JP2002051266A - 撮像素子の画素欠陥自動検出補正装置及びこれを用いた撮像装置 - Google Patents

撮像素子の画素欠陥自動検出補正装置及びこれを用いた撮像装置

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JP2002051266A
JP2002051266A JP2000234196A JP2000234196A JP2002051266A JP 2002051266 A JP2002051266 A JP 2002051266A JP 2000234196 A JP2000234196 A JP 2000234196A JP 2000234196 A JP2000234196 A JP 2000234196A JP 2002051266 A JP2002051266 A JP 2002051266A
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Atsushi Kobayashi
篤 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像素子の画素欠陥自動検出補正装置におい
て記憶手段の効率的な利用及び安定した欠陥補正を実現
する。 【解決手段】 撮像装置1において、その撮像中に画素
欠陥の補正を行うとともに欠陥検出を行い、撮像素子2
aについて補正すべき欠陥の個数が予め定められた設定
範囲内に収まるように、欠陥画素の個数に応じて欠陥検
出に係るレベル比較の閾値を可変制御する。そして、記
憶手段27には、欠陥画素の位置情報と、当該欠陥画素
が現フレームの直前のフレームにおいても欠陥画素とし
て検出された場合の検出フレームの数と、当該欠陥画素
について直前のフレームにおける補正の有無を示す情報
を記憶させる。現フレームで検出された欠陥画素につい
ては、その直前のフレームでの当該欠陥画素に係る補正
をしたかどうか及び当該欠陥画素に係る検出フレームの
数が多いか少ないかに基づいて、欠陥補正を行うべきか
否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像素子について
補正すべき欠陥の個数が許容範囲内に収まるように画素
欠陥検出及び補正を行うための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子の画素欠陥には、白欠陥
(所謂白点であり、入射光量に対する正常な輝度よりも
明るくなる欠陥画素)と黒欠陥(所謂黒点であり、入射
光量に対する正常な輝度よりも暗くなる欠陥画素)が挙
げられる。
【0003】このような画素欠陥は、画面上で点状のキ
ズをもたらし、画質劣化の原因となるため、欠陥検出や
補正を信号処理によって実現するための回路構成が各種
提案されているが、基本的には、欠陥画素を検出するた
めの欠陥検出手段と、欠陥画素の位置データを記憶する
記憶手段(メモリやバッファ)、欠陥画素に係るデータ
を1つ前のデータや近傍画素の平均値データ等で置換し
て補正する欠陥補正手段を備えている。
【0004】例えば、特開平5−83638号公報に示
される装置では、欠陥画素の位置データの発生頻度を検
出して、当該頻度が大きい程、欠陥画素である蓋然性が
高いと判断して、頻度データをその閾値と比較した結果
に基づいて欠陥画素の検出を行っている。
【0005】また、特開平5−260385号公報に示
される装置では、温度等を含む検出時の条件による影響
を排除するために、欠陥画素検出手段により記憶手段に
記憶された位置データに対応する画素が、所定回数以上
に亘って連続して欠陥画素と検出されなかった場合に当
該位置データを記憶手段から消去する構成とされてい
る。
【0006】特開平6−284346号公報に示される
装置では、撮像素子の第1画素とその周辺の第2画素に
ついて両者のレベル差を検出して、これを閾値と比較す
ることで欠陥画素の判断を行った結果を予めメモリに記
憶させておき、撮像時には当該メモリの記憶情報に基づ
いて欠陥画素の補正を行うように構成される。
【0007】特開平6−315112号公報に示される
装置では、記憶手段の容量に限りがあることに対処する
ために、欠陥画素の数をカウントして、そのカウント数
が記憶許容数を越えたときには、欠陥検出手段における
レベル比較の閾値を上げることで検出感度を下げるよう
に構成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置にあっては、下記に示す点で問題がある。
【0009】・記憶手段の利用において無駄が多い。
【0010】例えば、欠陥画素の発生頻度を所定の閾値
と比較することで欠陥検出を行う構成では、欠陥画素の
発生頻度の検出に要する記憶領域と、補正のための欠陥
情報を蓄積する記憶領域とを別個に設ける必要がある。
【0011】・記憶手段の容量について余裕を見込んで
おく必要がある。
【0012】欠陥画素の個数が多いと、記憶すべき情報
量がメモリ容量を越えてしまうことになるため、このよ
うなことが起きないように容量を十分に確保しておく必
要がある。特に、固体撮像素子では、温度上昇に伴って
欠陥画素の数が増加するという特性があるので、温度上
昇を考慮して記憶容量を予め多目に設計しておかなけれ
ばならない。
【0013】・撮像時の欠陥補正動作とは別に欠陥検出
動作を必要とする。
【0014】つまり、欠陥補正動作は撮像中に行われる
が、欠陥検出動作については事前に行っておく必要があ
る。
【0015】・欠陥補正の有無がフィールド又はフレー
ム毎に変動してしまう。
【0016】例えば、欠陥画素の発生頻度と所定の閾値
(固定値)とを比較することで補正すべき欠陥画素の判
定を行う構成では、ノイズによって発生頻度が閾値を中
心とて揺らいでいる場合に、補正すべきか否かの判定結
果がフィールド毎あるいはフレーム毎に変化してしまう
ので、欠陥補正をしたときの画素と欠陥補正をしなかっ
たときの画素とが交互に画面に現れて一種の点滅現象が
起きる。
【0017】そこで、本発明は、撮像素子の画素欠陥自
動検出補正装置における記憶手段の効率的な利用及び安
定した欠陥補正の実現を課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を解決するために、撮像中に画素欠陥の補正を行うとと
もに欠陥検出を行い、撮像素子について補正すべき欠陥
の個数が予め定められた設定範囲内に収まるように、欠
陥画素の個数に応じて欠陥検出に係るレベル比較の閾値
を可変制御するとともに、欠陥画素の位置情報と、当該
欠陥画素が現フレームよりも前のフレームにおいても欠
陥画素として検出された場合の検出フレームの数と、当
該欠陥画素について直前のフレームにおける補正の有無
を示す情報とを、1つの記憶手段に記憶させるようにし
たものである。
【0019】従って、本発明によれば、欠陥画素の位置
情報と、当該欠陥画素が現在より前のフレームにおいて
も欠陥画素として検出された場合の検出フレームの数
と、当該欠陥画素について直前フレームでの補正の有無
を示す情報とを、1つの記憶手段に記憶させるようにし
ているので、欠陥画素の検出と補正のために各別の記憶
手段を用意したり、記憶領域を区分する必要がない。
【0020】また、撮像素子について補正すべき欠陥の
個数が予め定められた設定範囲内に収まるように、欠陥
画素の個数に応じて欠陥検出に係るレベル比較の閾値を
可変制御することで、記憶容量について予め大き目の設
定にしておく必要がない。
【0021】そして、撮像中に画素欠陥の補正と欠陥検
出をほぼ同時に行うことができるとともに、欠陥画素の
個数に応じて欠陥検出に係るレベル比較の閾値を可変制
御することにより、限られた記憶容量の中で画素欠陥の
情報を効率良く保持することができ、特に欠陥の度合が
大きいものについて欠陥補正を安定して行うことができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明の基本的構成につい
て、撮像装置の構成を極く簡単に示したものである。
尚、本発明は、撮像素子を用いた撮像装置(例えば、ビ
デオカメラやスチルカメラ、あるいは両者の機能を備え
たカメラ等。)に適用することができ、映像信号につい
ては白黒信号処理、カラー信号処理の如何を問わない
し、撮像形態について単板式や多板式の如何を問わな
い。また、撮像素子(エリアイメージセンサやラインイ
メージセンサ等。)については、CCD(電荷結合素
子)型の固体撮像素子に限らず、MOS(金属酸化物半
導体)型、CMOS型等の固体撮像素子の使用が可能で
ある。
【0023】撮像装置1は、撮像ブロック2と、撮像素
子の画素欠陥検出補正ブロック3、カメラ信号処理ブロ
ック4を備えている。
【0024】撮像ブロック2は、図示しない光学系(レ
ンズやアイリス等)と、撮像素子2aと、当該素子の駆
動部(駆動回路)2b、タイミング制御部(あるいはタ
イミング発生回路)2c、標本化及び量子化処理部2d
を含んでいる。尚、標本化及び量子化処理部2dは撮像
素子2aの出力信号について波形整形やサンプリング処
理、ディジタル化処理等を行うものであり、これには、
例えば、ノイズ抑圧を目的として、サンプルホールド回
路やアンプを含むCDS(相関2重サンプリング)回路
が設けられ、また、当該回路の出力するアナログ信号を
ディジタル信号に変換するためのアナログ/ディジタル
変換器が設けられる。また、タイミング制御部2cは、
駆動部2bや標本化及び量子化処理部2dの動作に必要
な各種のタイミング制御用信号を生成してこれらの回路
に供給する。尚、図には説明の便宜上、1つの撮像素子
だけを示すが、多板式の場合には複数の撮像素子と各素
子の信号処理に必要な回路が設けられることは勿論であ
る。
【0025】本発明の中心をなす画素欠陥検出補正ブロ
ック3は、画素欠陥自動検出補正装置の主要部を構成す
るものであり、撮像ブロック2と、カメラ信号処理ブロ
ック4との間に介在される。本ブロックについては、そ
の機能に関して下記に示す要素を具備する。
【0026】 ・検出ブロック(3a) ・欠陥検出補正制御ブロック(3b) ・補正ブロック(3c)。
【0027】先ず、検出ブロック3aは、撮像ブロック
2の出力データに対してフィルタ処理等の演算処理を施
すことで欠陥レベルを算出し、当該レベルを欠陥検出補
正制御ブロック3bからの検出参照値と比較することで
欠陥検出を行うものであり、撮像素子2aの画素欠陥を
検出する欠陥検出手段を構成する。尚、欠陥検出につい
ては、撮像ブロック2の出力データをその閾値と比較す
るといった単純な方法も挙げられるが、特別な入射光を
設定したり、アイリスを閉じて光を遮断するといった欠
陥検出動作に固有の処置を必要とするので、任意の被写
体を撮影しながら欠陥検出を行える方法を用いるのが良
い。また、ここに言う「欠陥レベル」とは、撮像ブロッ
ク2の出力データをフィルタ処理等で加工したデータに
基づく信号レベルを意味し、評価対象の画素について当
該画素が欠陥画素であるとすると、それがどの程度の欠
陥であるかを定量的に示すものである。
【0028】検出ブロック3aで用いるフィルタリング
処理については各種の処理が挙げられ、例えば、図2に
示す構成例5が挙げられる。
【0029】即ち、本例では、入力データ「Din」
(撮像ブロック2の出力データ)が、初段の遅延回路6
に供給されるとともに、加算器8に供給されるようにな
っている。そして、遅延回路6の出力データは減算器1
0に送られるとともに、当該信号は遅延回路6の後段に
設けられた遅延回路7に送られる。
【0030】遅延回路7の出力データは加算器8に送ら
れて、ここで入力データとの加算演算が行われた後、係
数「1/2」の乗数器9を介して減算器10に送出され
る。
【0031】減算器10では、遅延回路6の出力データ
を正入力とし、乗数器9の出力データを負入力として減
算処理が行われ、遅延回路6の出力データから乗数器9
の出力データを差し引いた結果を示すデータ(これが欠
陥レベルを示す。)が後段の比較器11のA入力として
送られる。
【0032】比較器11のB入力については、欠陥検出
補正制御ブロック3bからの検出参照値のデータ「Ds
h」が送られてくるようになっており、当該データは比
較処理の閾値データとして利用される。つまり、A入力
データの示すレベルとB入力データの示す閾値レベルと
が比較され、前者が閾値レベルより大きい場合(「A>
B」)に、欠陥画素を検出したことを示す信号「PDE
T」(検出パルス)が比較器11から出力される(当該
信号は欠陥検出補正制御ブロック3bに送られる。)。
【0033】尚、遅延回路6、7には所定ビット数の処
理に使用されるラッチ回路やDフリップフロップ回路等
が用いられ、これらの回路には動作用のクロック信号
「CK」がそれぞれ供給される。また、図ではデータ線
を単線で示しているが、ディジタル処理であることから
明らかなように、回路で処理される入出力データは所定
数のビットデータである(このことは、後述する図3
や、図4においても同様である。)。
【0034】本回路に係るシステム関数「H(z-1)」
(伝達関数に相当するもので、z変換の特性を示す。)
については、遅延回路6、7をそれぞれ遅延子「z-1
で代表させて(つまり、各遅延回路は同じ遅延時間をも
つ。)計算してみれば容易に分かるように、「H
(z-1)=(−1+2・z-1−z-2)/2」である。つ
まり、本式を変形した、「H(z-1)=z-1−(1+z
-2)/2」から分かるように、評価の対象となる対象画
素の出力データを「z-1・Din」と記すとき、「(1
+z-2)・Din/2」は、対象画像より1単位時間前
の画素出力データと、対象画像より1単位時間後の画素
出力データとの平均値を表しているので、結局、「H
(z-1)・Din」は、評価の対象となる対象画素の近
傍に位置する複数の画素について信号レベルの平均値を
算出するとともに、当該平均値と対象画素の信号レベル
との差分を求めたものに相当することが分かる。尚、こ
のことは図の回路構成において減算器10への2つの入
力データからも容易に分かる。また、本例では対象画素
の第1近傍(1単位時間をおいた前後)に位置する画素
について平均値計算を行った結果と対象画素の出力デー
タとの差分データについて閾値と比較することで欠陥検
出を行うようにした(つまり、画素の水平相関や垂直相
関を考慮すると、差分データが大きい理由として画素欠
陥やノイズ等を挙げることは妥当である。)が、第2近
傍や、第3近傍、…、第n近傍の画素についての出力デ
ータを含めて、算術平均あるいは加重平均、移動平均を
計算した結果と対象画素の出力データとの差分について
閾値と比較することで欠陥検出を行っても良い。但し、
検出精度を高くするために支払われる、回路構成や処理
の複雑化を考慮すべきであり、これを考慮すると第1近
傍の画素についての平均値データ(対象画素は除く。)
と、対象画素の出力データとの差分データが示す欠陥レ
ベルを、欠陥検出補正制御ブロック3bからの検出参照
値データDshと比較する構成が最も簡単である。
【0035】尚、この他、「H(z-1)=−1+2・z
-2−z-4」の構成とされる水平FIR(Finite
Impluse Response)フィルタや垂直F
IRフィルタ、あるいは水平及び垂直方向の両方向に亘
るフィルタリング処理を行う構成等、各種の実施形態が
挙げられる。
【0036】欠陥検出補正制御ブロック3bは、検出ブ
ロック3aから送られてくる信号(検出パルス)に基づ
いて検出参照値を算出したり、また、補正すべき欠陥画
素を特定・決定して補正用信号(補正パルス)を補正ブ
ロック3cに送出する。尚、その詳細は後述する。
【0037】補正ブロック3cは、撮像ブロック2から
の出力データが入力され、欠陥検出補正制御ブロック3
bからの補正用信号に応じて、欠陥補正処理を行うもの
であり、欠陥補正された後の出力データはカメラ信号処
理ブロック4に送られる。つまり、本ブロックは欠陥補
正をすべき指示を補正用信号として受けた場合にのみ欠
陥補正を行い、欠陥補正を行わない場合には、入力デー
タに対して、補正処理での遅延時間と同じ時間だけ遅延
処理を施した後に出力する。尚、補正ブロック3cは欠
陥検出補正制御ブロック3bとともに欠陥補正手段(画
素欠陥について欠陥補正を行う手段)を構成している。
【0038】補正処理には、例えば、下記に示す形態が
挙げられる。
【0039】 (i)欠陥画素の出力データを、1単位時間前に位置す
る画素の出力データで置換する形態(所謂「前値ホール
ド」) (ii)欠陥画素に関して、その第1近傍に位置する2
つの画素の出力データについての平均値データで置換す
る形態。
【0040】先ず、形態(i)については、例えば、図
3に示す構成例12のように、入力データDinが切換
部14における一方の入力(図に論理値「1」を付して
示す入力端子を参照。)として供給されるとともに、当
該データDinが遅延回路13に送られ、該遅延回路1
3の出力データが切換部14における他方の入力(図に
論理値「0」を付して示す入力端子を参照。)として供
給される構成が挙げられる。そして、切換部14には欠
陥検出補正制御ブロック3bからの補正パルス「Pam
d」が送られることでその切換制御が行われるようにな
っており、欠陥補正を行う場合には「0」側の入力デー
タが選択されて出力され、欠陥補正を行わない場合には
「1」側の入力データが選択されて出力される。
【0041】尚、遅延回路13には所定ビット数の処理
に使用されるラッチ回路やDフリップフロップ回路等が
用いられ、これらには動作用のクロック信号「CK」が
それぞれ供給される。
【0042】本回路では、遅延回路13を遅延子
「z-1」で表した場合に、切換部14では、入力データ
Din又はそれより1単位時間前のデータ「z-1・Di
n」のいずれかが補正パルスに応じて選択されて(欠陥
補正時に後者が選択される。)、出力データ「DOUT」
となることが分かる。
【0043】また、上記形態(ii)については、例え
ば、図4に示す構成例15のように、2つの遅延回路1
6、17と加算器18、係数「1/2」の乗数器19、
切換部20からなる構成が挙げられる。
【0044】尚、本構成は図2に示した構成に似ている
が、下記の点で相違がある。
【0045】・図2の比較器11に相当するものがない
こと・図2の減算器10が切換部20に置き換わってい
ること。
【0046】つまり、入力データDinが加算器18に
送出されるとともに、初段の遅延回路16に送られ、当
該遅延回路の出力データが、切換部20における一方の
入力(図に論理値「0」を付して示す入力端子を参
照。)に供給される。そして、次段の遅延回路17の出
力データが加算器18に送られ、ここで入力データDi
nとの加算処理が行われた後、これに対して乗数器19
で係数「1/2」を掛け算されたデータが、切換部20
における他方の入力(図に論理値「1」を付して示す入
力端子を参照。)に供給される。
【0047】欠陥検出補正制御ブロック3bから切換部
20に送られる補正パルス「Pamd」により当該切換部
でのデータ選択が行われるようになっており、欠陥補正
を行う場合には「1」側の入力データが選択されて出力
され、欠陥補正を行わない場合には「0」側の入力デー
タが選択されてデータ「DOUT」が出力される。尚、各
遅延回路16、17には動作用のクロック信号「CK」
がそれぞれ供給される。
【0048】本回路では、各遅延回路を遅延子「z-1
で表した場合に、切換部20において、1単位時間の遅
延を経たデータ「z-1・Din」又は当該データに関し
て第1近傍に位置する2つの画素の各データについての
平均値データ「(1+z-1)/2・Din」のいずれか
が補正パルスに応じて選択されて(欠陥補正時に後者が
選択される。)、出力データとなることが分かる。
【0049】尚、この他、上記欠陥検出の場合と同様
に、第n近傍の画素を含めた平均化処理や適応形処理等
を組み合わせるといった各種の実施形態が可能であり、
また、本願発明に関する限り、補正方法や形態の如何は
問わない。
【0050】また、検出ブロックと補正ブロックとを必
ずしも別個独立した構成とする必要がないことについて
は、例えば、図2に示す検出ブロック5と図4に示す補
正ブロック15において共通の回路部分(2つの遅延回
路と加算器、乗数器)を兼用することができることから
も明らかである。つまり、共通の回路部分に対して欠陥
検出時の構成と欠陥補正時の構成を併せ持った回路を組
めば良い(欠陥検出時には共通回路に対して減算器と比
較器を設けた構成を使用し、欠陥補正時には共通回路に
対して切換部を設けた構成を使用する。)。
【0051】カメラ信号処理ブロック4は、補正ブロッ
ク3cにおいて欠陥補正されたデータを受けて、輝度信
号処理やクロマ信号処理、エンコード処理等を行うもの
であるが、本発明に関する限り既知の回路構成を使用で
きるので、その詳細については省略する。
【0052】図5は欠陥検出補正制御ブロック3bを中
心とした構成の要部について一例を示したものであり、
当該下記に示す要素を具備する(括弧内の数字は各部の
符号を示す。)。
【0053】 ・検出フレーム数算出部(21) ・バッファ制御部(22) ・キズデータ蓄積用バッファ(23) ・補正可否判定部(24) ・補正個数カウント部(25) ・検出レベル算出部(26)。
【0054】尚、各部については説明の便宜を考慮して
それぞれ独立した機能ブロックとして図示しているが、
このような構成に限らず同等の機能を有するブロック構
成であれば如何なる形態であっても何等構わない。
【0055】各部の役割について説明する前に、キズデ
ータ蓄積用バッファ23に格納される情報(キズデー
タ)についてデータ構造を説明する。
【0056】データ構造に含まれるのは、下記の3種の
データである。
【0057】 (I)欠陥画素の位置情報 (II)検出フレームの数 (III)補正の有無を示す情報。
【0058】先ず、(I)の位置情報は、撮像素子2a
における欠陥画素毎の位置を示すもので、欠陥の位置を
示すアドレス(以下、「欠陥アドレス」という。)であ
る。
【0059】また、(II)検出フレームの数とは、欠
陥アドレスに対応する欠陥画素が現在より前のフレーム
においても欠陥画素として検出されたときの検出フレー
ムの数である。つまり、特定の欠陥アドレスが示す欠陥
がそれ以前の所定フレーム期間(「N」を「N≧2」の
自然数変数としてNフレーム期間)に亘って欠陥として
検出された個数を示す。例えば、N=10の場合には現
フレーム期間より前の10フレーム期間において欠陥ア
ドレスが示す位置で欠陥として検出された回数あるいは
欠陥と検出されたフレームの数が5つであれば、検出フ
レームの数は「5」である。尚、現フレームよりも時間
的に前に位置する所定フレーム期間の設定値(総期間
長)については検出対象となるフレーム数を固定してお
く方法と、当該フレーム数を温度等の条件に応じて動的
に変化させる方法があり、後者によれば検出精度への影
響を少なくすることができる。
【0060】(III)については、現フレーム期間の
直前のフレーム期間での欠陥補正の有無を示す。つま
り、直前のフレーム期間における補正判定の結果であ
り、補正したか、補正しなかったかを示す2値情報であ
る。
【0061】このように、欠陥画素に係る「キズデー
タ」とは、(I)乃至(III)を含むデータ構造によ
って定義され、本データはバッファ制御部22の制御下
でキズデータ蓄積用バッファ23に格納される。つま
り、当該バッファは画素欠陥の位置等を含むキズデータ
を記憶するための記憶手段27を構成しており、上記
(I)乃至(III)の情報は、1つの記憶手段に記憶
される。
【0062】図5の構成における処理の大要について説
明すると、検出ブロック3aからの検出パルス「PDE
T」を受けて検出フレーム数算出部21が、検出フレー
ムの数を算出し、その結果を補正可否判定部24に送出
する。
【0063】補正可否判定部24では、検出フレームの
数と、直前のフレームでの補正の有無に基づいて、今回
のフレームにおいて欠陥補正を行うか否かを判定する。
そして、補正用信号「Pamd」(補正パルス)を補正ブ
ロック3cに送出するとともに、補正個数カウント部2
5に送出する。
【0064】補正個数カウント部25は、補正される欠
陥(画素)の個数をフレーム期間毎に数えるものであ
り、計数結果は検出レベル算出部26に送られる。
【0065】検出レベル算出部26では、補正個数カウ
ント部25から渡される計数結果が多いか少ないかを判
断し、欠陥画素の個数に応じた検出参照値を算出する。
つまり、欠陥が多すぎるとキズデータ蓄積用バッファ2
3の記憶容量を越えてしまう虞があるので、検出参照値
を調整して欠陥の数を減らすように当該参照値について
可変制御を行う。尚、検出参照値を示すデータあるいは
検出参照値を設定するための制御信号は検出ブロック3
aに送出される。
【0066】次に、各部の機能について詳述する。
【0067】・バッファ制御部(22)及びキズデータ
蓄積用バッファ(23) バッファ制御部22では、検出フレーム数算出部21か
らキズデータの要求を受けた場合に、キズデータ蓄積用
バッファ23に格納されているデータについて、欠陥ア
ドレスが小さいものから順に1つずつ取り出して検出フ
レーム数算出部21に送出する。この要求が来るのはフ
レームが切り替わったとき、又は以前に送り出したデー
タの欠陥アドレスよりも、データの水平アドレスや垂直
アドレスが大きくなった場合である。尚、そのために、
バッファ制御部22は水平アドレスや垂直アドレスの情
報を受け取るようになっており、また、検出窓(ウィン
ドゥ)の情報(撮像素子2aにおける検出範囲あるいは
検出エリアを示す。)も入力される。
【0068】検出ブロック3aからの検出パルスPDET
が検出フレーム数算出部21に送出された場合には、検
出フレーム数算出部21から上記キズデータがバッファ
制御部22に送られてくるので、当該データを順番にキ
ズデータ蓄積用バッファ23に書き込む処理が行われ
る。尚、検出された欠陥画素の数が多いために、それ以
上はキズデータ蓄積用バッファ23にデータを格納でき
ない場合、つまり、当該バッファに保持するデータ量が
バッファの容量を超えると判断された場合には、その旨
を示すエラーフラグ(以下、「ERROR_FLG」と
記す。)が立ち、これが検出レベル算出部26へ送られ
る。
【0069】・検出フレーム数算出部(21) 検出ブロック3aから検出パルスPDETが送られて来た
場合に、それに対応する検出画素の欠陥アドレスについ
て、検出フレームの数を1つ増やし、その結果を補正可
否判定部24とバッファ制御部22に送る。例えば、今
回検出された欠陥画素が現フレームより前の4フレーム
において欠陥と検出された場合には、これを1だけ増加
させて検出フレームの数を「5」とする。
【0070】尚、検出パルスが送られて来た際に保持し
ているキズデータの欠陥アドレスと比較して欠陥アドレ
スが小さい場合には、新規に欠陥が発見されたものと判
断し、検出フレームの数を「1」としてそのキズデータ
をバッファ制御部22に送る。また、保持しているキズ
データの欠陥アドレスの方が小さい場合には、今回は欠
陥が検出されなかったものと判断して、検出フレームの
数を1だけ減じてからキズデータをバッファ制御部22
に送る。
【0071】・補正可否判定部(24) 検出された欠陥について補正を行うべきか否かの判定を
下す際には、現フレームで検出された欠陥画素につい
て、その直前フレームで当該欠陥画素に対して補正をし
たか否か、そして、当該欠陥画素に係る検出フレームの
数をその閾値と比較して多いか否かということに基づい
て判定する。つまり、直前フレームでも補正を行ってお
り、かつ検出フレームの数が多いほど、その画素につい
て今回も欠陥検出が検出されたときには当該欠陥画素の
補正を行うべきであること、あるいは補正の蓋然性が高
いものと判定する。
【0072】例えば、今回の欠陥が直前のフレーム期間
でも補正されたかどうかによって、検出フレームの数に
ついての比較基準値(閾値)を変更することが好まし
い。つまり、欠陥画素に係る検出フレームの数について
第1の閾値を「NF1」とし、第2の閾値を「NF2」
とするとき、これらの閾値の設定に際して、「NF1<
NF2」の関係が成立するように規定する。そして、下
記の規約に従って判定処理を行えば良い。
【0073】 (A)直前のフレームで欠陥画素について補正した場合
には、当該欠陥画素に係る検出フレームの数が第1の閾
値NF1より大きい場合に当該欠陥画素について欠陥補
正を行う (B)直前のフレームで欠陥画素について補正しなかっ
た場合には、当該欠陥画素に係る検出フレームの数が第
2の閾値NF2より大きい場合に当該欠陥画素について
欠陥補正を行う。
【0074】つまり、(A)では、欠陥画素について前
回も補正されたことから今回の補正の可能性が高いと考
えられるので、小さい方の閾値NF1を用いて比較す
る。また、(B)では、欠陥画素について前回も補正さ
れなかったから今回も補正の可能性が低いと考えられる
ので、大きい方の閾値NF2を用いて比較する。
【0075】このように複数の比較基準値を用いること
でヒステリシス特性をもたせることかできるので、ノイ
ズによって欠陥検出の結果が検出参照値の付近でふらつ
いて変化するよう場合でも、フレーム毎に補正の有無が
切り替わってしまう現象(画面上での画素の点滅現象)
を防止することができる。
【0076】尚、閾値NF1やNF2は外部から設定さ
れるが、これらの閾値を固定した値に設定する方法と、
温度等の条件に応じて動的に閾値を変化させる方法があ
り、後者によれば検出精度への影響を少なくすることが
できる。
【0077】・補正個数カウント部(25) 補正可否判定部24が出力する補正パルスを受けて、こ
れをフレーム毎に計数した結果を検出レベル算出部26
に送る。つまり、現フレーム(1フレーム期間中)にお
いて補正する欠陥の個数(補正点数)をカウントする。
【0078】・検出レベル算出部(26) 1フレーム期間中において補正すべき欠陥画素の個数
が、予め定められた設定範囲内に収まるように、欠陥画
素の個数に応じて検出参照値を可変制御する。つまり、
検出参照値は、欠陥検出に係るレベル比較の閾値を示す
ので、この値が大きいと欠陥が検出され難くなり、逆に
値が小さくなると欠陥が検出され易くなる。そこで、1
フレーム期間中における補正点数に対して、2つの閾値
「NMIN」と「NMAX」を設定して、補正点数が上
限閾値(最大値)「NMAX」を越えたか否か、また、
下限閾値(最小値)「NMIN」を下回ったか否かにつ
いて比較判断を行う。そして、1フレーム内の補正点数
がNMAXを超える場合には検出参照値を大きくし、ま
た、1フレーム内の補正点数がNMINより小さい場合
には検出参照値を小さくするといった制御を行う。但
し、上記したようにバッファ制御部22において欠陥検
出の個数が多いためにエラーフラグ「ERROR_FL
G」が立てられたときには、このことが検出レベル算出
部26に通知され、補正個数カウント部25による計数
結果には無関係に検出参照値が大きい値に設定される
(閾値の強制的な引き上げ)。尚、この制御については
検出ブロック3aの検出方式に依存するので、これとは
逆の制御、つまり、補正点数が予定した数よりも多くな
った場合に、検出レベル算出部26からバッファ制御部
22に信号を送出して、キズデータ蓄積用バッファ23
にそれ以上データが書き込まれないように歯止めをかけ
る制御を行う場合もある。
【0079】しかして、上記した本構成によれば、下記
に示す利点が得られる。
【0080】・撮像装置の動作中において自動的に欠陥
検出及び補正を行うことができるので、撮像素子の時間
的変化による画素欠陥の増減について容易に対処でき
る。尚、「時間的変化による欠陥」とは、温度変化等、
何等かの原因によって突発的に発生する画素欠陥を意味
する。勿論、撮像素子の経時変化に伴う欠陥についても
対応できる。
【0081】・1フレーム中での欠陥の個数に応じて検
出参照値を動的に変化させることにより、限られた容量
のバッファ(キズデータ蓄積用バッファ23)内で効率
良く欠陥情報(キズデータ)を保持することができる。
特に、欠陥の個数が多くなった場合には、欠陥レベルの
大きい欠陥画素のデータほどバッファに保持されるの
で、欠陥レベルが大きいものから優先順位付けができ
る。
【0082】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、請求項1に係る発明によれば、欠陥画素の位置情報
と、当該欠陥画素が現フレームよりも前のフレームにお
いても欠陥画素として検出された場合の検出フレームの
数と、当該欠陥画素について直前フレームにおける補正
の有無を示す情報とを、1つの記憶手段に記憶させるよ
うにしているので、欠陥画素の検出と補正のために各別
の記憶手段を用意する必要がなく、また、撮像素子につ
いて補正すべき欠陥の個数が予め定められた設定範囲内
に収まるように、欠陥画素の個数に応じて欠陥検出に係
るレベル比較の閾値を可変制御しているので、記憶容量
について予め大き目の設定にしておく必要がない。従っ
て、記憶手段の容量を効率的に使用できる。そして、撮
像中に画素欠陥の補正と欠陥検出をほぼ同時に行うこと
ができるとともに、欠陥画素の個数に応じて欠陥検出に
係るレベル比較の閾値を可変制御することにより、限ら
れた記憶容量の中で画素欠陥の情報を効率良く保持する
ことができ、特に欠陥の度合が大きいものについて安定
した欠陥補正が可能になる。
【0083】請求項2や請求項8に係る発明によれば、
直前のフレームでの欠陥画素に係る補正の有無と、当該
欠陥画素に係る検出フレームの数に基づいて、欠陥補正
をすべきか否かを判定することにより、適正な補正と精
度の向上を実現できる。
【0084】請求項3や請求項9に係る発明によれば、
直前のフレームで欠陥画素について補正をしたか否かに
応じて、検出フレームの数についての比較上の閾値が違
う値に切り替えられるように制御することで、ヒステリ
シス特性をもたせて補正可否の判定結果がフレーム毎に
交番しないようにすることができる。
【0085】請求項4乃至6や、請求項10乃至12に
係る発明によれば、対象画素の近傍に位置する複数の画
素について信号レベルの平均値を算出し、これと対象画
素の信号レベルとの差分を求めて閾値と比較することに
より、入射光や撮影条件について特殊な条件を課すこと
なく、任意の被写体を撮影しながら欠陥検出を行うこと
ができ、欠陥検出専用の操作や動作が不要である。
【0086】請求項7に係る発明によれば、撮像装置に
おいて、無駄な記憶容量を削減して記憶手段の容量を有
効に活用することができるのでコスト低減に適してい
る。そして、撮像素子の時間的変化に対応した欠陥検出
及び補正により画質劣化の少ない撮影画像を取得するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮像装置の全体的な構成例を示す
ブロック図である。
【図2】検出ブロックの構成例を示す図である。
【図3】補正ブロックの構成例を示す図である。
【図4】補正ブロックの構成について別例を示す図であ
る。
【図5】欠陥検出補正制御ブロックを中心とした構成例
を示す図である。
【符号の説明】
1…撮像装置、2a…撮像素子、27…記憶手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像中に画素欠陥の補正を行うとともに
    欠陥検出を行い、撮像素子について補正すべき欠陥の個
    数が予め定められた設定範囲内に収まるように、欠陥画
    素の個数に応じて欠陥検出に係るレベル比較の閾値を可
    変制御するとともに、 欠陥画素の位置情報と、当該欠陥画素が現フレームより
    も前のフレームにおいても欠陥画素として検出された場
    合の検出フレームの数と、当該欠陥画素について直前の
    フレームにおける補正の有無を示す情報とを、1つの記
    憶手段に記憶させることを特徴とする撮像素子の画素欠
    陥自動検出補正装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した撮像素子の画素欠陥
    自動検出補正装置において、 現フレームで検出された欠陥画素について、その直前の
    フレームでの当該欠陥画素に係る補正の有無及び当該欠
    陥画素に係る検出フレームの数に基づいて、欠陥補正を
    すべきか否かを判定することを特徴とする撮像素子の画
    素欠陥自動検出補正装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した撮像素子の画素欠陥
    自動検出補正装置において、欠陥画素に係る検出フレー
    ムの数について第1及び第2の閾値を設定するととも
    に、第1の閾値に比して第2の閾値を大きい値に設定
    し、 直前のフレームで欠陥画素について補正した場合には、
    当該欠陥画素に係る検出フレームの数が上記第1の閾値
    より大きい場合に当該欠陥画素について現フレームで欠
    陥補正を行い、 直前のフレームで欠陥画素について補正しなかった場合
    には、当該欠陥画素に係る検出フレームの数が上記第2
    の閾値より大きい場合に当該欠陥画素について現フレー
    ムで欠陥補正を行うようにしたことを特徴とする撮像素
    子の画素欠陥自動検出補正装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載した撮像素子の画素欠陥
    自動検出補正装置において、 評価の対象とされる対象画素の近傍に位置する複数の画
    素について信号レベルの平均値を算出するとともに、当
    該平均値と対象画素の信号レベルとの差分を求めて、こ
    れを閾値と比較することで欠陥検出を行うことを特徴と
    する撮像素子の画素欠陥自動検出補正装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載した撮像素子の画素欠陥
    自動検出補正装置において、 評価の対象とされる対象画素の近傍に位置する複数の画
    素について信号レベルの平均値を算出するとともに、当
    該平均値と対象画素の信号レベルとの差分を求めて、こ
    れを閾値と比較することで欠陥検出を行うことを特徴と
    する撮像素子の画素欠陥自動検出補正装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載した撮像素子の画素欠陥
    自動検出補正装置において、 評価の対象とされる対象画素の近傍に位置する複数の画
    素について信号レベルの平均値を算出するとともに、当
    該平均値と対象画素の信号レベルとの差分を求めて、こ
    れを閾値と比較することで欠陥検出を行うことを特徴と
    する撮像素子の画素欠陥自動検出補正装置。
  7. 【請求項7】 撮像素子と、該撮像素子の画素欠陥につ
    いて自動検出及び補正を行う機能を備えた撮像装置にお
    いて、 上記撮像素子による撮像中に画素欠陥の補正を行うとと
    もに欠陥検出を行い、撮像素子について補正すべき欠陥
    の個数が予め定められた設定範囲内に収まるように、欠
    陥画素の個数に応じて欠陥検出に係るレベル比較の閾値
    を可変制御するとともに、 欠陥画素の位置情報と、当該欠陥画素が現フレームより
    も前のフレームにおいても欠陥画素として検出された場
    合の検出フレームの数と、当該欠陥画素について直前の
    フレームにおける補正の有無を示す情報とを、1つの記
    憶手段に記憶させることを特徴とする撮像装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載した撮像装置において、 現フレームで検出された欠陥画素について、その直前の
    フレームでの当該欠陥画素に係る補正の有無及び当該欠
    陥画素に係る検出フレームの数に基づいて、欠陥補正を
    すべきか否かを判定することを特徴とする撮像装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載した撮像装置において、 欠陥画素に係る検出フレームの数について第1及び第2
    の閾値を設定するとともに、第1の閾値に比して第2の
    閾値を大きい値に設定し、 直前のフレームで欠陥画素について補正した場合には、
    当該欠陥画素に係る検出フレームの数が上記第1の閾値
    より大きい場合に当該欠陥画素について現フレームで欠
    陥補正を行い、 直前のフレームで欠陥画素について補正しなかった場合
    には、当該欠陥画素に係る検出フレームの数が上記第2
    の閾値より大きい場合に当該欠陥画素について現フレー
    ムで欠陥補正を行うようにしたことを特徴とする撮像装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載した撮像装置におい
    て、 評価の対象とされる対象画素の近傍に位置する複数の画
    素について信号レベルの平均値を算出するとともに、当
    該平均値と対象画素の信号レベルとの差分を求めて、こ
    れを閾値と比較することで欠陥検出を行うことを特徴と
    する撮像装置。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載した撮像装置におい
    て、 評価の対象とされる対象画素の近傍に位置する複数の画
    素について信号レベルの平均値を算出するとともに、当
    該平均値と対象画素の信号レベルとの差分を求めて、こ
    れを閾値と比較することで欠陥検出を行うことを特徴と
    する撮像装置。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載した撮像装置におい
    て、 評価の対象とされる対象画素の近傍に位置する複数の画
    素について信号レベルの平均値を算出するとともに、当
    該平均値と対象画素の信号レベルとの差分を求めて、こ
    れを閾値と比較することで欠陥検出を行うことを特徴と
    する撮像装置。
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