JP2002043304A - プラズマ処理方法及び装置並びに成膜方法 - Google Patents

プラズマ処理方法及び装置並びに成膜方法

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JP2002043304A
JP2002043304A JP2000217622A JP2000217622A JP2002043304A JP 2002043304 A JP2002043304 A JP 2002043304A JP 2000217622 A JP2000217622 A JP 2000217622A JP 2000217622 A JP2000217622 A JP 2000217622A JP 2002043304 A JP2002043304 A JP 2002043304A
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Japan
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plasma
chamber
density
substrate
gas
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JP2000217622A
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Shigeru Ota
殖 太田
Masanari Koseki
勝成 小関
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Applied Materials Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマ処理プロセスで発生し得るパーティ
クルを十分に低減でき、基体のプラズマ処理によって生
産される基板生産物の歩留まりを向上できるプラズマ処
理方法及び装置並びに成膜方法を提供する。 【解決手段】 本発明によるプラズマ処理方法(成膜方
法)においては、本発明のCVD装置1のチャンバ2内
にウェハWを収容し、チャンバ2内にSiH4ガス等を
供給し、ウェハWにDC電圧を印加しながらRFジェネ
レータ14a,14bからの高周波の印加によってチャ
ンバ2内にプラズマを形成させて成膜を行った後、ウェ
ハWを帯電させた状態でRFジェネレータ14aの出力
を降下させてプラズマ密度を低下させ、その後にウェハ
Wから電荷を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマ処理方法
及び装置並びに成膜方法に関し、特に、基体をプラズマ
によって処理するプラズマ処理方法及び装置、並びに、
基体上に膜を形成せしめる成膜方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばプラズマCVD(Chemical
Vapor Deposition;化学的気相成長)法を用いた成膜
方法等においては、ウェハ上にパーティクルと呼ばれる
異物が落下して付着することがあった。こうなると、成
膜したウェハが製品として成立し難くなり、そのために
歩留まりが低下してしまうという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者ら
の検討によれば、このようなパーティクルのなかには、
チャンバ内の機械部品の摩耗等に起因するものがあると
考えられる。特に、成膜プロセス中に発生するパーティ
クルの大部分は、チャンバ内のウェハ以外の場所に形成
された膜をクリーニングする際にチャンバ内に残留して
しまういわゆる「クリーニング残り」によるものと推定
される。或いは、成膜プロセスの終了時にチャンバ内に
残留する未反応の反応ガスがパーティクルとなり得る可
能性も否定できない。いずれにしても、成膜したウェハ
等の半導体装置の生産性及び経済性を向上させる観点か
ら、このようなパーティクルを低減することが切望され
ていた。
【0004】そこで、本発明はこのような事情に鑑みて
なされたものであり、プラズマ処理プロセスで発生し得
るパーティクルを十分に低減でき、基体のプラズマ処理
によって生産される基板生産物の歩留まりを向上できる
プラズマ処理方法及び装置並びに成膜方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は鋭意研究を重ねた結果、パーティクルの
発生には複数の形態(モード)があり、チャンバ内に導
入するプラズマのON/OFFのタイミングによりパー
ティクルの発生頻度が異なる傾向にあることを見出し
た。そして、この知見に基づき、プラズマCVDチャン
バに成膜ガスを供給したり供給を停止する際に、チャン
バ内に形成させるプラズマの状態を調節することによ
り、パーティクルの発生量を有意に低減できることを更
に見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明によるプラズマ処理方法
は、基体をプラズマによって処理する方法であって、チ
ャンバ内に基体を収容する基体収容工程と、チャンバ内
に所定のガスを供給するガス供給工程と、チャンバ内に
プラズマを生成せしめるプラズマ形成工程と、基体に直
流電圧を印加する電圧印加工程と、電圧印加工程を実施
した後に、基体に残存する電荷をその基体から除去する
電荷除去工程と、電圧印加工程の実施中においてガス供
給工程を終了した時点から電荷除去工程を実施する前
に、プラズマの密度を、所定の第1のプラズマ密度から
その第1のプラズマ密度よりも小さい第2のプラズマ密
度へと変化させるプラズマ調整工程とを備えることを特
徴とする。
【0007】このようなプラズマ処理方法においては、
被処理体である基体がチャンバ内に収容され、そのチャ
ンバ内に例えば成膜用の反応ガスといった所定のガスが
供給される。次いで、チャンバ内にプラズマを形成させ
て、電圧印加工程において基体に静電チャックを施す。
こうして、プラズマ処理としての成膜処理を行う。
【0008】そして、ガス供給工程の終了により成膜処
理を実質的に終えた後、プラズマ調整工程において、電
圧印加工程の実施中においてガス供給工程を終了した時
点(時)から電荷除去工程を実施する前、つまり基体に
電荷を残存した状態で、プラズマの密度を、所定の第1
のプラズマ密度から第2のプラズマ密度へと変化させ
る。ここで、従来は、基体から電荷を除去するまでプラ
ズマ密度を変化させず、その電荷を除去した後にプラズ
マを消失又は消滅させるといった方法が一般的であっ
た。これに対し、上述のプラズマ調整工程を実施するこ
とにより、従来に比して基体に付着するパーティクルを
有意に低減できることが確認された。
【0009】これは、例えば、ウェハWがプラズマのシ
ース電位との相対的な関係により決定される電位にある
とき、プラズマ調整工程においてプラズマ密度を変化さ
せてチャンバ内のプラズマのバランスを変動させると、
プラズマの周囲に浮遊し得るパーティクルと基体との静
電的な作用が変化することが一因と考えられる。また、
これにより、パーティクル等の基体への接近が抑制され
ると推定される。ただし、作用はこれらに限定されな
い。
【0010】ここで、本発明における第2のプラズマ密
度は、実質的にゼロでも構わない。つまり、プラズマ調
整工程において、基体に電荷が残存している状態でプラ
ズマを消失又は消滅させても同等の作用が奏され得る。
なお、第2のプラズマ密度をゼロとせずにプラズマを維
持した場合には、帯電した状態の基体とプラズマとを接
触させることにより、極めて簡便に基体から電荷を除去
できるのでプロセス操作上好ましい。
【0011】また、本発明における「プラズマの密度」
及び「プラズマ密度」とは、チャンバ内に形成されるプ
ラズマの一部又は全部における化学的な活性種の密度を
示すものであり、その一部又は全部において時間的又は
空間的な平均値であってもよく、そのような平均値でな
くても構わない。
【0012】また、プラズマ調整工程が、電圧印加工程
を実施している時に、プラズマの密度を、第1のプラズ
マ密度から、その第1のプラズマ密度よりも小さく且つ
第2のプラズマ密度よりも大きい第3のプラズマ密度へ
と変化させる第1ステップと、この第1ステップを実施
した後に、プラズマの密度を、第3のプラズマ密度から
第2のプラズマ密度へと変化させる第2ステップとを有
すると好ましい。このようなプラズマ調整工程を実行す
ると、プラズマ密度がいわば二段階で低下させられる。
そして、この二段階のプラズマ密度の調整を第1ステッ
プ及び第2ステップのタイミングで実施することによ
り、パーティクルの低減効果を向上できることが確認さ
れた。
【0013】さらに、プラズマ形成工程においては、チ
ャンバ内に高周波電力を印加する複数のプラズマ形成部
を用いてチャンバ内にプラズマを生成せしめ、プラズマ
調整工程においては、複数のプラズマ形成部のうち少な
くとも一つの出力を変化させてプラズマの密度を変化さ
せても好ましい。一部のプラズマ形成部の出力のみを変
化させたときには、プラズマの維持が確実且つ容易にな
る。他方、複数のプラズマ形成部の出力を変化させれ
ば、チャンバ内のプラズマの局所的又は全体的なバラン
スを微調整し易くなるので、所望のプラズマ調整条件を
実現し易い。
【0014】より具体的な構成としては、チャンバとし
て、複数のプラズマ形成部が設けられた高密度プラズマ
式チャンバを用いると好適である。このように高密度プ
ラズマ式チャンバを用いると、基体を帯電させた状態で
プラズマ密度を変化させることによる上述したパーティ
クルの抑制効果がより高められると考えられる。ただ
し、作用はこれに特定されるものではない。
【0015】また、本発明によるプラズマ処理装置は、
本発明のプラズマ処理方法を有効に実施するための装置
である。すなわち、基体をプラズマによって処理するも
のであり、基体が収容されるチャンバと、チャンバ内に
所定のガスを供給するガス供給部と、チャンバ内に高周
波電力を印加してチャンバ内にプラズマを生成させるプ
ラズマ形成部と、基体に直流電圧を印加することが可能
な電圧印加部と、基体に残存する電荷を除去する電荷除
去部と、プラズマ形成部に接続されており、プラズマの
密度が所定の値となるようにプラズマ形成部からの高周
波電力の出力を調節する制御部とを備えることを特徴と
する。
【0016】さらに、本発明のプラズマ処理装置は、プ
ラズマ形成部を複数有しており、制御部が複数のプラズ
マ形成部のうち少なくとも一つの高周波電力の出力を調
節するものであってもよい。
【0017】また、本発明による成膜方法は、本発明の
プラズマ処理方法又はプラズマ処理装置を用いて有効に
実施できる方法であって、まず、基体が収容されるチャ
ンバと、チャンバ内に所定のガスを供給するガス供給部
と、チャンバ内に高周波電力を印加してチャンバ内にプ
ラズマを形成させるプラズマ形成部とを備えるプラズマ
処理装置を準備する準備工程を備える。
【0018】それに加えて、チャンバ内に基体を収容す
る基体収容工程と、チャンバ内に所定のガスを供給する
ガス供給工程と、チャンバ内に高周波電力を印加してチ
ャンバ内にプラズマを生成せしめるプラズマ形成工程
と、基体に直流電圧を印加する電圧印加工程と、プラズ
マによって生じた上記のガス由来の活性種を基体上に供
給してその基体上に膜を形成せしめる成膜工程と、電圧
印加工程を実施した後に、基体に残存する電荷をその基
体から除去する電荷除去工程と、電圧印加工程の実施中
においてガス供給工程を終了した時点から電荷除去工程
を実施する前に、プラズマの密度を、所定の第1のプラ
ズマ密度から、第1のプラズマ密度よりも小さい第2の
プラズマ密度へと変化させるプラズマ調整工程と、膜が
形成された基体をチャンバの外部へ搬出する搬出工程と
を備える方法である。このような成膜方法によれば、基
体への成膜においてパーティクルを十分に低減可能であ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付
し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置
関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づ
くものとする。
【0020】図1は、本発明によるプラズマ処理装置の
好適な一実施形態を示す概略断面図であり、図2は、そ
の一部の構成を示すブロック図である。
【0021】CVD装置1(プラズマ処理装置)は、高
密度プラズマ(High Density Plasma;HDP)式CV
D装置であって、基体としてのウェハWを内部に導入す
るための導入口2aを有するチャンバ2を備えている。
チャンバ2内には、ウェハWを支持する支持部材3が設
けられ、この支持部材3の上部には、ウェハWを固定す
るための静電チャック4が設けられている。この静電チ
ャック4には、直流電源14dが接続されており、これ
ら静電チャック4と直流電源14dとから電圧印加部が
構成されている。
【0022】また、支持部材3におけるウェハWの載置
位置の下方には、リフトピン等を有するリフト機構8
(電荷除去部)が設けられている。このリフト機構8
は、ウェハWを持ち上げる(リフトアップする)もので
あり、後述するように、帯電したウェハWをプラズマに
接触させてウェハWから電荷を除去する際に使用され
る。さらに、チャンバ2の上部には、ドーム5がチャン
バ2を覆うように設置されている。このドーム5上に
は、ドーム温度を設定するヒータープレート6及びコー
ルドプレート7が置かれている。またさらに、チャンバ
2はガス導入口8aを有しており、ドーム5にはガス導
入口8bが設けられている。
【0023】これらのガス導入口8a,8bは、それぞ
れガス供給ライン10a,10bを介してガス供給源1
1a〜11cに接続されており、これらのガス供給源1
1a〜11cから所定のガスがガス導入口8a,8bを
介してチャンバ2内に供給される。ここで、ガス供給源
11a〜11cは、それぞれSiH4ガス、O2ガス及び
Arガスの供給源である。SiH4ガス及びO2ガスは、
後述する成膜工程における成膜ガス(反応ガス)として
使用される。このように、ガス供給源11a,11b及
びガス供給ライン10a,10bからガス供給部が構成
されている。
【0024】また、Arガスは、成膜ガスとして使用さ
れると共に、チャンバ2内を洗浄するためのクリーニン
グガスのキャリアガスとしても使用される。また、ガス
供給ライン10a,10bには、ガス導入口8a,8b
に供給される各ガスの量を制御する質量流量コントロー
ラ12が設けられている。
【0025】さらに、チャンバ2の下方には、二枚ブレ
ード式のターボスロットルバルブ23が格納されたスロ
ットル弁チャンバ22が、チャンバ2と連通するように
設けられている。このスロットル弁チャンバ22の下方
には、ゲートバルブ24を介して、チャンバ2内を真空
引きするターボ分子ポンプ25が設置されており、ゲー
トバルブ24を開閉することによって、スロットル弁チ
ャンバ22とターボ分子ポンプ25の吸気口とを連通・
隔離できるようになっている。このようなターボスロッ
トルバルブ23、ゲートバルブ24及びターボ分子ポン
プ25を設けることにより、ウェハWの処理時にチャン
バ2内の圧力が安定に制御される。
【0026】また、ターボ分子ポンプ25の排気口26
は、排気配管27を介してチャンバ2内を真空引きする
ドライポンプ28に接続されている。また、この排気配
管27と、スロットル弁チャンバ22に設けられた排気
口29とは、ラフスロットルバルブ31を有する排気配
管30で接続されている。これらの排気配管27,30
には、それぞれアイソレーションバルブ32,33が設
けられている。
【0027】さらに、チャンバ2には、クリーニングガ
スの供給ライン17を介してリアクターキャビティ18
に接続されたガス導入口16が設けられている。このリ
アクターキャビティ18は、プラズマを生成するための
マイクロ波ジェネレータ19を有すると共に、ガス供給
ライン20を介してガス供給源11c,11dと接続さ
れている。ここで、ガス供給源11dは、成膜された基
体がチャンバ2の外部へ搬出された後、或いは、成膜処
理が行われていない時にクリーニングガスとして使用さ
れるNF3ガスの供給源である。また、ガス供給ライン
20には、リアクターキャビティ18に供給される各ガ
スの量を制御する質量流量コントローラ21が設けられ
ている。
【0028】またさらに、ドーム5には、コイル13
a,13b(それぞれサイドコイル及びトップコイル)
が取り付けられている。各コイル13a,13bは、そ
れぞれRFジェネレータ14a,14bに接続されてお
り、これらのRFジェネレータ14a,14bからの高
周波電力の印加により、チャンバ2内にプラズマが生成
される。このように、コイル13a,13b及びRFジ
ェネレータ14a,14bからプラズマ形成部が構成さ
れている。
【0029】また、コイル13a,13bとRFジェネ
レータ14a,14bとの間には、RFジェネレータ1
4a,14bの出力インピーダンスをコイル13a,1
3bに整合させるマッチングネットワーク15a,15
bが設けられている。さらに、静電チャック4は、マッ
チングネットワーク15cを介してRFジェネレータ1
4cに接続されている。このRFジェネレータ14cは
バイアス用であり、RFジェネレータ14a,14bに
よって生成されたプラズマ中に生じる成膜ガスのイオン
又はラジカル(以下、まとめて「活性種」という)を、
ウェハW表面へ効率よく移送させるためのものである。
【0030】また、図1では記載を省略したが、図2に
示すように、CVD装置1は、CPU51、出力インタ
ーフェイス52及び入力インターフェイス53を有する
制御部50を有している。この制御部50のCPU51
には、出力インターフェイス52を介してガス供給源1
1a〜11c、直流電源14d及びRFジェネレータ1
4a〜14cが接続されている。また、CPU51に
は、入力インターフェイス53を介して、例えば、キー
ボードや、磁気情報を読み取るデータリーダー、或い
は、磁気、光又は光磁気情報を保持かつ出力し得るディ
スク等から成る入力部60が接続されている。
【0031】この入力部60からは、ガス供給源11a
〜11c、直流電源14d及びRFジェネレータ14a
〜14cの運転(ON/OFF)、出力調節、動作シー
ケンス等に関する情報信号が入力インターフェイス53
へ出力され、CPU51に伝送されるようになってい
る。CPU51は、入力されたこれらの情報値、動作シ
ーケンス等に基づいた制御信号を随時出力する。この制
御信号は、出力インターフェイス52を通してガス供給
源11a〜11c、直流電源14d及びRFジェネレー
タ14a〜14cに伝送される。その結果、チャンバ2
内のプラズマの密度が所望の時刻又は時間に所望の値と
なるように調節される。
【0032】このように構成されたCVD装置1を用い
た本発明のプラズマ処理方法による成膜方法の好適な実
施形態を、図3及び図4を参照して以下に説明する。図
3は、CVD装置1の主要部の動作を時系列的に示す
図、すなわち本発明によるプラズマ処理方法を用いた本
発明の成膜方法に係る一実施形態のタイミングチャート
であり、図4は、そのフローチャートである。ここで
は、ウェハW上にSiO2膜を形成させる成膜方法につ
いて説明する。この成膜処理における装置の運転動作及
びそのシーケンスは制御部50により制御される。
【0033】まず、CVD装置1を準備する(準備工
程)。処理を開始(ステップS0)し、ウェハWを導入
口2aからチャンバ2内に導入し支持部材3上に載置し
て収容する(ステップS1;基体収容工程)。次に、ゲ
ートバルブ24を開き、ターボスロットルバルブ23を
所定の角度で開いた状態で、ドライポンプ28及びター
ボ分子ポンプ25によりチャンバ2内を減圧する(ステ
ップS2)。チャンバ2内が所定の圧力となった後、時
刻t1においてガス供給源11cのArガスをガス導入
口8a,8bからチャンバ2内に供給する(ステップS
3)。チャンバ2内の圧力が所定値になった時刻t2に
おいて、ガス供給源11bのO2ガスをガス導入口8
a,8bからチャンバ2内に供給する(ステップS
4)。
【0034】次いで、時刻t3,t4において、それぞ
れRFジェネレータ14b,14aからコイル13b,
13aにこの順で高周波電力を印加し、チャンバ2内に
プラズマを発生せしめる(ステップS5,S6;プラズ
マ形成工程)。このとき、ウェハWはプラズマによって
加熱される(暖められる)。さらに、時刻t5において
直流電源14dをオンにし、静電チャック4を介して直
流電圧(DCバイアス;例えば+900V)をウェハW
に印加して静電チャックをONにする(ステップS7;
電圧印加工程)。これにより、ウェハWがプラズマシー
スに対して所定の電位となるように帯電する。なお、図
3に示す直流電源14dのタイムチャートを示す線は、
ウェハWの電位の絶対値を模式的に示すものでもある。
【0035】続いて、ガス供給源11aのSiH4ガス
をガス導入口8a,8bからチャンバ2内に供給する
(ステップS8)。このように、ステップS4,S8か
らガス供給工程が構成される。このとき、SiH4及び
2はプラズマによって活性種となり、所定のプラズマ
密度(第1のプラズマ密度)が達成される。やや遅れて
時刻t7において、ウェハWの冷却を開始する(ステッ
プS9)。そして、RFジェネレータ14cから静電チ
ャック4を介してウェハWにバイアス用の高周波電力を
印加する(ステップS10)。これにより、SiH4
びO2の活性種が支持部材3上のウェハW側に引き込ま
れ、ウェハW上に達し、化学反応によってウェハWの表
面にSiO2膜が形成される(ステップS11;成膜工
程)。
【0036】所定時間経過後、時刻t10においてガス
供給源11aからのSiH4ガスの供給を停止し(ステ
ップS12)、それと同時又は略同時に、RFジェネレ
ータ14cからの高周波電力の印加を停止してバイアス
用RFを休止する(ステップS13)。この時点でウェ
ハW上へのSiO2膜の成膜が実質的に終了する。次
に、時刻t11においてウェハWの冷却を停止する(ス
テップS14)。次いで、時刻t12において、RFジ
ェネレータ14aからコイル13aへ印加している高周
波電力の出力を低下させる(ステップS15;第1ステ
ップ、図3中の線E1参照)。
【0037】この際には、例えば、RFジェネレータ1
4aの出力を、チャンバ2の側壁側からのプラズマが維
持される略最小の出力とする。これにより、プラズマの
密度が当初の第1のプラズマ密度よりも小さいプラズマ
密度(第3のプラズマ密度)とされ、且つ、チャンバ2
内における上部及び側部からのプラズマの寄与バランス
が変化する。なお、図3中のRFジェネレータ14aの
タイムチャートにおける線E2,C1,C2,C4、及
び、RFジェネレータ14bのタイムチャートにおける
線C3については後述する。
【0038】さらに、時刻t13において、RFジェネ
レータ14aからの高周波出力の印加を停止し、実質的
にその出力をゼロとする(ステップS16;第2ステッ
プ)。こうすると、プラズマの密度は、上記の第3のプ
ラズマ密度よりも更に小さいプラズマ密度(第2のプラ
ズマ密度)へと変化し、チャンバ2内における上部及び
側部からのプラズマの寄与バランスが更に変化する。こ
のようにステップS15,S16からプラズマ調整工程
が構成される。
【0039】また、時刻t13又はその近傍の時刻にお
いて、直流電源14dからのウェハWへのDCバイアス
の印加を停止する(静電チャックオフ;ステップS1
7)。これにより、ウェハWへの電荷の新たな供給は無
くなる。ただし、ウェハWには電荷が残存しており、場
合によっては徐々に電荷量が減ってウェハWのプラズマ
シースに対する電位が変化する。
【0040】次に、時刻t15(ステップS17の終了
直後)において、リフト機構8によりウェハWをリフト
アップしてチャンバ2内のプラズマに接触させる。こう
して、ウェハWから残存電荷を除去する(デチャックリ
リース)(ステップS8;電荷除去工程)。次いで、時
刻t17において、ガス供給源11cからのArガスの
供給を停止し(ステップS19)、それと同時又は略同
時に、RFジェネレータ14bからコイル13bへの高
周波電力の印加を停止する(ステップS20)と共に、
ガス供給源11bからのO2ガスの供給を停止する(ス
テップS21)。これにより、RFジェネレータからの
出力は実質的に無くなってプラズマが消失し、プラズマ
処理としての成膜処理が終了する。次いで、ウェハWを
チャンバ2内から搬出し(ステップS22;搬出工
程)、一連の成膜処理を終了する(ステップS23)。
【0041】また、図3中、RFジェネレータ14aの
タイムチャートを示す部分に鎖線で示す線E2は、本発
明によるプラズマ処理方法の他の実施形態におけるRF
ジェネレータ14aの調節タイミングを示すものであ
る。つまり、静電チャック4をOFFするステップS1
7を実施した後(時刻t13の後)に、RFジェネレー
タ14aの出力を低下(降下)させるステップS15を
実行し、時刻t14において、RFジェネレータ14a
の出力を停止するステップS16を実施する。なお、他
の装置動作は上述した実施形態と同様であるので、ここ
での説明は省略する。
【0042】以上説明した構成を有するCVD装置1及
びそれを用いたプラズマ処理方法並びに成膜方法によれ
ば、成膜処理が終了してからウェハWの電荷を除去する
前、つまり図3に示す時刻t12から時刻t15の前
に、RFジェネレータ14aの出力を低下させることに
よってチャンバ2内のプラズマ密度を変化させ、且つ、
チャンバ2内におけるプラズマのバランスを変化させ
る。これにより、従来に比して、成膜処理(プラズマ処
理)プロセスで発生し、ウェハWに付着するパーティク
ルを有意に且つ十分に低減できる。よって、ウェハWの
プラズマ処理によって半導体デバイス(半導体装置)等
の基板生産物を生産するときの歩留まりを向上させるこ
とが可能となる。
【0043】この作用機構の詳細は未だ明らかではない
が、例えば以下のように推定される。すなわち、ウェハ
Wが帯電している状態では、ウェハWはプラズマのシー
ス電位との相対的な関係により決定される電位にある。
このときプラズマ密度を変化させるとチャンバ2内のプ
ラズマの全体的又は局所的なバランスが変動する。これ
により、プラズマの周囲に浮遊しているようなパーティ
クルやパーティクルの原因粒子又は分子とウェハWとの
静電的な作用により、パーティクル等のウェハWへの接
近が抑制されると考えられる。また、チャンバ2内が通
常はTorrオーダーに減圧された状態では、内部ガス
又はその化学種によって分子流が形成されており、上記
のような作用が顕著になるとも考えられる。ただし、作
用はこれらに限定されない。
【0044】また、チャンバ2内にプラズマを生成させ
るRFジェネレータ14a,14bのうち、RFジェネ
レータ14bの出力調節を行わず、つまり上述の第2の
プラズマ密度をゼロとせずにプラズマを維持するので、
帯電したウェハWをプラズマと接触させて電荷を簡易に
除去できる。よって、成膜処理における操作性が低下す
ることを防止できる。しかも、二つのRFジェネレータ
のうち一方のみ出力調整するので、プラズマの維持が平
易となる。さらに、本実施形態の成膜方法では、プラズ
マ密度の調整(低下)を二段階で行うので、パーティク
ルの低減効果を更に向上できる(後述する実施例参
照)。よって、ウェハWのプラズマ処理によって生産さ
れる半導体デバイス等の歩留まりを一層向上できる。
【0045】なお、上述したプラズマ処理方法の各実施
形態においては、RFジェネレータ14aの出力を調節
する代りに、RFジェネレータ14bの出力を調節して
もよく、両者の出力を調節しても構わない。両者の出力
を変化させれば、チャンバ内のプラズマの局所的又は全
体的なバランスの微調整を行い得る。したがって、所望
のプラズマ調整条件を実現し易い。また、RFジェネレ
ータ14aの出力を二段階で低下させずに、一段階で降
下させて出力を停止させてもよい。さらに、図3に示す
タイムチャートにおいて、時刻t13から時刻t15の
間(時刻t15を含まない)に、RFジェネレータ14
a,14bからの高周波電力の出力を両方停止しても構
わない。
【0046】
【実施例】以下、本発明に係る具体的な実施例について
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0047】〈実施例1〉図1に示すCVD装置1を用
い、以下のプラズマ処理条件及び図3に示すタイムチャ
ートに従って、シリコンから成るウェハW上にSiO2
膜を成膜した。なお、RFジェネレータ14aが図3中
の線E1で示すタイムシーケンスで動作するように、制
御部50のCPU51に動作プログラムを入力しCVD
装置1を制御した。 ・ウェハW:直径8インチ ・RFジェネレータ14a(Side):最大出力2000W、
周波数2MHz ・RFジェネレータ14b(Top):最大出力1000W、周
波数2MHz ・RFジェネレータ14c(Bias):最大出力0W、周
波数13.56MHz ・ウェハWへの印加直流電圧:+900V バイアス用のRFジェネレータ14cをOFF(ステッ
プS14)した後のRF出力条件の変化を表1に示す。
【0048】〈実施例2〉RFジェネレータ14aを図
3中の線E2で示すタイムシーケンスで動作させたこと
以外は実施例1と同様にしてウェハWへSiO2膜を成
膜した。バイアス用のRFジェネレータ14cをOFF
(ステップS14)した後のRF出力条件の変化を表1
に示す。
【0049】〈比較例1〉RFジェネレータ14aを図
3中の線C1で示すタイムシーケンスで動作させたこ
と、すなわち、ウェハWから電荷を除去した後(時刻t
15より後)に、RFジェネレータ14aの出力を低下
させるステップS15を実行し、時刻t16においてR
Fジェネレータ14aの出力を停止するステップS16
を実施したこと以外は、実施例1と同様にしてウェハW
へSiO2膜を成膜した。バイアス用のRFジェネレー
タ14cをOFF(ステップS14)した後のRF出力
条件の変化を表1に示す。
【0050】〈比較例2〉RFジェネレータ14aを図
3中の線C2で示すタイムシーケンスで動作させたこ
と、すなわち、RFジェネレータ14aの出力を低下さ
せるステップS15を実行せず、時刻t16においてR
Fジェネレータ14aの出力を停止するステップS16
を実施したこと以外は、実施例1と同様にしてウェハW
へSiO2膜を成膜した。バイアス用のRFジェネレー
タ14cをOFF(ステップS14)した後のRF出力
条件の変化を表1に示す。
【0051】〈比較例3〉RFジェネレータ14aを図
3中の線C4で示すタイムシーケンスで動作させ且つR
Fジェネレータ14bを図3中の線C3で示すタイムシ
ーケンスで動作させたこと、すなわちRFジェネレータ
14aの代りにRFジェネレータ14bの出力を停止す
ることによりステップS16を実施したこと以外は、比
較例2と同様にしてウェハWへSiO2膜を成膜した。
バイアス用のRFジェネレータ14cをOFF(ステッ
プS14)した後のRF出力条件の変化を表1に示す。
【0052】〈比較例4〉RFジェネレータ14aを図
3中の線C4で示すタイムシーケンスで動作させたこ
と、すなわち、RFジェネレータ14aの出力を低下さ
せるステップS15を実行せず、ガス供給源11cから
のArガスの供給を停止した時刻t17においてRFジ
ェネレータ14aの出力を停止するステップS16を実
施したこと以外は、実施例1と同様にしてウェハWへS
iO2膜を成膜した。バイアス用のRFジェネレータ1
4cをOFF(ステップS14)した後のRF出力条件
の変化を表1に示す。
【0053】〈パーティクル測定〉実施例1及び2並び
に比較例1及び2でSiO2膜を成膜した各ウェハW上
のパーティクル(最小径が0.2μmを超えるもの)の
数量をテンコール社製サーフスキャン6400によって
測定した。なお、計測対象面積は、ウェハエッジ3mm
を環状に除いた部位の面積(9.7×9.7×π≒29
6cm2)とし、複数の成膜ウェハに対して測定された
パーティクル数の平均値を算出した。結果を表1に併せ
て示す。
【0054】
【表1】
【0055】これらの結果より、本発明による実施例で
成膜したウェハW上に認められたパーティクル数は、比
較例の成膜ウェハに認められたものよりも有意に少ない
ことが判明した。これより本発明の有効性が確認され
た。また、実施例1の成膜ウェハのパーティクル数は、
実施例2の成膜ウェハのパーティクル数に比して更に有
意に減少することが判明した。これより、ウェハWに直
流電圧を印加している状態でプラズマ密度を一旦低下さ
せ、その後でプラズマ密度を更に低下させる処理方法の
優位性が確認された。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプラズマ
処理方法及びプラズマ処理装置並びに成膜方法によれ
ば、プラズマ処理プロセスで発生し得るパーティクルを
十分に低減でき、基体のプラズマ処理によって生産され
る半導体デバイス等の基板生産物の歩留まりを向上でき
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラズマ処理装置の好適な一実施
形態を示す概略断面図である。
【図2】本発明によるプラズマ処理装置の好適な一実施
形態の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示すCVD装置の主要部の動作を時系列
的に示す図、すなわち本発明によるプラズマ処理方法を
用いた本発明の成膜方法に係る一実施形態のタイミング
チャートである。
【図4】本発明によるプラズマ処理方法を用いた本発明
の成膜方法の一実施形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…CVD装置(プラズマ処理装置)、2…チャンバ、
4…静電チャック(電圧印加部)、8…リフト機構(電
荷除去部)、11a,11b…ガス供給源(ガス供給
部)、13a,13b…コイル(プラズマ形成部)、1
4a,14b…RFジェネレータ(プラズマ形成部)、
14d…直流電源(電圧印加部)、10a,10b…ガ
ス供給ライン(ガス供給部)、50…制御部、W…ウェ
ハ(基体)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 殖 千葉県成田市新泉14−3野毛平工業団地内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 (72)発明者 小関 勝成 千葉県成田市新泉14−3野毛平工業団地内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 Fターム(参考) 4K030 AA06 AA14 BA44 DA06 FA01 FA04 JA20 KA15 KA20 5F045 AA08 AB32 AC01 AC11 AC16 BB15 EH11 EH19 EH20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体をプラズマによって処理するプラズ
    マ処理方法であって、 チャンバ内に前記基体を収容する基体収容工程と、 前記チャンバ内に所定のガスを供給するガス供給工程
    と、 前記チャンバ内にプラズマを生成せしめるプラズマ形成
    工程と、 前記基体に直流電圧を印加する電圧印加工程と、 前記電圧印加工程を実施した後に、前記基体に残存する
    電荷を該基体から除去する電荷除去工程と、 前記電圧印加工程の実施中において前記ガス供給工程を
    終了した時点から前記電荷除去工程を実施する前に、前
    記プラズマの密度を、所定の第1のプラズマ密度から該
    第1のプラズマ密度よりも小さい第2のプラズマ密度へ
    と変化させるプラズマ調整工程と、を備えることを特徴
    とするプラズマ処理方法。
  2. 【請求項2】 前記プラズマ調整工程は、 前記電圧印加工程を実施している時に、前記プラズマの
    密度を、前記第1のプラズマ密度から、該第1のプラズ
    マ密度よりも小さく且つ前記第2のプラズマ密度よりも
    大きい第3のプラズマ密度へと変化させる第1ステップ
    と、 前記第1ステップを実施した後に、前記プラズマの密度
    を、前記第3のプラズマ密度から前記第2のプラズマ密
    度へと変化させる第2ステップと、を有することを特徴
    とする請求項1記載のプラズマ処理方法。
  3. 【請求項3】 前記プラズマ形成工程においては、前記
    チャンバ内に高周波電力を印加する複数のプラズマ形成
    部を用いて該チャンバ内に前記プラズマを生成せしめ、 前記プラズマ調整工程においては、前記複数のプラズマ
    形成部のうち少なくとも一つの出力を変化させて前記プ
    ラズマの密度を変化させる、ことを特徴とする請求項2
    記載のプラズマ処理方法。
  4. 【請求項4】 前記チャンバとして、前記複数のプラズ
    マ形成部が設けられた高密度プラズマ式チャンバを用い
    る、ことを特徴とする請求項3記載のプラズマ処理方
    法。
  5. 【請求項5】 基体をプラズマによって処理するプラズ
    マ処理装置であって、 前記基体が収容されるチャンバと、 前記チャンバ内に所定のガスを供給するガス供給部と、 前記チャンバ内に高周波電力を印加して該チャンバ内に
    プラズマを生成させるプラズマ形成部と、 前記基体に直流電圧を印加することが可能な電圧印加部
    と、 前記基体に残存する電荷を除去する電荷除去部と、 前記プラズマ形成部に接続されており、前記プラズマの
    密度が所定の値となるように前記プラズマ形成部からの
    高周波電力の出力を調節する制御部と、を備えることを
    特徴とするプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 当該プラズマ処理装置は、前記プラズマ
    形成部を複数有しており、 前記制御部は、前記複数のプラズマ形成部のうち少なく
    とも一つの高周波電力の出力を調節するものである、こ
    とを特徴とする請求項5記載のプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 基体が収容されるチャンバと、該チャン
    バ内に所定のガスを供給するガス供給部と、該チャンバ
    内に高周波電力を印加して該チャンバ内にプラズマを生
    成させるプラズマ形成部とを備えるプラズマ処理装置を
    準備する準備工程と、 前記チャンバ内に前記基体を収容する基体収容工程と、 前記チャンバ内に前記所定のガスを供給するガス供給工
    程と、 前記チャンバ内に高周波電力を印加して該チャンバ内に
    プラズマを生成せしめるプラズマ形成工程と、 前記基体に直流電圧を印加する電圧印加工程と、 前記プラズマによって生じた前記ガス由来の活性種を前
    記基体上に供給して該基体上に膜を形成せしめる成膜工
    程と、 前記電圧印加工程を実施した後に、前記基体に残存する
    電荷を該基体から除去する電荷除去工程と、 前記電圧印加工程の実施中において前記ガス供給工程を
    終了した時点から前記電荷除去工程を実施する前に、前
    記プラズマの密度を、所定の第1のプラズマ密度から、
    該第1のプラズマ密度よりも小さい第2のプラズマ密度
    へと変化させるプラズマ調整工程と、 前記膜が形成された基体を前記チャンバの外部へ搬出す
    る搬出工程と、を備えることを特徴とする成膜方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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