JP2002046524A - 荷物運搬車 - Google Patents

荷物運搬車

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JP2002046524A
JP2002046524A JP2000237367A JP2000237367A JP2002046524A JP 2002046524 A JP2002046524 A JP 2002046524A JP 2000237367 A JP2000237367 A JP 2000237367A JP 2000237367 A JP2000237367 A JP 2000237367A JP 2002046524 A JP2002046524 A JP 2002046524A
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luggage
pallet
luggage carrier
cargo
floor
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Application number
JP2000237367A
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English (en)
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Masaru Ueda
賢 上田
Kaiji Nomura
開治 野村
Kunitsugu Genda
邦次 源田
Kunio Yamashiro
邦夫 山城
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UD Trucks Corp
Shinmaywa Industries Ltd
SBS Ricoh Logistics System Co Ltd
Original Assignee
UD Trucks Corp
Shin Meiva Industry Ltd
Ricoh Logistics System Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】振動や衝撃を極力避けて行う必要のある荷物の
運搬に最適な荷物運搬車を提供する。 【解決手段】車輌の荷台3に荷物を積み込んで当該荷物
を運搬する荷物運搬車において、前記荷台3の床面3a
に荷物を載置する複数のパレット4が前後方向に循環可
能に設けられ、該パレット4の底面には、床面3aにそ
の循環軌道に沿って設けられたガイドレールと係止する
係止部材が設けられている。各パレット4の大きさが当
該パレット4に載置する荷物の大きさに対応して設けら
れている。パレット4には、荷物を安定的に保持する保
護枠6、7が固定手段により着脱自在に設けられてい
る。荷台3内には格納棚10と敷板111の格納部11
とが設けられ、車枠下方には搬送台車を格納する台車格
納装置12が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷物を運搬する荷
物運搬車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、荷物運搬車としては、例えば荷台
の床面に水平面上で前後方向に循環可能なスラットコン
ベアを設け、このスラットコンベア上に複数のボンベな
どの荷物を載置して運搬し、スラットコンベアを適宜に
循環させながら当該ボンベを荷台に積卸ししている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の荷物運搬車は、ボンベなどのように比較的ラフに運
搬できるものには良いが、例えば複写機等のOA機器な
どの荷物を運搬する場合には適さないという問題があっ
た。つまり、OA機器は、その性能上振動や衝撃を極力
避けて運搬する必要があるが、従来のようなスラットコ
ンベア上に単に載置するだけでは、運搬時や荷台上での
循環移動時に機器を安定的に保持させることができず、
OA機器などの運搬には適さ無かった。
【0004】また、OA機器などには、その機器本体の
他に外部部品やコードのような付属品も同時に運搬する
必要があり、これらの付属品を収容できるスペースを確
保する必要もある。さらに、OA機器などは重量物であ
るため地上での搬送には搬送台車が使用されるが、この
搬送台車を格納するためのスペースを確保する必要もあ
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の荷
物運搬車は、車輌の荷台に荷物を積み込んで当該荷物を
運搬する荷物運搬車において、前記荷台の床面に前記荷
物を載置する複数のパレットが前後方向に循環可能に設
けられ、該パレットの底面には、荷台の床面にその循環
軌道に沿って設けられたガイドレールと係止する係止部
材が設けられたものである。
【0006】請求項2に係る発明の荷物運搬車は、前記
パレットの外側面にはローラが外方に突設される一方、
前記荷台の床面にはパレットの循環移動に伴って上記ロ
ーラが転動して当該パレットの外方への振れを防止する
ローラガイドが設けられたものである。
【0007】請求項3に係る発明の荷物運搬車は、前記
各パレットの大きさが当該パレットに載置する荷物の大
きさに対応して設けられたものである。
【0008】請求項4に係る発明の荷物運搬車は、前記
パレットには、荷物を安定的に保持する保護枠が設けら
れたものである。
【0009】請求項5に係る発明の荷物運搬車は、前記
保護枠が前記パレットに固定手段により着脱自在に固定
されたものである。
【0010】請求項6に係る発明の荷物運搬車は、前記
固定手段は、前記パレットの側部に設けられ、前記保護
枠の下端が挿入自在な支持体と、保護枠の下端部に設け
られた係止孔に支持体を通じて係脱自在に設けられた係
止ピンと、係止ピンを係止状態で保持するとともに、こ
の保持の解除を許容する抜止め部材とを備えてなるもの
である。
【0011】請求項7に係る発明の荷物運搬車は、前記
荷台は適所が開閉自在な箱型タイプであり、該荷台内部
の上方適所に格納棚が設けられたものである。
【0012】請求項8に係る発明の荷物運搬車は、前記
荷台は、その後面が開閉自在な箱型タイプであり、該荷
台内部の後方には、地上と荷台との間での荷物の積卸し
を補助する敷板を格納可能な格納部が設けられたもので
ある。
【0013】請求項9に係る発明の荷物運搬車は、前記
荷台は、その後面が開閉自在な箱型タイプであり、該荷
台内部の後方両側部に作業可能なスペースが形成された
ものである。
【0014】請求項10に係る発明の荷物運搬車は、前
記車輌の車体枠下方には、荷物の搬送に用いる搬送台車
を格納可能な台車格納装置が設けられたものである。
【0015】請求項11に係る発明の荷物運搬車は、車
輌の荷台に荷物を積み込んで当該荷物を運搬する荷物運
搬車において、前記荷台の床面には、荷物の搬送に用い
る複数の搬送台車を前後方向に循環移動させる循環装置
が該搬送台車と係脱自在に設けられたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0017】図1及び図2は、本発明の荷物運搬車の概
略の全体構成を示している。
【0018】この荷物運搬車1は、車輌の車体枠2上に
搭載された荷箱(荷台)3の床面3aに複数のパレット
4が前後方向に循環可能に設けられてなるもので、以
下、具体的構成について説明する。
【0019】荷箱3は、箱型タイプのもので、その後面
が開閉扉3bにより開閉自在になされている。また、車
体枠2の後端には荷受台22が昇降自在になされた荷受
台昇降装置21が設けられている。荷受台昇降装置21
は、従来周知なもので荷受台22を水平状態にして荷箱
3の後方で地上と荷箱の床面3aとの間で昇降させるこ
とで、地上と荷箱3との間での荷物の積卸しに利用され
る。なお、荷受台22は車輌の走行時等には、開閉扉3
bに沿って垂直状態に格納される。
【0020】各パレット4は、例えば図示例のものでは
二点鎖線で示すような立方体状の箱体に収容された大き
さの異なる2種類の荷物を安定的に載置するように、こ
れら荷物の大きさに対応して大きさの異なる矩形状の2
種類が計8台設けられている。荷物は、例えば振動や衝
撃を極力避けて慎重に運搬する必要がある例えば複写機
等のOA機器一般などである。
【0021】各パレット4は、上述した大きさが異なる
以外は構成が同様であり、以下、一のパレット4の構成
について説明する。
【0022】パレット4は、図3に示すようにその底面
にコロ41が床面3a上を転動自在に設けられるととも
に、当該底面の内側に前記床面3aの前後に巻回された
駆動チェーン5にブラケット43を介して連結された連
結部42が設けられている。
【0023】駆動チェーン5は、図4に示すように、床
面3aの中央部前後に設けられたスプロケット51、5
2に巻回されており、一方のスプロケット52に連結さ
れた図示しない駆動モータの駆動により循環駆動するよ
うに構成されている。従って、この駆動チェーン5が循
環駆動することにより、当該駆動チェーン5に連結され
た各パレット4は、コロ41が床面3aを転動しながら
循環移動することができる。
【0024】また、パレット4の底面には、図3に示す
ように係止部材45、46が内側と外側とに一対設けら
れる一方、床面3aには、上記係止部材45、46と対
応して2条のガイドレール31、32が当該パレット4
の循環軌跡に沿ってトラック状に配設されている。
【0025】係止部材45、46は、その水平片45
a、46aが外側に向かって配置された鉤状に形成され
るとともに、ガイドレール31、32は、その水平片3
1a、32aが内側に向かって配置された断面鉤状に形
成されている。これら両者は、パレット4が床面3aに
配設された状態では、係止部材45、46の水平片45
a、46aがガイドレール31、32の水平片31a、
32aの下方に配置されて係止状態になされており、こ
れら両者の係止作用によりパレット4の循環移動を円滑
にして当該パレット4の不用意な傾斜に伴う荷物の転倒
を防止するようにしている。
【0026】パレット4の外側面には、図3に示すよう
に前後に2個のローラ47がブラケット48を介して外
方に突出して設けられる一方、床面3aには図4に示す
ように上記ローラ47が当接して転動する2本のローラ
ガイド33、33が前記ガイドレール31の直線部のそ
れぞれ外方に且つガイドレール31の直線部と平行に配
設されている。
【0027】従って、パレット4が前後に直線移動する
際には、ローラ47がローラガイド33に沿って転動す
ることになり、これによりパレット4の外方への振れを
規制することができ、上述した係止部材45、46とガ
イドレール31、32との係止作用と相まってパレット
4が円滑に循環移動できるようにしている。これは前記
駆動チェーン5が循環駆動する際に、この駆動チェーン
5が直線部で若干弛む現象が生じこれに伴ってパレット
4が外方に振れるため、これをローラ47及びローラガ
イド33で規制するようにしている。
【0028】さらに、前記パレット4には、図5に示す
ように当該パレット4上に荷物を安定的に載置するため
の保護枠6、7が設けられている。保護枠6、7は、パ
レット4の各側部に対峙する同士が一対として設けられ
ている。
【0029】これら保護枠6、7は、内外一対の保護枠
6が循環方向前後一対の保護枠7よりも大きく構成され
ている。具体的には、保護枠6は荷物の高さに応じた長
さを有する3本のポール61を有し、これら3本のポー
ル61の上端が連結された形状になされているのに対し
て、保護枠7は上記保護枠6よりも短い2本のポール7
1を有しその上端が連結されて全体として略逆U字状に
形成されている。
【0030】そして、このように形成された各保護枠
6、7は、固定手段8によりパレット4に着脱自在にな
されている。
【0031】固定手段8は、図6に示すように、各保護
枠6、7の各ポール61、71の下端部を内部に挿入自
在な筒状の支持体81と、保護枠6、7の各ポール6
1、71の下端部に設けられた係止孔(図示省略)に上
記支持体81を通じて係脱自在に設けられた係止ピン8
2とを備えている。
【0032】上記係止ピン82は、上記支持体81に水
平方向に貫通配置可能な係止部82aと、この係止部8
2aの一端から鉤状に屈折された把持部82bとで構成
されている。一方、支持体81の側部には、上記係止ピ
ン82の係止部82aが貫通配置された際に、この係止
ピン82をこの状態で保持する抜止め部材83が設けら
れている。
【0033】抜止め部材83は、支持体81に係止部8
2aが貫通配置されて把持部82bを垂下状態に配置し
た際に当該把持部82bの水平方向への移動を阻止する
当接部83aを備えており、この当接部83aには把持
部82bを水平状態に配置した際にこの把持部82bの
水平方向への移動を許容する切欠部83bが形成されて
いる。
【0034】従って、支持体81に各保護枠6、7の各
ポール61、71の下端部を挿入し、係止ピン82の把
持部82bを水平状態にして切欠部83bを通じてその
係止部82aを当該ポール61、71の係止孔に挿入さ
せながら、支持体81に貫通配置することで、各保護枠
6、7を支持体81に固定することができる。この際、
係止ピン82の把持部82bは自重により垂下状態にな
るため、抜止め部材83の当接部83aにより水平方向
への移動が阻止された状態になっている。従って、係止
ピン82の係止部82aが支持体81及び各ポール6
1、71の係止孔から抜け落ちることがなく、各保護枠
6、7を支持体81に安定的に保持することができる。
【0035】また、各保護枠6、7を支持体81から取
外す際には、係止ピン82の把持部82bを水平状態に
してこの把持部82bを切欠部83bを通じて水平方向
に移動させ、係止ピン82の係止部82aを支持体81
及び各ポール61、71の係止孔から引き抜くことで容
易に行うことができる。
【0036】なお、全ての保護枠6、7を着脱自在にす
る必要は必ずしもなく、荷物をパレット4に載置する際
に邪魔にならない範囲であれば、いずれかの保護枠6、
7が固定であっても構わない。例えば、保護枠6、6の
うち内側(旋回中心側)の保護枠6については、荷物を
パレット4に載置する際に邪魔にならないので固定であ
っても構わない。
【0037】図7は、固定手段8の他の例を示してい
る。
【0038】この固定手段8は、支持体81の側部に係
止ピン82を保持する保持体84がが設けられてなるも
のである。
【0039】保持体84は、対峙する両片84a、84
bが連結片84cにより連結されたコ字状に形成されて
おり、その一片84aが支持体81に固設されている。
【0040】係止ピン82は、その両端部が前記両辺8
4a、84bに摺動自在に貫通配置されている。この係
止ピン82の中間部にはU字状に湾曲形成された係合部
85が形成されており、係合部85は、その上下への回
動により保持体84内の一片84a側と他片84b側に
設けられた一対の係合片86a、86bにそれぞれ係脱
自在になされている。
【0041】従って、係合部85を一片84a側にスラ
イドさせて[図7(a)参照]係合片86aに係合させ
ることで、係止ピン82の係止部82aが支持体81に
貫通配置され、これにより前述と同様に保護枠6、7を
支持体81に固定することができ、また、係合部85を
他片84b側にスライドさせて[図7(b)参照]係合
片86bに係合させることで、係止ピン82の係止部8
2aが支持体81から引き抜かれ、これにより保護枠
6、7を支持体81から取外すことができる。
【0042】このように固定手段8を構成することで、
係止ピン82は保持体84に常に保持された状態で操作
可能になり、前述したような係止ピン82を完全に取り
外してしまうものに比べて使い勝手が良く作業性が良く
なる。
【0043】このように複数のパレット4が循環自在に
配置された荷箱3内の後部上方左右には、図8に示すよ
うな格納棚10が設けられている。格納棚10は、パレ
ット4に載置されるOA機器などに付属する外部部品や
コードなどの付属品などを格納するもので、枠部材10
1に上方を開放した網状部材102が配設されてなる。
【0044】また、荷箱3内の後方側面部には、図8に
示すように敷板111を格納するための格納部11が設
けられている。敷板111は、地上と荷箱3との間での
OA機器などの積卸しを補助するためのもので、例えば
荷受台昇降装置21の荷受台22と地上との間にかけ渡
し、後述する搬送台車による地上と荷受台22との間で
の搬送を円滑に行うことで、この搬送台車に載置したO
A機器などに余分な振動などを与えないように使用され
る。なお、敷板111の格納部11は、図1及び図2に
示すように荷箱3の開閉扉3bの内側の一部を利用して
設けてもよい。
【0045】さらに、車枠2の後部下方には、図9及び
図10に示すように地上でのOA機器などの搬送に用い
る搬送台車13(図11参照)を格納する台車格納装置
12が設けられている。台車格納装置12は、車枠2後
部の進行方向に向かって例えば右下に設けられた箱状体
であって、この底面121が前部ヒンジ122を中心に
して開放自在に設けられている。上記底面121は閉塞
状態で左右両側に設けられた固縛部材123により固縛
可能に構成されている。
【0046】搬送台車13は、図11に示すように荷箱
3を載置する載置台131と、折畳み自在な把手132
とを備え、載置台131の底面に設けられた車輪133
によりOA機器などを当該載置台131に載置した状態
で、地上等を容易に搬送できるようになされている。
【0047】従って、搬送台車13の把手132を載置
台131上に折り畳んで全体として平坦し、前記台車格
納装置12の底面121を開放してその後方開口から搬
送台車13を底面121上に配置した後に、当該底面1
21を閉塞することによって搬送台車13を台車格納装
置12内に簡単に格納することができ、また、逆に底面
121を開放することで、搬送台車13を台車格納装置
12から簡単に取り出すことができる。
【0048】次に、このように構成された貨物運搬車に
よりOA機器を運搬する場合について説明する。
【0049】まず、梱包した複写機等のOA機器などを
搬送台車13を用い、荷受台昇降装置21や必要に応じ
て敷板111を利用することで、地上から荷箱3の床面
3a後部に搬送する。そして、このOA機器の大きさに
対応したパレット4をその循環駆動により最後方に配置
し、当該パレット4上にOA機器を載置する。
【0050】この後、図12に示すようにこのOA機器
に保護カバー15を上方から被せて全体を被覆した後、
この保護カバー15を水平バンド151で締着するとと
もに、その上面を通じて循環方向前後一対の保護枠7、
7に亘って垂直バンド152を締着する。そして、保護
枠6をパレット4に取付けて固定手段8で固定する。
【0051】この際、最後方に配置したパレット4の両
側方のスペースを作業スペースとして有効に利用するこ
とができる。
【0052】これによりOA機器が当該パレット4上に
安定的に配置されるとともに、パレット4を循環移動さ
せる際においても、パレット4の係止部材45、46と
ガイドレール31、32との係止作用によりOA機器の
転倒を防止して円滑に循環移動させることができるた
め、OA機器を良好な状態で運搬することができる。
【0053】また、OA機器に付属する付属品は、荷箱
3の空間部を有効に利用した格納棚10に格納すること
で、パレット4の循環駆動に支障を来すことがない。
【0054】次に、荷箱3内からOA機器を搬出する際
には、搬出するOA機器をパレット4の循環移動により
荷箱3の最後方に配置することで、上述と逆の手順で簡
単に行え、作業性もよい。
【0055】図13は、請求項11記載の荷物運搬車の
構成を示している。
【0056】この荷物運搬車は、前述した荷物運搬車の
パレットに代えて搬送台車13自体を利用するもので、
荷箱3の床面に水平状態に配置された複数のツメ16が
前後方向に循環可能に設けられ、このツメ16に搬送台
車13が係脱自在に設けられている。
【0057】各ツメ16は、前述した荷物運搬車の駆動
チェーンと同様に循環駆動する駆動チェーン17にブラ
ケット161を介して連結されるとともに、該ブラケッ
ト161にガイドローラ162が設けられており、駆動
チェーン17の循環軌跡に沿って設けられた左右一対の
ガイド171、171間をガイドローラ162が転動す
ることで、各ツメ16が円滑に循環移動するようになさ
れている。このツメ16及び駆動チェーン17により循
環装置が構成されている。、また、このツメ16は、駆
動チェーン17から側方に所定の長さに延設されてお
り、搬送台車13の載置台131底面に設けられた係合
孔(図14参照)135に抜き差し自在になされてい
る。
【0058】ツメ16の形状は、例えば図14に示すよ
うに、ツメ16が上片16aと下片16bとが所定の間
隔を隔ててその中央部で連結片16cによって連結され
た略H字に形成され、これに対して係合孔135には、
上記連結片16cが挿通可能な溝136が形成されてい
る。
【0059】従って、ツメ16の連結片16cを係合孔
135の溝136に挿通させながらツメ16を係合孔1
35に係合させることで、ツメ16は、上片16aと下
片16bにより係合孔135の内側面と外側面とを挟持
する形になる。これにより搬送台車13はツメ16に安
定的に保持されて当該ツメ16の循環駆動により安定的
に循環移動することができる。
【0060】また、載置台131に設けられた各車輪1
33は、あらゆる方向に方向転換可能な自在輪であるた
め、循環移動に十分に追従することができる。
【0061】なお、搬送台車13に載置したOA機器な
どは、搬送台車13から転倒することがないように、複
数本の固縛ベルト137を用いて載置台131上に強固
に固縛されている。
【0062】このように、既存の搬送台車13を用い、
この搬送台車13自体を荷箱3内で循環移動させること
で、OA機器などを搬送台車13からパレットなどへ移
し替える作業が不要になり、搬送台車13を直接用いて
荷箱3と地上との積卸しや地上での搬送を行うことがで
き、作業性を格段に向上させることができる。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、荷
箱の床面にガイドレールに沿って循環可能に設けたパレ
ットに荷物を載置して運搬するとともに、パレットの循
環移動によって所定の位置に荷物を配置してこの荷物の
積卸しを行うことで、荷物の転倒を防止しながら安定的
に載置することができるとともに、作業性の向上も図
れ、振動や衝撃を極力避けて行う必要のある荷物の運搬
に最適な荷物運搬車を提供することができる。また、パ
レットに保護枠を設けることで、さらに荷物をパレット
に安定的に載置することができる。
【0064】また、荷箱内の空間を利用して格納棚や敷
板の格納部を設けることで、荷物の付属品や運搬作業に
必要な敷板を有効に格納することができる。
【0065】さらに、車体枠下方に台車格納装置を設け
ることで、運搬作業に必要な搬送台車を有効に格納でき
るとともに、搬送台車の格納や取り出し作業も簡単に行
うことができる。
【0066】また、荷台の床面に、荷物の搬送に用いる
複数の搬送台車を前後方向に循環移動させる循環装置を
該搬送台車と係脱自在に設けたことで、荷箱内において
は、搬送台車から荷物を移し替える作業が不要になり、
搬送台車を直接用いて荷箱と地上との積卸しや地上での
搬送を行うことができ、作業性を格段に向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の荷物運搬車の概略の全体構成を示す側
面図である。
【図2】本発明の荷物運搬車の概略の全体構成を示す平
面図である。
【図3】パレットを荷箱の床面に配設した状態を示す図
である。
【図4】荷箱の床面に設けられたガイドレール及びロー
ラガイド、並びに駆動チェーンを示す平面図である。
【図5】保護枠を設けたパレットを示す斜視図である。
【図6】固定手段の構成を示す3面図である。
【図7】固定手段の他の例を示す斜視図である。
【図8】格納棚と敷板の格納部とを示す斜視図である。
【図9】台車格納装置の構成を示す側面図である。
【図10】台車格納装置の構成を示す平面図である。
【図11】搬送台車を示す斜視図である。
【図12】パレット上にOA機器を載置した状態を示す
斜視図である。
【図13】請求項11に記載の荷物運搬車の主要部を示
す斜視図である。
【図14】同じく荷物運搬車に設けられるツメと係合孔
との具体的形状の一例を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 荷物運搬車 3 荷箱(荷台) 31、32 ガイドレール 33 ローラガイド 4 パレット 45、46 係止部材 47 ローラ 5 駆動チェーン 6、7 保護枠 8 固定手段 81 支持体 82 係止ピン 83 抜止め部材 84 保持体 10 格納棚 11 格納部 111 敷板 12 台車格納装置 13 搬送台車 16 ツメ 17 駆動チェーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 賢 東京都大田区京浜島一丁目2番6号 リコ ーロジスティクス株式会社内 (72)発明者 野村 開治 東京都大田区京浜島一丁目2番6号 リコ ーロジスティクス株式会社内 (72)発明者 源田 邦次 埼玉県上尾市大字壱丁目一番地 日産ディ ーゼル工業株式会社内 (72)発明者 山城 邦夫 栃木県佐野市栄町2番地 新明和オーテッ ク株式会社内 Fターム(参考) 3D050 AA01 AA05 BB02 BB03 DD03 EE08 EE15 GG00 KK02 KK12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌の荷台に荷物を積み込んで当該荷物
    を運搬する荷物運搬車において、 前記荷台の床面に前記荷物を載置する複数のパレットが
    前後方向に循環可能に設けられ、該パレットの底面に
    は、荷台の床面にその循環軌道に沿って設けられたガイ
    ドレールと係止する係止部材が設けられたことを特徴と
    する荷物運搬車。
  2. 【請求項2】 前記パレットの外側面にはローラが外方
    に突設される一方、前記荷台の床面にはパレットの循環
    移動に伴って上記ローラが転動して当該パレットの外方
    への振れを防止するローラガイドが設けられたことを特
    徴とする請求項1記載の荷物運搬車。
  3. 【請求項3】 前記各パレットの大きさが当該パレット
    に載置する荷物の大きさに対応して設けられたことを特
    徴とする請求項1又は2記載の荷物運搬車。
  4. 【請求項4】 前記パレットには、荷物を安定的に保持
    する保護枠が設けられたことを特徴とする請求項1、2
    又は3記載の荷物運搬車。
  5. 【請求項5】 前記保護枠が前記パレットに固定手段に
    より着脱自在に固定されたことを特徴とする請求項1、
    2、3又は4記載の荷物運搬車。
  6. 【請求項6】 前記固定手段は、前記パレットの側部に
    設けられ、前記保護枠の下端が挿入自在な支持体と、保
    護枠の下端部に設けられた係止孔に支持体を通じて係脱
    自在に設けられた係止ピンと、係止ピンを係止状態で保
    持するとともに、この保持の解除を許容する抜止め部材
    とを備えてなることを特徴とする請求項5記載の荷物運
    搬車。
  7. 【請求項7】 前記荷台は適所が開閉自在な箱型タイプ
    であり、該荷台内部の上方適所に格納棚が設けられたこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の
    荷物運搬車。
  8. 【請求項8】 前記荷台は、その後面が開閉自在な箱型
    タイプであり、該荷台内部の後方には、地上と荷台との
    間での荷物の積卸しを補助する敷板を格納可能な格納部
    が設けられたことを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6又は7記載の荷物運搬車。
  9. 【請求項9】 前記荷台は、その後面が開閉自在な箱型
    タイプであり、該荷台内部の後方両側部に作業可能なス
    ペースが形成されたことを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6、7又は8記載の荷物運搬車。
  10. 【請求項10】 前記車輌の車体枠下方には、荷物の搬
    送に用いる搬送台車を格納可能な台車格納装置が設けら
    れたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、
    7、8又は9記載の荷物運搬車。
  11. 【請求項11】 車輌の荷台に荷物を積み込んで当該荷
    物を運搬する荷物運搬車において、前記荷台の床面に
    は、荷物の搬送に用いる複数の搬送台車を前後方向に循
    環移動させる循環装置が該搬送台車と係脱自在に設けら
    れたことを特徴とする荷物運搬車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022211216A1 (ko) * 2021-04-01 2022-10-06 주식회사 뉴코애드윈드 화물자동차의 적재함용 파렛트 이송장치

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