JP2002033228A - チップ型コモンモードチョークコイル - Google Patents

チップ型コモンモードチョークコイル

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JP2002033228A
JP2002033228A JP2000215429A JP2000215429A JP2002033228A JP 2002033228 A JP2002033228 A JP 2002033228A JP 2000215429 A JP2000215429 A JP 2000215429A JP 2000215429 A JP2000215429 A JP 2000215429A JP 2002033228 A JP2002033228 A JP 2002033228A
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    • H01F2017/0093Common mode choke coil

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤが、隣り合う電極に接触して短絡を生
じたり、耐圧の劣化や絶縁不良を招いたりすることがな
く、しかも、脚部の断面積が大きくて機械的強度に優れ
た信頼性の高いチップ型コモンモードチョークコイルを
提供する。 【解決手段】 フランジ部3の内側面、すなわち、巻芯
部2の両端側に配設された2つのフランジ部3の互いに
対向する面の、複数の電極を構成する各電極(7a,7
b,7c,7d)に挟まれた領域に、巻芯部2の軸方向
に突出する凸部20を設けることにより、電極間の行程
距離を大きくするとともに、電極間を仕切って、ワイヤ
8(8a,8b)が本来接続すべき電極と隣り合う電極
にも接触して短絡が生じることを阻止する。また、凸部
20として、平面形状が三角形、正方形、長方形、台
形、略半円形からなる群より選ばれる少なくとも一つの
形状のものを配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源ライン又は信
号ラインから伝わる同相成分のノイズを除去するために
用いられるコモンモードチョークコイルに関し、詳しく
は、各種の電子回路に用いられる小型で表面実装が可能
なチップ型コモンモードチョークコイルに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】チップ
型コモンモードチョークコイルの一つに、巻芯部にワイ
ヤを巻回するとともに、巻芯部の両端側のフランジ部に
設けられた電極に、ワイヤの始端側及び終端側の端末を
接続した構造を有する巻線型のチップ型コモンモードチ
ョークコイルがある。
【0003】そして、従来の巻線型のチップ型コモンモ
ードチョークコイルの一つに、コアとして、例えば、図
8(a),(b)に示すように、巻芯部52の両端側にフラ
ンジ部53を設けるとともに、フランジ部53に溝54
を設けて形成した脚部55に、浸漬法などにより電極膜
56を付与して、4つの電極(脚状電極)57a,57
b,57c,57dを設けてなるコア51を用い、図9
に示すように、巻芯部52に、2本のワイヤ58a,5
8bを巻回し、その始端側及び終端側の端末を、各電極
(図9では、57c,57d)に熱圧着などの方法によ
り電気的に接続するとともに、図10に示すように、上
面側を覆うように天板60を取り付けることにより形成
されたものがある。
【0004】しかし、上記従来のチップ型コモンモード
チョークコイルの場合、フランジ部53に溝54を設け
ているので、各脚部55の太さ(すなわち、平面断面
積)が小さく、機械的強度が不足する場合があり、信頼
性が必ずしも十分ではないという問題点がある。
【0005】また、ワイヤ58a,58bの端末の露出
した導体(ワイヤ本体)59a,59bを各脚状電極5
7a〜57dに接続するにあたって、図9に示すよう
に、一方のワイヤ58aが電極57cに隣り合う電極5
7dに、例えば位置Aで接触して短絡してしまうという
問題点がある。また、接触してしまわないまでも、ある
程度の間隔を確保できない場合には、耐圧の劣化や絶縁
不良を生じるという問題点がある。
【0006】また、上記従来の巻線型のチップ型コモン
モードチョークコイルの他にも、コアとして、例えば、
図11に示すように、巻芯部52の両端側のフランジ部
53に溝を設けることはせず、フランジ部53のそれぞ
れに、互いに導通しないように所定の間隔をおいて複数
の電極57a,57b,57c,57dを配設してなる
コア51aを用い、図12に示すように、巻芯部52に
巻回した2本のワイヤ58a,58bの始端及び終端を
所定の電極(図12では、57c,57d)に熱圧着な
どの方法により電気的に接続するとともに、図13に示
すように、上面側を覆うように天板60を取り付けるよ
うにしたものがある。
【0007】このチップ型コモンモードチョークコイル
においては、フランジ部53に溝を形成していないの
で、脚部の機械的強度は大きくなるが、図12に示すよ
うに、ワイヤ58a,58bを電極57c,57dと接
合する際、ワイヤ58a,58bの被膜を除去(消失)
するために用いられる高温のヒータチップ61により、
電極57c,57dに接続される部分のみではなく、そ
の近傍部62の被膜まで除去されてしまう場合が生じ、
特にワイヤ58bの露出した導体(ワイヤ本体)59b
が隣り合う電極57cとショートするおそれがあり、信
頼性が低いという問題点がある。
【0008】なお、上述のショート不良が発生しやすい
という問題点は、図8〜10に示した先の従来例の場合
も同様である。
【0009】また、上記の2つ従来例では、2回路のチ
ップ型コモンモードチョークコイルを示したが、上述の
問題点は3回路以上のチップ型コモンモードチョークコ
イルの場合にも当てはまるものである。
【0010】さらに、上記の2つ従来例では、天板を備
えたチップ型コモンモードチョークコイルを示している
が、上述の問題点は、天板を備えていないチップ型コモ
ンモードチョークコイルの場合にも当てはまるものであ
る。
【0011】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、ワイヤが、隣り合う電極に接触して短絡を生じた
り、耐圧の劣化や絶縁不良を招いたりすることがなく、
しかも、脚部の断面積が大きくて機械的強度に優れた信
頼性の高いチップ型コモンモードチョークコイルを提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかるチップ型コモンモードチョークコイ
ルは、巻芯部と、巻芯部の両端側に配設されたフランジ
部と、前記各フランジ部に、互いに導通しないように所
定の間隔をおいて配設された複数の電極と、前記巻芯部
に巻回され、始端及び終端が前記電極部のうちの所定の
電極に接続された複数本のワイヤとを具備するチップ型
コモンモードチョークコイルにおいて、前記巻芯部の両
端側に配設されたフランジ部の内側面の、各電極に挟ま
れた領域に、巻芯部の軸方向に突出する凸部を設けたこ
とを特徴としている。
【0013】フランジ部の内側面の、各電極に挟まれた
領域に、巻芯部の軸方向に突出する凸部を設けることに
より、隣り合う電極間の行程距離を大きくするととも
に、隣り合う電極の間を凸部によって仕切ることが可能
になり、ワイヤが本来接続すべき電極だけではなく、隣
り合う電極にも接触して短絡を生じてしまうことを確実
に防止することが可能になる。
【0014】したがって、例えば、高温のヒータチップ
を押圧することにより、ワイヤを電極に接合する場合に
おいて、ワイヤの被膜が、電極に接続される部分のみで
はなく、その近傍部にわたって除去されてしまっても、
ワイヤが隣り合う電極に接触して短絡を生じたり、絶縁
抵抗の低下を招いたりすることを防止できるようにな
り、信頼性の高いチップ型コモンモードチョークコイル
を得ることが可能になる。
【0015】また、凸部が形成されている分だけ、フラ
ンジ部(脚部)の断面積が大きくなるため、機械的強度
に優れた信頼性の高いチップ型コモンモードチョークコ
イルを得ることが可能になる。
【0016】なお、本発明において、「フランジ部の内
側面の、各電極に挟まれた領域」とは、フランジ部の内
側面(2つのフランジの互いに対向する面)に電極が形
成されている場合には、各電極に挟まれた領域及びその
近傍領域、フランジ部の底面にのみ電極が配設されてい
る場合には、底面の電極に挟まれた領域につながる(対
応する)フランジ部の内側面の領域を意味する広い概念
である。
【0017】また、請求項2のチップ型コモンモードチ
ョークコイルは、前記フランジ部に設けた凸部の平面形
状が三角形、正方形、長方形、台形、略半円形からなる
群より選ばれる少なくとも一つであることを特徴として
いる。
【0018】本発明において、フランジに設ける凸部の
形状には特別の制約はないが、平面形状が三角形、正方
形、長方形、台形、略半円形からなる群より選ばれる少
なくとも一つの形状とすることにより、凸部が、隣り合
う電極間の行程距離を大きくする機能と、隣り合う電極
の間を仕切る機能とを確実に発揮し、ワイヤが本来接続
すべき電極だけではなく、隣り合う電極にも接触して短
絡を生じてしまうことを確実に阻止することが可能にな
り、本発明をより実効あらしめることが可能になる。
【0019】なお、本発明においては、凸部の平面形状
として、三角形、四角形以上の多角形、台形、略半円形
などの形状の少なくとも2個以上を組み合わせた形状と
することも可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示し
てその特徴とするところをさらに詳しく説明する。
【0021】図1は本発明の実施形態にかかる2回路、
4端子型のチップ型コモンモードチョークコイルを示す
斜視図、図2は図1のチップ型コモンモードチョークコ
イルにおいて用いられているコアの構造を示す斜視図で
ある。
【0022】図2に示すように、この実施形態において
用いられているコア1は、フェライトから形成されてお
り、巻芯部2の両端側に一対のフランジ部3が配設され
ているとともに、各フランジ部3のそれぞれに2カ所ず
つ電極膜を付与することにより形成された、合計4つの
電極7a,7b,7c,7dを備えている。
【0023】そして、このコア1においては、フランジ
部3の内側面(すなわち、巻芯部2の両端側に配設され
た一対のフランジ部3の互いに対向する面)の、電極7
aと7bに挟まれた領域、及び電極7cと7dに挟まれ
た領域に、巻芯部2の軸方向に突出する、平面形状が台
形の凸部20が形成されている。
【0024】そして、図1に示すように、このコア1の
巻芯部2に、2本のワイヤ8(8a,8b)を巻回し、
その始端側及び終端側の端末を、各電極7a,7b,7
c,7dに熱圧着などの方法により電気的に接続するこ
とにより、2回路、4端子型のチップ型コモンモードチ
ョークコイルが形成されている。
【0025】この実施形態のチップ型コモンモードチョ
ークコイルにおいては、上述のように、フランジ部3の
内側面の、電極7aと7bに挟まれた領域、及び電極7
cと7dに挟まれた領域に凸部20が形成されており、
ワイヤ8(8a,8b)が、凸部20に沿って、所定の
電極7a〜7d側に回り込んで電極7a〜7dに接続さ
れることになるとともに、隣り合う電極(7aと7b、
7cと7d)が凸部20により仕切られた状態となるた
め、ショート不良や絶縁抵抗の低下を引き起こすほど、
ワイヤ8(8a,8b)が接続すべき電極と隣り合う電
極に接近することがなく、信頼性の高いチップ型コモン
モードチョークコイルを得ることができる。
【0026】また、電極間の直線距離は同じでも、行程
距離が大きく、また、二つの電極間が凸部20により仕
切られているため、高温のヒータチップを押し当てる方
法を用いてワイヤを電極に接合する場合にも、ワイヤの
被膜が除去された露出導体(ワイヤ本体)が、接合すべ
き電極と隣り合う電極と接触して短絡を生じたり、絶縁
抵抗の低下を招いたりすることを効率よく抑制、防止す
ることができる。
【0027】また、ワイヤ8が凸部20に沿って、比較
的緩やかに曲折した状態で引き回されることになるた
め、凸部を設けていないコアを用いる場合よりも、ワイ
ヤの断線を抑制、防止しやすくなる。
【0028】また、凸部20が形成されている分だけ、
フランジ部(脚部)3の断面積が大きくなり、脚部の機
械的強度に優れた信頼性の高いチップ型コモンモードチ
ョークコイルを得ることが可能になる。
【0029】なお、図1のチップ型コモンモードチョー
クコイルは天板を備えていない構成のものであるが、天
板を備えた構成とすることも可能である。
【0030】また、図3,図4,図5,及び図6は、そ
れぞれ、本発明のチップ型コモンモードチョークコイル
に用いられるコアの変形例を示す図である。なお、図3
は、フランジ部3の内面側に平面形状が半円形の凸部2
0を形成したコア1を示している。また、図4は、フラ
ンジ部3の内面側に平面形状が三角形の凸部20を形成
したコア1を示している。また、図5は、フランジ部3
の内面側に平面形状が長方形(四角形)の凸部20を形
成したコア1を示している。さらに、図6は、フランジ
部3の内面側の、電極間距離よりも幅の狭い長方形(四
角形)の凸部20を形成したコア1を示している。な
お、図3〜6において、図1,2と同一符号を付した部
分は、同一又は相当部分を示している。
【0031】ただし、本発明のチップ型コモンモードチ
ョークコイルにおいて、凸部20の形状には特別の制約
はなく、凸部20が隣り合う電極間の行程距離を大きく
する機能と、電極間を仕切って、ワイヤが本来接続すべ
き電極と隣り合う電極にも接触してしまうことを阻止す
る機能を果たすことができる限りにおいて、種々の形状
とすることが可能である。
【0032】なお、凸部20の上面は、電極7a〜7d
の上面と同一である必要はなく、必要に応じて、電極電
極7a〜7dの上面よりも低くしたり、また、場合によ
っては高くしたりすることが可能である。また、凸部2
0の厚み(巻芯部2の軸方向に直交する方向の距離)に
ついても特に制約はなく、変更が可能である。
【0033】また、上記実施形態では、2回路、4端子
型のチップ型コモンモードチョークコイル(図1)を例
にとって説明したが、回路数、端子数に特別の制約はな
く、3回路、6端子以上のチップ型コモンモードチョー
クコイルにも本発明を適用することが可能である。
【0034】なお、図7は、本発明の実施形態にかか
る、3回路、6端子型のチップ型コモンモードチョーク
コイルを示す底面図である。このチップ型コモンモード
チョークコイルにおいては、3本のワイヤ8(8a,8
b,8c)をコア1の巻芯部2に巻回するとともに、各
ワイヤ8(8a,8b,8c)を、コア1の両端のフラ
ンジ部3(図7では一方のフランジ部のみを示してい
る)の3つの電極17に接続するように構成されてお
り、各電極17間の領域には、平面形状が台形の凸部2
0が形成されている。
【0035】この3回路、6端子型のチップ型コモンモ
ードチョークコイルの場合にも、フランジ部3の内側面
の、各電極17に挟まれた領域に凸部20が形成されて
いるため、上述の2回路、4端子型のチップ型コモンモ
ードチョークコイルの場合と同様に、ショート不良の発
生や絶縁抵抗の低下を防止することが可能で、しかも脚
部の機械的強度に優れた、信頼性の高いチップ型コモン
モードチョークコイルを得ることができる。
【0036】また、上記実施形態では、フェライトから
なるコアを用いた場合について説明したが、コアの構成
材料はこれに限られるものではなく、アルミナをはじめ
種々の絶縁材料や磁性材料などを用いることが可能であ
る。
【0037】本発明は、さらにその他の点においても上
記実施形態に限定されるものではなく、巻芯部、フラン
ジ部、及び電極の具体的な形状、ワイヤの巻回態様など
に関し、発明の要旨の範囲内において、種々の応用、変
形を加えることが可能である。
【0038】
【発明の効果】上述のように、本発明(請求項1)のチ
ップ型コモンモードチョークコイルは、フランジ部の内
側面の、各電極に挟まれた領域に、巻芯部の軸方向に突
出する凸部を設けるようにしているので、隣り合う電極
間の行程距離を大きくするとともに、隣り合う電極の間
を凸部によって仕切ることが可能になり、ワイヤが本来
接続すべき電極だけではなく、隣り合う電極にも接触し
てしまうことを確実に防止することができるようにな
る。
【0039】したがって、例えば、高温のヒータチップ
を押圧することにより、ワイヤを電極に接合する場合に
おいて、ワイヤの被膜が、電極に接続される部分のみで
はなく、その近傍部にわたって除去されてしまっても、
ワイヤが隣り合う電極に接触して短絡を生じたり、絶縁
抵抗の低下を招いたりすることを防止できるようにな
り、信頼性の高いチップ型コモンモードチョークコイル
を得ることができる。また、凸部が形成されている分だ
け、フランジ部(脚部)の断面積が大きくなり、機械的
強度に優れた信頼性の高いチップ型コモンモードチョー
クコイルを得ることができる。
【0040】また、本発明において、フランジに設ける
凸部の形状には特別の制約はないが、請求項2のよう
に、平面形状が三角形、正方形、長方形、台形、略半円
形からなる群より選ばれる少なくとも一つの形状とする
ことにより、凸部が、隣り合う電極間の行程距離を大き
くする機能と、隣り合う電極の間を仕切る機能とを確実
に発揮し、ワイヤが本来接続すべき電極だけではなく、
隣り合う電極にも接触して短絡を生じてしまうことを確
実に阻止することが可能になり、本発明をより実効あら
しめることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるチップ型コモンモー
ドチョークコイルを示す斜視図である。
【図2】図1のチップ型コモンモードチョークコイルに
おいて用いられているコアの構造を示す斜視図である。
【図3】本発明のチップ型コモンモードチョークコイル
に用いられるコアの変形例を示す図である。
【図4】本発明のチップ型コモンモードチョークコイル
に用いられるコアの他の変形例を示す図である。
【図5】本発明のチップ型コモンモードチョークコイル
に用いられるコアのさらに他の変形例を示す図である。
【図6】本発明のチップ型コモンモードチョークコイル
に用いられるコアのさらに他の変形例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態にかかるチップ型コモンモー
ドチョークコイルの変形例を示す底面図である。
【図8】(a),(b)は従来のチップ型コモンモードチョ
ークコイルにおいて用いられているコアを角度を変えて
示す斜視図である。
【図9】図8のコアにワイヤを巻回することにより形成
された従来のチップ型コモンモードチョークコイルの要
部を示す底面図である。
【図10】図8のコアを用いた従来のチップ型コモンモ
ードチョークコイルを示す斜視図である。
【図11】従来のチップ型コモンモードチョークコイル
において用いられているコアの他の例を示す斜視図であ
る。
【図12】図11のコアに形成された電極へのワイヤの
接続構造を示す図である。
【図13】図11のコアを用いた、従来の他のチップ型
コモンモードチョークコイルを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コア 2 巻芯部 3 フランジ部 7a,7b,7c,7d 電極 8(8a,8b,8c) ワイヤ 17 電極 20 凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻芯部と、 巻芯部の両端側に配設されたフランジ部と、 前記各フランジ部に、互いに導通しないように所定の間
    隔をおいて配設された複数の電極と、 前記巻芯部に巻回され、始端及び終端が前記電極部のう
    ちの所定の電極に接続された複数本のワイヤと を具備するチップ型コモンモードチョークコイルにおい
    て、 前記巻芯部の両端側に配設されたフランジ部の内側面
    の、各電極に挟まれた領域に、巻芯部の軸方向に突出す
    る凸部を設けたことを特徴とするチップ型コモンモード
    チョークコイル。
  2. 【請求項2】前記フランジ部に設けた凸部の平面形状が
    三角形、正方形、長方形、台形、略半円形からなる群よ
    り選ばれる少なくとも一つであることを特徴とする請求
    項1記載のチップ型コモンモードチョークコイル。
JP2000215429A 2000-07-17 2000-07-17 チップ型コモンモードチョークコイル Expired - Lifetime JP3395764B2 (ja)

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