JP2002043509A - インバータ制御モジュール - Google Patents

インバータ制御モジュール

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JP2002043509A
JP2002043509A JP2000220389A JP2000220389A JP2002043509A JP 2002043509 A JP2002043509 A JP 2002043509A JP 2000220389 A JP2000220389 A JP 2000220389A JP 2000220389 A JP2000220389 A JP 2000220389A JP 2002043509 A JP2002043509 A JP 2002043509A
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power lines
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JP2000220389A
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Kouichiro Sugai
広一朗 菅井
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Original Assignee
Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パワーラインのインダクタンスに起因してスイ
ッチング素子にサージ電圧が印加され、スイッチング素
子に破壊が発生してしまう。 【解決手段】セラミック基板2と、該セラミック基板2
の一主面に近接配置され、流れる電流の方向が逆である
2本のパワーライン3a、3bと、3本の出力ライン4
a、4b、4cと、前記一方のパワーライン3a及び各
出力ライン4a、4b、4cに搭載されている複数個の
スイッチング素子5と、前記パワーライン3a上のスイ
ッチング素子5を各出力ラインに接続する第1の接続手
段6と、各出力ライン4a、4b、4c上に搭載されて
いるスイッチング素子5を他方のパワーライン3bに接
続する第2の接続手段7とから成り、前記近接配置され
ている2本のパワーライン3a、3b間に、該パワーラ
イン3a、3bよりも厚みが厚い絶縁壁9を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3相モータ等を制
御するためのインバータ制御モジュールに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、3相モータ等を制御するためのイ
ンバータ制御モジュールは、一般に図3及び図4に示す
ようにセラミック基板2の一主面に直流電源が供給され
る2本のパワーライン33a、33b及び3相交流電源
を出力する3本の出力ライン34a、34b、34cを
被着形成したセラミック回路基板31と、前記一方のパ
ワーライン33aと各出力ライン34a、34b、34
c上に搭載されている複数のスイッチング素子35と、
前記一方のパワーライン33a上に搭載された各スイッ
チング素子35と各出力ライン34a、34b、34c
とを電気的接続する金属細線よりなる第1の接続手段3
6と、各出力ライン34a、34b、34c上に搭載さ
れた各スイッチング素子35と他方のパワーライン33
bとを電気的接続する金属細線よりなる第2の接続手段
37とにより構成されている。
【0003】かかるインバータ制御モジュールは、前記
2本のパワーライン33a、33bを外部電源に、出力
ライン34a、34b、34cを3相モータ等に接続
し、外部電源より2本のパワーライン33a、33b間
に20A以上の直流電源を供給するとともに各スイッチ
ング素子35のオン・オフを少しずつずらせながら繰り
返し行なわせることによって出力ライン34a、34
b、34cを介し3相モータ等に3相交流源が供給され
ることとなる。
【0004】なお、前記スイッチング素子35としては
IGBT(Insulated Gate Bipol
or Transistor)等が一般に用いられてい
る。
【0005】また前記インバータ制御モジュールに使用
されるセラミック回路基板31は、一般に酸化アルミニ
ウム質焼結体から成るセラミック基板32の表面にメタ
ライズ金属層を所定パターンに被着させるとともに該メ
タライズ金属層にパワーライン33a、33bや出力ラ
イン34a、34b、34cとなる銅等の金属回路板を
銀ロウ等のロウ材を介しロウ付けすることによって形成
されており、具体的には、酸化アルミニウム、酸化珪
素、酸化マグネシウム、酸化カルシウム等の原料粉末に
適当な有機バインダー、可塑剤、溶剤等を添加混合して
泥漿状と成すとともにこれを従来周知のドクターブレー
ド法やカレンダーロール法等のテープ成形技術を採用し
て複数のセラミックグリーンシートを得、次に前記セラ
ミックグリーンシート上にタングステンやモリブデン等
の高融点金属粉末に適当な有機バインダー、溶剤を添加
混合して得た金属ペーストをスクリーン印刷法等の印刷
技術を採用することによって所定パターンに印刷塗布
し、次に前記金属ペーストが所定パターンに印刷塗布さ
れたセラミックグリーンシートを必要に応じて上下に積
層するとともに還元雰囲気中、約1600℃の温度で焼
成し、セラミックグリーンシートと金属ペーストを焼結
一体化させて表面にメタライズ金属層を有する酸化アル
ミニウム質焼結体から成るセラミック基板32を形成
し、最後に前記セラミック基板32に被着されているメ
タライズ金属層上にパワーライン33a、33bや出力
ライン34a、34b、34cとなる銅等の金属回路板
を間に銀ロウ等のロウ材を挟んで載置させるとともにこ
れを還元雰囲気中、約900℃の温度に加熱してロウ材
を溶融させ、該溶融したロウ材でメタライズ金属層と金
属回路板とを接合することによって製作されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のインバータ制御モジュールにおいては、2本のパワ
ーライン33a、33bがインダクタンスを有してお
り、2本のパワーライン33a、33b間に20A以上
の直流電源を供給するとともに各スイッチング素子35
のオン・オフを少しずつずらせて出力ライン34a、3
4b、34cを介して3相モータ等に3相交流電源を供
給する際、前記パワーライン33a、33bのインダク
タンスによってスイッチング素子35のオン・オフ時に
定格電圧より高いサージ電圧が発生してしまい、その結
果、前記サージ電圧によってスイッチング素子35に過
電圧がかかり、スイッチング素子35を破壊してインバ
ータ制御モジュールを安定して信頼性よく作動させるこ
とができないという欠点を有していた。
【0007】そこで上記欠点を解消するために2本のパ
ワーライン33a、33bを近接配置させるとともに各
々のパワーライン33a、33bに流れる電流の方向を
逆とし、2本のパワーライン33a、33b間に相互イ
ンダクタンスを発生させるとともに該相互インダクタン
スによって2本のパワーライン33a、33bが有する
インダクタンスを低減することが考えられる。
【0008】しかしながら、2本のパワーライン33
a、33bを近接配置させた場合、パワーライン33
a、33bには20A以上という非常に大きな電流が流
れ600V以上の電圧がかかることからパワーライン3
3a、33b間に放電が発生し、パワーライン33a、
33b間に電気的短絡が生じてインバータ制御モジュー
ルの作動信頼性を損なうという欠点が誘発されてしま
う。
【0009】本発明は上記欠点に鑑み案出されたもの
で、その目的はサージ電圧印加によるスイッチング素子
の破壊及び2本のパワーライン間での放電を有効に防止
し、直流電源を3相交流電源に確実、かつ長期間にわた
って変換することができるインバータ制御モジュールを
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のインバータ制御
モジュールは、セラミック基板と、該セラミック基板の
一主面に近接配置され、流れる電流の方向が逆である2
本のパワーラインと、3本の出力ラインと、前記一方の
パワーライン及び各出力ラインに搭載されている複数個
のスイッチング素子と、前記パワーライン上のスイッチ
ング素子を各出力ラインに接続する第1の接続手段と、
各出力ライン上に搭載されているスイッチング素子を他
方のパワーラインに接続する第2の接続手段とから成
り、前記近接配置されている2本のパワーライン間に、
該パワーラインよりも厚みが厚い絶縁壁を設けたことを
特徴とするものである。
【0011】本発明のインバータ制御モジュールによれ
ば、2本のパワーラインを近接配置させるとともに2本
のパワーラインに流れる電流の方向を逆としたことから
2本のパワーライン間に相互インダクタンスを効率良く
発生させるとともに該相互インダクタンスによって2本
のパワーラインが有するインダクタンスを大きく低減さ
せることができ、これによって2本のパワーライン間に
20A以上の直流電源を供給するとともに各スイッチン
グ素子のオン・オフを少しずつずらせて出力ラインより
3相モータ等に3相交流電源を供給する際、スイッチン
グ素子のオン・オフ時に前記2本のパワーラインが有す
るインダクタンスに起因して定格電圧より高いサージ電
圧が発生することはなく、その結果、スイッチング素子
に過電圧がかかり、スイッチング素子が破壊するのを有
効に防止してインバータ制御モジュールを安定、かつ信
頼性よく作動させることが可能となる。
【0012】また同時に2本のパワーライン間に絶縁壁
を設けたことからパワーラインに20A以上という非常
に大きな電流を流し600V以上の電圧がかかったとし
てもパワーライン間に放電が発生し、パワーライン間が
電気的に短絡することはなく、これによってインバータ
制御モジュールの作動を高信頼性となすことが可能とな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明を添付図面に示す実
施例に基づき詳細に説明する。図1および図2は、本発
明のインバータ制御モジュールの一実施例を示し、セラ
ミック基板2の一方主面に2本のパワーライン3a、3
bと3本の出力ライン4a、4b、4cとを配置したセ
ラミック回路基板1とスイッチング素子5とから構成さ
れており、セラミック基板2の一方のパワーライン3a
及び各出力ライン4a、4b、4c上にスイッチング素
子5を搭載し、パワーライン3a上のスイッチング素子
5を各出力ライン4a、4b、4cに第1の接続手段6
を介して接続するとともに各出力ライン4a、4b、4
c上に搭載されているスイッチング素子5を他方のパワ
ーライン3bに第2の接続手段7を介して接続すること
によって形成されている。
【0014】前記セラミック回路基板1のセラミック基
板2はパワーライン3a、3b及び出力ライン4a、4
b、4c及びパワーライン3a、出力ライン4a、4
b、4c上に搭載されるスイッチング素子5を支持する
支持部材として作用し、窒化珪素質焼結体、窒化アルミ
ニウム質焼結体、炭化珪素質焼結体、アルミニウム質焼
結体等のセラミック絶縁体で形成されている。
【0015】前記セラミック基板2は、例えば、窒化珪
素質焼結体から成る場合、窒化珪素、酸化アルミニウ
ム、酸化マグネシウム、酸化イットリウム等の原料粉末
に適当な有機バインダー、可塑剤、溶剤を添加混合して
泥漿状となすとともに該泥漿物を従来周知のドクターブ
レード法やカレンダーロール法を採用することによって
セラミックグリーンシート(セラミック生シート)を形
成し、次に前記セラミックグリーンシートに適当な打ち
抜き加工を施し、所定形状となすとともに必要に応じて
複数枚を積層して成形体となし、しかる後、これを窒素
雰囲気等の非酸化性雰囲気中、1600乃至2000℃
の高温で焼成することによって製作される。
【0016】また前記セラミック基板2は、その一方主
面に2本のパワーライン3a、3bと3本の出力ライン
4a、4b、4cが活性金属ロウ材等の接着材を介して
ロウ付け取着されている。
【0017】前記パワーライン3a、3bは外部電源か
ら供給される直流電源をスイッチング素子5に供給する
作用をなし、また出力ライン4a、4b、4cはスイッ
チング素子5のオン・オフにより変換された3相交流電
源を外部の3相モータ等に供給する作用をなす。
【0018】前記2本のパワーライン3a、3b及び3
本の出力ライン4a、4b、4cは銅やアルミニウム等
の金属材料から成り、銅やアルミニウム等のインゴット
(塊)に圧延加工法や打ち抜き加工法等、従来周知の金
属加工法を施すことによって、例えば、厚さが500μ
mで、所定パターン形状に製作される。
【0019】更に前記2本のパワーライン3a、3b及
び3本の出力ライン4a、4b、4cのセラミック基板
2への接着は、例えば、銀ロウ材(銀:72重量%、
銅:28重量%)やアルミニウムロウ材(アルミニウ
ム:88重量%、シリコン:12重量%)等にチタンや
タングステン、ハフニウム及び/またはその水素化物の
少なくとも1種を2乃至5重量%添加した活性ロウ材を
使用することによって行なわれ,具体的にはセラミック
基板2の表面に間に活性金属ロウ材を挟んでパワーライ
ン3a、3b及び出力ライン4a、4b、4cを載置さ
せ、次にこれを真空中もしくは中性、還元雰囲気中、所
定温度(銀ロウ材の場合は約900℃、アルミニウムロ
ウ材の場合は約600℃)で加熱処理し、活性金属ロウ
材を溶融せしめるとともにセラミック基板2の表面とパ
ワーライン3a、3b及び出力ライン4a、4b、4c
の下面とを接合させることによって行われる。
【0020】なお、前記セラミック回路基板1はセラミ
ック基板2を窒化珪素質焼結体や窒化アルミニウム質焼
結体、炭化珪素質焼結体等の熱伝達率が60W/m・K
以上のセラミック絶縁体で形成しておくとスイッチング
素子5が作動時に多量の熱を発生した際、その熱をセラ
ミック基板2が効率良く吸収するとともに大気中に良好
に放出してスイッチング素子5を常に適温となし、スイ
ッチング素子5を常に安定、かつ正常に作動させること
が可能となる。従って、前記セラミック基板2は窒化珪
素質焼結体や窒化アルミニウム質焼結体、炭化珪素質焼
結体等の熱伝達率が60W/m・K以上のセラミック絶
縁体で形成しておくことが好ましい。
【0021】また前記パワーライン3a、3b及び出力
ライン4a、4b、4cはこれを無酸素銅で形成してお
くと、該無酸素銅はロウ付けの際に銅の表面が銅中に存
在する酸素により酸化されることなく活性金属ロウ材と
の濡れ性が良好となり、セラミック基板2への活性金属
ロウ材を介しての接合が強固となる。従って、前記パワ
ーライン3a、3b及び出力ライン4a、4b、4cは
これを無酸素銅で形成しておくことが好ましい。
【0022】更に前記パワーライン3a、3b及び出力
ライン4a、4b、4cはその表面にニッケルから成る
良導電性で、かつ耐蝕性及びロウ材に対する濡れ性が良
好な金属をメッキ法により被着させておくと、パワーラ
イン3a、3b及び出力ライン4a、4b、4cの酸化
腐蝕を有効に防止しつつパワーライン3a、3b及び出
力ライン4a、4b、4cにスイッチング素子5や外部
電源、外部の3相モータ等を半田等のロウ材を介して極
めて強固に接続させることができる。従って、前記前記
パワーライン3a、3b及び出力ライン4a、4b、4
cはその表面にニッケルから成る良導電性で、かつ耐蝕
性及びロウ材に対する濡れ性が良好な金属をメッキ法に
より被着させておくことが好ましい。
【0023】前記セラミック回路基板1はまた一方のパ
ワーライン3a及び各出力ライン4a、4b、4c上に
複数のスイッチング素子5が搭載されており、かつパワ
ーライン3a上に搭載されたスイッチング素子5はワイ
ヤ等からなる第1の接続手段6を介して各出力ライン4
a、4b、4cに、また出力ライン4a、4b、4c上
に搭載されたスイッチング素子5はワイヤ等からなる第
2の接続手段7を介して他方のパワーライン3bに電気
的に接続されている。
【0024】前記スイッチング素子5はIGBT(In
sulated Gate Bipolor Tran
sistor)等の素子が用いられており、電流のオ
ン、オフを制御し、各スイッチング素子5のオン・オフ
を少しずつずらせることによってパワーライン3a、3
bより供給された直流電源を3相の交流電源に変換し出
力ライン4a、4b、4cに供給する作用をなす。
【0025】また前記第1の接続手段6及び第2の接続
手段7は、アルミニウムやアルミニウム−珪素合金から
なる、例えば直径が300μmのワイヤ(金属細線)か
らなり、従来周知のワイヤーボンディング法等の接合技
術を用いることによって、パワーライン3a上に搭載さ
れたスイッチング素子5と各出力ライン4a、4b、4
cに、また出力ライン4a、4b、4c上に搭載された
スイッチング素子5と他方のパワーライン3bに接続さ
れる。
【0026】本発明のインバータ制御モジュールにおい
ては、2本のパワーライン3a、3bを隣接間隔が0.
2mm乃至2mm程度となるように近接配置させるとと
もにパワーライン3a、3bに流れる電流の方向を逆と
しておくことが重要である。
【0027】前記2本のパワーライン3a、3bを0.
2mm乃至2mm程度の隣接間隔で近接配置させるとと
もにパワーライン3a、3bに流れる電流の方向を逆と
しておくと2本のパワーライン3a、3b間に相互イン
ダクタンスが効率良く発生し、この発生した相互インダ
クタンスによって2本のパワーライン3a、3bの各々
が有するインダクタンスを大きく低減させ、その結果、
2本のパワーライン3a、3b間に20A以上の直流電
源を供給するとともに各スイッチング素子5のオン・オ
フを少しずつずらせて出力ライン4a、4b、4cより
3相モータ等に3相交流電源を供給する際、スイッチン
グ素子5のオン・オフ時に前記2本のパワーライン3
a、3bが有するインダクタンスに起因して定格電圧よ
り高いサージ電圧が発生することはなく、これによって
スイッチング素子5に過電圧がかかり、スイッチング素
子5が破壊するのを有効に防止してインバータ制御モジ
ュールを安定、かつ信頼性よく作動させることが可能と
なる。
【0028】なお、前記2本のパワーライン3a、3b
はその隣接間隔が0.2mm未満となると2本のパワー
ライン間の電気的絶縁性が低下してしまい2本のパワー
ライン間に放電が発生してしまう危険性があり、また2
mmを超えると2本のパワーライン3a、3b間の距離
が長くなって2本のパワーライン3a、3b間に相互イ
ンダクタンスを効率良く発生させることが困難となる。
従って、前記2本のパワーライン3a、3bはその隣接
間隔を0.2mm乃至2mmの範囲としておくことが好
ましく、好適には0.2mm乃至0.6mmの範囲とし
ておくのがよい。
【0029】また本発明のインバータ制御モジュールに
おいては、2本のパワーライン3a、3b間に絶縁壁9
を設けるとともに該絶縁壁9の厚みをパワーラインの厚
みより厚くしておくことが重要である。
【0030】前記2本のパワーライン3a、3b間に該
パワーライン3a、3bよりも厚みが厚い絶縁壁9を設
けるとパワーライン3a、3bに20A以上という非常
に大きな電流を流し600V以上の電圧がかかったとし
てもパワーライン3a、3b間に放電が発生し、パワー
ライン3a、3b間が電気的に短絡することはなく、こ
れによってインバータ制御モジュールの作動を高信頼性
となすことが可能となる。
【0031】前記絶縁壁9はその厚みがパワーライン3
a、3bの厚みより薄いとパワーライン3a、3b間に
放電が発生し、パワーライン3a、3b間が電気的に短
絡してしまうためパワーライン3a、3bの厚みより厚
いものに特定され、パワーライン3a、3b間の電気的
絶縁を確実とするにはパワーライン3a、3bの厚みよ
り0.5mm程度厚くしておくことが好ましい。
【0032】また前記絶縁壁9はその絶縁耐圧が10k
V/mm未満となると、パワーライン3a、3bに20
A以上という非常に大きな電流が流れ600V以上の電
圧がかかった場合にパワーライン3a、3b間に放電が
発生してセラミック回路基板1にショートが発生してし
まう危険性がある。従って、前記絶縁壁9はその耐電圧
を10kV/mm以上としておくことが好ましい。
【0033】更に前記絶縁壁9は窒化珪素質焼結体、窒
化アルミニウム質焼結体、炭化珪素質焼結体、アルミニ
ウム質焼結体等のセラミック絶縁体が好適に使用され
る。
【0034】前記絶縁壁9を窒化珪素質焼結体、窒化ア
ルミニウム質焼結体、炭化珪素質焼結体、アルミニウム
質焼結体等のセラミック絶縁体で形成する場合、セラミ
ック回路基板1のセラミック基板2を形成する際に、セ
ラミック基板2となるセラミックグリーンシート(セラ
ミック生シート)上に、予め前記セラミックグリーンシ
ート(セラミック生シート)と同様の方法によって形成
した帯状のセラミックグリーンシートを載置しておくこ
とによってセラミック基板2表面の2本のパワーライン
3a、3b間に形成される。
【0035】かくして上述のインバータ制御モジュール
によれば、2本のパワーライン3a、3bを外部電源
に、出力ライン4a、4b、4cを3相モータ等に接続
し、外部電源より2本のパワーライン3a、3b間に2
0A以上の直流電源を供給するとともに各スイッチング
素子5のオン・オフを少しずつずらせながら繰り返し行
なわせることによって出力ライン4a、4b、4cから
3相の交流電源が導出され、これによってインバータ制
御モジュールとして機能する。
【0036】なお、本発明は上述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば
種々の変更は可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明のインバータ制御モジュールによ
れば、2本のパワーラインを近接配置させるとともに2
本のパワーラインに流れる電流の方向を逆としたことか
ら2本のパワーライン間に相互インダクタンスを効率良
く発生させるとともに該相互インダクタンスによって2
本のパワーラインが有するインダクタンスを大きく低減
させることができ、これによって2本のパワーライン間
に20A以上の直流電源を供給するとともに各スイッチ
ング素子のオン・オフを少しずつずらせて出力ラインよ
り3相モータ等に3相交流電源を供給する際、スイッチ
ング素子のオン・オフ時に前記2本のパワーラインが有
するインダクタンスに起因して定格電圧より高いサージ
電圧が発生することはなく、その結果、スイッチング素
子に過電圧がかかり、スイッチング素子が破壊するのを
有効に防止してインバータ制御モジュールを安定、かつ
信頼性よく作動させることが可能となる。
【0038】また同時に2本のパワーライン間に絶縁壁
を設けたことからパワーラインに20A以上という非常
に大きな電流を流し600V以上の電圧がかかったとし
てもパワーライン間に放電が発生し、パワーライン間が
電気的に短絡することはなく、これによってインバータ
制御モジュールの作動を高信頼性となすことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインバータ制御モジュールの一実施例
を示す平面図である。
【図2】図1に示すインバータ制御モジュールの断面図
である。
【図3】従来のインバータ制御モジュールの平面図であ
る。
【図4】図3に示すインバータ制御モジュールの断面図
である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・セラミック回路基板 2・・・・・・・・・セラミック基板 3a、3b・・・・・パワーライン 4a、4b、4c・・出力ライン 5・・・・・・・・・スイッチング素子 6・・・・・・・・・第1の接続手段 7・・・・・・・・・第2の接続手段 9・・・・・・・・・絶縁壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック基板と、該セラミック基板の一
    主面に近接配置され、流れる電流の方向が逆である2本
    のパワーラインと、3本の出力ラインと、前記一方のパ
    ワーライン及び各出力ラインに搭載されている複数個の
    スイッチング素子と、前記パワーライン上のスイッチン
    グ素子を各出力ラインに接続する第1の接続手段と、各
    出力ライン上に搭載されているスイッチング素子を他方
    のパワーラインに接続する第2の接続手段とから成り、
    前記近接配置されている2本のパワーライン間に、該パ
    ワーラインよりも厚みが厚い絶縁壁を設けたことを特徴
    とするインバータ制御モジュール。
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