JP2002062468A - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JP2002062468A
JP2002062468A JP2000247764A JP2000247764A JP2002062468A JP 2002062468 A JP2002062468 A JP 2002062468A JP 2000247764 A JP2000247764 A JP 2000247764A JP 2000247764 A JP2000247764 A JP 2000247764A JP 2002062468 A JP2002062468 A JP 2002062468A
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/32Means for focusing
    • G03B13/34Power focusing

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 測距精度を向上させることができる測距装置
を提供する。 【構成】 被写体光束を電気的な画素信号に変換して出
力する測距センサ36を備え、CPU21は、測距セン
サ36が出力した画素信号をA/D変換及び4EV対数
変換した4EV変換データに基づき測距演算を実行する
が、コントラストが低いと判定した測距エリアについて
は、その測距エリアの平均相対輝度を含む所定の輝度範
囲の画素データを2EV対数変換して2EV変換データ
を求め、この2EV変換データに基づいて測距演算を実
行する測距装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、アナログ出力形式の測距
センサを備えたパッシブ型測距装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】従来のカメラに搭載され
ている一般的なパッシブ型測距装置は、測距エリア内の
被写体光束を分割光学系で二分割し、それぞれの分割被
写体光束を左右一対の測距センサ上に結像させ、左右の
測距センサの各光電変換素子で光電変換して、蓄積した
電荷を画素信号(電圧)として出力し、これらの画素信
号に基づいて測距演算を実行して被写体距離またはデフ
ォーカス量など合焦に必要なデータを求めている。しか
しながら、このパッシブ型測距装置にアナログ出力形式
の測距センサを用いた場合には、測距センサから出力さ
れるアナログの画素信号をA/D変換して測距演算に用
いただけでは適正な測距演算値が得られない場合があっ
た。例えば測距エリア内の被写体が低輝度または低コン
トラストである場合は、低輝度部分の分解能が低いた
め、測距精度が低下し、適正な測距演算値が得られなか
った。
【0003】
【発明の目的】本発明は、測距精度を向上させることが
できる測距装置を提供することを目的とする。
【0004】
【発明の概要】本発明は、被写体光を各測距エリア毎に
受光して積分し、出力する受光手段と、該受光手段の出
力を所定の変換レンジで対数変換する対数変換手段と、
前記受光手段の出力に基づいて、コントラストが所定値
より低いか否かを各測距エリア毎に判定する判定手段
と、前記判定手段によってコントラストが所定値よりも
低いと判定された測距エリアについては、該測距エリア
の平均相対輝度を含む所定の輝度範囲に対応する前記受
光手段の出力を前記対数変換手段に再度対数変換させる
制御手段と、を備えたことに特徴を有している。この構
成によれば、低輝度または高輝度でコントラストが低い
測距エリアでも、数値上、コントラストが明確な変換デ
ータを得ることができる。そのため、コントラストが明
確な変換データに基づいて測距演算を実行することがで
き、測距精度の向上を図ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明を説明
する。図1〜図3は、本発明を適用したレンズシャッタ
式カメラの一実施の形態を示す外観図である。このレン
ズシャッタ式カメラのカメラボディ1は、図1に示すよ
うに、正面にズームレンズ2を備え、その上方には、パ
ッシブAF受光窓4、ファインダ窓5、測光窓6を備え
ている。なお、これらの窓4〜6の後方カメラボディ1
内には、図示しないが公知のように、パッシブ型測距セ
ンサ、ファインダ光学系、測光センサがそれぞれ配置さ
れている。
【0006】カメラボディ1の上飾り板7には、図2に
示すように、レリーズボタン8が設けられている。レリ
ーズボタン8は、測光スイッチSWSおよびレリーズス
イッチSWRと連動していて、半押しで測光スイッチS
WSがオンし、全押しでレリーズスイッチSWRがオン
する。カメラボディ1の背面には、図3に示すように、
中央部に電源をオン/オフするメインスイッチレバー1
0が設けられ、その上部にテレ側またはワイド側に倒す
とズームレンズ2をテレ方向またはワイド方向にズーミ
ングできるズームレバー9が設けられている。このズー
ムレバー9は、テレスイッチSWTおよびワイドスイッ
チSWWと連動していて、ズームレバー9がテレ側に倒
されるとテレスイッチSWTがオンし、ワイド側に倒さ
れるとワイドスイッチSWWがオンする。また、カメラ
ボディ1の背面のファインダ接眼窓12近傍には、点灯
または点滅により測距結果を報知する緑ランプ11が設
けられている。
【0007】次に、カメラボディ1の制御系の構成につ
いて、図4に示したブロック図を参照してより詳細に説
明する。CPU21は、カメラの機能に関するプログラ
ム等が書き込まれたROM、制御用または演算用の各種
パラメータなどを一時的に記憶するRAM21a、及び
A/D変換器21bを内蔵している。CPU21は、カ
メラボディ1の動作を総括的に制御する制御手段として
機能するほか、対数変換手段、判定手段、演算手段とし
て機能する。
【0008】CPU21には、スイッチ類として、メイ
ンスイッチレバー10に連動するメインスイッチSW
M、ズームレバー9に連動するテレスイッチSWTおよ
びワイドスイッチSWW、レリーズボタン8に連動する
測光スイッチSWSおよびレリーズスイッチSWRが接
続されている。メインスイッチレバー10がオン操作さ
れてメインスイッチSWMがオンすると、CPU21
は、電池23を電源として、各入出力ポートに接続され
ている周辺回路に電力供給を開始し、操作されたスイッ
チに応じた処理を実行する。ズームレバー9に連動する
テレスイッチSWTまたはワイドスイッチSWWがオン
すると、CPU21はズームレンズ駆動回路29を介し
てズームモータ30を駆動させ、ズームレンズ2をテレ
ズームまたはワイドズームさせる。CPU21は、電源
がオフされたときにはズームレンズ2のレンズ鏡筒がカ
メラボディ1内に収まる収納位置までズームモータ30
を駆動し、電源がオンされたときにはズームレンズ2が
ワイド端位置に移動するまでズームモータ30を駆動す
る。ズームレンズ2の焦点距離、レンズ位置は、ズーム
コード入力回路43によって検知される。
【0009】レリーズボタン8が半押しされて測光スイ
ッチSWSがオンすると、先ず、CPU21は測光回路
37を介して被写体輝度を求める。測光回路37は、測
光窓6から入射した被写体光を測光センサ37aで受光
し、被写体輝度に応じた測光信号をCPU21に出力す
る回路である。測光センサ37aはいわゆる分割測光セ
ンサであり、撮影範囲を複数の測光エリアに分割した各
測光エリア内の被写体について測光ができる。
【0010】CPU21は、求めた被写体輝度およびD
Xコード入力回路45を介して入力したISO感度など
に基づいて適正シャッタ速度および適正絞り値を演算す
る。DXコード入力回路45は、カメラボディ1に装填
されたフィルムのパトローネに書き込まれたDXコード
を読み込み、ISO感度、撮影枚数などの情報をCPU
21に出力する回路である。また、CPU21は、測距
回路35の出力に基づいて測距演算を実行し、所定条件
を満たす測距演算値を選択できたときは、選択した測距
値に基づいてフォーカスモータ32のフォーカシングレ
ンズ駆動量を算出し、フォーカス駆動回路31を介して
フォーカスモータ32を駆動するとともに、緑ランプ1
1を点灯させる。所定条件を満たす測距演算値を選択で
きなかったときは、緑ランプ11を点滅させて測距エラ
ーを報知し、使用者に注意を促す。
【0011】測距回路35は、各測距エリア内に含まれ
る被写体の焦点状態を検出する回路であり、受光した被
写体光束を電気的な画素信号(アナログ信号)に変換し
て出力する測距センサ36(受光手段)を有している。
測距センサ36は、図5に示すように、被写体像を形成
する被写体光束を一対のセパレータレンズ(結像レン
ズ)36aによって分割して、Aセンサ及びBセンサか
らなる一対のラインセンサ36b上に結像する。このラ
インセンサ36bは、詳細は図示しないが、多数の光電
変換素子(受光素子)を有している。この各光電変換素
子が、それぞれ受光した被写体光束を光電変換して積分
(蓄積)し、蓄積電荷を画素単位の画素信号(電圧)と
して順番に出力する。なお、本実施形態でラインセンサ
36bは、撮影画面(不図示)の中央部に対応する測距
エリアC、右側に対応する測距エリアR、および左側に
対応する測距エリアLの3個の測距エリアについて測距
できるように形成されている。
【0012】レリーズボタン8が全押しされてレリーズ
スイッチSWRがオンすると、CPU21は、算出した
適正絞り値に基づいて絞り制御回路25を作動させてズ
ームレンズ2の絞りを絞り込み、適正シャッタ速度に基
づいてシャッタ制御回路33を介してシャッタモータ3
4を駆動させて露出する。露出が終了すると、CPU2
1はフィルム給送回路27を介してフィルム給送モータ
28を作動させ、フィルム給送信号入力回路41から出
力されるフィルム給送信号を入力してフィルム給送量を
検知しながらフィルムを1コマ分巻き上げるが、フィル
ム残量がない場合は、フィルム給送回路27を介してフ
ィルム給送モータ28を巻き戻し作動させてフィルムの
巻戻しを行う。
【0013】以上は本カメラの主要部材であるが、本カ
メラは、セルフタイマ動作を表示するセルフランプ、C
PU21の制御下でストロボを発光させるストロボ装
置、各種情報を表示するLCD表示パネルなど、公知の
部材を備えている。
【0014】図6(A)には、ラインセンサ36bの光
電変換素子が出力する画素信号Vx(電圧)と時間の関
係の一例をグラフで示してある。同グラフにおいて、縦
軸は電圧、横軸は積分時間であり、符号Vrefは基準電
圧である。各光電変換素子の積分値(電荷量)は時間の
経過とともに増大するので、画素信号Vxは各光電変換
素子が積分した電荷量に応じて時間経過とともに基準電
圧Vrefから下降する。CPU21は、いずれかの画素
信号Vxが0Vに達した時に、ラインセンサ36bの全
ての光電変換素子の積分を終了させる。ここで0Vは積
分終了値(電圧)であり、輝度が高いほど積分終了値に
達するまでの時間は短くなる。つまり、画素信号Vxの
傾きは輝度に比例していて、高輝度ほど画素信号Vxの
傾きの絶対値が大きいことが分かる。なお、図6(A)
では、最高輝度である画素信号Veを基準(0EV)と
し、画素信号Vxが高い、即ち低輝度ほどEV値が大き
くなるように、輝度値EVを画素信号Veに対する相対
値で表している。画素信号Va〜Veは、それぞれ1E
Vの輝度差の場合として示してある。
【0015】図6(A)において最初に積分終了した画
素信号Veの積分時間を時間t1とし、時間t1におけ
る各画素信号Va〜Veを0〜Vref(V)レンジで1
0ビットA/D変換した画素データVa´〜Ve´を図
6(B)に棒グラフで示した。図において縦軸は画素デ
ータVx´(A/D変換値)を示し、横軸はラインセン
サ36bの各光電変換素子に付された符号を示してい
て、被写体輝度が高いほど棒軸が低くなっている。ΔE
Vは基準電圧Vrefに対応する輝度と画素データVx´
に対応する輝度の差分である。基準電圧Vrefの10ビ
ットA/D変換値をVref´とすれば、ΔEVは式;ΔE
V=log2(Vref´−Vx´)で定義される。なお、
電圧0Vから基準電圧Vrefまでの輝度範囲はΔ10E
Vに相当する。そして、図6(B)において最も高輝度
であった画素データVe´を基準0EVとし、この基準
0EVとの輝度差がΔ0EV〜Δ4EV以内となる範囲
の画素データ(0〜255)を4段階に対数変換(4E
V対数変換)して求めた4EV変換データを図6(C)
に棒グラフで示した。本実施形態の4EV対数変換で
は、各Δ1EVあたりの分解能を64階調とする8ビッ
ト(0〜255階調)の4EV変換データを求める。
【0016】図6(B)の画素データ(A/D値)は、
高輝度部分の分解能に比べて低輝度部分の分解能が低
い。そこで、低輝度部分と高輝度部分の分解能をほぼ等
しくするため、例えば、画素データを4EV対数変換
し、求めた4EV変換データ(図6(C))に基づき測
距演算を実行する。そして、この4EV変換データに基
づく測距演算で適正な測距演算値が得られなかった場合
には、適正な測距演算値が得られるまで、変換レンジの
異なる変換データに基づき測距演算を繰り返すことも可
能である。しかしながら、コントラストが低い場合に
は、変換レンジの異なる変換データを測距演算に使用し
ても適正な測距演算値を得られないことが多い。その場
合に測距演算を繰返し実行するのは、演算時間が無駄と
なる。
【0017】そこで本発明は、先ず、各測距エリアの平
均相対輝度を求める。ここで「平均相対輝度」とは、測
距センサ36が出力した画素信号を測距エリア毎に平均
した値であるが、本実施形態では、4EV変換データを
Δ4EV(最低輝度)からの差分に変換して各測距エリ
ア毎に平均した値を「平均相対輝度」として求める。次
に、4EV変換データに基づいて測距演算を実行する。
そして、適正な測距演算値が得られなかった測距エリア
については、4EV変換データに基づいてコントラスト
をチェックし、コントラストが所定値よりも低ければ、
測距エリアの平均相対輝度を含む所定の輝度範囲(本実
施例ではΔ2EV)の画素データについて2EV対数変
換を実行し、求めた2EV変換データを測距演算に使用
する。
【0018】このように、測距エリアの平均相対輝度を
含む輝度範囲の分解能を高くした2EV変換データに基
づき測距演算を実行すれば、低輝度または高輝度でコン
トラストが低い測距エリアについても適正な測距演算値
を得ることができる。
【0019】図7(A)は、求めた4EV変換データの
一例であり、縦軸は最高輝度に対する輝度差ΔEVを示
し、横軸は測距エリアを示している。CPU21は、各
測距エリア毎に4EV変換データの最大値と最小値の差
を求め、その差が所定値以下である場合(本実施形態で
は差が1EV以下である場合)をコントラストが低いと
判定する。なお、コントラストの判定方法は任意であ
り、例えば隣り合う画素データの差の絶対値の和によっ
て判断してもよい。コントラストが十分あると判定され
た測距エリア、例えば測距エリアCでは、コントラスト
が十分明確な4EV変換データを得られたので、4EV
変換データを測距演算に使用する(図7(C))。
【0020】一方、コントラストが低いと判定された測
距エリアでは、その測距エリアの平均相対輝度を含む所
定の輝度範囲(本実施形態では2EV単位の輝度範囲)
の画素データを対数変換(2EV対数変換)する。本実
施形態の2EV対数変換では、各Δ1EVあたりの分解
能を128とする8ビット(0〜255階調)の2EV
変換データを求める。例えば図7(A)の測距エリアR
では、平均相対輝度が約1EVで所定値2EV未満なの
で、平均相対輝度を含むΔ2EV〜Δ4EVの低輝度範
囲の画素データを2EV対数変換し、2EV変換データ
を求める(図7(D))。また図7(A)の測距エリア
Lでは、平均相対輝度が約3.8EVで所定値2EV以
上なので、平均相対輝度を含むΔ0EV〜Δ2EVの高
輝度範囲の画素データを2EV対数変換し、2EV変換
データを求める(図7(B))。なお本実施形態では、
平均相対輝度と比較する所定値を2EVに設定している
が、この所定値は任意であって複数の値を設定してもよ
く、測距センサ36の性能などに応じて適宜設定する。
【0021】次に、カメラボディ1の動作について、図
8〜図12に示したフローチャートを参照してより詳細
に説明する。図8は、撮影処理に関するフローチャート
であり、この処理は測光スイッチSWSがオンされたと
きに実行される。この処理に入ると先ず、測光処理を実
行して測距エリアの被写体輝度(測光値Bv)を求め、
測距処理を実行して測距演算値を求める(S11、S1
3)。測距処理は、詳細は後述するが、各測距エリア毎
に測距演算値を求め、求めた全測距演算値から所定条件
を満たす測距演算値を選択し、選択した測距演算値に基
づいてフォーカシングモータ30を駆動させる処理であ
る。
【0022】測距処理後、測距エラーフラグがセットさ
れているかどうかをチェックする(S15)。測距エラ
ーフラグがセットされているときは、測距処理で所定条
件を満たす測距演算値を求められなかったので、使用者
に注意を促すため緑ランプ11を点滅し(S15;Y、
S19)、測距エラーフラグがクリアされているとき
は、緑ランプ11を点灯して(S15;N、S17)、
AE演算処理を実行する(S21)。AE演算処理で
は、測光回路37を介して求めた被写体輝度およびDX
コード入力回路45から求めたISO感度などに基づい
て適正シャッタ速度および適正絞り値を算出する。
【0023】そして、測光スイッチSWSがオンしてい
るかどうかをチェックする(S23)。測光スイッチS
WSがオンしていないときは、緑ランプ11を消灯して
リターンする(S23;N、S24)。測光スイッチS
WSがオンしているときは、次にレリーズスイッチSW
Rがオンしているかどうかをチェックする(S23;
Y、S25)。レリーズスイッチSWRがオンしていな
いときは、S23へ戻り、測光スイッチSWSがオフす
るかまたはレリーズスイッチSWRがオンするまで待機
する(S25;N、S23)。レリーズスイッチSWR
がオンしたときは、緑ランプ11を消灯し、算出した適
正絞り値に基づいて絞り制御回路25を作動させてズー
ムレンズ2の絞りを絞り込み、適正シャッタ速度に基づ
いてシャッタ制御回路33を介してシャッタモータ34
を駆動させて露出する露出制御処理を実行する(S2
5;Y、S27、S29)。露出制御処理終了後は、フ
ィルム給送回路27を介してフィルム給送モータ28を
作動させてフィルムを1コマ分巻き上げるが、1コマ分
を巻き上げることができず最終コマの撮影が終了してい
た場合は、フィルムをすべて巻戻し、撮影処理を終了す
る(S31)。
【0024】次にS13で実行される測距処理について
図9に示されるフローチャートを参照してより詳細に説
明する。この処理に入ると先ず、測距センサ36に積分
を開始させ(S101)、測距センサ36のいずれかの
画素信号(電圧)が積分終了値(電圧)に達した時に、
測距センサ36の積分を終了させて画素信号を入力し、
A/D入力及び4EV対数処理を実行する(S10
3)。A/D入力及び4EV対数処理は、詳細は後述す
るが、測距センサ36が出力した画素信号を10ビット
A/D変換して画素データを求め、さらに画素データを
4EV対数変換して4EV変換データを求める処理であ
る。本実施形態では、A/D変換した10ビットの画素
データ(0〜1023)を8ビットの4EV変換データ
に対数変換している。なお、画素データ及び4EV変換
データはRAM21aにメモリされる。
【0025】A/D入力及び4EV対数処理を実行した
ら、各測距エリアを識別する変数jに0をセットし、測
距エリア[j]の4EV変換データをΔ4EV(最低輝
度)からの差に変換した値の平均値を求め、求めた平均
値を平均相対輝度af_ave[j]としてメモリする
(S105、S107)。そして変数jに+1加算し、
変数jが総測距エリア数に達したか否かをチェックする
(S109、S111)。変数jが総測距エリア数に達
していないときは、S107へ戻り、変数jが総測距エ
リア数に達するまでS107〜S111の処理を繰返
し、全ての測距エリアの平均相対輝度af_ave
[j]を求める(S111;N)。
【0026】変数jが総測距エリア数に達したら、変数
jに0をセットし、4EV変換データに基づいて測距演
算を実行する(S111;Y、S113、S115)。
続いて、測距エリア[j]がローコンか否かを判定する
(S117)。本実施形態では、4EV変換データ最大
値と最小値の差が所定値以下である場合に、コントラス
トが低いと判定する。測距エリア[j]をローコンでない
と判定したときは、S137へ進み、S137以降の処
理を実行する(S117;N)。測距エリア[j]をロー
コンであると判定したときは、測距エリア[j]を測距す
る光電変換素子群(ラインセンサ36b)のスタートア
ドレスs_adr[j]を変数aにセットし、変数iに0
をセットする(S117;Y、S119、S121)。
そして、[a+i]番地の光電変換素子が出力した画素信
号を10ビットA/D変換したAF_AD[a+i]値と
基準電圧VrefのA/D変換値(1023)とを比較し
(S123)、AF_AD[a+i]値が基準電圧Vref
未満であったときは、基準電圧VrefのA/D変換値か
らAF_AD[a+i]値を減算した値をWDATA値と
してメモリする(S123;Y、S125)。AF_A
D[a+i]値が基準電圧VrefのA/D変換値以上であ
ったときは、0をWDATA値としてメモリする(S1
23;N、S127)。なお本実施形態では画素信号
を、電圧0Vを0とし、基準電圧Vrefを1023とす
る 10ビットの値にA/D変換している。したがって
AF_AD[a+i]値は高輝度ほど小さくなり、その結
果、WDATA値は高輝度ほど大きくなり、低輝度ほど
小さくなる。
【0027】続いて、2EV対数処理を実行する(S1
29)。2EV対数処理は、詳細は後述するが、コント
ラストが所定値よりも低いと判定した測距エリアがある
場合に、その測距エリアの平均相対輝度を含む所定の輝
度範囲の画素データを2EVレンジで再度対数変換する
処理である。2EV対数変換処理を実行したら、変数i
に+1加算し(S131)、変数iが測距エリア[j]を
測距する光電変換素子の総数に達したか否かをチェック
する(S133)。変数iが測距エリア[j]を測距する
光電変換素子の総数に達していないときは、S123へ
戻り、変数iが測距エリア[j]の測距に使用する光電変
換素子の総数に達するまでS123〜S133の処理を
繰返し(S133;N)、変数iが測距エリア[j]を測
距する光電変換素子の総数に達したときは、S129で
求めた2EV変換データに基づいて測距演算を実行する
(S133;Y、S135)。
【0028】続いてS137では変数jを+1加算し、
変数jが測距エリア総数に達したか否かをチェックする
(S139)。変数jが測距エリア総数に達していない
ときは、S115に戻り、変数jが測距エリア総数に達
するまでS115〜S139の処理を繰返し、全測距エ
リアについて測距演算値を求める(S139;N)。そ
して変数jが測距エリア総数に達したら、求めた全測距
演算値について各測距演算値が有効であるか否かをチェ
ックする(S139;Y、S141)。本実施形態で
は、測距演算値の信頼性が所定値以上あれば、有効な測
距演算値であると判断している。有効な測距演算値が1
つも得られなかったときは、測距エラーフラグに1をセ
ットしてリターンする(S141;N、S143)。有
効な測距演算値が得られたときは、測距エラーフラグに
0をセットし、所定条件を満たす測距演算値を選択し
て、選択した測距演算値からLLデータを算出し、求め
たLLデータに基づきレンズ駆動処理を実行してリター
ンする(S141;Y、S145、S147、S15
1)。
【0029】次に測距処理のS103で実行されるA/
D入力及び4EV対数処理について、図10に示される
フローチャート及び図6を参照して詳細に説明する。こ
の処理に入ると先ず、変数iに0をセットし、A/D変
換器21bを起動して測距回路35から出力された最初
の画素信号を10ビットA/D変換し、画素データを求
める(S201、S203)。画素信号(電圧)及び画
素データは、低輝度ほど大きくなり、高輝度ほど小さく
なる(図6(A)(B)参照)。画素信号のA/D変換
が完了したら、求めた画素データをAF_AD[i]と
してRAM21aにメモリし、メモリしたAF_AD
[i]値と基準電圧Vref のA/D変換値を比較する
(S205;Y、S207、S209)。
【0030】AF_AD[i]値が基準電圧Vref のA
/D変換値未満であるときは、基準電圧Vref のA/D
変換値からAF_AD[i]値を減算した値をWDAT
A値としてメモリする(S209;Y、S211)。A
F_AD[i]値が基準電圧Vref のA/D変換値以上
であるときは、0をWDATA値としてメモリする(S
209;N、S213)。AF_AD[i]値は高輝度
ほど小さくなるので、WDATA値は高輝度ほど大きく
なり、低輝度ほど小さくなる(図6(B)参照)。
【0031】続いてA/D変換器21bを起動して次の
画素信号のA/D変換を開始し、i番目のWDATA値
を4EV対数変換してi番目の4EV変換データを求め
る4EV対数処理(WDATA,i)を実行して、変数
iを+1加算する(S215、S217、S219)。
そしてS215で開始したA/D変換が完了するまで待
機し(S221;N)、A/D変換が完了したら、変数
iがラインセンサ36bの光電変換素子総数に達したか
否かをチェックする(S221;Y、S223)。変数
iがラインセンサ36bの光電変換素子総数に達してい
なければ、S221で求めた画素データをAF_AD
[i]値に上書きメモリし、AF_AD[i]値と基準
電圧Vref のA/D変換値を比較する(S223;N、
S225、S227)。AF_AD[i]値が基準電圧
Vref のA/D変換値未満であれば基準電圧Vref のA
/D変換値からAF_AD[i]値を減算した値をWD
ATA値としてメモリし(S227;Y、S229)、
AF_AD[i]値が基準電圧Vref のA/D変換値以
上であれば0をWDATA値としてメモリして(S22
7;N、S231)、S215に戻る。変数iがライン
センサ36bの光電変換素子総数に達したときは、全光
電変換素子について、各光電変換素子が出力した画素信
号に基づき画素データ及び4EV変換データを求めたの
で、リターンする(S223;Y)。
【0032】次にA/D入力及び4EV対数処理のS2
17で実行される4EV対数処理について、図11に示
されるフローチャート及び図6(C)を参照して詳細に
説明する。この処理では、基準0EV(最高輝度)との
輝度差がΔ0EV〜Δ4EVとなる基準輝度範囲の画素
データ(10ビットA/D値)を4段階に対数変換(4
EV対数変換)し、8ビットの4EV変換データを求め
る。なお、求めた4EV変換データは、RAM21aに
メモリする。
【0033】WDATA値が512以上であるとき、即
ちΔ0EV〜Δ1EV範囲の画素データを4EV対数変
換するときは、次式;192+(WDATA−512)
/8により算出した値をWDATA´とし、255から
WDATA´を減算した値を4EV変換データとしてメ
モリし、リターンする(S301;Y、S303、S3
19)。この4EV対数変換により、Δ0EV〜Δ1E
V範囲の分解能は64階調となる。WDATA値が25
6以上512未満であるとき、即ちΔ1EV〜Δ2EV
範囲の画素データを4EV対数変換するときは、次式;
128+(WDATA−256)/4により算出した値
をWDATA´とし、255からWDATA´値を減算
した値を4EV変換データとしてメモリし、リターンす
る(S301;N、S305;Y、S307、S31
9)。この4EV対数変換により、Δ1EV〜Δ2EV
範囲の分解能は64階調となる。
【0034】WDATA値が128以上256未満であ
るとき、即ちΔ2EV〜Δ3EV範囲の画素データを4
EV対数変換するときは、次式;64+(WDATA−
128)/2により算出した値をWDATA´とし、2
55からWDATA´値を減算した値を4EV変換デー
タとしてメモリし、リターンする(S305;N、S3
09;Y、S311、S319)。この4EV対数変換
により、Δ2EV〜Δ3EV範囲の分解能は64階調と
なる。WDATA値が64以上128未満であるとき、
即ちΔ3EV〜Δ4EV範囲の画素データを4EV対数
変換するときは、次式;WDATA−64により算出し
た値をWDATA´とし、255からWDATA´を減
算した値を4EV変換データとしてメモリし、リターン
する(S309;N、S313;Y、S315、S31
9)。この4EV対数変換により、Δ3EV〜Δ4EV
範囲の分解能は64階調となる。
【0035】WDATA値が64未満であるとき、即ち
基準0EVとの輝度差がΔ4EV以上となる低輝度範囲
の画素データを4EV対数変換するときは、WDATA
´に0をメモリし、255からWDATA´値を減算し
た値、つまり255を4EV変換データとしてメモリ
し、リターンする(S313;N、S317、S31
9)。この4EV対数変換により、基準0EVとの輝度
差がΔ4EV以上となる低輝度範囲の4EV変換データ
は全て255となる。
【0036】以上の4EV対数変換により、Δ0EV〜
Δ4EV範囲の分解能がほぼ等しい4EV変換データを
得ることができ、被写体の焦点状態を容易に判別するこ
とができる。
【0037】次に測距処理のS129で実行される2E
V対数処理について、図12に示されるフローチャート
及び図7を参照して詳細に説明する。この処理は、4E
V変換データからコントラストが低いと判定した測距エ
リアについて実行される処理であって、測距エリアの平
均相対輝度を含む所定の輝度範囲の分解能が高くなるよ
うに、その平均相対輝度を含む輝度範囲の画素データを
2EVレンジで対数変換する処理である。
【0038】この処理に入ると先ず、平均相対輝度af
_ave[j]と所定値2EVとを比較する(S40
1)。平均相対輝度af_ave[j]が2EV未満で
あるとき(S401;Y)、即ち低輝度でコントラスト
が低い測距エリアについては、平均相対輝度af_av
e[j]を含む低輝度範囲(図6のWDATA値では最
小値64、最大値256の範囲;図7ではΔ4〜Δ2E
V範囲)の分解能を高くするため、S403〜S417
の処理を実行する。WDATA値が256以上であると
き、即ちΔ0EV〜Δ2EV範囲の画素データを2EV
対数変換するときは、WDATA´に255をメモリ
し、255からWDATA´を減算した値、つまり0を
2EV変換データとしてAF_2EV[i]にメモリする
(S403;Y、S405、S417)。これにより、
基準値0EVとの輝度差がΔ2EV未満となる高輝度範
囲の2EV変換データは全て0に圧縮される。
【0039】WDATA値が128以上256未満であ
るとき、即ちΔ2EV〜Δ3EV範囲の画素データを2
EV対数変換するときは、WDATA´にWDATA値
をメモリし、255からWDATA´を減算した値を2
EV変換データとしてAF_2EV[i]にメモリする
(S403;N、S407;Y、S409、S41
7)。これにより、Δ2EV〜Δ3EV範囲の分解能は
128階調になり、4EV変換データの2倍となる。W
DATA値が64以上128未満であるとき、即ちΔ3
EV〜Δ4EV範囲の画素データを2EV対数変換する
ときは、次式;2×(WDATA−64)より算出した
値をWDATA´としてメモリし、255からWDAT
A´を減算した値を2EV変換データとしてAF_2E
V[i]にメモリする(S407;N、S411;Y、S
413、S417)。これにより、Δ3EV〜Δ4EV
範囲の分解能は128階調となり、4EV変換後データ
の2倍となる。WDATA値が64未満であるとき、即
ちΔ4EV以上の範囲の画素データを2EV対数変換す
るときは、WDATA´に0をメモリし、255から0
を減算した値、つまり255を2EV変換データとして
AF_2EV[i]にメモリする(S411;N、S41
5、S417)。これにより、基準値0EVとの輝度差
がΔ4EV以上となる低輝度範囲の2EV変換データは
全て255に圧縮される。
【0040】以上の処理により、平均相対輝度af_a
ve[j]を含む輝度範囲の分解能を高くすることがで
きるので、図7(A)の測距エリアRのように低輝度で
コントラストが低い測距エリアについても、数値上、コ
ントラストの明確な2EV変換データを得ることができ
る(図7(D))。
【0041】平均相対輝度af_ave[j]が2EV
未満でないとき(S401;N)、即ち高輝度でコント
ラストが低い測距エリアについては、平均相対輝度af
_ave[j]を含む高輝度範囲(図6のWDATA値
では最小値255、最大値1023の範囲;図7(A)
ではΔ0〜Δ2EV範囲)の分解能を高くするため、S
419〜S429の処理を実行する。
【0042】WDATA値が512以上であるとき、即
ちΔ0EV〜Δ1EV範囲の画素データを2EV対数変
換するときは、次式;128+(WDATA−512)
/4より算出した値をWDATA´とし、255からW
DATA´値を減算した値を2EV変換データとしてA
F_2EV[i]にメモリする(S419;Y、S42
1、S429)。これにより、Δ0EV〜Δ1EV範囲
の分解能は128階調となり、4EV変換データの2倍
となる。WDATA値が256以上512未満であると
き、即ちΔ1EV〜Δ2EV範囲の画素データを2EV
対数変換するときは、次式;(WDATA−256)/
2により算出した値をWDATA´とし、255からW
DATA´値を減算した値を2EV変換データとしてA
F_2EV[i]にメモリする(S419;N、S42
3;Y、S425、S429)。これにより、Δ1EV
〜Δ2EV範囲の分解能は128階調となり、4EV変
換データの2倍となる。WDATA値が256未満であ
るとき、即ちΔ2EV以上の範囲の画素データを2EV
対数変換するときは、0をWDATA´とし、255か
らWDATA´値を減算した値、つまり255を2EV
変換データとしてAF_2EV[i]にメモリする(S4
23;N、S427、S429)。これにより、基準値
0EVとの輝度差がΔ2EV以上となる低輝度範囲の2
EV変換データは全て255に圧縮される。
【0043】以上の処理により、平均相対輝度af_a
ve[j]を含む輝度範囲の分解能を高くすることがで
きるので、図7(A)の測距エリアRのように高輝度で
コントラストが低い測距エリアについても、数値上、コ
ントラストが明確な2EV変換データを得ることができ
る(図7(D))。
【0044】以上のように本実施形態では、4EV変換
データに基づく測距演算で適正な測距演算値が得られ
ず、且つコントラストが低い測距エリアについては、そ
の測距エリアの平均相対輝度を含む所定の輝度範囲の画
素データのみを2EV対数変換を実行するので、数値
上、コントラストが明確な2EV変換データを得られ
る。そのため、低輝度または高輝度でコントラストが低
い場合にも適正な測距演算値を得ることができるととも
に、対数変換レンジの異なる変換データを用いて何度も
測距演算を実行する必要がなく測距演算時間の短縮化が
図れる。
【0045】以上、レンズシャッタ式カメラに搭載した
パッシブ型AF測距装置に適用した実施形態について説
明したが、本発明は一眼レフカメラに搭載されるパッシ
ブ型AF測距装置などにも適用できる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、コントラストが低いと
判定した測距エリアについては、該測距エリアの平均相
対輝度を含む所定の輝度範囲に対応する受光手段の出力
のみを再度対数変換するので、低輝度または高輝度でコ
ントラストが低い測距エリアでも、コントラストが明確
な変換データを得ることができる。そのため、コントラ
ストの明確な変換データに基づいて測距演算を実行で
き、測距精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の測距装置を搭載したレンズシャッタ
式カメラの一実施形態を示す正面図である。
【図2】 同レンズシャッタ式カメラの上面図である。
【図3】 同レンズシャッタ式カメラの背面図である。
【図4】 同レンズシャッタ式カメラの回路構成の主要
部を示すブロック図である。
【図5】 同レンズシャッタ式カメラの測距センサの概
要を説明する図である。
【図6】 (A)は、同測距センサの画素信号と時間の
関係を示す図であり、(B)は、時間t1における同測
距センサの画素信号をA/D変換して求めた画素データ
を示す図であり、(C)は(B)の各画素データを4E
V対数変換して求めた4EV変換データを示す図であ
る。
【図7】 同レンズシャッタ式カメラの測距処理の概要
を説明する図であり、(A)は4EV変換データの一例
を示す図であり、(B)、(D)は測距エリアL、Rに
ついて2EV対数変換を実行した結果を示す図であり、
(C)は(A)に示した測距エリアCの4EV変換デー
タを示す図である。
【図8】 同レンズシャッタ式カメラの撮影処理に関す
るフローチャートを示す図である。
【図9】 同レンズシャッタ式カメラの測距処理に関す
るフローチャートを示す図である。
【図10】 同レンズシャッタ式カメラのA/D入力及
び4EV対数処理に関するフローチャートを示す図であ
る。
【図11】 同レンズシャッタ式カメラの4EV対数処
理に関するフローチャートを示す図である。
【図12】 同レンズシャッタ式カメラの2EV対数処
理に関するフローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラボディ 2 ズームレンズ 11 緑ランプ 21 CPU 21a RAM 21b A/D変換器 35 測距回路 36 測距センサ 36a セパレータレンズ 36b ラインセンサ 37 測光回路 37a 測光センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体光を各測距エリア毎に受光して積
    分し、出力する受光手段と、 該受光手段の出力を所定の変換レンジで対数変換する対
    数変換手段と、 前記受光手段の出力に基づいて、コントラストが所定値
    より低いか否かを各測距エリア毎に判定する判定手段
    と、 前記判定手段によってコントラストが所定値よりも低い
    と判定された測距エリアについては、該測距エリアの平
    均相対輝度を含む所定の輝度範囲に対応する前記受光手
    段の出力を前記対数変換手段に再度対数変換させる制御
    手段と、を備えたことを特徴とする測距装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の測距装置において、前記
    制御手段は、前記受光手段の出力に基づいて前記各測距
    エリアの平均相対輝度を求める測距装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の測距装置において、前記
    制御手段は、前記対数変換手段が対数変換して求めた変
    換データを前記受光手段の出力とし、該変換データを所
    定の基準値からの差に変換し、該変換値を各測距エリア
    毎に平均して前記各測距エリアの平均相対輝度を求める
    測距装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の測距装置において、前記判
    定手段は、前記対数変換手段が対数変換して求めた変換
    データに基づいて、コントラストが所定値よりも低いか
    否かを各測距エリア毎に判定する測距装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    測距装置において、前記制御手段は、前記対数変換手段
    に対数変換を再実行させるときは、前記所定の変換レン
    ジとは異なる変換レンジで対数変換させる測距装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか一項に記載の
    測距装置において、前記対数変換手段によって対数変換
    された変換データに基づいて測距演算を実行する演算手
    段を備え、 該演算手段は、 前記判定手段によってコントラストが所定値よりも低く
    ないと判定された測距エリアについては、基準輝度範囲
    に対応する前記受光手段の出力を対数変換した第1変換
    データに基づいて測距演算を実行し、 前記判定手段によってコントラストが所定値よりも低い
    と判定された測距エリアについては、前記基準輝度範囲
    よりも狭い、該測距エリアの平均相対輝度を含む所定の
    輝度範囲に対応する前記受光手段の出力を対数変換した
    第2変換データに基づいて測距演算を実行する測距装
    置。
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