JP2002035380A - 遊技情報管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者が、遊技カードを用いて遊技を行った
場合でも、各遊技者毎の遊技情報を管理できる、遊技情
報管理装置を提供する。 【解決手段】 管理サーバ２０には、遊技者データベー
ス１１として、遊技カード発券機３０から送信されるカ
ード識別情報が、遊技カード発券機３０の指紋読み取り
装置で読み取られた指紋情報と遊技者識別情報に対応さ
せて記憶されている。遊技台端末装置４０ａ〜４０ｆや
景品交換装置５０は、カード挿入口４２ａ〜４２ｆ、５
２に挿入された遊技カードに記憶されているカード識別
情報を管理サーバー２０に送信する。管理サーバ２０
は、カード識別情報により遊技者識別情報を認識して、
遊技カード発券機３０、遊技台端末装置４０ａ〜４０
ｆ、景品交換装置５０から送信された遊技情報を各遊技
者毎に管理する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、遊技情報管理装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、遊技店、例えばパチンコ店で
会員になると、識別番号を記憶した会員カードが配布さ
れる。会員は、会員カードを用いることによって種々の
特典を受けることができる。例えば、遊技者が遊技によ
り獲得した玉の一部あるいは全部を貯玉として預けるこ
とができる。貯玉は、翌日以降でも手数料を払うことに
よって払い出して、遊技を行うことができる。あるい
は、会員となったパチンコ店での遊技台情報（例えば、
大当り回数が多い台、各台の出玉数等）や自分の遊技情
報の履歴（例えば、遊技日時や大当たり回数等）を知る
ことができる。しかしながら、会員になるためには、住
所、氏名、電話番号等の個人情報を登録する必要があ
る。このため、このような個人情報の登録を望まない遊
技者は、現金で遊技カード（パチンコ玉と交換可能なプ
リペイドカード）を購入し、遊技カードを用いて遊技を
行っている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、パチンコ店
等の遊技店では、各遊技者毎の遊技情報を解析して営業
に利用したい場合がある。この場合、会員カードを用い
て遊技を行った場合には、会員カードに記憶されている
会員ＩＤにより遊技者を特定することができる。しかし
ながら、遊技カードを用いて遊技を行った場合には、遊
技者を特定することができない。そこで、本発明は、遊
技者が、遊技カードを用いて遊技を行った場合でも、各
遊技者毎の遊技情報を管理することができる遊技情報管
理装置を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
の本発明の第１発明は、請求項１に記載されたとおりの
遊技情報管理装置である。請求項１に記載の遊技情報管
理装置では、遊技カード発券機は、遊技者に販売した遊
技カードのカード識別情報及び当該遊技者の生体情報を
処理装置に送信し、記憶装置は、生体情報、遊技情報及
びカード識別情報を遊技者識別情報に対応させた遊技者
データベースを記憶し、遊技台端末装置は、カード挿入
口に挿入された遊技カードに記憶されているカード識別
情報、遊技台情報を処理装置に送信する。そして、処理
装置は、遊技カード発券機から送信されるカード識別情
報及び生体情報により遊技者識別情報とカード識別情報
との対応関係を認識し、遊技台端末装置から送信される
カード識別情報に基づいて遊技者識別情報を判別して、
当該遊技者識別情報に対応させて遊技情報を管理する。
また、本発明の第２発明は、請求項２に記載されたとお
りの遊技情報管理装置である。請求項２に記載の遊技情
報管理装置では、処理装置は、遊技カード発券機から送
信される生体情報が遊技者データベースに記憶されてい
ない場合には、遊技者データベースに新しい遊技者識別
情報を登録するとともに、新しい遊技者識別情報とカー
ド識別情報との対応関係を認識する。また、本発明の第
３発明は、請求項３に記載されたとおりの遊技情報管理
装置である。請求項３に記載の遊技情報管理装置では、
処理装置は、遊技カード発券機から送信される生体情報
が遊技者データベースに記憶されている場合には、当該
遊技者識別情報とカード識別情報との対応関係を認識す
る。請求項１〜３に記載の遊技情報管理装置を用いれ
ば、会員登録していない遊技者あるいは会員カードを携
帯していない遊技者が遊技を行った場合でも、各遊技者
の遊技情報を管理することができる。また、本発明の第
４発明は、請求項４に記載されたとおりの遊技情報管理
装置である。請求項４に記載の遊技情報管理装置では、
遊技カード発券機は、遊技者に販売した遊技カードのカ
ード識別情報、当該遊技者の生体情報及び入力された暗
証番号を処理装置に送信し、記憶装置は、生体情報、暗
証番号、遊技情報及びカード識別情報を遊技者識別情報
に対応させた遊技者データベースを記憶し、遊技台端末
装置は、カード挿入口に挿入された遊技カードに記憶さ
れているカード識別情報、遊技台情報を処理装置に送信
する。そして、処理装置は、遊技カード発券機から送信
されるカード識別情報、生体情報及び暗証番号により遊
技者識別情報とカード識別情報との対応関係を認識し、
遊技台端末装置から送信されるカード識別情報に基づい
て遊技者識別情報を判別して、当該遊技者識別情報に対
応させて遊技情報を管理する。また、本発明の第５発明
は、請求項５に記載されたとおりの遊技情報管理装置で
ある。請求項５に記載の遊技情報管理装置では、処理装
置は、遊技カード発券機から送信される生体情報及び暗
証番号に対応する遊技者識別情報が遊技者データベース
に記憶されていない場合には、遊技者データベースに新
しい遊技者識別情報と暗証番号を登録するとともに、新
しい遊技者識別情報とカード識別情報との対応関係を認
識する。また、本発明の第６発明は、請求項６に記載さ
れたとおりの遊技情報管理装置である。請求項６に記載
の遊技情報管理装置では、処理装置は、遊技カード発券
機から送信される生体情報及び暗証番号に対応する遊技
者識別情報が遊技者データベースに記憶されている場合
には、当該遊技者識別情報とカード識別情報との対応関
係を認識する。請求項４〜６に記載の遊技情報管理装置
を用いれば、会員登録していない遊技者あるいは会員カ
ードを携帯していない遊技者が遊技を行った場合でも、
各遊技者の遊技情報を管理することができる。また、生
体情報と暗証番号によって遊技者データベースに対応す
る遊技者識別情報が記憶されているか否かを判別するた
め、生体情報による認証精度が低くても、暗証番号の認
証結果も考慮するため、全体の認証精度は高い。この場
合には、一層確実に遊技者の認証を行うことができる。
また、本発明の第７発明は、請求項７に記載されたとお
りの遊技情報管理装置である。請求項７に記載の遊技情
報管理装置では、生体情報として指紋情報を用いている
ため、安価に、確実に生体情報を得ることができる。ま
た、本発明の第８発明は、請求項８に記載されたとおり
の遊技情報管理装置である。請求項８に記載の遊技情報
管理装置では、遊技者データベースには会員ＩＤが含ま
れており、遊技台端末装置は、カード挿入口に挿入され
た会員カードに記憶されている会員ＩＤを処理装置に送
信し、処理装置は、遊技台端末装置から会員ＩＤが送信
された場合には、会員ＩＤに基づいて遊技者データベー
スの遊技情報を管理する。これにより、会員カード使用
した場合でも各遊技者の遊技情報を管理することができ
る。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図１は本発明の遊技情報管理
装置の一実施の形態の概略図である。図１は、本発明の
遊技情報管理装置をパチンコ店に適用した場合を示して
いる。パチンコ店内には、島毎に複数台の遊技台（パチ
ンコ台）１０ａ〜１０ｆが配設されている。各遊技台１
０ａ〜１０ｆには、遊技台端末装置４０ａ〜４０ｆが設
けられている。遊技台端末装置４０ａ〜４０ｆは、店舗
内ＬＡＮ１５ａ、１５ｂを介して島サーバー７０ａ、７
０ｂに接続されている。島サーバー７０ａ、７０ｂは、
店舗内ＬＡＮ１５ｃを介して、各遊技者の遊技情報や各
遊技台の遊技台情報等を管理する管理サーバー２０に接
続されている。店舗内ＬＡＮ１５ｃには、遊技者データ
ベース等を記憶する記憶装置６０、遊技カードを発行す
る遊技カード発券機３０、景品交換装置５０等が接続さ
れている。なお、遊技カードや会員カードとしては、例
えば、磁気カードやＩＣカード等の種々のカードを用い
ることができる。また、島サーバー７０ａ、７０ｂを省
略して、各遊技台端末装置４０ａ〜４０ｆを直接管理サ
ーバー２０に接続することもできる。

【０００６】遊技カード発券機３０には、図２に示す、
遊技カードの券種（１０００円、３０００円、５０００
円等）の選択キー３１あるいは遊技カード発行キー等の
遊技者が遊技カードを購入する時に操作するキーが設け
られている。また、購入した遊技カードが排出されるカ
ード排出口３２が設けられている。各遊技カードには、
各遊技カードを識別するためのカード識別情報が記憶
（印刷される場合も含む）されている。このカード識別
情報は、予め各カードに記憶させておいてもよいし、カ
ードを販売する際に記憶させてもよい。遊技カード発券
機３０のいずれかのキーには、遊技者が操作した時に自
動的に遊技者の指紋情報を読み取る指紋情報読取装置が
設けられている。遊技カード発券機３０は、遊技カード
を販売する際、指紋情報読取装置で読み取った遊技者の
指紋情報、当該遊技者に販売した遊技カードのカード識
別情報を管理サーバー２０に送信する。なお、遊技カー
ド発券機３０で遊技カードを販売する際に、遊技者に暗
証番号を入力させ、指紋情報読取装置で読み取った遊技
者の指紋情報、当該遊技者に販売した遊技カードのカー
ド識別情報、当該遊技者が入力した暗証番号を管理サー
バー２０に送信するように構成することもできる。

【０００７】遊技台端末装置４０ａ〜４０ｆには、遊技
者が遊技をする時に、遊技カードあるいは会員カードを
挿入するカード挿入口４２ａ〜４２ｆ、遊技媒体（パチ
ンコ玉）を払い出す玉貸しキー４３ａ〜４３ｆ、指紋情
報読取装置４１ａ〜４１ｆが設けられている。遊技者
は、例えば、遊技媒体（パチンコ玉）を払い出すために
カード挿入口４２ａ〜４２ｆに遊技カードあるいは会員
カードを挿入する。そして、玉貸しキー４３ａ〜４３ｆ
を操作して、適宜、パチンコ玉を排出させる。遊技台端
末装置は、遊技カードに記憶されているカード識別情報
あるいは会員カードに記憶されている会員ＩＤを読み取
り、店舗内ＬＡＮ１５ａ、１５ｂ、島サーバ７０ａ、７
０ｂを介して管理サーバー２０に送信する。また、遊技
台端末装置４０ａ〜４０ｆは、各遊技台１０ａ〜１０ｆ
の遊技台情報（出玉数、入賞回数、大当り回数等）を店
舗内ＬＡＮ１５ａ、１５ｂ、島サーバ７０ａ、７０ｂを
介して管理サーバー２０に送信する。なお、遊技台端末
装置４０ａ〜４０ｆから、カード識別情報あるいは会員
ＩＤと、遊技者が入力した暗証番号を管理サーバー２０
に送信するように構成することもできる。

【０００８】景品交換装置５０には、遊技者が遊技カー
ドあるいは会員カードを挿入するカード挿入口５２、パ
チンコ玉を投入する玉受け器５３、指紋情報読取装置５
１が設けられている。遊技者は、例えば、景品交換を行
うために、カード挿入口５２に遊技カードあるいは会員
カードを挿入する。そして、遊技者は、出玉を玉受け器
５３に投入して景品交換処理を行う。景品交換装置５０
は、会員ＩＤやカード識別情報、景品と交換した玉数等
の景品交換情報を管理サーバー２０に送信する。

【０００９】記憶装置６０には、遊技者データベースや
遊技台データベース等が記憶されている。遊技者データ
ベースには、例えば、各遊技者を識別するための遊技者
識別情報（例えば、会員の場合には会員ＩＤ、会員でな
い場合には仮に設定したビジターＩＤ）、各遊技者の生
体情報（本実施の形態では、指紋情報）、各遊技者が所
持している遊技カードのカード識別情報、各遊技者の遊
技情報が記憶される。カード識別情報は、遊技カード発
券機３０からカード識別情報及び指紋情報（あるいは、
指紋情報と暗証番号）が送信された時、受信した指紋情
報（あるいは、指紋情報と暗証番号）に基づいて遊技者
識別情報を判別し、判別した遊技者識別情報に対応させ
て記憶される。この遊技者データベースによって、カー
ド識別情報と当該カード識別情報が記憶されている遊技
カードを所持している遊技者の遊技者識別情報との対応
関係を認識することができる。なお、遊技者識別情報と
カード識別情報との対応関係を示す遊技者−カード対応
テーブルを設けてもよい。この場合には、遊技者データ
ベースにカード識別情報を記憶させる必要がない。ま
た、記憶装置６０は、管理サーバー２０に設けてもよ
い。また、遊技台データベースには、遊技店に設置され
ている個々の遊技台に関する情報が記憶されているが、
本実施の形態では言及しない。

【００１０】管理サーバー２０は，遊技カード発券機３
０から送信された情報（指紋情報、カード識別情報、暗
証番号等）、遊技台端末装置４０ａ〜４０ｆから送信さ
れた情報（カード識別情報、会員ＩＤ、暗証番号、遊技
台情報等）に基づいて各遊技者の遊技情報や各遊技台の
遊技台情報等を管理する（記憶装置６０の会員データベ
ースへの記憶処理等）。なお、管理サーバー２０は、遊
技カード発券機３０から指紋情報（あるいは、指紋情報
と暗証番号）とカード識別情報を受信すると、受信した
指紋情報（あるいは、指紋情報と暗証番号に対応する遊
技者識別情報）が遊技者データベースに記憶されていな
い場合には、受信した指紋情報（あるいは、指紋情報と
暗証番号）に対応する新しい遊技者識別情報を決定し、
当該遊技者識別情報に対応させて指紋情報（あるいは、
指紋情報と暗証番号）と受信したカード識別情報を遊技
者データベースに記憶させる。また、受信した指紋情報
（あるいは、指紋情報と暗証番号に対応する遊技者識別
情報）が遊技者データベースに記憶されている場合に
は、当該遊技者識別情報に対応させて受信したカード識
別情報を遊技者データベースに記憶させる。

【００１１】なお、本実施の形態の管理サーバー２０が
本発明の処理装置に対応し、指紋情報が本発明の生体情
報に対応し、指紋情報読取装置が本発明の生体情報入力
装置に対応する。

【００１２】次に、本実施の形態の動作を、図２に基づ
いて説明する。以下では、指紋情報が会員データベース
に記憶されているか否かを判別する場合について説明す
る。会員カードを携帯していない遊技者あるいは会員カ
ードが付与されていない遊技者は、遊技を行う場合、遊
技カード発券機３０で遊技カードを購入する。遊技カー
ドは、遊技カード発券機３０のカード排出口３２から排
出される。この時、遊技カード発券機３０は、遊技者が
選択キー３１を操作したときに指紋情報読取装置で読み
取った遊技者の指紋情報と遊技者が購入した遊技カード
のカード識別情報を管理サーバー２０に送信する。管理
サーバー２０は、遊技カード発券機３０から指紋情報と
カード識別情報を受信すると、受信した指紋情報に対応
する遊技者識別情報が記憶装置６０の遊技者データベー
ス１１に記憶されているか否かを判断する。受信した指
紋情報に対応する遊技者識別情報が遊技者データベース
１１に記憶されている場合（例えば、受信した指紋情報
が、遊技者識別情報“１０１３４”に対応する指紋情報
“Ｙ”と一致した場合）には、受信したカード識別情報
を当該遊技者識別情報に対応させて遊技者データベース
１１に記憶させる（遊技者識別情報“１０１３４”に対
応させてカード識別情報“ｂｂｂｂ”を記憶させる。受
信した指紋情報に対応する遊技者識別情報が遊技者デー
タベース１１に記憶されていない場合（初めて来店した
遊技者）には、受信した指紋情報に対応させて新しい遊
技者識別情報を設定する。そして、受信した指紋情報と
カード識別情報を新しく設定した遊技者識別情報に対応
させて遊技者データベース１１に記憶する（例えば、遊
技者識別情報“１０１３５”、カード識別情報“ｃｃｃ
ｃ”、指紋情報“Ｚ”を記憶させる）。すなわち、遊技
者データベース１１に新規の遊技者情報を追加する。な
お、遊技カード発券機３０で販売した遊技カードの券種
を示す券種情報（例えば、遊技カードの金額情報）を管
理サーバー２０に送信するのが好ましい。この場合、管
理サーバー２０は、遊技者識別情報に対応する遊技情報
に、当該遊技者が購入した遊技カードの金額を記憶させ
る。これにより、各遊技者毎の購入金額を管理すること
ができる。

【００１３】なお、遊技者データベース１１には、会員
登録された会員に対する遊技者情報も記憶されている。
例えば、会員Ａの遊技者識別情報“１０１３３”、その
会員の会員情報等が記憶されている。会員情報として
は、例えば、会員の氏名、住所、電話番号、貯玉数等が
記憶される。ここで、遊技情報としては、例えば、遊技
者の遊技開始時間、大当り回数、遊技カード購入金額等
が記憶される。遊技情報は、管理サーバー２０の端末装
置（図示していない）の表示手段に表示したり、プリン
タからプリントアウトすることができる。また、各遊技
者の遊技情報は、端末装置で遊技者本人が確認できるよ
うにしてもよい。

【００１４】遊技者が、例えば遊技台１０ａに設けられ
ている玉貸し機のカード挿入口に遊技カードを挿入する
と、遊技台端末装置４０ａは、遊技カードに記憶されて
いる残高情報を表示手段に表示する。また、遊技カード
に記憶されているカード識別情報と、遊技カードの残額
情報を読み取って管理サーバー２０に送信する。管理サ
ーバー２０は、遊技台端末装置４０ａからカード識別情
報と残高情報を受信すると、受信したカード識別情報に
対応する遊技者識別情報の遊技情報に残額情報を記憶す
る。この時、当該遊技者識別情報に対応する遊技者が遊
技台端末装置４０ａに対応する遊技台１０ａで遊技を行
うことを判別する。なお、遊技者識別情報に対応して記
憶している、カード識別情報に対応する残高情報と受信
したカード識別情報に対応する残高情報が一致しない場
合には、警報信号を発生して、カード挿入口に挿入され
ている遊技カードの使用を禁止させるようにしてもよ
い。

【００１５】遊技者が遊技台端末装置４０ａの玉貸しキ
ー４３ａを操作して所定金額のパチンコ玉を排出させる
と、遊技台端末装置４０ａは、引落金額情報を管理サー
バー２０に送信する。管理サーバー２０は、遊技台端末
装置４０ａから引落金額情報を受信すると、当該遊技者
識別情報に対応する遊技情報に引落金額情報を記憶す
る。また、当該遊技カードの残高情報から引落金額情報
を減算し、減算後の残額情報を遊技台端末装置４０ａに
送信する。遊技台端末装置４０ａは、管理サーバー２０
から送信された残高情報を表示手段に表示するととも
に、遊技カードに新しい残高情報を記憶させる。

【００１６】遊技者が遊技台１０ａで遊技を開始する
と、適宜のタイミングで遊技台１０ａ遊技台情報（例え
ば、入賞回数、出玉数、大当たり回数等）が、遊技台端
末装置４０ａから管理サーバー２０に送信される。管理
サーバー２０は、遊技台端末装置４０ａから送信された
遊技台情報を、当該遊技者識別情報に対応する遊技者の
遊技情報として順次更新しながら記憶する。そして、遊
技者が遊技台１０ａで遊技を終了した後、次の遊技者が
遊技台１０ａの玉貸し機のカード挿入口に遊技カードを
挿入すると、前記と同様に、遊技台端末装置４０ａは、
カード識別情報と遊技カード残高情報を管理サーバー２
０に送信する。管理サーバー２０は、遊技台端末装置４
０ａからカード識別情報と残高情報を受信すると、その
時点における遊技台情報を、前回遊技台端末装置４０ａ
から送信されたカード識別情報に対応する遊技者識別情
報に対応する遊技情報として遊技者データベースに記憶
する。すなわち、管理サーバー２０は、遊技台端末装置
から第１のカード識別情報が送信された後、第２のカー
ド識別情報が送信されるまでの間の遊技台情報を、第１
のカード識別情報に対応する遊技者識別情報の遊技情報
として記憶させる。以後の遊技台端末装置４０ａ及び管
理サーバー２０の処理は、前記と同様である。なお、遊
技者識別情報に対応する遊技情報は、遊技台端末装置か
ら遊技台情報が送信される毎に、遊技者データベースに
記憶させてもよい。あるいは、遊技台端末装置から送信
される遊技台情報を一時的に記憶させておき、遊技台端
末装置からカード識別情報が送信された時に一括して記
憶させてもよい。

【００１７】遊技者が、遊技カードを用いて景品交換装
置５０でパチンコ玉を景品と交換する際には、遊技者
は、景品交換装置５０のカード挿入口５２に遊技カード
を挿入する。景品交換装置５０は、カード挿入口５２に
挿入された遊技カードに記憶されているカード識別情報
及び残高情報を読み取り、残高情報（金額あるいはパチ
ンコ玉数で表示する）を表示手段に表示する。また、カ
ード識別情報及び残高情報を管理サーバー２０に送信す
る。管理サーバー２０は、景品交換装置５０から送信さ
れたカード識別情報及び残高情報を受信すると、遊技者
データベースに、受信したカード識別情報に対応する遊
技者識別情報に対応させて残高情報を記憶させる。次
に、遊技者が景品を選択すると、選択された景品をパチ
ンコ玉と交換するのに必要な景品交換情報（交換玉数、
交換金額等）と選択された景品を示す景品情報を管理サ
ーバー２０に送信する。管理サーバー２０は、景品交換
装置５０から送信された景品交換情報及び景品情報を受
信すると、当該遊技カードの残高情報と景品交換情報を
比較して選択された景品と交換可能か否かを判断する。
景品交換不能であると判断した場合には、景品交換不能
信号を景品交換装置５０に送信する。景品交換可能であ
ると判断した場合には、カードの残高情報から景品交換
情報を減算し、減算した残高情報と景品情報を当該遊技
者識別情報に対応する遊技情報に記憶させる。また、減
算後の残高情報を景品交換装置５０に送信する。景品交
換装置５０は、管理サーバー２０から受信した残高情報
を表示手段に表示するとともに、遊技カードに残高情報
を記憶させる。また、選択された景品を排出口５１から
払い出し、あるいは景品情報を印刷したレシートを発行
する。

【００１８】以上の実施の形態では、遊技カードを用い
て遊技を行う場合における遊技情報の管理について説明
したが、会員カードを用いて遊技を行う場合にも同様の
方法で遊技情報を管理することができる。会員カード用
いて遊技を行う場合には、遊技者は、各遊技台に設けら
れているカード挿入口に会員カードを挿入する。この場
合、遊技台端末装置は、カード挿入口に挿入された会員
カードに記憶されている遊技者識別情報を管理サーバー
２０に送信する。管理サーバー２０は、遊技台端末装置
から送信された遊技者識別情報を受信すると、当該遊技
者識別情報に対応する遊技情報を管理する。会員カード
を用いて遊技を行う場合には、当該会員の貯玉数の表示
処理、貯玉からの引落処理、遊技者が獲得したパチンコ
玉の一部あるいは全部の貯玉処理が可能である。それ以
外の遊技台端末装置及び管理サーバーの処理は遊技カー
ドを用いて遊技を行う場合と同様である。

【００１９】以上のようにして、記憶装置の遊技者デー
タベースに各遊技者の遊技情報が管理される。この遊技
者データベースを用いることによって、遊技情報を種々
の形態で出力することができる。遊技台毎の遊技情報の
出力形態の１例を図３に示す。また、遊技者識別毎（遊
技者毎）の遊技情報の出力形態の１例を図４に示す。

【００２０】以上の実施の形態では、管理サーバー２０
は、指紋情報に対応する遊技者識別情報が遊技者データ
ベースに記憶されているか否かを判断したが、指紋情報
と暗証番号に対応する遊技者識別情報が遊技者データベ
ースに記憶されているか否かを判断するようにしてもよ
い。この場合には、遊技者データベースに遊技者識別情
報に対応させて暗証番号を記憶せるとともに、遊技カー
ド発券機３０から指紋情報と遊技者が入力した暗証番号
を管理サーバー２０に送信させるように構成する。ここ
で、例えば、遊技者の認証を行う「認識精度」を、 「認識精度」＝１−（誤って他の人と判定する確率／１
００） とし、９５％以上の「認識精度」が必要であるとする。
指紋による認証の精度が７０％、暗証番号による認証の
精度が９０％とすると、両方を併用する場合は、誤認識
する確率が３％（（１−０．９）＊（１−０．７）＝
０．０３）となり、併用時の認識精度は９７％と高くな
る。このため、遊技者を特定することが、一層確実であ
る。

【００２１】また、パチンコ店における遊技情報を管理
する場合についてで説明したが、本発明はパチンコ店以
外の遊技店における遊技情報を管理する場合に適用する
ことができる。また、遊技カードに遊技者識別情報を記
憶させてもよい。この場合には、カード識別情報に対応
する遊技者識別情報を判別する処理が不要となるため、
管理サ−バー２０の処理負担が軽減される。また、会員
登録をしていない遊技者も、遊技カードを使用して貯玉
サービスを利用できるようにしてもよい。また、本実施
の形態では、遊技台端末装置４０ａ〜４０ｆで、遊技カ
ードを挿入することにより、カード識別情報で遊技者を
判別したが、指紋情報読取装置４１ａ〜４１ｆで入力し
た指紋情報、操作キー（図示していない）で入力した暗
証番号、及び前記カード識別情報との組み合わせ等で遊
技者を判別してもよい。また、本実施の形態では、景品
交換装置５０で、遊技カードを挿入することにより、カ
ード識別情報で遊技者を判別したが、指紋情報読取装置
５１で入力した指紋情報、操作キー（図示していない）
で入力した暗証番号、及び前記カード識別情報との組み
合わせ等で遊技者を判別してもよい。また、遊技者情報
の内容は実施の形態に限定されるものではない。また、
生体情報としては、指紋情報に限定されず、遊技者を個
々に判別することができるものであればよい。例えば、
声紋、網膜パターン等を用いることができる。また、指
紋情報は暗号化した状態で、遊技者データベースとして
記憶されてもよい。例えば、指紋の暗号化変換処理に
は、一度変換すると復元が困難な（一方通行性の）ＲＳ
Ａ暗号を用いる。遊技カード発券機３０等から指紋情報
を受信して遊技者の認証を行うときには、受信した指紋
情報を暗号化した状態で、遊技者データベースの暗号化
した指紋情報と認証を行えばよい。これにより、指紋情
報が漏洩して利用される可能性が低いので、遊技者のプ
ライバシーを保護できる。

【００２２】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１〜３に記
載の遊技情報管理装置を用いれば、会員登録していない
遊技者あるいは会員カードを携帯していない遊技者が遊
技を行った場合でも、各遊技者の遊技情報を管理するこ
とができる。また、請求項４〜６に記載の遊技情報管理
装置を用いれば、一層確実に遊技者を特定することがで
きる。また、請求項７に記載の遊技情報管理装置を用い
れば、安価に、確実に生体情報を得ることができる。ま
た、請求項８に記載の遊技情報管理装置を用いれば、会
員カード使用した場合でも各遊技者の遊技情報を管理す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の遊技情報管理装置の一実施の形態の概
略図である。

【図２】遊技情報管理装置の処理を示す図ある。

【図３】遊技情報の出力形態の１例を示す図である。

【図４】遊技情報の出力形態の１例を示す図である。

【符号の説明】

１０ａ〜ｆ 遊技台（パチンコ台） ２０ 管理サーバー ３０ 遊技カード発券機 ４０ａ〜ｆ 遊技台端末装置 ５０ 景品交換装置 ６０ 記憶装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｋ 17/00 Ｇ０６Ｋ 17/00 Ｖ 19/00 19/00 Ｑ 19/10 Ｓ Ｆターム(参考） 2C088 BB07 BB30 CA02 CA31 CA35 5B035 AA13 BB02 BB09 BC01 BC02 5B049 BB62 CC16 EE23 GG04 GG07 GG09 5B058 KA01 KA05 KA06 KA11 KA12 KA33 KA38 YA01 YA07

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 遊技カード発券機と、各遊技台に設けら
   れた遊技台端末装置と、処理装置と、記憶装置とを備
   え、 遊技カード発券機は、遊技者に販売する遊技カードのカ
   ード識別情報、当該遊技者の生体情報を処理装置に送信
   し、 記憶装置は、生体情報、遊技情報及びカード識別情報を
   遊技者識別情報に対応させた遊技者データベースを記憶
   し、 遊技台端末装置は、カード挿入口に挿入された遊技カー
   ドに記憶されているカード識別情報、遊技台情報を処理
   装置に送信し、 処理装置は、遊技カード発券機から送信されるカード識
   別情報及び生体情報、記憶装置に記憶されている遊技者
   データベース、遊技台端末装置から送信されるカード識
   別情報及び遊技台情報に基づいて遊技者データベースの
   遊技情報を管理する、 遊技情報管理装置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の遊技情報管理装置であ
   って、処理装置は、遊技カード発券機から送信される生
   体情報が遊技者データベースに記憶されていない場合に
   は、遊技カード発券機から送信されるカード識別情報と
   当該生体情報を新しい遊技者識別情報に対応させて遊技
   者データベースに記憶させる遊技情報管理装置。
3. 【請求項３】 請求項１または２に記載の遊技者情報管
   理装置であって、処理装置は、遊技カード発券機から送
   信される生体情報が遊技者データベースに記憶されてい
   る場合には、遊技カード発券機から送信されるカード識
   別情報を当該遊技者識別情報に対応させて遊技者データ
   ベースに記憶させる遊技情報管理装置。
4. 【請求項４】 遊技カード発券機と、各遊技台に設けら
   れた遊技台端末装置と、処理装置と、記憶装置とを備
   え、 遊技カード発券機は、遊技者に販売する遊技カードのカ
   ード識別情報、当該遊技者の生体情報、入力された暗証
   番号を処理装置に送信し、 記憶装置は、生体情報、暗証番号、遊技情報及びカード
   識別情報を遊技者識別情報に対応させた遊技者データベ
   ースを記憶し、 遊技台端末装置は、カード挿入口に挿入された遊技カー
   ドのカード識別情報、遊技台情報を処理装置に送信し、 処理装置は、遊技カード発券機から送信されるカード識
   別情報、生体情報及び暗証番号、記憶装置に記憶されて
   いる遊技者データベース、遊技台端末装置から送信され
   るカード識別情報及び遊技台情報に基づいて遊技者デー
   タベースの遊技情報を管理する、 遊技情報管理装置。
5. 【請求項５】 請求項４に記載の遊技情報管理装置であ
   って、処理装置は、遊技カード発券機から送信される生
   体情報及び暗証番号に対応する遊技者識別情報が遊技者
   データベースに記憶されていない場合には、遊技カード
   発券機から送信されるカード識別情報、当該生体情報及
   び暗証番号を新しい遊技者識別情報に対応させて遊技者
   データベースに記憶させる遊技情報管理装置。
6. 【請求項６】 請求項４または５に記載の遊技者情報管
   理装置であって、処理装置は、遊技カード発券機から送
   信される生体情報及び暗証番号に対応する遊技者識別情
   報が遊技者データベースに記憶されている場合には、遊
   技カード発券機から送信されるカード識別情報を当該遊
   技者識別情報に対応させて遊技者データベースに記憶さ
   せる遊技情報管理装置。
7. 【請求項７】 請求項１〜６のいずれかに記載の遊技情
   報管理装置であって、生体情報として指紋情報を用いた
   遊技情報管理装置。
8. 【請求項８】 請求項１〜７のいずれかに記載の遊技情
   報管理装置であって、 遊技者データベースには会員ＩＤが含まれており、 遊技台端末装置は、カード挿入口に挿入された会員カー
   ドに記憶されている会員ＩＤを処理装置に送信し、 処理装置は、遊技台端末装置から会員ＩＤが送信された
   場合には、会員ＩＤに基づいて遊技者データベースの遊
   技情報を管理する遊技情報管理装置。