JP2002054799A - 高圧ガス容器の不純物除去方法 - Google Patents

高圧ガス容器の不純物除去方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧ガス容器において、当該容器に生成す
る鉄酸化物を除去し、容器内における水分の発生を抑え
ること。 【解決手段】 高圧ガス容器Gに無水液化塩化水素を充
填し、次いでこの容器内が例えば30℃〜50℃程度に
なるように加温して、当該容器内部の鉄酸化物と塩化水
素とを反応させて水を生成させる。続いて当該容器Gの
ガス流路10を開いて容器内部の塩化水素を吸引除去
し、この後この容器Gに前記ガス流路10を閉じる。こ
れにより鉄酸化物が塩化水素との反応により使い尽くさ
れて、除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧ガス容器か
ら、当該容器に生成した金属酸化物を除去する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造プロセス等で使用される無水
液化塩化水素は高圧ガス容器に充填されて顧客まで運搬
されるが、この高圧ガス容器としては、新品の容器もあ
れば、顧客から返還されたいわゆる戻り容器もある。
【0003】ここで高圧ガス容器は、購入時や、容器弁
不良時、耐圧検査時等に開放整備を行わなければならな
いが、この開放整備とは容器弁をガス容器本体から取り
外して所定の整備を行うことである。具体的には、先ず
残ガスを排気してから、容器弁を外して容器内部を例え
ば水等で洗浄し、次いで容器内部を乾燥させてから容器
弁を取り付けて、容器内を真空引きした後、ここに新た
に無水液化塩化水素を充填している。しかしながらこれ
らの操作を行うと、容器内の水洗又は乾燥時に、容器材
料に含まれる鉄が大気により酸化され、酸化第一鉄(F
eO)をはじめとする鉄酸化物被膜が容器内表面に生成
してしまう。
【0004】ところでこれら鉄酸化物が存在する容器に
水分濃度が例えば0.5w/wppm程度の高純度の無
水液化塩化水素を充填すると、鉄酸化物は塩化水素と反
応して水を生成するという性質を有しているので、この
水が不純物となる。
【0005】容器内の鉄酸化物被膜の発生を抑える手段
の一つとしては例えば電解研磨容器を用いればよいと言
われているが、この方法は、容器内表面を平滑にするこ
とにより、酸化速度を小さく抑えたものである。また別
の手法として例えば塩酸等の酸で容器内を洗浄した後、
ショットブラスト研磨等の公知の研磨法により容器の内
面を研磨し、次いでイソプロピルアルコール等を容器内
面に吹き付けることにより当該容器内面を脱水し、最後
に窒素等の不活性ガス等の水分濃度の低いガスを容器内
に封入して、容器内壁の酸化を防ぐことも行なわれてい
る。さらにこの他、液化塩化水素によって容器内面の共
洗いしたり、容器内面を真空乾燥したりして、容器内面
の水分汚染源となる鉄酸化物の除去を行なう手法もあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら電解研磨
容器は高価であり、容器を研磨する手法は、作業工程が
多いので、コストが高くなるという問題や、十分に水分
汚染源となる容器内壁の酸化を防止できないという問題
があり、容器の共洗いや真空乾燥といった手法において
も、やはり鉄酸化物等の発生は抑えられない。
【0007】例えば鉄酸化物が残っている500kg高
圧ガス容器に、水分濃度が0.5w/wppm以下の無
水液化塩化水素を充填した場合、上述の鉄酸化物と塩化
水素との反応により水が発生して、この水分の大部分は
液化塩化水素中に溶解する。そして液化塩化水素ガスを
使用していくと、水分の大部分は容器中の塩化水素の液
相に残留しやすいので、徐々に容器内の塩化水素の液相
中の水分濃度が高まり、場合によっては水分濃度が1
0.0w/wppm以上になることもある。
【0008】ところで無水液化塩化水素の使用者側で
は、水分濃度が所定値以上になると、液化塩化水素は使
用できない場合もある。一方最近の産業の高度化やコス
ト削減運動の展開により、容器内のガス使用効率を向上
させることが要求されており、高圧ガス容器内の水分汚
染源を極力排除することが望まれている。
【0009】本発明はこのような事情の下になされたも
のであり、高圧ガス容器に生成する金属酸化物を除去す
る技術を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、ガス
流路を介して液化ガスの放出及び充填が行われる金属製
の高圧ガス容器において、この高圧ガス容器の内部に生
成した金属酸化物を除去し、前記高圧ガス容器の内部に
おける水分の発生を抑える方法であって、高圧ガス容器
に液化塩化水素を充填する充填工程と、続いて前記高圧
ガス容器内部の金属酸化物と前記液化塩化水素とを反応
させて水を生成させる反応工程と、続いて前記高圧ガス
容器のガス流路を開いて、前記反応工程にて生成した水
を含む液化塩化水素を当該高圧ガス容器から排出する排
出工程と、続いて前記高圧ガス容器のガス流路を開い
て、前記反応工程にて生成した水を含む液化塩化水素を
当該高圧ガス容器から排出する排出工程と、続いて前記
高圧ガス容器のガス流路を閉じる工程と、を含むことを
特徴とする。
【0011】ここで前記反応工程は、前記液化塩化水素
が充填された高圧ガス容器を所定温度例えば高圧ガス容
器の内部温度を30℃以上50℃以下に調整しながら行
うことが望ましく、この場合例えば前記液化塩化水素が
充填された高圧ガス容器の外表面を加熱手段で被覆する
ことにより、前記高圧ガス容器の内部温度が前記所定温
度に調整される。また前記排出工程は、前記高圧ガス容
器のガス流路に排気手段を接続して、前記ガス流路を減
圧しながら、前記反応工程にて生成した水を含む液化塩
化水素を吸引排気することが望ましい。
【0012】このような方法では、反応工程にて高圧ガ
ス容器内部の金属酸化物例えば鉄酸化物と塩化水素とを
反応させて水を生成させ、次いでこの水を排出工程にて
塩化水素と共に高圧ガス容器から排出して高圧ガス容器
のガス流路を閉じているので、高圧ガス容器の内部の金
属酸化物が塩化水素との反応に使い尽くされ、これによ
り当該金属酸化物を十分に除去することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明方法が実施される装
置の一実施の形態を示す構成図である。図中Gは本発明
方法が適用される高圧ガス容器であり、この高圧ガス容
器Gは例えば材料として鉄が用いられるガス容器本体2
の開口部にパックタイプなどと呼ばれる容器弁1を備え
ている。前記容器弁1は内部に図中点線で示すL字型の
ガス流路10を備えており、このガス流路10はハンド
ル21により開閉されるようになっている。
【0014】図中3(3A,3B)はガス容器本体2の
外周囲に巻回される加熱手段をなす加温ベルトである。
この加温ベルトは、例えばゴム材等の弾性体の中に例え
ば抵抗発熱体等の加熱源を埋設して構成されており、前
記加熱源への電力供給量を調整することにより、ガス容
器本体2の内部が所定の温度に加熱されるようになって
いる。この例では、例えば内径が約800mm程度,長
さが約1900mm程度の大きさの500kg容器に対
して処理を行う場合、幅が約400mm、厚みが約3m
m程度の大きさの加温ベルトにより、容器Gの長さ方向
の2カ所の位置が巻回されている。
【0015】このように加温ベルト3で巻回された容器
の外周囲には、さらにアスベストよりなり、厚さが約5
0mm程度の断熱シート4が、例えば容器Gの長さ方向
の大部分を覆うように設けられている。
【0016】またガス容器本体2の加温ベルト3で覆わ
れていない部位には、例えば熱電対よりなる温度検出手
段をなす温度センサ41が取り付けられている。図中4
2は加温ベルト3の電源部、43は温度調整部であり、
例えば前記温度検出手段41からの検出値に基づいて温
度調整部42にて加温ベルト3への電力供給量を調整
し、これにより加温ベルト3の温度調整が行われ、容器
Gの内部温度が所定温度例えば30℃〜50℃の温度に
なるように制御されている。
【0017】このような高圧ガス容器Gでは、ガス流路
10のガス容器本体2との接続端の他端側に設けられて
いるアウトレットキャップ(図示せず)を外し、この他
端側開口と配管とを連通させてガス容器本体2からの液
化塩化水素及び塩化水素の排出及び高圧ガス容器Gへの
液化塩化水素の充填を行うが、図2中5は塩化水素の供
給及び排出を行うための配管であり、この一端側の開口
部は前記容器弁1の他端側開口に接続されている。51
は接続部である。また前記配管5の他端側はバルブV1
を介して塩化水素供給源52に接続されており、配管5
の途中にはバルブV2を介して例えばエジェクタよりな
る排気手段53が接続されている。
【0018】続いて上述の装置にて実施される本発明方
法について説明する。先ず不純物である金属酸化物例え
ば鉄酸化物を除去しようとする高圧ガス容器Gに対し、
充填対象となる液化塩化水素例えば例えば水分濃度が
0.5w/wppm以下の無水液化塩化水素を充填す
る。つまり容器弁1のアウトレットキャップを外し、他
端側開口を液化塩化水素供給源又は液化塩化水素供給用
配管に接続して、ガス流路10を開き(容器弁1を開
き)、当該ガス流路10を介して容器G内に液化塩化水
素を充填する。容器G内に液化塩化水素を充填した後
は、例えばガス流路10を閉じ(容器弁1を閉じ)、高
圧ガス容器Gを液化塩化水素供給源又は液化塩化水素用
配管から取り外して、アウトレットキャップを取り付け
る。
【0019】この際液化塩化水素の充填は、高圧ガス容
器Gを前記配管5に接続して、塩化水素供給源52によ
り行ってもよいし、別の液化塩化水素供給源又は液化塩
化水素供給用配管により行ってもよい。また前記高圧ガ
ス容器Gとしては、新規に購入した新品容器や、一旦容
器弁を外して解放された容器及び顧客から返還された戻
り容器などが対象となる。
【0020】次いで図に示すように、前記高圧ガス容器
Gの外表面に温度センサ41を取り付けると共に、この
容器Gの外周囲を加温ベルト3で巻回し、さらにこの加
温ベルト3の上を保温シート4で被覆する。そして温度
センサ41の検出値に基づいて温度調整部43で加温ベ
ルト3への電力供給量を調整しながら高圧ガス容器Gの
内部温度が所定の温度例えば30℃〜50℃になるよう
に加熱する。
【0021】ここで前記温度範囲は、温度が低過ぎると
後述する鉄酸化物と塩化水素との反応の進行が遅く、ま
た温度が高過ぎると許容限界温度が70℃以下の容器弁
1に設けられている安全栓が溶解したり、また高圧ガス
容器Gの温度が上がると内圧が上昇し、破壊するおそれ
があることから、前記鉄酸化物と塩化水素との反応の進
行を促進し、かつこ前記安全栓が正常に作動する温度を
検討して設定され、種々の実験を行った結果前記温度範
囲は高圧ガス容器Gの内部温度が30℃〜50℃である
ことが好ましいことが認められた。
【0022】ここで温度センサ41では高圧ガス容器G
の外表面の温度を測定しているが、この例では予め得た
容器の外表面と内部の温度との相関データにより、高圧
ガス容器Gの内部温度が前記所定温度である30℃〜5
0℃となるように制御されている。
【0023】このように高圧ガス容器Gを加熱すると、
容器Gの内部では、次式に示すような、容器Gの内壁に
不純物として生成する鉄酸化物と塩化水素との反応が促
進され、水(H2O)と塩化鉄(FeCl2)とが生成す
る。この反応により生成した水は、液化塩化水素との相
互作用で液化塩化水素中に移行して行き、当該液化塩化
水素内に溶解するので、液化塩化水素の水分濃度は高く
なり、5.0w/wppm程度となる。一方塩化鉄はそ
のまま容器内に残査として残る。 FeO + 2HCl → FeCl2 + H2O こうして高圧ガス容器Gを所定時間例えば3〜4日程度
加温して上述の鉄酸化物と塩化水素とを十分に反応させ
た後、前記水と塩化鉄とを含む塩化水素を高圧ガス容器
Gから除去する。つまり当該ガス容器Gを接続部51を
介して配管5に接続する。そしてバルブV2を開いて排
気手段53により、配管5内が所定圧力例えば大気圧−
20cmHgになるように排気した状態で、ガス流路1
0を開く。これにより高圧ガス容器G内の水と塩化鉄と
を含む塩化水素は、排気手段53により吸引され、廃棄
される。
【0024】このようにして水分等の不純物を含む塩化
水素を高圧ガス容器Gから完全に吸引除去し、これによ
り高圧ガス容器G内の鉄酸化物を除去した後、前記ガス
流路10を閉じる。そしてバルブV2を閉じてから当該
容器Gを配管5から取り外して、当該ガス容器Gにアウ
トレットキャップを取り付ける。
【0025】このような高圧ガス容器Gの不純物除去方
法では、容器Gを所定温度に調整することにより、当該
容器Gの内壁に生成した鉄酸化物を塩化水素と強制的に
反応させて水と塩化鉄を生成させ、この際鉄酸化物を塩
化水素との反応に使い尽くさせて、前記水等の反応生成
物を含んだ塩化水素を除去しているので、後述の実験例
より明らかなように、高圧ガス容器Gの内部の鉄酸化物
を十分に除去することができる。
【0026】またこのようにして鉄酸化物が除去された
高圧ガス容器Gに液化塩化水素を充填する場合は、次の
ようにして行われる。つまり既述のように水分等の不純
物を含む塩化水素を高圧ガス容器Gから完全に吸引除去
した後、バルブV2を閉じ、バルブV1を開いて塩化水
素供給源52により、ガス流路10を介してガス容器本
体2内に前記液化塩化水素を所定量充填する。そしてガ
ス流路10を閉じ、バルブV1を閉じてから、高圧ガス
容器Gを配管5から外し、アウトレットキャップを取り
付ける。このようにして上述の例では、高圧ガス容器G
を大気中に開放させずに、当該容器G内に所定の無水液
化塩化水素が充填される。
【0027】このように高圧ガス容器Gに無水液化塩化
水素を充填すると、高圧ガス容器Gは内部に生成した鉄
酸化物が塩化水素との反応により除去されてから大気中
に開放されないので、新たに容器G内壁が大気により酸
化されることがなく、このため容器Gの内壁に鉄酸化物
が新たに生成することがない。これにより鉄酸化物と塩
化水素との反応により生成する水の発生が抑えられ、後
述の実験例より明らかなように、容器G内の無水液化塩
化水素中の水分濃度を極めて低くすることができる。こ
のため高圧ガス容器G内の無水液化塩化水素の水分濃度
が高まるおそれがなく、使用者に使い初めから使い終わ
りまで水分濃度の極めて低い無水液化塩化水素を提供す
ることができ、ガスの使用効率が向上する。
【0028】また高圧ガス容器Gのガス流路10にガス
排気用の配管を接続し、この配管を介して液化塩化水素
及び塩化水素の排出を行った後、ガス流路10を閉じ、
高圧容器Gを配管から外すようにしてもよい。またガス
流路10にガス充填用の配管を接続し、この配管を介し
て無水液化塩化水素の充填を行った後、ガス流路10を
閉じるようにしてもよく、この場合においても高圧ガス
容器Gを開放させずに塩化水素を放出し、充填すること
ができる。
【0029】続いて本発明が適用される高圧ガス容器の
他の例について図2に基づいて説明する。この容器は5
00kg容器であって、図中60は例えば両端が閉じら
れた略円筒状のガス容器本体である。このガス容器本体
60は長さ方向が略水平に配置されており、容器の内部
では塩化水素は液相(下方側)と気相(上方側)との2
相に分かれて存在するようになっている。このようなガ
ス容器本体60の一端側に第1のガス流路61と第2の
ガス流路62とが、第1のガス流路61を上側にして設
けられると共に、例えば上述の実施の形態と同様に鉛か
らなる合金等により構成され、70℃程度の温度で溶解
する可溶栓63aが設けられている。
【0030】これらガス流路61,62はガス容器本体
60の外側において夫々バルブV3,V4を備えてお
り、これらバルブV3,V4の先の部分を配管とを連通
させてガス容器本体60からの液化塩化水素及び塩化水
素の排出及び高圧ガス容器Gへの液化塩化水素の充填が
行われる。
【0031】またこれらガス流路61,62はガス容器
本体60の内部では夫々サイフォン管61a,62aと
して構成されており、第1のサイフォン管61aは、当
該サイフォン管61aの先端側(バルブV3と反対側)
が容器内の気相に接続されるように容器の内壁に沿って
上方側に向かい、第2のサイフォン管62aは、当該サ
イフォン管62aの先端側(バルブV4と反対側)が容
器内の液相に接続されるように容器の内壁に沿って下方
側に向かうように夫々延びている。
【0032】またガス容器本体60の他端側には、例え
ば鉛からなる合金等により構成され、70℃程度の温度
で溶解する可溶栓63bと盲栓64とが設けられてい
る。
【0033】このような高圧ガス容器では、例えば図3
に示すように、液化塩化水素及び塩化水素の排出及び充
填を行うための配管7と接続される。つまり配管7の一
端側は分岐して夫々第1のガス流路61と第2のガス流
路62に接続されている。71a,71bは接続部であ
る。また前記配管7の他端側はバルブV5を介して塩化
水素供給源72に接続されており、配管7のバルブV5
と第1のガス流路61との接続部71aとの間には、バ
ルブV6を介して例えばエジェクタよりなる排気手段7
3が接続されている。
【0034】このような高圧ガス容器では、先ず例えば
水分濃度が0.5w/wppm以下の無水液化塩化水素
を充填し、上述の実施の形態と同様に、前記高圧ガス容
器Gの内部温度が所定の温度例えば30℃〜50℃にな
るように加熱して、容器の内壁に不純物として生成する
鉄酸化物と塩化水素とを反応させた後、生成した水と塩
化鉄とを含む塩化水素を高圧ガス容器から除去する。つ
まり当該容器に配管7を接続して、先ずバルブV3,V
6を開いて排気手段73により第1のガス流路61を介
して容器内の水と塩化鉄とを含む塩化水素を吸引して除
去する。
【0035】こうして水分等の不純物を含む塩化水素を
高圧ガス容器から完全に吸引除去した後、バルブV6を
閉じ、バルブV3,V4,V5を開いて塩化水素供給源
72により、第1及び第2のガス流路61,62を介し
てガス容器本体60内に無水液化塩化水素を所定量充填
する。そしてバルブV3,V4,V5を閉じてから、配
管7から外す。このようにして上述の例では、高圧ガス
容器を大気中に開放させずに、当該容器内に所定の無水
液化塩化水素が充填される。
【0036】このような高圧ガス容器に対しても、容器
の内壁に生成した鉄酸化物を塩化水素と強制的に十分に
反応させて水と塩化鉄を生成させ、これらを含んだ塩化
水素を除去しているので、高圧ガス容器内の鉄酸化物が
塩化水素との反応に使い尽くされ、十分に除去すること
ができる。また上述のように鉄酸化物が除去された容器
を大気中に開放させずに、新たに無水液化塩化水素を充
填するようにすれば、容器内の無水液化塩化水素中の水
分濃度を極めて低くすることができる。
【0037】この例においても、第1のガス流路61の
みを配管7に接続して、バルブV3,V6を開いて排気
手段73により、水分等の不純物を含む塩化水素を高圧
ガス容器から完全に吸引除去した後、バルブV3,V6
を閉じて、配管7から外して、高圧ガス容器内の鉄酸化
物の除去のみを行うようにしてもよい。
【0038】またこの例では、第1のガス流路61は塩
化水素の放出だけに用い、塩化水素の充填は第2のガス
流路62をのみを用いて行うようにしてもよい。また先
ず第1のガス流路61にガス排気用の配管を接続し、こ
の配管を介して塩化水素の放出を行った後、当該ガス流
路61を閉じ、次いで第1及び/又は第2のガス流路6
1,62にガス充填用の配管を接続し、この配管を介し
て塩化水素の充填を行った後、これらガス流路を閉じる
ようにしてもよく、この場合においても高圧ガス容器を
開放させずに塩化水素を放出し、充填することができ
る。
【0039】
【実施例1】図2に示す500kg高圧ガス容器に、無
水液化塩化水素を充填し、容器内温度を30℃に制御し
ながら、12時間毎に液化塩化水素中の水分濃度を近赤
外分光光度法で分析した結果を図4に示す。容器内温度
を50℃に制御した場合において同様の実験を行った結
果も図4に合わせて示す。
【0040】これらの結果より、加温前の塩化水素の水
分濃度は0.5w/wppm未満であったのに対し、加
温後は前記水分濃度が5.0w/wppm(30℃の場
合)、5.0w/wppm(50℃の場合)であったこ
とから、前記高圧ガス容器を加温することにより、容器
中の鉄酸化物と塩化水素との反応が促進されて水が生成
し、この水が塩化水素中に溶解していることが認められ
た。また12時間経過以降の水分濃度が変化しないこと
から、容器を12時間程度加温することにより、前記鉄
酸化物と塩化水素との反応が十分に行われると理解され
る。
【0041】
【実施例2】実施例1の48時間経過後の高圧ガス容器
内の液化塩化水素を所定量放出し、この塩化水素ガス中
の水分を露点測定にて求めたところ、図5に示す結果が
得られた。ここで残量400kgとは、容器中の液化塩
化水素量が400kgとなるまで塩化水素を放出したこ
とを示している。
【0042】これらの結果により、容器中の液化塩化水
素量が少なくなるにつれて、当該塩化水素の水分濃度が
高くなることが認められ、高圧ガス容器から液化塩化水
素を放出していくと、容器内に残存する塩化水素に水分
が濃縮されることが理解される。
【0043】
【実施例3】実施例2の高圧ガス容器内の液化塩化水素
の残量を全て吸引排気し、ここに容器を開放させずに、
無水液化塩化水素を新たに充填し、液化塩化水素中の水
分濃度を近赤外分光光度法で分析した結果と、容器を容
器内温度を30℃、50℃に夫々制御しながら、12時
間毎に液化塩化水素中の水分濃度を近赤外分光光度法で
分析した結果を図6に示す。さらにまた48時間経過後
の容器内の液化塩化水素を所定量放出し、この塩化水素
ガス中の水分を露点測定にて分析した結果を図7に示
す。
【0044】図6の結果より、塩化水素の水分濃度は高
圧ガス容器の加温の前後で変わらないことから、実施例
1〜3を行うことにより、前記高圧ガス容器内の、水分
発生源となる鉄酸化物が十分除去されて、水分の発生が
抑えられていることが認められた。また図7の結果によ
り、容器中の液化塩化水素量が少なくなっても当該塩化
水素の水分濃度は変わらないことが認められ、使い初め
から使い終わりまで水分濃度の低い塩化水素ガスを放出
できることが理解される。また容器内温度を50℃に制
御した場合においても、可溶栓の状態は変化ないことか
ら、この温度範囲では容器弁の安全性を確保できること
が確認された。
【0045】以上において本発明は、容器材料に鉄が用
いられる高圧ガス容器の他、クロム、モリブデン、マン
ガン等の酸化物が塩化水素と反応して水を生成するとい
う性質を有する金属を容器材料に用いる高圧ガス容器に
対しても適用でき、本発明により高圧ガス容器の酸化に
より生成するこれらの金属酸化物も十分に除去できる。
【0046】
【発明の効果】以上のように高圧ガス容器に付着する鉄
酸化物を塩化水素と強制的に反応させて水を生成させ、
この生成した水を含む塩化水素を高圧ガス容器から吸引
することにより除去しているので、高圧ガス容器内の不
純物を十分に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するための高圧ガス容器の不
純物除去装置の一例を示す断面図である。
【図2】本発明方法が適用される高圧ガス容器の例を示
す断面図である。
【図3】本発明方法が適用される高圧ガス容器の他の例
を示す断面図である。
【図4】本発明方法の効果を確認するために行った実験
例の結果を示す特性図である。
【図5】本発明方法の効果を確認するために行った実験
例の結果を示す特性図である。
【図6】本発明方法の効果を確認するために行った実験
例の結果を示す特性図である。
【図7】本発明方法の効果を確認するために行った実験
例の結果を示す特性図である。
【符号の説明】
G 高圧ガス容器 1 容器弁 10 ガス流路 2 ガス容器本体 22 ハンドル 3 加温ベルト 4 断熱シート 41 温度センサ 43 温度調整部 5,7 配管 52,72 塩化水素供給源 53,73 排気手段 61 第1のガス流路 62 第2のガス流路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス流路を介して液化ガスの放出及び充
    填が行われる金属製の高圧ガス容器において、この高圧
    ガス容器の内部に生成した金属酸化物を除去し、前記高
    圧ガス容器の内部における水分の発生を抑える方法にお
    いて、 高圧ガス容器に液化塩化水素を充填する充填工程と、 続いて前記高圧ガス容器内部の金属酸化物と前記液化塩
    化水素とを反応させて水を生成させる反応工程と、 続いて前記高圧ガス容器のガス流路を開いて、前記反応
    工程にて生成した水を含む液化塩化水素を当該高圧ガス
    容器から排出する排出工程と、 続いて前記高圧ガス容器のガス流路を閉じる工程と、を
    含むことを特徴とする高圧ガス容器の不純物除去方法。
  2. 【請求項2】 前記反応工程は、前記液化塩化水素が充
    填された高圧ガス容器の内部温度を30℃以上50℃以
    下に調整して行うことを特徴とする請求項1記載の高圧
    ガス容器の不純物除去方法。
  3. 【請求項3】 前記反応工程は、前記液化塩化水素が充
    填された高圧ガス容器の外表面を加熱手段で被覆するこ
    とにより、前記高圧ガス容器の内部温度を30℃以上5
    0℃以下に調整することを特徴とする請求項2記載の高
    圧ガス容器の不純物除去方法。
  4. 【請求項4】 前記排出工程は、前記高圧ガス容器のガ
    ス流路に排気手段を接続して、前記ガス流路を減圧しな
    がら、前記反応工程にて生成した水を含む液化塩化水素
    を吸引排気することを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の高圧ガス容器の不純物除去方法。
  5. 【請求項5】 前記金属酸化物は、鉄酸化物、クロム酸
    化物、モリブデン酸化物、マンガン酸化物の何れかであ
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
    の高圧ガス容器の不純物除去方法。
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