JP2002042794A - 密閉型鉛蓄電池 - Google Patents

密閉型鉛蓄電池

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JP2002042794A
JP2002042794A JP2000226304A JP2000226304A JP2002042794A JP 2002042794 A JP2002042794 A JP 2002042794A JP 2000226304 A JP2000226304 A JP 2000226304A JP 2000226304 A JP2000226304 A JP 2000226304A JP 2002042794 A JP2002042794 A JP 2002042794A
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carbon
lead
acid battery
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JP2000226304A
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English (en)
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Masahisa Okuda
昌久 奥田
Tetsuo Ogoshi
哲郎 大越
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Resonac Corp
Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉型鉛蓄電池の長寿命化を図る。 【解決手段】 負極活物質である鉛粉に、鉛粉に対して
0.5wt%以下のリグニンと、鉛粉に対して0.1w
t%〜0.4wt%のカーボンと、を添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は密閉型鉛蓄電池に係
り、特に、負極板中の活物質の鉛粉に、該鉛粉に対し
0.5重量%以下のリグニンを添加した密閉型鉛蓄電池
に関する。
【0002】
【従来の技術】鉛蓄電池は価格及び信頼性等の点で優れ
ていることから、現在、産業用や自動車用をはじめとし
て幅広い分野の様々な機器の電源として使用されてい
る。鉛蓄電池のうち、とりわけ、液漏れのない密閉型鉛
蓄電池は、その特徴を活かして、これらの機器の電源と
して広く普及している。
【0003】密閉型鉛蓄電池を電源とするこれらの機器
では、近年の目覚ましい電子・電気技術の発達を背景
に、メンテナンスフリー化や耐用年数の長期化が進めら
れている。これに伴い、これらの機器の電源として、密
閉型鉛蓄電池に関してもさらなる長寿命化が求められて
いる。
【0004】従来、密閉型鉛蓄電池の長寿命化を図るた
めに、負極活物質である鉛粉に微量のリグニンを添加剤
として含有させることが有効であることが知られてい
る。この技術によれば、リグニンの添加により負極活物
質が微細化・多孔質化し負極板の電極反応面積が大きく
なるので、負極板の活性状態が維持され、密閉型鉛蓄電
池の長寿命化を図ることができる。
【0005】なお、本発明に関連する技術としては、カ
ルボニル基やカルボキシル基等の親水性基を表面に有し
メジアン径が600nm以下のカーボン微粒子を、電解
液中や負極活物質粒子表面に含むようにして、劣化した
活物質を再生させ鉛蓄電池の長寿命化を図る特開平第1
0−228922号公報に開示された技術がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の密
閉型鉛蓄電池に比べ更に長寿命の密閉型鉛蓄電池を得る
ことができれば、長寿命化した電子・電気機器に対応可
能な電源への要求に応えることができる。
【0007】本発明は上記事案に鑑み、長寿命化した密
閉型鉛蓄電池を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、負極板中の活物質の鉛粉に、該鉛粉に対
し0.5重量%以下のリグニンを添加した密閉型鉛蓄電
池において、前記鉛粉に対し0.1重量%乃至0.4重
量%のカーボンを添加したことを特徴とする。
【0009】本発明では、負極活物質である鉛粉に、鉛
粉に対して0.5重量%以下のリグニンと、鉛粉に対し
て0.1重量%乃至0.4重量%のカーボンと、を添加
して負極板のペーストとする。このペーストに添加する
カーボン量が鉛粉に対する重量比で0.1%未満となる
と、又は、0.4%を越えると、従来の密閉型鉛蓄電池
に比べ寿命特性の点で大きな優位性が得られないので、
密閉型鉛蓄電池の長寿命化を図るためには、負極活物質
に添加するカーボン量は鉛粉に対して重量比で0.1%
〜0.4%の範囲とする必要がある。このとき、リグニ
ンは鉛粉に対して重量比で0.5%以下であればよく、
リグニンを添加しなくてもよい。この場合において、ペ
ーストに添加するカーボン量が鉛粉に対して重量比で
0.2%〜0.3%の範囲とすれば、密閉型鉛蓄電池の
寿命特性を改善する上で更に好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用される実施形
態の密閉型鉛蓄電池の作製手順について、負極板の作
製、正極板の作製、電池の製造の順に説明する。なお、
本実施形態は本発明の一形態であり、上述した特許請求
の範囲を制限するものではない。
【0011】<正極板>酸化度75%の鉛粉を、硫酸と
水とで調節しながら混練し、ペースト密度4.2g/c
のペーストを作製した。このペーストを格子に充填
して正極板を作製した。
【0012】<負極板>酸化度75%の負極活物質とし
ての鉛粉に、添加剤として、鉛粉に対し重量比で0.5
%以下のリグニンと、鉛粉に対し重量比で0.1%〜
0.4%(以下、wt%と表記する。)のカーボンと、
を添加して、硫酸と水とで調節しながら混練し、ペース
ト密度4.7g/cmのペーストを作製した。このペ
ーストを格子に充填して負極板を作製した。
【0013】<電池の製造>以上のように作製した正極
板、負極板、及び電解液含浸用のリテーナを用いて、正
極/負極:3枚/4枚構成として、5.4Ah−2Vの
密閉型鉛蓄電池を完成させた。
【0014】
【実施例】次に、上述した実施形態に従って、リグニン
及びカーボンの添加量を種々変更して作製した実施例の
密閉型鉛蓄電池について説明する。なお、比較のために
作製した比較例の電池についても併記する。
【0015】(実施例1〜4)下表1に示すように、実
施例1〜実施例4では、リグニンを添加せず、鉛粉に対
するカーボンの添加量を変化させて電池を作製した。カ
ーボン添加量を、それぞれ、実施例1では0.1wt
%、実施例2では0.2wt%、実施例3では0.3w
t%、実施例4では0.4wt%とした。
【0016】
【表1】
【0017】(実施例5〜8)表1に示すように、実施
例5〜実施例8では、リグニン添加量を0.3wt%と
し、カーボン添加量を変化させて電池を作製した。カー
ボン添加量を、それぞれ、実施例5では0.1wt%、
実施例6では0.2wt%、実施例7では0.3wt
%、実施例8では0.4wt%とした。
【0018】(実施例9〜12)表1に示すように、実
施例9〜実施例12では、リグニン添加量を0.5wt
%とし、カーボン添加量を変化させて電池を作製した。
カーボン添加量を、それぞれ、実施例9では0.1wt
%、実施例10では0.2wt%、実施例11では0.
3wt%、実施例12では0.4wt%とした。
【0019】(比較例1、2)表1に示すように、比較
例1及び2では、カーボン添加量を変化させた以外は実
施例1と同様に電池を作製した。比較例1ではカーボン
を添加せず(0.0wt%)、比較例2ではカーボン添
加量を0.5wt%とした。
【0020】(比較例3、4)表1に示すように、比較
例3及び4では、リグニン添加量を0.3wt%とし、
カーボン添加量を変化させた以外は実施例5と同様に電
池を作製した。比較例3ではカーボンを添加せず(0.
0wt%)、比較例4ではカーボン添加量を0.5wt
%とした。
【0021】(比較例5、6)表1に示すように、比較
例5及び6では、リグニン添加量を0.5wt%とし、
カーボン添加量を変化させた以外は実施例9と同様に電
池を作製した。比較例5ではカーボンを添加せず(0.
0wt%)、比較例6ではカーボン添加量を0.5wt
%とした。
【0022】(比較例7〜12)表1に示すように、比
較例7〜比較例12では、リグニン添加量を0.8wt
%とし、カーボン添加量を0.1wt%〜0.5wt%
の範囲で変化させて電池を作製した。比較例7ではカー
ボンを添加しないで(0.0wt%)電池を作製した。
一方、比較例8〜12では、カーボン添加量を、それぞ
れ、0.1wt%、0.2wt%、0.3wt%、0.
4wt%、0.5wt%とした。
【0023】<試験>次に、以上のように作製した実施
例及び比較例の各電池について、充放電サイクル数を測
定するサイクル試験を行った。このサイクル試験では、
10000サイクル毎に電池の残存容量を確認し、残存
容量が初期容量の50%以下となった時点で寿命とし
た。
【0024】残存容量の確認は、1/5CA放電で行
い、サイクル条件は、加速で行うために60゜Cの雰囲
気で行い、 充電:定電圧定電流(4A、2.33V、2分間) 放電:定電流(4A、1分間) という条件で行った。
【0025】サイクル試験の試験結果を下表2に示す。
【0026】
【表2】
【0027】<サイクル試験の評価>表1及び表2から
明らかように、リグニン添加量が0.5wt%を超える
0.8wt%の比較例7〜12の電池、及び、リグニン
添加量が0.5wt%以下であっても、カーボン添加量
を0.0wt%(無添加)、又は、0.5wt%とした
比較例1〜比較例6の電池では、サイクル数が8万サイ
クル以下であった。これに対し、リグニン添加量を0.
5wt%以下、かつ、カーボン添加量を0.1wt%〜
0.4wt%とした実施例1〜12の電池では、サイク
ル数が10万サイクル以上であった。従って、リグニン
添加量を0.5wt%以下、かつ、カーボン添加量を
0.1〜0.4wt%とすることで、サイクル特性に優
れた密閉型鉛蓄電池を得ることができることが分かる。
【0028】また、実施例の電池のうち、カーボン添加
量を0.1wt%又は0.4wt%とした実施例1、
4、5、8、9、12の電池は、いずれもサイクル数が
11万サイクル以下であった。この点、カーボン添加量
を0.2wt%〜0.3wt%とした実施例2、3、
6、7、10、11の電池は、サイクル数が13万サイ
クル以上と良好な結果となった。従って、リグニン添加
量を0.5wt%以下、かつ、カーボン添加量を0.2
〜0.3wt%とすることで、更にサイクル特性に優れ
た密閉型鉛蓄電池を得ることができることが分かる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
負極活物質である鉛粉に、鉛粉に対して0.5重量%以
下のリグニンと、鉛粉に対して0.1重量%乃至0.4
重量%のカーボンと、を添加としたので、密閉型鉛蓄電
池の長寿命化を図ることができる、という効果を得るこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H028 AA01 AA05 EE01 EE06 HH01 5H050 AA07 BA09 CA06 CB15 DA03 DA09 DA10 EA10 EA22 FA17 HA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負極板中の活物質の鉛粉に、該鉛粉に対
    し0.5重量%以下のリグニンを添加した密閉型鉛蓄電
    池において、前記鉛粉に対し0.1重量%乃至0.4重
    量%のカーボンを添加したことを特徴とする密閉型鉛蓄
    電池。
  2. 【請求項2】 前記鉛粉に対し0.2重量%乃至0.3
    重量%のカーボンを添加したことを特徴とする請求項1
    に記載の密閉型鉛蓄電池。
JP2000226304A 2000-07-27 2000-07-27 密閉型鉛蓄電池 Abandoned JP2002042794A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006049025A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Furukawa Battery Co Ltd:The 制御弁式鉛蓄電池
JP2008152955A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 鉛蓄電池
WO2022113636A1 (ja) 2020-11-27 2022-06-02 株式会社Gsユアサ 鉛蓄電池

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