JP2002036008A - スローアウェイチップ及び切削工具 - Google Patents

スローアウェイチップ及び切削工具

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JP2002036008A
JP2002036008A JP2000222311A JP2000222311A JP2002036008A JP 2002036008 A JP2002036008 A JP 2002036008A JP 2000222311 A JP2000222311 A JP 2000222311A JP 2000222311 A JP2000222311 A JP 2000222311A JP 2002036008 A JP2002036008 A JP 2002036008A
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Shusuke Toyose
秀典 豊瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速加工を行っても、ダイナミックバランス
が良好なスローアウェイチップ及び切削工具を提供する
こと。 【解決手段】 スローアウェイチップ1は、一辺が1
2.7mmの正方形の主面を有し、その厚さが4.76
mmのネガチップである。このスローアウェイチップ1
は、窒化珪素を主成分とする軽量なセラミックチップの
母材(セラミックチップ母材)3の一端部に設けられた
切欠部9に、接合層5により、切削部材7が接合された
ものである。このうち、切削部材7は、PCDからなる
三角板状のPCD層11と、超硬合金からなる三角板状
の超硬合金層13が一体焼結されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばスライス工
具等に用いられるスローアウエイチップ及び切削工具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばスライス工具などの切
削工具には、着脱可能なスローアウェイチップが用いら
れている。この種のスローアウェイチップは、超硬合金
製の母材(超硬合金チップ母材)の上に切り欠きを設
け、この切り欠き部分に、材料としていわゆるPCDや
CBNを用いた板状の切削部材を、銀ロー等により貼り
合わせていた。
【0003】具体的には、図4(a)に示す様に、PC
D又はCBNと超硬合金を一体焼結して切削部材を作成
し、この切削部材を超硬合金チップ母材に貼り付けもの
がある。また、図4(b)に示す様に、CBNからなる
切削部材を、超硬合金チップ母材に貼り付けものがあ
る。
【0004】前記の様なPCDやCBNからなる切削部
材を備えたスローアウェイチップは、耐摩耗性に優れて
いるので、例えばスライス工具の様な回転工具の先端に
多数取り付けて使用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たスローアウェイチップを装着した回転工具は、その回
転数が5000〜6000回転/分(rpm)のときに
は、良好な切削加工が可能であるが、回転数をそれより
高い高回転の領域(例えば20000回転/分程度ま
で)に上昇させると、不具合が生じることがあった。
【0006】つまり、高速加工の際に工具が高速回転す
ると、工具の重量の不釣り合いによって、ダイナミック
バランス(動つりあい)に乱れが生じ、即ち回転時にお
ける回転軸のずれによって振動が生じ、精度の高い加工
が行えないという問題があった。
【0007】具体的には、スローアウェイチップが取り
付けられる工具本体は、高速加工においてもダイナミッ
クバランスが良好となるように、工具本体の製作の際に
考慮されているが、加工時におけるダイナミックバラン
スには、工具本体にスローアウェイチップを装着した切
削工具全体が影響するので、従来の様に、単に工具本体
のダイナミックバランスを考慮しただけでは十分ではな
い。
【0008】即ち、ダイナミックバランスは、工具全体
の不釣り合いにより左右されるので、この不釣り合いを
改善するためには、装着するスローアウェイチップ同士
の重量差を小さくする必要がある。しかし、上述したス
ローアウェイチップは、焼成した後に研磨により寸法を
合わせるが、当然、寸法公差内でパラツキを生じ、全て
のスローアウェイチップを同一寸法に合わせることは不
可能である。
【0009】その結果、この寸法のバラツキに起因する
工具全体の重量の不釣り合いにより、ダイナミックバラ
ンスに問題が生じていた。本発明は前記課題を解決する
ためになされたものであり、その目的は、高速加工を行
っても、ダイナミックバランスが良好なスローアウェイ
チップ及び切削工具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上述した
様に、スローアウェイチップには、寸法公差内でバラツ
キがあるが、同一の寸法公差の範囲内で重量差を最小に
すれば、工具全体としての重量の不釣り合いが小さくな
り、ダイナミックバランスも良好になると考えられる。
【0011】よって、スローアウェイチップの材料とし
て、従来の超硬合金よりも密度の小さな材料(即ち軽量
な材料)を使用すれば、スローアウェイチップ自身が軽
量になり、目標とする重量からのずれも小さくなるの
で、ダイナミックバランスが向上する。
【0012】つまり、セラミックやサーメットは、超硬
合金と比べて、その密度が約1/3〜1/2であり、こ
の軽量な材料を(切削部材を貼り付ける)スローアウェ
イチップの母材として用いれば、ダイナミックバランス
が良好となる。以下、各請求項毎に説明する。
【0013】(1)請求項1の発明は、セラミックチッ
プ又はサーメットチップ上に、接合層を介して、PCD
層又はCBN層を備えた切削部材を接合したことを特徴
とするスローアウェイチップを要旨とする。
【0014】本発明では、切削部材を接合するスローア
ウェイチップの母材として、軽量なセラミックチップ又
はサーメットチップを用いるので、スローアウェイチッ
プ全体も軽量になる。従って、このスローアウェイチッ
プを切削工具に取り付けた場合には、たとえスローアウ
ェイチップの寸法が目標値から多少ずれていても、切削
工具全体の重量の不釣り合いは、従来より少ない。よっ
て、この切削工具を用いて高速加工を行う場合には、ダ
イナミックバランスは良好であるので、振動の発生を防
止でき、精度の良い加工を行うことができる。
【0015】ここで、前記PCD層又はCBN層は、P
CD(ポリクリスタルダイヤモンド;焼結ダイヤモン
ド)を主成分とする層又はCBN(ボロンナイトライ
ド)を主成分とする層であり、被加工部材に接触する切
れ刃側に設けられる。尚、前記切削部材としては、前記
PCD層又はCBN層に加え、例えばPCD層又はCB
N層と積層される超硬合金層などの他の層を備えている
ものが挙げられる。
【0016】(2)請求項2の発明は、前記切削部材
は、前記PCD層又はCBN層と前記接合層との間に超
硬合金層を備えたことを特徴とする前記請求項1に記載
のスローアウェイチップを要旨とする。
【0017】一般に、PCDとCBNのうち特にPCD
は、セラミック又はサーメットに例えばろう材を用いて
接合しようとしても、接合し難い性質がある。そこで、
本発明では、PCD(CBNでもよい)とセラミック又
はサーメットとの間に、超硬合金を配置している。この
超硬合金は、例えばろう材を介してPCDと接合し易
く、また、セラミック又はサーメットとも接合し易い性
質を持つので、PCDとセラミック又はサーメットとの
間に、超硬合金を配置することにより、PCD製の切削
部材をセラミックチップ又はサーメットチップに強固に
接合することができる。
【0018】もちろん、PCDの代わりにCBNを用い
た場合でも、強固な接合が得られる。 (3)請求項3の発明は、セラミックチップ又はサーメ
ットチップ上に、接合層を介して、PCD製又はCBN
製の切削部材を接合したことを特徴とするスローアウェ
イチップを要旨とする。
【0019】本発明は、切削部材全体が、PCD又はC
BNを主成分とする材料から構成されている。従って、
この切削部材をセラミックチップ又はサーメットチップ
に貼り付けて形成したスローアウェイチップは、極めて
軽量である。よって、前記請求項1と同様に、このスロ
ーアウェイチップを取り付けた切削工具を用いて高速加
工を行った場合でも、ダイナミックバランスが良好であ
り、精度の良い加工を行うことができる。
【0020】(4)請求項4の発明は、前記接合層がろ
う材層であることを特徴とする前記請求項1〜3のいず
れかに記載のスローアウェイチップを要旨とする。本発
明は、接合層を例示したものであり。
【0021】この接合層としてろう材を用いれば、接合
作業が容易であるとともに、強固な接合を実現できる。
尚、ろう材層を構成するろう材としては、Ti−Ag−
Cu系合金を用いることができる。
【0022】(5)請求項5の発明は、前記接合層に活
性金属(例えばTi、Zr等のIV族元素)を含むことを
特徴とする前記請求項4に記載のスローアウェイチップ
を要旨とする。本発明は、接合層を例示したものであ
り。
【0023】この接合層に活性金属を含む場合、即ち活
性ろう材を用いる場合には、接合作業が容易であるとと
もに、非常に強固な接合を実現できる。尚、活性ろう材
としては、Ti−Ag−Cu系合金を用いることができ
る。 (6)請求項6の発明は、前記セラミックチップは、窒
化珪素を主成分とすることを特徴とする前記請求項1〜
5のいずれかに記載のスローアウェイチップを要旨とす
る。
【0024】本発明は、セラミックチップを構成する材
料を例示したものである。ここで、窒化珪素を主成分と
する材料を使用する場合には、機械的強度や耐摩耗性に
優れているので、切削工具のスローアウェイチップとし
て好適である。尚、窒化珪素製のチップ以外には、例え
ばアルミナ製のチップを使用できる。このアルミナチッ
プとしては、例えばAl23にTiCを加えた密度4.
7g/cm3程度のものを採用できる。
【0025】(7)請求項7の発明は、前記請求項1〜
6のいずれかに記載のスローアウェイチップをホルダー
に装着したことを特徴とする切削工具を要旨とする。本
発明では、上述した軽量なスローアウェイチップを用い
るので、この切削工具を用いて高速加工を行った場合に
は、ダイナミックバランスが良好である。そのため、加
工時の振動が少なく、精度の良い加工を行うことができ
る。
【0026】(8)請求項8の発明は、前記スローアウ
ェイチップを複数個備えたことを特徴とする前記請求項
7に記載の切削工具を要旨とする。スローアウェイチッ
プを複数備えた切削工具を用いて、例えば回転加工を行
う場合には、ダイナミックバランスに問題が生じ易い
が、本発明では、スローアウェイチップが軽量であるの
で、ダイナミックバランスが良好である。
【0027】(9)請求項9の発明は、前記切削工具
は、回転工具であることを特徴とする前記請求項7又は
8に記載の切削工具を要旨とする。本発明は、切削工具
を例示したものである。
【0028】切削工具が回転工具である場合には、ダイ
ナミックバランスが重要であるが、本発明では、スロー
アウェイチップが軽量であるので、ダイナミックバラン
スが良好である。尚、セラミックチップの密度として
は、3〜5g/cm3の範囲のものが好適であり、サー
メットチップの密度としては、5〜8g/cm3の範囲
のものが好適である。
【0029】更に、本発明のスローアウェイチップを用
いた切削工具にて切削加工を行う場合には、高回転の領
域を含む10000〜25000rpmの回転数の範囲
において、ダイナミックバランスが良好であり、好適な
切削加工を行うことができる。特に、10000〜20
000rpmの高回転領域の加工に最適である。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスローアウェイチ
ップ及び切削工具の実施の形態の例(実施例)を、図面
を参照して説明する。 (実施例1)本実施例のスローアウェイチップは、セラ
ミックチップの母材に、PCD及び超硬合金からなる切
削部材を貼り付けたものである。
【0031】a)まず、本実施例のスローアウェイチッ
プの構成を説明する。図1(a)、(b)に示す様に、
本実施例のスローアウェイチップ1は、一辺が12.7
mmの正方形の(被切削部材側の)主面を有し、その厚
さが4.76mmのポジチップである。
【0032】このスローアウェイチップ1は、窒化珪素
を主成分とする軽量な(密度3.2g/cm3)セラミ
ックチップの母材(セラミックチップ母材)3の一端部
に、接合層5により、切削部材7が接合されたものであ
る。詳しくは、セラミックチップ母材3のすくい面側の
角部(頂点)に、深さ2.5mmの(主面側が直角三角
形の)三角柱状の切欠部9を有し、この切欠部9に、
(切欠部9と同形状の)三角板状の切削部材7が、ろう
付けにより接合された後に、再度研磨加工されたもので
ある。
【0033】前記切削部材9は、PCDからなる厚み1
mmの三角板状のPCD層11と、超硬合金からなる厚
み1.5mmの三角板状の超硬合金層13が一体焼結さ
れたものである。この切削部材9は、PCD層11が、
被加工部材と接する切れ刃側であるので、超硬合金層1
3が接合層5側に向くよう配置されて、超硬合金層13
が接合層5を介してセラミックチップ母材3に接合され
ている。
【0034】b)次に、スローアウェイチップ1の製造
方法を説明する。 ・まず、Si34を主成分とする窒化珪素系セラミック
材料を、ポジチップ形状に成形し、焼成する。次に、こ
の焼成物を研磨して、所定の寸法公差の範囲内のセラミ
ックチップ母材3とする。
【0035】・一方、PCD材料からなる部分と超硬合
金材料からなる部分とを一体焼結した複合部材を研磨
し、切削部材7とする。 ・次に、前記セラミックチップ母材3の切欠部9に、T
i−Ag−Cu系ろう材を配置するとともに、そのろう
材の上に、超硬合金側をろう材側とするように切削部材
7を配置し、真空状態にて加熱した後に冷却して、セラ
ミックチップ母材3と切削部材7とを接合する。
【0036】・次に、セラミックチップ母材3と切削部
材7の接合体の表面を、(所定の公差の範囲内で)前記
スローアウェイチップ1の寸法に合わせるようにして研
磨し、スローアウェイチップ1を完成する。 c)次に、スローアウェイチップ1を装着した切削工具
について説明する。
【0037】図2(a)、(b)に示す様に、本実施例
の切削工具(フライスカッター)は、略円柱状のアルミ
ニウム合金製のカッターボディ本体(ホルダー)21を
有し、その先端側(加工面側)の外周に沿って、8箇所
に切削部23が設けられたものである。
【0038】つまり、カッターボディ本体21の先端側
の外周に沿って、8箇所に凹状の取付部25が設けら
れ、この取付部25内に、前記スローアウェイチップ
1、スローアウェイチップ1を取り付けるための合金鋼
製のカートリッジ27、及び同じ合金鋼製のクサビ29
等の部材が配置されて、切削部23が構成されている。
【0039】尚、図2(b)では、フライスカッターの
構造を明瞭にするために、8箇所の切削部23のうち、
2箇所の切削部23にはスローアウェイチップ1が配置
されておらず、1箇所の切削部23にはスローアウェイ
チップ1及びクサビ29が配置されていない状態を示し
ている。
【0040】d)この様に、本実施例では、スローアウ
ェイチップ1の切削部材7を貼り付けるセラミックチッ
プ母材3として、従来より軽量な窒化珪素製のセラミッ
クチップを用いているので、スローアウェイチップ1全
体も軽量である。従って、このスローアウェイチップ1
を、上述した切削工具に複数取り付けて使用する場合
に、各スローアウェイチップ1同士に多少の寸法誤差が
あったとしても、スローアウェイチップ1自身は従来よ
り軽量であるので、切削工具全体の重量の不釣り合い
は、従来より少ない。よって、この切削工具を用いて高
速加工を行う場合には、ダイナミックバランスは良好で
あるので、振動の発生を防止でき、精度の良い加工を行
うことができる。
【0041】尚、本実施例では、母材としてセラミック
チップを用いたが、それに代えて、サーメットチップを
用いてもよい。また、切削部材として、PCD及び超硬
合金からなる部材を用いたが、PCDに代えて、用途に
応じてCBNを用いてもよい。 (実施例2)次に、実施例2について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0042】本実施例のスローアウェイチップは、サー
メットチップの母材に、CBNからなる切削部材を貼り
付けたものである。 a)まず、本実施例のスローアウェイチップの構成を説
明する。図3(a)、(b)に示す様に、本実施例のス
ローアウェイチップ31は、一辺が12.7mmの正方
形の主面を有し、その厚さが4.76mmのポジチップ
である。
【0043】このスローアウェイチップ31は、(密度
6.3g/cm3の)サーメットチップ母材33の一端
部に形成された三角柱状の切欠部35に、接合層37に
より、切削部材39が接合されたものである。このう
ち、前記切削部材39は、CBNからなる厚み2.5m
mの(主面側が直角三角形の)三角板状のものである。
【0044】b)次に、スローアウェイチップ31の製
造方法を説明する。 ・まず、TiC、TiNを主成分とするサーメット材料
を、ポジチップ形状に成形し、焼成する。次に、この焼
成物を研磨して、上述した寸法に近いサーメットチップ
母材33とする。
【0045】・一方、CBN材料を焼結したCBN部材
を研磨して、上述した寸法に近い切削部材39とする。 ・そして、前記サーメットチップ母材33の切欠部35
に、Ti−Ag−Cu系ろう材を配置するとともに、そ
のろう材の上に切削部材39を配置し、真空状態にて加
熱した後に冷却して、サーメットチップ母材33と切削
部材39を接合する。
【0046】・次に、サーメットチップ母材33と切削
部材39の接合体の表面を、(所定の公差の範囲内で)
前記寸法に合わせるようにして研磨して、スローアウェ
イチップ31を完成する。 c)この様に、本実施例では、スローアウェイチップ3
1の切削部材39を貼り付けるサーメットチップ母材3
3として、従来より軽量なサーメットチップを用いてい
るので、スローアウェイチップ31全体も軽量である。
【0047】従って、前記実施例1と同様に、このスロ
ーアウェイチップ31を、上述した切削工具に複数取り
付けて使用しても、切削工具全体の重量の不釣り合い
は、従来より少ない。よって、この切削工具を用いて高
速加工を行う場合には、ダイナミックバランスは良好で
あるので、振動の発生を防止でき、精度の良い加工を行
うことができる。
【0048】尚、本実施例では、母材としてサーメット
チップを用いたが、それに代えて、前記実施例1の様な
セラミックチップを用いてもよい。また、切削部材とし
て、CBNからなる部材を用いたが、用途に応じて、こ
のCBNに代えてPCDを用いてもよい。
【0049】尚、本発明は前記実施例になんら限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々の態様で実施しうることはいうまでもない。例え
ば、本発明は、ポジチップに限らず、ネガチップにも適
用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のスローアウェイチップを示し、
(a)はその分解斜視図、(b)は全体の斜視図であ
る。
【図2】 実施例2の切削工具を示し、(a)はその平
面図、(b)はその正面図である。
【図3】 実施例2のスローアウェイチップを示し、
(a)はその分解斜視図、(b)は全体の斜視図であ
る。
【図4】 従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1、31…スローアウェイチップ 3…セラミックチップ母材 5、37…接合層 7、39…切削部材 9、35…切欠部 11…PCD層 13…超硬合金層 21…ホルダー 33…サーメットチップ母材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月19日(2001.7.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックチップ又はサーメットチップ
    上に、接合層を介して、PCD層又はCBN層を備えた
    切削部材を接合したことを特徴とするスローアウェイチ
    ップ。
  2. 【請求項2】 前記切削部材は、前記PCD層又はCB
    N層と前記接合層との間に超硬合金層を備えたことを特
    徴とする前記請求項1に記載のスローアウェイチップ。
  3. 【請求項3】 セラミックチップ又はサーメットチップ
    上に、接合層を介して、PCD製又はCBN製の切削部
    材を接合したことを特徴とするスローアウェイチップ。
  4. 【請求項4】 前記接合層がろう材層であることを特徴
    とする前記請求項1〜3のいずれかに記載のスローアウ
    ェイチップ。
  5. 【請求項5】 前記接合層に活性金属を含むことを特徴
    とする前記請求項4に記載のスローアウェイチップ。
  6. 【請求項6】 前記セラミックチップは、窒化珪素を主
    成分とすることを特徴とする前記請求項1〜5のいずれ
    かに記載のスローアウェイチップ。
  7. 【請求項7】 前記請求項1〜6のいずれかに記載のス
    ローアウェイチップをホルダーに装着したことを特徴と
    する切削工具。
  8. 【請求項8】 前記スローアウェイチップを複数個備え
    たことを特徴とする前記請求項7に記載の切削工具。
  9. 【請求項9】 前記切削工具は、回転工具であることを
    特徴とする前記請求項7又は8に記載の切削工具。
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