JP2002057527A - 高周波水晶発振器 - Google Patents

高周波水晶発振器

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JP2002057527A
JP2002057527A JP2000244682A JP2000244682A JP2002057527A JP 2002057527 A JP2002057527 A JP 2002057527A JP 2000244682 A JP2000244682 A JP 2000244682A JP 2000244682 A JP2000244682 A JP 2000244682A JP 2002057527 A JP2002057527 A JP 2002057527A
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crystal oscillator
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oscillation
harmonic
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JP2000244682A
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Yuichi Sato
雄一 佐藤
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Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】素子数を少なくして小型化を促進し、信頼性の
高い高周波発振器を提供する。 【構成】水晶振動子を用いた発振回路からなる高周波水
晶発振器において、前記発振回路の出力を歪ませること
によって高調波成分のレベルを増加させ、前記高調波成
分のうち任意の高調波を弾性表面波フィルタによって選
択し、前記高調波を増幅して発振出力を得る構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水晶振動子を用い
た高周波水晶発振器(高周波発振器とする)を産業上の
技術分野とし、特に小型化に適した高周波発振器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】(発明の背景)高周波発振器は、例えば
デジタル情報の通信回線網に使用され、周波数安定度を
求められることから、特に水晶発振器が採用される。そ
して、出力周波数を例えば622.08MHzとした高周波帯と
することから、通常では水晶発振器の発振周波数を逓倍
して出力周波数を得る。また、一般には、デジタル情報
を送信するため、発振周波数を電圧で制御する電圧制御
型が採用される。
【0003】(従来技術の一例)第6図は一従来例を説
明する高周波発振器の回路図である。高周波発振器は、
基本的に電圧制御型の水晶発振器1と逓倍増幅器2と広
帯域増幅器3とからなる。水晶発振器1は水晶振動子4
を誘導性として分割コンデンサC(1、2)と共振回路を
形成する。そして、共振回路の共振周波数を帰還増幅し
て発振させる発振用トランジスタ5からなる。これら
は、所謂コルピッツ型の水晶発振器1と称される。な
お、発振周波数は分割コンデンサC(1、2)の容量以外
の回路容量によって共振回路の共振周波数より若干低下
する。ここでは、発振周波数を基本波の155.52MHz(源
振)とする。
【0004】発振用トランジスタ5はベースを水晶振動
子4の一端に、エミッタを分割コンデンサC(1、2)の
中点(接続点)に、コレクタを電源Vccに接続する。そ
して、例えば共振回路内となる水晶振動子4の他端とア
ース間に電圧可変容量素子例えば可変容量ダイオード6
を接続して、電圧制御型とする。そして、高周波阻止抵
抗R1を経て、可変容量ダイオード6に対して逆方向電
圧となる制御電圧Vcが入力され、発振周波数を可変す
る。
【0005】逓倍増幅器2は、LCの共振回路7をコレ
クタ側に有する、エミッタ接地としたトランジスタ8か
らなる。共振回路7は源振(155.52MHz)の4倍となる
共振周波数に設定され、出力周波数622.08MHzを得る。
ここでは、共振回路のコンデンサCはトリマコンデンサ
として、調整を容易にする。なお、逓倍増幅器2はA級
増幅器として例えば3段接続とし、波形の歪みを少なく
して緩やかに(除々に)増幅し、さらに後段への入力レ
ベルまで増幅する。
【0006】広帯域増幅器3は、最終段の増幅器として
入力に対する出力レベルが直線的なリニアIC増幅器か
らなる(第8図)。そして、波形を維持して出力周波数
を規定の出力レベル値にする。リニアIC増幅器は低消
費電力で増幅率が大きいことから、最終段として採用さ
れる。この例では、電源電圧Vccは3.3Vである。な
お、図中の符号R(2〜8)はバイアス抵抗、C(3〜5)
は結合コンデンサ、C6はバイパスコンデンサである。
【0007】このようなものでは、例えばガラスエポキ
シ材からなり、電極パターン(未図示)及び端子9の形
成された回路基板10に水晶振動子4、トランジスタ
5、8、抵抗、コンデンサ、インダクタ等の各素子11
を搭載する(第7図)。そして、回路基板10を金属ベ
ースに固定して金属カバーを被せ、いわゆるシールド容
器内に収容する構成としていた(未図示)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】(従来技術の問題点)
しかしながら、上記構成の高周波発振器では、水晶発振
器1の源振(155.52MHz)を複数段の逓倍増幅器2によ
って、規定の出力周波数(622.08MHz)及びレベルに到
達させるため、トランジスタ等の素子数を多くする。ま
た、共振回路7には、形状が大きくなるトリマコンサ1
1aを使用したりするので、大型にならざるを得ない問
題があった。また、素子数が多いほど故障の頻度も大き
く、信頼性を損うおそれもあった。
【0009】(発明の目的)本発明は、素子数を少なく
して小型化を促進し、信頼性の高い高周波発振器を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、発振回路の出
力を歪ませて高調波成分のレベルを増加させ、弾性表面
波フィルタ(表面波フィルタとする)によって任意の高
調波を選択し、この高調波を増幅して発振出力を得たこ
とを基本的な解決手段とする。
【0011】
【作用】本発明では、発振周波数(源振)の高調波成分
を表面波フィルタによって選択し、これを増幅するの
で、複数段の逓倍増幅器を必要としない。以下、本発明
の一実施例を説明する。
【0012】
【実施例】第1図は本発明の一実施例を説明する高周波
発振器のブロック図である。なお、前従来例図と同一部
分には同番号を付与してその説明は簡略又は省略する。
高周波発振器は、水晶発振器1、表面波フィルタ12及
び広帯域増幅器3からなる。水晶発振器1は、前述のよ
うに水晶振動子4を誘導性としたコルピッツ発振回路と
し、制御電圧Vcによって発振周波数を可変する電圧制
御型とする。
【0013】そして、この実施例では、発振用トランジ
スタ5のベース・バイアス抵抗R2、R3及びコレクタ側
とエミッタ側の負荷抵抗R4、R5の抵抗比を設定して、
発振出力Voの中心電圧Vo0を電源電圧Vccの中心電圧
Vcc0よりも高くする。そして、通常では正弦波となる
出力波形の先頭部を第2図に示したように歪ませる。表
面波フィルタ12は、図示しない圧電基板の表面に入出
力用の交差指電極を形成してなる。広帯域増幅器3は例
えば100MHzから2000MHzの周波数を増幅し、前述した
リニアIC増幅器からなる。
【0014】このようなものでは、水晶発振器1の出力
波形は先頭部を歪ませるので、矩形波に近づく。したが
って、発振出力の基本波f1及びこれに対する高調波成
分f2〜fnの出力レベル(周波数スペクトラム)は、第
3図に示したようになる。すなわち、基本波f1に対し
て高調波成分f2〜fnのレベルは徐々に小さくなるが、
充分に高いものとなる。例えば、第4高調波f4のレベ
ルは基本波の70%以上となる。なお、奇数字高調波
(2n-1)fは次の偶数字高調波よりもレベルは高くな
る。これに対して、通常の正弦波の場合には、基本波f
1に対する高調波f2〜fnのレベルは10%以下になる
(第4図)。
【0015】この例では、水晶発振器1は発振周波数
(源振)f1を155.52MHzとして発振させる。そして、
表面波フィルタ12によって第4高調波f4(622.08MH
z)のみを出力する。要するに、表面波フィルタ12に
よって、第4高調波f4を選択する。但し、厳格には、
表面波フィルタの帯域特性により第4高調波f4を中心
とした周波数領域f4±Δfが出力される。そして、周
波数領域f4±Δfの中ではf4のレベルが格段に高い。
最後に、前述同様に広帯域増幅器3の直線部を利用して
第4高調波f4を増幅して、これを発振出力とする。
【0016】このようなことから、前述したような源振
の逓倍方式ではなく、高調波成分を使用するので、複数
段の逓倍増幅器2を使用することがない。そして、基本
的には、電圧制御型の水晶発振器、表面波フィルタ12
及びリニアIC増幅器の合計3素子で構成できる。
【0017】したがって、逓倍方式に比較し、複数の逓
倍増幅器を構成するトランジスタ及び抵抗や共振回路の
コンデンサ、インダクタを使用することがないので、格
段に小型化を促進できる。ちなみに、従来例では、20
(長さ)×20(幅)×10mmをの面積を要したが、
概ね10×10×5mmにまで縮小でき、面積比で約1
/4、体積比で1/8とすることができる。また、素子
数が極端に減少するので、高周波発振器の信頼性も高ま
る。
【0018】
【他の事項】上記実施例では、水晶発振器1の出力は発
振用トランジスタ5のコレクタ側としたが、例えば第5
図に示したようにエミッタ側のバイアス抵抗R5を分割
抵抗R5(ab)として、その中点を出力としてもよ
い。この場合も、バイアス抵抗R2、R3及びR5(a
b)の抵抗比を設定することによって発振出力を歪ませ
るこっとができる。また、正弦波の上端側の先頭部を矩
形状に歪ませたが、下端側の先頭部を歪ませてもよい。
そして、高周波発振器は電圧制御型としたが、これに限
らず、通常の水晶発振器に適用できる。また、最終段の
広帯域増幅器3は特定された高調波成分のみを増幅すれ
ばよいので、広帯域でなくてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明は、発振回路の出力を歪ませて高
調波成分のレベルを増加させ、表面波フィルタによって
任意の高調波を選択し、この高調波を増幅して発振出力
を得るので、素子数を少なくして小型化を促進し、信頼
性の高い高周波発振器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明する高周波発振器のブ
ロック回路図である。
【図2】本発明の一実施例を説明する水晶発振器の出力
波形図である。
【図3】本発明の一実施例を説明する水晶発振器のスペ
クトラム特性図である。
【図4】本発明の一実施例を比較した水晶発振器のスペ
クトラム特性図である。
【図5】本発明の他の実施例を説明する特に水晶発振器
の回路図である。
【図6】従来例を説明する高周波発振器の回路図であ
る。
【図7】従来例を説明する高周波発振器の構造図であ
る。
【図8】従来例を説明するリニアIC増幅器の入出力特
性図である。
【符号の説明】
1 水晶発振器、2 逓倍増幅器、3 広帯域増幅器、
4 水晶振動子、5発振用トランジスタ、6 可変容量
ダイオード、7 共振回路、8 トランジスタ9 端
子、10 回路基板、11 回路素子、12 表面波フ
ィルタ.

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水晶振動子を用いた発振回路からなる高周
    波水晶発振器において、前記発振回路の出力を歪ませる
    ことによって高調波成分のレベルを増加させ、前記高調
    波成分のうち任意の高調波を弾性表面波フィルタによっ
    て選択し、前記高調波を増幅して発振出力を得たことを
    特徴とする高周波水晶発振器。
JP2000244682A 2000-08-11 2000-08-11 高周波水晶発振器 Pending JP2002057527A (ja)

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EP1617557A1 (en) * 2004-07-15 2006-01-18 Nihon Dempa Kogyo, Co., Ltd. Harmonic crystal oscillator

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EP1617557A1 (en) * 2004-07-15 2006-01-18 Nihon Dempa Kogyo, Co., Ltd. Harmonic crystal oscillator
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