JPH11202797A - ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

ヘッドマウントディスプレイ

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JPH11202797A
JPH11202797A JP1497298A JP1497298A JPH11202797A JP H11202797 A JPH11202797 A JP H11202797A JP 1497298 A JP1497298 A JP 1497298A JP 1497298 A JP1497298 A JP 1497298A JP H11202797 A JPH11202797 A JP H11202797A
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Tatsuo Chiaki
千明  達生
Hironobu Takano
裕宣 高野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で簡便に装着できかつ高い携行性を有す
る装置とする。 【解決手段】 装着者Sは外部から力を加えられていな
い破線Aの状態から破線Bの位置まで、側面フレーム6
L、6Rを変形して頭部に装着する。これによって、側
面フレーム6L、6R及び後面装着パッド7L、7Rは
実線で示すように完全に頭部にフィットし、装着者Sは
無理のない自然な状態で表示部本体1の映像を見ること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視覚装置を頭部に
装着して映像を見るヘッドマウントディスプレイに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、頭部に装着して表示部に映るビデ
オ映像やパーソナルコンピュータからの映像を見るヘッ
ドマウントディスプレイと呼ばれる視覚装置が、特開平
7−84210号、特開平7−181422号公報、特
開平7−333547号公報に開示されている。このヘ
ッドマウントディスプレイは周囲に影響を与えることな
く自由な場所で、没入感を得ながらビデオ映像等を鑑賞
することを実現する装置なので、軽量でかつ装着感が軽
快で簡便に着脱でき、携行性に優れていることが要求さ
れる。
【0003】(1) 特開平7−84210号公報のヘッド
マウントディスプレイは、装着部の後方を切除した形状
の装着装置とし、金属や合成樹脂等の弾性体から成る押
圧支持部材により頭部を加圧することによって、後頭部
に干渉のない軽快な装着感を与え、頭部前方から装着す
ることによって簡単な着脱を可能としている。
【0004】(2) 特開平7−181422号公報のヘッ
ドマウントディスプレイは、観察者の頭部を装着装置が
囲繞するようになっており、この装着装置が頭部の側面
方向に付勢されることにより頭部に固定するようになっ
ている。
【0005】(3) 特開平7−333547号公報の映像
表示装置は、装着フレームに表示部を取り付けると共に
装着フレームに可動フレームを設け、この可動フレーム
が付勢することによって頭部に固定するようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】(イ) しかしながら、上
述の従来例(1) のヘッドマウントディスプレイにおいて
は、簡単な装着や後頭部の違和感の除去は実現される
が、押圧支持部材に押圧力の調整機構が付いているため
に、装置の重量が重くなって軽快な装着感の実現が阻害
され、また頭部の四方を包囲する一部切除された形状の
フレームを有するために装置が大型となり、使用に際し
て自由な場所での映像の鑑賞を実現するための携行性も
阻害されるという問題点がある。
【0007】また、金属や合成樹脂等の弾性体から成る
押圧支持部材で加圧して頭部に固定するために、合成樹
脂等を使用した場合には、長時間の使用によって押圧支
持部材がクリープし、逐次にばね力の調整が必要とな
り、最終的に必要なばね力を得ることができなくなる可
能性がある。また、押圧支持部材に金属を使用した場合
に関しても、材質や断面形状に対する配慮がないため
に、装着時に押圧支持部材を広げると、その内部応力が
弾性限界を超えてばねのへたりを招き、同様に逐次にば
ね力の調整が必要となり、最終的に必要なばね力を得る
ことできなくなる可能性がある。
【0008】(ロ) 上述の従来例(2) のヘッドマウントデ
ィスプレイにおいては、鉢巻状の装着装置によって表示
部を観察者の頭部に固定するために、正しく装着するに
は手間が掛かり、また表示部の重量が比較的重く、強い
力で表示部を頭部に固定しなければならないので、観察
者に圧迫感を与えることになり、また髪型に装着時のく
せが付いてしまう等の問題点がある。
【0009】(ハ) 上述の従来例(3) の映像表示装置は、
顔の前方から装着できるために装着性に優れ、頭部の全
周を締付けることがないので局所的な圧迫感は生じない
が、可動フレームが頭部を付勢するようになっており、
その付勢力の反作用を装着フレームが受けるために、装
着フレームの剛性を高める必要が生じ、結果として重量
が重くなって装着感を損うという問題点がある。
【0010】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
軽量で簡便に装着でき高い携行性を有するヘッドマウン
トディスプレイを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るヘッドマウントディスプレイは、表示素
子及び該表示素子を拡大表示する光学手段を有する表示
部と、装着者の額にほぼ沿った位置に設けた第1のフレ
ームと、該第1のフレームに対して上下方向に所定の角
度で回転可能に取り付けた第1の装着パッド手段と、前
記表示部を前記第1のフレームに支持する支持手段とを
有するヘッドマウントディスプレイにおいて、前記第1
のフレームは金属棒又は金属パイプ又は金属板を曲げ加
工して形成すると共に、前記第1のフレームの両端部に
それぞれ第1、第2のヒンジを設け、これらの第1、第
2のヒンジの他端は、それぞれ第2、第3の装着パッド
手段を有しかつ内側に湾曲した形状を有すると共に湾曲
した方向に弾性を有する第1、第2の側面フレームをそ
れぞれ頭部方向に回転可能に支持し、これらの第1、第
2の側面フレームを伸ばすことにより発生するばね力に
よって前記第1、第2、第3の装着パッド手段を付勢し
て頭部に装着する力を生ずる形状としたことを特徴とす
る。
【0012】また、本発明に係るヘッドマウントディス
プレイは、表示素子及び該表示素子を拡大表示する光学
手段を有する表示部と、装着者の額にほぼ沿った位置に
設けた第1のフレームと、該第1のフレームに対して上
下方向に所定の角度で回転可能に取り付けた第1の装着
パッド手段と、前記表示部を前記第1のフレームに支持
する支持手段とを有するヘッドマウントディスプレイに
おいて、前記第1のフレームは金属棒又は金属パイプ又
は金属板を曲げ加工した芯材に樹脂製被覆を被せて形成
すると共に、前記第1のフレームの両端部にそれぞれ第
1、第2のヒンジを設け、これらの第1、第2のヒンジ
の他端は、それぞれ第2、第3の装着パッド手段を有し
かつ内側に湾曲した形状を有すると共に湾曲した方向に
弾性を有する第1、第2の側面フレームをそれぞれ頭部
方向に回転可能に支持し、前記第1、第2の側面フレー
ムを伸ばすことにより発生するばね力によって前記第
1、第2、第3の装着パッド手段を付勢して頭部に装着
する力を生ずる形状としたことを特徴とする。
【0013】本発明に係るヘッドマウントディスプレイ
は、表示素子及び該表示素子を拡大表示する光学手段を
有する表示部と、装着者の額にほぼ沿った位置に設けた
第1のフレームと、該第1のフレームに対して上下方向
に所定の角度で回転可能に取り付けた第1の装着パッド
手段と、前記表示部を前記第1のフレームに支持する支
持手段とを有するヘッドマウントディスプレイにおい
て、前記第1のフレームは金属棒又は金属パイプ又は金
属板を曲げ加工して形成すると共に前記第1のフレーム
の両端部にそれぞれ第1、第2のヒンジを設け、これら
の第1、第2のヒンジの他端は、それぞれ内側に湾曲し
た形状を有すると共に湾曲した方向に弾性を有する第
1、第2の側面フレームをそれぞれ頭部方向に回転可能
に支持し、これらの第1、第2の側面フレームのそれぞ
れ第1、第2のヒンジと結合する端部とは別の端部にそ
れぞれ第3、第4のヒンジを設け、これらの第3、第4
のヒンジにはそれぞれ第2、第3の装着パッド手段を有
する第1、第2の加圧部材をそれぞれ頭部方向に回転可
能に支持し、前記第1、第2の側面フレームを伸ばすこ
とにより発生するばね力によって前記第1、第2、第3
の装着パッド手段を付勢して頭部に装着する力を生ずる
形状としたことを特徴とする。
【0014】本発明に係るヘッドマウントディスプレイ
は、表示素子及び該表示素子を拡大表示する光学手段を
有する表示部と、装着者の額にほぼ沿った位置に設けた
第1のフレームと、該第1のフレームに対して上下方向
に所定の角度で回転可能に取り付けた第1の装着パッド
手段と、前記表示部を前記第1のフレームに支持する支
持手段とを有するヘッドマウントディスプレイにおい
て、前記第1のフレームは金属棒又は金属パイプ又は又
は金属板を曲げ加工して形成すると共に前記第1のフレ
ームの両端部にそれぞれ第1、第2のヒンジを設け、こ
れらの第1、第2のヒンジの他端は、それぞれ内側に湾
曲した形状を有すると共に湾曲した方向に弾性を有する
第1、第2の側面フレームをそれぞれ頭部方向に回転可
能に支持し、前記第1、第2の側面フレームのそれぞれ
第1、第2のヒンジと結合する端部とは別の端部にそれ
ぞれ第1、第2の弾性部材を設け、これらの第1、第2
の弾性部材はそれぞれ第2、第3の装着パッド手段を有
する第1、第2の加圧部材を頭部方向に折畳み可能に支
持し、前記第1、第2の側面フレームを伸ばすことによ
り発生するばね力によって前記第1、第2、第3の装着
パッド手段を付勢して頭部に装着する力を生ずる形状と
したことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は第1の実施例の斜視図を示し、
表示部本体1はバックライト、液晶パネル、表示回路、
光学手段を内蔵し、例えば合成樹脂やチタンから成る支
持部材2を介して前面フレーム3にねじ止めやろう付け
等で取り付けられている。前面フレーム3は例えばチタ
ンの棒材を曲げ加工して作られており、模式的に描いた
図2、図3に示すように、装着者Sの頭部の前面にほぼ
沿った形状を成し、略中央に支持部材2がねじ止め等で
固定されている。また、前面フレーム3の両端には、ヒ
ンジ4L、4Rがろう付けやかしめ等により固定されて
いる。
【0016】支持部材2は2個所に回動軸2a、2bを
有し、回動軸2aにより表示部本体1は所定の摩擦力を
介して装着者Sに対して前後方向に回転可能に軸支され
ている。回動軸2bにより例えば2個の前面装着パッド
5が所定の角度範囲で装着者Sの上下方向に回動可能に
軸支されている。支持部材2と前面装着パッド5の間に
は図示しないばねが係止されており、前面装着パッド5
は支持部材2の回動軸2b回りに装着者Sに対して下向
きに付勢されている。
【0017】ヒンジ4L、4Rの他端には、例えばステ
ンレス合金、チタン、チタン合金、超弾性合金等で作ら
れた側面フレーム6L、6Rが連接されており、頭部へ
の装着前には図2の破線Aで示すような湾曲した形状を
している。側面フレーム6L、6Rはヒンジ4L、4R
によって前面フレーム3に対して所定の角度範囲で回動
可能に軸支されており、側面フレーム6L、6Rの他端
には後面パッド7L、7Rが取り付けられている。
【0018】ヒンジ4L、4Rはそれぞれ前面フレーム
3の延長上に側面フレーム6L、6Rが位置する位置
で、前面フレーム3の両端面と側面フレーム6L、6R
のそれぞれの端面が当接する位置に取り付けられてお
り、側面フレーム6L、6Rは、前面フレーム3に対し
てその延長上よりも外側には開かず内側に折り畳めるよ
うになっている。
【0019】側面フレーム6L、6Rは前面フレーム3
よりも柔らかく高い弾性が得られるような形状とされて
いる。即ち、図4に示すようにヒンジ4L、4Rが固定
されている位置から後方にゆくに従って高さhが小さく
なるような形状をしており、また図5に示すようにヒン
ジ4L、4Rが固定されている位置から後方にゆくに従
って厚さtが小さくなるような形状をしている。
【0020】また、表示部本体1には図示しないビデオ
テープデッキやパーソナルコンピュータ等からのケーブ
ル8が接続されており、ケーブル8はフック9によって
側面フレーム6Lに固定されている。
【0021】図2における破線Aで示す位置は、側面フ
レーム6L、6Rの外部から力を加えられていない状態
の形状を示し、先ず装着者Sはこの状態から側面フレー
ム6L、6Rを被るために、図2の破線Bで示す位置ま
で側面フレーム6L、6Rを変形する。このとき、前面
フレーム3は側面フレーム6L、6Rに比べて剛性が高
いために殆ど変形することはない。また、側面フレーム
6L、6Rには内部応力が発生してばね力となるが、ヒ
ンジ4L、4Rの近傍の断面形状がより後方の部分より
も断面積が大きいために、この内部応力は分散され、弾
性限界を超えてばね性が損なわれるようなことはない。
【0022】装着者Sがヘッドマウントディスプレイを
装着すると、側面フレーム6L、6R及び後面装着パッ
ド7L、7Rは図2の実線で示す位置となり、ヘッドマ
ウントディスプレイは図3に示すように装着者Sの頭部
にフィットする。このとき、個人個人の頭の大きさの違
いにより、頭の小さな人が装着すると加圧が緩くなり固
定が不十分になったり、頭の大きな人が被ると加圧が強
すぎて頭が痛くなったりするが、側面フレーム6L、6
Rにステンレス合金、チタン、チタン合金、超弾性合金
等のヤング率が小さく、弾性限界の高い材料を使用する
ことによりこれらの問題は防止され、頭の大きさに拘ら
ず適正な装着感を得ることができる。更に、持ち運ぶ際
にはヒンジ4L、4Rにおいて側面フレーム6L、6R
を内側に折り畳むことによって、装置全体の大きさをコ
ンパクト化することができる。
【0023】装着者Sはこのヘッドマウントディスプレ
イを頭部に装着し、例えばビデオテープデッキのような
映像信号発生手段からの信号に基づいて、表示部本体1
に表示された映像を見る。
【0024】図6は第2の実施例の斜視図を示し、第1
の実施例の前面フレーム3及び側面フレーム6L、6R
をエラストマ等で被覆した実施例である。ここで、第1
の実施例と同一の部材には、同一の符号を付している。
前面フレーム3は例えばポリエステルエラストマにイン
サートモールドして被覆フレーム11が形成され、側面
フレーム6L、6Rは同様にポリエステルエラストマに
インサートモールドして被覆フレーム12L、12Rが
形成されており、側面フレーム6L、6Rはエラストマ
が被覆された状態で所定のばね力が得られるような屈曲
した形状となっている。
【0025】このような構成することにより、金属部が
外部に露出することがなくなるので、頭部に当る感触を
ソフトにし、金属アレルギの人が数十分〜数時間という
比較的長時間装着していても、問題を生ずることなく安
心して使用することができる。また、被覆フレーム12
Lにケーブル固定用のフック9を一体で成形すれば、デ
ザイン上や機能上すっきりした形状とすることができ、
設計の自由度が増し、軽快でかつ強度上安心感のある外
観とすることができる。更に、側面フレーム6L、6R
と被覆フレーム12L、12Rを一体として、共にエラ
ストマ等で成形すれば、装置全体の重量を軽量化するこ
とも可能である。
【0026】図7は第3の実施例を模式的に描いた平面
図を示し、第1の実施例と同一な部材には同一の符号を
付している。第1の実施例の側面フレーム6L、6Rを
2つに分けて、第1の側面フレーム21L、21Rと第
2の側面フレーム22L、22Rとされ、第2のヒンジ
23L、23Rによりこれらの間が連結されている。側
面フレーム21L、21R、22L、22Rは、例えば
ステンレス合金、チタン、チタン合金、超弾性合金で作
られており、内側頭部方向に湾曲した形状を成してい
る。第1の側面フレーム21L、21Rの一端は、第1
のヒンジ4L、4Rにより前面フレーム3に対して所定
の角度範囲で回動できるように軸支されている。第1の
側面フレーム21L、21Rの他端は、第2のヒンジ2
3L、23Rにより第1の側面フレーム21L、21R
に対して所定の角度範囲で回転できるように軸支されて
いる。
【0027】第1のヒンジ4L、4Rはそれぞれ前面フ
レーム3の延長上に、第1側面のフレーム21L、21
Rが位置する位置で、前面フレーム3の端面と第1の側
面フレーム21L、21Rの端面が当接する位置に取り
付けられており、第1の側面フレーム21L、21Rは
前面フレーム3に対してその延長上よりも外側には開か
ず、内側には折り畳めるようになっている。
【0028】同様に、第2のヒンジ23L、23Rはそ
れぞれ第1の側面フレーム21L、21Rの延長上に第
2の側面フレーム22L、22Rが位置する位置で、第
1の側面フレーム21L、21Rの端面と第2の側面フ
レーム21L、21R端面が当接する位置に取り付けら
れており、第2の側面フレーム22L、22Rは第1の
側面フレーム21L、21Rに対してその延長上よりも
外側には開かず、内側には折り畳めるようになってい
る。
【0029】装着時には、装着者は第1、第2の側面の
フレーム21L、21R、22L、22Rの内側に湾曲
した形状を伸ばし、特に第2の側面フレーム22L、2
2Rを広げることにより生ずる付勢力により、後面装着
パッド7L、7Rが頭部を押圧してヘッドマウントディ
スプレイを固定する。
【0030】また使用しない場合には、図8に示すよう
に第1のヒンジ4L、4Rと第2のヒンジ23L、23
Rの2個所で、それぞれ第1、第2の側面のフレーム2
1L、21R、22L、22Rを内側に折り畳むことが
できるので、小型化が図れ携行性に優れたものとなる。
なお、第1の側面フレーム21L、21Rに代えて、他
の弾性部材例えばゴムやスプリング等を使用することも
できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るヘッド
マウントディスプレイは、弾性を有する側面フレームの
ばね力によって装着に必要な付勢力を得るようにしたこ
とにより、全体を軽量に構成することができ、装着した
際の装着感を軽快で良好なものにすることができ、更に
簡単な装着を実現し携行性に優れた装置とすることがで
きる。
【0032】また、本発明に係るヘッドマウントディス
プレイは、樹脂被覆を被せた側面フレームを使用するこ
とにより、装着パッド手段の頭部に当る感覚がソフトに
なり、金属アレルギの人でも安心して長時間使用するこ
とができる。
【0033】本発明に係るヘッドマウントディスプレイ
は、フレームと加圧部材を2段に屈曲する構成としたこ
とにより、装着時の感覚を軽快で良好なものとし、極め
てコンパクトに折り畳むことができ、より携行性に優れ
た装置とすることができる。
【0034】本発明に係るヘッドマウントディスプレイ
は、弾性部材と加圧部材を使って2段屈曲構造を形成し
たことにより、更に装着時の感覚を軽快で良好なものと
し、コンパクトに折り畳むことができ、より携行性に優
れた装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の斜視図である。
【図2】平面図である。
【図3】装着時の側面図である。
【図4】側面フレームの側面図である。
【図5】側面フレームの平面図である。
【図6】第2の実施例の斜視図である。
【図7】第3の実施例の平面図である。
【図8】折り畳み時の平面図である。
【符号の説明】 1 表示部本体 2 支持部材 3 前面フレーム 8、9L、9R 装着パッド 6L、6R、21L、21R、22L、22R 側面フ
レーム 7L、7R、23L、23R ヒンジ 11、12L、12R 被覆フレーム

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示素子及び該表示素子を拡大表示する
    光学手段を有する表示部と、装着者の額にほぼ沿った位
    置に設けた第1のフレームと、該第1のフレームに対し
    て上下方向に所定の角度で回転可能に取り付けた第1の
    装着パッド手段と、前記表示部を前記第1のフレームに
    支持する支持手段とを有するヘッドマウントディスプレ
    イにおいて、前記第1のフレームは金属棒又は金属パイ
    プ又は金属板を曲げ加工して形成すると共に、前記第1
    のフレームの両端部にそれぞれ第1、第2のヒンジを設
    け、これらの第1、第2のヒンジの他端は、それぞれ第
    2、第3の装着パッド手段を有しかつ内側に湾曲した形
    状を有すると共に湾曲した方向に弾性を有する第1、第
    2の側面フレームをそれぞれ頭部方向に回転可能に支持
    し、これらの第1、第2の側面フレームを伸ばすことに
    より発生するばね力によって前記第1、第2、第3の装
    着パッド手段を付勢して頭部に装着する力を生ずる形状
    としたことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2の側面フレームは前記第
    1、第2のヒンジを設けた端部近傍の断面積を他の部分
    よりも大きくした請求項1に記載のヘッドマウントディ
    スプレイ。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2の側面フレームの断面形
    状は、少なくとも前記第1、第2のヒンジを設けた端部
    近傍において長さ方向に向けて断面積が減少する形状と
    した請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2の側面フレームを金属で
    形成した請求項1〜3の何れか1つの請求項に記載のヘ
    ッドマウントディスプレイ。
  5. 【請求項5】 前記金属はステンレス合金とした請求項
    4に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  6. 【請求項6】 前記金属はチタン合金とした請求項4に
    記載のヘッドマウントディスプレイ。
  7. 【請求項7】 前記金属は超弾性合金とした請求項4に
    記載のヘッドマウントディスプレイ。
  8. 【請求項8】 前記第1、第2の側面フレームはエラス
    トマで形成した請求項1〜3の何れか1つの請求項に記
    載のヘッドマウントディスプレイ。
  9. 【請求項9】 前記第1のフレームはチタン合金で形成
    する請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  10. 【請求項10】 表示素子及び該表示素子を拡大表示す
    る光学手段を有する表示部と、装着者の額にほぼ沿った
    位置に設けた第1のフレームと、該第1のフレームに対
    して上下方向に所定の角度で回転可能に取り付けた第1
    の装着パッド手段と、前記表示部を前記第1のフレーム
    に支持する支持手段とを有するヘッドマウントディスプ
    レイにおいて、前記第1のフレームは金属棒又は金属パ
    イプ又は金属板を曲げ加工した芯材に樹脂製被覆を被せ
    て形成すると共に、前記第1のフレームの両端部にそれ
    ぞれ第1、第2のヒンジを設け、これらの第1、第2の
    ヒンジの他端は、それぞれ第2、第3の装着パッド手段
    を有しかつ内側に湾曲した形状を有すると共に湾曲した
    方向に弾性を有する第1、第2の側面フレームをそれぞ
    れ頭部方向に回転可能に支持し、前記第1、第2の側面
    フレームを伸ばすことにより発生するばね力によって前
    記第1、第2、第3の装着パッド手段を付勢して頭部に
    装着する力を生ずる形状としたことを特徴とするヘッド
    マウントディスプレイ。
  11. 【請求項11】 前記第1、第2の側面フレームは前記
    第1、第2のヒンジを設けた端部近傍の断面積を他の部
    分よりも大きくした請求項10に記載のヘッドマウント
    ディスプレイ。
  12. 【請求項12】 前記第1、第2の側面フレームの断面
    形状は、少なくとも前記第1、第2のヒンジを設けた端
    部近傍において長さ方向に向けて断面積が減少する形状
    とした請求項11に記載のヘッドマウントディスプレ
    イ。
  13. 【請求項13】 前記第1、第2の側面フレームは金属
    で形成した芯を有する請求項10〜12の何れか1つの
    請求項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  14. 【請求項14】 前記金属はステンレス合金とした請求
    項13に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  15. 【請求項15】 前記金属はチタン合金とした請求項1
    3に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  16. 【請求項16】 前記金属は超弾性合金とした請求項1
    3に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  17. 【請求項17】 前記第1、第2の側面フレームはエラ
    ストマで形成した請求項10〜12の何れか1つの請求
    項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  18. 【請求項18】 前記第1のフレームはチタン合金で形
    成した芯材を有する請求項10に記載のヘッドマウント
    ディスプレイ。
  19. 【請求項19】 表示素子及び該表示素子を拡大表示す
    る光学手段を有する表示部と、装着者の額にほぼ沿った
    位置に設けた第1のフレームと、該第1のフレームに対
    して上下方向に所定の角度で回転可能に取り付けた第1
    の装着パッド手段と、前記表示部を前記第1のフレーム
    に支持する支持手段とを有するヘッドマウントディスプ
    レイにおいて、前記第1のフレームは金属棒又は金属パ
    イプ又は金属板を曲げ加工して形成すると共に前記第1
    のフレームの両端部にそれぞれ第1、第2のヒンジを設
    け、これらの第1、第2のヒンジの他端は、それぞれ内
    側に湾曲した形状を有すると共に湾曲した方向に弾性を
    有する第1、第2の側面フレームをそれぞれ頭部方向に
    回転可能に支持し、これらの第1、第2の側面フレーム
    のそれぞれ第1、第2のヒンジと結合する端部とは別の
    端部にそれぞれ第3、第4のヒンジを設け、これらの第
    3、第4のヒンジにはそれぞれ第2、第3の装着パッド
    手段を有する第1、第2の加圧部材をそれぞれ頭部方向
    に回転可能に支持し、前記第1、第2の側面フレームを
    伸ばすことにより発生するばね力によって前記第1、第
    2、第3の装着パッド手段を付勢して頭部に装着する力
    を生ずる形状としたことを特徴とするヘッドマウントデ
    ィスプレイ。
  20. 【請求項20】 前記第1、第2の側面フレームは前記
    第1、第2のヒンジを設けた端部近傍の断面積を他の部
    分よりも大きくした請求項19に記載のヘッドマウント
    ディスプレイ。
  21. 【請求項21】 前記第1、第2の側面フレームの断面
    形状は、少なくとも前記第1、第2のヒンジを設けた端
    部近傍において長さ方向に向けて断面積が減少する形状
    とした請求項20に記載のヘッドマウントディスプレ
    イ。
  22. 【請求項22】 前記第1、第2の側面フレームは金属
    で形成した請求項19〜21の何れか1つの請求項に記
    載のヘッドマウントディスプレイ。
  23. 【請求項23】 前記金属はステンレス合金とした請求
    項22に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  24. 【請求項24】 前記金属はチタン合金とした請求項2
    2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  25. 【請求項25】 前記金属は超弾性合金とした請求項2
    2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  26. 【請求項26】 前記第1、第2の側面フレームはエラ
    ストマで形成した請求項19〜21の何れか1つの請求
    項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  27. 【請求項27】 前記第1のフレームはチタン合金で形
    成した請求項19に記載のヘッドマウントディスプレ
    イ。
  28. 【請求項28】 表示素子及び該表示素子を拡大表示す
    る光学手段を有する表示部と、装着者の額にほぼ沿った
    位置に設けた第1のフレームと、該第1のフレームに対
    して上下方向に所定の角度で回転可能に取り付けた第1
    の装着パッド手段と、前記表示部を前記第1のフレーム
    に支持する支持手段とを有するヘッドマウントディスプ
    レイにおいて、前記第1のフレームは金属棒又は金属パ
    イプ又は又は金属板を曲げ加工して形成すると共に前記
    第1のフレームの両端部にそれぞれ第1、第2のヒンジ
    を設け、これらの第1、第2のヒンジの他端は、それぞ
    れ内側に湾曲した形状を有すると共に湾曲した方向に弾
    性を有する第1、第2の側面フレームをそれぞれ頭部方
    向に回転可能に支持し、前記第1、第2の側面フレーム
    のそれぞれ第1、第2のヒンジと結合する端部とは別の
    端部にそれぞれ第1、第2の弾性部材を設け、これらの
    第1、第2の弾性部材はそれぞれ第2、第3の装着パッ
    ド手段を有する第1、第2の加圧部材を頭部方向に折畳
    み可能に支持し、前記第1、第2の側面フレームを伸ば
    すことにより発生するばね力によって前記第1、第2、
    第3の装着パッド手段を付勢して頭部に装着する力を生
    ずる形状としたことを特徴とするヘッドマウントディス
    プレイ。
  29. 【請求項29】 前記第1、第2の弾性部材は超弾性合
    金で形成した請求項28に記載のヘッドマウントディス
    プレイ。
  30. 【請求項30】 前記第1、第2の側面フレームは前記
    第1、第2のヒンジを設けた端部近傍の断面積を他の部
    分よりも大きくした請求項28に記載のヘッドマウント
    ディスプレイ。
  31. 【請求項31】 前記第1、第2の側面フレームの断面
    形状は、少なくとも前記第1、第2のヒンジを設けた端
    部近傍において長さ方向に向けて断面積が減少する形状
    とした請求項30に記載のヘッドマウントディスプレ
    イ。
  32. 【請求項32】 前記第1、第2の側面フレームは金属
    で形成した請求項28、30、31の何れか1つの請求
    項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  33. 【請求項33】 前記金属はステンレス合金とした請求
    項32に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  34. 【請求項34】 前記金属はチタン合金とした請求項3
    2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  35. 【請求項35】 前記金属は超弾性合金とした請求項3
    2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  36. 【請求項36】 前記第1、第2の側面フレームはエラ
    ストマで形成した請求項28、30、31の何れか1つ
    の請求項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  37. 【請求項37】 前記第1のフレームはチタン合金で形
    成した請求項28に記載のヘッドマウントディスプレ
    イ。
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