JP2002040536A - カメラの電源制御方法 - Google Patents

カメラの電源制御方法

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JP2002040536A
JP2002040536A JP2000228268A JP2000228268A JP2002040536A JP 2002040536 A JP2002040536 A JP 2002040536A JP 2000228268 A JP2000228268 A JP 2000228268A JP 2000228268 A JP2000228268 A JP 2000228268A JP 2002040536 A JP2002040536 A JP 2002040536A
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voltage
booster circuit
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JP2000228268A
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Noboru Shimada
昇 島田
Katsuji Ozawa
勝司 小澤
Takao Umetsu
隆夫 梅津
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/26Power supplies; Circuitry or arrangement to switch on the power source; Circuitry to check the power source voltage

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影待機時における電池の消耗を抑えながら
LCDの表示を適正に行う。 【解決手段】 昇圧回路はオンとなると、電池電圧V
BTT を昇圧した5Vの昇圧電圧VH を出力電圧VOUT
して出力する。昇圧回路がオフとなると出力電圧V OUT
が昇圧電圧VH から徐々に低下する。レリーズボタン等
の操作を待ち受けする撮影待機モード下では、間隔TF
で昇圧回路がオンとされて、繰り返しオン・オフされ
る。間隔TF は、昇圧回路からの出力電圧VOUT でLC
Dを駆動したときに、その表示濃度が著しく低下しない
レベル(20%以内)となるように決められている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池から出力され
る電池電圧を昇圧回路で昇圧して各部に動作電圧として
供給するカメラの電源制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のカメラでは、オートフォーカス装
置,測光装置のセンサ,電動ズーム,電子制御のシャッ
タ装置等のように、電子化された機構を搭載したものが
多い。このようなカメラでは、マイクロコンピュータを
用いて撮影のためのシーケンスを制御している。また、
撮影に必要な情報、例えば写真フイルムの装填の有無、
フイルム感度、撮影済コマ数あるいは残り撮影可能枚
数,写真フイルムに写し込まれる撮影日時,ストロボモ
ード,電源としての電池の残量等をLCD(液晶表示パ
ネル)に表示するものもある。
【0003】上記のように電子化されたカメラでは、電
源として例えばCR123A等のリチウム電池や,単三
電池等を電源としており、メインスイッチがオン、すな
わちオフモードから撮影可能なオンモードとされると、
電池からの電池電圧を昇圧回路で昇圧し、マイクロコン
ピュータや各部の動作に必要な電圧を得ている。また、
オフモードのときにも撮影日時用に計時日時のカウント
アップやメインスイッチの操作の監視等をマイクロコン
ピュータで行うカメラでは、マイクロコンピュータは電
池電圧でも動作可能となっている。
【0004】ところで、昇圧回路を作動させた状態で
は、消費電流が大きく、当然ながら電池の消耗も激した
め、電池を頻繁に交換しなければならない。このような
不都合を解消するために、現在市販されているカメラの
ほとんどは、オンモードとしたの後に、何らかの操作を
一定時間以上していない場合、すなわち撮影待機状態が
一定時間継続された場合に、昇圧回路の作動を停止し
て、電源を自動的にオフとするオートオフ機能を備えて
いる。このオートオフ機能によって、無駄な電池の消耗
を抑えて電池の寿命を伸ばしている。
【0005】また、撮影待機状態では、昇圧回路を作動
させずに、電池電圧で低電圧駆動可能なCPUを低速で
作動させて計時日時のカウントアップを行ったり、レリ
ーズ操作の待ち受け等を行い、レリーズ操作等の操作が
行われた時点で昇圧回路を作動させ、この昇圧された電
圧で高速なCPUを作動し、演算処理や操作に応じた制
御・動作を行うようにした手法が特開平11−3846
5号公報により知られている。この手法によれば、撮影
待機状態では、昇圧回路が作動していないため、消費電
流が小さく抑えることができ、電池の寿命を長くできる
といった利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、オートオフ
機能は、上記のように撮影待機状態が一定時間以上継続
した場合に、昇圧回路の作動を停止するものであるか
ら、撮影待機状態での消費電流を低減するものではな
い。このため効果的に撮影待機状態での消費電流の低減
を図ろうとすると、オ−トオフするまでの時間を短めに
設定する必要があるが、このようにするとカメラが頻繁
にオートオフしてしまい、操作性が低下するという問題
があった。
【0007】一方、特開平11−38465号公報記載
の手法では、カメラの動作に支障を招いたり、撮影待機
状態でのLCDの表示に難点がある。例えば、レリーズ
操作等に応答してカメラの各部が動作したときや、スト
ロボ回路が作動したときには電池に大電流が流れて電池
電圧が大きく変動するため、この電池電圧だけで駆動さ
れる低速のCPUがリセットされて、計時日時が狂った
り、レリーズ操作等を受け付けなくなるといった問題が
発生する。また、LCDを昇圧回路で昇圧された電圧で
駆動するようにした場合には、何らかの操作を行って昇
圧回路が作動するまで撮影情報が表示されないといった
問題が発生する。
【0008】LCDは、例えば電池の3V程度の電池電
圧でも、昇圧回路で昇圧された5V程度の電圧のどちら
でも駆動することができるから、例えば昇圧回路が作動
していないときには電池電圧を、また昇圧回路が作動し
たならばこの昇圧回路からの電圧をLCDの動作電圧と
して表示を行うことも可能であり、また電池の出力電圧
だけを動作電圧として表示を行うことは可能である。
【0009】しかしながら、LCDの表示濃度が供給さ
れる電圧に応じて変化するため、前者の手法では、電池
電圧と昇圧された電圧との差により、LCDの表示濃度
が大きく変動してしまい、故障と間違えられてしまう。
また、LCDの動作電圧をどちらかの電圧を基準にして
設定することで、いずれかの一方の電圧で駆動している
ときの表示性能が著しく悪くなる可能性もある。後者の
手法では、レリーズ操作等に応答してカメラの各部が動
作したときに、電池に大電流が流れて電池電圧が大きく
変動することによって、LCDの表示の濃度が大きく変
動してしまう。
【0010】また、撮影日時用に計時日時を例えばマイ
クロコンピュータで計時する場合には、昇圧回路をオフ
としているオフモード下では、電池電圧がマイクロコン
ピュータの最低動作電圧よりも低下すると、計時日時が
計時されないばかりか、計時日時がリセットされてしま
うので再設定を必要としていた。このため、再設定すこ
となく計時日時の計時を継続させるには、電池電圧が最
低動作電圧に達する前に、早めに電池交換を行わなけれ
ばならず、電池の残量を無駄にしていた。
【0011】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、撮影待機状態でのLCDの表示を適切
に行いながら、消費電流を低減することができるカメラ
の電源制御方法を提供することを目的とする。また、電
池電圧が著しく低下しているときにも計時日時の計時を
継続させて、電池交換のタイミングに余裕を持たせるこ
とができるカメラの電源制御方法を提供することを別の
目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、請求項1記載のカメラの電源制御方法で
は、撮影待機モード時には、昇圧回路を所定の間隔でオ
ンとして繰り返しオン・オフし、この昇圧回路の出力電
圧を少なくとも表示手段に動作電圧として供給して、前
記表示手段を動作させるものである。
【0012】請求項2記載のカメラの電源制御方法で
は、所定の間隔を、昇圧回路をオンとする直前のLCD
の表示濃度が所定の濃度レベル以上に維持されるように
決めたものであり、請求項3記載のカメラの電源制御方
法では、所定の間隔を、日時を計時する計時手段の計時
時間をカウントアップする間隔としたものである。
【0013】請求項4記載のカメラの電源制御方法で
は、電池の電池電圧を検出する検出手段を備え、制御手
段は、撮影動作を禁止したオフモードに移行する際に前
記検出手段を作動して得られる前記電池の電池電圧が日
時を計時する計時手段の動作に必要な最低動作電圧レベ
ルよりも低いときには、オフモードに移行後に所定の間
隔でオンとして昇圧回路を繰り返しオン・オフし、この
昇圧回路の出力電圧で計時手段手段を動作するようにし
たものである。
【0014】請求項5記載のカメラの電源制御方法で
は、制御手段を、駆動モード時では、オンとされた前記
昇圧回路からの出力電圧及び第1の動作クロックで動作
する高速モードとされ、前記昇圧回路を繰り返しオン・
オフしている間では、昇圧回路がオンのときにはオンと
された前記昇圧回路からの出力電圧及び第1の動作クロ
ックよりも周波数が低い第2の動作クロックで動作する
低速モードとされるとともに、昇圧回路がオフのときに
は前記最低電圧レベル以上及び第2の動作クロックで動
作する低電力モードとするものである。
【0015】請求項6記載のカメラの電源制御方法で
は、電池の電池電圧を検出する検出手段を備え、制御手
段は、撮影動作を禁止したオフモードに移行する際に前
記検出手段を作動して得られる前記電池の電池電圧が計
時手段の動作に必要な最低動作電圧レベルよりも低いと
きには、オフモードに移行後に所定の間隔でオンとして
昇圧回路を繰り返しオン・オフし、この昇圧回路の出力
電圧で前記計時手段を動作させるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明を実施したカメラの外観を
示す図2において、カメラボディ2の前面には、撮影レ
ンズ3を保持した鏡胴4、測距用の投・受光窓5,6、
測光窓7、ファインダ8、ストロボ発光部9が設けられ
ている。また、上面には、電源ボタン10,レリーズボ
タン11、LCD(液晶表示パネル)12,設定操作部
13が設けられ、背面側の上部には、ズームレバー14
が配されている。
【0017】また、カメラボディ2の底面には、フイル
ムカートリッジ15が装填されるカートリッジ装填室の
装填蓋16、電源としての電池17(図4参照)の電池
蓋(図示省略)が設けられ、側面には装填蓋16用の蓋
開閉レバー18,MRC(ミッドロールチェンジ)ボタ
ン19が配されている。
【0018】電池17としては、例えばCR123Aや
CR2等の公称電圧3.0Vのリチウム電池が用いら
れ、シャッタ装置,ズーム装置等の撮影機構やLCD1
2は、この電池17から出力される電池電圧VBTT を昇
圧回路20(図4参照)で昇圧したもので駆動される。
【0019】電源ボタン10を押圧操作する毎に、カメ
ラの動作モードは撮影が禁止されたオフモードと、撮影
のための動作が可能なオンモードとの間で交互に切り換
えられる。図3に示すように、オフモードは、電池17
から出力される電池電圧VBT T が十分なときの通常オフ
モードと、電池電圧の低下が著しいときの保護オフモー
ドとがある。一方のオンモードは、撮影のための準備動
作や撮影のための動作を行うために昇圧回路20が継続
的にオンとされた駆動モードと、各種の操作の待ち受け
を行い電池17の消耗を抑えるために昇圧回路20のオ
ンオフ制御を行う撮影待機モードとがある。
【0020】カメラの各部を制御するマイクロコンピュ
ータ21(図4参照)は、高速な制御・処理が可能な高
速モードと、動作クロックを低くすることによって高速
モードよりも消費電力を少なくした低速モードと、動作
電圧と動作クロックとを低くすることで、可能な限り消
費電力を少なくした低電力モードのいずれかの動作モー
ドで動作する。例えば、高速モードでは、マイクロコン
ピュータ21は、5Vの動作電圧,500kHzの動作
クロックで動作し、低速モードでは5Vの動作電圧,1
6kHzの動作クロックで動作する。また、低電力モー
ドでは、マイクロコンピュータ21のリセット電圧レベ
ルよりも高い動作電圧,16kHzの動作クロックで動
作する。なお、マイクロコンピュータ21は、動作電圧
が5Vから多少変動しても高速モード及び低速モードで
動作が可能である。
【0021】駆動モードでは昇圧回路20は継続的にオ
ンとされ、マイクロコンピュータ21は高速モードとさ
れる。また、撮影待機モードでは、昇圧回路20はオフ
の状態から所定の間隔TF (オンとオンの間隔)でオン
とするオンオフ制御が行われ、マイクロコンピュータ2
1は昇圧回路20がオンの間に低速モードとされ、昇圧
回路20がオフのときには低電力モードとされる。
【0022】通常オフモードでは、昇圧回路20は継続
的にオフとされ、マイクロコンピュータ21は低電力モ
ードとされる。また、保護オフモードでは、マイクロコ
ンピュータ21がリセットされるのを防止するために、
撮影待機モード同様にして昇圧回路20のオンオフ制御
が行われる。これにより、電池17の消耗を抑えながら
マイクロコンピュータ21を駆動するための電圧レベル
を確保し、マイクロコンピュータ21で計時されている
日時がリセットされること防止する。なお、マイクロコ
ンピュータ21は、昇圧回路20のオン・オフに同期し
て、低速モードと低電力モードとに切り換わって動作す
る。
【0023】電源ボタン10が押圧操作されてオフモー
ドからオンモードとなると、カメラの動作モードはいっ
たん駆動モードとなる。このときには、カメラの各部の
初期化や、ストロボの充電処理、鏡胴4の沈胴位置から
図示する撮影位置への繰り出しなどの撮影のための準備
が行われ、撮影準備の完了後に撮影待機モードに移行す
る。
【0024】撮影待機モード下では、電源ボタン10,
レリーズボタン11,ズームレバー14,設定操作部1
3,装填蓋16,MRCボタン19の操作が監視され、
これらの操作を行った場合には、駆動モード下で操作に
対応した動作・処理が行われる。また、鏡胴4の位置の
リカバリ処理、ストロボの充電処理等は、駆動モード下
で行われるが、この間でも電源ボタン10,レリーズボ
タン11,ズームレバー14,設定操作部13,装填蓋
16,MRCボタン19の操作が監視され、操作に対応
した動作・処理が行われる。
【0025】オンモード下で、レリーズボタン11を押
圧操作して半押しとすると、駆動モード下で、測距用の
投・受光窓5,6、測光窓7を通して撮影距離の測定及
び被写体輝度の測定が行われる。引き続きレリーズボタ
ン11をさらに押し込んで全押しとすると、測定された
被写体距離に対応して撮影レンズ3のピント合わせが行
われ、測定された被写体輝度のもとでシャッタ羽根が開
閉されて撮影完了した後に1コマ分のフイルム給送が行
われてから撮影待機モードに移行する。また、オンモー
ド下でスームレバー14を操作すると、駆動モード下で
鏡胴4が伸縮されて撮影レンズ3のズーミングが行われ
る。
【0026】オンモード下で電源ボタン10を操作した
場合には、駆動モード下で鏡胴4の沈胴位置への移動等
の終了処理が行われた後に、オフモードに移行する。ま
た、オンモード下でレリーズボタン11,ズームレバー
14,操作設定部13等を一定のオートオフ時間
OFF 、例えば7分間操作しない場合にも、自動的にオ
フモードに移行する。すなわち、オートオフされる。
【0027】オフモードに移行する際には、電池17か
ら出力される電池電圧VBTT が調べられ、この電池電圧
BTT の高低によって通常オフモードまたは保護オフモ
ードのいずれか一方のモードに移行する。マイクロコン
ピュータ21が動作不能となるリセット電圧レベル(例
えば2.3V)よりも電池電圧VBTT が高いとき、すな
わちマイクロコンピュータ21の最低動作電圧レベル以
上のときには、通常オフモードとなり、リセット電圧レ
ベル以下の場合には保護オフモードとなる。保護オフモ
ード下では、適当なチェック間隔TBTT でバッテリチェ
ックが行われ、このバッテリチェックで電池電圧VBTT
がリセット電圧レベルよりも高いことが検知されると通
常オフモードに移行する。
【0028】オフモード下では、電源ボタン10,装填
蓋16,MRCボタン19の操作が監視される。装填蓋
16,MRCボタン19が操作された場合には、駆動モ
ードに移行して、所定の処理を行った後にオフモードに
戻る。
【0029】LCD12は、オンモード時に点灯され、
写真フイルムの残り撮影可能枚数,ストロボ発光モー
ド,現在の日時の表示・非表示による撮影日時のプリン
ト指定の有無,電池17の残量等の撮影情報を表示す
る。例えば電池17の残量表示は、電池電圧VBTT がリ
セット電圧レベル以下となると、ユーザに電池交換を促
すために点滅表示される。ストロボ発光モード、撮影日
時のプリント指定の有無、現在の日時等は、設定操作部
13を操作することにより設定できる。
【0030】カメラボディ2の側面の蓋開閉レバー18
を図2に示すロック解除位置に回動すると装填蓋16が
開放する。また、装填蓋16を閉じると蓋開閉レバー1
8がロック位置に自動的に回動し、装填蓋16が閉じ位
置でロックされる。
【0031】フイルムカートリッジ15としては、現在
市販されているアドバンスト・フォト・システム(AP
S)のIX240型式のものが用いられている。フイル
ムカートリッジ15は、写真フイルム15aとカートリ
ッジ15bとからなる。カートリッジ15bには、写真
フイルム15aの後端が係合されたスプールが回動自在
に内蔵されており、写真フイルム15aは、使用しない
ときや、カメラから取り出された状態では、スプールに
先端までが巻き付けられてカートリッジ15b内に収納
されている。また、カートリッジ15bには、スプール
と一体に回動するデータディスク15cが設けられてい
る。
【0032】オンモード及びオフモード下で、フイルム
カートリッジ15をカメラのカートリッジ装填室に装填
して装填蓋16を閉じると、まずカメラ側の機構によっ
てカートリッジ15bのフイルム送出口に組み込まれた
遮光蓋が開放される。次に、スプールがフイルム送り出
し方向と反対の巻戻し方向に回転され、この間にデータ
ディスク15c上に記されたバーコードから写真フイル
ム15aのフイルム感度や種類、撮影可能枚数等が読み
取られるとともに、写真フイルム15aの使用状態(未
使用、一部露光済み、露光済み、現像済み)がデータデ
ィスク15cの回転開始位置から検知される。使用状態
が未使用,一部露光済みのいずれかで有る場合には、こ
の後にカメラ側の給送機構でスプールがフイルム送り出
し方向に回転され、写真フイルム15aがカートリッジ
15bから送り出される。
【0033】送り出された写真フイルム15aは、カメ
ラ内の巻取りスプールに巻き付けられ、最初の未露光の
撮影コマが撮影レンズの背後にセットされる。そして、
撮影が行われる毎に、1コマ分の写真フイルム15aが
巻取りスプールに巻き取られ、次の未露光の撮影コマが
撮影レンズの背後にセットされる。最後の撮影コマの撮
影完了後には、この最後の撮影コマに対して、後述する
磁気記録を行うために、写真フイルム15aを巻取りス
プール方向に送った後に、カートリッジ15bのスプー
ルが巻戻し方向に回転されて、写真フイルム15aの全
てがカートリッジ15b内に巻き戻される。
【0034】また、オンモード及びオフモード下で、M
RCボタン19を押圧操作すると、写真フイルム15a
は、未撮影の撮影コマが残っている状態であってもカー
トリッジ15b内に巻戻され、撮影途中のフイルムカー
トリッジ15を取り出すことができる。
【0035】写真フイルム15aの乳剤面と反対側のベ
ース面側には、透明な磁気記録層が形成されており、そ
の一部がカメラの磁気ヘッドで各種データを書き込むた
めのデータトラックとして利用される。データトラック
に記録されるデータとしては、ストロボ発光の有無や、
撮影日時及びこれのプリント指定の有無等がある。
【0036】図4に上記カメラの要部構成を示す。カメ
ラの各部は、マイクロコンピュータ21によって制御さ
れる。電池17には昇圧回路20が接続されている。こ
の昇圧回路20は、マイクロコンピュータ21から「H
レベル」の昇圧制御信号が入力されている間にオンとな
り、オンとなっている間では、電池17が出力する電池
電圧VBTT を一定な昇圧電圧VH に昇圧して、これを出
力電圧VOUT として出力する。昇圧電圧VH は、5Vに
設定されている。
【0037】図5に上記の昇圧回路20を示す。昇圧回
路20は、チョークコイル25,逆流防止用のダイオー
ド26,平滑用コンデンサ27,トランジスタ28,パ
ルス幅制御手段29から構成されており、パルス幅制御
方式のスイッチング・レギュレータとなっている。パル
ス幅制御手段29は、マイクロコンピュータ21からの
昇圧制御信号が入力され、この昇圧制御信号が「Hレベ
ル」となっている間にトランジスタ28を繰り返しオン
・オフする駆動パルス信号を発生する。
【0038】駆動パルス信号によるトランジスタ28の
オン・オフによってチョ−クコイル25で昇圧された電
圧は、平滑用コンデンサ27で平滑されて出力される。
パルス幅制御手段29は、昇圧回路21の出力電圧V
OUT を監視しており、出力電圧VOUT に応じて駆動パル
ス信号のデューティ比を調節する。これにより、昇圧制
御信号が「Hレベル」とされて昇圧回路20がオンとな
っている間では、電池17の電池電圧VBTT が一定の昇
圧電圧VH に昇圧される。なお、電池電圧VBTTがある
程度低下していても、昇圧回路20がオンとなっている
間では一定な昇圧電圧VH が出力電圧VOUT として出力
される。
【0039】昇圧制御信号が「Lレベル」とされて昇圧
回路20がオフとなると、平滑用コンデンサ27の放電
が進み、出力電圧VOUT が徐々に低下して、最終的には
出力電圧VOUT としては、電池17の電池電圧VBTT
出力される。
【0040】なお、上記に説明した昇圧回路20の構成
は一例であり、昇圧回路をオフしたときに、その出力電
圧が徐々に低下するものであれば、その他の回路構成の
昇圧回路を用いることができる。
【0041】駆動モードでは、昇圧回路20が継続して
オンとされるから、一定な昇圧電圧VH が出力電圧V
OUT として出力される。また、通常オフモードでは、昇
圧回路20が継続してオフとされるから、電池電圧V
BTT が出力電圧VOUT として出力される。
【0042】撮影待機モード及び保護オフモードでは、
マイクロコンピュータ21がオンオフ制御を行って、所
定の間隔TF で昇圧回路20をオンとして、繰り返し昇
圧回路20をオン・オフする。したがって、これらの撮
影待機モード及び保護オフモードでは、昇圧回路20が
オンとなっている間では出力電圧VOUT として昇圧電圧
H が出力され、昇圧回路20がオフとなると出力電圧
OUT が昇圧電圧VHから低下し、再び昇圧回路20が
オンとなることによって出力電圧VOUT として昇圧電圧
H が出力されるように出力電圧VOUT が変化する。こ
のときの出力電圧VOUT の最も低い電圧がLCD12の
表示濃度を適正な範囲に維持するための最低表示電圧V
L 以上となるように間隔TF が決められている。
【0043】このように、撮影待機モード下において
は、昇圧回路20のオンオフ制御を行うことによって、
撮影待機モード下でのLCD12の表示濃度を適正な範
囲に維持しながら電池17の消耗を抑えている。また、
保護オフモード下では、マイクロコンピュータ21の動
作電圧を確保している。
【0044】図4において、昇圧回路20からの出力電
圧VOUT は、マイクロコンピュータ21,撮影機構3
1,液晶表示部32等のカメラの各部に供給される。撮
影機構31は、鏡胴4を沈胴位置と撮影位置との間で移
動させる繰り出し装置、撮影レンズ3のピント合わせや
ズーミングを行うフォーカシング装置及びズーム装置、
写真フイルム15aの給送を行う給送装置、シャッタ装
置、測光用の受光素子、測距用のセンサ、写真フイルム
15aにデータを磁気記録する磁気ヘッドやこれのヘッ
ドドライバ等から構成されている。この撮影機構31
は、昇圧電圧VH で動作可能とされ、その動作はマイク
ロコンピュータ21によって制御される。
【0045】液晶表示部32は、前述のLCD12及び
このLCD12を駆動するLCDドライバから構成され
ている。液晶表示部32は、オンモード下でマイクロコ
ンピュータ21からの表示データが入力され、この表示
データに基づいてLCDドライバがLCD12を駆動す
ることによって、LCD12に撮影情報が表示される。
【0046】LCD12は、オンモード下では昇圧回路
20からの出力電圧VOUT を動作電圧として動作する。
したがって、駆動モード下では、昇圧回路20で昇圧さ
れた一定な昇圧電圧VH が動作電圧となり、撮影待機モ
ード下では、昇圧電圧VH と最低表示電圧VL との間で
変化する出力電圧VOUT が動作電圧となる。
【0047】LCD12は、動作電圧が変化すると、そ
の表示濃度が変化するから、昇圧電圧VH と最低表示電
圧VL との差が大きいと、濃度変化も大きくなり故障と
誤認識されることがある。このため、最低表示電圧VL
でLCD12を駆動したときの表示濃度と、昇圧電圧V
H で駆動したときの表示濃度との差が小さくなるよう
に、例えば濃度低下が20%以内となるように最低表示
電圧VL が設定されている。すなわち、このように設定
された最低表示電圧VL よりも出力電圧VOUT が低下し
ないように、撮影待機モードにおける昇圧回路20をオ
ンオフ制御する間隔TF が決められている。
【0048】なお、昇圧回路20をオフとしているとき
の出力電圧VOUT の低下率は、昇圧回路20に対する負
荷によって変わるから、負荷が変化する場合では最大の
負荷、すなわち出力電圧VOUT の低下が最大の場合を基
準にして間隔TF を決定すればよい。
【0049】このカメラでは、例えば最低表示電圧VL
が4.5V、間隔TF が250m秒となっている。そし
て、マイクロコンピュータ21内で現在の日時をカウン
トするために用いられる計時用クロックの発生間隔が間
隔TF (=250m秒)と等しいため、日時をカウント
するための割り込み処理に際して昇圧回路20をオンと
している。もちろん、間隔TF が計時用クロックの発生
間隔と異なる場合には、日時をカウントするための割り
込み処理とは別に、間隔TF に昇圧回路20をオンとす
ればよい。
【0050】ストロボ充電回路33は、電池17に直接
に接続されている。マイクロコンピュータ21は、撮影
待機モード下では、適当な充電間隔、例えば1分間隔で
充電制御信号をストロボ充電回路33に送る。ストロボ
充電回路33は、充電制御信号を受け取ると、電池17
の電池電圧VBTT を例えば300Vに昇圧してストロボ
発光用のメインコンデンサの充電を行い、充電電圧が所
定の充電レベルに達すると自動的に停止し、充電電圧が
所定の充電レベル以上となっている間では、マイクロコ
ンピュータ21に充電完了信号を送る。充電制御信号
は、上記の他に電源がオンとされたとき、レリーズボタ
ン11が押圧操作されたとき、撮影が完了されたとき等
のように必要に応じてストロボ充電回路33に送られ
る。
【0051】また、電池17には、バッテリチェック回
路34が接続されている。このバッテリチェック回路3
4は、例えば抵抗を直列に接続した分圧器と、この分圧
器と電池17との間に接続されたスイッチング素子とか
らなる。バッテリチェック回路34には、バッテリチェ
ックの際にマイクロコンピュータ21からのチェック信
号が入力される。チェック信号の入力でスイッチング素
子がオンとなり、分圧器で電池電圧VBTT が分圧され、
電池17の残容量に応じた検出電圧がバッテリチェック
回路34から出力される。この検出電圧は、マイクロコ
ンピュータ21に送られ、電池電圧VBTT の高低の判
断、残量の判断に用いられる。
【0052】バッテリチェックは、オンモードからオフ
モードに移行する時や、撮影待機モードと駆動モードと
の間でモードが切り替わった時に適宜に行われる。ま
た、オンモードからオフモードに移行する際のバッテリ
チェックによって、電池電圧V BTT がマイクロコンピュ
ータ21のリセット電圧レベル以下であることが検知さ
れ、保護オフモードに移行した時には、この保護オフモ
ード下において、電池電圧VBTT がリセット電圧レベル
よりも高くなるまで所定の間隔でバッテリチェックが行
われる。なお、バッテリチェックの際には、マイクロコ
ンピュータ21が低速モード、昇圧回路20がオンとさ
れる。
【0053】なお、昇圧回路20には、図示しないバッ
クアップコンデンサが接続されており、オフモード下で
電池17を取り外しても、バックアップコンデンサの充
電電圧で例えば10秒程度であれば動作する。したがっ
て、この10秒程度の間に電池交換を行えば、現在の日
時はリセットされない。
【0054】マイクロコンピュータ21は、CPUと、
このCPUと各部との間で信号やデータの送受信を行う
インターフェース等とからなる制御部40、ROM4
1、RAM42、第1及び第2クロック発生回路43,
44、時計回路45,タイマ46、A/D変換器47等
から構成されている。このマイクロコンピュータ21
は、前述のように高速モード,低速モード、低電力モー
ドのいずれかの動作モードで動作する。
【0055】スイッチ部51は、電源ボタン10,レリ
ーズボタン11,設定操作部13,ズームレバー14,
装填蓋16,MRCボタン19に連動した複数のスイッ
チから構成されており、電源ボタン10,レリーズボタ
ン11,設定操作部13,MRCボタン24の押圧操
作、ズームレバー14のズーム操作,装填蓋16の閉じ
操作に応じた操作信号を制御部40に送る。制御部40
は、操作信号が入力されると、その操作信号に応じた処
理・制御を行う。
【0056】ROM41には、カメラのシーケンスを制
御するためのプログラムが書き込まれており、このプロ
グラムにしたがって制御部40はカメラの各部を制御す
る。RAM42は、制御・処理に必要なデータを一時的
に保持するワークメモリとして用いられる。
【0057】第1クロック発生回路43は、マイクロコ
ンピュータ21が高速モード,低速モードで駆動される
ときに作動して周波数4MHzのクロック信号を発生す
る。比較的に高いクロック信号を発生する第1クロック
発生回路43を作動させるのに約5Vの動作電圧が必要
となる。このため高速モード、低速モードでのマイクロ
コンピュータ21の動作電圧が5Vとなり、これらの各
モードは昇圧回路20がオンとなっているときに動作す
るモードとなる。
【0058】第1クロック発生回路43からのクロック
信号は、分周回路43aに送られる。この分周回路43
aは、4MHzのクロック信号を分周して、500kH
zの動作クロックを制御部40に送る。高速モードで
は、この分周回路43aからの500kHzの動作クロ
ックで制御部40が動作する。
【0059】第2クロック発生回路44は、マイクロコ
ンピュータ21の動作モードにかかわらず、リセット電
圧レベルよりも高い動作電圧がマイクロコンピュータ2
1に供給されている間に継続して作動し、周波数32k
Hzのクロック信号を発生する。第2クロック発生回路
44からのクロック信号は、分周回路44a,44bに
送られる。分周回路44aは、32kHzのクロック信
号を分周して16kHzの動作クロックを制御部40に
送る。低速モード及び低電力モードでは、この分周回路
44aからの16kHzの動作クロックで制御部40が
動作する。
【0060】一方の分周回路44bは、32kHzのク
ロック信号を分周して、4Hzすなわちクロック周期が
250m秒の計時用クロックを生成し、これを制御部4
0に送る。制御部40は、オフモード及びオンモードの
いずれの場合にも、計時用クロックが入力される毎、す
なわち250m秒毎に割り込み処理を行う。撮影待機モ
ード及び保護オフモードでは、この割り込み処理毎に昇
圧回路20をオンとすることで、昇圧回路20のオンオ
フ制御を行う。
【0061】時計回路45は、設定操作部13の操作に
より、「年」,「月」,「日」,「時」,「分」が計時
日時の初期値としてセットされ、1/4秒(250m
秒)単位で計時を行う。この時計回路41は、オフモー
ド及びオンモードのいずれの場合にも作動し、250m
秒毎の割り込み処理の際に、制御部40からのカウント
アップ信号が入力されることにより、計時日時を1/4
秒ずつカウントアップする。これにより、現在の日時が
時計回路45で計時される。オンモード下では、時計回
路45の計時日時は、制御部40によって読み出され、
撮影日の表示データとして液晶表示部32に送られてL
CD12に表示される。なお、撮影日のプリント指定を
していない場合には表示されない。
【0062】タイマ46は、オンモード下及び保護オフ
モード下で作動し、時計回路45と同様に、制御部40
からのカウントアップ信号が入力される毎に、そのタイ
マ値TT を1/4秒ずつカウントアップする。このタイ
マ46は、制御部40に操作信号が入力される毎、オン
モードから保護オフモードに移行する際、及び保護モー
ド下でバッテリチェックを行う毎にリセットされてタイ
マ値TT が「0」とされる。
【0063】制御部40は、撮影待機モード時にタイマ
値TT がオートオフ時間TOFF (=7分)に達している
ことを検知すると、カメラをオフモードに移行する。こ
れにより、オンモード下で何らかの操作を行わなかった
時間が7分に達すると、オフモードに移行される。
【0064】また、制御部40は、撮影待機モード時に
タイマ値TT が充電制御時間TSTB(=1分、2分・・
・6分)のときに充電制御信号をストロボ充電回路33
に送る。これにより、ストロボ充電回路33は、撮影待
機モード下では1分間隔で充電動作を行う。
【0065】さらに、保護オフモード下では、タイマ値
T が所定のバッテリチェック時間TBTT のときに、制
御部40はバッテリチェック回路34を作動してバッテ
リチェックを行う。このバッテリチェックで、電池電圧
BTT がリセット電圧レベル以下である場合には、引き
続き保護オフモードとし、電池電圧VBTT がリセット電
圧レベルより高くなっている場合には、通常オフモード
とする。
【0066】バッテリチェック時間TBTT は、例えば保
護オフモードに移行した時点では10秒に設定され、そ
の後は7分に設定される。このバッテリチェック時間T
BTTは、EEPROM53に書き込まれており、必要に
応じて調整可能とされているが、ROM41に書き込ん
で固定値として用いるようにしてもよい。
【0067】なお、時計回路45及びタイマ46を用い
る代わりに、RAM42を用いて現在の日時やオートオ
フ等のための時間を計時してもよい。
【0068】A/D変換器47は、バッテリチェック回
路34からの検出電圧をデジタル変換して制御部40に
送る。制御部40は、このデジタル化された検出電圧を
用いて電池17の電池電圧VBTT の高低の判断、及び残
量判断を行う。
【0069】この実施形態では、上記に説明した制御部
40が昇圧回路20のオン・オフを制御する制御手段と
なり、また制御部40,第2クロック発生回路44,分
周回路44b,時計回路45によって計時手段が構成さ
れる。
【0070】次に、上記構成の作用について説明する。
電池17が装填され、この電池17から出力される電池
電圧VBTT がリセット電圧レベルよりも高い状態では、
オンモード,オフモードのいずれの場合であっても第2
クロック発生回路44からのクロック信号が分周回路4
4a,44bで分周され、分周回路44a生成される1
6kHzの動作クロックと、分周回路44bで生成され
る4Hzの計時用クロックとが制御部40に入力され
る。そして、制御部40は、計時用クロックが入力され
ると、何らかの処理を行っていても、そのときのモード
に応じた割り込み処理を行い、割り込み処理中にカウン
トアップ信号を少なくとも時計回路45に送って、計時
日時を1/4秒ずつカウントアップする。
【0071】カメラを撮影に供しない場合では、電源ボ
タン10を操作してオフモードとしておく。例えば通常
オフモード下では、昇圧回路20は継続的にオフとされ
ており、マイクロコンピュータ21は昇圧回路20から
出力される電池17の電池電圧VBTT を動作電圧とし
て、また16kHzの動作クロックによって低電力モー
ドで動作している。
【0072】このオフモード下では、制御部40は、割
り込み処理を行っている期間を含めて、スイッチ部51
からの電源ボタン10,装填蓋16,MRCボタン19
に操作信号の入力の有無を監視している。
【0073】電源ボタン10,装填蓋16,MRCボタ
ン19のいずれかを操作すると、例えば、装填蓋16を
開放し、フイルムカートリッジ20を装填してから、こ
の装填蓋16を閉じると、これの操作に応じた操作信号
が制御部40に入力される。この操作信号が入力される
と、制御部40は、まず昇圧回路20をオンとして、出
力電圧VOUT として昇圧電圧VH が出力されるようにし
てから、第1クロック発生回路43を作動して、マイク
ロコンピュータ21を高速モードとする。このようにし
て、カメラを駆動モードに移行させた後に、制御部40
は、撮影機構31内の給送装置を作動させて写真フイル
ム15aのフイルム給送を行う。また、オフモード下で
MRCボタン24を押圧操作すれば、同様に駆動モード
に移行して、装填されている写真フイルム15aがカー
トリッジ15b内に巻き戻される。
【0074】いずれの場合も、フイルム給送あるいは巻
き戻しが完了した後に、バッテリチェックを行ってから
電池電圧VBTT に応じて通常オフモードあるいは保護オ
フモードに戻る。
【0075】撮影を行う場合には、オフモード下で電源
ボタン10を押圧操作し、オンモードとする。図6に示
すように、制御部40は、電源ボタン10の押圧操作に
応じた操作信号の入力を検知すると、昇圧回路20をオ
ン、マイクロコンピュータ21を高速モードとして駆動
モードとする。この後に、ストロボ充電回路33による
メインコンデンサへの充電や、バッテリチェック回路3
4によるバッテリチェック、鏡胴4の沈胴位置から撮影
位置への繰り出し、RAM37に格納されているフイル
ム感度情報の読み込み等の初期化・撮影準備を行う。
【0076】初期化・撮影準備の完了後に、液晶表示部
32が駆動されてLCD12が点灯する。これにより、
LCD12にはバッテリチェックによって得られる電池
残量、RAM41,時計回路45から読み出された残り
撮影可能枚数、計時日時等がそれぞれ制御部40の制御
下で表示される。このときに、液晶表示部32には昇圧
回路20からの昇圧電圧VH が供給されているから、L
CD12には昇圧電圧VH に応じた表示濃度で撮影情報
が表示される。
【0077】LCD12の点灯後、制御部40は、タイ
マ46をリセットする。次に制御部40は、ストロボ充
電回路33からの充電完了信号の入力で充電完了を確認
してから、マイクロコンピュータ21を低電力モードに
移行した後に昇圧回路20をオフとして、撮影待機モー
ドに移行する。
【0078】撮影待機モードに移行すると、制御部40
はタイマ値TT とオートオフ時間T OFF を比較する判断
処理と、タイマ値TT と充電制御時間TSTB を比較する
判断処理と、スイッチ部45からの操作信号の入力の有
無を判断する判断処理とからなる撮影待機モードにおけ
る待ち受け処理を繰り返し行い、レリーズボタン11等
の操作の待ち受け状態となる。また、撮影待機モードに
移行すると、計時用クロックが入力される毎に撮影待機
モードの割り込み処理が行われる。なお、この撮影待機
モード下では、全ての操作信号が監視される。
【0079】上記のようにして昇圧回路20をオフ,マ
イクロコンピュータ21を低電力モードとして撮影待機
モードに移行した後に、最大でも250m秒以内に、計
時用クロックが制御部40に入力される。この計時用ク
ロックが入力されると、制御部40は図7に示す撮影待
機モードの割り込み処理を行う。
【0080】この撮影待機モードの割り込み処理では、
制御部40は、まず出力電圧VOUTを最低表示電圧VL
以上に保つために、昇圧制御信号を「Hレベル」とす
る。昇圧制御信号が「Hレベル」となることにより、昇
圧回路20がオンとなり、トランジスタ28が駆動パル
スで繰り返しオン・オフされ、出力電圧VOUT が上昇し
て昇圧電圧VH に保たれる。
【0081】この後に、制御部40は、マイクロコンピ
ュータ21を低速モードとしてから、時計回路45とタ
イマ46とにカウントアップ信号を送り、計時日時とタ
イマ値TT をそれぞれ1/4秒ずつカウントアップす
る。
【0082】次に、制御部40は、スイッチ部51から
の操作信号の入力の有無や、鏡胴4の位置のチェックを
行い、操作信号の入力と鏡胴4の位置ズレがなければ、
マイクロコンピュータ21を低電力モードとしてから、
昇圧制御信号を「Lレベル」として割り込み処理を終了
し、撮影待機モードでの待ち受け処理に戻る。
【0083】昇圧制御信号が「Lレベル」となることに
より、昇圧回路20がオフ、すなわちトランジスタ28
のオン・オフが停止するため、平滑用コンデンサ27の
放電が進み出力電圧VOUT が徐々に低下する。
【0084】待ち受け処理に戻った後に、再び計時用ク
ロックが入力されると、上記同じ手順で再び割り込み処
理が行われ、この割り込み処理中に昇圧回路20がオン
とされ、出力電圧VOUT が上昇して昇圧電圧VH とな
る。そして、割り込み処理の終了時に昇圧回路20がオ
フとされることにより、出力電圧VOUT が徐々に低下す
る。以降同様にして、撮影待機モード下では、250m
秒毎に、割り込み処理が行われて、その都度昇圧回路1
7がオンとされ、割り込み処理の終了時に昇圧回路17
がオフとされる。
【0085】上記のようにして撮影待機モード下では、
図1に示すように、間隔TF (=250m秒)毎の割り
込み処理の際に昇圧回路20がオンとされ、割り込み処
理の終了時に昇圧回路20がオフとされて、昇圧回路2
0は繰り返しオン・オフされる。これにより、出力電圧
OUT は、昇圧電圧VH と最低表示電圧VL の間で変化
する。このように、撮影待機モード時では、昇圧回路2
0が間隔TF で断続的にオンとしているから、継続的に
オンとする場合に比べて電池16の消耗が抑えられると
ともに、LCD12が昇圧電圧VH と最低表示電圧VL
の間で変化する出力電圧VOUT で駆動されるから、その
表示濃度に大きな変動が発生しない。
【0086】なお、上記の割り込み処理中に操作信号の
入力があった場合は、昇圧回路20のオンを維持したま
まマイクロコンピュータ21が高速モードとされて、駆
動モードに移行し、後述する待ち受け処理中に操作信号
の入力があった場合と同様にして操作信号の入力に応じ
た動作を行う。そして、この後に、タイマ46をリセッ
トしてタイマ値TT を「0」としてから、撮影待機モー
ドの待ち受け処理に戻るが、電源ボタン10に対応した
操作信号の入力の場合には、オフモードに移行する。
【0087】また、鏡胴4の位置のチェックを行って得
られる結果と、マイクロコンピュータ21がRAM42
に記憶している鏡胴4の位置情報とにズレが発生してい
る場合には、同様にして駆動モードに移行し、鏡胴4の
位置ズレを修正する鏡胴リカバリ処理を行う。そして、
鏡胴リカバリ処理の終了後に撮影待機モードの待ち受け
処理に戻る。この場合には、タイマ46はリセットされ
ない。
【0088】撮影待機モードでは、上記のようにして割
り込み処理を行いながら待ち受け処理を行う。そして、
この待ち受け処理中に例えばタイマ値TT が充電制御時
間T STB と一致すると、制御部40は、昇圧回路20を
オンとしてからマイクロコンピュータ21を高速モード
として、駆動モードとする。この後、制御部40は、充
電制御信号を送出してストロボ充電回路33を作動し、
メインコンデンサの充電処理を行う。
【0089】この充電処理によりメインコンデンサが所
定電圧レベルまで充電されて充電完了信号が発生する
と、昇圧回路20がオフ、マイクロコンピュータ21が
低電力モードとされ、またタイマ46をリセットするこ
となく待ち受け処理に戻り、計時用クロックの入力毎に
割り込み処理を行って昇圧回路20をオン・オフする。
なお、この充電処理中に割り込み処理が発生した場合に
は、駆動モードのまま時計回路45,タイマ46のカウ
ントアップが行われる。
【0090】一方、待ち受け処理中、あるいは割り込み
処理中にズームレバー14を操作すると、これに応じた
操作信号が制御部40に入力される。すると、制御部4
0は、この時点で昇圧回路20がオンとなっている場合
にはこのオンを保持したまま、また昇圧回路20がオフ
となっている場合にはオンとしてから、マイクロコンピ
ュータ21を高速モードとして、駆動モードとする。そ
して、この後にズーム機構が作動されることにより、ズ
ームレバー14の操作に応じて撮影レンズ3のズーミン
グが行われる。
【0091】また、レリーズボタン11を押圧操作した
場合には、同様にして駆動モードに移行し、撮影距離の
測定及び被写体輝度の測定が行われ、引き続きレリーズ
ボタン11を全押しとすると、測定された被写体距離に
対応して撮影レンズ3のピント合わせが行われ、測定さ
れた被写体輝度のもとでシャッタ羽根が開閉されて撮影
が行われる。この後に、写真フイルム15aが1コマ分
給送される。
【0092】さらに、装填蓋16の閉じ操作やMRCボ
タン19の押圧操作を行えば、オフモード下で操作を行
った場合と同様にして、駆動モード下でそれに応じたフ
イルムの給送、巻き戻しが行われ、操作設定部13を操
作すればストロボ発光モードの切り換え、撮影日時のプ
リント指定の有無、現在の日時の設定が行われる。
【0093】このように撮影待機モード下で、レリーズ
ボタン11,操作設定部13,ズームレバー14,MR
Cボタン19の操作、装填蓋16の閉じ操作を行った場
合には、駆動モードに移行してそれに応じた動作・処理
が行われた後に、バッテリチェック回路34を作動させ
てバッテリチェックと、タイマ46のリセットとが行わ
れ、またLCD12に表示されている電池残量の表示を
更新してから、撮影待機モードに戻る。
【0094】撮影待機モード下で電源ボタン10を押圧
操作すると、この操作に応じた操作信号の入力により、
制御部40は、カメラをオフモードとする。また、オン
モード下でレリーズボタン11やズームレバー14等の
操作が継続して行われないためにタイマ46の計時が進
み、そのタイマ値TT とオートオフ時間TOFF とが一致
すると、制御部40は、カメラをオフモードとする。
【0095】いずれの場合にも、オフモードに移行する
際には、昇圧回路20がオン、マイクロコンピュータ2
1が高速モードとなって、いったん駆動モードとなり、
この駆動モード下で鏡胴4を沈銅位置に移動する処理等
の終了処理が行われるとともに、LCD12が消灯され
る。
【0096】この後、バッテリチェック回路34が作動
されてバッテリチェックが行われる。このバッテリチェ
ックの結果に基づいて、制御部40は、電池17の電池
電圧VBTT がリセット電圧レベルよりも高い場合には、
バッテリフラグを「1」としてから、マイクロコンピュ
ータ21を低電力モード,昇圧回路20をオフとしてオ
フモードに移行する。
【0097】また、電池電圧VBTT がリセット電圧レベ
ル以下の場合には、バッテリフラグを「0」,タイマ4
6のタイマ値TT を「0」,チェック間隔TBTT を「1
0秒」としてから、マイクロコンピュータ21を低電力
モード,昇圧回路20をオフとしてオフモードに移行す
る。
【0098】オフモード下での250m秒毎の割り込み
処理では、図8に示すように、最初にバッテリフラグが
調べられる。バッテリフラグが「1」の場合、すなわち
オフモードに移行の際に電池電圧VBTT がリセット電圧
レベルよりも高い場合には、時計回路45のカウントア
ップと、操作信号の入力の有無の確認とが行われ、通常
オフモードとなる。
【0099】一方、バッテリフラグが「0」の場合、す
なわちオフモードに移行の際に電池電圧VBTT がリセッ
ト電圧レベル以下の場合には、保護オフモードの割り込
み処理が行われる。この保護オフモードの割り込み処理
は、昇圧回路20をオン,マイクロコンピュータ21を
低速モードとしてから、時計回路45とタイマ46のカ
ウントアップ、操作信号の入力の有無の確認、タイマ値
T がチェック間隔T BTT と一致しているか否の判断処
理が行われる。そして、タイマ値TT がチェック間隔T
BTT と一致しているときには、バッテリチェック回路3
4を作動してバッテリチェックを行ってから、マイクロ
コンピュータ21を低電力モード,昇圧回路20をオフ
として割り込み処理を終了する
【0100】上記のようにして行われるバッテリチェッ
クによって、電池電圧VBTT がリセット電圧レベル以下
のときには、バッテリフラグを「0」のままとし、また
タイマ46をリセットしてタイマ値TT を「0」とし、
さらにチェック間隔TBTT が7分に再設定される。一
方、電池17の電池電圧VBTT がリセット電圧レベルよ
りも高い場合には、バッテリフラグを「1」として、次
回から通常オフモードの割り込み処理が行われるように
される。
【0101】結果、前回に行われたバッテリチェックに
よって電池電圧VBTT がリセット電圧レベル以下と判断
されると、次に電池電圧VBTT がリセット電圧レベルよ
りも高いと判断されるまでは保護オフモードされて、撮
影待機モードと同様に昇圧回路20のオンオフ制御が行
われ、昇圧回路20は間隔TF 毎にオンとされる。これ
により、電池電圧VBTT がリセット電圧レベル以下に低
下して電池17が交換すべき状態となっていても、マイ
クロコンピュータ21には最低でも最低表示電圧VL
昇圧回路20から供給され、その時計回路45での現在
の日時の計時を継続することができる。
【0102】ユーザは、オンモード時にLCD12の電
池残量の点滅表示によって、電池電圧VBTT がリセット
電圧レベル以下に低下していることを確認したならば、
オフモード(保護オフモード)への移行後に、装填され
ている電池17を新品の電池に交換する。このときに、
電池17を取り外している間では、バックアップコンデ
ンサによってマイクロコンピュータ21が動作を継続す
るから、時計回路45での現在の日時の計時を継続する
ことができる。
【0103】なお、保護オフモード下でも、LCD12
を適切な表示濃度で駆動できるから、電池電圧VBTT
リセット電圧レベル以下に低下している場合に、この保
護オフモード下でLCD12に電池残量の表示を行って
電池17の交換を促すようにしてもよい。
【0104】電池17の交換後に、例えばオフモード下
でバッテリチェックが行われると、電池電圧VBTT がリ
セット電圧レベルよりも高いことが検出されるため、バ
ッテリフラグが「1」とされて通常オフモードに移行
し、昇圧回路20は継続してオフとされる。以降、マイ
クロコンピュータ21は、通常オフモード下では昇圧回
路20を介して供給される電池17からの電池VBTT
低電力モードで動作し、電源ボタン10,MRCボタン
24開閉スイッチ52からの操作信号の入力の有無を監
視しながら、時計回路45のカウントアップを行う。
【0105】このように電池電圧VBTT がリセット電圧
レベル以下に低下している間にもマイクロコンピュータ
21を動作させるための動作電圧を確保しているので、
電池電圧VBTT がリセット電圧レベル以下に低下してか
ら電池交換を行っても、時計回路45の計時日時を再設
定する必要がないので、電池交換のタイミングに余裕を
持たせることができる。
【0106】上記実施形態では、撮影待機モードにおい
て、LCDを適切に表示を行いながら電池の消耗を低く
する場合について説明したが、オフモード時において、
昇圧回路のオンオフ制御を行えば、電池の消耗を低くし
ながらLCDを点灯させることができる。
【0107】上記実施形態では、写真フイルムを用いる
カメラについて説明したが、本発明は、インスタントフ
イルムを用いるカメラやデジタルスチルカメラ等にも利
用できる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撮影待機モード時には、電池電圧を昇圧する昇圧回路を
所定の間隔でオンとして繰り返しオン・オフし、この昇
圧回路から得られる電圧をLCDに供給して、LCDに
表示を行うようにしたから、撮影待機モード時の電池の
電力消費を少なくすることができるとともに、LCDを
適切な濃度で表示させることができる。
【0109】また、オフモード下で日時を計時する計時
手段を電池電圧で動作するようにしたときに、オフモー
ドに移行する際に、電池電圧が計時手段の動作に必要な
最低動作電圧レベルよりも低いときには、オフモードに
移行後に電池電圧を昇圧する昇圧回路を所定の間隔でオ
ンとして繰り返しオン・オフし、この昇圧回路から得ら
れる出力電圧で計時手段を動作させるようにしたから、
電池電圧が最低動作電圧レベルよりも低下していても、
日時の計時を継続させることができ、電池交換のタイミ
ングに余裕を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】昇圧回路の出力電圧の変化を示す波形図であ
る。
【図2】本発明を実施したカメラの外観を示す斜視図で
ある。
【図3】カメラの動作モードを説明した説明図である。
【図4】カメラの要部構成を示すブロック図である。
【図5】昇圧回路の一例を示す回路図である。
【図6】オンモード下での処理手順を示すフローチャー
トである。
【図7】スタンバイモードにおける割り込み処理の処理
手順を示すフローチャートである。
【図8】オフモードにおける割り込み処理の処理手順を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
17 電池 12 LCD 20 昇圧回路 21 マイクロコンピュータ 31 撮影機構 32 液晶表示部 34 バッテリチェック回路 40 制御部 43,44 クロック発生回路 43a,44a,44b 分周回路 45 時計回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅津 隆夫 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 Fターム(参考) 2H002 BC07 BC13 2H100 DD02 DD15 2H102 BA05 BB08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影可能なオンモード時に点灯されるL
    CDを用いた表示手段と、制御手段によってオン・オフ
    が制御され、オンのときに電池から出力される電池電圧
    を昇圧する昇圧手段とを備え、撮影可能なオンモード下
    で、外部からの操作を待ち受けする撮影待機モードと、
    撮影機構を駆動する駆動モードとにカメラの動作モード
    が設定され、駆動モード時には、昇圧回路を継続的にオ
    ンとして、この昇圧回路からの出力電圧を少なくとも前
    記表示手段に動作電圧として供給するカメラの電源制御
    方法において、 撮影待機モード時には、前記昇圧回路を所定の間隔でオ
    ンとして繰り返しオン・オフし、この昇圧回路の出力電
    圧を少なくとも前記表示手段に動作電圧として供給し
    て、前記表示手段を動作させることを特徴とするカメラ
    の電源制御方法。
  2. 【請求項2】 前記所定の間隔は、前記昇圧回路をオン
    とする直前の前記LCDの表示濃度が所定の濃度レベル
    以上に維持されるように決められていることを特徴とす
    る請求項1記載のカメラの電源制御方法。
  3. 【請求項3】 前記所定の間隔は、日時を計時する計時
    手段の計時時間をカウントアップする間隔であることを
    特徴とする請求項1または2記載のカメラの電源制御方
    法。
  4. 【請求項4】 前記電池の電池電圧を検出する検出手段
    を備え、前記制御手段は、撮影動作を禁止したオフモー
    ドに移行する際に前記検出手段を作動して得られる前記
    電池の電池電圧が日時を計時する計時手段の動作に必要
    な最低動作電圧レベルよりも低いときには、オフモード
    に移行後に所定の間隔でオンとして前記昇圧回路を繰り
    返しオン・オフし、この昇圧回路の出力電圧で前記計時
    手段を動作することを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれか1項に記載のカメラの電源制御方法。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、駆動モード時では、オ
    ンとされた前記昇圧回路からの出力電圧及び第1の動作
    クロックで動作する高速モードとされ、前記昇圧回路を
    繰り返しオン・オフしている間では、昇圧回路がオンの
    ときにはオンとされた前記昇圧回路からの出力電圧及び
    第1の動作クロックよりも周波数が低い第2の動作クロ
    ックで動作する低速モードとされるとともに、昇圧回路
    がオフのときには前記最低電圧レベル以上及び第2の動
    作クロックで動作する低電力モードとされることを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のカメラ
    の電源制御方法。
  6. 【請求項6】 制御手段によってオン・オフが制御さ
    れ、オンのときに電源としての電池から出力される電池
    電圧を昇圧する昇圧回路と、撮影可能なオンモード下で
    は前記昇圧回路からの出力電圧で動作し、また撮影動作
    を禁止したオフモード下では電池電圧で動作して、日時
    を計時する計時手段とを備えたカメラの電源制御方法に
    おいて、前記電池の電池電圧を検出する検出手段を備
    え、前記制御手段は、撮影動作を禁止したオフモードに
    移行する際に、前記検出手段を作動して得られる前記電
    池の電池電圧が前記計時手段の動作に必要な最低動作電
    圧レベルよりも低いときには、オフモードに移行後に所
    定の間隔でオンとして前記昇圧回路を繰り返しオン・オ
    フし、この昇圧回路の出力電圧で前記計時手段を動作さ
    せることを特徴とするカメラの電源制御方法。
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