の画素のデ
ータを選択する選択手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された画素のデータと、前記
選択手段により選択された画素のデータとを画素ごとに
比較する比較手段と、 前記比較手段による比較の結果に基づいて前記動きベク
トルを検出する検出手段とを備えることを特徴とする動
きベクトル検出装置。 - 【請求項3】 画像データにおけるフレームを分割した
各ブロックについて、既に符号化されたフレームに対す
る動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置におい
て、 前記ブロックを所定の個数に分割した分割ブロックを構
成する画素のデータを記憶する第3の記憶手段と、 前記符号化されたフレームのうちの所定の範囲を前記分
割ブロックと同一の大きさの領域に分割したときの、分
割後の領域における同一の行かつ同一の列の画素のデー
タごとに、前記符号化されたフレームのうちの前記所定
の範囲の画素のデータを記憶する第4の記憶手段と、 所定の探索ベクトルを供給され、前記第4の記憶手段に
記憶された分割後の領域における同一の行かつ同一の列
の画素のデータのうちのいずれか1つをそれぞれ選択し
て、前記分割ブロックの位置から前記探索ベクトルだけ
離れた位置の前記分割ブロックと同一の大きさの範囲の
画素のデータを選択する選択手段と、 前記第3の記憶手段に記憶された画素のデータと、前記
選択手段により選択された画素のデータとを画素ごとに
比較する比較手段と、 前記比較手段による比較の結果に基づいて前記動きベク
トルを検出する検出手段とを備えることを特徴とする動
きベクトル検出装置。 - 【請求項4】 画像データにおけるフレームを分割した
各ブロックについて、既に符号化されたフレームに対す
る動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置におい
て、 前記ブロックを構成する画素のデータを所定の割合で間
引いた場合の画素のデータを記憶する第5の記憶手段
と、 前記符号化されたフレームのうちの所定の範囲を前記ブ
ロックと同一の大きさの領域に分割したときの、分割後
の領域における同一の行かつ同一の列の画素のデータご
とに、前記符号化されたフレームのうちの前記所定の範
囲の画素のデータを記憶する第6の記憶手段と、 所定の探索ベクトルを供給され、前記第6の記憶手段に
記憶された分割後の領域における同一の行かつ同一の列
の画素のデータのうちのいずれかを選択して、前記ブロ
ックの位置から前記探索ベクトルだけ離れた位置の前記
ブロックと同一の大きさの範囲の画素のデータのうち
の、前記所定の割合で間引いた場合の画素のデータを選
択する選択手段と、 前記第5の記憶手段に記憶された画素のデータと、前記
選択手段により選択された画素のデータとを画素ごとに
比較する比較手段と、 前記比較手段による比較の結果に基づいて前記動きベク
トルを検出する検出手段とを備えることを特徴とする動
きベクトル検出装置。 - 【請求項5】 画像データにおけるフレームを分割した
各ブロックについて、既に符号化されたフレームに対す
る動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置におい
て、 前記ブロックを構成する画素のデータを記憶する第7の
記憶手段と、 前記符号化されたフレームのうちの所定の範囲を前記ブ
ロックと同一の大きさの領域に分割したときの、分割後
の領域における同一の行かつ同一の列の画素のデータご
とに、前記符号化されたフレームのうちの前記所定の範
囲の画素のデータを記憶する第8の記憶手段と、 所定の探索ベクトルを供給され、前記第8の記憶手段に
記憶された分割後の領域における同一の行かつ同一の列
の画素のデータのうちのいずれか1つをそれぞれ選択し
て、前記ブロックの位置から前記探索ベクトルだけ離れ
た位置の前記ブロックと同一の大きさの範囲の画素のデ
ータを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された画素のデータに基づい
て、その画素と画素との中間におけるデータを計算する
中間データ計算手段と、 前記第7の記憶手段に記憶された画素のデータと、前記
選択手段により選択された画素のデータまたは前記中間
データ計算手段により計算されたデータとを画素ごとに
比較する比較手段と、 前記比較手段による比較の結果に基づいて前記動きベク
トルを検出する検出手段とを備えることを特徴とする動
きベクトル検出装置。 - 【請求項6】 比較手段による比較の結果に応じて、探
索ベクトルを設定する探索ベクトル設定手段を備えるこ
とを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか
1項記載の動きベクトル検出装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20672998A JP2000041251A (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 動きベクトル検出装置 |
US09/217,983 US6298086B1 (en) | 1998-07-22 | 1998-12-22 | Motion vector detecting apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20672998A JP2000041251A (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 動きベクトル検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000041251A true JP2000041251A (ja) | 2000-02-08 |
Family
ID=16528149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20672998A Pending JP2000041251A (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 動きベクトル検出装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6298086B1 (ja) |
JP (1) | JP2000041251A (ja) |
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JP2003023638A (ja) * | 2001-07-06 | 2003-01-24 | Mitsubishi Electric Corp | 動きベクトル検出装置および動きベクトル検出装置における自己テスト方法 |
JP5286805B2 (ja) * | 2008-01-31 | 2013-09-11 | 沖電気工業株式会社 | 動きベクトル検出装置及び方法、動画像符号化装置及び方法、並びに、動画像復号化装置及び方法 |
EP3139611A1 (en) | 2011-03-14 | 2017-03-08 | HFI Innovation Inc. | Method and apparatus for deriving temporal motion vector prediction |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0453389A (ja) * | 1990-06-21 | 1992-02-20 | Graphics Commun Technol:Kk | 動ベクトル検出装置 |
JP3084170B2 (ja) | 1992-08-13 | 2000-09-04 | 三菱電機株式会社 | 動きベクトル検出装置 |
KR960010198B1 (ko) * | 1993-07-21 | 1996-07-26 | 배순훈 | 동영상 부호화기의 움직임 추정방법 및 장치 |
JPH07135663A (ja) * | 1993-09-17 | 1995-05-23 | Oki Electric Ind Co Ltd | 動きベクトル検出方法および動きベクトル検出装置 |
JP3528115B2 (ja) | 1996-05-07 | 2004-05-17 | 日本電気エンジニアリング株式会社 | 動き予測ベクトル検出回路 |
JPH1079947A (ja) * | 1996-09-03 | 1998-03-24 | Mitsubishi Electric Corp | 動きベクトル検出装置 |
JP3483751B2 (ja) * | 1997-12-18 | 2004-01-06 | 三菱電機株式会社 | 動きベクトル検出装置及び動きベクトル検出方法 |
-
1998
- 1998-07-22 JP JP20672998A patent/JP2000041251A/ja active Pending
- 1998-12-22 US US09/217,983 patent/US6298086B1/en not_active Expired - Fee Related
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---|---|
US6298086B1 (en) | 2001-10-02 |
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