JP7024317B2 - 車載用吸収式ヒートポンプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載用吸収式ヒートポンプ装置に関し、特に、蒸発器と吸収器とを備える車載用吸収式ヒートポンプ装置に関する。
従来、蒸発器と吸収器とを備える吸収式ヒートポンプ装置(車載用吸収式ヒートポンプ装置)が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1の吸収式ヒートポンプ装置は、再生器と、凝縮器と、蒸発器と、吸収器とを備えている。再生器は、加熱部と、気液分離部とを含み、加熱部により吸収液を加熱し、気液分離部により加熱部において加熱された吸収液から冷媒蒸気を分離する機能を有している。凝縮器は、冷房運転時に、気液分離部において分離された冷媒蒸気を凝縮させる機能を有している。蒸発器は、冷房運転時に、凝縮水となった冷媒を低温低圧の条件下において蒸発させる機能を有している。吸収器は、気液分離部において冷媒蒸気が分離された濃縮吸収液に、蒸発器において蒸発された冷媒を吸収させ、希釈吸収液(混合液)を生成する機能を有している。
上記特許文献1の吸収式ヒートポンプ装置では、蒸発器から供給される冷媒(冷媒蒸気)の液量と、再生器から供給される濃縮吸収液の液量と、吸収器から排出される希釈吸収液の液量とを調整することによって、吸収器内において濃縮吸収液による冷媒蒸気の吸収が適切に行われる。これにより、吸収液内に貯留させる希釈吸収液の液量を所定量としている。
特開2015-114093号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された吸収式ヒートポンプ装置では、冷媒の液量、濃縮吸収液および希釈吸収液の液量を厳密に制御することにより、吸収液内に滞留させる希釈吸収液の液量を所定量に維持している。また、車載用の吸収式ヒートポンプ装置では、搭載のために小型化が必要とされるため、吸収器内において貯留可能な希釈吸収液の液量は少ない。このため、車載用の吸収式ヒートポンプ装置において、吸収器内の希釈吸収液の液量を所定量にするための制御が複雑化することを抑制可能な車載用吸収式ヒートポンプ装置が望まれている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、吸収器内の希釈吸収液の液量を所定量にするための制御が複雑化することを抑制可能な車載用吸収式ヒートポンプ装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における車載用吸収式ヒートポンプ装置は、冷媒および吸収液を含んだ混合液から冷媒を分離する気液分離部を含む再生器と、気液分離部において混合液から分離された冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮器において凝縮された冷媒を蒸発させる蒸発器と、気液分離部において混合液から分離された吸収液に、蒸発器により蒸発された冷媒を吸収させる吸収器と、吸収器および再生器とは別個に設けられ、混合液を貯留する吸収液貯留タンクと、吸収器から吸収液貯留タンクへの混合液の排出、および、吸収液貯留タンクから吸収器への混合液の供給を調節する吸収液調節部と、吸収液貯留タンクから吸収器を介さずに直接再生器に混合液を供給する管路とを備える。
この発明の一の局面による車載用吸収式ヒートポンプ装置では、上記のように、吸収液貯留タンクおよび吸収液調節部を備え、吸収液貯留タンクから吸収器への混合液の供給を吸収液調節部により調節することによって、吸収器内に滞留させる混合液を所定量に維持することができる。これにより、吸収液調節部による吸収液貯留タンクからの混合液の排出および供給のみによって、吸収器内に混合液を滞留させ所定量に維持することができるので、吸収器内の混合液の液量を所定量にするための制御が複雑化することを抑制することができる。また、車載用吸収式ヒートポンプ装置は、吸収液貯留タンクを備えることによって、吸収器内において貯留可能な混合液の液量を少なくすることができるので、吸収器の小型化を図ることができる。
上記一の局面による車載用吸収式ヒートポンプ装置において、好ましくは、吸収器内の混合液の液量または液面水位を計測する吸収液計測部をさらに備え、吸収液調節部は、吸収液計測部の計測結果に基づいて、吸収器から吸収液貯留タンクへの混合液の排出量、および、吸収液貯留タンクから吸収器への混合液の供給量を調節するように構成されている。
このように構成すれば、吸収液計測部の計測結果に基づいて吸収液調節部を制御することによって、吸収器から吸収液貯留タンクへの混合液の排出量、および、吸収液貯留タンクから吸収器への混合液の供給量を緻密に制御することができる。これにより、吸収器内の混合液の液量または液面水位を高精度に維持することができる。
上記吸収液貯留タンクを備えた車載用吸収式ヒートポンプ装置において、好ましくは、吸収液貯留タンクは、吸収器から再生器に向かって吸収液が流れる管路に配置されている。
このように構成すれば、吸収液貯留タンクを吸収器から再生器に向かって吸収液が流れる管路に配置することによって、既存の管路に吸収液貯留タンクを配置することができる。これにより、別個に新たな管路を設ける場合に比べて、車載用吸収式ヒートポンプ装置の大型化を抑制することができる。
上記一の局面による車載用吸収式ヒートポンプ装置において、好ましくは、蒸発器および凝縮器とは別個に設けられ、凝縮器により凝縮された冷媒を貯留する冷媒貯留タンクと、冷媒貯留タンクから蒸発器への冷媒の供給を調節する冷媒調節部とをさらに備える。
このように構成すれば、冷媒貯留タンクおよび冷媒調節部を備え、冷媒貯留タンクから蒸発器への冷媒の供給を冷媒調節部により調節することによって、蒸発器内に滞留させる冷媒を所定量に維持することができる。これにより、冷媒調節部による冷媒貯留タンクからの冷媒の供給のみによって、蒸発器内に冷媒を滞留させ所定量に維持することができるので、蒸発器における冷媒の所定量への維持に関する制御が複雑化することを抑制することができる。また、車載用吸収式ヒートポンプ装置は、冷媒貯留タンクを備えることによって、蒸発器内において貯留可能な冷媒の液量を小さくすることができるので、蒸発器の小型化を図ることができる。
この場合、好ましくは、蒸発器内の冷媒の液量または液面水位を計測する冷媒計測部をさらに備え、冷媒調節部は、冷媒計測部の計測結果に基づいて、冷媒貯留タンクから蒸発器への冷媒の供給量を調節するように構成されている。
このように構成すれば、冷媒計測部の計測結果に基づいて冷媒調節部を制御することによって、冷媒貯留タンクから蒸発器への冷媒の供給量を緻密に制御することができる。これにより、蒸発器内の冷媒の液量または液面水位を高精度に維持することができる。
上記一の局面による車載用吸収式ヒートポンプ装置において、好ましくは、再生器の一部と凝縮器の一部とが上下方向にオーバーラップするように配置され、気液分離部は、オーバーラップする再生器の一部と凝縮器の一部との境界部分に配置され、蒸発された冷媒を透過させる冷媒蒸気透過膜を有する。
このように構成すれば、再生器の一部と凝縮器の一部とが上下方向にオーバーラップするように配置されていることにより、再生器と凝縮器とを合わせた幅(上下方向に直交する方向の長さ)を小さくすることができるので、車載用吸収式ヒートポンプ装置をさらに小型化することができる。
この場合、好ましくは、再生器の一部が凝縮器の一部の上に配置され、冷媒蒸気透過膜は、再生器の一部と凝縮器の一部との境界部分に配置されるとともに、上下方向に対して傾斜するように配置されている。
このように構成すれば、冷媒蒸気透過膜の面に吸収液が付着したとしても傾斜により流下させることができるので、吸収液の付着に起因する冷媒蒸気透過膜の目詰まりを抑制することができる。
なお、本出願では、上記一の局面による車載用吸収式ヒートポンプ装置において、以下の構成も考えられる。
(付記項1)
すなわち、上記吸収液計測部を備えた車載用吸収式ヒートポンプ装置において、好ましくは、吸収液調節部は、吸収液計測部の計測結果に基づいて、吸収器から吸収液貯留タンクへの混合液の排出量を調節する第1吸収液調節弁と、吸収液貯留タンクから再生器を介する吸収器への混合液の供給量を調節する第2吸収液調節弁とを含む。
(付記項2)
この場合、吸収器と吸収液貯留タンクとを接続する第1管路と、吸収液貯留タンクと再生器とを接続する第2管路とを備え、第1吸収液調節弁は、第1管路に配置され、第2吸収液調節弁は、第2管路に配置されている。
(付記項3)
上記第1管路と第2管路とを備える車載用吸収式ヒートポンプ装置において、好ましくは、再生器と吸収器とを吸収液貯留タンクを介さずに接続する第3管路をさらに備える。
(付記項4)
上記冷媒貯留タンクを備えた吸収式ヒートポンプ装置において、好ましくは、冷媒貯留タンクは、蒸発器と凝縮器とを接続する管路に配置されている。
(付記項5)
この場合、冷媒調節部は、蒸発器と冷媒貯留タンクとを接続する管路に配置された冷媒調節弁を含む。
(付記項6)
上記一の局面における吸収式ヒートポンプ装置において、好ましくは、吸収器は、混合液が貯留される液溜まり部を有する容器と、容器内に設置され、内部に冷却水が流れる熱交換器と、回転することにより液溜まり部に貯留された混合液を汲み上げる汲上部材と、汲上部材と一体的に回転し、汲上部材により汲み上げられた混合液を熱交換器の外表面に塗布する塗布部材とを含む。
(付記項7)
上記再生器の一部と凝縮器の一部とが上下方向にオーバーラップする吸収式ヒートポンプ装置において、好ましくは、再生器の一部が凝縮器の一部の下に配置され、冷媒蒸気透過膜は、再生器の一部と凝縮器の一部との境界部分に配置されるとともに、横方向に延びるように配置されている。
本発明の第1実施形態による車載用吸収式ヒートポンプ装置の模式的な全体構成図である。 本発明の第1実施形態による車載用吸収式ヒートポンプ装置における、吸収液貯留タンクから吸収器への吸収液の供給時における模式的なブロック図である。 本発明の第1実施形態による車載用吸収式ヒートポンプ装置における、吸収器から吸収液貯留タンクへの吸収液の排出時における模式的なブロック図である。 本発明の第1実施形態による車載用吸収式ヒートポンプ装置における、冷媒貯留タンクから蒸発器への冷媒の供給時における模式的なブロック図である。 本発明の第1実施形態による車載用吸収式ヒートポンプ装置における、蒸発器から冷媒貯留タンクへの冷媒の排出時における模式的なブロック図である。 本発明の第2実施形態による車載用吸収式ヒートポンプ装置の模式的な全体構成図である。 本発明の第2実施形態による車載用吸収式ヒートポンプ装置における再生器および凝縮器を示した模式的な斜視図である。 本発明の第3実施形態による車載用吸収式ヒートポンプ装置の模式的な全体構成図である。 本発明の第1実施形態の第1変形例による車載用吸収式ヒートポンプ装置の模式的な全体構成図である。 図10(A)は本発明の第1実施形態の第2変形例による車載用吸収式ヒートポンプ装置における、吸収液貯留タンクから吸収器への吸収液の供給時における模式的なブロック図である。図10(B)は本発明の第1実施形態の第2変形例による車載用吸収式ヒートポンプ装置における、吸収器から吸収液貯留タンクへの吸収液の排出時における模式的なブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態による吸収式ヒートポンプ装置1(車載用吸収式ヒートポンプ装置の一例)の構成について説明する。吸収式ヒートポンプ装置1では、冷媒Rとして水が用いられるとともに、吸収液Qとして臭化リチウム(LiBr)水溶液が用いられる。また、吸収式ヒートポンプ装置1は、エンジンを備えた乗用車、バスおよびトラックなどの車輌に搭載され、車内の空調システムに適用されるように構成されている。
具体的には、吸収式ヒートポンプ装置1は、図1に示すように、再生器2と、凝縮器3と、蒸発器4と、吸収器5と、吸収液貯留タンク6と、冷媒貯留タンク7とを備えている。また、吸収式ヒートポンプ装置1は、冷却水Cが流れる冷却水回路部8と、吸収液Qおよび冷媒Rが流れる本体回路部9とを備えている。ここで、本体回路部9には、再生器2、凝縮器3、蒸発器4、吸収器5、吸収液貯留タンク6および冷媒貯留タンク7が配置されている。また、吸収式ヒートポンプ装置1は、制御部としてのECU10をさらに備えている。なお、図2~図5および図10において、流体(冷却水、濃縮吸収液、希釈吸収液および冷媒)が流れる管路については太線、電気的な信号が通信される通信路については点線で示している。
再生器2は、加熱部21と、気液分離部22と、加熱部21および気液分離部22が配置される循環回路部23とを含んでいる。加熱部21は、プレート式熱交換器であり、エンジンの排気ガスの熱を用いて希釈吸収液DQ(混合液の一例)を加熱する役割を有している。ここで、希釈吸収液DQは、通常、濃縮吸収液CQ(吸収液の一例)が冷媒R(水)により希釈された状態において加熱部21を流通する。気液分離部22は、加熱部21により加熱された冷媒Rおよび濃縮吸収液CQを含んだ希釈吸収液DQから冷媒蒸気(高温水蒸気)を分離して濃縮する機能を有している。なお、冷媒蒸気は、特許請求の範囲の「蒸発された冷媒」の一例である。
循環回路部23では、加熱部21において加熱された希釈吸収液DQが、気液分離部22において濃縮されて、再度加熱部21に吸収器5からの希釈吸収液DQとともに供給される。循環回路部23では、循環ポンプ2aにより加熱部21から気液分離部22まで吸収液Qが流れる。循環回路部23では、気液分離部22から加熱部21までの間には、最初は濃縮吸収液CQが流れ、最終的には希釈吸収液DQが流れる。
凝縮器3は、図1に示すように、気液分離部22に隣り合って配置され、冷房運転時に、気液分離部22において分離された冷媒蒸気を凝縮(液化)させるように構成されている。具体的には、凝縮器3は、凝縮器用熱交換器31と、凝縮容器32とを含んでいる。凝縮器用熱交換器31では、気液分離部22において分離された冷媒蒸気と冷却水回路部8を流れる冷却水Cとが熱交換することにより、冷媒蒸気を液化させる。凝縮容器32では、凝縮器用熱交換器31により液化された冷媒Rが貯留されている。
蒸発器4は、冷房運転時に、凝縮器3において凝縮された冷媒Rを低温低圧の条件下において蒸発(気化)させるように構成されている。具体的には、蒸発器4は、蒸発器用熱交換器41と、蒸発容器42と、噴射器43とを含んでいる。また、蒸発器4では、蒸発容器42内に滞留している冷媒R(水)がポンプ4aにより汲み上げられて、噴射器43から下方の蒸発器用熱交換器41に向けて霧状に噴射される。ここで、蒸発器用熱交換器41において、外気と噴射器43から噴射された冷媒Rとが熱交換することにより、冷媒Rが気化し低温水蒸気となる。蒸発器4は、蒸発容器42内の冷媒Rの液面水位を計測する冷媒水位計測部44(冷媒計測部の一例)を有している。また、冷媒水位計測部44は、ECU10に電気的に接続されている。
また、吸収器5は、気液分離部22において希釈吸収液DQから分離された濃液状態の濃縮吸収液CQに、蒸発器4において蒸発し気化した冷媒R(低温水蒸気)を吸収させるように構成されている。具体的には、吸収器5は、吸収容器51(容器の一例)と、回転構造体52(塗布部材および汲上部材の一例)と、モータ53とを含んでいる。また、吸収器5は、伝熱管を有する熱交換器54を含んでいる。回転構造体52は、吸収容器51内において、モータ53により、回転軸を介して矢印R方向に回転される。吸収器5では、回転構造体52の矢印R方向への回転とともに吸収容器51に滞留された希釈吸収液DQが汲み上げられて、熱交換器54に万遍なく供給されている。また、吸収器5は、吸収容器51内の希釈吸収液DQの液面水位を計測する吸収液水位計測部55(吸収液計測部の一例)を含んでいる。また、吸収液水位計測部55は、ECU10に電気的に接続されている。
冷却水回路部8は、冷房運転時にのみ駆動されるように構成されている。すなわち、冷却水回路部8は、冷房運転時の凝縮器3における冷媒蒸気(高温水蒸気)の冷却(液化)と、吸収器5における冷媒R(低温水蒸気)の濃縮吸収液CQへの吸収時に発生する吸収熱の冷却(除熱)とを行う。また、冷却水回路部8には、冷却水Cを循環させるための送水ポンプ81と、循環する冷却水Cをファン83により発生する風を用いて冷却する冷却器82とを備えている。
〈本体回路部〉
本体回路部9は、図1に示すように、再生器2、凝縮器3、蒸発器4および吸収器5に、冷媒R、濃縮吸収液CQおよび希釈吸収液DQを循環させるように構成されている。具体的には、本体回路部9は、再生器2、凝縮器3、蒸発器4および吸収器5のそれぞれを接続する管路を含んでいる。本体回路部9は、気液分離部22から凝縮器3までを接続する高温蒸気冷媒供給管路91と、凝縮器3から蒸発器4までを接続する冷媒供給管路92(蒸発器と凝縮器とを接続する管路の一例)と、蒸発器4から吸収器5までを接続する低温蒸気冷媒供給管路93とを有している。
また、本体回路部9は、吸収器5から再生器2の循環回路部23までを接続する希釈吸収液供給管路94と、再生器2の循環回路部23から吸収器5までを接続する濃縮吸収液供給管路95とをさらに有している。ここで、希釈吸収液供給管路94は、吸収液貯留タンク6が配置されるタンク側排出管路96と、吸収器5から再生器2の循環回路部23までを吸収液貯留タンク6を介さずに接続する吸収器側排出管路97(第3管路の一例)とを有している。また、タンク側排出管路96は、吸収器5と吸収液貯留タンク6とを接続する第1管路94aと、吸収液貯留タンク6と再生器2の循環回路部23とを接続する第2管路94bとを有している。本体回路部9は、蒸発器4から再生器2の循環回路部23までを接続する第1希釈管路98と、凝縮器3から濃縮吸収液供給管路95までを接続する第2希釈管路99とを有している。
冷媒供給管路92には、冷媒水位計測部44の計測結果に基づいて、冷媒貯留タンク7から蒸発器4への冷媒Rの供給量を調節する第1冷媒調節弁92a(冷媒調節部の一例)が配置されている。また、冷媒供給管路92には、第1供給ポンプ92bが配置されている。第1希釈管路98には、蒸発器4から再生器2の循環回路部23への冷媒Rの供給量を調節する第2冷媒調節弁98aが配置されている。また、第1希釈管路98には、第2供給ポンプ98bが配置されている。第2希釈管路99には、凝縮器3から濃縮吸収液供給管路95への冷媒Rの供給量を調節する第3冷媒調節弁99aが配置されている。
タンク側排出管路96には、図1に示すように、吸収液調節部11が配置されている。吸収液調節部11は、吸収液水位計測部55の計測結果に基づいて、吸収器5から吸収液貯留タンク6への希釈吸収液DQの排出量、および、吸収液貯留タンク6から吸収器5への希釈吸収液DQの供給量を調節するように構成されている。具体的には、吸収液調節部11は、吸収液水位計測部55の計測結果に基づいて、吸収器5から吸収液貯留タンク6への希釈吸収液DQの排出量を調節する第1吸収液調節弁11aを含んでいる。吸収液調節部11は、吸収液水位計測部55の計測結果に基づいて、吸収液貯留タンク6から再生器2を介した希釈吸収液DQの供給量を調節する第2吸収液調節弁11bを含んでいる。第1吸収液調節弁11aは、タンク側排出管路96の第1管路94aに配置されている。第2吸収液調節弁11bは、タンク側排出管路96の第2管路94bに配置されている。
吸収器側排出管路97には、吸収器5から希釈吸収液DQを排出する第3吸収液調節弁11cが配置されている。また、希釈吸収液供給管路94における、タンク側排出管路96と吸収器側排出管路97との合流地点よりも再生器2側に第3供給ポンプ12が配置されている。さらに、希釈吸収液供給管路94における、第3供給ポンプ12よりも再生器2側に、第4吸収液調節弁11dが配置されている。濃縮吸収液供給管路95には、再生器2の循環回路部23から吸収器5に供給する濃縮吸収液CQの液量を調節する濃縮吸収液調節弁95aが配置されている。
〈吸収液貯留タンク〉
吸収式ヒートポンプ装置1では、図2および図3に示すように、吸収液水位計測部55の計測結果に基づいて、ECU10により吸収器5内の希釈吸収液DQの水位の制御が行われている。ここで、吸収器5では、ECU10が吸収液調節部11を制御することにより、再生器2から供給される濃縮吸収液CQの量を調節し、蒸発器4から供給される冷媒R(低温水蒸気)を濃縮吸収液CQに吸収させて希釈吸収液DQを生成している。
第1実施形態の吸収式ヒートポンプ装置1では、吸収器5の希釈吸収液DQを貯留するという機能を吸収液貯留タンク6に分担させて、吸収器5内の希釈吸収液DQの水位を制御している。これにより、吸収器5内の希釈吸収液DQの水位の制御のために、冷媒Rおよび濃縮吸収液CQを厳密に制御する必要性を減少させることができる。以下、吸収液貯留タンク6を用いた、吸収器5内の希釈吸収液DQの水位の制御について説明する。
吸収液貯留タンク6は、図1に示すように、吸収器5および再生器2とは別個に設けられ、吸収器5内の希釈吸収液DQの液量を調節するため、希釈吸収液DQを貯留するように構成されている。具体的には、図2および図3に示すように、吸収液貯留タンク6は、吸収液水位計測部55の計測結果に基づいて、ECU10により第1吸収液調節弁11aおよび第2吸収液調節弁11bのそれぞれの開閉が制御されている。また、ECU10には、吸収液水位計測部55、第1吸収液調節弁11a、第2吸収液調節弁11bおよび第3供給ポンプ12が電気的に接続されている。
図2に示すように、吸収器5内の希釈吸収液DQの水位が所定水位F1よりも小さくなった場合、ECU10は、吸収液水位計測部55の計測結果と所定水位F1との差D1に基づいて、第1吸収液調節弁11aおよび第2吸収液調節弁11bの開度を制御する。この場合、ECU10は、第1吸収液調節弁11aを閉じ、第2吸収液調節弁11bを開かせる。これにより、吸収液貯留タンク6に貯留されている希釈吸収液DQが第2管路94bに排出される。そして、濃縮吸収液調節弁95aが開かれることによって、排出された分の濃縮吸収液CQが再生器2から吸収器5に供給される。これにより、吸収器5に濃縮吸収液CQが供給されるとともに、供給された濃縮吸収液CQが冷媒Rを吸収するので、吸収器5内の希釈吸収液DQの量を多くすることが可能となる。この結果、吸収器5内の希釈吸収液DQの水位を所定水位F1に近づけることが可能となる。このとき、吸収器5内に滞留している希釈吸収液DQの液量は所定量に近づく。
図3に示すように、吸収器5内の希釈吸収液DQの水位が所定水位F1よりも大きくなった場合、ECU10は、吸収液水位計測部55の計測結果と所定水位F1との差D2に基づいて、第1吸収液調節弁11aおよび第2吸収液調節弁11bの開度を制御する。この場合、ECU10は、第1吸収液調節弁11aを開き、第2吸収液調節弁11bを閉じる。これにより、吸収器5に貯留されている希釈吸収液DQが排出され、希釈吸収液DQが第1管路94aを介して吸収液貯留タンク6に貯留されるので、吸収器5内の希釈吸収液DQの量を減少させることが可能となる。この結果、吸収器5内の希釈吸収液DQの水位を所定水位F1に近づけることが可能となる。このとき、吸収器5内に滞留している希釈吸収液DQの液量は所定量に近づく。
このように、吸収式ヒートポンプ装置1では、吸収器5が有していた希釈吸収液DQを貯留するという機能を吸収液貯留タンク6に分担させて、吸収器5内の希釈吸収液DQの水位を調節している。
〈冷媒貯留タンク〉
吸収式ヒートポンプ装置1では、図4および図5に示すように、冷媒水位計測部44の計測結果に基づいて、ECU10により蒸発器4内の冷媒Rの水位の制御が行われている。
第1実施形態の吸収式ヒートポンプ装置1では、蒸発器4の冷媒Rを貯留するという機能を冷媒貯留タンク7に分担させて、蒸発器4内の冷媒Rの水位を制御している。これにより、蒸発器4内の冷媒Rの水位の制御のために、凝縮器3からの冷媒Rを厳密に制御する必要性を減少させることができる。以下、冷媒貯留タンク7を用いた、蒸発器4内の冷媒Rの水位の制御について説明する。
冷媒貯留タンク7は、図1に示すように、蒸発器4および凝縮器3とは別個に設けられ、凝縮器3により凝縮された冷媒Rを貯留するように構成されている。具体的には、冷媒貯留タンク7は、冷媒供給管路92に配置されている。また、図4および図5に示すように、冷媒貯留タンク7では、冷媒水位計測部44の計測結果に基づいて、ECU10により第1冷媒調節弁92aの開閉が制御されている。ECU10には、冷媒水位計測部44、第1冷媒調節弁92aおよび第3供給ポンプ12が電気的に接続されている。
図4に示すように、吸収器5内の冷媒Rの水位が所定水位F2よりも小さくなった場合、ECU10は、冷媒水位計測部44の計測結果と所定水位F2との差D3に基づいて、第1冷媒調節弁92aの開度を制御する。この場合、ECU10は、第1冷媒調節弁92aを開かせる。これにより、冷媒貯留タンク7に貯留されている冷媒Rが冷媒供給管路92を通過し蒸発器4に供給され、蒸発器4内の冷媒Rの量を多くすることが可能となる。この結果、蒸発器4内の冷媒Rの水位を所定水位F2に近づけることが可能となる。このとき、蒸発器4内に滞留している冷媒Rの液量は所定量に近づく。
図5に示すように、蒸発器4内の冷媒Rの水位が所定水位F2よりも大きくなった場合、ECU10は、冷媒水位計測部44の計測結果と所定水位F2との差D4に基づいて、第1冷媒調節弁92aの開度を制御する。この場合、ECU10は、第1冷媒調節弁92aを閉じさせる。これにより、蒸発器4に貯留されている冷媒Rは吸収器5に供給され続けているので、蒸発器4内の冷媒Rの量を減少させることが可能となる。この結果、蒸発器4内の冷媒Rの水位を所定水位F2に近づけることが可能となる。このとき、蒸発器4内に滞留している冷媒Rの液量は所定量に近づく。
このように、吸収式ヒートポンプ装置1では、蒸発器4が有していた冷媒Rを貯留するという機能を冷媒貯留タンク7に分担させて、蒸発器4内の冷媒Rの水位を調節している。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、吸収式ヒートポンプ装置1は、吸収液貯留タンク6および吸収液調節部11を備え、吸収液調節部11による吸収液貯留タンク6からの希釈吸収液DQの排出および供給のみによって、吸収器5内に希釈吸収液DQを滞留させ、液面水位を所定水位F1に維持することができるので、吸収器5における希釈吸収液DQの所定量への維持に関する制御が複雑化することを抑制することができる。また、吸収式ヒートポンプ装置1は、吸収液貯留タンク6を備えることによって、吸収器5内において貯留可能な希釈吸収液DQの液量は少なくできるので、吸収器5の小型化を図ることができる。
また、第1実施形態では、吸収液貯留タンク6および吸収液調節部11を備え、吸収液貯留タンク6から吸収器5への希釈吸収液DQの供給を第1吸収液調節弁11aおよび第2吸収液調節弁11bにより調節することによって、吸収器5内に滞留させる希釈吸収液DQの液面水位を所定水位F1に維持することができる。これにより、希釈吸収液DQを貯留するという吸収器5が有していた機能を吸収液貯留タンク6に分担させることができるので、吸収器5における希釈吸収液DQの液面水位の所定水位F1への維持に関する制御が複雑化することを抑制することができる。
また、第1実施形態では、吸収器5内の希釈吸収液DQの液面水位を計測する吸収液水位計測部55を備え、吸収液水位計測部55の計測結果に基づいて吸収液調節部11を制御することによって、吸収器5から吸収液貯留タンク6への吸収液Qの排出量、および、吸収液貯留タンク6から吸収器5への吸収液Qの供給量を緻密に制御することができる。これにより、吸収器5内の吸収液Qの液面水位を高精度に維持することができる。
また、第1実施形態では、吸収液貯留タンク6が希釈吸収液供給管路94に配置されることによって、既存の管路を利用して吸収液貯留タンク6を配置することができる。これにより、吸収式ヒートポンプ装置1の大型化を抑制することができる。
また、第1実施形態では、冷媒貯留タンク7および第1冷媒調節弁92aを備え、冷媒貯留タンク7から蒸発器4への冷媒Rの供給を第1冷媒調節弁92aにより調節することによって、蒸発器4内に滞留させる冷媒Rの液面水位を所定水位F2に維持することができる。これにより、冷媒Rを貯留するという蒸発器4が有していた機能を冷媒貯留タンク7に分担させることができるので、蒸発器4における冷媒Rの液面水位の所定水位F2への維持に関する制御が複雑化することを抑制することができる。
また、第1実施形態では、冷媒水位計測部44の計測結果に基づいて第1冷媒調節弁92aを制御することによって、冷媒貯留タンク7から蒸発器4への冷媒Rの供給量を緻密に制御することができる。これにより、蒸発器4内の冷媒Rの液量または液面水位を高精度に維持することができる。
また、第1実施形態では、第1吸収液調節弁11aおよび第2吸収液調節弁11bがタンク側排出管路96に配置されることによって、吸収液貯留タンク6内の希釈吸収液DQの貯留量を制御することができる。これにより、簡略な構成により吸収液貯留タンク6内への希釈吸収液DQの供給、および、吸収液貯留タンク6からの希釈吸収液DQの排出を行うことができる。
また、第1実施形態では、第1管路94aに配置された第1吸収液調節弁11aにより吸収液貯留タンク6内の希釈吸収液DQの液量を少なくし、かつ、第2管路94bに配置された第2吸収液調節弁11bにより吸収液貯留タンク6内の希釈吸収液DQの液量を多くするという簡略な構成によって、吸収器5内に滞留している希釈吸収液DQの液面水位を所定水位F1に制御している。これにより、吸収式ヒートポンプ装置1の大型化を抑制するとともに、吸収器5内の希釈吸収液DQの液面水位を制御することができる。
また、第1実施形態では、吸収式ヒートポンプ装置1は、吸収器側排出管路97を備えることによって、希釈吸収液供給管路94がタンク側排出管路96だけの場合よりも、再生器2に希釈吸収液DQを容易に供給することができる。
また、第1実施形態では、冷媒供給管路92に冷媒貯留タンク7が配置されることによって、既存の管路を利用して冷媒貯留タンク7を配置することができる。これにより、吸収式ヒートポンプ装置1の大型化を抑制することができる。
また、第1実施形態では、冷媒供給管路92に第1冷媒調節弁92aが配置されることによって、冷媒貯留タンク7内に滞留している冷媒Rの液面水位を所定水位F2に制御することができる。これにより、簡略な構成により冷媒貯留タンク7内への冷媒Rの供給、および、冷媒貯留タンク7からの冷媒Rの排出を行うことができる。
また、第1実施形態では、吸収器5が回転構造体52を含んでいることによって、吸収器5において回転構造体52により汲み上げられた希釈吸収液DQを熱交換器54に塗布して吸収液Qの吸収熱を除熱することができるので、吸収器5を小型化することができる。
また、第1実施形態では、吸収式ヒートポンプ装置1内の希釈吸収液DQの液量を吸収液貯留タンク6に貯留可能な分従来の吸収式ヒートポンプ装置1よりも多くしつつも、吸収器5の機能を吸収液貯留タンク6に分担していることによって、吸収式ヒートポンプ装置1全体の大型化を抑制することができる。また、吸収器5内の希釈吸収液DQの液量を適切に調節することによって、吸収器5内に貯留させる希釈吸収液DQの量が多くなることによる、吸収器5における回転構造体52の回転に対する抵抗の増大を抑制することが可能となる。
また、第1実施形態では、吸収式ヒートポンプ装置1内の冷媒Rの量を冷媒貯留タンク7に貯留可能な分従来の吸収式ヒートポンプ装置1よりも多くしつつも、蒸発器4の機能を冷媒貯留タンク7に分担していることによって、吸収式ヒートポンプ装置1の大型化を抑制することができる。
また、第1実施形態では、吸収式ヒートポンプ装置1内の冷媒Rの液量が従来の吸収式ヒートポンプ装置1よりも多くなっているので、第1希釈管路98を介して循環回路部23内の濃縮吸収液CQの希釈を安定して行うことが可能となる。これにより、運転休止時における循環回路部23内の濃縮吸収液CQの結晶化を抑制することが可能となる。
また、第1実施形態では、吸収式ヒートポンプ装置1内の冷媒Rの液量が従来の吸収式ヒートポンプ装置1よりも多くなっているので、第2希釈管路99を介して濃縮吸収液供給管路95内の濃縮吸収液CQの希釈を安定して行うことが可能となる。これにより、運転休止時における濃縮吸収液供給管路95内の濃縮吸収液CQの結晶化を抑制することが可能となる。
[第2実施形態]
図6および図7を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、上記第1実施形態とは異なり、気液分離部222が冷媒蒸気透過膜222aを有する例について説明する。なお、図中において上記第1実施形態と同様の構成には同じ符号を付して図示する。
図6に示すように、第2実施形態の吸収式ヒートポンプ装置201は、機能ユニット224を備える。機能ユニット224は、再生器202と凝縮器203とが一体化されて構成されている。ここで、再生器202は、第1実施形態の再生器2とは異なり循環回路部23を有していない。また、本体回路部209は、第1実施形態の本体回路部9と異なり、気液分離部222から凝縮器203までを接続する高温蒸気冷媒供給管路91を有していない。また、冷却水回路部8は、第1実施形態と同様の構成を有している。
(再生器)
図7に示すように、再生器202は、加熱部21と、加熱部21と一体化されて設けられる貯留部225とを含む。再生器202は、加熱部21と貯留部225とを合わせてT字形状を有している。加熱部21は、回収された排気ガスの熱を利用して、加熱部21内の蛇行する管内を流通する希釈吸収液DQを加熱する。貯留部225は、吸収器5からの希釈吸収液DQのへの導入と、加熱部21により加熱された気液二相流状態の希釈吸収液DQの導出とを行なうように構成されている。
具体的には、貯留部225は、希液貯留領域225aと、濃液貯留領域225b(再生器の一部の一例)と、冷媒蒸気透過膜222a(気液分離部の一例)とを有している。希液貯留領域225aは、吸収器5からの希釈吸収液DQを一時的に受け入れる役割を有する。また、濃液貯留領域225bは、希釈吸収液DQが加熱されて濃縮された状態の濃縮吸収液CQを一時的に受け入れる役割を有する。また、希液貯留領域225aは、希釈吸収液供給管路94に接続されている。また、濃液貯留領域225bは、濃縮吸収液供給管路95に接続されている。また、希液貯留領域225aおよび濃液貯留領域225bは、貯留部225の内部において、隔壁226により互いに隔てられている。
〈冷媒蒸気透過膜〉
冷媒蒸気透過膜222aは、加熱部21により加熱されることによって希釈吸収液DQから分離した冷媒蒸気(高温水蒸気)を凝縮器203側に透過させる役割を有している。すなわち、加熱部21により加熱された高温および高圧の希釈吸収液DQは、冷媒蒸気透過膜222aによって、冷媒蒸気(高温水蒸気)と濃縮吸収液CQとに分離されるように構成されている。また、冷媒蒸気透過膜222aは、冷媒蒸気しか透過しないので、たとえば振動などにより濃縮吸収液CQが冷媒蒸気透過膜222aに到達したとしても、凝縮器203への濃縮吸収液CQの流入を遮断する役割をさらに有している。冷媒蒸気透過膜222aとしては、たとえば、水(溶媒)は浸透する一方、食塩などの低分子量物質を透過させない半透膜である逆浸透膜(RO膜)などが用いられる。
ここで、冷媒蒸気透過膜222aは、貯留部225のZ1側の天井部分(境界部分の一例)に水平方向(X-Y平面)にシート状に延ばされた状態で設置されている。したがって、再生器202と凝縮器203とは、冷媒蒸気透過膜222aを介して直接的に接続されている。
(凝縮器)
凝縮器203は、図7に示すように、冷媒蒸気透過膜222aの上面と、上下方向(Z軸方向)に延びる貯留部225のX2側の側壁部分とに直接的に接続されるように逆さL字形状を有して形成されている。ここで、T字形状を有している再生器202と逆L字形状を有している凝縮器203とにおいて、再生器202の一部と凝縮器203の一部203aとが上下方向にオーバーラップするように配置されている。すなわち、再生器202の貯留部225の上に凝縮器203の一部203aが配置されている。
(希釈吸収液の分離)
一体化された再生器202および凝縮器203における、希釈吸収液DQが冷媒蒸気と濃縮吸収液CQとに分離される機能について以下に説明する。
再生器202では、吸収器5から供給された加熱前の希釈吸収液DQが、希液貯留領域225aに貯留される。再生器202では、希釈吸収液DQが希液貯留領域225aから加熱部21に導入されるとともに、加熱部21内を流通して加熱された希釈吸収液DQが加熱部21から貯留部225における濃液貯留領域225bに気液二相流の状態で流入される。
濃液貯留領域225bでは、気液二相流に含まれる冷媒蒸気が冷媒蒸気透過膜222aを透過して凝縮器203に移動される。すなわち、希液貯留領域225aから加熱部21に流通されて加熱された吸収液が流入する濃液貯留領域225bは、高温および高圧になる。これにより、濃液貯留領域225bの内部圧力を利用して希釈吸収液DQに含まれる水分のみがこの逆浸透膜(冷媒蒸気透過膜222a)を透過するようになる。そして、水分が分離されて臭化リチウムの濃度が相対的に高められた濃縮吸収液CQが、濃液貯留領域225bに一時的に貯留されるようになる。なお、第2実施形態による吸収式ヒートポンプ装置201のその他の構成は、上記第1実施形態の吸収式ヒートポンプ装置1と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、上記のように、再生器202の貯留部225と凝縮器203の一部とが上下方向にオーバーラップするように配置されているので、再生器202と凝縮器203とを合わせた幅が小さくなるので、吸収式ヒートポンプ装置201をさらに小型化することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、再生器202の貯留部225が凝縮器203の一部の下に配置されている。そして、冷媒蒸気透過膜222aは、再生器202の貯留部225と凝縮器203の一部との境界部分に配置されるとともに、水平方向(X-Y平面)に延びるように配置されている。これにより、冷媒蒸気は濃液貯留領域225b内を上昇するので、冷媒蒸気が冷媒蒸気透過膜222aを透過しやすくすることができる。なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[第3実施形態]
図8を参照して、第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、上記第2実施形態とは異なり、冷媒蒸気透過膜222aが上下方向に対して傾斜している例について説明する。なお、図中において上記第2実施形態と同様の構成には同じ符号を付して図示する。
(再生器)
図8に示すように、再生器302において、希液貯留領域325aと濃液貯留領域325bとが離間されて配置されている。この場合、再生器302は、加熱部21と貯留部325とを合わせてC字形状を有している。具体的には、希液貯留領域325aが再生器302の下部に配置され、濃液貯留領域325bの一部が再生器302の上部に配置されている。また、再生器302には、加熱部21に向かって窪んでいる凹部325c(再生器の一部の一例)が上下方向の中央部に配置されている。ここで、濃液貯留領域325bにおいて、凹部325cの上面部が加熱部21に行くにしたがい下方に傾斜している。
また、濃液貯留領域325bにおいて、凹部325cの上面部の下端位置よりも下側の領域に濃縮吸収液CQが貯留されている。そして、濃液貯留領域325bにおいて、凹部325cの上面部の下端位置よりも上側の領域に冷媒蒸気が貯留されている。これにより、振動などに起因して濃液貯留領域325b内の濃縮吸収液CQが凹部325cに到達する場合がある。
〈冷媒蒸気透過膜〉
冷媒蒸気透過膜222aは、凹部325cの上面部の濃液貯留領域325b側にシート状に延ばされた状態で設置されている。したがって、冷媒蒸気透過膜222aは、上下方向に対して傾斜して配置されている。
(凝縮器)
凝縮器303は、図8に示すように、C字形状の再生器302に直接的に接続されるように横向きのT字形状を有して形成されている。ここで、C字形状を有している再生器302と横向きのT字形状を有している凝縮器303とにおいて、再生器302の一部と凝縮器303の一部303aとが上下方向にオーバーラップするように配置されている。すなわち、再生器302の凹部325cに凝縮器303の一部303aが配置されている。なお、第3実施形態による吸収式ヒートポンプ装置301のその他の構成は、上記第2実施形態と同様である。
(第3実施形態の効果)
第3実施形態では、上記のように、冷媒蒸気透過膜222aは、再生器302の一部と凝縮器303の一部との境界部分に配置されるとともに、上下方向に対して傾斜するように配置されている。これにより、冷媒蒸気透過膜222aにおける濃液貯留領域325b側の面に濃縮吸収液CQが付着したとしても傾斜により流下させることができるので、濃縮吸収液CQの付着に起因する冷媒蒸気透過膜222aの目詰まりを抑制することができる。なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第2実施形態と同様である。
<変形例>
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第2および第3実施形態では、冷媒蒸気透過膜222a(322a)は、加熱部21により加熱された希釈吸収液DQに含まれる冷媒蒸気(高温水蒸気)を凝縮器203(303)側に透過させる選択性を有する選択透過膜であるが、本発明はこれに限られない。本発明では、図9に示す第1変形例による吸収式ヒートポンプ装置401のように、加熱部21により加熱された希釈吸収液DQを濃縮吸収液CQおよび冷媒蒸気(高温水蒸気)に分離するためのタンクを有する気液分離部422を備えていてもよい。
また、上記第1実施形態では、気液分離部22は、凝縮器3に隣接した位置に配置されているが、本発明はこれに限られない。たとえば、気液分離部は、凝縮器から離れた位置に配置されてもよい。
また、上記第1~第3実施形態および第1変形例では、吸収器5では吸収液水位計測部55により液面水位が計測され、凝縮器3では冷媒水位計測部44により液面水位が計測されているが、本発明はこれに限られない。本発明では、吸収器5では吸収液液量計測部により液量が計測され、凝縮器3では冷媒液量計測部により液量が計測されてもよい。
また、上記第1~第3実施形態および第1変形例では、吸収液貯留タンク6は、希釈吸収液供給管路94に配置されているが、本発明はこれに限られない。本発明では、図10(A)および図10(B)に示す第1実施形態の第2変形例による吸収式ヒートポンプ装置501のように、本体回路部9とは別に吸収器5に希釈吸収液DQを供給するため循環するタンク側排出管路596を含んでいてもよい。タンク側排出管路596には、吸収液調節部511と、循環ポンプ512とが配置されている。吸収液調節部511は、タンク側排出管路596における第1管路594aに配置される第1吸収液調節弁511aと、タンク側排出管路596における第2管路594bに配置される第2吸収液調節弁511bとを有している。図10(A)に示すように、第1吸収液調節弁511aを閉じ、第2吸収液調節弁511bを開くことにより、吸収器5内に滞留する希釈吸収液DQの液量を多くすることができる。また、図10(B)に示すように、第1吸収液調節弁511aを開き、第2吸収液調節弁511bを閉じることにより、吸収器5内に滞留する希釈吸収液DQの液量を少なくすることができる。このように、吸収液貯留タンク6から吸収器5に貯留タンクを供給する経路を図3に示す経路よりも短くすることができる。
また、上記第1~第3実施形態および第1変形例では、吸収器5は、回転構造体52および伝熱管を有する熱交換器54を含む構成であるが、本発明はこれに限られない。本発明では、吸収器は、噴霧型の熱交換器を含む構成であってもよい。
また、上記第1~第3実施形態および第1変形例では、蒸発器4は、蒸発器用熱交換器41と、蒸発容器42と、噴射器43とを含んでいるが、本発明はこれに限られない。本発明では、蒸発器は、吸収器と同様に、回転構造体および伝熱管を有する熱交換器を含む構成であってもよい。
また、上記第1~第3実施形態および第1変形例では、吸収器側排出管路97には第3吸収液調節弁11cが配置されているが、本発明はこれに限られない。本発明では、吸収器側排出管路には第3吸収液調節弁が配置されていなくともよい。
また、上記第1~第3実施形態および第1変形例では、低温蒸気冷媒供給管路93に調節弁が配置されていないが、本発明はこれに限られない。たとえば、低温蒸気冷媒供給管路には調節弁が配置されてもよい。
また、上記第1~第3実施形態および第1変形例では、本体回路部9(209)は、吸収器側排出管路97を有しているが、本発明はこれに限られない。たとえば、本体回路部は、吸収器側排出管路を有していなくともよい。
また、上記第1~第3実施形態および第1変形例では、吸収式ヒートポンプ装置1(201、301、401)は、冷媒貯留タンク7を備えているが、本発明はこれに限られない。本発明では、吸収式ヒートポンプ装置は、冷媒貯留タンクを備えていなくともよい。
1、201、301、401、501 吸収式ヒートポンプ装置
2、202、302、402 再生器
3、203、303 凝縮器
4 蒸発器
5 吸収器
6 吸収液貯留タンク
7 冷媒貯留タンク
11、511 吸収液調節部
11a、511a 第1吸収液調節弁
11b、511b 第2吸収液調節弁
22、422 気液分離部
44 冷媒水位計測部
51 吸収容器(容器)
52 回転構造体(汲上部材、塗布部材)
55 吸収液水位計測部
92 冷媒供給管路(管路)
94、594 希釈吸収液供給管路(管路)
94a、594a 第1管路
94b、594b 第2管路
92a 第1冷媒調節弁(冷媒調節弁)
222a 冷媒蒸気透過膜
225b 濃液貯留領域(再生器の一部)
203a、303a 凝縮器の一部
325c 凹部(再生器の一部)
CQ 濃縮吸収液(吸収液)
DQ 希釈吸収液(混合液)
Q 吸収液
R 冷媒

Claims (7)

  1. 冷媒および吸収液を含んだ混合液から前記冷媒を分離する気液分離部を含む再生器と、
    前記気液分離部において前記混合液から分離された前記冷媒を凝縮する凝縮器と、
    前記凝縮器において凝縮された前記冷媒を蒸発させる蒸発器と、
    前記気液分離部において前記混合液から分離された前記吸収液に、前記蒸発器により蒸発された前記冷媒を吸収させる吸収器と、
    前記吸収器および前記再生器とは別個に設けられ、前記混合液を貯留する吸収液貯留タンクと、
    前記吸収器から前記吸収液貯留タンクへの前記混合液の排出、および、前記吸収液貯留タンクから前記吸収器への前記混合液の供給を調節する吸収液調節部と
    前記吸収液貯留タンクから前記吸収器を介さずに直接前記再生器に前記混合液を供給する管路とを備える、車載用吸収式ヒートポンプ装置。
  2. 前記吸収器内の前記混合液の液量または液面水位を計測する吸収液計測部をさらに備え、
    前記吸収液調節部は、前記吸収液計測部の計測結果に基づいて、前記吸収器から前記吸収液貯留タンクへの前記混合液の排出量、および、前記吸収液貯留タンクから前記吸収器への前記混合液の供給量を調節するように構成されている、請求項1に記載の車載用吸収式ヒートポンプ装置。
  3. 前記吸収液貯留タンクは、前記吸収器から前記再生器に向かって前記混合液が流れる管路に配置されている、請求項1または2に記載の車載用吸収式ヒートポンプ装置。
  4. 前記蒸発器および前記凝縮器とは別個に設けられ、前記凝縮器により凝縮された前記冷媒を貯留する冷媒貯留タンクと、
    前記冷媒貯留タンクから前記蒸発器への前記冷媒の供給を調節する冷媒調節部とをさらに備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の車載用吸収式ヒートポンプ装置。
  5. 前記蒸発器内の前記冷媒の液量または液面水位を計測する冷媒計測部をさらに備え、
    前記冷媒調節部は、前記冷媒計測部の計測結果に基づいて、前記冷媒貯留タンクから前記蒸発器への前記冷媒の供給量を調節するように構成されている、請求項4に記載の車載用吸収式ヒートポンプ装置。
  6. 前記再生器の一部と前記凝縮器の一部とが上下方向にオーバーラップするように配置され、
    前記気液分離部は、オーバーラップする前記再生器の一部と前記凝縮器の一部との境界部分に配置され、前記蒸発された冷媒を透過させる冷媒蒸気透過膜を有する、請求項1~5のいずれか1項に記載の車載用吸収式ヒートポンプ装置。
  7. 前記再生器の一部が前記凝縮器の一部の上に配置され、
    前記冷媒蒸気透過膜は、前記再生器の一部と前記凝縮器の一部との境界部分に配置されるとともに、上下方向に対して傾斜するように配置されている、請求項6に記載の車載用吸収式ヒートポンプ装置。
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