JP2002060530A - 鹸化処理を施されてなるフィルム及びその製造方法及びその製造装置 - Google Patents

鹸化処理を施されてなるフィルム及びその製造方法及びその製造装置

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JP2002060530A
JP2002060530A JP2000252007A JP2000252007A JP2002060530A JP 2002060530 A JP2002060530 A JP 2002060530A JP 2000252007 A JP2000252007 A JP 2000252007A JP 2000252007 A JP2000252007 A JP 2000252007A JP 2002060530 A JP2002060530 A JP 2002060530A
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roll
saponification
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Noritaka Ihashi
紀孝 伊橋
Takahiro Harada
隆宏 原田
Tetsuya Takahashi
哲也 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、大掛かりな設備を必要とせず、容易
に製造でき、保存中にフィルム同士が貼り付くことを防
止する鹸化処理を施されたプラスチック等のウエブ状の
フィルム及びそのフィルムの製造方法及びその製造装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】ロールツーロール方式またはステッピング
ロール方式において、プラスチック等からなる基材の少
なくとも片面が鹸化処理を施されてなるフィルムであっ
て、該フィルムの幅方向の両端部近傍の少なくとも片面
が有機溶剤を塗布してなる処理またはコロナ放電処理が
施されたことを特徴とする鹸化処理を施されてなるフィ
ルム及びそのフィルムの製造方法及びその製造装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻き取り保存中に
フィルム同士が貼り付くことを防止する鹸化処理を施さ
れたプラスチック等からなるウエブ状のフィルムおよび
そのフィルムの製造方法およびその製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、プラスチック等薄いフィルムに印
刷、塗工、成膜等の加工が施されされるときに、ロール
状に巻かれたフィルムであると作業効率の向上が図れ
る。しかしながら、そのフィルムの性質、構成、保存環
境によっては、ロール状に巻かれたフィルム同士が貼り
付くことがある。特に、鹸化処理を施されたロール状に
巻かれたフィルムは、幅方向の両端部近傍が外気環境に
触れているため、図3に示すように、保存環境によって
はロール状に巻かれたフィルム30の幅方向の両端部近
傍Aでフィルム同士で容易に貼り付く場合がある。上記
フィルムに印刷、塗工、成膜等の加工を施す工程で、フ
ィルム同士が貼り付くことによって、フィルムが破断し
たり、加工処理後のフィルムに欠陥を生じたり、作業効
率の低下等が問題となっていた。
【0003】この対策として、ロール状に巻かれたフィ
ルムの保存環境及び作業環境を厳密に管理する方法が知
られているが、この方法は、専用の設備を備えた倉庫な
どの大掛かりな設備を要し、多額の設備費を必要とする
問題がある。また、鹸化処理を施されたロール状に巻か
れたフィルムを倉庫から装置へ移動させる時に厳密に保
存環境を整えることは非常に困難であるという問題があ
る。その上、フィルムの鹸化処理条件が異なると保存環
境も異なるので、処理条件に適した専用の倉庫を複数用
意しなければならなく、設備面から考慮すると非効率で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決しようとするものであり、大掛かりな設備を必要と
せず、容易に製造でき、保存中にフィルム同士が貼り付
くことを防止する鹸化処理を施されたプラスチック等の
ウエブ状のフィルム及びそのフィルムの製造方法及びそ
の製造装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、ロールツーロール方式またはス
テッピングロール方式において、プラスチック等からな
る基材の少なくとも片面が鹸化処理を施されてなるフィ
ルムであって、該フィルムの幅方向の両端部近傍の少な
くとも片面が有機溶剤を塗布してなる処理またはコロナ
放電処理が施されたことを特徴とする鹸化処理を施され
てなるフィルムである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の鹸化処
理を施されてなるフィルムにおいて、前記フィルム基材
が、トリアセチルセルロース、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリプロピレン
から選ばれるいずれかのフィルム、あるいはこれらのフ
ィルム基材の少なくとも片面にハードコート処理を施し
たフィルムであることを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の鹸化処理を施されてなるフィルムにおいて、前記鹸化
処理が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウムから選ばれ
るいずれかのアルカリ溶液による処理であることを特徴
とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
か1項に記載の鹸化処理を施されてなるフィルムにおい
て、前記有機溶剤が、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水
素、ハロゲン化炭化水素、ケトン化合物、アルデヒド化
合物、エーテル化合物、エステル化合物、カルボン酸化
合物から選ばれるいずれかの有機化合物であることを特
徴とする。
【0009】請求項5の発明は、ロールツーロール方式
またはステッピングロール方式において、プラスチック
等からなる基材の少なくとも片面に鹸化処理を施す工程
と、鹸化処理を施された該フィルムの幅方向の両端部近
傍の少なくとも片面に有機溶剤を塗布してなる処理を施
す工程またはコロナ放電処理を施す工程とからなること
を特徴とする鹸化処理を施されてなるフィルムの製造方
法である。
【0010】請求項6の発明は、ロールツーロール方式
またはステッピングロール方式において、プラスチック
等からなる基材の少なくとも片面に鹸化処理を施す処理
部と、鹸化処理を施された該フィルムの幅方向の両端部
近傍の少なくとも片面に有機溶剤を塗布してなる処理を
施す処理部またはコロナ放電処理を施す処理部とを備え
たことを特徴とする鹸化処理を施されてなるフィルムの
製造装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一例としての実施
の形態について詳細に説明する。
【0012】本発明のフィルムは、ロールツーロール方
式またはステッピングロール方式で、フィルム基材の少
なくとも片面が鹸化処理を施されてなるフィルムであっ
て、該フィルムの幅方向の両端部近傍の少なくとも片面
が有機溶剤またはコロナ放電処理が施されたことを特徴
とする鹸化処理を施されてなるフィルムである。巻き取
り保存中にそのフィルム同士が貼り付いてしまうことを
防止できるものである。
【0013】本発明で用いられるフィルム基材は、トリ
アセチルセルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リイミド、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロ
ピレンからなるウエブ状のフィルムが挙げられる。これ
らのフィルムには、表面の耐擦傷性を付与するために少
なくとも片面にハードコート処理を施す場合もある。こ
のように、ハードコート処理を施した場合でも本発明と
同様の効果が得られる。また、紙基材であってもよい。
【0014】本発明における鹸化処理は、上記基材のフ
ィルムを水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウムから選ばれ
るいずれかのアルカリ溶液に浸して鹸化処理を行う。鹸
化処理を施されたフィルム面の親水性が向上するため、
その処理表面では純水に対する接触角が低下する。
【0015】本発明で用いられる有機溶剤は、芳香族炭
化水素、脂肪族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、ケトン
化合物、アルデヒド化合物、エーテル化合物、エステル
化合物、カルボン酸化合物を挙げることができる。
【0016】上記の鹸化処理を施されたロール状に巻か
れたフィルムは、フィルム幅方向における両端部近傍
が、例えば温度50℃、湿度90%のような環境下で保
存されているような場合、鹸化処理面が親水性を有する
ために、フィルム幅方向における両端部近傍でフィルム
同士が貼り付き易い。本発明におけるフィルムの幅方向
の両端部近傍の少なくとも片面が有機溶剤を塗布してな
る処理またはコロナ放電処理は、フィルム幅方向におけ
る両端部近傍の親水性を低下させることを目的とするも
ので、この処理によってフィルム同士の貼り付き防止を
可能となる。
【0017】本発明のフィルムの製造方法は、ロールツ
ーロール方式またはステッピングロール方式で、プラス
チック等からなる基材の少なくとも片面に鹸化処理を施
す工程と、鹸化処理を施された該フィルムの幅方向の両
端部近傍の少なくとも片面に有機溶剤を塗布してなる処
理を施す工程またはコロナ放電処理を施すする工程とか
らなる。
【0018】図1(a)は、本発明の鹸化処理を施され
てなるフィルムにおいて、フィルム両端部近傍に有機溶
剤を塗布してなる処理を示した説明図である。鹸化処理
を施されたロール状に巻かれたフィルム10のフィルム
の幅方向の両端部近傍Aを塗布装置15によって、芳香
族炭化水素、脂肪族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、ケ
トン化合物、アルデヒド化合物、エーテル化合物、エス
テル化合物、カルボン酸化合物から選ばれるいずれかの
有機化合物を塗布して、乾燥工程(図示せず)で乾燥後
処理を施されたフィルムが巻き取られる。
【0019】また、図1(b)は、本発明の鹸化処理を
施されてなるフィルムにおいて、フィルム両端部近傍を
コロナ放電処理を示した説明図である。鹸化処理を施さ
れたロール状に巻かれたフィルム10のフィルムの幅方
向の両端部近傍Aをコロナ放電発生器16によって、コ
ロナ放電処理を施された後フィルムが巻き取られる。
【0020】次ぎに、本発明のフィルム製造装置は、図
2(a)に示すように、プラスチック等からなる基材の
少なくとも片面に鹸化処理を施す処理部と、鹸化処理を
施されたフィルムの幅方向の両端部近傍の少なくとも片
面を有機溶剤を塗布してなる処理を施す処理部とを備
え、基材巻き出し部21から巻き出されたフィルム基材
22の少なくとも片面に鹸化処理を施す処理部23で鹸
化処理を施されたフィルム基材24の幅方向の両端部近
傍の少なくとも片面に塗布装置25からなる有機溶剤を
塗布して処理を施す処理部で処理を施された後、基材巻
き取り部27で巻き取られる。
【0021】また、本発明のフィルム製造装置は、図2
(b)に示すように、プラスチック等からなる基材の少
なくとも片面に鹸化処理を施す処理部と、鹸化処理を施
された該フィルムの幅方向の両端部近傍の少なくとも片
面にコロナ放電処理を施す処理部とを備え、基材巻き出
し部21から巻き出されたフィルム基材22の少なくと
も片面に鹸化処理を施す処理部23で鹸化処理を施され
たフィルム基材24の幅方向の両端部近傍の少なくとも
片面にコロナ放電発生器26からなる処理部でコロナ放
電処理を施された後、基材巻き取り部27で巻き取られ
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0023】<実施例1>ロール状に巻かれたトリアセ
チルセルロースフィルムを鹸化処理し、再び巻き取られ
る前に、該フィルムにおける両端部近傍の片面にケトン
化合物であるメチルエチルケトンを塗布し、その後、メ
チルエチルケトンを乾燥させ、該フィルムを巻き取っ
た。
【0024】<実施例2>ロール状に巻かれたトリアセ
チルセルロースフィルムを鹸化処理し、再び巻き取られ
る前に、該フィルムにおける両端部近傍の片面にエステ
ル化合物である酢酸エチルを塗布し、その後、酢酸エチ
ルを乾燥させ、該フィルムを巻き取った。
【0025】<実施例3>ロール状に巻かれたトリアセ
チルセルロースフィルムを鹸化処理し、再び巻き取られ
る前に、該フィルムにおける両端部の片面にエーテル化
合物である1,4−ジオキサンを塗布し、その後、1,
4−ジオキサンを乾燥させ、該フィルムを巻き取った。
【0026】<実施例4>ロール状に巻かれたトリアセ
チルセルロースフィルムを鹸化処理し、再び巻き取られ
る前に、該フィルムにおける両端部の片面にハロゲン化
炭化水素化合物であるジクロロメタンを塗布し、その
後、ジクロロメタンを乾燥させ、該フィルムを巻き取っ
た。
【0027】<実施例5>ロール状に巻かれたトリアセ
チルセルロースフィルムを鹸化処理し、再び巻き取られ
る前に、該フィルムにおける両端部の片面に45w/m
2・minのコロナ放電にさらすことにより処理を行
い、該フィルムを巻き取った。
【0028】<比較例1>ロール状に巻かれたトリアセ
チルセルロースフィルムを鹸化処理し、該フィルムにお
ける両端部近傍を無処理のままフィルムを巻き取った。
【0029】上記の実施例1〜6並びに比較例1におい
て得られたロール状の巻かれたトリアセチルセルロース
フィルムについて有機溶剤を塗布して処理を施された処
理部分またはコロナ放電で施された処理する処理部分の
接触角を下記に示す測定方法に基づいて測定した。ま
た、ロール状の巻かれたトリアセチルセルロースフィル
ムについて下記に示す保存貼り付きテストを行いフィル
ム同士の貼り付き状態を評価した。その評価結果を表1
に示す。
【0030】(a)接触角測定 フィルム表面の親水性を評価する為に、純水を使用した
接触角を測定して評価した。接触角計(協和界面科学
(株)製、CA−X型接触角計)を用いて、乾燥状態(2
0℃−65%RH)で直径1.0mmの液滴を針先に作
り、これをフィルムの表面に接触させて液滴を作った。
接触角とは、固体液体が接する点における液体表面に対
する接線と固体表面がなす角で、液体を含む方の角度で
定義した。液体には純水を使用した。
【0031】(b)保存貼り付きテスト ロール状の巻かれたトリアセチルセルロールフィルムを
温度40℃、湿度90%の部屋に24時間保存して、そ
の後フィルム同士の貼り付き状態を評価した。貼り付き
が無い場合を記号○で示した。また、貼り付きが有る場
合を記号×で示した。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、大
掛かりな設備を必要とせず、容易に製造でき、フィルム
同士が貼り付くことを防止できる鹸化処理を施されたプ
ラスチック等のウエブ状のフィルム及びその製造方法及
びその製造装置を提供することことが可能となった。こ
れによって、鹸化処理を施されたプラスチック等のウエ
ブ状のフィルムの各種加工工程での生産・作業効率が向
上し、コスト削減を図ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の鹸化処理を施されてなるフ
ィルムにおいて、フィルム両端部近傍に有機溶剤を塗布
してなる処理を示した説明図。(b)は、本発明の鹸化
処理を施されてなるフィルムにおいて、フィルム両端部
近傍をコロナ放電処理を示した説明図。
【図2】本発明のフィルム製造装置を模式的に示した断
面図。(a)は、有機溶剤を塗布してなる処理部を備え
たフィルム製造装置。(b)は、コロナ放電処理部を備
えたフィルム製造装置。
【図3】従来の鹸化処理を施されたウエブ状のフィルム
基材同士が貼り付き易い部位を示した説明図。
【符号の説明】
10、30・・・ロール状に巻き取られたフィルム 15、25・・・塗布装置 16、26・・・コロナ放電発生機器 21・・・基材巻き出し部 22、24・・基材 23・・・鹸化処理部 27・・・基材巻き取り部 A・・・フィルム両端部近傍
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05D 7/00 B05D 7/00 N 7/04 7/04 C08J 7/00 303 C08J 7/00 303 // C08L 101:00 C08L 101:00 Fターム(参考) 4D075 BB77X BB81Y BB81Z DA04 DA34 DB31 DB36 DB48 4F073 AA05 AA27 BA03 BA08 BA24 BA26 BA31 BB01 BB09 BB11 CA21 EA01 EA03 EA11 EA15 EA16 EA17 EA23 EA25 EA36 EA55

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロールツーロール方式またはステッピング
    ロール方式において、プラスチック等からなる基材の少
    なくとも片面が鹸化処理を施されてなるフィルムであっ
    て、該フィルムの幅方向の両端部近傍の少なくとも片面
    が有機溶剤を塗布してなる処理またはコロナ放電処理が
    施されたことを特徴とする鹸化処理を施されてなるフィ
    ルム。
  2. 【請求項2】前記フィルム基材が、トリアセチルセルロ
    ース、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、ポリ
    カーボネート、ポリプロピレンから選ばれるいずれかの
    フィルム、あるいはこれらのフィルム基材の少なくとも
    片面にハードコート処理を施したフィルムであることを
    特徴とする請求項1記載の鹸化処理を施されてなるフィ
    ルム。
  3. 【請求項3】前記鹸化処理が、水酸化ナトリウム、水酸
    化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭
    酸カリウムから選ばれるいずれかのアルカリ溶液による
    処理であることを特徴とする請求項1または2記載の鹸
    化処理を施されてなるフィルム。
  4. 【請求項4】前記有機溶剤が、芳香族炭化水素、脂肪族
    炭化水素、ハロゲン化炭化水素、ケトン化合物、アルデ
    ヒド化合物、エーテル化合物、エステル化合物、カルボ
    ン酸化合物から選ばれるいずれかの有機化合物であるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鹸
    化処理を施されてなるフィルム。
  5. 【請求項5】ロールツーロール方式またはステッピング
    ロール方式において、プラスチック等からなる基材の少
    なくとも片面に鹸化処理を施す工程と、鹸化処理を施さ
    れた該フィルムの幅方向の両端部近傍の少なくとも片面
    に有機溶剤を塗布してなる処理を施す工程またはコロナ
    放電処理を施す工程とからなることを特徴とする鹸化処
    理を施されてなるフィルムの製造方法。
  6. 【請求項6】ロールツーロール方式またはステッピング
    ロール方式において、プラスチック等からなる基材の少
    なくとも片面に鹸化処理を施す処理部と、鹸化処理を施
    された該フィルムの幅方向の両端部近傍の少なくとも片
    面に有機溶剤を塗布してなる処理を施す処理部またはコ
    ロナ放電処理を施す処理部とを備えたことを特徴とする
    鹸化処理を施されてなるフィルムの製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007533483A (ja) * 2003-09-19 2007-11-22 シピックス・イメージング・インコーポレーテッド インモールド・デコレーション用のパターンを描いた薄膜構造物を形成する方法
CN101074294B (zh) * 2007-05-31 2011-02-02 尤尼吉可株式会社 塑料薄膜及其制造方法

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