JP2002043489A - 電子部品の防塵フィルター - Google Patents

電子部品の防塵フィルター

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JP2002043489A
JP2002043489A JP2000227699A JP2000227699A JP2002043489A JP 2002043489 A JP2002043489 A JP 2002043489A JP 2000227699 A JP2000227699 A JP 2000227699A JP 2000227699 A JP2000227699 A JP 2000227699A JP 2002043489 A JP2002043489 A JP 2002043489A
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JP
Japan
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electronic component
filter
dustproof filter
dust
substrate
Prior art date
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JP2000227699A
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Inventor
Kiyoko Tanaka
聖子 田中
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファンによる電子部品の空冷は塵埃を筐体内
部に取り込み、特に電子部品の端子に悪影響を及ぼす。
塵埃は端子に付着し外気に含まれる水分を吸水して端子
に錆の発生させ、電子部品の寿命を短かくし、また水分
を吸収した塵埃は端子間のショートの原因になる。 【解決手段】 本発明では、基本的に電子部品毎に防塵
フィルターを冷却風の風上側に設置する。また冷却風が
通過する防塵フィルターのメッシュ形成面を基板に対し
て斜面とし冷却効果が妨げられない構造とする。これに
より、冷却効果を妨げず、簡易な構造で効率的な防塵フ
ィルターを構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空冷ファンによって
強制空冷を行う電子部品に対する防塵フィルターに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子部品の高集積化に伴って、電子部品
の熱を放熱する方法が検討されている。なかでも空冷フ
ァンによる強制空冷は、放熱を簡単に低コストで行える
手段として広く実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしファンによる空
冷は、外気に含まれる塵埃を筐体内部に取り込み、電子
部品、特に電子部品の端子に悪影響を及ぼす。通常、電
子部品の端子はプリント基板上に、むき出しに半田付け
されている。 筐体内部に侵入した塵埃は端子に付着
し、外気に含まれる水分を吸水して端子に錆を発生させ
る。錆の発生は、電子部品の寿命を短かくし、また水分
を吸収した塵埃は端子間のショートの原因になる。近
年、電子部品の高集積化が進み、端子の間隔が非常に狭
くなってきているので、端子に付着した塵埃は取れにく
い。
【0004】このため、冷却風の流れを制御する制御板
を設置する方法があるが、プリント基板上の電子部品に
吹き付けられる冷却風の風量が減少してしまう。一方、
筐体内を密閉構造にする防塵フィルターを設置する構成
では、冷却風の風量が減少し、防塵効果は発揮されるが
放熱効果が損なわれる。また筐体の隙間から侵入する外
気の塵埃は完全に取り除かれることなくプリント基板へ
送られる。
【0005】本発明の目的は、プリント基板に搭載され
た防塵対象となる電子部品のみに対して、塵埃の付着を
阻止し、強制空冷による放熱を妨げず、小型で簡易な防
塵フィルターを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の防塵フィルターは、基板に設置される電子部品の防
塵フィルターであり、電子部品に対して冷却風の風上側
に設置され、通風メッシュ部を備え基板面に対して斜面
を形成する部分を備える。斜面は平面であり、曲面であ
ってもよい。本防塵フィルターは、前記電子部品が搭載
される基板面、または該基板面および電子部品面と接し
て設置することができる。また基板上の電子部品に対し
て冷却風の風上側及び他の側にも設置することができ
る。本防塵フィルターは、電子部品設置面と反対側の基
板面に形成される該電子部品の端子に対して該端子が形
成された基板面に設置され得る。この防塵フィルターは
基板または電子部品に対して着脱可能である。
【0007】また本発明の防塵フィルターは、電子部品
に対して所定の間隔を保ってその全体を覆うように一体
に構成され、かつ冷却風を通過させる通風メッシュ部を
備える構成とすることができる。この場合、基板と着脱
可能な基板接合部と、これ以外の部分が通風メッシュ部
である構成とすることができる。
【0008】したがって、上記防塵フィルターは、小型
で簡易な構成で塵埃の付着を阻止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施例を示す。本
発明の対象となる電子部品1は、たとえば図1のよう
な、基板に取り付けられ、多数の端子2がむき出しで基
板上の端子パッド等に半田付けされているものである。
防塵フィルター3は金属、樹脂、その他の材料からなる
枠状部と、金属や化学繊維などの材料からなるメッシュ
部4を備える。メッシュ部4は冷却効果を考えるとなる
べく広い面積が望ましく、その幅は電子部品1のサイド
の端子2へも防塵と冷却の効果が及ぶように、両サイド
の端子先端部間の幅以上の横幅を有する。
【0010】また図2のように、本防塵フィルター3は
電子部品1に対し、冷却風の風上側に配置される。また
冷却風の一部が電子部品1の上面をスムーズに流れるよ
うに、防塵フィルターのメッシュ部3形成面は基板面
(あるいは冷却風)に対して斜面となっている。防塵フ
ィルター3は、通常基板面に取り付けられるが、図2の
ように電子部品の形状によっては、基板面と電子部品上
面の両方に取り付けられる。防塵フィルター3は、通常
対象となる電子部品の性質等によって、基板に対して着
脱可能に取り付けられる。たとえば、接着剤、または両
面テープで固定される。この他、ネジ止め、または防塵
フィルターの先端部の一部を基板に形成したスリットに
挿入する構成も考えられる。
【0011】図3のように、防塵フィルター3のメッシ
ュ部4が形成される斜面は、平面状であっても、曲面状
であってもよい。また、図4のように、防塵フィルター
3の形成位置は、電子部品1の風上側のみでなく、電子
部品1の冷却風に沿った他の側面側にも形成し電子部品
1のコーナー部に対応する部分にメッシュのない、また
はメッシュ部を有する防塵板を形成することができる。
【0012】また、図示しないが、本発明の防塵フィル
ターは電子部品の外周部の全てを覆う一体の構成とし、
かつ通風メッシュを形成することができる。また該構成
で基板と着脱可能な基板取り付け部以外は全て通風メッ
シュ部としてもよい。
【0013】防塵フィ ルター3のメッシュ部4につい
て、塵埃がプラスイオンであることから、陰イオン交換
樹脂を含ませて形成し、防塵フィルターとしての性能を
更に向上させることが出来る。防塵フィルターの素材と
して、塵埃が滑って防塵フィルターに付着しない様にフ
ィルム状の光沢のある素材にしたりすることもできる。
【0014】図1では、電子部品がフラットパッケージ
の場合を示したが、デユアルインラインパッケージ、や
プラスチック・リーデド・チップ・キャリアー型の電子
部品も可能である。ピン・グリッド・アレイのように端
子が電子部品本体に対して、プリント基板の裏側に出て
いる場合は、防塵対象の端子のある基板裏側に本フィル
ターを形成できる。このとき端子上部には本フィルター
の一部を延長して防塵効果が低下しないようにする。
【0015】
【発明の効果】本発明の防塵フィルターでは、基本的に
は対象となる電子部品ごとに、その冷却風の風上に形成
され、メッシュ形成面が基板面に対して斜面となってい
るので冷却効果を妨げず、簡易な構造で効率的な防塵フ
ィルターを構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子部品に配置された本発明の防塵フィルター
の斜視図。
【図2】電子部品に配置された本発明の防塵フィルター
の断面図。
【図3】電子部品に配置された本発明の防塵フィルター
の断面図。
【図4】電子部品に配置された本発明の防塵フィルター
の他の例を示す断面図。
【符号の説明】
1 電子部品 2 端子 3 防塵フィルター 4 メッシュ部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に設置される電子部品の防塵フィル
    ターであって、電子部品に対して冷却風の風上側に設置
    され、通風メッシュ部を備え基板面に対して斜面を形成
    する部分を備えることを特徴とする電子部品の防塵フィ
    ルター。
  2. 【請求項2】 前記斜面は平面である請求項1記載の電
    子部品の防塵フィルター。
  3. 【請求項3】 前記斜面は曲面である請求項1記載の電
    子部品の防塵フィルター。
  4. 【請求項4】 前記電子部品が搭載される基板面、また
    は該基板面および電子部品面と接して設置される請求項
    1記載の電子部品の防塵フィルター。
  5. 【請求項5】 電子部品に対して冷却風の風上側及びこ
    れ以外の側にも設置される請求項1記載の電子部品の防
    塵フィルター。
  6. 【請求項6】 電子部品設置面と反対側の基板面に形成
    される該電子部品端子に対して該基板面に設置される請
    求項1記載の電子部品の防塵フィルター。
  7. 【請求項7】 基板面、または該基板面および電子部品
    面に対して着脱可能である請求項4記載の電子部品の防
    塵フィルター。
  8. 【請求項8】 通風メッシュ部には陰イオン交換樹脂を
    含む請求項1記載の電子部品の防塵フィルター。
  9. 【請求項9】 基板に設置される電子部品の防塵フィル
    ターであって、電子部品に対して所定の間隔を保ってそ
    の全体を覆うように一体に構成され、冷却風を通過させ
    る通風メッシュ部を備えていることを特徴とする電子部
    品の防塵フィルター。
  10. 【請求項10】 基板と着脱可能な基板接合部を備え、
    これ以外の部分は通風メッシュ部である請求項9記載の
    電子部品の防塵フィルター。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8256495B2 (en) 2005-12-13 2012-09-04 Fujitsu Limited Electronic apparatus including removable dust catcher
CN112843834A (zh) * 2021-01-11 2021-05-28 深圳市汉清达科技有限公司 一种小功率过滤管大小调节结构的电子控制装置

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US8256495B2 (en) 2005-12-13 2012-09-04 Fujitsu Limited Electronic apparatus including removable dust catcher
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030805