JP2002035483A - 洗濯機の設置台 - Google Patents

洗濯機の設置台

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JP2002035483A
JP2002035483A JP2000220502A JP2000220502A JP2002035483A JP 2002035483 A JP2002035483 A JP 2002035483A JP 2000220502 A JP2000220502 A JP 2000220502A JP 2000220502 A JP2000220502 A JP 2000220502A JP 2002035483 A JP2002035483 A JP 2002035483A
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Hiroshi Murakami
寛 村上
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成にて洗濯機を高位置に設置でき
て排水性能の改善を図るとともに、組立作業性が良くて
安価に供し得る洗濯機の設置台を提供するにある。 【解決手段】 所定の高さを有する基台22c,22d
を並列状態に配置し、これら基台間にわたって上面に洗
濯機24の脚部26を設置可能とした受け部材23を設
け、洗濯機を高位置に設置可能な設置台21を構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機を高位置に
設置できるようにした洗濯機の設置台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗濯機の排水手段として、排水ホ
ースを利用して所定の排水場所に排水していることは自
明である。ところが、設置スペースや使用条件などに基
づき、排水するに不具合な場合も生ずる。例えば、図9
(a)に示すように洗濯機1が有する排水ホース2から
排水口3がある所定の排水場所に排水する際、排水ホー
ス2の途中部位が敷居などの突段部4を跨いで配置され
る場合がある。このような排水条件の下では、スムース
な排水性能が得られないばかりか、排水の一部が排水ホ
ース2内に残留することとなり不衛生でもある。
【0003】そこで、上記事情に対処するには、同図
(b)に示すように洗濯機1を所定高さ位置に設置可能
な設置台5を用意することにより、ある程度の高さまで
の突段部4に対し排水への支障を回避することが可能で
ある。このような設置台5の構成としては、例えば図1
0の斜視図に示すように、上面に洗濯機1底部の脚部6
(図9参照)を収納する円形の溝部7aを有する円柱状
の受け台7を、4隅部の脚部6と対応する位置に配置し
て、これら受け台7のうち対角方向の2個毎に連結枠
8,9にてそれぞれ連結するとともに、X字状に交叉す
る連結枠8,9上に矩形の補強板10を宛がい、ネジ1
1により連結固定したものである。尚、各連結枠8,9
と受け台7との連結には、ネジ12と蝶ナット13とに
より締付け固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の設置台5では、組立部品点数が多くて材料費が高く
なるとともに組立作業性も悪くしていた。しかも、設置
台5は、洗濯水量を含む洗濯機1全体の重量に充分に耐
え、および洗濯機1が運転時の振動等により設置台5上
から容易にずれ落ちないようにするなど、相当の機械的
強度を必要とすることからコスト高となる憂いがあり、
特に本構成のように設置台5が専用の用途に限られる場
合の高コストは実用に供するに無視できない問題であ
る。
【0005】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、簡易な構成にて洗濯機を高位置に
設置できるとともに、組立作業性が良くて安価に製作で
きる洗濯機の設置台を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯機は、所定の高さを有し並列状態に配
置された基台と、これら基台間にわたって設けられ上面
に洗濯機の脚部を設置可能とした受け部材とから構成し
たことを特徴とする洗濯機の設置台(請求項1の発
明)。
【0007】斯かる構成によれば、洗濯機を設置台上に
載置することで高位置に設置できるので、途中に突段部
を跨ぐような排水形態となっても排水ホース内に残水す
るような排水性能が悪化するのを回避できるとともに、
設置台は、組立部品点数を少なくした簡易な構成にて組
立作業性も良好で安価に製作できる。
【0008】そして、請求項1記載のものにおいて、基
台は、上部に乾燥機を設置するスタンドの左右一対の脚
部フレームにて構成したことを特徴とする(請求項2の
発明)。
【0009】斯かる構成によれば、上記請求項1の発明
と同様の作用効果が期待できるとともに、特には乾燥機
設置スタンドを巧みに利用して設置台を構成したので、
部品点数は必要最小限にでき、しかも既存のスタンドと
して充分な機械的強度を保持していることから、洗濯機
の設置台として実用に供するに充分な強度も確保でき
る。また、スタンドは、洗濯機の設置台としての使用と
同時に本来の乾燥機設置スタンドとして何ら支障なく使
用できることは言うまでもない。
【0010】そして、請求項2記載のものにおいて、受
け部材は、平板状の1枚板にて構成したことを特徴とす
る(請求項3の発明)。
【0011】斯かる構成によれば、上記請求項2の発明
と同様の作用効果を有する上に、洗濯機の下方を受け部
材にて閉鎖状態にできるので、洗濯機を高位置に設置し
たことにより洗濯機の下方の隙間から内部に異物が侵入
し易くなるのに対し、これを有効に阻止できて安全性を
確保できる。
【0012】また、請求項2記載のものにおいて、受け
部材は、脚部フレームにスライド可能に設けるととも
に、上面には洗濯機の脚部を収納する受け溝を設けたこ
とを特徴とする(請求項4の発明)。
【0013】斯かる構成によれば、上記請求項2の発明
と同様の作用効果を有する上に、設置台を構成する受け
部材を脚部フレームに沿ってスライドできるので、設置
する位置調整が可能で、異なる洗濯機の大きさ(脚部間
の寸法)に応じて調整使用できるほか、受け溝内に脚部
を確実に収納配置できて洗濯機の移動を有効に抑えるこ
とができる。
【0014】そして、請求項4記載のものにおいて、受
け部材は、洗濯機の脚部を個々に収納支持する柱形状を
なすとともに、脚部フレームにスライド可能に設けたこ
とを特徴とする(請求項5の発明)。
【0015】斯かる構成によれば、上記請求項4の発明
と同様の作用効果を有する上に、受け部材は小形化に伴
い材料費の低減や成形加工および取扱いが容易となる。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1および
図2は、本発明を洗濯機の下方に配置して使用する防水
パンを利用した第1実施例を示すもので、以下図面を参
照して説明する。まず、図1は設置台21の全体構成を
示す外観斜視図で、図2は図1のA−A線に沿って切断
して示す要部の断面図である。この設置台21の構成
は、これら図面に示されるように、従前より用いられて
いる防水パン22と2個の受け部材23とから構成され
ている。具体的には、防水パン22は、全体的には浅底
の矩形皿状をなし、その周側部の前,後堤部22a,2
2bおよび左,右堤部22c,22dと、底部22eの
奥隅部に配設した排水口体22fとを備えてなり、本来
の防水パン22単独による通常使用では、この排水口体
22fに洗濯機24の排水ホース25(図2に二点鎖線
で示す)を接続して所定の排水路に排水する機能を有し
ている。
【0017】一方、上記受け部材23は、ゴムまたは樹
脂材料にて横長の直方体形状に形成されていて、防水パ
ン22の両側左右の並列状態にある堤部22cと22d
間にわたって被着保持されている。尚、これら左,右堤
部22c,22dは、受け部材23,23を被着支持す
る基台の役をなしており、従って本実施例の場合、防水
パン22自体も基台としての役目をなしている。そし
て、受け部材23の具体的構成としては、長手方向の両
端部の下面に切欠凹部23a,23bが形成され、上記
堤部22c,22dに着脱可能に嵌合し且つスライド可
能に設けられている。
【0018】また、この受け部材23の上面には、ほぼ
全域にわたって後述の洗濯機24の左右の脚部26(図
2に二点鎖線で示す)の間隔より若干長い所謂横長の比
較的浅い受け溝23cが形成されていて、この受け溝2
3cの溝幅(短寸側)は、同図2に示す洗濯機24の脚
部26が収納できる大きさに設定されている。また、図
2に示すように本実施例では、洗濯機24の設置条件或
は排水口27の場所的制約の下に該洗濯機24の床面S
の据付位置から排水口27までの間に、家屋の敷居とか
排水場所の囲いなどの突段部28が介在した排水条件下
にある場合を示している。
【0019】次に、上記のように構成された本実施例の
作用について述べる。今、図2に示すように突段部28
を越えて排水する場合には、防水パン22に2個の受け
部材23を前後並列に被着してなる設置台21を用意す
るとともに、洗濯機24の各脚部26の前後同士の間隔
に合わせて2個の受け部材23の前後間隔を調整し位置
決めしておく。そして、この設置台21上に洗濯機24
を設置すべく、4個の脚部26を2個の受け部材23の
受け溝23cに収納載置する。これにより、洗濯機24
は当初の床面S上より高位置に据付設置され、洗濯機2
4の排水ホース25は突段部28による支障もなく越え
て排水口27に向けて導出される。この結果、排水時に
は排水ホース25の一部が上方に持ち上げられるような
不具合もなくスムースに排水できる。また、洗濯機24
が運転に伴い発生する振動等により移動しようとして
も、受け溝23c内に4個の脚部26が収納支持されて
いるので、斯かる移動を抑止し設置台21からずれ落ち
るおそれはない。
【0020】このように本実施例によれば、次のような
効果を有する。床面Sの突段部28を越えて排水ホース
25を導出し、所定の排水口27へ向けて排水する悪条
件下にあっても、洗濯機24を設置台21上に乗せ高位
置に設置することにより、排水ホース25による高所排
水が可能となり、その高さ変位内の突段部28に対しス
ムースな排水性能を発揮する。従って、排水ホース25
内に残水することもなく衛生的であるとともに、洗濯機
24の据付け場所の設置自由度を大きくできる利便さを
有する。
【0021】そして、本実施例では基台として既存の防
水パン22を利用して、これに2個の受け部材23を設
けてなる設置台21は、構成極めて簡単にして部品点数
も少なく、しかも受け部材23は嵌合するだけの簡易な
取付手段にて構成できることも相俟って、組立作業性に
富み材料費も抑えることができるなど、安価に提供でき
る。また、洗濯機24は高位置に設置されるも、その下
部周側部は各堤部23a〜23dにより囲われる如く構
成にあって、床面Sとの間に大きな隙間が生ずることも
なく、従って、洗濯機24の内方下部の特に電装部品等
に異物が挿入接触するなど憂いも抑制できて安全性も確
保できる。ただし、本実施例のように防水パン22を利
用することに限定されるものでなく、受け部材23を保
持でき所定高さを有する左,右堤部22c,22dの如
き基台構成であれば良い。
【0022】(第2の実施の形態)次に、図3および図
4は本発明を既存の乾燥機設置スタンドを利用した第2
実施例を示し、以下これら図面を参照して説明する。ま
ず、図3の斜視図に示すように、乾燥機設置スタンド2
9(以下、単にスタンドとも称す)の概略構成につき述
べると、30は図示しない乾燥機を設置する矩形平板状
の載置台で、その両側部が垂下する直線状の中フレーム
31に連結され、この中フレーム31は全体にはL字状
に構成された2本の支柱32により支えられている。具
体的には、支柱32を構成する垂直な起立部分である縦
フレーム33には、その内部を中フレーム31が上下動
可能に組み込まれ、以って載置台30は高さ調節可能に
設けられている。
【0023】そして、この縦フレーム33の下端部から
ほぼ直角に曲成され水平方向に延びる脚部フレーム34
は、脚34aを介して据付床面Sに設置され、スタンド
29を正位置に立設保持する。このように、L字状の支
柱32は縦フレーム33と脚部フレーム34とから構成
され、且つ縦フレーム33間にX状に交叉する補強桟3
5が連結されることによって、一対の支柱32は平行位
置に連結保持され、全体に機械的強度も充分な乾燥機設
置用のスタンド29として構成される。従って、通常ス
タンド29は、この状態において、載置台30に乾燥機
を設置し、その下方には直接床面に設置された洗濯機2
4(図4参照)を収容して実用に供される。
【0024】次いで、上記図3のB−B線に沿って切断
して示す図4の断面図も参照して詳述するに、本実施例
では、脚部フレーム34を基台として該脚部フレーム3
4,34間にわたって金属製で平板状の1枚板からなる
受け部材35を設け、この受け部材35の上面に洗濯機
24を載置可能としたもので、これら脚部フレーム34
と受け部材35とで洗濯機24の設置台36を構成して
いる。
【0025】しかるに、この設置台36を構成する受け
部材35は、具体的には、洗濯機24底部の4隅部に設
けられたゴム脚等の脚部26が載置できる大きさの矩形
の平板部35aと、その両側縁部(角部は除く)を下方
に折曲し前記脚部フレーム34の外側面にネジ37にて
固定される垂下フランジ部35bと、角部を含む前後縁
部をそれぞれ上方に直角に折曲した起立フランジ部35
cとから構成され、前記起立フランジ部35cの高さ寸
法は、脚部26の高さ寸法以内として洗濯機24底部が
接触しない高さに設定されている。
【0026】上記構成とした本実施例の作用並びに効果
について述べると、洗濯機24を設置台36たる受け部
材35の平板部35a上面に載置支持する。これによ
り、洗濯機24は床面Sから脚部フレーム34の高さを
越えた平板部35a上の高位置に据付設置される。従っ
て、設置台36上の高位置の洗濯機24から導出された
排水ホース25も当然高所に位置することとなり、所定
の排水口27までの間に敷居等の突段部28が介在して
も、その高さが高位置に設置した高さ変位の範囲内にあ
っては排水性能の低下を招くことなく、即ち排水ホース
25内に残水することなくスムースに排水できる。
【0027】しかも本構成の場合、洗濯機24の脚部2
6は、受け部材35の角部である起立フランジ部35c
に囲われる位置に設置されるから、洗濯機24の運転等
の使用時に該洗濯機24が左右前後のいずれの方向に対
しても移動するのを阻止され、受け部材35の平板部3
5aからずれ落ちることが防止される。加えて、受け部
材35は平板状の1枚板にて形成され、洗濯機24の底
面と同等若しくはそれ以上の面積とする矩形の平板部3
5aで構成されるので、洗濯機24を高位置に設置した
場合における洗濯機24の下部と床面Sとの隙間が大き
くなり、それだけ下方から洗濯機24内部の電装部品に
異物が差し込まれる憂いを生ずるが、本構成では上記平
板部35aにて閉鎖された状態にあるので、そのような
憂いは回避できる。のみならず、特に左右の側方下部
は、基台たる脚部フレーム34で塞がれるので側方から
洗濯機24下方への侵入に対しては一層の安全性が確保
され、また前方および後方にあっては洗濯機24下部の
脚部26の高さ相当分の隙間に対して、起立フランジ部
35cが塞ぐ作用をなし、この隙間からの侵入に対する
安全性も確保できる。
【0028】そして、本実施例では設置台36を構成す
る受け部材35は、1枚の金属板から簡単な折曲加工に
て製作できることに加えて、この受け部材35を既存の
乾燥機設置スタンド29(主に脚部フレーム34)を利
用して組立て設置台36を構成したので、改めて必要な
構成部品は最小限の部品点数で済み、組立作業性も良好
で安価に提供できるとともに、基台として利用する脚部
フレーム34は機械的強度も充分である。勿論、本構成
によれば洗濯機24の設置台36としての使用と同時
に、本来の乾燥機設置スタンド29として何ら支障なく
使用できることは言うまでもない。
【0029】尚、本実施例における上記設置台36は、
その高さを可変調節可能な構成にしても良く、例えば脚
部フレーム34の下面に設けた脚34aを高さ調節可能
とすべく、ネジ込み式の取付構造とすることにより簡単
にできるし、そのほか受け部材35の取付位置を上下方
向に段階的に取付けるようにしても良いなど、具体的手
段につき容易に種々展開可能である。
【0030】(第3の実施の形態)図5および図6は本
発明の第3実施例を示すもので、上記第2実施例におい
ては平板状の受け部材35を採用したのに対し、本実施
例では着脱およびスライド可能とした受け部材38の構
成としたものである。以下、第2実施例と同一部分には
同一符号を付して、異なる点についてのみ説明すると、
やはり本実施例も図5の斜視図に示すように既存の乾燥
機設置スタンド29を利用して設置台39を構成したも
ので、即ち平行に延びた2本の脚部フレーム34,34
間にわたって前後に2個の受け部材38,38を並列状
態に配置し、これら受け部材38は基台たる脚部フレー
ム34に対し着脱可能で且つ長手方向たる前後方向にス
ライド可能に設けた構成としている。
【0031】更に具体的には、図5のC−C線に沿って
切断して示す図6の断面図も参照して述べるに、こられ
受け部材38はゴム材料または樹脂材料からなる横長の
直方体形状をなし、その下面側の左右端寄りに、それぞ
れ脚部フレーム34と嵌合する切欠凹部38aおよび3
8bを形成していて、この切欠凹部38a,38bによ
り、受け部材38を脚部フレーム34上をスライド可能
となし、且つ上方から着脱可能に嵌合できる構成として
いる。
【0032】これに対し、上面側には、ほぼ全域にわた
って所謂横長で比較的浅い受け溝38cが形成されてい
て、これは図6中に二点鎖線で示す洗濯機24の脚部2
6を収納支持できる大きさに設定されている。尚、受け
溝38cの横長とする寸法は、異なる他の洗濯機の大き
さにも対処できるように、即ち、各脚部26の横方向の
間隔を想定して,予め若干大きく設定しておくことで、
少なくとも横方向の大きさに対しては対応可能としてい
る。
【0033】斯くして、上記構成の本実施例によれば、
次のような作用および効果を有する。即ち、既存の乾燥
機設置スタンド29を利用し、その脚部フレーム34に
受け部材38を嵌合して設置台39を構成し、そして洗
濯機24の脚部26の前後方向の間隔に合せて受け部材
38をスライド調節した後、洗濯機24を該受け部材3
8に載せ、脚部26を受け溝38cに収納配置する。こ
れにより、洗濯機24は設置台39上の高位置に設置さ
れ、排水ホース25の途中が突段部28を介在していて
も排水性能が悪化することなくスムースに排水できると
ともに、脚部26は受け溝38c内に収納配置されてい
るので、該洗濯機24が設置台39上から容易にずれ落
ちるようなことはない。
【0034】従って、本実施例によれば受け部材38
は、乾燥機設置スタンド29の脚部フレーム34を基台
として、下面側に設けた切欠凹部38a,38bを嵌合
するのみで設置台39が構成できるもので、上記第2実
施例と同様に既存の乾燥機設置スタンド29を利用でき
ることと相俟って、構成の簡素化はもとより組立作業性
が頗る良好で安価に提供できる。しかも、設置台39を
構成する受け部材38は、脚部フレーム34,34間に
跨って前後方向にスライド可能なので、異なる他の洗濯
機の大きさに対しても容易に対処できるとともに、スタ
ンド29の脚部フレーム38を基台として構成される設
置台39も剛性および機械的強度を充分に確保できる。
尚、本実施例では、受け溝38cを受け部材38の上面
全体にわたって形成したが、これに限定されることな
く、例えば左右端側に洗濯機24の脚部26が確実に収
納できる受け溝を形成すれば良いもので、そのほか受け
部材38の全体形状など種々変更可能である。
【0035】(第4の実施の形態)図7および図8は本
発明の第4実施例を示すもので、やはり上記第2実施例
に対し異なる点のみを中心に述べる。図7の斜視図およ
び図7のD−D線に沿って切断して示す図8の断面図か
ら明らかなように、本実施例は、4個の受け部材40を
脚部フレーム34に設けることで設置台41を構成して
いる。具体的には、上記受け部材40はゴム材料または
樹脂材料にて形成された円柱状をなし、その下面には脚
部フレーム34に着脱可能でスライド可能な切欠凹部4
0aを形成しており、また上面には比較的浅い円形の受
け溝40bを形成し、その大きさは洗濯機24の脚部2
6を収納可能な径寸法に設定してある。
【0036】斯くして、上記構成の本実施例によれば、
上記第2実施例と同様に、既存の乾燥機設置スタンド2
9を利用し、その各脚部フレーム34毎に2個の受け部
材40を前後に配置して嵌合することで、設置台41を
構成するとともに、必要に応じ洗濯機24の脚部26の
前後方向の間隔に合わせて受け部材40をスライド調節
した後、洗濯機24を各受け部材40上に載せ、脚部2
6を受け溝40bに収納支持する。これにより、洗濯機
24は設置台41上の高位置に設置され、排水ホース2
5の途中が突段部28を介在していても排水性能が悪化
することなくスムースに排水できるとともに、脚部26
は各受け溝40bに収納配置されているので、該洗濯機
24が設置台41上から容易にずれ落ちるようなことは
ない。
【0037】このように本実施例によれば、受け部材4
0は、乾燥機設置スタンド29の脚部フレーム34に対
し、下面側に設けた切欠凹部40aを嵌合するのみで設
置台41が構成できるもので、上記第2実施例と同様に
既存の乾燥機設置スタンド29を利用できることと相俟
って、4個の受け部材40は共通の構成にできることか
ら構成の簡素化はもとより組立作業性も頗る良好で、且
つ小形化により材料費の節減ができ安価に提供できる。
しかも、設置台41を構成する受け部材40は、基台た
る脚部フレーム34に沿ってスライド可能なので、位置
調整が容易で異なる他の洗濯機の大きさに対しても広く
利用できる。尚、本発明は上記し且つ図面に示された各
実施例に限定されるものではなく、例えば、受け部材の
形状や個数など実施に際して、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内にて種々変更して実施できるものである。
【0038】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、所定の高さを有し並列状態に配置された基台と、こ
れら基台間にわたって設けられ上面に洗濯機の脚部を設
置可能とした受け部材とから構成したものである。従っ
て、洗濯機を設置台上に載置することで高位置に設置で
きるから、ある程度の高さを有する突段部を跨ぐように
して排水せざるを得ない場合であっても、排水ホースの
途中部位を持ち上げるような不自然な排水形態とした
り、それに伴い該ホース内に残水するような排水性能の
悪化を回避できるとともに、設置台は、組立部品点数を
少なくした簡易な構成にて組立作業性も良好で安価に製
作できるなど、実用に好適する洗濯機の設置台を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防水パンを利用した第1実施例を示す
全体斜視図
【図2】図1のA−A線に沿って切断して示す断面図
【図3】本発明の乾燥機設置スタンドを利用した第2実
施例を示す全体斜視図
【図4】図3のB−B線に沿って切断して示す要部の断
面図
【図5】本発明の第3実施例を示す図3相当図
【図6】図5のC−C線に沿って切断して示す要部の断
面図
【図7】本発明の第4実施例を示す図3相当図
【図8】図7のD−D線に沿って切断して示す要部の断
面図
【図9】従来の実施形態を示す作用説明図
【図10】従来例の図1相当図
【符号の説明】
21,36,39,41は設置台、22は防水パン(基
台)、22cは右堤部(基台)、22dは左堤部(基
台)、23,35,38,40は受け部材、23c,3
8c,40bは受け溝、26は脚部、27排水口、28
は突段部、29は乾燥機設置スタンド、34は脚部フレ
ーム(基台)、および38a,40aは切欠凹部を示
す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の高さを有し並列状態に配置された
    基台と、これら基台間にわたって設けられ上面に洗濯機
    の脚部を設置可能とした受け部材とから構成したことを
    特徴とする洗濯機の設置台。
  2. 【請求項2】 基台は、上部に乾燥機を設置するスタン
    ドの左右一対の脚部フレームにて構成したことを特徴と
    する請求項1記載の洗濯機の設置台。
  3. 【請求項3】 受け部材は、平板状の1枚板にて構成し
    たことを特徴とする請求項2記載の洗濯機の設置台。
  4. 【請求項4】 受け部材は、脚部フレームにスライド可
    能に設けるとともに、上面には洗濯機の脚部を収納する
    受け溝を設けたことを特徴とする請求項2記載の洗濯機
    の設置台。
  5. 【請求項5】 受け部材は、洗濯機の脚部を個々に収納
    支持する柱形状をなすとともに、脚部フレームにスライ
    ド可能に設けたことを特徴とする請求項4記載の洗濯機
    の設置台。
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