JP2002048343A - 調理装置 - Google Patents

調理装置

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JP2002048343A
JP2002048343A JP2000230871A JP2000230871A JP2002048343A JP 2002048343 A JP2002048343 A JP 2002048343A JP 2000230871 A JP2000230871 A JP 2000230871A JP 2000230871 A JP2000230871 A JP 2000230871A JP 2002048343 A JP2002048343 A JP 2002048343A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】調理容器の測定温度が加熱手段等の外因から影
響を受けた場合でも、調理容器の中の液体の沸騰状態を
正確に判定し得る調理装置を提供することを解決課題と
する。 【解決手段】上昇傾斜測定手段5はバーナ1により加熱
される鍋pの測定温度の上昇傾斜を測定する。予測時間
設定手段9は上昇傾斜に基づいて、鍋pの温度が所定値
だけ変化するのに要すると予測される予測時間を設定す
る。測定温度補正手段11は所定の測定温度を初期の補
正温度とし、タイマ10が予測時間の計測を繰り返すと
き、測定温度が補正温度に対して高温、等温、低温の場
合、補正温度を所定値だけ高温とし、等温に維持し、又
は所定値だけ低温とする補正処理を行う。累積値測定手
段12は補正温度が一の温度と等温になる累積時間を表
す累積値を測定する。沸騰判定手段13は累積値が沸騰
予測値以上の場合、鍋pの中の液体が沸騰状態と判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱されている調
理容器の中にある液体の沸騰が検知される調理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ガスコンロ等の調理装置において、鍋等
の調理容器がバーナ等の加熱手段により加熱されると、
調理容器に入っているスープ等の液体は徐々に昇温して
沸騰する。バーナの火力が強くなくても調理容器の液体
の沸騰状態は維持されるので、沸騰状態を検知した上で
バーナの火力を減少制御することが省エネの観点から好
ましい。そこで、例えば特開平10−9576号公報に
開示されているような調理容器の中の液体の沸騰状態が
判定される調理装置が提案されている。この調理装置
は、沸騰状態では液体の温度が沸点にとどまるので、調
理容器の温度もほぼ一定温度にとどまるという性質を利
用している。そして、温度センサにより測定される調理
容器の温度が一定時間にわたり一定であった場合に沸騰
状態であると判定される。
【0003】しかし、調理装置周辺の風の影響によりバ
ーナの炎が揺らぎ、この炎が温度センサに対して近づい
たり遠ざかったりして、調理容器の液体の温度に関係な
く温度センサの温度が変動することがある。すなわち、
調理容器の中の液体が沸騰しているにもかかわらず、温
度センサの測定温度が急上昇して一定温度にとどまらな
いため、まだ沸騰状態でないと判断される場合がある。
また、調理容器の中の液体が沸騰していないにもかかわ
らず温度センサの測定温度が一定時間にわたり一定温度
に維持され、誤って沸騰状態と判断される場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる背景に鑑みて、
本発明は調理容器の測定温度が加熱手段等の外因から影
響を受けた場合でも、調理容器の中の液体の沸騰状態を
正確に判定し得る調理装置を提供することを解決課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の調理装置は、調理容器を加熱する加熱手段
と、該調理容器の温度を測定する温度センサと、該調理
容器の温度が所定値だけ変化するのに要すると予測され
る予測時間を設定する予測時間設定手段と、該予測時間
設定手段により設定された予測時間を反復計測可能なタ
イマと、該温度センサによる所定時の測定温度を初期の
補正温度とし、該タイマが該予測時間の計測を繰り返す
とき、該測定温度が該補正温度より高温の場合は該補正
温度を該所定値だけ高温とし、等温の場合は該補正温度
をそのままに維持し、低温の場合は該補正温度を該所定
値だけ低温とする補正処理を行う測定温度補正手段と、
該補正温度が一の温度と等温になる累積時間を表す累積
値を測定する累積値測定手段と、該累積値測定手段によ
り測定された累積値が沸騰予測値以上となったとき、該
調理容器内の液体が沸騰状態であると判定する沸騰判定
手段とを備えていることを特徴とする。
【0006】前記構成の調理装置によれば、加熱手段に
風等の影響が無い場合は補正温度は温度センサの測定温
度と略同様の振る舞いを示す。従って、沸騰状態では温
度センサの測定温度とともに補正温度が一定時間にわた
り一の温度と等温になる。これにより累積値測定手段に
より測定される累積値が徐々に増加し、この累積値が沸
騰予測値以上となったとき沸騰状態判定手段により沸騰
状態と判定される。
【0007】ここで、沸騰状態でないにもかかわらず加
熱手段に風等の影響によって温度センサの測定温度が補
正温度より所定値以上高温において一定時間にわたり等
温になった場合を考える。この場合、測定温度が補正温
度より所定値以上高温である限り、予測時間ごとに補正
温度が所定値ずつ高温とされて一定値にとどまることは
ない。従って、一の補正温度における累積値が増加し続
けて沸騰予測値以上となることはなく、沸騰状態と誤っ
て判定される事態を防止することができる。
【0008】前記調理装置において、前記温度センサに
よる測定温度の上昇傾斜を測定する上昇傾斜測定手段を
備え、前記予測時間設定手段は該上昇傾斜測定手段によ
り測定された上昇傾斜に基づいて、前記予測時間を設定
することが好ましい。
【0009】調理容器の温度が所定値だけ上昇するのに
要すると予測される予測時間は、加熱手段により加熱さ
れる調理容器の温度の上昇傾斜に応じて長短が定まる。
すなわち、調理容器の温度上昇が緩やかならば、将来的
にその温度はゆっくりと上昇すると考えられるので予測
時間は長めに設定される。一方、調理容器の温度上昇が
急激ならば、将来的にその温度は速く上昇すると考えら
れるので予測時間は短めに設定される。従って、前記構
成の調理装置によれば、上昇傾斜に基づいて予測時間が
適切に設定され、予測時間ごとに補正処理が施される補
正温度は実際の調理容器の温度を的確に反映したものと
なる。
【0010】前記上昇傾斜測定手段は、上限温度が徐々
に高温にずれた複数の温度域ごとに前記上昇傾斜を測定
し、前記予測時間設定手段は、該複数の温度域ごとに測
定された上昇傾斜に基づいて予測時間を設定することが
好ましい。
【0011】また、前記測定温度補正手段は、前記所定
時の測定温度が前記複数の温度域の上限温度のずれ分ず
つ上昇するごとに、該測定温度を前記補正温度に補正
し、先の温度域に対して該ずれ分だけ高温の上限温度を
有する温度域について設定された前記予測時間に基づい
て、前記補正処理を行うことが好ましい。
【0012】一般に温度センサの測定温度は、調理容器
の中の液体の温度変化に対応し、略一様に上昇した後、
沸騰状態に近づくにつれ上昇の度合いが鈍くなる。本構
成の調理装置によれば、上限温度が徐々に高温となる複
数の温度域ごとに小刻みに上昇傾斜が測定されて予測時
間が設定され、この予測時間が繰り返して計測されるご
とに補正温度が補正される。従って、この補正温度には
沸騰状態に近づくにつれ変化する測定温度の振る舞いが
正確に反映され、一の補正温度において測定される累積
値を沸騰予測値と比較することでさらに正確に沸騰状態
を判定することができる。
【0013】前記測定温度補正手段が行う補正処理にお
いて、前記補正温度が連続して前記所定値だけ低温にさ
れる回数が、制限されていることが好ましい。
【0014】本構成の調理装置によれば、実際には調理
容器の温度が上昇しているにもかかわらず、加熱手段の
影響により測定温度が下降した場合に補正温度が低下し
つづける事態が防止される。このため、補正温度が所定
値ずつ低温にされ続けたために再び上昇するまでに時間
がかかりすぎ、沸騰状態の判定が遅れる事態を防止する
ことができる。
【0015】前記測定温度補正手段が行う補正処理は、
前記測定温度が前記補正温度と比較して前記所定値より
大きい第2所定値以上低温となったとき、該補正温度を
該第2所定値以上低温となった該測定温度と等温にする
処理を含むことが好ましい。
【0016】ここで「第2所定値」は測定温度が温度と
比較してそれ以上低温の場合、加熱手段の影響ではなく
調理容器に低温の調理物や水が入れられたときであると
予測されるような値に設定される。従って、本構成の調
理装置によれば、補正温度が水等の投入で低下した調理
容器の測定温度と等温とされることで、調理容器の中の
液体の温度を正確に補正温度に反映させて正確に沸騰状
態を判定することができる。
【0017】前記上昇傾斜測定手段は、前記加熱手段に
よる調理容器の加熱開始後、前記測定温度が一定値まで
上昇してから、前記上昇傾斜を測定することが好まし
い。
【0018】一般に、調理容器の温度は加熱開始からあ
る程度時間が経過するまでは上昇傾斜が安定しない。し
かるに、本構成の調理装置によれば、測定温度の上昇傾
斜が安定するまで十分な高温である一定値まで測定温度
が上昇したときに上昇傾斜が測定されるので、この上昇
傾斜に基づいて設定される沸騰予測値は沸騰状態におけ
る測定温度の動向がより正確に反映される。従って、こ
の沸騰予測値を累積値と比較することで、沸騰状態をよ
り正確に判定することができる。
【0019】前記累積値測定手段は、累積値を測定する
ときに前記補正温度が変化するたびに、それまでの累積
値をクリアした上で変化後の補正温度について累積値を
測定することが好ましい。
【0020】本構成の調理装置によれば、温度センサの
測定温度の変動に伴って補正温度が変動している間は、
累積値が継続的にクリアされ、一の補正温度における累
積値が沸騰予測値以上とならないので、沸騰状態とは判
定されない。そして、沸騰状態と判定されるのは温度セ
ンサの測定温度とともに補正温度が安定して調理容器の
中の液体が沸騰している可能性が高いときなので、この
判定がより正確なものとなる。
【0021】前記累積値測定手段は、複数の前記補正温
度について累積値を求めた上で記憶し、前記沸騰判定手
段は、該複数の累積値のうちのいずれかが前記沸騰予測
値以上となったとき、沸騰状態と判定することが好まし
い。
【0022】本構成の調理装置によれば、沸騰状態にも
かかわらず加熱手段の影響により温度センサの測定温度
が変動した場合でも、複数の補正温度における累積値の
いずれかが沸騰予測値以上となったか否かに応じて沸騰
状態を確実に判定することができる。
【0023】前記上昇傾斜測定手段が上昇傾斜を測定し
てから、前記累積値測定手段が累積を開始するまでの待
ち時間である沸騰無検知時間を、前記上昇傾斜に基づい
て設定する沸騰無検知時間設定手段を備えていることが
好ましい。
【0024】ここで「沸騰無検知時間」は、少なくとも
その時間が経過するまでは加熱手段による加熱が不十分
で調理容器の中の液体が沸騰していないと予測される時
間を表す。従って、本構成の調理装置によれば、まだ沸
騰していないと予測される時点において累積値の測定が
行われて沸騰状態であると誤って判定されるおそれを解
消することができる。
【0025】前記累積値測定手段が累積値の測定を開始
してから、前記沸騰判定手段が沸騰状態と判定するまで
の制限時間である強制沸騰検知時間を、前記上昇傾斜に
基づいて設定する強制沸騰検知時間設定手段を備え、該
沸騰判定手段は、該強制沸騰検知時間内に沸騰状態の判
定が得られなかったとき、沸騰状態と判定することが好
ましい。
【0026】ここで「強制沸騰検知時間」は、遅くとも
その時間が経過しているころには加熱手段により十分に
加熱されて調理容器の中の液体が沸騰していると予測さ
れる時間を表す。従って、本構成の調理装置によれば、
実際には沸騰状態であるにもかかわらず、補正温度が激
しく変化することで累積値がなかなか増加せずに沸騰状
態と判定されない事態を防止することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の調理装置の実施形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は本実施形態の調理
装置の構成説明図であり、図2は本実施形態の調理装置
における時間−測定温度の関係図であり、図3は本実施
形態の調理装置における沸騰判定のフローチャートであ
り、図4は本実施形態の調理装置における補正処理のフ
ローチャートであり、図5は本実施形態の調理装置にお
ける沸騰判定の説明図であり、図6は他の実施形態の調
理装置における累積値測定の説明図である。
【0028】図1に示すガスコンロ(調理装置)は、鍋
(調理容器)pを加熱するバーナ(加熱手段)1と、鍋
pの底に接触して鍋pの温度を測定する温度センサ2
と、温度センサ2の測定温度に基づきバーナ1の燃焼を
制御等するコントローラ3とを備えている。バーナ1に
は電磁弁4aを有するガス供給管4よりガスが供給さ
れ、コントローラ3は電磁弁4aによりバーナ1へのガ
ス供給量を調節する。また、コントローラ3は、上昇傾
斜測定手段5と、沸騰予測値設定手段6と、沸騰無検知
時間設定手段7と、強制沸騰検知時間設定手段8と、予
測時間設定手段9と、タイマ10と、測定温度補正手段
11と、累積値測定手段12と、沸騰判定手段13とを
備えている。
【0029】上昇傾斜測定手段5は、図2を参照して、
温度センサ2の測定温度Tが10℃だけ上昇するのに要
する平均的な時間である上昇傾斜時間(本発明の「上昇
傾斜」)Δtを複数の温度域において測定する。沸騰予
測値設定手段6は、沸騰状態において調理容器pの温度
が一定にとどまる最小限時間と予測される時間そのもの
を表す沸騰予測値Jを設定する。沸騰無検知時間設定手
段7は、少なくともその時間が経過するまではバーナ1
による加熱が不十分で鍋pの中の液体が沸騰していない
と予測される時間を表す沸騰無検知時間Fを、上昇傾斜
時間Δtに基づいて設定する。沸騰無検知時間Fは、そ
の設定から(図2の点c)、後述の累積値Sの測定が開
始されるとき(図2の点d)まで計測される。強制沸騰
検知時間設定手段8は、遅くともその時間が経過すれば
バーナ1により十分に加熱されて鍋pの中の液体が沸騰
していると予測される強制沸騰検知時間Iを、上昇傾斜
時間Δtに基づいて設定する。強制沸騰検知時間Iは、
その設定(図2の点c)から、後述の累積値Sの測定が
終了されるとき、又はタイマ10が強制沸騰検知時間I
を計測し終わるとき(図2の点e)まで計測される。予
測時間設定手段9は、上昇傾斜Δtに基づき鍋pの温度
が1℃(本発明の「所定値」)だけ変化するのに要する
と予測される予測時間twを設定する。この予測時間は
twは、後述の累積値Sが測定開始されるとき(図2の
点d)から始まり、強制沸騰検知時間Iの経過により強
制的に沸騰状態であると判定されるまでの間、反復して
計測される。タイマ10は、予測時間twを反復計測可
能で、沸騰無検知時間F、強制沸騰検知時間Iを計測す
る。測定温度補正手段11は、タイマ10が予測時間t
wの計測を繰り返すとき、測定温度Tが補正温度HTよ
り高温の場合は補正温度HTを1℃だけ高温とし、等温
の場合は補正温度HTを等温に維持し、低温の場合は補
正温度HTを1℃だけ低温とする補正処理を行う。累積
値測定手段12は、補正温度HTが一の温度と等温にな
る累積時間そのものを表す累積値Sを測定する。沸騰判
定手段13は、累積値Sが沸騰予測値J以上となったと
き、鍋pの中の液体が沸騰状態であると判定する。
【0030】前記構成のガスコンロにおける沸騰判定に
ついて、図2乃至図5を用いて説明する。まず、沸騰判
定の基本的流れについて、図2の時間−測定温度Tの関
係図及び図3のフローチャートを用いて説明する。バー
ナ1が燃焼を開始すると(図2の点a、図3のSTEP
1)、鍋pが加熱されて温度センサ2の測定温度Tが徐
々に上昇していく。上昇傾斜測定手段5は、加熱開始か
ら測定温度Tが80℃に上昇するまでの間(図2の点a
〜b)は何もしないが、測定温度Tが80℃に至ってか
ら100℃となるまでの第1温度域において第1の上昇
傾斜時間Δt1を測定する(図2の点b〜c、図3のS
TEP2)。具体的にΔt1 は、温度センサ2の測定温
度Tがx℃となった時刻をtx 、Δtx,y ≡ty −tx
として次式に従って測定される。
【0031】Δt1 =Δt85,80 +Δt90,85 +Δt
95,90 +Δt100,95−min[Δt85,80 、Δ
90,85 、Δt95,90 、Δt100,95]−max[Δt
85,80 、Δt90,85 、Δt95,90 、Δt100,95] 上式に表されるようにΔt1 は、測定温度Tが80℃か
ら100℃までの間、5℃ずつ上昇するのに要する4種
類の時間の和から、これら4種類の時間の最大値及び最
小値を差し引くことで求められる。
【0032】沸騰予測値設定手段6は、沸騰予測値用の
データテーブルに従い、第1の上昇傾斜時間Δt1 に基
づいて沸騰予測値Jを設定する(STEP3)。沸騰無
検知時間設定手段7は、沸騰無検知時間用のデータテー
ブルに従い、第1の上昇傾斜時間Δt1 に基づいて沸騰
無検知時間Fを設定する(STEP4)。強制沸騰検知
時間設定手段8は、強制沸騰検知時間用のデータテーブ
ルに従い、第1の上昇傾斜時間Δt1 に基づいて強制沸
騰検知時間Iを設定する(STEP5)。予測時間設定
手段9は、予測時間用のデータテーブルに従い、第1の
上昇傾斜時間Δt1 に基づいて鍋pの温度が1℃だけ上
昇するのに要すると予測される第1の予測時間tw1
この段階での予測時間twとして設定する(STEP
6)。
【0033】続いて、タイマ10が沸騰無検知時間F及
び強制沸騰検知時間Iの計測を開始する(図2の点c、
図3のSTEP7)。そして、タイマ10が沸騰無検知
時間Fを計測し終えたとき(図2の点d、図3のSTE
P8でYES)、測定温度補正手段11は補正処理を行
う(STEP9)。補正処理については後で詳述する
が、その概要は、バーナ1の炎の揺らぎ等の外因により
測定温度Tが変動した場合、この変動を補正して鍋pの
温度を適切に表すために補正温度HTを設定するもので
ある。
【0034】累積値測定手段12は、補正温度HTが一
定である間(STEP10でNO)、累積値Sを継続的
にカウントし(STEP12)、これにより累積値Sが
徐々に増加する。一方、累積値測定手段12は、補正温
度HTが変動した場合(STEP10でYES)、それ
までの累積値Sをクリアした上で(STEP11)、変
動後の補正温度における累積値Sのカウントを再開する
(STEP12)。
【0035】沸騰判定手段13は、累積値Sが沸騰予測
値J以上になった場合(STEP13でYES)、沸騰
状態であると判定する(STEP15)。また、沸騰判
定手段13は、累積値Sが沸騰予測値J以上でないとき
でも(STEP13でNO)、タイマ10が強制沸騰検
知時間Iを計測し終えた場合(図2の点e、図3のST
EP14でYES)、沸騰状態であると判定する(ST
EP15)。
【0036】また、上昇傾斜測定手段5は、第1温度域
(80〜100℃)から下限温度及び上限温度が5(n
−1)℃(n=2、3、・・)だけずれた第n温度域
(80+5(n−1)℃〜100+5(n−1)℃)に
おける第nの上昇傾斜時間Δt n を、Δt1 と同様の式
に従って測定する(STEP16)。例えば、第2の上
昇傾斜時間Δt2 は第2温度域(85〜105℃)にお
いて測定され、第3の上昇傾斜時間Δt3 tは第3温度
域(90〜110℃)において測定される。予測時間設
定手段9は、予測時間用のデータテーブルに従い、第n
の上昇傾斜時間Δtn に基づいて第nの予測時間twn
を設定する(STEP17)。また、予測時間設定手段
9は、タイマ10が沸騰無検知時間Fを計測し終えたと
き(図2の点d)を基準として、測定温度Tが5(n−
1)℃まで上昇した場合(STEP18でYES)、第
nの予測時間twn を新たな予測時間twとして設定す
る(STEP19)。一方、測定温度Tが5(n−2)
以上、5(n−1)℃未満の場合(STEP18でN
O)、予測時間twを第(n−1)の予測時間twn-1
のままに維持する(STEP20)。これにより、図2
において、沸騰検知時間Fの計測が終了した点dから測
定温度Tが5℃上昇する点d1 までは、第1の予測時間
tw1 に基づいて補正処理が行われる。また、点d1
ら測定温度Tが5℃上昇する点d2 までは第2の予測時
間tw2 に基づいて補正処理が行われ、点d2 から測定
温度Tが5℃上昇する点d3 までは第3の予測時間tw
3 に基づいて補正処理が行われる。これ以降、沸騰判定
手段13により沸騰状態と判定されるまで同様に補正処
理が行われる。
【0037】ここで、本発明の主要な特徴である測定温
度補正手段11による補正処理について図4に示すフロ
ーチャートを用いて説明する。予測時間twとして直前
の補正処理で用いられた予測時間twn-1 が設定されて
いる場合(STEP18でNO、STEP9−1でYE
S)、そのままタイマ10が予測時間twの計測を開始
する(STEP9−3)。また、予測時間twとしてt
n (n=2、3、4、・・)が設定された場合(ST
EP18でYES、STEP9−1でNO)、直前の予
測時間twn-1 の計測が終了してから(STEP9−2
でYES)、タイマ10が予測時間twの計測を開始す
る(STEP9−3)。
【0038】タイマ10が予測時間twを計測し終えた
とき(STEP9−4でYES)、測定温度Tが補正温
度HTより高温ならば(STEP9−5でYES)、補
正温度HTは1℃高温に補正され、図示しないメモリに
「下げ補正経験なし」と記憶される(STEP9−
6)。
【0039】タイマ10が予測時間twを計測し終えた
とき(STEP9−4でYES)、測定温度Tが補正温
度HTと等温の場合(STEP9−5でNO、STEP
9−7でYES)、補正温度HTはそのままに維持され
る(STEP9−8)。
【0040】タイマ10が予測時間twを計測し終えた
とき(STEP9−4でYES)、測定温度Tが補正温
度HTより5℃未満だけ低温で(STEP9−5、9−
7でNO、STEP9−9でYES)、且つ、「下げ補
正経験あり」と記憶されていない場合(STEP9−1
0でNO)、補正温度HTは1℃低温に補正され、メモ
リに「下げ補正経験なし」と記憶される(STEP9−
11)。また、測定温度Tが補正温度HTより5℃未満
だけ低温で(STEP9−9でYES)、且つ、「下げ
補正経験あり」と記憶されている場合(STEP9−1
0でYES)、補正温度HTは1℃低温に補正されるこ
となく、そのままに維持される(STEP9−12)。
【0041】タイマ10が予測時間twを計測し終えた
とき(STEP9−4でYES)、測定温度Tが補正温
度HTより5℃(本発明の「第2所定値」)以上低温の
場合(STEP9−9でNO)、補正温度HTは予測時
間twが計測され終えた時点の測定温度Tに補正され、
メモリに「T≦HT−5℃経験あり」と記憶される(S
TEP9−15)。また、タイマ10が予測時間twを
計測している間(STEP9−4でNO)、メモリに
「T≦HT−5℃経験あり」と記憶されている場合(S
TEP9−13でYES)、又はメモリに「T≦HT−
5℃経験あり」と記憶されておらず(STEP9−13
でNO)、且つ、測定温度Tが補正温度HTより5℃以
上低温となった場合(STEP9−14でYES)、補
正温度HTはその時点の測定温度Tに補正され、メモリ
に「T≦HT−5℃の経験あり」と記憶される(STE
P9−15)。
【0042】続いて、鍋pの中の液体が沸騰する前に、
STEP9の補正処理が何度か行われ、図5に示すよう
に時刻t0 で測定温度TがTi +3℃、補正温度HTが
iとなった状態を考える。この状態から測定温度Tが
点線で示すように変化したとき、時刻t0 でTi の補正
温度HTがどのように補正されるかを実線で示し、沸騰
判定がどのように行われるかについて説明する。ここ
で、沸騰状態でないにもかかわらず、バーナ1の炎の揺
らぎ等の外因によって測定温度Tが点kから点lまで一
定時間にわたりTi +4℃にとどまったとする。従来の
ように測定温度Tに基づいて沸騰判定が行われた場合、
測定温度Tが一定時間にわたり一定値になっているの
で、誤って沸騰状態と判定されてしまう。
【0043】しかるに、本実施形態のガスコンロにおい
ては、時刻t0 +twにおいて測定温度T=Ti +4℃
が補正温度HT=Ti より高温なので、補正温度HTが
i+1℃に補正される(図4のSTEP9−4、9−
5、9−6参照)。また、時刻t0 +2twにおいて測
定温度T=Ti +4℃が補正温度HT=Ti +1℃より
高温なので、補正温度HTがTi +2℃に補正される。
以下、同様に時刻t0+3tw、t0 +4twにおい
て、補正温度HTがTi +3℃、Ti +4℃に順次補正
される。このように補正温度HTは予測時間twが経過
するごとに変更補正され、その度に累積値Sがクリアさ
れ(図3のSTEP10、11参照)、累積値Sが沸騰
予測値J以上となることはない。従って、一の補正温度
HTにおける累積値Sが増加し続けて沸騰予測値J以上
となることは無く、沸騰状態と誤って判定される事態を
防止することができる。
【0044】また、補正温度HTが1℃低温に補正され
るときメモリに「下げ補正経験あり」と記憶され(図4
のSTEP9−11)、この記憶は補正温度が1℃高温
に補正されなければクリアされない(STEP9−
6)。すなわち、補正温度HTが1℃低温に補正された
後、1℃高温に補正されなければ再び1℃低温に補正さ
れることはなく、連続して1℃低温に補正される回数が
1回に制限されている。従って、補正温度HTが1℃ず
つ低温にされ続けたために再び上昇するまでに時間がか
かりすぎ、沸騰状態の検知が遅れる事態を防止すること
ができる。
【0045】さらに、測定温度Tが補正温度HTと比較
して5℃以上低温となった場合、補正温度HTを測定温
度Tと等温にする(STEP9−15)。この「5℃」
という値は、測定温度Tが補正温度HTと比較して5℃
以上低温となるのは、バーナ1の炎の揺らぎ等の原因で
はなく、鍋pに低温の調理物や水が入れられたときであ
るという予測から設定される。従って、水等の投入で鍋
pの測定温度Tが低下した場合、即座に補正温度HTが
測定温度Tと等温にされることで、鍋pの中の液体の温
度を正確に補正温度HTに反映させることができる。
【0046】累積値測定手段12は、累積値Sを測定す
るときに補正温度HTが変化した場合、それまでの累積
値Sをクリアした上で変化後の補正温度HTについて累
積値Sを測定する(図3のSTEP10、11、1
2)。このため、沸騰状態と判定されるのは測定温度T
とともに補正温度HTが安定して鍋Pの中の液体が沸騰
している可能性が高いときなので、この沸騰判定がより
正確なものとなる。
【0047】上昇傾斜測定手段5により上下限が5℃ず
つ高温にずれた複数の温度域(80〜100℃、85〜
105℃、・・)ごとに上昇傾斜時間Δt1 、Δt2
・・が測定される(図3のSTEP2、16)。また、
これらの上昇傾斜時間に基づいて予測時間設定手段9に
より予測時間tw1 、tw2 、・・が設定される(図3
のSTEP6、17)。こうして小刻みに設定される予
測時間tw1 、tw2、・・に基づいて補正される補正
温度HTには測定温度Tの振る舞いが正確に反映され
る。従って、一の補正温度において測定される累積値S
を沸騰予測値Jと比較することでより正確に沸騰状態が
判定される。
【0048】上昇傾斜測定手段5は、バーナ1による鍋
pの加熱開始後、測定温度Tがその上昇傾斜が安定する
80℃以上にまで上昇してから(図2の点b参照)、上
昇傾斜時間Δtを測定する。従って、この上昇傾斜時間
Δtに基づいて設定される沸騰予測値Jには沸騰状態に
おける測定温度Tの動向がより正確に反映される。この
ため、この沸騰予測値Jが累積値Sと比較されること
で、沸騰状態がより正確に判定される。
【0049】沸騰無検知時間設定手段7により沸騰無検
知時間Fが設定される(図3のSTEP4)。前述のよ
うに沸騰無検知時間Fは、少なくともその時間が経過す
るまではバーナ1による加熱が不十分で鍋pの中の液体
が沸騰していないと予測される時間を表す。従って、ま
だ沸騰していないと予測される時点(図2の点c〜d参
照)において累積値Sの測定が行われて沸騰状態である
と誤って判定されるおそれを解消することができる。
【0050】強制沸騰検知時間設定手段8により強制沸
騰検知時間Iが設定される(図3のSTEP5)。そし
て、タイマ10が強制沸騰検知時間Iを計測し終えたと
き、沸騰判定手段13により沸騰状態と判定される(図
2の点e、図3のSTEP14)。前述のように強制沸
騰検知時間Iは、遅くともその時間が経過しているころ
にはバーナ1により十分に加熱されて鍋pの中の液体が
沸騰していると予測される目安となる時間を表す。従っ
て、実際には沸騰状態であるにもかかわらず、補正温度
HTが激しく変化して累積値Sがなかなか増加しないた
め沸騰状態と判定されない事態を防止することができ
る。
【0051】なお、本実施形態では「累積値S」及び
「沸騰予測値J」は、それぞれ時間そのものにより表さ
れていたが、他の実施形態として一定間隔でカウントを
行うカウンタが設けられ、当該時間におけるカウント数
により累積値S及び沸騰予測値Jが表されてもよい。
【0052】本発明の「上昇傾斜」として本実施形態で
は測定温度Tが10℃上昇するのに要する平均的時間を
表す上昇傾斜時間Δt1 、Δt2 、・・が用いられた
が、他の実施形態として測定温度Tの上昇率等、その変
化を表すあらゆるパラメータが用いられてもよい。ま
た、本実施形態では複数の上昇傾斜時間Δt1 、Δ
2 、・・が補正処理において用いられたが、他の実施
形態として単一の上昇傾斜時間Δtが補正処理において
用いられてもよい(STEP16〜20の省略)。
【0053】本実施形態では沸騰無検知時間Fの経過
後、測定温度Tが5℃上昇するごとに直前の予測時間t
wの計測が終了してから(図4のSTEP9−2でYE
S)次の予測時間twの計測が開始されたが(STEP
9−3)、他の実施形態として測定温度Tが5℃上昇し
たときに直前の予測時間twの計測が打ち切られ(ST
EP9−2の省略)、次の予測時間twの計測がすぐに
開始されてもよい。
【0054】本実施形態では補正温度HTが変動したと
き累積値Sがクリアされたが、他の実施形態として補正
温度HTが変動しても累積値がクリアされず(図3のS
TEP11省略)、複数の補正温度における累積値Sが
平行して測定されてもよい。例えば、時刻τ0 で初めて
0 に至った補正温度HTが図6に示すように時刻τ 7
まで変化した場合、補正温度HTにおける累積値S(H
T)は、 S(T0 ) =(τ1 −τ0 )+(τ3 −τ2 )、 S(T0 +1℃)=(τ2 −τ1 )+(τ4 −τ3 )+
(τ6 −τ5 )、 S(T0 +2℃)=(τ5 −τ4 )+(τ7 −τ6 )と
なる。
【0055】そして、いずれかの累積値Sが沸騰予測値
J以上となった場合、沸騰判定手段13は鍋pの中の液
体が沸騰状態にあると判定する。この場合、沸騰状態に
もかかわらずバーナ1の炎が風で揺らいだ等の原因によ
り測定温度Tが図6に示すように変動した場合でも、複
数の補正温度HTにおける累積値S(HT)に基づいて
沸騰状態が判定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の調理装置の構成説明図
【図2】本実施形態の調理装置における時間−測定温度
の関係図
【図3】本実施形態の調理装置における沸騰判定のフロ
ーチャート
【図4】本実施形態の調理装置における補正処理のフロ
ーチャート
【図5】本実施形態の調理装置における沸騰判定の説明
【図6】他の実施形態の調理装置における累積値測定の
説明図
【符号の説明】
1‥バーナ(加熱手段)、2‥温度センサ、5‥上昇傾
斜測定手段、6‥沸騰予測値設定手段、7‥沸騰無検知
時間設定手段、8‥強制沸騰検知時間設定手段、9‥予
測時間設定手段、10‥タイマ、11‥測定温度補正手
段、12‥累積値測定手段、13‥沸騰判定手段、p‥
鍋(調理容器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 忠夫 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内 (72)発明者 河内 孝博 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内 Fターム(参考) 4B055 AA31 BA09 CD02 CD42 DB08 GA08 GB03 GB12 GD02 GD05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理容器を加熱する加熱手段と、 該調理容器の温度を測定する温度センサと、 該調理容器の温度が所定値だけ変化するのに要すると予
    測される予測時間を設定する予測時間設定手段と、 該予測時間設定手段により設定された予測時間を反復計
    測可能なタイマと、 該温度センサによる所定時の測定温度を初期の補正温度
    とし、該タイマが該予測時間の計測を繰り返すとき、該
    測定温度が該補正温度より高温の場合は該補正温度を該
    所定値だけ高温とし、等温の場合は該補正温度をそのま
    まに維持し、低温の場合は該補正温度を該所定値だけ低
    温とする補正処理を行う測定温度補正手段と、 該補正温度が一の温度と等温になる累積時間を表す累積
    値を測定する累積値測定手段と、 該累積値測定手段により測定された累積値が、沸騰予測
    値以上となったとき、該調理容器内の液体が沸騰状態で
    あると判定する沸騰判定手段とを備えていることを特徴
    とする調理装置。
  2. 【請求項2】前記温度センサによる測定温度の上昇傾斜
    を測定する上昇傾斜測定手段を備え、前記予測時間設定
    手段は、該上昇傾斜測定手段により測定された上昇傾斜
    に基づいて前記予測時間を設定することを特徴とする請
    求項1記載の調理装置。
  3. 【請求項3】前記上昇傾斜測定手段は、上限温度が徐々
    に高温にずれた複数の温度域ごとに前記上昇傾斜を測定
    し、 前記予測時間設定手段は、該複数の温度域ごとに測定さ
    れた上昇傾斜に基づいて予測時間を設定することを特徴
    とする請求項2記載の調理装置。
  4. 【請求項4】前記測定温度補正手段は、前記所定時の測
    定温度が前記複数の温度域の上限温度のずれ分ずつ上昇
    するごとに、該測定温度を前記補正温度に補正し、先の
    温度域に対して該ずれ分だけ高温の上限温度を有する温
    度域について設定された前記予測時間に基づいて、前記
    補正処理を行うことを特徴とする請求項3記載の調理装
    置。
  5. 【請求項5】前記測定温度補正手段が行う補正処理にお
    いて、前記補正温度が連続して前記所定値だけ低温にさ
    れる回数が、制限されていることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれか1つに記載の調理装置。
  6. 【請求項6】前記測定温度補正手段が行う補正処理は、
    前記測定温度が前記補正温度と比較して前記所定値より
    大きい第2所定値以上低温となったとき、該補正温度を
    該第2所定値以上低温となった該測定温度と等温にする
    処理を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    1つに記載の調理装置。
  7. 【請求項7】前記上昇傾斜測定手段は、前記加熱手段に
    よる調理容器の加熱開始後、前記測定温度が一定値まで
    上昇してから、前記上昇傾斜を測定することを特徴とす
    る請求項2乃至6のいずれか1つに記載の調理装置。
  8. 【請求項8】前記累積値測定手段は、累積値を測定する
    ときに前記補正温度が変化するたびに、それまでの累積
    値をクリアした上で変化後の補正温度について累積値を
    測定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1
    つに記載の調理装置。
  9. 【請求項9】前記累積値測定手段は、複数の前記補正温
    度について累積値を求めた上で記憶し、 前記沸騰判定手段は、該複数の累積値のうちのいずれか
    が前記沸騰予測値以上となったとき、沸騰状態と判定す
    ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記
    載の調理装置。
  10. 【請求項10】前記上昇傾斜測定手段が上昇傾斜を測定
    してから、前記累積値測定手段が累積を開始するまでの
    待ち時間である沸騰無検知時間を、前記上昇傾斜に基づ
    いて設定する沸騰無検知時間設定手段を備えていること
    を特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つに記載の調
    理装置。
  11. 【請求項11】前記累積値測定手段が累積値の測定を開
    始してから、前記沸騰判定手段が沸騰状態と判定するま
    での制限時間である強制沸騰検知時間を、前記上昇傾斜
    に基づいて設定する強制沸騰検知時間設定手段を備え、 該沸騰判定手段は、該強制沸騰検知時間内に沸騰状態の
    判定が得られなかったとき、沸騰状態と判定することを
    特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つに記載の調
    理装置。
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