JP2002051355A - デジタル映像信号伝送装置および映像表示装置 - Google Patents

デジタル映像信号伝送装置および映像表示装置

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JP2002051355A JP2000232141A JP2000232141A JP2002051355A JP 2002051355 A JP2002051355 A JP 2002051355A JP 2000232141 A JP2000232141 A JP 2000232141A JP 2000232141 A JP2000232141 A JP 2000232141A JP 2002051355 A JP2002051355 A JP 2002051355A
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    • H04N19/59Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving spatial sub-sampling or interpolation, e.g. alteration of picture size or resolution

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ伝送路を伝送されるデジタル映像信号
のデータ量を低減できるデジタル映像信号伝送装置及び
映像表示装置を提供する。 【解決手段】 入力デジタル映像信号の各色信号につい
て、各色信号の階調レベルとほぼ等しい平均階調レベル
となるように、複数フレーム毎に1フレームの割合で複
数ビットの信号S101に残りのフレームでは1ビット
の信号S102に変換するデジタル映像信号変換回路1
と、個々の画素信号において1つの色信号だけが複数ビ
ット、残りの色信号が1ビットとなるように各色信号を
設定するためのフラグ信号S201を生成するフラグ信
号生成回路2と、フラグ信号S201に基づいて各色信
号に信号S101・S102を割り当てる変換データ組
合せ回路3と、フラグ信号S201に基づいて個々の画
素信号において各色信号のビット数が互いに等しくなる
ようにデジタル映像信号S301をビット伸長するビッ
ト伸長回路40とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1画素当たり複数
ビットの色信号を複数組み合わせたデジタル映像信号を
データ伝送路を通して伝送するデジタル映像信号伝送装
置に関するものであり、より詳細には、デジタル映像信
号のビット圧縮(データ圧縮)を行うことによって、各
画素の情報を表す複数ビットの信号(画素信号)を1ビ
ットずつ複数のデータ伝送線に振り分けてパラレル伝送
する場合に必要なデータ伝送線の本数を減少させること
のできるデジタル映像信号伝送装置と、それを用いた映
像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多階調のデジタル映像信号は、通常、1
画素の階調が複数ビットで表現されるが、階調数が多く
なると、合計のビット数、つまり、データ量が増大す
る。
【0003】そこで、高速にシリアル伝送することが必
要である場合や、記憶装置に画像データとして記憶する
ときのデータ量を小さくすることが必要である場合に
は、データ量を減らすためにデジタル映像信号をビット
圧縮することが行われている。
【0004】しかしながら、このような特別な場合以外
は、ビット圧縮やデータ変換などは行わず、そのままの
信号およびビット数で伝送することがほとんどである。
特に、デジタル映像信号における各画素の情報を表す複
数ビットの信号を1ビットずつ複数のデータ伝送線に振
り分けてパラレル伝送する場合、従来は、そのままの信
号およびビット数で伝送されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、デジタル映
像信号における各画素の情報を表す複数ビットの信号を
1ビットずつ複数のデータ伝送線に振り分けてパラレル
伝送する場合、1ビットにつき1本のデータ伝送線が必
要であるため、そのままの信号およびビット数で伝送す
ると、1画素当たりのビット数が多い場合には、データ
伝送線の本数が多くなってしまう。
【0006】デジタル映像信号は、輝度信号と2つの色
差信号とからなることもあるが、通常は、赤色信号R、
緑色信号G、青色信号B(以下、単にR、G、Bと略記
する)の3原色の信号からなり、R、G、Bそれぞれが
複数ビットの階調信号となっている。そのため、例え
ば、回路間において、R、G、B各4ビットからなるデ
ジタル映像信号を、そのままの信号およびビット数で1
ビットずつ複数のデータ伝送線に振り分けてパラレル伝
送しようとすると、1ビットにつき1本のデータ伝送線
が必要であるため、合計12本のデータ伝送線が必要に
なる。
【0007】このように、上記従来のデジタル映像信号
の伝送方法では、デジタル映像信号の1画素当たりのビ
ット数が増加した場合、データ伝送線の本数もビット数
の増加と共に増加する。
【0008】したがって、上記従来のデジタル映像信号
の伝送方法で基板上や回路内において伝送を行おうとす
ると、多くのデータ伝送線が基板上や回路内に必要とな
り、基板の大型化や回路規模の増大を招く恐れがある。
また、データ伝送線の数が多くなると、伝送元装置と伝
送先装置とからなるシステム(映像表示装置)の消費電
力が大きくなると共に、データ伝送線から発生する不要
輻射ノイズも増加するという問題点があった。
【0009】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、データ伝送路を伝送され
るデジタル映像信号のデータ量を低減することができる
デジタル映像信号伝送装置、特に、デジタル映像信号を
1ビットずつ複数のデータ伝送線に振り分けてパラレル
伝送する場合に、基板の大型化や回路規模の増大を防
ぎ、また、システム(映像表示装置)の消費電力や不要
輻射ノイズを削減することができるデジタル映像信号伝
送装置と、それを用いた映像表示装置とを提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のデジタル映像信
号伝送装置は、上記の課題を解決するために、1画素当
たり複数ビットの色信号を複数組み合わせたデジタル映
像信号をデータ伝送路を通して伝送するデジタル映像信
号伝送装置において、伝送しようとするデジタル映像信
号の各色信号について、各色信号の階調レベル(輝度レ
ベル)とほぼ等しい平均階調レベルとなるように、複数
フレーム毎に1フレームの割合で上記各色信号よりビッ
ト数の少ない複数ビットの階調信号に、残りのフレーム
では1ビットの2値信号に変換する変換手段と、個々の
画素信号(個々の画素の情報を表す信号)を構成する前
記複数の色信号のうち、1つの色信号だけが複数ビット
となり、残りの色信号が1ビットとなるように、各色信
号に対する階調信号および2値信号の割り当てを設定す
るためのフラグ信号を生成するとともに、フラグ信号を
データ伝送路に出力するフラグ信号生成手段と、上記フ
ラグ信号に基づいて、個々の画素信号を構成する前記複
数の色信号のうち、1つの色信号だけが複数ビットとな
り、残りの色信号が1ビットとなるように、各色信号に
対して階調信号および2値信号を割り当て、得られたデ
ジタル映像信号をデータ伝送路に出力する信号設定手段
と、伝送されたフラグ信号に基づいて、個々の画素信号
を構成する複数の色信号のビット数が互いに等しくなる
ように、伝送されたデジタル映像信号をビット伸長する
ビット伸長手段とを備えることを特徴としている。
【0011】デジタル映像信号を映像として表示したと
き、人間の目には、比較的少ない数の連続する複数フレ
ームについては、階調レベルの変化が知覚されず、複数
フレームの階調レベルの平均が知覚される。そのため、
上記構成では、人間の目に知覚される映像としては、元
のデジタル映像信号とほぼ同等の階調表示が得られる。
それゆえ、上記構成では、デジタル映像信号の画質をほ
とんど劣化させることなく、デジタル映像信号のビット
数を少なくすることができる。
【0012】したがって、上記構成では、伝送されるデ
ジタル映像信号のデータ量を低減することができる。特
に、デジタル映像信号を1画素毎に1ビットずつ複数の
データ伝送線に振り分けてパラレル伝送する場合には、
データ伝送線の数を少なくすることができる。その結
果、基板や回路規模をより小さくすることができ、ま
た、映像表示装置の消費電力や不要輻射ノイズを低減す
ることができる。
【0013】上記構成において、例えば、入力デジタル
映像信号がRGB各6ビットの信号である場合、変換に
より得られた複数フレームの階調レベルの平均が元のフ
レームの階調レベルとほぼ等しくなるようにするには、
少なくとも、入力デジタル映像信号の各色の階調数64
に近い階調数(60以上)が必要である。階調信号の1
画素当たりのビット数をA、1つの色信号が複数ビット
の階調信号で表現されるフレーム周期に対応する複数フ
レーム(フレーム群)のフレーム数をFとすると、F個
のフレームの階調レベルの平均として得られる変換後の
階調数は、(2 A −1)×F+1となる。したがって、
この例であれば、(2A −1)×F+1が、64に近い
か、あるいは64以上である必要がある。
【0014】また、フレーム数Fは、あまり多くなる
と、F個のフレーム内における階調の変化が、人間の目
にちらつきの多い表示として知覚されてしまう可能性が
あるので、通常、8以下であることが好ましい。
【0015】また、フラグ信号は、3値または4値の信
号となるので、2ビット必要であるので、データ伝送路
を伝送される信号の1画素当たりのビット数はA+1+
1+2に等しくなる。
【0016】このような条件で、データ伝送路を伝送さ
れる信号の1画素当たりのビット数が少なくなるような
フレーム群のフレーム数F、階調信号の1画素当たりの
ビット数Aの組み合わせを考えると、A=4かつ4≦F
≦8の組み合わせのときに、データ伝送路を伝送される
信号の1画素当たりのビット数が8ビットと、最も少な
くなる。
【0017】これに対し、全ての色信号の1画素当たり
のビット数が等しくなるように変換を行ったとすると、
同じ階調数を得るために必要な、フレーム群のフレーム
数F、階調信号(全ての色信号)の1画素当たりのビッ
ト数Aの組み合わせは同じであるが、伝送される信号の
1画素当たりのビット数は、A×3となり、A=2にし
ない限り、必ず本発明の構成よりビット数が多くなる。
例えば、A=4かつ4≦F≦8の組み合わせのときに、
データ伝送路を伝送される信号の1画素当たりのビット
数は、12ビットとなり、本発明の構成より4ビット多
くなる。
【0018】したがって、本発明の構成では、データ伝
送路を伝送される信号の1画素当たりのビット数をより
一層少なくすることができる。つまり、データ伝送路を
伝送されるデジタル映像信号のデータ量をより一層少な
くすることができる。それゆえ、特に、各画素の情報を
表す複数ビットの信号を1ビットずつ複数のデータ伝送
線に振り分けてパラレル伝送する場合に、データ伝送線
の本数をより一層少なくすることができる。その結果、
基板や回路規模をより小さくすることができ、また、映
像表示装置の消費電力や不要輻射ノイズをさらに削減す
ることができる。
【0019】また、本発明の映像表示装置は、本発明の
デジタル映像信号伝送装置を備えることを特徴としてい
る。
【0020】上記構成によれば、データ伝送路を伝送さ
れるデジタル映像信号のデータ量を低減することができ
る映像表示装置を提供できる。特に、デジタル映像信号
を1ビットずつ複数のデータ伝送線に振り分けてパラレ
ル伝送する場合に、基板や回路規模を小さく抑えること
ができるので、装置サイズの小さい映像表示装置を提供
できる。また、消費電力や不要輻射ノイズを削減するこ
とができるので、低消費電力であり、かつ、ノイズの少
ない映像表示装置を提供できる。
【0021】なお、本願明細書においては、2つの値し
かとらない複数ビットのデジタル信号(例えば、“0
0”または“11”の2つの値しかとらない2ビットの
デジタル信号)を「複数ビットの2値信号」、階調レベ
ルを表し、任意の値をとりうる複数ビットのデジタル信
号(例えば、“00”“01”“10”“11”の4つ
全ての値をとりうる2ビットのデジタル信号)を「複数
ビットの階調信号」と呼ぶものとする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の一形態を
図1ないし図7に基づいて説明する。
【0023】図1は、本発明の実施の一形態に係るデジ
タル映像信号伝送装置を模式的に示すブロック図であ
る。
【0024】図1に示すように、本実施形態に係るデジ
タル映像信号伝送装置100は、入力デジタル映像信号
をビット圧縮するビット圧縮回路(ビット圧縮手段)5
0と、ビット圧縮されたデジタル映像信号を伝送データ
S301として伝送する複数本のデータ伝送線(データ
伝送路)30Aと、伝送された伝送データS301をビ
ット伸長するビット伸長回路(ビット伸長手段)40と
を備えている。また、ビット圧縮回路50は、デジタル
映像信号変換回路(変換手段)1、フラグ信号生成回路
(フラグ信号生成手段)2、および変換データ組合せ回
路(信号設定手段)3で構成されている。
【0025】入力デジタル映像信号は、複数の色信号
(例えば、R、G、B)で構成されるデジタル映像信号
である。また、入力デジタル映像信号は、個々の画素の
情報を表す画素信号で構成されており、1つの画素信号
は、1つの画素を構成する隣り合う複数色のドットの情
報をそれぞれ表す複数ビットの多階調色信号で構成され
ており、各色信号のビット数は互いに等しくなってい
る。
【0026】デジタル映像信号変換回路1は、入力デジ
タル映像信号の各色信号(複数ビットの階調信号)につ
いて、各色信号の階調レベル(輝度レベル)とほぼ等し
い平均階調レベルとなるように、所定数の複数フレーム
(以下、適宜、フレーム群と称する)毎に1フレームの
割合で上記各色信号よりビット数の少ない複数ビットの
階調信号S101に、残りのフレームでは1ビットの2
値信号(0または1のオン/オフ信号)S102に変換
するものである。また、デジタル映像信号変換回路1
は、変換後のデジタル映像信号を変換データ組合せ回路
3に出力するようになっている。なお、各色信号から複
数ビットの階調信号S101への変換は、色信号の種類
の数以上の数のフレーム毎に1フレームの割合で行われ
るようになっている。
【0027】フラグ信号生成回路2は、個々の画素信号
を構成する複数の色信号のうち、1つの色信号だけが複
数ビットとなり、残りの色信号が1ビットとなるよう
に、各色信号に対する階調信号S101および2値信号
S102の割り当てを設定するためのフラグ信号S20
1を生成し、フラグ信号S201を変換データ組合せ回
路3およびビット伸長回路40に出力するものである。
フラグ信号生成回路2からビット伸長回路40へのフラ
グ信号S201の出力は、後述するデータ伝送線30B
を通して行われる。フラグ信号S201のビット数は、
個々の画素信号を構成する複数の色信号に対する階調信
号S101および2値信号S102の割り当てのパター
ンの種類の数に応じて設定すればよい。例えば、個々の
画素信号が3つの色信号で構成される場合には、各色信
号に対する階調信号S101および2値信号S102の
割り当てのパターンの種類は少なくとも3種類あるの
で、フラグ信号S201のビット数は2ビットに設定さ
れる。
【0028】変換データ組合せ回路3は、フラグ信号S
201に基づいて、入力デジタル映像信号の個々の画素
信号を構成する複数の色信号のうち、1つの色信号だけ
が複数ビットとなり、残りの色信号が1ビットとなるよ
うに、各色信号に対して階調信号S101および2値信
号S102を割り当て、得られたデジタル映像信号を伝
送データS301としてデータ伝送線30Aに出力する
ものである。
【0029】階調信号S101および2値信号S102
の割り当ては、例えば、色信号の種類の数がnであり、
フレーム群のフレーム数が色信号の種類の数nに等しい
場合、次のように設定される。すなわち、1つの画素信
号を構成するn種類の色信号(第1の色信号、第2の色
信号、…、第nの色信号)についてみると、フレーム群
のフレーム数に等しい複数フレームのうち、最初のフレ
ームでは第1の色信号だけが複数ビットの階調信号S1
01(他は1ビットの2値信号S102)となり、次の
フレームでは第2の色信号だけが複数ビットの階調信号
S101(他は1ビットの2値信号S102)となり、
…、最後のフレームでは第nの色信号だけが複数ビット
の階調信号S101(他は1ビットの2値信号S10
2)となるように設定される。
【0030】また、例えば、色信号の種類の数がnであ
り、フレーム群のフレーム数が色信号の種類の数nより
多い場合、フレーム群のフレーム数に等しい複数フレー
ムのうち、n番目のフレームまでは、フレーム群のフレ
ーム数が色信号の種類の数nに等しい場合と同様に1つ
の色信号だけに複数ビットの階調信号S101が割り当
てられるが、n番目以降のフレームでは全ての色信号に
2値信号が割り当てられる。ただし、n番目以降のフレ
ームにおいて、全ての色信号を1ビットにすると、他の
フレームとビット数が揃わなくなる。そのため、1つの
色信号(例えば、第nの色信号)には複数ビットの2値
信号が割り当てられ、他の色信号には1ビットの2値信
号S102が割り当てられる。
【0031】このようにして入力デジタル映像信号の個
々の画素信号を構成する複数の色信号に対する階調信号
S101および2値信号S102の割り当てを設定する
ことで、個々の画素信号において複数の色信号に複数ビ
ットが割り当てられることを回避でき、個々の画素信号
の合計ビット数を最少化することができる。
【0032】複数本のデータ伝送線30Aは、データ伝
送線30Aを伝送された伝送データS301の各画素の
情報を表す画素信号の1ビットずつをそれぞれ伝送す
る、すなわち、パラレル伝送するものである。複数本の
データ伝送線30Bは、フラグ信号S201の1ビット
をそれぞれ伝送するものである。
【0033】ビット伸長回路40は、データ伝送線30
Aを伝送された伝送データS301の個々の画素信号の
各ビットを、伝送されたフラグ信号S201に基づいて
各色信号に割り当てるとともに、個々の画素信号におけ
る各色信号のビット数が互いに等しくなるように、1ビ
ットが割り当てられた色信号のみを複数ビットが割り当
てられた色信号のビット数と等しくなるようにビット伸
長するものである。
【0034】ここで、フラグ信号生成回路2の構成を、
図2に基づいてさらに詳細に説明する。
【0035】まず、フラグ信号生成回路2は、ドットカ
ウンタ21、ラインカウンタ22、フレームカウンタ2
3および組合せ回路24を有している。
【0036】ドットカウンタ21には、データクロック
信号CLOCKおよび水平同期信号Hsyncが入力さ
れる。ドットカウンタ21は、データクロック信号CL
OCKの1周期毎にカウント値C101を1ずつカウン
トアップし、そのカウント値C101を組合せ回路24
に出力するようになっている。また、ドットカウンタ2
1は、水平同期信号Hsyncの周期毎に、そのカウン
ト値C101をリセットするようになっている。したが
って、カウント値C101は、個々のデータ伝送線30
Aを伝送されている伝送データの、1走査線中における
水平位置を表している。
【0037】ラインカウンタ22には、水平同期信号H
syncおよび垂直同期信号Vsyncが入力される。
ラインカウンタ22は、水平同期信号Hsyncの1周
期毎にカウント値C201を1ずつカウントアップし、
そのカウント値C201を組合せ回路24に出力するよ
うになっている。また、ラインカウンタ22は、垂直同
期信号Vsyncの周期毎に、そのカウント値C201
を1にリセットするようになっている。したがって、カ
ウント値C201は、個々のデータ伝送線30Aを伝送
されている伝送データが現在のフレームの何番目の走査
線であるかを表している。
【0038】フレームカウンタ23には、垂直同期信号
Vsyncが入力される。フレームカウンタ23は、垂
直同期信号Vsyncの1周期毎にカウント値C301
を1ずつカウントアップし、そのカウント値C301を
組合せ回路24に出力するようになっている。また、フ
レームカウンタ23は、1つの色信号が複数ビットの階
調信号S101で表現されるフレーム周期毎に、そのカ
ウント値C301をリセットするようになっている。例
えば、1つの色信号が複数ビットの階調信号S101で
表現されるフレーム周期が、4フレーム周期、すなわ
ち、垂直同期信号Vsyncの周期の4倍であれば、フ
レームカウンタ23は、4フレーム周期毎に、そのカウ
ント値C301をリセットする。したがって、カウント
値C301は、データ伝送線30Aを伝送されている伝
送データが、1つの色信号が複数ビットの階調信号S1
01で表現されるフレーム周期のうち、何番目のフレー
ムであるかを表している。
【0039】なお、これらのカウンタ21〜23は、い
ずれもバイナリカウンタで構成され、多ビットのカウン
ト値C101〜C103を組合せ回路24に出力するよ
うになっている。
【0040】組合せ回路24は、上記カウント値C10
1、C201、C301が入力され、そのカウント値を
組合せることによって前記フラグ信号S201を決定
し、ビット伸長回路40へ出力する。
【0041】次に、上記構成のデジタル映像信号伝送装
置におけるデジタル映像信号の伝送方法について説明す
る。
【0042】まず、デジタル映像信号がビット圧縮回路
50のデジタル映像信号変換回路1に入力されると、デ
ジタル映像信号変換回路1において、デジタル映像信号
の個々の画素信号を構成する各色信号(複数ビットの階
調信号)が、各色信号の階調レベル(輝度レベル)とほ
ぼ等しい平均階調レベルとなるように、複数フレーム毎
に1フレームの割合で上記各色信号よりビット数の少な
い複数ビットの階調信号S101に、残りのフレームで
は1ビットの2値信号(0または1のオン/オフ信号)
S102に変換される。
【0043】その後、変換により得られた複数フレーム
の複数ビットの階調信号S101と1ビットの2値信号
S102とが、デジタル映像信号変換回路1から変換デ
ータ組合せ回路3に出力される。
【0044】フラグ信号生成回路2では、入力される同
期信号により、前記複数ビットからなる階調信号S10
1と1ビットの2値信号S102を、個々の画素信号を
構成する複数の色信号(隣り合う複数ドット)のうち、
1つの色信号(1ドット)では複数ビットの階調信号S
101、他の色信号(残りのドット)では1ビットの2
値信号S102(または複数ビットの2値信号)に設定
するためのフラグ信号S201が生成される。フラグ信
号S201は、変換データ組合せ回路3に出力されると
ともに、データ伝送線30Bを通してビット伸長回路4
0に出力される。
【0045】変換データ組合せ回路3には、デジタル映
像信号変換回路1より出力された前記複数ビットからな
る階調信号S101と1ビットの2値信号S102と、
フラグ信号生成回路2から出力されたフラグ信号S20
1とが入力される。変換データ組合せ回路3では、前記
フラグ信号S201に応じて前記複数ビットからなる階
調信号S101と1ビットの2値信号S102とを組合
せることで、前記入力デジタル映像信号をビット圧縮
し、伝送データS301として、データ伝送線30Aを
通してビット伸長回路40に出力する。
【0046】伝送データS301に含まれる1つの画素
の情報を表す画素信号は、1ビット分ずつ複数のデータ
伝送線30Aに振り分けられてパラレル伝送される。
【0047】ビット伸長回路40には、データ伝送線3
0Aを伝送された伝送データS301と、データ伝送線
30Bを伝送されたフラグ信号S201が入力される。
ビット伸長回路40では、伝送データS301が、変換
データ組合せ回路3とは逆にフラグ信号S201に応じ
てビット伸長され、得られたデジタル映像信号が出力デ
ジタル映像信号として出力される。
【0048】以上のように構成されるデジタル映像信号
伝送装置100において、図3で示すようなRGBそれ
ぞれ6ビット(64階調)、合計18ビットの入力デジ
タル映像信号を6ビットの伝送データS301に変換
し、伝送データS301を、変換データ組合せ回路3で
の組み合わせのために生成される2ビットのフラグ信号
S201とともにデータ伝送線30A・30Bを通して
伝送する場合について説明する。また、ここでは、デジ
タル映像信号変換回路1において、入力デジタル映像信
号が、4フレームに1フレームの割合で4ビットの階調
信号S101に、残りのフレームでは1ビットの2値信
号S102(または4ビットの2値信号)に変換され、
変換データ組合せ回路3において、個々の画素信号を構
成する3つの色信号R、G、B(隣り合うRGB3ドッ
ト)のうち、1つの色信号(1ドット)に4ビットの階
調信号S101(または4ビットの2値信号)が、残り
の色信号(残りのドット)には1ビットの2値信号S1
02が割り当てられる場合について説明する。
【0049】デジタル映像信号変換回路1では、入力デ
ジタル映像信号の個々の画素信号を構成する6ビットの
色信号が、各色信号の階調レベルとほぼ等しい平均階調
レベルとなるように、4フレーム毎に1フレームの割合
で4ビットの階調信号S101に、残りのフレームでは
1ビットの2値信号S102に変換される。
【0050】このデジタル映像信号変換回路1において
用いられる、入力デジタル映像信号の個々の画素信号を
構成する色信号を、各色信号の階調レベルとほぼ等しい
平均階調レベルとなるように4フレームの色信号に変換
する変換処理は、例えば、表1・2に示す変換テーブル
に従って行われる。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】表1・2に示す変換テーブルの例は、入力
デジタル映像信号の個々の画素信号を構成する6ビット
の色信号を、フレーム群の第1フレームの色信号を表す
4ビットの階調信号S101と、残りの第2〜第4フレ
ームの色信号を表す0または1の値をとる1ビットの2
値信号S102とにデータ変換する例を示している。
【0054】表1・2に示す通り、4ビットの階調信号
S101と1ビットの2値信号S102とで4フレーム
を用いて階調表現した場合、4フレーム分の平均として
表現される階調は、4ビットの階調信号S101で表現
できる階調レベルが0/15、1/15、…、14/1
5、15/15であることから、0/60階調から60
/60階調であり、データ変換後の階調数は61階調で
ある。そのため、入力デジタル映像信号の個々の画素信
号を構成する6ビットの色信号の階調数64階調と比較
して、3階調分の不足が発生してしまう。そこで、この
例においては、“000000”(0/63階調)から
“000011”(3/63階調)までの4階調の入力
信号(入力デジタル映像信号の個々の画素信号を構成す
る6ビットの色信号)を、同一階調、すなわち、0/6
0階調を平均として表す4フレーム分のデジタル映像信
号にデータ変換している。これにより、特に0階調に近
い階調ではデータ変換により最大で3/63階調まで階
調が低下するが、この程度の階調の変化は特に問題には
ならない。
【0055】また、“000100”(4/63階調)
以降の入力データに関しては、入力データの階調レベル
が1/63階調上がる毎に、データ変換後の4フレーム
分のデジタル映像信号の平均階調レベルが1/60階調
上がるように設定している。
【0056】例えば、入力データのある画素信号の3つ
の色信号が全て“010010”であった場合、1つの
フレームにおいては、15/15階調の4ビットの階調
信号S101に、残りのフレームにおいては、“0”を
表す1ビットの2値信号S102(オフ信号、0/15
階調と等価)にデータ変換され、4フレーム平均で考え
ると15/60階調となる。そして、上記の画素信号を
構成する3つの色信号が“010010”から“010
011”へと変化し1/63階調上がった場合、第1の
フレームにおいては、1/15階調の4ビットの階調信
号S101に、第2のフレームにおいては、“1”を表
す1ビットの2値信号S102(オン信号、15/15
階調と等価)に、残りのフレームにおいては、“0”を
表す1ビットの2値信号S102(オフ信号)にデータ
変換され、4フレーム平均で考えると16/60階調と
なり、データ変換後の階調が1/60階調上がっている
ことが分かる。
【0057】なお、前記3階調分の不足が発生しないた
めに、フレーム数はそのままで、4ビットの階調信号S
101に代えて5ビットの階調信号S101を用い、5
ビットの階調信号S101と1ビットの2値信号S10
2とで4フレームを用いて階調表現してもよい。この場
合、125段階の階調を表現することができる。そのた
め、変換後のデジタル映像信号の4フレーム分の階調レ
ベルの平均が入力デジタル映像信号の階調レベルとほぼ
等しくなるように、前記入力デジタル映像信号の64階
調をこのデータ変換後の125階調のうちの64階調分
に割り当てれば、入力データの階調をより誤差の少ない
形で近似的に表現することができる。
【0058】以上のように、階調信号S101のビット
数を1ビット増やすことで、入力デジタル映像信号の階
調をより誤差の少ない形で近似的に表現することができ
る。
【0059】次に、フラグ信号生成回路2において、4
ビットの階調信号S101および1ビットの2値信号S
102にデータ変換されたデジタル映像信号(RGBデ
ータ)を、個々の画素信号を構成する3つの色信号R、
G、B(隣り合うRGB3ドット)に割り当てるための
2ビットのフラグ信号S201が生成される。このフラ
グ信号S201は、個々の画素信号を構成する3つの色
信号R、G、Bのうち、1つの色信号(1ドット)に4
ビットの階調信号S101(または4ビットの2値信
号)、残り2つの色信号(残りのドット)に1ビットの
2値信号S102を設定するようになっている。
【0060】この2ビットのフラグ信号S201の生成
方法について、表3および図4を用いてさらに詳細に説
明する。
【0061】
【表3】
【0062】表3は、フラグ信号S201の値によって
指示される、伝送データS301における個々の画素信
号を構成する各6ビットの色信号R、G、Bへの割り当
ての一例を示したものである。
【0063】2ビットのフラグ信号S201は、表3の
1〜3行目に示すように、1つの画素信号を構成する3
つの色信号R、G、B(隣り合うRGB3ドット)のう
ちの1つの色信号(1ドット)が4ビットの階調信号S
101、残りの2つの色信号(残りの2ドット)が1ビ
ットの2値信号S102となるように、各画素の情報を
表す6ビットの画素信号を色信号R、G、Bに割り当て
ることを指示するものである。したがって、フラグ信号
S201は、4ビットの階調信号S101を色信号Rに
割り当てることを指示する値“00”、4ビットの階調
信号S101を色信号Gに割り当てることを指示する値
“01”、4ビットの階調信号S101を色信号Bに割
り当てることを指示する値“10”の3つの値をとりう
るようになっている。
【0064】ただし、この場合、フレーム群のフレーム
数(=4)が色信号の数(=3)より多いので、1つの
画素についてみると、いずれの色信号についても4ビッ
トの階調信号S101が割り当てられないフレームが存
在する。すなわち、1つの画素信号についてみると、フ
レーム群を構成する4フレームのうち、3つのフレーム
では色信号R、G、Bのいずれか1つに4ビットの階調
信号S101が割り当てられ、他の2つの色信号に1ビ
ットの2値信号S102が割り当てられるが、1つのフ
レームでは色信号R、G、Bの全てに2値信号が割り当
てられる。この色信号R、G、Bの全てが2値信号とな
る画素では、色信号R、G、Bの全てに1ビットの2値
信号S102を割り当てると、他のフレームとビット数
が合わなくなってしまう。そのため、この画素の色信号
Bには、4ビットの階調信号S101ではなく、0/1
5階調あるいは15/15階調を表す4ビットの2値信
号、すなわち、“0000”(0/15階調)および
“1111”(15/15階調)のいずれかの値をとる
4ビット信号が割り当てられるようになっている。その
ため、フラグ信号S201は、表3に示すように、色信
号RおよびGに1ビットの2値信号S102を割り当
て、色信号Bに4ビットの2値信号を割り当てる値“1
1”もとりうるようになっている。
【0065】次に、フラグ信号S201が、フレーム1
〜フレーム4の4つのフレームにおける隣接4画素に対
して、図3で示した4つの設定値に従って、図4に示す
ように設定される。フラグ信号S201は、個々の画素
信号を構成する3つの色信号R、G、Bが、4フレーム
のうち、1フレームで4ビットの階調信号S101に、
残りのフレームで1ビットの2値信号S102または4
ビットの2値信号になり、かつ、個々の画素信号を構成
する3つの色信号RGBのうち、1つだけが4ビットの
階調信号S101または4ビットの2値信号になり、残
りの2つが1ビットの2値信号S102になるように設
定される。つまり、フラグ信号S201の設定値は、1
つの画素信号についてみると1つのフレーム群を構成す
る4フレームの間で互いに異なるようになっている。
【0066】また、この例では、フラグ信号S201の
設定値、すなわち、個々の画素信号を構成する複数の色
信号に対する階調信号S101および2値信号S102
の割り当てが、隣り合う4画素の間で互いに異なるよう
になっている。言い換えると、フラグ信号S201は、
隣り合う4画素のうち、1画素においては4ビットの階
調信号S101に、残りの画素においては1ビットの2
値信号S102または4ビットの2値信号になるよう
に、各フレームの各画素に対して設定されている。具体
的には、隣り合う4画素において、1つの画素において
は4ビットの階調信号S101がRにのみ割り当てら
れ、他の1つの画素においては4ビットの階調信号S1
01がGにのみ割り当てられ、さらに他の1つの画素に
おいては4ビットの階調信号S101がBにのみ割り当
てられ、残り1つの画素においては全ての色信号に2値
信号が割り当てられる。ただし、残り1つの画素におい
ては、他の画素とビット数を揃えるために、1つの色信
号(B)に4ビットの2値信号が割り当てられ、他の色
信号(R、G)に1ビットの2値信号S102が割り当
てられている。
【0067】このように隣り合う4画素の間でフラグ信
号S201を異なる値に設定しているのは、次の理由か
らである。例えば、フラグ信号S201の設定値を全て
の画素で同一にした場合、出力映像の細かな階調変化の
位相が隣り合う全画面で同一となる。そのため、この階
調変化が人間の目にちらつきとして知覚される可能性が
ある。それに対し、この例のように隣り合う4画素の間
でフラグ信号S201を異なる値に設定すると、出力映
像の細かな階調変化の位相が隣り合う4画素の間でずれ
るので、出力映像の細かな階調変化が、人間の目にちら
つきとして知覚されにくくなる。
【0068】なお、出力映像の細かな階調変化が人間の
目にちらつきとして知覚されにくい場合、例えば、フレ
ーム周波数が高い場合には、1つのフレームの全ての画
素のフラグ信号S201を同一に設定しても構わない。
【0069】図4に示す設定の場合、フラグ信号生成回
路2におけるフラグ信号S201の設定は、例えば、次
のようにして行われる。
【0070】まず、各画素を、ドットカウンタ21のカ
ウント値C101が奇数でラインカウンタ22のカウン
ト値C201も奇数の場合は画素(X1,Y1)に、ド
ットカウンタ21のカウント値C101が偶数でライン
カウンタ22のカウント値C201が奇数の場合は画素
(X2,Y1)に、ドットカウンタ21のカウント値C
101が奇数でラインカウンタ22のカウント値C20
1が偶数の場合は画素(X1,Y2)に、ドットカウン
タ21のカウント値C101が偶数でラインカウンタ2
2のカウント値C201も偶数の場合は(X2,Y2)
に割り当てる。
【0071】ここで、画素(X1,Y1)に相当する、
ドットカウンタ21のカウント値C101が奇数でライ
ンカウンタ22のカウント値C201も奇数の画素の場
合、フラグ信号S201を、フレーム1では“10”
に、フレーム2では“01”に、フレーム3では“0
0”に、フレーム4では“11”に設定する。また、画
素(X2,Y1)に相当する、ドットカウンタ21のカ
ウント値C101が偶数でラインカウンタ22のカウン
ト値C201が奇数の画素の場合、フラグ信号S201
を、フレーム1では“11”に、フレーム2では“1
0”に、フレーム3では“01”に、フレーム4では
“00”に設定すればよい。その他の画素についても、
同様に設定していけば、図4に示すようなフラグ信号S
201が生成される。さらに、画素数がm行×n列
(m,nは、どちらも2より大きい整数)と大きくなっ
た場合でも、2行×2列の単位で上記の2行×2列の場
合と同様の設定を行うことにより、フラグ信号S201
を生成することができる。
【0072】変換データ組合せ回路3では、4フレーム
の個々の画素信号を構成する色信号R、G、Bに対し
て、図4に示すフラグ信号S201の値に従い、表3に
示す色信号R、G、Bへのビット数の割り当てを参照し
て、複数ビットの階調信号S101と1ビットの2値信
号S102とを色信号R、G、Bに割り当てる。これに
より、4フレームの個々の画素信号を構成する色信号
R、G、Bのビット数は、図5に示すようになる。
【0073】図5に示す通り、伝送データS301で
は、個々の画素信号を構成する3つの色信号R、G、B
(隣り合うRGB3ドット)のうち、1つの色信号(1
ドット)が4ビットの階調信号S101(または4ビッ
トの2値信号)、残りの色信号(残りのドット)が1ビ
ットの2値信号S102に設定されている。したがっ
て、個々の画素信号は全て、6ビットの信号になってい
る。
【0074】個々の画素信号を構成する色信号R、G、
Bのビット数も、4フレームに1フレームの割合で4ビ
ットの階調信号S101に設定され、残りのフレームで
は1ビットの2値信号S102に設定されている。
【0075】ただし、前述で説明したとおり、フラグ信
号S201が“11”であるとき、Bには、0/15階
調あるいは15/15階調を表す4ビットの2値信号が
設定されるため、Bにのみ4フレームに2度、4ビット
の信号が設定されるが、そのうちの1度は4ビットの2
値信号(0/15階調あるいは15/15階調を表すオ
ン/オフ信号)が設定される。そのため、Bも、R、G
と同様に4フレームに1度、4ビットの階調信号S10
1が設定される。
【0076】また、デジタル映像信号変換回路1におい
て表1・2で示すデータ変換を行い、変換データ組合せ
回路3において図5で示すようにRGBに階調信号S1
01および2値信号S102を割り当てる場合におい
て、例えば、入力デジタル映像信号の各画素信号のRG
B全てが“011110”、すなわち、入力デジタル映
像信号の色信号RGB全ての階調レベルが30/63階
調であった場合、4フレームの個々の画素信号を構成す
る色信号RGBの階調レベルは、図6に示すように設定
される。
【0077】すなわち、図6に示すように、個々の画素
信号を構成する色信号R、G、Bそれぞれにおいては、
4フレームに1度、12/15階調の階調信号S101
が設定され、残りのフレームの1フレームにおいては、
階調1を表す値“1”の2値信号S102(オン信号)
が設定され、残りの2フレームにおいては、階調0を表
す値“0”の2値信号S102(オフ信号)が設定され
ているので、4フレーム平均の階調レベルは27/60
階調となっている。
【0078】ただし、ここでも、色信号Bに関しては、
4フレームのうち、2フレームにおいて4ビットのデー
タが設定されているが、この2フレームのうち、1フレ
ームでは12/15階調の階調信号S101が、もう1
フレームでは、0/15階調の4ビットの2値信号が設
定されている。また、残りの2フレームにおいては、階
調1を表す値“1”の2値信号S102(オン信号)と
階調0を表す値“0”の2値信号S102(オフ信号)
とが設定されている。したがって、色信号Bも、4フレ
ーム平均の階調レベルは27/60階調となっている。
【0079】また、個々の画素信号を構成する3つの色
信号R、G、B(隣り合うRGB3ドット)のうち、1
つの色信号(1ドット)が4ビットの階調信号S101
(または4ビットの2値信号)に、残りの色信号(残り
のドット)が1ビットの2値信号S102に設定され
る。
【0080】次に、ビット伸長回路40において、伝送
データS301における個々の画素信号の6ビットが、
伝送された2ビットのフラグ信号S201に基づいて各
色信号に割り当てられるとともに、RGB各4ビットの
出力デジタル映像信号にビット伸長される。ビット伸長
回路40では、4ビットの階調信号が割り当てられた色
信号をビット伸長せずそのまま4ビットの階調信号とし
て用いる一方、1ビットの2値信号が割り当てられた色
信号を4ビットの階調信号にビット伸長する。したがっ
て、ビット伸長回路40は、6ビットの伝送データS3
01をRGB各4ビットの伸長データ12ビットにビッ
ト伸長する。
【0081】ビット伸長回路40における6ビットの伝
送データS301のビット伸長方法を図7に基づいて説
明する。図7は、6ビットの伝送データS301とし
て、図6に示すような4フレームの平均階調レベルが2
7/60階調であるデジタル映像信号がデータ伝送線3
0Aを通してビット伸長回路40に伝送された場合を示
している。
【0082】この場合、図7で示すとおり、フラグ信号
S201が“00”のとき、12/15階調を表す4ビ
ットの階調信号である色信号Rは、そのまま4ビットの
階調信号Rとして用いられ、値“1”の1ビット2値信
号(オン信号)である色信号Gは、15/15階調を表
す4ビットの信号にビット伸長され、値“0”の1ビッ
ト2値信号(オフ信号)である色信号Bも、0/15階
調を表す4ビットの信号にビット伸長される。これらに
より、6ビットの伝送データS301が、RGB各4ビ
ットのデータにビット伸長される。また、ビット伸長回
路40では、フラグ信号S201が他の値においても、
4ビットの階調信号である色信号がそのまま4ビットの
階調信号として用いられ、1ビットの2値信号である色
信号が4ビットの信号にビット伸長されることにより、
6ビットの伝送データS301が、RGB各4ビットの
伸長データ12ビットにビット伸長される。
【0083】ここで、図4〜7の例において、出力デジ
タル映像信号(12ビットの伸長データ)の個々の画素
の色信号R、G、B各々の階調レベルを4フレーム平均
で考えると、いずれも27/60階調になっていること
がわかる。
【0084】例えば、左上の画素(X1,Y1)の色信
号Rを見てみると、フレーム1では、フラグ信号S20
1が“10”であり、Rが1ビット信号“0”になるの
で、階調レベルは0である。また、フレーム2では、フ
ラグ信号S201が“01”であり、Rが1ビット信号
“0”になるので、階調レベルは0である。また、フレ
ーム3では、フラグ信号S201が“00”であり、R
が4ビットの階調信号“1100”になるので、階調レ
ベルは12/15階調となる。また、フレーム4では、
フラグ信号S201が“11”であり、Rが1ビット信
号“1”になるので、階調レベルは15/15階調とな
る。したがって、出力デジタル映像信号における左上の
画素(X1,Y1)の色信号Rの4フレーム平均の階調
レベルは、27/60階調になる。また、同様に、画素
(X1,Y1)の色信号G、Bや、他の画素の色信号
R、G、Bについても、4フレーム平均の階調レベル
は、27/60階調になる。
【0085】したがって、出力デジタル映像信号におい
ても、4フレーム平均でみると、入力デジタル映像信号
の階調レベル(30/63階調)がほぼ維持されている
ことが分かる。
【0086】以上のように、本実施形態に係るデジタル
映像信号伝送装置では、図3で示されるようなRGB各
6ビットからなるデジタル映像信号18ビットの各色信
号RGBについて、各色信号RGBの階調レベルとほぼ
等しい平均階調レベルとなるように、4フレーム毎に1
フレームの割合で4ビットの階調信号S101に、残り
の3フレームでは1ビットの2値信号(0または1を表
す信号)S102に変換し、これら信号S101・S1
02の各フレームへの割り当てをフラグ信号S201に
基づいて決定することにより6ビットの伝送データS3
01を生成する。
【0087】本実施形態に係るデジタル映像信号伝送装
置では、6ビットの伝送データS301に加えて、2ビ
ットのフラグ信号S201を伝送することが必要になる
が、ビット圧縮回路50におけるビット圧縮を行わない
場合と比較すると、伝送するデータの1画素当たりのビ
ット数が、RGB各6ビットの合計18ビットから、伝
送データS301の6ビットとフラグ信号S201の2
ビットとの合計8ビットにすることができる。したがっ
て、合計10ビットのビット削減を実現することができ
る。したがって、データ伝送線に関しても、合計10本
のデータ伝送線を削減できる。
【0088】また、以上のように、本実施形態に係るデ
ジタル映像信号伝送装置は、複数ビットからなるデジタ
ル映像信号をビット圧縮し、ビット圧縮したデジタル映
像信号をデータ伝送線(30A・30B)を通して伝送
した後、伝送されたデジタル映像信号をビット伸長する
デジタル映像信号伝送装置であって、前記複数ビットか
らなるデジタル映像信号を、複数フレームに1フレーム
の割合で複数ビットからなる階調信号S101に、残り
のフレームでは0または1のオン/オフ信号1ビット
(1ビットの2値信号S102)にデータ変換すること
で複数ビットからなるデジタル映像信号をビット圧縮す
るデジタル映像信号変換回路(変換手段)1と、データ
変換された前記複数ビットからなる階調信号S101お
よび1ビットのオン/オフ信号を、隣り合う複数ドット
(個々の画素信号を構成する複数の色信号)の内、1ド
ット(1つの色信号)では複数ビットからなる階調信号
S101、残りのドット(他の色信号)では1ビットの
オン/オフ信号に設定するために、同期信号を用いてフ
ラグ信号S201を生成するフラグ信号生成回路2(生
成手段)と、前記複数ビットからなる階調信号S101
と1ビットのオン/オフ信号を、前記フラグ信号S20
1によって組合せることで、伝送データS301とする
変換データ組合せ回路(組合せ手段)3と、前記伝送デ
ータS301を変換前のデジタル映像信号と同等のデジ
タル映像信号に、前記フラグ信号S201を用いてビッ
ト伸長するビット伸長回路(ビット伸長手段)40とを
備えている。
【0089】上記構成によれば、ビット圧縮したデジタ
ル映像信号をデータ伝送線(30A・30B)を通して
伝送した後、伝送されたデジタル映像信号をビット伸長
するための手段を備えているので、データ伝送線の数を
少なくすることができる。そのため、前記デジタル映像
信号のビット数が増加した場合でも、基板の大型化や不
要輻射ノイズの削減をも実現することができる。
【0090】なお、上述した例では、デジタル映像信号
伝送装置100に入力されるデジタル映像信号がRGB
各6ビットの合計18ビットのデジタル映像信号であっ
たが、入力デジタル映像信号のビット数は任意のビット
数に設定することが可能である。
【0091】また、出力デジタル映像信号の各色信号の
1画素当たりのビット数は、出力デジタル映像信号の階
調数が入力デジタル映像信号の階調数とほぼ等しくなる
かあるいは十分に大きくなるように、また、映像を出力
する映像表示装置に応じたビット数となるように、適宜
設定すればよい。例えば、上述した例において、出力先
の映像表示装置にRGB各6ビットの合計18ビットの
デジタル映像信号を入力することが要求される場合に
は、出力デジタル映像信号の各色信号の1画素当たりの
ビット数を6ビットに変更しても構わない。この場合、
出力デジタル映像信号の1画素当たりのビット数は入力
デジタル映像信号の1画素当たりのビット数に等しい
が、データ伝送線30A・30Bを伝送される信号の1
画素当たりのビット数は、10ビットと、入力デジタル
映像信号の1画素当たりのビット数に比べて十分に少な
くなっている。
【0092】また、上述した例では、フレーム群のフレ
ーム数が4フレームであったが、フレーム群のフレーム
数は、4フレームに限られるものではなく、任意に設定
することができる。ただし、フレーム群に相当する期
間、すなわち、色信号を複数ビットの階調信号に変換す
る周期があまり長くなると、1つのフレーム群の期間内
での階調変化が人間の目に細かなちらつきとして知覚さ
れてしまうおそれがある。そのため、フレーム群のフレ
ーム数は、デジタル映像信号の1秒当たりのフレーム数
や映像表示装置の特性等を考慮して、1つのフレーム群
の期間内での階調変化が人間の目に細かなちらつきとし
て知覚されない程度の数に設定することがより好まし
い。具体的には、例えば、デジタル映像信号の1秒当た
りのフレーム数が30、映像表示装置がSTN液晶(超
捩れネマティック)型液晶表示装置であれば、1つのフ
レーム群のフレーム数が8以下であるとよい。
【0093】また、本実施形態では、デジタル映像信号
変換回路1において用いられる、入力デジタル映像信号
の個々の画素信号を構成する各色信号から、フレーム群
の個々の画素信号を構成する各色信号への変換におい
て、フレーム群を構成する4つのフレームのビット数
を、4ビット、1ビット、1ビット、1ビットと互いに
異なるようにしていた。
【0094】これに対し、フレーム群を構成する4つの
フレームのビット数を全て等しいビット数にすることも
考えられる。この場合には、個々の画素信号において全
ての色信号のビット数が等しくなるので、フラグ信号生
成回路2、変換データ組合せ回路3、データ伝送線30
B、およびビット伸張回路40のいずれも省略すること
ができる。
【0095】しかしながら、このように各フレームに割
り当てるビット数を同一にした場合、例えば、前記のデ
ジタル映像信号伝送装置100において、4つのフレー
ムに割り当てるビット数を全て4ビットに変更した場
合、伝送される信号のビット数が12となる。そのた
め、必要なデータ伝送線の数は12本であり、デジタル
映像信号伝送装置100の場合(8本)よりもデータ伝
送線の数が4本多くなってしまう。そのため、データ伝
送線の本数を減らす効果が小さい。
【0096】これに対し、本発明に係るデジタル映像信
号伝送装置100では、全ての色信号の1画素当たりの
ビット数が等しくなるように変換を行う場合と比較し
て、データ伝送路を伝送される信号の1画素当たりのビ
ット数をより少なくすることができる。それゆえ、上記
構成は、データ伝送路を伝送されるデジタル映像信号の
データ量をより一層少なくすることができる。特に、各
画素の情報を表す複数ビットの信号を1ビットずつ複数
のデータ伝送線に振り分けてパラレル伝送する場合に
は、データ伝送線の本数をより一層少なくすることがで
きるので、基板や回路規模をより小さくすることがで
き、また、映像表示装置の消費電力や不要輻射ノイズを
さらに削減することができる。
【0097】ここで、本発明に係るデジタル映像信号伝
送装置100を備える映像表示装置を、図8に基づいて
説明する。図8に示すように、デジタル映像信号を発生
する信号源60および同期信号を生成する信号源70を
備える伝送元装置200に対して前記のビット圧縮回路
50を組み込み、デジタル映像信号を映像として表示す
る表示装置80を備える伝送先装置300に対してビッ
ト伸長回路40を組み込むことで、映像表示装置を構成
することができる。
【0098】例えば、信号源60・70としてパーソナ
ルコンピュータを備え、表示装置80として液晶パネル
を備える映像表示装置に対してデジタル映像信号伝送装
置100を使用する場合で考えてみると、ビット圧縮回
路50をパーソナルコンピュータのコントロールボード
等に組み込み、伝送先回路300としてビット伸長回路
40を液晶パネルの駆動用基板や駆動用ドライバに組み
込むことで、デジタル映像信号伝送装置100を備える
映像表示装置を構成することができる。
【0099】
【発明の効果】本発明のデジタル映像信号伝送装置は、
以上のように、伝送しようとするデジタル映像信号の各
色信号について、各色信号の階調レベルとほぼ等しい平
均階調レベルとなるように、複数フレーム毎に1フレー
ムの割合で上記各色信号よりビット数の少ない複数ビッ
トの階調信号に、残りのフレームでは1ビットの2値信
号に変換する変換手段と、個々の画素信号を構成する前
記複数の色信号のうち、1つの色信号だけが複数ビット
となり、残りの色信号が1ビットとなるように、各色信
号に対する階調信号および2値信号の割り当てを設定す
るためのフラグ信号を生成するとともに、フラグ信号を
データ伝送路に出力するフラグ信号生成手段と、上記フ
ラグ信号に基づいて、個々の画素信号を構成する前記複
数の色信号のうち、1つの色信号だけが複数ビットとな
り、残りの色信号が1ビットとなるように、各色信号に
対して階調信号および2値信号を割り当て、得られたデ
ジタル映像信号をデータ伝送路に出力する信号設定手段
と、伝送されたフラグ信号に基づいて、個々の画素信号
を構成する複数の色信号のビット数が互いに等しくなる
ように、伝送されたデジタル映像信号をビット伸長する
ビット伸長手段とを備える構成である。
【0100】上記構成では、デジタル映像信号の画質を
ほとんど劣化させることなく、デジタル映像信号のビッ
ト数を少なくすることができる。それゆえ、上記構成
は、伝送されるデジタル映像信号のデータ量を低減する
ことができるという効果を奏する。特に、デジタル映像
信号を1画素毎に1ビットずつ複数のデータ伝送線に振
り分けてパラレル伝送する場合には、データ伝送線の数
を少なくすることができる。その結果、基板や回路規模
をより小さくすることができ、また、映像表示装置の消
費電力や不要輻射ノイズを低減することができるという
効果を奏する。
【0101】さらに、上記構成では、全ての色信号の1
画素当たりのビット数が等しくなるように変換を行う場
合と比較して、データ伝送路を伝送される信号の1画素
当たりのビット数をより少なくすることができる。それ
ゆえ、上記構成は、データ伝送路を伝送されるデジタル
映像信号のデータ量をより一層少なくすることができる
という効果を奏する。特に、各画素の情報を表す複数ビ
ットの信号を1ビットずつ複数のデータ伝送線に振り分
けてパラレル伝送する場合には、データ伝送線の本数を
より一層少なくすることができるので、基板や回路規模
をより小さくすることができ、また、映像表示装置の消
費電力や不要輻射ノイズをさらに削減することができる
という効果が得られる。
【0102】また、本発明の映像表示装置は、本発明の
デジタル映像信号伝送装置を備えることを特徴としてい
る。
【0103】上記構成によれば、データ伝送路を伝送さ
れるデジタル映像信号のデータ量を低減することができ
る映像表示装置を提供できるという効果が得られる。特
に、デジタル映像信号を1ビットずつ複数のデータ伝送
線に振り分けてパラレル伝送する場合に、基板や回路規
模を小さく抑えることができるので、装置サイズの小さ
い映像表示装置を提供できるという効果が得られる。ま
た、消費電力や不要輻射ノイズを削減することができる
ので、低消費電力であり、かつ、ノイズの少ない映像表
示装置を提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデジタル映像信号伝送
装置の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】上記デジタル映像信号伝送装置が備えるフラグ
信号生成回路の構成を示す概略ブロック図である。
【図3】上記デジタル映像信号伝送装置における入力デ
ジタル映像信号から、伝送信号(伝送データおよびフラ
グ信号)へのビット圧縮の一例を示す概略ブロック図で
ある。
【図4】本発明の実施形態における、4フレーム期間内
での隣接4画素のRGBに対するフラグ信号の設定例を
示す図である。
【図5】本発明の実施形態における、4フレーム期間内
での隣接4画素のRGBに対するビット数の割り当ての
一例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態における、4フレーム期間内
での隣接4画素のRGBの階調レベルの一例を示す図で
ある。
【図7】本発明の実施形態におけるビット伸長の方法を
説明するための説明図である。
【図8】本発明の実施形態に係る映像表示装置の構成を
示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 デジタル映像信号変換回路(変換手段) 2 フラグ信号生成回路(フラグ信号生成手段) 3 変換データ組合せ回路(信号設定手段) 21 ドットカウンタ 22 ラインカウンタ 23 フレームカウンタ 24 組合せ回路 30A データ伝送線(データ伝送路) 30B データ伝送線(データ伝送路) 40 ビット伸長回路(ビット伸長手段) 50 ビット圧縮回路 60 信号源 70 信号源 80 表示装置 100 デジタル映像信号伝送装置 200 伝送元装置 300 伝送先装置
フロントページの続き Fターム(参考) 5C057 AA01 AA11 AA13 CA01 CC03 CE10 EA01 EB01 EB02 EB03 EC01 EE01 EL01 EM05 GF05 5C059 KK06 KK15 MA00 MC38 MD07 ME17 RC14 RC24 TA57 TB10 TB11 TC42 TD03 TD11 UA02 UA05 5C082 AA02 BA12 BB01 BB44 CA84 DA26 MM04 5J064 AA02 BB13 BC22

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1画素当たり複数ビットの色信号を複数組
    み合わせたデジタル映像信号をデータ伝送路を通して伝
    送するデジタル映像信号伝送装置において、 伝送しようとするデジタル映像信号の各色信号につい
    て、各色信号の階調レベルとほぼ等しい平均階調レベル
    となるように、複数フレーム毎に1フレームの割合で上
    記各色信号よりビット数の少ない複数ビットの階調信号
    に、残りのフレームでは1ビットの2値信号に変換する
    変換手段と、 個々の画素信号を構成する前記複数の色信号のうち、1
    つの色信号だけが複数ビットとなり、残りの色信号が1
    ビットとなるように、各色信号に対する階調信号および
    2値信号の割り当てを設定するためのフラグ信号を生成
    するとともに、フラグ信号をデータ伝送路に出力するフ
    ラグ信号生成手段と、 上記フラグ信号に基づいて、個々の画素信号を構成する
    前記複数の色信号のうち、1つの色信号だけが複数ビッ
    トとなり、残りの色信号が1ビットとなるように、各色
    信号に対して階調信号および2値信号を割り当て、得ら
    れたデジタル映像信号をデータ伝送路に出力する信号設
    定手段と、 伝送されたフラグ信号に基づいて、個々の画素信号を構
    成する複数の色信号のビット数が互いに等しくなるよう
    に、伝送されたデジタル映像信号をビット伸長するビッ
    ト伸長手段とを備えることを特徴とするデジタル映像信
    号伝送装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のデジタル映像信号伝送装
    置を備えることを特徴とする映像表示装置。
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