JP2002057561A - スイッチの閉成を検出する装置及び方法、並びにリモートコントロール装置及びイヤホンセット - Google Patents
スイッチの閉成を検出する装置及び方法、並びにリモートコントロール装置及びイヤホンセットInfo
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- H03M11/24—Static coding using analogue means, e.g. by coding the states of multiple switches into a single multi-level analogue signal or by indicating the type of a device using the voltage level at a specific tap of a resistive divider
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- H01H2300/00—Orthogonal indexing scheme relating to electric switches, relays, selectors or emergency protective devices covered by H01H
- H01H2300/022—Application wake up; switches or contacts specially provided for the wake up or standby shift of a circuit
Abstract
(57)【要約】
【課題】 検出器の１つの（同一の）入力ピンを使用し
て、複数のスイッチのうちの１つのスイッチの閉成を検
出することができる装置及び方法を提供する。 【解決手段】 検出器（マイクロプロセッサ１７を備え
たＰ／ＰＣデバイス４）の１つの入力ラインを使用し
て、スイッチＳ１〜Ｓ５のうちの１つスイッチの閉成を
検出する装置において、スイッチＳ１〜Ｓ５のうち何れ
のスイッチが閉成されているかに依存する複数の所定電
圧のうちの１つである出力電圧を入力ラインに発生させ
るために、スイッチの閉成に応答するように構成された
電圧発生器（抵抗器Ｒ１〜Ｒ５、マイクロホン１２、及
びプルアップ抵抗器Ｒ６から成る分圧器）と、入力ライ
ンに出力電圧を受取り、かつ、複数のスイッチのうち何
れのスイッチが閉成されているかを判定する、検出器に
備えられた比較器（アナログデジタル変換器１８を備え
たマイクロプロセッサ１７）とを具備する。
て、複数のスイッチのうちの１つのスイッチの閉成を検
出することができる装置及び方法を提供する。 【解決手段】 検出器（マイクロプロセッサ１７を備え
たＰ／ＰＣデバイス４）の１つの入力ラインを使用し
て、スイッチＳ１〜Ｓ５のうちの１つスイッチの閉成を
検出する装置において、スイッチＳ１〜Ｓ５のうち何れ
のスイッチが閉成されているかに依存する複数の所定電
圧のうちの１つである出力電圧を入力ラインに発生させ
るために、スイッチの閉成に応答するように構成された
電圧発生器（抵抗器Ｒ１〜Ｒ５、マイクロホン１２、及
びプルアップ抵抗器Ｒ６から成る分圧器）と、入力ライ
ンに出力電圧を受取り、かつ、複数のスイッチのうち何
れのスイッチが閉成されているかを判定する、検出器に
備えられた比較器（アナログデジタル変換器１８を備え
たマイクロプロセッサ１７）とを具備する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、１つの入力ピンを
用いて複数のスイッチのうちの１つのスイッチの閉成を
検出する方法及び装置、並びにリモートコントロール装
置及びイヤホンセットに関する。特に、本発明は、マイ
クロプロセッサの１つの入力ピンを使用して複数のスイ
ッチのうちの１つのスイッチの閉成を検出し、かつ、そ
の検出の後に、特定の録音スイッチが閉成されているこ
とが検出された場合、同じ入力ピンを用いて音声周波数
信号を受信するための装置及び方法に関する。
用いて複数のスイッチのうちの１つのスイッチの閉成を
検出する方法及び装置、並びにリモートコントロール装
置及びイヤホンセットに関する。特に、本発明は、マイ
クロプロセッサの１つの入力ピンを使用して複数のスイ
ッチのうちの１つのスイッチの閉成を検出し、かつ、そ
の検出の後に、特定の録音スイッチが閉成されているこ
とが検出された場合、同じ入力ピンを用いて音声周波数
信号を受信するための装置及び方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来技術においては、通常、２つ以上の
スイッチの１つのスイッチの閉成を検出するためには、
マイクロプロセッサ又はマイクロコントローラの複数の
入力線が必要である。概して、ｎ2個のボタン又はスイ
ッチがｎ×ｎマトリクスに配列されているキーパッドに
は、キーパッド上のスイッチの閉成を解読する２ｎ個の
入力／出力線が必要である。例えば、キーが押されたこ
とを判定するために、２×２キーパッドの場合では、４
つの入力・出力（Ｉ／Ｏ）ラインが必要であり、３×３
キーパッドの場合では、６つのＩ／Ｏラインが必要であ
る。かかるマトリクス構成は、必要な数のＩ／Ｏライン
が使用可能である場合に機能する。しかしながら、スペ
ース又はコストの制約により、必要な数のＩ／Ｏライン
を提供することが常に可能であるとは限らない。
スイッチの１つのスイッチの閉成を検出するためには、
マイクロプロセッサ又はマイクロコントローラの複数の
入力線が必要である。概して、ｎ2個のボタン又はスイ
ッチがｎ×ｎマトリクスに配列されているキーパッドに
は、キーパッド上のスイッチの閉成を解読する２ｎ個の
入力／出力線が必要である。例えば、キーが押されたこ
とを判定するために、２×２キーパッドの場合では、４
つの入力・出力（Ｉ／Ｏ）ラインが必要であり、３×３
キーパッドの場合では、６つのＩ／Ｏラインが必要であ
る。かかるマトリクス構成は、必要な数のＩ／Ｏライン
が使用可能である場合に機能する。しかしながら、スペ
ース又はコストの制約により、必要な数のＩ／Ｏライン
を提供することが常に可能であるとは限らない。
【０００３】コスト及びサイズが重要な設計要件である
装置の例としては、ＣＤプレイヤ等の携帯型音楽再生装
置や、最近のパームサイズパーソナルコンピュータ（Ｐ
／ＰＣ）等が挙げられる。これらの装置は、持ち運ばれ
ることを想定したものであるため、サイズを縮小するこ
とが非常に望ましい。必要なＩ／Ｏラインの数を低減す
ることが、装置を小さくすることの１つの方法である。
装置の例としては、ＣＤプレイヤ等の携帯型音楽再生装
置や、最近のパームサイズパーソナルコンピュータ（Ｐ
／ＰＣ）等が挙げられる。これらの装置は、持ち運ばれ
ることを想定したものであるため、サイズを縮小するこ
とが非常に望ましい。必要なＩ／Ｏラインの数を低減す
ることが、装置を小さくすることの１つの方法である。
【０００４】かかる装置において使用するＩ／Ｏライン
の数を少なくすることを決定する別の要因は、装置に一
対のイヤホンを接続することができるようにする標準ジ
ャックのタイプである。標準ジャックは、３極又は４極
タイプである。３極ジャックは３つのセクションすなわ
ち極を有し、これら極のうちの２つは左及び右の音声チ
ャネルに使用され、最後の極は接地（ＧＮＤ）接続に使
用される。かかる３極ジャックは、一対のステレオイヤ
ホンを装置に接続するためには十分である。一対のステ
レオイヤホンより多くの何かをサポートするためには、
３極ジャックがサポートすることができるより多くの接
続が必要である。
の数を少なくすることを決定する別の要因は、装置に一
対のイヤホンを接続することができるようにする標準ジ
ャックのタイプである。標準ジャックは、３極又は４極
タイプである。３極ジャックは３つのセクションすなわ
ち極を有し、これら極のうちの２つは左及び右の音声チ
ャネルに使用され、最後の極は接地（ＧＮＤ）接続に使
用される。かかる３極ジャックは、一対のステレオイヤ
ホンを装置に接続するためには十分である。一対のステ
レオイヤホンより多くの何かをサポートするためには、
３極ジャックがサポートすることができるより多くの接
続が必要である。
【０００５】例えば、４極ジャックは、リモートコント
ロール装置が導入される場合は標準部品になる。これら
の装置が音楽を再生するために使用される場合、これら
の装置は、通常、ウエストに装着されるか或いはバッグ
の中に入れて運ばれるため、装置上の制御ボタンへのア
クセスが困難である。有用性を向上させるために、これ
らの装置の製造業者は、イヤホンを装置に接続するワイ
ヤに取付けられたリモートコントロール装置を導入し
た。このリモートコントロール装置は、サイズが小さ
く、数個の制御ボタン、すなわち再生、停止、順方向送
り（フォワード）及び逆方向送り（リバース）を選択す
るためのボタンを有している。ユーザがイヤホンを装着
すると、リモートコントロール装置は、都合よく胸の高
さに配置され、そのためユーザはリモートコントロール
装置に容易にアクセスすることができる。
ロール装置が導入される場合は標準部品になる。これら
の装置が音楽を再生するために使用される場合、これら
の装置は、通常、ウエストに装着されるか或いはバッグ
の中に入れて運ばれるため、装置上の制御ボタンへのア
クセスが困難である。有用性を向上させるために、これ
らの装置の製造業者は、イヤホンを装置に接続するワイ
ヤに取付けられたリモートコントロール装置を導入し
た。このリモートコントロール装置は、サイズが小さ
く、数個の制御ボタン、すなわち再生、停止、順方向送
り（フォワード）及び逆方向送り（リバース）を選択す
るためのボタンを有している。ユーザがイヤホンを装着
すると、リモートコントロール装置は、都合よく胸の高
さに配置され、そのためユーザはリモートコントロール
装置に容易にアクセスすることができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】Ｐ／ＰＣ等の録音装置
において、マイクロホンをリモートコントロール装置に
設けることもまた便利となる。リモートコントロール装
置にマイクロホンが付加されると、Ｐ／ＰＣデバイスに
はより多くの接続が必要となる。これらの接続により、
ジャックは、５つ以上の極、好ましくは５つの極を有す
る必要がある。しかしながら、現在のところ、５極ジャ
ックは非標準であり、特別に製造されなければならな
い。かかる非標準ジャックの製作に伴うコストは非常に
高い。１つの可能な解決法は、２つの別々の標準ジャッ
クを使用してリモートコントロール装置、イヤホン及び
マイクロホンの組合せをサポートするという方法であ
る。しかしながら、かかる解決法は、Ｐ／ＰＣデバイス
の有用性を妨害する共に、１つのジャックを使用するデ
バイスの場合よりも多くのスペースを必要とする。
において、マイクロホンをリモートコントロール装置に
設けることもまた便利となる。リモートコントロール装
置にマイクロホンが付加されると、Ｐ／ＰＣデバイスに
はより多くの接続が必要となる。これらの接続により、
ジャックは、５つ以上の極、好ましくは５つの極を有す
る必要がある。しかしながら、現在のところ、５極ジャ
ックは非標準であり、特別に製造されなければならな
い。かかる非標準ジャックの製作に伴うコストは非常に
高い。１つの可能な解決法は、２つの別々の標準ジャッ
クを使用してリモートコントロール装置、イヤホン及び
マイクロホンの組合せをサポートするという方法であ
る。しかしながら、かかる解決法は、Ｐ／ＰＣデバイス
の有用性を妨害する共に、１つのジャックを使用するデ
バイスの場合よりも多くのスペースを必要とする。
【０００７】従って、上述したことから、従来技術にお
いては、１つの（同一の）入力ピンを使用して複数のス
イッチのうちの１つのスイッチの閉成を検出する革新的
な方法及び装置が必要とされている。また、本方法は、
同一の入力ピンを使用して、特定の録音スイッチが閉成
されていることを検出した後に、音声周波数信号を受信
する。この装置では、リモートコントロール装置、一対
のイヤホン及びマイクロホンを音声録音・再生装置に接
続するために、標準４極ジャックで十分である。デバイ
スが、標準３極ジャックに取付けられる一対のイヤホン
と共に動作することができるように、かかる４極ジャッ
クを使用することは有利なことである。
いては、１つの（同一の）入力ピンを使用して複数のス
イッチのうちの１つのスイッチの閉成を検出する革新的
な方法及び装置が必要とされている。また、本方法は、
同一の入力ピンを使用して、特定の録音スイッチが閉成
されていることを検出した後に、音声周波数信号を受信
する。この装置では、リモートコントロール装置、一対
のイヤホン及びマイクロホンを音声録音・再生装置に接
続するために、標準４極ジャックで十分である。デバイ
スが、標準３極ジャックに取付けられる一対のイヤホン
と共に動作することができるように、かかる４極ジャッ
クを使用することは有利なことである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の好ましい実施の
形態によれば、検出器の１つの入力ラインを使用して複
数のスイッチのうちの１つのスイッチの閉成を検出する
装置は、電圧発生器及び比較器を有している。電圧発生
器は、入力ラインに予め定められた出力電圧を発生する
ためにスイッチ閉成に応答するよう構成されている。検
出器は、入力ラインの出力電圧を受取り、複数のスイッ
チのうち何れのスイッチが閉成されているかを決定する
比較器を有している。
形態によれば、検出器の１つの入力ラインを使用して複
数のスイッチのうちの１つのスイッチの閉成を検出する
装置は、電圧発生器及び比較器を有している。電圧発生
器は、入力ラインに予め定められた出力電圧を発生する
ためにスイッチ閉成に応答するよう構成されている。検
出器は、入力ラインの出力電圧を受取り、複数のスイッ
チのうち何れのスイッチが閉成されているかを決定する
比較器を有している。
【０００９】好ましくは、比較器は、アナログデジタル
変換器（ＡＤＣ）とマイクロプロセッサとを有する。Ａ
ＤＣは、入力ラインの出力電圧をデジタル電圧値に変換
する。マイクロプロセッサは、デジタル電圧値を予め定
められた値のセットと比較することにより、何れのスイ
ッチが閉成されているかを判定する。好ましくは、電圧
発生器は、制御ノードにおいて第２の抵抗器に接続され
た第１の抵抗器を有する分圧器である。制御ノードは、
入力ラインに接続されている。１つの実施の形態におい
て、第２の抵抗は、直列に接続された抵抗器のネットワ
ークからもたらされる。第２の抵抗器を変更すべく第２
の抵抗器から除外する抵抗器を選択的に切替えるため
に、複数のスイッチが第２の抵抗器にそれぞれ接続され
ている。第２の抵抗器の変化により、制御ノードにおけ
る電圧もまた変化する。
変換器（ＡＤＣ）とマイクロプロセッサとを有する。Ａ
ＤＣは、入力ラインの出力電圧をデジタル電圧値に変換
する。マイクロプロセッサは、デジタル電圧値を予め定
められた値のセットと比較することにより、何れのスイ
ッチが閉成されているかを判定する。好ましくは、電圧
発生器は、制御ノードにおいて第２の抵抗器に接続され
た第１の抵抗器を有する分圧器である。制御ノードは、
入力ラインに接続されている。１つの実施の形態におい
て、第２の抵抗は、直列に接続された抵抗器のネットワ
ークからもたらされる。第２の抵抗器を変更すべく第２
の抵抗器から除外する抵抗器を選択的に切替えるため
に、複数のスイッチが第２の抵抗器にそれぞれ接続され
ている。第２の抵抗器の変化により、制御ノードにおけ
る電圧もまた変化する。
【００１０】任意に、本装置は、音声を入力ライン上の
音声−周波数信号に変換するマイクロホンをさらに含
む。このマイクロホンは、抵抗器のネットワークに接続
されて第２の抵抗器を形成する。また、本装置は、第１
の抵抗の両端間に接続されることにより第１の抵抗器の
両端間により低い総合抵抗をもたらすことができる第３
の抵抗器をも含む。このように第１の抵抗器の両端間の
抵抗を低くすることにより、入力ラインの電圧が上昇せ
しめられてマイクロホンが適切にバイアスされる。
音声−周波数信号に変換するマイクロホンをさらに含
む。このマイクロホンは、抵抗器のネットワークに接続
されて第２の抵抗器を形成する。また、本装置は、第１
の抵抗の両端間に接続されることにより第１の抵抗器の
両端間により低い総合抵抗をもたらすことができる第３
の抵抗器をも含む。このように第１の抵抗器の両端間の
抵抗を低くすることにより、入力ラインの電圧が上昇せ
しめられてマイクロホンが適切にバイアスされる。
【００１１】分圧器及びマイクロホンは、好ましくは、
検出器とは別個のリモートコントロール装置のハウジン
グに含まれる。マイクロホンは、入力ラインを含むケー
ブルを使用して検出器に接続される。
検出器とは別個のリモートコントロール装置のハウジン
グに含まれる。マイクロホンは、入力ラインを含むケー
ブルを使用して検出器に接続される。
【００１２】本発明の他の実施態様においては、上述し
た装置の一部を形成するリモートコントロール装置及び
イヤホンセットは、４極ジャック、リモートコントロー
ル装置及び一対のイヤホンを有する。このセットは、４
極ジャックを使用する検出器を含むデバイスに接続され
る。リモートコントロール装置は、４極ジャックに接続
される。リモートコントロール装置は、上述した分圧器
を含む。４極ジャックは、イヤホンにおいて音声信号を
再生するために音声信号をデバイスから伝送する。好ま
しくは、リモートコントロール装置は４極ジャックに直
接連結され、イヤホンはリモートコントロール装置を介
して４極ジャックに連結される。
た装置の一部を形成するリモートコントロール装置及び
イヤホンセットは、４極ジャック、リモートコントロー
ル装置及び一対のイヤホンを有する。このセットは、４
極ジャックを使用する検出器を含むデバイスに接続され
る。リモートコントロール装置は、４極ジャックに接続
される。リモートコントロール装置は、上述した分圧器
を含む。４極ジャックは、イヤホンにおいて音声信号を
再生するために音声信号をデバイスから伝送する。好ま
しくは、リモートコントロール装置は４極ジャックに直
接連結され、イヤホンはリモートコントロール装置を介
して４極ジャックに連結される。
【００１３】また、好ましい実施の形態によれば、本発
明は、上述した装置を使用して複数のスイッチのうちの
１つのスイッチの閉成を検出する方法を提供する。本方
法は、スイッチが閉成されている場合に、入力ラインに
予め定められた電圧を発生させることを含む。さらに、
本方法は、入力ライン上に受信された予め定められた電
圧をデジタル電圧値に変換する。また、本方法は、装置
に電力を供給するために使用されるバッテリーの電圧も
測定する。バッテリー電圧を測定した後に、本方法はバ
ッテリー電圧に対応する予め定められた電圧のセットを
選択する。そして、本方法は、デジタル電圧値を予め定
められた電圧の選択されたセットと比較することによ
り、何れのスイッチが閉成されているかを決定する。本
方法においては、録音スイッチが閉成されていることが
検出された場合には、入力ラインの電圧を変更すること
によりマイクロホンを適切にバイアスし、それによって
音声周波数信号が入力ラインで実質的に歪むことなく受
信される。
明は、上述した装置を使用して複数のスイッチのうちの
１つのスイッチの閉成を検出する方法を提供する。本方
法は、スイッチが閉成されている場合に、入力ラインに
予め定められた電圧を発生させることを含む。さらに、
本方法は、入力ライン上に受信された予め定められた電
圧をデジタル電圧値に変換する。また、本方法は、装置
に電力を供給するために使用されるバッテリーの電圧も
測定する。バッテリー電圧を測定した後に、本方法はバ
ッテリー電圧に対応する予め定められた電圧のセットを
選択する。そして、本方法は、デジタル電圧値を予め定
められた電圧の選択されたセットと比較することによ
り、何れのスイッチが閉成されているかを決定する。本
方法においては、録音スイッチが閉成されていることが
検出された場合には、入力ラインの電圧を変更すること
によりマイクロホンを適切にバイアスし、それによって
音声周波数信号が入力ラインで実質的に歪むことなく受
信される。
【００１４】本発明は、以下の図面を参照してより良く
理解されるであろう。
理解されるであろう。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、リモートコントロール装置を備えたパームサイズパ
ーソナルコンピュータ（Ｐ／ＰＣ）に関連して説明す
る。しかしながら、本発明は、複数のボタン又はスイッ
チのうちの１つが押された状態すなわち閉成状態を検出
するために、及び、録音スイッチが閉成されていること
が検出された場合にマイクロホンから音声周波数信号を
受信するために、１つの入力／出力（Ｉ／Ｏ）ピンが使
用されるような他のタイプの計算装置又は電子装置にも
同じく適用が可能であるということは理解されなければ
ならない。
を、リモートコントロール装置を備えたパームサイズパ
ーソナルコンピュータ（Ｐ／ＰＣ）に関連して説明す
る。しかしながら、本発明は、複数のボタン又はスイッ
チのうちの１つが押された状態すなわち閉成状態を検出
するために、及び、録音スイッチが閉成されていること
が検出された場合にマイクロホンから音声周波数信号を
受信するために、１つの入力／出力（Ｉ／Ｏ）ピンが使
用されるような他のタイプの計算装置又は電子装置にも
同じく適用が可能であるということは理解されなければ
ならない。
【００１６】図１は、ＭＰ３フォーマット等のような適
切なフォーマットにデジタル方式で記憶される音声周波
数信号を録音して再生することができるＰ／ＰＣ（パー
ムサイズパーソナルコンピュータ）システム２（以下に
おいて、単にシステム２と記載する）のブロック図であ
る。このシステム２は、Ｐ／ＰＣデバイス４（以下、単
にデバイス４と記載する）と、一対のステレオイヤホン
６と、リモートコントロール装置８とをそれぞれ含んで
いる。リモートコントロール装置８は、ケーブル１２を
介して４極ジャック１０に電気的に連結されている。ま
た、ステレオイヤホン６は、リモートコントロール装置
８を介して４極ジャック１０に電気的に良好な状態で連
結されている。４極ジャック１０がデバイス４上の対応
する４極ソケットに接続されると、４極ジャック１０
は、イヤホン６で再生されるデバイス４からの左チャネ
ル音声信号及び右チャネル音声信号と、接地（ＧＮＤ）
信号と、デバイス４に入力される制御信号とをそれぞれ
伝送する。ケーブル１２の長さは、ユーザがイヤホン６
を装着する時にリモートコントロール装置８がユーザの
ほぼ胸の高さにあるように選定される。このようなリモ
ートコントロール装置８の配置により、ユーザはリモー
トコントロール装置８に容易にアクセスすることができ
る。リモートコントロール装置８には、音声録音・再生
装置に共通する機能を実行するための５つのボタン又は
スイッチＳ１〜Ｓ５（図２参照）が備えられている。こ
れらのスイッチＳ１〜Ｓ５には、ＲＥＣＯＲＤ（録
音）、ＰＬＡＹ（再生）、ＦＯＲＷＡＲＤ（順方向送
り）及びＢＡＣＤＷＡＲＤ（逆方向送り）が示されてい
る。
切なフォーマットにデジタル方式で記憶される音声周波
数信号を録音して再生することができるＰ／ＰＣ（パー
ムサイズパーソナルコンピュータ）システム２（以下に
おいて、単にシステム２と記載する）のブロック図であ
る。このシステム２は、Ｐ／ＰＣデバイス４（以下、単
にデバイス４と記載する）と、一対のステレオイヤホン
６と、リモートコントロール装置８とをそれぞれ含んで
いる。リモートコントロール装置８は、ケーブル１２を
介して４極ジャック１０に電気的に連結されている。ま
た、ステレオイヤホン６は、リモートコントロール装置
８を介して４極ジャック１０に電気的に良好な状態で連
結されている。４極ジャック１０がデバイス４上の対応
する４極ソケットに接続されると、４極ジャック１０
は、イヤホン６で再生されるデバイス４からの左チャネ
ル音声信号及び右チャネル音声信号と、接地（ＧＮＤ）
信号と、デバイス４に入力される制御信号とをそれぞれ
伝送する。ケーブル１２の長さは、ユーザがイヤホン６
を装着する時にリモートコントロール装置８がユーザの
ほぼ胸の高さにあるように選定される。このようなリモ
ートコントロール装置８の配置により、ユーザはリモー
トコントロール装置８に容易にアクセスすることができ
る。リモートコントロール装置８には、音声録音・再生
装置に共通する機能を実行するための５つのボタン又は
スイッチＳ１〜Ｓ５（図２参照）が備えられている。こ
れらのスイッチＳ１〜Ｓ５には、ＲＥＣＯＲＤ（録
音）、ＰＬＡＹ（再生）、ＦＯＲＷＡＲＤ（順方向送
り）及びＢＡＣＤＷＡＲＤ（逆方向送り）が示されてい
る。
【００１７】図２は、リモートコントロール装置８とデ
バイス４との間の接続を示す概略図である。本発明の好
ましい実施の形態によれば、リモートコントロール装置
８において、抵抗器Ｒ１〜Ｒ５等の如き５つの抵抗素子
のネットワークが直列に接続されている。これらの抵抗
器Ｒ１〜Ｒ５の列は、好ましくは、マイクロホン１２と
直列に接続されている。マイクロホン１２の自由端は、
４極ジャック１０の極に接続されている。この接続の装
置側端には、抵抗器Ｒ６等の如きプルアップ抵抗素子が
備えられている。このプルアップ抵抗器Ｒ６は、デバイ
ス４に電力を供給するバッテリーに接続されている。こ
のプルアップ抵抗器Ｒ６は、マイクロホン１２及び抵抗
器Ｒ１〜Ｒ５と共に、分圧器を形成している。図２にお
いて、マイクロホン１２とプルアップ抵抗器Ｒ６との間
の接続点には、制御ノード１４が示されている。上述の
分圧器は、この制御ノード１４に制御電圧を発生させる
電圧発生器として作用する。５つのスイッチＳ１〜Ｓ５
は、スイッチの閉成に応じて、予め定められた電圧が制
御ノード１４で生成され得るように抵抗器Ｒ１〜Ｒ５の
列に電気的に連結されている。スイッチＳ１〜Ｓ５は、
通常は開放されておりかつ押し込まれるのに伴って閉成
されるような２状態プッシュボタンタイプのものである
のが好ましい。好ましい実施の形態では、かかるスイッ
チ接続は、各スイッチＳ１〜Ｓ５の一端をＧＮＤ（接地
ライン）に接続すると共に各スイッチの他端を抵抗器Ｒ
１〜Ｒ５の互いに隣り合う抵抗器間の相互接続ノードに
それぞれ接続することによって実現することができる。
全てのスイッチＳ１〜Ｓ５が開放されている場合には、
抵抗器Ｒ１〜Ｒ５の何れもＧＮＤに接続されない。デバ
イス４のプルアップ抵抗器Ｒ６は、制御ノード１４をバ
ッテリーの電圧まで引上げる。スイッチＳ５が閉成され
ている時には、抵抗器Ｒ１〜Ｒ４が分圧器から排除され
ることにより、抵抗器Ｒ５のみが分圧器に残される。分
圧器におけるこの抵抗器Ｒ５により、制御ノード１４に
おいては、予め定められた最小電圧に降下され或いはそ
の最小電圧が発生する結果となる。同様に、スイッチＳ
４のみが閉成された場合には、抵抗器Ｒ１〜Ｒ３が分圧
器から排除され、抵抗器Ｒ４及びＲ５のみが分圧器に残
される。制御ノード１４における電圧は、その他のスイ
ッチＳ１〜Ｓ３の閉成に応じて同様に変化する。スイッ
チＳ１のみが閉成された場合には、抵抗器Ｒ１〜Ｒ５の
全てが分圧器の一部を形成することにより、制御ノード
１４における電圧が、予め定められた最大電圧になる。
バイス４との間の接続を示す概略図である。本発明の好
ましい実施の形態によれば、リモートコントロール装置
８において、抵抗器Ｒ１〜Ｒ５等の如き５つの抵抗素子
のネットワークが直列に接続されている。これらの抵抗
器Ｒ１〜Ｒ５の列は、好ましくは、マイクロホン１２と
直列に接続されている。マイクロホン１２の自由端は、
４極ジャック１０の極に接続されている。この接続の装
置側端には、抵抗器Ｒ６等の如きプルアップ抵抗素子が
備えられている。このプルアップ抵抗器Ｒ６は、デバイ
ス４に電力を供給するバッテリーに接続されている。こ
のプルアップ抵抗器Ｒ６は、マイクロホン１２及び抵抗
器Ｒ１〜Ｒ５と共に、分圧器を形成している。図２にお
いて、マイクロホン１２とプルアップ抵抗器Ｒ６との間
の接続点には、制御ノード１４が示されている。上述の
分圧器は、この制御ノード１４に制御電圧を発生させる
電圧発生器として作用する。５つのスイッチＳ１〜Ｓ５
は、スイッチの閉成に応じて、予め定められた電圧が制
御ノード１４で生成され得るように抵抗器Ｒ１〜Ｒ５の
列に電気的に連結されている。スイッチＳ１〜Ｓ５は、
通常は開放されておりかつ押し込まれるのに伴って閉成
されるような２状態プッシュボタンタイプのものである
のが好ましい。好ましい実施の形態では、かかるスイッ
チ接続は、各スイッチＳ１〜Ｓ５の一端をＧＮＤ（接地
ライン）に接続すると共に各スイッチの他端を抵抗器Ｒ
１〜Ｒ５の互いに隣り合う抵抗器間の相互接続ノードに
それぞれ接続することによって実現することができる。
全てのスイッチＳ１〜Ｓ５が開放されている場合には、
抵抗器Ｒ１〜Ｒ５の何れもＧＮＤに接続されない。デバ
イス４のプルアップ抵抗器Ｒ６は、制御ノード１４をバ
ッテリーの電圧まで引上げる。スイッチＳ５が閉成され
ている時には、抵抗器Ｒ１〜Ｒ４が分圧器から排除され
ることにより、抵抗器Ｒ５のみが分圧器に残される。分
圧器におけるこの抵抗器Ｒ５により、制御ノード１４に
おいては、予め定められた最小電圧に降下され或いはそ
の最小電圧が発生する結果となる。同様に、スイッチＳ
４のみが閉成された場合には、抵抗器Ｒ１〜Ｒ３が分圧
器から排除され、抵抗器Ｒ４及びＲ５のみが分圧器に残
される。制御ノード１４における電圧は、その他のスイ
ッチＳ１〜Ｓ３の閉成に応じて同様に変化する。スイッ
チＳ１のみが閉成された場合には、抵抗器Ｒ１〜Ｒ５の
全てが分圧器の一部を形成することにより、制御ノード
１４における電圧が、予め定められた最大電圧になる。
【００１８】このようなスイッチＳ１〜Ｓ５の構成にお
いて、１つ以上のスイッチが閉成された場合には、最少
数の抵抗器Ｒ１〜Ｒ５を残して分圧器を構成するスイッ
チが、検出されて支配的（優位的）スイッチとなされ
る。例えば、スイッチＳ３、Ｓ５が同時に閉成された場
合には、スイッチＳ５が抵抗器Ｒ５をＧＮＤに接続する
ため、スイッチＳ３が閉成されていても分圧器から抵抗
器Ｒ１〜Ｒ４が排除されて、抵抗器Ｒ５のみが分圧器に
残される。スイッチ及び抵抗器のかかる構成によって、
より優位の支配的スイッチを、より重要な機能を起動す
るスイッチとして指定することが可能となる。この好ま
しい実施の形態においては、スイッチＳ５は、録音機能
を起動するよう指定されている。この録音機能は、最も
重要であるものと考えられ、録音機能が起動された場合
にはその他の機能を強制的に排除しなければならない。
同様に、他のスイッチＳ４〜Ｓ１は、優先度（優位度）
の降順に、再生、停止、順方向送り及び逆方向送りの機
能を起動するよう指定されるのが望ましい。
いて、１つ以上のスイッチが閉成された場合には、最少
数の抵抗器Ｒ１〜Ｒ５を残して分圧器を構成するスイッ
チが、検出されて支配的（優位的）スイッチとなされ
る。例えば、スイッチＳ３、Ｓ５が同時に閉成された場
合には、スイッチＳ５が抵抗器Ｒ５をＧＮＤに接続する
ため、スイッチＳ３が閉成されていても分圧器から抵抗
器Ｒ１〜Ｒ４が排除されて、抵抗器Ｒ５のみが分圧器に
残される。スイッチ及び抵抗器のかかる構成によって、
より優位の支配的スイッチを、より重要な機能を起動す
るスイッチとして指定することが可能となる。この好ま
しい実施の形態においては、スイッチＳ５は、録音機能
を起動するよう指定されている。この録音機能は、最も
重要であるものと考えられ、録音機能が起動された場合
にはその他の機能を強制的に排除しなければならない。
同様に、他のスイッチＳ４〜Ｓ１は、優先度（優位度）
の降順に、再生、停止、順方向送り及び逆方向送りの機
能を起動するよう指定されるのが望ましい。
【００１９】次に、スイッチの閉成を検出するデバイス
４における制御ノード１４のインタフェースについて説
明する。デバイス４側では、制御ノード１４は、Ｉ／Ｏ
（入力／出力）ラインを介して、例えば日立製作所から
入手可能なＳＨ３マイクロプロセッサ１７のＩ／Ｏピン
１６に電気的に連結されている。このＩ／Ｏピン１６
は、２つの目的、すなわち、マイクロプロセッサ１７に
おけるアナログデジタル変換器（ＡＤＣ）１８への割込
みと入力とを果たす。本発明の電子ハードウェアを設計
する場合に満たされるべき複数の設計目的がある。第１
の目的は、スイッチＳ１〜Ｓ５のうちの１つが閉成され
た場合に、マイクロプロセッサ１７を、ＳＨ３マイクロ
プロセッサ１７におけるライトスリープモード及びディ
ープスリープモード等の如き省電力モードから脱するこ
とができるようにすることである。スイッチＳ１の閉成
により制御ノード１４に最高電圧が発生するとすれば、
抵抗器Ｒ１〜Ｒ７の抵抗値は、制御ノード１４に発生す
る電圧がマイクロプロセッサ１７に割込んで割込みサー
ビスルーチン又は割込みハンドラを実行させるために十
分に低いことを保証するように選択されなければならな
い。制御ノード１４における電圧は、マイクロプロセッ
サ１７に割込みをもたらすことができるようにバッテリ
ーの電圧レベルの半分より低くなければならない。この
電圧は、マイクロプロセッサ１７を構築するために使用
される半導体テクノロジーによって決まる。
４における制御ノード１４のインタフェースについて説
明する。デバイス４側では、制御ノード１４は、Ｉ／Ｏ
（入力／出力）ラインを介して、例えば日立製作所から
入手可能なＳＨ３マイクロプロセッサ１７のＩ／Ｏピン
１６に電気的に連結されている。このＩ／Ｏピン１６
は、２つの目的、すなわち、マイクロプロセッサ１７に
おけるアナログデジタル変換器（ＡＤＣ）１８への割込
みと入力とを果たす。本発明の電子ハードウェアを設計
する場合に満たされるべき複数の設計目的がある。第１
の目的は、スイッチＳ１〜Ｓ５のうちの１つが閉成され
た場合に、マイクロプロセッサ１７を、ＳＨ３マイクロ
プロセッサ１７におけるライトスリープモード及びディ
ープスリープモード等の如き省電力モードから脱するこ
とができるようにすることである。スイッチＳ１の閉成
により制御ノード１４に最高電圧が発生するとすれば、
抵抗器Ｒ１〜Ｒ７の抵抗値は、制御ノード１４に発生す
る電圧がマイクロプロセッサ１７に割込んで割込みサー
ビスルーチン又は割込みハンドラを実行させるために十
分に低いことを保証するように選択されなければならな
い。制御ノード１４における電圧は、マイクロプロセッ
サ１７に割込みをもたらすことができるようにバッテリ
ーの電圧レベルの半分より低くなければならない。この
電圧は、マイクロプロセッサ１７を構築するために使用
される半導体テクノロジーによって決まる。
【００２０】他の設計目的は、デバイス４が、標準の３
極ジャックに結合される標準の一対のステレオイヤホン
をサポートすることができなければならない、というこ
とである。かかる３極ジャックが標準の４極ジャックを
受入れるソケットに挿入されると、ＧＮＤ極がＧＮＤ及
びＣＯＮＴＲＯＬ極に接続することにより、制御ライン
をＧＮＤにショートする。かかる状況において、分圧器
の抵抗器Ｒ６のみがバッテリーに接続される。従って、
この抵抗器Ｒ６は、３極ジャックが４極ジャック用のソ
ケットに挿入された時に、バッテリーの電流ドレインを
低減するために高抵抗であるよう選択される。
極ジャックに結合される標準の一対のステレオイヤホン
をサポートすることができなければならない、というこ
とである。かかる３極ジャックが標準の４極ジャックを
受入れるソケットに挿入されると、ＧＮＤ極がＧＮＤ及
びＣＯＮＴＲＯＬ極に接続することにより、制御ライン
をＧＮＤにショートする。かかる状況において、分圧器
の抵抗器Ｒ６のみがバッテリーに接続される。従って、
この抵抗器Ｒ６は、３極ジャックが４極ジャック用のソ
ケットに挿入された時に、バッテリーの電流ドレインを
低減するために高抵抗であるよう選択される。
【００２１】抵抗器Ｒ６の抵抗値が決定された後、次に
抵抗器Ｒ１〜Ｒ５の抵抗値が決定される。マイクロホン
１２及び抵抗器Ｒ１〜Ｒ５の総合抵抗は、上述したよう
に、制御ノード１４における電圧がバッテリー電圧の半
分未満の電圧となるような値でなければならない。好ま
しい実施の形態においては、制御ノード１４におけるこ
の電圧は、ほぼ１ボルトとなるよう選択される。なお、
３極ジャックが４極ジャックを受入れるソケットに挿入
されると、制御ノード１３がＧＮＤに短絡されることに
より０ボルトになる。従って、いかなるスイッチ閉成
も、ＧＮＤとは明らかに異なる最小制御電圧を発生させ
なければならない。この好ましい実施の形態において
は、完全に充電された３．３ボルトのバッテリーによっ
て電力が供給されるデバイスに対して、スイッチが閉成
された場合に発生される最低電圧は、約０．２ボルトで
ある。抵抗器Ｒ１〜Ｒ５の抵抗値は、制御ノード１４で
発生する電圧が０．２ボルト〜１．０ボルトの範囲に入
るように選択される。発生される電圧は、抵抗器の抵抗
値の許容差の要求に応じるために、その範囲において十
分に間隔が空けられているのが好ましい。３．３ボルト
で完全に充電されたバッテリーのための制御電圧は、以
下の表に与えられている。
抵抗器Ｒ１〜Ｒ５の抵抗値が決定される。マイクロホン
１２及び抵抗器Ｒ１〜Ｒ５の総合抵抗は、上述したよう
に、制御ノード１４における電圧がバッテリー電圧の半
分未満の電圧となるような値でなければならない。好ま
しい実施の形態においては、制御ノード１４におけるこ
の電圧は、ほぼ１ボルトとなるよう選択される。なお、
３極ジャックが４極ジャックを受入れるソケットに挿入
されると、制御ノード１３がＧＮＤに短絡されることに
より０ボルトになる。従って、いかなるスイッチ閉成
も、ＧＮＤとは明らかに異なる最小制御電圧を発生させ
なければならない。この好ましい実施の形態において
は、完全に充電された３．３ボルトのバッテリーによっ
て電力が供給されるデバイスに対して、スイッチが閉成
された場合に発生される最低電圧は、約０．２ボルトで
ある。抵抗器Ｒ１〜Ｒ５の抵抗値は、制御ノード１４で
発生する電圧が０．２ボルト〜１．０ボルトの範囲に入
るように選択される。発生される電圧は、抵抗器の抵抗
値の許容差の要求に応じるために、その範囲において十
分に間隔が空けられているのが好ましい。３．３ボルト
で完全に充電されたバッテリーのための制御電圧は、以
下の表に与えられている。
【００２２】
【表１】
【００２３】これらの電圧値は、デバイス４のメモリ
（図示せず）に記憶され、そして、何れのスイッチが閉
成されているかを判定するために、制御ノード１４にお
いて測定された電圧と比較するのに使用される。バッテ
リー電圧はバッテリーの使用に伴って低下するため、異
なるバッテリー電圧に対応するこれら電圧の複数のセッ
トが必要とされる。ここでは、例として、バッテリーの
電圧レベルが２．８ボルトまで低下した場合を考える。
かかるバッテリーの電圧レベルでは、スイッチＳ１が閉
成されると、制御ノード１４が約０．８ボルトの電圧と
なる。マイクロプロセッサ１７は、（上記表１に示すよ
うに）１組の電圧値のみによって何れのスイッチが閉成
されているかを判定するようにした場合には、スイッチ
Ｓ１ではなくスイッチＳ２が閉成されていると誤って判
定することとなる。従って、バッテリー電圧が例えば
２．８ボルトであるような場合には、スイッチ閉成の決
定のためには、予め定められた電圧の異なるセットが必
要である。
（図示せず）に記憶され、そして、何れのスイッチが閉
成されているかを判定するために、制御ノード１４にお
いて測定された電圧と比較するのに使用される。バッテ
リー電圧はバッテリーの使用に伴って低下するため、異
なるバッテリー電圧に対応するこれら電圧の複数のセッ
トが必要とされる。ここでは、例として、バッテリーの
電圧レベルが２．８ボルトまで低下した場合を考える。
かかるバッテリーの電圧レベルでは、スイッチＳ１が閉
成されると、制御ノード１４が約０．８ボルトの電圧と
なる。マイクロプロセッサ１７は、（上記表１に示すよ
うに）１組の電圧値のみによって何れのスイッチが閉成
されているかを判定するようにした場合には、スイッチ
Ｓ１ではなくスイッチＳ２が閉成されていると誤って判
定することとなる。従って、バッテリー電圧が例えば
２．８ボルトであるような場合には、スイッチ閉成の決
定のためには、予め定められた電圧の異なるセットが必
要である。
【００２４】抵抗器Ｒ６の両端には、抵抗器Ｒ７がＭＯ
Ｓ・ＦＥＴ１５等の如きスイッチと直列に接続されてい
る。録音セッション中にスイッチＳ５が閉成されている
場合には、制御ノード１４の電圧は、約０．２ボルトに
保持される。このバイアス電圧は、マイクロホン１２か
ら受信する音声周波数信号の最大スイングを許容するに
は十分ではない。そのため、音声周波数信号の負方向部
分がクリップされる。しかし、かかる信号のクリッピン
グにより、信号が再現された時に望ましくない歪みがも
たらされる。従って、制御ノード１４の電圧を、音声周
波数信号がバイアス電圧の両方向においてその最大スイ
ングに達することを可能にするレベルにまで上昇させる
ことが重要である。好ましい実施の形態では、抵抗器Ｒ
６の両端間の全抵抗を低減するように抵抗器Ｒ６の両端
間の抵抗器Ｒ７に切替えることにより、バイアス電圧が
バッテリー電圧の約半分にまで上昇する。ＭＯＳ・ＦＥ
Ｔ１５をオン／オフ切替えすることにより、抵抗器Ｒ７
が抵抗器Ｒ６に接続され、或いは抵抗器Ｒ６から除外さ
れる（切り離される）。ＭＯＳ・ＦＥＴ１５のゲートを
マイクロプロセッサ１７の出力ピンに接続することによ
り、マイクロプロセッサ１７にてＭＯＳ・ＦＥＴ１５の
オン／オフ切替えを行うことができる。
Ｓ・ＦＥＴ１５等の如きスイッチと直列に接続されてい
る。録音セッション中にスイッチＳ５が閉成されている
場合には、制御ノード１４の電圧は、約０．２ボルトに
保持される。このバイアス電圧は、マイクロホン１２か
ら受信する音声周波数信号の最大スイングを許容するに
は十分ではない。そのため、音声周波数信号の負方向部
分がクリップされる。しかし、かかる信号のクリッピン
グにより、信号が再現された時に望ましくない歪みがも
たらされる。従って、制御ノード１４の電圧を、音声周
波数信号がバイアス電圧の両方向においてその最大スイ
ングに達することを可能にするレベルにまで上昇させる
ことが重要である。好ましい実施の形態では、抵抗器Ｒ
６の両端間の全抵抗を低減するように抵抗器Ｒ６の両端
間の抵抗器Ｒ７に切替えることにより、バイアス電圧が
バッテリー電圧の約半分にまで上昇する。ＭＯＳ・ＦＥ
Ｔ１５をオン／オフ切替えすることにより、抵抗器Ｒ７
が抵抗器Ｒ６に接続され、或いは抵抗器Ｒ６から除外さ
れる（切り離される）。ＭＯＳ・ＦＥＴ１５のゲートを
マイクロプロセッサ１７の出力ピンに接続することによ
り、マイクロプロセッサ１７にてＭＯＳ・ＦＥＴ１５の
オン／オフ切替えを行うことができる。
【００２５】図３は、録音セッション中の制御ノード１
４における電圧を示すグラフである。このグラフは、割
込みハンドラ内に実装されるスイッチ閉成検出用ステッ
プのシーケンスの説明に関連して最も良く記載されてい
る。図４は、このステップのシーケンス２０のフローチ
ャートである。シーケンス２０は、開始ステップ２２で
開始され、スイッチが閉成されるのに応じてマイクロプ
ロセッサ１７に割込みがなされる。マイクロプロセッサ
１７は、制御ノード１４が接続されているＩ／Ｏピンに
関連する割込みハンドラを実行する。スイッチが閉成さ
れる前は、制御ノード１４は抵抗器Ｒ６によって高レベ
ルに引上げられており、制御電圧はバッテリー電圧であ
る。制御ノード１４のこの電圧は、図３において矢印Ａ
によって示されている。開始ステップ２２の後、シーケ
ンス２０は、制御電圧が０ボルトであるかどうかを判定
するステップ２４に進み、このステップ２２において、
比較器がアナログ制御電圧を予め定められた値と比較す
ることによって、何れのスイッチが閉成されているか判
定する。この好ましい実施の形態においては、マイクロ
プロセッサ１７は、アナログ制御ノード電圧をデジタル
値に変換し、そのデジタル値が０ボルトに近いか或いは
等しいか判定することによって、比較機能を実行する。
マイクロプロセッサ１７のオンチップ・アナログ／デジ
タル変換器（ＡＤＣ）が、この変換を実行するのが好ま
しい。このステップ２４において制御電圧が０ボルトに
近いか或いは等しいと判定された場合には、シーケンス
２０は、抵抗器Ｒ７を除外する（切り離す）ステップ２
６に進む。このステップ２６において、マイクロプロセ
ッサ１７は、抵抗器Ｒ６から抵抗器Ｒ７を切り離すため
にＭＯＳ・ＦＥＴ１５をオフ状態に切替えることによ
り、上述したように抵抗器Ｒ６がバッテリーからの電流
ドレインを制限する。次いで、シーケンス２０は、ＥＮ
Ｄ（終了）ステップ２７に進み、このステップ２７にお
いてマイクロプロセッサ１７は随意に省電力モードに戻
ってよい。
４における電圧を示すグラフである。このグラフは、割
込みハンドラ内に実装されるスイッチ閉成検出用ステッ
プのシーケンスの説明に関連して最も良く記載されてい
る。図４は、このステップのシーケンス２０のフローチ
ャートである。シーケンス２０は、開始ステップ２２で
開始され、スイッチが閉成されるのに応じてマイクロプ
ロセッサ１７に割込みがなされる。マイクロプロセッサ
１７は、制御ノード１４が接続されているＩ／Ｏピンに
関連する割込みハンドラを実行する。スイッチが閉成さ
れる前は、制御ノード１４は抵抗器Ｒ６によって高レベ
ルに引上げられており、制御電圧はバッテリー電圧であ
る。制御ノード１４のこの電圧は、図３において矢印Ａ
によって示されている。開始ステップ２２の後、シーケ
ンス２０は、制御電圧が０ボルトであるかどうかを判定
するステップ２４に進み、このステップ２２において、
比較器がアナログ制御電圧を予め定められた値と比較す
ることによって、何れのスイッチが閉成されているか判
定する。この好ましい実施の形態においては、マイクロ
プロセッサ１７は、アナログ制御ノード電圧をデジタル
値に変換し、そのデジタル値が０ボルトに近いか或いは
等しいか判定することによって、比較機能を実行する。
マイクロプロセッサ１７のオンチップ・アナログ／デジ
タル変換器（ＡＤＣ）が、この変換を実行するのが好ま
しい。このステップ２４において制御電圧が０ボルトに
近いか或いは等しいと判定された場合には、シーケンス
２０は、抵抗器Ｒ７を除外する（切り離す）ステップ２
６に進む。このステップ２６において、マイクロプロセ
ッサ１７は、抵抗器Ｒ６から抵抗器Ｒ７を切り離すため
にＭＯＳ・ＦＥＴ１５をオフ状態に切替えることによ
り、上述したように抵抗器Ｒ６がバッテリーからの電流
ドレインを制限する。次いで、シーケンス２０は、ＥＮ
Ｄ（終了）ステップ２７に進み、このステップ２７にお
いてマイクロプロセッサ１７は随意に省電力モードに戻
ってよい。
【００２６】しかしながら、制御電圧が０ボルトである
かどうかを判定するステップ２４において、制御電圧が
０ボルトに近くなく、かつ０ボルトに等しくないと判定
された場合には、シーケンス２０は、バッテリー電圧を
測定するステップ２８に進み、マイクロプロセッサ１７
がバッテリー電圧を決定する。次いで、シーケンス２０
は、スイッチが閉成されたことを解読するステップ３０
に進み、このステップ３０において、マイクロプロセッ
サ１７が、測定されたバッテリー電圧に対応する電圧の
適当なセットに対してデジタル電圧値を比較することに
より、複数のスイッチＳ１〜Ｓ５のうち何れのスイッチ
が閉成されているかを判定する。次に、シーケンス２０
は、録音スイッチ（スイッチＳ５）が閉成されているか
どうかを判定するステップ３２に進み、このステップ３
２において、マイクロプロセッサ１７は、閉成されてい
るスイッチがスイッチＳ５であるかどうかを判定する。
閉成されているスイッチがスイッチＳ５でないと判定さ
れた場合には、シーケンス２０は、他のタスクを実行す
るステップ３４に進む。このステップ３４では、割込み
ハンドラが、機能を実行するために優先度の最も高い閉
成スイッチに関連する起動された機能を実現する適当な
ソフトウェアルーチンを呼出す。
かどうかを判定するステップ２４において、制御電圧が
０ボルトに近くなく、かつ０ボルトに等しくないと判定
された場合には、シーケンス２０は、バッテリー電圧を
測定するステップ２８に進み、マイクロプロセッサ１７
がバッテリー電圧を決定する。次いで、シーケンス２０
は、スイッチが閉成されたことを解読するステップ３０
に進み、このステップ３０において、マイクロプロセッ
サ１７が、測定されたバッテリー電圧に対応する電圧の
適当なセットに対してデジタル電圧値を比較することに
より、複数のスイッチＳ１〜Ｓ５のうち何れのスイッチ
が閉成されているかを判定する。次に、シーケンス２０
は、録音スイッチ（スイッチＳ５）が閉成されているか
どうかを判定するステップ３２に進み、このステップ３
２において、マイクロプロセッサ１７は、閉成されてい
るスイッチがスイッチＳ５であるかどうかを判定する。
閉成されているスイッチがスイッチＳ５でないと判定さ
れた場合には、シーケンス２０は、他のタスクを実行す
るステップ３４に進む。このステップ３４では、割込み
ハンドラが、機能を実行するために優先度の最も高い閉
成スイッチに関連する起動された機能を実現する適当な
ソフトウェアルーチンを呼出す。
【００２７】録音スイッチ（スイッチＳ５）が閉成され
ているかどうかを判定するステップ３２において、スイ
ッチＳ５が閉成されていると判定された場合（制御ノー
ド電圧が約０．２ボルトである場合）には、シーケンス
２０は、抵抗器Ｒ７を接続するステップ３６に進む。図
３における矢印Ｂは、スイッチＳ５が閉成されている時
の制御ノード電圧を示す。抵抗器Ｒ７を接続するステッ
プ３６において、マイクロプロセッサ１７は、ＭＯＳ・
ＦＥＴ１５をオンにすることにより、抵抗器Ｒ６の両端
に抵抗器Ｒ７を接続する。この接続により、分圧器にお
ける抵抗器Ｒ６の両端間の抵抗が変化し、その結果、制
御ノード電圧がバッテリー電圧の約半分まで上昇する。
図３における矢印Ｃは、制御ノード１４におけるこの上
昇した電圧を示す。次いで、シーケンス２０は、録音を
開始するステップ３８に進む。このステップ３８におい
て、ユーザはマイクロホン１２に対して話し始めること
ができる。マイクロホン１２は、スピーチ（話された音
声）を音声周波数信号に変換する。この信号は、バイア
ス電圧の何れかの方向における信号の最大スイングを許
容するよう適切にバイアスされている。この音声周波数
信号のピーク間電圧が小さいため、音声前置増幅器４０
（図２参照）を使用して信号を増幅するのが好ましい。
前置増幅器４０の出力における増幅信号は、続いて、コ
ーデック４２（図２参照）によってデジタル符号化され
る。その後、コーデック４２からの符号化値（コード
値）は、以後の検索のためにデバイス４のメモリに記憶
される。
ているかどうかを判定するステップ３２において、スイ
ッチＳ５が閉成されていると判定された場合（制御ノー
ド電圧が約０．２ボルトである場合）には、シーケンス
２０は、抵抗器Ｒ７を接続するステップ３６に進む。図
３における矢印Ｂは、スイッチＳ５が閉成されている時
の制御ノード電圧を示す。抵抗器Ｒ７を接続するステッ
プ３６において、マイクロプロセッサ１７は、ＭＯＳ・
ＦＥＴ１５をオンにすることにより、抵抗器Ｒ６の両端
に抵抗器Ｒ７を接続する。この接続により、分圧器にお
ける抵抗器Ｒ６の両端間の抵抗が変化し、その結果、制
御ノード電圧がバッテリー電圧の約半分まで上昇する。
図３における矢印Ｃは、制御ノード１４におけるこの上
昇した電圧を示す。次いで、シーケンス２０は、録音を
開始するステップ３８に進む。このステップ３８におい
て、ユーザはマイクロホン１２に対して話し始めること
ができる。マイクロホン１２は、スピーチ（話された音
声）を音声周波数信号に変換する。この信号は、バイア
ス電圧の何れかの方向における信号の最大スイングを許
容するよう適切にバイアスされている。この音声周波数
信号のピーク間電圧が小さいため、音声前置増幅器４０
（図２参照）を使用して信号を増幅するのが好ましい。
前置増幅器４０の出力における増幅信号は、続いて、コ
ーデック４２（図２参照）によってデジタル符号化され
る。その後、コーデック４２からの符号化値（コード
値）は、以後の検索のためにデバイス４のメモリに記憶
される。
【００２８】次に、シーケンス２０は、録音スイッチを
開成したかどうかを判定するステップ４４に進む。この
ステップ４４において、マイクロプロセッサ１７は、Ｉ
／Ｏピンをポーリングすることによるか、或いはこのピ
ンに関連する割込み手段により、一旦閉成されたスイッ
チＳ５が開成されているかどうかを判定する。一旦閉成
されたスイッチＳ５が開放されていないと判定された場
合には、シーケンス２０は、このステップ４４を中心に
ループする。しかしながら、一旦閉成されたスイッチＳ
５が開放されたと判定された場合には、シーケンス２０
は、録音を終了するステップ４６に進み、割込みハンド
ラが録音セッションを終了する。一旦閉成されたスイッ
チＳ５が開放された時には、制御ノード１４の電圧もま
た抵抗器Ｒ６によってバッテリー電圧にまで引上げられ
る。最後に、シーケンス２０は、終了ステップ２７で終
了する。この終了ステップ２７においては、マイクロプ
ロセッサ１７により、ＭＯＳ・ＦＥＴ１５がオフ状態に
切替えられ、これにより抵抗器Ｒ６の両端から抵抗器Ｒ
７が随意に除外される。
開成したかどうかを判定するステップ４４に進む。この
ステップ４４において、マイクロプロセッサ１７は、Ｉ
／Ｏピンをポーリングすることによるか、或いはこのピ
ンに関連する割込み手段により、一旦閉成されたスイッ
チＳ５が開成されているかどうかを判定する。一旦閉成
されたスイッチＳ５が開放されていないと判定された場
合には、シーケンス２０は、このステップ４４を中心に
ループする。しかしながら、一旦閉成されたスイッチＳ
５が開放されたと判定された場合には、シーケンス２０
は、録音を終了するステップ４６に進み、割込みハンド
ラが録音セッションを終了する。一旦閉成されたスイッ
チＳ５が開放された時には、制御ノード１４の電圧もま
た抵抗器Ｒ６によってバッテリー電圧にまで引上げられ
る。最後に、シーケンス２０は、終了ステップ２７で終
了する。この終了ステップ２７においては、マイクロプ
ロセッサ１７により、ＭＯＳ・ＦＥＴ１５がオフ状態に
切替えられ、これにより抵抗器Ｒ６の両端から抵抗器Ｒ
７が随意に除外される。
【００２９】本発明を上述した動作原理と好ましい実施
の形態とに関連して示し説明したが、当業者には、形態
及び詳細に関して他の変更がなされてよいということが
明らかであろう。例として、マイクロホン１２を、好ま
しい実施の形態では抵抗器Ｒ１〜Ｒ５に直列接続するよ
うにしたが、これに代えて、マイクロホン１２に抵抗器
Ｒ１〜Ｒ５を並列接続するようにしてもよい。図５は、
抵抗器Ｒ１〜Ｒ５が並列に接続されているマイクロホン
１２を示す。
の形態とに関連して示し説明したが、当業者には、形態
及び詳細に関して他の変更がなされてよいということが
明らかであろう。例として、マイクロホン１２を、好ま
しい実施の形態では抵抗器Ｒ１〜Ｒ５に直列接続するよ
うにしたが、これに代えて、マイクロホン１２に抵抗器
Ｒ１〜Ｒ５を並列接続するようにしてもよい。図５は、
抵抗器Ｒ１〜Ｒ５が並列に接続されているマイクロホン
１２を示す。
【００３０】代替的な実施の形態におけるスイッチＳ５
は、単極双投タイプである。スイッチ５が作動される
と、このスイッチＳ５は、抵抗器Ｒ５及びマイクロホン
１２をデバイス４内の接地信号（接地ライン）に接続す
る。このように接続された場合、マイクロホン１２は、
スイッチＳ１〜Ｓ４が作動されたときのマイクロプロセ
ッサ１７のピンにおける電圧に影響を与えない。かかる
構成により、抵抗器Ｒ１〜Ｒ５の抵抗値における許容度
を高くすること（向上させること）が可能となる。その
結果、スイッチの閉成をより正確に判定することができ
る。
は、単極双投タイプである。スイッチ５が作動される
と、このスイッチＳ５は、抵抗器Ｒ５及びマイクロホン
１２をデバイス４内の接地信号（接地ライン）に接続す
る。このように接続された場合、マイクロホン１２は、
スイッチＳ１〜Ｓ４が作動されたときのマイクロプロセ
ッサ１７のピンにおける電圧に影響を与えない。かかる
構成により、抵抗器Ｒ１〜Ｒ５の抵抗値における許容度
を高くすること（向上させること）が可能となる。その
結果、スイッチの閉成をより正確に判定することができ
る。
【００３１】以上述べた本発明を要約すると、次の通り
である。すなわち、本発明は、検出器（例えば、マイク
ロプロセッサ１７を備えたＰ／ＰＣデバイス４）の１つ
の入力ピン（例えば、Ｐ／ＰＣデバイス４内のＩ／Ｏピ
ン１６）を用いて、複数のスイッチのうちの１つスイッ
チの閉成を検出する方法及び装置に関するものである。
上述の１つの入力ピンは、録音スイッチ（例えば、スイ
ッチＳ５）が閉成されている時に音声周波数を搬送する
ために使用されるものである。複数のスイッチ（例え
ば、Ｓ１〜Ｓ５）が複数の抵抗器（例えば、Ｒ１〜Ｒ
５）のネットワークに接続されている。これらの抵抗器
は、プルアップ抵抗器と協働して分圧器（電圧発生器）
を形成している。プルアップ抵抗器は、入力ラインに接
続されている。これらのスイッチが閉成されるのに伴
い、分圧器から除外されるネットワーク内の抵抗器が選
択的に切替えられて入力ライン上の電圧が変更される。
検出器は、入力ライン上の電圧を解読すると共に、その
電圧値を所定の値のセットと比較することにより、どの
スイッチが閉成されたかを決定する。録音スイッチが閉
成された場合には、抵抗器のネットワークに接続された
マイクロホンが、音声を入力ライン上への音声周波数信
号に変換する。
である。すなわち、本発明は、検出器（例えば、マイク
ロプロセッサ１７を備えたＰ／ＰＣデバイス４）の１つ
の入力ピン（例えば、Ｐ／ＰＣデバイス４内のＩ／Ｏピ
ン１６）を用いて、複数のスイッチのうちの１つスイッ
チの閉成を検出する方法及び装置に関するものである。
上述の１つの入力ピンは、録音スイッチ（例えば、スイ
ッチＳ５）が閉成されている時に音声周波数を搬送する
ために使用されるものである。複数のスイッチ（例え
ば、Ｓ１〜Ｓ５）が複数の抵抗器（例えば、Ｒ１〜Ｒ
５）のネットワークに接続されている。これらの抵抗器
は、プルアップ抵抗器と協働して分圧器（電圧発生器）
を形成している。プルアップ抵抗器は、入力ラインに接
続されている。これらのスイッチが閉成されるのに伴
い、分圧器から除外されるネットワーク内の抵抗器が選
択的に切替えられて入力ライン上の電圧が変更される。
検出器は、入力ライン上の電圧を解読すると共に、その
電圧値を所定の値のセットと比較することにより、どの
スイッチが閉成されたかを決定する。録音スイッチが閉
成された場合には、抵抗器のネットワークに接続された
マイクロホンが、音声を入力ライン上への音声周波数信
号に変換する。
【図１】Ｐ／ＰＣ（パームサイズパーソナルコンピュー
タ）デバイス、リモートコントロール装置及び一対のイ
ヤホンを有するシステムのブロック図である。
タ）デバイス、リモートコントロール装置及び一対のイ
ヤホンを有するシステムのブロック図である。
【図２】本発明の好ましい実施の形態によるリモートコ
ントロール装置及びＰ／ＰＣデバイスの電子ハードウェ
アを示す、図１に類似したブロック図であって、複数の
スイッチと音声録音用のマイクロホンとをそれぞれ有す
るリモートコントロール装置が制御ノードを介してデバ
イスに接続されていることを示すブロック図である。
ントロール装置及びＰ／ＰＣデバイスの電子ハードウェ
アを示す、図１に類似したブロック図であって、複数の
スイッチと音声録音用のマイクロホンとをそれぞれ有す
るリモートコントロール装置が制御ノードを介してデバ
イスに接続されていることを示すブロック図である。
【図３】図１のＰ／ＰＣデバイスを用いて録音を行う際
の録音セッション中の制御ノードにおける電圧のグラフ
である。
の録音セッション中の制御ノードにおける電圧のグラフ
である。
【図４】図２のスイッチの閉成を解読するステップ、及
び、録音機能に関連するスイッチが閉成されていること
が検出された場合に制御ノードにおける電圧を調整する
ステップのシーケンスを示す図である。
び、録音機能に関連するスイッチが閉成されていること
が検出された場合に制御ノードにおける電圧を調整する
ステップのシーケンスを示す図である。
【図５】本発明のリモートコントロール装置の代替的な
実施の形態を示す図である。
実施の形態を示す図である。
２ システム ４ Ｐ／ＰＣデバイス ６ ステレオイヤホン ８ リモートコントロール装置 １０ ４極ジャック １２ マイクロホン １４ 制御ノード １５ ＭＯＳ・ＦＥＴ １６ Ｉ／Ｏピン １７ マイクロプロセッサ １８ アナログデジタル変換器 ４０ 音声前置増幅器 ４２ コーデック Ｒ１〜Ｒ５ 抵抗器 Ｒ６ プルアップ抵抗器 Ｒ７ 抵抗器 Ｓ１〜Ｓ５ スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 キアム・ヨング・タン シンガポール国410643，ブロック 643, ベドック・リザーバー・ロード ＃13−83 Ｆターム(参考） 5D005 BB01 BB16 5J055 AX46 BX02 CX24 DX22 EX37 EY01 EY03 EY21 EZ05 EZ24 EZ39 EZ43 EZ57 GX02 5K048 AA03 BA06 CA11 DC04 EB02 EB14 HA04 HA06 HA11
Claims (17)
- 【請求項１】 検出器の１つの入力ラインを使用して、
複数のスイッチのうちの１つスイッチの閉成を検出する
装置であって、 前記複数のスイッチのうち何れのスイッチが閉成されて
いるかに依存する複数の所定電圧のうちの１つである出
力電圧を前記入力ラインに発生させるために、スイッチ
の閉成に応答するように構成された電圧発生器と、 前記入力ラインに前記出力電圧を受取り、かつ、前記複
数のスイッチのうち何れのスイッチが閉成されているか
を判定する、前記検出器に備えられた比較器と、をそれ
ぞれ具備することを特徴とする装置。 - 【請求項２】 前記比較器は、 前記電圧発生器からの前記出力電圧をデジタル電圧値に
変換するアナログデジタル変換器と、 前記デジタル電圧値を予め定められた値のセットと比較
することにより、前記複数のスイッチのうち何れのスイ
ッチが閉成されているかを判定するマイクロプロセッサ
と、を含んでいることを特徴とする請求項１に記載の装
置。 - 【請求項３】 前記電圧発生器は、 第１の抵抗と、 制御ノードにおいて前記第１の抵抗に電気的に連結され
ると共に、互いに直列に接続されかつ前記複数のスイッ
チに電気的に連結されている複数の抵抗器のネットワー
クを備えている第２の抵抗と、をそれぞれ有する分圧器
を有しており、 前記制御ノードは、前記入力ラインに電気的に連結され
ており、前記ネットワークを構成する複数の抵抗器は、
前記分圧器における前記第２の抵抗を変化させるために
前記複数のスイッチの閉成に応じて前記分圧器から除外
されるように選択的に切替えられ得ることを特徴とする
請求項１に記載の装置。 - 【請求項４】 前記入力ラインは音声周波数信号を受信
することも可能であって、 前記入力ラインにおいて音声を音声周波数信号に変換
し、前記抵抗器のネットワークに電気的に連結されて前
記第２の抵抗器を形成するマイクロホンと、 前記第１の抵抗器の両端間の総合抵抗を低くするため
に、前記第１の抵抗の両端間に電気的に連結されるよう
に切替えられることが可能な第３の抵抗と、 前記入力ラインにおける音声周波数信号を記憶する記憶
手段と、を更に具備し、 前記スイッチのうちの１つのスイッチが録音機能を起動
するために閉成されていることが検出された場合に、前
記入力ラインの電圧を上昇させて前記マイクロホンを適
切にバイアスするために前記第２の抵抗器の両端間に前
記第３の抵抗器が切替えられることを特徴とする請求項
２に記載の装置。 - 【請求項５】 前記マイクロホンは、前記第２の抵抗に
直列に電気的に連結されていることを特徴とする請求項
４に記載の装置。 - 【請求項６】 前記音声周波数信号を増幅するために前
記入力ラインに電気的に連結された増幅手段を更に具備
すると共に、前記記憶手段は該増幅された音声周波数信
号を記憶することを特徴とする請求項４に記載の装置。 - 【請求項７】 前記増幅された音声周波数信号をデジタ
ル符号化して符号化信号にする符号化手段を更に具備
し、 前記比較器は、前記電圧発生器からの前記出力電圧をデ
ジタル電圧値に変換するアナログデジタル変換器を含
み、 前記複数のスイッチのうち何れのスイッチが閉成されて
いるかを判定するために前記デジタル電圧値を予め定め
られた値のセットと比較し、かつ、前記記憶手段が前記
符号化信号を記憶することができるようにするマイクロ
プロセッサを更に具備することを特徴とする請求項６に
記載の装置。 - 【請求項８】 前記分圧器及び前記マイクロホンを収容
する第１のケーシングと、 前記マイクロプロセッサ、前記増幅手段、前記符号化手
段及び前記記憶手段を収容する第２のケーシングと、 前記マイクロホンを前記比較器に電気的に連結する連結
手段であって、かつ、前記入力ラインを含んでいる連結
手段と、を更に具備することを特徴とする請求項７に記
載の装置。 - 【請求項９】 音声録音・再生装置に接続されるリモー
トコントロール装置及びイヤホンセットであって、左チ
ャネル及び右チャネルの音声周波数信号を搬送する装置
内の音声回路に電気的に連結された４極ソケットと、接
地接続と、制御ラインから外部制御信号を受信する回路
とをそれぞれ有し、前記制御ラインが装置のプルアップ
抵抗器によって高レベルに引上げられるようにしたリモ
ートコントロール装置及びイヤホンセットにおいて、 前記４極ソケットに接続される４極ジャックと、 前記４極ジャックに連結されるリモートコントロール装
置と、をそれぞれ具備し、 前記リモートコントロール装置は、 複数の抵抗器から成るネットワークによって形成された
抵抗と、 前記抵抗から前記抵抗器のネットワーク内の抵抗器を選
択的に除外するために前記抵抗器のネットワークに電気
的に連結され、その各々の閉成が録音及び再生のような
適当な音声操作の起動を示すものである複数のスイッチ
と、 一端が前記制御ラインに、そして他端が前記抵抗器に電
気的に連結され、録音中に受信された音声を音声周波数
信号に変換して前記制御ラインに送信し、前記抵抗器と
共に前記プルアップ抵抗器と協働することにより分圧器
を形成するマイクロホンと、 前記４極ジャックに電気的に連結され、再生中に前記音
声周波数信号を受信する一対のイヤホンと、をそれぞれ
有し、 前記各スイッチの閉成に応じて、前記分圧器の前記抵抗
における異なる数の抵抗器が前記分圧器に残されること
により、何れのスイッチが閉成されているかを識別する
ために前記装置に対して前記制御ライン上に予め定めら
れた電圧が生成されることを特徴とするリモートコント
ロール装置及びイヤホンセット。 - 【請求項１０】 前記抵抗器のネットワークは、相互接
続ノードにおいて直列に接続されており、前記複数のス
イッチは、各スイッチの一端が相互接続ノードに電気的
に連結されかつ各スイッチの他端が電気的に接地ライン
に連結されるように、前記抵抗に電気的に連結されてい
ることを特徴とする請求項９に記載のリモートコントロ
ール装置及びイヤホンセット。 - 【請求項１１】 前記マイクロホンは、前記抵抗に直列
に接続されることを特徴とする請求項１０に記載のリモ
ートコントロール装置及びイヤホンセット。 - 【請求項１２】 前記リモートコントロール装置は、前
記４極ジャックに直接連結されており、前記イヤホン
は、前記リモートコントロール装置を介して前記４極ジ
ャックに連結されていることを特徴とする請求項９に記
載のリモートコントロール装置及びイヤホンセット。 - 【請求項１３】 バッテリー電源によって電力が供給さ
れて前記バッテリー電源のバッテリーレベルの範囲にわ
たって動作可能である装置においてマイクロプロセッサ
の１つの入力ラインに連結されている複数のスイッチの
うちの１つのスイッチの閉成を検出するための方法であ
って、 前記複数のスイッチのうちの１つのスイッチが閉成され
ている場合に、前記入力ラインに予め定められた電圧を
発生させること、 前記入力ラインで受取られる前記予め定められた電圧を
デジタル電圧値に変換すること、 前記バッテリーレベルを測定すること、 前記バッテリーレベルに対応する予め定められた電圧の
セットを選択すること、及び、 前記デジタル電圧値を前記予め定められた電圧の選択さ
れたセットと比較することにより、前記複数のスイッチ
のうち何れのスイッチが閉成されているかを判定するこ
と、をそれぞれ含むことを特徴とする方法。 - 【請求項１４】 スイッチが閉成された時に前記マイク
ロプロセッサに割込むことをさらに含むことを特徴とす
る請求項１３に記載の方法。 - 【請求項１５】 前記入力ラインは、更に音声周波数信
号を受信するマイクロホンに連結されており、前記複数
のスイッチは、前記装置における録音、再生、停止、順
方向送り及び逆方向送りを含む音声機能のセットを起動
するものであり、録音中に前記入力ラインの前記電圧を
変化させることにより、受信された音声周波数信号が実
質的に歪まないように前記マイクロホンを適切にバイア
スすることを更に含むことを特徴とする請求項１３に記
載の方法。 - 【請求項１６】 前記音声周波数信号を増幅して増幅信
号を生成すること、及び、 前記増幅信号を記憶すること、を更に含むことを特徴と
する請求項１５に記載の方法。 - 【請求項１７】 前記増幅信号を符号化することにより
符号化信号を生成すること、及び、 前記符号化信号を記憶すること、をさらに含むことを特
徴とする請求項１６に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US09/573987 | 2000-05-17 | ||
| US09/573,987 US6970752B1 (en) | 2000-05-17 | 2000-05-17 | Method and apparatus for detecting switch closures |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002057561A true JP2002057561A (ja) | 2002-02-22 |
Family
ID=24294218
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001147484A Pending JP2002057561A (ja) | 2000-05-17 | 2001-05-17 | スイッチの閉成を検出する装置及び方法、並びにリモートコントロール装置及びイヤホンセット |
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| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6970752B1 (ja) |
| EP (1) | EP1156587B1 (ja) |
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| CN (1) | CN1190788C (ja) |
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