JP2009020351A - 画像形成装置 - Google Patents

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佐藤  修
Yasufumi Nakazato
保史 中里
Koji Kami
浩二 上
Masahide Yamashita
昌秀 山下
Atsushi Yamane
淳 山根
Masaichi Sawada
雅市 澤田
Shintaro Takahashi
信太郎 高橋
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Abstract

【課題】消耗品を、ユーザの要望に応じて、適切な劣化のタイミングまできっちり使い切ることのできる、画像形成装置を提供する。
【解決手段】プリンタ部に設けた各種センサから得られるデータを基に、予測される故障を種別まで予想する故障予測部を設ける。故障予測部が予測した故障が、修復可能な故障であると判断したら、プリンタ制御部に与える調整値にオフセット値を与えて、画像修復処理を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に適用して好適な技術に関する。
より詳細には、複合機の消耗品を寿命一杯まで使い切るための技術に関する。
複合機は、MFP(Multi Function Printer)とも呼ばれ、コピー、ファクシミリ、プリンタ、スキャナ等の機能を備える。
この複合機は、主にオフィスで使用され、非常に稼働率が高い。
このため、ユーザは、複合機の故障による停止状態を非常に嫌う。
ユーザは、複合機に対し、常時故障することなく稼動することを望んでいる。
しかし、実際の複合機は、特にプリンタの機構部分に、ドラムカートリッジ等の消耗品があるため、故障をなくすことは不可能である。
そこで次善の策として、出願人は、故障が発生する時期を予測し、故障が発生する時期が近づいたら保守サービスの準備を行う、またはすぐに保守サービスを実施する、という取り組みを行っている。
特許文献1乃至3は、全て出願人のこれまでの故障予測技術に対する取り組みの一例である。
特開2005−17874号公報 特開2005−258384号公報 特開2006−201317号公報
一般に、複合機に採用されている、電子写真方式等を用いる画像形成装置の故障としては、主に紙詰まりや異常画像など、動作停止には至らないものの、生産性を著しく損なったり、情報の質(画像品質)を低下させたりする不具合の発生による故障が大半を占める。すなわち、磨耗故障域における駆動系部材や回路素子の破損等の、動作停止を伴う故障は少ない。
このうち、異常画像については、
・同一(或は類似)の現象(故障モード)を生じる多くの要因が存在し、原因究明に時間を要する
・ユーザ毎に許容レベルに違いがあるため、画一的な対処ができない
という技術課題が存在する。このため、故障状態を判定した後、画一的な対処を適用できない。例えば、故障検出条件として一律の閾値を適用することは、故障状態に対して寛容なユーザにとっては、まだ使用可能な部材を廃棄してしまうことにもなるので、資源の有効利用の観点からも好ましくはない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ユーザごとに異常画像の許容レベルを詳細に設定することによって、部材がもつ機能を十分に使い切ることと、それに伴い、保守要員の訪問時期を最適に設定することを実現する、画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の画像形成装置は、プリンタ部に備え付けられるセンサからセンサデータ取得部によってデータを取得し、不揮発性ストレージに格納されているセンサデータテーブルに記憶する。そして、プリンタ部に将来起こる故障の時期と種別を、センサデータテーブルに記録されているデータから算出し、修復可能な故障であると判断した場合には、サンプル画像を印刷してスキャナ部にて読み込んで故障発生箇所を特定し、この情報に基づいてプリンタ制御部を制御して修復処理を行うことを特徴としている。
発明者は、画像形成装置の使用に伴う部材の劣化には、大別して二つの種類があることに気付いた。
一つは、修復が不可能な劣化である。
このような劣化の場合は、ユーザの指示に従って、迅速に然るべき部品を交換しなければならない。
もう一つは、修復が可能な劣化である。
つまり、画像形成装置の故障には、
・新品の状態から修復が不可能な劣化を引き起こすパターンと、
・新品の状態から修復が可能な劣化を引き起こし、その後修復が不可能な劣化に至るパターン
の、二種類が存在する。
従来技術では、「修復が可能な劣化」の状態を予測し、予測された劣化が発現したら、適切に修復(補正)を行う技術がなかった。
本発明は、画像形成装置の消耗品を、適切な劣化のタイミングまできっちり使い切る技術内容である。
本発明により、消耗品を、ユーザの要望に応じて、適切な劣化のタイミングの限界まで使い切ることのできる、画像形成装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図25を参照して説明する。
図1(a)、(b)及び(c)は、本実施の形態の例である複合機の稼動状態を概略的に説明する図である。
複合機101はMFP(Multi Function Printer)とも呼ばれ、コピー、ファクシミリ、プリンタ、スキャナ等の機能を備える。
複合機101は、コピー機能、ファクシミリ機能及びスキャナ機能を提供するスキャナ部と、コピー機能、ファクシミリ機能及びプリンタ機能を提供するプリンタ部に大別される。
プリンタ部は、周知のページプリンタであり、静電写真技術を用いる画像形成装置である。
プリンタ部には、印刷に必要な構成部品の一つである、ドラムカートリッジ102が内蔵されている。
周知のように、ドラムカートリッジ102には、感光ドラム103が内蔵されている。印刷の際には、静電気によってインクトナーが感光ドラム103の表面に吸着させられ、紙に転写される。
この感光ドラム103が、使用に伴って劣化することは周知である。
感光ドラム103の表面が荒れたり、ごみ等が付着する等の原因で、印刷品質が低下すると、感光ドラム103自体を使用することができなくなる。
すなわち、ドラムカートリッジ102は消耗品であり、適切なタイミングで交換をしなければならない。
発明者は、使用に伴う感光ドラム103の劣化には、大別して二つの種類があることに気付いた。
一つは、ドラム表面にキズが生じる等の、修復が不可能な劣化である。
このような劣化の場合は、ユーザの指示に迅速に従って、然るべき部品を交換しなければならない。
もう一つは、ドラム表面にトナー成分が付着する等の、修復が可能な劣化である。
具体的には、トナー成分が付着した箇所については静電気による感度が低下していることから、当該箇所与えるレーザビームの電流を増加させることにより、感度の低下を補うようにする。
但し、このような修復(補正)にも、限度はある。
レーザビームの電流を増加させることによる補正は、レーザダイオードの許容電流値を超えることはできない。そのような場合は、もはや修復が不可能といえる。
従来技術では、「修復が可能な劣化」の状態を予測し、予測された劣化が発現したら、適切に修復(補正)を行う技術がなかった。
本実施形態では、修復が可能な劣化に対する修復技術を提供するものである。
すなわち、本実施形態は、プリンタの消耗品を、適切な劣化のタイミングまできっちり使い切るための技術内容である。
図1(a)は、感光ドラム103が新品の状態である。印刷結果104aは、良好である。
図1(b)は、感光ドラム103がやや劣化した状態である。印刷結果104bは、少しかすれている箇所が見受けられる。
図1(c)は、感光ドラム103が図1(b)と比べて、より劣化した状態である。印刷結果104cは、かすれている箇所が目立つ。
本実施形態の修復技術は、図1(b)の感光ドラム103の状態において、印刷結果104bを印刷結果104aの状態にするための技術である。つまり、感光ドラム103が図1(b)のような状態であるうちは、印刷のための各種パラメータを調整して、印刷結果を良好に保たせるのである。
図2は複合機101の内部ブロック図である。
複合機101は、外部から目視可能なスキャナ部202、プリンタ部203、タッチパネル204、操作ボタン205と、外部から目視困難な、全体制御部206、プリンタ制御部207、カレンダクロック208、不揮発性ストレージ209、センサデータ取得部210、そして各種センサ211にて構成される。
スキャナ部202は、光学機構を備える、周知の画像データ生成装置である。図示しない光学機構にて紙面を読み取り、画像データに変換し、所定の出力先へ出力する。
プリンタ部203は、前述の通り、周知のページプリンタである。
タッチパネル204は、LCDと透明電極の組み合わせよりなる、周知の表示機能と操作機能を備える入出力装置である。
操作ボタン205は、タッチパネル204の横に設けられている。タッチパネル204とは別に、多く利用されるスイッチを別途設けている。
全体制御部206は、カレンダクロック208、不揮発性ストレージ209、A/Dコンバータよりなるセンサデータ取得部210と共に、電子計算機を構成する。この電子計算機上では、POSIX(Portable Operating System Interface for UNIX(登録商標))準拠のOSが稼動し、各種アプリケーションソフトウェアがOS上で動作する。
カレンダクロック208は周知の日時データ生成機能を提供する小型のICであり、パソコン等の電子計算機には標準的に組み込まれている。
プリンタ制御部207は、全体制御部206と比べると小規模のマイクロコンピュータである。プリンタ部203が印刷動作を実行する際の、レーザパワー等の各種調整部分を制御する。
プリンタ制御部207は、印刷データ213を受信すると、プリンタ部203を制御して、印刷を実行する。
各種センサ211は、プリンタ部203の様々な部位に設けられ、所定のデータを得る。
センサデータ取得部210は、全体制御部206が作成するサンプルトリガパルスによって起動され、各種センサ211の電圧値等をデジタルデータに変換する、A/Dコンバータである。
不揮発性ストレージ209は、周知の固定磁気ディスク装置等の補助記憶装置である。今日では大容量のフラッシュメモリでも代用できる。
センサデータテーブル212は、不揮発性ストレージ209内に設けられたファイルである。センサデータ取得部210から得られる各種センサ211のデータと、全体制御部206から得られる各種データと、全体制御部206を通じてカレンダクロック208から得られる記録時点の日時が記録される。いわば、ログファイルともいえる。なお、センサデータテーブル212の形式は特に問わない。単なるテキストファイルであってもよい。
これより、全体制御部206の内部の機能と動作を説明する。
全体制御部206の実体はプログラムであるので、プログラムが実現する機能を仮想的なブロック図で示すと共に、その動作をフローチャートで説明する。
図3は全体制御部206の全体的な機能ブロック図である。
図4は故障予測処理部の機能ブロック図である。図3の故障予測処理部の中身に該当する。
図5は修復処理部の機能ブロック図である。図3の修復処理部の中身に該当する。
図6はサンプル画像読取処理部の機能ブロック図である。図5のサンプル画像読取処理部の中身に該当する。
図7は擬似異常画像生成部の機能ブロック図である。図3の擬似異常画像生成部の中身に該当する。
図8はセンサデータテーブル212のフィールドを示す図である。
図9は、全体制御部206がセンサデータを収集する動作を説明するフローチャートである。
図10は、故障予測処理部における故障予測処理の流れを説明するフローチャートである。
図11は、修復処理部における修復処理の流れを説明するフローチャートである。
図12は、サンプル画像読取処理部におけるサンプル画像読取処理の流れを説明するフローチャートである。
図13は、全体制御部206が印刷する際の動作を説明するフローチャートである。
図14は、擬似異常画像生成部における擬似異常画像生成処理の流れを説明するフローチャートである。
なお、図3に対応する動作を説明するフローチャートが、図9と図13である。
図4に対応する動作を説明するフローチャートが、図10である。
図5に対応する動作を説明するフローチャートが、図11である。
図6に対応する動作を説明するフローチャートが、図12である。
図7に対応する動作を説明するフローチャートが、図14である。
図1を参照して説明した際に、プリンタの故障には二種類のパターンが存在することを説明した。
これに、プリンタが故障していない状態を加えると、プリンタの状態には三つの状態が存在することとなる。
図3に示す全体制御部206では、この状態をステータス値302という変数にて区別する。
ステータス値302が0の時は、プリンタが新品或はこれに近い状態であり、特別な処置を施さなくとも、高品位の印刷出力が得られる状態である。
ステータス値302が1の時は、プリンタが新品の状態から修復が可能な劣化を引き起こした状態である。この場合、何ら処置を施さないと劣化した印刷出力が得られてしまうが、特別な処置を施すことによって、通常の印刷出力が得られる。
ステータス値302が2の時は、プリンタが修復が不可能な劣化を引き起こした状態である。この場合、所定の特別な処置を施しても、常に劣化した印刷出力が得られてしまう。但し、そのような劣悪な印刷出力がユーザにとって耐えられる品質であるか否かは別問題である。
このように、全体制御部206はプリンタ部203の三つの状態をステータス値302で区別して、動作制御を行う。
ステータス値302が0の時は、ステータス値302の0のラインのみが真(True)になり、ステータス値302の1及び2のラインは偽(False)になる。
ステータス値302が1の時は、ステータス値302の1のラインのみが真(True)になり、ステータス値302の0及び2のラインは偽(False)になる。
ステータス値302が2の時は、ステータス値302の2のラインのみが真(True)になり、ステータス値302の0及び1のラインは偽(False)になる。
図3を参照して、全体処理部の各構成要素を説明する。
定時トリガ生成部303は、カレンダクロック208から日時データを受信し、設定された時間間隔でトリガパルスを生成する。POSIX系OSにおけるCRON(登録したコマンドを指定した日時にて定期的に実行するデーモンプログラム)である。
印刷トリガ生成部304は、印刷データ213を受信する度に一つ、トリガパルスを発生する。
定時トリガ生成部303と印刷トリガ生成部304が生成するパルスは、ANDゲート305、306及び307の、三つのANDゲートに供給される。
これらANDゲートは、他の条件の結果のラインが全て真になった時に、真を出力する。
三つのANDゲートのうち、ANDゲート305及び306の二つの出力はORゲート308に供給される。
残りの一つのANDゲート307の出力は修復処理部309に供給され、修復処理部309が出力する論理値がORゲート308に供給される。
ORゲート308の出力は、センサデータ取得部210及び指標値演算部310のトリガとなる。
指標値演算部310は、センサデータテーブル212から得られるセンサデータ群に基づき、統計理論に基づく多変量解析演算を行う。演算の具体的内容は、マハラノビス距離等の演算である。勿論、演算のアルゴリズムは、これに限定されるものではない。
指標値演算部310は、その演算結果として指標値Dを出力する。
指標値Dはセンサデータテーブル212の最新レコードに記入されると共に、スイッチ311を通じて第1の閾値(A)312或は第2の閾値(B)313のいずれかと、コンパレータ314によって大小比較が行われる。
コンパレータ314の比較結果は、センサデータテーブル212の最新レコードに記入されると共に、ANDゲート315を通じて、故障予測処理部316の起動信号となる。
故障予測処理部316は、ステータス値302が0で、且つ指標値Dが第1の閾値(A)312より大きい時のみ、稼動する。
なお、第1の閾値(A)312及び第2の閾値(B)313は、不揮発性ストレージ209内に設けられる所定のファイルに記録される。これらは閾値設定部ともいえる。
特に、第2の閾値(B)313は、その存在の有無が、後述する擬似異常画像生成部318の処理(条件分岐)に関係する。
全体制御部206に供給される印刷データ213は、スイッチ317を通じて直接プリンタ制御部207か、或は擬似異常画像生成部318を通じてプリンタ制御部207に供給される。スイッチ317はステータス値302が2の時に、印刷データ213を擬似異常画像生成部318に供給するように構成されている。
図9及び図3を参照して、全体制御部206がセンサデータを収集する動作を説明する。
定時トリガ生成部303或は印刷トリガ生成部304にて生成されたトリガパルスによって処理を開始すると(S901)、ステータス値302が0であるか(S902のY)、ステータス値302が1であるか(S903のY)、ステータス値302が2であるか(S903のN)によって処理が分岐される。
ステータス値302が0である場合(S902のY)、パルスはORゲートを通じてセンサデータ取得部210に供給され、各種センサ211のデータがセンサデータテーブル212に新規レコードとして追記される。そして、この最新センサデータと共に、指標値演算部310が指標値Dを算出し、センサデータテーブル212の最新レコードに記録する(S904)。
指標値演算部310によって算出された指標値Dは、スイッチ311を通じてコンパレータ314によって、第1の閾値(A)312と比較される(S905)。
比較の結果、DがAより大きい場合は、故障予測処理部316にて故障予測処理が実行される(S906)。
比較の結果、DがA以下の場合は、特に何もせずに終了する(S907)。但し、コンパレータ314による比較結果はセンサデータテーブル212の最新レコードに記録される。
ステップS903でステータス値302が1である場合(S903のY)、修復処理部309にて修復処理が実行される(S908)。
ステップS903でステータス値302が2である場合(S903のN)、第2の閾値Bの存在の有無をチェックする(S909)。第2の閾値Bがあれば、センサデータテーブル212の最新レコードの「閾値との比較結果」フィールドから、直前比較結果を読み取る。この直前比較結果が真であれば(S910のY)、ステップS904と同様に、指標値演算部310が指標値Dを算出し、センサデータテーブル212の最新レコードに記録する(S911)。
ステップS909及びS910にて偽であった場合は、何も行われずに処理が終了する(S907)。
図13及び図3を参照して、全体制御部206が印刷を実行する際の動作を説明する。
印刷データ213が全体制御部206に入力されると(S1301)、全体制御部206はステータス値302が0又は1であるか、逆に言えば2でないかを確認する(S1302)。
ステータス値302が0又は1である(S1302のY)場合は、スイッチ317をプリンタ制御部207側へ倒し、全体制御部206が受信した印刷データ213をそのままプリンタ制御部207に送り出す。こうして、通常の印刷が行われ(S1303)、処理は終了する(S1304)。
ステータス値302が2である(S1302のN)場合は、スイッチ317を擬似異常画像生成部318側へ倒し、全体制御部206が受信した印刷データ213を(S1305)擬似異常画像生成部318に送り出す。こうして、擬似異常画像生成部318が印刷データ213を基に擬似異常画像生成処理を行い(S1306)、処理は終了する(S1304)。
図8を参照して、センサデータテーブル212のフィールドを説明する。
各種センサ211から取得したデータは、各々「センサデータ」のカテゴリに属するフィールドに記録される。図8中では、「帯電電位」、「露光後電位」及び「残留電位」のみ記しているが、これら以外にも多種存在する。
これらのデータをセンサデータ取得部210で取得した時点の日時が、カレンダクロック208から全体制御部206を通じて、「センサデータ取得日時」フィールドに記録される。
また、その、データを取得したきっかけを「状態」フィールドに記録する。このフィールドには、定時トリガ生成部303による定時計測を示す「真」か、印刷トリガ生成部304による印刷時計測かを示す「偽」の、論理値が記録される。
センサデータ取得部210で各種センサ211のデータを取得する時は、必ず指標値演算部310にて指標値Dを算出する。その値が「指標値」フィールドに記録される。
そして、その指標値Dと、第1の閾値(A)312或は第2の閾値(B)313と比較した結果が、「閾値との比較結果」フィールドに記録される。
また、その比較した時点のステータス値が「ステータス」フィールドに記録される。
そして、計測時点のプリンタ部203の累積印刷枚数が「累積印刷枚数」フィールドに記録される。
図4を参照して、故障予測処理部316の各構成要素を説明する。
センサデータテーブル212から得られるセンサデータ群は、RAM402に保持される。
RAM402内のセンサデータ群は、故障種類予測部403にて設定されるフィルタ404にて幾つかのフィールドの値を間引かれた状態で、指標値演算部310にて指標値が計算される。
故障種類予測部403は、フィルタ404にて間引くフィールドを変えつつ、指標値演算部310にて指標値を計算し、どのフィールドの値、すなわちどのセンサの値が指標値の変化に寄与しているかを探し出す。
こうして、故障種類予測部403は、将来起こるであろう故障の種類を予測する。
予測した故障の種類のデータは、故障判定部405に供給される。
故障判定部405は、予測した故障の種類が修復可能な故障であるものか否かを判定する。
判定の結果、予測した故障の種類が修復可能な故障である場合は、故障判定部405は、操作・表示制御部406に実行トリガを与え、起動させる。
操作・表示制御部406は、タッチパネル204を制御し、後述するメニュー画面を表示させると共に、ユーザの操作を待つ。
操作・表示制御部406は、ユーザの操作を受けると、ユーザがタッチパネル204に表示された問い合わせに対して「許容する」旨の入力をした場合には「偽」を、逆の場合は「真」を出力する。
「偽」の場合は、NOTゲート407で反転され、ステータス値302を1に書き換える。
「真」の場合は、ORゲート408を通じて、ステータス値302を2に書き換える。
一方、故障判定部405の実行トリガは、サンプル画像印刷制御部409にも供給される。
サンプル画像印刷制御部409は、サンプル画像ファイル410をプリンタ制御部207に送り出す。
印刷されたサンプル画像は、ユーザがタッチパネル204にて選択入力を行う際の判断材料となる。
図10及び図4を参照して、故障予測処理部316の動作を説明する。
図9のステップS906の処理内容である。
図3のANDゲート、すなわちステータス値302が0(S902)且つ指標値DがAよりも大きい(S905)場合に、故障予測処理部316は起動される(S1001)。
故障予測処理部316が起動されると、先ず、既に調整値ファイルが存在する場合は、これを削除する(S1002)。調整値ファイルは、プリンタ制御部207に与える、印刷の際に必要な各種設定値の集合体であり、印刷データ213の画素のアドレスと、所定のパラメータに対するオフセット値の組み合わせよりなる。調整値ファイルの詳細については後述する。
次に、故障種類予測部403は、故障種類予測演算処理を行う(S1003)。
次に、故障判定部405は、故障種類予測演算処理の結果を受け、予測した故障の種類が修復可能な類の故障であるか否かを判定する(S1004)。
判定の結果、予測した故障が修復可能な故障であれば、故障判定部405は操作・表示制御部406を起動させる。
操作・表示制御部406は、サンプル画像印刷制御部409を起動して、サンプル画像ファイル410をプリンタ制御部207に送り出し、サンプル画像を印刷させる(S1005)。
次に、操作・表示制御部406はタッチパネル204を制御して、ユーザに選択入力を促すメッセージを含むメニュー画面を表示し(S1006)、ユーザの選択入力を待つ(S1007)。
ユーザによるタッチパネル204の操作の結果、ユーザが問い合わせに対し許容した場合は(S1008のY)、操作・表示制御部406から制御信号を出力し、NOTゲートを介して、ステータス値302を1に書き換え(S1009)、処理を終了する(S1010)。
ステップS1004の時点で、修復ができない故障であると判断された場合(S1004のN)、及び、ステップS1007の時点で、ユーザによるタッチパネル204の操作の結果、ユーザが問い合わせに対し拒否した場合は(S1008のN)、操作・表示制御部406から制御信号を出力し、ステータス値302を2に書き換え(S1011)、処理を終了する(S1010)。
図5を参照して、修復処理部309の各構成要素を説明する。
センサデータテーブル212の「累積印刷枚数」フィールドの値と「指標値」フィールドの値が、故障発生日数予測部502に入力される。故障発生日数予測部502は、これらの値から、予測された故障が発現するまでの日数を計算する。
故障発生日数予測部502の計算の結果、故障発現までの日数nが0である場合は、サンプル画像読取処理部503を起動する。
サンプル画像読取処理部503は、サンプル画像ファイル504を読み込んでプリンタ制御部207に送り出し、サンプル画像ファイル504を印刷すると共に、スキャナ部202からサンプル画像ファイル504を印刷した紙を読み込んだデータを受信する。そして、スキャナ部202から得たデータに基づいて所定の演算処理を行い、プリンタ制御部207を制御するためのパラメータ(調整値)を出力する。
調整値はコンパレータ505にて調整限界値506と比較される。比較の結果、調整限界値506以下であれば、コンパレータ505は真を出力する。すると、スイッチ507がオン制御され、調整値が調整値ファイル508に記録されると共に、プリンタ制御部207に出力される。
また、コンパレータ505の真出力によって、課金条件設定部509がオン制御され、課金条件が変更される。
また、コンパレータ505の真出力が、指標値演算部310に出力される。
コンパレータ505による調整限界値506との比較の結果、調整値が調整限界値506を越えていれば、NOTゲート510で反転され、ステータス値302を2に変更する。
図11及び図5を参照して、修復処理部309の動作を説明する。
図9のステップS908の処理内容である。
図3のANDゲート、すなわちステータス値302が1(S903のY)の場合に、修復処理部309は起動される(S1101)。
修復処理部309が起動されると、先ず、故障発生日数予測部502が、センサデータテーブル212の「累積印刷枚数」フィールドの値と「指標値」フィールドの値を読み込み、予測された故障が発現するまでの日数を計算する(S1102)。
故障発生日数予測部502の計算の結果、故障発現までの日数nが0である場合(S1103のY)は、サンプル画像読取処理部503を起動する(S1104)。
サンプル画像読取処理部503は、サンプル画像ファイル504を読み込んでプリンタ制御部207に送り出し、サンプル画像ファイル504を印刷すると共に、スキャナ部202からサンプル画像ファイル504を印刷した紙を読み込んだデータを受信する。そして、スキャナから得たデータに基づいて所定の演算処理を行い、プリンタ制御部207を制御するためのパラメータ(調整値)を出力する。
調整値はコンパレータ505にて調整限界値506と比較される(S1105)。比較の結果、調整限界値506以下であれば(S1105のY)、コンパレータ505は真を出力する。
コンパレータ505が真を出力した結果、
・課金条件設定部509がオン制御されて課金条件が変更され(S1106)、
・スイッチ507がオン制御されて調整値がプリンタ制御部207に出力され(S1107)、
・調整値が調整値ファイル508に記録され(S1108)、
・指標値演算部310をオン制御して指標値Dが算出されてセンサデータテーブル212に記録され(S1109)、
終了する(S1110)。
一方、コンパレータ505による調整値と調整限界値506との比較の結果、調整限界値506を越えていれば(S1105のN)、コンパレータ505は偽を出力する。
コンパレータ505が真を出力した結果、ステータス値302は2に書き換えられて(S1111)、終了する(S1110)。
図6を参照して、サンプル画像読取処理部503の各構成要素を説明する。
操作・表示制御部406は、タッチパネル204に種々のメニュー画面を表示すると共に、ユーザの操作を受け付ける。
サンプル画像ファイル504は、操作・表示制御部406の制御の下、印刷制御部602を通じてプリンタ制御部207に送り出される。
また、スキャナ部202にて読み取られた画像データは、入力画像データ点検部603によって内容が点検され、サンプル画像データを印刷した紙が正しく読み込まれたか否かが検証される。検証の結果は操作・表示制御部406に渡されると共に、検証の結果が正常であった場合には、修復条件算出部604が起動され、スキャナデータを基に画像修復条件(調整値)が算出される。
図12及び図6を参照して、サンプル画像読取処理部503の動作を説明する。
図11のステップS1104の処理内容である。
図5の故障発生日数予測部502の結果の日数nが0であった(S1103のY)場合に、サンプル画像読取処理部503は起動される(S1201)。
最初に、操作・表示制御部406はタッチパネル204を制御して、サンプル画像を印刷するメッセージを含むメニュー表示を、タッチパネル204の表示画面に表示する(S1202)。そして、ユーザによるタッチパネル204の操作を待つ(S1203)。
ユーザがタッチパネル204の操作を行ったら、操作・表示制御部406はこれを受けて、印刷制御部602を制御し、サンプル画像ファイル504の中身をプリンタ制御部207に送り出し、サンプル画像の印刷を行う(S1204)。
次に、操作・表示制御部406は、ユーザに対し、印刷したサンプル画像をスキャナ部202に読み込ませる指示をするメッセージを含むメニュー表示を、タッチパネル204の表示画面に表示する(S1205)。そして、ユーザによるタッチパネル204の操作を待つ(S1206)。
ユーザがタッチパネル204の操作を行ったら、操作・表示制御部406はこれを受けて、スキャナ部202を制御し、サンプル画像ファイル504が印刷された紙を読み込む(S1207)。
入力された画像データは入力画像データ点検部603にて、正常なデータであるか否かが点検される(S1208)。
点検の結果、正常なデータでない場合(S1208のN)は、再度読み込み直すべく、メニュー表示から繰り返される(S1205)。
点検の結果、正常なデータである場合(S1208のY)は、修復条件算出部604にて画像修復条件(調整値)を算出し(S1209)、終了する(S1210)。
図7を参照して、擬似異常画像生成部318の各構成要素を説明する。
ANDゲート702には、第2の閾値Bの有無と、センサデータテーブル212の最新レコードの「閾値との比較結果」フィールドから読み取った直前比較結果をNOTゲート703で反転した値が与えられる。第2の閾値Bが存在しており、且つ直前比較結果が閾値よりも指標値が小さい場合は、ANDゲート702は真を出力する。
ANDゲート702が真を出力すると、ORゲート704を介してスイッチ705がプリンタ制御部207側に倒れる。すると、全体制御部206に入力される印刷データ213はプリンタ制御部207へそのまま送出される。
第2の閾値Bが存在しておらず、且つ調整値ファイル508が存在していれば、NOTゲート706を介して、ANDゲート707が真を出力する。
ANDゲート707が真を出力すると、画素分布算出部708が起動される。画素分布算出部708は印刷データ213を読み込み、紙に印刷出力される画素の分布を算出する。また、これと共に、調整値ファイル508を読み込み、異常領域を割り出す。そして、画素の分布は異常領域を含んでいるか否かを検証し、その結果を出力する。
画素の分布が異常領域を含んでいない(偽)場合は、NOTゲート709で反転され、ORゲート704を介してスイッチ705がプリンタ制御部207側に倒れる。すると、全体制御部206に入力される印刷データ213はプリンタ制御部207へそのまま送出される。
画素の分布が異常領域を含んでいる(真)場合は、第2の閾値Bが存在しないので、ANDゲート704は偽を出力している。そして、画素分布算出部708の出力はNOTゲート709で反転され、ORゲート704に入力される。ORゲート704の二つの入力は両方共「偽」であるので、スイッチ705が画像データ加工部710側に倒れる。すると、全体制御部206に入力される印刷データ213は画像データ加工部710によって加工された後、プリンタ制御部207へ送出される。
画像データ加工部710では、印刷データ213をサイズ縮小し、コメントを付す作業を行う。画像データ加工部710の具体的な動作については後述する。
ORゲート704の出力はNOTゲート711を介して操作・表示制御部406に入力される。操作・表示制御部406はタッチパネル204を制御すると共に、タッチパネル204を通じてユーザの操作を受け付ける。
そして、ユーザの操作の結果が「真」であった場合には、第2閾値設定部712と課金条件設定部509が起動される。
ユーザの操作の結果が「偽」であった場合には、NOTゲート713で論理値が反転されて、印刷条件設定部714と通信機能部715が起動される。
第2閾値設定部712は、第2の閾値Bを算出して、ファイルとして記録する。これが第2の閾値(B)313である。
課金条件設定部509は、印刷の際の課金条件を変更する。
印刷条件設定部714は、画像形成条件(調整値)を元の値に戻し、再度印刷を実行させる。
通信機能部715は、ネットワークや電話回線等を介して、保守要員への保守要求通知を行う。
一方、調整値ファイル508が存在しておらず、且つANDゲート707が偽を出力している、つまり画素分布算出部708が起動されない状態の時は、NOTゲート716とANDゲート717を通じて擬似異常画像設定部718が起動される。
擬似異常画像設定部718は、入力される印刷データを、故障が起きたような画像形成条件(調整値)にてプリンタ制御部207を制御して、擬似的に異常状態の画像を印刷出力するべく設定する機能を有する。擬似異常画像形成条件を設定する一例としては、感光ドラムに感度ムラが発生したような状態を擬似的に作成するために、感光ドラムに照射するレーザパワーを局所的に低下させる方法である。
また、画素分布算出部708が画素の分布を算出した結果、異常領域を含んでいることが判明した場合、印刷条件復元部719が起動され、それまでプリンタ制御部207に設定されていた調整値ファイル508の値が除去され、初期状態の値に戻される。
図14及び図7を参照して、擬似異常画像生成部318の動作を説明する。
図13のステップS1306の処理内容である。
図3のスイッチ705が擬似異常画像生成部318側に倒れている時、すなわちステータス値302が2(S1302のN)の場合に、擬似異常画像生成部318は起動される(S1401)。
最初に、擬似異常画像生成部318は、第2の閾値Bの有無(S1402)と、センサデータテーブル212の最新レコードの「閾値との比較結果」フィールドから読み取った直前比較結果(S1403)を、ANDゲート707とNOTゲート713にて検証する。
ANDゲート707が真を出力した、つまり
・第2の閾値Bが存在し(S1402のY)、且つ
・直前比較結果は指標値Dが第2の閾値Bより小さい(S1403のY)
場合に、スイッチ705をプリンタ制御部207側に倒し、通常の印刷を実行して(S1404)、終了する(S1405)。
一方、
・第2の閾値Bが存在しない(S1402のN)場合、或は
・直前比較結果は指標値Dが第2の閾値B以上である(S1403のN)
のいずれかの場合には、擬似異常画像生成部318は、調整値ファイル508の有無を確認する(S1406)。
調整値ファイル508が存在する場合(S1406のY)は、画素分布算出部708にて、印刷データ213の画素分布を算出する(S1407)。
次に、画素分布算出部708による画素分布算出処理の結果、印刷データ213中の画素の分布は、異常領域を含んでいるか否かを検証する(S1408)。この異常領域の確認のために、調整値ファイル508が用いられる。もし、異常領域が含まれていなければ(S1408のN)、通常の印刷を実行して(S1404)、終了する(S1405)。
ステップS1408において、異常領域を含んでいると判明した場合(S1408のY)は、印刷条件復元部719によって、調整値ファイル508によってオフセット値を与えていた画像形成条件(調整値)を元の値に戻す(S1409)。そして、この条件によって印刷を実行する(S1410)。なお、この時、印刷データ213は画像データ加工部710によって縮小処理及びコメント追加処理が行われる。
一方、ステップS1406において、調整値ファイル508がない場合(S1406のN)は、擬似異常画像設定部718が起動され、擬似異常画像を生成するための調整値を作成し、プリンタ制御部207に設定し(S1411)、その後印刷を実行する(S1410)。
ステップS1410にて印刷を実行した後は、ユーザに問い合わせを行う。
先ず、操作・表示制御部406を起動して、タッチパネル204に所定のメッセージを表示する(S1412)。そして、タッチパネル204を通じてユーザからの入力を待つ(S1413)。
ユーザが許容した場合(S1414のY)は、第2閾値設定部712にて第2の閾値Bを設定し(S1415)、課金条件設定部509にて課金条件を変更して(S1416)、終了する(S1405)。
ユーザが拒否した場合(S1414のN)は、印刷条件設定部714にて画像形成条件を戻した上でサイド印刷処理を行い(S1417)、通信機能部715にて保守要員に保守要求の連絡を行い(S1418)、終了する(S1405)。
ここで、指標値演算部310における演算の一例として、マハラノビス距離の演算を説明する。
まず、プリンタ部203の状態と関連があると考えられるk個の情報を、プリンタ部203を動作させながらn組取得する。
表1は、取得した情報のデータの構成を示している。最初の条件(例えば1日目あるいは1台目など)でk個のデータが得られる。それらをy11,y12,・・・,y1kとする。同様に次の条件(2日目あるいは2台目など)で得られるデータをy21,y22,・・・,y2k、などとし、n組のデータが得られる。
Figure 2009020351
次に、情報の種類(j)ごとに、式(1)を用いて生データ(例えばyij)を平均値(yj)と標準偏差(σj)で規格化する。表2は、表1に示すデータを数1に示す式を用いて規格化した結果を示している。
Figure 2009020351
Figure 2009020351
次に、数2で示す式を用いて、k種類のうち2組のデータ間の相関係数rpq(=rqp)をすべて求め、それらを数3で示すように行列Rで表す。さらに、相関係数の行列Rの逆行列を求め、その結果を、数4のように行列Aで表す。なお、数2で示す式中の「Σ」は、添字iに関する総和を表している。
Figure 2009020351
Figure 2009020351
Figure 2009020351
以上により、上記単一の指標値の算出するときに用いる算出式における算出パラメータの値が定まる。ここで扱うデータ群はいずれも正常な状態を表すものであるので、取りこんだ様々な情報間に一定の相関があると考える。正常な状態から離れて故障などの異常が起こりそうになると、これらの相関に乱れが生じて、上記定義した多次元空間における原点(安定状態の平均)からの「距離」が大きくなる。この「距離」が指標値である。
次に、指標値の算出の手順を説明する。任意のタイミングにおける指標値は次のようにして求める。
まず、任意の状態でのk種類のデータx1,x2,・・・,xkを取得する。データの種類はy11,y12,・・・,y1kなどに対応する。次に、数5に示す式を用いて、取得した情報のデータを規格化する。ここで、規格化したデータをX1,X2,・・・,Xkとする。次に、すでに求めている逆行列Aの要素akkを用いて決めた数6に示す算出式により、指標値D2を算出する。なお、この指標値の平方根であるDは「マハラノビスの距離」と呼ばれている。また、数6で示す式中の「Σ」は、添字pおよびqに関する総和を表している。
Figure 2009020351
Figure 2009020351
図15は複合機101の一部外観斜視図である。タッチパネル204と操作ボタン205が、ユーザから見易い位置に設けられている。この、横長の長方形形状のタッチパネル204に、所定のメッセージとボタンを表示する。
図16(a)、(b)及び(c)は、故障予測処理部316にてユーザの判断を求める際の印刷サンプルとタッチパネル204の表示画面を示す。
図16(a)は、サンプル画像ファイル410の中身である。
図16(b)は、サンプル画像印刷制御部602409が出力する印刷サンプルである。
図16(c)は、タッチパネル204の表示画面である。
故障予測処理部316では、プリンタ部203がステータス値0、つまり劣化が殆どない状態ではなくなったものの、ステータス値1、つまり修復可能な劣化状態にあるのか、或はステータス値2、つまり修復不可能な劣化状態にあるのかが不明である。そこで、故障予測処理部316は起こると思われる故障が修復可能なのか否かを確認する必要がある。
そして、この故障予測処理部316は、計測の時点で判明する。つまり、ユーザが印刷を実行する時点で判明する訳ではない。
したがって、予めサンプル画像ファイル410を用意して、これが劣化する有り様をユーザに提示する必要がある。
サンプル画像印刷制御部409は、サンプル画像ファイル410を読み込んで、予測される印刷状態をシミュレーションした印刷結果1602を作成する。図16(b)の印刷結果1602では、白欠け1603をシミュレーションしている。
この印刷結果1602を出力すると同時に、タッチパネル204では図16(c)に示すようなメッセージ1604を表示すると共に、ボタン1605及び1606を表示し、ユーザの入力を待つ。
図17は、修復モードを実行する際の、タッチパネル204の表示画面を示す。図6の、サンプル画像読取処理部503の動作である。
最初に、操作・表示制御部406は、ユーザに対して確認を求めるメニュー画面を、タッチパネル204に表示する。これが図17である。
図18は、修復モードを実行する際の、サンプル画像を示す。
ユーザが図17のボタン1703を押すと、サンプル画像ファイル504が印刷される。
サンプル画像ファイル504は、A4サイズの紙面の全面に、均等な大きさの点を均等間隔にて並べたものである。これをスキャナ部202で読み込む。読み込む際には、ユーザがサンプル画像ファイル504を印刷した紙をスキャナ部202に載置して、ボタン1704を押す。
図19(a)、(b)及び(c)は、擬似異常画像生成部318にてユーザの判断を求める際の印刷データ213とタッチパネル204の表示画面を示す。
図19(a)は、印刷データの中身の一例である。
図19(b)は、画像データ加工部710が出力する印刷結果である。
図19(c)は、タッチパネル204の表示画面である。
擬似異常画像生成部318は、印刷データの入来によって実行される。したがって、ユーザが印刷を実行する際に発生した印刷データをそのまま擬似異常画像状態の通知に利用できる。
図19(a)において、印刷データ1902は、ユーザがコピーやパソコンからの印刷等、何らかの操作にて発生したものである。これを画像データ加工部710によって縮小し、文章を追加し、擬似異常画像設定部718或は印刷条件復元部719にて印刷条件を変更したものが、図19(b)の印刷結果1903である。そして、図19(c)に示すように、操作・表示制御部406は、タッチパネル204に、メッセージ1904とボタン1905及び1906を表示する。
図20は、指標値と印刷品質の関係を示すグラフである。
実験にて得られる指標値と印刷品質の関係を示す。
プリンタ部203に発現する故障の種類は多種多様である。しかし、このグラフでは、故障の種類で区別することはせずに、あくまでも単一の「印刷品質」という視点で、指標値との関係を一律に決める。
このようにして作成したグラフの基礎となるデータを、不揮発性ストレージ209内に保持し、指標値演算部310等にて利用する。
図21は、各種パラメータ(画像形成条件)と指標値との関係を示すグラフである。
所定のセンサから得られる値と、指標値演算部310にて得られる指標値は、概ね比例する関係にある。
図22は、各種パラメータ(画像形成条件)と異常画像の種類との関係を示す表である。
この表が、故障予測処理部316内の故障種類予測部403によって、フィルタ404に設定されるフィルタの元となる。
例えば、「濃度低下」を検出するには、RAM402から得られる各種センサ211のデータから、「C:残留電位」、「E:トナー付着量」、「F:現像γ値」、「I:TMセンサ最小出力値」及び「J:転写ベルト抵抗値」をマスキングし、指標値演算部310にて指標値Dを演算する。このように演算処理対象の入力項目の一部をマスキングして得られた値が過去の指標値とあまり変わらない場合は、「濃度低下」の故障の可能性があると判断できる。
図23は、各種パラメータ(画像形成条件)と印刷品質との関係を示すグラフの一例である。このグラフでは、印刷される画像の濃度にのみ注目している。横軸にレーザパワー或は転写電流、縦軸に濃度低下度を示す。このグラフの曲線が、画像修復処理の際に用いる、調整値ファイルに記録するオフセット値の根拠になる。
図24は、本実施形態による修復処理を行った場合における、各種パラメータ(画像形成条件)と印刷品質との関係を示すグラフの一例である。横軸は各種パラメータであり、縦軸は印刷品質の現状値である。
図中の記号の意味を以下に列挙する。
t1:指標値Dが第1の閾値Aに到達した時点
t2、t4、t5、t6:実際の印刷品質がt1時点で予測された値に到達した時点(画像形成条件の変更を行う)
t3:画像形成条件の変更を行わずに第1の閾値Aから第2の閾値Bに変更し、実際の印刷品質がユーザの許容限界に達した時点(これ以前に保守が実施される)
t7:パラメータが調整限界に達し、且つ、印刷品質がユーザの許容限界に達することが予測された時点
t8:実際の印刷品質がユーザの許容限界に達した時点(それ以前に保守が実施される)
<1>:第1の閾値Aに対応する印刷品質
<2>:第2の閾値Bに対応する印刷品質
<3>:ユーザの許容限界
δ:予測による猶予期間(印刷品質が予測した値になるまでの期間)
プリンタ部203は使用に伴って劣化する。
本実施形態では、修復可能な故障である場合に、プリンタ制御部207に与えるパラメータ値を操作して、印刷品質を回復させる。
図24中、t1時点で指標値D(予測される印刷品質に対応する)が、<1>に示す第1の閾値Aに至る。そして、t1から期間δを経過すると、実測した印刷品質は指標値Dに対応する印刷品質になる。この時点で、修復処理を行うことにより、t2時点で印刷品質が回復する。
パラメータの調整範囲は有限であるので、t2、t4、t5、t6までは修復処理ができるが、t6時点が最後で、t7時点ではもはや修復処理ができなくなっている。
図25(a)、(b)、(c)、(d)、(e)及び(f)は、予測指標値と印刷品質の予測値、印刷品質の実測値と各種パラメータ(画像形成条件)との関係を示すグラフである。
図25(a)、(c)及び(e)は、図20に対応する。
図25(b)、(d)及び(f)は、図23に対応する。
複合機101が工場出荷時、つまり新品の状態では、図25(b)の調整パラメータ値がHの状態である。しかし、使用に伴って劣化が進み、図24のt1時点で指標値Dは図25(a)のFになる。その後、図24のt2時点で、指標値Dは図25(a)のGになる。
図25(c)のGの時点(図24のt2時点)で得られる印刷品質実測値は、図25(d)のJ、つまり図25(c)のFの時点(図24のt2時点)における印刷品質の予測値に該当する。ここに、予測した指標値Dと、印刷品質の予測値と、印刷品質の実測値との関係が明らかになる。
図25(d)にてわかるように、調整パラメータの値は印刷品質の実情に即していない。
そこで、印刷品質を回復させるべく、図25(d)の曲線を、HとJの交点と一致するように、実線から点線の方へ移動する。こうして、プリンタ部203の、現状の調整パラメータと印刷品質との関係を正しく示すグラフが、図25(d)の点線にてできたことになる。
修復処理は、予測指標値に対応する印刷品質予測値の幅の分だけ、印刷品質実測値を低下させる(改善させる)ように、調整パラメータの値を増加させる。結果として、図25(f)のJからKへ印刷品質実測値を低下させるように、調整パラメータの値をHからIへ増加させることとなる。
なお、印刷品質の実測値は、具体的には図18のサンプル画像ファイル504を印刷して、スキャナ部202にて読み取り、感度の低下等の部分的劣化が認められる箇所を特定し、その特定した箇所の画像データだけで演算することにより求められる。
本実施形態には、以下のような応用例が考えられる。
(1)複合機101においては、その用途に応じて印字品質を分けたい場合が考えられる。パソコンからの印刷は画像修復処理を行わず、コピー及びファクシミリの印刷の場合は画像修復処理を行う、等の措置も可能である。
本実施形態においては、消耗品を、ユーザの要望に応じて、適切な劣化のタイミングまできっちり使い切ることのできる、画像形成装置を実現できる。
以上、本発明の実施形態例について説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含むことは言うまでもない。
本発明の一実施の形態による複合機の稼動状態を概略的に説明する図である。 複合機の内部ブロック図である。 全体制御部の全体的な機能ブロック図である。 故障予測処理部の機能ブロック図である。 修復処理部の機能ブロック図である。 サンプル画像読取処理部の機能ブロック図である。 擬似異常画像生成部の機能ブロック図である。 センサデータテーブルのフィールドを示す図である。 全体制御部がセンサデータを収集する動作を説明するフローチャートである。 故障予測処理部における故障予測処理の流れを説明するフローチャートである。 修復処理部における修復処理の流れを説明するフローチャートである。 サンプル画像読取処理部におけるサンプル画像読取処理の流れを説明するフローチャートである。 全体制御部が印刷する際の動作を説明するフローチャートである。 擬似異常画像生成部における擬似異常画像生成処理の流れを説明するフローチャートである。 複合機の一部外観斜視図である。 故障予測処理部にてユーザの判断を求める際の印刷サンプルとタッチパネルの表示画面を示す図である。 修復モードを実行する際の、タッチパネルの表示画面を示す図である。 修復モードを実行する際の、サンプル画像を示す図である。 擬似異常画像生成部にてユーザの判断を求める際の印刷データとタッチパネルの表示画面を示す図である。 指標値と印刷品質の関係を示すグラフである。 各種パラメータ(画像形成条件)と指標値との関係を示すグラフである。 各種パラメータ(画像形成条件)と異常画像の種類との関係を示す表である。 各種パラメータ(画像形成条件)と印刷品質との関係を示すグラフの一例である。 本実施形態による修復処理を行った場合における、各種パラメータ(画像形成条件)と印刷品質との関係を示すグラフの一例である。 予測指標値と印刷品質の予測値、印刷品質の実測値と各種パラメータ(画像形成条件)との関係を示すグラフである。
符号の説明
101…複合機、102…ドラムカートリッジ、103…感光ドラム、104a、104b、104c、1903…印刷結果、202…スキャナ部、203…プリンタ部、204…タッチパネル、205…操作ボタン、206…全体制御部、207…プリンタ制御部、208…カレンダクロック、209…不揮発性ストレージ、210…センサデータ取得部、211…各種センサ、212…センサデータテーブル、213…印刷データ、302…ステータス値、303…定時トリガ生成部、304…印刷トリガ生成部、305、306、307、315、702、707、717…ANDゲート、308、408、704…ORゲート、309…修復処理部、310、311、507、705…指標値演算部、312…第1の閾値(A)、313…第2の閾値(B)、314…コンパレータ、316…故障予測処理部、318…擬似異常画像生成部、402…RAM、403…故障種類予測部、404…フィルタ、405…故障判定部、406…操作・表示制御部、407、510、703、706、709、711、713、716…NOTゲート、409…サンプル画像印刷制御部、504…サンプル画像ファイル410、502…故障発生日数予測部、503…サンプル画像読取処理部、505…コンパレータ、506…調整限界値、508…調整値ファイル、509…課金条件設定部、602…印刷制御部、603…入力画像データ点検部、604…修復条件算出部、708…画素分布算出部、710…画像データ加工部、712…第2閾値設定部、714…印刷条件設定部、715…通信機能部、718…擬似異常画像設定部、719…印刷条件復元部、1602…印刷結果、1603…白欠け、1604、1904…メッセージ、1605、1606、1703、1704、1905、1906…ボタン、1902…印刷データ

Claims (6)

  1. 光学的に画像を読み取るスキャナ部と、
    所定の印刷データを印刷するプリンタ部と、
    前記印刷データに基づいて前記プリンタ部の印刷制御を行うプリンタ制御部と、
    前記プリンタ部に備え付けられるセンサと、
    前記センサからデータを取得するセンサデータ取得部と、
    前記センサデータ取得部から得られた前記データを格納するセンサデータテーブルと、
    前記センサデータテーブルを格納する不揮発性ストレージと、
    前記スキャナ部と前記プリンタ制御部と前記不揮発性ストレージとに接続され、前記プリンタ部に将来起こる故障の時期と種別を前記センサデータテーブルに記録されている前記データから算出し、修復可能な故障であると判断した場合には、サンプル画像を印刷して前記スキャナ部にて読み込んで故障発生箇所を特定し、前記特定した前記故障発生箇所の情報に基づいて前記プリンタ制御部を制御して修復処理を行う全体制御部と
    を具備することを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記全体制御部は、
    前記センサデータテーブルから前記データを読み込んで指標値を算出する指標値演算部と、
    前記プリンタ部が故障を起こす可能性を判別するための閾値を決める閾値設定部と、
    前記指標値演算部から得た前記指標値と前記閾値とを比較するコンパレータと、
    前記コンパレータが、前記指標値が前記閾値を越えていると判別した場合に起動される、故障予測処理部と、
    前記故障予測処理部が予測した故障の種別に応じて、前記指標値が前記閾値まで戻るように前記プリンタ制御部に所定のパラメータを設定して修復処理を行う修復処理部と
    を備えることを特徴とする、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記全体制御部は更に、
    前記プリンタ部が所定の劣化状態に至ったと判断した場合に保守要求を通知するための通信機能部を備えることを特徴とする、請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記全体制御部は更に、
    前記プリンタ部が所定の劣化状態に至ったと判断した場合に、前記修復処理部が前記プリンタ制御部に設定した前記所定のパラメータを解除して印刷処理を行う、擬似異常画像生成部と
    を備えることを特徴とする、請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記修復処理部は、
    前記スキャナ部に読み込ませるためのサンプル画像ファイルと、
    前記スキャナ部から取得したデータに基づいて、前記プリンタ部の劣化箇所を特定するためのサンプル画像読取処理部と
    を備えることを特徴とする、請求項2記載の画像形成装置。
  6. 前記全体制御部は更に、
    前記プリンタ部が所定の劣化状態に至ったと判断した場合に課金条件を変更する課金条件設定部を備えることを特徴とする、請求項1記載の画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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