JP2002048427A - 吸収冷凍機 - Google Patents

吸収冷凍機

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JP2002048427A
JP2002048427A JP2000238857A JP2000238857A JP2002048427A JP 2002048427 A JP2002048427 A JP 2002048427A JP 2000238857 A JP2000238857 A JP 2000238857A JP 2000238857 A JP2000238857 A JP 2000238857A JP 2002048427 A JP2002048427 A JP 2002048427A
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pump
absorber
reservoir
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JP2000238857A
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Akira Nishiguchi
章 西口
Tatsuro Fujii
達郎 藤居
Satoshi Miyake
聡 三宅
Atsushi Shidara
敦 設楽
Toshikuni Ohashi
俊邦 大橋
Mitsuharu Matsubara
光治 松原
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Hitachi Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B15/00Sorption machines, plants or systems, operating continuously, e.g. absorption type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B37/00Absorbers; Adsorbers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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    • F25B2500/01Geometry problems, e.g. for reducing size
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B30/62Absorption based systems

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Abstract

(57)【要約】 【課題】吸収冷凍機を小型化またはコンパクト化する。 【解決手段】吸収冷凍機は、蒸発器10、吸収器20、
高温再生器30、低温再生器40、凝縮器50、溶液ポ
ンプ72、冷媒ポンプ71を有している。吸収器の下部
に溶液ポンプと連通する溶液溜め22を形成し、溶液溜
めとは別体に溶液タンク25を設ける。一方、蒸発器の
下部にも冷媒ポンプと連通する冷媒溜め12を形成し、
冷媒溜めとは別体に冷媒タンク15を設ける。溶液タン
クの溶液収容部は溶液溜めの溶液溜め部より下方にあ
り、冷媒タンクの冷媒収容部は冷媒溜めの冷媒溜め部よ
り下方にある。そして、溶液ポンプの吸込み口から溶液
溜めまでの高さ、および冷媒ポンプの吸込み口から冷媒
溜めまでの高さは、各ポンプの必要有効吸込みヘッド以
上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸収冷凍機に係り、
特に、冷媒に水を吸収剤に臭化リチウムを用いたときに
好適な吸収冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の吸収冷凍機の一例が、特開平6−
221718号公報に記載されている。この公報に記載
の吸収冷凍機においては、吸収器の下部に設けられた液
溜めと液溜め下方に配置した溶液タンクとを溶液管で接
続している。そして、溶液タンクに溜まった溶液を溶液
ポンプで高温再生器及び低温再生器に送り出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載の吸収
冷凍機においては、溶液ポンプの必要有効吸込みヘッド
を確保するため、溶液タンク位置を、ポンプの吸込み口
高さとポンプの必要有効吸込みヘッドとの和の高さより
も高くしている。ところで、吸収冷凍機の溶液は、定格
運転時には濃度が濃くなり体積が減少する。一方、停止
時や冷却水温度が低い状態で運転される時には溶液濃度
が薄くなり、溶液の体積は増加する。この公報に記載の
吸収冷凍機では、溶液の体積変化を溶液タンクで調整し
ているので、停止時や冷却水温度が低い状態で吸収冷凍
機を運転する時は、溶液タンクを溶液で満たしている。
しかしながら、定格運転時には液面が低下するので、溶
液タンクはほぼ空の状態で運転される。このため、吸収
冷凍機の吸収器の伝熱面を、溶液ポンプの必要有効吸込
みヘッドと溶液タンクの高さの和だけ溶液ポンプより高
い位置に設置していた。
【0004】また、冷媒の体積は、溶液の体積と逆の変
化をする。そこで、上記公報に記載の吸収冷凍機におい
ては、冷媒の体積変化を調整するために、溶液タンクと
同様の冷媒タンクも必要であった。この冷媒タンクは、
蒸発器の下部に設置されている。そして、冷媒ポンプに
ついても溶液ポンプと同様に、必要有効吸込みヘッドを
確保するため、ポンプの吸込み口高さに必要有効吸込み
ヘッドを加えた高さよりも高い位置に冷媒タンクを設置
せざるを得ない。そのため、蒸発器の伝熱面が、冷媒ポ
ンプの必要有効吸込みヘッドと冷媒タンクの高さの和だ
け冷媒ポンプより高い位置になっていた。以上の結果、
従来の吸収冷凍機においては、ポンプの有効吸込みヘッ
ドをポンプの吸込み口高さに加えた高さを最小限必要と
しており、装置の小型化の隘路になっていた。
【0005】本発明は上記従来技術の不具合に鑑みなさ
れたものであり、その目的は吸収冷凍機を小型化または
コンパクト化することにある。本発明の他の目的は、小
型コンパクト化した吸収冷凍機においても、信頼性を維
持向上させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の第1の特徴は、蒸発器、吸収器、高温再生
器、低温再生器、凝縮器および溶液ポンプを有し、蒸発
器で冷媒を蒸発させて冷熱を発生させて需要元へ供給す
るとともにこの蒸発器で蒸発した冷媒を吸収器内の溶液
に吸収させる吸収冷凍機において、吸収器の下部に溶液
ポンプと連通する溶液溜めを形成し、この溶液溜めとは
別体に吸収器に散布された溶液を収容する溶液タンクを
設け、この溶液タンクの溶液収容部は溶液溜めの溶液溜
め部より下方に配置されているものである。なお、この
特徴において、蒸発器を低温蒸発器及び高温蒸発器から
構成し、吸収器を高温吸収器及び低温吸収器から構成
し、溶液タンクを低温吸収器側に配置するようにしても
よい。
【0007】そして好ましくは、溶液ポンプの吸込み口
から溶液溜めまでの高さは、このポンプの必要有効吸込
みヘッド以上である;溶液溜めと溶液タンクとを連通す
る第2の連通路を設け、この第2の連通路を溶液溜めと
溶液ポンプとを連通する第1の連通路と異ならせる;溶
液溜めに堰を形成し、この堰から溢れた溶液を第2の連
通路に導く;溶液タンクの溶液を吸収器に導く配管路を
形成し、この配管路にポンプ手段を介在させるものであ
る。
【0008】さらに、溶液溜めに液面検出手段を設け、
この液面検出手段が検出した液面信号に基づいてポンプ
手段を制御する制御手段を設ける;配管路の端部に溶液
ノズルを取付け、この溶液ノズルは溶液溜めからポンプ
に連通する第1の連通路の溶液溜め端部に対向するよう
にすることが好ましい。または、ポンプ手段はエジェク
タポンプであり、このエジェクタポンプを溶液ポンプか
ら吐出される溶液で駆動することが望ましい。
【0009】上記目的を達成するための本発明の第2の
特徴は、蒸発器、吸収器、高温再生器、低温再生器、凝
縮器および溶液ポンプを有し、吸収器内に散布された溶
液を、溶液ポンプを用いて高温再生器または低温再生器
に戻して溶液を循環させる吸収冷凍機において、吸収器
の下部に溶液ポンプの吸込み揚程を付与する吸込み揚程
付与手段を、この吸込み揚程付与手段の下方に吸収器内
に散布される溶液を収容する溶液タンクをそれぞれ設け
るものである。そして、溶液タンクはを、吸収器の外部
に設けてもよいし、吸収器の内部に設けてもよい。
【0010】上記目的を達成するための本発明の第3の
特徴は、蒸発器、吸収器、高温再生器、低温再生器、凝
縮器、及び冷媒ポンプを有し、蒸発器内に散布された冷
媒を、冷媒ポンプを用いてこの蒸発器内に再循環させる
吸収冷凍機において、蒸発器の下部に蒸発しない液状の
冷媒を溜める冷媒溜めを形成し、この冷媒溜めとは別体
に蒸発器内の未蒸発冷媒を収容する冷媒タンクを設け、
この冷媒タンクの冷媒収容部は冷媒溜めの冷媒溜め部よ
り下方に配置されているものである。
【0011】そして好ましくは、冷媒ポンプの吸込み口
から冷媒溜めまでの高さは、このポンプの必要有効吸込
みヘッドより高い;冷媒溜めと冷媒タンクとを連通する
第2の冷媒側連通路を設け、この第2の冷媒側連通路を
冷媒溜めと冷媒ポンプとを連通する第1の冷媒側連通路
と異ならせる;冷媒タンクに収容された冷媒を蒸発器に
導くポンプ手段を設ける;冷媒溜めに液面検出手段を設
け、この液面検出手段が検出した液面信号に基づいてポ
ンプ手段を制御する冷媒量制御手段を設ける;ポンプ手
段はエジェクタポンプであり、このエジェクタポンプを
冷媒ポンプから吐出される冷媒で駆動するものである。
なお、上記第3の特徴において、蒸発器を低温蒸発器及
び高温蒸発器から構成し、吸収器を高温吸収器及び低温
吸収器から構成し、冷媒タンクを低温蒸発器側に配置し
てもよい。
【0012】上記目的を達成するための本発明の第4の
特徴は、冷媒を発生する高温再生器と低温再生器とを有
し、上下方向に高温蒸発器及び低温蒸発器を、この高温
蒸発器と低温蒸発器のそれぞれとエリミネータを境に隣
接して高温吸収器及び低温吸収器を配置し、これら高温
蒸発器、低温蒸発器、高温吸収器、低温蒸発器を一体缶
で構成した2段吸収冷凍型の吸収冷凍機において、低温
吸収器の下部に溶液溜めを形成し、この溶液溜めとは別
体に吸収器に散布された溶液を収容する溶液タンクを設
け、この溶液タンクの溶液収容部は溶液溜めの溶液溜め
部より下方に配置されており、低温蒸発器の下部に冷媒
溜めを形成し、この冷媒溜めとは別体に蒸発器で未蒸発
の冷媒を収容する冷媒タンクを設け、この冷媒タンクの
冷媒収容部は冷媒溜めの冷媒溜め部より下方に配置され
ており、溶液溜めには高温再生器及び低温再生器に溶液
を導く溶液ポンプが接続されており、冷媒溜めには高温
蒸発器内に冷媒を再循環させる冷媒ポンプが接続されて
いるものである。
【0013】そして、高温蒸発器と低温蒸発器内を冷媒
がシリーズに流れるように冷媒流路を形成するととも
に、高温吸収器と低温吸収器内を溶液がシリーズに流れ
るように溶液流路を形成し、溶液ポンプの吸込み口から
溶液溜めまでの高さを、この溶液ポンプの必要有効吸込
みヘッド以上とし、冷媒ポンプの吸込み口から冷媒溜め
までの高さを、この冷媒ポンプの必要有効吸込みヘッド
以上とすることが望ましい。また、冷媒タンクに収容さ
れた冷媒を高温蒸発器に再循環させる冷媒ポンプと、溶
液タンクに収容された溶液を低温吸収器に再循環させる
溶液ポンプとを付加して設けてもよい。
【0014】上記の特徴を有する本発明においては、溶
液ポンプ及び冷媒ポンプに必要な有効吸込みヘッドを溶
液溜め及び冷媒溜めの高さで確保し、溶液及び冷媒を溶
液タンク及び冷媒タンクに収容するように、機能を分担
させたので、吸収冷凍機の高さを低くすることが可能に
なる。また、2段の吸収器において伝熱面に溶液を再循
環させるようにしたので、吸収器の性能が向上し、吸収
冷凍機をコンパクトにできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のいくつかの実施例
を、図面を用いて説明する。図1は、本発明に係る吸収
冷凍機の一実施例の模式図である。吸収冷凍機は、蒸発
器10、吸収器20、高温再生器30、低温再生器4
0、凝縮器50、溶液熱交換器61、62、冷媒ポンプ
71、溶液循環ポンプ72、溶液散布ポンプ73などを
有している。
【0016】すなわち、蒸発器10内には需要側へ冷水
を供給する伝熱管11が配置されている。蒸発器10の
下部には、液溜め12が形成されている。この液溜め1
2の側方には、蒸発器10の下部に設けた冷媒タンク15
へのに開口部が形成されており、冷媒が液溜め12から
溢れたときには、流出口14から冷媒が冷媒タンク15
に流出する。
【0017】液溜め12の底部に形成した流出口13に
一端が接続され、蒸発器10内部の上部に設けた冷媒散
布装置17に連通する配管83経路中に、冷媒ポンプ7
1が設けられている。冷媒ポンプ71は、液溜め12に
溜まった冷媒を冷媒散布装置17に送り、この冷媒散布
装置17から冷媒が伝熱管11上に散布される。伝熱管
11上に散布された冷媒は伝熱管11内を流れる冷水か
ら熱を奪って蒸発し、蒸発器10と吸収器20との境界
に設けたエリミネータ63を通って吸収器20に流れ込
む。配管83の途中には、冷媒タンク15の底部に連通
しているエジェクタポンプ16が配置されている。液溜
め12から溢れ冷媒タンク15に溜まった冷媒は、この
エジェクタポンプ16により、冷媒散布装置17へ導か
れる。流出口14の上部にはカバー19が設けられてお
り、冷媒散布装置17から散布された冷媒が流出口14
を経て、直接冷媒タンク15に流出することを防止して
いる。
【0018】ここで、冷媒液溜め12の位置を、冷媒ポ
ンプ71の吸込み口を基準位置にして、その基準位置よ
り冷媒ポンプ71の必要有効吸込みヘッド以上高い位置
とする。そして、冷媒タンク15の冷媒収容部の位置
を、流出口14より低い位置に定めている。すなわち、
冷媒タンク15の冷媒収容部は、基準位置より冷媒ポン
プ71の必要有効吸込みヘッドだけ高い位置よりも下方
に位置している。
【0019】蒸発器10と同一シェルで構成された吸収
器20内には、内部を冷却水が流通する伝熱管21が配
置されている。低温再生器40または高温再生器30で
濃縮された濃溶液は、低温熱交換器61を経た後、吸収
器20の内部上方に設けられた溶液散布装置27に配管
84を経て送られる。そして、溶液散布装置27から伝
熱管21上に散布される。散布された濃溶液は、伝熱管
21上で伝熱管21内を流れる冷却水に冷却されるとと
もに、蒸発器10から流入した冷媒蒸気を吸収して濃度
が薄くなり稀溶液となる。そして、吸収器20の下部に
形成した溶液溜め22に溜まる。吸収器20の底部に
は、流出口23が形成されており、この流出口23と低
温熱交換器61とが配管85で接続されている。配管8
5の途中には、溶液ポンプ72が設けられている。
【0020】溶液溜め22の側方には溶液溜め22に溜
まって溢れた溶液が流出する流出口24が形成されてい
る。そして、溶液溜め22から溢れ出た溶液を収容する
溶液タンク25が、流出口24の近傍であって、側方及
び下部にわたって設けられている。溶液溜め22に溜っ
た溶液は、溶液ポンプ72により低温熱交換器61に送
られる。なお、流出口24の上部にはカバー29が設け
られており、吸収器20内に散布された溶液が流出口2
4から直接溶液タンク25に流出するのを防止してい
る。
【0021】配管85の途中から分岐して分岐配管82
が設けられており、この分岐配管82の一端は吸収器2
0の溶液溜め22より上方に導かれている。さらに、分
岐配管82の途中には、エジェクタ26が設けられてい
る。エジェクタ26には、配管81が接続されており、
配管81の一端は溶液タンク25の底面に連通してい
る。このエジェクタ26は、溶液タンク25に収容され
た溶液を溶液溜め22に戻すものである。これにより、
容器タンク25に収容された溶液を、高温再生器30ま
たは低温再生器40へ戻すことが可能になる。
【0022】ここで、冷媒ポンプ71の場合と同様に、
溶液ポンプ72の必要有効吸込みヘッドを確保するため
に、溶液溜め22および溶液タンク25の位置を、以下
のように定める。溶液溜め22の位置を、溶液ポンプ7
2の吸込み口を基準位置(第2の基準位置)にして、そ
の第2の基準位置より溶液ポンプ72の必要有効吸込み
ヘッド以上高い位置にする。そして、溶液タンク25の
溶液収容部の位置を、流出口24より低い位置に定めて
いる。すなわち、溶液タンク25の溶液収容部は、第2
の基準位置より溶液ポンプ72の必要有効吸込みヘッド
だけ高い位置よりは下方に位置している。
【0023】溶液ポンプ72により低温熱交換器51へ
送られた稀溶液は、低温再生器40と高温再生器30か
ら送られた濃溶液と熱交換して温度上昇する。そして、
一部は低温再生器40へ、残りは高温熱交換器62を経
て高温再生器30へ送られる。高温熱交換器62に送ら
れた稀溶液は、この高温熱交換器62で高温再生器30
から送られた濃溶液と熱交換して温度上昇する。そし
て、高温再生器30へ送られ、高温蒸気やガスバーナで
燃焼した燃焼ガス等の加熱源31により加熱される。稀
溶液が加熱されて沸騰すると、冷媒蒸気が稀溶液から分
離し、稀溶液は濃溶液となる。分離した冷媒蒸気は、低
温再生器40に送られる。
【0024】一方、冷媒蒸気を分離して濃縮された濃溶
液は、高温再生器30の側部に設けた溶液流出部32か
ら高温熱交換器62へ導かれ、吸収器から送られた稀溶
液を加熱する。次いで、高温熱交換器62から低温熱交
換器61に導かれる。そして、この低温熱交換器62に
おいて、低温再生器40から導かれた濃溶液とともに、
吸収器20から送られた稀溶液を予熱する。
【0025】低温再生器40内には、その内部を高温再
生器30から導かれた冷媒蒸気が流通する伝熱管41が
配置されている。低温再生器40に送られた稀溶液は、
低温再生器40内の上部に設けられた溶液散布装置42
から伝熱管41上に散布される。そして、伝熱管41の
内部を流れる冷媒蒸気により加熱されて冷媒蒸気が分離
し、分離された冷媒蒸気が凝縮器50に送られる。
【0026】一方、冷媒蒸気を分離して濃縮された濃溶
液は、低温再生器40の底部に接続された溶液流出管4
3を通って、低温熱交換器61へと導かれる。この低温
再生器40からの濃溶液は、低温熱交換器61に流入す
る前に、高温再生器30から高温熱交換器62を通って
きた溶液と合流する。合流した濃溶液を、溶液ポンプ7
3が低温熱交換器61へ送る。濃溶液は、低温熱交換器
61で吸収器20から導かれた稀溶液を予熱した後、吸
収器20の溶液散布装置27に導かれる。
【0027】低温再生器40の伝熱管41内を流通する
冷媒蒸気は、低温再生器40において溶液を加熱して凝
縮し、冷媒液となる。そして、伝熱管41の途中に設け
た絞り44を介して凝縮器50に導かれる。凝縮器50
内には伝熱管51が配置されている。吸収器20内の伝
熱管21を流通した冷却水が、この伝熱管51内部を流
通する。冷却水は、伝熱管51内を流通する際に、低温
再生器40で発生し凝縮器50内に流入した冷媒蒸気を
冷却し凝縮する。凝縮器50内で冷媒蒸気が凝縮して得
られた冷媒液は、凝縮器50の下部において、低温再生
器40から流入した冷媒液と合流する。そして、合流し
た冷媒液は、凝縮器50底部と冷媒タンク15を結ぶ冷
媒配管52及びこの冷媒配管52の途中に設けた絞り5
3を通って、冷媒タンク15に送られる。
【0028】このように構成した本実施例の吸収冷凍機
の動作を、以下に説明する。吸収冷凍機を停止させるた
め希釈運転をした後、吸収冷凍機を停止させたときは、
溶液濃度は定常運転時に比べて低い。そして、溶液タン
ク25の溶液は増加し、逆に冷媒タンク15の冷媒液は
減少する。この状態で吸収冷凍機を運転すると、溶液が
濃縮される。溶液が濃縮されると、流出口24から流出
する溶液量よりエジェクタポンプ26が溶液タンク25
から吸収器20へ送る溶液量の方が大になる。
【0029】これにより、溶液タンク25の溶液が減少
し、高温再生器、低温再生器および吸収器により形成さ
れる溶液サイクルを循環する溶液の体積が一定に保たれ
る。同様に、吸収冷凍機を運転したので、エジェクタポ
ンプ16が冷媒タンク15から冷媒散布装置17へ送る
冷媒量より、流出口14から流出する冷媒量が多くな
る。したがって、冷媒タンク15の冷媒液量が増加し、
高温再生器、低温再生器、凝縮器および蒸発器により形
成される冷媒サイクルを循環する冷媒量が一定に保たれ
る。
【0030】冷凍機を停止させるために希釈運転を行っ
たとき、部分負荷で運転するとき、または冷却水の温度
が低い状態で運転するときには、溶液サイクルを循環す
る溶液の濃度が低下する。そして、エジェクタポンプ2
6が溶液タンク25から吸収器20へ送る溶液量より、
流出口24から流出する溶液量が大になり、溶液タンク
25の溶液量が増加する。一方、流出口14から流出す
る冷媒量より、エジェクタポンプ16が冷媒タンク15
から冷媒散布装置17へ送る冷媒量の方が多くなり、冷
媒タンク15の冷媒液量が減少する。
【0031】以上説明したように本実施例においては、
吸収器20の溶液溜め22を、溶液ポンプ72の吸込み
位置を基準として、溶液ポンプ72の必要有効吸込みヘ
ッド分以上高い位置に配置した。また、溶液タンク25
を、溶液溜め22の流出口24より低い位置であって、
上述した基準位置に対して、溶液ポンプ72の必要有効
吸込みヘッド分の高さよりは低い位置に配置した。これ
により、運転条件が変化して溶液サイクルを循環する溶
液量が変化しても、自動的に溶液量を調整できる。ま
た、従来の吸収冷凍機に比べて溶液タンクの高さ分だけ
吸収冷凍機を低くできるので、コンパクトな吸収冷凍機
が得られる。
【0032】さらに、蒸発器10の冷媒液溜め12につ
いても同様に、冷媒ポンプ71の吸込み位置を基準とし
て、冷媒ポンプ71の必要有効吸込みヘッドに相当する
高さ以上高い位置に配置した。また、冷媒タンク15を
冷媒液溜め12の流出口14より低い位置に配置した。
これにより、運転条件が変化して冷媒サイクルを循環す
る冷媒量が変化しても、冷媒量を調整できるので、従来
の吸収冷凍機に比べて冷媒タンクの高さ分だけ吸収冷凍
機を低くできるので、コンパクトな吸収冷凍機が得られ
る。
【0033】なお、本実施例においては、冷媒タンク1
5の冷媒を蒸発器10の冷媒散布装置17へ送るため
に、冷媒ポンプ71から吐出される冷媒を駆動源とする
エジェクタポンプ16を使用している。そして、溶液タ
ンク25の溶液を吸収器20に送るために、溶液ポンプ
72から吐出される溶液の一部を駆動源とするエジェク
タポンプ26を使用している。したがって、モータ等の
動力源を必要とするポンプの台数を減らすことができる
ので、低コストで電力消費量の少ない冷凍機が得られ
る。
【0034】本実施例においては、上述したように吸収
器20の側方から下方にわたって溶液タンク25を配置
し、吸収器の壁面の一部を溶液タンクの壁面の一部と共
有した一体構造としている。同様に、蒸発器の壁面の一
部を冷媒タンクの一部と共有した一体構造としている。
これにより、熱損失を低減して性能を向上できる。
【0035】次に、本発明の他の実施例を、図2を用い
て説明する。図2は、蒸発器と吸収器の一体構造部を模
式的に示した図である。本実施例が、図1に示した実施
例と異なる点は、(1)溶液タンクと冷媒タンクを、蒸
発器や吸収器と別体とし、それぞれ配管で蒸発器吸収器
と接続した、(2)溶液タンク内の溶液を吸収器に戻す
ための補助ポンプと、溶液溜め内の溶液量に応じて補助
ポンプを制御する制御装置、及び冷媒タンク内の冷媒を
蒸発器に戻すための補助ポンプと、冷媒溜め内の冷媒量
に応じて補助ポンプを制御する制御装置を設けた、点に
ある。その他は、図1に示した実施例と同様であるので
説明を省略する。
【0036】具体的には、冷媒タンク15の冷媒を蒸発
器10に送るのに、補助冷媒ポンプ16を用いている。
そして、冷媒液溜め12の液面を検出するために、冷媒
液溜め12に液面スイッチ93を設け、この液面スイッ
チ93の信号に基づいて補助冷媒ポンプ16の運転を制
御装置94が制御する。同様に、溶液タンク25の溶液
を吸収器20に送るのに、補助溶液ポンプ26を用いて
いる。そして、溶液溜め22の液面を検出するために、
溶液溜め22に液面スイッチ95を設け、この液面スイ
ッチ95の信号に基づいて補助溶液ポンプ26の運転を
制御装置96が制御する。
【0037】冷媒タンク15は、蒸発器10の下方に配
置され、蒸発器10とは異なる容器である。蒸発器10
の下部の液溜め12には、堰14aが設けられている。
この堰14aから溢れた冷媒は、堰14aの側方であって
蒸発器10の底部に形成した流出口14から冷媒タンク
15に導かれる。溶液タンク25は、吸収器20の下方
に配置され、吸収器20とは異なる容器である。吸収器
20の液溜め22にも、堰24aが設けられている。こ
の堰24aを溢れた溶液は、堰24aの側方であって吸
収器20の底部に形成した流出口24から溶液タンク2
5に導かれる。なお、連通管18、24は、それぞれ冷
媒タンク15と蒸発器10、溶液タンク25と吸収器2
0の均圧管である。
【0038】以上説明した本実施例によれば、溶液タン
ク25の溶液を吸収器20に送るのに補助溶液ポンプ2
6を用い、溶液溜め22に設けた液面スイッチ83から
の信号に基づいて補助溶液ポンプ26の運転を制御して
いるので、補助溶液ポンプ26を必要な時だけ運転すれ
ばよく、消費電力の削減が可能になる。同様に、冷媒タ
ンク15の冷媒を蒸発器10に送るのに補助冷媒ポンプ
16を用い、冷媒液溜め12に設けた液面スイッチ81
からの信号に基づいて補助冷媒ポンプ16の運転を制御
しているので、補助冷媒ポンプ16を必要な時だけ運転
すればよく、消費電力の削減が可能になる。
【0039】また本実施例によれば、補助冷媒ポンプ1
6は冷媒タンク15の冷媒を蒸発器10の下部に形成し
た冷媒液溜め12に戻すだけでよく、吐出揚程を小さく
でき、ポンプの小型化と省電力化が可能になる。さら
に、冷媒タンク15と溶液タンク25を蒸発器10や吸
収器20と別体としたので、配置の自由度が向上する。
【0040】なお、本実施例においては、冷媒液溜め1
2および溶液溜め22の液面を検知するのに液面スイッ
チ81、83を用いたが、液位センサーを用いてもよ
い。液位センサーを用いれば、液位に応じた精密な制御
も可能となる。また、冷媒ポンプ16や溶液ポンプの流
量を制御するために可変絞りを介在させてもよい。
【0041】次に、本発明の他の実施例を図3に示す。
本図も、図2同様、吸収器と蒸発器の一体構造部を示す
図である。本実施例は、図1に示した実施例と、溶液タ
ンク25の溶液を吸収器20に送るエジェクタポンプ2
6の駆動源として、低温熱交換器61から吸収器20へ
送られる溶液を用いる点が異なっている。溶液タンク2
5の溶液は、低温熱交換器61からの溶液とともに吸収
器20の溶液散布装置27へ送られる。本実施例によれ
ば、溶液タンクに収容された溶液も溶液散布装置に導い
ているので、吸収器20の伝熱管21に散布される溶液
量が増大し、吸収伝熱性能を向上できる。
【0042】次に、本発明の他の実施例を図4に示す。
図4は、蒸発器と吸収器の一体構造部の模式図である。
本実施例が図1の実施例と異なる点は、(1)蒸発器1
0の底部に冷媒タンク部15bを形成し、冷媒タンク部
の上方に冷媒液溜め12を配置したこと、(2)同様
に、吸収器20の底部に溶液タンク部25bを形成し、
溶液タンク部25bの上方に溶液溜め22を配置したこ
と、である。これに伴い、冷媒タンク部15bの冷媒を
冷媒散布装置17へ送る配管83に介在させたエジェクタ
ポンプ16を冷媒タンク部15b内に設置し、溶液タン
ク部25bの溶液を溶液溜め22に送る配管82に介在さ
せたエジェクタポンプ26を溶液タンク部25b内に設
置した。
【0043】さらに、配管82の先端部であって吸収器1
0の溶液溜め22の上方に、溶液ノズル91を配置し
た。この溶液ノズル91にはエジェクタポンプ26の吐
出溶液が導かれる。そして、溶液ノズル91から噴射さ
れた溶液は、溶液溜め22に形成された配管85への流出
口23付近の溶液にぶつかる。なお、高温再生器30及
び低温再生器40から導かれた濃溶液は、エジェクタポ
ンプ74により、溶液散布装置27に送られている。このエ
ジェクタポンプの駆動源には、溶液ポンプ72から送られ
た稀溶液を用いている。
【0044】本実施例によれば、蒸発器と吸収器の一体
缶体内に、溶液タンク部と冷媒タンク部を形成したの
で、構造が簡単になり、吸収冷凍機のコストダウンが可
能になる。これに伴い、エジェクタポンプ16、26を
それぞれ冷媒タンク15および溶液タンク25の内部に
配置したので、エジェクタポンプの吸込み抵抗が小さく
なってポンプ効率が向上し、省エネルギーになる。ま
た、効率の向上によりエジェクタポンプを小型化でき、
吸収冷凍機のコンパクト化が可能になる。
【0045】さらに、溶液タンクの溶液を溶液溜めの流
出口付近の溶液にぶつけているので、吸収器内の伝熱管
の下部に集まる不凝縮ガスが、溶液ノズルから噴射され
た溶液ジェットおよびこの溶液ジェットが液面に衝突し
てできる気液界面の乱れに取り込まれ、配管85側への
溶液の流れに随伴するので、吸収器20内から不凝縮ガ
スが排出され易くなる。これにより吸収伝熱性能が向上
する。
【0046】さらにまた、従来溶液溜めに溜まった溶液
を溶液タンクに戻した後、溶液ポンプで高温再生器また
は低温再生器に戻していたが、溶液溜めと溶液ポンプを
直接接続したので、溶液ポンプの必要吸込みヘッドを容
易に確保でき、吸収器を小型化できる。このことは、蒸
発器側の冷媒ポンプにおいても同様である。なお、溶液
溜めと冷媒溜めのいずれかに本発明を適用しても、吸収
冷凍機の小型化は達成される。
【0047】次に、本発明を2段蒸発吸収型の吸収冷凍
機に用いた一実施例を、図5に模式的に示す。吸収冷凍
機は、蒸発器10、吸収器20、高温再生器30、低温
再生器40、凝縮器50、溶液熱交換器61、62、冷
媒ポンプ71、溶液循環ポンプ72、溶液散布ポンプ7
3などを備えている。蒸発器10及び吸収器20はいず
れも隔壁10c、20cにより上下に仕切られた構造で
ある。すなわち、隔壁10cの下段には第1蒸発器10
aが、上段には第2蒸発器10bが形成されており、隔
壁20cの下段には第1吸収器20aが、上段には第2
吸収器20bが形成されている。
【0048】下段側に形成された第1蒸発器10a及び
第1吸収器20aの構成は、上記図1に示した実施例の蒸
発器及び吸収器と同様である。ただし、この図5におい
ては、図1と同一の要素には添字aを付している。上段
側に形成された第2蒸発器10bおよび第2吸収器20b
は、冷媒タンク及び溶液タンクの部分を除けば、図1に
示した蒸発器及び吸収器と同様である。この上段側の構
成については、図1と同一の要素には添字bを付してい
る。ただし、蒸発器と吸収器とを2段重ねにしたので、
上段側の冷媒液溜め12bに溜められた冷媒液及び吸収
液溜め22bに溜められた吸収液を冷媒の循環系及び吸収
液の循環系に戻す必要がある。そこで、本実施例では、
冷媒及び吸収液の循環系を以下のようにした。
【0049】第2蒸発器10b内の冷媒液溜め12bに
溜まった冷媒は、隔壁10cに開けられた流出口13b
に接続された配管91を通って、第1蒸発器10aの冷媒
散布装置17aに送られる。一方、第2吸収器20b内
の溶液溜め22bに溜まった溶液の一部は、高温再生器
30及び低温再生器40から第1吸収器20bに濃溶液
を供給する配管84中に介在させたエジェクタポンプ74
aにより、溶液散布装置27bに送られる。なお、エジ
ェクタポンプ74aは、低温再生器61から溶液散布装
置27bへ送られる溶液を駆動源としている。第2吸収
器20b内の溶液溜め22bに溜まった溶液の残りは、
冷媒の場合と同様に、隔壁20cに開けられた流出口2
3bに接続された配管92を通って、第1吸収器の溶液
散布装置27aに送られる。なお、需要側へ冷水を導く
配管の一部をなす伝熱管11a、11bの途中は、一体
缶外に設けられている。同様に、冷却水配管21a、2
1bの途中は、一体缶外に設けられている。
【0050】本実施例においても、図1に示した実施例
と同様に、溶液タンク25の溶液収容部の位置を、溶液
ポンプ72の吸込み高さを基準にして、溶液ポンプ72
の必要有効吸込みヘッド相当の高さより低い位置にして
いる。蒸発器10aの冷媒タンク15についても同様
に、冷媒ポンプ71の吸込み位置を基準として、冷媒ポ
ンプ71の必要有効吸込みヘッドに相当する高さより低
い位置に配置している。これにより、運転条件が変化し
て冷媒サイクルを循環する冷媒量が変化しても、冷媒量
を調整できるので、従来の吸収冷凍機に比べて冷媒タン
クの高さ分だけ吸収冷凍機を低くでき、コンパクトな吸
収冷凍機が得られる。
【0051】なお、吸収器と対をなす蒸発器を流れる冷
水は、溶液の流れとは逆にシリーズに下段から上段に流
通するので、冷水出口側となる上段の蒸発吸収圧力が下
段の蒸発吸収圧力より低くなる。したがって、効率的に
冷水を冷却できる。さらに、上段と下段の溶液溜めに溜
まった溶液の一部を、各段毎に各段の溶液散布装置に戻
しているので、吸収器の伝熱管に散布される溶液量が増
大し、伝熱性能が向上する。なお、本実施例において、
冷媒タンクや溶液タンクを従来通り蒸発器及び吸収器内
に設けても、溶液及び冷媒を各段毎に再循環させている
ので、冷媒及び溶液の散布効率及び伝熱効率が向上し、
蒸発器と吸収器の小型化を達成できる。
【0052】以上説明した各実施例によれば、冷媒ポン
プ及び溶液ポンプに必要とされる有効吸込みヘッドを各
ポンプと溶液溜め間距離、または冷媒液溜め間距離で確
保し、冷媒循環系及び溶液循環系で一時的に貯留される
冷媒や溶液を溶液溜めや冷媒液溜とは異なるタンクに収
容したので、各ポンプを安定に運転できる。また、タン
ク位置を吸収器と蒸発器一体缶体の下部または側部に配
置することが可能になり、吸収冷凍機を小型コンパクト
化できる。なお、溶液溜めや冷媒液溜めの容量を小さく
すれば、溶液ポンプや冷媒ポンプを小型化でき、なおい
っそうの吸収冷凍機の小型化が可能になる。また、2段
吸収冷凍型の吸収冷凍機においては、冷媒及び溶液の再
循環流路を形成したので、吸収冷凍機を小型化できる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、溶
液ポンプ及び冷媒ポンプの必要有効吸込みヘッドを確保
する機能と、溶液及び冷媒を収容する機能とを分離した
ので、吸収冷凍機をコンパクトにすることが可能にな
る。また、吸収冷凍機の信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸収冷凍機の一実施例の模式図。
【図2】本発明に係る吸収冷凍機の他の実施例の模式図
であり、吸収器と蒸発器一体缶部回りの図。
【図3】本発明に係る吸収冷凍機のさらに他の実施例の
模式図であり、吸収器と蒸発器一体缶部回りの図。
【図4】本発明に係る吸収冷凍機のさらに他の実施例の
模式図であり、吸収器と蒸発器一体缶部回りの図。
【図5】本発明に係る吸収冷凍機のさらに他の実施例の
模式図である。
【符号の説明】
10、10a、10b…蒸発器、12、12a…冷媒液
溜め、14…流出口、14a…堰、15…冷媒タンク、
15b…冷媒タンク部、16…エジェクタポンプ(ポン
プ手段)、20、20a、20b…吸収器、22、22
a…吸収液溜め、24…流出口、24a…堰、25…溶
液タンク、25…溶液タンク部、26…エジェクタポン
プ(ポンプ手段)、30…高温再生器、40…低温再生
器、50…凝縮器、61…低温熱交換器、62…高温熱
交換器、71…冷媒ポンプ、72…溶液循環ポンプ、7
3…溶液散布ポンプ、74、74a…エジェクタポン
プ、81〜85…配管。93、95…センサー(液面検
出手段)、94、96…制御装置。
フロントページの続き (71)出願人 000221834 東邦瓦斯株式会社 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 (72)発明者 西口 章 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 藤居 達郎 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 三宅 聡 茨城県土浦市神立町603番地 株式会社日 立製作所産業機械システム事業部内 (72)発明者 設楽 敦 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 大橋 俊邦 大阪府大阪市此花区北港白津1丁目1番3 号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 松原 光治 愛知県東海市新宝町507番の2 東邦瓦斯 株式会社内 Fターム(参考) 3L093 AA01 BB11 DD08 EE02 GG04 HH02 JJ06 LL03 MM03

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸発器、吸収器、高温再生器、低温再生
    器、凝縮器および溶液ポンプを有し、前記蒸発器で冷媒
    を蒸発させて冷熱を発生させて需要元へ供給するととも
    にこの蒸発器で蒸発した冷媒を前記吸収器内の溶液に吸
    収させる吸収冷凍機において、前記吸収器の下部に前記
    溶液ポンプと連通する溶液溜めを形成し、この溶液溜め
    とは別体に溶液タンクを設け、この溶液タンクは前記吸
    収器内に散布された溶液を収容し、前記溶液タンクの溶
    液収容部は前記溶液溜めの溶液溜め部より下方に配置さ
    れていることを特徴とする吸収冷凍機。
  2. 【請求項2】前記溶液ポンプの吸込み口から前記溶液溜
    めまでの高さは、このポンプの必要有効吸込みヘッド以
    上であることを特徴とする請求項1に記載の吸収冷凍
    機。
  3. 【請求項3】前記溶液溜めと前記溶液タンクとを連通す
    る第2の連通路を設け、この第2の連通路を前記溶液溜め
    と前記溶液ポンプとを連通する第1の連通路と異ならせ
    たことを特徴とする請求項1に記載の吸収冷凍機。
  4. 【請求項4】前記溶液溜めに堰を形成し、この堰から溢
    れた溶液を前記第2の連通路に導くことを特徴とする請
    求項3に記載の吸収冷凍機。
  5. 【請求項5】前記溶液タンクの溶液を前記吸収器に導く
    配管路を形成し、この配管路にポンプ手段を介在させた
    ことを特徴とする請求項1に記載の吸収冷凍機。
  6. 【請求項6】前記溶液溜めに液面検出手段を設け、この
    液面検出手段が検出した液面信号に基づいて前記ポンプ
    手段を制御する制御手段を設けたことを特徴とする請求
    項5に記載の吸収冷凍機。
  7. 【請求項7】前記配管路の端部に溶液ノズルを取付け、
    この溶液ノズルは前記溶液溜めから前記ポンプに連通す
    る連通路の溶液溜め端部に対向することを特徴とする請
    求項5に記載の吸収冷凍機。
  8. 【請求項8】前記ポンプ手段はエジェクタポンプであ
    り、このエジェクタポンプを前記溶液ポンプから吐出さ
    れる溶液で駆動することを特徴とする請求項6に記載の
    吸収冷凍機。
  9. 【請求項9】蒸発器、吸収器、高温再生器、低温再生
    器、凝縮器および溶液ポンプを有し、前記吸収器内に散
    布された溶液を、前記溶液ポンプを用いて前記高温再生
    器または低温再生器に戻して溶液を循環させる吸収冷凍
    機において、 前記吸収器の下部に前記溶液ポンプの吸込み揚程を付与
    する吸込み揚程付与手段を、この吸込み揚程付与手段の
    下方に前記吸収器内に散布される溶液を収容する溶液タ
    ンクをそれぞれ設けたことを特徴とする吸収冷凍機。
  10. 【請求項10】前記溶液タンクを、前記吸収器の外部に
    設けたことを特徴とする請求項9に記載の吸収冷凍機。
  11. 【請求項11】蒸発器、吸収器、高温再生器、低温再生
    器、凝縮器、及び冷媒ポンプを有し、蒸発器内に散布さ
    れた冷媒を、前記冷媒ポンプを用いてこの蒸発器内に再
    循環させる吸収冷凍機において、 前記蒸発器の下部に蒸発しない液状の冷媒を溜める冷媒
    溜めを形成し、この冷媒溜めとは別体に冷媒タンクを設
    け、この冷媒タンクは蒸発機に散布されて未蒸発の冷媒
    を収容し、前記冷媒タンクの冷媒収容部は前記冷媒溜め
    の冷媒溜め部より下方に配置されていることを特徴とす
    る吸収冷凍機。
  12. 【請求項12】前記冷媒ポンプの吸込み口から前記冷媒
    溜めまでの高さは、このポンプの必要有効吸込みヘッド
    より高いことを特徴とする請求項11に記載の吸収冷凍
    機。
  13. 【請求項13】前記冷媒溜めと前記冷媒タンクとを連通
    する第2の冷媒側連通路を設け、この第2の冷媒側連通
    路を前記冷媒溜めと前記冷媒ポンプとを連通する第1の
    冷媒側連通路と異ならせたことを特徴とする請求項12
    に記載の吸収冷凍機。
  14. 【請求項14】前記冷媒タンクに収容された冷媒を前記
    蒸発器に導くポンプ手段を設けたこと特徴とする請求項
    12に記載の吸収冷凍機。
  15. 【請求項15】前記冷媒溜めに液面検出手段を設け、こ
    の液面検出手段が検出した液面信号に基づいて前記ポン
    プ手段を制御する冷媒量制御手段を設けたことを特徴と
    する請求項14に記載の吸収冷凍機。
  16. 【請求項16】前記ポンプ手段はエジェクタポンプであ
    り、このエジェクタポンプを前記冷媒ポンプから吐出さ
    れる冷媒で駆動することを特徴とする請求項14に記載
    の吸収冷凍機。
  17. 【請求項17】前記蒸発器は低温蒸発器及び高温蒸発器
    からなり、前記吸収器は高温吸収器及び低温吸収器から
    なり、前記溶液タンクを低温吸収器側に配置したことを
    特徴とする請求項2に記載の吸収冷凍機。
  18. 【請求項18】前記蒸発器は低温蒸発器及び高温蒸発器
    からなり、前記吸収器は高温吸収器及び低温吸収器から
    なり、前記冷媒タンクを低温蒸発器側に配置したことを
    特徴とする請求項12に記載の吸収冷凍機。
  19. 【請求項19】冷媒を発生する高温再生器と低温再生器
    とを有し、上下方向に高温蒸発器及び低温蒸発器を、こ
    の高温蒸発器と低温蒸発器のそれぞれとエリミネータを
    境に隣接して高温吸収器及び低温吸収器を配置し、これ
    ら高温蒸発器、低温蒸発器、高温吸収器、低温蒸発器を
    一体缶で構成した2段吸収冷凍型の吸収冷凍機におい
    て、前記低温吸収器の下部に溶液溜めを形成し、この溶
    液溜めとは別体に溶液タンクを設け、この溶液タンクは
    前記吸収器内に散布された溶液を収容し、前記溶液タン
    クの溶液収容部は前記溶液溜めの溶液溜め部より下方に
    配置されており、前記低温蒸発器の下部に冷媒溜めを形
    成し、この冷媒溜めとは別体に冷媒タンクを設け、この
    冷媒タンクは前記蒸発器内で未蒸発の冷媒を収容し、前
    記冷媒タンクの冷媒収容部は前記冷媒溜めの冷媒溜め部
    より下方に配置されており、前記溶液溜めには前記高温
    再生器及び低温再生器に溶液を導く溶液ポンプが接続さ
    れており、前記冷媒溜めには前記高温蒸発器内に冷媒を
    再循環させる冷媒ポンプが接続されていることを特徴と
    する吸収冷凍機。
  20. 【請求項20】前記高温蒸発器と低温蒸発器内を冷媒が
    シリーズに流れるように冷媒流路を形成するとともに、
    前記高温吸収器と低温吸収器内を溶液がシリーズに流れ
    るように溶液流路を形成し、前記溶液ポンプの吸込み口
    から前記溶液溜めまでの高さは、この溶液ポンプの必要
    有効吸込みヘッド以上であり、前記冷媒ポンプの吸込み
    口から前記冷媒溜めまでの高さは、この冷媒ポンプの必
    要有効吸込みヘッド以上としたことを特徴とする請求項
    19に記載の吸収冷凍機。
  21. 【請求項21】前記冷媒タンクに収容された冷媒を高温
    蒸発器に再循環させる、前記冷媒ポンプとは異なる他の
    冷媒ポンプと、前記溶液タンクに収容された溶液を前記
    低温吸収器に再循環させる、前記溶液ポンプとは異なる
    他の溶液ポンプとを設けたことを特徴とする請求項20
    に記載の吸収冷凍機。
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