JP3793403B2 - 測距装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、アナログ出力形式の測距センサを備えたパッシブ型測距装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
従来のカメラに搭載されている一般的なパッシブ型測距装置は、測距エリア内の被写体光束を分割光学系で二分割し、それぞれの分割被写体光束を左右一対の測距センサ上に結像させ、左右の測距センサの各光電変換素子で光電変換して、蓄積した電荷を画素信号(電圧)として各光電変換素子毎に出力し、これらの画素データに基づいて測距演算を実行して被写体距離またはデフォーカス量など合焦に必要なデータを求めている。しかしながら、このパッシブ型測距装置にアナログ出力形式の測距センサを用いた場合には、測距センサから出力されるアナログの画素信号をA/D変換して測距演算に用いただけでは、例えば、低輝度部分は分解能が低いため、測距エリア内の被写体が低輝度または低コントラストである場合は、測距精度が低下し、適正な測距演算値が得られなかった。
【0003】
【発明の目的】
本発明は、測距精度を向上させることができる測距装置を提供することを目的とする。
【0004】
【発明の概要】
本発明は、それぞれが受光した被写体光を光電変換して積分し、電気的な画素信号として出力する複数の光電変換素子を備えた受光手段と、該画素信号をA/D変換して画素データを求めるA/D変換手段と、前記画素データを対数変換してセンサデータを求める対数変換手段と、前記対数変換手段が対数変換して求めたセンサデータに基づき測距演算を行う演算手段と、前記測距演算で有効な測距演算値が得られたかどうかを判断し、さらに前記センサデータに基づき、コントラストが所定値以上あるかどうか及び被写体輝度が所定値よりも高いかどうかを判断する判断手段と、この判断手段により、有効な測距値が得られておらず且つコントラストが低くて被写体輝度が高いと判断されたとき、前記対数変換手段の動作を禁止し、前記センサデータではなく前記画素データに基づいて前記演算手段に測距演算を再実行させる制御手段とを備えたことに特徴を有する。
【0005】
制御手段は、対数変換手段の動作を禁止した後、受光手段に積分を再実行させ、該受光手段から新たに出力された画素信号をA/D変換手段を介し画素データに変換させて、この新たな画素データに基づき演算手段に測距演算を実行させることが好ましい。
【0006】
また本発明は、それぞれが受光した被写体光を光電変換して積分し、電気的な画素信号として出力する複数の光電変換素子を備えた受光手段と、前記画素信号をA/D変換して画素データを求めるA/D変換手段と、この画素データを対数変換してセンサデータを求める対数変換手段と、このセンサデータに基づき測距演算を行う演算手段とを備え、前記受光手段は、受光した被写体光を各光電変換素子毎に光電変換して積分し、該各積分電荷を画素信号として前記各光電変換素子毎に順番に出力し、前記A/D変換手段は、前記画素信号を入力及びA/D変換して画素データを求め、該求めた画素データが前記対数変換手段によって対数変換される間に、次の画素信号を入力してA/D変換することに特徴を有する。
【0007】
以上の構成によれば、画素データの分解能を大きくして測距演算することができ、測距精度の向上を図れる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明を説明する。図1〜図3は、本発明を適用したレンズシャッタ式カメラの一実施の形態を示す外観図である。このレンズシャッタ式カメラ1は、図1に示すように、正面にズームレンズ2を備え、その上方には、AF用補助投光窓3、パッシブAF受光窓4、ファインダ窓5、測光窓6を備えている。なお、これらの窓3〜6の後方カメラボディ1内には、図示しないが公知のように、AF用補助光源、パッシブAFセンサ、ファインダ光学系、測光センサがそれぞれ配置されている。
【0009】
カメラ1の上飾り板7には、レリーズボタン8が設けられている。レリーズボタン8は、測光スイッチSWSおよびレリーズスイッチSWRと連動していて、半押しで測光スイッチSWSがオンし、全押しでレリーズスイッチSWRがオンする。
【0010】
カメラ1の背面には、その中央部に電源をオン/オフするメインスイッチレバー10が設けられ、その上部にテレ側またはワイド側に倒すとズームレンズ2をテレ方向またはワイド方向にズーミングできるズームレバー9が設けられている。このズームレバー9は、テレスイッチSWTおよびワイドスイッチSWWと連動していて、ズームレバー9がテレ側に倒されるとテレスイッチSWTがオンし、ワイド側に倒されるとワイドスイッチSWWがオンする。
また、カメラ1の背面の接眼窓12近傍には、点灯または点滅により測距結果を報知する緑ランプ11が設けられている。
【0011】
次に、カメラ1の制御系の構成について、図4に示したブロック図を参照してより詳細に説明する。CPU21は、カメラ1の機能に関するプログラム等が書き込まれたROM、制御用または演算用の各種パラメータなどを一時的に記憶するRAM21c、A/D変換器21aおよびカウンタ21bを内蔵しており、カメラボディ1の動作を総括的に制御する制御手段として機能するほかに、変換手段、演算手段及び判断手段としての機能も有する。
【0012】
CPU21には、スイッチ類として、メインスイッチレバー10に連動するメインスイッチSWM、ズームレバー9に連動するテレスイッチSWTおよびワイドスイッチSWW、レリーズボタン8に連動する測光スイッチSWSおよびレリーズスイッチSWRが接続されている。メインスイッチレバー10がオン操作されてメインスイッチSWMがオンすると、CPU21は、電池23を電源として、各入出力ポートに接続されている周辺回路に電力供給を開始し、操作されたスイッチに応じた処理を実行する。
【0013】
ズームレバー9に連動するテレスイッチSWTまたはワイドスイッチSWWがオンすると、CPU21はズームレンズ駆動回路29を介してズームモータ30を駆動させ、ズームレンズ2をテレズームまたはワイドズームさせる。ズームレンズ2の焦点距離およびレンズ位置は、ズームコード入力回路43によって検知される。CPU21は、電源がオフされたときにはズームレンズ2のレンズ鏡筒がカメラ1の外観内に収まる収納位置までズームモータ30を駆動し、電源がオンされた時にはズームレンズ2がワイド端位置に移動するまでズームモータ30を駆動する。
【0014】
レリーズボタン8が半押しされて測光スイッチSWSがオンすると、先ず、CPU21は測光回路37を介して被写体輝度を求める。測光回路37は、図示しない測光センサを備えていて、測光窓6から入射した被写体光を測光センサで受光し、被写体輝度に応じた測光信号をCPU21に出力する回路である。
【0015】
CPU21は、求めた被写体輝度およびDXコード入力回路45を介して入力したISO感度などに基づいてAE演算を実行し、適正シャッタ速度および適正絞り値を求める。DXコード入力回路45は、カメラ1に装填されたフィルムのパトローネに書き込まれたDXコードを読み込み、ISO感度、撮影枚数などの情報をCPU21に出力する回路である。
【0016】
また、CPU21は、測距回路35から入力した画素信号をA/D変換して画素データを求め、さらに画素データを対数変換してセンサデータを求め、求めたセンサデータに基づいて測距演算を実行する。ただし、対数変換を実行しない場合(後述する)にCPU21は、求めた画素データに基づいて測距演算を実行する。測距演算において、所定条件を満たす有効な測距演算値が得られたときは、フォーカスモータ32のフォーカシングレンズ駆動量を算出し、フォーカス駆動回路31を介して駆動するとともに、緑ランプ11を点灯させる。一方、有効な測距演算値が得られなかったときは、緑ランプ11を点滅させて測距エラーを報知し、使用者に注意を促す。
【0017】
測距回路35は、不図示の撮影画面内の測距ゾーンに含まれる被写体像の焦点状態を検出する回路であり、受光した被写体光束を電気的なアナログの画素信号(電圧)に変換して出力する測距センサ36(図5)を有している。測距センサ36は、フィルム面と光学的に等価な位置にある焦点面EPに形成された被写体像を一対のセパレータレンズ(結像レンズ)36aによって分割して、Aセンサ及びBセンサからなる一対のラインセンサ36b上に再結像する。このラインセンサ36bは、詳細は図示しないが、多数の光電変換素子(受光素子)を有している。この各光電変換素子が、それぞれ受光した被写体光束を光電変換して積分(蓄積)し、蓄積電荷を画素単位の画素信号(電圧)として順番に出力する。
また測距回路35は、ラインセンサ36bの積分値をモニタするモニタセンサ(図示せず)を備えている。CPU21は、モニタセンサの出力を検知しながらラインセンサ36bの積分終了を制御する。
【0018】
AF補助投光回路39は、被写体輝度が低いとき、または被写体のコントラストが低いとCPU21が判断したときに、CPU21の制御下で被写体に向けてコントラストパターンを照射する回路である。
【0019】
レリーズボタン8が全押しされてレリーズスイッチSWRがオンすると、CPU21は、算出した絞り値に基づいて絞り制御回路25を作動させてズームレンズ2の絞りを絞り込み、シャッタ速度に基づいてシャッタ制御回路33を介してシャッタモータ34を駆動させて露出する。
【0020】
露出が終了すると、CPU21はフィルム給送信号入力回路41によりフィルム給送信号を入力し、フィルム給送回路27を介してフィルム給送モータ28を作動させてフィルムを1コマ分巻き上げるが、フィルム残量がない場合は、フィルム給送回路27を介してフィルム給送モータ28を作動させてフィルムの巻戻しを行う。
【0021】
以上はカメラ1の主要部材であるが、カメラ1は、図示しないが、セルフタイマ動作を表示するセルフランプ、CPU21の制御下でストロボを発光させるストロボ装置、各種情報を表示するLCD表示パネルなど、公知の部材を備えている。
【0022】
図6(A)には、ラインセンサ36bの光電変換素子が出力する画素信号Vx(電圧)と時間の関係を示してある。図においてVref は基準電圧である。画素信号Vxは、各光電変換素子が積分した電荷分だけ時間経過とともに基準電圧Vrefから下降する。CPU21は、いずれかの画素データが0Vに達した時または所定の最大積分時間経過時のいずれか早い時にラインセンサ36bの全ての光電変換素子の積分を終了させる。ここで、0Vは積分終了値(電圧)であり、被写体輝度が高いほど積分終了値に達するまでの時間は短くなる。つまり、画素信号Vxの傾きは輝度に比例していて、各光電変換素子が受光した範囲が高輝度であるほど画素信号Vxの傾きの絶対値が大きいことが分かる。なお、図6(A)では、測距センサ36が受光した最高輝度レベルの画素信号Veを基準(0EV)とし、画素信号Vxが高いほど、即ち低輝度ほどEV値が大きくなるように、輝度値EVを画素信号Veに対する相対値で表している。画素信号Va〜Veは、それぞれ1EVの輝度差の場合として示してある。
【0023】
図6(A)において最初に積分終了した画素信号Veの積分時間を時間t1とし、時間t1における各画素信号Va〜Veを0(V)〜Vref レンジで10ビットA/D変換して求めた画素データVa´〜Ve´を図6(B)に棒グラフで示した。図において縦軸は画素データVx´(A/D変換値)を示し、横軸はラインセンサ36bの各光電変換素子に付された符号を示していて、被写体輝度が高いほど棒軸が低くなっている。なお、ΔEVは基準電圧Vrefに対応する輝度と画素データVx´(A/D変換値)に対応する輝度の差分である。基準電圧Vrefの10ビットA/D変換値をVref´とすれば、ΔEVは下記の式で定義される。表1には、ΔEVと画素データVa´〜Ve´の関係を示した。
ΔEV=log2(Vref´−Vx´)
【表1】
Figure 0003793403
【0024】
図6(C)には、図6(B)に示す各画素データVx´をさらに8ビットの0〜255階調に、1EVを64分割して対数変換(4EV対数変換)した結果を棒グラフで示してある。図において、縦軸は対数変換値を示し、横軸はラインセンサ36bの各光電変換素子に付された符号を示している。本実施形態では、図6(B)に示す最も高輝度であった画素データVe´を基準0[EV]として、画素データVe´との輝度差が4EV以内となる範囲について4EV対数変換を実行する。
【0025】
図6(B)に示す画素データをそのまま測距演算に用いると、画素データの低輝度部分の分解能が低いため、使用者の所望する被写体が低輝度部分に存在するような場合には適切な測距演算値を得られないことがある。しかしながら、画素データを対数変換して低輝度部分の分解能を高めようとすると、逆に高輝度部分の分解能が低下しすぎるおそれがある。
そこで本実施形態では、先ず、測距センサ36の積分を実行させ、測距センサ36が出力した画素信号をA/D変換して画素データを求め、求めた画素データをさらに4EV対数変換して4EVセンサデータを求め、この4EVセンサデータを用いて測距演算を行う。A/D変換して求めた画素データをさらに対数変換すれば図6(C)に示すように低輝度部分の分解能が高くなるので、被写体輝度が低い場合に有利である。しかし、4EVセンサデータに基づく測距演算で有効な測距演算値が得られず、かつ4EVセンサデータにおいて高輝度部分のデータ差がない(高輝度でローコン)と判断した場合は、画素データの対数変換を禁止とし、測距センサ36の積分を再実行し、測距センサ36から出力された画素信号をA/D変換して画素データを求め、求めた画素データに基づき測距演算を行う。この画素データに基づく測距演算では、4EVセンサデータに比べて、低輝度部分の分解能は低下するが高輝度部分の分解能は高くなるので、被写体輝度が高い場合に有利になる。なお、画素データ及び4EVセンサデータはRAM21cにメモリされる。
【0026】
次に、カメラ1の動作について、図7〜図10に示したフローチャートを参照してより詳細に説明する。図7は、撮影処理に関するフローチャートであり、この処理は測光スイッチSWSがオンされたときに実行される。
【0027】
この処理に入ると先ず、測光処理を実行して測距エリアの被写体輝度(測光値Bv)を求め、測距処理を実行して測距演算値を求める(S11、S13)。測距処理は、詳細は後述するが、測距センサ36の各光電変換素子から出力された画素信号を入力して測距演算値を演算し、求めた測距演算値に基づいてフォーカシングモータ30を駆動させる処理である。
【0028】
測距処理後、測距エラーフラグがセットされているかどうかをチェックする(S15)。測距エラーフラグがセットされているとき、即ち有効な測距演算値が得られなかったときは、使用者に注意を促すため緑ランプ11を点滅し(S15;Y、S19)、測距エラーフラグがクリアされているときは、緑ランプ11を点灯して(S15;N、S17)、AE演算処理を実行する(S21)。AE演算処理では、測光回路37を介して求めた被写体輝度およびDXコード入力回路45から求めたISO感度などに基づいて適正シャッタ速度および適正絞り値を算出する。
【0029】
そして測光スイッチSWSがオンしているかどうかをチェックする(S23)。測光スイッチSWSがオンしていないときは、緑ランプ11を消灯してリターンする(S23;N、S24)。測光スイッチSWSがオンしているときは、レリーズスイッチSWRがオンしているかどうかをチェックする(S23;Y、S25)。レリーズスイッチSWRがオンしていないときは、S23へ戻り、測光スイッチSWSがオフするかまたはレリーズスイッチSWRがオンするまで待機する(S25;N、S23)。レリーズスイッチSWRがオンしたときは、緑ランプ11を消灯し、算出した絞り値に基づいて絞り制御回路25を作動させてズームレンズ2の絞りを絞り込み、シャッタ速度に基づいてシャッタ制御回路33を介してシャッタモータ34を駆動させて露出する露出制御処理を実行する(S25;Y、S27、S29)。
【0030】
露出制御処理終了後は、フィルム給送回路27を介してフィルム給送モータ28を作動させてフィルムを1コマ分巻き上げるが、1コマ分を巻き上げることができず最終コマの撮影が終了した場合は、フィルムをすべて巻戻し、撮影処理を終了する(S31)。
【0031】
次にS13で実行される測距処理について図8に示されるフローチャートを参照してより詳細に説明する。この処理に入ると先ず、S11の測光処理で求めた測光値Bvが所定値a以下かどうかをチェックする(S101)。
【0032】
求めた測光値Bvが所定値aより大きかったときは、AF補助投光は必要ない程度の被写体輝度があるため、測距センサ36の感度を低感度に設定し、測距センサ36の積分を開始してタイムアップリミットBをセットする(S101;N、S103、S105)。タイムアップリミットBは測距センサ36の最大積分時間である。CPU21は、いずれかの画素信号が積分終了値に達した時または最大積分時間経過時のいずれか早い時に積分を終了させて、各画素データを入力するセンサデータ入力処理を実行する(S107)。センサデータ入力処理は、詳細は後述するが、S107ではラインセンサ36bの各光電変換素子が出力した画素信号を10ビットA/D変換し、さらに4eV対数変換(4段階の対数変換)して4eVセンサデータを求める処理である。本実施形態では4eVセンサデータは8ビットデータである。センサデータ入力処理を実行したら、求めた4eVセンサデータに基づき測距演算を実行し、有効な測距演算値が得られたかどうかをチェックする(S109、S111)。CPU21は測距演算値の信頼性が所定値以上あれば有効であると判断する。有効な測距演算値が得られなかった場合は、測距エラーフラグをセットしてリターンする(S111;N、S113)。有効な測距演算値が得られた場合は、S155へ進む(S111;Y)。
【0033】
求めた測光値Bvが所定値a以下であったときは、AF補助投光が必要な被写体輝度であるため、測距センサ36の感度を低感度に設定してAF補助投光回路39を作動させ、被写体に補助光を照射しながら測距センサ36の積分を開始してタイムアップリミットBをセットし、センサデータ処理を実行する(S101;Y、S115、S117、S119)。そして、求めた4eVセンサデータに基づき測距演算を実行し、タイムアップリミットBがタイムアップしたかどうかをチェックする(S121、S123)。タイムアップリミットBがタイムアップしていなかったとき、即ち被写体輝度が十分ではないが少しは高いときは、4EVセンサデータに基づく測距演算で有効な測距演算値が得られたかどうかをチェックし(S123;N、S125)、有効な測距演算値が得られたときはS155へ進む(S125;Y)。有効な測距演算値が得られなかったときは、4eVセンサデータの各データ差に基づいてコントラストがあるかどうかをチェックする(S125;N、S127)。CPU21は、4EVセンサデータの隣り合う画素のデータ差を求め、その絶対値の総和が所定値以上である場合にコントラストがあると判断する。コントラストがあると判断した場合は、何らかの原因により測距演算が正常に行われなかったと考えられるため、S139に進んで測距エラーフラグをセットしリターンする(S127;N、S139)。
【0034】
コントラストがないと判断した場合には、S119のセンサデータ入力処理で対数圧縮したために高輝度部分の分解能が低くなり、有効な測距演算値を得られなかったと考えられるので、対数変換を禁止とし、測距センサ36から入力した画素信号をA/D変換のみして画素データを求め、高輝度部分の分解能が高いままの画素データを用いて測距演算を行う。
【0035】
先ず、測距センサ36の感度を低感度に設定してAF補助投光回路39を作動させ、被写体に補助光を照射しながら積分を開始してタイムアップリミットBをセットし、センサデータ入力処理を実行する(S127;Y、S129、S131、S133)。S133のセンサデータ入力処理では、画素データの対数変換は実行せず、測距センサ36から入力した画素信号を10ビットA/D変換のみして画素データを求める。センサデータ入力処理を実行したら、求めた画素データに基づき測距演算を行い(S135)、算出した測距演算値が有効であるかどうかをチェックして(S137)、有効な測距演算値が得られたときはS155へ進み(S137;Y)、有効な測距演算値が得られなかったときは測距エラーフラグをセットしてリターンする(S137;N、S139)。
【0036】
S123でタイムアップリミットBがタイムアップしたとき、即ち被写体輝度が低いときは、4EVセンサデータに基づく測距演算で有効な測距演算値が得られたかどうかをチェックし(S123;Y、S141)、有効な測距演算値が得られたときはS155へ進む(S141;Y)。有効な測距演算値が得られなかったときは、被写体輝度が低すぎるためだと考えられるので、測距センサ36の感度を高感度に設定してAF補助投光回路39を作動させ、被写体に補助光を照射しながら積分を開始させ、タイムアップリミットCをセットし、センサデータ入力処理を実行して4eVセンサデータを求める(S141;N、S143、S145、S147)。タイムアップリミットCはタイムアップリミットBよりも長く設定されたタイマである。
【0037】
そして、求めた4eVセンサデータに基づき測距演算を実行し、求めた測距演算値が有効であるかどうかをチェックする(S149、S151)。有効な測距演算値が得られなかったときは、測距エラーフラグをセットしてリターンする(S151;N、S153)。有効な測距演算値が得られたときは、S155へ進む(S151;Y)。S155では、測距エラーフラグをクリアする。そして、所定条件を満たす測距演算値を選択して、選択した測距演算値からLLデータを算出し、求めたLLデータに基づきレンズ駆動処理を実行してリターンする(S157、S159、S161)
【0038】
次にS107、S119、S133、S147で実行されるセンサデータ入力処理について図9に示されるフローチャート及び図6(B)を参照して詳細に説明する。本実施形態において対数変換を実行する場合、1個の画素信号をA/D変換して対数変換する間に、次の画素信号をA/D変換する構成にしている。この処理に入ると先ず、A/D変換器21aを起動して測距センサ36から出力された最初の画素信号を10ビットA/D変換する(S201)。画素信号及び画素データ(A/D変換値)は被写体輝度が低いほど大きくなる。画素信号のA/D変換が完了したら、求めた画素データと基準電圧Vref のA/D変換値Vref´を比較する(S203;Y、S205)。本実施形態では、電圧0Vを0、基準電圧Vref の10ビットA/D変換値Vref´を1023としている。求めた画素データが基準電圧Vref´よりも小さいときは、WDATAに基準電圧Vref´から画素データを引いた値をメモリする(S205;Y、S207)。画素データが基準電圧Vref´以上であるときは、0をWDATAとしてメモリする(S205;N、S209)。したがって、被写体輝度が低い部分ほどWDATAの値は小さくなる。
【0039】
次に、カウンタ21bに測距センサ36から出力される画素信号の総数をセットし、A/D変換器21aを起動し、画素データを対数変換するかどうかチェックする(S211、S213、S215)。対数変換を実行するとき、即ちS107、S119及びS147のセンサデータ入力処理では、次の画素信号を入力してA/D変換するのと並行して対数処理を行い、次の画素信号のA/D変換が完了するまで待機する(S215;Y、S217、S219;N)。対数処理は、詳細は後述するが、ここではS207またはS209でメモリしたWDATAを8ビットに4EV対数変換する処理である。対数変換を実行しないとき、即ちS135のセンサデータ入力処理では、S217をスキップして次の画素信号のA/D変換が完了するのを待つ(S215;N、S219;N)。
【0040】
画素データのA/D変換が完了したら、S205〜S209と同様に、基準電圧Vref´及び画素データからWDATAを求め、RAM21cにメモリする(S219;Y、S221、S223、S225)。WDATAをメモリしたら、カウンタ値を1減算し、カウンタ値が1になるまでS213〜S227の処理を繰り返す(S227、S229;N、S213〜S227)。そしてカウンタ値が1になったときは対数変換を実行するかどうかを再チェックし、対数変換を実行するとき、即ちS107、S119及びS149のセンサデータ入力処理では、対数処理を実行し、最後の画素データを4eV対数変換してリターンする(S229;Y、S231;Y、S233)。対数変換を実行しないとき、即ちS135のセンサデータ入力処理では、S233をスキップしてリターンする(S231;N)。
【0041】
次にS217、S233で実行される対数処理について図10に示されるフローチャート及び図6(B)、(C)を参照してより詳細に説明する。本実施形態では、この処理により、10ビットのセンサデータを4eV対数変換して8ビットの4eVセンサデータを求める。
【0042】
WDATAが512以上であるときは、次式;192+(WDATA−512)/8により算出した値をWDATA´とし、255からWDATA´を減算した値を4eVセンサデータとしてメモリし、リターンする(S301;Y、S303、S319)。WDATAが256以上512未満であるときは、次式;128+(WDATA−256)/4により算出した値をWDATA´とし、255からWDATA´値を減算した値を4eVセンサデータとしてメモリし、リターンする(S301;N、S305;Y、S307、S319)。WDATAが128以上256未満であるときは、次式;64+(WDATA−128)/2により算出した値をWDATA´とし、255からWDATA´値を減算した値を4eVセンサデータとしてメモリし、リターンする(S305;N、S309;Y、S311、S319)。WDATAが64以上128未満であるときは、次式;WDATA−64により算出した値をWDATA´とし、255からWDATA´を減算した値を4eVセンサデータとしてメモリし、リターンする(S309;N、S313;Y、S315、S319)。WDATAが64未満であるときは、0をWDATA´とし、255からWDATA´を減算した値、つまり255を4eVセンサデータとしてメモリし、リターンする(S313;N、S317、S319)。したがって、画素データVe´との輝度差が4EVを超える画素データは4EV対数変換によって全て255となり、画素データVe´との輝度差が4EV以内となる輝度範囲について4EVセンサデータが得られる(図6(C)参照)。
【0043】
以上の処理により、低輝度部分の分解能が高くなるため、低輝度部分と高輝度部分の分解能がほぼ等しい状態となり、被写体の焦点状態を容易に判別することができるようになる。したがって、低輝度部分に使用者の所望する被写体が存在する場合でも測距処理のS109、S121、S149で実行測距演算で適正な測距演算値を得ることができる。なお、本実施形態では、10ビットA/D変換値を8ビットに圧縮して対数変換しているが、本発明はこれに限定されず、例えば、10ビットA/D変換値を10ビットに対数変換してもよく、また8ビットA/D変換値を8ビットに対数変換してもよい。
【0044】
以上のように、本実施形態では、測距センサ36が出力する画素信号をA/D変換及び4EV対数変換して4EVセンサデータを求め、4EVセンサデータを用いることにより低輝度部分の分解能を高くして測距演算を実行するので、低輝度部分に使用者の所望する被写体が存在する場合にも適正な測距演算値を得ることができる。また有効な測距演算値が得られず、且つ高輝度でコントラストがない場合には、4EV対数変換を禁止し、A/D変換のみした画素データを測距演算に用いて高輝度部分の分解能を高くするので、適正な測距演算値を得ることができる。また画素データに基づく測距演算を行うときは、対数変換を実行しないので、処理の迅速化を図れる。
【0045】
また、本発明は多点式測距装置にも適用することができる。その場合は、画素データを入力してA/D変換し、さらに対数変換する上記の処理を同様にして各測距エリア毎に実行すればよい。
【0046】
以上、レンズシャッタ式カメラに搭載したパッシブ型AF測距装置に適用した実施形態について説明したが、本発明は一眼レフカメラに搭載されるパッシブ型AF測距装置などにも適用できる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、受光手段が出力した画素信号をA/D変換して画素データを求め、求めた画素データをさらに対数変換して求めたセンサデータを求め、この低輝度部分の分解能を高くしたセンサデータを用いて測距演算を行うので、使用者の所望する被写体が低輝度部分に存在する場合でも適正な測距演算値を得ることができる。また、本発明は、対数変換して求めたセンサデータに基づく測距演算で適正な測距演算値が得られず且つ被写体輝度が高い及びコントラストがないと判断できる場合には、対数変換を禁止し、受光手段が出力した画素信号についてA/D変換のみ実行して高輝度部分の分解能を高くした画素データに基づき測距演算を行うので、使用者の所望する被写体が高輝度部分に存在する場合でも適正な測距演算値を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の測距装置を搭載したレンズシャッタ式カメラの一実施の形態を示す正面図である。
【図2】 同カメラの上面図である。
【図3】 同カメラの背面図である。
【図4】 同カメラの回路構成の主要部を示すブロック図である。
【図5】 同カメラの測距センサの概要を示す図である。
【図6】 (A)は同測距センサの画素信号と時間の関係を示す図であり、(B)は時間t1における同測距センサの画素信号をA/D変換して求めた画素データを示す図であり、(C)は(B)の画素データを4EV対数変換して求めた4EVセンサデータを示す図である。
【図7】 同カメラの撮影処理に関するフローチャートを示す図である。
【図8】 同カメラの測距処理に関するフローチャートを示す図である。
【図9】 同カメラのセンサデータ入力処理に関するフローチャートを示す図である。
【図10】 同カメラの対数処理に関するフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 カメラ
2 ズームレンズ
21 CPU
21a A/D変換器
21b カウンタ
21c RAM
35 測距回路
36 測距センサ
36a セパレータレンズ
36b ラインセンサ
37 測光回路

Claims (3)

  1. それぞれが受光した被写体光を光電変換して積分し、電気的な画素信号として出力する複数の光電変換素子を備えた受光手段と、
    前記画素信号をA/D変換して画素データを求めるA/D変換手段と、
    この画素データを対数変換してセンサデータを求める対数変換手段と、
    このセンサデータに基づき測距演算を行う演算手段と、
    前記測距演算で有効な測距演算値が得られたかどうかを判断し、さらに前記センサデータに基づき、コントラストが所定値以上あるかどうか及び被写体輝度が所定値よりも高いかどうかを判断する判断手段と、
    この判断手段により、有効な測距値が得られておらず且つコントラストが低くて被写体輝度が高いと判断されたとき、前記対数変換手段の動作を禁止し、前記センサデータではなく前記画素データに基づいて前記演算手段に測距演算を再実行させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする測距装置。
  2. 請求項1記載の測距装置において、前記制御手段は、前記対数変換手段の動作を禁止した後、前記受光手段に積分を再実行させ、該受光手段から新たに出力された画素信号を前記A/D変換手段を介し画素データに変換し、この画素データに基づき、前記演算手段に測距演算を実行させる測距装置。
  3. 請求項1または2記載の測距装置において、
    前記受光手段は、受光した被写体光を各光電変換素子毎に光電変換して積分し、該各積分電荷を画素信号として前記各光電変換素子毎に順番に出力し、
    前記A/D変換手段は、前記画素信号を入力及びA/D変換して画素データを求め、該求めた画素データが前記対数変換手段によって対数変換される間に、次の画素信号を入力してA/D変換することを特徴とする測距装置。
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