JP2002058662A - 成分測定装置 - Google Patents
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Abstract
うことができる成分測定装置を提供する。 【解決手段】成分測定装置1は、主として本体2と、指
当て部3と、ハウジング5内に収納された穿刺手段4
と、ポンプ8と、電磁弁と、圧力センサと、測定手段7
とを備えている。チップ13をハウジング5に装着し、
指先を指当て部3に押し当てチップ13の先端を封止す
る。操作ボタン222を押圧すると、穿刺手段4が作動
し、チップ13が備える穿刺針が指先を穿刺し、ポンプ
8および電磁弁の駆動制御が開始され、ハウジング5内
の圧力が、大気圧より低い第1の圧力と、第1の圧力よ
り高い第2の圧力とに交互に切り替えられる。穿刺部位
からは血液が吸い出され、この血液の採取が検出される
と、ポンプ8が停止し、電磁弁が開いて前記減圧状態が
解除される。この後、所定成分が測定手段7で測定さ
れ、制御手段11で処理され、その結果が表示部12で
表示される。
Description
に、血液の検査に際し、指先を穿刺針で穿刺して血液を
採取するとともに、その血液中の例えばブドウ糖のよう
な特定成分の量を測定する成分測定装置に関する。
血糖値の変動を患者自身がモニターする自己血糖測定が
推奨されてきている。
応じて呈色する試験紙を装着し、該試験紙に血液を供
給、展開して呈色させ、その呈色の度合いを光学的に測
定(測色)して血糖値を定量化する血糖測定装置を用い
て行われる。
取する方法としては、穿刺針や小刀を備えた穿刺装置を
用いて指先の皮膚を穿刺した後、その穿刺部周辺を指等
で圧迫して血液を絞り出すことが行われる。
おり血液の採取に適している反面、神経も集中しており
痛みが伴うことから、患者へ与える苦痛、負担が大き
く、また、穿刺することによる恐怖感を伴うことから、
自己血糖測定が続けられなくなる患者も多い。
血液採取操作と、測定操作とを別々に行うため、操作性
にも劣っている。
て、穿刺装置と測定装置とを一体化し、かつ、血液を絞
り出すための吸引手段を備えた血糖測定装置が知られて
いる(特願平10−183794号、特願平10−33
0057号)。
先端に指先を押し当て、この先端開口を気密性を保持す
るように封止する。
を穿刺した後、この状態で吸引手段を作動させ(減圧状
態とし)、穿刺部位から血液を吸い出し、その血液を採
取する。そして、測定装置により、採取された血液の血
糖値を測定する。
定の圧力で血液を吸引するので、血糖値の測定に必要な
血液量を得るのに比較的長い時間を要する。
間で、確実に体液中の所定成分の測定を行うことができ
る成分測定装置を提供することにある。
(1)〜(13)の本発明により達成される。
の成分を測定する成分測定装置であって、表皮を当てが
う当て部と、前記当て部に表皮を当てがうことにより気
密に密閉される空間と、前記空間の圧力を調節する圧力
調節手段と、前記空間内に採取された体液の所定成分の
量および/または性質を測定する測定手段とを有し、前
記空間内に表皮を介して体液を採取する際、前記圧力調
節手段により前記空間内を減圧し、かつ、その圧力を経
時的に変動させるよう構成されていることを特徴とする
成分測定装置。
使用する成分測定装置であって、穿刺する表皮を当てが
う当て部と、前記当て部に当てがわれた表皮を穿刺する
よう前記穿刺針を作動させる穿刺手段と、前記穿刺針の
収納空間の圧力を調節する圧力調節手段と、前記穿刺部
位より採取された血液中の所定成分の量を測定する測定
手段とを有し、前記穿刺部位より血液を採取する際、前
記圧力調節手段により前記収納空間を減圧し、かつ、そ
の圧力を経時的に変動させるよう構成されていることを
特徴とする成分測定装置。
力検出手段を有し、該圧力検出手段からの情報に基づい
て、前記圧力調節手段により前記収納空間の圧力を調節
するよう構成されている上記(2)に記載の成分測定装
置。
調節手段により、前記収納空間の圧力を、大気圧より低
い第1の圧力と、該第1の圧力より高い第2の圧力とに
交互に切り替えるよう構成されている上記(2)または
(3)に記載の成分測定装置。
大気圧より低い上記(4)に記載の成分測定装置。
との差は、100〜600mmHgである上記(4)ま
たは(5)に記載の成分測定装置。
secである上記(4)ないし(6)のいずれかに記載
の成分測定装置。
調節手段により、前記収納空間の圧力を、一旦、大気圧
より低い第1の圧力にし、その後、前記圧力を緩除に増
加させるようなサイクルを少なくとも1回有する上記
(2)または(3)に記載の成分測定装置。
0mmHgである上記(4)ないし(8)のいずれかに
記載の成分測定装置。
プを保持し、前記穿刺手段を内蔵するハウジングを有
し、前記圧力調節手段は、前記ハウジング内の前記収納
空間の圧力を調節する上記(2)ないし(9)のいずれ
かに記載の成分測定装置。
当接部を有し、該当接部の内側に形成される開口を表皮
で塞ぐようにして使用される上記(2)ないし(10)
のいずれかに記載の成分測定装置。
験紙に血液を供給する血液通路とを有する上記(2)な
いし(11)のいずれかに記載の成分測定装置。
験紙である上記(12)に記載の成分測定装置。
付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
介し体液(以下、本実施形態では、血液を代表として説
明する。)を採取して、その体液の所定成分を測定する
装置である。
実施形態では、穿刺部位)は、好ましくは、指である
が、この他、例えば、手の平、手の裏、手の側部、腕、
太腿等が挙げられる。
る形態の成分測定装置を代表として説明する。
形態を模式的に示す斜視図、図2は、本発明において使
用するチップの構成例を示す縦断面図、図3および図4
は、それぞれ、第1実施形態の成分測定装置が有する穿
刺手段および穿刺手段を内蔵するハウジングの構成例を
示す縦断面図、図5〜図8は、それぞれ、第1実施形態
の成分測定装置における主要部の構成例を示す縦断面
図、図9は、第1実施形態の成分測定装置の回路構成を
示すブロック図、図10は、第1実施形態の成分測定装
置の制御手段の制御動作を示すフローチャートである。
なお、図1〜図8中、右側を「基端」、左側を「先端」
として説明する。
実施形態の成分測定装置(血液成分測定装置)1は、本
体2と、本体2に設置された指当て部3と、ハウジング
5内に収納された穿刺手段4と、血液(体液)の採取を
検出するとともに採取された血液(体液)中の所定成分
を測定する測定手段7と、ハウジング5内を減圧状態と
するポンプ8と、ハウジング5内の減圧状態を解除、緩
和または保持する電磁弁26と、ハウジング5内の圧力
を検出する圧力センサ(圧力検出手段)27と、ソレノ
イド(駆動源)28と、スイッチ29と、電池(電源)
9と、回路基板10上に設けられた制御手段11および
メモリ33と、表示部(報知手段)12と、音声出力部
(報知手段)32と、外部出力部34とを備えている。
して使用される。以下、各構成要素について説明する。
で構成されている。この本体2は、その内部に収納空間
23が形成されており、この収納空間23内には、前記
穿刺手段4、ハウジング5、測定手段7、ポンプ8、電
磁弁26、ソレノイド28、スイッチ29、電池9、回
路基板10、制御手段11、メモリ33、表示部12、
音声出力部32および外部出力部34が、それぞれ収納
されている。また、ハウジング5内には、圧力センサ2
7が設置されている。
21の内外を貫通し、横断面での形状が円形の開口21
2が形成されている。この開口212を介して後述のハ
ウジング5にチップ13が装着(保持)される。
212の外周を囲んで、指先(指)の形状に対応して形
成された指当て部(表皮を当てがう当て部)3が設置さ
れている。この指当て部3の先端側には、指当て面31
が形成されている。指当て部3(指当て面31)に指先
を当接させつつ、成分測定装置1を作動させる。これに
より、指先が穿刺され、採取された血液中の所定成分
(以下、本実施形態では、ブドウ糖を代表として説明す
る。)の量が測定される。
通する表示窓(開口)221が形成されており、その表
示窓221は、透明な材料で構成される板状部材で塞が
れている。
内の位置には、表示部12が設置されている。したがっ
て、表示窓221を介して、表示部12で表示される各
種情報を確認することができる。
CD)等で構成されている。この表示部12には、例え
ば、電源のオン/オフ、電源電圧(電池残量)、測定
値、測定日時、エラー表示、位置修正表示、操作ガイダ
ンス等を表示することができる。
(一定の音やメロディー等を発する装置)、言葉を発す
る装置等で構成される。
この他、例えば、発光ダイオード(LED)やEL素子
等の発光素子、ランプ、EL表示素子等が挙げられる。
値等そのデータを例えばパーソナルコンピュータのよう
な外部装置へ出力するためのものである。
22が設置されている。成分測定装置1では、この操作
ボタン222を押圧することにより、それに連動してス
イッチ29がオンし、その信号がスイッチ29から制御
手段11に入力されるように構成されている。
0が設置され、この回路基板10上には、マイクロコン
ピュータで構成される制御手段11と、メモリ33とが
搭載されている。制御手段11は、例えば、血液が採取
されたか否かの判別等、成分測定装置1の諸動作を制御
する。また、この制御手段11は、測定手段7からの信
号に基づいて血液中のブドウ糖量(血糖値)を算出する
演算部を内蔵している。
段(吸引手段)として、ポンプ8が設置されている。こ
のポンプ8は、電力により作動するものであり、後述の
ハウジング5に形成された通気路54とチューブ81を
介して連結されている。このチューブ81は、可撓性を
有しており、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、
シリコーンゴム、ポリウレタン等の高分子材料で構成さ
れている。
2内の空気を吸引、排出することにより、ハウジング5
の内腔部52を減圧状態とする。
液を吸い出すことができる程度(例えば、100〜60
0mmHg程度)に、ハウジング5の内腔部52および
指先の穿刺部位を減圧状態とすることができるようなも
のであればよい。
して電池9が設置されている。この電池9は、ポンプ
8、電磁弁26、ソレノイド28、制御手段11、表示
部12、音声出力部32等と電気的に接続され、これら
の作動に必要な電力を供給する。
が設置されている。この測定手段7は、後述のチップ1
3が備える試験紙18に血液が供給(採取)されるのを
光学的に検出するとともに、試験紙18に展開された血
液中のブドウ糖量を光学的に測定するものであり、その
設置位置は、チップ13をハウジング5に装着、保持し
た状態で、試験紙18が位置する側位近傍とされる。
検出する機能と、試験紙18に展開された血液中のブド
ウ糖(所定成分)の量を測定する機能とを兼ね備えてい
るので、これらの手段をそれぞれ別個に設ける場合に比
べ、部品点数を削減することができ、構成を簡素化する
ことができ、また、装置の組立工数を減少させることが
できる。
ード)71と受光素子(フォトダイオード)72とを有
している。
続され、受光素子72は、増幅器24およびA/D変換
器25を介して制御手段11と電気的に接続されてい
る。
により作動し、光を発する。この光は、所定の時間間隔
で間欠的に発光するパルス光であるのが好ましい。
で、発光素子71を点灯させると、発光素子71から発
せられた光は試験紙18に照射され、その反射光は、受
光素子72に受光され、光電変換される。受光素子72
からは、その受光光量に応じたアナログ信号が出力さ
れ、その信号は、増幅器24で所望に増幅された後、A
/D変換器25にてデジタル信号に変換され、制御手段
11に入力される。
いて、血液が採取されたか否か、すなわち、血液がチッ
プ13の試験紙18に展開されたか否かを判別する。
に基づき、所定の演算処理を行い、また、必要に応じ補
正計算を行って、血液中のブドウ糖の量(血糖値)を求
める。求められた血糖値は、表示部12に表示される。
刺手段4を内蔵するハウジング5が設置されている。
ハウジング5にチップ13を装着して使用される。この
チップ13は、図2に示すように、穿刺針14と、穿刺
針14を摺動可能に収納する第1のハウジング15と、
第1のハウジング15の外周部に設置された第2のハウ
ジング16と、第2のハウジング16の外周部に設置さ
れた試験紙固定部17と、試験紙固定部17に固定され
た試験紙18とで構成されている。
の基端側に固着されたハブ142とで構成され、第1の
ハウジング15の内腔部152内に収納されている。
ルミニウム、アルミニウム合金、チタン、チタン合金等
の金属材料よりなる中空部材または中実部材で構成さ
れ、その先端には、鋭利な刃先(針先)が形成されてい
る。この刃先により、指先の表面(皮膚)が穿刺され
る。
構成され、その外周部が第1のハウジング15の内周面
151に当接しつつ摺動する。
径部143が形成されている。この縮径部143は、後
述の穿刺手段4を構成するプランジャ41の針ホルダ4
11と嵌合する。
部とする有底筒状の部材で構成され、その内部には内腔
部152が形成されている。
形状が円形の孔154が形成されている。この孔154
には、指先(指)の穿刺に際し、針体141が通過す
る。また、孔154の孔径は、ハブ142の先端外径よ
り小さく設定されている。このため、穿刺針14が内腔
部152の先端方向へ移動し、ハブ142の先端と壁部
153の基端とが当接すると、それ以上、穿刺針14が
先端方向へ移動することが防止される。したがって、針
体141は、指先の穿刺に際し、チップ13の先端から
の突出長さが一定に保たれる。このため、針体141の
刃先が指先を必要以上に深く穿刺してしまうことをより
確実に防止することができる。
調節する機構を設け、これにより、針体141の刃先に
よる指先の穿刺深さを調節するようにしてもよい。
のハウジング16が固着されている。
材で構成され、その内部には、内腔部161が形成され
ている。
リング状に突出した当接部163が形成されている。こ
の当接部163は、指先を押し当る部位であり、その内
側には、内腔部161が開放する先端開口(開口)16
2が形成されている。当接部163の先端外周縁は、指
先に押し当られたときに穿刺周辺部を刺激し穿刺時の痛
みを和らげる効果を発揮するのに適した形状をなしてい
る。また、ポンプ8により減圧状態となったとき、当接
部163の先端と指先の表面との間から空気が流入する
ことを極力抑制し得るような形状となっている。なお、
第2のハウジング16の先端には、当接部163が設け
られず、第2のハウジング16の先端面が平坦な面を構
成してもよい。
の基端付近の外周部に、外側に向かって突出するリング
状のフランジ164が形成されている。このフランジ1
64は、後述のハウジング5に装着した状態で、その基
端がハウジング5の先端に当接し、ハウジング5に対す
る位置を規定する。
165が形成され、この凹部165には、円盤状の試験
紙18が設置された試験紙固定部17が装着されてい
る。
は、内腔部161に向かって突出する血液導入ガイド1
66が形成されている。この血液導入ガイド166は、
指先の穿刺後、先端開口162から内腔部161に流入
した血液(検体)を、受け止める機能を有するものであ
る。
ング16、試験紙固定部17を経て、第2のハウジング
16の内腔部161と外部とを連通する血液通路19が
形成されている。この血液通路19は、穿刺により得ら
れた血液を試験紙18へ導くための流路であり、内腔部
161へ開放する通路開口191とチップ13の外部へ
開放する通路開口192とを有している。なお、通路開
口192は、試験紙18の中心部に位置している。
191付近に形成されている。このため、血液導入ガイ
ド166で受け止められた血液は、効率よく通路開口1
91から血液通路19に導かれる。この血液は、毛細管
現象により通路開口192まで到達し、通路開口192
を塞ぐように設置された試験紙18の中心部に供給さ
れ、放射状に展開する。
な担体に、試薬を担持させたものである。
伸処理したシート等のシート状多孔質体が挙げられる。
この多孔質体は、親水性を有するものが好ましい。
の測定すべき成分により、適宜決定される。例えば、血
糖値測定用の場合、グルコースオキシターゼ(GOD)
と、ペルオキシターゼ(POD)と、例えば4−アミノ
アンチピリン、N−エチルN−(2−ヒドロキシ−3−
スルホプロピル)−m−トルイジンのような発色剤(発
色試薬)とが挙げられ、その他、測定成分に応じて、例
えばアスコルビン酸オキシダーゼ、アルコールオキシダ
ーゼ、コレステロールオキシダーゼ等の血液成分と反応
するものと、前記と同様の発色剤(発色試薬)とが挙げ
られる。また、さらにリン酸緩衝液のような緩衝剤が含
まれていてもよい。なお、試薬の種類、成分について
は、これらに限定されないことは言うまでもない。
1の開口212を介してハウジング5(嵌合部53)に
着脱自在に装着(嵌合)される。
21の基端側には、有底筒状の支持部61が固定されて
いる。この支持部61には、ハウジング5の基端部が嵌
合している。
うに、壁部51を底部とする有底筒状の部材で構成さ
れ、その内部には、内腔部(収納空間)52が形成され
ている。また、ハウジング5の先端側は、その内径がチ
ップ13の外周の形状に対応して縮径した嵌合部53が
形成されている。この嵌合部53にチップ13が挿入さ
れ、嵌合(固定)される。なお、図3および図4では、
説明の理解を容易にするために、チップ13の構造を簡
略化して示した。
部とを連通する通気路54が形成され、この通気路54
は、チューブ81を介してポンプ8に接続されている。
内腔部52内の空気は、通気路54およびチューブ81
を介してポンプ8により吸引され、内腔部52(チップ
13内を含む)は、減圧状態とされる。
途中には、チューブ82の一端が接続され、そのチュー
ブ82の他端は、本体2の外部に開放している。このチ
ューブ82は、可撓性を有しており、例えば、前記チュ
ーブ81と同様の材料で構成することができる。
(開放/閉鎖)する電磁弁26が設置されている。
き)は、前記内腔部52(チップ13内を含む)の減圧
状態が保持され、電磁弁26が開くと(開状態になる
と)、前記減圧状態の内腔部52内に、チューブ82、
81および通気路54を介して、外部から空気(大気)
が導入され、その減圧状態が解除または緩和される。
82および電磁弁26により、減圧解除手段が構成され
る。
内腔部52(チップ13内を含む)の圧力を調節する圧
力調節手段が構成される。
ルリング(封止部材)55が嵌合されている。これによ
り、チップ13をハウジング5に装着すると、チップ1
3のフランジ164の基端とシールリング55とが当接
し、内腔部52の気密性が保持される。
れている。このような弾性体としては、例えば、天然ゴ
ム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタ
ジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチル
ゴム、アクリルゴム、エチレン−プロピレンゴム、ヒド
リンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム
のような各種ゴム材料や、スチレン系、ポリオレフィン
系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル
系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、フッ素ゴム系等
の各種熱可塑性エラストマーが挙げられる。
基端側の内腔部52内には、穿刺手段4が収納されてい
る。この穿刺手段4は、それに装着される穿刺針14を
先端方向へ移動させ、針体141の刃先により指先の表
面を穿刺する。
ジャ41を先端方向へ付勢するコイルバネ(付勢部材)
42と、プランジャ41を基端方向へ付勢するコイルバ
ネ(付勢部材)43とを有している。
針ホルダ411が設けられている。この針ホルダ411
には、穿刺針14の縮径部143が着脱自在に嵌合され
る。また、プランジャ41の基端部には、先端に突起状
の係止部413を有する弾性変形可能な弾性片412が
設けられている。
状態、すなわち、穿刺針14をプランジャ41に装着す
る前の状態(図3参照)では、係止部413は、弾性片
412の弾性力により図3中上方向へ付勢されてハウジ
ング5の内周面に当接している。一方、チップ13をハ
ウジング5に装着した状態、すなわち、穿刺針14をプ
ランジャ41に装着した状態(図4参照)では、係止部
413は、ハウジング5の内外を貫通するように形成さ
れた開口57内に挿入され、その縁部に係止する。これ
により、プランジャ41の先端方向への移動が規制され
る。なお、開口57は、平板状のシール部材(封止部
材)58で塞がれ、内腔部52の気密性が保持されてい
る。このシール部材58は、前記シールリング55と同
様の材料で構成することができる。
ジャ41の基端側に設置され、その両端は、それぞれ、
プランジャ41および壁部51に当接している。一方、
コイルバネ(押し戻し用バネ)43は、プランジャ41
の先端側に設置され、その両端は、それぞれ、プランジ
ャ41および嵌合部53に当接している。
7が設置されており、この圧力センサ27により、ハウ
ジング5の内腔部52(チップ13内を含む)の圧力を
検出する。圧力センサ27からの情報、すなわち、圧力
センサ27により検出された圧力(データ)は、制御手
段11に入力される。
ジング5の外部には、電気的に駆動する駆動源として、
ソレノイド28が設けられている。このソレノイド28
は、そのプランジャ281により、係止部413を内腔
部52内に向かって(図中矢印方向へ)移動させること
ができるように配置されている。
態では、コイルバネ42は、圧縮状態とされ、プランジ
ャ41を先端方向へ付勢する。ソレノイド28のプラン
ジャ281が図中矢印方向へ移動し、そのプランジャ2
81により係止部413の係止状態が解除されると、コ
イルバネ42は、伸張してプランジャ41を先端方向へ
移動させ、針体141の刃先が指先の表面(皮膚)を穿
刺する。したがって、前記ソレノイド28により、穿刺
手段4の作動を開始させる作動開始手段が構成される。
され、プランジャ41を基端方向へ付勢、すなわち、プ
ランジャ41を基端方向へ押し戻そうとする。その後、
プランジャ41は、減衰運動し、コイルバネ42の弾性
力とコイルバネ43の弾性力とが釣り合う位置で静止す
る。
141の刃先は、チップ13内に収納されている。
3がハウジング5の嵌合部53に挿入され、穿刺針14
の縮径部143が針ホルダ411に嵌合したとき、当接
部163の先端は、指当て面31とほぼ同じ位置か、も
しくは、指当て面31から若干突出している(図4およ
び図5参照)。これにより、指当て部3に指先200を
当接すると、指先200の表面は、確実に当接部163
に当接し、先端開口162を塞ぐことができる。
より血液を採取する際、圧力センサ27からの情報に基
づいて、ポンプ8および電磁弁26の駆動を制御するこ
とにより、内腔部52(チップ13内を含む)を減圧
し、かつ、その圧力を経時的に変動(変化)させるよう
に構成されている。
内の圧力パターンは、減圧時を含み、かつ、圧力が経時
的に変動すれば、特に限定されない。以下、その一例を
説明する。
内の圧力パターンを示すグラフである。
は、血液を採取する際、ポンプ8および電磁弁26の駆
動を制御して、内腔部52の圧力を、大気圧より低い第
1の圧力P1と、この第1の圧力P1より高い第2の圧
力P2とに交互に切り替える。
要かつ十分な量の血液を採取することができる。
か、または大気圧より低いのが好ましい。
測定に必要かつ十分な量の血液を採取することができ
る。
00mmHg程度であるのが好ましく、400〜600
mmHg程度であるのがより好ましい。
測定に必要かつ十分な量の血液を採取することができ
る。
の差は、100〜600mmHg程度であるのが好まし
く、300〜600mmHg程度であるのがより好まし
い。
測定に必要かつ十分な量の血液を採取することができ
る。
sec程度であるのが好ましく、1〜5sec程度であ
るのがより好ましい。
測定に必要かつ十分な量の血液を採取することができ
る。
形状が、互いに、ほぼ等しくてもよく、また、一部また
は全部が異なっていてもよい。
の採取、展開および血糖値測定を行う場合の各部の動作
および制御手段の制御動作について、図2〜図8および
図10に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
口212を介して、ハウジング5の嵌合部53に挿入
し、穿刺針14の縮径部143を針ホルダ411に嵌合
する(図4参照)。
と、コイルバネ42の付勢力に抗して、プランジャ41
が基端方向へ移動する。係止部413は、弾性片412
の弾性力により付勢されて内腔部52の内周面に当接し
ているが、係止部413が開口57の位置にくると、開
口57内に挿入される(図4参照)。これにより、チッ
プ13による基端方向の押圧力を解除しても、係止部4
13が開口57に係止し、プランジャ41は先端方向へ
の移動が規制される。このとき、コイルバネ42は、圧
縮状態とされている。この状態で、穿刺手段4による穿
刺の準備および血液(検体)採取の準備が完了する。
オンとする。これにより、成分測定装置1の各部が起動
し、測定可能な状態となる。なお、電磁弁26は、閉じ
ている。
00を押し当てる。これにより、チップ13の当接部1
63に指先200が圧着される。このとき、空気の漏れ
ができるだけ少なくなるように、先端開口162を指先
200で塞ぐようにする(図5参照)。
作し、成分測定装置1を作動させる。これにより、図1
0に示すプログラムが実行される。
200の表面を穿刺する(図10のステップS10
7)。
8のコイルに通電する。これにより、ソレノイド28の
プランジャ281は、図4中矢印方向へ移動し、係止部
413に当接し、これを内腔部52側へ押し戻す。これ
により、係止部413の係止が外れ、圧縮されていたコ
イルバネ42の弾性力により、プランジャ41が先端方
向に移動し、針体141が先端開口162より突出し、
指先200の表面を穿刺する(図6参照)。針体141
による穿刺部位210からは、出血が生じる。
コイルバネ43がプランジャ41を基端方向へ押し戻
す。プランジャ41は減衰運動を経て、コイルバネ42
の弾性力とコイルバネ43の弾性力とが釣り合う位置で
静止する(図7参照)。このとき、針体141の刃先
は、チップ13内に収納されている。このように、針体
141の刃先は、穿刺時以外は先端開口162から突出
しないようになっており、誤って皮膚等を傷つけること
が無く、また、感染も防止することができ、安全性が高
い。
電磁弁26の駆動制御を開始する(図10のステップS
102)。
び電磁弁26の駆動を制御して、内腔部52(チップ1
3内を含む)の圧力を、図11に示すように、第1の圧
力P1と第2の圧力P2とに交互に切り替える。なお、
指先200の針体141による穿刺部位210の近傍の
圧力もこれと同様に変動(変化)する。
で、ポンプ8を作動させ、内腔部52内の空気を吸引
し、内腔部52の圧力を第1の圧力P1に減圧し、所定
時間、その第1の圧力P1に保持する。
開いて、内腔部52内の空気を排出し、内腔部52の圧
力を第2の圧力P2にし、所定時間、その第2の圧力P
2に保持する。以降、この動作を繰り返し行う。
0が吸い出される(図7参照)。特に、内腔部52の圧
力を一定に保持している場合に比べて、必要な血液量を
短時間で確実に確保することができる。
の操作ボタン222の押圧により、穿刺動作と減圧動作
とが行われ、また、後述する減圧解除動作も自動的に開
始されるため、その操作性が極めて良い。
10上に粒状に隆起した血液220は、チップ13内に
吸引され、その内部に形成された血液導入ガイド166
に接触し、血液通路19を介して試験紙18へ導かれ、
試験紙18の中心部に供給され、放射状に展開される
(図2参照)。
に伴い、血液220中のブドウ糖(測定すべき成分)と
試験紙18に担持された試薬とが反応し、試験紙18
は、ブドウ糖量に応じて呈色する。
ップS102を実行した後、測定手段7を駆動し、その
測定手段7を介して試験紙18の呈色を監視(モニタ)
し、血液が採取されたか否かを判断する(図10のステ
ップS103)。
受光素子72から入力される信号の電圧レベルが予め設
定されているしいき値を超えた場合には、血液が採取さ
れたと判断し、前記信号の電圧レベルがそのしいき値以
下である場合には、血液が採取されていないと判断す
る。
する前の前記信号の電圧レベルより十分大きく、かつ、
呈色したときの前記信号の電圧レベルより十分小さい値
に設定される。
取されていないと判断した場合には、タイムアップか否
かを判断する(図10のステップS104)。
ップではないと判断した場合には、ステップS103に
戻り、再度、ステップS103以降を実行し、タイムア
ップと判断した場合には、エラー処理を行う(図10の
ステップS105)。
止し、電磁弁26を開いて、前記減圧状態を解除すると
ともに、エラーであることを、例えば、表示部12に表
示、または、音声出力部32により音声で報知する。な
お、このエラー報知を表示部12と音声出力部32の両
方で行ってもよいことは、言うまでもない。
り、エラーであること(何らかのトラブルがあったこ
と)を把握することができる。
液が採取されたと判断した場合には、ポンプ8を停止す
る(図10のステップS106)。
(チップ13内を含む)の減圧状態を解除する(図10
のステップS107)。
および通気路54を介して、内腔部52(チップ13内
を含む)および穿刺部位210に外気(大気)が流入
し、内腔部52(チップ13内を含む)および穿刺部位
210は、大気圧に復帰する(図8参照)。
吸引感がなくなり、大気圧に戻ったことが確認された
ら、チップ13の当接部163を指先200から離す。
テップS107を実行した後、前記試験紙18の呈色の
度合いを測定手段7により測定し、得られたデータに基
づき演算処理し、温度補正計算、ヘマトクリット値補正
計算等の補正を行い、血糖値を定量化する(図10のス
テップS108)。
む)の減圧状態、すなわち、試験紙18の収納空間の減
圧状態が解除されているので、前記血液220中のブド
ウ糖(測定すべき成分)と試験紙18に担持された試薬
との反応に必要な大気中の成分(例えば、酸素、二酸化
炭素、水蒸気等)が十分に供給され、これにより血糖値
を正確に測定することができる。
2に表示する(図10のステップS109)。
る。なお、前記ステップS107において減圧状態が解
除された後、次回の測定に備え、電磁弁26を再び閉じ
る。
によれば、短時間で、確実に、測定に必要かつ十分な量
の血液を採取することができるとともに、血糖値(血液
中の所定成分の量)を正確かつ確実に測定することがで
きる。
ているので、穿刺、血液の採取および試験紙18への展
開、測定(成分の定量化)を連続的に行うことができ、
血糖値測定(成分測定)を容易かつ短時間で行うことが
できる。
り、このため、定期的に使用する場合や繰り返し使用す
る場合にも有利である。
面を穿刺する等の事故が防止され、安全性が高い。しか
も、穿刺針14が直接見えないので、穿刺の際の恐怖感
も軽減される。
患者自身が自己の血糖値等を測定する際に使用するのに
適している。
単、小型、軽量であり、安価で、量産にも適する。
は、穿刺を、ポンプ8の作動開始前(時間t1)に行う
ように構成されているが、本発明では、穿刺を、例え
ば、ポンプ8の作動とほぼ同時(時間t2)、また、ポ
ンプ8の作動開始後(時間t3)に行うように構成され
ていてもよい。すなわち、本発明では、内腔部52(チ
ップ13内を含む)の圧力が大気圧のときに穿刺を行っ
てもよく、また、第1の圧力P1のときに穿刺を行って
もよい。
態を説明する。図12は、本発明の成分測定装置の第2
実施形態における主要部の構成例を示す縦断面図であ
る。なお、前述した第1実施形態の成分測定装置1との
共通点については、説明を省略し、主な相違点を説明す
る。また、図12中、右側を「基端」、左側を「先端」
として説明する。
述した第1実施形態の成分測定装置1とは、圧力調節手
段の構成が異なる。
2に示すように、前述した第1実施形態の成分測定装置
1の電磁弁26の代わりに、細管83が設けられてい
る。
の内部には、オリフィス(流路)831が形成されてい
る。この細管83は、チューブ82の端部に接合(接
続)されており、細管83(オリフィス831)の先端
は、本体2の外部に開放している。
なので空気の通過抵抗が大きい。このようなオリフィス
831の径は、特に限定されないが、例えば、0.01
〜0.3mm程度であるのが好ましい。また、オリフィ
ス831の長さは、特に限定されないが、例えば、1〜
15mm程度であるのが好ましい。オリフィス831の
径を前記の範囲内とすることにより、必要かつ十分な空
気の通過(流通)抵抗が得られる。
管83により、減圧解除手段が構成され、この減圧解除
手段とポンプ8とで、圧力調節手段が構成される。
るものではなく、また、その設置数やオリフィスの数
は、必要に応じて、複数としてもよい。
を採取する際、圧力センサ27からの情報に基づいて、
ポンプ8の駆動を制御することにより、内腔部52(チ
ップ13内を含む)を減圧し、かつ、その圧力を経時的
に変動(変化)させるように構成されている。
内の圧力パターンは、減圧時を含み、かつ、圧力が経時
的に変動すれば、特に限定されない。以下、その一例を
説明する。
内の圧力パターンを示すグラフである。
は、血液を採取する際、ポンプ8の駆動を制御して、内
腔部52の圧力を、一旦、大気圧より低い第1の圧力P
1に減圧し、その後、その圧力を緩除に増加させる。
要かつ十分な量の血液を採取することができる。
mHg程度であるのが好ましく、400〜600mmH
g程度であるのがより好ましい。
測定に必要かつ十分な量の血液を採取することができ
る。
P1からの増加速度(増圧速度)は、100〜300m
mHg/sec程度であるのが好ましく、200〜25
0mmHg/sec程度であるのがより好ましい。
測定に必要かつ十分な量の血液を採取することができ
る。
の設置数やオリフィス831の数、オリフィス831の
径を調節することにより、任意に設定することができ
る。
フィス831から流入する外気(大気)の流量より、ポ
ンプ8の作動により吸引される空気の流量の方が大きい
(多い)ので、ポンプ8が作動すると、ハウジング5の
内腔部52内の空気の吸引がなされ、これにより、内腔
部52(チップ13内を含む)の圧力は、第1の圧力P
1になる。すなわち、内腔部52(チップ13内を含
む)は、減圧状態とされる。
のオリフィス831、チューブ82、81および通気路
54を介して、内腔部52(チップ13内を含む)に外
気(大気)が流入し、内腔部52(チップ13内を含
む)の圧力は、第1の圧力P1から緩除に増加する。こ
れにより、内腔部52(チップ13内を含む)および穿
刺部位210の減圧状態が解除される。すなわち、内腔
部52(チップ13内を含む)および穿刺部位210
は、大気圧に復帰する。
プ8の作動開始前(時間t1)、ポンプ8の作動とほぼ
同時(時間t2)およびポンプ8の作動開始後(時間t
3)のうちのいずれで行われてもよい。すなわち、内腔
部52(チップ13内を含む)の圧力が大気圧のときに
穿刺を行ってもよく、また、内腔部52が減圧状態のと
きに穿刺を行ってもよい。
P1からの増加速度(増圧速度)は、一定であってもよ
く、また、経時的に変動(変化)していてもよい。
の圧力を、一旦、大気圧より低い第1の圧力P1にし、
その後、その圧力を緩除に増加させるようなサイクル
(図13に示すサイクル)を1回のみ有していてもよ
く、また、複数回有していてもよい。
1実施形態の成分測定装置1と同様の効果が得られる。
施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定
されるものではなく、例えば、各部の構成は、同様の機
能を発揮し得る任意の構成のものに置換することができ
る。
定の構成を適宜組み合わせてもよい。
して、血液を代表として説明したが、本発明では、採取
する体液は、これに限らず、例えば、汗、リンパ液、髄
液等であってもよい。
成分として、ブドウ糖(血糖値)を代表として説明した
が、本発明では、測定目的の成分は、これに限らず、例
えば、タンパク、コレステロール、尿酸、クレアチニ
ン、アルコール、ナトリウム等の無機イオン等であって
もよい。
定成分の量を測定するものであるが、本発明では、測定
手段は、所定成分の性質を測定するものであってもよ
く、また、所定成分の量および性質を測定するものであ
ってもよい。
出する血液採取検出手段と、血液中の所定成分の量を測
定する測定手段とを兼用する手段(実施形態では、この
手段を「測定手段」と呼んでいる)を設けているが、本
発明では、血液採取検出手段と、測定手段とをそれぞれ
別個に設けてもよい。
段として、血液の採取を光学的に検出する手段を用いて
いるが、本発明では、これに限らず、この他、例えば、
電気的に検出する手段を用いてもよい。
検出する血液採取検出手段を用いる場合、前述したよう
な血液中の成分と試薬との反応による試験紙の呈色(発
色)を検出するものに限らず、この他、例えば、チップ
の試験紙に血液を供給する血液通路(血液流路)への血
液の導入を検出するものでもよい。
合には、例えば、チップのうちの少なくとも血液通路の
近傍を光透過性を有する(透明な)部材で形成し、血液
採取検出手段により、その血液通路へ向けて光を照射
し、その反射光または透過光を受光し、光電変換し、制
御手段により、前記血液採取検出手段からの出力電圧を
モニタするように構成する。前記血液通路へ血液が導入
されると、その部位の色が略赤黒色に変化し、これによ
り、その部位からの反射光または透過光の光量が変化
し、前記血液採取検出手段からの出力電圧が変化するの
で、この出力電圧(光量)の変化の検出をもって、血液
の採取の検出とする。
血液採取検出手段としては、例えば、チップの血液通路
等のインピーダンスを検出(測定)するセンサ(電
極)、バイオセンサ等が挙げられる。
ば、前記血液通路へ血液が導入されると、そのバイオセ
ンサからの出力電流が変化するので、この出力電流(電
流値)の変化の検出をもって、血液の採取の検出とす
る。
サを用いる場合には、例えば、前記血液通路へ血液が導
入されると、そのセンサの電極間のインピーダンスが変
化するので、このインピーダンスの変化の検出をもっ
て、血液の採取の検出とする。
ような血液中の成分と試薬との反応により呈色した試験
紙の呈色強度を光学的に測定(測色)し、測定値へ換
算、表示するものに限らず、例えば、検体中の成分の量
に応じて生じる電位変化を電気的に測定し、測定値へ換
算、表示するものでもよい。
減圧状態を解除するように構成されているが、本発明で
は、測定に先立って減圧状態を緩和するように構成され
ていてもよい。
節手段の作動は、ぞれぞれ、手動で開始するようにして
もよいし、自動で開始するようにしてもよい。
れに装着されたチップ13を指から離間する方向(基端
方向)へ移動させるチップ退避機構を設けてもよい。
液を採取する際(例えば、穿刺部位より血液を採取する
際)、圧力調節手段により空間(例えば、穿刺針の収納
空間)を減圧し、かつ、その圧力を経時的に変動させる
ので、短時間で、確実に、測定に必要かつ十分な量の体
液(例えば、血液)を採取することができ、これによ
り、短時間で、確実に、体液(例えば、血液)中の所定
成分の測定を行うことができる。
穿刺、血液の採取および試験紙への展開、測定(成分の
定量化)を連続的に行うことができ、成分測定を容易か
つ短時間で行うことができる。
るため、定期的に使用する場合や繰り返し使用する場合
にも有利である。
面を穿刺する等の事故が防止され、安全性が高い。しか
も、穿刺針が直接見えないので、穿刺の際の恐怖感も軽
減される。
は、患者自身が自己の血糖値等を測定する際に使用する
のに適している。
単、小型、軽量であり、安価で、量産にも適する。
に示す斜視図である。
縦断面図である。
および穿刺手段を内蔵するハウジングの構成例を示す縦
断面図(チップをハウジングに装着する前の状態)であ
る。
および穿刺手段を内蔵するハウジングの構成例を示す縦
断面図(チップをハウジングに装着した状態)である。
構成例を示す縦断面図(圧力調節手段および穿刺手段の
作動前の状態)である。
構成例を示す縦断面図(穿刺手段の作動時の状態)であ
る。
構成例を示す縦断面図(穿刺後で、かつ圧力調節手段の
作動時の状態)である。
構成例を示す縦断面図(最終状態)である。
ブロック図である。
御動作を示すフローチャートである。
る際の穿刺針の収納空間(内腔部52)内の圧力パター
ンを示すグラフである。
る主要部を示す縦斜視図である。
る際の穿刺針の収納空間(内腔部52)内の圧力パター
ンを示すグラフである。
Claims (9)
- 【請求項1】 表皮を介し体液を採取して該体液の成分
を測定する成分測定装置であって、 表皮を当てがう当て部と、 前記当て部に表皮を当てがうことにより気密に密閉され
る空間と、 前記空間の圧力を調節する圧力調節手段と、 前記空間内に採取された体液の所定成分の量および/ま
たは性質を測定する測定手段とを有し、 前記空間内に表皮を介して体液を採取する際、前記圧力
調節手段により前記空間内を減圧し、かつ、その圧力を
経時的に変動させるよう構成されていることを特徴とす
る成分測定装置。 - 【請求項2】 穿刺針を備えるチップを装着して使用す
る成分測定装置であって、 穿刺する表皮を当てがう当て部と、 前記当て部に当てがわれた表皮を穿刺するよう前記穿刺
針を作動させる穿刺手段と、 前記穿刺針の収納空間の圧力を調節する圧力調節手段
と、 前記穿刺部位より採取された血液中の所定成分の量を測
定する測定手段とを有し、 前記穿刺部位より血液を採取する際、前記圧力調節手段
により前記収納空間を減圧し、かつ、その圧力を経時的
に変動させるよう構成されていることを特徴とする成分
測定装置。 - 【請求項3】 前記収納空間の圧力を検出する圧力検出
手段を有し、該圧力検出手段からの情報に基づいて、前
記圧力調節手段により前記収納空間の圧力を調節するよ
う構成されている請求項2に記載の成分測定装置。 - 【請求項4】 前記血液を採取する際、前記圧力調節手
段により、前記収納空間の圧力を、大気圧より低い第1
の圧力と、該第1の圧力より高い第2の圧力とに交互に
切り替えるよう構成されている請求項2または3に記載
の成分測定装置。 - 【請求項5】 前記第2の圧力は、大気圧または大気圧
より低い請求項4に記載の成分測定装置。 - 【請求項6】 前記第2の圧力と前記第1の圧力との差
は、100〜600mmHgである請求項4または5に
記載の成分測定装置。 - 【請求項7】 前記圧力変動の周期は、1〜30sec
である請求項4ないし6のいずれかに記載の成分測定装
置。 - 【請求項8】 前記血液を採取する際、前記圧力調節手
段により、前記収納空間の圧力を、一旦、大気圧より低
い第1の圧力にし、その後、前記圧力を緩除に増加させ
るようなサイクルを少なくとも1回有する請求項2また
は3に記載の成分測定装置。 - 【請求項9】 前記第1の圧力は、100〜600mm
Hgである請求項4ないし8のいずれかに記載の成分測
定装置。
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