JP2002054179A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2002054179A
JP2002054179A JP2000238610A JP2000238610A JP2002054179A JP 2002054179 A JP2002054179 A JP 2002054179A JP 2000238610 A JP2000238610 A JP 2000238610A JP 2000238610 A JP2000238610 A JP 2000238610A JP 2002054179 A JP2002054179 A JP 2002054179A
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俊一郎 堀口
Shigehiro Noda
滋大 野田
Yoshiharu Nakamura
喜治 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】寒い時期や地域で使用しても、ドア周りの凍結
を防止および/または凍結状態を簡単に解除できて、ド
アの開閉をスムーズにできる建設機械を提供すること。 【解決手段】デッキ11上面にはゴム様の弾性体マット
30を設け、ドア用開口部26の上方には樋状部材40
を設け、本体フレーム22とドア21との間の隙間には
埋め材50を設けた。弾性体マット30により、デッキ
11上で雪が凍結しても、衝撃を与えて弾性体マット3
0が弾性変形させることで、氷を割って容易に除去でき
る。樋状部材40により、天井22Eからドア用開口部
26の後縁26B側下部への雨水等の流下を防止でき
る。埋め材50により、隙間に雪等が吹き込んで凍り付
いても、ドア21を開ける衝撃で氷を埋め材50から簡
単にはがすことができ、ドア21をスムーズに開けるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械に係り、
詳しくは、建設機械の上部旋回体に設けられ、かつドア
を有する建設機械に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、たとえばクローラ式の下部走行
体と、この下部走行体に設けられ、当該下部走行体に対
して旋回可能な上部旋回体と、この上部旋回体に設けら
れかつドアを有するキャビンとを備えた建設機械が知ら
れている。このような建設機械には、上部旋回体に設け
られ、かつキャビンのドアの下方から側方へ突出して配
置されたデッキを有するものがある。このデッキは、運
転者がキャビンへ昇降するためのステップとして利用さ
れ、デッキ上面には、滑り止め用の粗面が形成されたも
のもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような建設機械を、寒い時期にあるいは寒い地域で使
用すると、降雪時にデッキ上面に雪が積もって凍結して
しまい、キャビンのドア開閉時に、ドアがデッキ上の雪
または氷に接触して開閉しづらくなるという問題があ
る。特に、デッキ上面に滑り止め用の粗面が設けられて
いる場合には、その粗面の凹凸に雪が入り込むため、デ
ッキ上面の除雪が困難となる。また、たとえば太陽の熱
によりキャビン上部に積もった雪が解け、この雪解け水
がドアの後縁を伝ってドアの後縁側下部に流下し、ドア
の後縁側下部付近で凍り付いてしまうことがある。建設
機械に設けられるキャビンのドアは、通常、片開き式の
場合、後縁側に蝶番が設けられて前縁側が開閉するよう
になっており、スライド式の場合、前方から後方へ向か
ってスライドさせることでドアが開くようになってい
る。これら片開き式ドアまたはスライド式ドアの後縁側
下部付近に氷が付くと、ドアが開けづらくなったり、ま
た、ドアが最後までスライドできなくなったりして、ド
アの開閉がスムーズに行えなくなる。さらに、キャビン
を構成する本体フレームと、このフレームに形成された
ドア用開口部を開閉するドアとの取り合いから、本体フ
レームとドアとの間において、ドアの後縁側下部に隙間
が形成される場合がある。このような隙間に雪等が入り
込んだ場合には、ドアの開閉が困難になる。
【0004】本発明の目的は、寒い時期や地域で使用し
ても、ドア周りの凍結を防止および/または凍結状態を
簡単に解除できて、ドアの開閉をスムーズにできる建設
機械を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の建設機械は、上
記目的を達成するために、それぞれ以下の構成を備え
る。請求項1に記載の発明は、上部旋回体と、この上部
旋回体に設けられかつドアを有するキャビンとを備えた
建設機械であって、前記ドアの開口部には、少なくとも
当該開口部の後縁側上方を覆う雨水流下防止部材が設け
られていることを特徴とするものである。
【0006】この発明によれば、ドアの開口部には、少
なくとも開口部の後縁側上方を覆う雨水流下防止部材が
設けられているので、たとえば太陽の熱でキャビン上部
に積もった雪が解けても、雨水流下防止部材により雪解
け水はドアの後縁側に流れ落ちないようになっている。
このため、雪解け水がドアの後縁を伝って、開口部の後
縁側下部付近にたまらなくなるから、ドアの後縁側下部
付近で雪解け水が凍り付くのを防止できる。これによ
り、ドア周りの凍結を防止でき、ドアの開閉をスムーズ
にできるようになる。
【0007】請求項2に記載の発明は、上部旋回体と、
この上部旋回体に設けられかつドアを有するキャビンと
を備えた建設機械であって、前記上部旋回体には前記ド
アの下方から側方へ突出したデッキが設けられ、このデ
ッキの上面には、ゴム様の弾性体マットが設置されてい
ることを特徴とするものである。この発明によれば、デ
ッキ上面に雪が積もっても、雪は弾性体マット上で凍結
するため、たとえばマットを適宜な棒材で叩いたり、運
転者が踏む等の衝撃を凍結面に与えれば、弾性体マット
が弾性変形して凍結した雪が割れ、デッキ上面から凍結
した雪がはがれやすくなる。従って、ドアの開閉時にデ
ッキ上面の氷を簡単に除去でき、ドアが氷につかえるこ
となくスムーズに開閉されるようになる。
【0008】請求項3に記載の発明は、上部旋回体と、
この上部旋回体に設けられるとともに、ドア用開口部が
形成された本体フレームおよび前記ドア用開口部を開閉
するドアを含んで構成されるキャビンとを備えた建設機
械であって、前記本体フレームと前記ドアとの間には、
当該ドアの後縁側下部の室内側に対応した位置に隙間が
形成され、この隙間には、埋め材が設けられていること
を特徴とするものである。本体フレームとドアとの間に
形成された隙間に、雪解け水等が入り込んで凍り付く
と、本体フレームとドアとが凍り付いてしまい、ドアが
開閉しづらくなる。本発明では、このような本体フレー
ムとドアとの間の隙間に埋め材を設けているので、たと
えば太陽の熱でキャビン上部に積もった雪が解け、この
雪解け水がドアの後縁を伝ってドアの後縁側下部の隙間
に流下しても、雪解け水は、埋め材に接触した状態で凍
り付くこととなる。埋め材を、氷と分離しやすく、ま
た、氷の成長を抑制することのできるような素材、たと
えばスポンジやゴム、木材等で形成しておけば、埋め材
に付いた氷は、ドアを開閉するときの衝撃で埋め材から
簡単にはがれるようになる。従って、ドア周りの凍結状
態を簡単に解除できて、ドアの開閉をスムーズにでき
る。
【0009】請求項4に記載の発明は、上部旋回体と、
この上部旋回体に設けられるとともに、ドア用開口部が
形成された本体フレームおよび前記ドア用開口部を開閉
するドアを含んで構成されるキャビンとを備えた建設機
械であって、前記ドア用開口部には、少なくともドア用
開口部の後縁側上方を覆う雨水流下防止部材が設けら
れ、前記上部旋回体には前記ドアの下方から側方へ突出
したデッキが設けられ、このデッキの上面には、ゴム様
の弾性体マットが設置され、前記本体フレームと前記ド
アとの間には、当該ドアの後縁側下部の室内側に対応し
た位置に隙間が形成され、この隙間には、埋め材が設け
られていることを特徴とするものである。この発明によ
れば、請求項1ないし請求項3に記載の発明を併せた効
果を期待できる。つまり、キャビンには雨水流下防止部
材が設けられているので、天井からの雪解け水等がドア
の後縁側に流れ落ちないようになり、ドアの後縁側下部
付近での凍結を防止できて、ドアの開閉をスムーズにで
きるようになる。また、デッキ上面には弾性体マットが
設置されているから、衝撃を弾性体マット上の凍結面に
与えれば、弾性体マットが弾性変形して凍結した雪が割
れ、デッキ上面から凍結した雪がはがれやすくなって、
ドアの開閉時にデッキ上面の氷を簡単に除去できるよう
になる。さらに、本体フレームとドアとの間の隙間には
埋め材が設けられているため、たとえば雪等が隙間に吹
き込んできても、雪は埋め材に接触した状態で凍り付
く。埋め材に付いた氷は、ドアを開閉するときの衝撃で
埋め材から簡単にはがれるようになっているので、ドア
周りの凍結状態を簡単に解除できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に
係る建設機械1の平面図が示され、図2には、建設機械
1の側面図が示され、図3には、建設機械1における上
部旋回体10およびキャビン20の斜視図が示され、図
4には、上部旋回体10およびキャビン20の側面図が
示されている。建設機械1は、たとえばクローラ式走行
装置を有する下部走行体1Aと、この下部走行体1Aの
上部に設けられ、下部走行体1Aに対して旋回可能な上
部旋回体10と、この上部旋回体10の上部に設けられ
かつスライド式のドア21を備えたキャビン20とを含
んで構成されている。このような建設機械1の上部旋回
体10には、先端にバケットやクラッシャ等の作業機1
Bを備えたブーム1Cおよびアーム1Dが取り付けられ
ており、このブーム1C、アーム1D、および作業機1
Bは、キャビン20内に設置された操縦装置(図示せ
ず)を操縦することでその動作がコントロールできるよ
うになっている。
【0011】上部旋回体10には、キャビン20のドア
21の下方から側方(外側)へ突出したデッキ11が設
けられている。このデッキ11上面を運転者が踏み台と
して利用することで、運転者のキャビン20への昇降が
容易になっている。上部旋回体10のデッキ11上面に
は、弾性体マット30が設けられ、この弾性体マット3
0の表面には、滑り止め用の複数条の溝部30Aが形成
されている。弾性体マット30の厚さ寸法は、デッキ1
1上面に設置された際に、その上面がドア21の下縁2
1Dに接触しない厚さになっている。
【0012】弾性体マット30は、図5に示すように、
一方の面に溝部30Aが形成されたゴム製のマット部3
1を備え、このマット部31の他方の面には、スポンジ
部32が設けられている。このスポンジ部32のマット
部31が設けられない面には、接着剤が塗布されてい
る。なお、接着剤は、弾性体マット30をデッキ11上
に貼り付ける際に塗布してもよく、また、工場等で予め
塗布するとともに図示しない剥離紙を設けておいて、こ
の剥離紙を弾性体マット30を貼り付ける際にはがすよ
うにしてもよい。
【0013】このような弾性体マット30の構成におい
て、デッキ11に雪が積もって凍結した場合、雪は弾性
体マット30上で凍結するため、たとえば弾性体マット
30を適宜な棒材で叩いたり、運転者が踏む等の衝撃を
凍結面に与えれば、弾性体マット30が弾性変形して凍
結した雪が割れ、デッキ11上面からはがれやすくな
る。特に、本実施形態において、弾性体マット30は、
表面側がゴム製のマット部31で形成されているので、
耐久性が得られるとともに、裏面側がマット部31より
も軟質のスポンジ部32で形成されているので、衝撃を
受けたときにマット部31がスポンジ部32に沈み込ん
で、マット部31上の氷がより割れやすくなる。これに
より、デッキ11上の氷を簡単に除去でき、ドア21が
氷につかえることなくスムーズに開閉できるようにな
る。
【0014】キャビン20は、前面22A、後面22
B、側面22C,22D、および天井22Eを含んで構
成された本体フレーム22を備え、この本体フレーム2
2に形成された複数の窓用開口部には、前面22Aにお
いてフロントガラス23が、後面22Bにおいてリヤガ
ラス24(図8参照)が、側面22Cにおいてサイドガ
ラス25が、側面22Dにおいて図示しないサイドガラ
スがそれぞれはめ込まれている。なお、運転者がキャビ
ン20内の図示しない座席に座ったときに見る方向を前
方とし、その反対方向を後方とする。
【0015】キャビン20のドア21は、建設機械1の
略前後方向へ沿ってスライドするようになっており、本
体フレーム22に形成された本発明の開口部としてのド
ア用開口部26を開閉するために設けられている。この
キャビン20のドア21には、上部、中央、下部の3カ
所にブラケットが設けられ、本体フレーム22には、ド
ア21の各ブラケットを摺動可能にそれぞれ保持するガ
イドが設けられており、これらブラケットおよびガイド
によって、ドア21が本体フレーム22に対して略水平
方向へスライド可能に支持されている。このようなドア
21において、閉じているときは、ドア21はドア用開
口部26内に収まっており、開くときには、ドア用開口
部26内からデッキ11側にドア21を移動させてか
ら、前方から後方へスライドさせるようになっている。
つまり、ドア21が閉じているときには、ドア21の外
側の面と、キャビン20の側面22Cとが略面一になっ
ている。
【0016】キャビン20の本体フレーム22には、天
井22Eからの雨水や雪解け水がドア用開口部26(ド
ア21)の後縁26B側に流れ落ちないように、雨水流
下防止部材としてのたとえばゴム製の樋状部材40が設
けられており、この樋状部材40は、図6に示すよう
に、上方へ開口した断面略V字状に形成されている。樋
状部材40は、図7にも示すように、本体フレーム22
の側面22Cにおいて、ドア用開口部26の上縁26C
よりも高く、天井22Eよりも低い高さ位置に配置さ
れ、キャビン20のドア21が設けられた本体フレーム
22の側面22Cから後面22Bに連続して設けられて
いる。樋状部材40のキャビン20の本体フレーム22
の側面22Cに位置する一側は、サイドガラス25およ
びドア用開口部26(ドア21)の上方を覆って、その
端部はドア21が設けられた側面22Cと前面22Aと
でなすキャビン20の角部付近まで延長されている。ま
た、図8に示すように、樋状部材40のキャビン20の
後面22Bに位置する他側は、リヤガラス24の上方を
覆って、その端部は後面22Bとドア21が設けられて
いない側面22Dとでなすキャビン20の角部付近まで
延長されている。
【0017】樋状部材40は、ドア用開口部26の後縁
26Bの上方に位置する部分を頂点41として、この頂
点41から両側へ向かって長手方向に水勾配が与えられ
ている。これにより、キャビン20の天井22Eから雨
水や雪解け水等が流れ落ちてきても、雨水は樋状部材4
0に沿って流れ、ドア21が設けられた側面22Cと前
面22Aでなすキャビン20の角部、あるいは後面22
Bとドア21が設けられていない側面22Dとでなすキ
ャビン20の角部付近で流れ落ちていくから、ドア用開
口部26の後縁26B側下部への雨水や雪解け水の流下
を防止できるようになる。
【0018】樋状部材40は、長手方向へ沿った外側面
に接着剤が塗布されてキャビン20に接着固定されるよ
うになっている。なお、接着剤は、上述した弾性体マッ
ト30と同様に、樋状部材40をキャビン20に貼り付
ける際に塗布してもよく、また、工場等で予め塗布する
とともに図示しない剥離紙を設けておいてもよい。この
ような樋状部材40をキャビン20に貼り付ける際、樋
状部材40に所望の水勾配を確実に与えるために、樋状
部材40のキャビン20への貼り付け位置を決定する型
紙治具42(図7参照)を利用するとよい。この型紙治
具42は、マグネットシート等から形成されてキャビン
20に着脱可能に設けられており、ドア21の上縁21
C形状に対応した第1稜線421と、樋状部材40の水
勾配に対応した第2稜線422とを有している。ドア2
1の上縁21Cに第1稜線421を略合わせて型紙治具
42をキャビン20に貼り付け、この型紙治具42の第
2稜線422に下端を合わせて樋状部材40をキャビン
20に接着固定すれば、樋状部材40に所望の水勾配を
確実に与えられるようになる。型紙治具42は、樋状部
材40をキャビン20に取り付けた後、キャビン20か
ら取り外される。
【0019】キャビン20のドア21は、上述したよう
に、上部、中央、および下部の3カ所のブラケットおよ
びガイドにより、本体フレーム22に対して略水平方向
へスライド可能に支持されている。これら3カ所のブラ
ケットおよびガイドのうち、下部のブラケット61およ
びガイド62について詳述する。図3に戻って、ドア2
1の前縁21A側下部には、その室内側に側面略L字状
のブラケット61が設けられており、このブラケット6
1は、ドア21にボルト等で取り付けられた垂直部61
1と、この垂直部611からキャビン20室内側に突出
して設けられかつ図示しないローラを有した水平部61
2とから構成されている。キャビン20の本体フレーム
22には、長手方向が略水平方向へ沿った溝状のガイド
62が設けられており、ガイド62は、図9にも示すよ
うに、ドア21のドア用開口部26の下縁26Dにより
構成された上ガイド部621と、この上ガイド部621
の下面に配置された断面略L字状の下ガイド部622と
を有しており、下ガイド部622の後側は上ガイド部6
21の後側よりも後方に突出している。このような下部
のブラケット61およびガイド62では、ブラケット6
1の水平部612がローラを介してガイド62の溝内に
長手方向へ摺動可能とされている。
【0020】このような本体フレーム22とドア21と
の間において、図9に示すように、ドア21の後縁21
B側下部の室内側に対応した位置には、隙間70が形成
されており、この隙間70は、本体フレーム22と下ガ
イド部622とドア21で囲まれて形成されている。こ
のような隙間70には、当該隙間70形状に対応した形
状(本実施形態では略三角柱状)に形成されるととも
に、氷が分離しやすく、また、氷の成長を抑制すること
のできるような素材、たとえばスポンジ等から形成され
た埋め材50が取り付けられている。この埋め材50
は、下ガイド部622上面に取り付けられる下ガイド部
取付面51と、本体フレーム22に取り付けられる本体
フレーム取付面52と、ドア21の閉塞時にドア21の
室内面と接触するドア接触面53とを備え、下ガイド部
取付面51および本体フレーム取付面52は、接着剤で
下ガイド部622および本体フレーム22へそれぞれ取
り付けられている。なお、接着剤は、上述した弾性体マ
ット30および樋状部材40と同様に、埋め材50をキ
ャビン20に貼り付ける際に塗布してもよく、また、工
場等で予め塗布するとともに図示しない剥離紙を設けて
おいてもよい。また、埋め材50には、下方へ突出した
突出部54が設けられ、この突出部54は、長手方向へ
沿った下ガイド部622の端面と、ドア21の室内面と
の間に形成された隙間に配置される。
【0021】このような氷と分離しやすくまた、氷の成
長を抑制することのできるようなスポンジ製の埋め材5
0を、ドア21と本体フレーム22との間の隙間に設け
ておけば、ドア21の後縁21B側下部で雪解け水が凍
結してもドア21を開閉するときの衝撃で氷が埋め材5
0から簡単にはがれるようになる。従って、ドア21の
後縁21B側下部での凍結状態が簡単に解除され、ドア
21の開閉がスムーズになる。
【0022】上述のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。 (1)ドア21のドア用開口部26には、少なくともド
ア用開口部26の後縁26B側上部を覆う樋状部材40
が設けられているので、たとえば太陽の熱でキャビン2
0上部に積もった雪が解けても、樋状部材40によりそ
の雪解け水はドア21の後縁21B側に流れ落ちないよ
うになっている。これにより、ドア21の後縁21B側
下部付近で雪解け水が凍り付かないようになり、ドア2
1周りの凍結を防止でき、ドア21の開閉をスムーズに
できる。
【0023】(2)デッキ11上面に雪が積もっても、
雪は弾性体マット30上で凍結するため、たとえば弾性
体マット30を適宜な棒材で叩いたり、運転者が踏む等
の衝撃を凍結面に与えれば、弾性体マット30が弾性変
形して凍結した雪が割れ、デッキ11上面から凍結した
雪がはがれやすくなる。従って、ドア21の開閉時に簡
単にデッキ11上面の氷を除去することができるから、
ドア21が氷につかえることなくスムーズに開閉でき
る。
【0024】(3)ドア21と、本体フレーム22の間
に形成された隙間70には、埋め材が設けられているの
で、たとえば隙間に雪が吹き込んできたとしても、雪は
埋め材50に接触した状態で凍結する。埋め材50を、
氷と分離しやすくまた、氷の成長を抑制することのでき
るようなスポンジで形成しているので、ドア21の後縁
21B側下部の隙間70で雪が凍結してもドア21を開
閉するときの衝撃で氷が埋め材50から簡単にはがれる
ようになる。これにより、ドア21の後縁21B側下部
の凍結状態を簡単に解除できて、ドア21の開閉をスム
ーズにできる。
【0025】(4)弾性体マット30は、表面側に配置
されたゴム製のマット部31と、裏面側に配置されたス
ポンジ部32との二層構造であるから、耐久性が得られ
るとともに、マット部31の弾性変形量を大きくできて
マット部31上の氷がより割れやすくなって氷の除去を
より簡単にできる。
【0026】(5)樋状部材40は、キャビン20の側
面22Cに位置する一側がサイドガラス25およびドア
用開口部26(ドア21)の上方を覆って側面22Cと
前面22Aとでなすキャビン20の角部付近まで延長さ
れ、後面22Bに位置する他側は、リヤガラス24の上
方を覆って後面22Bと側面22Dとでなすキャビン2
0の角部付近まで延長されているので、キャビン20の
天井22Eから雨水や雪解け水等が流れ落ちてきても、
雨水は樋状部材40に沿って流れ、側面22Cと前面2
2Aでなすキャビン20の角部、あるいは後面22Bと
側面22Dとでなすキャビン20の角部付近で流れ落ち
ていくから、ドア用開口部26の後縁26B側下部への
雨水の流下を確実に防止できる。
【0027】(6)樋状部材40は、ドア用開口部26
の後縁26Bの上方に位置する部分を頂点41として、
この頂点41から両側へ向かって長手方向に水勾配が与
えられているから、ドア用開口部26の後縁26B側下
部に雨水等が流下するのをより確実に防止できる。
【0028】(7)弾性体マット30、樋状部材40、
および埋め材50を、接着剤によりデッキ11またはキ
ャビン20に固定しているので、各部材30,40,5
0のキャビン20への取り付けを簡単にできる。
【0029】(8)樋状部材40の取付作業において、
型紙治具42を利用しているので、樋状部材40の位置
決めを容易にできるとともに、所望の水勾配を樋状部材
40に確実に与えることができる。
【0030】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良は、本発明に含まれるものである。たとえば、
前記実施形態において、キャビン20には、スライド式
のドア21が設けられていたが、片開き式のドアが設け
られていてもよく、キャビンに設けられるドアの形式は
どのような形式であってもよく、このような場合も本発
明に含まれる。
【0031】前記実施形態では、樋状部材40をゴムで
形成したが、たとえば薄い鋼板をV字状に折り曲げて形
成してもよく、このような場合は樋状部材を溶接等でキ
ャビンに取り付ければよい。
【0032】前記実施形態において、樋状部材40は、
断面略V字状に形成されていたが、たとえば、断面略U
字状に形成されてもよく、要するに、樋としての機能を
果たす形状であればよい。
【0033】たとえば、前記実施形態では、樋状部材4
0は、キャビン20の側面22Cから後面22Bにかけ
て設けられていたが、これに限らず、キャビンの側面の
みに設けられてもよく、要するに、ドア21のドア用開
口部26の少なくとも後縁26B側上方を覆うように設
けられていればよい。具体的な例を、図10ないし図1
2に示す。
【0034】図10において、樋状部材40Aは、ドア
用開口部26前縁26Aの上方からドア21の最大開閉
位置の上方まで覆っている。ここで、ドア21の最大開
閉位置とは、ドア21を開けた際、具体的に図中の二点
鎖線で示す位置までドア21を移動させた際に、ドア2
1の後縁が達する位置であり、本変形例では、側面22
Cと後面22Bとでなすキャビン20の角部付近であ
る。この樋状部材40Aは、ドア用開口部26の後縁2
6Bの上方に位置する頂点41を挟んで、図中左側に位
置する一端側は、ドア用開口部26の上方を覆って、そ
の端部は側面22Cと前面22Aとでなすキャビン20
の角部付近まで延長されている。また、頂点41を挟ん
で図中右側に位置する他端側は、サイドガラス25の上
方を覆って、その端部は側面22Cと後面22Bとでな
すキャビン20の角部付近まで延長されている。
【0035】図11において、樋状部材40Bは、樋状
部材40Aと同様に、キャビン20の側面22Cのみに
設けられている。この樋状部材40Bは、ドア用開口部
26の後縁26Bの上方に位置する頂点41を挟んで、
図中左側に位置する一端側は、ドア用開口部26の上方
を覆って、その端部は側面22Cと前面22Aとでなす
キャビン20の角部付近まで延長されている。また、頂
点41を挟んで図中右側に位置する他端側は、サイドガ
ラス25の上方を若干覆う程度に延長されている。
【0036】図12において、樋状部材40Cは、樋状
部材40A,40Bと同様に、キャビン20の側面22
Cのみに設けられている。この樋状部材40Cは、ドア
用開口部26の後縁26Bの上方に位置する頂点41を
挟んで、図中左側に位置する一端側は、ドア用開口部2
6の上方を若干覆う程度に延長されている。また、樋状
部材40Cの頂点41を挟んで図中右側に位置する他端
側は、サイドガラス25の上方を若干覆う程度に延長さ
れている。これら樋状部材40A,40B,40Cによ
っても、キャビン20の天井からの雨水等がドア21の
後縁21Bを伝って、ドア用開口部26の後縁26B側
下部に流れ落ちるのを防止できる。しかしながら、樋状
部材はその頂点を挟んで両側に長い方が、後縁21B
(後縁26B)側下部への雨水等の流下を確実に防止で
きる。
【0037】前記実施形態では、弾性体マット30が二
層構造であったが、スポンジのみや、ゴムのみの一層構
造であってもよい。
【0038】前記実施形態では、建設機械1に弾性体マ
ット30、樋状部材40および埋め材50の3つの部品
を設けたが、これら3つの部品をすべて設けなくともよ
く、たとえば、弾性体マットおよび樋状部材のみを設け
てもよく、埋め材だけを設けてもよく、要するに、弾性
体マット、樋状部材、および埋め材の3つの部品のう
ち、少なくとも一つの部品を設ければよい。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、寒い時期や地域で使用
しても、ドア周りの凍結を防止および/または凍結状態
を簡単に解除できて、ドアの開閉をスムーズにできると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る建設機械を示す平面
図である。
【図2】前記実施形態における建設機械を示す側面図で
ある。
【図3】前記実施形態における上部旋回体およびキャビ
ンを示す斜視図である。
【図4】前記実施形態における上部旋回体およびキャビ
ンを示す側面図である。
【図5】前記実施形態における弾性体マットを示す縦断
面図である。
【図6】図4のVI−VI線に沿った断面図である。
【図7】前記実施形態におけるキャビンの上部側面を示
す拡大側面図である。
【図8】前記実施形態におけるキャビンの上部後面を示
す拡大後面図である。
【図9】前記実施形態におけるドアの開口部の後縁側下
部を示す拡大斜視図である。
【図10】本発明の変形例を示す拡大側面図である。
【図11】本発明の他の変形例を示す拡大側面図であ
る。
【図12】本発明のさらに他の変形例を示す拡大側面図
である。
【符号の説明】 1 建設機械 10 上部旋回体 11 デッキ 20 キャビン 21 ドア 21B 後縁 22 本体フレーム 26 開口部であるドア用開口部 26B 後縁 30 弾性体マット 40 雨水流下防止部材である樋状部材 50 埋め材 70 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀口 俊一郎 石川県小松市符津町ツ23 株式会社小松製 作所粟津工場内 (72)発明者 野田 滋大 大阪府枚方市上野3−1−1 株式会社小 松製作所大阪工場内 (72)発明者 中村 喜治 石川県小松市符津町ツ23 株式会社小松製 作所粟津工場内 Fターム(参考) 2D015 EA03 EB00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体と、この上部旋回体に設けら
    れかつドアを有するキャビンとを備えた建設機械であっ
    て、 前記ドアの開口部には、少なくとも当該開口部の後縁側
    上方を覆う雨水流下防止部材が設けられていることを特
    徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 上部旋回体と、この上部旋回体に設けら
    れかつドアを有するキャビンとを備えた建設機械であっ
    て、 前記上部旋回体には前記ドアの下方から側方へ突出した
    デッキが設けられ、このデッキの上面には、ゴム様の弾
    性体マットが設置されていることを特徴とする建設機
    械。
  3. 【請求項3】 上部旋回体と、この上部旋回体に設けら
    れるとともに、ドア用開口部が形成された本体フレーム
    および前記ドア用開口部を開閉するドアを含んで構成さ
    れるキャビンとを備えた建設機械であって、 前記本体フレームと前記ドアとの間には、当該ドアの後
    縁側下部の室内側に対応した位置に隙間が形成され、こ
    の隙間には、埋め材が設けられていることを特徴とする
    建設機械。
  4. 【請求項4】 上部旋回体と、この上部旋回体に設けら
    れるとともに、ドア用開口部が形成された本体フレーム
    および前記ドア用開口部を開閉するドアを含んで構成さ
    れるキャビンとを備えた建設機械であって、 前記ドア用開口部には、少なくともドア用開口部の後縁
    側上方を覆う雨水流下防止部材が設けられ、 前記上部旋回体には前記ドアの下方から側方へ突出した
    デッキが設けられ、このデッキの上面には、ゴム様の弾
    性体マットが設置され、 前記本体フレームと前記ドアとの間には、当該ドアの後
    縁側下部の室内側に対応した位置に隙間が形成され、こ
    の隙間には、埋め材が設けられていることを特徴とする
    建設機械。
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