JP2002062917A - 機器の製造システム、画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

機器の製造システム、画像形成装置及び画像形成システム

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JP2002062917A
JP2002062917A JP2000249693A JP2000249693A JP2002062917A JP 2002062917 A JP2002062917 A JP 2002062917A JP 2000249693 A JP2000249693 A JP 2000249693A JP 2000249693 A JP2000249693 A JP 2000249693A JP 2002062917 A JP2002062917 A JP 2002062917A
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manufacturing
power
manufacturing system
power consumption
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Eiichi Yamada
栄一 山田
Izumi Hamanaka
泉 浜中
Masayuki Hata
昌幸 畑
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Konica Minolta Inc
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 機器の製造段階で発生する環境負荷を把握す
るため、組立工程及び検査工程を含む、製造段階で発生
する環境負荷を正確に把握すること。 【解決手段】組立工程及び検査工程を実行する製造装置
を含む機器の製造システムにおいて、個々の製造装置毎
の又は複数の製造装置単位の消費電力を積算する電力積
算計を設置し個々の製造装置毎の又は複数の製造装置単
位の消費電力を積算し、積算した消費電力に基づいて前
記機器の製造時の環境負荷値を算出し管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置等の
機器の製造システム及び画像形成装置に関し、特に、画
像形成装置等の機器の環境負荷の管理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】地球環境保護の観点から、工業製品の環
境負荷を把握するための研究に研究機関や企業の資本及
び人員が投入される傾向にある。前記環境負荷の把握に
は、製品の製造から、使用を経て廃棄に至るまでのライ
フサイクルにおいて、資源の採取量及び熱や汚染物質等
の発生を総合した負荷の量を定量的に把握するLCA
(ライフサイクルアセスメント)の手法が用いられてい
る。
【0003】ISO 14040では、LCAの手順
を、目的と調査範囲の設定、インベントリー分析
(ライフサイクルの各段階での環境負荷を調べ上げ積算
する)、インパクト分析(で出た結果を地球環境へ
の影響という観点から分析する)、解釈(との結
果を考察し、その妥当性、信頼性、分析方法の一貫性等
をチェックし、具体的に環境負荷を低減する方法を導き
出す)、の4段階を経て、目的とする製品の環境影響度
を評価するとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】LCAを実施する場合
に、最も重要な段階はインベントリー分析である。イン
ベントリー分析においては、製品のライフサイクルにお
ける具体的な現象を環境負荷の側面から評価して定量化
する段階であり、LCAの結果の信頼性は、インベント
リー分析において収集されたデータの信頼性にかかって
いると言っても過言ではない。
【0005】インベントリー分析において用いられるデ
ータの一つとして、製品の製造段階において消費される
エネルギー、即ち、製造段階における消費電力がある
が、従来では、該消費電力として、製造工場の設備管理
者が管理している製造工場全体としての消費電力が基本
的に用いられていた。
【0006】しかるに、製造工場全体としての消費電力
は、工場全体としての消費電力であることと、定期的に
検査されることから、複数種類の製品が並行生産される
生産方式や、複数種類の製品がタイムシェアして生産さ
れる方式においては、各種類の製品の消費電力を正確に
把握することが極めて困難であるために、製品の製造工
程における消費エネルギーの正確なデータを取得するこ
とが困難であった。
【0007】第1の本発明の目的は、画像形成装置等の
機器の製造において消費されるエネルギーの把握におけ
る前記の問題を解決し、LCAを実施する場合等のよう
に、製品の環境負荷を定量化する場合における従来技術
の問題を解決することを目的とする。
【0008】エナージースターで代表されるように、複
写機、プリンタ等のOA機器(オフィスオートメーショ
ン機器)に対しては、使用におけるエネルギー消費量を
圧縮することが義務づけられる傾向にあり、省エネルギ
ータイプの画像形成装置が開発されている。このような
省エネルギータイプの画像形成装置の多くは、画像を形
成する作動時には、消費電力が上昇するが、待機状態に
おいては低消費エネルギーの状態に、即ち、省エネルギ
ーモードに保持されるように構成されている。
【0009】また、このような省エネルギーモードを持
った画像形成装置の多くは、省エネルギーモードから作
動状態に立ち上がるのに数分程度の立ち上がり時間を要
するものが多い。このために、コンピュータ等の画像情
報出力機器から画像形成指令信号を送信してから、画像
形成までに待ち時間が生じて画像形成効率を低下させる
という問題がある。それ故に、省エネルギーモードの設
定を解除して画像形成装置が使用される場合が少なくな
く、環境負荷の低減の実効が上がらないという問題があ
る。
【0010】第2の本発明の目的は、省エネルギーモー
ドを有する画像形成装置における前記のような画像形成
効率の低下や、画像形成効率の低下が原因となる画像形
成装置の環境負荷低減上の障害を克服することにある。
【0011】画像形成装置の環境負荷は、前記のように
製造から使用を経て廃棄に至る過程で発生する。画像形
成装置の使用時に発生する環境負荷は主として、画像形
成装置の作動により消費されるエネルギー、即ち、消費
電力であるが、従来は個々の画像形成装置の消費電力を
検出することが行われていなかったために、個々の画像
形成装置において、LCAを実施する場合の評価結果の
信頼度が十分でなかった。
【0012】第3の本発明の目的は、画像形成装置の使
用時において発生する環境負荷を正確に検出することが
できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的は
下記の発明により達成される。
【0014】1.少なくとも組立工程及び検査工程を実
行する製造装置を含む機器の製造システムにおいて、個
々の前記製造装置毎の又は複数の前記製造装置単位の消
費電力を積算する電力積算計を有することを特徴とする
機器の製造システム。
【0015】2.前記製造装置は組立装置を含むことを
特徴とする前記1に記載の機器の製造システム。
【0016】3.前記製造装置は加工装置を含むことを
特徴とする前記1又は2に記載の機器の製造システム。
【0017】4.前記電力積算計は検査工程における消
費電力を積算する電力積算計を含むことを特徴とする前
記1〜3のいずれか1項に記載の機器の製造システム。
【0018】5.前記電力積算計は、製造工程に対応し
て制御可能であることを特徴とする前記1〜4のいずれ
か1項に記載の機器の製造システム。
【0019】6.前記電力積算計の出力を自動的に読み
出す読出手段を有することを特徴とする前記1〜5のい
ずれか1項に記載の機器の製造システム。
【0020】7.製造ライン毎の消費電力を積算する電
力積算計を有することを特徴とする前記1〜6のいずれ
か1項に記載の機器の製造システム。
【0021】8.少なくとも組立工程及び検査工程を実
行する製造装置を含む機器の製造システムにおいて、個
々の前記製造装置毎の又は複数の前記製造装置単位の消
費電力を積算し、積算した消費電力に基づいて前記機器
の環境負荷値を算出する環境負荷演算手段を有すること
を特徴とする機器の製造システム。
【0022】9.前記環境負荷演算手段は消費電力を積
算する電力積算計を有することを特徴とする前記8に記
載の機器の製造システム。
【0023】10.前記製造装置は組立装置を含むこと
を特徴とする前記8又は前記9に記載の機器の製造シス
テム。
【0024】11.前記製造装置は加工装置を含むこと
を特徴とする前記8〜10のいずれか1項に記載の機器
の製造システム。
【0025】12.前記電力積算計は検査工程における
消費電力を積算する電力積算計を含むことを特徴とする
前記9に記載の機器の製造システム。
【0026】13.前記環境負荷演算手段は、製造工程
に対応して制御可能であることを特徴とする前記8〜1
2のいずれか1項に記載の機器の製造システム。
【0027】14.消費する電力を積算する電力積算計
を有することを特徴とする画像形成装置。
【0028】15.前記電力積算計はクリップオン電力
計であることを特徴とする前記14に記載の画像形成装
置。
【0029】16.消費する電力を積算する電力積算計
を有する画像形成装置及び、前記電力積算計の出力を読
み取る読取手段を有することを特徴とする画像形成シス
テム。
【0030】17.複数の前記画像形成装置を有し、前
記読取手段は複数の前記画像形成装置が消費する電力の
合計量を積算することを特徴とする前記16に記載の画
像形成システム。
【0031】18.省エネルギーモードと画像形成モー
ドとを有する画像形成装置及び、前記画像形成装置に接
続され、前記省エネルギーモードから前記画像形成モー
ドに切換えること、画像形成指令を行うこと及び前記画
像形成装置に画像データを送信することを行う画像形成
情報出力装置を有することを特徴とする画像形成システ
ム。
【0032】19.前記画像形成情報出力装置は前記省
エネルギーモードから前記画像形成モードへの切換を定
期的に行うことを特徴とする前記18に記載の画像形成
システム。
【0033】20.前記画像形成装置は、前記省エネル
ギーモードにあるか又は前記画像形成モードにあるかを
示す信号を前記画像形成情報出力装置に送信し、前記画
像形成情報出力装置は、前記画像形成装置が前記省エネ
ルギーモードにあるか又は前記画像形成モードにあるか
を表示する表示手段を有することを特徴とする前記18
又は19に記載の画像形成システム。
【0034】
【発明の実施の形態】(1)画像形成装置、 情報機器の一つである複写機に本発明を実施した実施の
形態について、説明する。
【0035】図1は本発明の実施の形態に係る複写機の
画像形成用機能部を示す図である。1は多数枚の原稿を
積載し、1枚ずつ画像読取位置に搬送する自動原稿搬送
装置である。2は自動原稿搬送装置1により搬送される
原稿又は原稿台24に載置された原稿の画像を読み取る
画像読取部である。画像読取部2は、原稿を照明する露
光ランプ21、ミラー及びレンズからなる結像光学系2
2及びガラス板からなり原稿が載置される原稿台を備え
ている。
【0036】3は記録紙上に画像を形成する画像形成部
である。画像形成部3は、アルミ製の基体に光導電層が
形成された有機光導電体からなるドラム状の感光体3
1、制御電極及び放電電極を有するスコロトロン帯電器
からなる帯電装置32、図示しないレーザダイオード、
ポリゴン、ミラー、レンズを有する画像書込部33、二
成分現像剤を収容し、感光体31の露光部分にトナーを
付着させる反転現像を行う現像部34、放電電極を有す
るコロトロン帯電器からなる転写部35、放電電極を有
するコロトロン帯電器からなる分離部36、画像が形成
された記録紙を搬送する搬送部37、ハロゲンランプか
らなる熱源、アルミ製の基体にフッ素樹脂からなる耐熱
離型像を有する加熱ローラ及びアルミ製の基体にシリコ
ンゴムからなる耐熱弾性層を有する定着部38、ウレタ
ンゴムからなるクリーニングブレード及び回収トナー搬
送スクリューを有するクリーニング部39及び発光ダイ
オードアレイからなり、感光体1を一様に露光する帯電
前露光部40を備えている。
【0037】5は画像形成部3に記録紙を搬送し、画像
が形成された記録紙を排紙する記録紙搬送部である。記
録紙搬送部5は、上段トレイ51、下段トレイ52、大
容量トレイ53、54、給紙部55、手差しトレイ5
6、裏面に画像を形成する反転搬送路を有するADU給
紙/搬送部57及び排紙トレイ58を備えている。
【0038】自動原稿搬送装置1で搬送される原稿又は
原稿大24に載置された原稿は画像読取部2により読み
取られ、画像読取により取得された画像データに基づい
て、上下段トレイ51、52、大容量53、54又は手
差しトレイ55から給紙された記録紙に画像が形成され
て排紙トレイ58に排紙される。
【0039】或いは、他の複写機やコンピュータ等の外
部の画像情報出力機器から伝送された画像データに基づ
いて記録紙に画像が形成されて排紙トレイ58に排紙さ
れる。
【0040】以上説明した複写機は数千点の部品で構成
されているが、構成部品はリサイクルに関して、大分類
として再使用可能な部品と、再資源化可能な部品と、廃
棄部品とに分類される。
【0041】再使用可能な部品としては、各種モータ、
光学部品等がある。再資源化可能な部品としては、外装
等の大型の樹脂製部品、フレームを構成する金属製部品
がある。
【0042】図2、3は外装を構成する大型の樹脂製部
品の例を示す。図2は複写機の前面と左側面を示る斜視
図であり、図中、71は自動原稿搬送装置1の外装部
品、72は排紙トレイであり、これらは自動原稿搬送装
置1の外装である。73は固定の上部カバー、74は開
閉可能な前扉、75は上段トレイ51の前カバー、76
は下段トレイ52の前カバー、77はADU給紙/搬送
部57の前カバー、78、79は大容量トレイ53、5
4の前カバー、80は搬送部を開放する開閉可能な搬送
部扉、81は固定の左側面下カバーである。図3は複写
機の背面と右側面を示す斜視図であり、図中、83は給
紙搬送部を開放する開閉可能な給紙搬送扉、84は固定
の右側面上カバー、85は大容量トレイからの搬送部を
開放する開閉可能な扉、86は固定の右側面下カバー8
7は背面カバーである。
【0043】図4において、101は読取部骨格、10
2は本体骨格、103は本体ステー、104は読取部制
御基板支持板、105は読取部2の制御回路が形成され
た読取部制御基板、106は本体制御基板、107は本
体全体のの制御回路が形成された本体制御基板支持板、
108は駆動基板支持板、109は架台、即ち、感光体
31、現像部34及びクリーニング部39の駆動回路が
形成された架台駆動基板、110はAC駆動基板、11
1は給紙部、即ち、給紙部35の駆動回路が給紙駆動基
板である。
【0044】読取部骨格101、本体骨格102、本体
ステー103、読取部制御基板支持板104、本体制御
基板支持板107及び駆動基板支持板108は鉄製であ
り再資源化される。読取部制御基板105、本体制御基
板106、架台駆動基板109、AC駆動基板110及
び給紙駆動基板111はガラス強化エポキシ樹脂であり
廃棄対象の部品である。
【0045】図5は本発明の実施の形態に係る画像形成
装置の製造システムの概念図である。
【0046】図5において、最初に、設備P1におい
て、図4の本体骨格102に本体ステー103を溶接に
より固定し、図1の画像形成部3を構成する諸部品及び
記録紙搬送部5を構成する諸部品が取り付けられる。ま
た、読取部骨格101には読取部2を構成する諸部品が
取り付けられ、読取部骨格101を本体骨格102に固
定することにより、読取部2、画像形成部3及び記録紙
搬送部5を備えた組立体が形成される。設備P1には、
溶接装置、ネジ締結装置等の組立装置、プレス装置、タ
ップ装置等の加工装置が設備されている。これらの諸製
造装置には、各製造装置に、或いは幾つかの製造装置毎
に消費電力を積算する電力積算計が設けられる。かかる
製造装置を纏めてP11、電力積算計を纏めてP12で
示す。
【0047】次に設備P2において、読取部制御基板1
05、本体制御基板106、架台駆動基板109、AC
駆動基板110及び給紙駆動基板111並びに束線(図
示せず)が取り付けられる。設備P2においては、はん
だ付け装置P21により電気接続が行われる。はんだ付
け装置P21は画像形成装置の製造システム中における
主要な電力消費装置の一つである。従って、はんだ付け
装置P21には電力積算計P22が設けられ、消費電力
の積算が行われる。なお、読取部2と画像形成部及び記
録紙搬送部5とは、組立工程において別ユニットとして
組み立てが行われ、それぞれの骨格102、101に機
械部品と電気部品が組み付けられた段階で、両者が結合
される。
【0048】次に設備P3において、図2に示す外装部
品が取り付けられて、画像形成装置に組み上げられる。
組み上げられた画像形成装置に対しては、設備P4にお
いて、通電による画像形成検査が行われる。画像形成検
査が画像形成装置の製造設備において、主要な電力消費
部の一つである。従って、設備P4には画像形成検査に
おいて消費される電力を積算する電力積算計P31が設
置される。電力積算計P12、P22、P31は基本的
には、各製造装置毎に設けられるが、複数の製造装置を
単位として設けられ、複数の製造装置の消費電力をまと
めて積算する製造システムの部分もある。
【0049】図5に示すように、電力積算計P12、P
22及びP31を設置することにより、画像形成装置の
製造工程において消費される電力のデータがきめ細かく
取得される。図5に示す製造システムが複数ライン設備
された製造システムにおいては、各ラインの製造装置に
電力積算計が設置され、各ラインにおける消費電力を把
握することができる。従って、各ラインにおいて、異な
る機種が並行生産されている場合には、各機種毎の製造
時における消費電力を把握することが可能になる。ま
た、複数の機種を、時間を切って切換生産する場合に
も、電力積算計P12、P22、P31の積算値を読取
手段によって生産機種に対応した切換読取を行うことに
より、各機種の製造時における消費電力のデータが取得
される。
【0050】電力積算計P12、P22、P31の出力
を図示しない環境負荷演算手段としてのコンピュータに
接続して計算することにより、製造される製品の製造時
に発生した環境負荷値を直接に出力するように構成する
こともできる。電力1kw当たりの環境負荷値は解明さ
れており、例えば、炭素(C)の質量で表されるので、
前記コンピュータを用いて力1kw当たりの炭素量に消
費電力を乗ずることにより設備P1からP4までの製造
工程において発生した環境負荷値が計算される。
【0051】図6は本発明の実施の形態にかかる画像形
成システムを示す図である。コンピュータ等の画像情報
出力装置PC1、PC2、・・・PCnと画像形成装置
PR1、PR2、・・・PRnとはネットワークLAN
で接続され、画像情報出力装置PC1、PC2、・・・
PCnの任意のものから画像形成装置PR1、PR2、
・・・PRnのいずれかを選択して画像情報及び画像形
成命令信号を送信することにより、選択された画像形成
装置が作動して画像形成が行われる。
【0052】各画像形成装置PR1、PR2、・・・P
Rnはメインスイッチオンの状態において、消費電力が
少ない省エネルギーモード及び画像形成作業を行い消費
電力が高い画像形成モードを備えている。省エネルギー
モードからは、主として図1の定着部38を立ち上げる
ための時間が必要なために直ちに画像形成を開始するこ
とはできない。画像形成モードにおいては、画像形成命
令信号を受理して直ちに画像形成を行うことが可能であ
る。
【0053】本実施の形態においては、画像情報出力装
置PC1、PC2、・・・PCnの任意のものから画像
形成装置PR1、PR2、・・・PRnを省エネルギー
モードから画像形成モードに切り換える切換信号S1、
画像形成命令信号S2及び画像情報S3を送信すること
ができる。従って、画像形成を行う場合には、画像形成
命令信号を送信するのに先だって、切換信号S1を送信
して、予め選択した画像形成装置を画像形成モードに立
ち上げておくことが可能である。このような構成によ
り、画像形成を行う際の待ち時間の問題が解消される。
また、画像情報出力装置PC1、PC2、・・・PCn
から定期的に切換信号S1を送信し、画像形成装置PR
1、PR2、・・・PRnを画像形成モードに切り換え
ることも可能である。
【0054】なお、画像形成装置PR1、PR2、・・
・PRnから、これらが画像形成モードにあるか、省エ
ネルギーモードにあるかを示す信号S4を画像情報出力
装置PC1、PC2、・・・PCnに送信し、画像情報
出力装置PC1、PC2、・・・PCnの側で画像形成
装置PR1、PR2、・・・PRnの状態を画像情報出
力装置の表示手段としてのディスプレイに表示させるこ
とが望ましい。更に、画像形成装置PR1、PR2、・
・・PRnは画像形成完了後一定時間経過時に省エネル
ギーモードに切り替わるオートシャットオフ機構を備え
ていることが、消費電力を圧縮する上で望ましい。
【0055】各画像形成装置PR1、PR2、・・・P
Rnは電力積算計W1、W2、・・・Wnをそれぞれ有
し、各画像形成装置PR1、PR2、・・・PRnの消
費電力が積算される。これにより、画像形成装置PR
1、PR2・・・PRnの使用時における電力消費が把
握されたLCA等の環境負荷評価のためのデータが得ら
れる。また、画像形成装置PR1、PR2、・・・PR
nが設置されている個々の場所における省エネルギーに
も貢献することが可能になる。
【0056】
【発明の効果】請求項1、2、3、4又は8の発明によ
り、機器の製造工程における消費電力がきめ細かく把握
され、機器のLCAを実施する場合の客観的で信頼度の
高い基礎データが得られる。
【0057】請求項5又は7の発明により、異機種の並
行製造や時分割製造が行われる場合にも各機種の製造時
消費電力を正確に把握することが可能になる。
【0058】請求項6の発明により、消費電力の読取の
省力化が可能になる。請求項8〜12のいずれかの発明
により、機器の製造工程が地球環境に対して与える環境
負荷の客観的、且つ、正確な情報が得られる。
【0059】請求項13の発明により、異機種が並行製
造される場合や時分割で製造される場合にも、各機種の
製造工程において発生する環境負荷を正確に把握するこ
とが可能になる。
【0060】請求項14、16の発明により、画像形成
装置の使用により発生する環境負荷の客観的、且つ正確
な情報が得られる。
【0061】請求項15の発明により、使用時に発生す
る環境負荷の情報を取得するようには設計されていない
画像形成装置の使用時環境負荷を把握することが可能に
なる。
【0062】請求項17の発明により、ネットワークで
連結された複数の画像形成装置の使用時環境負荷を集中
して把握することが可能になる。
【0063】請求項18、19の発明により、省エネル
ギーモードが積極的に利用される結果、画像形成装置の
消費電力が効果的に抑制される。
【0064】請求項20の発明により、画像形成装置の
消費エネルギーを抑制することと画像形成作業を効率良
く行うこととが双方共に満たされるので、省エネルギー
モードの利用が促進されて画像形成装置の消費電力がよ
り効果的に抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る複写機の画像形成用
機能部を示す図である。
【図2】外装を構成する大型の樹脂製部品の例を示す。
【図3】外装を構成する大型の樹脂製部品の例を示す。
【図4】画像形成装置の骨格を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の製造
システムの概念図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかる画像形成システム
を示す図である。
【符号の説明】
P1〜P4 設備 PC1、PC2、PCn 画像情報出力装置 PR1、PR2、PRn 画像形成装置 P11 製造装置 P12、P22、P31、W1、W2、Wn 電力積算
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP04 AQ06 BB26 HH11 HJ10 HK11 HN02 HN15 HT04 HT06 2H027 DA50 EF16 FA30 FB19 GB14 2H071 DA32 DA34 EA08

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも組立工程及び検査工程を実行
    する製造装置を含む機器の製造システムにおいて、個々
    の前記製造装置毎の又は複数の前記製造装置単位の消費
    電力を積算する電力積算計を有することを特徴とする機
    器の製造システム。
  2. 【請求項2】 前記製造装置は組立装置を含むことを特
    徴とする請求項1に記載の機器の製造システム。
  3. 【請求項3】 前記製造装置は加工装置を含むことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の機器の製造システム。
  4. 【請求項4】 前記電力積算計は検査工程における消費
    電力を積算する電力積算計を含むことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の機器の製造システム。
  5. 【請求項5】 前記電力積算計は、製造工程に対応して
    制御可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の機器の製造システム。
  6. 【請求項6】 前記電力積算計の出力を自動的に読み出
    す読出手段を有することを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載の機器の製造システム。
  7. 【請求項7】 製造ライン毎の消費電力を積算する電力
    積算計を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    か1項に記載の機器の製造システム。
  8. 【請求項8】 少なくとも組立工程及び検査工程を実行
    する製造装置を含む機器の製造システムにおいて、個々
    の前記製造装置毎の又は複数の前記製造装置単位の消費
    電力を積算し、積算した消費電力に基づいて前記機器の
    環境負荷値を算出する環境負荷演算手段を有することを
    特徴とする機器の製造システム。
  9. 【請求項9】 前記環境負荷演算手段は消費電力を積算
    する電力積算計を有することを特徴とする請求項8に記
    載の機器の製造システム。
  10. 【請求項10】 前記製造装置は組立装置を含むことを
    特徴とする請求項8又は9に記載の機器の製造システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記製造装置は加工装置を含むことを
    特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の機器
    の製造システム。
  12. 【請求項12】 前記電力積算計は検査工程における消
    費電力を積算する電力積算計を含むことを特徴とする請
    求項9に記載の機器の製造システム。
  13. 【請求項13】 前記環境負荷演算手段は、製造工程に
    対応して制御可能であることを特徴とする請求項8〜1
    2のいずれか1項に記載の機器の製造システム。
  14. 【請求項14】 消費する電力を積算する電力積算計を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記電力積算計はクリップオン電力計
    であることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装
    置。
  16. 【請求項16】 消費する電力を積算する電力積算計を
    有する画像形成装置及び、 前記電力積算計の出力を読み取る読取手段を有すること
    を特徴とする画像形成システム。
  17. 【請求項17】 複数の前記画像形成装置を有し、前記
    読取手段は複数の前記画像形成装置が消費する電力の合
    計量を積算することを特徴とする請求項16に記載の画
    像形成システム。
  18. 【請求項18】 省エネルギーモードと画像形成モード
    とを有する画像形成装置及び、 前記画像形成装置に接続され、前記省エネルギーモード
    から前記画像形成モードに切換えること、画像形成指令
    を行うこと及び前記画像形成装置に画像データを送信す
    ることを行う画像形成情報出力装置を有することを特徴
    とする画像形成システム。
  19. 【請求項19】 前記画像形成情報出力装置は前記省エ
    ネルギーモードから前記画像形成モードへの切換を定期
    的に行うことを特徴とする請求項18に記載の画像形成
    システム。
  20. 【請求項20】 前記画像形成装置は、前記省エネルギ
    ーモードにあるか又は前記画像形成モードにあるかを示
    す信号を前記画像形成情報出力装置に送信し、 前記画像形成情報出力装置は、前記画像形成装置が前記
    省エネルギーモードにあるか又は前記画像形成モードに
    あるかを表示する表示手段を有することを特徴とする請
    求項18又は19に記載の画像形成システム。
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