JP2002043043A - 電磁誘導加熱装置 - Google Patents
電磁誘導加熱装置Info
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B40/00—Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers
Abstract
を提供する。 【解決手段】金属鍋1に対向して配される渦巻き状のコ
イル5Aの中央部に磁性体3Aを貫通させてなる電磁誘
導加熱装置において、磁性体3を上下移動可能とする。
Description
による抵抗損でもって加熱させる電磁誘導加熱装置に関
し、特に、金属鍋中央部の加熱温度の調整が可能な装置
に関する。
を示す断面図である。金属鍋1に対向して渦巻き状のコ
イル5A,5Bが配されている。コイル5A,5Bの下
部には、それぞれ磁性体3,4が添わされている。磁性
体3の中心部には磁性を備えた軸部3Aが突設され、そ
の軸部3Aがコイル5Aの中央部を貫通するように構成
されている。磁性体3とコイル5Aとの間には、非磁性
体7が介装されている。金属鍋1の内部には、被加熱体
2が入っている。
成を示す平面図である。コイル5Aは、その導体が引出
し部6Aからコイル5Bの内側を渦巻き状に巻回された
後、渡り部6Bを介してコイル5Bへ渡っている。一
方、コイル5Bは、その導体が渡り部6Bからコイル5
Aの外側を渦巻き状に巻回された後、引出し部6Bへ引
き出されている。引出し部6A,6Bは、図示されてい
ない高周波電源に接続されている。
Hzの高周波電圧でもって励磁すると、コイル5A,5
Bを流れる高周波電流によって形成される磁束が矢印3
0のように金属鍋1を浸透するようになる。そのため
に、金属鍋1自体にその磁束を打ち消すような渦電流が
流れる。その渦電流による抵抗損でもって金属鍋1が発
熱する。また、非磁性体7が図7のように軸部3Aを覆
うように構成されることにより、コイル5Aによって形
成された磁束が軸部3Aから外部へ漏れ難くなり、磁束
が金属鍋1により浸透し易くなる。図7の装置は、上記
のような電磁誘導の原理でもって金属鍋1を直に加熱す
るものであって、瞬時に金属鍋1が加熱し、その内部に
入っている被加熱体2を効率良く煮炊きすることができ
る。また、この装置は炎を伴わないので非常に安全であ
るという利点もある。
たような従来の電磁誘導加熱装置は、金属鍋の中央部分
が周囲より加熱し易いという問題があった。すなわち、
図7において、金属鍋1の中央部には磁性体3の軸部3
Aが配され、コイル5Aを貫通するように構成されてい
る。この軸部3Aは、コイル5Aによって形成された磁
束が金属鍋1に浸透し易いように設けられたものであ
る。軸部3Aがないと金属鍋1の中央部分の加熱効率が
低下し、金属鍋1の中央部の温度上昇が周囲に比べて悪
くなる。すなわち、軸部3Aによって金属鍋1の中央部
分の温度が低下するのを防いでいる。しかし、この軸部
3Aによって金属鍋1の中央部分が非常に加熱し易いの
で、被加熱体2が焦げてまう場合があった。特に、粘度
の高いクリーム状のシチューや加熱中に粘度が高くなる
米飯類などは対流し難いので金属鍋1の中央部分が焦げ
易い。金属鍋1の中央部分の温度調節が可能な装置が望
まれていた。
温度の調整が可能な装置を提供することにある。
に、この発明によれば、金属鍋に対向して配される渦巻
き状のコイル中央部に磁性体を貫通させてなる電磁誘導
加熱装置において、前記磁性体を上下移動可能とするよ
うにするとよい。それによって、磁性体を下げて金属鍋
から遠ざけると、金属鍋の浸透する磁束が減るので金属
鍋の中央部分の温度上昇を抑えることができる。したが
って、磁性体を上下させることによって、金属鍋中央部
分の加熱温度の調整をすることができる。
前記磁性体とともに上下移動可能とするようにしてもよ
い。それによって、磁性体とともにコイルも下げると、
金属鍋に浸透する磁束がさらに減るので金属鍋中央部分
の加熱温度の調整可能な範囲をより広くすることができ
る。
て説明する。図1は、この発明の実施例にかかる電磁誘
導加熱装置の構成を示す断面図である。磁性体3,4
が、図7の場合より下に移動している。図1のその他
は、図7の従来の構成と同じであり、従来と同じ部分は
同一参照符号を付けることによって詳細な説明は省略す
る。すなわち、磁性体3,4が非磁性体7とともに上下
移動可能になっている。磁性体3,4が上にあるとき
は、図7と同じ構成になっている。磁性体3が下にある
と、軸部3Aが金属鍋1から遠ざかるのでコイル5Aに
よって形成される磁束31が金属鍋1の中央部分に浸透
し難くなり、金属鍋1の中央部分の温度が図7の場合よ
り低下する。一方、磁性体3が上にあると、軸部3Aが
金属鍋1に近づくので図7にようにコイル5Aによって
形成される磁束30が金属鍋1の中央部分に浸透し易く
なり、金属鍋1の中央部分の温度が高くなる。したがっ
て、磁性体3を上下させることによって、金属鍋1の中
央部分の加熱温度の調整をすることができる。そのため
に、被加熱体2の煮炊きの最中に磁性体3を上下移動さ
せることによって、金属鍋1の場所による加熱温度を変
化させ、被加熱体2に対流を起こさせ被加熱体2が焦げ
るのを防ぐことができる。また、磁性体3は被加熱体2
の材料の種類によって予め上下の位置を調整しておき、
被加熱体2に常時加熱温度の勾配を形成した状態で被加
熱体2を熱するようにすることもできる。なお、磁性体
4はコイル5A,5Bから発生する磁束が外部へ漏れる
のを防ぐためのものであり、金属鍋1の中央部分の加熱
温度の調整だけのためには磁性体4は必ずしも上下させ
なくてもよい。
電磁誘導加熱装置の構成を示す断面図である。コイル5
Aが磁性体3とともに上下移動可能であり、図2はコイ
ル5Aと磁性体3とが最も下に移動した場合の構成であ
る。コイル5Aとコイル5Bとは、図8で示されたよう
に渡り部6Bを介して接続されている。渡り部6Bに予
め可撓性を与えておけば、コイル5Aだけを上下移動可
能にすることができる。コイル5Aと磁性体3とが上に
ある場合は、図7と同じ構成になる。コイル5Aと磁性
体3とが図2のように下にあるときには、コイル5Aに
よって形成される磁束32が図1の場合より金属鍋1の
中央部分に浸透し難くなり、金属鍋1の中央部分の温度
がさらに低下する。そのために、コイル5Aと磁性体3
とを一緒に上下移動させることにより、金属鍋1の中央
部分の加熱温度の調整可能な範囲が図1の場合より広く
なる。それによって、被加熱体2の煮炊の調整をさらに
自由にすることができ、被加熱体2の焦げもさらに防ぎ
易くなる。なお、図2のコイル5Bも、コイル5Aと一
緒に上下移動する構成としてももよい。
かかる電磁誘導加熱装置の構成を示す断面図である。渦
巻き状のコイル8A、8Bが碗状に構成され、コイル8
Aの下部に磁性体9が配され、磁性体9の中央部分に突
設された軸部9Aも磁性を持ち、コイル8Aの中央部分
を貫通している。コイル8Bの下部にも磁性体10が配
され、磁束が外部へ漏れるのを防いでいる。コイル8
A、8Bの内側には、図示されていない炊飯用の金属鍋
が配される。磁性体9はアルミニウム性の取り付け板1
1で支えられるとともに、磁性体10もアルミニウム性
の取り付け板12で固定されている。後述されるよう
に、磁性体9は取り付け板11とともに上下移動可能に
なっている。
8Bが除外されて示されている。磁性体10は複数のフ
ェライト片よりなり、取り付け板12上に分散させてあ
る。また、磁性体9も4枚のフェライト片よりなり、取
り付け板11上に広げてある。図5は、図3の要部拡大
断面図であり、磁性体9を固定する取り付け板11が取
り付け板12に突設されたねじ14にナット13でもっ
て固定されている。
状態を示す要部拡大断面図である。ナット13の位置を
調整することによって、磁性体9の上下位置を変えるこ
とができる。それによって、図示されていない金属鍋の
場所による加熱温度を変化させ、被加熱体が焦げるのを
防ぐことができる。なお、磁性体9はコイル8Aと一緒
に上下移動させてもよい。また、磁性体9はマイクロモ
ータなどにより電動で上下移動させてもよいし、油圧に
より上下移動させてもよい。
して配される渦巻き状のコイル中央部に磁性体を貫通さ
せてなる電磁誘導加熱装置において、磁性体を上下移動
可能とするようにすることによって、金属鍋中央部分の
加熱温度の調整をすることができ被加熱体の焦げを防ぐ
ことができる。
体とともに上下移動可能とするようにすることによっ
て、金属鍋中央部分の加熱温度の調整可能な範囲をより
広くすることができ、被加熱体の焦げをさらに防ぐこと
ができる。
構成を示す断面図
装置の構成を示す断面図
導加熱装置の構成を示す断面図
部拡大断面図
体、5A,5B,8A,8B:コイル、6A,6C:引
き出し部、6B:渡り部、7:非磁性体、3A,9A:
軸部、11,12:取り付け板、30,31,32:磁
束
Claims (2)
- 【請求項1】金属鍋に対向して配される渦巻き状のコイ
ル中央部に磁性体を貫通させてなる電磁誘導加熱装置に
おいて、前記磁性体を上下移動可能としたことを特徴と
する電磁誘導加熱装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の電磁誘導加熱装置におい
て、前記コイルを前記磁性体とともに上下移動可能とし
たことを特徴とする電磁誘導加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000219147A JP2002043043A (ja) | 2000-07-19 | 2000-07-19 | 電磁誘導加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000219147A JP2002043043A (ja) | 2000-07-19 | 2000-07-19 | 電磁誘導加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002043043A true JP2002043043A (ja) | 2002-02-08 |
Family
ID=18713979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000219147A Withdrawn JP2002043043A (ja) | 2000-07-19 | 2000-07-19 | 電磁誘導加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002043043A (ja) |
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-
2000
- 2000-07-19 JP JP2000219147A patent/JP2002043043A/ja not_active Withdrawn
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