JP2002055588A - プロセスカートリッジおよびプリンタシステム - Google Patents

プロセスカートリッジおよびプリンタシステム

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JP2002055588A
JP2002055588A JP2000242519A JP2000242519A JP2002055588A JP 2002055588 A JP2002055588 A JP 2002055588A JP 2000242519 A JP2000242519 A JP 2000242519A JP 2000242519 A JP2000242519 A JP 2000242519A JP 2002055588 A JP2002055588 A JP 2002055588A
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JP
Japan
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process cartridge
new
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data
new product
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Pending
Application number
JP2000242519A
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English (en)
Inventor
Kentaro Nagatani
健太郎 永谷
Kazuo Okunishi
一雄 奥西
Yoshihiko Yoshizaki
好彦 吉崎
Hideki Hino
秀樹 日野
Yoshiaki Takano
良昭 高野
Daisetsu Tooyama
大雪 遠山
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アドレスに対応して所定の情報を記憶する不
揮発性メモリを備えたプロセスカートリッジであって、
新品解除処理が中断されたときでもトナーが無駄に消費
されるのを防止でき、トナー濃度や画質等の調整精度を
高めることができるものを提供する。 【解決手段】 プロセスカートリッジの不揮発性メモリ
(EEPROM)には、このプロセスカートリッジが新
品状態であることを表す第1のデータと、このプロセス
カートリッジが新品解除状態であることを表す第2のデ
ータ(S48)と、このプロセスカートリッジについて
それらの状態以外の状態を表す第3のデータ(S44)
とが格納されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成を実行
する構成要素と、アドレスに対応して所定の情報を記憶
する不揮発性メモリとを備え、画像形成装置本体に着脱
自在に装着されるプロセスカートリッジに関する。
【0002】また、この発明は、画像形成装置本体と、
この画像形成装置本体に着脱自在に装着されるプロセス
カートリッジとを備えたプリンタシステムに関する。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、資源の再利用を主な目的として、画像形成装置本体
に着脱されるプロセスカートリッジが普及している。こ
の種のプロセスカートリッジとしては、公知の電子写真
プロセスを実行するのに必要な、感光体ドラム、帯電
器、露光器、現像器、クリーナおよびトナー溜めを一体
に備え、さらにそのプロセスカートリッジに関する情報
が格納される不揮発性メモリを備えたものがある。
【0004】例えば、上記不揮発性メモリには、そのプ
ロセスカートリッジが新品であるか否かを表す「新品検
出」データが格納されるようになっている。そして、画
像形成装置本体にプロセスカートリッジが装着されたと
き、画像形成装置本体の制御系によって上記不揮発性メ
モリ内の「新品検出」データが読み出される。ここで、
図12に示すように、そのプロセスカートリッジが「新
品状態」である場合(同図(a))は、現像器に取り付
けられたATDC(オート・トナー・デンシティ・コン
トローラ)センサの出力を調整するATDCセンサ調整
(同図(b))や、形成すべき画像の画質やカラーバラ
ンスなどを調整する画像安定化調整(同図(c))が行
われる。しかる後、画像形成装置本体の制御系によっ
て、上記不揮発性メモリ内の「新品検出」データが「新
品解除状態」(画像安定化終了状態)に書き換えられる
(同図(d))。このようにした場合、画像形成装置本
体が運転を再開するとき、画像形成装置本体の制御系は
上記不揮発性メモリ内の「新品検出」データを読み出し
て、そのプロセスカートリッジについて既にATDCセ
ンサ調整や画像安定化調整が行われたことを認識でき
る。したがって、それらの調整(適宜「新品解除処理」
と総称する。)を無駄に繰り返すのを防止できる。
【0005】しかしながら、従来のプロセスカートリッ
ジでは、例えばATDCセンサ調整終了後、画像安定化
調整の途中で本体の電源スイッチがオフされて新品解除
処理が中断したような場合、上記不揮発性メモリ内の
「新品検出」データが「新品状態」のままとなる。この
ため、本体の電源スイッチがオンされて運転を再開する
とき、再度ATDCセンサ調整からやり直すことにな
り、トナーが無駄に消費されるという問題がある。ま
た、ATDCセンサ調整をやり直すときに、既にトナー
溜めのトナー濃度が初期値(未調整のときの値)よりも
低下しているため、トナー濃度や画質等の調整精度が損
なわれるという問題がある。
【0006】そこで、この発明の目的は、アドレスに対
応して所定の情報を記憶する不揮発性メモリを備えたプ
ロセスカートリッジであって、新品解除処理が中断され
たときでもトナーが無駄に消費されるのを防止でき、ト
ナー濃度や画質等の調整精度を高めることができるもの
を提供することにある。
【0007】また、画像形成装置本体と、この画像形成
装置本体に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジ
とを備えたプリンタシステムであって、プロセスカート
リッジに対する新品解除処理が中断されたときでもトナ
ーが無駄に消費されるのを防止でき、トナー濃度や画質
等の調整精度を高めることができるものを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載のプロセスカートリッジは、画像形
成を実行する構成要素と、アドレスに対応して所定の情
報を記憶する不揮発性メモリとを備え、画像形成装置本
体に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジにおい
て、上記不揮発性メモリには、このプロセスカートリッ
ジが新品状態であることを表す第1のデータと、このプ
ロセスカートリッジが新品解除状態であることを表す第
2のデータと、このプロセスカートリッジについてそれ
らの状態以外の状態を表す第3のデータとが格納される
ようになっていることを特徴とする。
【0009】なお、「新品状態」とは、そのプロセスカ
ートリッジが未だ動作しておらず、しかもトナー濃度や
画質等の調整も受けていないことを意味する。「新品解
除状態」とは、そのプロセスカートリッジが既に新品解
除処理、すなわちトナー濃度や画質等の調整を受けたこ
とを意味する。
【0010】この請求項1のプロセスカートリッジで
は、このプロセスカートリッジが新品状態であることを
表す第1のデータを上記画像形成装置本体へ送る。これ
に応じて、上記画像形成装置本体の制御系は上記プロセ
スカートリッジに対して新品解除処理を実行する。この
新品解除処理が完了すれば、このプロセスカートリッジ
が新品解除状態であることを表す第2のデータが上記不
揮発性メモリに書き込まれる。一方、新品解除処理が幾
らか進んだ後何らかの原因で中断したような場合、上記
不揮発性メモリに第3のデータとして例えば上記新品状
態と新品解除状態との間の中間状態を表すデータが書き
込まれる。したがって、新品解除処理が中断した後に運
転を再開するとき、上記画像形成装置本体の制御系は、
上記第3のデータに基づいて新品解除処理の途中から、
つまり適切なステップから処理を開始することができ
る。したがって、トナーが無駄に消費されるのを防止で
き、トナー濃度や画質等の調整精度を高めることができ
る。
【0011】請求項2に記載のプロセスカートリッジ
は、請求項1に記載のプロセスカートリッジにおいて、
上記第3のデータは上記新品状態と新品解除状態との間
の中間状態を表すことを特徴とする。
【0012】この請求項2のプロセスカートリッジで
は、上記第3のデータは上記新品状態と新品解除状態と
の間の中間状態を表すので、新品解除処理が中断した後
に運転を再開するとき、上記画像形成装置本体の制御系
は、上記第3のデータに基づいて新品解除処理の途中か
ら、つまり適切なステップから処理を開始することがで
きる。したがって、トナーが無駄に消費されるのを防止
でき、トナー濃度や画質等の調整精度を高めることがで
きる。
【0013】請求項3に記載のプロセスカートリッジ
は、請求項2に記載のプロセスカートリッジにおいて、
上記第3のデータが表す中間状態は、上記画像形成装置
本体によるこのプロセスカートリッジに対する新品解除
処理の進捗を表すことを特徴とする。
【0014】この請求項3に記載のプロセスカートリッ
ジでは、上記第3のデータが表す中間状態は、上記画像
形成装置本体によるこのプロセスカートリッジに対する
新品解除処理の進捗を表すので、新品解除処理が中断し
た後に運転を再開するとき、上記画像形成装置本体の制
御系は、上記第3のデータに基づいて新品解除処理の途
中から、つまり適切なステップから処理を開始すること
ができる。したがって、トナーが無駄に消費されるのを
防止でき、トナー濃度や画質等の調整精度を高めること
ができる。
【0015】請求項4に記載のプロセスカートリッジ
は、画像形成を実行する構成要素と、アドレスに対応し
て所定の情報を記憶する不揮発性メモリとを備え、画像
形成装置本体に着脱自在に装着されるプロセスカートリ
ッジにおいて、このプロセスカートリッジが新品状態で
あることを表す第1のデータを上記画像形成装置本体へ
送ったことに応じて、上記画像形成装置本体の制御系に
よる新品解除処理を受けて、上記新品解除処理が完了し
たときはこのプロセスカートリッジが新品解除状態であ
ることを表す第2のデータ、上記新品解除処理が中断し
たときはこの新品解除処理の進捗を表す第3のデータが
それぞれ上記不揮発性メモリに書き込まれるようになっ
ていることを特徴とする。
【0016】この請求項4のプロセスカートリッジで
は、このプロセスカートリッジが新品状態であることを
表す第1のデータを上記画像形成装置本体へ送る。これ
に応じて、上記画像形成装置本体の制御系は上記プロセ
スカートリッジに対して新品解除処理を実行する。この
新品解除処理が完了すれば、このプロセスカートリッジ
が新品解除状態であることを表す第2のデータが上記不
揮発性メモリに書き込まれる。一方、新品解除処理が幾
らか進んだ後何らかの原因で中断したような場合、この
新品解除処理の進捗を表す第3のデータが上記不揮発性
メモリに書き込まれる。したがって、新品解除処理が中
断した後に運転を再開するとき、上記画像形成装置本体
の制御系は、上記第3のデータに基づいて新品解除処理
の途中から、つまり適切なステップから処理を開始する
ことができる。したがって、トナーが無駄に消費される
のを防止でき、トナー濃度や画質等の調整精度を高める
ことができる。
【0017】請求項5に記載のプロセスカートリッジ
は、請求項4に記載のプロセスカートリッジにおいて、
上記画像形成を実行する構成要素として少なくとも現像
器を備え、上記新品解除処理は上記現像器に対する自動
トナー濃度調整を含むことを特徴とする。
【0018】この請求項5のプロセスカートリッジで
は、新品解除処理が中断した後に運転を再開するとき、
上記画像形成装置本体の制御系は、上記第3のデータに
基づいて新品解除処理における自動トナー濃度調整の前
または後から、つまり適切なステップから処理を開始す
ることができる。したがって、トナーが無駄に消費され
るのを防止でき、トナー濃度や画質等の調整精度を高め
ることができる。
【0019】請求項6に記載のプリンタシステムは、画
像形成装置本体と、この画像形成装置本体に着脱自在に
装着されるプロセスカートリッジとを備え、上記プロセ
スカートリッジは、画像形成を実行する構成要素と、ア
ドレスに対応して所定の情報を記憶する不揮発性メモリ
とを有するプリンタシステムにおいて、上記プロセスカ
ートリッジが新品状態であることを表す第1のデータを
上記画像形成装置本体へ送ったことに応じて、上記画像
形成装置本体の制御系は上記プロセスカートリッジに対
して新品解除処理を実行して、上記新品解除処理が完了
したときはこのプロセスカートリッジが新品解除状態で
あることを表す第2のデータ、上記新品解除処理が中断
したときはこの新品解除処理の進捗を表す第3のデータ
をそれぞれ上記不揮発性メモリに書き込むことを特徴と
する。
【0020】この請求項6のプリンタシステムでは、プ
ロセスカートリッジが新品状態であることを表す第1の
データを上記画像形成装置本体へ送る。これに応じて、
上記画像形成装置本体の制御系は上記プロセスカートリ
ッジに対して新品解除処理を実行する。この新品解除処
理が完了すれば、このプロセスカートリッジが新品解除
状態であることを表す第2のデータを上記プロセスカー
トリッジの不揮発性メモリに書き込む。一方、新品解除
処理が幾らか進んだ後何らかの原因で中断したような場
合、この新品解除処理の進捗を表す第3のデータを上記
プロセスカートリッジの不揮発性メモリに書き込む。し
たがって、新品解除処理が中断した後に運転を再開する
とき、上記画像形成装置本体の制御系は、上記第3のデ
ータに基づいて新品解除処理の途中から、つまり適切な
ステップから処理を開始することができる。したがっ
て、トナーが無駄に消費されるのを防止でき、トナー濃
度や画質等の調整精度を高めることができる。
【0021】請求項7に記載のプリンタシステムは、請
求項6に記載のプリンタシステムにおいて、上記画像形
成を実行する構成要素として少なくとも現像器を備え、
上記新品解除処理は上記現像器に対する自動トナー濃度
調整を含むことを特徴とする。
【0022】この請求項7のプリンタシステムでは、新
品解除処理が中断した後に運転を再開するとき、上記画
像形成装置本体の制御系は、上記第3のデータに基づい
て新品解除処理における自動トナー濃度調整の前または
後から、つまり適切なステップから処理を開始すること
ができる。したがって、トナーが無駄に消費されるのを
防止でき、トナー濃度や画質等の調整精度を高めること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。
【0024】図1は、一実施形態のプロセスカートリッ
ジが装着されたプリンタ3を含むプリンタシステム1の
全体構成を示している。このプリンタシステム1は、L
AN(ローカル・エリア・ネットワーク)2と、これに
接続される複数の端末PC1〜PCnとプリンタ3とを
備えている。
【0025】各端末PC1〜PCnは、ハードディスク
などを有するパーソナルコンピュータ本体401と、こ
の本体401に接続されたモニタディスプレイ402、
キーボード403などからなる。当該ハードディスクに
は予めネットワーク対応のOS(オペレーティング・シ
ステム)、プリンタドライバ、文書などの作成を行うた
めのアプリケーションソフトなどがインストールされて
いる。
【0026】アプリケーションソフトを用いて作成され
た文書などをプリンタ3によってプリント処理する場合
には、文書データなどの画像データ(プリントデータ)
と、プリントすべき用紙サイズに関する情報(用紙サイ
ズ情報)などをLAN2を介してプリンタ3に送るよう
になっている。
【0027】プリンタ3は、原稿画像を読み取るスキャ
ナ部4と、スキャナ部4によって読み取られた原稿画像
データおよびLAN2を介して送られてくる各端末PC
1〜PCnからのプリントデータに基づいて画像形成を
行うプリンタ部5とから構成されている。
【0028】スキャナ部4は、光源から原稿へ光を照射
し、その反射光をCCDイメージセンサにより光電変換
して電気信号を得る公知のタイプのものである。得られ
た電気信号はプリンタ部5のコントローラ25(図6参
照)によって画像データに変換される。
【0029】プリンタ部5は、電子写真方式により用紙
上に画像を形成するタイプのものである。この例ではA
4サイズの用紙を収納する給紙カセット6とB4サイズ
の用紙を収納する給紙カセット7とを備えている。各給
紙カセット6、7には、用紙の有無を検出するための用
紙検出センサ(不図示)が設けられており、このセンサ
からの検出信号はコントローラ25に送出される。コン
トローラ25は、この検出信号に基づいて給紙カセット
6、7に用紙がセットされているか否かを判断する。
【0030】スキャナ部4の前面の操作しやすい位置に
は、操作パネル88が設けられている。図2に示すよう
に、操作パネル8は、液晶表示装置501と、その上に
設けられ透明な部材からなるタッチパネル506とを有
している。液晶表示装置501は、プリンタ3のプリン
ト動作モードや内部の状態を表示する。タッチパネル5
06は、感圧スイッチからなり、液晶表示装置501と
組合わせて用いることで、プリント動作モードの設定な
ど、使用者が所定の操作を入力することができる。操作
パネル8はさらに、プリント部数やプリント倍率などの
数値を入力するためのテンキー502と、プリント動作
の開始を指示するためのスタートキー505と、使用者
の入力により設定されたプリント動作モードをクリアす
るためのクリアキー503と、プリンタ3のプリント動
作を一時停止させるための停止キー504とを有してい
る。
【0031】図3に示すように、プリンタ3は、プリン
タ本体5略中央部のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの各色の画像形成ステーションY,M,C,Kに、
それぞれ着脱自在に装着されたプロセスカートリッジ9
Y,9M,9C,9Kを備えている。各プロセスカート
リッジ9Y,9M,9C,9Kは、画像形成を実行する
構成要素として、感光体ドラム111と、この感光体ド
ラム111の周りに設けられた帯電器101、発光ダイ
オード(LED)を有する露光器102、現像器10
3、および感光体ドラム表面を清掃するクリーナ116
を備えている。さらに、各プロセスカートリッジ9Y,
9M,9C,9Kは、対応する色(イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラック)のトナーを、内蔵する現像器1
03に供給するためのトナー溜め(不図示)を備えてい
る。各プロセスカートリッジ9Y,9M,9C,9Kの
現像器103にはそれぞれ、トナー濃度を自動的に調整
するのに用いられるATDC(オート・トナー・デンシ
ティ・コントローラ)センサ(不図示)が一体に取り付
けられている。また、各プロセスカートリッジ9Y,9
M,9C,9Kの感光体ドラム111は、ローラ112
a,112b、112cで支持された中間転写ベルト1
13を介してそれぞれ中間転写部104Y,104M,
104C,104Kに対向している。
【0032】プリンタ本体5の下部には給紙・搬送部1
20が設けられている。給紙・搬送部120は、例えば
給紙カセット6(簡単のため、給紙カセット7を省略す
る。)に収容された用紙108を給紙ローラ109によ
り1枚づつ給紙し、搬送ローラ110aを通して転写部
105に搬送する。
【0033】各色の画像形成ステーションY,M,C,
Kでは、帯電器101が感光体ドラム111の表面を一
様に帯電する。続いて、露光器102が、画像データに
基づいて発光ダイオード(LED)から光を出射して、
感光体ドラム111に潜像を形成する。現像器103
は、感光体ドラム111に形成された潜像にトナー溜め
から供給されたトナーを付着させてトナー像を形成(現
像)する。中間転写部104は感光体ドラム111上に
形成されたトナー像をローラ112a,112b、11
2cで駆動される中間転写ベルト113上に1次転写す
る。転写部105は、中間転写ベルト113上のトナー
像を、搬送ローラ110aによって搬送されてきた用紙
108上に2次転写する。トナー像が転写された用紙1
08は、プリンタ本体5の上部に設けられた定着・排紙
部106へ搬送される。
【0034】定着・排紙部106は、用紙108上に転
写されたトナー像を定着し、像定着後の用紙(プリン
ト)を搬送ローラ110bを介して、プリンタ本体5の
上面に設けられた排紙トレー114上に排紙する。
【0035】プリンタ本体5の前面には、不図示のフロ
ントカバーが設けられており、少なくともプロセスカー
トリッジ9はフロントカバーにより外部のユーザと遮断
されている。また、センサSE16によりフロントカバ
ーの開閉状況を検知することができる。
【0036】図4はプロセスカートリッジ9(9Y,9
M,9C,9Kを総称する)の外観を斜めから見たとこ
ろを示している。プロセスカートリッジ9は図1中に示
した感光体ドラム111、帯電器101、露光器10
2、現像器103およびクリーナ116を一体にしてユ
ニット化したものである。プロセスカートリッジ9には
不揮発性メモリとしてのEEPROM(エレクトリカリ
・イレイザブル・プログラマブル・リード・オンリ・メ
モリ)20が内蔵され、プロセスカートリッジ9の端面
にはデータ転送用のコネクタ21が設けられている。こ
のプロセスカートリッジ9をプリンタ本体5に装着する
ときは、図5に示すように、プリンタ本体5に設けられ
たガイド部材163に沿って、プロセスカートリッジ9
をプリンタ本体5の内部へ挿入し、プロセスカートリッ
ジ9のコネクタ21をプリンタ本体5側に設けられたコ
ネクタ160に結合させる。
【0037】図6は、プリンタ本体5に各色のプロセス
カートリッジ9Y,9M,9C,9Kが装着された状態
の、プリンタ3の制御系の構成を模式的に示している。
プロセスカートリッジ9Y,9M,9C,9Kのコネク
タ21Y,21M,21C,21K(これらは図5中の
21に相当する)はそれぞれ、プリンタ本体5側の対応
するコネクタ160Y,160M,160C,160K
(これらは図5中の160に相当する)と接続されてい
る。
【0038】プリンタ3は、プリンタ全体の動作を制御
するコントローラ25と、プロセスカートリッジ9Y,
9M,9C,9Kを制御するための制御ボード26を備
えている。制御ボード26には、CPU(中央演算処理
装置)27と、ROM(読み出し専用メモリ)28と、
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)29と、拡張I
/O(入出力)インターフェイス30と、シリアル・パ
ラレル変換部31が搭載されている。これらのCPU2
7、ROM28、RAM29、拡張I/Oインターフェ
イス30およびシリアル・パラレル変換部31は、アド
レスデータバス40を介して相互にデータ通信を行う。
CPU27は、プリント処理のためにコントローラ25
とデータ通信を行う。また、制御ボード26内のシリア
ル・パラレル変換部31は、シリアルバス41Y,41
M,41C,41Mを介してそれぞれプロセスカートリ
ッジ9Y,9M,9C,9K内のEEPROM20Y,
20M,20C,20K(これらは図5中の20に相当
する)とデータ通信を行う。さらに、制御ボード26は
RS232Cインターフェイス161を介してLAN2
と接続されている。これにより、制御ボード26と端末
(簡単のため、ここではPC1のみを示す)との間でL
AN2を介してデータ通信を行って、EEPROM20
に関する各種情報を端末PC1のモニタディスプレイ4
02上に表示することができる。
【0039】図7は、各EEPROM20に関する制御
のメインルーチンを示している。電源が投入されて、制
御ボード26上のCPU27が動き始めると、まず所定
の初期化処理を行う(S1)。初期化処理では、CPU
27の初期設定、RAM29や拡張I/Oインターフェ
イス30の初期化・初期設定等を行う。次に、プリンタ
本体5に対してプロセスカートリッジ9が正常に接続さ
れ、かつプロセスカートリッジ9にEEPROM20が
正常に搭載されているか否かを確認する装着検出処理を
行う(S2)。いずれの条件も満たされているときは
「EEPROM20が装着されている」と判断する一
方、いずれか条件の条件が満たされていないときは「E
EPROM20が未装着である」と判断する(S3)。
EEPROM20が未装着であると判断した場合には、
その後のEEPROM20に対する制御処理は実行せ
ず、装着されるまで待つ。一方、EEPROM20が装
着されていると判断した場合には、各プロセスカートリ
ッジ9が新品であるか否か(新品情報)の確認および画
質関連パラメータの調整を行うのを確認する新品検出&
画像安定化処理を行う(S4)。続いて、EEPROM
書き込み処理(S5)、EEPROM読み出し処理(S
6)を実行し、必要に応じてその他の処理(S7)を実
行する。その後、ルーチンタイマがカウントアップする
のを待って(S8)、ドア開閉後等の処理条件を満たす
か否かを判断する(S9)。この処理条件を満たすとき
は、EEPROM20が取り外されたり交換されたりし
た可能性があるので、ステップS2に戻ってEEPRO
M装着検出処理以降の処理(S2〜S9)を繰り返す。
一方、そのような処理条件を満たさないときは、同じE
EPROM20が装着されているままなので、ステップ
S5に戻ってEEPROM書き込み処理以降の処理(S
5〜S9)を繰り返す。
【0040】図8は、各プロセスカートリッジ9に内蔵
されたEEPROM20のメモリマップを例示してい
る。表中の「アドレス」は2バイトを1ワードとしてデ
ータが格納されるアドレス、「データ名称」は格納され
る(および格納された)データの名称、「初期値」は工
場出荷時に格納される値、「データ種類」は格納データ
の種類が読み出し専用データと書き込み・読み出し可能
データとのいずれであるかを表す。
【0041】このメモリマップに示す通り、格納される
データは、大別して、「色コード」や「ロットNo」等
の読み出し専用データと、「現像ローラカウンタ」や
「感光体カウンタ」等の書き込み・読み出し可能データ
とに分類される。
【0042】「装着検出」データはプロセスカートリッ
ジ9が装着されているか否かを表す。「新品検出」デー
タは、そのプロセスカートリッジ9が新品状態(初期値
00)であるか、ATDC調整終了状態(コード値0
1)であるか、新品解除状態としての画像安定化終了状
態(コード値02)であるかのうちのいずれかを表す。
「新品状態」は、第1のデータとして、そのプロセスカ
ートリッジ9が未だ動作しておらず、しかもトナー濃度
や画質等の調整も受けていないことを意味する。「AT
DC調整終了状態」は、中間状態を表す第3のデータと
して、後述する新品解除処理のうちATDC調整が完了
したことを意味する。また、「画像安定化終了状態」
は、新品解除状態を表す第2のデータとして、上記新品
解除処理のうち画像安定化調整が完了したことを意味す
る。「出荷仕向」データはそのプロセスカートリッジ9
の国内向け・北米向けなどの地域で区分した出荷先を表
し、「OEMコード」データはそのプロセスカートリッ
ジ9が相手先ブランドで製造される場合のその相手先を
表す。「色コード」データはそのプロセスカートリッジ
9が形成する画像の色(イエロー、マゼンタ、シアンま
たはブラック)を表し、「ロットNo」データはそのプ
ロセスカートリッジ9のロットナンバーを表す。各「リ
サイクル回数」データはそのプロセスカートリッジ9の
予約されたリサイクル回数を表す。「TC履歴」データ
はそのプロセスカートリッジ9の現像器103における
トナー対キャリア比の履歴を表し、「ATDCセンサオ
フセット値」はそのプロセスカートリッジ9の現像器1
03についてのATDCセンサ出力に対する制御量を表
す。「現像ローラカウンタ」データはそのプロセスカー
トリッジ9の現像器103の使用回数を表し、「感光体
カウンタ」データはそのプロセスカートリッジ9の感光
体ドラム111の使用回数を表す。
【0043】読み出し専用データは、同じ内容のデータ
が複数箇所に格納されることはなく、メモリマップ中の
1箇所のアドレスのみに格納される。一方、書き込み・
読み出し可能データは、そのアクセス回数・重要度に応
じて、同じ内容のデータがメモリマップ中で互いに離間
した複数箇所のアドレスに格納されるようになってい
る。なお、連続したアドレスにデータが格納される場合
は、複数のアドレスにわたっていても、格納箇所は1つ
であるものとする。具体的には、データは次のようなル
ールに従って格納される。
【0044】(a)アクセス回数が多く、重要度も高い
データは、同じ内容のものが互いに離間した3箇所のア
ドレスに格納される。例えば、「現像ローラカウンタ」
の値は、アドレス23・24とアドレス48・49とア
ドレス73・74との3箇所に格納される。同様に、
「感光体カウンタ」の値は、アドレス25・26とアド
レス50・51とアドレス75・76との3箇所に格納
される。
【0045】(b)アクセス回数・重要度共に普通であ
るデータは、同じ内容のものが互いに離間した2箇所の
アドレスに格納される。例えば、「装着検出」の結果は
アドレス0とアドレス40との2箇所に格納される。同
様に、「新品検出」の結果はアドレス1とアドレス41
との2箇所に格納される。
【0046】(c)アクセス回数が低く、重要度も低い
データは1箇所のアドレスに格納される。例えば、「T
C履歴」はアドレス21のみに格納される。同様に、
「ATDCセンサオフセット値」はアドレス22のみに
格納される。
【0047】これらのルール(a)〜(c)によれば、
EEPROM20内に、エラー発生度や重要度に応じ
て、データが効率よく配置される。この結果、EEPR
OM20は好ましいデータ配置となる。
【0048】図9は新品検出&画像安定化処理(図7中
のS4)に含まれた新品解除処理の制御フローを示して
いる。このフローに示す処理は、図7に示したメインル
ーチンにリターン(以下、単に「リターン」という。)
を繰り返しながら、各プロセスカートリッジのEEPR
OM20に対してそれぞれ共通に、並行して行われる。
この新品解除処理を実行する場合、概略、図11に示す
ように、プリンタ本体5の制御系(CPU27)がプロ
セスカートリッジ9のEEPROM20から「新品検
出」データを読み出し、この「新品検出」データの内容
に応じてそのプロセスカートリッジ9に対するATDC
調整、画像安定化調整を実行し、それらの調整の進捗に
応じて順次「ATDC調整終了状態」フラグ、「画像安
定化終了状態」フラグをセットする。セットされた状態
は、EEPROM書き込み処理(図7中のS5)によっ
て、プロセスカートリッジ9のEEPROM20に書き
込まれる。
【0049】具体的には、図9に示すように、まず「新
品検出」データの内容に基づいてそのプロセスカートリ
ッジ9が新品状態であるか否かを判断する(S41)。
「新品検出」データが「新品状態」を表す初期値00で
あるときは、そのプロセスカートリッジ9に対してAT
DC調整を実行する(S42)。ATDC調整が完了し
たときは(S43)、その完了時点で「ATDC調整終
了状態」フラグをセットしてリターンする(S44)。
これにより、そのプロセスカートリッジ9のEEPRO
M20に「新品検出」データとして「ATDC調整終了
状態」(コード値01)が書き込まれる。一方、何らか
の原因でATDC調整が中断したときは(S43)、
「ATDC調整終了状態」フラグをセットすることな
く、そのままリターンする。このときは、そのプロセス
カートリッジ9のEEPROM20の「新品検出」デー
タは「新品状態」(コード値00)のまま維持される。
【0050】次のターンで、再びそのプロセスカートリ
ッジ9が新品状態であるか否かを判断し(S41)、
「新品検出」データが「ATDC調整終了状態」を表す
コード値01であるときは(S45)、そのプロセスカ
ートリッジ9に対して画像安定化調整を実行する(S4
6)。画像安定化調整が完了したときは(S47)、そ
の完了時点で「画像安定化終了状態」フラグをセットし
てリターンする(S48)。これにより、そのプロセス
カートリッジ9のEEPROM20に「新品検出」デー
タとして「画像安定化終了状態」(コード値02)が書
き込まれる。一方、何らかの原因で画像安定化調整が中
断したときは(S43)、「画像安定化終了状態」フラ
グをセットすることなく、そのままリターンする。この
ときは、そのプロセスカートリッジ9のEEPROM2
0の「新品検出」データは「ATDC調整終了状態」
(コード値01)のまま維持される。
【0051】なお、ステップS41で「新品状態」(コ
ード値00)でもなく、ステップS45で「ATDC調
整終了状態」(コード値01)でもなければ、既に新品
解除状態である「画像安定化終了状態」(コード値0
2)になっているわけであるから、そのままリターンす
る。
【0052】このようにした場合、新品解除処理が幾ら
か進んだ後何らかの原因で中断したような場合、運転を
再開するとき、プリンタ本体5の制御系(CPU27)
は、新品解除処理の途中から、つまり適切なステップか
ら処理を開始することができる。例えば、図10左欄に
示すようにATDC調整が完了した段階で中断したよう
な場合、そのプロセスカートリッジ9のEEPROM2
0の「新品検出」データは「ATDC調整終了状態」
(コード値01)になっている。したがって、運転を再
開するとき、図10右欄に示すようにプリンタ本体5の
制御系(CPU27)は、そのプロセスカートリッジ9
のEEPROM20の「新品検出」データが「ATDC
調整終了状態」(コード値01)になっていることに基
づいて、新品解除処理の途中の画像安定化調整(同図
(c))から処理を開始することができる。したがっ
て、再度ATDCセンサ調整を行ってトナーが無駄に消
費されるのを防止でき、トナー濃度や画質等の調整精度
を高めることができる。
【0053】なお、この実施形態では、プロセスカート
リッジ9は、不揮発性メモリとしてのEEPROM20
に加えて、画像形成を実行する構成要素として、感光体
ドラム111、帯電器101、露光器102、現像器1
03、クリーナ116およびトナー溜めを有するものと
したが、これに限られるものではない。プロセスカート
リッジは、画像形成を実行する上述の構成要素のうちい
ずれかの要素を備えていれば、この発明の範囲に含まれ
る。例えば、感光体ドラム表面を露光するための露光器
は、プリンタ本体側に固定して設置されていても良い。
この場合、プロセスカートリッジ内を、感光体ドラム、
帯電器およびクリーナを含む感光体ユニットと、現像器
およびトナー溜めを含む現像ユニットとによって、ユニ
ット化して構成しても良い。このようにユニット化して
構成することにより、プロセスカートリッジを簡単に製
造することができる。
【0054】また、不揮発性メモリとトナー溜めのみを
備えた態様のプロセスカートリッジも、この発明の範囲
に含まれる。この態様のプロセスカートリッジを用いる
場合、残りの構成要素である感光体ドラム、帯電器、露
光器、現像器およびクリーナは、例えばプリンタ本体側
に固定して設置されるか、または、プリンタ本体に対し
て着脱自在に装着される別のプロセスカートリッジを構
成しても良い。
【0055】また、この実施形態では、プロセスカート
リッジ9は、不揮発性メモリとしてのEEPROM20
を内蔵するものとしたが、これに限られるものではな
い。この発明のプロセスカートリッジは、EEPROM
以外の不揮発性メモリを備えても良い。また、不揮発性
メモリは、プロセスカートリッジに内蔵されるのではな
く、プロセスカートリッジの外面に、例えばその外面に
設けられたソケットを介して、装着されても良い。
【0056】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1乃至
5のプロセスカートリッジによれば、新品解除処理が中
断されたときでもトナーが無駄に消費されるのを防止で
き、トナー濃度や画質等の調整精度を高めることができ
る。
【0057】また、請求項6乃至7のプリンタシステム
によれば、プロセスカートリッジに対する新品解除処理
が中断されたときでもトナーが無駄に消費されるのを防
止でき、トナー濃度や画質等の調整精度を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態のプロセスカートリッ
ジが装着されたプリンタを含む、プリンタシステムの全
体構成を示す図である。
【図2】 上記プリンタの操作パネルを示す図である。
【図3】 上記プリンタの断面構造を示す図である。
【図4】 上記プロセスカートリッジ自体を斜めから見
たところを示す図である。
【図5】 上記プロセスカートリッジがプリンタ本体に
装着される仕方を示す図である。
【図6】 上記プリンタ本体に各色のプロセスカートリ
ッジが装着された状態の、プリンタの制御系の構成を模
式的に示す図である。
【図7】 上記プロセスカートリッジに内蔵されたEE
PROMに関する制御のメインルーチンを示す図であ
る。
【図8】 上記EEPROMのメモリマップを例示する
図である。
【図9】 上記プリンタシステムによる新品解除処理の
制御フローを示す図である。
【図10】 上記プリンタシステムによる新品解除処理
に関する作用効果を説明する図である。
【図11】 新品解除処理に関するプリンタ本体とプロ
セスカートリッジとの間の通信の態様を模式的に示す図
である。
【図12】 従来のプリンタシステムによる新品解除処
理の進め方を説明する図である。
【符号の説明】
2 LAN 3 プリンタ 5 プリンタ本体 9,9Y,9M,9C,9K プロセスカートリッジ 20,20Y,20M,20C,20K EEPROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉崎 好彦 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 日野 秀樹 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 高野 良昭 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 遠山 大雪 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 EC18 HB05 HB15 HB17 2H071 BA04 BA32 BA33 DA08 2H077 BA09 DA10 DA32

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成を実行する構成要素と、アドレ
    スに対応して所定の情報を記憶する不揮発性メモリとを
    備え、画像形成装置本体に着脱自在に装着されるプロセ
    スカートリッジにおいて、 上記不揮発性メモリには、このプロセスカートリッジが
    新品状態であることを表す第1のデータと、このプロセ
    スカートリッジが新品解除状態であることを表す第2の
    データと、このプロセスカートリッジについてそれらの
    状態以外の状態を表す第3のデータとが格納されるよう
    になっていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプロセスカートリッジ
    において、上記第3のデータは上記新品状態と新品解除
    状態との間の中間状態を表すことを特徴とするプロセス
    カートリッジ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のプロセスカートリッジ
    において、 上記第3のデータが表す中間状態は、上記画像形成装置
    本体によるこのプロセスカートリッジに対する新品解除
    処理の進捗を表すことを特徴とするプロセスカートリッ
    ジ。
  4. 【請求項4】 画像形成を実行する構成要素と、アドレ
    スに対応して所定の情報を記憶する不揮発性メモリとを
    備え、画像形成装置本体に着脱自在に装着されるプロセ
    スカートリッジにおいて、 このプロセスカートリッジが新品状態であることを表す
    第1のデータを上記画像形成装置本体へ送ったことに応
    じて、上記画像形成装置本体の制御系による新品解除処
    理を受けて、上記新品解除処理が完了したときはこのプ
    ロセスカートリッジが新品解除状態であることを表す第
    2のデータ、上記新品解除処理が中断したときはこの新
    品解除処理の進捗を表す第3のデータがそれぞれ上記不
    揮発性メモリに書き込まれるようになっていることを特
    徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のプロセスカートリッジ
    において、 上記画像形成を実行する構成要素として少なくとも現像
    器を備え、 上記新品解除処理は上記現像器に対する自動トナー濃度
    調整を含むことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 画像形成装置本体と、この画像形成装置
    本体に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジとを
    備え、上記プロセスカートリッジは、画像形成を実行す
    る構成要素と、アドレスに対応して所定の情報を記憶す
    る不揮発性メモリとを有するプリンタシステムにおい
    て、 上記プロセスカートリッジが新品状態であることを表す
    第1のデータを上記画像形成装置本体へ送ったことに応
    じて、上記画像形成装置本体の制御系は上記プロセスカ
    ートリッジに対して新品解除処理を実行して、上記新品
    解除処理が完了したときはこのプロセスカートリッジが
    新品解除状態であることを表す第2のデータ、上記新品
    解除処理が中断したときはこの新品解除処理の進捗を表
    す第3のデータをそれぞれ上記不揮発性メモリに書き込
    むことを特徴とするプリンタシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のプリンタシステムにお
    いて、 上記画像形成を実行する構成要素として少なくとも現像
    器を備え、 上記新品解除処理は上記現像器に対する自動トナー濃度
    調整を含むことを特徴とするプリンタシステム。
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