JP2002037150A - 作業機械の走行装置 - Google Patents

作業機械の走行装置

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JP2002037150A
JP2002037150A JP2000222831A JP2000222831A JP2002037150A JP 2002037150 A JP2002037150 A JP 2002037150A JP 2000222831 A JP2000222831 A JP 2000222831A JP 2000222831 A JP2000222831 A JP 2000222831A JP 2002037150 A JP2002037150 A JP 2002037150A
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frame
side frames
lower frame
traveling device
angle
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JP2000222831A
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English (en)
Inventor
Shinji Yokoi
慎治 横井
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Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/02Travelling-gear, e.g. associated with slewing gears
    • E02F9/024Travelling-gear, e.g. associated with slewing gears with laterally or vertically adjustable wheels or tracks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のクローラ式走行体においては、エクス
テンションビームからサイドフレームがオーバーハング
させられた場合、上部旋回体の重量のかかり方によって
サイドフレームが内向して傾くことがある。 【解決手段】 アーム部3a〜3dとサイドフレーム4
a,4bとの間に油圧シリンダ10a〜10dを設け
る。サイドフレーム4a,4bの上部が内側に傾いたと
きは、油圧シリンダ10a〜10dを伸長してサイドフ
レーム4a,4bの上部を外向きに押す。サイドフレー
ム4a,4bの上部が外側に傾いたときは、油圧シリン
ダ10a〜10dを縮長してサイドフレーム4a,4b
の上部を内向きに引っ張る。このように油圧シリンダ1
0a〜10dを伸縮させて、ロワーフレーム3またはエ
クステンションビーム7a〜7dに対するサイドフレー
ム4a,4bの相対角度を適正な角度に調整し、維持す
ることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械の下部走
行体をはじめとする作業機械の走行装置に関し、特に、
機体よりサイドフレームを脱着する機構を備えた作業機
械の走行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような作業機械の走行装置と
しては、クローラクレーン等に用いられているクローラ
式走行体がある。
【0003】図1(a)は従来の一般的なクローラクレ
ーンの本体の側面図であり、同図(b)はその一部破断
正面図である。クローラクレーンの本体は、クローラ式
走行体1に上部旋回体2が搭載されて構成されている。
クローラ式走行体1は、同図(b)に示すように、上部
旋回体2の架台となるロワーフレーム3の両側部にサイ
ドフレーム4a,4bが着脱自在に装着され、各サイド
フレーム4a,4bにクローラ5が取り付けられて構成
されている。
【0004】大型クローラクレーンの輸送時には、輸送
重量・寸法の制限から、ロワーフレーム3よりサイドフ
レーム4a,4bが取り外される。また、本体の安定を
図るために、サイドフレーム4a,4bがロワーフレー
ム3の両端部まで移動されて走行体1の接地幅が拡張さ
れる場合がある。このような場合において、サイドフレ
ーム4a,4bをロワーフレーム3の端部に沿ってスム
ーズに移動させることができるように、ロワーフレーム
3とサイドフレーム4a,4bとの間には隙間が設けら
れている。この隙間は、通常、シム等によって埋めら
れ、ロワーフレーム3のサイドフレーム4a,4bに対
する揺れが防止される。
【0005】上述のサイドフレーム4a,4bの移動
は、ロワーフレーム3とサイドフレーム4a,4bとの
間に図2に示すようにシリンダ6が水平配置され、この
シリンダ6の伸縮によって行われる場合もある。なお、
同図において図1と同一部分には同一符号を付してその
説明は省略する。
【0006】図3(a)は、図1(b)に示す状態から
サイドフレーム4a,4bが取り外されたクローラクレ
ーン本体の正面図であり、同図(b)は同図(a)に示
すロワーフレーム3の平面図である。ロワーフレーム3
の両側端部には、走行体1の接地幅をより拡張するため
のエクステンションビーム7が設けられている。エクス
テンションビーム7は、同図(b)に示すようにロワー
フレーム3の四隅に回動可能に取り付けられ、それぞれ
使用時に張り出されてロワーフレーム3の幅を拡張させ
る。また、輸送の際や未使用時には、ロワーフレーム3
の内向きに回転されて格納される。
【0007】クローラ5の間隔を最大限まで拡げるため
に、サイドフレーム4a,4bは、張り出されたエクス
テンションビーム7からオーバーハングさせられ、エク
ステンションビーム7から半ばはみ出させられる場合も
ある。この場合にも、サイドフレーム4a,4bとエク
ステンションビーム7との間の隙間に前述したシムが挿
入されてサイドフレーム4a,4bの傾きは抑えられ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のクローラ式走行体1においては、サイドフレーム4
a,4bがエクステンションビーム7からオーバーハン
グさせられる場合、上部旋回体2の荷重のかかり方によ
って、前述した隙間にシムが挿入される以前に、図4に
示すように走行体1の幅方向においてサイドフレーム4
a,4bがロワーフレーム3に対して傾く場合がある。
なお、同図において図1または図3と同一部分には同一
符号を付してその説明は省略する。このようにサイドフ
レーム4a,4bが傾くと、隙間にシムを挿入すること
は困難となる。隙間にシムが挿入されないままクレーン
操作が行われると、下部走行体1に対して上部旋回体2
が揺れ、クローラクレーンは安定性を欠く。
【0009】また、エクステンションビーム7が用いら
れず、ロワーフレーム3からサイドフレーム4a,4b
がオーバーハングさせられる場合においても、上部旋回
体2の荷重のかかり方によっては、ロワーフレーム3に
対してサイドフレーム4a,4bが傾くことがある。こ
の場合においても、上記のように上部旋回体2が揺れて
クローラクレーンの安定性に欠ける。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたもので、上部旋回体の架台と
なるロワーフレームと、このロワーフレームの両側部に
着脱自在に設けられ,相互間の距離が変えられる一対の
サイドフレームとを備えて構成される作業機械の走行装
置において、走行装置の幅方向における,ロワーフレー
ムに対するサイドフレームの相対角度を任意の角度に調
整するフレーム角調整手段を備えたことを特徴とする。
【0011】このような構成によれば、フレーム角調整
手段によって、走行装置の幅方向における、ロワーフレ
ームに対するサイドフレームの相対角度を所望の角度に
調整することが出来る。
【0012】また、本発明は、フレーム角調整手段が、
ロワーフレームおよびサイドフレーム間に設けられ、伸
縮することによってロワーフレームに対するサイドフレ
ームの相対角度を変化させる伸縮装置であることを特徴
とする。
【0013】このような構成において、伸縮装置が伸縮
されると、サイドフレームはロワーフレームとの係合部
を支点として回動し、ロワーフレームに対する相対角度
は変化する。従って、伸縮装置を伸縮させることによっ
て、ロワーフレームに対するサイドフレームの相対角度
を所望の角度に調整することが出来る。
【0014】また、本発明は、ロワーフレームから伸び
てサイドフレーム相互間の距離を伸ばすエクステンショ
ンビームを備え、フレーム角調整手段が、走行装置の幅
方向における、エクステンションビームに対するサイド
フレームの相対角度を任意の角度に調整することを特徴
とする。
【0015】このような構成においては、フレーム角調
整手段によって、走行装置の幅方向における、エクステ
ンションビームに対するサイドフレームの相対角度を所
望の角度に調整することが出来る。
【0016】また、本発明は、フレーム角調整手段が、
ロワーフレームおよびサイドフレーム間またはエクステ
ンションビームおよびサイドフレーム間に設けられ、伸
縮することによってエクステンションビームに対するサ
イドフレームの相対角度を変化させる伸縮装置であるこ
とを特徴とする。
【0017】このような構成において、伸縮装置が伸縮
されると、サイドフレームはロワーフレームまたはエク
ステンションビームとの係合部を支点として回動し、エ
クステンションビームに対する相対角度は変化する。従
って、伸縮装置を伸縮させることによって、エクステン
ションビームに対するサイドフレームの相対角度を所望
の角度に調整することが出来る。
【0018】また、本発明は、フレーム角調整手段によ
るサイドフレームの相対角度の調整によってロワーフレ
ームまたはエクステンションビームとサイドフレームと
の間に生じる隙間を充填するシムを備えて構成されるこ
とを特徴とする。
【0019】このような構成においては、ロワーフレー
ムまたはエクステンションビームとサイドフレームとの
間の隙間にシムが容易に挿入され、また、シムが挿入さ
れた後はフレーム角調整手段を用いることなく、建設機
械の揺れを防止することが出来る。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明による作業機械の走
行装置をクローラクレーンに適用した一実施形態につい
て説明する。
【0021】図5は本実施形態によるクローラ式走行体
11の外観斜視図である。なお、同図において図1また
は図2と同一または相当する部分には同一符号を付して
説明する。また、図6(a)はこのクローラ式走行体1
1の平面図であり、同図(b)はその横断面図である。
なお、同図において図5と同一部分には同一符号を付し
ている。
【0022】前述のように、クローラクレーンの本体
は、クローラ式走行体11に上部旋回体が搭載されて構
成されている。クローラ式走行体11は、上部旋回体の
架台となるロワーフレーム3の両側部に一対のサイドフ
レーム4a,4bが着脱自在に設けられ、各サイドフレ
ーム4a,4bにクローラ5a,5bが取り付けられて
構成されている。ロワーフレーム3の中央部分には上部
旋回体を回転自在に支持する旋回体支持部8が設けられ
ている。サイドフレーム4a,4bには、それぞれ2箇
所ずつ、水平方向に開口するガイド口9a,9b、9
c,9dが形成されている。これらガイド口9a,9
b,9c,9dにロワーフレーム3の四隅のアーム部3
a,3b,3c,3dが適宜の隙間をもって挿通されて
いる。
【0023】また、サイドフレーム4a,4b間には、
油圧シリンダ6a,6bが下方寄りに水平配置されてい
る。サイドフレーム4a,4bは、油圧シリンダ6a,
6bの伸縮に応じてガイド口9a〜9dの内面をアーム
部3a〜3dの外周に沿って摺動させ、ロワーフレーム
3の幅方向に移動する。油圧シリンダ6a,6bのこの
伸縮によって、サイドフレーム4a,4b相互間の距離
は変えられる。
【0024】また、アーム部3a〜3dの端部には、ロ
ワーフレーム3から延びてサイドフレーム4a,4b相
互間の距離を延ばすエクステンションビーム7a〜7d
が設けられている(図6(a),(b)参照)。エクス
テンションビーム7a〜7dは、図3(b)に示したよ
うに、ロワーフレーム3の四隅のアーム部3a〜3dの
端部に回動可能に取り付けられ、それぞれ使用時に張り
出されてロワーフレーム3の幅を拡張させる。
【0025】また、ロワーフレーム3のアーム部3a〜
3dとサイドフレーム4a,4bとの間には、油圧シリ
ンダ10a〜10dがそれぞれ設けられている。油圧シ
リンダ10a〜10dは、一端がアーム部3a〜3dに
固定され、他端がサイドフレーム4a,4bの内側面に
固定されており、図6(b)に示すように、サイドフレ
ーム4a,4b側の端部を上方とする斜めの状態に取り
付けられている。
【0026】油圧シリンダ10a〜10dは、伸縮する
ことにより、クローラ式走行体11の幅方向における、
エクステンションビーム7a〜7dに対するサイドフレ
ーム4a,4bの相対角度を変える伸縮装置であり、こ
の相対角度を任意の角度に調整するフレーム角調整手段
を構成している。
【0027】このような構成のクローラ式走行体11
は、前述したように、サイドフレーム4a,4bがオー
バーハングさせられた状態において、上部旋回体の荷重
のかかり方によってサイドフレーム4a,4bが図4に
示したように内向して傾くことがある。本実施形態にお
いては、この場合、油圧シリンダ10a〜10dが伸長
されてサイドフレーム4a,4bの内側上部が外向きに
押される。これによって、サイドフレーム4a,4bの
傾きは修正されてエクステンションビーム7a〜7dに
対する相対角度は水平に保たれる。
【0028】つまり、油圧シリンダ10a〜10dが図
6(b)に示す黒色矢印の向きに伸長され、サイドフレ
ーム4a,4bは、ガイド口9a〜9dの下側の内周面
とエクステンションビーム7a〜7dの下側の外周面と
の係合部20を支点として白色矢印の向きに回動する。
また、サイドフレーム4a,4bの上部が外側に傾いた
ときは、油圧シリンダ10a〜10dを縮長してサイド
フレーム4a,4bの内側上部を内向きに引っ張る。従
って、油圧シリンダ10a〜10dが任意に伸縮される
ことによって、エクステンションビーム7a〜7dに対
するサイドフレーム4a,4bの相対角度は任意の角度
に調整され、水平に保たれる。
【0029】このようなエクステンションビーム7a〜
7dに対するサイドフレーム4a,4bの相対角度の調
整は、サイドフレーム4a,4bがエクステンションビ
ーム7a〜7dからオーバーハングさせられていない場
合においても行うことが出来る。この場合においても、
サイドフレーム4a,4bが上記と同様に回動し、エク
ステンションビーム7a〜7dに対するサイドフレーム
4a,4bの相対角度は任意の角度に調整され、水平に
保たれる。
【0030】エクステンションビーム7a〜7dに対す
るサイドフレーム4a,4bの相対角度が水平に調整さ
れると、エクステンションビーム7a〜7dとサイドフ
レーム4a,4bとの間には均一な隙間sが図6(b)
に示すように生じる。この隙間sにはシムを容易に挿入
することが出来、また、シムが挿入されると、エクステ
ンションビーム7a〜7dに対するサイドフレーム4
a,4bの相対角度は、油圧シリンダ10a〜10dを
用いることなく、水平に維持され、エクステンションビ
ーム7a〜7dとサイドフレーム4a,4bとの間のガ
タつきが防止される。
【0031】また、エクステンションビーム7a〜7d
が用いられずに、アーム部3a〜3dからサイドフレー
ム4a,4bがオーバーハングさせられる場合にも、上
部旋回体の荷重のかかり方によってサイドフレーム4
a,4bが内向して傾くことがある。この場合も、油圧
シリンダ10a〜10dが伸長されてサイドフレーム4
a,4bの内側上部が外向きに押されることにより、サ
イドフレーム4a,4bの傾きは修正されて水平に保た
れる。また、サイドフレーム4a,4bがオーバーハン
グさせられない場合にも、油圧シリンダ10a〜10d
を伸縮させることによってロワーフレーム3に対するサ
イドフレーム4a,4bの相対角度を任意の角度に調整
し、水平に保つこともできる。
【0032】また、この場合にも、アーム部3a〜3d
とサイドフレーム4a,4bとの間に生じる隙間sには
シムを容易に挿入することが出来、また、シムが挿入さ
れることにより、ロワーフレーム3に対するサイドフレ
ーム4a,4bの相対角度は水平に固定され、油圧シリ
ンダ10a〜10dによる相対角度の調整は不用とな
る。
【0033】なお、本実施形態においては、サイドフレ
ーム4a,4bの相対角度を調整する伸縮装置として油
圧シリンダ10a〜10dを用いた場合について説明し
たが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、
ジャッキやターンバックル等の伸縮調整が可能な装置で
あれば、他の伸縮装置を用いることも可能である。この
場合も上記実施形態と同様にロワーフレーム3とサイド
フレーム4a,4bとの間にこれらの伸縮装置を架け渡
し、サイドフレーム4a,4bが傾こうとする向きと逆
向きに伸縮させることにより、ロワーフレーム3または
エクステンションビーム7a〜7dに対するサイドフレ
ーム4a,4bの相対角度を所望の角度に調整すること
が出来る。また、油圧シリンダ10a〜10dも含めた
これらの伸縮装置をエクステンションビーム7a〜7d
とサイドフレーム4a,4bとの間に架け渡す構成とし
てもよい。このような構成においても、上記実施形態と
同様な作用・効果が得られる。
【0034】次に、本発明による作業機械の走行装置を
クローラクレーンに適用した他の実施形態について説明
する。
【0035】図7(a)は本実施形態によるクローラ式
走行体21を概略的に示した平面図であり、同図(b)
はその横断面図である。本実施形態によるクローラ式走
行体21は、サイドフレーム4a,4b相互間の距離を
変える油圧シリンダ16a,16bが、クローラ式走行
体21の幅方向における、ロワーフレーム3またはエク
ステンションビーム7a〜7dに対するサイドフレーム
4a,4bの相対角度を任意の角度に調整するフレーム
角調整手段をも構成している点において、前述したクロ
ーラ式走行体11と相違する。従って、本実施形態によ
るクローラ式走行体21には、油圧シリンダ10a〜1
0dは備えられていない。その他の構成については、上
記実施形態によるクローラ式走行体11の構成と同様で
ある。なお、同図において図5および図6と同一部分に
は同一符号を付してその説明は省略する。
【0036】本実施形態では、ロワーフレーム3と各サ
イドフレーム4a,4bとの間に設けられた油圧シリン
ダ16a,16bは、それぞれ一端がロワーフレーム3
の中心部のやや上方寄りに固定され、他端がサイドフレ
ーム4a,4bの内側面上部に固定されて、同図(b)
に示すようにサイドフレーム4a,4b側の端部を上方
とする斜めの状態に取り付けられている。
【0037】本実施形態によるクローラ式走行体21に
おいても、前述したように、上部旋回体の荷重のかかり
方によってサイドフレーム4a,4bが図4に示したよ
うに内向して傾くことがある。本実施形態においては、
この場合、油圧シリンダ6a,6bが伸長されてサイド
フレーム4a,4bの内側上部が外向きに押される。こ
れによって、サイドフレーム4a,4bの傾きは修正さ
れてロワーフレーム3またはエクステンションビーム7
a〜7dに対する相対角度は水平に保たれる。
【0038】つまり、油圧シリンダ16a,16bが図
7(b)に示す黒色矢印の向きに伸長され、サイドフレ
ーム4a,4bは、ガイド口9a〜9dの下側の内周面
とエクステンションビーム7a〜7dの下側の外周面と
の係合部30を支点として白色矢印の向きに回動する。
従って、油圧シリンダ16a,16bが任意に伸縮され
ることによって、ロワーフレーム3またはエクステンシ
ョンビーム7a〜7dに対するサイドフレーム4a,4
bの相対角度は任意の角度に調整され、サイドフレーム
4a,4bは水平に保たれる。
【0039】また、油圧シリンダ16a,16bがさら
に伸縮されると、サイドフレーム4a,4bは、ガイド
口9a〜9dの内周面をエクステンションビーム7a〜
7dおよびアーム部3a〜3dの外周面に摺動させなが
ら油圧シリンダ16a,16bの伸縮量に応じてロワー
フレーム3の幅方向に移動し、相互間の距離を変える。
【0040】このような構成においても、ロワーフレー
ム3またはエクステンションビーム7a〜7dに対する
サイドフレーム4a,4bの相対角度を所望の角度に調
整し、水平に保つことが出来る。また、この場合におい
ても、ロワーフレーム3またはエクステンションビーム
7a〜7dに対するサイドフレーム4a,4bの相対角
度が水平に調整されたときに、ロワーフレーム3または
エクステンションビーム7a〜7dとサイドフレーム4
a,4bとの間に生じる隙間sにシムを容易に挿入する
ことが出来る。シムを挿入すると、ロワーフレーム3ま
たはエクステンションビーム7a〜7dに対するサイド
フレーム4a,4bの相対角度は水平に固定され、油圧
シリンダ16a,16bを用いることなく、ロワーフレ
ーム3またはエクステンションビーム7a〜7dとサイ
ドフレーム4a,4bとの間のガタつきが防止される。
【0041】なお、上記各実施形態においては、本発明
による作業機械の走行装置をクローラクレーンに適用し
たが、本発明はこれに限定されることはない。ロワーフ
レームからサイドフレームが脱着される構成の走行装置
を有する作業機械であれば、クローラクレーン等の建設
機械に限らず、あらゆる作業機械に適用することが出来
る。この場合においても、上記各実施形態と同様な作用
・効果が奏される。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
レーム角調整手段によって、走行装置の幅方向におけ
る、ロワーフレームまたはエクステンションビームに対
するサイドフレームの相対角度を所望の角度に調整する
ことが出来る。従って、作業機械の自重のかかり方によ
って生じる、ロワーフレームまたはエクステンションビ
ームに対するサイドフレームの傾きを矯正することがで
き、適正な相対角度に保つことが出来る。この結果、作
業機械の姿勢の安定性は保たれる。
【0043】また、ロワーフレームまたはエクステンシ
ョンビームとサイドフレームとの間に生じる隙間にシム
を容易に挿入することが出来、シムの充填後はフレーム
角調整手段を用いることなく、サイドフレームの傾きを
防止することが出来る。この結果、フレーム角調整手段
を常時用いなくても、作業機械の姿勢の安定性が確保さ
れ、安全性は向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は従来の一般的なクローラクレーンの本
体の側面図であり、(b)はその一部破断正面図であ
る。
【図2】従来の一般的なクローラクレーンにおけるサイ
ドフレームを移動させるシリンダの配置例を示す図であ
る。
【図3】(a)はサイドフレームが取り外された従来の
一般的なクローラクレーンの本体の正面図であり、
(b)はそのロワーフレームの平面図である。
【図4】エクステンションビームからオーバーハングさ
せられて傾いたサイドフレームの一部破断正面図であ
る。
【図5】本発明の一実施形態によるクローラ式走行体の
外観斜視図である。
【図6】(a)は図5の概略的な平面図であり、(b)
はその横断面図である。
【図7】(a)は本発明の他の実施形態によるクローラ
式走行体の概略的な平面図であり、(b)はその横断面
図である。
【符号の説明】
11,21…クローラ式走行体 2…上部旋回体 3…ロワーフレーム 3a〜3d…アーム部 4a,4b…サイドフレーム 5a,5b…クローラ 6a,6b、10a〜10d、16a,16b…油圧シ
リンダ 7a〜7d…エクステンションビーム 9a〜9d…ガイド口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体の架台となるロワーフレーム
    と、このロワーフレームの両側部に着脱自在に設けら
    れ,相互間の距離が変えられる一対のサイドフレームと
    を備えて構成される作業機械の走行装置において、走行
    装置の幅方向における,前記ロワーフレームに対する前
    記サイドフレームの相対角度を任意の角度に調整するフ
    レーム角調整手段を備えたことを特徴とする作業機械の
    走行装置。
  2. 【請求項2】 前記フレーム角調整手段は、前記ロワー
    フレームおよび前記サイドフレーム間に設けられ、伸縮
    することによって前記ロワーフレームに対する前記サイ
    ドフレームの相対角度を変化させる伸縮装置であること
    を特徴とする請求項1に記載の作業機械の走行装置。
  3. 【請求項3】 前記ロワーフレームから延びて前記サイ
    ドフレーム相互間の距離を延ばすエクステンションビー
    ムを備え、前記フレーム角調整手段は、走行装置の幅方
    向における,前記エクステンションビームに対する前記
    サイドフレームの相対角度を任意の角度に調整すること
    を特徴とする請求項1に記載の作業機械の走行装置。
  4. 【請求項4】 前記フレーム角調整手段は、前記ロワー
    フレームおよび前記サイドフレーム間または前記エクス
    テンションビームおよび前記サイドフレーム間に設けら
    れ、伸縮することによって前記エクステンションビーム
    に対する前記サイドフレームの相対角度を変化させる伸
    縮装置であることを特徴とする請求項3に記載の作業機
    械の走行装置。
  5. 【請求項5】 前記フレーム角調整手段は、伸縮するこ
    とによって前記サイドフレーム相互間の距離を変えるシ
    リンダであることを特徴とする請求項1または請求項3
    に記載の作業機械の走行装置。
  6. 【請求項6】 前記フレーム角調整手段による前記相対
    角度の調整によって前記ロワーフレームまたはエクステ
    ンションビームと前記サイドフレームとの間に生じる隙
    間を充填するシムを備えて構成されることを特徴とする
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の作業機械
    の走行装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012206712A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Tadano Ltd 自己保管式のリテーナ・キャップ組立体
JP2014185439A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd チュービング装置
CN106585752A (zh) * 2016-12-21 2017-04-26 山河智能装备股份有限公司 一种可调稳定角、可伸展的工程机械底盘
CN112402855A (zh) * 2020-11-24 2021-02-26 刘克稳 一种消防用防后倾机器人

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