JP2002036999A - エアーバッグ装置装備シート - Google Patents
エアーバッグ装置装備シートInfo
- Publication number
- JP2002036999A JP2002036999A JP2000222010A JP2000222010A JP2002036999A JP 2002036999 A JP2002036999 A JP 2002036999A JP 2000222010 A JP2000222010 A JP 2000222010A JP 2000222010 A JP2000222010 A JP 2000222010A JP 2002036999 A JP2002036999 A JP 2002036999A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trim
- holder
- airbag device
- airbag
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トリムカバー等の材質による影響を受けず、
エアーバッグの適度な膨張圧によりエアーバッグを速や
かに膨張展開可能に装備する。 【解決手段】 トリムコード９をエアーバッグ装置１の
前部側に被せて片側部から底部側に巻き込むと共に、ホ
ルダー１０をエアーバッグ装置１の他側部から底部側に
組み付け、掛止め爪９ａを嵌込み穴１０ａに差込み係着
させてトリムコード９をホルダー１０に連結し、エアー
バッグを掛止め爪９ａの破断部９０より膨張展開可能に
位置させてエアーバッグ装置１をトリムコード９並びに
ホルダー１０で包み込んでシートフレーム４に取り付け
る。
エアーバッグの適度な膨張圧によりエアーバッグを速や
かに膨張展開可能に装備する。 【解決手段】 トリムコード９をエアーバッグ装置１の
前部側に被せて片側部から底部側に巻き込むと共に、ホ
ルダー１０をエアーバッグ装置１の他側部から底部側に
組み付け、掛止め爪９ａを嵌込み穴１０ａに差込み係着
させてトリムコード９をホルダー１０に連結し、エアー
バッグを掛止め爪９ａの破断部９０より膨張展開可能に
位置させてエアーバッグ装置１をトリムコード９並びに
ホルダー１０で包み込んでシートフレーム４に取り付け
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアーバッグをガ
ス圧で膨張展開可能に組み付けたエアーバッグ装置を備
え、そのエアーバッグ装置の装備側を被包するトリムカ
バーの開放口からエアーバッグを外方に向けて膨張展開
可能に装備するエアーバッグ装置装備シートの改良に関
するものである。
ス圧で膨張展開可能に組み付けたエアーバッグ装置を備
え、そのエアーバッグ装置の装備側を被包するトリムカ
バーの開放口からエアーバッグを外方に向けて膨張展開
可能に装備するエアーバッグ装置装備シートの改良に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、サイドエアーバッグ装置装備シー
トとして、垂直溝による脆弱部をシートバックの外側に
面する前壁で片側の側壁と繋がる縁辺に沿って設け、中
空函形に組み立てられるケーシングを備え、エアーバッ
グを膨張展開可能に折り畳んでケーシングの内部に収容
すると共に、そのケーシングの前壁に設けた脆弱部と相
応させて切れ目を設けたトリムカバーで被包し、エアー
バッグの膨張圧によりケーシングの前壁を脆弱部で破断
させてエアーバッグをトリムカバーの切れ目から膨張展
開するものが提案されている（特開平１１−２５５０６
２号）。
トとして、垂直溝による脆弱部をシートバックの外側に
面する前壁で片側の側壁と繋がる縁辺に沿って設け、中
空函形に組み立てられるケーシングを備え、エアーバッ
グを膨張展開可能に折り畳んでケーシングの内部に収容
すると共に、そのケーシングの前壁に設けた脆弱部と相
応させて切れ目を設けたトリムカバーで被包し、エアー
バッグの膨張圧によりケーシングの前壁を脆弱部で破断
させてエアーバッグをトリムカバーの切れ目から膨張展
開するものが提案されている（特開平１１−２５５０６
２号）。
【０００３】そのエアーバッグ装置装備シートは、エア
ーバッグの膨張展開に伴う破断部をトリムカバーの縫い
合わせ目で形成するものに比べ、エアーバッグをトリム
カバーの切れ目から膨張展開させるから、トリムカバー
等の材質如何に係らず、エアーバッグを膨張展開可能に
構成できるところから好ましい。
ーバッグの膨張展開に伴う破断部をトリムカバーの縫い
合わせ目で形成するものに比べ、エアーバッグをトリム
カバーの切れ目から膨張展開させるから、トリムカバー
等の材質如何に係らず、エアーバッグを膨張展開可能に
構成できるところから好ましい。
【０００４】然し、このエアーバッグ装置装備シートで
は、エアーバッグの膨張圧によりケーシングの前壁を前
壁の略全長にわたる長い垂直溝による脆弱部で破断させ
ることによりケーシングを開放するよう構成されている
ため、その脆弱部を速やかに破断させるにはエアーバッ
グの高い膨張圧が必要になる。
は、エアーバッグの膨張圧によりケーシングの前壁を前
壁の略全長にわたる長い垂直溝による脆弱部で破断させ
ることによりケーシングを開放するよう構成されている
ため、その脆弱部を速やかに破断させるにはエアーバッ
グの高い膨張圧が必要になる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、トリムカバ
ー等の材質による影響を受けず、エアーバッグの適度な
膨張圧によりエアーバッグを速やかに膨張展開させられ
るエアーバッグ装置装備シートを提供することを目的と
する。
ー等の材質による影響を受けず、エアーバッグの適度な
膨張圧によりエアーバッグを速やかに膨張展開させられ
るエアーバッグ装置装備シートを提供することを目的と
する。
【０００６】それに加えて、本発明は簡単な構造で外力
に対して対向可能な構造を有するものとして組み付けら
れるエアーバッグ装置装備シートを提供することを目的
とする。
に対して対向可能な構造を有するものとして組み付けら
れるエアーバッグ装置装備シートを提供することを目的
とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
エアーバッグ装置装備シートにおいては、薄肉な脆弱部
による破断部を付け根寄り内面に有する掛止め爪を先端
縁の幅方向に並べて複数設けた有幅なトリムコードと、
その掛止め爪の嵌込み穴を先端縁寄り面内の幅方向に並
べて複数設けたホルダーと、エアーバッグの膨張展開可
能な長さのスリット状を呈する開放口を側面に設けたト
リムカバーとを備え、各掛止め爪の破断部をトリムカバ
ーの開放口と一致可能に突出させてトリムコードをトリ
ムカバーの内側で開放口の片縁側に止着すると共に、開
放口の他縁側をホルダーの先端側に止着し、トリムコー
ドをエアーバッグ装置の前部側に被せて片側部から底部
側に巻き込み、ホルダーをエアーバッグ装置の他側部か
ら底部側に組み付け、更に、各掛止め爪を嵌込み穴に差
込み係着させてトリムカバーをホルダーに連結し、エア
ーバッグを掛止め爪の係着側より膨張展開可能に位置さ
せてエアーバッグ装置をトリムカバー並びにホルダーで
包み込んでシートフレームに取り付けることにより構成
されている。
エアーバッグ装置装備シートにおいては、薄肉な脆弱部
による破断部を付け根寄り内面に有する掛止め爪を先端
縁の幅方向に並べて複数設けた有幅なトリムコードと、
その掛止め爪の嵌込み穴を先端縁寄り面内の幅方向に並
べて複数設けたホルダーと、エアーバッグの膨張展開可
能な長さのスリット状を呈する開放口を側面に設けたト
リムカバーとを備え、各掛止め爪の破断部をトリムカバ
ーの開放口と一致可能に突出させてトリムコードをトリ
ムカバーの内側で開放口の片縁側に止着すると共に、開
放口の他縁側をホルダーの先端側に止着し、トリムコー
ドをエアーバッグ装置の前部側に被せて片側部から底部
側に巻き込み、ホルダーをエアーバッグ装置の他側部か
ら底部側に組み付け、更に、各掛止め爪を嵌込み穴に差
込み係着させてトリムカバーをホルダーに連結し、エア
ーバッグを掛止め爪の係着側より膨張展開可能に位置さ
せてエアーバッグ装置をトリムカバー並びにホルダーで
包み込んでシートフレームに取り付けることにより構成
されている。
【０００８】本発明の請求項２に係るエアーバッグ装置
装備シートにおいては、複数の掛止めフックを有するト
リムコードを開放口の片縁辺に取り付けたトリムカバー
と、各掛止めフックの係合穴を先端縁寄り面内の幅方向
に並べて掛止め爪の嵌込み穴と共に複数設けたホルダー
とを備え、各掛止めフックを係合穴に引っ掛けて開放口
の片縁辺をトリムコードでホルダーに巻込み止着し、更
に、各掛止め爪を嵌込み穴に差込み係着させて開放口の
他縁辺をトリムコードでホルダーに連結することにより
構成されている。
装備シートにおいては、複数の掛止めフックを有するト
リムコードを開放口の片縁辺に取り付けたトリムカバー
と、各掛止めフックの係合穴を先端縁寄り面内の幅方向
に並べて掛止め爪の嵌込み穴と共に複数設けたホルダー
とを備え、各掛止めフックを係合穴に引っ掛けて開放口
の片縁辺をトリムコードでホルダーに巻込み止着し、更
に、各掛止め爪を嵌込み穴に差込み係着させて開放口の
他縁辺をトリムコードでホルダーに連結することにより
構成されている。
【０００９】本発明の請求項３に係るエアーバッグ装置
装備シートにおいては、端面が各掛止め爪の薄肉な脆弱
部による破断部と相対する張出しリブを面内に設けたホ
ルダーを備えることにより構成されている。
装備シートにおいては、端面が各掛止め爪の薄肉な脆弱
部による破断部と相対する張出しリブを面内に設けたホ
ルダーを備えることにより構成されている。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、図示実施の形態に基づいて
説明すると、図１のエアーバッグ装置装備シートはエア
ーバッグ装置１をサイド部に備え付けたシートバックＢ
を示す。そのエアーバッグ装置１は、特に図示しないガ
ス発生用のインフレータ，ガス圧により膨張展開可能に
折り畳んだエアーバッグを備え、これをそのまま若しく
はエアーバッグケース（図示せず）の内部に収容させて
シートバックＢの内部に装備されている。
説明すると、図１のエアーバッグ装置装備シートはエア
ーバッグ装置１をサイド部に備え付けたシートバックＢ
を示す。そのエアーバッグ装置１は、特に図示しないガ
ス発生用のインフレータ，ガス圧により膨張展開可能に
折り畳んだエアーバッグを備え、これをそのまま若しく
はエアーバッグケース（図示せず）の内部に収容させて
シートバックＢの内部に装備されている。
【００１１】そのエアーバッグ装置１は、バックパッド
２の側部に設けた空洞部３に収容配置すると共に、シー
トバックフレーム４のサイドプレート５にあてがって締
付けボルト６でサイドプレート５の板面に取付け固定
し、空洞部３を含むバックパッド２の全体をトリムカバ
ー７で被包することによりシートバックＢの内部に装備
されている。
２の側部に設けた空洞部３に収容配置すると共に、シー
トバックフレーム４のサイドプレート５にあてがって締
付けボルト６でサイドプレート５の板面に取付け固定
し、空洞部３を含むバックパッド２の全体をトリムカバ
ー７で被包することによりシートバックＢの内部に装備
されている。
【００１２】トリムカバー７としては、本革，合皮，フ
ァブリック等の単材または表皮材，ワディング材，裏打
材を三者一体に積層形成したワディングカバーを用いて
形成できる。このトリムカバー７は土手部を有するシー
トバックＢに対応し、座面中央から左右の土手面を被包
する前面カバー部７ａと周側面から背面に至る側面カバ
ー部７ｂとを縫い合わせ、更に、背面カバー部７ｃをス
ライドファスナー７ｄで開閉自在に備えることにより袋
状に縫製されている。
ァブリック等の単材または表皮材，ワディング材，裏打
材を三者一体に積層形成したワディングカバーを用いて
形成できる。このトリムカバー７は土手部を有するシー
トバックＢに対応し、座面中央から左右の土手面を被包
する前面カバー部７ａと周側面から背面に至る側面カバ
ー部７ｂとを縫い合わせ、更に、背面カバー部７ｃをス
ライドファスナー７ｄで開閉自在に備えることにより袋
状に縫製されている。
【００１３】そのトリムカバー７には、図２で示すよう
に側面カバー部７ｂを前後二つのカバー部７０，７１に
分け、この前後二つのカバー部７０，７１の少なくとも
エアーバッグ装置１の装備個所に相応させて、後述する
如くエアーバッグの膨張展開可能な長さのスリット状を
呈するトリムカバー７の開放口８が設けられている。そ
の開放口８を設ける部分を除き、残余は前後二つのカバ
ー部７０，７１を一般面と同様に縫い合わすことにより
側面カバー部７ｃとして形成されている。
に側面カバー部７ｂを前後二つのカバー部７０，７１に
分け、この前後二つのカバー部７０，７１の少なくとも
エアーバッグ装置１の装備個所に相応させて、後述する
如くエアーバッグの膨張展開可能な長さのスリット状を
呈するトリムカバー７の開放口８が設けられている。そ
の開放口８を設ける部分を除き、残余は前後二つのカバ
ー部７０，７１を一般面と同様に縫い合わすことにより
側面カバー部７ｃとして形成されている。
【００１４】そのトリムカバー７には、図３で示すよう
にエアーバッグ装置１を包み込める有幅なトリムコード
９並びにホルダー１０が備えられている。トリムコード
９としては、Ｖ溝等で薄肉に形成した脆弱部による破断
部９０を付け根寄り内面に有する掛止め爪９ａ，９ｂ…
を先端縁の幅方向に並べて複数設けたものが備えられて
いる。また、ホルダー１０としては掛止め爪９ａ，９ｂ
…の嵌込み穴１０ａ，１０ｂ…を先端縁寄り面内の幅方
向に並べて複数設けたものが備えられている。
にエアーバッグ装置１を包み込める有幅なトリムコード
９並びにホルダー１０が備えられている。トリムコード
９としては、Ｖ溝等で薄肉に形成した脆弱部による破断
部９０を付け根寄り内面に有する掛止め爪９ａ，９ｂ…
を先端縁の幅方向に並べて複数設けたものが備えられて
いる。また、ホルダー１０としては掛止め爪９ａ，９ｂ
…の嵌込み穴１０ａ，１０ｂ…を先端縁寄り面内の幅方
向に並べて複数設けたものが備えられている。
【００１５】その構成中、掛止め爪９ａ，９ｂ…は嵌込
み穴１０ａ，１０ｂ…の穴縁と係合する突起９１を有
し、嵌込み穴１０ａ，１０ｂ…は掛止め爪９ａ，９ｂ…
の幅，厚みに相応する四辺形の抜き穴として設けられて
いる。これにより、掛止め爪９ａ，９ｂ…を嵌込み穴１
０ａ，１０ｂ…の穴内に差込むと、掛止め爪９ａ，９ｂ
…は掛止め爪９ａ，９ｂ…の突起９１が嵌込み穴１０
ａ，１０ｂ…の穴縁と係合することから抜け外れない。
み穴１０ａ，１０ｂ…の穴縁と係合する突起９１を有
し、嵌込み穴１０ａ，１０ｂ…は掛止め爪９ａ，９ｂ…
の幅，厚みに相応する四辺形の抜き穴として設けられて
いる。これにより、掛止め爪９ａ，９ｂ…を嵌込み穴１
０ａ，１０ｂ…の穴内に差込むと、掛止め爪９ａ，９ｂ
…は掛止め爪９ａ，９ｂ…の突起９１が嵌込み穴１０
ａ，１０ｂ…の穴縁と係合することから抜け外れない。
【００１６】トリムコード９は、図４で示すように各掛
止め爪９ａ…の上側に分岐する張出しフランジ部９２を
設け、トリムカバー７の開放口８に相当する側面後カバ
ー部７１の縁側を張出しフランジ部９２の内側に巻き込
んで縫い付けることにより、各掛止め爪９ａ，９ｂ…の
破断部９０をトリムカバー７の開放口８と一致可能に突
出させて側面後カバー部７１の内側に止着されている。
止め爪９ａ…の上側に分岐する張出しフランジ部９２を
設け、トリムカバー７の開放口８に相当する側面後カバ
ー部７１の縁側を張出しフランジ部９２の内側に巻き込
んで縫い付けることにより、各掛止め爪９ａ，９ｂ…の
破断部９０をトリムカバー７の開放口８と一致可能に突
出させて側面後カバー部７１の内側に止着されている。
【００１７】一方、開放口８の他縁側をホルダー１０と
止着するべく、図５で示すように略Ｊ字状の掛止めフッ
ク１１ａを複数有するトリムコード１１がトリムカバー
７の開放口８に相当する側面前カバー部７０の縁辺に沿
って取り付けられている。
止着するべく、図５で示すように略Ｊ字状の掛止めフッ
ク１１ａを複数有するトリムコード１１がトリムカバー
７の開放口８に相当する側面前カバー部７０の縁辺に沿
って取り付けられている。
【００１８】その掛止めフック１１ａを有するトリムコ
ード１１に合わせて、ホルダー１０には掛止め爪９ａ，
９ｂ…の嵌込み穴１０ａ，１０ｂ…と共に、図３で示す
ように各掛止めフック１１ａの係合穴１００ａ，１００
ｂ…が掛止め爪９ａ，９ｂ…の嵌込み穴１０ａ，１０ｂ
…と間隔をずらせて先端縁寄り面内の幅方向に並べるこ
とにより複数設けられている。
ード１１に合わせて、ホルダー１０には掛止め爪９ａ，
９ｂ…の嵌込み穴１０ａ，１０ｂ…と共に、図３で示す
ように各掛止めフック１１ａの係合穴１００ａ，１００
ｂ…が掛止め爪９ａ，９ｂ…の嵌込み穴１０ａ，１０ｂ
…と間隔をずらせて先端縁寄り面内の幅方向に並べるこ
とにより複数設けられている。
【００１９】その側面前カバー部７０の縁辺は、トリム
コード１１の各掛止めフック１１ａを係合穴１００ａ，
１００ｂ…に引っ掛けてホルダー１０の先端側より内側
に巻き込むことにより抜け外れないように簡単に止着で
きる。この側面前並びに後カバー部７０，７１の縁辺か
ら、トリムカバー７の開放口８がエアーバッグの膨張展
開可能な長さのスリット状を呈するよう設けられてい
る。
コード１１の各掛止めフック１１ａを係合穴１００ａ，
１００ｂ…に引っ掛けてホルダー１０の先端側より内側
に巻き込むことにより抜け外れないように簡単に止着で
きる。この側面前並びに後カバー部７０，７１の縁辺か
ら、トリムカバー７の開放口８がエアーバッグの膨張展
開可能な長さのスリット状を呈するよう設けられてい
る。
【００２０】その各部をエアーバッグ装置に組み付ける
には、トリムコード９はエアーバッグ装置１の前部側に
被せて片側部から底部側に巻き込む。ホルダー１０はエ
アーバッグ装置１の他側部から底部側に組み付け、更
に、トリムコード９の各掛止め爪９ａ，９ｂ…をホルダ
ー１０の嵌込み穴１０ａ，１０ｂ…に差込み係着させて
トリムカバー９をホルダー１０に連結すればよい。
には、トリムコード９はエアーバッグ装置１の前部側に
被せて片側部から底部側に巻き込む。ホルダー１０はエ
アーバッグ装置１の他側部から底部側に組み付け、更
に、トリムコード９の各掛止め爪９ａ，９ｂ…をホルダ
ー１０の嵌込み穴１０ａ，１０ｂ…に差込み係着させて
トリムカバー９をホルダー１０に連結すればよい。
【００２１】そのトリムカバー９並びにホルダー１０
は、エアーバッグ装置１の底部側に配置する部分を各面
内に設けた止め穴（図示せず）でエアーバッグ装置１の
締付けボルト６に掛け止めて組み付けるとよい。これに
より、エアーバッグを掛止め爪９ａ，９ｂ…の破断部９
０より膨張展開可能に位置させてエアーバッグ装置１を
トリムコード９並びにホルダー１０で包込み保持でき
る。
は、エアーバッグ装置１の底部側に配置する部分を各面
内に設けた止め穴（図示せず）でエアーバッグ装置１の
締付けボルト６に掛け止めて組み付けるとよい。これに
より、エアーバッグを掛止め爪９ａ，９ｂ…の破断部９
０より膨張展開可能に位置させてエアーバッグ装置１を
トリムコード９並びにホルダー１０で包込み保持でき
る。
【００２２】エアーバッグ装置１は、上述したようにト
リムコード９並びにホルダー１０を組み付けてから、そ
の全体をシートバックフレーム４のサイドプレート５に
あてがって締付けボルト６によりサイドプレート５の板
面に取付け固定するようにできる。なお、締付けボルト
６は軸線をエアーバッグの膨張展開方向と一致させる
（図１中の矢印参照）よう配置すれば、エアーバッグ装
置１を安定よく締付け固定できる。
リムコード９並びにホルダー１０を組み付けてから、そ
の全体をシートバックフレーム４のサイドプレート５に
あてがって締付けボルト６によりサイドプレート５の板
面に取付け固定するようにできる。なお、締付けボルト
６は軸線をエアーバッグの膨張展開方向と一致させる
（図１中の矢印参照）よう配置すれば、エアーバッグ装
置１を安定よく締付け固定できる。
【００２３】このように構成するエアーバッグ装置装備
シートでは、エアーバッグを掛止め爪９ａ，９ｂ…の破
断部９０より膨張展開可能に位置させてエアーバッグ装
置１をトリムコード９並びにホルダー１０で包み込み、
エアーバッグの膨張展開可能な長さのスリット状を呈す
る開放口８を側面に設けたトリムカバー７で覆うことに
より、トリムカバー７の開放口８とエアーバッグ装置１
の装備位置とを卑近に位置できると共に、掛止め爪９
ａ，９ｂ…の付け根寄り内面に設けた短い破断部９０を
エアーバッグの膨張圧で確実に裂断できる。
シートでは、エアーバッグを掛止め爪９ａ，９ｂ…の破
断部９０より膨張展開可能に位置させてエアーバッグ装
置１をトリムコード９並びにホルダー１０で包み込み、
エアーバッグの膨張展開可能な長さのスリット状を呈す
る開放口８を側面に設けたトリムカバー７で覆うことに
より、トリムカバー７の開放口８とエアーバッグ装置１
の装備位置とを卑近に位置できると共に、掛止め爪９
ａ，９ｂ…の付け根寄り内面に設けた短い破断部９０を
エアーバッグの膨張圧で確実に裂断できる。
【００２４】それに加えて、トリムコード９をエアーバ
ッグ装置１の前部側に被せて他側部から底部側に巻き込
み、ホルダー１０をエアーバッグ装置１の片側部から底
部側に組み付けてエアーバッグ装置１を包み込むため、
各部９，１０がエアーバッグの膨張圧により引き摺られ
ないでエアーバッグの膨張圧を掛止め爪９ａ，９ｂ…の
破断部９０に集中できるから、図６で示すように掛止め
爪９ａ，９ｂ…の破断部９０を確実に裂断できてエアー
バッグＥを速やかに膨張展開させられる。
ッグ装置１の前部側に被せて他側部から底部側に巻き込
み、ホルダー１０をエアーバッグ装置１の片側部から底
部側に組み付けてエアーバッグ装置１を包み込むため、
各部９，１０がエアーバッグの膨張圧により引き摺られ
ないでエアーバッグの膨張圧を掛止め爪９ａ，９ｂ…の
破断部９０に集中できるから、図６で示すように掛止め
爪９ａ，９ｂ…の破断部９０を確実に裂断できてエアー
バッグＥを速やかに膨張展開させられる。
【００２５】上述した構成に加えて、ホルダー１０とし
ては図３並びに図４で示すように端面が掛止め爪９ａ…
の薄肉な脆弱部による破断部９０と相対する張出しリブ
１０１ａ，１０１ｂ…を複数面内に設けたものを備える
とよい。その張出しリブ１０１ａ，１０１ｂ…は破断部
９０よりも掛止め爪９ａ…の付け根側（Ｌ）に亘るよう
設け、外力が掛止め爪９ａ，９ｂ…の破断部９０に加わ
っても、掛止め爪９ａ，９ｂ…の破断部９０が裂断しな
いよう対抗可能に組み立てできる。
ては図３並びに図４で示すように端面が掛止め爪９ａ…
の薄肉な脆弱部による破断部９０と相対する張出しリブ
１０１ａ，１０１ｂ…を複数面内に設けたものを備える
とよい。その張出しリブ１０１ａ，１０１ｂ…は破断部
９０よりも掛止め爪９ａ…の付け根側（Ｌ）に亘るよう
設け、外力が掛止め爪９ａ，９ｂ…の破断部９０に加わ
っても、掛止め爪９ａ，９ｂ…の破断部９０が裂断しな
いよう対抗可能に組み立てできる。
【００２６】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項１に係るエ
アーバッグ装置装備シートに依れば、トリムコードをエ
アーバッグ装置の前部側に被せて片側部から底部側に巻
き込むと共に、ホルダーをエアーバッグ装置の他側部か
ら底部側に組み付け、掛止め爪を嵌込み穴に差込み係着
させてトリムコードをホルダーに連結し、エアーバッグ
を掛止め爪の破断部より膨張展開可能に位置させてエア
ーバッグ装置をトリムコード並びにホルダーで包み込ん
でシートフレームに取り付けることにより、エアーバッ
グの膨張圧を掛止め爪の付け根寄り内面に設けた短い破
断部に集中させて掛止め爪の破断部を確実に裂断できる
から、エアーバッグを速やかに膨張展開させるよう装備
できる。
アーバッグ装置装備シートに依れば、トリムコードをエ
アーバッグ装置の前部側に被せて片側部から底部側に巻
き込むと共に、ホルダーをエアーバッグ装置の他側部か
ら底部側に組み付け、掛止め爪を嵌込み穴に差込み係着
させてトリムコードをホルダーに連結し、エアーバッグ
を掛止め爪の破断部より膨張展開可能に位置させてエア
ーバッグ装置をトリムコード並びにホルダーで包み込ん
でシートフレームに取り付けることにより、エアーバッ
グの膨張圧を掛止め爪の付け根寄り内面に設けた短い破
断部に集中させて掛止め爪の破断部を確実に裂断できる
から、エアーバッグを速やかに膨張展開させるよう装備
できる。
【００２７】本発明の請求項２に係るエアーバッグ装置
装備シートに依れば、複数の掛止めフックを有するトリ
ムコードを開放口の片縁辺に取り付けたトリムカバー
と、各掛止めフックの係合穴を先端縁寄り面内の幅方向
に並べて掛止め爪の嵌込み穴と共に複数設けたホルダー
とを備え、各掛止めフックを係合穴に引っ掛けて開放口
の片縁辺をトリムコードでホルダーに巻込み止着し、更
に、各掛止め爪を嵌込み穴に差込み係着させて開放口の
他縁辺をトリムコードでホルダーに連結することによ
り、トリムカバーの開放口を簡単に止着できるばかりで
なく、各掛止め爪の破断部をトリムカバーの開放口と確
実に一致させて組み付けできる。
装備シートに依れば、複数の掛止めフックを有するトリ
ムコードを開放口の片縁辺に取り付けたトリムカバー
と、各掛止めフックの係合穴を先端縁寄り面内の幅方向
に並べて掛止め爪の嵌込み穴と共に複数設けたホルダー
とを備え、各掛止めフックを係合穴に引っ掛けて開放口
の片縁辺をトリムコードでホルダーに巻込み止着し、更
に、各掛止め爪を嵌込み穴に差込み係着させて開放口の
他縁辺をトリムコードでホルダーに連結することによ
り、トリムカバーの開放口を簡単に止着できるばかりで
なく、各掛止め爪の破断部をトリムカバーの開放口と確
実に一致させて組み付けできる。
【００２８】本発明の請求項３に係るエアーバッグ装置
装備シートに依れば、端面が各掛止め爪の薄肉な脆弱部
による破断部と相対する張出しリブを面内に設けたホル
ダーを備えることにより、外力が掛止め爪の破断部に加
わっても、掛止め爪の破断部が裂断しないよう対抗可能
に組み立てできる。
装備シートに依れば、端面が各掛止め爪の薄肉な脆弱部
による破断部と相対する張出しリブを面内に設けたホル
ダーを備えることにより、外力が掛止め爪の破断部に加
わっても、掛止め爪の破断部が裂断しないよう対抗可能
に組み立てできる。
【図１】本発明に係るエアーバッグ装置装備シートをエ
アーバッグ装置の装備個所で示す部分断面図である。
アーバッグ装置の装備個所で示す部分断面図である。
【図２】本発明に係るエアーバッグ装置装備シートのシ
ートバックを示す斜視図である。
ートバックを示す斜視図である。
【図３】本発明に係るエアーバッグ装置装備シートに備
えるトリムコードを先端側で示す部分斜視図である。
えるトリムコードを先端側で示す部分斜視図である。
【図４】本発明に係るエアーバッグ装置装備シートに備
えるトリムコードの連結構造を示す説明図である。
えるトリムコードの連結構造を示す説明図である。
【図５】図１のエアーバッグ装置装備シートをトリムコ
ードの連結前で示す部分断面図である。
ードの連結前で示す部分断面図である。
【図６】図１のエアーバッグ装置装備シートをエアーバ
ッグの膨張展開状態で示す部分断面図である。
ッグの膨張展開状態で示す部分断面図である。
１ エアーバッグ装置 ２ バックパッド ３ バックパッドの空洞部 ４，５ シートフレーム ６ エアーバッグ装置の締付けボルト ７ トリムカバー ７ｂ 側面カバー部 ７０ 側面前カバー部 ７１ 側面後カバー部 ８ トリムカバーの開放口 ９ 開放口片縁辺のトリムコード ９ａ，９ｂ… トリムコードの掛止め爪 ９０ 掛止め爪の破断部 １０ ホルダー １０ａ，１０ｂ… ホルダーの嵌込み穴 １００ａ，１００ｂ… ホルダーの係合穴 １０１ａ，１０１ｂ… ホルダーの張出しリブ １１ 開放口他縁辺のトリムコード １１ａ トリムコードの掛止めフック
Claims (3)
- 【請求項１】 エアーバッグをガス圧で膨張展開可能に
組み付けたエアーバッグ装置を備え、このエアーバッグ
装置をバックパッドの側部に設ける空洞部の内部に収容
させてシートフレームに取り付けると共に、そのエアー
バッグ装置の装備側を被包するトリムカバーの開放口か
らエアーバッグを外方に向けて膨張展開可能に組み立て
るエアーバッグ装置装備シートにおいて、 薄肉な脆弱部による破断部を付け根寄り内面に有する掛
止め爪を先端縁の幅方向に並べて複数設けた有幅なトリ
ムコードと、その掛止め爪の嵌込み穴を先端縁寄り面内
の幅方向に並べて複数設けたホルダーと、エアーバッグ
の膨張展開可能な長さのスリット状を呈する開放口を側
面に設けたトリムカバーとを備え、 各掛止め爪の破断部をトリムカバーの開放口と一致可能
に突出させてトリムコードをトリムカバーの内側で開放
口の片縁側に止着すると共に、開放口の他縁側をホルダ
ーの先端側に止着し、トリムコードをエアーバッグ装置
の前部側に被せて片側部から底部側に巻き込み、ホルダ
ーをエアーバッグ装置の他側部から底部側に組み付け、
更に、各掛止め爪を嵌込み穴に差込み係着させてトリム
カバーをホルダーに連結し、エアーバッグを掛止め爪の
係着側より膨張展開可能に位置させてエアーバッグ装置
をトリムカバー並びにホルダーで包み込んでシートフレ
ームに取り付けたことを特徴とするエアーバッグ装置装
備シート。 - 【請求項２】 複数の掛止めフックを有するトリムコー
ドを開放口の片縁辺に取り付けたトリムカバーと、各掛
止めフックの係合穴を先端縁寄り面内の幅方向に並べて
掛止め爪の嵌込み穴と共に複数設けたホルダーとを備
え、各掛止めフックを係合穴に引っ掛けて開放口の片縁
辺をトリムコードでホルダーに巻込み止着し、更に、各
掛止め爪を嵌込み穴に差込み係着させて開放口の他縁辺
をトリムコードでホルダーに連結したことを特徴とする
請求項１に記載のエアーバッグ装置装備シート。 - 【請求項３】 端面が各掛止め爪の薄肉な脆弱部による
破断部と相対する張出しリブを面内に設けたホルダーを
備えたことを特徴とする請求項１に記載のエアーバッグ
装置装備シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000222010A JP2002036999A (ja) | 2000-07-24 | 2000-07-24 | エアーバッグ装置装備シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000222010A JP2002036999A (ja) | 2000-07-24 | 2000-07-24 | エアーバッグ装置装備シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002036999A true JP2002036999A (ja) | 2002-02-06 |
Family
ID=18716316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000222010A Withdrawn JP2002036999A (ja) | 2000-07-24 | 2000-07-24 | エアーバッグ装置装備シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002036999A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101219743B1 (ko) * | 2010-11-11 | 2013-01-08 | 현대다이모스(주) | 시트용 사이드커버 어셈블리 |
| CN104442677A (zh) * | 2013-09-24 | 2015-03-25 | 福特全球技术公司 | 用于车辆座椅的侧面安全气囊总成 |
-
2000
- 2000-07-24 JP JP2000222010A patent/JP2002036999A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101219743B1 (ko) * | 2010-11-11 | 2013-01-08 | 현대다이모스(주) | 시트용 사이드커버 어셈블리 |
| CN104442677A (zh) * | 2013-09-24 | 2015-03-25 | 福特全球技术公司 | 用于车辆座椅的侧面安全气囊总成 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7328911B2 (en) | Airbag fastener | |
| JP6783979B2 (ja) | 頭部保護エアバッグ装置 | |
| JP2017119488A (ja) | 頭部保護エアバッグ装置 | |
| JP3750364B2 (ja) | 乗員保護カーテン、その取付構造及び取付方法 | |
| JPH09118187A (ja) | エアバッグ装置 | |
| JP2001158320A (ja) | エアーバッグ装置 | |
| JP2002036999A (ja) | エアーバッグ装置装備シート | |
| JP3552883B2 (ja) | エアバッグ装置を備えた車輌用シート | |
| JP4075212B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
| JP4403028B2 (ja) | 頭部保護用エアバッグの車体への取付装置 | |
| JPH11180240A (ja) | エアバッグ装置 | |
| JP7380610B2 (ja) | 歩行者用エアバッグ装置 | |
| JP4437307B2 (ja) | エアーバッグ装置装備シート | |
| JP2001047961A (ja) | エアーバッグ装置 | |
| JP3896612B2 (ja) | エアバッグ装置を備えた車両用シート | |
| JP2002120686A (ja) | エアーバッグモジュール装備シート | |
| JP2001130364A (ja) | エアーバッグ装置の取付け構造 | |
| JP4431764B2 (ja) | サイドエアーバッグ装置装備シート | |
| JP2002036998A (ja) | エアーバッグ装置装備シート | |
| JP2001341608A (ja) | サイドエアーバッグ装置装備シート | |
| JP2015020457A (ja) | エアバッグモジュール装備シート | |
| JP6524166B2 (ja) | エアバッグモジュール装備シート | |
| JP4521499B2 (ja) | サイドエアーバッグ装置を備える車輌用シート | |
| JPH06107099A (ja) | エアバッグ装置用エアバッグ | |
| JPH10309220A (ja) | エアバックモジュール装備シート用の後付けシートカバー |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20071002 |