JP2009034821A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリッジ駆動用のモータにかかる負荷を軽減するとともに、簡単な構成で確実にノズルをキャップで覆うことが可能な画像記録装置を提供する。
【解決手段】キャリッジがメンテナンス機構51へ向けて移動してくると、キャリッジが当接部に当接する前に、第1フレーム56が第3位置まで持ち上げられる(S2)。その後、第1フレーム56が第3位置まで持ち上げられた状態でキャリッジが当接部に当接すると(S3)、当接部はキャリッジから押圧力を受ける。この押圧力を受けて、第1フレーム56が第3位置から更に持ち上げられる(S4)。キャリッジがキャッピング位置まで移動されると、第1フレーム56が第1位置まで持ち上げられる(S5)。このとき、第1フレーム56に支持されたキャップ55がキャリッジの下面のノズルを覆う。
【選択図】図8

Description

本発明は、インクジェット方式の画像記録装置に関し、特に、キャリッジが所定位置に配置された際に記録ヘッドのノズルを覆うキャップを備えた画像記録装置に関する。
インクジェット方式の画像記録装置は、多数のノズルが並設された記録ヘッドを備えている。記録ヘッドは、キャリッジに搭載されており、このキャリッジは、記録用紙の上方を水平方向へ往復動可能に支持されている。記録ヘッドは、キャリッジと共に水平方向へスライドしつつ、所定のタイミングで上記ノズルからインク滴を吐出する。これにより、記録用紙に画像が記録される。
この種の画像記録装置においては、キャリッジが画像記録領域の外側の所定位置(以下「キャッピング位置」と称する。)に配置された際に記録ヘッドのノズルを覆うキャップが設けられている。キャップは、所定の昇降機構によって、ノズルを覆う位置とノズルから離間した位置とに移動される。上記昇降機構の一例として、キャリッジのスライド範囲まで延びるレバーをキャップ或いはキャップの筐体に設け、キャリッジが上記キャッピング位置までスライドされる過程において、上記レバーに当接して該レバーを押圧する力を受けてキャップを上昇させるメカニズムが公知である(特許文献1参照)。また、上記昇降機構の他の例として、キャリッジが上記キャッピング位置に配置された後、モータを駆動させてキャップをノズル側へ上昇させるメカニズムが公知である(特許文献2参照)。
特開平10−329327号公報 特開平6−143553号公報
しかしながら、特許文献1に記載の昇降機構では、キャリッジと上記レバーとが当接してからキャップがノズルを覆うまでの間、キャリッジをスライドさせるためのモータ(以下「キャリッジ用モータ」と称する。)に対して過大な負荷がかかる。つまり、キャリッジをスライドさせるのに要する負荷に加えてキャップを上昇させるのに要する負荷も上記キャリッジ用モータにかかる。一方、特許文献2に記載の如く、キャップをキャリッジ用モータとは別のモータ(以下「キャップ用モータ」と称する。)で上昇させる昇降機構では、ノズルに対して正確にキャップを取り付けるためには、キャリッジが上記キャッピング位置に正確に到達したことを検出するためのセンサが必要となり、昇降機構周辺の構造が複雑化する。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、キャリッジ用モータにかかる負荷を軽減するとともに、簡単な構成で確実にノズルをキャップで覆うことが可能な画像記録装置を提供することにある。
(1) 本発明は、記録ヘッドと、キャップと、支持部と、連動部と、駆動伝達部と、駆動入力部とを具備する画像記録装置として構成されている。記録ヘッドは、インク滴が吐出されるノズルを有する。上記記録ヘッドはキャリッジに搭載されている。キャリッジは、第1モータの駆動力を受けて水平方向へスライドする。キャップは、上記記録ヘッドによる画像記録領域の外側に設けられている。このキャップは、上記記録ヘッドに対して接触して上記ノズルを覆う。支持部は、上記ノズルを覆う第1位置と、上記ノズルから離間した第2位置との間を移動可能に上記キャップを支持する。連動部は、上記キャリッジが所定位置に移動された際に、上記キャリッジのスライドに連動して上記キャップを上記第1位置まで上昇させる。駆動伝達部は、入力された駆動力を上記キャップに伝達して、上記第2位置から上記第1位置と上記第2位置との間に定められた第3位置まで上記キャップを上昇させる。駆動入力部は、上記キャリッジが上記所定位置に到達する前に、第2モータの駆動力を上記駆動伝達部に入力する。
第1モータの駆動力を受けてキャリッジが上記キャップへ向けてスライドされると、駆動入力部は、キャリッジが上記所定位置に到達する前に、第2モータの駆動力を上記駆動伝達部に入力する。駆動入力部から駆動力が入力されると、駆動伝達部は、第2位置から第3位置までキャップを上昇させる。その後、キャリッジが上記所定位置に到達すると、連動部は、キャリッジのスライドに連動して、キャップを第3位置から第1位置へ上昇させる。第1位置へ上昇されたキャップは、記録ヘッドに接触して、ノズルを覆う。
このように、本画像記録装置においては、第2位置から第3位置までは第2モータの駆動力によってキャップが上昇され、第3位置から第1位置までは第1モータにより駆動されるキャリッジに連動してキャップが上昇される。そのため、キャリッジを駆動させる第1モータの負荷が軽減される。
(2) 上記連動部は、上記キャリッジが当接してスライド方向へ押圧される当接部を有する。この場合、連動部は、上記キャリッジのスライド過程において上記キャリッジが上記当接部に当接したときの押圧力を受けて上記キャップを上記第1位置まで上昇させる。このような連動部を有する画像記録装置において本発明が適用された場合に、第1モータの負荷を効果的に軽減することが可能である。
(3) 上記支持部は、台座と、第1端が上記台座に回動自在に取り付けられ、第2端が上記キャップに回動自在に取り付けられたリンクとを有する。この場合、上記リンクは、上記第2位置において倒伏側に配置され、上記第1位置において起立側に配置される。
本発明によれば、第2モータの駆動力によってキャップが第2位置から第3位置まで上昇される。そのため、水平面に対するリンクの傾斜角に関係なく、第1モータの負荷は略一定である。したがって、リンクの傾斜角を小さくしても、第1モータの負荷が大きくなることはない。リンクの傾斜角を小さくすることで、ノズル面とキャップとの離間距離に余裕ができる。そのため、リンク長さを短くすることができる。その結果、画像記録装置の薄型化を実現することが可能となる。
(4) また、上記リンクが、上記第2位置において略水平姿勢を維持し、上記第1位置において略起立姿勢を維持する構成において、本発明は好ましく適用され得る。
(5) また、上記第2位置において、上記リンクの第2端は第1端よりも上記画像記録領域側に配置されていることが好ましい。
(6) 上記駆動伝達部の具体例としては、上記台座にスライド可能に設けられ、上記キャップの下端に当接される傾斜面を有し、上記台座上におけるスライド位置に応じて上記傾斜面に沿って上記キャップを上記第2位置から上記第3位置へ上昇させるスライドカムと、入力された駆動力を上記スライドカムをスライドさせる方向の直線運動に変換して上記スライドカムに伝達するロータリーカムとを有するものが考えられる。
(7) 本画像記録装置は、上記第1位置から上記第2位置へ向けて上記キャップを弾性的に付勢する付勢部材を更に備える。このような構成に本発明は好適である。
本発明によれば、第2位置から第3位置までは第2モータの駆動力によってキャップが上昇され、第3位置から第1位置までは第1モータにより駆動されるキャリッジに連動してキャップが上昇される。そのため、キャリッジを駆動させる第1モータの負荷が軽減される。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。ここに、図1は、複合機1の外観構成を示す斜視図である。図2は、プリンタ部2の主要構成を示す部分拡大断面図である。図3は、プリンタ部2の主要構成を示す平面図であり、主としてプリンタ部2の略中央から装置背面側の構成が示されている。図4は、プリンタ部2の主要構成を示す斜視図であり、画像記録ユニット24の構成が示されている。図5は、メンテナンス機構51の側面構造を模式的に示す側面図である。図6は、第1フレーム56の位置を説明するための模式図である。図6(A)には、第1フレーム56が第2位置に配置された状態が示されており、図6(B)には、第1フレーム56が第3位置に配置された状態が示されており、図6(C)には、第1フレーム56が第1位置に配置された状態が示されている。図7は、ロータリーカム61の構成を示す模式図であり、(A)には、ロータリカム61の裏面構造が示されており、(B)には、ロータリカム61の表面構造が示されている。図8は、メンテナンス機構51の動作を説明するための模式図である。なお、図6では、説明の便宜上、第2フレーム57及び脚部67が破線で示されている。また、図8では、スライドカム60が省略されている。
[複合機1]
複合機1は、プリンタ部2とスキャナ部3とを一体的に備えた多機能装置(MFP:Multi Function Product)であり、プリント機能、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能等を有する。複合機1のうちプリンタ部2が、本発明に係るインクジェット方式の画像記録装置に相当する。したがって、プリント機能以外の機能は任意のものであり、例えば、スキャナ部3が省略されたプリント機能のみを有するプリンタとして本発明に係る画像記録装置が実施されてもよい。
図1に示されるように、複合機1は概ね直方体に形成されている。複合機1の下部がプリンタ部2であり、上部がスキャナ部3である。
複合機1のプリンタ部2は、主にコンピュータ等の外部情報機器と接続されて、該コンピュータ等から送信された画像データや文書データを含む印刷データに基づいて、記録用紙に画像や文書を記録する。プリンタ部2は、正面に開口9が形成されている。給紙トレイ20及び排紙トレイ21は、開口9の内側に上下2段に設けられている。給紙トレイ20に収容された記録用紙がプリンタ部2の内部へ給送されて、その記録用紙に所望の画像が記録されると、その後、画像記録済みの記録用紙が排紙トレイ21へ排出される。
スキャナ部3は、所謂フラットベッドスキャナとして構成されている。複合機1の天板としての原稿カバー30がスキャナ部3の上部に開閉自在に設けられている。原稿カバー30の下側に、図示しないプラテンガラス及びイメージセンサが設けられている。プラテンガラスに載置された原稿の画像がイメージセンサによって読み取られる。なお、本発明を実現するうえでスキャナ部3は関係しないため、ここでは、スキャナ部3の詳細な説明を省略する。
図1に示されるように、複合機1の正面上部には、プリンタ部2やスキャナ部3を操作するための操作パネル4が設けられている。操作パネル4は、各種操作ボタンや液晶表示部から構成されている。複合機1は、操作パネル4からの操作指示に基づいて動作する。複合機1が外部のコンピュータに接続されている場合には、該コンピュータからプリンタドライバ又はスキャナドライバを介して送信される指示に基づいても複合機1が動作する。
[プリンタ部2]
以下、複合機1の内部構成、特にプリンタ部2の構成について説明する。
図2に示されるように、複合機1の底側に給紙トレイ20が設けられている。給紙トレイ20の上側に給紙ローラ25が設けられている。給紙ローラ25は、一端が基軸29に回動可能に軸支された給紙アーム26の先端に回転可能に軸支されている。この給紙ローラ25は、プリンタ部2の内部に設けられた図示しないLFモータ(本発明の第2モータの一例)を駆動源としてギヤ列27を介して回転駆動される。なお、LFモータは、図3において、プラテン42の左端部の裏側に配置されており、給紙ローラ25のみならず、後述するように、搬送ローラ87及びメンテナンス機構51(図3、図4参照)を駆動させるための駆動源としても用いられる。
給紙トレイ20の奥側に傾斜板22が設けられている。給紙ローラ25が給紙トレイ20上の記録用紙に圧接された状態で、給紙ローラ25が回転されると、給紙ローラ25のローラ面と記録用紙との間の摩擦力により、最上位置の記録用紙が傾斜板22側へ送り出される。記録用紙は、その先端が傾斜板22に当接して上方へ案内される。傾斜板22から記録用紙を搬送すべき経路に沿って、用紙搬送路23が延出されている。具体的には、用紙搬送路23は、傾斜板22から上方へ向けられ、そして、複合機1の正面側へ曲げられてから、複合機1の背面側から正面側へと延ばされて、画像記録ユニット24の下部を通って、排紙トレイ21まで延設されている。したがって、給紙トレイ20に収容された記録用紙は、用紙搬送路23により下方から上方へUターンするように案内されて画像記録ユニット24に至り、画像記録ユニット24により画像記録が行われた後、排紙トレイ21に排出される。
図2に示されるように、用紙搬送路23には、画像記録ユニット24が配置されている。画像記録ユニット24は、インクジェット方式の記録ヘッド39(本発明の記録ヘッドの一例)と、この記録ヘッド39を搭載するキャリッジ38(本発明のキャリッジの一例)とを備えている。キャリッジ38は、記録用紙の搬送方向と直交する主走査方向(図2の紙面に垂直な方向、本発明の水平方向に相当)へスライド可能に支持されている。
記録ヘッド39は、キャリッジ38の底面に配置されており、記録ヘッド39のノズル40(図5参照)がキャリッジ38の下面に露出されている。複合機1の内部に配置されたインクカートリッジ(不図示)から各色のインクが記録ヘッド39へ供給される。キャリッジ38が往復してスライドされる間に、記録ヘッド39のノズル40から各色インクが微小なインク滴として選択的に吐出される。これにより、プラテン42上を搬送される記録用紙に画像記録が行われる。
図3及び図4に示されるように、用紙搬送路23の上側において一対のガイドレール43,44が配置されている。これらガイドレール43,44は、記録用紙の搬送方向(図3の上側から下側方向)に所定距離を隔てられて対向しており、且つ記録用紙の搬送方向と直交する主走査方向(図3の左右方向)に延設されている。ガイドレール43,44は、プリンタ部2の筐体内に設けられ、プリンタ部2を構成する各部材を支持するフレームの一部を構成している。キャリッジ38は、ガイドレール43,44を跨ぐようにして上記主走査方向に摺動可能に載置されている。
ガイドレール43は、記録用紙の搬送方向上流側に配設されている。このガイドレール43は、用紙搬送路23の幅方向(図3の左右方向)の長さがキャリッジ38の往復動範囲より長い平板状のものである。また、ガイドレール44は、記録用紙の搬送方向下流側に配設されている。このガイドレール44は、用紙搬送路23の幅方向の長さがガイドレール43とほぼ同じ長さの平板状のものである。キャリッジ38の搬送方向上流側の端部がガイドレール43に載置され、キャリッジ38の搬送方向下流側の端部がガイドレール44に載置されており、キャリッジ38は、各ガイドレール43,44の長手方向に摺動されるようになっている。
ガイドレール44の搬送方向上流側の縁部45は、上方へ向かって略直角に曲折されている。ガイドレール43,44に担持されたキャリッジ38は、縁部45をローラ対等の狭持部材により摺動可能に狭持している。これにより、キャリッジ38は、記録用紙の搬送方向に対して位置決めされ、且つ、記録用紙の搬送方向と直交する方向に摺動することができる。つまり、キャリッジ38は、ガイドレール43,44上に摺動自在に担持され、ガイドレール44の縁部45を基準として、記録用紙の搬送方向と直交する方向に往復動する。なお、図示されていないが、縁部45には、キャリッジ38の摺動を円滑にするためにグリースなどの潤滑剤が塗布されている。
ガイドレール44の上面には、図3に示されるように、ベルト駆動伝達機構46が配設されている。ベルト駆動伝達機構46は、駆動プーリ47と、従動プーリ48と、無端環状のベルト49とを有する。
駆動プーリ47及び従動プーリ48は、用紙搬送路23の幅方向の両端付近にそれぞれ設けられている。駆動プーリ47と従動プーリ48との間に、無端環状のベルト49が張架されている。駆動プーリ47の軸に、プリンタ部2の内部に設けられたCRモータ96(本発明の第1モータの一例、図4参照)の駆動軸が連結されている。CRモータ96の回転駆動力が駆動プーリ47に伝達されると、駆動プーリ47の回転によりベルト49が周運動する。なお、ベルト49は無端環状のもののほか、有端のベルトの両端部をキャリッジ38に固着するものも採用され得る。
キャリッジ38は、その底面側においてベルト49に連結されている。したがって、ベルト49の周運動に基づいて、キャリッジ38が縁部45を基準としてガイドレール43,44上をスライドする。つまり、キャリッジ38は、CRモータ96(図4参照)を駆動源としてスライドされる。このようなキャリッジ38に記録ヘッド39が搭載されて、記録ヘッド39が、用紙搬送路23の幅方向を主走査方向として往復動される。
図3に示されるように、ガイドレール44には、エンコーダストリップ50が配設されている。エンコーダストリップ50は、透明な樹脂からなる帯状のものである。ガイドレール44の幅方向(キャリッジ38のスライド方向)の両端には、その上面から起立するように一対の支持用リブ33,34が形成されている。エンコーダストリップ50は、その両端部が支持用リブ33,34に係止されて、縁部45に沿って架設されている。なお、エンコーダストリップ50はバネなどによって張力が付与されている。
エンコーダストリップ50には、光を透過させる透光部と光を遮断する遮光部とが、長手方向に等ピッチで交互に配置されたパターンが記されている。キャリッジ38の上面のエンコーダストリップ50に対応する位置には、透過型センサである光学センサ35が設けられている。エンコーダストリップ50と光学センサ35とによって、キャリッジ38の位置を検出するためのリニアエンコーダが構成される。本実施形態では、複合機1の制御部(不図示)は、光学センサ35からの検出信号に基づいてキャリッジ38の位置を検出することができる。上記制御部は、検出された位置情報に基づいて、CRモータ96や上記LFモータを制御する。
図2及び図3に示されるように、用紙搬送路23の下側には、記録ヘッド39と対向してプラテン42が配設されている。プラテン42は、キャリッジ38のスライド範囲のうち、記録用紙が通過する中央部分に渡って配設されている。プラテン42の幅は、搬送可能な記録用紙の最大幅より十分に大きいものであり、記録用紙の両端は常にプラテン42の上を通過する。
図3及び図4に示されるように、記録用紙が通過しない範囲、すなわち記録ヘッド39による画像記録領域の外側には、メンテナンス機構51が配設されている。具体的には、メンテナンス機構51は、図3においてプラテン42の右端部に配置されている。メンテナンス機構51は、記録ヘッド39のノズル40(図5参照)内のインクの乾燥を防止したり、ノズル40から気泡や異物を吸引除去するものである。本実施形態では、画像記録を行わない場合は、キャリッジ38はメンテナンス機構51上に配置される。つまり、キャリッジ38は、次の画像記録指示があるまで、メンテナンス機構51上で待機する。なお、メンテナンス機構51については、後段で詳細に説明する。
図2および図4に示されるように、画像記録ユニット24の上流側には、搬送ローラ87とピンチローラ88とを有する一対の搬送ローラ対89が設けられている。画像記録ユニット24の下流側には、排紙ローラ90と該排紙ローラ90の上方に設けられた拍車91とを有する一対の排出ローラ対92が設けられている。搬送ローラ87は、該搬送ローラ87の軸方向の一端にギヤなどを介して連結された上記LFモータから駆動力が伝達されて、所定の改行幅で間欠駆動される。搬送ローラ87と排紙ローラ90とはギアなどの伝達機構により連結されており、該伝達機構を介して搬送ローラ87から駆動力が排紙ローラ90に伝達される。用紙搬送路23を搬送されている記録用紙は、搬送ローラ対89によってプラテン42上へ搬送される。そして、プラテン42上で画像が記録された記録済みの記録用紙は、排出ローラ対92によって排紙トレイ21へ搬送される。
[メンテナンス機構51]
以下、メンテナンス機構51について詳細に説明する。
図5に示されるように、メンテナンス機構51は、記録ヘッド39による画像記録領域の外側に配設されている。このメンテナンス機構51は、主として、ワイパー53と、キャップ55(本発明のキャップの一例)と、第1フレーム56と、第2フレーム57(本発明の台座の一例)と、平行リンク58と、スライドカム60と、ロータリーカム61と、インク排出部63とにより構成されている。なお、本発明の支持部は、第2フレーム57と平行リンク58とによって実現される。また、本発明の駆動伝達部は、スライドカム60とロータリーカム61とによって実現される。
キャップ55は、キャリッジ38がメンテナンス機構51の直上に設定されたキャッピング位置(本発明の所定位置に相当、図5において二点鎖線で示される位置)に移動された際に、記録ヘッド39のノズル40を覆うためのものである。このキャップ55は、図6に示されるように、第1フレーム56に設けられてる。具体的には、箱状に形成された第1フレーム56の底面にキャップ55が支持されている。本実施形態では、キャップ55は、その下部と第1フレーム56の底面との間に設けられたコイルバネ65を介して上下方向へ弾性的に支持されている。
第1フレーム56は、第2フレーム57に設けられている。第2フレーム57は、底面を有する箱状に形成されている。第1フレームは、平行リンク58を介して第2フレームの底面に取り付けられている。
平行リンク58は、4つの脚部67(本発明のリンクの一例)で構成されている。各脚部67の両端に軸が設けられている。一方の端部68(本発明の第1端に相当)の軸が第2フレーム57の底面に回動自在に取り付けられており、他方の端部69(本発明の第2端に相当)の軸が、第1フレーム56の下面に回動自在に取り付けられている。これにより、第1フレーム56は、第2フレーム57の底面に近接して、第2フレーム57の底面に対する脚部67の角度θが最も小さくなる第2位置(図6の(A)参照)と、第2フレーム57の底面から離間して、上記角度θが最も大きくなる第1位置(図6(C)参照)との間を移動可能となる。本実施形態では、第1フレーム56が移動し得る位置として、上記第1位置と上記第2位置との間に、図6(B)に示される第3位置が設定されている。この第3位置については後述する。なお、言うまでもないが、第1フレーム56の移動に伴い、該第1フレーム56に設けられたキャップ55も同様に移動可能である。
本実施形態では、上記第2位置において上記角度θが略零となり、脚部67が略水平姿勢となるまで第1フレーム56が第2フレーム57の底面に近接する。第1フレーム56が上記第2位置にあるときに、端部69は、端部68よりもプラテン42側、つまり、画像記録領域側に配置されている。一方、上記第1位置において上記角度θは略90°となり、脚部67が略起立姿勢となるまで第1フレーム56が第2フレーム57から離間する。このような脚部67が取り付けられてるため、第1フレーム56は、上記第2位置においてプラテン42寄りに配置され、上記第1位置においてプラテン42から最も離された位置に配置される。図6(A)では、説明の便宜のため、脚部67は、零以上の角度θで示されている。なお、脚部67は、必ずしも上述したような略水平姿勢や着起立姿勢になる必要はなく、少なくとも、脚部67が上記第2位置において倒伏側に配置され、上記第1位置において起立側に配置されていればよい。
第1フレーム56には、底面から起立するように設けられたレバー71(本発明の連動部の一例)が設けられている。レバー71は、第1フレーム56において、プラテン42から最も離された側面に設けられている。レバー71は、キャリッジ38のスライド範囲まで延出されており、その先端に、キャリッジ38がスライド中に当接される当接部72(本発明の当接部の一例)が設けられている。レバー71と後述するワイパー支持部74とを架け渡すようにコイルバネ66(本発明の付勢部材の一例)が取り付けられている。このコイルバネ66は、第1フレーム56が上記第2位置に配置されたときに自然長さとなり、第1フレーム56が上記第1位置に配置されたときに伸張される。つまり、コイルバネ66は、第1フレーム56が上記第1位置に配置された状態で、第1フレーム56を上記第2位置へ向けて弾性的に付勢する。
キャリッジ38のスライド過程において、キャリッジ38がメンテナンス機構51側へ移動されて当接部72に当接すると、キャリッジ38からスライド方向への押圧力を受ける。この押圧力を受けて、第1フレーム56がコイルバネ66の弾性力に抗して上方へ持ち上げられる。そして、キャリッジ38が上記キャッピング位置(図5において二点鎖線で示される位置)まで移動されると、第1フレーム56が上記第1位置に配置される。つまり、第1フレーム56は、キャリッジ38のスライド移動に連動して上方へ上昇する。このとき、第1フレーム56に支持されたキャップ55がキャリッジ38の下面に露出されたノズル40を覆う。キャリッジ38がキャッピング位置から外れると、コイルバネ66の弾性力によって、第1フレーム56が上記第1位置から上記第2位置へ移動する。
なお、本実施形態では、上記コイルバネ66の弾性力(バネ力)は極めて小さく、上記第1フレーム56を上記第2位置から上記第1位置へ上昇させるのに要する負荷よりも格段に小さい。したがって、コイルバネ66がキャリッジ38に過大な負荷を与えることなない。
第2フレーム57に、ワイパー53が設けられている。第2フレーム57のプラテン側の側面には、ワイパー53を支持するためのワイパー支持部74が設けられている。ワイパー53は、上記ワイパー支持部74に上下動可能に支持されている。このワイパー53は、図示しないコイルバネによって所定の弾性力で下方に引っ張られている。ワイパー53の下部は、ロータリーカム61まで達している。ワイパー53は、ロータリーカム61が回転されることによって、所定のタイミングで上記コイルバネの弾性力に抗して上方へ持ち上げられる。これにより、ワイパー53の先端は、キャリッジ38のスライド範囲まで達する。この状態で、キャリッジ38がワイパー53の上方を通過すると、キャリッジ38の下面(つまり、記録ヘッド39のノズル40)に付着したインクがワイパー53によって払拭される。
第1フレーム56の底面には、スライドカム60が設けられている。スライドカム60は、第1フレーム56の底面において、ワイパー支持部74の近傍からキャリッジ38のスライド方向と同方向へ移動可能に支持されている。スライドカム60は、第1フレーム56の下面に当接されるガイド面76(本発明の傾斜面に相当)を有する。スライドカム60がワイパー支持部74の近傍に配置されているときは、ガイド面76の下端が第1フレーム56の下面と第2フレーム57の底面との間隙に入り込んでいる。そして、スライドカム60が第1フレーム56に近づく方向へスライドされると、平行リンク58が徐々に立ち上がる。そして、スライドカム60が第1フレーム56の下方に完全に入り込むと、第1フレーム56が上記第1位置と上記第2位置との間に定められた任意の第3位置(図6(B)参照)に配置される。本実施形態では、図6(B)に示されるように、上記第1位置よりも少し低い位置に上記第3位置が設定されている。
スライドカム60の下面には、ロータリーカム61と係合するカムフォロア78が設けられている。カムフォロア78は、棒状の部材からなり、ロータリーカム61に形成された後述するカム溝80(図7参照)に挿入されている。
第2フレーム57の下側にロータリーカム61が取り付けられている。このロータリーカム61は、後述する遊星ギヤ100を介して入力された上記LFモータの回転駆動力をスライドカム60のスライド方向と同方向の直線運動に変換するためのものである。ロータリーカム61は、図6及び図7に示されるように、円盤状に形成されている。このロータリーカム61は、上部と下部の二段に構成されている。ロータリーカム61の上部に、カム本体81が配設されており、下部にギヤ82が配設されている。カム本体81とギヤ82とは同軸上に設けられている。なお、ギヤ82と遊星ギヤ100とによって、本発明の駆動入力部が実現されている。
図7(B)に示されるように、カム本体81にカム溝80が形成されている。このカム溝80にスライドカム60のカムフォロア78が挿入される。本実施形態では、カム溝80は、ロータリーカム61の外周に沿う円形部84と、円形部84からカム本体81の中心へ向けて湾曲された変形部83とからなる。カムフォロア78が円形部84に配置されているときは、スライドカム60はワイパー支持部74の近傍で静止している。ロータリーカム61が回転されて、カムフォロア78が円形部84から変形部83へ移動すると、それに伴って、スライドカム60が第1フレーム56へ近づく方向へ移動する。また、カムフォロア78が変形部83から円形部84へ移動すると、それに伴って、スライドカム60がワイパー支持部74の近傍に戻される。本実施形態では、変形部83の変形度合H(図7(B)参照)は、スライドカム60が、第1フレーム56を上記第2位置から上記第3位置まで上昇させるために移動する範囲に対応している。したがって、カムフォロア78が変形部83において最も中心に近い位置に到達すると、スライドカム60は第1フレーム56を上記第3位置(図6(B)参照)に上昇させる。なお、カム本体81には、ワイパー53を上下動させるカムも形成されているが、ここでは、その詳細については省略する。
ギヤ82に、上記LFモータからの駆動力が伝達される。例えば、図7(A)に示されるように、上記LFモータの出力軸に連結された遊星ギヤ100を介して駆動力がギヤ82に伝達される。この遊星ギヤ100は、ギヤ82に噛合される大径ギヤ101と上記LFモータの出力軸に連結される小径ギヤ102とからなる。例えば、上記LFモータが正回転方向に回転駆動されると、遊星ギヤ100の大径ギヤ101がギヤ82に噛合する。これにより、ロータリーカム61が図7(A)において矢印98の方向へ回転する。一方、上記LFモータが逆回転方向に回転駆動されると、遊星ギヤ100の大径ギヤ101がギヤ82から離反する。これにより、ロータリーカム61の回転が停止する。このとき、大径ギヤ101は、図示しないポンプを駆動させるためのギヤと噛合して、該ポンプを駆動させる。
ロータリーカム61の下側にインク排出部63が取り付けられている。インク排出部63は、チューブ継手64を有する。チューブ継手64は、キャップ55に接続されている。チューブ継手64に図示しないチューブの一端が接続されており、その他方端は、上記ポンプに接続されている。第1フレーム56が上記第1位置に配置されて、キャップ55がノズル40を覆った状態でポンプが駆動すると、ノズル40内のインクを強制的に吸引して所定の廃インクトレイへ排出される。このような動作はパージ処理と呼ばれる。
[メンテナンス機構51の動作]
以下、図8を参照しながら、キャリッジ38の動作とともにメンテナンス機構51の動作について説明する。
記録用紙に対して画像記録が行われいる最中は、図8の(S1)に示されるように、キャリッジ38はメンテナンス機構51から離れている。このとき、メンテナンス機構51では、第1フレーム56がコイルバネ66の弾性力によって上記第2位置に配置されている。
画像記録が終了して、キャリッジ38がメンテナンス機構51へ向けて移動してくると、キャリッジ38がキャッピング位置(図8の(S5)参照)に到達する前に、詳細には、キャリッジ38が当接部72に当接する前に、第1フレーム56が上記第3位置まで持ち上げられる(図8の(S2)参照)。具体的には、当接部72に当接する前の所定位置をキャリッジ38が通過した場合に、上記LFモータが正回転方向へ駆動されて、その駆動力が遊星ギヤ100、ギヤ82を介してロータリーカム61に伝達される。そして、ロータリーカム61が回転駆動されて、カム溝80及びカムフォロア78を介して駆動力がスライドカム60に伝達される。これによりスライドカム60がスライド移動して第1フレーム56を上記第2位置から上記第3位置まで上昇させる。なお、キャリッジ38が上記所定位置を通過したかどうかは、光学センサ35の信号に基づいて複合機1の制御部(不図示)が判断する。
第1フレーム56が上記第3位置まで持ち上げられると、上記LFモータを停止させるか、或いは上記LFモータを逆回転方向へ回転駆動させる。これにより、ギヤ82への駆動伝達が途絶え、ロータリーカム61が停止するため、第1フレーム56は上記第3位置で保持される。第1フレーム56が上記第3位置まで持ち上げられたかどうかは、周知のセンサなどでロータリーカム61やスライドカム60或いは第1フレーム56の位置を検出することにより判断可能である。
その後、第1フレーム56が上記第3位置まで持ち上げられた状態でキャリッジ38が当接部72に当接すると(図8の(S3)参照)、当接部72はキャリッジ38から押圧力を受ける。この押圧力を受けて、第1フレーム56が上記第3位置から更に持ち上げられて(図8の(S4)参照)、最後に、図8の(S5)に示されるように、キャリッジ38がキャッピング位置まで移動されると、第1フレーム56が上記第1位置まで持ち上げられる。このとき、第1フレーム56に支持されたキャップ55がキャリッジ38の下面のノズル40を覆う。
このように、第1フレーム56とともにキャップ55が、上記第2位置から上記第3位置までは上記LFモータの駆動力を受けてスライドカム60によって持ち上げられ、上記第3位置から上記第1位置まではキャリッジ38が当接部72を押圧する押圧力によって持ち上げられるため、キャリッジ38にかかる負荷が軽減される。つまり、キャリッジ38を駆動させるCRモータ96の負荷が軽減される。特に、キャリッジ38が当接部72を押圧する押圧力だけで第1フレーム56を持ち上げる従来機構では、脚部67が略水平姿勢となる上記第2位置から脚部67がほぼ起立姿勢となる上記第3位置まで第1フレーム56を持ち上げるには、多大な押圧力を要していたが、本実施形態では、上記押圧力として、上記第3位置から上記第1位置まで第1フレーム56を移動させるだけの力があれば足りるので、キャリッジ38にかかる負荷、つまり、CRモータ96にかかる負荷を極めて軽減することができる。また、キャリッジ38のスライドに連動してキャップ55がノズル40を覆うよう構成されているため、ノズル40に対するキャップ55の位置決めが簡単な構成で実現され、しかも確実に行われる。
なお、上述の実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。上述の実施形態では、第1フレーム56を上下方向へ移動させる機構として平行リンクを採用することとしたが、もちろん、平行リンク以外の昇降機構を採用することも可能である。また、上述の実施形態では、スライドカム60で第1フレーム56を持ち上げることとしたが、例えば、第1フレーム56の下面に取り付けられたカムフォロアをロータリーカム61が直接駆動させることにより、第1フレーム56を持ち上げる機構を採用してもかまわない。また、上述の実施形態では、ロータリーカム61への駆動力を入力する手法として遊星ギヤ100を介して行うこととしたが、もちろん、遊星ギヤ100を用いずに、上記LFモータの回転駆動力をギヤ82に直接伝達してもかまわない。また、遊星ギヤ100に替えて、上記LFモータとギヤ82との間に電磁クラッチなどを介在させて、該電磁クラッチを制御することによりロータリーカム61への駆動力の伝達を切り換えてもよい。
図1は、複合機1の外観構成を示す斜視図である。 図2は、プリンタ部2の主要構成を示す部分拡大断面図である。 図3は、プリンタ部2の主要構成を示す平面図であり、主としてプリンタ部2の略中央から装置背面側の構成が示されている。 図4は、プリンタ部2の主要構成を示す斜視図であり、画像記録ユニット24の構成が示されている。 図5は、メンテナンス機構51の側面構造を模式的に示す側面図である。 図6は、第1フレーム56の位置を説明するための模式図である。 図7は、ロータリーカム61の構成を示す模式図である。 図8は、メンテナンス機構51の動作を説明するための模式図である。
符号の説明
1・・・複合機
2・・・プリンタ部
24・・・画像記録ユニット
35・・・光学センサ
38・・・キャリッジ
39・・・記録ヘッド
42・・・プラテン
51・・・メンテナンス機構
55・・・キャップ
56・・・第1フレーム
57・・・第2フレーム
58・・・平行リンク(支持部)
60・・・スライドカム(駆動伝達部)
61・・・ロータリーカム(駆動伝達部)
66・・・コイルバネ
67,68・・・脚部(リンク)
71・・・レバー(連動部)
72・・・当接部
74・・・ワイパー支持部
76・・・ガイド面
78・・・カムフォロア
80・・・カム溝
81・・・カム本体
82・・・ギヤ(駆動入力部)
83・・・変形部
84・・・円形部
96・・・CRモータ(第1モータ)
100・・・遊星ギヤ(駆動入力部)

Claims (7)

  1. インク滴が吐出されるノズルを有する記録ヘッドと、
    上記記録ヘッドが搭載され、第1モータの駆動力を受けて水平方向へスライドするキャリッジと、
    上記記録ヘッドに対して接触して上記ノズルを覆うキャップと、
    上記ノズルを覆う第1位置と、上記ノズルから離間した第2位置との間を移動可能に上記キャップを支持する支持部と、
    上記キャリッジが所定位置に移動された際に、上記キャリッジのスライドに連動して上記キャップを上記第1位置まで上昇させる連動部と、
    入力された駆動力を上記キャップに伝達して、上記第2位置から上記第1位置と上記第2位置との間に定められた第3位置まで上記キャップを上昇させる駆動伝達部と、
    上記キャリッジが上記所定位置に到達する前に、第2モータの駆動力を上記駆動伝達部に入力する駆動入力部と、を具備する画像記録装置。
  2. 上記連動部は、
    上記キャリッジが当接してスライド方向へ押圧される当接部を有し、上記キャリッジのスライド過程において上記キャリッジが上記当接部に当接したときの押圧力を受けて上記キャップを上記第1位置まで上昇させる請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 上記支持部は、
    台座と、
    第1端が上記台座に回動自在に取り付けられ、第2端が上記キャップに回動自在に取り付けられたリンクとを有し、
    上記リンクは、上記第2位置において倒伏側に配置され、上記第1位置において起立側に配置される請求項1又は2に記載の画像記録装置。
  4. 上記リンクは、上記第2位置において略水平姿勢を維持し、上記第1位置において略起立姿勢を維持する請求項3に記載の画像記録装置。
  5. 上記第2位置において、上記リンクの第2端は第1端よりも上記画像記録領域側に配置されている請求項3又は4に記載の画像記録装置。
  6. 上記駆動伝達部は、
    上記台座にスライド可能に設けられ、上記キャップの下端に当接される傾斜面を有し、上記台座上におけるスライド位置に応じて上記傾斜面に沿って上記キャップを上記第2位置から上記第3位置へ上昇させるスライドカムと、
    入力された駆動力を上記スライドカムをスライドさせる方向の直線運動に変換して上記スライドカムに伝達するロータリーカムとを有する請求項3から5のいずれかに記載の画像記録装置。
  7. 上記第1位置から上記第2位置へ向けて上記キャップを弾性的に付勢する付勢部材を更に備える請求項1から6のいずれかに記載の画像記録装置。
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