JP2002036658A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2002036658A
JP2002036658A JP2000223803A JP2000223803A JP2002036658A JP 2002036658 A JP2002036658 A JP 2002036658A JP 2000223803 A JP2000223803 A JP 2000223803A JP 2000223803 A JP2000223803 A JP 2000223803A JP 2002036658 A JP2002036658 A JP 2002036658A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの回転駆動源を用いて媒体のスキュー補
正、印字ヘッドの昇降、スキャナーの昇降等の付随的動
作を行なう場合、動作処理ポイントを回転駆動源の一方
回転方向に重複せずに設定することを可能にし、部品コ
ストの低減、回転駆動源制御の簡単化、印字処理の時間
短縮、スループット向上を可能にする。 【解決手段】 回転駆動源(MM)から動力を与えられる一
つの回転軸(CS)を設け、回転軸と押えローラ昇降駆動部
(10)との間に第1回転揺動変換機構(10A) を、回転軸と
スキュー補正用ストッパ駆動部(20)との間に第2回転揺
動変換機構(20A)を、回転軸と搬送補助ガイド駆動部(3
0)との間に第3回転揺動変換機構(30A) を、回転軸と印
字ヘッド昇降駆動部(40)及び上スキャナー昇降駆動部(5
0)との間に第4回転揺動変換機構(40A) を、それぞれ設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字媒体のスキュー補
正、搬送補助ガイドの移動、印字ヘッドの昇降、スキャ
ナーの昇降等の付随的動作を単一の駆動源を用いて行わ
せるプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】通帳又は単票用紙などの連続用紙以外の
印字媒体(以下、単に媒体という。)に印字するプリン
タにおいては、一般的に、後述する媒体の幅寄せ、搬送
補助ガイドの移動、印字ヘッドの昇降、スキャナーの昇
降等の付随的動作を行うようになっている。 (1)媒体のスキュー補正 媒体のスキュー(搬送方向に対する傾き)を矯正するた
めに、搬送面を遮断するストッパを停止位置に移動させ
るとともに、媒体を駆動ローラに対して挟持する押えロ
ーラを離間させることにより行う。 (2)搬送補助ガイドの移動 一般的に、上部搬送ガイドには、印字ヘッド移動用空隙
が形成されている。搬送により媒体の先端が通過すると
き、その印字ヘッド移動用空隙が開放されたままである
と、ジャムする恐れがあるので、その印字ヘッド移動用
空隙を遮蔽するための搬送補助ガイドを設け、印字処理
をしない期間は、その空隙を遮蔽する位置に移動し、印
字処理をする期間は、その空隙を開放する位置に移動さ
せるようにしている。 (3)印字ヘッドの昇降 所定の印字品質の確保の方法として、印字ヘッドを固定
プラテンに対して押付けてなぞる方式を採用する場合
は、印字処理を行なう期間は、印字ヘッドを下降させ、
それ以外の期間は媒体搬送の安定性を確保するため、印
字ヘッドを上昇させるようにしている。 (4)スキャナーの昇降 プリンタに挿入された媒体に対して処理を行なう前に、
その媒体に記録されている識別情報、頁情報その他を光
学的に読取るためのスキャナーを、搬送路を挟んで上下
に対設する場合は、読取り処理を行なう期間以外は、媒
体搬送の安定性を確保するため、上スキャナーを上昇さ
せることが望ましい。
【0003】従来のプリンタにおいては、上記各付随的
動作毎に別個の駆動源、例えばソレノイド又はパルスモ
ータ及び伝動機構を設けていたため、駆動源の数だけ製
造コストが高くなり、消費電力が多くなり、また、複数
の駆動源及び伝動機構を内蔵するので、プリンタ本体の
小型化が困難であった。これに鑑み、本出願人は、特願
平5−289996号明細書及び特願平6−26842
5号の明細書において、上記媒体の幅寄せその他の付随
的動作を単一の駆動源を用いて行うようにしたプリンタ
を開示した。特願平5−289996号のものは、2層
構造の作動板に揺動アームのガイドローラを挿通した構
造であるために、部品点数が多く、従って構造も複雑で
あった。このため、部品コストの削減及びプリンタ本体
の小型化が不十分であり、また、組立作業及び保守作業
に手間がかかっていた。特願平6−268425号の発
明は、上記特願平5−289996号の発明の難点を解
消して、一層のコスト低減及び小型化を図るとともに、
組立作業及び保守作業を容易化するためになされた。
【0004】特願平6−268425号(特許第298
6349号)の発明は、回転軸を正逆回転し得る回転駆
動源と、前記回転軸に連結され、その回転軸の回転角度
に対応して複数の連動部材を回動させる運動変換部と、
第1の連動部材の回動に応動して媒体を幅寄せする幅寄
せ駆動部と、第2の連動部材の回動に応動して搬送ガイ
ドに設けられている磁気ヘッド用開口部のシャッタを開
閉するシャッタ駆動部と、第3の連動部材の回動に応動
して媒体を案内する搬送補助ガイドを印字ヘッド移動用
間隙に対して進退させる搬送補助ガイド駆動部とを有
し、前記運動変換部は、複数個の所定形状のガイド孔が
形成された、前記回転軸の回転角度に対応して直線往復
運動する1枚の作動板と、各ガイド孔に挿通されたガイ
ドローラを揺動自在に支持し、かつ、ガイドローラの揺
動に連動して回動する連動部材とを有するものである。
そして、各連動部材が運動変換部の1枚の作動板に設け
られたガイド孔にならって回動することによって、幅寄
せ駆動部、シャッタ駆動部及び搬送補助ガイド駆動部が
駆動されるようになっている。
【0005】上記特許発明の具体的構成を図8及び図9
に基づいて説明すると、図8は、第2986349号特
許発明のプリンタの要部側面図、図9は要部の構成を示
す分解斜視図である。このプリンタは、概括的には、回
転駆動源100、運動変換部200、幅寄せ駆動部(不
図示)、シャッタ駆動部(不図示)、搬送補助ガイド駆
動部(不図示)及びプラテン移動部600を有してい
る。
【0006】回転駆動源100は、回転軸101aを正
逆回転し得るモータ101と、モータ101を駆動制御
する図示しないモータ制御手段によって構成されてい
る。運動変換部200は、概括的には、以下に詳述する
回転揺動変換機構210、揺動直動変換機構240及び
直動揺動変換機構250を有している。
【0007】回転揺動変換機構210は、カム211、
スライダ212、突出ピン212c、ガイドロッド21
3a,213b、従動ローラ215、揺動レバー217
及び支点218によって構成されていて、回転駆動源1
00のモータ101の回転運動を揺動レバー217の矢
印B方向の揺動運動に変換する。カム211には、カム
の回転角度でほぼ720度の範囲に渡って、渦巻状でか
つ偏心したカム溝211aが形成され、回転軸211b
により回転軸101aに結合されている。スライダ21
2は、その長手方向に延びるように成形されたガイド孔
212aに、プリンタ本体に一端を固着された2本のガ
イドロッド213a,213bを挿通することにより、
矢印A方向に往復移動可能に支持されている。また、ス
ライダ212の一端部に固着された従動ローラ215
が、上記カム溝211aに摺動自在に嵌合され、カム溝
211aをならって追動するようになっている。したが
って、スライダ212は、カム溝211aの回転角度に
応じて矢印A方向を往復移動する。スライダ212の中
間に設けられた突出ピン212cは、揺動レバー217
の一端部に形成された切欠溝又は長孔216に挿入さ
れ、揺動レバー217の中間部は、プリンタ本体に固着
された支点218を中心にして矢印B方向に揺動自在に
支持されており、他端部には、ローラ219が設けられ
ている。
【0008】揺動直動変換機構240は、作動板241
及びガイドロッド242a,242bによって構成され
ていて、揺動レバー217の矢印B方向の揺動往復運動
を作動板241の矢印C方向の直線往復運動に変換する
ものである。作動板241には、上、下部に隔てた位置
に互いに平行な2本のガイド孔241a,241bが設
けられた、これらのガイド孔にプリンタ本体に固着され
た合計3本のガイドロッド242a,242bが三角形
の頂点に対応する位置においてそれぞれ挿通されてい
る。また、作動板241の一端部に設けられた係合孔2
41cには、揺動レバー217のローラ219が挿入さ
れ係合されている。従って、作動板241は、揺動レバ
ー217の矢印B方向の揺動に伴って、ガイドロッド2
42a,242bに案内されて矢印C方向を直線往復運
動する。さらに、作動板241には、ガイドロッド24
2aの上側に中間部が山形に屈曲された第1のガイド孔
243と、両ガイドロッド242a,242bの間に中
間部が傾斜された第2のガイド孔244とが形成されて
いる。
【0009】なお、PD1は、作動板241の端部24
1cを検知するように、プリンタ本体に固定された光学
センサであるが、これについては後述する。
【0010】直動回動変換機構250は、第1の連動部
材251と、第2の連動部材252と、第3の連動部材
255とから構成されている。第1の連動部材251
は、アーム251aの両端に互いに反対方向に突出する
軸部251bとガイドローラ251cを設けてなり、軸
部251bをプリンタ本体に回動自在に支持し、ガイド
ローラ251cを第1のガイド孔243に挿通してあ
る。従って、作動板241の矢印C方向への移動に伴っ
て、ガイドローラ251cが第1のガイド孔243をな
らって従動することにより、第1の連動部材251は、
第1のガイド孔243の山形の形状に応じた角度分だけ
矢印D1方向に回動する。
【0011】第2の連動部材252は、互いに連繋され
たほぼく字状のレバー253及び揺動アーム254から
構成されている。レバー253は、その中間部において
軸部253aによりプリンタ本体に回動自在に支持さ
れ、一端部に軸部253aと反対方向に突出するガイド
ローラ253bを有し、そのガイドローラ253bを第
1のガイド孔243に挿通させてある。レバー253の
他端部に係合溝253cが形成されている。一方、揺動
アーム254は、その一端において軸部254aにより
プリンタ本体に回動自在に支持され、他端の軸部254
aと反対方向に突出する係合突起254bがレバー25
3の係合溝253cに係合されている。従って、作動板
241の矢印C方向の移動に伴って、ガイドローラ25
3bが第1のガイド孔243をならって従動することに
より、レバー253が回動し、これに連繋された揺動ア
ーム254は、レバー253とは逆方向に回動する。す
なわち、第2の連動部材252の軸部254aは、第1
のガイド孔243の山形の形状に応じた角度分だけ矢印
D2方向に回動する。
【0012】上述したように、第1の連動部材251と
第2の連動部材252とは、それぞれ同一のガイド孔2
43の形状にならって回動するが、ガイドローラ251
b,253bのガイド孔243に挿通させている位置が
異なるため、異なるタイミングで回動する。
【0013】一方、第3の連動部材255は、アーム2
55aの一端において直角方向に延びる軸部255bを
プリンタ1の本体に回動自在に支持させ、アーム255
aの他端に、軸部255bと反対方向に突出するガイド
ローラ255cを設けて構成され、そのガイドローラ2
55cを第2のガイド孔244に挿通させてある。従っ
て、作動板241の矢印C方向の移動に伴って、第3の
連動部材255は、ガイドローラ255cが第2のガイ
ド孔244をならって追動することにより、第3の連動
部材255は、第2のガイド孔244の傾斜に応じた角
度分だけ矢印D3方向に回動する。
【0014】上述のように、第1〜第3の連動部材25
1,252,255により構成される直動回動変換機構
は、1枚の作動板241の矢印C方向の直線往復運動を
矢印D1〜D3方向のか回動往復運動に変換する。従っ
て、回転駆動源100の回転運動は、回転揺動変換機構
210、揺動直動変換機構240及び直動回動変換機構
250によって、最終的には各連動部材251,25
2,255の回動往復運動に変換される。そして、連動
部材251は、幅寄せ駆動部の、媒体を搬送基準面に移
動させる幅寄せローラを移動させる機構のアーム(不図
示)に連結されており、連動部材252は、シャッタ駆
動部のシャッタを開閉させると同時に搬送補助ガイド移
動部のガイドを移動させるためのリンク(不図示)に連
結されており、さらに、連動部材255は、幅寄せロー
ラの移動と同期して媒体を送りローラに押圧して挟持す
る押えローラを昇降させる押えローラ昇降機構の昇降ア
ーム(不図示)に連結されている。
【0015】なお、プラテン602を昇降させるプラテ
ン移動部600は、回転駆動源100のモータ101に
よりベルト601を介して回転されるプーリ605に電
磁クラッチ606を介して結合されたカム604により
プラテン602を昇降させるようにしてある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記特許発明は、上記
のように、揺動直動変換機構が1枚の作動板によって構
成されているため、部品点数が減り、機構が簡素化され
て、低コスト及び小型化が実現され、組立て作業及び保
守作業が容易になるという利点を有するが、媒体の幅寄
せ、搬送路のシャッター開閉、搬送補助ガイド移動のタ
イミング、すなわち、第1〜第3の各連動部材251,
252,255の駆動タイミングは、作動板241のガ
イド孔243,244の形状によって決定される。そし
て、作動板は直線往復移動するものであるため、媒体挿
入から吸入搬送、印字位置での停止、印字及び排出搬送
の工程をこの順序で行う際に、媒体の幅寄せ動作及びそ
の復旧、搬送路のシャッター開閉、搬送補助ガイド移動
及び復旧を所定の順序で行うためには、カム211の正
転・逆転及び作動板241の前進・後退を複数回繰り返
す必要がある。すなわち、動作処理ポイントが重複する
ため、一連の動作を行う際に各ポイントを行ったり来た
りすることとなる。従って、回転駆動源の制御を複雑に
するばかりでなく、媒体の印字処理に時間がかかり、ス
ループットが良くないという問題がある。
【0017】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、その課題は、一つの回転駆動源を用いて印字媒
体のスキュー補正、搬送補助ガイドの移動、印字ヘッド
の昇降、スキャナーの昇降等の付随的動作を行なうプリ
ンタにおいて、動作処理ポイントを回転駆動源の一回転
方向に重複せずに設定することを可能にし、従って、部
品コストの低減、回転駆動源の制御の簡単化、媒体の印
字処理の時間短縮、スループットの向上を可能にするこ
とにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成は、
正転及び逆転が可能な一つの回転駆動源から印字ヘッド
の昇降駆動部、上スキャナーの昇降駆動部、搬送ローラ
の内の押えローラを駆動ローラに対して昇降させる押え
ローラ昇降駆動部、媒体のスキュー補正用ストッパを停
止位置と非停止位置との間を回動させるストッパ駆動
部、搬送ガイドに開設された印字ヘッド移動用空隙を開
閉するための搬送補助ガイドを閉鎖位置と開放位置との
間を移動させる搬送補助ガイド駆動部に動力をそれぞれ
伝達するようにしたプリンタにおいて、前記回転駆動源
から360度の範囲で回転駆動力を与えられる一つの回
転軸を設けるとともに、前記回転軸と前記押えローラ昇
降駆動部との間に前記回転軸の第1回転角度範囲におい
て回転運動を揺動運動に変換する第1回転揺動変換機構
を、前記回転軸と前記ストッパ駆動部との間に前記回転
軸の第2回転角度範囲において回転運動を揺動運動に変
換する第2回転揺動変換機構を、前記回転軸と前記搬送
補助ガイド駆動部との間に前記回転軸の第3回転角度範
囲及び第5回転角度範囲において回転運動を揺動運動に
変換する第3回転揺動変換機構を、前記回転軸と前記印
字ヘッドの昇降駆動部及び上スキャナーの昇降駆動部と
の間に前記回転軸の第4回転角度範囲において回転運動
を揺動運動に変換する第4回転揺動変換機構を、それぞ
れ設けたことを特徴とするプリンタである。上記構成に
より、回転駆動源から与えられる回転駆動力により回転
軸が360度の範囲で回転する間に、第1回転揺動変換
機構は回転軸の第1回転角度範囲において回転運動を揺
動運動に変換して押えローラ昇降駆動部に伝えるため、
押えローラが開放位置から閉鎖位置に移動される。第2
回転揺動変換機構は回転軸の第2回転角度範囲において
回転運動を揺動運動に変換してストッパ駆動部に伝える
ため、ストッパが停止位置から非停止位置に移動され
る。従って、搬送力を与えられ、停止位置のストッパに
当てられてスキューを補正された媒体が搬送される。第
3回転揺動変換機構は、回転軸の第3回転角度範囲及び
第5回転角度範囲において回転運動を揺動運動に変換し
て、搬送補助ガイド駆動部に伝えるため、第3回転角度
範囲において、それまで開放位置に保たれていた搬送補
助ガイドが閉じられ、第5回転角度範囲において、閉鎖
位置に保たれていた搬送補助ガイドが再び開けられる。
第4回転揺動変換機構は、回転軸の第4回転角度範囲に
おいて回転運動を揺動運動に変換して、印字ヘッドの昇
降駆動部及び上スキャナーの昇降駆動部に伝えるため、
それまで搬送面の上方に維持されていた印字ヘッド及び
上スキャナーを搬送面まで下降させる。
【0019】上記第1の構成において、第1回転揺動変
換機構は、前記回転軸に固着された第1カムと、前記押
えローラ昇降駆動部に結合され、前記第1カムに係合さ
れていて、第1カムの回転に応じて揺動される第1レバ
ーとからなり、第2回転揺動変換機構は、前記回転軸に
固着され、その回転軸の回転に応じて、前記ストッパ駆
動部を揺動させる第2カムからなり、第3回転揺動変換
機構は、前記回転軸に固着された第3カムと、その第3
カムに一端が係合され、他端が前記搬送補助ガイド駆動
部に結合されている第3レバーとからなり、第4回転揺
動変換機構は、前記回転軸に固着された第4カムと、そ
の第4カムに一端が係合されている第4レバーと、その
第4レバーの揺動と連動して揺動し、前記印字ヘッドの
昇降駆動部及び上スキャナーの昇降駆動部を駆動させる
補助レバーとからなるものとすることができる。上記構
成により、各回転揺動変換機構は、カムとそのカムによ
り揺動されるレバーとの簡単な構成とすることができ
る。
【0020】さらに、上記構成において、第1カムは、
側面にほぼ360度に渡って伸びる螺旋状のカム溝を有
するものであり、前記補助レバーはその自由端が前記第
1レバーの他端の上面に当接され、前記補助レバーの上
面に、キャリッジに昇降自在に支持された印字ヘッドに
固着された作動軸が当接され、前記第1レバーはその一
端が前記カム溝に摺動自在に嵌合され、中間において揺
動自在に支持されているものとすることができる。
【0021】本発明は、一つの回転軸をほぼ360度の
範囲で一回転させる逆転可能な一つの回転駆動源と、前
記回転軸に固着された、所定の回転角度においてそれぞ
れ山と谷を有する第1カム、第2カム、第3カム及び側
面に螺旋状のカム溝を有する第4カムと、搬送用押えロ
ーラを支持している揺動自在の第1レバーに設けられ、
前記第1カムの周面に当接された第1カムフォロワと、
プリンタの搬送路の最初の搬送ローラの直後において媒
体を停止させる停止位置と、媒体の搬送を許容する非停
止位置との間を回動自在に支持されたスキュー補正用ス
トッパに設けられ、第2カムの周面に当接された第2カ
ロフォロワと、印字処理待機時に印字ヘッド移動用空隙
を遮蔽するための搬送補助ガイドにリンクを介して連結
された第3レバーの他端に取付けられ、前記第3カムの
周面に当接された第3カムフォロワと、第4カムの回転
運動を揺動運動に変換して、印字ヘッド及び上スキャナ
に近い所定位置まで伝達する駆動レバーと、その駆動レ
バーの他端部にその駆動レバーの揺動運動を上下運動に
変換して、印字ヘッド昇降駆動部及び上スキャナー昇降
駆動部に伝達する従動レバーとを有していることを特徴
としている。上記構成により、ホームポジションにおい
ては、押えローラは開放位置に保持され、スキュー補正
用ストッパは閉鎖位置に保持され、搬送補助ガイドは開
放位置に保持され、印字ヘッド及び上スキャナは上昇位
置、すなわち、搬送面から上方に退避した位置に保持さ
れる。媒体の挿入が検知されると、搬送モータ及び回転
駆動源が始動されるが、回転軸の回転角度が第1所定回
転角度になるまでは押えローラは開放位置に保持される
ため、挿入された媒体は駆動ローラのみで吸引される。
このときは、スキュー補正用ストッパが閉鎖位置に保持
されているので、挿入された媒体がスキューしていると
きは、そのスキューが補正される。回転軸が第2所定回
転角度になると、押えローラは閉鎖位置に移動される。
続いて、第3所定回転角度になると、第2カムの作用に
よりスキュー補正用ストッパが開放位置に移動されるの
で、スキューを補正された媒体は吸引される。第4所定
回転角度になると、第3レバーを介して搬送補助ガイド
が開放位置から閉鎖位置に移動される。従って、吸引さ
れる媒体は円滑に吸引される。次に、第5所定回転角度
になると、第4カムのカム溝と駆動レバー及び従動レバ
ーの作用により、印字ヘッドが下降位置に移動する。続
いて、媒体搬送が継続され、印字へッドがさらに下降さ
れ、第6所定回転角度において挿入された媒体が単票用
紙の場合はこれに対する印字処理が実行され、挿入され
た媒体が通帳の場合は、所定距離まで搬送したとき印字
処理を行う。印字終了後は第7所定回転角度においてス
キャナーがさらに下降され、以後、そのスキャナーを用
いてその媒体に対するデータの読取り処理を行う。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の形態について、図
1ないし図6の図面に基づいて説明する。図1は本発明
に係るプリンタの縦断面図、図2は本発明の要部を概念
的に示す説明図、図3は要部の実際の構成を一部を省略
して示す平面図、図4は第4回転揺動変換機構の構成及
び当初作用を示す側面図、図5は同じく最終作用を説明
する側面図、図6はスキャナー昇降駆動部の構成を示す
分解斜視図、図7はモード切替用モータの所定回転角度
における被駆動部の作用及び各処理のタイミングを説明
するタイムチャートである。
【0023】図1において、dr1〜dr3は媒体搬送
面CLの下側に設けられた駆動ローラ、pr1〜pr3
は媒体搬送面CLの上側に各駆動ローラに対設された押
えローラであり、駆動ローラdr1〜dr3を回転駆動
する搬送モータ(図示省略)とともに、媒体挿入口兼排
出口1から挿入された媒体を搬送する媒体搬送手段を構
成している。媒体挿入口兼排出口1に最も近い位置に設
けてある押えローラpr1は、挿入された媒体のスキュ
ー(搬送方向に対する傾き)を補正するため、駆動ロー
ラdr1に対して昇降させるための押えローラ昇降駆動
部10に保持されている。押えローラ昇降駆動部10
は、図2及び図3に例示するように、軸受11により回
転自在に支持された支軸12に押えローラpr1を回転
自在に保持する板バネ製の保持部材13の一端部を固着
し、支軸12の両端部に第1レバー14を固着し、第1
レバーの先端にカロフォロワ15を設けて構成してあ
り、カロフォロワ15に所定方向の力を加えることによ
り、押えローラpr1を駆動ローラdr1から上方に離
間させることができるようになっている。
【0024】また、媒体挿入口兼排出口1に最も近い位
置に設けてある押えローラpr1と駆動ローラdr1の
ニップ部の直後において、押えローラを逃げるために切
欠された櫛歯状のスキュー補正用ストッパ4が設けら
れ、スキュー補正用ストッパ4はこのストッパの先端を
搬送面の媒体停止位置と非停止位置との間に移動させる
ためのスキュー補正用ストッパ駆動部20に連結されて
いる。さらに詳述すると、スキュー補正用ストッパ4
は、その中間点において固着された支軸5を軸受21に
回転自在に支持させてあり、支軸21の両端部に結合さ
れた第2レバー22の自由端にカムフォロワ23が設け
てあり、そのカムフォロワ23に所定方向の力を加える
と、常時は自重により先端が搬送面の媒体停止位置に付
勢されているストッパ4が支軸5を中心に回動されて、
ストッパ4の先端が搬送面よりも上方に、すなわち、媒
体の通過を許容する非停止位置に移動されるようになっ
ている。軸受21、第2レバー22及びカムフォロワ2
3がスキュー補正用ストッパ駆動部20を構成してい
る。
【0025】媒体搬送路を形成する上ガイド板2には、
印字ヘッド8が媒体搬送方向と直角な方向に移動する領
域において上ガイド板2を切除して開放された印字ヘッ
ド移動用空隙2aが形成されているため、印字ヘッドH
が媒体搬送路の外側に退避される非印字期間は前記空隙
2aを開放状態に放置すると、搬送される媒体の先端が
その空隙2aにジャムする恐れがある。そこで、ジャム
防止のため、非印字期間は前記空隙を遮蔽して媒体の搬
送を補助する搬送補助ガイド6が、その一端部に設けた
支軸7を中心に回動自在に取り付けられ、かつ、印字期
間は空隙2aを開放し、非印字期間は空隙2aを遮蔽す
るように搬送補助ガイド6を駆動する搬送補助ガイド駆
動部30が設けられることが多い。搬送補助ガイド駆動
部30は、図2に例示するように、搬送補助ガイド6の
他端部に枢着されたリンク31と、そのリンクの他端部
に一端部が枢着され、中間部の支軸32により回転自在
に支持された第3レバー33と、第3レバーの他端部に
取り付けられたカムフォロワ34とから構成されてい
る。そして、カムフォロワ34に所定方向の力を加える
と、第3レバー33及びリンク31を介して、搬送補助
ガイド6が空隙2aを遮蔽する位置に移動され、カムフ
ォロワ34への力を除くと、空隙2aを開放する位置に
復帰されるようになっている。
【0026】印字ヘッド8は、媒体搬送方向と直角な方
向に移動するための印字ヘッド移動機構に支持されてい
る。この機構は、プリンタ本体に固着された上下2本の
水平なガイド軸81a,81bに沿って移動自在に保持
された主キャリッジ82、この主キャリッジを所定方向
に移動する歯付きベルト、そのベルトを支持する両側の
プーリ、そのプーリを所定方向に回転するためのモー
タ、及びモータ制御部(いずれも図示省略)により構成
されているが、印字位置に停止された媒体に対する印字
品質を確保するため、媒体と印字ヘッド間に所定のギャ
ップを確保する目的で印字期間中は印字ヘッドを搬送面
に接近させ、また、非印字期間は媒体の搬送安定性を確
保するため、印字ヘッドを搬送面よりも上方に移動させ
る印字ヘッド昇降駆動部40が備えられている。印字ヘ
ッド昇降駆動部40は、主キャリッジ82に昇降ガイド
軸41を固着し、その昇降ガイド軸41に沿って一定範
囲で昇降自在に保持されている副キャリッジ42に印字
ヘッド8を固定するとともに、主キャリッジ82に固定
された係止片82aと副キャリッジ42に固定された係
止片42aとの間に引っ張りバネ43を取り付けて、印
字ヘッド80をそのノーズが常に搬送面に接近するよう
に付勢し、かつ、印字ヘッド8の後方に伸びる作動軸4
4を取付けて構成されている。好ましくは作動軸44の
先端にコロ45が設けられている。そして、コロ45に
上向きの力を加えることにより、印字ヘッド8を搬送面
よりも上方に移動させることができるようになってい
る。
【0027】印字ヘッド8よりも下流側には、上下スキ
ャナーSU,SLが搬送面を挟んで上下に対設してあ
る。これらのスキャナーは、媒体に記録されている頁数
字又は頁記号その他のイメージ上方を読み取るためのも
のである。下スキャナーSLには、その上面を搬送面と
ほぼ一致させて固定されているが、上スキャナーSU
は、非読取り期間中は、媒体の搬送安定性を確保するた
め、その下面が搬送面よりも上方に退避させ、読取り期
間中のみ搬送面まで下降させるためのスキャナー昇降駆
動部50が設けられている。
【0028】スキャナー昇降駆動部50は、次のように
構成されている。すなわち、図1及び図4に示すよう
に、上スキャナーSUを保持するホルダ51の上面に
は、軸52が起立されている。搬送面よりも上方に水平
な軸53が回転自在に支持され、その軸53に従動レバ
ー54がその一端部において固着されている。従動レバ
ー54の上板54aには長孔54bが形成されており、
この長孔54aに軸52が貫通され、その軸52の上端
部はプリンタ本体に固定された係止部材55の孔に昇降
自在に貫通されている。軸52の上端部には抜け止めス
トッパ52aが設けられている。そして、係止部材55
と従動レバー54の上板54aの間に圧縮バネ56が巻
装されている。
【0029】従動レバー54は鞍状に形成されていて、
両側の側板54cの間に前記上スキャナーSUのホルダ
51が収容されている。そして、そのホルダ51の上面
から起立する軸52の根元の周囲に、上面に凸面となる
半球状の当接部材57が固着されている。そして、圧縮
バネ56の作用により、軸52の上端部が従動レバー5
4の上面から離間される方向に付勢されているので、ホ
ルダ51の当接部材57の上端部が従動レバー54の上
板54aの下面に押し当てられている。こうして、従動
レバー54は、上スキャナーSU、ホルダ51及び軸5
2の荷重を受けて自重により、又は圧縮バネ56によ
り、その上スキャナーSUが下スキャナーSLに当接す
る方向に付勢されている。なお、ホルダ51の上面中央
に設けられた半球状の当接部材57は、従動レバー54
の傾斜角度の変化に関わらず、上スキャナーUSが常に
水平状態を保持できるようにしたものである。
【0030】従動レバー54には、その片側の側板54
cの下端部外面にコロ58が回転自在に支持されてい
る。そして、従動レバー54はその上板54aが印字ヘ
ッド8の作動軸44の先端のコロ45の下方に位置させ
てある。上記ホルダ51、軸52,53、従動レバー5
4、係止部材55、圧縮バネ56によりスキャナー昇降
駆動部50が構成されている。
【0031】上記押えローラ昇降駆動部10、スキュー
補正用ストッパ駆動部20、搬送補助ガイド駆動部3
0、印字ヘッド昇降駆動部40及び上スキャナー昇降駆
動部50を本発明に基づいて一つの回転駆動源により駆
動させるために、次のような新規な構成が採用されてい
る。すなわち、図1及び図2において、MMは好ましく
はステッピングモータを用いる正逆回転可能な回転駆動
源である。回転駆動源MMは押えローラ昇降駆動部10
による押えローラpr1の昇降、スキュー補正用ストッ
パ駆動部20によるスキュー補正用ストッパ4の昇降、
搬送補助ガイド駆動部30による搬送補助ガイド6の開
閉、印字ヘッド駆動部40による印字ヘッド8の昇降、
及びスキャナー昇降駆動部50による上スキャナーの昇
降などの各モードを切替えるための回転駆動源であるの
で、以下には、モード切替モータという。モード切替モ
ータMMは、回転制御部MCONからの制御信号によ
り、所定角度正転又は逆転される。プリンタの好ましく
は前部に一つの共通の回転軸CSが回転自在に設けら
れ、その回転軸CSは伝動ベルト71及びプーリ72〜
74を介してモード切替モータMMの回転駆動力を与え
られるようになっている。そして、本発明においては、
回転軸CSの回転軸の回転運動を揺動運動に変換して上
記各駆動部10,20,30,40及び50にそれぞれ
伝える第1回転揺動変換機構ないし第4回転揺動変換機
構10A,20A,30A,40Aが備えられている。
以下に、各回転揺動変換機構について、詳細に説明す
る。
【0032】回転軸CSの回転運動を揺動運動に変換し
て押えローラ昇降駆動部10に伝える第1回転揺動変換
機構10Aは、図2及び図3に示すように、回転軸CS
に固着された第1カム61と、前記押えローラ昇降駆動
部10の第1レバー14と、第1レバーの先端に設けら
れて第1カム61の周面に当接されているカムフォロワ
15とからなっている。
【0033】回転軸CSの回転運動を揺動運動に変換し
てスキュー補正用ストッパ駆動部20に伝える第2回転
揺動変換機構20Aは、図2及び図3に示すように、回
転軸CSに固着された第2カム62と、前記スキュー補
正用ストッパ駆動部20の第2レバー22と、第2レバ
ーの先端に設けられて第2カム62の周面に当接されて
いるカムフォロワ23とからなっている。
【0034】回転軸CSの回転運動を揺動運動に変換し
て搬送補助ガイド駆動部30に伝える第3回転揺動変換
機構30Aは、図2及び図3に示すように、回転軸CS
に固着された第3カム63と、搬送補助ガイド駆動部3
0の第3レバー33と、その第3レバーの先端に設けら
れて第3カム63の周面に当接されるカムフォロワ34
とからなっている。
【0035】第4回転揺動変換機構40Aは、回転軸C
Sの回転運動を揺動運動に変換して印字ヘッド昇降駆動
部40及び上スキャナー昇降駆動部50に伝える共通の
運動変換機構であり、次のように構成されている。すな
わち、図1に示すように、側面に360度に渡って延び
る螺旋状のカム溝64aを有する第4カム64が、その
中心において回転軸CSに固着され、また、中間点にお
いてテンションプーリ74と共通の軸75により揺動自
在に支持された駆動レバー65の一端部に設けられたピ
ン66を第4カム64のカム溝64aに摺動自在に嵌合
してある。また、駆動レバー65の他端部は、前記印字
ヘッド昇降駆動部40及び上スキャナー昇降駆動部50
の共通の構成部材である従動レバー54の下方まで延ば
してあり、従動レバー54のコロ58がその駆動レバー
65の他端部上面に当接させてある。
【0036】図5は、第4カム64がホームポジション
(以下、HPという)に存在する時の第4回転揺動変換
機構40A及び印字ヘッド昇降駆動部40及び上スキャ
ナー昇降駆動部50のそれぞれの状態を示す。図示のよ
うに、駆動レバー65のピン66が第4カム64のカム
溝64aの外端に嵌合しており、そのときの第4レバー
64の他端部は媒体搬送面よりも上側に保持されて、従
動レバー54のコロ58を上方に押し上げ、従って、上
スキャナーSUを上昇位置に移動させ、かつ、コロ45
を介して作動軸44を押し上げて、印字ヘッド8を上昇
位置に移動させて保持している。
【0037】モード切替えモータMMにより回転軸CS
が所定方向、例えば、図5において反時計方向に回転さ
れるに連れて、図6に示すように、駆動レバー65のピ
ン66が第4カム64のカム溝64aの内端方向に移動
し、これに連れて駆動レバー65の他端部が媒体搬送面
に近付き、上スキャナーSUが自重により又はバネ56
により降下し、印字ヘッド8がバネ43の付勢力により
降下する。印字ヘッド8が媒体搬送面よりもやや下側ま
で降下した後は、副キャリッジ42がガイド軸41の下
限に到達してそれ以上は降下しないようにしてある。
【0038】回転軸CSがさらに同一方向に所定角度回
転されると、図6に示すように、駆動レバー65のピン
66が第4カム64のカム溝64aの内端付近まで移動
し、これに伴い駆動レバー65の他端部が媒体搬送面よ
りも下方まで下降し、これに伴い、従動レバーが下方に
回動するため、上スキャナーSUが下スキャナーSLに
弾力的に当接する。印字ヘッド8は、上述のように、最
低位置に保持されている。
【0039】回転軸CSには、さらに、図2に示すよう
に、上記各回転揺動変換機構がHPにあるか否かを検出
するための、スリット板81と光電スイッチ82からな
る既知の構成を有するHPセンサS1が設けてある。ま
た、図1のS2は媒体が挿入兼排出口に挿入又は排出さ
れたことを検知するための検知器、S3は媒体の先端検
知器であり、先端検知信号は、その媒体に対する印字ヘ
ッド8による印字動作開始基準及びスキャナーSU,S
Lによる読取り動作開始基準として、また、媒体の排出
動作終止基準として用いられる。なお、印字ヘッド8に
は、挿入された媒体に対して処理を開始する前に、その
媒体の幅を検知するための媒体幅センサS4が設けてあ
る。さらに、図1において、90はプリンタの各部に電
源を供給する電源部である。
【0040】続いて、上記構成による作用を図7のタイ
ムチャートを用いながら説明する。プリンタへの電源投
入当初の初期化動作により、回転軸CSが所定角度に復
帰されてHPセンサ80がONの状態になる。そして、
第4回転揺動変換機構40Aの駆動レバー65の先端ピ
ン66は図5に示すように第4カム64のカム溝64a
の外端に位置しているので、図7ののタイミングで示
されるように、印字ヘッド昇降駆動部40及び上スキャ
ナー昇降駆動部50の従動レバー54は駆動レバー65
により図5に示すように上昇されていて、印字ヘッド8
は作動軸44を介して、また、上スキャナーSUはホル
ダ軸52を介して、それぞれ所定の上昇位置まで上昇さ
れている。
【0041】第1回転揺動変換機構10Aの第1カム6
1は、第1レバー14に設けてあるカムフォロワ15に
作用しているため、押えローラ昇降駆動部10の押えロ
ーラ保持部材13を支軸12回りに回動させて、押えロ
ーラpr1を駆動ローラdr1から若干上方に離間した
開放位置に保持している。
【0042】第2回転揺動変換機構20Aの第2カム6
2は、スキュー補正用ストッパ昇降駆動部20の第2レ
バー22に設けてあるカムフォロワ23に作用していな
いため、開放されているストッパ4は自重により図1に
おいて反時計方向に回動し、その先端が搬送面を閉鎖す
る下降位置に保持されている。
【0043】第3回転揺動変換機構30Aの第3カム6
3は、第3レバー33に設けてあるカムフォロワ34に
作用していないため、第3レバー33は復帰バネ(不図
示)により退避位置に復帰され、これに伴い、リンク3
1を介して搬送補助ガイド6が印字ヘッド移動用空隙2
aを開放する位置に保持されている。
【0044】第4回転揺動変換機構40Aにおいては、
図5を参照して説明したように、第4カム64の初期状
態において駆動レバー65のピン66がカム溝64aの
外端に位置されているため、従動レバー54及び作動軸
44を介して印字ヘッド8及び上スキャナーSUがとも
に上昇位置に保持されている。
【0045】検知器S2からの媒体挿入検知信号に基づ
き、搬送モータ及びモード切替えモータMMが始動され
ると、図7の最初の所定回転角度(t1)の回転の間
は、第1回転揺動変換機構10Aの第1カム61がカム
フォロワ15に作用しないので、挿入された媒体には駆
動ローラdr1のみから搬送力が加わり、かつ、そのと
きは、ストッパ4が下降位置に保持されているので、そ
の媒体にスキューがある場合は、先行している端部は停
止され、後行する端部は進行されるので、そのスキュー
が自動的に補正される。すなわち、図7におけるt1の
タイミングはスキュー補正のためのタイミングである。
【0046】所定回転角度(t2)の回転の終点までの
間は、第1回転揺動変換機構10Aの第1カム61がカ
ムフォロワ15に作用するため、押えローラ昇降駆動部
10が押えローラpr1を若干の時間を掛けて下降位置
まで移動させる。従って、図7ののタイミングにおい
ては、スキューのある媒体は確実にスキューを補正さ
れ、媒体が搬送ローラdr1,pr1に挟持されて吸引
可能な状態になる。
【0047】次の所定回転角度(t3)の回転の間は、
押えローラpr1は完全に下降位置にあり、第2回転揺
動変換機構20Aの第2カム62がスキュー補正用スト
ッパ昇降駆動部20のカムフォロワ23に作用するた
め、ストッパ4が上昇位置に移動されて、搬送面を開放
するので、媒体は印字位置に向けて吸引される。そし
て、次の所定回転角度(t4)の回転の間に先端検知器
S3からの媒体先端検知信号が入力すると、キャリッジ
82が図示されていないモータ(キャリッジモータ)に
よりHPから1往復され、その間(図7ののタイミン
グ)に、副キャリッジ42に設けられている幅検知用セ
ンサS4からの検知信号を、CPUを用いる処理部によ
り処理して、媒体の幅検知が行われる。また、その間
に、第3回転揺動変換機構30Aの第3カム63が、第
3レバー33に設けてあるカムフォロワ34に作用する
ため、上昇位置に保持されていた搬送補助ガイド6が下
降位置まで移動されて、印字ヘッド移動用空隙2aが遮
蔽される。
【0048】挿入された媒体が、幅検知の結果、単票で
あると判定された場合は、次の所定回転角度(t5)の
回転の中間(´のタイミング)に、第4回転揺動変換
機構40Aが、駆動レバー65のピン66をカム溝64
aの中間位置まで摺動させるため、従動レバー54及び
作動軸44を介して印字ヘッド8を下降位置に移動さ
せ、その媒体に対する印字処理を実行する。
【0049】これに対して、挿入された媒体が、幅検知
の結果、通帳であると判定された場合は、所定回転角度
(t5)の回転の間に、第4回転揺動変換機構40A
が、駆動レバー65のピン66をカム溝64aの終点位
置まで摺動させるため、従動レバー54及び作動軸44
を介して印字ヘッド8及び上スキャナーSUをともに下
降位置に移動させ、図7ののタイミングに、その媒体
に対する印字処理を実行し、さらに続く所定回転角度
(t6)の回転の間(図7ののタイミング)に所定記
録欄からの読取り処理を実行する。
【0050】印字処理及び読取り処理を終了すると、最
後の所定回転角度(t7)の回転の間に、第3回転揺動
変換機構30Aの第3カム63がカムフォロワ34に作
用しなくなるため、下降位置に保持されていた搬送補助
ガイド6が上昇位置まで復帰移動されて、印字ヘッド移
動用空隙2aが開放される。そして、搬送モータが逆転
されて、処理を終わった媒体が媒体投入口兼排出口1に
向けて排出され、その間に、また、必要に応じて下降位
置に保持されている上スキャナーSU又は下スキャナー
SLによりその媒体に対する印字後の読取り処理がされ
る。
【0051】
【発明の効果】上述のように、請求項1記載の発明によ
れば、印字媒体のスキュー補正、搬送補助ガイドの移
動、印字ヘッドの昇降、スキャナーの昇降等の付随的動
作を単一の駆動源を用いて行わせる場合に、押えローラ
昇降駆動部、ストッパ駆動部、搬送補助ガイド駆動部、
印字ヘッドの昇降駆動部及び上スキャナーの昇降駆動部
に動力をそれぞれ伝達するために、回転駆動源により回
転される共通の回転軸と各駆動部との間に、いずれも回
転揺動変換機構を備えたので、動作処理ポイントを回転
駆動源の一回転方向に重複せずに設定することが可能で
あり、従って、部品コストの低減、回転駆動源の制御の
簡略化、媒体印字処理の時間短縮、スループットの向上
が可能である。
【0052】請求項2記載の発明によれば、第1回転揺
動変換機構から第4回転揺動変換機構までの全てが、共
通の回転軸に固定されたカムと、そのカムに係合されて
いて、カムの回転に応じて揺動されるレバーとから構成
されるので、構造が簡単であり、製造コスト及び組立コ
ストの低減が可能である。
【0053】請求項3記載の発明によれば、第4回転揺
動変換機構が、側面にほぼ360度に渡って伸びる螺旋
状のカム溝を有するカムと、一端部がそのカムのカム溝
に嵌合された駆動レバーと、自由端が前記駆動レバーの
他端部の上面に当接された従動レバーと、キャリッジに
昇降自在に支持された印字ヘッドに固着され、前記従動
レバーの上面に当接された作動軸とで構成されているの
で、回転駆動源の360度という限られた回転の中で、
動作処理ポイントを回転駆動源の一回転方向に重複せず
に、スキュー補正動作及び搬送補助ガイドの開閉動作の
ほかに、印字ヘッドと上スキャナーの所要タイミングに
おける昇降動作をも実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの縦断面図。
【図2】本発明の要部を概念的に示す説明図。
【図3】要部の実際の構成を一部を省略して示す平面
図。
【図4】第4回転揺動変換機構の構成及び当初作用を示
す側面図。
【図5】同じく最終作用を説明する側面図。
【図6】スキャナー昇降駆動部の構成を示す分解斜視
図。
【図7】モード切替用モータの所定回転角度における被
駆動部の作用及び各処理のタイミングを説明するタイム
チャート。
【図8】従来技術の一例を示す要部側面図。
【図9】同じく分解斜視図。
【符号の説明】
10 押えローラ昇降駆動部 pr1 押えローラ 13 保持部材 14 第1レバー 15 カムフォロワ 20 スキュー補正用ストッパ駆動部 4 スキュー補正用ストッパ 22 第2レバー 23 カムフォロワ 30 搬送補助カイド移動駆動部 6 搬送補助カイド 31 リンク 33 第3レバー 34 カムフォロワ 40 印字ヘッド昇降駆動部 8 印字ヘッド 82 主キャリッジ 42 副キャリッジ 43 付勢手段(引っ張りバネ) 44 作動軸 50 上スキャナー昇降駆動部 SU 上スキャナー 54 従動レバー 56 付勢手段(圧縮バネ) MM 回転駆動源(モード切替用モータ) CS 回転軸 10A 第1回転揺動変換機構 61 第1カム 20A 第2回転揺動変換機構 62 第2カム 30A 第3回転揺動変換機構 63 第3カム 40A 第4回転揺動変換機構 64 第4カム 64a カム溝 65 駆動レバー 54 従動レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/31 H04N 1/12 Z 5C074 (72)発明者 高橋 恵 岩手県花巻市城内4番3号 株式会社新興 製作所内 Fターム(参考) 2C064 AA02 AA03 AA05 3F049 AA02 DA11 DA12 DB04 LA07 LB03 3F101 FA01 FB00 FE02 FE11 LA07 LB03 3F102 AA11 AB01 BA02 BB02 DA07 EA03 EC03 5C072 AA03 BA01 BA02 BA03 NA01 NA06 NA07 NA10 XA04 5C074 AA10 AA11 AA12 CC26 DD15 EE08 GG15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正転及び逆転が可能な一つの回転駆動源
    から搬送ローラのうちの押えローラを駆動ローラに対し
    て昇降させる押えローラ昇降駆動部、媒体のスキュー補
    正用ストッパを停止位置と非停止位置との間を回動させ
    るストッパ駆動部、搬送ガイドに開設された印字ヘッド
    移動用空隙を開閉するための搬送補助ガイドを閉鎖位置
    と開放位置との間を移動させる搬送補助ガイド駆動部、
    印字ヘッド昇降駆動部及び上スキャナー昇降駆動部に動
    力をそれぞれ伝達するようにしたプリンタにおいて、 前記回転駆動源から動力を与えられる一つの回転軸を設
    けるとともに、 前記回転軸と前記押えローラ昇降駆動部との間に第1回
    転揺動変換機構を、前記回転軸と前記ストッパ駆動部と
    の間に第2回転揺動変換機構を、前記回転軸と前記搬送
    補助ガイド駆動部との間に第3回転揺動変換機構を、前
    記回転軸と前記印字ヘッドの昇降駆動部及び上スキャナ
    ーの昇降駆動部との間に第4回転揺動変換機構を、それ
    ぞれ設けたことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたプリンタにおい
    て、 第1回転揺動変換機構は、前記回転軸に固着された第1
    カムと、前記押えローラ昇降駆動部に結合され、前記第
    1カムに係合されていて、前記第1カムの回転に応じて
    揺動される第1レバーとからなり、 第2回転揺動変換機構は、前記回転軸に固着され、前記
    回転軸の回転に応じて、前記ストッパ駆動部を揺動させ
    る第2カムからなり、 第3回転揺動変換機構は、前記回転軸に固着された第3
    カムと、その第3カムに一端が係合され、他端が前記搬
    送補助ガイド駆動部に結合されている第3レバーとから
    なり、 第4回転揺動変換機構は、前記回転軸に固着された第4
    カムと、その第4カムに一端が係合されている駆動レバ
    ーと、その駆動レバーの揺動と連動して揺動し、前記印
    字ヘッドの昇降駆動部及び上スキャナーの昇降駆動部を
    駆動させる従動レバーとからなることを特徴とするプリ
    ンタ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されたプリンタにおい
    て、 前記第4カムは、側面にほぼ360度に渡って伸びる螺
    旋状のカム溝を有するものであり、 前記従動レバーはその自由端が前記駆動レバーの他端の
    上面に当接され、前記従動レバーの上面に、キャリッジ
    に昇降自在に支持された印字ヘッドに固着された作動軸
    が当接され、 前記駆動レバーはその一端が前記カム溝に摺動自在に嵌
    合され、中間において揺動自在に支持されていることを
    特徴とするプリンタ。
  4. 【請求項4】 一つの回転軸をほぼ360度の範囲で一
    回転させる逆転可能な一つの回転駆動源と、前記回転軸
    に固着された、所定の回転角度においてそれぞれ山と谷
    を有する第1カム、第2カム、第3カム及び側面に螺旋
    状のカム溝を有する第4カムと、搬送用押えローラを支
    持している揺動自在の第1レバーに設けられ、前記第1
    カムの周面に当接された第1カムフォロワと、プリンタ
    の搬送路の最初の搬送ローラの直後において媒体を停止
    させる停止位置と、媒体の搬送を許容する非停止位置と
    の間を回動自在に支持されたスキュー補正用ストッパに
    設けられ、第2カムの周面に当接された第2カロフォロ
    ワと、印字処理待機時に印字ヘッド移動用空隙を遮蔽す
    るための搬送補助ガイドにリンクを介して連結された第
    3レバーの他端に取付けられ、前記第3カムの周面に当
    接された第3カムフォロワと、第4カムの回転運動を揺
    動運動に変換して、印字ヘッド及び上スキャナに近い所
    定位置まで伝達する駆動レバーと、その駆動レバーの他
    端部にその駆動レバーの揺動運動を上下運動に変換し
    て、印字ヘッド昇降駆動部及び上スキャナー昇降駆動部
    に伝達する従動レバーとを有していることを特徴とする
    ことを特徴とするプリンタ。
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