JP6422167B2 - 台間装置及び遊技システム - Google Patents

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この発明は、遊技機により使用される遊技媒体を管理する台間装置及び遊技システムに関する。
従来、パチンコ店等の遊技店には、パチンコ玉等の遊技媒体を貸し出す台間カード処理機が遊技機に併設される事が多い。遊技客は、この台間カード処理機に貨幣を投入することで該貨幣分のプリペイド価値を記憶させ、玉貸しボタンを操作することで該プリペイド価値の一部に相当する遊技媒体の貸し出しを受けることができる(例えば特許文献1参照。)。
台間カード処理機による遊技媒体の貸出状況と、併設された遊技機による遊技の結果とは対応付けて管理する。また、台間カード処理機は、併設された遊技機に関する情報(機種など)を遊技客に提供する機能を有する場合がある。このため、遊技店内に設置された台間カード処理機と遊技機との対応関係は、店舗管理装置等の所定の管理装置により管理されている。
特開2011−131037号公報
しかしながら、従来の技術では、遊技機と周辺機器との情報の共有が十分でない故に、不正が行なわれた場合に、かかる不正を検出することが困難であるという問題点があった。
本発明は、上述した従来技術の課題を解消するためになされたものであって、不正を検出することができる台間装置及び遊技システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、遊技機に対応付けて配設される台間装置であって、前記遊技機から該遊技機での遊技処理の結果を示す遊技情報を取得する遊技情報取得手段と、前記遊技情報取得手段により取得された遊技情報が前回の遊技情報から変化したか否かに基づいて不正の可能性を検出する不正検出手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記不正検出手段は、遊技機から取得された遊技機識別情報と自装置が保持する遊技機識別情報とを比較した結果と、前記遊技情報に基づいて不正の可能性を検出するものであることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記遊技情報として、遊技機における獲得遊技媒体数および遊技機における消費遊技媒体数を含むことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記遊技情報取得手段は、前記遊技情報を一定時間間隔ごとに取得するものであることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記不正検出手段により不正の可能性が検出された場合に所定の報知を行う報知手段をさらに備え、前記報知手段は、所定の報知契機が到来したことを条件として報知を行うものであることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記遊技機と自装置との間で獲得遊技媒体数に係る情報の送受信を行う場合に、通信コマンドと一回の通信毎に所定数が加算される処理識別情報とを取得する情報取得手段と、前記情報取得手段が前記遊技機から取得した処理識別情報と、自装置が管理する処理識別情報との整合性に基づいて異常を検知する異常検知手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、遊技機に対応付けて設けられ、前記遊技機から該遊技機での遊技処理の結果を示す遊技情報を取得する遊技情報取得手段と、前記遊技情報取得手段により取得された遊技情報が前回の遊技情報から変化したか否かに基づいて不正の可能性を検出する不正検出手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、不正を検出することができる。
図1は、実施例に係る遊技機管理システムの概念を説明するための説明図である。 図2は、遊技店のシステム構成を示す図である。 図3は、図2に示した台間カード処理機及び遊技機の外観構成を示す図である。 図4は、図2に示した台間カード処理機及び遊技機の内部構成を示すブロック図である。 図5は、台間カード処理機の起動時の処理動作を示すフローチャートである。 図6は、データ管理部の営業時間中の処理動作を示すフローチャートである。 図7は、入金額の情報と、インデータ及びアウトデータのグラフの説明図である。 図8は、図2に示したカード管理装置の内部構成を示すブロック図である。 図9は、記憶部が記憶するデータを説明するための説明図である。 図10は、カード管理装置の遊技機入れ替えにかかる処理手順を示すフローチャートである。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る台間装置及び遊技システムの好適な実施例を詳細に説明する。
なお、本明細書中にあって持玉とは、遊技客が遊技において獲得した遊技媒体または当該遊技媒体数を示すデータであって、その当日中(閉店より前の時間)のみ遊技に再度供することができるものを言う。貯玉とは、遊技客が遊技において獲得した遊技媒体また当該遊技媒体数を示すデータであって、翌日以降(閉店より後の時間)も遊技に再度供することができるものを言う。持玉は、一般遊技客および会員遊技客の双方が使用可能であり、遊技機を移動した場合などに使用する。貯玉は通常、会員遊技客のみが使用可能であり、獲得した遊技媒体を翌日以降の遊技に用いる場合に使用する。貯玉の使用時には所定の手数料を課すこととしてもよい。
まず、本実施例に係る遊技機管理システムの概念について説明する。図1は、本実施例に係る遊技機管理システムの概念を説明するための説明図である。
図1に示すように、遊技店に設置された遊技機20には、台間カード処理機10が併設されている。遊技機20は、自装置の識別情報である遊技機IDを台間カード処理機10に送信する機能を有する。台間カード処理機10は、遊技機20から受信した遊技機IDに基づいて、遊技機20の入れ替えを検知する。
具体的には、台間カード処理機10は、以前に遊技機20から受信した遊技機IDを記憶しており、遊技機20から新たに受信した遊技機IDが以前に受信して記憶した遊技機IDと異なる場合に、遊技機20の入れ替えが行なわれたと判定する。
台間カード処理機10は、遊技機20の入れ替えを検知した場合には、新たに受信した遊技機IDをカード管理装置40に送信する。カード管理装置40は、遊技店内に設置され、遊技店内でのカードの使用状況を管理する装置である。台間カード処理機10による遊技媒体の使用状況はカードに関連付けられているので、カード管理装置40は、カードの使用状況を管理することで遊技店内における遊技媒体の使用状況を管理することができる。また、カード管理装置40は、カードを管理する機能に加え、遊技店内における遊技機20の設置状況を管理する機能を有する。
カード管理装置40は、台間カード処理機10から遊技機IDを受信した場合には、受信した遊技機IDを遊技店外に設置された機種管理センタ110に送信することで、機種データの問い合わせを行なう。機種管理センタ110は、機種IDに関連付けて、遊技機の機種名等の機種データを管理しており、問い合わせに応答してカード管理装置40に機種データを送信する。機種データには、遊技機の遊技の傾向等、任意の指標により遊技機を分類した分類情報を含めることができる。
また、カード管理装置40は、図示しない認証キー管理センタから認証キーを取得する。この認証キーは、台間カード処理機10に配信され、遊技機20の認証に用いられる。この遊技機20の認証は、開店処理時等に行なわれ、認証が適正に行なわれた場合に遊技可能となる。
カード管理装置40は、機種管理センタ110から受信した機種データに基づいて、台間カード処理機10、会員管理装置50及びホールコンピュータ60に設定変更を要求することで、遊技機の入れ替えにかかる設定変更を自動的に実行する。また、カード管理装置40は、複数の遊技店における遊技機の設置状況を統合管理する本店サーバ120に対して遊技機の変更通知を送信する。
このように、遊技機20から遊技機IDを取得して遊技機20の入れ替えを検知し、遊技機の入れ替えにかかる設定変更を自動実行することにより、店員の作業負担を軽減し、遊技機の入れ替えを効率的に行なうことができる。
なお、機種管理センタ110は、カード管理装置40から受信した遊技機IDに対応する機種データを送信する他、遊技店に設置された遊技機が適正に設置された遊技機であるか否かを判定することができる。
この判定について説明する。機種管理センタ110とカード管理装置40とは、一定の暗号方式で情報をやりとりするようになっている。機種管理センタ110は、カード管理装置の識別情報と、出荷先店舗の情報を紐付けて管理しており、カード管理装置から問い合わせがあったとき、復号化した信号に含まれるカード管理装置の識別情報に基づいて、カード管理装置の設置店舗を特定する。
機種管理センタ110は、遊技機メーカからの出荷情報を管理しており、カード管理装置から受信した遊技機IDが、その店舗に対応付けて登録されているかどうかを確認する。機種管理センタ110は、確認結果をカード管理装置に返す。具体的には、遊技機IDが、該店舗に対応付けて登録されていれば「確認OK」を、登録されていなければ「確認NG」を確認結果として送信する。
さらに、かかる判定結果を遊技機の認証に使用してもよい。具体的には、カード管理装置は、機種管理センタ110から確認OKを受信したことを条件に、遊技機に対して正常に鍵を配信して作動させる。確認NGであれば、鍵の配信を行わないとともに、台間カード処理機10に対し、遊技機の表示部に「認証NG」を表示するように指令する。
次に、図1に示した遊技店のシステム構成について説明する。図2は、遊技店のシステム構成を示す図である。同図に示すように、遊技店のシステムは、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10が設置される。台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して通信回線90と接続する。通信回線90には、島コントローラ30と、カード管理装置40と、会員管理装置50と、ホールコンピュータ60と、景品管理装置70と、精算機80とが接続される。
遊技機20は、装置内部に封入された遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う封入式遊技機である。この遊技機20は、台間カード処理機10が玉貸し処理を行った場合に持玉数を加算し、持玉が存在する範囲で、遊技盤面に遊技玉を打ち込むことができる。当該遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技領域には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域への遊技玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域があってもよい。
上記入賞領域には、当該入賞領域への遊技玉の通過を検出するために入賞センサが設けられており、入賞センサにより入賞領域へ打ち込まれた遊技玉の通過(入賞)を検知するようになっている。また、遊技機20の制御部は、入賞領域ごとに何個の遊技玉を賞玉として付与するかを記憶する賞玉メモリを有している。
遊技機20は、打ち込んだ遊技玉の特定の入賞領域への通過が入賞センサにより検知されると、賞玉メモリの記憶内容と、入賞領域を通過した遊技玉数から付与すべき賞玉数を決定し、決定した賞玉数を持玉数に加算する。また、持玉返却操作が行なわれた場合には、遊技機20で管理していた持玉数を台間カード処理機10に通知して、持玉数を「0」にクリアする。ここで、持玉数をクリアするタイミングは、持玉数を台間カード処理機10に通知したときだけではなく、台間カード処理機10から持玉数を記憶した旨の通知があったとき等、持玉数のデータ移行が可能なタイミングであれば特に限定されない。また、クリアされた持玉数に相当するデータが遊技機20の記憶部に過去の持玉履歴データとして記憶されている。
遊技機20と台間カード処理機10は、持玉データの送受信をする場合に、通信コマンドに処理IDを付与して通信する。処理IDは通番になっており、1回の通信毎に所定数αを加算した値を用いる。遊技機20と台間カード処理機10は、前回の通信に用いた処理IDを記憶しており、次に相手方から受信した処理IDが、前回値として記憶している処理IDに所定数αを加算した値と異なっていれば、エラー処理を行う。処理IDは、閉店処理や開店処理などでデータを上位の装置に上げたタイミングでリセットされる。なお、相手方から受信した処理IDが、前回値として記憶している処理IDに所定数αを加算した値と異なっている場合でも、エラー処理を行わずに処理を続行する仕様としてもよい。この場合、相手方から受信した持玉数・有価価値などの価値情報の増減値は、オフライン時の価値情報として、通常の価値情報とは別個に管理する。このオフライン時の価値情報について、上位装置(管理装置等)にオフライン時の価値情報の増減があったことを通知した上で、その増減値が適正な値であると判定されたことを条件として、通常の価値情報と合算処理を行うこととしてもよい。
台間カード処理機10は、現金が投入されると、カードIDと投入金額とを上位の装置に通知する。貸出操作が行なわれると、該当数を減算処理した上で、有価情報(金額或いは遊技媒体数)を遊技機20に通知する。
遊技機20は、貸出操作(遊技開始)のタイミングから、処理IDに対応付けて持玉数データを記憶する。返却操作が行なわれると、遊技機20は、持玉数データと処理IDとを通知し、台間カード処理機10は、貸出操作の処理IDから、返却操作の処理IDの間の持玉数データを記憶した上で、最終値を残高としてカードIDに関連付けて上位の装置に通知する。遊技機20と台間カード処理機10とは、貸出の通信以外にも定期通信(例えば、遊技機20は最終の通信から計時を開始し、計時の値が一定時間、例えば1分となった場合に定期通信のタイミングと判定して通信し、台間カード処理機10に遊技情報を通知する)を行なっており、この通信でも処理IDを更新する。
台間カード処理機10は、プリペイド価値の管理、遊技玉の貸し出し、カード返却処理、遊技機20の認証及び稼働状態の管理、他の装置(カード管理装置40、会員管理装置50及びホールコンピュータ60)との通信を行う。台間カード処理機10は、遊技客が投入した紙幣を受け付けたならば、この紙幣分のプリペイド価値を記憶するととともに、所定の玉貸し操作がなされたならば、所定数のプリペイド価値を減算しつつ、減算したプリペイド価値分に対応する持玉数を遊技機20に加算させる。
また、台間カード処理機10は、カードを受け付けたならば、該カードに関連付けられたプリペイド価値、持玉数及び貯玉数を記憶する。台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けると、自装置が管理する持玉数を所定数減算し、減算した持玉数を遊技機20に送信する。すなわち、持玉再プレイを受け付ける度に、台間カード処理機10が管理していた持玉数が所定数ずつ遊技機20の管理下に移されることとなる。
また、台間カード処理機10は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、自装置が管理する貯玉数を所定数減算し、減算した貯玉数に対応する持玉数を遊技機20に送信する。すなわち、貯玉再プレイを受け付ける度に、台間カード処理機10が管理していた貯玉数が所定数ずつ持玉数に変換され、遊技機20の管理下に移されることとなる。
台間カード処理機10は、所定の遊技終了操作を受け付けたならば、遊技機20に対して持玉返却指示を送信して遊技機20が管理する持玉数の通知を受け、台間カード処理機10が管理していた持玉数に加算する。そして、カード返却操作を受け付けたならば、自装置が管理するプリペイド価値、持玉数及び貯玉数をカードに関連付けて排出する処理を行う。なお、遊技終了操作を受け付けた場合に、カードの排出までを連動して行うこととしてもよい。
また、台間カード処理機10は、遊技機20から遊技機IDを取得し、遊技機20の入れ替えを検知した場合には、カード管理装置40に対して遊技機IDを送信する処理を行なう。
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20及び台間カード処理機10を束ねる中継装置である。カード管理装置40は、カードのプリペイド価値及び持玉数等をカードデータとして管理する管理装置である。また、カード管理装置40は、上述したように、遊技店内に設置された遊技機20の管理を行なう。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカードID及び持玉数を受信したならばカードデータを更新し、台間カード処理機10からカードIDを受信したならば、該カードIDに関連付けられた持玉数を台間カード処理機10に通知する。また、カード管理装置40は、景品管理装置70からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられた持玉数を景品管理装置70に対して通知する。さらに、精算機80からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられたプリペイド価値を精算機80に対して通知する。
さらに、カード管理装置40は、上述したように、台間カード処理機10から遊技機IDを受信した場合には、該遊技機IDを機種管理センタ110に送信して機種データの問い合わせを行ない、機種管理センタ110から取得した機種データに基づいて台間カード処理機10、会員管理装置50及びホールコンピュータ60の設定変更を行なって、遊技機20の入れ替えを本店サーバ120に通知する。
会員管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員データを管理する管理装置である。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに関連づけて、貯玉数、ポイント、暗証番号及び氏名等を管理する。
会員管理装置50は、台間カード処理機10から会員カードIDを受信したならば、該会員カードIDに対応する貯玉数を台間カード処理機10に通知する。また、会員管理装置50は、景品管理装置70から会員カードIDを受信したならば、この会員カードIDに関連付けられた貯玉数を景品管理装置70に対して通知する。また、会員管理装置50は、景品管理装置70から会員カードID及び貯玉数を受信したならば、この会員カードIDに対応する貯玉数を景品管理装置70に対して通知する。
ホールコンピュータ60は、台間カード処理機10により遊技の使用に提供された遊技玉数と、遊技機20による遊技の結果とを取得し、遊技店内における遊技の状況を管理する装置である。
精算機80は、プリペイド価値が対応付けられたカードが挿入されると、このカードのカードIDをカード管理装置40に送信し、該カードに関連付けられたプリペイド価値を取得し、取得したプリペイド価値に相当する現金の払出を行う。
景品管理装置70は、遊技店内の景品交換カウンタに併設された景品交換用の端末装置であり、貯玉及び持玉の景品交換処理を行う。この景品管理装置70には、カードのカードIDを読み取るリーダライタ及び景品を払い出す景品払出装置が接続されている。景品管理装置70は、リーダライタが一般カード又は会員カードを受け付けた場合には、リーダライタで読み出したカードのカードIDをカード管理装置40に送信して、該カードの持玉数を要求する。また、貯玉を景品交換する場合は、会員管理装置50に対して貯玉数を要求する。
次に、図2に示した台間カード処理機10及び遊技機20の外観構成について説明する。図3は、図2に示した台間カード処理機10及び遊技機20の外観構成を示す図である。同図には紙幣のみを受け付ける台間カード処理機10を図示したが、硬貨受け付け用のユニットを設けることもできる。
図3に示すように、台間カード処理機10は、台間カード処理機10の装置の状態を所定色のランプの点灯あるいは点滅で表示する状態表示部11と、遊技玉を貸し出す際の各種紙幣を受け付ける紙幣挿入口12aとを有する。また、台間カード処理機10は、ディスプレイなどの表示部並びにテンキーや各種ボタンを含む操作部からなる表示操作部13と、カードID、プリペイド価値、貯玉データ及び持玉データが記憶されたカードを受け付けるカード挿入口14aとが設けられている。
また、遊技機20には、封入された遊技玉を遊技領域に打ち込む際に使用するハンドル21と、プリペイド価値の残数を表示するプリペイド価値表示部22aと、持玉数を表示する持玉数表示部22bとが設けられている。
次に、図2に示した台間カード処理機10及び遊技機20の内部構成について説明する。図4は、図2に示した台間カード処理機10及び遊技機20の内部構成を示すブロック図である。
図4に示すように、台間カード処理機10は、紙幣搬送部12と、表示操作部13と、リーダライタ14と、店舗ネットワーク通信部15aと、遊技機通信部15bと、遊技機管理基板15cと、記憶部16と、制御部17とを有する。
紙幣搬送部12は、紙幣挿入口12aから挿入された紙幣の金種及び真偽を判別しつつ図示しない紙幣収納部に搬送する搬送部である。リーダライタ14は、カード挿入口14aに挿入されたカードに記憶されたカードIDを読み取る読取部である。なお、カード挿入口14aに挿入されたカードは、このリーダライタ14を経て図示しないカード収納部に収納される。
店舗ネットワーク通信部15aは、通信回線90や店員が携行する店員携帯端末との間のデータ通信を行うためのインタフェース部である。遊技機通信部15bは、開放式の遊技機とデータ通信を行なうためのインタフェース部であり、封入式の遊技機20との接続には用いられない。
遊技機管理基板15cは、台間カード処理機10に内蔵された基板である。遊技機管理基板15cは、遊技機20の認証と起動管理とを行なう。具体的には、カード管理装置40から受信した認証キーを使用して遊技機20の認証を実施する。認証が成功したならば、遊技機20へ動作許可を送信し、認証成功の結果をカード管理装置40に送信する。また、遊技機管理基板15cは、台間カード処理機10と遊技機20との通信を行なう。具体的には、遊技機20からの遊技機IDの取得、台間カード処理機10から遊技機20への持玉の移行、遊技機20から台間カード処理機10への持玉の返却、遊技機20における打込玉数や賞出玉数等の遊技結果の受信を行なう。かかる台間カード処理機10と遊技機20との通信は、所定の暗号方式を用いた暗号通信を用いる。
記憶部16は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスであり、台間カード処理機ID16a、玉貸データ16b、カードデータ16c、遊技機ID16d、機種データ16e及び遊技結果データ16fを記憶する。
台間カード処理機ID16aは、台間カード処理機10の識別情報である。玉貸データ16bは、台間カード処理機10による遊技玉の供給履歴を示すデータである。この玉貸データ16bには、プリペイド価値を減算して貸し出された遊技玉数の履歴と、再プレイにより貯玉や持玉を減算して供給された遊技媒体数の履歴を含む。
カードデータ16cには、カードID、プリペイド価値、持玉、貯玉の情報が含まれる。カードIDは、リーダライタ14で読み取られたカードIDである。図示しないカード収納部からカード挿入口14aにカードが搬送され、該カードが排出される場合には、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによりカードIDが更新される。また、カード挿入口14aから図示しないカード収納部にカードが搬送される場合にも、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによりカードIDが更新される。
プリペイド価値は、遊技客の現時点のプリペイド価値の残数であり、紙幣又はカードの投入により加算され、持玉への移行により減算される。持玉は、台間カード処理機10が管理する持玉数を示すデータであり、貯玉は、台間カード処理機10が管理する貯玉数を示すデータである。
遊技機ID16dは、台間カード処理機10に接続された遊技機20から取得した遊技機20の識別情報である。この遊技機ID16dとしては、遊技機20を一意に識別可能であれば任意のデータを用いることができる。本実施例では、遊技機20に内蔵された抽選基板のIDと払出基板のIDとを組み合わせて遊技機IDとして使用する場合について説明する。
機種データ16eは、遊技機20の機種名等を示すデータである。また、遊技結果データ16fは、遊技機20における入賞と、打込玉及び賞出玉の発生履歴を示すデータである。
制御部17は、台間カード処理機10を全体制御する制御部であり、玉貸処理部17a、データ管理部17b、入替検知部17c、不正検知部17d及び通信切替部17eを有する。
玉貸処理部17aは、図示しないデータ管理部、紙幣処理部及びカード処理部を有する。データ管理部は、記憶部16に記憶したカードデータ16cを管理する。データ管理部は、紙幣挿入口12aに紙幣が挿入されると、この紙幣分に相当するプリペイド価値をカードデータ16cのプリペイド価値に加算する。
同様に、データ管理部は、カード挿入口14aにカードが挿入されると、このカードに関連付けられたプリペイド価値をカードデータ16cのプリペイド価値に加算する。また、カードIDをカード管理装置40に送信し、該カードIDに対応する持玉数をカード管理装置40から受け取って、カードデータ16cの持玉とする。同様に、カードIDを会員管理装置50に送信し、該カードIDに対応する貯玉数を会員管理装置50から受け取って、カードデータ16cの貯玉とする。
データ管理部は、遊技機20の玉貸しボタンが押下操作されると、カードデータ16cのプリペイド価値を所定数(例えば、10度数)減算し、対応する数の持玉を追加するよう遊技機20に通知する。
また、データ管理部は、持玉再プレイ操作を受け付けると、カードデータ16cの持玉を所定数減算し、減算した持玉数を遊技機20に送信する。同様に、データ管理部は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、カードデータ16cの貯玉を所定数減算し、減算した貯玉数に対応する持玉数を遊技機20に送信する。
また、カード返却ボタンが押下操作されたならば、データ管理部は、遊技機20が記憶する持玉数を取得し、該持玉数をカードデータ16cの持玉に加算する。そして、カードデータ16cのカードID及び持玉をカード管理装置40に送信してカードデータ更新依頼を行うとともに、カードデータ16cのカードID及び貯玉データを会員管理装置50に送信して会員データ更新依頼を行う。
紙幣処理部は、紙幣挿入口12aから受け付けた紙幣を搬送制御しつつ該紙幣の金種識別及び真偽識別を行った後に、該紙幣を図示しない紙幣収納部に収納する処理部である。紙幣処理部は、受け付けた紙幣が真正な紙幣であると識別した場合には、金種に対応する価値をデータ管理部に通知し、プリペイド価値の加算を行わせる。
カード処理部は、カード挿入口14aからカードを受け付けたならば、リーダライタ14によりカードIDを読み取らせる。読み取ったカードIDは、カードデータ16cのカードIDとなる。そして、カードIDに関連付けられたプリペイド価値をカードデータ16cのプリペイド価値に加算する。また、カード処理部は、カード返却ボタンが押下操作され、データ管理部によりカード管理装置40のカードデータ並びに会員管理装置50の会員データが更新された後に、カードデータ16cのプリペイド価値をカードに関連付けてカード挿入口14aから排出する。
データ管理部17bは、遊技機20に関するデータを管理する処理部である。具体的には、データ管理部17bは、遊技機20から遊技機IDを取得し、入替検知部17cに出力する。また、データ管理部17bは、遊技機20から遊技結果データを取得し、不正検知部17dに出力する。
また、データ管理部17bは、カード管理装置40から機種データを受信した場合に機種データ16eとして記憶部16に格納し、表示操作部13により機種データの表示を求める操作を受け付けた場合に機種データ16eを読み出して表示制御する。また、データ管理部17bは、玉貸し処理部17aにより玉貸し及び再プレイが行なわれた場合に該玉貸し及び再プレイの履歴を玉貸データ16bとして記憶部16に格納し、表示操作部13により遊技結果データの表示を求める操作を受け付けた場合に玉貸データ16b及び遊技結果データ16fを読み出して表示制御する。
入替検知部17cは、データ管理部17bから出力された遊技機IDが記憶部16に格納された遊技機ID16dと一致するか否かにより遊技機20の入れ替えを検知する処理部である。データ管理部17bから出力された遊技機IDが記憶部16に格納された遊技機ID16dと不一致である場合には、入替検知部17cは、遊技機20が入れ替えられたと判定し、データ管理部17bから出力された遊技機IDにより遊技機ID16dを更新し、この新たな遊技機ID16dを台間カード処理機ID16aとともにカード管理装置40に送信する。
不正検知部17dは、データ管理部17bから出力された遊技結果データと記憶部16に格納された遊技結果データ16fと比較し、所定値以上乖離している場合には、不正が行なわれたと判定し、報知処理を行なう。かかる不正の検知は、開店処理時等、所定のタイミングで行なわれる。営業時間中には、データ管理部17bから出力された遊技結果データは不正の検知に用いず、遊技結果データ16fの更新に用いられる。
通信切替部17eは、遊技機ID16d又は機種データ16eにより、遊技機20が封入式遊技機であるか、開放式遊技機であるかを判定し、判定結果により遊技機通信部15bと遊技機管理基板15cのいずれを遊技機20との通信に用いるかを切り替える処理部である。
遊技機20は、記憶部23及び制御部24を有する。記憶部23は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部23は、設定データ23b、遊技結果データ23c及び持玉データ23dを記憶する。
設定データ23bは、入賞の確率など遊技の性能に関する設定を示すデータである。遊技結果データ23cは、遊技機20による遊技処理の結果を示すデータである。この遊技結果データ23cには、入賞履歴、打込玉数及び賞出玉数などが含まれる。持玉データ23dは、遊技機20が管理する現時点での持玉数を示すデータである。
制御部24は、遊技機20を全体制御する制御部である。制御部24は、台間カード処理機10への遊技機IDの送信、遊技制御、持玉数の管理を行なう。制御部24は、遊技制御の結果を遊技結果データ23cとして記憶し、台間カード処理機10に送信する。また、台間カード処理機10から通知された持玉数を持玉データ23dに加算し、遊技制御により生じた持玉の増減を持玉データ23dに反映する。カード返却指示を受け付けた場合には、制御部24は、持玉データ23dが示す持玉数を台間カード処理機10に送信し、持玉データ23dを「0」にクリアする。
制御部24は、主基板24aと副基板24dを有する。主基板24aは、入賞の抽選を行なう抽選基板24bと、入賞した場合における持玉数の追加を管理する払出基板24cとを有する。この抽選基板24b及び払出基板24cは、それぞれ固有のIDを有する。制御部24は、抽選基板24b及び払出基板24cのIDを遊技機IDとして使用する。副基板24dは、遊技にかかる演出の管理を行なう基板である。
次に、台間カード処理機10の起動時の処理動作について説明する。図5は、台間カード処理機10の起動時の処理動作を示すフローチャートである。この処理動作は、遊技店の開店時等に台間カード処理機10が起動する際に実行される。
まず、台間カード処理機10のデータ管理部17bは、遊技機20から遊技機IDを取得する(ステップS101)。台間カード処理機10の入替検知部17cは、データ管理部17bが取得した遊技機IDと記憶部16に記憶した遊技機ID16dとを比較し、遊技機IDに変更があったか否かを判定する(ステップS102)。
遊技機IDに変化がある場合には(ステップS102;Yes)、入替検知部17cは、記憶部16の遊技機ID16dをデータ管理部17bが取得した遊技機IDに書き換えて更新し(ステップS103)、遊技機ID16dと台間カード処理機ID16aとをカード管理装置40に送信する(ステップS104)。
データ管理部17bは、送信した遊技機ID16aに対応する機種データをカード管理装置40から受信して(ステップS105)、機種データ16eを更新する。また、遊技機ID16d又は機種データ16eに基づいて遊技機通信部15bと遊技機管理基板15cのいずれを遊技機20との通信に用いるかを切り替えて(ステップS106)、処理を終了する。
一方、遊技機IDに変更がない場合には(ステップS102;No)、データ管理部17bは、遊技機20から遊技結果データ23cを取得する(ステップS107)。不正検知部17dは、遊技結果データ23cと記憶部16の遊技結果データ16fと比較する。
起動時の段階では、遊技結果データ23cと遊技結果データ16fとはそれぞれ前日の遊技機結果を示しており、遊技機20の入替がない場合には一致するはずである。そこで、不正検知部17dは、遊技結果データ23cと遊技結果データ16fとが一致しなければ不正有り(ステップS108;Yes)と判定し、店員に対する報知処理(ステップS109)を行なって処理を終了する。一方、遊技結果データ23cと遊技結果データ16fとが一致すれば不正なし(ステップS108;No)と判定し、処理を終了する。
ここで、遊技データの比較について、具体的に説明する。遊技機20は、処理IDと紐付けて、賞出玉数を示すインデータ、打込み玉数を示すアウトデータ、入賞の発生を示す入賞データなどの遊技履歴情報を記憶している。
遊技機20は、台間カード処理機10との通信時に、前回通信時からの遊技履歴情報を台間カード処理機10に通知する。起動時には、まず処理IDの最新番号が遊技機20と台間カード処理機10とで一致するか否かを確認する。また、処理IDに紐付けられた遊技履歴情報が台間カード処理機10で受信済かどうかを確認する。インデータ、アウトデータ、入賞データなどが一致するかどうかも判定してもよい。
次に、遊技機IDの一致判定についてさらに説明する。既に説明したように、遊技機IDは、抽選基板24bのIDと払出基板24cのIDとを含む。この双方が不一致となった場合と、いずれか一方のみが不一致となった場合とで、ステップS109の報知内容を異ならせてもよい。いずれか一方のみが不一致となった場合には、いずれが不一致となったかによってさらに報知内容を異ならせることができる。また、遊技機20の出荷情報と照合することで、中古の基板が正当に再利用されている場合と、不当に改造品が流通している場合とを識別することとしてもよい。
次に、データ管理部17bの営業時間中の処理動作について説明する。図6は、データ管理部17bの営業時間中の処理動作を示すフローチャートである。データ管理部17bは、カード管理装置40から設定変更要求を受信したか否かを判定し(ステップS201)、設定変更要求を受信したならば(ステップS201;Yes)、受信した設定変更要求に基づいて遊技機20の設定データ23bを更新することで、設定変更処理を行なう(ステップS202)。
設定変更処理(ステップS202)の終了後、若しくは設定変更要求を受信していないならば(ステップS201;No)、データ管理部17bは、表示操作部13により機種データの表示を求める操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS203)。
機種データの表示を求める操作を受け付けたならば(ステップS203;Yes)、データ管理部17bは、記憶部16から機種データ16eを読み出して表示操作部13に表示制御する(ステップS204)。
機種データの表示(ステップS204)の後、若しくは機種データの表示を求める操作を受け付けていないならば(ステップS203;No)、データ管理部17bは、表示操作部13により遊技結果データの表示を求める操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS205)。
遊技結果データの表示を求める操作を受け付けたならば(ステップS205;Yes)、データ管理部17bは、遊技機20から遊技結果データ23cを取得して(ステップS206)、記憶部16の遊技結果データ16fを更新する。そして、玉貸データ16b及び遊技結果データ16fを表示操作部13に表示制御し(ステップS207)、処理を終了する。
ここで、遊技結果データの表示についてさらに説明する。遊技結果データの表示要求は、台間カード処理機10又は遊技機20で受け付けることができる。表示要求を受け付けると、台間カード処理機10は、直前の遊技客交代タイミングとして用いる事象を特定する(カード挿入、携帯かざし、現金投入など)。そして、特定した交代タイミングの処理ID以降を指定して、遊技結果データの表示要求を遊技機20に送信する。かかる表示要求と合わせて、入金額の情報を遊技機20に送信する。遊技機20は、入金額の情報と、インデータ及びアウトデータを図7に示されるようにグラフ化して表示する。ここで、遊技客交代タイミングを事象から特定するにあたり、交替と判定する基準を台間カード処理機10あるいはカード管理装置40は記憶している。たとえば、現金投入があっても、挿入されているカードが同じであれば、遊技客の交代とは見なさず、カード挿入タイミングを直前の遊技客交代として特定する。なお、台間カード処理機10で表示する場合は、処理IDを指定して、この間の遊技データを遊技機20に要求すればよい。
次に、図2に示したカード管理装置40の内部構成について説明する。図8は、図2に示したカード管理装置40の内部構成を示すブロック図である。図8に示すように、カード管理装置40は、表示部41及び入力部42と接続され、外部ネットワーク通信部43、店舗ネットワーク通信部44、記憶部45及び制御部46を有する。
表示部41は、液晶パネルやディスプレイ装置等である。入力部42は、キーボードやマウス等である。外部ネットワーク通信部43は、機種管理センタ110及び本店サーバ120と通信するためのインタフェース部である。店舗ネットワーク通信部44は、通信回線90を介して島コントローラ30、会員管理装置50、ホールコンピュータ60、景品管理装置70及び精算機80とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部45は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、店舗ID45a、カード管理データ45b、装置管理データ45c及び稼働管理データ45dを記憶する。
店舗ID45aは、遊技店を識別する識別情報である。カード管理データ45bは、カードIDにプリペイド価値の残高と持玉数とを対応付けたデータである。装置管理データ45cは、遊技店に設置された装置に関するデータである。この装置管理データ45cは、台間カード処理機ID、台間カード処理機10のアドレス、設置場所、遊技機ID、遊技機20の機種データを含む。稼働管理データ45dは、各遊技台の稼働状況を管理するデータであり、日付、遊技機ID、打込玉数、賞出玉数及び貸玉数を対応付けたデータである。
制御部46は、カード管理装置40を全体制御する制御部であり、カード管理部46a、装置管理部46b、認証キー配信履歴管理部46c及び稼働管理部46dを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実
行することにより、カード管理部46a、装置管理部46b、認証キー配信履歴管理部46c及び稼働管理部46cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
カード管理部46aは、カード管理データ45bの管理を行う処理部である。カード管理部46aは、台間カード処理機10、景品管理装置70及び精算機80と通信して、カードIDに対応付けられたプリペイド価値及び持玉数を更新する。
装置管理部46bは、装置管理データ45cの管理を行なう処理部である。装置管理部46bは、台間カード処理機10から取得した台間カード処理機ID、台間カード処理機10のアドレス、設置場所及び遊技機IDに基づいて、装置管理データ45cを生成及び更新する。
また、装置管理部46bは、台間カード処理機10から遊技機IDを受信した場合に、機種管理センタ110に機種データの問い合わせを行なって装置管理データ45cの機種データを更新する。さらに、装置管理部46bは、遊技機ID及び機種データの更新を行なった場合に、台間カード処理機10、会員管理装置50及びホールコンピュータ60に設定変更を要求することで、遊技機の入れ替えにかかる設定変更を自動的に実行する。また、装置管理部46bは、複数の遊技店における遊技機の設置状況を統合管理する本店サーバ120に対して遊技機の変更通知を送信する。また、認証キー配信履歴管理部46cでは、台間カード処理機10に対して配信した、遊技機20を動作させるための認証キーの配信履歴を配信日時、配信先台間カード処理機10を含んだ形で記憶している。
稼働管理部46dは、稼働管理データ45dの管理を行なう処理部である。稼働管理部46dは、台間カード処理機10から取得した遊技結果データに基づいて、稼働管理データ45dを生成及び更新する。
次に、図6に示した記憶部45が記憶するデータの具体例について説明する。図9は、記憶部45が記憶するデータを説明するための説明図である。図9に示すカード管理データ45bは、カードID「1001」にプリペイド価値「2500」及び持玉「3000」が対応付けられた状態を示している。
図9に示す装置管理データ45cは、台間カード処理機ID「3001」のネットワーク上のアドレスが「192.168.2.1」、設置場所が「島1−1」、接続された遊技機20の遊技機IDが「5009」、接続された遊技機20の機種が「EV01」であることを示している。
図9に示す稼働管理データ45dは、日付「20120401」において、遊技機ID「5001」の遊技機20の打込玉数が「123000」、賞出玉数が「234000」、貸玉数が「111000」であることを示している。このように、稼働管理データ45dは、遊技機IDに対応付けられているので、遊技機20の入替により遊技機IDが変更された場合には、それぞれの遊技結果が個別に管理されることとなる。
次に、カード管理装置40の遊技機入れ替えにかかる処理手順について説明する。図10は、カード管理装置40の遊技機入れ替えにかかる処理手順を示すフローチャートである。
カード管理装置40の装置管理部46bは、台間カード処理機10から遊技機IDを受信すると(ステップS301;Yes)、受信した遊技機IDにより装置管理データ45cを更新するとともに、該遊技機IDを機種管理センタ110に送信する(ステップS302)。
装置管理部46bは、送信した遊技機IDに対応する機種データを機種管理センタ110から受信して(ステップS303)、装置管理データ45の機種データを更新し、台間カード処理機10、会員管理装置50及びホールコンピュータ60に設定変更を要求する(ステップS304)。かかる設定変更の後、装置管理部46bは、本店サーバ120に遊技機変更通知を送信し(ステップS305)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施例に係る遊技機管理システムは、台間カード処理機10が、遊技機20から該遊技機に関するデータとして遊技機IDを取得し、取得した遊技機IDに基づいて遊技機20の入れ替えを検知し、遊技機20の入れ替えを検知した場合には遊技機IDをカード管理装置40に送信して、遊技機の入れ替えにかかる設定変更を自動的に実行するので、店員の作業負担を軽減し、遊技機の入れ替えを効率的に行なうことができる。
また、台間カード処理機10が、遊技機20から遊技結果データを取得し、自装置で管理する遊技結果データと比較することで、不正の検知を行なうことができる。また、遊技機20から遊技結果データを玉貸データとともに表示することで、遊技に関する情報を総合的に提供することができる。また、台間カード処理機10が、遊技機20から取得した情報に基づいて、通信接続の切替を自動的に行なうことができる。
なお、上述の実施例では、遊技玉の取り出しが制限された封入式の遊技機を例に説明を行なったが、玉貸し及び再プレイにより遊技玉を払い出し、払い出された遊技玉の投入を受け付けて遊技を行なう開放式の遊技機に適用することもできる。また、上述の実施例では、遊技玉を用いる弾球遊技機を例にとって説明したが、本発明はこれに限らず、回胴式遊技機であっても適用することができる。
また、上述の実施例では、カード管理装置40が機種管理センタ110に対する問い合わせ、他の装置に対する設定変更要求及び遊技機変更通知等の遊技機の管理を行なう構成について説明したが、遊技機の管理はカード管理装置40に限らず、会員管理装置や専用の管理装置等、他の装置により行ってもよい。また、台間カード処理機10が機種管理センタへの問い合わせや他の装置に対する設定変更要求及び遊技機変更通知を行なうように構成してもよい。
また、上述の実施例では、台間カード処理機10が遊技機IDの比較を行い、遊技機20の入れ替えが行われたか否かの判定を行う場合について説明したが、カード管理装置40等、他の装置が遊技機IDの比較を行って遊技機20の入れ替えが行われたか否かを判定するように構成してもよい。
カード管理装置40が遊技機IDの比較を行う構成では、台間カード処理機10は、遊技機IDの記憶を行わず、遊技機20から取得した遊技機IDを常にカード管理装置40に送信する。カード管理装置40は、台間カード処理機10から受信した遊技機IDを台間カード処理機10の識別情報と対応付けて記憶し、台間カード処理機10から受信した遊技機IDを以前に該台間カード処理機10から受信した遊技機IDと比較することで、遊技機20の入れ替えが行われたか否かを判定する。
また、上述の実施例では、機種管理センタから機種データを取得する構成について説明したが、遊技機20に機種データを記憶させ、台間カード処理機10が遊技機20から遊技機IDとともに機種データを取得するように構成してもよい。
また、本実施例では、カードの形態についての詳細な説明を省略したが、かかるカードには、磁気カード、ICカード等が含まれる。また、ここでは説明の便宜上「カード」を例にとって説明したが、かかるカード以外に、チップ、スティック、携帯端末等を用いる場合に本発明を適用することもできる。特に、ICチップ付携帯端末を媒体として用いる場合は、リーダライタに当該携帯端末を翳すことにより、ICチップとリーダライタとの非接触通信により当該携帯端末と関連付けられたプリペイド価値及び持玉数を取得することができる。
また、図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部または一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。具体的には、ホールコンピュータを有さない構成や、カード管理装置と会員管理装置が一体となった構成でもよい。
以上のように、本発明に係る台間装置及び遊技システムは、不正を検出する場合に適している。
10 台間カード処理機
11 状態表示部
12 紙幣搬送部
12a 紙幣挿入口
13 表示操作部
14 リーダライタ
14a カード挿入口
15a 店舗ネットワーク通信部
15b 遊技機通信部
15c 遊技機管理基板
16、23、45 記憶部
16a 台間カード処理機ID
16b 玉貸データ
16c カードデータ
16d 遊技機ID
16e 機種データ
16f 遊技結果データ
17、24、46 制御部
17a 玉貸処理部
17b データ管理部
17c 入替検知部
17d 不正検知部
17e 通信切替部
20 遊技機
21 ハンドル
22a プリペイド価値表示部
22b 持玉数表示部
23b 設定データ
23c 遊技結果データ
23d 持玉データ
24a 主基板
24b 抽選基板
24c 払出基板
24d 副基板
30 島コントローラ
40 カード管理装置
41 表示部
42 入力部
43 外部ネットワーク通信部
44 店舗ネットワーク通信部
45a 店舗ID
45b カード管理データ
45c 装置管理データ
45d 稼働管理データ
46a カード管理部
46b 装置管理部
46c 認証キー配信履歴管理部
46d 稼働管理部
50 会員管理装置
60 ホールコンピュータ
70 景品管理装置
80 精算機
90 通信回線
110 機種管理センタ
120 本店サーバ

Claims (7)

  1. 遊技機に対応付けて配設される台間装置であって、
    前記遊技機から該遊技機での遊技処理の結果を示す遊技情報を取得する遊技情報取得手段と、
    前記遊技情報取得手段により取得された遊技情報が前回の遊技情報から変化したか否かに基づいて不正の可能性を検出する不正検出手段と
    を備えたことを特徴とする台間装置。
  2. 前記不正検出手段は、遊技機から取得された遊技機識別情報と自装置が保持する遊技機識別情報とを比較した結果と、前記遊技情報に基づいて不正の可能性を検出するものであることを特徴とする請求項1に記載の台間装置。
  3. 前記遊技情報として、遊技機における獲得遊技媒体数および遊技機における消費遊技媒体数を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の台間装置。
  4. 前記遊技情報取得手段は、前記遊技情報を一定時間間隔ごとに取得するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の台間装置。
  5. 前記不正検出手段により不正の可能性が検出された場合に所定の報知を行う報知手段をさらに備え、
    前記報知手段は、所定の報知契機が到来したことを条件として報知を行うものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の台間装置。
  6. 前記遊技機と自装置との間で獲得遊技媒体数に係る情報の送受信を行う場合に、通信コマンドと一回の通信毎に所定数が加算される処理識別情報とを取得する情報取得手段と、
    記情報取得手段が前記遊技機から取得した処理識別情報と、自装置が管理する処理識別情報との整合性に基づいて異常を検知する異常検知手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の台間装置。
  7. 遊技機に対応付けて設けられ、前記遊技機から該遊技機での遊技処理の結果を示す遊技情報を取得する遊技情報取得手段と、
    記遊技情報取得手段により取得された遊技情報が前回の遊技情報から変化したか否かに基づいて不正の可能性を検出する不正検出手段と
    を備えたことを特徴とする遊技システム。
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