JP2002054225A - バルコニー構造 - Google Patents

バルコニー構造

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JP2002054225A
JP2002054225A JP2000240734A JP2000240734A JP2002054225A JP 2002054225 A JP2002054225 A JP 2002054225A JP 2000240734 A JP2000240734 A JP 2000240734A JP 2000240734 A JP2000240734 A JP 2000240734A JP 2002054225 A JP2002054225 A JP 2002054225A
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JP
Japan
Prior art keywords
balcony
screen
building body
living room
recessed
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000240734A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hiraga
健治 平賀
Naoki Asada
直樹 浅田
Tetsuji Nakamoto
哲司 中本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バルニコーによって得られる居室の解放感を有
効にすることができるバルコニー構造を提供する。 【解決手段】建物本体10に凹設され、建物本体10の
少なくとも一面10bに開口するよになされたインナー
タイプのバルコニー1において、バルコニー1外周縁部
に、バルコニー1空間とその外部とを遮断するスクリー
ン2が設けられてなる構造。また、スクリーン2は、熱
反射性または熱吸収性のうち、少なくとも何れか一方を
有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インナータイプの
バルコニー構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、充分な庭を確保することができ
ない都市型の住宅建物においては、居室に望む大型のバ
ルコニーを設け、このバルコニーでの緑を、居室から窓
越しに楽しむといったことが行われている。
【0003】従来より、このようなバルコニーとして
は、居室との一体感を高めるために、建物本体に凹設し
たインナータイプのバルコニーを形成することが行われ
ていた。また、このようなインナータイプのバルコニー
は、大量に降雪する寒冷地などにおいて、バルコニーに
積雪するのを防止するために多用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、充分な庭を確
保することができない都市型の住宅建物おいては、上記
したようなバルコニーに設けられた緑のさらに視線の先
に、隣地の住宅建物がそびえ立つこととなるため、居室
のプライバシーを充分に確保することができなくなると
いった不都合を生じることとなる。
【0005】そのため、居室からバルコニーに出入りす
る掃き出し窓に、カーテンなどを設けることが行われて
いるが、このようにカーテンを設けてしまうと、バルコ
ニーと居室とが分断されてしまうこととなり、バルコニ
ーに面した解放感のある居室が、閉鎖された空間になっ
てしまうといった不都合を生じることとなる。
【0006】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、バルニコーによって得られる居室の解放感を
有効にすることができるバルコニー構造を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のバルコニー構造は、建物本体に凹設され、建
物本体の少なくとも一面に開口するようになされたイン
ナータイプのバルコニーにおいて、バルコニー外周縁部
に、バルコニー空間とその外部とを遮断するスクリーン
が設けられてなるものである。
【0008】この構成によると、スクリーンによって、
バルコニーの外部からの視線を遮断することができる。
【0009】また、上記バルコニー構造において、スク
リーンは、熱反射性または熱吸収性のうち、少なくとも
何れか一方を有するものである。
【0010】この構成によると、バルコニーの外側から
の光線を、スクリーンが熱反射または熱吸収すること
で、バルコニー空間は、遮熱または吸熱することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】図1および図2はバルコニー構造の全体構
成の概略を示している。
【0013】すなわち、このバルコニー1は、建物本体
10に凹設されてなり、外周縁部にスクリーン2が設け
られている。
【0014】バルコニー1は、建物本体10に凹設さ
れ、出隅部10aに隣接する二面10b、10bにそれ
ぞれ手摺り壁11が設けられ、手摺り壁11上が屋外に
開口する開口部12となされている。このバルコニー1
の手摺り壁11は、建物本体10の外壁と同じ外壁材に
よって構成され、通風および採光が得られないようにな
されている。
【0015】また、バルコニー1は、入隅部10cに隣
接する二面10d、10dにそれぞれ掃き出し窓13が
設けられ、これらの掃き出し窓13から居間14に出入
りすることができるようになされている。
【0016】スクリーン2は、バルコニー1の開口部1
2の軒下に設けられ、この開口部12を開口または遮蔽
することができるようになされている。このスクリーン
2は、複数のルーバー21をそれぞれ昇降させたり、角
度調整することで、通風および採光を調整することがで
きるようになされている。各ルーバー21は、一面21
aに金属蒸着されて鏡面加工され、太陽光を反射し易い
ようになされている。また、各ルーバー21の他面21
bは、黒色の粗面となるように黒体加工され、太陽光を
吸収し易いようになされている。
【0017】したがって、スクリーン2は、図3(a)
に示すように、鏡面加工した一面21aを屋外にして各
ルーバー21を角度調整することで、太陽光を反射させ
て屋外からバルコニー1の内部に太陽光を取り込むこと
ができる。したがって、バルコニー1は、大きく凹設さ
れた大型であっても、太陽光を取り込むことができる。
【0018】また、スクリーン2は、図3(b)に示す
ように、鏡面加工した一面21aを屋外にして各ルーバ
ー21を閉じてしまうと、屋外からの太陽光を反射させ
て屋外からの太陽熱がバルコニー1内に入るのを防止す
ることができ、夏季などにおいて、バルコニー1の快適
度を高めることができるとともに、居間14での冷暖房
効率を高めることができる。
【0019】さらに、スクリーン2は、図3(c)に示
すように、黒体加工した他面21bを屋外にして各ルー
バー21を閉じてしまうと、屋外からの太陽光を吸収し
て屋外からの太陽熱をバルコニー1内に吸熱することが
でき、冬季などにおいて、バルコニー1の快適度を高め
ることができるとともに、居間14での冷暖房効率を高
めることができる。
【0020】このようにして構成されるバルコニー構造
によると、バルコニー1の屋外からの視線を、開口部1
2に設けたスクリーン2によって遮蔽することができる
ので、居間14の掃き出し窓13の周縁にカーテンなど
を設ける必要がなくなる。したがって、バルコニー1を
居間14に取り込んだようにすることができ、解放感の
ある居間14が得られる。
【0021】なお、本実施の形態では、バルコニー1
は、出隅部10aに隣接する二面10b、10bに開口
するようになされているが、このバルコニー1として
は、建物本体10に凹設されたインナータイプのバルコ
ニー1であれば、特にその大きさや形状などを限定され
るものではなく、建物本体10の一面10bだけに開口
するようになされたものであってもよいし、三面10
b、10b、10bにわたって開口するようになされた
ものであってもよい。
【0022】また、、本実施の形態では、バルコニー1
の手摺り壁11は、建物本体10の外壁と同じ外壁材に
よって構成され、通風および採光が得られないようにな
されているが、この手摺り壁11としては、格子状の鋼
製フレームによって構成され、通風および採光が得られ
るようになされたものであってもよい。ただし、この場
合、スクリーン2は、開口部12の軒下からバルコニー
1の床面までの全体を開放および遮蔽することができる
ようになされたものであることが好ましい。
【0023】さらに、本実施の形態では、スクリーン2
は、複数のルーバー21を昇降させたり角度調整したり
するようになされているが、シート状のスクリーン2を
巻き上げたり下ろしたりするようになされたものであっ
てもよい。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、バ
ルコニーの外部からの視線を遮断することができるの
で、バルコニーと、このバルコニーに面した居室との間
にカーテンなどを設ける必要が無くなり、居室とバルコ
ニーとの一体感を高めて、バルコニーを生かした解放感
のある居室空間を得ることができる。
【0025】また、バルコニー空間はスクリーンによっ
て遮熱または吸熱することで、快適性を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係るバルコニー構造の部分平
面図、(b)は同図(a)におけるI−I線断面図であ
る。
【図2】本発明に係るバルコニー構造の全体構成の概略
を示す部分斜視図である。
【図3】(a)ないし(c)は、本発明に係るバルコニ
ー構造に用いられるスクリーンの各使用状態を示す部分
断面図である。
【符号の説明】
1 バルコニー 10 建物本体 2 スクリーン
フロントページの続き (72)発明者 中本 哲司 大阪市北区大淀中一丁目1番88号 積水ハ ウス株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DD01 DD12 FA31 FA41 GA51 GA67 HF00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物本体に凹設され、建物本体の少なく
    とも一面に開口するようになされたインナータイプのバ
    ルコニーにおいて、 バルコニー外周縁部に、バルコニー空間とその外部とを
    遮断するスクリーンが設けられてなることを特徴とする
    バルコニー構造。
  2. 【請求項2】 スクリーンは、熱反射性または熱吸収性
    のうち、少なくとも何れか一方を有するものである請求
    項1記載のバルコニー構造。
JP2000240734A 2000-08-09 2000-08-09 バルコニー構造 Pending JP2002054225A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000240734A JP2002054225A (ja) 2000-08-09 2000-08-09 バルコニー構造

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ID=18732047

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004162274A (ja) * 2002-11-11 2004-06-10 East Japan Railway Co ベランダ騒音低減構造
JP2014105488A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Misawa Homes Co Ltd 建物

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