JP2001015499A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JP2001015499A
JP2001015499A JP11182046A JP18204699A JP2001015499A JP 2001015499 A JP2001015499 A JP 2001015499A JP 11182046 A JP11182046 A JP 11182046A JP 18204699 A JP18204699 A JP 18204699A JP 2001015499 A JP2001015499 A JP 2001015499A
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Yukimasa Saito
幸正 齋藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルコキシシランを処理ガスとして用い、被
処理体の成膜処理を行う熱処理装置において、当該熱処
理装置の排気ポート内壁面に付着する処理ガスの反応生
成物を、HFガスにより容易に除去できる装置を提供す
ること。 【解決手段】 排気ポートと排気管との接続部位近傍の
排気管管壁に突入して設けた洗浄ガス導入管を、排気ポ
ートの上流端付近まで延ばして配管し、洗浄ガス導入管
のガス導入口が排気ポート上流側に向かないように位置
決めする。具体的には、当該ガス導入口が処理容器内に
おける排気ポート開口部に臨む位置、または排気ポート
内壁面に対向する位置となるようにし、排気ポート内壁
面全体にHFガスが供給されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は処理ガスとしてアル
コキシシランを用いて被処理体の処理を行う熱処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造プロセスの一つにCV
D(Chemical vapor deposition)処理と呼ばれる方法
により被処理体となる基板上に成膜を行うものがある。
このような成膜プロセスを行う従来の装置の一つとして
図6の略解図に示すような縦型熱処理装置がある。
【0003】この縦型熱処理装置はバッチ式で被処理体
上へ熱処理を行うものであり、この装置を用いた酸化シ
リコン(SiO2)膜の成膜は以下のように行われる。
先ずウエハボートと呼ばれる保持具1aに多数枚のウエ
ハ(基板)Wを棚状に保持させ、その後石英製の内管1
1及び外管12の二重管からなる円筒状の反応管1内に
保持具1aを下方側から搬入する。その後ヒータ13に
より反応管1内を780℃程度の加熱雰囲気にすると共
にガス導入管10よりテトラエトキシシラン(TEO
S)の蒸気を反応管1内に供給し、ウエハWへの成膜処
理が行われる。成膜処理の終了後、内管11と外管12
との間に挿入されたパージガス導入管10aからパージ
ガスとして例えば窒素ガスを供給して反応管1内の圧力
を常圧にする。そしてウエハWを一定時間放置して冷却
した後、保持具1aを下降させてアンロードする。
【0004】前記成膜処理にて発生する排気ガスは、反
応管1の外管12と下方側にて接続する金属製の筒状体
マニホールド14の周面に形成される排気ポート15か
ら、排気管16を介して真空ポンプ17より吸引され
る。排気管16にはディスクトラップ18が介設されて
おり、排気ガス中に含まれる反応生成物を取り除くよう
に構成されている。
【0005】テトラエトキシシランを用いた成膜処理で
発生する反応生成物は冷却しても加熱しても装置内壁面
に付着しやすく、排気ポート15から下流側は反応管1
に比して排気コンダクタンスが低いため、反応生成物が
多く付着する。このため排気管16の側壁に、フッ化水
素(HF)ガス供給源20と接続され、ガス導入口が当
該接続部位より下流側を向くように構成したガス導入管
21を設け、HFガス導入管21からHFガスを供給
し、この付着物(反応生成物)とHFガスとを反応させ
て排気管16内のクリーニングを行うことが検討されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで既述のようにテ
トラエトキシシランによる反応生成物は冷却しても加熱
しても壁面に付着しやすい性質を持ち、しかも排気ポー
ト15は排気コンダクタンスが急激に小さくなる部位で
あるため、この排気ポート15内壁面は前記反応生成物
が特に付着しやすい。そして、保持具1aを搬入、搬出
するときに排気ポート15に付着している付着物が剥れ
て内管11の中に舞い込んでウエハWを汚染するおそれ
があるし、また付着量が多くなると真空ポンプ17の排
気能力が低下する。
【0007】そこで、上述のように排気管16側壁にH
Fガスの導入管を設け、下流側へHFガスを供給するよ
うに構成した場合には、マニホールド14に形成されて
いる排気ポート15内の付着物をHFガスで除去できな
いという問題があった。
【0008】このため排気ポート15の付着物を除去す
るには排気ポート15と排気管16とを分解し、HF酸
溶液を用いて手作業でウエット洗浄を行っていたが、メ
ンテナンス作業が面倒であり、また上述のように反応生
成物が特に付着しやすい部位であるため、メンテナンス
作業を頻繁に行う必要も生じていた。従ってメンテナン
ス作業に費やす時間が長くなり、稼動効率が低くなると
いう問題が生じていた。
【0009】一方、HFガス導入管21のガス導入口の
方向を変え、排気管16上流側に供給するようにして排
気ポート15内壁面へ付着した反応生成物を除去する方
法や、パージガス導入管10aから内管11と外管12
との隙間にHFガスを供給する方法も検討されたが、こ
れらの方法ではHFガスが排気ポートの軸方向上流側に
設けられている内管11に接触してしまう。ここで内管
11は石英製であり、HFガスには石英治具のエッチン
グ作用があるためこの方法で排気ポート15のクリーニ
ングを行うのは好ましくない。
【0010】本発明はこのような事情によりなされたも
のであり、例えばテトラエトキシシランの蒸気などのア
ルコキシシランガスを用いて熱処理をするにあたり、排
気ポートのクリーニングが容易な熱処理装置を提供する
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る熱処理装置
は、被処理体が搬入された処理容器内にアルコキシシラ
ンガスを導入すると共に該処理容器内を真空雰囲気かつ
加熱雰囲気にして被処理体に対する熱処理を行い、処理
容器に形成された排気ポート及びこの排気ポートに接続
された排気管から処理容器内を真空排気する熱処理装置
において、前記排気ポートの内面に付着した付着物をフ
ッ化水素ガスにより洗浄するために、排気ポート内、ま
たは処理容器内における排気ポート開口部に臨む位置に
ガス導入口が形成されたフッ化水素ガス導入管を備える
ことを特徴とする。
【0012】またフッ化水素ガス導入管のガス導入口
は、処理容器内に向いていないことが好ましく、これに
よりフッ化水素ガスが直接処理容器内壁面に吹き付けら
れ、例えば処理容器に用いられる石英をエッチングする
ことを抑えることができる。
【0013】このときフッ化水素ガス導入管のガス導入
口は、排気ポート内にて排気ポート内壁面を向いている
こと、または処理容器内における排気ポート開口部に臨
む位置にて排気ポートの軸方向に向いている構成とする
ことができる。
【0014】本発明に係る熱処理装置で用いる処理容器
は、例えば側面に排気ポートが形成された筒状のマニホ
ールドと、このマニホールドの上端部に接続された反応
管と、からなる。
【0015】また、処理容器は例えば側面に排気ポート
が形成されると共に下端開口部が被処理体の搬入出口を
なす筒状のマニホールドと、このマニホールドの上端部
に接続され、上部が塞がっている外管と、前記マニホー
ルドの中において排気ポートよりも低い位置にて下端部
が支持されると共に、外管の内側に間隙を介して設けら
れ、熱処理雰囲気を形成する両端開口の内管と、からな
り、内管の内側からアルコキシシランガスを導入し、内
管の上端部から内管と外管との空間を経て排気ポートよ
り排気されるように構成される。
【0016】また本発明に係る熱処理装置のフッ化水素
ガスによる洗浄時は、排気ポート内の圧力が150To
rr〜250Torrであることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る縦型熱処理装
置を示す一例の概略図である。3は反応管であり、例え
ば各々が石英からなる内管31及び外管32により構成
される二重管となっている。外管32は筒状体状をなし
てその上方側を塞ぎ、内管31を覆う形で設けられてお
り、その下方側には金属性の筒状体であるマニホールド
4が気密に接続されている。内管31は上方側が開口
し、外管32と適宜間隔を形成するように設けられ、マ
ニホールド4の内周面に突出して形成されている支持リ
ング41に支持されている。
【0018】内管31は、ボートエレベータ33により
マニホールド4下方側開口部から搬入されるウエハボー
ト(保持具)34に棚状に載置されるウエハ(被処理
体)Wの熱処理雰囲気を形成するものであり、ボートエ
レベータ33上方側にはマニホールド4下方側開口部を
塞ぐことが可能な蓋体35が設けられている。
【0019】反応管3の周囲にはこれを取り囲むように
断熱体36が設けられており、その内壁面には例えば抵
抗加熱体からなるヒータ37が備えられて加熱炉を構成
している。
【0020】マニホールド4における支持リング41よ
りも下方部位の周面には複数の処理ガスのガス導入管が
突入できるように孔部42(図示の便宜上一つだけ描い
てある)が形成されると共に、夫々の孔部42には処理
ガスを内管31の内方側に供給するためのガス導入管4
4が突入されており、その先端部は上方に屈曲した構成
になっている。処理ガスのガス源からはアルコキシシラ
ンガス例えばテトラエトキシシラン(TEOS)の蒸気
がガス導入管44を介して反応管3内へと供給される構
成となっている。
【0021】一方マニホールド4における支持リング4
1よりも上方部位の周面には、例えば当該周面部位に一
体的に設けられた短い筒状の排気ポート(排気口)43
が形成されている。排気ポート43の排気側には屈曲部
位を有する排気管5が気密に接続され、この排気管5は
加熱可能な複数のディスクを備えるディスクトラップ6
1、バルブV1を介して真空ポンプ62と接続されてい
る。
【0022】排気管5の側壁には排気管5内を洗浄する
ための洗浄ガス導入管51,52が挿入されており、各
々洗浄ガスであるHFガス(フッ化水素ガス)の供給源
53からHFガスが供給されるように構成されている。
洗浄ガス導入管(以下HFガス導入管という)51,5
2には例えば管径3/8インチのステンレス管が用いら
れ、HFガス導入管51は排気管5の上流端近傍即ち排
気ポート43との接続部位の直ぐ下流側に挿入されてお
り、洗浄ガス導入管52はディスクトラップ61の上流
側近傍に挿入されている。
【0023】次に図2は排気管5を含めたマニホールド
4の横断面図であり、ガス導入管44は図示を省略して
ある。HFガス導入管51のガス導入口7は、マニホー
ルド4の内方側に向かないように位置決めされている。
この例ではHFガス導入管51は排気管5の内側から挿
入され、その内周面に沿って排気ポート43の入口側開
口部45付近まで配管され、図3に示すように先端部が
排気管5の中心部に向けて直角に屈曲され、ガス導入口
7が対向する排気ポート43の内壁面に向かってHFガ
スを供給するように構成されている。
【0024】次に上述の装置による作用について酸化シ
リコン膜を成膜する場合を例にとって説明する。例えば
100枚のウエハWの載置されたウエハボート34を、
ボートエレベータ33によりマニホールド4の下方側に
設けられた開口部から内管31内へ搬入し、この開口部
をボートエレベータ33の上部に設けられた蓋体35に
より気密に封止する。次に真空ポンプ62を駆動させ排
気管5を通じて反応管3内を例えば0.003〜0.0
05Torr程度の圧力まで真空引きし、ヒータ37に
より反応管3内を例えば780℃程度の加熱雰囲気とす
る。この加熱雰囲気下で図示しないガス供給源から供給
されるテトラエトキシシラン(TEOS)ガスを所定の
流量でガス導入管44から供給すると共に、圧力を例え
ば0.1〜1Torrの減圧雰囲気に維持し、このプロ
セス雰囲気下でTEOSが分解してウエハW上に酸化シ
リコン(SiO2)膜が成膜される。熱処理時に反応管
3から排気されるガスは、前記成膜処理によりテトラエ
トキシシランガスから生じる反応生成物を含むものであ
り、例えば主反応生成物である酸化シリコンや副生成物
である炭化水素(CxHy)または水分を含有する。
【0025】このときディスクトラップ61内に設けら
れた各ディスクは100℃〜150℃程度に加熱されて
おり、排気された反応生成物はこのディスクに付着して
回収される。
【0026】酸化シリコン膜の成膜終了後、上述の成膜
ガスの供給を止めて、一旦0.003〜0.005To
rrの圧力まで真空引きした後、N2ガスを反応管3内
に導入して大気雰囲気に戻し、ウエハボート34の搬出
を行う。
【0027】このような熱処理を繰り返し行うと、排気
ポート43や排気管5の管壁、特に排気ポート43に
は、既述したようにコンダクタンスが急激に小さくなる
ため反応生成物が付着しやすく、他の部位に比べて付着
量が多くなるのでHFガスによる付着物の除去を行う。
付着物の除去は先ずウエハボート34を搭載しない状態
で蓋体35により開口部を塞ぎ、真空ポンプ62による
真空排気を行いながらHFガス導入管51,52に設け
た図示しないバルブを開放し、HFガス供給源53から
HFガスを供給する。このとき排気ポート43内の圧力
は例えば200Torrとなるように調節される。なお
この圧力は150Torr〜250Torrであること
が好ましい。
【0028】HFガスによる洗浄について先ずHFガス
導入管51から説明すると(図3参照)、既述のように
HFガス導入管51のガス導入口7は排気ポート43の
内壁面と対向して位置決めされているため、HFガス供
給源53から供給されたHFガスは図3の矢印にて示す
ように、ガス導入口7から当該内壁面に向かって噴出
し、突き当たって上下(排気管5の軸方向から見た上
下)に分かれて流れる。このとき排気ポート43内には
前述真空排気による下流側への流れが生じているため、
上下に分かれたHFガスが夫々周方向に流れつつも下流
側へと向い、内壁面全体に供給される。この結果排気ポ
ート43の内壁面に付着しているTEOSの反応生成物
がHFと反応して分解除去され、分解物が下流側へと流
れていく。
【0029】他方の洗浄ガス導入管52のガス導入口7
からもHFガス導入管51同様に排気管5内壁面に対す
るHFガスの噴出が行われ、下流側近傍に位置するディ
スクトラップ61内に付着した反応生成物が分解され、
当該分解物が排気側へと除去される。除去された分解物
は排気ガスと共に真空ポンプを介して排気される。
【0030】このような実施の形態によれば、排気管5
の管壁に挿入されたHFガス導入管51のガス導入口7
が排気ポート43の入口側開口部45近傍まで来るよう
に配管されているため、排気コンダクタンスが急激に小
さくなる排気ポート43の内壁面に付着したTEOSの
反応生成物を除去することができる。従って排気管5を
排気ポート43から外さなくてよいので、洗浄作業が容
易である。
【0031】また本実施の形態では、ガス導入口7の先
端部が、排気ポート43の中心部に向けて直角に屈曲さ
れており、対向する排気ポート43の内壁面に向かって
HFガスを供給するように構成されているため、排気ポ
ート43上流側の内管31側壁へは直接HFガスが吹き
付けられることがなく、内管31の側壁がエッチングさ
れることを防いでいる。ここで対向する排気ポート43
の内壁面に供給されたHFガスは、排気管5の軸方向か
ら見た上下(図3に示す矢印の方向)に分かれ内周面に
沿って流れつつ真空ポンプ62の真空引きによる流れに
より下流側へと向うため、排気ポート43の内壁面全体
に亘ってHFガスの供給が行われ、反応生成物の除去を
ムラなく行うことができる。
【0032】更にまた本実施の形態によれば、ガス供給
口7の位置が排気ポート43の入口側開口部45近傍に
位置決めされるため、排気ポート43内の洗浄時に、ガ
ス導入管44からHFガスの供給を行わなくても済むこ
ととなる。このため反応管3内の内管31と外管32と
の間隙にHFガスを流すことなく、排気ポート43の洗
浄を行うことができる。
【0033】排気管51の配管については図4に示すよ
うな実施の形態とすることも可能である。図4(a)
(b)は共に排気管5を含めたマニホールド4の横断面
図を表したものであり、ガス導入管44は図示を省略し
てある。図4(a)は図2に示す実施の形態と同じ箇所
にて排気管5の管壁に挿入されたHFガス導入管51
が、排気管5の内壁に沿って軸方向に配管され、排気ポ
ート43の入口側開口部45より僅かに上流側の部位に
てコ字形に折曲されてガス導入口7が排気ポート43の
入口側開口部45に臨む位置にて下流側を向くように構
成されている。一方、図4(b)はHFガス導入管51
がマニホールド4の側壁に挿入されており、マニホール
ド4の内壁に沿って配管されたHFガス導入管51のガ
ス導入口7が排気ポート43の入口側開口部45に臨む
位置となるように構成されている。これらの実施の形態
においてもガス導入口7が、排気ポート43の入口側開
口部45に臨むように位置決めされるため、前述実施の
形態と同様の効果を上げることができる。
【0034】図5(a)(b)は排気管5を軸方向から
見た縦断面図であり、ガス導入口7(HFガス導入管5
1先端部)をこのような実施の形態とすることも可能で
ある。図5(a)は図3に示す実施の形態においてHF
ガス導入管51が直角に曲がっている部位にて上下方向
(図中矢印の方向)にHFガスの供給が可能な二つの孔
71,72を形成したものであり、これによれば排気ポ
ート43の対向する内壁面に加え上下方向の内壁面に沿
ってHFガスを供給できるので、管壁に付着した反応生
成物除去の確実性を高めることができる。なおこの場合
先端のガス導入口7を塞ぎ、二つの孔71,72からH
Fガスが吹き出すように構成してもよい。また図5
(b)はHFガス導入管51が直角に曲がっている部位
にて当該管を二股に分岐し、対向する二方向から双方の
ガス導入口7へ向けてHFガスの供給ができるように構
成したものであり、図5(a)に示す実施の形態同様に
管壁に付着した反応生成物除去の確実性を高めるもので
ある。
【0035】これら図5(a)(b)に示した実施の形
態は既述の図2、図4(a)及び図4(b)に示した各
実施の形態と組み合わせることも可能であり、例えば洗
浄ガス供給管51を図4(b)に示すように配管し、そ
の先端部を図5(a)に示す実施の形態のような二つの
孔を形成した構成として、排気ポート43の軸方向及び
内周面に沿った上下方向へHFガスの供給ができるよう
にすることで、排気ポート43内の洗浄の実効を高める
ことができる。
【0036】なお本実施の形態に係る熱処理装置におい
て、ウエハWの成膜に用いる処理ガスはテトラエトキシ
シラン(TEOS)に限られるものではなく、例えばモ
ノメトキシトリクロロシラン,モノフェニルトリエトキ
シシランなどの他のアルコキシシランを処理ガスとして
用いてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明はアルコキシシラン
を用いた熱処理装置において、排気ポートの洗浄を容易
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る縦型熱処理装置の一例を示
す概略図である。
【図2】マニホールド及びその周辺を表す横断面図であ
る。
【図3】排気管5を軸方向から見た縦断面図である。
【図4】他の実施の形態に係るマニホールド4及びその
周辺を表す横断面図である。
【図5】排気管5を軸方向から見た他の実施の形態に係
る縦断面図である。
【図6】従来の縦型熱処理装置を示す概略図である。
【符号の説明】
W ウエハ 3 反応管 31 内管 32 外管 34 ウエハボート 35 蓋体 36 断熱体 37 ヒータ 4 マニホールド 43 排気ポート 44 ガス導入管 45 入口側開口部 5 排気管 51 洗浄ガス導入管 62 真空ポンプ 7 ガス導入口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体が搬入された処理容器内にアル
    コキシシランガスを導入すると共に該処理容器内を真空
    雰囲気かつ加熱雰囲気にして被処理体に対する熱処理を
    行い、処理容器に形成された排気ポート及びこの排気ポ
    ートに接続された排気管から処理容器内を真空排気する
    熱処理装置において、 前記排気ポートの内面に付着した付着物をフッ化水素ガ
    スにより洗浄するために、排気ポート内、または処理容
    器内における排気ポート開口部に臨む位置にガス導入口
    が形成されたフッ化水素ガス導入管を備えることを特徴
    とする熱処理装置。
  2. 【請求項2】 フッ化水素ガス導入管のガス導入口は、
    処理容器内に向いていないことを特徴とする請求項1記
    載の熱処理装置。
  3. 【請求項3】 フッ化水素ガス導入管のガス導入口は排
    気ポート内にて、排気ポート内壁面を向いていることを
    特徴とする請求項1または2記載の熱処理装置。
  4. 【請求項4】 フッ化水素ガス導入管のガス導入口は、
    処理容器内における排気ポート開口部に臨む位置にて排
    気ポートの軸方向に向いて形成されていることを特徴と
    する請求項1または2記載の熱処理装置。
  5. 【請求項5】 処理容器は、側面に排気ポートが形成さ
    れた筒状のマニホールドと、このマニホールドの上端部
    に接続された反応管と、からなることを特徴とする請求
    項1乃至4にいずれか記載の熱処理装置。
  6. 【請求項6】 処理容器は、側面に排気ポートが形成さ
    れると共に下端開口部が被処理体の搬入出口をなす筒状
    のマニホールドと、このマニホールドの上端部に接続さ
    れ、上部が塞がっている外管と、前記マニホールドの中
    において排気ポートよりも低い位置にて下端部が支持さ
    れると共に、外管の内側に間隙を介して設けられ、熱処
    理雰囲気を形成する両端開口の内管と、からなり、 内管の内側からアルコキシシランガスを導入し、内管の
    上端部から内管と外管との空間を経て排気ポートより排
    気されるように構成されたことを特徴とする請求項1乃
    至4にいずれか記載の熱処理装置。
  7. 【請求項7】 フッ化水素ガスによる洗浄時は排気ポー
    ト内の圧力が150Torr〜250Torrであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至6にいずれか記載の熱処理
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2413293A (en) * 2004-04-20 2005-10-26 Boc Group Plc Method of treating an effluent stream

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GB2413293A (en) * 2004-04-20 2005-10-26 Boc Group Plc Method of treating an effluent stream

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