JP2002034196A - 直流モータ、直流モータのヨークハウジング及びヨークハウジングの製造方法 - Google Patents

直流モータ、直流モータのヨークハウジング及びヨークハウジングの製造方法

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JP2002034196A
JP2002034196A JP2001125993A JP2001125993A JP2002034196A JP 2002034196 A JP2002034196 A JP 2002034196A JP 2001125993 A JP2001125993 A JP 2001125993A JP 2001125993 A JP2001125993 A JP 2001125993A JP 2002034196 A JP2002034196 A JP 2002034196A
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JP
Japan
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yoke housing
thin portion
motor
armature
thickness
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JP2001125993A
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Kengo Yamamura
健吾 山村
Hiroaki Yamamoto
博昭 山本
Katsuhiko Torii
勝彦 鳥居
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特別な部材を必要とすることなくハウジング内
部への異物の浸入を防止する構成としながら、主磁極の
磁束に影響を与えることなく電機子反作用を抑制するこ
とができる直流モータを提供する。 【解決手段】電機子7及び永久磁石(主磁極)5,6を
収容するヨークハウジング4には、その永久磁石(主磁
極)5,6の中央線に沿って磁気抵抗を増大させる溝状
の薄肉部4fが一体形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流モータ、直流
モータのヨークハウジング及びヨークハウジングの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】直流モータは、その電機子巻線に電流が
流れると電機子起磁力による磁束が発生し、永久磁石
(主磁極)の磁束に影響を及ぼす、所謂電機子反作用が
発生する。この電機子反作用が大きいと空間の磁束分布
が大きく歪み、例えば、電気的中性軸が移動し整流帯で
磁束密度が「0」から大きくかけ離れてブラシ花火が発
生したり、主磁極の磁束が減少してモータの出力が低下
するといった種々の問題が生じる。
【0003】そこで、上記した問題点を解消する技術
が、例えば、実開昭57−139283号公報に開示さ
れている。この公報では、磁石(主磁極)の磁束に影響
を与えず、かつ電機子起磁力により生じる磁束のみに磁
気抵抗が増大するようにヨークハウジングの所定位置に
切欠きが貫通形成されている。従って、このような切欠
きを設けることにより、主磁極の磁束に影響を与えるこ
となく、電機子起磁力により生じる磁束のみが減少し、
電機子反作用が抑制されるようになっている。
【0004】又、この公報のモータは、ヨークハウジン
グに設けた切欠きからハウジング内に水や塵埃等の異物
が浸入しないように、切欠きに楔状の非磁性部材を装着
したり、切欠きを含めたヨークハウジング全体を覆うよ
うに円筒状の非磁性体のフレームを装着する構成をとっ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報の
モータでは、切欠きからハウジング内への異物の浸入を
防止するために非磁性部材や非磁性体のフレームが必要
であるので、その部材のコストや組付け工数が増大す
る。そのため、ヨークハウジング、ひいてはモータのコ
ストが高くなるという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、特別な部材を必要と
することなくハウジング内部への異物の浸入を防止する
構成としながら、主磁極の磁束に影響を与えることなく
電機子反作用を抑制することができる直流モータ、直流
モータのヨークハウジング及びそのヨークハウジングの
製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、電機子を回転可能に収容
し、該電機子に磁界を供給する複数の主磁極をその内側
面に配設するためのヨークハウジングを有する直流モー
タにおいて、前記ヨークハウジングには、前記各主磁極
の中央線に沿って磁気抵抗を増大させるための溝状の薄
肉部を一体形成した。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の直流モータにおいて、前記薄肉部を、前記ヨークハウ
ジングの外側面又は内側面を凹設することにより形成し
た。請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の
直流モータにおいて、前記主磁極の中央線が軸方向に直
線状となるような形状に該主磁極を形成するとともに、
前記薄肉部をその主磁極の中央線に沿って軸方向に直線
状に形成した。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の直流モータにおいて、軸方向の少なくとも一方から凹
部内が見えるように、前記薄肉部を形成する面の端部か
ら軸方向に沿って凹設して前記薄肉部を形成した。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか1項に記載の直流モータにおいて、前記薄肉部
の肉厚を、該薄肉部以外のヨークハウジングの肉厚に対
して40%以下に設定した。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか1項に記載の直流モータにおいて、互いに平行
に配置される平面部と、該平面部の端部をそれぞれ繋ぎ
その内側面に前記主磁極が配設される円弧部とを備えた
略扁平円筒状に形成した。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の直流モータにおいて、前記薄肉部の肉厚を、前記平面
部の肉厚に対して40%以下に設定した。請求項8に記
載の発明は、請求項6に記載の直流モータにおいて、前
記円弧部の板厚より前記平面部の板厚が厚くなるように
前記ヨークハウジングを形成した。
【0013】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の直流モータにおいて、前記円弧部の周方向中央部から
周方向両端部に向かって板厚を漸増させた。請求項10
に記載の発明は、電機子を回転可能に収容し、該電機子
に磁界を供給する複数の主磁極をその内側面に配設する
ための直流モータのヨークハウジングにおいて、前記各
主磁極の中央線に沿って磁気抵抗を増大させるための溝
状の薄肉部を一体形成した。
【0014】請求項11に記載の発明は、請求項1〜9
のいずれか1項に記載の直流モータのヨークハウジング
に設けた薄肉部は、該ヨークハウジングを成形する際の
金型の駆動方向と同一方向に金型を駆動することで形成
されるヨークハウジングの製造方法である。
【0015】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載のヨークハウジングの製造方法において、前記薄肉
部は、前記金型にてヨークハウジングの成形と同時に形
成される。
【0016】請求項13に記載の発明は、請求項11又
は12に記載のヨークハウジングの製造方法において、
前記薄肉部は、前記金型の駆動方向に沿って前記薄肉部
を形成する面の端部から連続して形成される。
【0017】(作用)請求項1,10に記載の発明によ
れば、電機子及び主磁極を収容するヨークハウジングに
は、その主磁極の中央線に沿って磁気抵抗増大部として
の溝状の薄肉部が一体形成される。これにより、電機子
起磁力により生じる磁束は薄肉部を通過するので、該磁
束に対する磁気抵抗は薄肉部により増大する。従って、
電機子起磁力により生じる磁束を低減でき、電機子反作
用を低減できる。一方、主磁極の磁束は、薄肉部を通過
することなく該磁極の中央部で分岐して進むため、薄肉
部の影響を受けない。又、電機子反作用を低減する磁気
抵抗増大部はヨークハウジングに薄肉加工を施して形成
した薄肉部よりなるので、特別な部材を必要とすること
なくハウジング内部への異物の浸入を防止できる。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、薄肉部
は、ヨークハウジングの外側面又は内側面のいずれか一
面を凹設することにより形成される。従って、ヨークハ
ウジングの薄肉部の加工が容易となる。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、主磁極は
その中央線が直線状となるような形状に形成されるとと
もに、薄肉部はその主磁極の中央線に沿って軸方向に直
線状に形成される。従って、主磁極及び薄肉部の形状が
簡単になる。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、軸方向の
少なくとも一方から凹部内が見えるように、薄肉部を形
成する面の端部から軸方向に沿って凹設して薄肉部が形
成される。従って、ヨークハウジングは、軸方向にプレ
ス(絞り)加工が施されるので、同方向にのびる薄肉部
もハウジングの成形時に同時に形成することができる。
そのため、薄肉部のみを形成するための特別な工程及び
薄肉部のみを形成するための特別な金型が必要ない。
又、ハウジングを軸方向のみのプレス加工により形成可
能であるので、プレス加工機の制御が複雑にならず、し
かも加工時間が長くならない。
【0021】請求項5に記載の発明によれば、薄肉部の
肉厚が該薄肉部以外のヨークハウジングの肉厚に対して
40%以下に設定されるので、電機子起磁力により生じ
る磁束、即ち整流帯における磁束密度を確実に減少する
ことができ(図8参照)、電機子反作用を低減できる。
【0022】請求項6に記載の発明によれば、ヨークハ
ウジングは、互いに平行に配置される平面部と、該平面
部の端部をそれぞれ繋ぎその内側面に主磁極が配設され
る円弧部とを備えた略扁平円筒状に形成される。従っ
て、モータの小型化に貢献できる。又、このような扁平
状のヨークハウジングは、例えば円筒形のヨークハウジ
ングと比べて、平面部における電機子とのエアギャップ
が小さいので、電機子起磁力による磁束が生じ易く電機
子反作用の影響を受け易い形状をなしている。しかしな
がら、電機子起磁力による磁束が薄肉部にて大幅に低減
されるので、電機子反作用も大幅に低減される。従っ
て、扁平状のヨークハウジングは、電機子反作用の低減
効果が大である。
【0023】請求項7に記載の発明によれば、薄肉部の
肉厚がヨークハウジングの平面部の肉厚に対して40%
以下に設定されるので、電機子起磁力により生じる磁
束、即ち整流帯における磁束密度を確実に減少すること
ができ(図8参照)、電機子反作用を低減できる。
【0024】請求項8に記載の発明によれば、円弧部の
板厚より平面部の板厚が厚くなるようにヨークハウジン
グが形成される。従って、円弧部より平面部内を通過す
る磁束の方が多いので、磁気抵抗の増加を抑えながら、
ハウジングを無駄の少ない板厚とすることができる。
【0025】請求項9に記載の発明によれば、円弧部の
周方向中央部から周方向両端部に向かって板厚が漸増さ
れる。従って、円弧部の周方向中央部から周方向両端部
(平面部)に向かうほど該円弧部内を通過する磁束が漸
増するので、それに応じた形状とすることで、磁気抵抗
の増加を抑えながら、ハウジングを無駄の極めて少ない
板厚とすることができる。
【0026】請求項11に記載の発明によれば、ヨーク
ハウジングに設けた薄肉部は、該ヨークハウジングを成
形する際の金型の駆動方向と同一方向に金型を駆動する
ことで形成される。従って、金型の動作(制御)が複雑
にならず、ヨークハウジングの加工時間が長くならな
い。
【0027】請求項12に記載の発明によれば、薄肉部
は、金型にてヨークハウジングの成形と同時に形成され
る。従って、薄肉部のみを形成するための特別な工程及
び特別な金型が必要ない。
【0028】請求項13に記載の発明によれば、薄肉部
は、金型の駆動方向に沿って薄肉部を形成する面の端部
から連続して形成される。従って、ヨークハウジング
は、軸方向にプレス(絞り)加工が施されるので、同方
向にのびる薄肉部もハウジングの成形時に同時に形成す
ることができる。そのため、薄肉部のみを形成するため
の特別な工程及び薄肉部のみを形成するための特別な金
型が必要ない。又、ハウジングを軸方向のみのプレス加
工により形成可能であるので、プレス加工機の制御が複
雑にならず、しかも加工時間が長くならない。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明をパワーウインド装
置に使用されるギヤードモータに具体化した一実施形態
を図面に従って説明する。
【0030】図1に示すように、ギヤードモータ1はモ
ータ本体2と減速部3とからなる。モータ本体2は、ヨ
ークハウジング4、2つの永久磁石5,6、電機子7及
び給電部材8を備えている。
【0031】ヨークハウジング4は、図3及び図4に示
すように、互いに平行に配置される一対の平面部4a
と、その平面部4aの端部をそれぞれ繋ぐ円弧部4bと
を備えた略有底扁平円筒状に形成されている。ヨークハ
ウジング4の円弧部4bの内側面には、断面略円弧状を
なし軸方向に直線状にのびる永久磁石5,6がそれぞれ
対向するように固着される。ヨークハウジング4の底部
4cには中央部に軸受凹部4dが形成され、該凹部4d
には軸受9が固着される。軸受9は、電機子7の回転軸
10の基端部を回転可能に支持する。
【0032】又、図1〜図4に示すように、ヨークハウ
ジング4の円弧部4bには、その外側面の円弧部4bの
周方向中央部において、底部4cから円弧部4bより外
側に曲げられた段差部4eまで軸方向に沿って直線状に
連続した溝状の薄肉部4fが形成される。つまり、薄肉
部4fは、永久磁石5,6(主磁極)の中央線(幾何学
的中性軸)に沿って設けられ、該磁石5,6の軸方向の
長さよりも長い範囲にわたって設けられる。尚、薄肉部
4fの周方向の幅は、モータ本体2の体格に応じて設定
されている。これは、薄肉部4fの周方向の幅を大きく
取りすぎると、モータ本体2の有効磁束が減少し、モー
タ本体2の出力に大きな影響を与えてしまうからであ
る。このような薄肉部4fは、ヨークハウジング4の円
弧部4b外側面を凹設することにより形成されている。
そして、薄肉部4fは、この部分をその他の部分よりも
磁気抵抗を増大させるために設けられている。
【0033】ここで、前記ヨークハウジング4は、図6
に示すような上下一対の金型30,31を用いたプレス
加工機(図示略)によりプレス(絞り)成形される。
尚、ヨークハウジング4は、金型30,31を用いた1
度のプレス加工により板材から成形されるものではな
く、複数の金型を用いて複数の工程を経て徐々に成形さ
れるものであって、図6の金型30,31はそれら複数
の金型の内の1つである。そして、上金型30は下金型
31に対して上下方向に直線的に移動可能に支持されて
おり、プレス成形時には、上金型30が下金型31に対
して所定圧力で押し込まれるようになっている。
【0034】又、下金型31にはヨークハウジング4の
内側面を形成する内側面形成凸部31aが備えられ、上
金型30にはヨークハウジング4の外側面を形成する外
側面形成凹部30aが備えられる。この外側面形成凹部
30aにはヨークハウジング4の円弧部4bを形成する
円弧部形成面30bが備えられ、更にこの円弧部形成面
30bには円弧部4b外側面を凹設することよりなる薄
肉部4fを形成するための薄肉部形成凸部30cが備え
られている。薄肉部形成凸部30cは、円弧部形成面3
0bの周方向中央部において該円弧部形成面30bの段
差部形成面30d側端部から底部形成面30e側端部に
向かって軸方向に沿って直線状に設けられている。そし
て、このような上金型30が下金型31に対して所定圧
力で押し込まれることにより、図3に示すようなヨーク
ハウジング4の内外側面が形成されると同時に、薄肉部
4fが底部4cから軸方向に沿って直線状に連続して形
成される。
【0035】言い換えれば、本実施形態のヨークハウジ
ング4は、薄肉部4fを底部4cから連続するように設
けた、即ち軸方向一方(図3の上方)から凹部内が見え
るように円弧部4b外側面の底部4c側端部から軸方向
に沿って連続して設けるようにしたので、上記の金型3
0,31を用いてヨークハウジング4の内外側面と同時
に薄肉部4fを形成することができる。従って、本実施
形態では、薄肉部4fのみを形成するための特別な工程
及び特別な金型が必要なく、上金型30に薄肉部形成凸
部30cを形成するだけですむ。しかも、上金型30の
軸方向のみの単純な動作によって薄肉部4fを形成でき
るので、プレス加工機の制御が複雑にならず、また加工
時間が長くならない。
【0036】図1に示すように、前記電機子7の回転軸
10の先端部は、ヨークハウジング4の開口部に装着さ
れる給電部材8に設けた軸受11により回転可能に支持
される。給電部材8は、前記ギヤードモータ1を制御す
るコントローラ(図示略)からのびる外部コネクタと連
結するためのコネクタ部8aと、該コネクタ部8aに備
えられるターミナル12と電気的に接続されたブラシ1
3を保持するブラシ保持部8bを備えている。
【0037】又、前記回転軸10のブラシ13に対応す
る部位には整流子14が固着され、該整流子14には電
機子巻線15が接続される。そして、整流子14にはブ
ラシ13が摺接し、該ブラシ13から電源が供給され
る。
【0038】減速部3は、ギヤハウジング21、ウォー
ム軸22、ウォームホイール23及びクラッチ24を備
えている。ギヤハウジング21は、合成樹脂よりなり、
ウォーム軸22、ウォームホイール23及びクラッチ2
4を収容すべく所定形状に形成されるとともに、前記ヨ
ークハウジング4と連結固定される。このとき、ギヤハ
ウジング21とヨークハウジング4とにより、前記給電
部材8が挟持される。
【0039】ウォーム軸22は、ギヤハウジング21内
の所定位置に設けた軸受25,26により回転可能に支
持され、前記モータ本体2からのびる回転軸10とクラ
ッチ24を介して駆動連結されている。クラッチ24
は、回転軸10からの駆動力をウォーム軸22に伝達
し、逆にウォーム軸22側からの駆動力が回転軸10に
伝達しないようウォーム軸22の回転をロックするよう
に作動する。
【0040】又、ウォーム軸22はウォームホイール2
3と噛合し、ウォームホイール23はウォーム軸22と
直交するように配置された出力軸(図示略)と駆動連結
している。出力軸は、周知のパワーウインド装置のXア
ーム式レギュレータと駆動連結される。
【0041】そして、モータ本体2の回転軸10が回転
すると、その駆動力がクラッチ24を介してウォーム軸
22、ウォームホイール23、出力軸に伝達され、Xア
ーム式レギュレータを作動させて、ウインドガラス(図
示略)を開閉するようになっている。
【0042】一方、ウインドガラスの自重や、ウインド
ガラスを開けるような外力により出力軸に駆動力が作用
すると、その駆動力がウォームホイール23、ウォーム
軸22を介してクラッチ24に伝達されるが、このとき
クラッチ24はウォーム軸22をロックするように作動
するので、上記した自重や外力により、ウインドガラス
が開くことが防止される。
【0043】次に、このように構成されたギヤードモー
タ1(モータ本体2)の作用を図5を参照しながら説明
する。図5は、図4の断面図における磁束の通過経路
(磁気回路)を示しており、電機子巻線15を省略して
いる。
【0044】図5に示すように、永久磁石5,6(主磁
極)の磁束Φ1は、両磁石5,6の周方向の中心を結ん
だ中心線上を磁石5(N極)から磁石6(S極)に向か
って進み、磁石6の裏面側(ヨークハウジング4の円弧
部4bとの固着面側)の中央部で左右に分岐してヨーク
ハウジング4(平面部4a)内をそれぞれ進み、磁石5
の裏面側の中央部で再び合流して磁石5(N極)に戻
る。従って、永久磁石5,6(主磁極)の磁束Φ1の磁
束密度は薄肉部4fで極めて小さいので、薄肉部4fが
磁気抵抗となって磁束Φ1、即ちモータ本体2の有効磁
束を減少させるものではない。
【0045】一方、電機子巻線15に電流が流れること
によって電機子起磁力(交さ起磁力)が生じ、その電機
子起磁力により生じる磁束Φ2は、両平面部4aの中心
を結んだ中心線上を図5において下側の平面部4aに向
かって進み、該平面部4aの中央部から左右に分岐して
ヨークハウジング4(円弧部4b)内をそれぞれ進み、
図5において上側の平面部4aの中央部で再び合流して
電機子7に戻る。従って、電機子起磁力により生じる磁
束Φ2は、円弧部4bに設けた薄肉部4f、即ち磁気抵
抗増大部を通過することになる。その結果、磁束Φ2は
低減されることになる。
【0046】尚、同図5では、電機子7が正転した場合
における磁束Φ2の通過経路を示しているが、電機子7
が逆転した場合における磁束Φ2は図示しないが正転時
と逆方向に進むだけであるので、電機子7の逆転時にお
いても上記と同様に、磁束Φ2が低減されることにな
る。
【0047】又、図7に示す本実施形態のモータ1の磁
束分布曲線から解るように、本実施形態のモータ1は、
薄肉部4fを設けないモータ(図7中、破線で示す)と
比べて、図7中の一点鎖線で囲んだ整流帯Xにおける磁
束密度が「0」に近くなっている。つまり、周知のよう
に、この整流帯Xにおいて磁束密度が「0」に近いほど
電機子反作用が小さいことを意味しているので、本実施
形態のモータ1は電機子反作用が大幅に低減されてい
る。
【0048】尚、図8に示すように、平面部4a(薄肉
部4f以外のヨークハウジング4全体)の肉厚T1に対
して薄肉部4fの肉厚t1を40%以下とすると、整流
帯Xにおける磁束密度を確実に減少することができる。
従って、薄肉部4fの肉厚t1を平面部4a(薄肉部4
f以外のヨークハウジング4全体)の肉厚T1に対して
40%以下とすることが望ましく、本実施形態ではそれ
以下に設定されている。
【0049】更に、本実施形態では、電機子反作用を低
減する磁気抵抗増大部はヨークハウジング4にプレスに
よる薄肉加工を施して形成した薄肉部4fよりなるの
で、特別な部品を必要とすることなく、ヨークハウジン
グ4内に水や塵埃等の異物の浸入が確実に防止されてい
る。
【0050】上記したように、本実施の形態によれば、
以下の効果を有する。 (1)ヨークハウジング4には、永久磁石5,6(主磁
極)の中央線に沿って磁気抵抗増大部としての薄肉部4
fが形成される。これにより、電機子起磁力により生じ
る磁束Φ2は薄肉部4fを通過するので、該磁束Φ2に
対する磁気抵抗は薄肉部4fにより増大する。従って、
電機子起磁力により生じる磁束Φ2を低減でき、電機子
反作用を低減できる。一方、永久磁石5,6(主磁極)
の磁束Φ1は、薄肉部4fを通過することなく該磁極の
中央部で分岐して進むため、薄肉部4fの影響を受けな
い。その結果、ギヤードモータ1(モータ本体2)の出
力を向上でき、ブラシ13の花火放電の発生を抑制でき
る。
【0051】(2)電機子反作用を低減する磁気抵抗増
大部はヨークハウジング4に薄肉加工を施して形成した
薄肉部4fよりなるので、特別な部材を必要とすること
なくハウジング4内部への異物の浸入を防止できる。
【0052】(3)薄肉部4fは、ヨークハウジング4
(円弧部4b)の外側面のみを凹設することにより形成
される。従って、薄肉部4fの加工が容易となる。又、
外側面に設けた薄肉部4fは、後述するヨークハウジン
グ4(円弧部4b)の内側面に設けた薄肉部4g(図9
参照)と比べて、永久磁石5,6の磁束Φ1に影響を与
え難い。これは、外側面に設けた本実施形態の薄肉部4
fは、永久磁石5,6の磁束Φ1の分岐する内側が開口
した薄肉部4gと比べて磁束Φ1の磁気抵抗を小さくで
きるためである。
【0053】(4)永久磁石5,6(主磁極)は、軸方
向に直線状にのびるものであり、薄肉部4fは、その主
磁極の中央線に沿って直線状に形成される。従って、永
久磁石5,6及び薄肉部4fの形状が簡単になり、その
形成が容易となる。
【0054】(5)本実施形態のヨークハウジング4
は、薄肉部4fを底部4cから連続するように設けた、
即ち軸方向一方(図3の上方)から凹部内が見えるよう
に円弧部4b外側面の底部4c側端部から軸方向に沿っ
て連続して設けるようにした。従って、上記の金型3
0,31を用いてヨークハウジング4の内外側面と同時
に薄肉部4fを形成できるので、薄肉部4fのみを形成
するための特別な工程及び特別な金型が必要なく、上金
型30に薄肉部形成凸部30cを形成するだけですむ。
しかも、上金型30の軸方向のみの単純な動作によって
薄肉部4fを形成できるので、プレス加工機の制御が複
雑にならず、また加工時間が長くならない。
【0055】(6)本実施形態では、薄肉部4fの肉厚
t1が平面部4a(薄肉部4f以外のヨークハウジング
4全体)の肉厚T1に対して40%以下に設定されてい
るので、電機子起磁力により生じる磁束Φ2、即ち整流
帯Xにおける磁束密度を確実に減少することができ(図
8参照)、電機子反作用を低減することができる。
【0056】(7)ヨークハウジング4は、互いに平行
に配置される平面部4aと、該平面部4aの端部をそれ
ぞれ繋ぎその内側面に永久磁石5,6(主磁極)が配設
される円弧部4bとを備えた略扁平円筒状に形成され
る。従って、ギヤードモータ1(モータ本体2)の小型
化に貢献できる。又、このような扁平状のヨークハウジ
ング4は、例えば円筒形のヨークハウジング(図示略)
と比べて、平面部4aにおける電機子7とのエアギャッ
プが小さいので、電機子起磁力による磁束Φ2が生じ易
く電機子反作用の影響を受け易い形状をなしている。し
かしながら、電機子起磁力による磁束Φ2が薄肉部4f
にて大幅に低減されるので、電機子反作用も大幅に低減
される。従って、扁平状のヨークハウジング4は、電機
子反作用の低減効果が大である。
【0057】(8)薄肉部4fは、ヨークハウジング4
を成形する際の上金型30の駆動方向と同一方向に金型
30を駆動することで形成される。従って、金型30の
動作(制御)が複雑にならず、ヨークハウジング4の加
工時間が長くならない。
【0058】(9)薄肉部4fは、金型30,31にて
ヨークハウジング4の成形と同時に形成される。従っ
て、薄肉部4fのみを形成するための特別な工程及び特
別な金型が必要ない。
【0059】尚、本発明の実施の形態は、以下のように
変更してもよい。 ○上記実施形態では、薄肉部4fをヨークハウジング4
(円弧部4b)の外側面を凹設することにより構成した
が、このような構成に限定されるものではない。
【0060】例えば、図9〜図11に示すように、前記
薄肉部4fと略同一形状の薄肉部4gをヨークハウジン
グ4(円弧部4b)の内側面を凹設することにより形成
してもよい。因みに、この薄肉部4gは、ハウジング4
内側面において段差部4eから底部4cまで連続して形
成される。このようにすれば、ヨークハウジング4の内
側面に永久磁石5,6を接触剤にて固着する場合、薄肉
部4gの凹部にその接着剤が溜まり、永久磁石5,6が
強固に固定できる。又、ヨークハウジング4の防錆塗装
を薄肉部の形成前に行う場合、薄肉部4gはハウジング
4の内側面に設けられるので、薄肉部4gの加工時に塗
装面に与える影響を小さく抑えることができる。
【0061】ここで、このような薄肉部4gを備えたヨ
ークハウジング4は、図12に示す図6とほぼ同様な構
成の上下一対の金型30,31を用いたプレス加工機
(図示略)によりプレス(絞り)成形される。
【0062】即ち、上金型30にはヨークハウジング4
の外側面を形成する外側面形成凹部30aが備えられ、
下金型31にはヨークハウジング4の内側面を形成する
内側面形成凸部31aが備えれている。この内側面形成
凸部31aにはヨークハウジング4の円弧部4bを形成
する円弧部形成面31bが備えられ、更にこの円弧部形
成面31bには円弧部4b内側面を凹設することよりな
る薄肉部4gを形成するための薄肉部形成凸部31cが
備えられている。薄肉部形成凸部31cは、円弧部形成
面31bの周方向中央部において該円弧部形成面31b
の底部形成面31e側端部から段差部形成面31dに向
かって軸方向に沿って直線状に設けられている。そし
て、このような上金型30が下金型31に対して所定圧
力で押し込まれることにより、図11に示すようなヨー
クハウジング4の内外側面が形成されると同時に、薄肉
部4gが段差部4eから軸方向に沿って直線状に形成さ
れる。
【0063】言い換えれば、このヨークハウジング4は
薄肉部4gを段差部4eから連続するように設けたの
で、即ち軸方向一方(図11の上方)から凹部内が見え
るように円弧部4b内側面の段差部4e側端部から軸方
向に沿って設けるようにしたので、上記実施形態と同様
に、金型30,31を用いてヨークハウジング4の内外
側面と同時に薄肉部4gを形成することができる。従っ
て、この形態においても、薄肉部4gのみを形成するた
めの特別な工程及び特別な金型が必要なく、下金型31
に薄肉部形成凸部31cを形成するだけですむ。しか
も、上金型30の軸方向のみの単純な動作によって薄肉
部4gを形成できるので、プレス加工機の制御が簡単で
すみ、また加工時間が長くならない。
【0064】尚、この図9〜図11に示す形態において
も上記実施形態と同様に、図8に示すように、平面部4
a(薄肉部4g以外のヨークハウジング4全体)の肉厚
T2に対して薄肉部4gの肉厚t2を40%以下とする
と、整流帯Xにおける磁束密度を確実に減少することが
できる。従って、薄肉部4gの肉厚t2を平面部4a
(薄肉部4g以外のヨークハウジング4全体)の肉厚T
2に対して40%以下とすることが望ましい。
【0065】又、外側面と内側面の両方を凹設して薄肉
部を形成してもよい。 ○上記実施形態では、薄肉部4fの周方向の幅をモータ
本体2の体格に応じて設定したが、これ以外の条件によ
って設定してもよい。つまり、モータ本体2の有効磁束
が大幅に減少せず、モータ本体2の出力に大きな影響を
与えない程度に設定すればよい。
【0066】○上記実施形態では、ヨークハウジング4
の平面部4aと円弧部4bの板厚を同じにしたが、円弧
部4bの板厚より平面部4aの板厚を厚くしてもよい。
例えば、図13に示すように、円弧部4bの周方向中央
部から周方向両端部に向かって板厚を「D1」から「D
2」まで漸増させ、平面部4aでは板厚を「D2」一定
としてもよい。つまり、円弧部4bの周方向中央部から
周方向両端部(平面部4a)に向かうほど該円弧部4b
内を通過する磁束Φ1が漸増するので、それに応じた形
状とする。このようにすれば、磁気抵抗の増加を抑えな
がら、ハウジング4を無駄の極めて少ない板厚とするこ
とができる。その結果、モータ1(モータ本体2)の小
型軽量化、高出力化を図ることができる。
【0067】又、図示しないが、円弧部4bの板厚を
「D1」一定、平面部4aの板厚を「D2」一定として
もよい。このようにしても、円弧部4bより平面部4a
内を通過する磁束Φ1の方が多いので、磁気抵抗の増加
を抑えながら、ハウジング4を無駄の少ない板厚とする
ことができ、モータ1(モータ本体2)の小型軽量化、
高出力化を図ることができる。
【0068】○上記実施形態では、扁平状のヨークハウ
ジング4に実施したが、円筒状のヨークハウジングに実
施してもよい。 ○上記実施形態では、永久磁石5,6を軸方向に直線状
にのびる形状としたが、例えば、スキュー効果が得られ
るように永久磁石を周方向に捻った形状としてもよい。
この場合、ヨークハウジング4に薄肉部4fを直線状に
設けるのではなく、永久磁石の中央線に沿って周方向に
捻って形成する必要がある。
【0069】○上記実施形態では、主磁極に永久磁石
5,6を用いたが、電磁コイルを用いて主磁極を構成す
るようにしてもよい。上記各実施の形態から把握できる
請求項以外の技術的思想について、以下にその効果とと
もに記載する。
【0070】(イ)請求項1〜9のいずれか1項に記載
の直流モータにおいて、前記主磁極は、永久磁石である
ことを特徴とする直流モータ。このようにしても、上記
と同様の効果を得ることができる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
特別な部材を必要とすることなくハウジング内部への異
物の浸入を防止する構成としながら、主磁極の磁束に影
響を与えることなく電機子反作用を抑制することができ
る直流モータ、直流モータのヨークハウジング及びヨー
クハウジングの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態のギヤードモータを示す断面図で
ある。
【図2】 モータ本体の断面図である。
【図3】 ヨークハウジングの斜視図である。
【図4】 図1のA−A断面図である。
【図5】 図4における磁束の通過経路を説明するため
の図である。
【図6】 ヨークハウジングを成形する金型を示す斜視
図である。
【図7】 モータの磁束分布曲線を示す図である。
【図8】 肉厚比率に対する磁束密度の変化を示す図で
ある。
【図9】 別例のヨークハウジングの断面図である。
【図10】 モータ本体の断面図である。
【図11】 ヨークハウジングの斜視図である。
【図12】 ヨークハウジングを成形する金型を示す斜
視図である。
【図13】 別例のヨークハウジングの断面図である。
【符号の説明】
4…ヨークハウジング、4a…平面部、4b…円弧部、
4c…端部としての底部、4e…端部としての段差部、
4f,4g…薄肉部、5,6…主磁極としての永久磁
石、7…電機子、30…金型としての上金型、31…金
型としての下金型、D1,D2…板厚、T1,T2…平
面部の肉厚、t1,t2…薄肉部の肉厚。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥居 勝彦 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ 株式 会社内 Fターム(参考) 5H002 AA05 5H605 AA03 BB05 BB09 CC01 DD03 EA06 EA21 EB02 EC05 FF06 GG01 GG12 GG20 5H615 AA01 BB01 BB04 BB14 PP01 PP28 SS03 SS13 SS18 TT05 TT23 TT26

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電機子を回転可能に収容し、該電機子に
    磁界を供給する複数の主磁極をその内側面に配設するた
    めのヨークハウジングを有する直流モータにおいて、 前記ヨークハウジングには、前記各主磁極の中央線に沿
    って磁気抵抗を増大させるための溝状の薄肉部を一体形
    成したことを特徴とする直流モータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の直流モータにおいて、 前記薄肉部を、前記ヨークハウジングの外側面又は内側
    面を凹設することにより形成したことを特徴とする直流
    モータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の直流モータにお
    いて、 前記主磁極の中央線が軸方向に直線状となるような形状
    に該主磁極を形成するとともに、 前記薄肉部をその主磁極の中央線に沿って軸方向に直線
    状に形成したことを特徴とする直流モータ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の直流モータにおいて、 軸方向の少なくとも一方から凹部内が見えるように、前
    記薄肉部を形成する面の端部から軸方向に沿って凹設し
    て前記薄肉部を形成したことを特徴とする直流モータ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の直
    流モータにおいて、前記薄肉部の肉厚を、該薄肉部以外
    のヨークハウジングの肉厚に対して40%以下に設定し
    たことを特徴とする直流モータ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の直
    流モータにおいて、 互いに平行に配置される平面部と、該平面部の端部をそ
    れぞれ繋ぎその内側面に前記主磁極が配設される円弧部
    とを備えた略扁平円筒状に形成したことを特徴とする直
    流モータ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の直流モータにおいて、 前記薄肉部の肉厚を、前記平面部の肉厚に対して40%
    以下に設定したことを特徴とする直流モータ。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の直流モータにおいて、 前記円弧部の板厚より前記平面部の板厚が厚くなるよう
    に前記ヨークハウジングを形成したことを特徴とする直
    流モータ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の直流モータにおいて、 前記円弧部の周方向中央部から周方向両端部に向かって
    板厚を漸増させたことを特徴とする直流モータ。
  10. 【請求項10】 電機子を回転可能に収容し、該電機子
    に磁界を供給する複数の主磁極をその内側面に配設する
    ための直流モータのヨークハウジングにおいて、 前記各主磁極の中央線に沿って磁気抵抗を増大させるた
    めの溝状の薄肉部を一体形成したことを特徴とする直流
    モータのヨークハウジング。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    直流モータのヨークハウジングに設けた薄肉部は、該ヨ
    ークハウジングを成形する際の金型の駆動方向と同一方
    向に金型を駆動することで形成されることを特徴とする
    ヨークハウジングの製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のヨークハウジング
    の製造方法において、 前記薄肉部は、前記金型にてヨークハウジングの成形と
    同時に形成されることを特徴とするヨークハウジングの
    製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項11又は12に記載のヨークハ
    ウジングの製造方法において、 前記薄肉部は、前記金型の駆動方向に沿って前記薄肉部
    を形成する面の端部から連続して形成されることを特徴
    とするヨークハウジングの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020072522A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 ミネベアミツミ株式会社 モータ

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CN110247533A (zh) * 2018-03-07 2019-09-17 美蓓亚三美株式会社 马达
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