JP2002044566A - 頭部装着機構及びそれを用いた頭部装着装置 - Google Patents
頭部装着機構及びそれを用いた頭部装着装置Info
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Abstract
力が得られるとともに、圧迫感を軽減した装着感の良い
頭部装着機構及びそれを用いた頭部装着装置を提供する
こと。 【解決手段】 前頭部押圧パッド10と、後頭部押圧パ
ッド9とによって装着者の前頭部及び後頭部を押圧する
ことにより表示部1等の機器を頭部に装着する。側頭部
に位置するフレーム3は、その間隔を狭める方向への移
動に対する抵抗力が与えられており、装着者の側頭部に
実質的な押圧力を与えない。
Description
装置等の機器を人体頭部に着脱可能に装着する頭部装着
機構及び、それを用いた頭部装着装置に関する。
像表示装置(ヘッドマウントディスプレイ)等、頭部に
機器を着脱可能に装着する装置において用いられてい
る。例えばヘッドマウントディスプレイに用いられる頭
部装着機構としては、表示部の中央に設けた押圧部材
と、表示部の両サイドから側頭部に沿って延びたフレー
ムを有し、押圧部材により額の部分、すなわち前頭部
と、フレームによって側頭部又は側頭部から後頭部にか
けての部分を押圧する構成を有するもの、あるいはバン
ドにより頭部全周を締め付ける構成を有するものが知ら
れている。
うな構成を有する頭部装着機構では、何れの場合も装着
者の側頭部を押圧することになる。発明者の経験によれ
ば、前頭部や後頭部に比べ側頭部は押圧に対し耐える力
が弱く、同じ押圧力を与えた場合でも、押圧に対する圧
迫感を感じ易く、また装置を外した後も押圧感が残り易
い。
る構成では、頭のサイズの大きい人ほど押圧力が強くな
るため圧迫感を強く感じることになる。本発明はこのよ
うな従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、頭の
大きさの個人差にかかわらず一定の保持力が得られると
ともに、圧迫感を軽減した装着感の良い頭部装着機構及
びそれを用いた頭部装着装置を提供することを目的とす
る。
は、所定の機器を装着者の頭部もしくは頭部近傍に装着
するための頭部装着機構であって、装着者の前頭部を押
圧する前頭部押圧手段と、機器及び前頭部押圧手段と接
続される支持手段と、装着者の後頭部を押圧する後頭部
押圧手段と、前頭部押圧手段と後頭部押圧手段とを、直
接もしくは支持手段を介して、かつ互いの間隔を狭める
方向及び拡げる方向に移動可能に接続する接続手段とを
有し、頭部装着機構の装着時に、接続手段が装着者の側
頭部に対して与える押圧力が、前頭部押圧手段及び後頭
部押圧手段によって装着者に与えられる押圧力よりも小
さいことを特徴とする頭部装着機構に存する。
頭部装着機構を用いた頭部装着装置に存する。
の好適な実施形態に基づいて説明する。以下の実施形態
においては、本発明の実施形態にかかる頭部装着機構を
頭部装着装置の一例であるヘッドマウントディスプレイ
装置に適用した場合を例に説明するが、他の頭部装着装
置にも同様に適用可能である。
構を適用したヘッドマウントディスプレイ装置の全体構
成を示す斜視図である。図1において、1は表示部、2
は前頭部押圧部である。前頭部押圧部2は、ヘッドマウ
ントディスプレイ装着者の前頭部を押圧するスポンジ状
のパッド10とパッド10を取り付けるためのパッド取
付台11からなる。前頭部押圧部2は、表示部1と後述
するフレーム3とを接続する支持部1aに対し、前後方
向(図中矢印A及びBの方向)に移動可能に取り付けら
れている。3は支持部1aの両サイドから側頭部に沿っ
て後方に延びるフレームで、その後頭部側にはバネ性を
有する部材(以下、押圧バネとする)8がそれぞれ設け
られ、さらに押圧バネ8の先端にはスポンジ状のパッド
9が取り付けられている。
ぞれのバッド9が干渉しないよう、先端で上下方向に位
置がずれるような形状を有する。また、押圧バネ8には
フレーム3に設けられた構3aに沿って摺動可能なつま
み5が一体的に取り付けられている。解除ボタン6は、
つまみ5と着脱可能に係合し、押圧バネ8の矢印B方向
(頭部装着機構による頭部押圧を緩める方向)への移動
を制限する。25は表示部1と表示制御を行うコントロ
ーラ(図示せず)とを結ぶ信号ケーブルである。
1における前頭部押圧部2の取り付け構造を説明する図
であり、図2に示すようにパッド取付台11は、支持部
1aに埋め込まれた、ステー20に取り付けられてい
る。ステー20にはガイド部材12が設けられ、ガイド
部材12にはピン12aが一体に設けられている。
うに長穴11aが設けられている。この長穴にはガイド
部材12に一体的に設けられているピン12aが嵌合し
ており、長穴11aの長さによってパッド取付台11の
移動量、すなわち前頭部押圧部2の移動量が制限されて
いる。またパッド取付台11の、長穴11aの両脇に
は、隙間11bをおいて片持ち張り11cが形成され、
この片持ち張り11cには爪11dが複数個設けられて
いる。片持ち張り11cはバネ性を有し、前頭部押圧部
2(パッド10)を引き出す方向(矢印C、すなわち図
1における矢印B方向であり、頭部装着機構による頭部
押圧を強める方向)には自由に動き、逆の方向(矢印
C’方向)に対しては爪11d部がガイド部材12の面
12bに突き当たり移動が阻止される。
合は、一対の片持ち張り11cを、例えば支持部1aか
ら遠隔的に内側(長穴11a方向)へ撓ませ、爪11d
をガイド部材12の面12bから外した状態でパッド1
0押し込む。
cに設ける爪11dの数だけ前頭部押圧部2の位置を段
階的に可変できるが、この爪11dの代わりに、ガイド
部材のピン12aを段ビス等にし、ステー20と段ビス
によりパッド取付台11を締め付けることにより前頭部
押圧部2の位置を無段階に可変することも可能である。
ム3の取付構造を示す斜視図である。図3に示すよう
に、フレーム3は、支持部1aに埋め込まれたステー2
0に、フリクション4を介して矢印D方向に回転自在に
取付られている。
は、フリクション4を中心とした取付部分(ヒンジ部)
の垂直断面図である。これらの図から明らかなように、
フリクション4は取付部4cを有する内輪4aと、外輪
4bからなり、内輪4aと外輪4bの間で一定の摩擦力
を有するように構成されている。そして内輪4aは支持
部1aに埋め込まれたステー20に、取付部4cを介し
て取り付けられ、外輪4bはフレーム3側に固定されて
いる。したがってフレーム3はフリクション4をヒンジ
として表示部1(支持部1a)に対し一定の摩擦力を持
って回転することになる。
ており、この穴に支持部1aの筐体を構成する外装上カ
バー21のボス部21aが嵌合し、外装下カバー22の
ボス部22aと外装上カバーのボス部21aとがネジ2
3によってネジ止めされている。
1a)とフレーム3とのヒンジ部に作用するフリクショ
ン4の摩擦力は、ステー20と筐体の一部である外装カ
バー21,22のボス部21a,22aの両方で受けら
れることになる。すなわちステー20や表示部1の筐体
の剛性をことさら高めることなくヒンジ部の強度が得ら
れる。また外装カバー21,22を組み付けるためのス
ペースを別途設ける必要もないので装置の小型化にも有
利である。
8を用いて、押圧バネ8とフレーム3との取付構造につ
いて説明する。図6は、押圧バネ8に設けられたつまみ
5と、解除ボタン6との位置関係を示す斜視図、図7は
解除ボタン6によりつまみ5の移動が制限される構成を
説明する水平断面図、図8はフレーム3と押圧バネ8の
接続部分を内側から見た斜視図である。
が設けられ、この穴5aには解除ボタン6が嵌合してい
る。そして解除ボタン6はつまみ5に一体的に設けられ
ている板バネ7により矢印I方向に付勢されている。
8に示すように一対の爪6aが設けられている。この爪
6aは図8に示すようにフレーム3の溝3aの両側内面
に設けられた鋸刃状の突起3bに噛み合うようになって
おり、この鋸刃状の突起3bと爪6aと板バネ7により
ラチェット機構が構成されている。したがって、図1に
おいてつまみ5は、頭部を押圧する方向である矢印A方
向に対しては自由に動き、逆の矢印B方向に対しては爪
6aが鋸刃状突起3bに引っかかり動きが阻止される。
矢印B方向に動かす場合は、解除ボタンを6押し、爪6
aを鋸刃状突起3bより外すことにより行う。
る頭部装着機構を用いた本実施形態のヘッドマウントデ
ィスプレイ装置を頭部に装着する際には、フリクション
4の摩擦力に抗しながら側頭部に軽く突き当たるまでフ
レーム3を内側へ向けて回転させ、頭部をフレーム3の
間に挿入した後、つまみ5を矢印A方向に動かして、パ
ッド10とパッド9で前頭部と後頭部を図9に示すよう
に挟持する。
ィスプレイにおいては、表示部1と表示制御を行うコン
トローラ(図示せず)とを結ぶ信号ケーブル25を、表
示部1とフレーム3のヒンジ部を通り、フレーム3のつ
まみの背後を通って(図7参照)フレーム3の後頭部側
の端部より出力するように引き回している。そのため、
表示部1に集中的に重量がかからないように前後方向で
のバランスを保ち、ヘッドマウントディスプレイ装置を
装着したときの安定感を増し装着感を向上させることが
できる。
部1との距離e、すなわちヘッドマウントディスプレイ
装置の観察距離は、ディスプレイ装置の設計上ある程度
決まっており、パッド10を前頭部に押し付けた状態で
表示装置と瞳の間隔eが設計上の値とほぼ同一になるよ
うに装着しなければならない。さらに、観察者の前頭部
と前頭部押圧部であるパッド10との距離fは個人差に
より変化する。しかし、図2を用いて説明したように、
パッド10の位置を前後方向に可変としたことで常に適
正な観察距離eを得ることができる。
部装着機構は、後頭部押圧手段としてのパッド9を前頭
部押圧手段としてのパッド10に対し相対的に前後へ移
動可能な構成とすることで、特に前後方向における頭部
の大きさ、形状等の個人差によるばらつきを吸収し、常
に一定の保持力が得られるようにすることができる。ま
た、同時に表示部1とフレーム3のヒンジ部に設けたフ
リクション4により、フレーム3を任意の位置で固定で
きる。すなわち個人差による頭の大きさ、特に幅方向の
ばらつきに対しても、側頭部に押圧力をかけることな
く、軽く突き当てるだけの状態で保持できる。したがっ
てパッド9とパッド10を軸とする表示部の回転を防ぐ
ことができる。
態においては、表示部1とフレーム3のヒンジ部にフリ
クション4を使用したが、フリクション4の代わりにラ
チェット機構等を使用しても良い。あるいはヒンジ部に
駆動モータ等を用いてフレームを任意の回転位置に固定
できるようにしても良い。
側に設けた駆動モータ40に取り付けたウォームギア4
1と、フレーム3に一体的に取り付けたウォームホイー
ル42により、軸43を軸として回転させることで、任
意の回転位置にフレームを固定できるようにしても良
い。
回転を抑制可能な程度で側頭部を支持することが可能な
機構であれば良い。
の実施形態にかかる頭部装着機構を適用したヘッドマウ
ントディスプレイ装置の構成を示す斜視図である。
るパッドは左右それぞれ独立した押圧バネ8に取り付け
られていたが、本実施形態では、可撓性を有するバンド
15、15により、閉じた状態で後頭部押圧手段である
パッド16を頭部に押圧するようにしたことを特徴と
し、それ以外の構成は同一である。
ある状態で、頭部をパッド10、16及びフレーム3で
囲まれる空間に挿入し、その状態でフレーム3を表示部
1とフレーム3のヒンジ部に設けたフリクション4に抗
して側頭部に軽く突き当たるまで回転させ、同時につま
み5をフレーム3に設けられた溝3aに沿って動かしバ
ンド15の長さを変えることにより、パッド16をパッ
ド10に対し相対的に移動させる。そしてパッド10と
パッド16で前頭部と後頭部を挟持することにより表示
部1を頭部に固定する。
はケーブルで、左右のフレーム3の後頭部側端部から出
たケーブル25はパッド16を支持するパッド取付部2
6で1本のケーブル27にまとめられている。
り、第1の実施形態と同様、表示部1に集中的に荷重が
かからないように前後方向での重量バランスを保ち、ヘ
ッドマウントディスプレイ装置を装着したときの安定感
を増し装着感を向上させることができる。
ーム3はバンド15を介して接続されているので、パッ
ド10とパッド16による扶持力を第1の実施形態の場
合に比べ大きくすることができる。すなわち表示部1の
重量があり、より大きな保持力を必要とする場合に好都
合であるが、いくつかの点を考慮する必要がある。この
点について図11の上面図である図12を用いてさらに
説明する。
圧パッド16の端部とフレーム3の幅方向における間隔
をg、同様に後頭部押圧パッド16端部とフレーム3の
前後方向の間隔をhとすると、寸法gとhが大き過ぎる
場合、頭が大きい人に対し、バンド15により側頭部を
押圧する場合があり得る。逆に寸法gとhが小さい場
合、頭の小さい人に対し、後頭部押圧パッド16とフレ
ーム3が干渉するなどして装着が上手くいかない場合が
あり得る。したがって、対象とする人の頭部の大きさの
範囲内で、装着時にバンド15が側頭部を押圧したり、
フレーム3とバッド15が干渉しないように、後頭部押
圧パッド16の大きさやフレーム3の長さ及びバンド1
5の曲げに対する堅さ等を考慮する必要がある。
形態では、第1の実施形態と同様に表示部1とフレーム
3のヒンジ部にフリクション4を使用し任意の回転位置
で固定できる構成を採用しているが、本実施形態のよう
に左右をバンドで繋ぐようにした場合は、図13に示す
ようにネジリコイルバネ等によりフレーム3が常に外側
(矢印G方向)に付勢されるようにしても良い。
的に設けられた軸で、フレーム3は軸29を回転軸とし
て所定角度の回転が可能なように取り付けられている。
軸29にはネジリコイルバネ28が一端を表示部の壁1
bに、他端をフレーム3の壁3bに突き当てるようにし
て取り付けられている。そしてネジリコイルバネ28に
よりフレーム3は矢印G方向に付勢されている。ここ
で、説明の都合上片側のみ説明したが、ネジリコイルバ
ネは反対側のフレーム3にも同様に設けられフレーム3
を矢印H方向に付勢している。
ながらパッド10とパッド16によって表示部1を頭部
に固定した時、フレーム3はネジリコイルバネ28によ
り外側に付勢されているので側頭部を押圧することはな
い。
の実施形態に係る頭部装着機構の構成を示す図である。
前述した第1及び第2の実施形態においては、フレーム
3を側頭部に突き当てるべくヒンジ部を支点として回転
させた時、表示部に対し左右のフレームの回転角度が異
なることがある。特にフリクション4による摩擦力の大
きさが左右で異なる場合生じ易い。こうした場合、左右
のフレームを側頭部に突き当てた状態において表示部1
の観察距離が左右の目で異なることになり、そのため表
示部1が正しく正面を向くように位置を修正しなければ
ならないといった煩わしさが生じる。本実施形態は、こ
のような問題を回避することを目的としたものである。
圧するパッド等(図示せず)を接続する結ぶ1対のフレ
ームで、このフレーム30の、前頭部押圧部31内部に
配置された端部には、それぞれ同じ歯数の1対のギア3
0aが一体的に取り付けられている。そしてギア30a
が互いに噛み合うように前頭部押圧部31に設けられた
軸31aに回転自在取り付けられている。またフレーム
30の回転部には軸31aとの間にフリクション34が
設けられ、フレーム30の回転に対し一定の摩擦力が作
用するようになっている。フリクション34は第1の実
施形態で説明したフリクション4と同一構成のものでよ
い。
として回転させると、ギア31a,31aは互いに噛み
合っているので、左右のフレーム30,30は常に同じ
角度回転する。すなわち、表示部1に対しフレーム3
0,30は対称に回転移動する。したがってフレーム3
0を側頭部に突き当てた時、常に表示部1は正面を向い
ていることになる。
押圧する機構としては、前述した第1及び第2の実施形
態で説明したいずれの機構を用いても良い。
本発明の第4の実施形態にかかる頭部装着機構を適用し
たヘッドマウントディスプレイ装置の構成を示す図で、
図15は装置の斜視図、図16は装置を装着した状態を
示す図である。
て、フレーム3及び30は、支持部1aの左右から側頭
部に沿って延びるように設けられていたが、本実施形態
の頭部装着機構では、フレームが頂頭部に沿って設けら
れる点が異なる。
に50aを回転軸として回転自在に取り付けられてい
る。そして表示部1が任意の回転位置で固定できるよ
う、回転軸50aと表示部1との間には一定の摩擦力が
与えられている。
ジ状のバッド54が一体的に取り付けられている。ま
た、フレーム50にはバネ性を有する押圧バネ53がそ
の長手方向に摺動可能に取り付けられている。フレーム
50と押圧バネ53との取付部分は、第1の実施形態で
図6〜図8を用いて説明したように、ラチェット機構に
より矢印K方向に対しては自由に動き、矢印J方向に対
してはロックする構成を有する。そして矢印J方向に動
かす場合は第1の実施形態における解除ボタン6に対応
する解除ボタン52を押し、ラチェット機構を解除しな
がら押圧バネ53をスライドすることにより行う。
つまみであり、第1の実施形態におけるつまみ5に対応
する。すなわち、つまみ51はフレーム50に設けた溝
50aに沿って摺動する。また、押圧バネ53には後頭
部を押圧するスポンジ状のパッド55が一体的に取り付
けられている。
うに、前頭部にパッド54を押し付け、同時にフレーム
50を頂頭部に軽く突き当てるようにしながら表示部1
が上下方向において最適な観察位置に来るよう装置全体
を頂頭部に沿って矢印L方向(前後方向)に動かす。そ
して前頭部押圧パッド54と後頭部押圧パッド55とで
前頭部と後頭部を挟持すべく、つまみ51を前後方向、
すなわち矢印J、K方向(図15)に動かすことで表示
部1を頭部に固定する。また、表示部1を回転軸50a
を軸として回転させ表示部1と瞳の距離を可変させるこ
とで観察距離を適正な位置に合わせる。
たっているため、第1の実施形態で述べたようにパッド
54とパッド55を支点として表示部1が回転するのを
防止できる。本実施形態においても側頭部を押圧するこ
となく、個人差による頭部の大きさのばらつきに対し常
に一定の保持力が得られる。
表示部1の軸50aを回転軸とした回転で行うように説
明したが、図2を用いて第1の実施形態で説明したよう
に、前頭部押圧パッド54を表示部1に対して移動可能
な構成とし、前頭部押圧パッド54と表示部との距離を
調整することによって観察距離を調整するように構成す
ることも可能である。
て、フレームが装着者の側頭部に与える押圧力は、必ず
しも0である必要はなく、前頭部及び後頭部に与えられ
る押圧力より小さく、かつ圧迫感を与えない程度であれ
ば側頭部を押圧しても良いことは言うまでもない。
の頭頂部に沿ってフレームが形成される構成のみを示し
たが、フレームが装着者に与える押圧力の重力方向成分
がそれ以外の成分に対して大きく、また装着時のバラン
スが取れれば、必ずしも頭頂部に沿う必要はない。
押圧パッドが1つの場合のみを示したが、後頭部左右を
別個に押圧するように少なくとも2つの後頭部押圧パッ
ドを設け、1つもしくは複数のフレームでこれら複数の
後頭部押圧パッドと前頭部押圧部を接続するように構成
することも可能である。
第4の実施形態におけるフレームのような、頭頂部近傍
に沿ったフレームを設け、装着者の頭頂部によって頭部
装着機構及び装着機器の重量支持を補助しても良い。
支持部1aを介して前頭部押圧部2とフレームが接続さ
れた構成のみを説明したが、前頭部押圧部2が支持部1
aを兼ねる構成を有する場合など、フレームと前頭部押
圧部2が直接接続される構成であっても良い。
装置に限らず任意の機器の装着に適用できることは言う
までもない。
部に機器を装着するための頭部装着機構において、主に
前頭部と後頭部を押圧することにより固定力を得、前頭
部や後頭部に比べ圧迫感を感じやすい側頭部に対して
は、押圧しないか、頭部装着機構の回転を防止する程度
の力のみが加わるように構成したので、装着時の圧迫感
を減少することが可能になり、装着感を向上することが
できる。また、側頭部に比べて圧迫感の少ない前頭部及
び後頭部を主に押圧するため、装着位置を保特するのに
必要な押圧力も側頭部を押圧する場合に比べ大きくする
ことが可能になり、装着する機器に対する重量の許容範
囲も大きくなる。さらに、頭の大きさの個人差によら
ず、常に一定の保持力を得るようにすることができる。
適用したヘッドマウントディスプレイ装置の全体構成を
示す斜視図である。
説明する図である。
図である。
る。
面図である。
ン6との位置関係を示す斜視図である。
る構成を説明する水平断面図である。
見た斜視図である。
した状態を示す図である。
る。
を適用したヘッドマウントディスプレイ装置の全体構成
を示す斜視図である。
の設計時の注意点を説明する図である。
る。
を適用したヘッドマウントディスプレイ装置の要部構成
を示す図である。
を適用したヘッドマウントディスプレイ装置の構成を示
す斜視図である。
装着した状態を示す図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 所定の機器を装着者の頭部もしくは頭部
近傍に装着するための頭部装着機構であって、 前記装着者の前頭部を押圧する前頭部押圧手段と、 前記機器及び前記前頭部押圧手段と接続される支持手段
と、 前記装着者の後頭部を押圧する後頭部押圧手段と、 前記前頭部押圧手段と前記後頭部押圧手段とを、直接も
しくは前記支持手段を介して、かつ互いの間隔を狭める
方向及び拡げる方向に移動可能に接続する接続手段とを
有し、 前記頭部装着機構の装着時に、前記接続手段が前記装着
者の側頭部に対して与える押圧力が、前記前頭部押圧手
段及び前記後頭部押圧手段によって前記装着者に与えら
れる押圧力よりも小さいことを特徴とする頭部装着機
構。 - 【請求項2】 前記接続手段が前記装着者の側頭部に対
して与える押圧力が、実質的にゼロであることを特徴と
する請求項1記載の頭部装着機構。 - 【請求項3】 前記頭部装着機構の装着時に前記装着者
の頭部に与えられる押圧力が実質的に前記前頭部押圧手
段及び前記後頭部押圧手段のみに起因することを特徴と
する請求項1記載の頭部装着機構。 - 【請求項4】 前記後頭部押圧手段及び前記接続手段が
2つあり、前記接続手段のぞれぞれが、側頭部に沿って
前記後頭部押圧手段の1つと前記前頭部押圧手段とを接
続することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
か1項に記載の頭部装着機構。 - 【請求項5】 前記接続手段が2つあり、前記接続手段
のぞれぞれと前記支持手段もしくは前記前頭部押圧手段
との接続部に設けられた、前記接続手段相互の間隔を狭
める方向への移動に対して逆らう方向の力を発生する抵
抗発生手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求
項4のいずれか1項に記載の頭部装着機構。 - 【請求項6】 前記接続手段が2つあり、前記接続手段
のぞれぞれが、側頭部に沿って共通の前記後頭部押圧手
段と前記前頭部押圧手段とを接続することを特徴とする
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の頭部装着
機構。 - 【請求項7】 前記接続手段が2つあり、かつ前記接続
手段のそれぞれが、互いに等しい量変位しながら互いの
間隔を距離を変化可能に前記支持部もしくは前記前頭部
押圧手段に接続されることを特徴とする請求項1乃至請
求項6のいずれか1項に記載の頭部装着機構。 - 【請求項8】 前記接続手段が2つあり、その間隔を拡
げる方向に付勢されていることを特徴とする請求項6又
は請求項7記載の頭部装着機構。 - 【請求項9】 前記接続手段が、前記前頭部押圧手段及
び前記後頭部押圧手段とを前記装着者の頭部に沿って、
かつ頭頂部近傍を通って結ぶ線を含んで配置されること
を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記
載の頭部装着機構。 - 【請求項10】 前記前頭部押圧手段と、前記支持手段
が、前記機器と前記装着者との距離を変化させる方向に
移動可能に接続されることを特徴とする請求項1乃至請
求項9のいずれか1項に記載の頭部装着機構。 - 【請求項11】 前記接続手段が、前記前頭部押圧手段
と前記後頭部押圧手段との間隔を狭める方向の移動に対
し、拡げる方向への移動を制限する移動制限手段を有す
ることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか
1項に記載の頭部装着機構。 - 【請求項12】 請求項1乃至請求項11のいずれか1
項に記載の頭部装着機構を用いた頭部装着装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000219489A JP3880294B2 (ja) | 2000-07-19 | 2000-07-19 | 頭部装着機構及びそれを用いた頭部装着装置 |
US09/766,634 US6677919B2 (en) | 2000-07-19 | 2001-01-23 | Head mounting mechanism and head-mounted apparatus using it |
Applications Claiming Priority (1)
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