JP2002038752A - 機械式平面駐車装置 - Google Patents

機械式平面駐車装置

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JP2002038752A
JP2002038752A JP2000222212A JP2000222212A JP2002038752A JP 2002038752 A JP2002038752 A JP 2002038752A JP 2000222212 A JP2000222212 A JP 2000222212A JP 2000222212 A JP2000222212 A JP 2000222212A JP 2002038752 A JP2002038752 A JP 2002038752A
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JP
Japan
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parking
vehicle
car
moved
movable
Prior art date
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JP2000222212A
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English (en)
Inventor
Masaru Tamaki
勝 玉木
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の出入のための待時間を短縮でき、且つ
駐車効率を向上させること。 【解決手段】 入車路Aと出車路Bとの間に設けられ、
駐車位置が縦横に整列して定められた駐車装置1におい
て、車両を運搬するため縦方向又は横方向に自力走行可
能な複数の移動台車11〜23が縦横に敷設された複数
の走行レール2A〜2Hに沿って走行できるようにして
おき、入車路Aから入車した車両が入車路Aに接してい
る移動台車11〜14のいずれかに載って適宜の駐車位
置へパズル式に移動せしめられ、出庫時には所要の移動
台車が出車路Bに接する駐車位置P13〜P16にまで
パズル式に移動せしめられるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械式平面駐車装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、平面を利用した車両の駐車方式と
して、地面又は床面等の駐車面上に白線を引くなどして
予め区劃されている駐車区へ運転者が車両を自走させて
駐車させる自走式のもの、車両の駐車区をなす複数の移
動台車を所定の入車位置と出車位置との間を所定の軌道
に沿って循環させて移動させるようにした水平循環式の
もの等が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自走式の駐車場は、白
線等で区劃されて並んでいる駐車区のいずれかに車両を
自走により出入させる構成であるから、入出庫に際して
の待時間が短くて済むが、車両が駐車区へ出入りするた
めの車路を駐車区毎に確保する必要があるので、駐車場
の土地の面積の割りに駐車できる車両の台数が少なく駐
車効率が低いという問題点を有している。
【0004】一方、水平循環式の駐車場の場合には、車
両を搭載する複数の移動台車又は移動台が所定の入車位
置と出車位置との間を循環して移動しており、車両は所
定の駐車区に自走により移動する必要がないので駐車区
毎に車路を確保しなくても済み、狭い土地に多数の車両
を駐車させることができ、駐車効率のよい駐車場を実現
することができる。しかし、水平循環式の駐車場にあっ
ては、車両の出入りの位置が予め決められていて、移動
台車が一方向に循環して移動しているため、入庫の際に
は空いている移動台車が決められた入庫の位置まで循環
して移動し、出庫の際には所定の車両が搭載されている
移動台車が決められた出庫の位置まで循環して移動する
こととなる。したがって、車両を出入りさせるために時
間がかかり、待時間が長く不便であるという問題点を有
している。
【0005】本発明の目的は、従来の技術における上述
の問題点を解決できる、車両の出入のための待時間を短
縮でき、且つ駐車効率を向上させることができるように
した機械式平面駐車装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、入車路と出車路との間の駐車面に
設けられ、駐車位置が縦横に整列して定められた機械式
平面駐車装置であって、任意の駐車位置へ車両を運搬す
るため縦方向又は横方向に走行可能な複数の移動台車
と、当該複数の移動台車が前記縦方向又は前記横方向に
沿って走行するのを案内するため前記駐車面に縦横に敷
設された複数の走行レール又は縦方向か横方向のみに台
車を動かすことのできる駆動装置とを備えて成り、前記
入車路から入車した車両が前記入車路に接している移動
台車に載っていずれかの駐車位置へパズル式に移動せし
められ、出車時には該移動台車が前記出車路に接する駐
車位置にまでパズル式に移動せしめられることを特徴と
する機械式平面駐車装置が提案される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明によ
る機械式平面駐車装置の実施の形態の一例につき詳細に
説明する。
【0008】図1は本発明による機械式平面駐車装置の
実施の形態の一例を示す平面図であり、駐車装置1は、
間隔をあけて互いに平行に設けられた入車路Aと出車路
Bとの間の駐車面に設置されており、車両は入車路Aか
ら駐車装置1に進入して駐車し、退出の際は出車路Bへ
退出する形態となっている。
【0009】駐車装置1には、駐車位置が複数行、複数
列に整列して定められており、本実施の形態では、車両
16台分の駐車位置P1〜P16が4行4列に縦横整列
して定められている。そして、駐車位置P1〜P4は横
方向に並べられいずれの駐車位置P1〜P4に対しても
直接入車路Aから車両を入車させることができるように
なっている。一方、駐車位置P13〜P16もまた横方
向に並べられ、いずれの駐車位置P13〜P16からも
出車路Bに車両を直接出車させることができるようにな
っている。
【0010】そして、これらの間には、駐車位置P5〜
P8と駐車位置P9〜P12とが定められている。
【0011】このように区劃された駐車位置P1〜P1
6のうちの任意の駐車位置へ車両を運搬するため、複数
の移動台車11〜23が設けられている。後述するよう
に、移動台車11〜23はそれぞれ縦方向または横方向
に自力走行可能なように構成されており、駐車装置1が
設置される駐車面である地面Gに縦横に敷設された複数
の走行レール2A〜2Hに案内されて移動し、地面Gを
縦横にパズル式に走行し任意の駐車位置へ移動すること
ができる構成となっている。なお、図1に示した例で
は、移動台車11、13〜17、19〜21に車両が搭
載されており、その他の移動台車12、18、22、2
3は車両が搭載されていない場合が示されている。
【0012】走行レール2A〜2Hに対し、一対をなす
案内レール31A〜31H及び32A〜32Hが走行レ
ール2A〜2Hとそれぞれ平行となるようにして図示の
如く敷設されている。
【0013】図2には走行レール及び案内レールの一部
拡大斜視図が示されている。ここでは、走行レール2
C、2Gと案内レール31G、32Gとが地面Gに敷設
されている状態が示されている。移動台車11〜23
は、走行レール2A〜2H及び一対の案内レール31A
〜31H、32A〜32Hによって案内されて縦方向又
は横方向に自力で走行し、駐車装置1内の駐車位置P1
〜P16のいずれの位置に自力で移動できる構成となっ
ている。
【0014】次に、図3及び図4を参照して移動台車1
6の構成について説明する。移動台車16は車両を載せ
るための鋼鉄製の基台41を備え、基台41の下面41
Aには走行用車輪42が支持体42Aによって回転自在
に設けられていると共に一対の案内脚43、43が設け
られている。案内脚43、43の先端にはそれぞれ球体
43a、43aが回転自在に設けられている。
【0015】走行レール2G及び案内レール31G、3
2Gはそれぞれ断面がコ字状の溝2Ga、31Ga、3
2Gaを有しており、走行用車輪42は走行レール2G
の溝2Gaによって案内され、案内脚43、43の先端
に取り付けられている球体43a、43aは案内レール
31G、32Gの溝31Ga、32Gaによって案内さ
れている。
【0016】走行用車輪42は減速機44を介して駆動
モータ45に連結されていて、走行用車輪42と減速機
44と駆動モータ45とは支持脚42Aを介して支持板
46に固定されている。支持板46には支持板46を縦
軸廻りの回転自在に支持する支軸47を介して転向用モ
ータ48が取り付けられており、駆動モータ45と転向
用モータ48とには、走行レール2G内に配設されてい
る電力供給線(図示せず)から電力が供給されるように
なっている。
【0017】また、図4から判るように、走行用車輪4
2は基台41の略中央部に1つだけ設けられているが、
一対の案内脚43、43は基台41の両側部にそれぞれ
設けられており、これにより移動台車16が安定に走行
できるように構成されている。
【0018】基台41の上面には転向用モータ48を覆
うように車両用プレート49が載せられて固定されてお
り、車両用プレート49には凹部49a、49b及び凸
部49c、49d、49eが図示の如く形成されてい
る。したがって、凹部49a、49bに車両のタイヤを
それぞれ進入させて車両を駐車させれば、凸部49c、
49d、49eにより車両が移動台車16から脱落する
ことなく車両を移動台車16上に安全に駐車させること
ができる。
【0019】以上、移動台車16について説明したが、
他の移動台車11〜15、17〜23も全く同様に構成
されているので、これらについて同様の説明を重複して
行うのを省略する。
【0020】次に、図2、図3を参照して移動台車が走
行方向の転換を行う場合の動作について説明する。移動
台車16が例えば走行レール2Gに沿って移動して2C
と2Gの交差部に到着した時に、転向用モータ48を作
動させて支持板46を右又は左に90°だけ回転させれ
ば、これにより走行用車輪42の向きを走行レール2C
の長さ方向に合わせ移動台車16を走行レール2Cに沿
ういずれかの方向に移動させることができる。なお、案
内脚43、43の先端に取り付けられた球体43a、4
3aはどの方向にも回転自在であるため、移動台車16
の移動方向を上述の如く転換しても案内脚43、43は
そのままでよい。
【0021】移動台車11〜23はそれぞれ各駐車位置
P1〜P16に相応した寸法になっており、移動してい
ない時には各移動台車11〜23は駐車装置1内におい
て駐車位置P1〜P16のいずれかに停車せしめられる
ようになっている。
【0022】図1から判るように、駐車装置1には駐車
位置P1〜P16より3つ少ない13台の移動台車11
〜23を配置しており、これにより3つの駐車位置が常
に空となるようにして、任意の移動台車がどの駐車位置
からでも入車路Aに隣接する駐車位置P1〜P4のいず
れかに移動することができ、且つ出車路Bに隣接する駐
車位置P13〜P16のいずれかに移動できるようにな
っている。そして、空の駐車位置を工夫することにより
入出庫の時にいずれかの移動台車のための通路スペース
を確保することができるようになっている。
【0023】図5には、上述の如く配置された13台の
移動台車11〜23の走行を制御して、入車路Aから入
車した車両のために空の移動台を駐車位置P1〜P4の
いずれかに差し向け、車両を載せた移動台車を適宜の邪
魔にならない駐車位置へ移動させて駐車させ、出車時に
は当該移動台車を出車路Bに接しているいずれかの駐車
位置にまで移動させるための制御装置50の概略構成図
が示されている。
【0024】図5において、51はマイクロコンピュー
タを用いて構成された制御ユニット、52はデータ入力
用のテンキー、S1〜S16は各駐車位置P1〜P16
における移動台車11〜23の有無、車両が搭載されて
いるか否か、及び台車番号を検出するためのセンサーで
ある。
【0025】センサーS1〜S16からの出力信号は制
御ユニット51に入力され、所定の制御プログラムによ
って処理されることにより、空の移動台車を駐車位置P
1〜P4に移動させておくことができる構成となってい
る。したがって、入車路Aから進入してきた車両をすぐ
に空の移動台車に載せることができる。そして、車両が
載せられた移動台車は、パズル式に移動し、コンピュー
タで計算された適宜の駐車位置に送られる。
【0026】出車の要請は、テンキー52からその台車
番号を入力することにより、各移動台車がパズル式に縦
横に移動し、該当する移動台車が出車路Bに接する駐車
位置P13〜P16のいずれかに移動せしめられる。
【0027】各移動台車のパズル式移動は、制御ユニッ
ト51から出力される移動式台車の11〜23の各駆動
モータのための制御信号MA11〜MA23及び各転向
用モータのための制御信号MB11〜MB23に従っ
て、各駆動モータ及び転向用モータの回転を制御して行
われる。
【0028】ここで移動台車の移動の一例を移動台車1
5に搭載されている車両を出車する場合について説明す
る。最初に駐車位置P10に配置してある移動台車19
が走行レール2C及び案内レール31C、32Cに案内
されて移動台車のない駐車位置P11に移動せしめら
れ、これと同時に駐車位置P14に配置してある移動台
車22が走行レール2D及び案内レール31D、32D
に案内されて移動台車のない駐車位置P15に移動せし
められる。これにより駐車位置P6に配置されている移
動台車15の出車路B方向には移動台車がない状態とな
って通路スペースが確保されるので、次に移動台車15
が走行レール2Fと案内レール31F、32Fに案内さ
れてこの通路スペースを通って駐車位置P14に移動す
ることができる。このようにして移動台車15は出車路
Bに隣接する駐車位置P14に移動し、搭載されている
車両は移動台車15から出車路Bへ出ることができる。
【0029】一方、車両の入車の場合について説明する
と、入車路Aに隣接した駐車位置P1〜P4のいずれか
の車両を搭載していない空の移動台車に駐車する。車両
を搭載していない任意の移動台車は常に駐車位置P1〜
P4のいずれか又は近い位置にまで移動するよう自動的
に制御する。これにより所要の移動台車が上述と同様の
移動をして移動台車のための通路スペースを形成し、車
両を搭載していない移動台車が駐車位置P1〜P4のい
ずれかに移動されるので、この空の移動台車に車両を入
車させて駐車することができる。
【0030】以上の説明から判るように、駐車装置1で
は、駐車位置16個分の面積において13台分の駐車区
を確保することができるので駐車用スペースを有効に活
用することができる。また、出庫に際しては所定の移動
台車と出車路Bとの間に配置されている移動台車をパズ
ル式に移動して通路スペースを確保し、続いて所定の移
動台車を出車路Bに隣接する駐車位置まで通路スペース
を通って移動するだけであるので出庫のための待時間は
短くて済み、利便性に優れている。このように、駐車装
置1によれば入出庫の待時間が短く、且つ駐車効率を改
善することができる。このため、土地の有効活用がで
き、必要な機械装置は簡単な構造のため既存技術の活用
範囲で対応できるので、維持管理が容易である。
【0031】以上、本発明の実施の形態の一例を示した
が、本発明はこの一実施形態に限定されるものではな
い。例えば、図1の構成において、駐車装置1は入車路
Aと出車路Bに沿って駐車位置P1〜P16が4台ずつ
4列に配置された構成であったが、駐車位置を適宜に横
方向及び又は縦方向に増加、減少させることもできる。
また、台車の縦・横方向の移動は、床に組み込まれた駆
動装置のツメを台車に引っかけて行うこともできる。こ
の時台車自体に駆動装置は装備されていない。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、入出庫の
ための待時間が短くて済み駐車効率の高い平面駐車場を
実現することができるので、土地を有効に活用して使い
勝手のよい平面駐車場を実現することができる。また導
入すべき機械は簡単な構成のもので済むので、既存技術
の活用範囲で対応でき、維持管理も容易であるからラン
ニングコストも低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による機械式平面駐車装置の実施の形態
の一例を示す平面図。
【図2】図1に示した走行レールと案内レールとの一部
拡大斜視図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】図3に示した移動台車の平面図。
【図5】図1に示した複数の移動台車の移動を制御する
ための制御装置の概略構成図。
【符号の説明】
1 駐車装置 2A〜2H 走行レール 11〜23 移動台車 31A〜31H、32A〜32H 案内レール A 入車路 B 出車路 P1〜P16 駐車位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入車路と出車路との間の駐車面に設けら
    れ、駐車位置が縦横に整列して定められた機械式平面駐
    車装置であって、 任意の駐車位置へ車両を運搬するため縦方向又は横方向
    に走行可能な複数の移動台車と、当該複数の移動台車が
    前記縦方向又は前記横方向に沿って走行するのを案内す
    るため前記駐車面に縦横に敷設された複数の走行レール
    又は縦方向か横方向のみに台車を動かすことのできる駆
    動装置とを備えて成り、前記入車路から入車した車両が
    前記入車路に接している移動台車に載っていずれかの駐
    車位置へパズル式に移動せしめられ、出車時には該移動
    台車が前記出車路に接する駐車位置にまでパズル式に移
    動せしめられることを特徴とする機械式平面駐車装置。
JP2000222212A 2000-07-24 2000-07-24 機械式平面駐車装置 Pending JP2002038752A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014020061A (ja) * 2012-07-13 2014-02-03 Ihi Transport Machinery Co Ltd 対象物搬送機構と駐車装置
CN105888334A (zh) * 2016-02-05 2016-08-24 唐恩泽 一种基于轨道平移的车辆存取平移面
CN105888335A (zh) * 2016-02-05 2016-08-24 唐恩泽 一种基于装车架的车辆存取升降装置
CN109723263A (zh) * 2017-10-27 2019-05-07 郝守昌 一种矩阵式智能停车场系统

Cited By (6)

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CN105888334B (zh) * 2016-02-05 2018-05-25 唐恩泽 一种基于轨道平移的车辆存取平移面
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