JP2016126217A - 画像表示装置、及び、ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

画像表示装置、及び、ヘッドマウントディスプレイ Download PDF

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【課題】各種調整用の操作部材をユーザに容易に操作させるために、筐体を適切な位置で保持することを補助することが可能な画像表示装置、及び、ヘッドマウントディスプレイを提供する。
【解決手段】画像表示装置11は、画像ユニット、光学系、筐体3、操作部材4、及び、調節機構を備える。第1面31は、第1位置311と第2位置312との間に亙って延びる第1部分31A、第2位置312と第3位置313との間に亙って延びる第2部分31Bを有する。第1位置311は、中心3Cよりも右側に位置する。第2位置312は、第1位置311よりも左側、第1位置311よりも上側、及び、操作部材4の中心軸4Aよりも右側に位置する。第3位置313は、第2位置312よりも左側に位置する。第1面31A上を左右方向に沿って第1位置311から第3位置313まで移動する比較点における法線の方向は、第2位置312を通過するときに不連続に変化する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ユーザの頭部に装着された状態で使用される画像表示装置、及び、ヘッドマウントディスプレイに関する。
従来、各種調整を行うためのダイヤルを備えたヘッドマウントディスプレイ(以下、「HMD」という。)が知られている。特許文献1は、画像出力部を備えたHMDを開示する。画像出力部は、HMDがユーザに装着された状態で、ユーザの片方の眼の前に配置される。画像出力部は、ケース、視度調整ツマミ、及び、電気−光変換器を有する。視度調整ツマミは、ケースのうち、ユーザと対向する対向面と反対側の面に回転可能に設けられる。電気−光変換器は、ケース内部に設けられ、電気信号に応じて画像光を形成させる。電気−光変換器の位置は、視度調整ツマミの回転に応じて変化する。ユーザは、視度調整ツマミを回転させることによって、電気−光変換器によって形成される画像光にピントがあうように、視度を調整する。
特開2004−286833号公報
上記のHMDを装着したユーザが、視度調整ツマミを片手で操作する場合、ケースを指で保持すると考えられる。例えば、ユーザは、画像出力部のケースの下面に親指を接触させ、且つ、上面に中指又は人差し指を接触させる。そしてユーザは、中指又は薬指で視度調整ツマミを回転させることが考えられる。なお、ユーザから視度調整ツマミが見えないため、ユーザは、手探りで視度調整ツマミを操作すると思われる。
視度調整ツマミを回転させる中指又は薬指と、視度調整ツマミとの位置関係は、ユーザがケースを保持する指の位置、より詳細には、ケースに接触した親指及び人差し指又は中指のケースに対する位置に応じて変化する。そのため、ケースに対する親指及び人差し指又は中指の位置によっては、視度調整ツマミに中指又は薬指が届かなかったり、視度調整ツマミを回転させるために中指又は薬指を過度に曲げる必要があったりする場合がある。これらの場合、ユーザによる視度調整ツマミの手探りでの操作が困難となる可能性がある。
本発明の目的は、各種調整用の操作部材をユーザに容易に操作させるために、筐体を適切な位置で保持することを補助することが可能な画像表示装置、及び、ヘッドマウントディスプレイを提供することである。
本発明の第1態様に係る画像表示装置は、画像光を生成する画像ユニットと、前記画像ユニットによって生成された前記画像光を集光する第1光学部分と、前記第1光学部分によって集光された前記画像光を偏向し、第1方向の一方側に射出する第2光学部分とを有する光学系と、前記画像ユニット及び光学系を保持する筐体であって、前記第1方向と直交する第2方向に延び、前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向の一方側を向く第1面と、前記第3方向の他方側を向く第2面と、前記第1面及び前記第2面と接続され、前記第1方向の他方側を向く第3面とを有し、前記第2方向の中心よりも一方側で、前記光学系の前記第2光学部分を保持する筐体と、前記筐体の前記第3面に設けられ、前記第1方向に沿って延びる仮想軸を中心に回転可能な操作部材と、前記画像ユニット及び前記第1光学部分の少なくとも一方と前記操作部材とに係合し、前記操作部材の回動に応じて、前記画像ユニット及び前記第1光学部分を相対的に移動させる調節機構と、を備え、前記筐体の前記第1面は、前記第1面の前記第2方向における前記一方側の端及び他方側の端よりも前記第3方向の前記一方側に突出し、前記第2方向において前記操作部材の前記仮想軸よりも前記第2方向の他方側に位置する第1頂部を有することを特徴とする。
上記の画像表示装置がユーザの眼前に保持され、ユーザが操作部材を片手で操作する場合を例に挙げる。この場合、ユーザは、筐体の第2面に親指を接触させ、且つ、第1面に中指又は人差し指を接触させて、筐体を保持することが考えられる。そしてユーザは、中指又は薬指で操作部材を回転させることが考えられる。操作部材を回転させる中指又は薬指と、操作部材との位置関係は、ユーザが筐体を保持する位置、より詳細には、筐体に接触した親指及び人差し指又は中指の第2方向の位置に応じて変化する。
ここで、第1面は第1頂部を有する。このため、ユーザは、筐体を保持するために中指又は人差し指を第1面に接触させたときに、第1面を見なくても第1頂部を特定できる。更に、第1頂部は、操作部材の仮想軸よりも第2方向の他方側に配置される。従って、第1頂部と仮想軸との離隔の程度を調整することによって、操作部材を回転させるために中指又は薬指を過度に曲げなければならなかったり、中指又は薬指が操作部材に届かなくなったりすることを抑制できる。このように、画像表示装置は、適切な位置でユーザに筐体を保持させることによって、操作部材をユーザに容易に操作させることが可能となる。
第1態様において、前記第1頂部は、前記第1方向に沿って延びる線上に位置してもよい。この場合、第1頂部の第2方向の位置は一点に定まり、第2方向に広がりを持たない。このためユーザは、筐体を保持するために中指又は人差し指を第1面に接触させたときの第2方向の位置を詳細に特定できる。
第1態様において、前記第1頂部と前記第1面の前記第2方向における前記他方側の端との間の傾斜は、前記第1頂部と前記第1面の前記第2方向における前記一方側の端との間の傾斜よりも急峻に構成されてもよい。なお、ユーザが第1頂部に中指又は人差し指を接触させるとき、中指又は人差し指は曲折する。曲折した中指又は人差し指は、第1面のうち第1頂部よりも第2方向の他方側の部分に自然に沿う。このため、ユーザは、親指と中指又は人差し指によって筐体を保持したときに、中指又は人差し指を第1面に違和感なく沿わせることができるので、筐体を安定して保持させることができる。
第1態様において、前記第1頂部と前記仮想軸との前記第2方向の距離が、7mm以上15mm以下であってもよい。この場合、ユーザは、親指と中指又は人差し指で筐体を保持した状態で、操作部材を回転させるために中指又は薬指を過度に曲げなければならなかったり、中指又は薬指が操作部材に届かなくなったりすることを適切に抑制できる。
第1態様において、前記筐体の前記第2面は、前記第2面の前記第2方向における前記一方側の端及び前記他方側の端よりも前記第3方向の前記他方側に突出し、前記第2方向において前記操作部材の前記仮想軸よりも前記第2方向の前記他方側に位置する第2頂部を有してもよい。ユーザは、通常、筐体の第2面に親指を接触させて筐体を保持する。ここで、第2面は第2頂部を有する。このため、ユーザは、筐体を保持するために親指を第2面に接触させたときに、第2面を見なくても第2頂部を特定できる。更に、第2頂部は、操作部材の仮想軸よりも第2方向の他方側に配置される。従って、第2頂部と仮想軸との離隔の程度を調整することによって、操作部材を回転させるために中指又は薬指を過度に曲げなければならなかったり、中指又は薬指が操作部材に届かなくなったりすることを抑制できる。このように、画像表示装置は、適切な位置でユーザに筐体を保持させることによって、操作部材をユーザに容易に操作させることが可能となる。
第1態様において、前記第1頂部と前記第2頂部との前記第2方向の位置が同一であってもよい。この場合、ユーザは、第1面に接触させる中指又は人差し指と、第2面に接触させる親指を過度に曲げることなく自然な状態で筐体を保持できる。
本発明の第2態様に係る画像表示装置は、画像光を生成する画像ユニットと、前記画像ユニットによって生成された前記画像光を集光する第1光学部分と、前記第1光学部分によって集光された前記画像光を偏向し、第1方向の一方側に射出する第2光学部分とを有する光学系と、前記画像ユニット及び光学系を保持する筐体であって、前記第1方向と直交する第2方向に延び、且つ、前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向の一方側の第1面、前記第3方向の他方側の第2面、及び、前記第1方向の他方側の第3面を有し、前記第2方向の中心よりも一方側で、前記光学系の前記第2光学部分を保持する筐体と、前記筐体の前記第3面に設けられ、前記第1方向に沿って延びる仮想軸を中心に回転可能な操作部材と、前記画像ユニット及び前記第1光学部分の少なくとも一方と前記操作部材とに係合し、前記操作部材の回動に応じて、前記画像ユニット及び前記第1光学部分を相対的に移動させる調節機構と、を備え、前記筐体の前記第1面は、第1位置と第2位置との間に亙って延びる第1部分と、前記第2位置と第3位置との間に亙って延びる第2部分とを少なくとも有し、前記第1位置は、前記第2方向の中心よりも他方側に位置し、前記第2位置は、前記第1位置よりも前記第2方向の前記一方側、前記第1位置よりも前記第3方向の前記一方側、及び、前記操作部材の前記仮想軸よりも前記第2方向の他方側に位置し、前記第3位置は、前記第2位置よりも前記第2方向の前記一方側に位置し、前記第1面上を前記第2方向に沿って前記第1位置から前記第2位置を通過して前記第3位置まで移動する仮想的な第1移動点における法線の方向は、前記第1移動点が前記第2位置を通過するときに不連続に変化することを特徴とする。
上記の画像表示装置がユーザの眼前に保持され、ユーザが操作部材を片手で操作する場合を例に挙げる。この場合、ユーザは、筐体の第2面に親指を接触させ、且つ、第1面に中指又は人差し指を接触させて、筐体を保持することが考えられる。そしてユーザは、中指又は薬指で操作部材を回転させることが考えられる。操作部材を回転させる中指又は薬指と、操作部材との位置関係は、ユーザが筐体を保持する位置、より詳細には、筐体に接触した親指及び人差し指又は中指の第2方向の位置に応じて変化する。
ここで、第1面は、第2位置で接続する第1部分及び第2部分を有する。又、第1面上の法線は、第2位置で不連続となる。このため、ユーザは、筐体を保持するために中指又は人差し指を第1面に接触させたときに、第1面を見なくても第2位置を特定できる。更に、第2位置は、操作部材の仮想軸よりも第2方向の他方側に配置される。従って、第2位置と仮想軸との離隔の程度を調整することによって、操作部材を回転させるために中指又は薬指を過度に曲げなければならなかったり、中指又は薬指が操作部材に届かなくなったりすることを抑制できる。このように、画像表示装置は、適切な位置でユーザに筐体を保持させることによって、操作部材をユーザに容易に操作させることが可能となる。
第2態様において、前記第3位置は、更に、前記第2位置よりも前記第3方向の前記他方側に位置してもよい。この場合、ユーザは、筐体を保持するために中指又は人差し指を第1面に接触させたときに、第2位置を特定し易くなる。このため、画像表示装置は、適切な位置でユーザに筐体を容易に保持させることができる。
第2態様において、前記第2位置は、前記第1方向に沿って延びる線上に位置してもよい。この場合、第2位置の第2方向の位置は一点に定まり、第2方向に広がりを持たない。このためユーザは、筐体を保持するために中指又は人差し指を第1面に接触させたときの第2方向の位置を詳細に特定できる。
第2態様において、前記第1部分のうち前記第2位置との間の第2方向における長さが所定長の位置である第1特定位置と前記第2位置とを結んだ第1線分と、前記第2方向とのなす角度である第1角度の鋭角は、前記第2部分のうち前記第2位置との間の第2方向における長さが前記所定長の位置である第2特定位置と前記第2位置とを結んだ第2線分と、前記第2方向とのなす角度である第2角度の鋭角よりも大きくてもよい。この場合、第1部分の傾斜は、第2部分の傾斜よりも急峻になる。なお、ユーザが第2位置に中指又は人差し指を接触させるとき、中指又は人差し指は曲折する。曲折した中指又は人差し指は、第1面の第1部分に自然に沿う。このため、ユーザは、親指と中指又は人差し指によって筐体を保持したときに、中指又は人差し指を第1部分に違和感なく沿わせることができるので、筐体を安定して保持させることができる。
第2態様において、前記第2位置と前記仮想軸との前記第2方向の距離が、7mm以上15mm以下であってもよい。この場合、ユーザは、親指と中指又は人差し指で筐体を保持した状態で、操作部材を回転させるために中指又は薬指を過度に曲げなければならなかったり、中指又は薬指が操作部材に届かなくなったりすることを適切に抑制できる。
第2態様において、前記筐体の前記第2面は、第4位置と第5位置との間に亙って延びる第3部分と、前記第5位置と第6位置との間に亙って延びる第4部分とを少なくとも有し、前記第4位置は、前記第2方向の中心よりも前記他方側に位置し、前記第5位置は、前記第4位置よりも前記第2方向の前記一方側、前記第4位置よりも前記第3方向の前記他方側、及び、前記操作部材の前記仮想軸よりも前記第2方向の前記他方側に位置し、前記第6位置は、前記第5位置よりも前記第2方向の前記一方側に位置し、前記第2面上を前記第2方向に沿って前記第4位置から前記第5位置を通過して前記第6位置まで移動する仮想的な第2移動点における法線の方向は、前記第2移動点が前記第5位置を通過するときに不連続に変化してもよい。ユーザは、通常、筐体の第2面に親指を接触させて筐体を保持する。ここで、第2面は、第5位置で接続される第3部分及び第4部分を有する。又、第2面上の法線は、第5位置で不連続となる。このため、ユーザは、筐体を保持するために親指を第2面に接触させたときに、第2面を見なくても第5位置を特定できる。更に、第5位置は、操作部材の仮想軸よりも第2方向の他方側に配置される。従って、第5位置と仮想軸との離隔の程度を調整することによって、操作部材を回転させるために中指又は薬指を過度に曲げなければならなかったり、中指又は薬指が操作部材に届かなくなったりすることを抑制できる。このように、画像表示装置は、適切な位置でユーザに筐体を保持させることによって、操作部材をユーザに容易に操作させることが可能となる。
第2態様において、前記第2位置と前記第5位置との前記第2方向の位置が同一であってもよい。この場合、ユーザは、第1面に接触させる中指又は人差し指と、第2面に接触させる親指を過度に曲げることなく自然な状態で筐体を保持できる。
第1態様及び第2態様において、前記操作部材の前記第3方向の前記一方側の端部は、前記第1面よりも、前記第3方向の前記他方側に配置されてもよい。ユーザが中指又は人差し指を第1面に接触させて筐体を保持した場合、中指又は薬指は自然に曲折し、第3方向の他方側に伸びる。このため、ユーザは、親指と中指又は人差し指で筐体を保持した状態で、中指又は薬指を操作部材に容易に接触させ、操作部材を操作できる。
本発明の第3態様に係る画像表示装置は、第1方向と直交する第2方向に延び、且つ、前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向の一方側の第1面、前記第3方向の他方側の第2面、及び、前記第1方向の他方側の第3面を有し、前記光学系によって集光された前記画像光を、前記第2方向の中心よりも一方側から、前記第1方向の一方側に向けて射出させる筐体と、前記筐体の前記第3面に設けられ、前記第1方向に沿って延びる仮想軸を中心に回転可能な操作部材と、前記操作部材の回動に応じて前記画像光を調節する調節部と、を備え、前記筐体の前記第1面は、第1位置と第2位置との間に亙って延びる第1部分と、前記第2位置と第3位置との間に亙って延びる第2部分とを少なくとも有し、前記第1位置は、前記第2方向の中心よりも他方側の位置を示し、前記第2位置は、前記第1位置よりも前記第2方向の前記一方側、前記第1位置よりも前記第3方向の前記一方側、及び、前記操作部材の前記仮想軸よりも前記第2方向の前記他方側の位置を示し、前記第3位置は、前記第2位置よりも前記第2方向の前記一方側の位置を示し、前記第1面上を前記第2方向に沿って前記第1位置から前記第2位置を通過して前記第3位置まで移動する仮想的な第1移動点における法線の方向は、前記第1移動点が前記第2位置を通過するときに不連続に変化することを特徴とする。第2態様によれば、請求項1と同様の効果を奏することができる。
本発明の第4態様に係るヘッドマウントディスプレイは、第1態様〜第3態様の何れかに係る画像表示装置と、頭部に装着可能に構成される装着具と、前記装着具と前記画像表示装置とを接続する接続機構と、を備えている。第4態様によれば、第1態様〜第3態様と同様の効果を奏することができる。
HMD1を前方左斜め上側から見た斜視図である。 HMD1を後方左斜め下側から見た斜視図である。 画像表示装置11の右面図である。 画像表示装置11の上面図である。 画像表示装置11の正面図である。 画像表示装置11の正面図である。 画像表示装置11の正面図である。 筐体3を後方右斜め上側から見た斜視図である。 画像表示装置11内の分解斜視図である。 画像表示装置11が使用者の左手56のよって保持された状態を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1に示すように、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display、以下、「HMD」という。)1は、光学透過型のシースルーHMDである。使用者の眼前の景色の光は、ハーフミラー61Aを透過することによって使用者の眼に直接導かれる。HMD1の投影形式は、虚像投影型である。ハーフミラー61Aは、液晶パネル72B(図9参照、後述)に表示された画像の光を、使用者の片側の眼に向けて反射させる。HMD1は、使用者に対して、眼前の景色に画像を重ねて認識させることができる。HMD1は、装着具8、接続具9、及び、画像表示装置11を備える。以下、図の説明の理解を助けるため、画像表示装置11の上側、下側、左側、右側、前側、及び、後側を定義する。画像表示装置11の上側、下側、左側、及び、右側、前側、及び、後側は、例えば、図1の上側、下側、左斜め下側、右斜め上側、右斜め下側、及び、左斜め上側にそれぞれ対応する。画像表示装置11の上側、下側、左側、右側、前側、及び、後側は、それぞれ、装着具8が着用された使用者にとって、上側、下側、右側、左側、前側、及び、後側に対応する。
<装着具8>
図1、図2に示すように、装着具8は、樹脂や金属(例えば、ステンレス)などの、可撓性を有する材質で構成される。装着具8は、第1部分81及び第2部分82、83を有する。なお、以下では、理解を容易とするために、装着具8を第1部分81及び第2部分82、83に区分して説明するが、装着具8は、第1部分81及び第2部分82、83のそれぞれの部材に分かれておらず、全体として一体の部材である。
第1部分81及び第2部分82、83は、それぞれ、湾曲した細長い板状部材である。第1部分81は、装着具8のうち、位置8Aと位置8Bとの間で左右方向に延びる部分である。第1部分81は、前側に凸状に湾曲する。位置8Aは、装着具8の左右方向中心84よりも左側、且つ、前後方向中心85よりも前側に配置される。位置8Bは、装着具8の左右方向中心84よりも右側、且つ、前後方向中心85よりも前側に配置される。第2部分82は、装着具8のうち、位置8Aから後側に延びる部分である。第2部分83は、装着具8のうち、位置8Bから後側に延びる部分である。第2部分82、83は、それぞれ、後端部が互いに近づく方向に延びる。装着具8は、使用者の前頭部、右側頭部、及び、左側頭部のそれぞれに、第1部分81、第2部分82、83を接触させた状態で、使用者の頭部に着用される。この状態で、第1部分81は使用者の額に沿って左右方向に延びる。以下、装着具8のうち第1部分81及び第2部分82、83で囲まれた側を、「装着具8の内側」といい、装着具8の内側と反対側を、「装着具8の外側」という。
<接続具9>
接続具9は略棒状である。接続具9は、樹脂や金属などで構成される。接続具9は、正面から見た状態で上下方向に延びる。より詳細には、図2に示すように、接続具9は上下方向に対して下端部が前方に傾斜する向きに延びる。接続具9の上端部は、ボールジョイント21及び接続部材26を介して装着具8に接続される。接続具9の下端部は、ボールジョイント22及び接続部材27を介して画像表示装置11に接続される。画像表示装置11は、接続具9によって装着具8に取り付けられる。即ち、接続具9、ボールジョイント21、ボールジョイント22、接続部材26及び接続部材27は、装着具8と画像表示装置11とを接続する接続機構として機能する。接続具9は、装着具8から離隔した位置に画像表示装置11を保持する。接続具9は、装着具8が使用者の頭部に着用された状態で、画像表示装置11のハーフミラー61Aを、使用者の左眼の前方に配置させることができる。
<ボールジョイント21、22、接続部材26、27>
図1に示すように、接続部材26は、連結部26A及び円柱部26Bを有する。連結部26Aは、装着具8の位置8Bの内側、外側、及び、上側のそれぞれに接触する。連結部26Aは、装着具8に対して接続部材26を着脱可能に連結する。円柱部26Bは円柱状の部材である。円柱部26Bは、連結部26Aのうち装着具8の外側に接触する部分から、装着具8の外側に突出する。ボールジョイント21は、ソケット21A及びボールスタッド21Bを有する。ソケット21Aは、円柱部26Bの先端に接続される。ボールスタッド21Bは、非図示の球体部と、その球体部から突出する棒状部とを有する。ボールスタッド21Bの球体部は、ソケット21Aによって回転可能に保持される。ボールスタッド21Bの棒状部は、球体部から装着具8の外側に向けて延びる。ボールスタッド21Bの棒状部の先端は、接続具9の上端部に接続される。
図1、図2に示すように、接続部材27は、前後方向に延びる略角柱状の部材である。接続部材27の前面は、後述する画像表示装置11の第4面34(図8参照)に接続する。接続部材27の上面、下面、及び、後面は湾曲する。ボールジョイント22は、ソケット22A及び非図示のボールスタッドを有する。ソケット22Aは、接続部材27の後端の右面に接続される。非図示のボールスタッドは、非図示の球体部と、その球体部から突出する非図示の棒状部とを有する。非図示のボールスタッドの球体部は、ソケット22Aによって回転可能に保持される。非図示のボールスタッドの棒状部は、球体部から右方向に延びる。ボールスタッドの先端は、接続具9の下端部に接続される。
<画像表示装置11>
画像表示装置11について説明する。画像表示装置11は、筐体3、操作部材4、調節機構5(図9参照)、光学系6(図9参照)、画像ユニット7(図9参照)を有する。
<筐体3>
筐体3は、角が湾曲した略直方体状の形状を有する。筐体3は中空箱状である。図3に示すように、筐体3の上側、下側、前側、後側、及び、右側を、それぞれ、第1面31、第2面32、第3面33、第4面34、第5面35という。なお、筐体3の左側は開放する。第1面31及び第3面33は、互いに接続される部分の近傍で湾曲する。第1面31及び第3面33は、段差なく連続的に繋がっている。第2面32及び第3面33は、互いに接続される部分の近傍で湾曲する。第2面32及び第3面33は、段差なく連続的に繋がっている。以下では、第1面31と第3面33との境界線331、及び、第2面32と第3面33との境界線332を、次のように定義する。筐体3の上下方向中心3Aよりも上側且つ前後方向中心3Bよりも前側の部分の任意の点における法線のうち、水平面に対する角度θ1が45度となる法線に対応する点を結んだ線を、境界線331とする。筐体3の上下方向中心3Aよりも下側且つ前後方向中心3Bよりも前側の部分の任意の点における法線のうち、水平面に対する角度θ2が45度となる法線に対応する点を結んだ線を、境界線332とする。
<第1面31>
図4に示すように、第1面31は、左右方向に長い板状である。第1面31の右端及び左端は、何れも、左斜め後ろから右斜め前に向けて延びる。第1面31の右端及び左端は、前後方向に対して傾斜する。以下、第1面31の右端の位置を、「第1位置311」という。第1面31の左端の位置を、「第3位置313」という。第1面31は、第1部分31A及び第2部分31Bを有する。第1部分31Aは、第1位置311から左側に向けて延びる。第2部分31Bは、第3位置313から右側に向けて延びる。図5に示すように、第1部分31A及び第2部分31Bは、それぞれ、上側に湾曲する。第1部分31Aの左端と第2部分31Bの右端とは、第2位置312で接続する。図4に示すように、第2位置312は、前後方向に沿って延びる仮想線312A上に配置される。このため、図5に示すように、第1面31は、第1面31の右端及び左端よりも上側に突出する頂部としての第2位置312を有する。より具体的に、前側から見た場合の第1面31は、第2位置312を頂点とした峰状となる。第1位置311及び第2位置312は、筐体3の左右方向中心3Cよりも右側に配置される。第3位置313は、筐体3の左右方向中心3Cよりも左側に配置される。
第1部分31A及び第2部分31Bについて詳細に説明する。図6に示すように、第2位置312上の任意の比較点Pを定義する。第1部分31Aのうち比較点Pに対して右方向に沿って所定間隔で等間隔に配置された比較点Q1〜Q5を定義する。第2部分31Bのうち比較点Pに対して左方向に沿って所定間隔で等間隔に配置された比較点R1〜R8を定義する。この場合、比較点Pは、比較点Q1〜Q5、及び、比較点R1〜R8よりも上側に配置される。言い換えれば、第1面31は、第2位置312において左右方向の何れの位置よりも上側に突出する。
又、第1位置311から第2位置312を通過して第3位置313まで、比較点Q5、Q4、Q3、Q2、Q1、P、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8の順で選択し、それぞれの比較点における法線の方向を比較する。この場合、選択される比較点の位置が、第1部分31Aから第2部分31Bに変化するとき、言い換えれば、選択される比較点の位置が第2位置312を通過するとき、法線の方向は、上方向に対して右側に傾斜した方向から、上方向に対して左側に傾斜した方向に変化する。なお、ここで上方向とは、例えば、ハーフミラー61Aの左端に沿って、第2面32側から第1面31側に向けて延びる方向である。即ち、選択される比較点がQ5からQ1まで順番に変化するときに、法線の方向は、上方向に対して右側に傾斜した状態で連続的に変化する。そして、比較点Q1、P、R1の順で変化するときに、法線の方向は、上方向に対して右側に傾斜した状態から、上方向に対して左側に傾斜した状態に不連続に変化する。そして、法線の方向は、選択される比較点がR1からR8まで順番に変化するときに、上方向に対して左側に傾斜した状態で連続的に変化する。言い換えれば、比較点Q1、P、R1の順で変化するときに、法線の方向は、ハーフミラー61Aの左端に沿って第2面32側から第1面31側に向けて延びる方向に対して右側に傾斜した状態から、ハーフミラー61Aの左端に沿って第2面32側から第1面31側に向けて延びる方向に対して左側に傾斜した状態に不連続に変化する。
又、図7に示すように、比較点Pからの距離が等しい比較点Q1,R1について、比較点Pとの間を結ぶ線分と、比較点Pを通って左右方向に延びる線分3Uとのなす角度の鋭角を、それぞれ、第1角度θ11、及び、第2角度θ21と定義する。比較点Pからの距離が等しい比較点Q2,R2について、比較点Pとの間を結ぶ線分と線分3Uとのなす角度の鋭角を、それぞれ、第1角度θ12、及び、第2角度θ22と定義する。比較点Pからの距離が等しい比較点Q3,R3について、比較点Pとの間を結ぶ線分と線分3Uとのなす角度の鋭角を、それぞれ、第1角度θ13、及び、第2角度θ23を定義する。この場合、第1角度θ11は第2角度θ21より大きい。第1角度θ12は第2角度θ22より大きい。第1角度θ13は第2角度θ23より大きい。なお、図示されていないが、比較点Pからの距離が等しい比較点Qn,Rn(n=1〜5)について、比較点Pとの間を結ぶ線分と線分3Uとのなす角度の鋭角を、それぞれ、第1角度θ1n、及び、第2角度θ2nと定義した場合、第1角度θ1nは第2角度θ2nより大きい。従って、左右方向に対する第1部分31Aの傾きは、左右方向に対する第2部分31Bの傾きよりも急峻になる。なお、第1部分31A及び第2部分31Bの傾きは、比較点Pから左右方向に等距離離間した所定位置における、比較点Pとその所定位置との上下方向の距離とも理解できる。
<第2面32>
図3、図5に示すように、第2面32の形状は、第1面31と上下対象である。図5に示すように、第2面32は、第4位置321、第5位置322、第6位置323、第3部分32A、及び、第4部分32Bを有する。第4位置321、第5位置322、第6位置323、第3部分32A、及び、第4部分32Bは、それぞれ、第1面31の第1位置311、第2位置312、第3位置313、第1部分31A、及び、第2部分31Bに対応する。第5位置322は、第2面32の右端及び左端よりも下側に突出する頂部を形成する。図5に示すように、第2位置312と第5位置322との左右方向の位置は一致する。
第3部分32Aは、第4位置321から左側に向けて延びる。第4部分32Bは、第6位置323から右側に向けて延びる。第3部分32A及び第4部分32Bは、それぞれ、下側に湾曲する。第3部分32Aの左端と第4部分32Bの右端とは、第5位置322で接続する。第5位置322は、前後方向に沿って延びる仮想線上に配置される。第4位置321及び第5位置322は、筐体3の左右方向中心3Cよりも右側に配置される。第6位置323は、筐体3の左右方向中心3Cよりも左側に配置される。
第3部分32A及び第4部分32Bについて詳細に説明する。図6に示すように、第5位置322上の任意の比較点Sを定義する。第3部分32Aのうち比較点Sに対して右方向に沿って所定間隔で等間隔に配置された比較点T1〜T5を定義する。第4部分32Bのうち比較点Sに対して左方向に沿って所定間隔で等間隔に配置された比較点U1〜U8を定義する。この場合、比較点Sは、比較点T1〜T5、及び、比較点U1〜U8よりも下側に配置される。言い換えれば、第2面32は、第5位置322において左右方向の何れの位置よりも下側に突出する。
又、第4位置321から第5位置322を通過して第6位置323まで、比較点T5、T4、T3、T2、T1、S、U1、U2、U3、U4、U5、U6、U7、U8の順で選択し、それぞれの比較点における法線の方向を比較する。この場合、選択される比較点の位置が、第3部分32Aから第4部分32Bに変化するとき、言い換えれば、選択される比較点の位置が第5位置322を通過するとき、法線の方向は、下方向に対して右側に傾斜した方向から、下方向に対して左側に傾斜した方向に変化する。即ち、選択される比較点がT5からT1まで順番に変化するときに、法線の方向は、下方向に対して右側に傾斜した状態で連続的に変化する。そして、比較点T1、S、U1の順で変化するときに、法線の方向は、下方向に対して右側に傾斜した状態から、下方向に対して左側に傾斜した状態に不連続に変化する。そして、法線の方向は、選択される比較点がU1からU8まで順番に変化するときに、下方向に対して左側に傾斜した状態で連続的に変化する。
又、比較点Sからの距離が等しい比較点Tn,Unについて、比較点Sとの間を結ぶ線分と、比較点Sを通って左右方向に延びる線分とのなす角度の鋭角を、それぞれ、第3角度θ3n、及び、第4角度θ4nと定義した場合、第3角度θ3nは第4角度θ4nより大きい。従って、左右方向に対する第3部分32Aの傾きは、左右方向に対する第4部分32Bの傾きよりも急峻になる。
<第3面33>
図5に示すように、第3面33は、左右方向に長い板状である。図3に示すように、第3面33は前側に湾曲する。図5に示すように、第3面33の左端は、上下方向両端部から上下方向中心3Aに向けて右側に凹み、略円弧を形成する。第3面33の左端の円弧で囲まれた部分の後側に、ハーフミラー61Aが配置される。第3面33には、前後方向に貫通する穴33A(図8、図9参照)が形成され、その周囲に溝33B(図9参照)が形成される。穴33Aの中心は、上下方向中心3Aに一致し、且つ、左右方向中心3Cよりも左側に位置する。後述する操作部材4は、前側から溝33Bに嵌る。後述する調節機構5(図9参照)は、穴33Aに後側から進入し、操作部材4の後面に接続する。第3面33は、操作部材4を回転可能に支持する。
<第4面34、第5面35>
図8に示すように、第4面34は、左右方向に長い板状である。第4面34の左右方向の長さは、第1面31、第2面32、及び、第3面33のそれぞれの左右方向の長さよりも短い。図3に示すように、第4面34は、第1面31及び第2面32のそれぞれの後端の間を上下方向に延びる。図4に示すように、第4面34の左端と、第3面33の左端のうち最も右側に凹んだ部分との左右方向の位置は略同一である。図8に示すように、第4面34の左端部に2つの穴34Aが形成される。第4面34の右端部に、3つの穴34Bが形成される。第5面35は、第4面34の右端から前方に延びる。第5面35の前端に、右側に延びる板状部36が設けられる。板状部36には、上下方向に並んだ2つの穴36Aが形成されている。板状部36の右端に、左側に凹んだ凹部36Bが形成される。
筐体3は、第1筐体30A及び第2筐体30Bを組み合わせることによって形成される。第1筐体30Aは、第1面31、第2面32、及び、第3面33を有する。第2筐体30Bは、第4面34及び第5面35を有する。第4面34の2つの穴34Aのそれぞれは、第1筐体30Aに第2筐体30Bを取り付けるためのネジを通す。第4面34の3つの穴34Bのそれぞれは、画像表示装置11に接続部材27(図2参照)を取り付けるためのネジを通す。板状部36の2つの穴36Aのそれぞれは、第1筐体30Aに第2筐体30Bを取り付けるためのネジを通す。板状部36の凹部36Bには、図3、図4に示すように、通信線37が挿通される。通信線37は、第5面35の右側を通過して前後方向に延びる。HMD1は、外部機器(図示略)と通信線37を介して接続される。外部機器は、HMD1に画像データを出力する。
<画像ユニット7>
画像ユニット7は、通信線37(図3、図4参照)を介して外部機器から受信した画像データに応じた画像の画像光を生成し、射出する。図9に示すように、画像ユニット7は、第1保持部材71、液晶表示装置72、及び、第2保持部材73を有する。
第1保持部材71は、第1部材71A、及び、第2部材71Bを有する。第1部材71Aは、左右方向に延び且つ左右両側が開放した中空の略円柱状の部材である。第2部材71Bは、左右方向に延び、且つ、上側の側面を有さない、左右両側が開放した中空の略四角柱状の部材である。第1保持部材71は、筐体3に対する固定的な位置に保持される。
液晶表示装置72は、ガラス基板72A及び液晶パネル72Bを有する。ガラス基板72A及び液晶パネル72Bは、第1保持部材71の第2部材71Bの内側に配置される。液晶パネル72Bは矩形状の周知の液晶パネルである。液晶パネル72Bは、左面に画像を表示させることによって、画像光を生成する。ガラス基板72Aは、液晶パネル72Bの左側に設けられ、液晶パネル72Bの表示面を保護する。例えば、液晶パネル72Bが反射型液晶の場合、光源(非図示)からの光が液晶パネル72Bに入射する。液晶パネル72Bは、入射した光を反射することで、画像光を生成する。液晶パネル72Bによって生成された画像光は、ガラス基板72Aを左側に透過する。
第2保持部材73は、基板保持部分73A及び制御基板73Bを有する。基板保持部分73Aは、液晶表示装置72の液晶パネル72Bの右側に配置される。制御基板73Bは、基板保持部分73Aの右側に配置される。制御基板73Bは、フレキシブルプリント基板(図示略)を介して液晶パネル72Bに接続される。制御基板73Bに通信線37(図3、図4参照)が接続される。制御基板73Bは、外部機器から送信された画像データを、通信線37を介して受信する。制御基板73Bは、フレキシブルプリント基板を介して液晶パネル72Bに制御信号を出力することによって、画像データに応じた画像を液晶パネル72Bに表示させる。
なお、本発明において、液晶パネル72Bの代わりに、Digital Mirror Device(DMD)、有機EL等の二次元表示装置が用いられてもよい。更に、2次元的に走査された光を使用者の網膜上に投影する網膜走査型の投影装置(Retinal Scanning Display)が用いられてもよい。
<光学系6>
光学系6は、偏向ユニット61及びレンズユニット62を有する。レンズユニット62は、画像ユニット7から射出された画像光を、偏向ユニット61のハーフミラー61Aに導く。レンズユニット62は、第1部材62A、及び、第2部材62Bを有する。第1部材62Aは、左右方向に延び、且つ、上下に平坦面を有する、左右両側が開放した中空の略円柱状の部材である。第1部材62Aの内側に複数のレンズが固定される。第1部材62Aの前面に、前方に向けて突出する第1凸部621が設けられる。第1凸部621は円柱状である。第1凸部621は、後述する調節機構5のカム溝に嵌る。第1部材62Aの後面に、後方に向けて突出する第2凸部(図示略)が設けられる。第2凸部は、左右方向に長い棒状である。第2凸部は、第4面34の前側に設けられた溝34Cに嵌る。レンズユニット62は、第2凸部が溝34Cに沿って移動することに応じて左右方向に移動可能である。
第2部材62Bは、左右方向に延び、且つ、上下に平坦部を有する、左右両側が開放した中空の略円柱状の部材である。第2部材62Bは第1部材62Aの右側に設けられる。第2部材62Bの半径は第1部材71Aの半径よりも僅かに小さい。第2部材62Bの少なくとも一部は、画像ユニット7の第1部材71Aの内側に嵌る。画像ユニット7によって生成された画像光は、第2部材62Bの内部に右側から入射し、第1部材62A及び第2部材62B内部を通過し、第1部材62Aの左端から左側に向けて射出する。複数のレンズは、右側から入射する画像光を集光し、左側に出射させる。
偏向ユニット61は、レンズユニット62の左側に配置される。偏向ユニット61は、ハーフミラー61A及びホルダ61Bを有する。図1に示すように、ハーフミラー61Aは矩形板状である。ハーフミラー61Aは、例えば、透明な樹脂やガラスの基板上に、アルミや銀などの金属を所定の反射率(例えば50%)となるように蒸着することで構成される。ハーフミラー61Aは、レンズユニット62を通過して右側から入射する画像光を、後側に偏向させることができる。ハーフミラー61Aによって偏向された画像光は、第4面34の左端よりも左側を通過する。画像光は、筐体3の左端から後側に射出される。使用者の眼は、筐体3から後方に射出された画像光に基づいて、虚像を視認できる。又、ハーフミラー61Aは、前側から入射した外界の光を後側に透過させることができる。ホルダ61Bはハーフミラー61Aを保持する。ホルダ61Bは、筐体3の第1面31の左端部の下面、及び、第2面32の左端部の上面によって、上下方向から挟まれる。図5に示すように、偏向ユニット61は、筐体3の左右方向中心3Cよりも左側に配置される。
なお、本発明において、ハーフミラー61Aの代わりに、画像光を後側に全反射させることが可能な反射部材が用いられてもよい。又、ハーフミラー61Aの代わりに、プリズムや回折格子のような光路偏向部材が用いられてもよい。
<操作部材4>
図9に示すように、操作部材4は円形板状である。操作部材4の一方の面は前方向を向き、他方の面は後方向を向く。操作部材4の中心軸4Aは前後方向に延びる。操作部材4は、中心軸4Aを中心として回転可能である。操作部材4の側面4Bには、前後方向に延びる複数の凹凸が設けられている。凹凸は、使用者が指を側面4Bに接触させて力を加えた場合に、操作部材4に対して指が滑ることを防止する。操作部材4は、筐体3の第3面33に設けられた溝33Bに嵌る。図5に示すように、操作部材4の中心軸4Aは、筐体3の左右方向中心3Cよりも左側に配置される。このため、中心軸4Aは、筐体3の第1面31の第2位置312、及び、第2面32の第5位置322よりも左側に配置されることになる。図6に示すように、筐体3の第1面31の第2位置312及び第2面32の第5位置322と、中心軸4Aとの左右方向の長さDは、10mmである。操作部材4の上端は、第1面31と第3面33との境界線331よりも下側に配置される。操作部材4の下端は、第2面32と第3面33との境界線332よりも上側に配置される。なお、操作部材4の上端と境界線331との間の上下方向の長さ、及び、操作部材4の下端と境界線332との間の上下方向の長さは、6mmに設定される。
<調節機構5>
図9に示すように、調節機構5は円形板状である。調節機構5の一方の面は前方向を向き、他方の面は後方向を向く。調節機構5は、円形の中心付近から前側に突出する突出部5Aを有する。突出部5Aは、第3面33の穴33Aに後側から進入し、第3面33から前側に突出する。突出部5Aの前端部は、操作部材4の後面の嵌合溝(図示略)に嵌合する。これによって、操作部材4及び調節機構5は、第3面33を前後両側から挟む。調節機構5は、操作部材4と一体となって回転可能である。なお、操作部材4及び調節機構5は一体に形成されてもよい。
調節機構5の後面にカム溝(図示外)が設けられる。カム溝は、調節機構5の後面の一部が前側に凹むことによって形成される。カム溝は、調節機構5の円形中心を中心として渦巻き状に延びる。カム溝には、レンズユニット62の第1凸部621が後方から嵌る。操作部材4の回転に応じて調節機構5が回転した場合、カム溝は、レンズユニット62の第1凸部621に対して力を作用させる。操作部材4が、前側から見た状態で時計回りに回転した場合、レンズユニット62は右側に移動する。操作部材4が、前側からみた状態で反時計回りに回転した場合、レンズユニット62は左側に移動する。
<動作概要(ピント調節)>
HMD1の動作概要について説明する。初めに使用者は、HMD1の装着具8(図1参照)を頭部に着用する。図10に示すように、使用者は、画像表示装置11の筐体3の第2面32に、左手56の親指57を接触させ、第1面31に、左手の人差し指58を接触させる。より詳細には、使用者は、第2面32の第5位置322に親指57の第一関節より先の末節部分(例えば腹部分)を接触させる。使用者は、第1面31の第2位置312に人差し指58の第一関節より先の末節部分(例えば腹部分)を接触させる。使用者は、ハーフミラー61A(図1参照)が左眼の前方に配置されるように、画像表示装置11の位置を調節する。
外部機器(図示略)から、画像データの出力が開始される。画像データは、通信線37を介して制御基板73Bに入力される。その画像データに基づき、液晶パネル72Bに画像が表示される。表示された画像の画像光は、ガラス基板72A及び第1部材71Aを左側に通過し、画像ユニット7から左側に射出する。画像ユニット7から射出した画像光は、レンズユニット62の複数のレンズを左側に通過し、レンズユニット62から左側に射出する。ハーフミラー61Aは、レンズユニット62から射出された画像光を後側に反射させる。画像光は使用者の左眼に入射する。又、ハーフミラー61Aは、前側から入射した外界の光を後側に透過させる。これによって使用者は、HMD1の画像表示装置11に対して前側の景色に虚像を重ねて認識する。
使用者は、左手56の中指59を操作部材4に接触させて操作部材4を回転させる。操作部材4の回転に応じ、レンズユニット62は左右方向に移動する。レンズユニット62の第1部材62Aに保持された複数のレンズと、画像ユニット7との間の距離は、操作部材4の回転に応じて変化する。なお、複数のレンズと画像ユニット7との距離が変化したとき、ユーザによって視認される虚像となる画像光の広がり角も変化する。従って使用者は、操作部材4を回転させることによってピント調節を行うことができる。
<本実施形態の主な作用及び効果>
装着具8がユーザに着用されて画像表示装置11がユーザの眼前に保持された状態で、ユーザが操作部材4を操作してピント調節を行う場合を例に挙げる。この場合、ユーザは、図10に示すように、筐体3の第2面32に左手56の親指57を接触させ、且つ、第1面31に左手56の人差し指58を接触させて、筐体3を上下方向から保持することが考えられる。そしてユーザは、左手56の中指59で操作部材4を回転させることが考えられる。操作部材4を回転させる中指59と、操作部材4との位置関係は、ユーザが筐体3を保持する位置、より詳細には、筐体3に接触した親指57及び人差し指58の位置に応じて変化する。
ここで、第1面31は、第2位置312で接続される第1部分31A及び第2部分31Bを有する。又、第1面31上の法線は、第2位置312で不連続となる(図6参照)。このため、ユーザは、筐体3を保持するために人差し指58を第1面31に接触させたときに、第1面31を見なくても第2位置312を特定できる。更に、第2位置312は、操作部材4の中心軸4Aよりも右側に配置され、第2位置312と中心軸4Aとの間の長さDは10mmに設定されている(図6参照)この場合、操作部材4を回転させるために中指59を過度に曲げなければならなかったり、中指59が操作部材4に届かなくなったりすることを抑制できる。このように、画像表示装置11は、適切な位置でユーザに筐体3を保持させることによって、操作部材4をユーザに容易に操作させることが可能となる。
なお、長さDを10mmとした理由は、次の通りである。人差し指58と中指59との長さの差の平均は、約7mmである。人差し指58の先端を第2位置312に配置させた状態で中指59によって操作部材4を操作するとき、中指59の先端は、人差し指58の先端よりも左側に位置しやすい。このため長さDは、中指59が過度に曲折することを抑制するために、7mm以上であることが好ましい。又、中指59の第一関節より先の末節部分の長さの平均は、約25mmである。また、使用者は、中指59の先端から第1関節側に10mm移動した部位(例えば腹部分)を操作部材4に接触させて操作部材4を回転させることが好ましい。このため、中指59の第1関節から、操作部材4との接触位置として好ましい位置までの長さは、25−10=15mmということになる。中指59の第1関節の位置が、第1面31の第2位置312より右側に配置されることを想定した場合、中指59の適切な位置を操作部材4に接触させるために、長さDは、25−10=15mm以下であることが好ましい。本実施形態において、長さDは、7mm以上15mm以下の値のうち、中央値に近い10mmに設定されている。長さDをこの範囲とすることによって、ユーザは、操作部材4を回転させるために中指59を過度に曲げなければならなかったり、中指又は薬指が操作部材に届かなくなったりすることを適切に抑制できる。
第1面31において、第2位置312は、第1位置311及び第3位置313よりも上側に配置される。即ち、第1面31は、第2位置312で最も上側に突出する。このため、ユーザは、筐体3を保持するために人差し指58を第1面31に接触させたときに、最も上側に突出した位置を第2位置312として特定し易くなる。このため、画像表示装置11は、適切な位置でユーザに筐体3を容易に保持させることができる。
第1面31の第2位置312は、前後方向に延びる線上に配置される。つまり、第1面31は、第2位置312で峰状となる。この場合、第2位置312の左右方向の位置は一点に定まり、左右方向に広がりを持たない。このためユーザは、筐体3を保持するために人差し指58を第1面31に接触させたときに、人差し指58の左右方向の位置を詳細に特定できる。
ユーザが親指57と人差し指58とで筐体3を上下方向から挟んで筐体3を保持するとき、人差し指58の第1関節よりも先端側の末節部分(例えば腹部分)を、第2位置312に接触させる。又、筐体3の第1面31において、第1角度θ1n(図7参照)は第2角度θ2n(図7参照)よりも大きくなるので、第1部分31Aの左右方向に対する傾斜は、第2部分31Bの左右方向に対する傾斜よりも急峻になる。この場合、人差し指58の先端側の末節部分(例えば腹部分)から第1関節までの部分は、第1面31の第1部分31Aに自然に沿う。このためユーザは、人差し指58によって筐体3を保持したときに、第1部分31Aに人差し指58を違和感なく沿わせることができるので、筐体3を安定して保持させることができる。
ユーザが人差し指58を第1面31に接触させて筐体3を保持した状態で、中指59は自然に曲折し、第1面31の下側及び第3面33の前側に伸びる。これに対し、操作部材4の上端は、第1面31よりも下側に配置される。このため、ユーザは、親指と人差し指58で筐体3を保持した状態で、中指59を操作部材4に容易に接触させ、操作部材4を操作できる。
筐体3の第2面32は、第1面と上下対称の形状を有する。第4位置321、第5位置322、第6位置323、第3部分32A、及び、第4部分32Bは、それぞれ、第1面31の第1位置311、第2位置312、第3位置313、第1部分31A、及び、第2部分31Bに対応する。このため、ユーザは、筐体3を保持するために親指57を第2面32に接触させたときに、第2面32を見なくても第5位置322を特定できる。なお、第5位置322と中心軸4Aとの間の長さDは、10mmに設定されている。このため、操作部材4を回転させるために中指59を過度に曲げなければならなかったり、中指59が操作部材に届かなくなったりすることを抑制できる。このように、画像表示装置11は、上下両側の適切な位置でユーザに筐体3を保持させることによって、操作部材4をユーザに容易に操作させることが可能となる。
ユーザが親指57と人差し指58とで上下方向から筐体3を挟んで保持する場合、親指57と人差し指58のそれぞれの先端の左右方向の位置は略一致する。これに対して、第1面31の第2位置312と、第2面32の第5位置322との左右方向の位置は一致する。従って、ユーザは、第1面31に接触させる人差し指58と、第2面32に接触させる親指57の何れかを過度に曲げることなく、自然な状態で筐体3を保持できる。又、画像表示装置11を左右反転させ、ユーザの右眼の前に配置させて使用される場合がある。この場合、ユーザは、筐体3を保持するために人差し指58を第2面32に接触させたときに、第2面32を見なくても第5位置322を特定できる。このため、画像表示装置11は、左右反転させて使用された場合でも、使用者に操作部材4を適切に操作させることができる。
<変形例>
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。上記実施形態において、画像表示装置11は、装着具8及び接続具9によって、使用者の眼前に保持された。画像表示装置11は、別の機構によって使用者の眼前に保持されてもよい。例えば、画像表示装置11は、使用者の眼鏡、帽子、ヘッドバンド等に装着されることによって、使用者の眼前に保持されてもよい。上記実施形態において、筐体3は、親指57と人差し指58とで上下方向から挟まれることによって保持された。操作部材4は、中指59によって操作された。これに対し、筐体3は、親指57と、人差し指58及び中指59とで上下方向から挟まれることによって保持されてもよい。この場合、操作部材4は、薬指によって操作されてもよい。上記実施形態において、偏向ユニット61は、筐体3の第1面31及び第2面32で挟まれた部分に保持される場合に限定されない。例えば、偏向ユニット61は、筐体3に対して左側に保持されてもよい。
上記実施形態では、調節機構5のカム溝にレンズユニット62の第1凸部621が嵌っていた。操作部材4の回転に応じて調節機構5が回転することによって、レンズユニット62が左右方向に移動した。これに対し、画像ユニット7が左右方向に移動可能に設けられていてもよい。調節機構5のカム溝に、画像ユニット7から前方に突出する凸部が嵌ってもよい。操作部材4の回転に応じて調節機構5が回転することによって、画像ユニット7が左右方向に移動してもよい。又、操作部材4の回転に応じ、レンズユニット62及び画像ユニット7の両方が左右方向に移動することで、互いの相対距離を変更してもよい。
上記実施形態において、操作部材4は、レンズユニット62を左右方向に移動させることによって画像ユニット7との相対的な位置を変化させ、ピントを調節した。これに対して、操作部材4は、ピントを調節する用途以外で使用されてもよい。例えば、操作部材4は、画像表示装置11の各種設定を行う操作部材として機能してもよい。なお、各種設定の具体例として、画像ユニット7の液晶表示装置72によって生成される画像光の光学特性(輝度、コントラスト)及び、画像の表示サイズの設定等が挙げられる。
上記実施形態において、第1面31の第3位置313は、第2位置312よりも下側に配置された。これに対し、第1面31の第3位置313は、第2位置312と上下方向において同一位置に配置されてもよいし、第2位置312よりも上側に配置されてもよい。第2面32の第6位置323は、第5位置322よりも上側に配置された。これに対し、第2面32の第6位置323は、第5位置322と上下方向において同一位置に配置されてもよいし、第5位置322よりも下側に配置されてもよい。
上記実施形態において、第1面31の第2位置312、及び、第2面32の第5位置322は、前後方向に沿って延びる線上に位置していた。第2位置312、及び、第5位置322は、特定の点に向けて周囲から突出する突出部の頂点を示してもよい。又、第2位置312、及び、第5位置322は、上下方向と交差する方向に延びる特定の大きさの平面上の位置であってもよい。
上記実施形態において、第1面31の第1部分31Aの左右方向に対する傾斜は、第1面の第2部分31Bの左右方向に対する傾斜よりも急峻であった。これに対し、第1面31の第1部分31Aの左右方向に対する傾斜と、第1面の第2部分31Bの左右方向に対する傾斜とは同一であってもよい。又、第1面31の第1部分31Aの左右方向に対する傾斜は、第1面の第2部分31Bの左右方向に対する傾斜よりも緩やかであってもよい。
上記実施形態において、第2位置312及び第5位置322と中心軸4Aとの間の左右方向の長さDを10mmとした。長さDは10mmに限定されず、7mm以上15mm以下の何れかの値であればよい。但し、10mmとすることがより好ましい。
上記実施形態において、操作部材4の上端は、第1面31と第3面33との境界線331よりも下側に配置された。これに対し、操作部材4の上端は、境界線331と上下方向において同一位置に配置されてもよい。又、操作部材4の上端は、境界線331よりも上側に配置されてもよい。上記実施形態において、操作部材4の下端は、第2面32と第3面33との境界線332よりも上側に配置された。これに対し、操作部材4の下端は、境界線332と上下方向において同一位置に配置されてもよい。又、操作部材4の下端は、境界線332よりも下側に配置されてもよい。
上記実施形態において、第1面31の第2位置312と、第2面32の第5位置322とで、左右方向の位置が異なっていてもよい。例えば第5位置322の左右方向の位置は、筐体3の左右方向中心3Cと同一であってもよい。又、例えば、第5位置322の左右方向の位置は、操作部材4の中心軸4Aと同一であってもよい。第2面32は、上下方向と交差する方向に延びる平面であってもよい。第2面32に、第3部分32A、第4部分32B、第4位置321、第5位置322、及び、第6位置323は設けられていなくてもよい。
<その他>
なお、前後方向は本発明の「第1方向」の一例である。後側は本発明の「第1方向の一方側」の一例である。前側は本発明の「第1方向の他方側」の一例である。左右方向は本発明の「第2方向」の一例である。左側は本発明の「第2方向の一方側」の一例である。右側は本発明の「第2方向の他方側」の一例である。上下方向は本発明の「第3方向」の一例である、上側は本発明の「第3方向の一方側」の一例である。下側は本発明の「第3方向の他方側」の一例である。光学系6のレンズユニット62は本発明の「第1光学部分」の一例である。光学系6の偏向ユニット61は本発明の「第2光学部分」の一例である。第2位置312は本発明の「第1頂部」の一例である。第5位置322は本発明の「第2頂部」の一例である。中心軸4Aは本発明の「仮想軸」の一例である。比較点P、Q1〜Q5、R1〜R8は本発明の「第1移動点」の一例である。比較点S、T1〜T5、U1〜U8は本発明の「第2移動点」の一例である。
1 :HMD
3 :筐体
4 :操作部材
4A :中心軸
5 :調節機構
6 :光学系
7 5 :画像ユニット
11 :画像表示装置
31 :第1面
31A :第1部分
31B :第2部分
32 :第2面
32A :第3部分
32B :第4部分
33 :第3面
311 :第1位置
312 :第2位置
313 :第3位置
321 :第4位置
322 :第5位置
323 :第6位置

Claims (16)

  1. 画像光を生成する画像ユニットと、
    前記画像ユニットによって生成された前記画像光を集光する第1光学部分と、前記第1光学部分によって集光された前記画像光を偏向し、第1方向の一方側に射出する第2光学部分とを有する光学系と、
    前記画像ユニット及び光学系を保持する筐体であって、
    前記第1方向と直交する第2方向に延び、前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向の一方側を向く第1面と、
    前記第3方向の他方側を向く第2面と、
    前記第1面及び前記第2面と接続され、前記第1方向の他方側を向く第3面とを有し、
    前記第2方向の中心よりも一方側で、前記光学系の前記第2光学部分を保持する筐体と、
    前記筐体の前記第3面に設けられ、前記第1方向に沿って延びる仮想軸を中心に回転可能な操作部材と、
    前記画像ユニット及び前記第1光学部分の少なくとも一方と前記操作部材とに係合し、前記操作部材の回動に応じて、前記画像ユニット及び前記第1光学部分を相対的に移動させる調節機構と、
    を備え、
    前記筐体の前記第1面は、前記第1面の前記第2方向における前記一方側の端及び他方側の端よりも前記第3方向の前記一方側に突出し、前記第2方向において前記操作部材の前記仮想軸よりも前記第2方向の他方側に位置する第1頂部を有する、
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記第1頂部は、前記第1方向に沿って延びる線上に位置することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記第1頂部と前記第1面の前記第2方向における前記他方側の端との間の傾斜は、前記第1頂部と前記第1面の前記第2方向における前記一方側の端との間の傾斜よりも急峻に構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  4. 前記第1頂部と前記仮想軸との前記第2方向の距離が、7mm以上15mm以下であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の画像表示装置。
  5. 前記筐体の前記第2面は、前記第2面の前記第2方向における前記一方側の端及び前記他方側の端よりも前記第3方向の前記他方側に突出し、前記第2方向において前記操作部材の前記仮想軸よりも前記第2方向の前記他方側に位置する第2頂部を有する、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の画像表示装置。
  6. 前記第1頂部と前記第2頂部との前記第2方向の位置が同一であることを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 画像光を生成する画像ユニットと、
    前記画像ユニットによって生成された前記画像光を集光する第1光学部分と、前記第1光学部分によって集光された前記画像光を偏向し、第1方向の一方側に射出する第2光学部分とを有する光学系と、
    前記画像ユニット及び光学系を保持する筐体であって、
    前記第1方向と直交する第2方向に延び、且つ、前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向の一方側の第1面、
    前記第3方向の他方側の第2面、及び、
    前記第1方向の他方側の第3面を有し、
    前記第2方向の中心よりも一方側で、前記光学系の前記第2光学部分を保持する筐体と、
    前記筐体の前記第3面に設けられ、前記第1方向に沿って延びる仮想軸を中心に回転可能な操作部材と、
    前記画像ユニット及び前記第1光学部分の少なくとも一方と前記操作部材とに係合し、前記操作部材の回動に応じて、前記画像ユニット及び前記第1光学部分を相対的に移動させる調節機構と、
    を備え、
    前記筐体の前記第1面は、第1位置と第2位置との間に亙って延びる第1部分と、前記第2位置と第3位置との間に亙って延びる第2部分とを少なくとも有し、
    前記第1位置は、前記第2方向の中心よりも他方側に位置し、
    前記第2位置は、前記第1位置よりも前記第2方向の前記一方側、前記第1位置よりも前記第3方向の前記一方側、及び、前記操作部材の前記仮想軸よりも前記第2方向の他方側に位置し、
    前記第3位置は、前記第2位置よりも前記第2方向の前記一方側に位置し、
    前記第1面上を前記第2方向に沿って前記第1位置から前記第2位置を通過して前記第3位置まで移動する仮想的な第1移動点における法線の方向は、前記第1移動点が前記第2位置を通過するときに不連続に変化することを特徴とする画像表示装置。
  8. 前記第3位置は、更に、前記第2位置よりも前記第3方向の前記他方側に位置することを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。
  9. 前記第2位置は、前記第1方向に沿って延びる線上に位置することを特徴とする請求項8に記載の画像表示装置。
  10. 前記第1部分のうち前記第2位置との間の前記第2方向における長さが所定長の位置である第1特定位置と前記第2位置とを結んだ第1線分と、前記第2方向とのなす角度の鋭角である第1角度は、前記第2部分のうち前記第2位置との間の前記第2方向における長さが前記所定長の位置である第2特定位置と前記第2位置とを結んだ第2線分と、前記第2方向とのなす角度の鋭角である第2角度よりも大きい
    ことを特徴とする請求項7から9の何れかに記載の画像表示装置。
  11. 前記第2位置と前記仮想軸との前記第2方向の距離が、7mm以上15mm以下であることを特徴とする請求項7から10の何れかに記載の画像表示装置。
  12. 前記筐体の前記第2面は、第4位置と第5位置との間に亙って延びる第3部分と、前記第5位置と第6位置との間に亙って延びる第4部分とを少なくとも有し、
    前記第4位置は、前記第2方向の中心よりも前記他方側に位置し、
    前記第5位置は、前記第4位置よりも前記第2方向の前記一方側、前記第4位置よりも前記第3方向の前記他方側、及び、前記操作部材の前記仮想軸よりも前記第2方向の前記他方側に位置し、
    前記第6位置は、前記第5位置よりも前記第2方向の前記一方側に位置し、
    前記第2面上を前記第2方向に沿って前記第4位置から前記第5位置を通過して前記第6位置まで移動する仮想的な第2移動点における法線の方向は、前記第2移動点が前記第5位置を通過するときに不連続に変化することを特徴とする請求項7から11の何れかに記載の画像表示装置。
  13. 前記第2位置と前記第5位置との前記第2方向の位置が同一であることを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置。
  14. 前記操作部材の前記第3方向の前記一方側の端部は、前記第1面よりも、前記第3方向の前記他方側に配置されたことを特徴とする請求項1から13の何れかに記載の画像表示装置。
  15. 第1方向と直交する第2方向に延び、且つ、前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向の一方側の第1面、前記第3方向の他方側の第2面、及び、前記第1方向の他方側の第3面を有し、光学系によって集光された画像光を、前記第2方向の中心よりも一方側から、前記第1方向の一方側に向けて射出させる筐体と、
    前記筐体の前記第3面に設けられ、前記第1方向に沿って延びる仮想軸を中心に回転可能な操作部材と、
    前記操作部材の回動に応じて前記画像光を調節する調節部と、
    を備え、
    前記筐体の前記第1面は、第1位置と第2位置との間に亙って延びる第1部分と、前記第2位置と第3位置との間に亙って延びる第2部分とを少なくとも有し、
    前記第1位置は、前記第2方向の中心よりも他方側の位置を示し、
    前記第2位置は、前記第1位置よりも前記第2方向の前記一方側、前記第1位置よりも前記第3方向の前記一方側、及び、前記操作部材の前記仮想軸よりも前記第2方向の前記他方側の位置を示し、
    前記第3位置は、前記第2位置よりも前記第2方向の前記一方側の位置を示し、
    前記第1面上を前記第2方向に沿って前記第1位置から前記第2位置を通過して前記第3位置まで移動する仮想的な第1移動点における法線の方向は、前記第1移動点が前記第2位置を通過するときに不連続に変化することを特徴とする画像表示装置。
  16. 請求項1から15の何れかに記載の前記画像表示装置と、
    頭部に装着可能に構成される装着具と、
    前記装着具と前記画像表示装置とを接続する接続機構と、
    を備えたことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
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