JP2002055520A - 電子写真機器用ロール部材 - Google Patents

電子写真機器用ロール部材

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JP2002055520A
JP2002055520A JP2000241797A JP2000241797A JP2002055520A JP 2002055520 A JP2002055520 A JP 2002055520A JP 2000241797 A JP2000241797 A JP 2000241797A JP 2000241797 A JP2000241797 A JP 2000241797A JP 2002055520 A JP2002055520 A JP 2002055520A
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Kunio Ito
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明敏 野沢
Kazunori Toyama
和徳 遠山
Yoshihiro Takeyama
可大 竹山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低硬度で発泡倍率が高く、セル径が小さく、し
かも安価な電子写真機器用ロール部材を提供する。 【解決手段】下記の(A)〜(C)成分を必須成分とす
る発泡性重合体組成物を用いた電子写真機器用ロール部
材である。 (A)主鎖が飽和炭化水素ポリマーから誘導される構造
単位からなり、水酸基を少なくとも2つ有する重合体。 (B)ヒドロシリル化合物。 (C)触媒。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像ロール、帯電
ロール、転写ロール、定着ロール、トナー供給ロール、
除電ロール、給紙ロール、搬送ロール、クリーニングロ
ール等に用いられる電子写真機器用ロール部材に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、現像ロール等の電子写真機器
用ロール部材としては、軸体の外周面に発泡層が形成さ
れたものが用いられている。上記発泡層の形成材料とし
ては、例えば、ポリオールをポリイソシアネートで発泡
硬化させてなるウレタンスポンジや、シリコーンゴム発
泡体等が用いられている。そして、シリコーンゴムの発
泡方法としては、発泡剤を用いた発泡方法と水素ガスに
よる発泡方法とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ウレタンスポンジ
は、コストが安価で、取り扱い性に優れ、発泡倍率が高
い等の点で賞用されているが、汎用のポリエステル系ポ
リオールまたはポリエーテル系ポリオールを使用する
と、吸水性が大きくなるといった問題があり、これを解
決するために疎水性のポリオールを使用すると、硬度を
下げた場合にセルが大きくなるといった問題がある。
【0004】一方、発泡剤を用いたシリコーンゴム発泡
体は、ヒドロシリル反応により、架橋速度が速いため発
泡が後になり発泡倍率が低くなるとともに、アゾビスイ
ソブチロニトリル(AIBN)等の分解温度の低い発泡
剤を用いた場合は、シアンガス等の有害ガスが発生する
という問題もある。また、水素ガス発泡によるシリコー
ンゴム発泡体は、発泡倍率が比較的高いにもかかわら
ず、微細なセル構造になるといった利点があるが、高価
で、基材との接着性に劣るとともに、シリコーンゴムに
極性がないため導電剤を配合した場合の分散性に劣ると
いった問題がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、低硬度で発泡倍率が高く、セル径が小さく、し
かも安価な電子写真機器用ロール部材の提供をその目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の電子写真機器用ロール部材は、下記の
(A)〜(C)成分を必須成分とする発泡性重合体組成
物を用いたという構成をとる。 (A)主鎖が飽和炭化水素ポリマーから誘導される構造
単位からなり、水酸基を少なくとも2つ有する重合体。 (B)ヒドロシリル化合物。 (C)触媒。
【0007】本発明者らは、低硬度で発泡倍率が高く、
セル径が小さく、しかも安価な電子写真機器用ロール部
材を得るべく、発泡材料を中心に研究を重ねた。その結
果、主鎖が飽和炭化水素ポリマーから誘導される構造単
位からなり、水酸基を少なくとも2つ有する重合体(A
成分)と、ヒドロシリル化合物(B成分)と、触媒(C
成分)とを組み合わせてなる発泡性重合体組成物を用い
ると、所期の目的を達成できることを見いだし、本発明
に到達した。すなわち、上記特定の重合体(A成分)中
の水酸基と、ヒドロシリル化合物(B成分)中のヒドロ
シリル基とが、触媒(C成分)の存在下、脱水素反応に
より水素ガスを発生するとともに架橋が進むため、高粘
度化する速度が速く、発生した水素ガスが一定セル内に
内包されるために微細でありながら高発泡の電子写真機
器用ロール部材を得ることができる。
【0008】また、上記発泡性重合体組成物中に活性水
素含有化合物を含有させると、発泡倍率をさらに上げる
ことが可能となる。
【0009】さらに、上記発泡性重合体組成物中に導電
剤を含有させると、現像ロール等の導電性ロール部材と
して好適に用いることができる。
【0010】そして、上記発泡性重合体組成物中に補強
剤を含有させると、発泡体の強度、圧縮永久歪み、硬度
の調整が可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0012】本発明の電子写真機器用ロール部材として
は、例えば、図1に示すように、軸体1の外周面に発泡
層2が形成され、さらに上記発泡層2の外周面に表層3
が形成されてなる2層構造のものがあげられる。そし
て、本発明は、上記発泡層2が、特定の重合体(A成
分)と、ヒドロシリル化合物(B成分)と、触媒(C成
分)とを必須成分とする特殊な発泡性重合体組成物を用
いて形成されていることが最大の特徴である。
【0013】上記特殊な発泡性重合体組成物の主成分で
ある特定の重合体(A成分)は、主鎖が飽和炭化水素ポ
リマーから誘導される構造単位からなり、水酸基を少な
くとも2つ有する重合体である。
【0014】なお、本発明において、上記特定の重合体
(A成分)中の「飽和炭化水素」とは、狭義の飽和炭化
水素に限定されず、炭素原子間の二重結合や三重結合の
不飽和結合を有する不飽和炭化水素も含む趣旨である。
この場合、不飽和結合の含有量は少ない方が好ましく、
定量的にはヨウ素価(JIS K 0070)40以
下、好ましくはヨウ素価10以下である。
【0015】上記特定の重合体(A成分)は、水酸基を
少なくとも2つ有する必要があり、上記水酸基は、重合
体の両末端にあることが好ましい。
【0016】上記特定の重合体(A成分)は、後述のヒ
ドロシリル化合物(B成分)および触媒(C成分)によ
り発泡するものであれば特に限定はないが、ポリオレフ
ィンポリオール、水素添加ポリブタジエンポリオール、
ポリイソブチレンポリオール、水素添加ポリイソブチレ
ンポリオール等が好ましい。これらは単独でもしくは2
種以上併せて用いられる。これらのなかでも、反応性の
点で、ポリオレフィンポリオール、水素添加ポリブタジ
エンポリオールが好ましい。
【0017】上記特定の重合体(A成分)の数平均分子
量(Mn)は、1000〜5000の範囲が好ましく、
特に好ましくは1500〜3000である。すなわち、
上記特定の重合体(A成分)の数平均分子量(Mn)が
1000未満であると、架橋密度が上がり硬度が上昇
し、逆に5000を超えると、架橋密度が下がり粘着性
が強くなり、また反応性が悪くなりセルが大きくなる傾
向が見られるからである。
【0018】上記特定の重合体(A成分)の含有量は、
発泡性重合体組成物全体の50重量%以上が好ましく、
特に好ましくは70重量%以上である。
【0019】上記特定の重合体(A成分)とともに用い
られるヒドロシリル化合物(B成分)としては、分子中
にヒドロシリル基を有するものであれば特に限定はな
く、ヒドロシリル基のモル数がA成分中の水酸基のモル
数と等モル以上のものが好ましい。具体的には、B成分
中のヒドロシリル基とA成分中の水酸基とのモル比は、
ヒドロシリル基/水酸基=1/1〜5/1の範囲が好ま
しく、特に好ましくは1/1〜3/1である。すなわ
ち、ヒドロシリル基のモル比が1未満であると、充分な
発泡倍率が得られないおそれがあるからである。逆に、
ヒドロシリル基のモル比が5を超えると、発泡体の強度
に劣り、ヒドロシリル化合物の量が増加するため、特定
の重合体(A成分)との相溶性が低下し発泡状態のばら
つきが大きくなり、保存性が悪化する傾向がみられるか
らである。
【0020】なお、上記ヒドロシリル基とは、珪素原子
の4つの結合手のうち、少なくとも1つに水素原子が結
合したものをいう。
【0021】上記ヒドロシリル化合物(B成分)のなか
でも、特定の重合体(A成分)との相溶性の点で、変性
ヒドロシリル化合物が好ましい。そして、上記変性ヒド
ロシリル化合物としては、例えば、フェニル変性ヒドロ
シリル化合物、スチリル変性ヒドロシリル化合物等があ
げられる。
【0022】上記ヒドロシリル化合物(B成分)の分子
構造は、特に限定はなく、直鎖状、分枝鎖状、環状ある
いは網状のいずれでもよい。
【0023】上記ヒドロシリル化合物(B成分)のなか
でも、上記特定の重合体(A成分)との相溶性が良好と
なり、圧縮永久歪み特性がさらに向上する点で、下記の
一般式(1)〜(3)で表されるヒドロシリル化合物が
好適に用いられる。なお、各繰り返し単位は、ランダム
重合、ブロック重合等のいかなる重合形態であってもよ
い。
【0024】
【化1】
【0025】
【化2】
【0026】
【化3】
【0027】そして、上記一般式(1)〜(3)で表さ
れるヒドロシリル化合物は、例えば、下記の〜に示
す方法によって製造することができる。上記方法のなか
でも、比較的簡便に実施できる点で、に示す方法が特
に好適である。
【0028】 分子構造中にクロロシリル基(SiC
l)を有する炭化水素系化合物を、還元剤(LiAlH
4 ,NaBH4 等)を用いて処理することにより、クロ
ロシリル基をヒドロシリル基に還元して製造する方法。
【0029】 官能基を有する炭化水素系化合物と、
上記官能基と反応し得る官能基およびヒドロシリル基の
双方を有する化合物とを反応させることにより製造する
方法。
【0030】 アルケニル基を有する炭化水素系化合
物と、ポリヒドロシラン化合物とを、得られる反応物の
分子構造中にヒドロシリル基が残存するように反応させ
ることにより製造する方法。
【0031】 ヒドロシリル基を有する環状シロキサ
ンと、炭化水素基を有する環状シロキサンを反応させる
ことにより製造する方法。
【0032】このようにして得られるヒドロシリル化合
物のなかでも、下記の構造式(4)〜(8)で表わされ
るものが特に好ましい。
【0033】
【化4】
【0034】
【化5】
【0035】
【化6】
【0036】
【化7】
【0037】
【化8】
【0038】そして、上記構造式(4)で表されるヒド
ロシリル化合物は、例えば、下記に示す反応によって製
造することができる。
【0039】
【化9】
【0040】上記ヒドロシリル化合物(B成分)の配合
割合は、上記特定の重合体(A成分)100重量部(以
下「部」と略す)に対して、5〜40部の範囲に設定す
ることが好ましく、特に好ましくは10〜30部であ
る。すなわち、5部未満であると、架橋と発泡が充分に
行われないため、強度や圧縮永久歪みが悪くなる傾向が
みられ、逆に40部を超えると、特定の重合体(A成
分)との相溶性が悪くなり、保存性に劣り、ポットライ
フが短くなる傾向がみられるからである。
【0041】上記特定の重合体(A成分)およびヒドロ
シリル化合物(B成分)とともに用いられる触媒(C成
分)としては、発泡反応に対し触媒機能を発揮できるも
のであれば特に限定はないが、ヒドロシリル化触媒が好
適に用いられる。このようなヒドロシリル化触媒として
は、例えば、塩化白金酸、塩化白金酸とアルコール,ア
ルデヒド,ケトン等との錯体、白金/ビニルシロキサン
錯体、白金/オレフィン錯体、白金/ホスファイト錯
体、白金,アルミナ,シリカ,カーボンブラック等の担
体に固体白金を担持させたもの等の他、パラジウム化合
物、ロジウム化合物、イリジウム化合物、ルテニウム化
合物等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上
併せて用いられる。
【0042】なお、上記触媒(C成分)としては、上記
ヒドロシリル化触媒以外に、錫系化合物、アミノ基含有
化合物、金属脂肪酸塩(Pb、Zn、Fe、Zr、Co
等)等を用いても差し支えない。上記錫系化合物として
は、例えば、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジア
セテート等があげられる。また、上記アミノ基含有化合
物としては、例えば、トリエチレンジアミン(TED
A)等があげられる。
【0043】上記触媒(C成分)の配合量は、上記特定
の重合体(A成分)やヒドロシリル化合物(B成分)の
種類等によって適宜設定されるが、上記A成分100部
に対して、通常、0.0001〜0.3部の範囲に設定
される。
【0044】また、上記発泡性重合体組成物には、上記
A〜C成分に加えて、活性水素含有化合物、導電剤、補
強剤等を配合するのが好ましい。
【0045】上記活性水素含有化合物としては、例え
ば、イソプロピルアルコール等のアルコールや水等があ
げられる。
【0046】上記活性水素含有化合物の配合量は、水素
ガス発生量、特定の重合体(A成分)への溶解性の点
で、上記特定の重合体(A成分)100部に対して、通
常、0.1〜5部の範囲に設定され、好ましくは0.5
〜2部である。
【0047】上記導電剤としては、例えば、カーボンブ
ラック(アセチレンブラック等)、グラファイト、チタ
ン酸カリウム、酸化鉄、導電性酸化チタン、導電性酸化
亜鉛、導電性酸化インジウム、イオン導電剤(第四級ア
ンモニウム塩、ホウ酸塩、界面活性剤等)、シリカ処理
済みカーボンブラック、ホウ素複合カーボンブラック等
があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて
用いられる。
【0048】上記導電剤の配合量は、発泡状態の安定化
の点で、上記特定の重合体(A成分)100部に対し
て、通常、3〜30部の範囲に設定され、好ましくは5
〜20部である。
【0049】上記補強剤としては、例えば、粉砕シリ
カ、乾式シリカ、湿式シリカ、マイカ、タルク、炭酸カ
ルシウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム等の無機
充填剤があげられる。
【0050】上記補強剤の配合量は、発泡倍率の調整、
強度の点で、上記特定の重合体(A成分)100部に対
して、通常、30部以下に設定され、好ましくは1〜2
0部である。
【0051】なお、上記発泡性重合体組成物には、前記
各成分に加えて、可塑剤、架橋促進剤、架橋遅延剤、老
化防止剤、界面活性剤、整泡剤等を必要に応じて配合し
ても差し支えない。
【0052】また、上記発泡層2の外周面に形成される
表層3の形成材料としては、特に限定はなく、例えば、
ポリウレタン系エラストマー、アクリルポリマー、ポリ
アミド、シリコーン、フッ素系ポリマー、ポリカーボネ
ート等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上
併せて用いられる。
【0053】なお、上記表層形成材料には、導電剤、硬
化剤等を必要に応じて配合しても差し支えない。
【0054】そして、前記図1に示したロールは、例え
ば、つぎのようにして製造することができる。すなわ
ち、まず、特定の重合体(A成分)と触媒(C成分)と
を適宜の割合で配合して液状主剤を調製するとともに、
特定の重合体(A成分)とヒドロシリル化合物(B成
分)とを適宜の割合で配合して液状架橋剤を調製する。
なお、活性水素含有化合物、導電剤、補強剤等の成分
を、上記液状主剤中および液状架橋剤中にそれぞれ配合
しても差し支えない。ついで、軸体1をセットした射出
成形用金型内に、上記液状主剤と液状架橋剤と混合して
充填し、所定の温度で架橋発泡反応を行った後、脱型し
て、軸体1の外周面に沿って発泡層2を形成する。一
方、表層形成材料の各成分をロール等の混練機を用いて
混練し、この混合物に有機溶剤を加えて混合、攪拌する
ことにより、表層形成材料(コーティング液)を調製す
る。ついで、この表層形成材料(コーティング液)を上
記発泡層2の表面に塗布することにより、発泡層2の外
周面に表層3が形成されてなるロール(図1参照)を作
製することができる。
【0055】上記表層形成材料(コーティング液)の塗
布方法としては、特に限定はなく、例えば、ディッピン
グ法、スプレーコーティング法、ロールコート法等があ
げられる。
【0056】なお、本発明におけるロールは、上記図1
に示したような、発泡層2と表層3とからなる2層構造
のものに限定されるものではなく、発泡層2のみからな
る単層構造のもの、発泡層2と表層3の間に中間層を形
成してなる3層構造のもの、4層以上の構造のものであ
っても差し支えない。あるいは、発泡層2の表面を研磨
成形しても差し支えない。
【0057】このようなロールとしては、例えば、現像
ロール、帯電ロール、転写ロール、除電ロール等の導電
性ロールや、給紙ロール、搬送ロール、クリーニングロ
ール等の非導電性ロールがあげられる。
【0058】上記ロールの各層の厚みは、ロールの用途
により異なるが、発泡層の厚みは、通常、0.5〜10
mmであり、表層の厚みは、通常、3〜100μmであ
る。
【0059】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0060】
【実施例1】特定の重合体(A成分)としてポリオレフ
ィンポリオール(出光石油化学社製、エポール)50部
と、触媒(C成分)である塩化白金酸0.1部と、活性
水素含有化合物であるイソプロピルアルコール1.5部
とを混合して液状主剤を調製した。一方、上記ポリオレ
フィンポリオール50部と、ヒドロシリル化合物(B成
分)として下記の式(9)で表される化合物26.6部
と、イソプロピルアルコール1.5部とを混合して液状
架橋剤を調製した。ついで、軸体である芯金(直径10
mm、SUS304製)をセットした射出成形用金型内
に、上記液状主剤と液状架橋剤と混合して充填し、架橋
発泡反応(1次加硫:50℃×5分、2次加硫:100
℃×60分)を行った。その後、脱型して、軸体の外周
面に沿って発泡層(厚み3mm)が形成された給紙ロー
ルを作製した。
【0061】
【化10】
【0062】
【実施例2】特定の重合体(A成分)を水素添加液状ポ
リブタジエンポリオール(日本曹達社製、GI−300
0)に変更するとともに、上記式(9)で表される化合
物の配合割合を25.7部に変更する以外は、実施例1
と同様にして、液状主剤および液状架橋剤を調製した。
そして、これらを用いて、実施例1と同様にして、軸体
の外周面に沿って発泡層が形成された給紙ロールを作製
した。
【0063】
【実施例3】液状主剤中および液状架橋剤中に、導電剤
としてアセチレンブラック(電気化学工業社製、デンカ
ブラック)を5部ずつ配合する以外は、実施例1と同様
にして、液状主剤および液状架橋剤を調製した。そし
て、これらを用いて、実施例1と同様にして、軸体の外
周面に沿って発泡層を形成した。
【0064】一方、ポリウレタン系エラストマー(日本
ポリウレタン工業社製、ニッポラン2304)100部
と、アセチレンブラック(電気化学工業社製、デンカブ
ラック)10部と、硬化剤(大日本インキ化学工業社
製、バーノックD−750)25部を、ローラーを用い
て混練した後、これらを有機溶剤に分散させて表層形成
材料(コーティング液)を調製した。そして、この表層
形成材料(コーティング液)を上記発泡層の表面に塗布
して表層(厚み10μm)を形成し、軸体の外周面に発
泡層が形成され、さらにその表面に表層が形成されてな
る現像ロールを作製した。
【0065】
【実施例4】液状主剤中および液状架橋剤中に、導電剤
としてアセチレンブラック(電気化学工業社製、デンカ
ブラック)を5部ずつ配合する以外は、実施例2と同様
にして、液状主剤および液状架橋剤を調製した。そし
て、これを用いて、実施例2と同様にして、軸体の外周
面に沿って発泡層を形成した。ついで、実施例3と同様
にして、発泡層の表面に表層が形成されてなる現像ロー
ルを作製した。
【0066】
【実施例5】特定の重合体(A成分)としてポリオレフ
ィンポリオール(出光石油化学社製、エポール)50部
と、触媒(C成分)である塩化白金酸0.1部と、活性
水素含有化合物であるイソプロピルアルコール1.5部
と、導電剤としてアセチレンブラック(電気化学工業社
製、デンカブラック)5部とを混合して液状主剤を調製
した。一方、下記の式(10)で表される化合物45.
8部と、イソプロピルアルコール1.5部と、アセチレ
ンブラック(電気化学工業社製、デンカブラック)5部
とを混合して液状架橋剤を調製した。そして、これらを
用いて、実施例1と同様にして、軸体の外周面に沿って
発泡層を形成した。
【0067】
【化11】
【0068】一方、テトラフルオロプロパン−フッ化ビ
ニリデン共重合体(エルフアトケムジャパン社製、カイ
ナーSL)をメチルエチルケトン(MEK)に溶解し、
アセチレンブラック(電気化学工業社製、デンカブラッ
ク)5部を分散して表層形成材料(コーティング液)を
調製した。そして、この表層形成材料を上記発泡層の表
面に塗布して表層(厚み10μm)を形成し、軸体の外
周面に発泡層が形成され、さらにその表面に表層が形成
されてなる帯電ロールを作製した。
【0069】
【実施例6】特定の重合体(A成分)として水素添加液
状ポリブタジエンポリオール(日本曹達社製、GI−3
000)50部と、触媒(C成分)である塩化白金酸
0.1部と、活性水素含有化合物であるイソプロピルア
ルコール1.5部と、導電剤としてアセチレンブラック
(電気化学工業社製、デンカブラック)5部とを混合し
て液状主剤を調製した。一方、上記水素添加液状ポリブ
タジエンポリオール50部と、ヒドロシリル化合物(B
成分)として前記式(10)で表される化合物44.2
部と、イソプロピルアルコール1.5部と、アセチレン
ブラック(電気化学工業社製、デンカブラック)5部と
を混合して液状架橋剤を調製した。そして、これらを用
いて、実施例1と同様にして、軸体の外周面に沿って発
泡層を形成した。ついで、実施例5と同様にして、発泡
層の表面に表層が形成されてなる帯電ロールを作製し
た。
【0070】
【実施例7】特定の重合体(A成分)としてポリオレフ
ィンポリオール(出光石油化学社製、エポール)50部
と、触媒(C成分)である塩化白金酸0.1部と、活性
水素含有化合物である水0.4部と、導電剤として導電
性酸化亜鉛(白水化学社製、23k)17.5部とを混
合して液状主剤を調製した。一方、上記ポリオレフィン
ポリオール50部と、ヒドロシリル化合物(B成分)と
して前記式(10)で表される化合物62.7部と、水
0.4部と、導電性酸化亜鉛(白水化学社製、23k)
17.5部とを混合して液状架橋剤を調製した。そし
て、これらを用いて、実施例1と同様にして、軸体の外
周面に沿って発泡層を形成した。
【0071】一方、テトラフルオロプロパン−フッ化ビ
ニリデン共重合体(エルフアトケムジャパン社製、カイ
ナーSL)をMEKに溶解し、アセチレンブラック(電
気化学工業社製、デンカブラック)5部を分散して表層
形成材料(コーティング液)を調製した。そして、この
表層形成材料を上記発泡層の表面に塗布して表層(厚み
10μm)を形成し、軸体の外周面に発泡層が形成さ
れ、さらにその表面に表層が形成されてなる転写ロール
を作製した。
【0072】
【実施例8】特定の重合体(A成分)としてポリオレフ
ィンポリオール(出光石油化学社製、エポール)50部
と、触媒(C成分)である塩化白金酸0.1部と、活性
水素含有化合物であるイソプロピルアルコール1.5部
と、導電剤としてシリカ処理済みカーボンブラック(昭
和キャボット社製、エコブラックCRX2002)6部
とを混合して液状主剤を調製した。一方、上記ポリオレ
フィンポリオール50部と、ヒドロシリル化合物(B成
分)として前記式(10)で表される化合物45.8部
と、イソプロピルアルコール1.5部と、シリカ処理済
みカーボンブラック(昭和キャボット社製、エコブラッ
クCRX2002)6部とを混合して液状架橋剤を調製
した。そして、これらを用いて、実施例1と同様にし
て、軸体の外周面に沿って発泡層を形成した。ついで、
実施例7と同様にして、発泡層の表面に表層が形成され
てなる転写ロールを作製した。
【0073】
【実施例9】特定の重合体(A成分)としてポリオレフ
ィンポリオール(出光石油化学社製、エポール)50部
と、触媒(C成分)である塩化白金酸0.1部と、活性
水素含有化合物であるイソプロピルアルコール1.5部
と、導電剤としてホウ素複合カーボンブラック(電気化
学工業社製、ホウ素処理アセチレンブラック)5部とを
混合して液状主剤を調製した。一方、上記ポリオレフィ
ンポリオール50部と、ヒドロシリル化合物(B成分)
として前記式(10)で表される化合物45.8部と、
イソプロピルアルコール1.5部と、ホウ素複合カーボ
ンブラック(電気化学工業社製、ホウ素処理アセチレン
ブラック)5部とを混合して液状架橋剤を調製した。そ
して、これらを用いて、実施例1と同様にして、軸体の
外周面に沿って発泡層を形成した。ついで、この発泡層
の表面を研磨して、トナー供給ロールを作製した。
【0074】
【実施例10】特定の重合体(A成分)としてポリオレ
フィンポリオール(出光石油化学社製、エポール)50
部と、触媒(C成分)である塩化白金酸0.1部と、活
性水素含有化合物であるイソプロピルアルコール1.5
部と、導電剤としてアセチレンブラック(電気化学工業
社製、デンカブラック)5部と、補強剤として乾式シリ
カ(日本アエロジル社製、アエロジル200)1.5部
とを混合して液状主剤を調製した。一方、上記ポリオレ
フィンポリオール50部と、ヒドロシリル化合物(B成
分)として前記式(9)で表される化合物26.6部
と、イソプロピルアルコール1.5部と、アセチレンブ
ラック5部と、乾式シリカ(日本アエロジル社製、アエ
ロジル200)1.5部とを混合して液状架橋剤を調製
した。そして、これらを用いて、実施例1と同様にし
て、軸体の外周面に沿って発泡層を形成した。ついで、
この発泡層の表面を研磨して、トナー供給ロールを作製
した。
【0075】
【実施例11】特定の重合体(A成分)としてポリオレ
フィンポリオール(出光石油化学社製、エポール)50
部と、触媒(C成分)である塩化白金酸0.1部と、活
性水素含有化合物であるイソプロピルアルコール1.5
部と、導電剤としてアセチレンブラック(電気化学工業
社製、デンカブラック)5部を混合して液状主剤を調製
した。一方、上記ポリオレフィンポリオール50部と、
ヒドロシリル化合物(B成分)として前記式(6)で表
される化合物42.8部と、イソプロピルアルコール
1.5部と、アセチレンブラック(電気化学工業社製、
デンカブラック)5部を混合して液状架橋剤を調製し
た。そして、これらを用いて、実施例1と同様にして、
軸体の外周面に沿って発泡層を形成した。ついで、実施
例3と同様にして、発泡層の表面に表層が形成されてな
る現像ロールを作製した。
【0076】
【比較例1】特開平5−1169号公報の実施例1に準
じて、発泡性アルキレンオキシド重合体組成物を調製し
た。すなわち、α,ω−ジヒドロキシオルガノポリシロ
キサン(A−1)100部と、オルガノポリヒドロキシ
ポリシロキサン(B−1)1部と、ポリオルガノ水素シ
ロキサン(C−1)20部と、イソプロピルアルコール
(D−1)6部と、塩化白金酸2%を含むイソプロピル
アルコール水溶液(E−1)0.5ppmとを配合して
なる発泡性アルキレンオキシド重合体組成物を調製し
た。そして、この発泡性アルキレンオキシド重合体組成
物を用いて、実施例1と同様にして、給紙ロールを作製
した。
【0077】
【比較例2】導電剤としてアセチレンブラック(電気化
学工業社製、デンカブラック)10部をさらに配合する
以外は、比較例1と同様にして、発泡性アルキレンオキ
シド重合体組成物を調製した。そして、これを用いて、
実施例3と同様にして、現像ロールを作製した。
【0078】
【比較例3】特開平7−109414号公報の実施例1
に準じて、発泡性アルキレンオキシド重合体組成物を調
製した。すなわち、同公報に記載の一般式(3)で表さ
れるプロピレンオキシド重合体(重合体1)100部
と、同公報に記載の化学式(5)で表されるポリオルガ
ノシロキサン(ポリシロキサン1)15部と、塩化白金
酸2%を含むイソプロピルアルコール水溶液(触媒1)
1部とを配合してなる発泡性アルキレンオキシド重合体
組成物を調製した。そして、この発泡性アルキレンオキ
シド重合体組成物を用いて、実施例1と同様にして、給
紙ロールを作製した。
【0079】
【比較例4】導電剤としてアセチレンブラック(電気化
学工業社製、デンカブラック)10部をさらに配合する
以外は、比較例3と同様にして、発泡性アルキレンオキ
シド重合体組成物を調製した。そして、これを用いて、
実施例3と同様にして、現像ロールを作製した。
【0080】このようにして得られた実施例品および比
較例品の各ロールを用いて、下記の基準に従い、各特性
の評価を行った。これらの結果を、後記の表1〜表3に
併せて示した。なお、表中のモル比は、架橋剤中のヒド
ロシリル基と、重合体中の水酸基とのモル比(SiH/
OH)を示す。
【0081】〔硬度〕アスカーC硬度計(高分子計器社
製)を用いて、発泡層の硬度を測定した。
【0082】〔セル径〕光学顕微鏡を用いて発泡層の断
面写真を撮り、セルの平均径を求めた。
【0083】〔圧縮永久歪み〕JIS K 6262に
準じ、温度70℃、試験時間22時間、圧縮率25%の
条件で、発泡層の圧縮永久歪みを測定した。
【0084】〔電気抵抗〕ロールの表面に銀ペースト等
の導電性塗料を発泡層に浸透しないよう塗布し、1cm
2 (1cm×1cmの正方形形状)の電極を形成した。
そして、SRIS2304に準じて、発泡層の電気抵抗
を測定した。
【0085】〔給紙特性〕コピー用紙(A4サイズ)を
100枚置き、その紙を給紙ロールで引っ張りその力を
トルクゲージを用いて測定した。そして、トルクが4±
0.5Nの範囲内のものを○、この範囲から外れたもの
を×として評価した。
【0086】〔現像特性〕現像ロールをプリンター(O
KI社製、MICROLINE400)に組み込み、3
5℃×85%RHの環境下、1週間放置した後、文字画
像をプリントして、画像を目視評価した。そして、細線
の途切れがなく、画像のかすれが見られないものを○、
細線の途切れがあり、画像のかすれが見られるものを×
として評価した。
【0087】〔帯電特性〕上記現像特性に準じて、ハー
フトーンの画像を目視評価した。そして、画像に帯電ロ
ールのへこみによる濃度の高いすじがあるものを×、す
じがないものを○として評価した。
【0088】〔転写特性〕上記現像特性に準じて、トナ
ーの紙への転写性を評価した。そして、細線の途切れが
なく、画像のかすれが見られないものを○、細線の途切
れがあり、画像のかすれが見られるものを×として評価
した。
【0089】〔トナー供給耐久性〕トナー供給ロールを
プリンター(OKI社製、MICROLINE400)
に組み込み、5000枚プリントした後のトナー供給ロ
ールの状態を観察した。そして、トナーの詰まりがな
く、画像への影響がないものを○、トナーの詰まりがあ
り、べた黒画像の濃度がマクベス濃度で1.1以下にな
ったものを×として評価した。
【0090】
【表1】
【0091】
【表2】
【0092】
【表3】
【0093】上記表の結果から、全実施例品は、セル径
が小さく、低硬度で発泡倍率が高く、圧縮永久歪みも小
さいことがわかる。また、導電剤を配合していない実施
例1,2品は給紙特性に優れ、導電剤を配合してなる実
施例3〜11品は、電気抵抗も良好で、現像特性、帯電
特性、転写特性、トナー供給耐久性に優れていることが
わかる。
【0094】これに対して、比較例品は、いずれもセル
径が大きく、特に導電剤を配合してなる比較例2,4品
はセル径が著しく大きいことがわかる。また、比較例4
品は、硬度が高く、圧縮永久歪みも大きいことがわか
る。したがって、比較例品は、いずれも給紙特性、現像
特性に劣ることがわかる。
【0095】
【発明の効果】以上のように、本発明の電子写真機器用
ロール部材は、特定の重合体(A成分)とヒドロシリル
化合物(B成分)と触媒(C成分)とを必須成分とする
発泡性重合体組成物を用いて形成されている。その結
果、特定の重合体(A成分)中の水酸基と、ヒドロシリ
ル化合物(B成分)中のヒドロシリル基とが、触媒(C
成分)の存在下、脱水素反応により水素ガスを発生する
とともに架橋が進むため、高粘度化する速度が速く、発
生した水素ガスが一定セル内に内包されるために微細で
ありながら高発泡となる。また、AIBN等の発泡剤を
使用しないため、シアンガス等の有害ガスの発生もな
い。さらに、上記特定の重合体(A成分)は、主鎖が飽
和炭化水素ポリマーからなるため疎水性に優れる。した
がって、これを発泡させてなる本発明の電子写真機器用
ロール部材は、湿度等の影響を受けにくく、環境の変化
による膨れが殆どない。しかも、上記特定の重合体(A
成分)は、導電剤との相溶性に優れるため、発泡性重合
体組成物中で導電剤が均一に分散し、優れた導電性を備
えるようになり、現像ロール等の導電性ロール部材とし
て好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真機器用ロール部材の一例を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 軸体 2 発泡層 3 表層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 83/05 C08L 83/05 2H077 101/06 101/06 3F049 F16C 13/00 F16C 13/00 A 3F343 B 3J103 G03G 15/02 101 G03G 15/02 101 4F074 15/16 103 15/16 103 4J002 15/20 103 15/20 103 21/10 B65H 3/06 330E 21/06 G03G 21/00 312 // B65H 3/06 330 340 (72)発明者 伊東 邦夫 愛知県小牧市東三丁目1番地 東海ゴム工 業株式会社内 (72)発明者 野沢 明敏 愛知県小牧市東三丁目1番地 東海ゴム工 業株式会社内 (72)発明者 遠山 和徳 愛知県小牧市東三丁目1番地 東海ゴム工 業株式会社内 (72)発明者 竹山 可大 愛知県小牧市東三丁目1番地 東海ゴム工 業株式会社内 Fターム(参考) 2H003 BB11 BB14 CC05 2H032 AA05 BA02 BA23 2H033 BB04 BB29 BB30 2H034 BC01 BC02 BC03 BC04 BC05 2H035 AA15 2H077 AC04 AD06 FA13 FA22 FA27 3F049 AA01 CA16 LA02 LA04 LA05 LB02 LB03 3F343 FA02 FA03 FB02 FB03 FB04 JA11 3J103 AA02 AA14 AA33 AA51 BA41 CA05 FA15 FA18 FA30 GA02 GA33 GA52 GA64 GA66 GA73 GA74 HA03 HA04 HA05 HA11 HA12 HA15 HA18 HA20 HA33 HA41 HA48 HA52 HA54 HA60 4F074 AA09 AA16 AA28 AA91 BA08 BA20 BA28 BA29 BA73 BB01 CA26 CE16 CE87 CE96 DA04 DA19 DA47 DA59 4J002 BB01W BB18W BB20W BL01W CP04X DA116 DE186 EG046 EZ006 FB296 FD156

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(A)〜(C)成分を必須成分と
    する発泡性重合体組成物を用いたことを特徴とする電子
    写真機器用ロール部材。 (A)主鎖が飽和炭化水素ポリマーから誘導される構造
    単位からなり、水酸基を少なくとも2つ有する重合体。 (B)ヒドロシリル化合物。 (C)触媒。
  2. 【請求項2】 上記(C)成分の触媒がヒドロシリル化
    触媒である請求項1記載の電子写真機器用ロール部材。
  3. 【請求項3】 上記(A)成分の重合体が、ポリオレフ
    ィンポリオールおよび水素添加ポリブタジエンポリオー
    ルの少なくとも一方である請求項1または2記載の電子
    写真機器用ロール部材。
  4. 【請求項4】 上記(B)成分のヒドロシリル化合物
    が、変性ヒドロシリル化合物である請求項1〜3のいず
    れか一項に記載の電子写真機器用ロール部材。
  5. 【請求項5】 発泡性重合体組成物が、上記(A)〜
    (C)成分に加えて、活性水素含有化合物を含有するも
    のである請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子写真
    機器用ロール部材。
  6. 【請求項6】 発泡性重合体組成物が、上記(A)〜
    (C)成分に加えて、導電剤を含有するものである請求
    項1〜5のいずれか一項に記載の電子写真機器用ロール
    部材。
  7. 【請求項7】 発泡性重合体組成物が、上記(A)〜
    (C)成分に加えて、補強剤を含有するものである請求
    項1〜6のいずれか一項に記載の電子写真機器用ロール
    部材。
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