JP2002034471A - 呈味の改善された飲食品又は口腔用組成物 - Google Patents
呈味の改善された飲食品又は口腔用組成物Info
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Abstract
又は糊臭味の群から選ばれる1種又は2種以上の呈味が
改善された飲食品又は口腔用組成物の提供。 【解決手段】 本飲食品及び口腔用組成物は、甘蔗由来
の抽出物を含有する。これら飲食品は 酸味含有飲食品は、食酢含有又はpHの調整剤含有す
る酸味が緩和された飲食品 苦味含有飲食品は、炭酸入りで、苦味感が除去乃至低
減された飲食品 甘味料含有飲食品は、高甘度甘味料含有で呈味改善さ
れた飲食品 渋味食有飲食品は茶飲料である 辛味料を含有させた辛味含有飲食品 穀類又は澱粉加工品であり特に小麦外皮食品、コース
ターチ加工食品である呈味改善飲食品 穀臭、糊臭味を改善された飲食品であり甘遭由来抽出
物は、合成吸着剤カラムに吸着させ水、アルコールの1
種以上で溶出させて得られる画分である。
Description
飲食品又は口腔用組成物に関し、詳しくは、酸味、苦
味、甘味、渋味、辛味及び穀物臭味又は糊臭味の1種以
上が好ましい方向に改善された飲食品又は口腔用組成物
に関し、より詳しくは、甘蔗由来の抽出物を含有するこ
とを特徴とする、酸味、苦味、甘味、渋味、辛味及び穀
物臭味又は糊臭味の群から選ばれる1種又は2種以上の
呈味を改善する方法及び呈味が改善された飲食品又は口
腔用組成物に関する。
ッシング、マヨネーズ、バーモントドリンクのような食
酢を含有する飲食品は、その酸味を特徴とする飲食品で
はあるが、食酢に起因する独特の刺激的酸味は必ずしも
万人に好まれているものではない。その刺激的酸味がマ
イルドになればより高級感を増し、老若男女が好む嗜好
性に富んだ商品になることは明らかである。
酸等が含有される果汁乃至果汁配合飲料はその強烈な酸
味が好まれることもあるが、より好ましい飲料としては
酸味が緩和された飲料であると言える。
「pH調整剤」として日持ち向上剤の効果を期待して用
いられることもあり、その際の酸味は、全く不要どころ
か排除されるべき酸味である。
ものではあるが、必ずしも望まれる呈味に調整されてい
るわけではない。そこで、例えば、食酢に脂肪酸エチル
エステルを含有させて刺激臭及び酸味を低減し、香味の
良好な食酢を提供する食酢の製造法(特開平5−137
561号公報)、食酢に、穀物または乳タンパク等の食
品原料を発酵させた物質を混合させて酸味を低減させた
食品用加工酢(特開平7−203942号公報)、酸味
を呈する製品に高甘味度甘味剤を甘味の閾値以下の量で
用いる酸味のマスキング方法(特開平10−21579
3号公報)などが提案されている。
苦味物質であるナリンギンを含有するグレープフルーツ
のような果実、或いは、にがうりのような野菜、コーヒ
ーのような焙煎抽出物、或いはまた、香料物質、ペプチ
ドなどの化学物質や蛋白加水分解物などが苦味を有する
ものとして知られている。
コーヒーの場合の苦味低減は、通常、各種甘味料を添加
するなどして対処し、また、蛋白加水分解物の苦味除去
は、イカ肝臓由来の酵素で処理する蛋白加水分解物の呈
味改善法(特開平5−291538号公報)などが提案
されている。
などの炭酸入り飲料は、炭酸由来のチリチリとした刺激
のある喉越し感が堪らない魅力の飲料である。従って、
そのチリチリ感を求める消費者のニーズに合わせた多く
の炭酸入り製品が上市されている。しかしながら、その
喉越し感に隠されて、本来なら忌避されるはずの炭酸に
起因する苦味が看過され、それを解決しようとする努力
はなされていない。
至添加物であるが、特に、サッカリン、アスパルテー
ム、アセスルファームK、スクラロース、ステビア等の
いわゆる高甘味度甘味料と一般的に総称される甘味料
は、少量で甘味を呈する反面、苦味を伴った甘味がある
ので、その苦味を伴った甘味が緩和乃至除去され得る呈
味改善方法が求められている。
の方法が提案されており、例えば、サッカリンとアスパ
ルテームを併用する人工甘味料の呈味改善法(特公昭4
7−23389号公報)、高甘味度甘味料を含有し、且
つ、ギムネマ酸を含有することを特徴とする高甘味度甘
味料含有飲料(特開平4−104778号公報)などが
ある。
有される飲食品、例えば、茶類飲料は、ポリフェノール
類が多量に含有され、そのポリフェノール類が抗酸化
能、活性酸素消去能を有するので健康飲食品として注目
を浴びている。しかしながら、ポリフェノール類を多く
含有させようとすると渋味が増し、香味的に満足されな
い場合があり、その渋味が緩和乃至除去され得る呈味改
善が求められているが、有効な手段は何ら見出されてい
ない。
食欲増進効果を有し、或いは、唐辛子のカプサイシンに
は肥満防止効果があるなど、香辛料の重要性は高い。一
時ヒット商品にもなった激辛ラーメンなどもあり、香辛
料含有飲食品には根強い需要がある。しかしながら、健
康飲食品として辛味成分を含有させようとする場合、そ
のピリピリした辛味感は必ずしも必要とはされない。そ
こで、その辛味が緩和乃至除去され得る呈味改善方法が
求められているが、有効な手段は何ら見出されていな
い。
ま(小麦外皮)、糠などは、穀類特有の香味を有し、時
には香ばしい風味を飲食品に付与して好まれる場合もあ
るが、一般的には、食した時に「粉っぽい」、「糊っぽ
い」などの表現やその穀類由来の特有の不快な臭いを示
す表現で表されるような、概して品質的に劣る評価が下
されている。そのような香味を改善するために、香料を
賦与してより好ましい商品にしているが、素材の風味を
活かそうとする商品の場合は、香料の添加は必ずしも喜
ばれない。そこで、本来穀物臭味又は糊臭味を有する素
材である、例えば、小麦粉、コーンスターチ等を用いて
製造される穀類又は澱粉加工食品において、上記のよう
な「粉っぽさ」に関する呈味改善方法が求められている
が、有効な手段は何ら見出されていない。
記のような提案では、満足できるほどに食酢の刺激的酸
味感を緩和すること、或いは、不要な酸味を緩和乃至除
去することはできない。そこで、食品本来の成分であっ
て、添加することにより何ら異味異臭を生じることなく
効果的に刺激的酸味感等を緩和する方法が求められてい
る。また、上記のように、炭酸水、低甘味のノンフレー
バー炭酸入り飲料或いはアップルフレーバーのような甘
い香味を有するフレーバーが添加されている炭酸入り飲
料は、炭酸に起因する苦味感を特に強く感じる飲料であ
る。従来、そのような苦味感は、例えば、レモンフレー
バーのような爽快感のあるフレーバーが添加されている
ことにより、意図せずにマスキングされている。近来、
消費者の嗜好性が多様化し、低甘味のいわゆるニアウオ
ーターと称される飲料も好まれる傾向にあり、微妙な香
気香味の差別化も進んでいる。そこで、香気香味に多大
な影響を与える本来望ましくない炭酸の苦味感を、炭酸
含有飲食品或いは炭酸含有口腔用組成物から、実質的に
感知しない程度までに除去乃至低減化することによっ
て、その呈味を大いに改善することが望まれている。高
甘味度甘味料の苦味を伴った甘味の改善については、上
記のように多数の提案があり、それらによっていくらか
マスキングされることもあるが、十分ではない。また、
渋味、辛味及び穀物臭味又は糊臭味を緩和乃至除去しよ
うとする試みは、従来、積極的に取り組まれることが無
かったが、上記理由により、改善が求められている。
重ねた結果、酸味料含有飲食品に甘蔗由来の抽出物を
配合することにより、食酢由来の独特の刺激的酸味感、
果汁の酸味或いはpH調整剤としての不要な酸味を実質
的に緩和乃至除去することができること、苦味含有組
成物、例えば、炭酸或いは炭酸発生剤入り飲食品及び口
腔用組成物に甘蔗由来の抽出物を含有させることによ
り、炭酸の苦味感が実質的に除去されること、高甘味
度甘味料などを含有する甘味料含有飲食品又は口腔用組
成物に甘蔗由来の抽出物を含有させることにより、苦味
を伴った甘味を改善乃至除去することができること、
茶類飲料などの渋味含有飲食品に甘蔗由来の抽出物を含
有させることにより、渋味が実質的に低減乃至除去され
ること、香辛料含有飲食品に甘蔗由来の抽出物を含有
させることにより、辛味が緩和されること、穀類又は
澱粉加工食品に甘蔗由来の抽出物を含有させることによ
り、穀物臭味又は糊臭味を改善乃至除去することができ
ること、を見出し本発明を完成した。
甘蔗汁、甘蔗の溶媒抽出液、及び甘蔗由来の製糖蜜より
選ばれた原料を、固定担体としての合成吸着剤を充填し
たカラムに通し、該合成吸着剤に吸着した成分を、水、
メタノール及びエタノールから選ばれる1種又は2種以
上の溶媒で溶出させて得られる画分である。その具体的
な製造方法については、本出願人の一人による特開平1
0−151182号公報に開示されており、その製造方
法と同じであれば特に制約されるものではないが、好ま
しくは、合成吸着剤として有機系樹脂が使用され、溶出
溶媒としてエタノール−水混合溶媒が使用される。より
好ましくは、合成吸着剤が芳香族系樹脂、特に無置換基
型の芳香族系樹脂であり、溶出溶媒が50/50〜60
/40(体積/体積)エタノール−水混合溶媒である。
本発明で用いられる甘蔗由来の抽出物は、前記特許公報
に開示されたもの(すなわち消臭物質)と同じである
が、好ましくは、原料の固形分に対して0.01〜5倍
湿潤体積量の無置換基型の芳香族系樹脂を充填したカラ
ムに、カラム温度60〜97℃にて原料を通液した後、
カラムに吸着された成分を、カラム温度20〜40℃に
て50/50〜60/40(体積/体積)エタノール−
水混合溶媒で溶出させて得られる画分であり、かつ該エ
タノール−水混合溶媒での溶出開始時点から集めた溶出
液の量が前記樹脂の4倍湿潤体積量以内である画分であ
る。より好ましくは、スクロース、グルコースおよびフ
ルクトースの合計の含有量が、固形分量に対して50重
量%以下、好ましくは20重量%以下、より好ましくは
5重量%以下である画分である。
上記したように、本出願人の一人が、甘蔗汁、甘蔗の溶
媒抽出液、及び甘蔗由来の製糖蜜より選ばれる原料を処
理して得た物質であり、該抽出物は、消臭効果が極めて
優れ、各種素材の消臭剤として有効であることがすでに
確認されている。該出願人は、該抽出物に関して、各種
の悪臭物質に有効な消臭物質(特開平10−15118
2号公報)、野菜類および豆類のための消臭方法および
消臭剤(特開平11−155516号公報)、家畜の排
泄物の消臭方法、動物の排泄物を消臭する食料および消
臭剤(特開平11−155497号公報)、魚介類およ
び肉類のための消臭剤、消臭方法及び消臭物質(特開平
11−187825号公報)、エチケット消臭剤および
体臭の消臭方法(特開平11−189519号公報)な
どの出願を先に行っている。
効果とは別に、上記〜記載の効果を見出し、それを
用いることにより、従来の酸味料含有飲食品、苦味含有
組成物、甘味料含有飲食品又は口腔用組成物、渋味含有
飲食品、辛味含有飲食品及び穀類又は澱粉加工食品の呈
味を改善することができたものである。
含有することを特徴とする、呈味の改善された飲食品又
は口腔用組成物を提供する。特に、本発明は、呈味の優
れた酸味料含有飲食品、炭酸入り飲食品又は口腔用組成
物、高甘味度甘味料含有飲食品又は口腔用組成物、茶類
飲料、香辛料含有飲食品及び穀類又は澱粉加工食品を提
供する。
有することを特徴とする、呈味が改善された飲食品又は
口腔用組成物に関し、具体的には、甘蔗由来の抽出物を
含有することによって、食酢等の酸味が緩和乃至除去さ
れた酸味料含有飲食品;ナリンギンやペプチド或いは炭
酸の苦味感が除去乃至低減された苦味含有組成物、例え
ば、炭酸入り飲食品や炭酸入り口腔用組成物;苦味感の
伴った甘味が改善された、サッカリン、アスパルテー
ム、アセスルファームK、スクラロース、ステビアなど
の高甘味度甘味料含有飲食品又は口腔用組成物;渋味の
緩和された茶類飲料;辛味が緩和された香辛料含有飲食
品;穀物臭味又は糊臭味が改善された穀類又は澱粉加工
食品に関する。
しながら説明する。1つの実施態様では、本発明は、酸
味が緩和された酸味料含有飲食品である。通常、食品に
用いられる酸味を感じさせる化合物としては、酢酸、プ
ロピオン酸などの低級脂肪酸;アジピン酸、クエン酸、
グルコノデルタラクトン、グルコン酸、酒石酸、フマル
酸、フマル酸一ナトリウム、コハク酸、リンゴ酸、乳酸
などの有機酸;リン酸などの無機酸があり、それぞれ特
徴的な酸味を有する化合物である。低級脂肪酸は他の有
機酸と異なり香気を有しており、特に酢酸は刺激臭を有
する酸味料である。
食酢、ドレッシング、ノンオイルドレッシング、マヨネ
ーズ、ソース、ケチャップ、チリソースなどの食酢含有
調味料;酢の物、たで酢などの食酢配合調理食品;蜂蜜
とりんご酢が混合されたバーモントドリンクなどの食酢
含有飲料;レモンジュース、オレンジジュース、グレー
プジュース、グレープフルーツジュースなどの果汁及び
果汁配合飲料;グルコノデルタラクトン、グルコン酸等
の食品衛生法上「pH調整剤」と表示して配合されてい
るインスタント食品などの加工食品;などを挙げること
ができる。
酢、麦芽酢、米酢、ぶどう酢、りんご酢、黒酢などの発
酵醸造法および合成法で得られた酢酸を含有する食用酢
を意味し、これら食用酢を含有する飲食品を食酢含有飲
食品と称する。
ッシング、マヨネーズ、ソース、ケチャップなどの食酢
含有調味料は、通常、酢酸を0.5%〜1.5%含有し
ている食品である。これら食品に対して、上記甘蔗由来
の抽出物を0.5ppm〜500ppm、好ましくは、
1ppm〜200ppmを配合することにより、刺激的
酸味は緩和され、マイルドな酸味を持った食酢配合調味
料とすることができる。
トドリンクは、消費者の要望に応えて食酢含有量は広範
囲であるが、酢酸を0.02%〜0.5%含有している
飲料である。これら飲料に対して、上記甘蔗由来の抽出
物を0.2ppm〜500ppm、好ましくは、0.5
ppm〜100ppmを配合することにより、刺激的酸
味は緩和され、マイルドな酸味を持った食酢含有飲料と
することができる。
は完全に緩和されるので、上記範囲以上に甘蔗由来の抽
出物を添加する必要はない。ただし、所望により、例え
ば甘蔗風味を付与するために、甘蔗由来の抽出物を上記
範囲より多く添加することにはなんら問題は無い。上記
範囲以下の添加では、酸味の緩和が不満足な場合もあ
る。
物を配合することにより、刺激的酸味を緩和することが
できることは言うまでもない。
剤含有食品としては、例えば、スープ、カレー具、中華
料理などのレトルト食品;包装米飯、包装麺類などのイ
ンスタント食品などであって、食品のpHを低下させる
ことにより食品の保存性を良くすることを目的として酸
味料が添加されている食品が挙げられる。
(酸味料)は、通常、食品のpHを4.5近辺に調整す
るように添加されている。不要な酸味を除去乃至緩和す
るために、甘蔗由来の抽出物を製品に対して0.5pp
m〜500ppm、好ましくは、1ppm〜200pp
m配合すると、酸味は実質的に感知しない程度に緩和さ
れる。
去乃至低減された苦味含有組成物、例えば、炭酸入り飲
食品や炭酸入り口腔用組成物のように、炭酸に起因する
苦味感が除去乃至低減された炭酸含有組成物である。具
体的には、炭酸または炭酸発生剤と甘蔗由来の抽出物を
含有する炭酸入り飲食品および口腔用組成物である。
の略称であり、炭酸ガスは二酸化炭素の気体状のものを
言い、水に溶解して炭酸となり、水溶液中では二酸化炭
素と炭酸が化学平衡状態となっている。通常、炭酸水の
製造は、低温の水に高圧炭酸ガスを吸収させることによ
り行われるが、ガスの吸収は水中の空気と炭酸ガスに含
まれる空気をあらかじめ除かないと完全に行われないの
で、十分に脱気して炭酸ガスを封入する。
ば、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウムなどの
ような、加温或いは有機酸との反応により炭酸を発生す
る、食品に通常用いられる食品添加物である。
炭酸飲料を挙げることができる。これは炭酸を含む飲料
であって、純粋な水に炭酸を含ませたもの;炭酸をもと
もと含んでいる天然鉱泉のようなもの;純良な飲料水に
天然又は人工の香料、甘味料などを加え有機酸で調味し
てこれに炭酸を含ませたもの;天然果汁を用い、炭酸を
含ませたものなどである。具体的には、商品形態とし
て、炭酸水、サイダー、ラムネ、コーラ、果汁入り炭酸
飲料、瓶・缶入りハイボール、ビールなどを挙げること
ができる。
るが、通常、78.4KPa〜392KPa、好ましく
は、98KPa〜294KPaである。
炭酸入り菓子類(ハードキャンディ、ソフトキャンデ
ィ、錠菓、チューインガム、チョコレートなど)や炭酸
を含有したゼリー類などが挙げられる。
は、炭酸が封入される場合と炭酸発生剤を添加する場合
とがあるが、炭酸量に換算すると、製品にもよるが、通
常、製品1g中0.5ml〜15ml、好ましくは、2
ml〜8mlである。なお、炭酸発生剤としては、炭酸
水素ナトリウムを用いることが望ましい。
内の悪臭を除去し、虫歯予防などに用いられる、例え
ば、マウスウオッシュ、口中清涼剤などを挙げることが
できる。これら口腔用組成物中の炭酸の含有量は、炭酸
飲料の場合とほぼ同じ程度である。
来の抽出物を含有する炭酸含有組成物において、甘蔗由
来の抽出物の配合割合は、最終製品に対して1ppm〜
100ppm、より好ましくは、5ppm〜50ppm
である。上記の配合割合により、本発明の炭酸含有組成
物は炭酸に起因する苦味が感知されないほどに除去乃至
低減されるので、上記範囲以上に甘蔗由来の抽出物を添
加する必要はない。ただし、所望により、例えば甘蔗風
味を付与するために、甘蔗由来の抽出物を上記範囲より
多く添加することにはなんら問題は無い。上記範囲以下
の添加では、苦味の低減に不満足な場合もある。
が改善された甘味料含有飲食品又は口腔用組成物、特に
高甘味度甘味料含有飲食品又は口腔用組成物である。
は合成甘味料と表示される、例えば、サッカリン、サッ
カリンナトリウム、グリチルリチン酸二ナトリウム、ア
スパルテーム、アセスルファームK、スクラロースなど
の合成品、およびソーマチン、ステビア、ミラクリンな
どの天然甘味料が挙げられる。本発明は、上記のような
高甘味度甘味料を含有する飲食品又は口腔用組成物の苦
味を伴った甘味を改善して、マイルドな甘味にするのに
顕著な効果がある。
ては、練り歯磨きなどが挙げられる。
出物を含有する高甘味度甘味料含有飲食品又は口腔用組
成物において、甘蔗由来の抽出物の配合割合は、最終製
品に対して1ppm〜100ppm、より好ましくは、
5ppm〜50ppmである。上記の配合割合により、
本発明の高甘味度甘味料含有飲食品又は口腔用組成物
は、高甘味度甘味料に起因する苦味を伴った甘味がマイ
ルドな甘味に改善されるので、上記範囲以上に甘蔗由来
の抽出物を添加する必要はない。ただし、所望により、
例えば甘蔗風味を付与するために、甘蔗由来の抽出物を
上記範囲より多く添加することにはなんら問題は無い。
が緩和された渋味含有飲食品、特に茶類飲料である。具
体的には、緑茶、紅茶、ウーロン茶等の茶葉、茶葉抽出
物を用いて製造された飲料を挙げることができる。上記
茶類飲料は、その製造方法によってポリフェノール類の
含有量がまちまちであり、従って、その渋味もまちまち
であるが、甘蔗由来の抽出物を、最終製品に対して1p
pm〜100ppm、より好ましくは、5ppm〜50
ppm添加することにより、茶類飲料の渋味は緩和さ
れ、通常の茶飲料或いは健康飲料茶としても飲みやす
く、また、嗜好性も良くなって更に価値ある製品とする
ことができる。
の緩和された辛味含有飲食品、特に香辛料含有飲食品で
ある。具体的には、カレールー、スープ、パスタソー
ス、練りカラシ・マスタード、おろしニンニク、タバス
コソース、カプシカムなどを含有する飲食品を挙げるこ
とができる。上記のような辛味含有飲食品では、甘蔗由
来の抽出物を最終製品に対して1ppm〜500pp
m、より好ましくは、5ppm〜200ppm添加する
ことにより、辛味含有飲食品の辛味をよりマイルドな好
ましい辛味とすることができる。
臭味又は糊臭味が改善された飲食品である。具体的に
は、穀類又は澱粉加工食品である。穀物臭味又は糊臭味
を本来有する素材としては、例えば、小麦、大麦、ライ
麦、エン麦、米、ふすま、糠、などの穀類;コーンスタ
ーチ、馬鈴薯澱粉、米粉などの澱粉類があり、それらを
用いて製造される穀類又は澱粉加工食品としては、例え
ば、小麦外皮食品、小麦全粒パン、大麦パン、ライ麦パ
ン、小麦胚芽パン、玄米ご飯、オートミールなどの主食
類;ういろう、ぎゅうひなどの和菓子類など;お麩、ビ
ーフンなどの二次加工品などを挙げることができる。ま
た、小麦粉は、1等粉、2等粉、3等粉、末粉という等
級に分かれており、作ろうとする製品に最も適した等級
の製品が選ばれるが、等級によっては、小麦粉特有の
「粉っぽい」、「糊っぽい」などのにおいが最終製品に
おいて問題になることがある。上記のような穀類又は澱
粉加工食品では、甘蔗由来の抽出物を最終製品に対して
10ppm〜2000ppm、より好ましくは20pp
m〜1000ppm添加することにより、穀物臭味又は
糊臭味が改善され、より食べやすく、更においしくする
ことができる。
上記したような飲食品又は口腔用組成物に配合する方法
は、特に制約されることはなく、所望により、種々の形
態(例えば固体、液体、エアゾールなど)で、飲食品又
は口腔用組成物の製造時或いは製造後に添加することが
できる。
に具体的に述べるが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
2.1%)1800リットルをジュースヒーターで80
℃に加温し、円型振動ふるい機(株式会社興和工業所
製、KFO−800−2D、100メッシュ、300メ
ッシュ2段)に通し、その後カートリッジフィルター
(アドバンテック東洋株式会社製、コットンワインドカ
ートリッジフィルター、TCW−100−CSD型)3
本で濾過処理した。合成吸着剤(セパビーズSP−85
0;商品名、三菱化学株式会社製)45リットルを、ウ
ォータージャケット付きのカラム(カラムサイズ;内径
26.cm、高さ120cm)に充填し、これに前記の
甘庶汁濾過処理物を、流速90リットル/時間(SV=
2.0hr-1)の速度で通液した。なお、甘蔗汁通過中
はウォータージャケットには65℃の水を常に循環させ
た。次に135リットルのイオン交換水を、流速90リ
ットル/時間(SV=2.0hr-1)でカラムに通液し
て洗浄した。イオン交換水で洗浄後、カラムから溶出し
た画分についての糖類の検出を行ったところ、ハンドレ
フブリックス(Bx.)計(アタゴ株式会社製、N−1
E型〕において、Bx.が約0になっているのを確認し
た。その後、溶出溶媒として55/45(体積/体積)
エタノール−水混合溶媒を流速90リットル/時間(S
V=2.0hr-1)にてカラムに通液して、合成吸着剤
に吸着した成分を溶出させた。溶出溶媒は、樹脂容量の
4倍を通液した。なお溶出溶媒通過中はウォータージャ
ケットに25℃の水を常に循環させ、エタノール水溶液
にて溶出させた画分を濃縮機にて減圧濃縮した後、一晩
凍結乾燥して、茶褐色の粉末460gを得た。
水溶性部45gを混合した分離型ドレッシング100g
とした中に、製造例1で得た甘蔗由来の抽出物を下記表
1に示す濃度で添加して本発明のドレッシングを得た。 香味比較 下記表1に、パネラー10名による本発明品と甘蔗由来
の抽出物無添加品の香味比較評価を示した。
刺激的酸味感が無く、若しくは低減され、パネラー全員
が、甘蔗由来の抽出物を添加することにより、香味がよ
りマイルドな酸味に改善されていると判定した。
性部13gを混合したマヨネーズ100g中に、製造例
1で得た甘蔗由来の抽出物を下記表2に示す濃度で添加
したのち、本発明のマヨネーズを得た。 香味比較 下記表2に、パネラー10名による本発明品と甘蔗由来
の抽出物無添加品の香味比較評価を示した。
激的酸味感が無く、若しくは、低減され、パネラー全員
が、甘蔗由来の抽出物を添加することにより、香味がよ
りマイルドな酸味に改善されていると判定した。
の他の水溶性部80gを混合したバーモントドリンク1
00g中に、製造例1で得た甘蔗由来の抽出物を下記表
3に示す濃度で添加して本発明のバーモントドリンクを
得た。 香味比較 下記表3に、パネラー10名による本発明品と甘蔗由来
の抽出物無添加品の香味比較評価を示した。
クには刺激的酸味感が無く、若しくは、低減され、パネ
ラー全員が、甘蔗由来の抽出物を添加することにより、
香味がよりマイルドな酸味に改善されていると判定し
た。
グルコン酸0.5gと共に、製造例1で得た甘蔗由来の
抽出物を下記表4に示す濃度(米に対して)で添加して
炊飯し、本発明のパックドライスを得た。 香味比較 下記表4に、パネラー10名による本発明品と甘蔗由来
の抽出物無添加品の香味比較評価を示した。
は酸味感が無く、パネラー全員が、甘蔗由来の抽出物を
添加することにより、pH調整剤として添加された酸味
料の酸味がマスキングされ香味も問題ないと判定した。
物を下記表5に示す濃度で添加したのち、瓶内圧力29
4KPaで炭酸ガスを封入して本発明の炭酸水を得た。 香味比較 下記表5に、パネラー10名による本発明品と甘蔗由来
の抽出物無添加品の香味比較評価を示した。
本発明の炭酸水には苦味感を感じることなく、若しくは
低減され、すっきりした炭酸水に改善されていると判定
した。
0.15g、アップルフレーバー(長谷川香料社製)
0.1gに水を加えて100mlとした中に、製造例1
で得た甘蔗由来の抽出物を下記表6に示す濃度で添加し
たのち、瓶内圧力147KPaで炭酸ガスを封入して本
発明の炭酸入りアップルサイダーを得た。 香味比較 下記表6に、パネラー10名による本発明品と甘蔗由来
の抽出物無添加品の香味比較評価を示した。
本発明の炭酸入りアップルサイダーには苦味感が無く、
若しくは低減され、香味がより改善されていると判定し
た。
ィ) 砂糖600g、水飴(Bx.75)500gに水を加え
た後加熱して得られたキヤンディ中に、炭酸水素ナトリ
ウム10g及び酒石酸20gを別々に加え、更に、アッ
プルフレーバー(長谷川香料社製)1gと共に、製造例
1で得た甘蔗由来の抽出物を下記表7に示す濃度で添加
したのち混練して、本発明の炭酸入りアップルキャンデ
ィを得た。(炭酸ガス発生理論量=キャンディ1g当た
り2.6ml) 香味比較 下記表7に、パネラー10名による本発明品と甘蔗由来
の抽出物無添加品の香味比較評価を示した。
ルキャンディは苦味感が緩和され、パネラー全員が、甘
蔗由来の抽出物を添加することにより、香味が改善され
ていると判定した。
0.02g、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油2g、メ
ントールフレーバー(長谷川香料社製)1gを混合した
後、水を加えて全量を100gとした。これに製造例1
で得た甘蔗由来の抽出物を下記表8に示す濃度で添加し
たのち、瓶内圧力294KPaで炭酸ガスを封入して、
本発明の炭酸入りマウスウオッシュを得た。 香味比較 下記表8に、パネラー10名による本発明品と甘蔗由来
の抽出物無添加品の香味比較評価を示した。
オッシュにはほとんど苦味感が無く、パネラー全員が、
甘蔗由来の抽出物を添加することにより、香味が改善さ
れていると判定した。
g、ステビア甘味料(α−グルコシルレバウディオサイ
ドAを85%含有)0.04g、レモンフレーバー(長
谷川香料社製)0.1gを混合した後、水を加えて全量
を100mLとした。これに製造例1で得た甘蔗由来の
抽出物を下記表9に示す濃度で添加して、本発明の高甘
味度甘味料含有飲料を得た。 香味比較 下記表9に、パネラー10名による本発明品と甘蔗由来
の抽出物無添加品の香味比較評価を示した。
有飲料は苦味を伴った甘味感がほとんど無く、若しくは
低減されており、パネラー全員が、甘蔗由来の抽出物を
添加することにより、高甘味度甘味料に起因する苦味を
伴った甘味がマイルドな甘味に改善されていると判定し
た。
えて全量を100mLとした。これに製造例1で得た甘
蔗由来の抽出物を下記表10に示す濃度で添加して、本
発明の渋味含有飲食品である茶類飲料を得た。 香味比較 下記表10に、パネラー10名による本発明品と甘蔗由
来の抽出物無添加品の香味比較評価を示した。
とんど渋味感が無く、若しくは低減されており、パネラ
ー全員が、甘蔗由来の抽出物を添加することにより、飲
んだ後の渋味によるくせが無くなり、非常に飲みやすく
なったと判定した。
料) トウガラシフレーバー(長谷川香料社製)0.0001
g、グラニュ糖GM(三井製糖(株)製)10g、パプ
リカ色素製剤(長谷川香料社製)0.01gに水を加え
て全量を100mLとした。これに製造例1で得た甘蔗
由来の抽出物を下記表11に示す濃度で添加して、本発
明の香辛料含有飲食品を得た。 香味比較 下記表11に、パネラー10名による本発明品と甘蔗由
来の抽出物無添加品の香味比較評価を示した。
ーバード飲料にはほとんど辛味感が無く、若しくは低減
されており、パネラー全員が、甘蔗由来の抽出物を添加
することにより、辛味が緩和され、非常に飲みやすくな
ったと判定した。
味改善) 製造例1で得た甘蔗由来の抽出物10重量部に対しデキ
ストリン90重量部を添加した加工製剤を使用し、小麦
ふすま臭(穀物臭味)の改善について試験をおこなっ
た。15mLの蒸留水に上記の加工製剤を各々5、1
0、20、40mgずつ溶解した。小麦ふすまを使用し
たシリアル商品[(株)日本ケロッグ社製、商品名オー
ルブラン、原材料:小麦外皮、砂糖、麦芽エキス、食
塩、VB1、VB2、Fe]20gを1リットルのビーカ
ーに取り、シリアルを軽く混合攪拌しながら上記の各水
溶液を添加して、シリアルの内部に十分浸透させた。そ
の後、70℃の温風循環型乾燥機で充分乾燥し、官能検
査をおこなった。対照には、上記水溶液の代わりに同量
の蒸留水を添加して同様の処理をおこなったものを使用
した。官能検査は、専門の検査員(パネラー)10名に
よっておこない、小麦外皮(ふすま)の持つ独特なにおい
(飼料様のにおい)や好ましくない味(穀物臭味)、お
よび総合的な味質の観点から評価をおこなった。パネラ
ー10名のうち6名が1,000ppmの添加量により
おいしくなったと答え、500ppmが3名、よくわか
らないと答えたのが1名であった。なお、パネラーによ
る具体的な評価を下記表12にまとめる。
改善) 製造例1で得た甘蔗由来の抽出物10重量部に対しデキ
ストリン90重量部を添加した加工製剤を使用し、小麦
臭の改善について試験をおこなった。小麦粉(全粉粒)
240重量部と乾燥酵母7重量部をよく混合した。これ
に、別に混合し軽く暖めた牛乳240重量部、砂糖27
重量部、食塩13重量部、油15重量部、上記の加工製
剤0.3重量部を加え、手でよく撹拌した。滑らかにな
った後、さらに小麦粉(全粉粒)360重量部を徐々に
加え、中位に固い生地を作った(生地中の加工製剤の濃
度332ppm)。さらに滑らかになるまで10分間よ
くこねた後、球状に形を整え表面に油を薄く塗り、約2
8℃で90分間発酵させた。生地の大きさが2倍程度に
膨張したらガス抜きし整形後パン型に入れ、ふたをして
30分くらい醗酵させた。さらに、生地の大きさが2倍
程度になった後200℃で40分間焼いて小麦全粒パン
を調製し、官能検査をおこなった。対照には、上記の加
工製剤を添加しないで同様の処理をおこなったものを使
用した。官能検査は、専門の検査員(パネラー)10名
によっておこない、小麦粉(全粉粒)の持つ独特なにお
いについて評価をおこなった。パネラー10名のうち5
名が、小麦粉(全粉粒)特有の好ましくない穀物臭味が
抑えられ、味のバランスがよくなるとともに、まとまり
がでておいしくなったと評価し、4名が小麦粉(全粉
粒)特有の好ましくない穀物臭味が抑えられたと評価
し、1名があまり差が感じられないと評価した。
ーチ臭味の呈味改善) 製造例1で得た甘蔗由来の抽出物10重量部に対しデキ
ストリン90重量部を添加した加工製剤を使用し、コー
ンスターチ臭味の改善について試験をおこった。水90
重量部、グラニュ糖GM(三井製糖(株)製)70重量
部、コーンスターチ60重量部、上記の加工製剤0.0
132重量部(製品中濃度60ppm)を混合し、よく
撹拌混合しながら徐々に加熱していった。一部糊化し粘
性が出た後、型に流し込み蒸し器で透明感が出るまで蒸
した。できたういろう風菓子が常温になった後、官能検
査をおこなった。対照には、上記加工製剤を添加しない
で同様の処理をおこなったものを使用した。官能検査
は、専門の検査員(パネラー)10名によっておこな
い、コーンスターチの持つ独特なにおいについて評価を
おこなった。パネラー10名のうち7名が、コーンスタ
ーチ特有の好ましくない糊臭味が抑えられ、かつ粉っぽ
い味が抑えられおいしくなったと評価し、3名がコーン
スターチ特有の好ましくない糊臭味が抑えられたと評価
し、あまり差が感じられないと評価したものはいなかっ
た。
的酸味や、炭酸入り飲食品又は炭酸入り口腔用組成物の
炭酸に起因する苦味、高甘味度甘味料含有飲食品又は口
腔用組成物の高甘味度甘味料に起因する苦味を伴った甘
味、渋味含有飲食品の渋味、香辛料含有飲食品の辛味及
び穀類又は澱粉加工食品の穀物臭味又は糊臭味を緩和乃
至除去することができる。
Claims (24)
- 【請求項1】 甘蔗由来の抽出物を含有することを特徴
とする、呈味の改善された飲食品又は口腔用組成物。 - 【請求項2】 呈味の改善された飲食品又は口腔用組成
物が、酸味料含有飲食品である、請求項1記載の呈味の
改善された飲食品又は口腔用組成物。 - 【請求項3】 酸味料含有飲食品が、食酢含有飲食品で
ある、請求項2記載の呈味の改善された飲食品又は口腔
用組成物。 - 【請求項4】 酸味料含有飲食品が、pH調整剤含有食
品である、請求項2記載の呈味の改善された飲食品又は
口腔用組成物。 - 【請求項5】 酸味が緩和されていることを特徴とす
る、請求項1〜4のいずれか1項記載の呈味の改善され
た飲食品又は口腔用組成物。 - 【請求項6】 呈味の改善された飲食品又は口腔用組成
物が苦味含有組成物である、請求項1記載の呈味の改善
された飲食品又は口腔用組成物。 - 【請求項7】 苦味含有組成物が炭酸入り飲食品であ
る、請求項6記載の呈味の改善さた飲食品又は口腔用組
成物。 - 【請求項8】 苦味含有組成物が炭酸入り口腔用組成物
である、請求項6記載の呈味の改善された飲食品又は口
腔用組成物。 - 【請求項9】 苦味感が除去乃至低減されていることを
特徴とする、請求項6〜8のいずれか1項記載の呈味の
改善された飲食品又は口腔用組成物。 - 【請求項10】 呈味の改善された飲食品又は口腔用組
成物が、甘味料含有飲食品又は口腔用組成物である、請
求項1記載の呈味の改善された飲食品又は口腔用組成
物。 - 【請求項11】 甘味料含有飲食品又は口腔用組成物
が、高甘味度甘味料含有飲食品又は口腔用組成物であ
る、請求項10記載の呈味の改善された飲食品又は口腔
用組成物。 - 【請求項12】 甘味が改善されていることを特徴とす
る、請求項10〜11のいずれか1項記載の呈味の改善
された飲食品又は口腔用組成物。 - 【請求項13】 呈味の改善された飲食品又は口腔用組
成物が渋味含有飲食品である、請求項1記載の呈味の改
善された飲食品又は口腔用組成物。 - 【請求項14】 渋味含有飲食品が、茶類飲料である、
請求項13記載の呈味の改善された飲食品又は口腔用組
成物。 - 【請求項15】 渋味が緩和されていることを特徴とす
る、請求項13〜14のいずれか1項記載の呈味の改善
された飲食品又は口腔用組成物。 - 【請求項16】 呈味の改善された飲食品又は口腔用組
成物が辛味含有飲食品である、請求項1記載の呈味の改
善された飲食品又は口腔用組成物。 - 【請求項17】 辛味含有飲食品が、香辛料含有飲食品
である、請求項16記載の呈味の改善された飲食品又は
口腔用組成物。 - 【請求項18】 辛味が緩和されていることを特徴とす
る、請求項16〜17のいずれか1項記載の呈味の改善
された飲食品又は口腔用組成物。 - 【請求項19】 呈味の改善された飲食品又は口腔用組
成物が、穀類又は澱粉加工食品である、請求項1記載の
呈味の改善された飲食品又は口腔用組成物。 - 【請求項20】 穀類又は澱粉加工食品が、小麦加工食
品又はデンプン加工食品である、請求項19記載の呈味
の改善された飲食品又は口腔用組成物。 - 【請求項21】 小麦加工食品又はデンプン加工食品
が、小麦外皮食品、小麦全粒食品又はコーンスターチ加
工食品である、請求項20記載の呈味の改善された飲食
品又は口腔用組成物。 - 【請求項22】 穀物臭味又は糊臭味が改善されている
ことを特徴とする、請求項19〜21のいずれか1項記
載の呈味の改善された飲食品又は口腔用組成物。 - 【請求項23】 甘蔗由来の抽出物が、甘蔗汁、甘蔗の
溶媒抽出液、及び、甘蔗由来の製糖蜜より選ばれた原料
を、固定担体としての合成吸着剤を充填したカラムに通
し、該合成吸着剤に吸着した成分を、水、メタノール及
びエタノールから選ばれる1種又は2種以上の溶媒で溶
出させて得られる画分である、請求項1〜22のいずれ
か1項記載の呈味の改善された飲食品又は口腔用組成
物。 - 【請求項24】 請求項23記載の甘蔗由来の抽出物を
配合することを特徴とする、飲食品又は口腔用組成物の
酸味、苦味、甘味、渋味、辛味及び穀物臭味又は糊臭味
の群から選ばれる1種又は2種以上の呈味を改善する方
法。
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