JP2001130364A - エアーバッグ装置の取付け構造 - Google Patents
エアーバッグ装置の取付け構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インフレータより発生するガスがエアーバッ
グの取付け基部に設ける挿入口から漏れ出すのを確実に
防ぐようエアーバッグ装置を装備する。 【解決手段】 インフレータ２を嵌込み保持するホルダ
ー部３ａと、設置板となるベースプレート部３ｂと、ベ
ースプレート部３ｂに植立固定する締付けボルト３ｃ，
３ｄとからなるリテーナ３を備え、リテーナー３の締付
けボルト３ｃ，３ｄをエアーバッグ１より外部に突出
し、インフレータ２を含むリテーナー全体をエアーバッ
グ１の内部に組み付けてエアーバッグ装置Ｅを組み立
て、そのエアーバッグ装置ＥをシートフレームＦのサイ
ドプレートＰにリテーナ３の締付けボルト３ｃ，３ｄで
取付け固定すると共に、エアーバッグ１の取付け基部に
設けたインフレータ２の挿入口をリテーナー３で内側よ
り押える。
グの取付け基部に設ける挿入口から漏れ出すのを確実に
防ぐようエアーバッグ装置を装備する。 【解決手段】 インフレータ２を嵌込み保持するホルダ
ー部３ａと、設置板となるベースプレート部３ｂと、ベ
ースプレート部３ｂに植立固定する締付けボルト３ｃ，
３ｄとからなるリテーナ３を備え、リテーナー３の締付
けボルト３ｃ，３ｄをエアーバッグ１より外部に突出
し、インフレータ２を含むリテーナー全体をエアーバッ
グ１の内部に組み付けてエアーバッグ装置Ｅを組み立
て、そのエアーバッグ装置ＥをシートフレームＦのサイ
ドプレートＰにリテーナ３の締付けボルト３ｃ，３ｄで
取付け固定すると共に、エアーバッグ１の取付け基部に
設けたインフレータ２の挿入口をリテーナー３で内側よ
り押える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアーバッグを膨
張展開するガス発生用のインフレータをエアーバッグの
取付け基部に設けた挿入口より内部に組み付けて構成す
るエアーバッグ装置の取付け構造に係り、主としてイン
フレータより発生するガスがインフレータの挿入口から
漏れるのを防ぐエアーバッグ装置の取付け構造に関する
ものである。
張展開するガス発生用のインフレータをエアーバッグの
取付け基部に設けた挿入口より内部に組み付けて構成す
るエアーバッグ装置の取付け構造に係り、主としてイン
フレータより発生するガスがインフレータの挿入口から
漏れるのを防ぐエアーバッグ装置の取付け構造に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、衝突に伴う乗員保護用のエアーバ
ッグ装置としては、エアーバッグを膨張展開するガス発
生用のインフレータをエアーバッグの取付け基部に設け
た挿入口より内部に組み付け、そのインフレータの挿入
口をエアーバッグの外側から覆う閉塞布を備え付けるこ
とにより、インフレータから発生するガスがインフレー
タ−の挿入口より漏れ出すのを防ぐよう構成するものが
知られている（特開平１１−１１５６７３号）。
ッグ装置としては、エアーバッグを膨張展開するガス発
生用のインフレータをエアーバッグの取付け基部に設け
た挿入口より内部に組み付け、そのインフレータの挿入
口をエアーバッグの外側から覆う閉塞布を備え付けるこ
とにより、インフレータから発生するガスがインフレー
タ−の挿入口より漏れ出すのを防ぐよう構成するものが
知られている（特開平１１−１１５６７３号）。
【０００３】そのエアーバック装置においては、閉塞布
が一辺をエアーバッグの外側面に縫い付け、インフレー
タの挿入口を覆うようエアーバッグの取付け基部に回し
込むものとして備え付けられている。この閉塞布では、
インフレータより発生するガスが取付け基部の挿入口よ
り作用すると、エアーバッグの外側面から離間方向に膨
れることから縫い合わされていない縁辺よりガス漏れを
生ずる虞れがある。
が一辺をエアーバッグの外側面に縫い付け、インフレー
タの挿入口を覆うようエアーバッグの取付け基部に回し
込むものとして備え付けられている。この閉塞布では、
インフレータより発生するガスが取付け基部の挿入口よ
り作用すると、エアーバッグの外側面から離間方向に膨
れることから縫い合わされていない縁辺よりガス漏れを
生ずる虞れがある。
【０００４】その閉塞布の他に、上述したエアーバッグ
装置ではインフレータの挿入口に相応する開口を設けた
補強布をエアーバッグの内側に備えて構成するが、この
補強布を備え付けても、インフレータより発生するガス
が取付け基部の挿入口から閉塞布に向けて作用するのを
防げない。
装置ではインフレータの挿入口に相応する開口を設けた
補強布をエアーバッグの内側に備えて構成するが、この
補強布を備え付けても、インフレータより発生するガス
が取付け基部の挿入口から閉塞布に向けて作用するのを
防げない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、主に、イン
フレータより発生するガスがエアーバッグの取付け基部
に設ける挿入口から漏れ出すのを確実に防げるよう取付
け可能なエアーバッグ装置の取付け構造を提供すること
を目的とする。
フレータより発生するガスがエアーバッグの取付け基部
に設ける挿入口から漏れ出すのを確実に防げるよう取付
け可能なエアーバッグ装置の取付け構造を提供すること
を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
エアーバッグ装置の取付け構造においては、インフレー
タを嵌込み保持するホルダー部と、設置板となるベース
プレート部と、ベースプレート部に植立固定する締付け
ボルトとからなるリテーナを備え、リテーナーの締付け
ボルトをエアーバッグより外部に突出し、且つ、インフ
レータを含むリテーナー全体をエアーバッグの内部に組
み付けてエアーバッグ装置を組み立て、そのエアーバッ
グ装置をシートフレームのサイドプレートにリテーナの
締付けボルトで取付け固定すると共に、エアーバッグの
取付け基部に設けたインフレータの挿入口をリテーナー
で内側より押えることにより構成されている。
エアーバッグ装置の取付け構造においては、インフレー
タを嵌込み保持するホルダー部と、設置板となるベース
プレート部と、ベースプレート部に植立固定する締付け
ボルトとからなるリテーナを備え、リテーナーの締付け
ボルトをエアーバッグより外部に突出し、且つ、インフ
レータを含むリテーナー全体をエアーバッグの内部に組
み付けてエアーバッグ装置を組み立て、そのエアーバッ
グ装置をシートフレームのサイドプレートにリテーナの
締付けボルトで取付け固定すると共に、エアーバッグの
取付け基部に設けたインフレータの挿入口をリテーナー
で内側より押えることにより構成されている。
【０００７】本発明の請求項２に係るエアーバッグ装置
の取付け構造においては、インフレータの挿入口を設け
たエアーバッグの取付け基部を外当て布で覆ったエアー
バッグ装置を備え、そのエアーバッグ装置をシートフレ
ームのサイドプレートにリテーナの締付けボルトで取付
け固定すると共に、エアーバッグの取付け基部に設けた
インフレータの挿入口を外当て布で覆ってリテーナーで
内側より押えることにより構成されている。
の取付け構造においては、インフレータの挿入口を設け
たエアーバッグの取付け基部を外当て布で覆ったエアー
バッグ装置を備え、そのエアーバッグ装置をシートフレ
ームのサイドプレートにリテーナの締付けボルトで取付
け固定すると共に、エアーバッグの取付け基部に設けた
インフレータの挿入口を外当て布で覆ってリテーナーで
内側より押えることにより構成されている。
【０００８】本発明の請求項３に係るエアーバッグ装置
においては、エアーバッグをインフレータから発生する
ガス圧で膨張展開可能に折り畳み、このエアーバッグの
膨張展開に伴って裂断可能な破断部を設けた帯状の布部
材によりバッグ全体を包込み保持したエアーバッグ装置
を備え、そのエアーバッグ装置をシートフレームのサイ
ドプレートにリテーナの締付けボルトで取付け固定する
と共に、エアーバッグの取付け基部に設けたインフレー
タの挿入口を布部材で覆ってリテーナーで内側より押え
ることにより構成されている。
においては、エアーバッグをインフレータから発生する
ガス圧で膨張展開可能に折り畳み、このエアーバッグの
膨張展開に伴って裂断可能な破断部を設けた帯状の布部
材によりバッグ全体を包込み保持したエアーバッグ装置
を備え、そのエアーバッグ装置をシートフレームのサイ
ドプレートにリテーナの締付けボルトで取付け固定する
と共に、エアーバッグの取付け基部に設けたインフレー
タの挿入口を布部材で覆ってリテーナーで内側より押え
ることにより構成されている。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して説明す
ると、図示実施の形態に係るエアーバッグ装置の取付け
構造は、図１，図２で示すようなアシスタント用シート
におけるシートバックＢの左サイドに装備するエアーバ
ック装置ＥをシートバックフレームＦのサイドプレート
Ｐにボルト締め固定するのに適用されている。
ると、図示実施の形態に係るエアーバッグ装置の取付け
構造は、図１，図２で示すようなアシスタント用シート
におけるシートバックＢの左サイドに装備するエアーバ
ック装置ＥをシートバックフレームＦのサイドプレート
Ｐにボルト締め固定するのに適用されている。
【００１０】そのエアーバック装置Ｅはエアーバック１
の膨張圧で開放可能なエアーバックケースＣの内部に収
容し、このエアーバックケースＣをベースにシートバッ
クフレームＦのサイドプレートＰにボルト締め固定する
ことによりシートバックＢの内部に装備される。また、
シートバックＢの土手部を被包する前面カバー部ａと側
面カバー部ｂとの縫い合わせ目Ｌをエアーバッグ１の膨
張展開に伴う破断部として装備される。
の膨張圧で開放可能なエアーバックケースＣの内部に収
容し、このエアーバックケースＣをベースにシートバッ
クフレームＦのサイドプレートＰにボルト締め固定する
ことによりシートバックＢの内部に装備される。また、
シートバックＢの土手部を被包する前面カバー部ａと側
面カバー部ｂとの縫い合わせ目Ｌをエアーバッグ１の膨
張展開に伴う破断部として装備される。
【００１１】エアーバッグ１は、図３で示すようにイン
フレータ２から発生するガス圧により膨張展開可能に折
り畳まれるバッグ本体１ａと、バッグ本体１ａより幅狭
な取付け基部１ｂとから袋状を呈するよう縫製されてい
る。このエアーバッグ１には、インフレータ２を内部に
組み付ける挿入口１ｃが取付け基部１ｂに設けられてい
る。そのインフレータ２の挿入口１ｃは、取付け基部１
ｂの略中央からバック本体１ａの面内方向に向かうスリ
ット等により設けられている。
フレータ２から発生するガス圧により膨張展開可能に折
り畳まれるバッグ本体１ａと、バッグ本体１ａより幅狭
な取付け基部１ｂとから袋状を呈するよう縫製されてい
る。このエアーバッグ１には、インフレータ２を内部に
組み付ける挿入口１ｃが取付け基部１ｂに設けられてい
る。そのインフレータ２の挿入口１ｃは、取付け基部１
ｂの略中央からバック本体１ａの面内方向に向かうスリ
ット等により設けられている。
【００１２】そのエアーバッグ１には、図４で示すよう
なインフレータ２が取付け基部１ｂの内部に組み付けら
れる。このインフレータ２は、エアーバッグ１の膨張展
開に要するガスをインフレータ本体２ａから発生するも
ので、衝撃センサー等の関連機器と回路構成するのに必
要なハーネス２ｂ，コネクタ２ｃ，２ｄを備えて構成さ
れている。
なインフレータ２が取付け基部１ｂの内部に組み付けら
れる。このインフレータ２は、エアーバッグ１の膨張展
開に要するガスをインフレータ本体２ａから発生するも
ので、衝撃センサー等の関連機器と回路構成するのに必
要なハーネス２ｂ，コネクタ２ｃ，２ｄを備えて構成さ
れている。
【００１３】そのインフレータ２は、インフレータ本体
２ａを挿通保持するリテーナ３と共にエアーバッグ１の
内部に組み付けられる。リテーナ３はインフレータ本体
２ａを嵌込み保持する略円筒状のホルダー部３ａと、設
置板となるベースプレート部３ｂと、ベースプレート部
３ｂに植立固定する締付けボルト３ｃ，３ｄとを備えて
構成されている。
２ａを挿通保持するリテーナ３と共にエアーバッグ１の
内部に組み付けられる。リテーナ３はインフレータ本体
２ａを嵌込み保持する略円筒状のホルダー部３ａと、設
置板となるベースプレート部３ｂと、ベースプレート部
３ｂに植立固定する締付けボルト３ｃ，３ｄとを備えて
構成されている。
【００１４】この各部からエアーバッグ装置を組み立て
るには、インフレータ本体２ａをリテーナ３のホルダー
部３ａで嵌込み保持し、インフレータ２をリテーナ３と
共にエアーバッグ１の取付け基部１ｂに設けた挿入口１
ｃよりエアーバッグ１の内部に入れる。リテーナ３の締
付けボルト３ｃ，３ｄは、インフレータ２の固定軸とし
て取付け基部１ｂの側面に設けた通し穴１ｄ，１ｅに差
し込むことからエアーバッグ１の外部に突出させればよ
い。
るには、インフレータ本体２ａをリテーナ３のホルダー
部３ａで嵌込み保持し、インフレータ２をリテーナ３と
共にエアーバッグ１の取付け基部１ｂに設けた挿入口１
ｃよりエアーバッグ１の内部に入れる。リテーナ３の締
付けボルト３ｃ，３ｄは、インフレータ２の固定軸とし
て取付け基部１ｂの側面に設けた通し穴１ｄ，１ｅに差
し込むことからエアーバッグ１の外部に突出させればよ
い。
【００１５】そのリテーナ３は、締付けボルト３ｃ，３
ｄをエアーバッグ１の外部に突出させて全体をインフレ
ータ２と共にエアーバッグ１の内部に組み付けることに
より、インフレータ２の挿入口を少なくともベースプレ
ート３ｂで内側より押えるようエアーバッグの内部に備
え付けられる。なお、インフレータ２のコネクタ２ｄを
含むハーネス２ｂはエアーバッグ１の側部に設ける挿通
孔を介してインフレータ本体２ａとコネクタ２ｃでエア
ーバッグ１の外側から後付け接続することにより外側に
引き出せる。
ｄをエアーバッグ１の外部に突出させて全体をインフレ
ータ２と共にエアーバッグ１の内部に組み付けることに
より、インフレータ２の挿入口を少なくともベースプレ
ート３ｂで内側より押えるようエアーバッグの内部に備
え付けられる。なお、インフレータ２のコネクタ２ｄを
含むハーネス２ｂはエアーバッグ１の側部に設ける挿通
孔を介してインフレータ本体２ａとコネクタ２ｃでエア
ーバッグ１の外側から後付け接続することにより外側に
引き出せる。
【００１６】そのエアーバッグ装置は、図５で示すよう
にバック本体１ａをインフレータ２から発生するガス圧
により膨張展開可能に折り畳み、リテーナ３の締付けボ
ルト３ｃ，３ｄをケース底面に設けた通し穴より外部に
突出させてエアーバックケースＣの内部に収容する。ま
た、そのエアーバックケースＣをベースにし、リテーナ
３の締付けボルト３ｃ，３ｄでシートバックフレームＦ
のサイドプレートＰにボルト締め固定することによりシ
ートバックＢの内部に装備できる。
にバック本体１ａをインフレータ２から発生するガス圧
により膨張展開可能に折り畳み、リテーナ３の締付けボ
ルト３ｃ，３ｄをケース底面に設けた通し穴より外部に
突出させてエアーバックケースＣの内部に収容する。ま
た、そのエアーバックケースＣをベースにし、リテーナ
３の締付けボルト３ｃ，３ｄでシートバックフレームＦ
のサイドプレートＰにボルト締め固定することによりシ
ートバックＢの内部に装備できる。
【００１７】このように構成するエアーバッグ装置の取
付け構造では、インフレータ２の挿入口１ｃが設けられ
たエアーバッグ１の取付け基部１ｂをエアーバッグケー
スｃの内部でリテーナー３の少なくとも設置板となるベ
ースプレート部３ｂにより押込み挟持すると共に、エア
ーバックケースＣを締付けボルト３ｃ，３ｄでシートバ
ックフレームＦのサイドプレートＰにボルト締め固定す
ることからガス漏れを確実に防止できる。
付け構造では、インフレータ２の挿入口１ｃが設けられ
たエアーバッグ１の取付け基部１ｂをエアーバッグケー
スｃの内部でリテーナー３の少なくとも設置板となるベ
ースプレート部３ｂにより押込み挟持すると共に、エア
ーバックケースＣを締付けボルト３ｃ，３ｄでシートバ
ックフレームＦのサイドプレートＰにボルト締め固定す
ることからガス漏れを確実に防止できる。
【００１８】そのガス漏れをより確実に防ぐには、図６
で示すようにエアーバッグ１の取付け基部１ｂを両側面
に亘って外側より包み込む外当て布４を備え付けられ
る。この外当て布４はエアーバッグ１と同材質の布材或
いは強度を有する別の布材を用い、エアーバッグ本体１
ａの膨張圧に耐えられるようリテーナ３のホルダー部３
ａ並びにベースプレート部３ｂで内側より支持し乃至は
押込み固定できるから、バッグ本体１ａの膨張展開に対
抗可能な取付け基部１ｂの補強用としても備え付けられ
る。
で示すようにエアーバッグ１の取付け基部１ｂを両側面
に亘って外側より包み込む外当て布４を備え付けられ
る。この外当て布４はエアーバッグ１と同材質の布材或
いは強度を有する別の布材を用い、エアーバッグ本体１
ａの膨張圧に耐えられるようリテーナ３のホルダー部３
ａ並びにベースプレート部３ｂで内側より支持し乃至は
押込み固定できるから、バッグ本体１ａの膨張展開に対
抗可能な取付け基部１ｂの補強用としても備え付けられ
る。
【００１９】その外当て布４は、片端末４ａをエアーバ
ッグ１の片側面に縫い合わせて止着し、エアーバッグ１
の取付け基部１ｂを両側面に亘って外側より包み込んで
から、他端末をエアーバッグ１の外部に突き出るリテー
ナ３の締付けボルト３ｃ，３ｄに係合穴４ｂ，４ｃで掛
止め固定するよう備え付けられる。
ッグ１の片側面に縫い合わせて止着し、エアーバッグ１
の取付け基部１ｂを両側面に亘って外側より包み込んで
から、他端末をエアーバッグ１の外部に突き出るリテー
ナ３の締付けボルト３ｃ，３ｄに係合穴４ｂ，４ｃで掛
止め固定するよう備え付けられる。
【００２０】その外当て布４に代えて、図７並びに図８
で示すように一辺を開放口４０ａとし、他の三辺４０ｂ
〜４０ｄを取付け基部１ｂの外側面に縫い付けてインフ
レータの挿入口１ｃを覆う外当て布４０をエアーバッグ
１に備え付けられる。この外当て布４０は、取付け基部
１ｂの略中央からバック本体１ａの面内方向に向かって
取付け基部１ｂの両面に亘る長い帯状のものに裁断形成
することにより縫い付けられる。
で示すように一辺を開放口４０ａとし、他の三辺４０ｂ
〜４０ｄを取付け基部１ｂの外側面に縫い付けてインフ
レータの挿入口１ｃを覆う外当て布４０をエアーバッグ
１に備え付けられる。この外当て布４０は、取付け基部
１ｂの略中央からバック本体１ａの面内方向に向かって
取付け基部１ｂの両面に亘る長い帯状のものに裁断形成
することにより縫い付けられる。
【００２１】その外当て布４０は、一辺の開放口４０ａ
をインフレータ２の組付け時に拡開可能なゆとり、即
ち，ダブ付きを持たせてインフレータの挿入口１ｃを覆
うようエアーバッグ１の外側に備え付けるとよい。ま
た、この外当て布４０は一辺の開放口４０ａをエアーバ
ッグ１の内部に組み付けるリテーナ３のベースプレート
３ｂで押える側に位置させてエアーバッグ１に備え付け
るとよい。
をインフレータ２の組付け時に拡開可能なゆとり、即
ち，ダブ付きを持たせてインフレータの挿入口１ｃを覆
うようエアーバッグ１の外側に備え付けるとよい。ま
た、この外当て布４０は一辺の開放口４０ａをエアーバ
ッグ１の内部に組み付けるリテーナ３のベースプレート
３ｂで押える側に位置させてエアーバッグ１に備え付け
るとよい。
【００２２】上述した外当て布４，４０に代えて、更
に、図９で示すようにエアーバッグ１の膨張展開に伴っ
て裂断可能な破断部４１ａを設けた帯状の布部材４１を
片端末４１ｂでエアーバッグ１の片側面に縫い付けて止
着固定することにより備え付けられる。この布部材４１
の破断部４１ａは、エアーバッグ１の膨張展開方向と直
交方向に並ぶ複数のスリットにより幅方向に亘る布面内
に設けられる。
に、図９で示すようにエアーバッグ１の膨張展開に伴っ
て裂断可能な破断部４１ａを設けた帯状の布部材４１を
片端末４１ｂでエアーバッグ１の片側面に縫い付けて止
着固定することにより備え付けられる。この布部材４１
の破断部４１ａは、エアーバッグ１の膨張展開方向と直
交方向に並ぶ複数のスリットにより幅方向に亘る布面内
に設けられる。
【００２３】その布部材４１では、エアーバッグ１を膨
張展開可能に折り畳んでインフレータ２を含むバッグ全
体を外側より包み込むことにより少ない部品点数で解れ
出さないようコンパクトにまとめてエアーバッグケース
Ｃの内部に容易に組付け装備可能な一つのユニットとし
て構成できる。この布部材４１には破断部４１ａが設け
られているため、エアーバッグ１を折り畳んで全体的に
包み込んでも、エアーバッグ１の膨張展開に伴って破断
部４１ａにより裂断できてエアーバッグ１を速やかに膨
張展開させられる。
張展開可能に折り畳んでインフレータ２を含むバッグ全
体を外側より包み込むことにより少ない部品点数で解れ
出さないようコンパクトにまとめてエアーバッグケース
Ｃの内部に容易に組付け装備可能な一つのユニットとし
て構成できる。この布部材４１には破断部４１ａが設け
られているため、エアーバッグ１を折り畳んで全体的に
包み込んでも、エアーバッグ１の膨張展開に伴って破断
部４１ａにより裂断できてエアーバッグ１を速やかに膨
張展開させられる。
【００２４】その布部材４１は、図１０で示すようにリ
テーナ３の締付けボルト３ｃ，３ｄをエアーバッグ１の
外部に突出させてインフレータ２を含むエアーバッグ１
のバッグ全体を時計巻き乃至は反時計巻きに包み込み、
自由端を係合穴４１ｃ，４１ｄでリテーナ３の固定軸３
ｃ，３ｄに掛け止めることによりバッグ全体を確実に包
込み保持できる。
テーナ３の締付けボルト３ｃ，３ｄをエアーバッグ１の
外部に突出させてインフレータ２を含むエアーバッグ１
のバッグ全体を時計巻き乃至は反時計巻きに包み込み、
自由端を係合穴４１ｃ，４１ｄでリテーナ３の固定軸３
ｃ，３ｄに掛け止めることによりバッグ全体を確実に包
込み保持できる。
【００２５】そのエアーバッグ装置の取付け構造におい
ても、リテーナ３の設置板となるベースプレート部３ｂ
がエアーバッグ１の取付け基部１ｂを押込み挟持するこ
とから、インフレータの挿入口１ｃを内側からリテーナ
ー３で押えてガス漏れを防止できる。また、布部材４１
もリテーナ３のベースプレート部３ｂでエアーバッグ１
の取付け基部１ｂと共に押込み挟持されるから、バッグ
本体１ａの膨張展開に対抗可能な取付け基部１ｂの補強
用として取り付けられる。
ても、リテーナ３の設置板となるベースプレート部３ｂ
がエアーバッグ１の取付け基部１ｂを押込み挟持するこ
とから、インフレータの挿入口１ｃを内側からリテーナ
ー３で押えてガス漏れを防止できる。また、布部材４１
もリテーナ３のベースプレート部３ｂでエアーバッグ１
の取付け基部１ｂと共に押込み挟持されるから、バッグ
本体１ａの膨張展開に対抗可能な取付け基部１ｂの補強
用として取り付けられる。
【００２６】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項１に係るエ
アーバッグ装置の取付け構造に依れば、インフレータを
嵌込み保持するホルダー部と、設置板となるベースプレ
ート部と、ベースプレート部に植立固定する締付けボル
トとからなるリテーナを備え、リテーナーの締付けボル
トをエアーバッグより外部に突出し、且つ、インフレー
タを含むリテーナー全体をエアーバッグの内部に組み付
けてエアーバッグ装置を組み立て、そのエアーバッグ装
置をシートフレームのサイドプレートにリテーナの締付
けボルトで取付け固定すると共に、エアーバッグの取付
け基部に設けたインフレータの挿入口をリテーナーで内
側より押えることにより、ガス発生用のインフレータを
安定よくエアーバッグの内部に組み付けられるばかりで
なく、インフレータの挿入口を完全に密閉できてインフ
レータから発生するガス漏れを確実に防ぐことができ
る。
アーバッグ装置の取付け構造に依れば、インフレータを
嵌込み保持するホルダー部と、設置板となるベースプレ
ート部と、ベースプレート部に植立固定する締付けボル
トとからなるリテーナを備え、リテーナーの締付けボル
トをエアーバッグより外部に突出し、且つ、インフレー
タを含むリテーナー全体をエアーバッグの内部に組み付
けてエアーバッグ装置を組み立て、そのエアーバッグ装
置をシートフレームのサイドプレートにリテーナの締付
けボルトで取付け固定すると共に、エアーバッグの取付
け基部に設けたインフレータの挿入口をリテーナーで内
側より押えることにより、ガス発生用のインフレータを
安定よくエアーバッグの内部に組み付けられるばかりで
なく、インフレータの挿入口を完全に密閉できてインフ
レータから発生するガス漏れを確実に防ぐことができ
る。
【００２７】本発明の請求項２に係るエアーバッグ装置
に依れば、インフレータの挿入口を設けたエアーバッグ
の取付け基部を外当て布で覆ったエアーバッグ装置を備
え、そのエアーバッグ装置をシートフレームのサイドプ
レートにリテーナの締付けボルトで取付け固定すると共
に、エアーバッグの取付け基部に設けたインフレータの
挿入口を外当て布で覆ってリテーナーで内側より押える
ことにより、インフレータの挿入口をリテーナで押えて
ガス漏れをより確実に防止できると共に、外当て布もリ
テーナでエアーバッグの取付け基部と共に押込み挟持す
ることから、エアーバッグの取付け基部を補強すること
ができる。
に依れば、インフレータの挿入口を設けたエアーバッグ
の取付け基部を外当て布で覆ったエアーバッグ装置を備
え、そのエアーバッグ装置をシートフレームのサイドプ
レートにリテーナの締付けボルトで取付け固定すると共
に、エアーバッグの取付け基部に設けたインフレータの
挿入口を外当て布で覆ってリテーナーで内側より押える
ことにより、インフレータの挿入口をリテーナで押えて
ガス漏れをより確実に防止できると共に、外当て布もリ
テーナでエアーバッグの取付け基部と共に押込み挟持す
ることから、エアーバッグの取付け基部を補強すること
ができる。
【００２８】本発明の請求項３に係るエアーバッグ装置
に依れば、エアーバッグをインフレータから発生するガ
ス圧で膨張展開可能に折り畳み、このエアーバッグの膨
張展開に伴って裂断可能な破断部を設けた帯状の布部材
によりバッグ全体を包込み保持したエアーバッグ装置を
備え、そのエアーバッグ装置をシートフレームのサイド
プレートにリテーナの締付けボルトで取付け固定すると
共に、エアーバッグの取付け基部に設けたインフレータ
の挿入口を布部材で覆ってリテーナーで内側より押える
ことにより、インフレータを含むバッグ全体を外側より
包み込んで少ない部品点数で解れ出さないようコンパク
トにまとめることにより容易に組付け装備でき、また、
エアーバッグの膨張展開に伴って布部材を破断部で確実
に裂断できてエアーバッグを速やかに膨張展開可能に装
備することができる。
に依れば、エアーバッグをインフレータから発生するガ
ス圧で膨張展開可能に折り畳み、このエアーバッグの膨
張展開に伴って裂断可能な破断部を設けた帯状の布部材
によりバッグ全体を包込み保持したエアーバッグ装置を
備え、そのエアーバッグ装置をシートフレームのサイド
プレートにリテーナの締付けボルトで取付け固定すると
共に、エアーバッグの取付け基部に設けたインフレータ
の挿入口を布部材で覆ってリテーナーで内側より押える
ことにより、インフレータを含むバッグ全体を外側より
包み込んで少ない部品点数で解れ出さないようコンパク
トにまとめることにより容易に組付け装備でき、また、
エアーバッグの膨張展開に伴って布部材を破断部で確実
に裂断できてエアーバッグを速やかに膨張展開可能に装
備することができる。
【図１】本発明に係るエアーバッグ装置の取付け構造を
適用する自動車用シートの部分切欠側面でエアーバッグ
を膨張展開させて示す説明図である。
適用する自動車用シートの部分切欠側面でエアーバッグ
を膨張展開させて示す説明図である。
【図２】本発明に係るエアーバッグ装置の取付け構造を
適用する自動車用シートのシートバックを示す斜視図で
ある。
適用する自動車用シートのシートバックを示す斜視図で
ある。
【図３】本発明に係るエアーバッグ装置の取付け構造で
装備するエアーバッグを展開させて示す斜視図である。
装備するエアーバッグを展開させて示す斜視図である。
【図４】本発明に係るエアーバッグ装置の」取付け構造
で装備するインフレータ並びにリテーナを示す展開斜視
図である。
で装備するインフレータ並びにリテーナを示す展開斜視
図である。
【図５】本発明に係るエアーバッグ装置の取付け構造で
エアーバッグ装置をシートバックの内部に組み付けて示
す説明図である。
エアーバッグ装置をシートバックの内部に組み付けて示
す説明図である。
【図６】本発明に係るエアーバッグ装置の取付け構造で
備えられる外当て布をエアーバッグの片側面から示す説
明図である。
備えられる外当て布をエアーバッグの片側面から示す説
明図である。
【図７】本発明に係るエアーバッグ装置の取付け構造で
備えられる別の外当て布をエアーバッグの片側面から示
す説明図である。
備えられる別の外当て布をエアーバッグの片側面から示
す説明図である。
【図８】図７の外当て布をエアーバッグの他側面から示
す説明図である。
す説明図である。
【図９】本発明に係るエアーバッグ装置の取付け構造で
備えられる布部材を示す説明図である。
備えられる布部材を示す説明図である。
【図１０】図９の布部材で包み込んだエアーバッグを示
す説明図である。
す説明図である。
【符号の説明】 １ エアーバッグ １ａ バッグ本体 １ｂ 取付け基部 １ｃ 挿入口 ２ インフレータ ３ リテーナ ３ａ リテーナのホルダー部 ３ｂ リテーナのベースプレート部 ３ｃ，３ｄ リテーナの固定軸 ４，４０ 外当て布 ４１ 布部材 ４１ａ 布部材の破断部 Ｅ エアーバッグ装置 Ｆ シートフレーム Ｐ サイドプレート
Claims (3)
- 【請求項１】 エアーバッグを膨張展開するガス発生用
のインフレータをエアーバッグの取付け基部に設けた挿
入口より内部に組み付けて構成するエアーバッグ装置の
取付け構造において、 インフレータを嵌込み保持するホルダー部と、設置板と
なるベースプレート部と、ベースプレート部に植立固定
する締付けボルトとからなるリテーナを備え、リテーナ
ーの締付けボルトをエアーバッグより外部に突出し、且
つ、インフレータを含むリテーナー全体をエアーバッグ
の内部に組み付けてエアーバッグ装置を組み立て、その
エアーバッグ装置をシートフレームのサイドプレートに
リテーナの締付けボルトで取付け固定すると共に、エア
ーバッグの取付け基部に設けたインフレータの挿入口を
リテーナーで内側より押えてなることを特徴とするエア
ーバック装置の取付け構造。 - 【請求項２】 インフレータの挿入口を設けたエアーバ
ッグの取付け基部を外当て布で覆ったエアーバッグ装置
を備え、そのエアーバッグ装置をシートフレームのサイ
ドプレートにリテーナの締付けボルトで取付け固定する
と共に、エアーバッグの取付け基部に設けたインフレー
タの挿入口を外当て布で覆ってリテーナーで内側より押
えてなることを特徴とする請求項１に記載のエアーバッ
ク装置の取付け構造。 - 【請求項３】 エアーバッグをインフレータから発生す
るガス圧で膨張展開可能に折り畳み、このエアーバッグ
の膨張展開に伴って裂断可能な破断部を設けた帯状の布
部材によりバッグ全体を包込み保持したエアーバッグ装
置を備え、そのエアーバッグ装置をシートフレームのサ
イドプレートにリテーナの締付けボルトで取付け固定す
ると共に、エアーバッグの取付け基部に設けたインフレ
ータの挿入口を布部材で覆ってリテーナーで内側より押
えてなることを特徴とする請求項１に記載のエアーバッ
グ装置の取付け構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31908599A JP2001130364A (ja) | 1999-11-10 | 1999-11-10 | エアーバッグ装置の取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31908599A JP2001130364A (ja) | 1999-11-10 | 1999-11-10 | エアーバッグ装置の取付け構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001130364A true JP2001130364A (ja) | 2001-05-15 |
Family
ID=18106335
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31908599A Pending JP2001130364A (ja) | 1999-11-10 | 1999-11-10 | エアーバッグ装置の取付け構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001130364A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008529868A (ja) * | 2005-02-09 | 2008-08-07 | タカタ・ペトリ アーゲー | ガス発生器およびエアバッグを有するエアバッグ・モジュール |
| JP2009166794A (ja) * | 2008-01-21 | 2009-07-30 | Autoliv Development Ab | エアバッグ装置 |
| WO2014135263A1 (de) * | 2013-03-07 | 2014-09-12 | Trw Automotive Gmbh | Gassack und gassackmodul |
| JP2020069886A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | 豊田合成株式会社 | サイドエアバッグ装置 |
| WO2021171847A1 (ja) * | 2020-02-26 | 2021-09-02 | オートリブ ディベロップメント エービー | サイドエアバッグ装置及びエアバッグモジュールの製造方法 |
-
1999
- 1999-11-10 JP JP31908599A patent/JP2001130364A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN105026218B (zh) * | 2013-03-07 | 2017-10-24 | Trw汽车股份有限公司 | 气囊和气囊模块 |
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| WO2021171847A1 (ja) * | 2020-02-26 | 2021-09-02 | オートリブ ディベロップメント エービー | サイドエアバッグ装置及びエアバッグモジュールの製造方法 |
| JPWO2021171847A1 (ja) * | 2020-02-26 | 2021-09-02 | ||
| CN115210115A (zh) * | 2020-02-26 | 2022-10-18 | 奥托立夫开发公司 | 侧面安全气囊装置及气囊模块的制造方法 |
| CN115210115B (zh) * | 2020-02-26 | 2023-09-19 | 奥托立夫开发公司 | 侧面安全气囊装置及气囊模块的制造方法 |
| JP7423742B2 (ja) | 2020-02-26 | 2024-01-29 | オートリブ ディベロップメント エービー | サイドエアバッグ装置及びエアバッグモジュールの製造方法 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061031 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081224 |
|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090127 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090929 |