JP2002063219A - 設計装置、薄肉部検出表示方法、及び記憶媒体 - Google Patents

設計装置、薄肉部検出表示方法、及び記憶媒体

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JP2002063219A
JP2002063219A JP2000251218A JP2000251218A JP2002063219A JP 2002063219 A JP2002063219 A JP 2002063219A JP 2000251218 A JP2000251218 A JP 2000251218A JP 2000251218 A JP2000251218 A JP 2000251218A JP 2002063219 A JP2002063219 A JP 2002063219A
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Hitoshi Yoshihara
均 吉原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3次元モデルに含まれる基準肉厚以下の薄肉
部を、短い時間で正確に検出し、見やすく表示するよう
にする。 【解決手段】 3次元モデルのサーフェース毎に、各サ
ーフェースから3次元モデルの内側方向へ所定肉厚分だ
けの厚みをもった形状のオフセットソリッドを生成する
(S22)。オフセットソリッドの構成部分のうち3次
元モデルに座標的に含まれない部分からなる差分ソリッ
ドを、3次元モデルのサーフェース毎に作成する(S2
3)。差分ソリッドと3次元モデルとが座標的に接触す
る面である接触サーフェースを、3次元モデルのサーフ
ェース毎に検出する(S24)。検出された複数の接触
サーフェースから、ステップS23で差分ソリッドが作
成されなかった3次元モデルのサーフェースと同一面と
なる接触サーフェースを取り除く(S26)。取り除か
れずに残った接触サーフェースを3次元モデルとともに
画像表示する(S28)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設計装置、薄肉部
検出表示方法、及び記憶媒体に関し、特に、3次元モデ
ルを作成し、それを画像表示することが可能な設計装
置、当該設計装置に適用される薄肉部検出表示方法、及
び当該薄肉部検出表示方法を実行するプログラムを記憶
した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、3次元CADシステムの利用によ
り、設計効率の向上が図られているが、製品設計の品質
保証、機能保証を達成するためには、製品の3次元モデ
ルに対する多様な技術的検証及びチェックによる確認評
価が必要である。特に、モールド部品の設計において
は、製品の肉厚の状態を把握して、射出成形における製
品形状に起因するさまざまな問題をあらかじめ把握し、
製品設計、金型設計、金型製作、射出成形に対して、技
術的な対策や改善等のフィードバックを行い、高品質か
つ高効率な設計および生産体制の確立が望まれている。
【0003】ところで、3次元CADシステムの利用が
進むなかで、製品の肉厚状態を知ろうとした場合、従
来、1つまたは複数の位置を指定して断面図を作成し、
断面図内で肉厚チェックを行なうといった、2次元的な
チェック方法が行われていた。
【0004】図15〜図17は、従来の肉厚チェックの
方法を説明するためのモールド部品の一例を示す斜視図
である。
【0005】従来、設計者によって、肉厚をチェックし
たい断面位置と、基準肉厚とが設計装置に入力される
と、図15〜図17のいずれかに示す画像が表示装置に
表示される。すなわち、モールド製品の3次元モデル6
0において、指定された位置でのx平面に平行な断面6
1、指定された位置でのy平面に平行な断面62、また
は、指定された位置でのz平面に平行な断面63が表示
され、さらに、断面において、指定された基準肉厚分だ
け断面の輪郭線から内側に移動して作成されたオフセッ
ト図形64,65または66が表示される。
【0006】表示装置に表示されたオフセット図形6
4,65または66を見ることによって、設計者は、モ
ールド製品の3次元モデル60の指定断面位置で基準肉
厚が確保できているか否か等を知ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の肉厚チェック方法では、3次元モデルに対し
て、1次元落とした2次元による評価手段を用いること
に起因する制約を有しており、下記のような問題点が存
在した。
【0008】例えば、図15の断面61や図16の断面
62のように、薄い側の肉厚方向に垂直な方向に切った
断面では、肉厚を適正に評価することができないので、
少なくとも断面をx,y,zの3軸方向から作成する必
要があり、設計装置における表示処理時間と、設計者に
よるチェック時間とが多大なものとなる。
【0009】また、図17に示すオフセット図形66を
設計者が検討すれば、3次元モデル60において基準肉
厚より薄い部分がどこにあるかがある程度分かるもの
の、図17に示す画面を単に見ただけでは、その部分が
一目ですぐには分からない。
【0010】また、モールド製品全体において肉厚チェ
ックを行う場合、断面の間隔を密にする必要があり、こ
の場合、設計装置における表示処理時間と、設計者によ
るチェック時間とが膨大なものとなる。さらに、断面の
間隔を密にした状態で各断面内にオフセット図形を表示
すると、表示が混みあって見にくくなる。
【0011】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、3次元モデルに含まれる基準肉厚以下
の薄肉部を、短い時間で正確に検出し、見やすく表示す
るようにした設計装置、薄肉部検出表示方法、及び記憶
媒体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、3次元モデルから所
定肉厚以下の薄肉部を検出する検出手段と、前記検出手
段によって検出された薄肉部を、前記3次元モデルとと
もに画像表示する表示手段とを有することを特徴とする
設計装置が提供される。
【0013】また、請求項4記載の発明によれば、3次
元モデルから所定肉厚以下の薄肉部を検出する検出ステ
ップと、前記検出ステップによって検出された薄肉部
を、前記3次元モデルとともに画像表示する表示ステッ
プとを有することを特徴とする薄肉部検出表示方法が提
供される。
【0014】さらに、請求項7記載の発明によれば、設
計装置に適用される薄肉部検出表示方法をプログラムと
して記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶
媒体において、前記薄肉部検出表示方法が、3次元モデ
ルから所定肉厚以下の薄肉部を検出する検出ステップ
と、前記検出ステップによって検出された薄肉部を、前
記3次元モデルとともに画像表示する表示ステップとを
有することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明に係る設計装置の一実施の
形態の構成を示すブロック図である。
【0017】図中、10は設計装置であり、通信インタ
ーフェース9を介してNCデータ作成装置18に接続さ
れており、NCデータ作成装置18との間で種々の相互
データ通信が行われる。また、NCデータ作成装置18
にはNC工作機械19が接続されている。
【0018】設計装置10は、3次元モデルの作成、図
面作成処理等を行うCPU1、データやパラメータ等の
入力を行うキーボード等からなる入力装置2、データや
パラメータなどの表示を行うCRTディスプレイ等から
なる表示装置3、プリンタ等からなる出力装置4、固定
パラメータやプログラム等を記憶しているROM6、可
変パラメータの一時記憶や、ワーキングエリアとして使
用されるRAM7、ハードディスクドライブやフロッピ
ー(登録商標)ディスクドライブ等からなる記憶装置
8、通信インターフェース9を備えており、各々が内部
通信用のバス5により接続されている。
【0019】図2は、ROM6及びRAM7からなるC
PU1の主記憶エリアのメモリマップを示す図である。
【0020】図中11は、薄肉部検出用の制御プログラ
ムを記憶するROM6に相当するエリア、12は3次元
モデルデータを記憶するRAM7に相当するエリア、1
3はサーフェースデータを記憶するRAM7に相当する
エリア、14は基準肉厚データを記憶するRAM7に相
当するエリア、15はパラメータテーブルを記憶するエ
リア、16は差分ソリッドデータを記憶するRAM7に
相当するエリアである。
【0021】図3は、エリア11に記憶された薄肉部検
出用の制御プログラムをCPU1が実行することによっ
て実現する薄肉部の検出処理及び表示処理の手順を示す
フローチャートである。
【0022】記憶装置8には予め、3次元CADによっ
て作成された3次元モデルデータからなるデータファイ
ルが格納されており、ステップS20で、記憶装置8に
格納されたデータファイルの中から、処理対象の3次元
モデルデータを取り出す。そして、メモリマップ上の3
次元モデルデータのエリア12に記憶し、以後行われる
薄肉部の検出処理及び表示処理において随時使用する。
【0023】ステップS21では、処理対象の3次元モ
デルにおける基準肉厚を指定する。すなわち、モールド
部品では肉厚が薄い場合に射出成形時にモールド部品が
変形する可能性があるので、変形の生じない最低限度の
厚みである基準肉厚を指定する。具体的には、記憶装置
8に格納されたデータファイルに基準肉厚データが予め
保存されており、本ステップでは、データファイルの中
から基準肉厚データを取り出し、メモリマップ上の基準
肉厚データのエリア14に格納する。さらに、基準肉厚
データ値を表示装置3に表示してオペレータに通知し、
この通知を受けたオペレータは基準肉厚データ値に変更
を加えたい場合には、入力装置2によって変更値を指示
する。この変更値を受け取った場合には、メモリマップ
上のエリア14に格納した基準肉厚データを変更する。
【0024】ステップS22では、処理対象の3次元モ
デルのサーフェース毎に、基準肉厚分の厚みを持った3
次元ソリッドモデルを生成する。すなわち、サーフェー
スに対して垂直で、かつ3次元モデルのソリッド内部へ
向かう方向に、基準肉厚分の厚みを持った3次元ソリッ
ドモデルを生成する。以降、本ステップにより生成され
る3次元ソリッドモデルを「オフセットソリッド」と呼
ぶ。
【0025】図4は、処理対象の3次元モデルの一例を
示す斜視図であり、図5は、この3次元モデルにおいて
生成されるオフセットソリッドを示す斜視図である。
【0026】すなわち、3次元モデル30のサーフェー
ス31に対して、ステップS22の処理により、オフセ
ットソリッド32が生成される。
【0027】図6〜図13も、3次元モデル30の各サ
ーフェースに対して生成されるオフセットソリッドを示
している。
【0028】図6でも、サーフェース31に対してオフ
セットソリッド32が生成され、図7では、サーフェー
ス36に対してオフセットソリッド37が生成され、図
8では、サーフェース40に対してオフセットソリッド
41が生成され、図9では、サーフェース42に対して
オフセットソリッド43が生成され、図10では、サー
フェース44に対してオフセットソリッド45が生成さ
れ、図11では、サーフェース46に対してオフセット
ソリッド47が生成され、図12では、サーフェース4
8に対してオフセットソリッド49が生成され、図13
では、サーフェース50に対してオフセットソリッド5
1が生成される。
【0029】ステップS23では、オフセットソリッド
と3次元モデルとを基に、差分ソリッドを求める。すな
わち、図6に示すように、オフセットソリッド32と3
次元モデル30とを座標的に比較して、オフセットソリ
ッド32のうち、3次元モデル30に含まれない部分を
求め、これを差分ソリッド33とする。同様に、図7に
おいて、オフセットソリッド37と3次元モデル30と
を比較して、オフセットソリッド37のうち、3次元モ
デル30に座標的に含まれない部分を求め、これを差分
ソリッド38とする。図8〜図13に示すオフセットソ
リッドでは差分ソリッドは存在しない。つまり、基準肉
厚よりも薄い肉厚部を構成するサーフェースでのみ差分
ソリッドが存在する。
【0030】得られた差分ソリッドに関するデータは、
メモリマップ上の差分ソリッドデータのエリア16に格
納する。
【0031】ステップS24では、差分ソリッドと3次
元モデルとの間で両者が座標的に接触する接触サーフェ
ース(両者が共有する同一面)を検出して、メモリマッ
プ上のサーフェースデータのエリア13に格納する。す
なわち、ステップS23によりエリア16に格納された
差分ソリッドのデータと、ステップS20によりエリア
12に格納された3次元モデル30のデータとを比較し
て、共有する同一サーフェースを抽出し、メモリマップ
上のサーフェースデータのエリア13に格納する。
【0032】こうして抽出された接触サーフェースを、
図6及び図7を参照して示すと、図6では差分ソリッド
33における接触サーフェース34及び接触サーフェー
ス35であり、図7では差分ソリッド38における接触
サーフェース39である。
【0033】なお、メモリマップ上のサーフェースデー
タのエリア13には、接触サーフェースと同一面をなす
3次元モデル30のサーフェースを示すデータを、接触
サーフェースに対応付けて格納する。
【0034】ステップS24で求めた接触サーフェース
には、薄肉部を構成しないサーフェースと同一面となる
接触サーフェース(例えば接触サーフェース35)も含
まれるので、こうした接触サーフェースを取り除く必要
がある。この処理をステップS25及びステップS26
で行う。
【0035】ステップS25では先ず、差分ソリッドが
存在しなかったサーフェースを取り出す。すなわち、図
8〜図13に例示するサーフェース40,42,44,
46,48,50が取り出される。
【0036】ステップS26では、ステップS25によ
り取り出されたサーフェースと、メモリマップ上のサー
フェースデータのエリア13に、接触サーフェースに対
応付けて格納された、接触サーフェースと同一面をなす
3次元モデル30のサーフェースとを比較し、同一のサ
ーフェースが存在した場合(例えば、サーフェース4
0)、当該サーフェースに対応する接触サーフェース
(接触サーフェース35)を、メモリマップ上のサーフ
ェースデータのエリア13に格納された接触サーフェー
スから取り除く。この結果、メモリマップ上のサーフェ
ースデータのエリア13には、接触サーフェース34,
39だけが保存されることになる。
【0037】ステップS27では、メモリマップ上のサ
ーフェースデータのエリア13に保存されている接触サ
ーフェース34,39を、薄肉部を構成する薄肉部サー
フェースとして、メモリマップ上のサーフェースデータ
のエリア13に格納する。
【0038】ステップS28では、メモリマップ上のサ
ーフェースデータのエリア13に格納された薄肉部サー
フェースを読み出し、表示装置3に3次元モデル30を
表示するとともに、3次元モデル30上の対応位置に薄
肉部サーフェースを表示する。この表示では、薄肉部サ
ーフェース全体を3次元モデル30と区別のつく見やす
い色で表示する。なお、薄肉部サーフェースの輪郭のみ
を表示しても、薄肉部サーフェース自体を、色塗りある
いはシェーディング表示ならびにレンダリング表示して
もよい。こうした表示方法の選択は、システムの設定を
用いても、オペレータからの入力による指示によっても
よい。
【0039】図14は、表示装置3に表示された3次元
モデル及び薄肉部サーフェースの一例を示す図である。
図中の薄肉部サーフェース52,53は接触サーフェー
ス34,39にそれぞれ対応する。
【0040】薄肉部サーフェース52,53は、モール
ド製品の3次元モデル30における基準肉厚よりも薄い
薄肉部を両面から挟むようにすることによって、その位
置を表している。なお、ここで着目に値する点は、薄肉
部サーフェース53が3次元モデル30のサーフェース
31(図5及び図6)と同一ではなく、薄肉部を構成す
る範囲に限られている点である。これは、接触サーフェ
ース39(図7)が薄肉部サーフェース53として用い
られた結果による。また、接触サーフェース35(図
6)が薄肉部サーフェースとして採用されていない。こ
れは、オフセットソリッド41(図8)が差分ソリッド
を生成しなかった結果を受けて、ステップS26の処理
の結果、薄肉部を構成しないサーフェースを除外したこ
とによる。
【0041】かくして、従来のような、断面においてオ
フセット図形を作成する場合と異なり、モールド製品の
3次元モデルにおいて、指定した基準肉厚よりも薄い部
分を正確に表示できるとともに、視覚的に非常に見やす
い状態で表示することが可能であり、オペレータに対す
る高品質の情報提供を実現することができる。
【0042】なお、表示装置3に表示された画像情報
は、出力装置4より印刷することも可能である。また、
この情報は、NCデータ作成装置18へ入力データとし
て受け渡され、加工データの作成に効果的に利用され得
る。また、こうして作成された加工データは、NC工作
機械19により無人加工用のデータとして利用される。
【0043】更に、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、本実施の形態のように、1つ
の機器からなる装置に適用してもよい。
【0044】また、前述した実施の形態の機能を実現す
るソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体
を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムある
いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記
憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行
することによっても、本発明が達成されることは言うま
でもない。
【0045】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、前述の実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒
体が本発明を構成することになる。
【0046】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0047】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施の形態の
機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなど
が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっ
て前述した実施の形態の機能が実現される場合も、本発
明に含まれることは言うまでもない。
【0048】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現
される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、3
次元モデルから所定肉厚以下の薄肉部を検出し、該検出
された薄肉部を、前記3次元モデルとともに画像表示す
る。
【0050】これにより、3次元モデルに含まれる基準
肉厚以下の薄肉部が、短い時間で正確に検出され、見や
すく表示される。したがって、薄肉部の見逃しを無く
し、見逃しにより発生するさまざまな品質不良を削減で
き、実用上多大の効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る設計装置の一実施の形態の構成を
示すブロック図である。
【図2】ROM及びRAMからなるCPUの主記憶エリ
アのメモリマップを示す図である。
【図3】ROMに記憶された薄肉部検出用の制御プログ
ラムをCPUが実行することによって実現する薄肉部の
検出処理及び表示処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】処理対象の3次元モデルの一例を示す斜視図で
ある。
【図5】図4に示す3次元モデルにおいて生成されるオ
フセットソリッドを示す斜視図である。
【図6】3次元モデルの特定なサーフェースに対して生
成されるオフセットソリッドと、差分ソリッドとを示す
斜視図である。
【図7】3次元モデルの特定なサーフェースに対して生
成されるオフセットソリッドと、差分ソリッドとを示す
斜視図である。
【図8】3次元モデルの特定なサーフェースに対して生
成されるオフセットソリッドを示す斜視図である。
【図9】3次元モデルの特定なサーフェースに対して生
成されるオフセットソリッドを示す斜視図である。
【図10】3次元モデルの特定なサーフェースに対して
生成されるオフセットソリッドを示す斜視図である。
【図11】3次元モデルの特定なサーフェースに対して
生成されるオフセットソリッドを示す斜視図である。
【図12】3次元モデルの特定なサーフェースに対して
生成されるオフセットソリッドを示す斜視図である。
【図13】3次元モデルの特定なサーフェースに対して
生成されるオフセットソリッドを示す斜視図である。
【図14】表示装置に表示された3次元モデル及び薄肉
部サーフェースの一例を示す図である。
【図15】従来の肉厚チェックの方法を説明するための
モールド部品の一例を示す斜視図である。
【図16】従来の肉厚チェックの方法を説明するための
モールド部品の一例を示す斜視図である。
【図17】従来の肉厚チェックの方法を説明するための
モールド部品の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…CPU(検出手段、表示手段) 2…表示装置(表示手段) 3…入力装置 4…出力装置 5…内部通信用のバス 6…ROM(検出手段) 7…RAM 8…主記憶装置 9…通信インターフェース 10…設計装置 11…制御プログラムのエリア 12…3次元モデルデータのエリア 13…サーフェーステータのエリア 14…基準肉厚データのエリア 15…パラメータテーブルのエリア 16…差分ソリッドデータのエリア 18…NCデータ作成装置 19…NC工作機械

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元モデルから所定肉厚以下の薄肉部
    を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された薄肉部を、前記3次元
    モデルとともに画像表示する表示手段とを有することを
    特徴とする設計装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記3次元モデルのサ
    ーフェース毎に前記薄肉部を検出し、 前記表示手段は、前記検出手段によって検出された薄肉
    部を構成する、前記3次元モデルのサーフェースの少な
    くとも一部である薄肉部サーフェースを表示することを
    特徴とする請求項1記載の設計装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、 前記3次元モデルのサーフェース毎に、各サーフェース
    から前記3次元モデルの内側方向へ前記所定肉厚分だけ
    の厚みをもった形状のオフセットソリッドを生成する生
    成手段と、 前記オフセットソリッドの構成部分のうち前記3次元モ
    デルに座標的に含まれない部分からなる差分ソリッド
    を、前記3次元モデルのサーフェース毎に作成する作成
    手段と、 前記差分ソリッドと前記3次元モデルとが座標的に接触
    する面である接触サーフェースを、前記3次元モデルの
    サーフェース毎に検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された複数の接触サーフェース
    から、前記作成手段によって差分ソリッドが作成されな
    かった前記3次元モデルのサーフェースと同一面となる
    接触サーフェースを取り除く取除手段とを含み、 前記表示手段は、前記取除手段の処理によって取り除か
    れずに残った接触サーフェースを前記3次元モデルとと
    もに画像表示することを特徴とする請求項1記載の設計
    装置。
  4. 【請求項4】 3次元モデルから所定肉厚以下の薄肉部
    を検出する検出ステップと、 前記検出ステップによって検出された薄肉部を、前記3
    次元モデルとともに画像表示する表示ステップとを有す
    ることを特徴とする薄肉部検出表示方法。
  5. 【請求項5】 前記検出ステップは、前記3次元モデル
    のサーフェース毎に前記薄肉部を検出し、 前記表示ステップは、前記検出ステップによって検出さ
    れた薄肉部を構成する、前記3次元モデルのサーフェー
    スの少なくとも一部である薄肉部サーフェースを表示す
    ることを特徴とする請求項4記載の薄肉部検出表示方
    法。
  6. 【請求項6】 前記検出ステップは、 前記3次元モデルのサーフェース毎に、各サーフェース
    から前記3次元モデルの内側方向へ前記所定肉厚分だけ
    の厚みをもった形状のオフセットソリッドを生成する生
    成ステップと、 前記オフセットソリッドの構成部分のうち前記3次元モ
    デルに座標的に含まれない部分からなる差分ソリッド
    を、前記3次元モデルのサーフェース毎に作成する作成
    ステップと、 前記差分ソリッドと前記3次元モデルとが座標的に接触
    する面である接触サーフェースを、前記3次元モデルの
    サーフェース毎に検出する検出ステップと、 前記検出ステップにより検出された複数の接触サーフェ
    ースから、前記作成ステップによって差分ソリッドが作
    成されなかった前記3次元モデルのサーフェースと同一
    面となる接触サーフェースを取り除く取除ステップとを
    含み、 前記表示ステップは、前記取除ステップの処理によって
    取り除かれずに残った接触サーフェースを前記3次元モ
    デルとともに画像表示することを特徴とする請求項4記
    載の薄肉部検出表示方法。
  7. 【請求項7】 設計装置に適用される薄肉部検出表示方
    法をプログラムとして記憶した、コンピュータにより読
    み出し可能な記憶媒体において、 前記薄肉部検出表示方法が、 3次元モデルから所定肉厚以下の薄肉部を検出する検出
    ステップと、 前記検出ステップによって検出された薄肉部を、前記3
    次元モデルとともに画像表示する表示ステップとを有す
    ることを特徴とする記憶媒体。
  8. 【請求項8】 前記検出ステップは、前記3次元モデル
    のサーフェース毎に前記薄肉部を検出し、 前記表示ステップは、前記検出ステップによって検出さ
    れた薄肉部を構成する、前記3次元モデルのサーフェー
    スの少なくとも一部である薄肉部サーフェースを表示す
    ることを特徴とする請求項7記載の記憶媒体。
  9. 【請求項9】 前記検出ステップは、 前記3次元モデルのサーフェース毎に、各サーフェース
    から前記3次元モデルの内側方向へ前記所定肉厚分だけ
    の厚みをもった形状のオフセットソリッドを生成する生
    成ステップと、 前記オフセットソリッドの構成部分のうち前記3次元モ
    デルに座標的に含まれない部分からなる差分ソリッド
    を、前記3次元モデルのサーフェース毎に作成する作成
    ステップと、 前記差分ソリッドと前記3次元モデルとが座標的に接触
    する面である接触サーフェースを、前記3次元モデルの
    サーフェース毎に検出する検出ステップと、 前記検出ステップにより検出された複数の接触サーフェ
    ースから、前記作成ステップによって差分ソリッドが作
    成されなかった前記3次元モデルのサーフェースと同一
    面となる接触サーフェースを取り除く取除ステップとを
    含み、 前記表示ステップは、前記取除ステップの処理によって
    取り除かれずに残った接触サーフェースを前記3次元モ
    デルとともに画像表示することを特徴とする請求項7記
    載の記憶媒体。
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