JP2007162218A - 雪下ろし装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】雪質や屋根勾配に関係無く確実に積雪層を排除できる雪下し装置を提供する。
【解決手段】雪下ろし装置1は屋根2の傾斜面に沿って敷設するガイドレール3と雪下ろし部材4を有する。ガイドレール3は軒先より前方に曲折点6を設けその先に急傾斜面部7を延伸する。雪下ろし部材4は屋根2上の積雪層14を掬い取るバケット15と、バケット15の前後部を支持する前輪16及び後輪17を有し、これらの車輪は夫々ガイドレール3の上フランジを挟持しながら回転移動する。雪下ろし装置1は測定容器18に一定の積雪量があると弾性部材19が下がって始動スイッチが入るもので、雪下ろし部材4がガイドレール3に沿って降下した後、前輪16が曲折部6に入るとバケット15の傾斜が急になりバケット内の雪塊23が落下する。
【選択図】図1

Description

この発明は、屋根上の雪を積雪量に応じて自動的に排除する雪降ろし装置に関するものである。
多雪地帯における雪下ろしは、多大な労力と危険を伴う作業であるため、人力に頼らず積雪量に応じて自動的に排除する雪降ろし装置が種々提案されてきた。このような雪下ろし装置の一例として、例えば下記に示すような技術が開示されている。
特開2000−274111号公報
特許文献1には、屋根の傾斜面に沿って移動する可動部材を用いて屋根上の積雪層を上下層に切断する雪下ろし装置が記載されていた。この雪下ろし装置における可動部材は断面中空三角形状に形成されているため可動部材の移動に伴って、屋根上の積雪層が上層部と下層部とに切断され、しかも上層部は可動部材の前側傾斜面上に押し上げられると共に、後側傾斜面への移行の際に裂け目が生ずるので複数の積雪ブロックに分割される。このような積雪ブロックは、下層部の上面で雪崩現象を引き起こして軒下に滑落するという構成であった。
しかし、このような従来の雪下ろし装置は、積雪の排除を積雪自体の重量に期待して雪崩現象により排除するもので、雪質や雪温等によっては雪崩が生じなくなる恐れもあり、確実性という点で問題があった。特に緩勾配の屋根になると雪崩現象が引き起こし難くなり、可動部材の傾斜勾配を急にすると、残置される下層の積雪層が増大してしまう欠点があった。
この発明は、従来の雪下ろし装置が有する上記の問題点を解消すべくなされたものであり、雪質や屋根勾配に関係無く確実に積雪層を排除できる雪下ろし装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、この発明の雪下ろし装置は、屋根の傾斜面に沿って平行に敷設するガイドレールと、このガイドレールに直交して配設されガイドレールに沿って移動する雪下ろし部材と、この雪下ろし部材を駆動する駆動手段と、この駆動手段を制御して前記雪下ろし部材の始動・停止及び移動方向を切り替える制御手段を備える雪下ろし装置において、前記ガイドレールは、上フランジに車輪走行面とラックを設け、少なくとも軒先より前方に曲折点を設けて急傾斜面部を延伸するものであり、前記雪下ろし部材は、屋根上の積雪層を掬い取るバケットを有し、このバケットの前後部を支持する車輪は夫々前記上フランジを挟持しながら回転する前輪及び後輪であり、前記駆動手段は、この後輪と同軸に並列し前記ラックに噛合する歯車を回動するものであることを特徴とするものである。
ガイドレールは例えばH形鋼等の形鋼を用い、屋根上に適宜間隔で敷設する。バケットの車輪は形鋼の上フランジを挟み込み、駆動力は歯車をラックに噛合して伝達するため積雪層の抵抗があっても安定的に走行できる。前輪が曲折点を越えるとバケットは傾き始め、掬い込んだ雪塊が自然落下する。
一階に下屋、ベランダ等の跳出部分がある場合は、軒先より外側に柱を立て、ガイドレールを延長する。
バケットは、屋根幅に合わせた横長の箱型で前面を開放し、走行時に底面で積雪層を掬い取る。底面は屋根勾配より若干急傾斜に設定し、雪塊が落下し易いよう摩擦抵抗の少ない素材で形成する。バケットの大きさは排除する積雪層の厚さ、走行長さを考慮して定める。
歯車を回転するための駆動源は、バケット内に設けるモータの駆動力を例えばチェーン及びスプロケットで伝達する。モータは各ガイドレール毎に設置してもよいし、複数のガイドレールに対する駆動力を一台のモータが負担するものでもよい。
請求項2記載の雪下ろし装置の制御手段は、前記バケット上にあって始動スイッチを備える弾性部材に支持され前面を開放する測定容器と、前記急傾斜面部の先端位置近傍にあって前記バケットが当接する停止及び逆転スイッチ付きストッパを有することを特徴とするものである。
測定容器に積雪により一定荷重が作用すると弾性部材が変形して始動スイッチが接続し、駆動手段が作動してバケットが移動し始める。バケットが急傾斜面部に入り、バケット内の雪塊を落下させた後、ストッパに当接すると駆動手段は逆転し、バケットを元の位置に戻す。この時、測定容器内の積雪も落下し、弾性部材により元の高さに戻る。
この発明の雪下ろし装置は、曲折点と急傾斜面部を有するガイドレール上をバケットが走行するので、掬い取った雪塊を雪質や屋根勾配に関係無く確実に排除することができる。請求項2記載の雪下ろし装置は、始動スイッチ付の弾性部材に支持される測定容器を有するので、バケットの移動を積雪量に合わせて制御することができる。
次にこの発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図1は雪下ろし装置の側面図である。雪下ろし装置1は、屋根2の傾斜面に沿って敷設するガイドレール3と、このガイドレール3上に直交して配設される雪下ろし部材4を有する。
ガイドレール3としては例えばH形鋼を用い、屋根2上に土台としてリップ溝型鋼からなる根太5を複数本配し、その上面に適宜間隔、例えば1.8mピッチで平行に敷設する。根太5は、屋根2の上面及び側面に固定し、載置するガイドレール3を係止する。ガイドレール3は、軒先より前方に曲折点6を設け、その先に急傾斜面部7を延伸する。
屋根2の棟及びガイドレール3の先端には夫々柱8,9を立設し、この間にケーブル10を架設して、雪下ろし部材4に接続する電源コード11を移動可能に吊り下げる。ガイドレール先端に立設する柱9間には横材12を渡し、これよりストッパ13を垂下する。
雪下ろし部材4は、屋根2上の積雪層14を掬い取るバケット15と、このバケット15の前後部を支持する前輪16及び後輪17を有し、これらの車輪は夫々ガイドレール3の上フランジを挟持しながら回転移動する。
バケット15上には前面を開放するステンレス製の測定容器18が付設される。この測定容器18は図1及び図2に示すように、始動スイッチを備える弾性部材19と容器押し上げ棒20により支持されており、容器押し上げ棒20は、バケット15の底面前方に取り付けられ、ガイドレール3上を通って測定容器18の背面に繋がる鋼棒で、図1の二点鎖線で示すように曲折点6において接触し、上方に押し上げられる。
この雪下ろし装置1は、測定容器18に一定の積雪量、例えば10cm程度の降雪があると弾性部材19が下がって始動スイッチが入るもので、動き出す時には安全のため図示しない回転灯が廻る。雪下ろし部材4がガイドレール3に沿って降下した後、前輪16が曲折部6に入るとバケット15の傾斜が次第にきつくなると共に、容器押し上げ棒20が曲折点6に当接し、測定容器18の背面を押し上げ、容器内の積雪21を廃棄する。
なお、この廃棄する積雪21がバケット15内に落下しないようバケット上部には前面に雪返し22を設置しておく。
雪下ろし部材4が更に進行すると、図3に示すようにバケット15の底面の傾斜が急になりバケット内の雪塊23が落下する。バケット15の先端がストッパ13に当接すると、これに付設する停止及び逆転スイッチが作動し雪下ろし部材4の駆動部に信号を伝え、バケット15を元の位置に戻す。この時、測定容器18内も弾性部材19により元の高さに戻る。
次に雪下ろし部材の駆動手段の詳細を図4乃至図7に基づき説明する。図4は雪下ろし部材駆動部の断面図、図5は同平面図、図6は後輪部の断面図、図7は前輪部の断面図である。バケット15のガイドレール3の直上部にはモータ室24を形成し、その内部に正逆転可能なモータ25を設置し、駆動力をシャフト26に伝達する。なお、モータ室24の上に測定容器18を設置する。
シャフト26にはスプロケットが取り付けられ、巻回するチェーン27にて後輪17に駆動力が伝達される。シャフト26はモータ25を設置しないガイドレール3上の後輪17に対して駆動力を付与するもので、モータ25の性能により負担する領域を定める。なお、シャフト26を介さずモータ25から直接後輪17に駆動力を伝達する構成でもよい。モータ室24の内部にはヒータ28を取り付け、モータ25の凍結を防止する。
後輪17は、ガイドレール3の上フランジ3a上を走行する大車29と、上フランジ3aの下面に配設する補助車30と、大車29の軸29aに取り付けられ上フランジ3a上に敷設するラック31と噛合するピニオン32を有する。
前輪16は、ガイドレール3の上フランジ3a上を走行する小車33と、上フランジ3aの下面に配設する補助車34を有する。小車33の前方にはガイドレール3上の雪を削る爪35をバケット15の先端より突設する。
又、後輪17を支持するフレーム17aからは、ガイドレール3の上面とラック31の上面の積雪、特に凍結した雪を排除するための爪36及びブラシ37を突設する。
前輪16及び後輪17はガイドレール3の上フランジ3aを挟み込み、駆動力はピニオン32をラック31に噛合して伝達するため、積雪層14の抵抗があっても安定的に走行できる。なお、ガイドレール3には凍結防止剤を塗布することが望ましい。
雪下ろし装置の側面図である。 図1のII−II断面を拡大した断面図である。 急傾斜面部における雪下ろし装置の側面図である。 雪下ろし部材駆動部の断面図である。 雪下ろし部材駆動部の平面図である。 後輪部の断面図である。 前輪部の断面図である。
符号の説明
1 雪下ろし装置
2 屋根
3 ガイドレール
4 雪下ろし部材
6 曲折点
7 急傾斜面部
13 ストッパ
14 積雪層
15 バケット
16 前輪
17 後輪

Claims (2)

  1. 屋根の傾斜面に沿って平行に敷設するガイドレールと、このガイドレールに直交して配設されガイドレールに沿って移動する雪下ろし部材と、この雪下ろし部材を駆動する駆動手段と、この駆動手段を制御して前記雪下ろし部材の始動・停止及び移動方向を切り替える制御手段を備える雪下ろし装置において、前記ガイドレールは、上フランジに車輪走行面とラックを設け、少なくとも軒先より前方に曲折点を設けて急傾斜面部を延伸するものであり、前記雪下ろし部材は、屋根上の積雪層を掬い取るバケットを有し、このバケットの前後部を支持する車輪は夫々前記上フランジを挟持しながら回転する前輪及び後輪であり、前記駆動手段は、この後輪と同軸に並列し前記ラックに噛合する歯車を回動するものであることを特徴とする雪下ろし装置。
  2. 前記制御手段は、前記バケット上にあって始動スイッチを備える弾性部材に支持され前面を開放する測定容器と、前記急傾斜面部の先端位置近傍にあって前記バケットが当接する停止及び逆転スイッチ付きストッパを有することを特徴とする請求項1記載の雪下ろし装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EA020341B1 (ru) * 2011-04-27 2014-10-30 Александр Константинович Титов Универсальный комплекс очистки кровли зданий и сооружений от снега, наледи и сосулек
CN109750800A (zh) * 2019-03-15 2019-05-14 南京工程学院 温室大棚清雪机

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