JPH0563446A - 圧電発振器 - Google Patents
圧電発振器Info
- Publication number
- JPH0563446A JPH0563446A JP24663391A JP24663391A JPH0563446A JP H0563446 A JPH0563446 A JP H0563446A JP 24663391 A JP24663391 A JP 24663391A JP 24663391 A JP24663391 A JP 24663391A JP H0563446 A JPH0563446 A JP H0563446A
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- JP
- Japan
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- transistor
- oscillation
- oscillator
- capacitor
- grounded
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- Pending
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- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] S/N比及びC/N比を良好にして、特に位
相雑音を低減する圧電発振器を提供する。 [構成] 圧電振動子を発振子とした発振回路と緩衝増
幅器とからなる圧電発振器において、前記圧電振動子の
一端側にエミッタ接地とした発振用トランジスタを接続
し、該圧電振動子の他端側にトランジスタのエミッタ側
を接続してベース接地としたトランジスタ増幅器を設け
て構成する。ことを目的とする。
相雑音を低減する圧電発振器を提供する。 [構成] 圧電振動子を発振子とした発振回路と緩衝増
幅器とからなる圧電発振器において、前記圧電振動子の
一端側にエミッタ接地とした発振用トランジスタを接続
し、該圧電振動子の他端側にトランジスタのエミッタ側
を接続してベース接地としたトランジスタ増幅器を設け
て構成する。ことを目的とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧電素子を発振子として
緩衝増幅器を接続した圧電発振器を利用分野とし、特に
位相雑音を低減する水晶発振器に関する。
緩衝増幅器を接続した圧電発振器を利用分野とし、特に
位相雑音を低減する水晶発振器に関する。
【0002】
【発明の背景】水晶発振器は、発振特性に優れることか
ら通信機器等に例えば搬送周波数として有用されてい
る。そして、近年では、このようなものにおける位相雑
音を低減して通話品質の向上等がより一層望まれてい
る。
ら通信機器等に例えば搬送周波数として有用されてい
る。そして、近年では、このようなものにおける位相雑
音を低減して通話品質の向上等がより一層望まれてい
る。
【0003】
【従来技術】第2図は水晶発振器の一従来例を説明する
回路図である。水晶発振器は水晶振動子1と発振回路2
と緩衝増幅器3から形成される。水晶振動子1は例えば
ATカットとする。発振回路2は水晶振動子1を発振子
とし、コレクタ接地の発振用トランジスタTr1と、コル
ピッツ型とする発振用のベース及びエミッタ側のコンデ
ンサCb、Ceからなる。そして、出力端を例えばエミッ
タ側とする。緩衝増幅器3はエミッタ接地の増幅用トラ
ンジスタTr2からなり、発振回路2の出力端に設けた結
合コンデンサCp1を経由して縦続し、例えばコレクタ側
を出力端V0から増幅出力する。そして、いずれも、ブ
リーダ抵抗Rdにより電源Vcからのバイアス電圧を設定
される。なお、図中の符号Cvは周波数調整用のコンデ
ンサ、R0は負荷抵抗、Cp2はバイパスコンデンサであ
る。
回路図である。水晶発振器は水晶振動子1と発振回路2
と緩衝増幅器3から形成される。水晶振動子1は例えば
ATカットとする。発振回路2は水晶振動子1を発振子
とし、コレクタ接地の発振用トランジスタTr1と、コル
ピッツ型とする発振用のベース及びエミッタ側のコンデ
ンサCb、Ceからなる。そして、出力端を例えばエミッ
タ側とする。緩衝増幅器3はエミッタ接地の増幅用トラ
ンジスタTr2からなり、発振回路2の出力端に設けた結
合コンデンサCp1を経由して縦続し、例えばコレクタ側
を出力端V0から増幅出力する。そして、いずれも、ブ
リーダ抵抗Rdにより電源Vcからのバイアス電圧を設定
される。なお、図中の符号Cvは周波数調整用のコンデ
ンサ、R0は負荷抵抗、Cp2はバイパスコンデンサであ
る。
【0004】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記構成の水晶発
振器では、発振回路2を構成する素子自体に起因して、
特にトランジスタTr1を主因として、発振出力のスペク
トラム中に信号成分以外の雑音成分を含む。そして、発
振出力は結合コンデンサCp1を経由するが、このとき、
信号成分は結合コンデンサCp1により、そのレベルが低
下してS/N比が劣化する。そして、この状態で緩衝増
幅器3に入力し、Tr2自体の雑音も加わってS/N比を
一層低下させる。そして、特に搬送周波数に対する雑音
レベル比C/Nの低下により位相雑音を発生する弊害が
あった。このようなことから、バイパスコンデンサCp1
を除去して直結型にすることが考えられるが、この場合
にも増幅用トランジスタTr2自体で発生される雑音が重
畳することになり、いずれにしてもS/N比特にC/N
比をを向上させることが困難な問題があった。
振器では、発振回路2を構成する素子自体に起因して、
特にトランジスタTr1を主因として、発振出力のスペク
トラム中に信号成分以外の雑音成分を含む。そして、発
振出力は結合コンデンサCp1を経由するが、このとき、
信号成分は結合コンデンサCp1により、そのレベルが低
下してS/N比が劣化する。そして、この状態で緩衝増
幅器3に入力し、Tr2自体の雑音も加わってS/N比を
一層低下させる。そして、特に搬送周波数に対する雑音
レベル比C/Nの低下により位相雑音を発生する弊害が
あった。このようなことから、バイパスコンデンサCp1
を除去して直結型にすることが考えられるが、この場合
にも増幅用トランジスタTr2自体で発生される雑音が重
畳することになり、いずれにしてもS/N比特にC/N
比をを向上させることが困難な問題があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、S/N比及びC/N比を良好
にして、特に位相雑音を低減する圧電発振器を提供する
ことを目的とする。
にして、特に位相雑音を低減する圧電発振器を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【解決手段】本発明は、圧電振動子を発振子とした発振
回路と緩衝増幅器とからなる圧電発振器において、前記
圧電振動子の一端側にコレクタ接地とした発振用トラン
ジスタを接続し、該圧電振動子の他端側にトランジスタ
のエミッタ側を接続してベース接地としたトランジスタ
増幅器を設けて構成したことを解決手段とする。以下、
本発明の一実施例をその作用とともに説明する。
回路と緩衝増幅器とからなる圧電発振器において、前記
圧電振動子の一端側にコレクタ接地とした発振用トラン
ジスタを接続し、該圧電振動子の他端側にトランジスタ
のエミッタ側を接続してベース接地としたトランジスタ
増幅器を設けて構成したことを解決手段とする。以下、
本発明の一実施例をその作用とともに説明する。
【0007】
【実施例】第1図は本発明の一実施例を説明する水晶発
振器の回路図である。なお、前従来例図と同一部分には
同番号を付与してその説明は簡略する。水晶発振器は前
従来例同様に、水晶振動子1を発振子とした発振回路2
と緩衝増幅器3から形成される。そして、この実施例で
は、水晶振動子1の一端側に発振回路2を、他端側に緩
衝増幅器3を設ける。すなわち、水晶振動子1の一端側
には、発振用トランジスタTr1、発振用のベースコンデ
ンサCb及びエミッタコンデンサCeからなるコルピッツ
型の発振回路2を接続する。なお、コレクタと基準電位
(アース)との間に、バイパスコンデンサCp2を設け
る。そして、水晶振動子1の他端側には、エミッタを接
続されてベース接地とする増幅用トランジスタTr2を設
ける。そして、コレクタを出力端V0とする。また、増
幅用トランジスタTr2のエミッタと基準電位の間には負
荷抵抗R0を、ベースと基準電位との間にはバイパスコ
ンデンサCp3を接続する。このような構成であれば、従
来例のように結合コンデンサCP1を経由することなく、
発振出力の一部が直接的に増幅用トランジスタTr2に入
力されるので、発振用トランジスタTr1による雑音を無
視できる。また、結合コンデンサCP1を不要とするの
で、これによる信号成分のレベル低下を防止する。結合
コンデンサCP 1による信号成分の損失がない。そして、
増幅用トランジスタTr2をベース接地としたので、発振
出力の波形を歪ませることなく増幅し、結果としてS/
N及びC/N比を向上する。そして、特にC/N比に起
因した位相雑音を軽減することができる。
振器の回路図である。なお、前従来例図と同一部分には
同番号を付与してその説明は簡略する。水晶発振器は前
従来例同様に、水晶振動子1を発振子とした発振回路2
と緩衝増幅器3から形成される。そして、この実施例で
は、水晶振動子1の一端側に発振回路2を、他端側に緩
衝増幅器3を設ける。すなわち、水晶振動子1の一端側
には、発振用トランジスタTr1、発振用のベースコンデ
ンサCb及びエミッタコンデンサCeからなるコルピッツ
型の発振回路2を接続する。なお、コレクタと基準電位
(アース)との間に、バイパスコンデンサCp2を設け
る。そして、水晶振動子1の他端側には、エミッタを接
続されてベース接地とする増幅用トランジスタTr2を設
ける。そして、コレクタを出力端V0とする。また、増
幅用トランジスタTr2のエミッタと基準電位の間には負
荷抵抗R0を、ベースと基準電位との間にはバイパスコ
ンデンサCp3を接続する。このような構成であれば、従
来例のように結合コンデンサCP1を経由することなく、
発振出力の一部が直接的に増幅用トランジスタTr2に入
力されるので、発振用トランジスタTr1による雑音を無
視できる。また、結合コンデンサCP1を不要とするの
で、これによる信号成分のレベル低下を防止する。結合
コンデンサCP 1による信号成分の損失がない。そして、
増幅用トランジスタTr2をベース接地としたので、発振
出力の波形を歪ませることなく増幅し、結果としてS/
N及びC/N比を向上する。そして、特にC/N比に起
因した位相雑音を軽減することができる。
【0008】
【他の事項】上記実施例では、水晶振動子を発振とし説
明したが、他の圧電材を発振として形成した場合でも適
用できることはいうまでもない。また、単に圧電発振器
として説明したが、例えば温度補償回路を水晶振動子と
発振回路との間に接続した温度補償発振器等にも適用で
き、その主旨を逸脱しない範囲内で適宜利用できるもの
である。
明したが、他の圧電材を発振として形成した場合でも適
用できることはいうまでもない。また、単に圧電発振器
として説明したが、例えば温度補償回路を水晶振動子と
発振回路との間に接続した温度補償発振器等にも適用で
き、その主旨を逸脱しない範囲内で適宜利用できるもの
である。
【0009】
【発明の効果】本発明は、圧電振動子を発振子とした発
振回路と緩衝増幅器とからなる圧電発振器において、前
記圧電振動子の一端側にコレクタ接地とした発振用トラ
ンジスタを接続し、該圧電振動子の他端側にトランジス
タのエミッタ側を接続してベース接地としたトランジス
タ増幅器を設けて構成したので、S/N比及びC/N比
を良好にして、特に位相雑音を低減する圧電発振器を提
供てきる。
振回路と緩衝増幅器とからなる圧電発振器において、前
記圧電振動子の一端側にコレクタ接地とした発振用トラ
ンジスタを接続し、該圧電振動子の他端側にトランジス
タのエミッタ側を接続してベース接地としたトランジス
タ増幅器を設けて構成したので、S/N比及びC/N比
を良好にして、特に位相雑音を低減する圧電発振器を提
供てきる。
【第1図】本発明の一実施例を説明する水晶発振器の回
路図である。
路図である。
【第2図】従来例を説明する水晶発振器の回路図であ
る。
る。
1 水晶振動子、2 発振回路、3 緩衝増幅器.
Claims (1)
- 【請求項1】 圧電振動子を発振子とした発振回路と緩
衝増幅器とからなる圧電発振器において、前記圧電振動
子の一端側にコレクタ接地とした発振用トランジスタを
接続し、該圧電振動子の他端側にトランジスタのエミッ
タ側を接続してベース接地としたトランジスタ増幅器を
設けて構成したことを特徴とする圧電発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24663391A JPH0563446A (ja) | 1991-08-31 | 1991-08-31 | 圧電発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24663391A JPH0563446A (ja) | 1991-08-31 | 1991-08-31 | 圧電発振器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563446A true JPH0563446A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=17151308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24663391A Pending JPH0563446A (ja) | 1991-08-31 | 1991-08-31 | 圧電発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0563446A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009239970A (ja) * | 2000-07-17 | 2009-10-15 | Epson Toyocom Corp | 圧電発振器 |
JP2018164124A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 日本電波工業株式会社 | 水晶発振器 |
JP2018164125A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 日本電波工業株式会社 | 水晶発振器 |
-
1991
- 1991-08-31 JP JP24663391A patent/JPH0563446A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009239970A (ja) * | 2000-07-17 | 2009-10-15 | Epson Toyocom Corp | 圧電発振器 |
JP2018164124A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 日本電波工業株式会社 | 水晶発振器 |
JP2018164125A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 日本電波工業株式会社 | 水晶発振器 |
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