JP2002032899A - 移動体用の物体検知装置 - Google Patents

移動体用の物体検知装置

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JP2002032899A
JP2002032899A JP2000216617A JP2000216617A JP2002032899A JP 2002032899 A JP2002032899 A JP 2002032899A JP 2000216617 A JP2000216617 A JP 2000216617A JP 2000216617 A JP2000216617 A JP 2000216617A JP 2002032899 A JP2002032899 A JP 2002032899A
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sensor
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distance
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JP2000216617A
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Hisaya Izawa
久弥 井沢
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠距離センサと近距離センサとを備えた移動
体用の物体検知装置において、センサ切り替え時におけ
る検知結果のステップ的な急変を防止する。 【解決手段】 遠距離センサ使用モードから近距離セン
サ使用モードに切り替わる時に、所定の期間、遠距離セ
ンサで検知した遠距離センサ距離値dfと近距離センサ
で検知した近距離センサ距離値dnに基づいて決定車間
距離dを補間することにより、遠距離センサ距離値df
から近距離センサ距離値dnに徐々に移行するようにし
(ステップS12)、遠距離センサで検知した遠距離セ
ンサ相対速度値と近距離センサで検知した近距離センサ
相対速度値vnに基づいて決定相対速度vを補間するこ
とにより、遠距離センサ相対速度値vfから近距離セン
サ相対速度値vnに徐々に移行させる(ステップS1
3)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遠距離領域の物
体を検知する第一の物体検知手段と近距離領域の物体を
検知する第二の物体検知手段とを備えた自動車等の移動
体用の物体検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自車両を先行車両に追従走行させるオー
トクルーズシステムなどでは、レーザ・レーダやミリ波
レーダなど、単一の測距センサにより自車両から進路上
に存在する物体(先行車両等)までの距離および相対速
度を測定し、位置と相対速度の関係からターゲット車両
を決定する手法が知られている。
【0003】また、近年においては、特開平7−173
42号公報等に開示されるように、遠距離用センサと近
距離用センサを備え、検知領域に応じて前記センサを使
い分け、停止間際まで制御可能なオートクルーズシステ
ムが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遠距離用セ
ンサと近距離用センサの二つのセンサのデータを検知領
域に応じて単純に切り替える場合、各々の測定結果を合
わせ込んだ場合でも、センシング対象が変わったり、接
近度合いが変わったりすると、両センサの距離値や相対
速度値に誤差が生じ、距離値や相対速度値がステップ的
に急変するため、これら距離値や相対速度値に基づいて
実行される車間制御等の制御結果が悪化するという問題
がある。
【0005】そこで、この発明は、第一の物体検知手段
の検知結果と第二の物体検知手段の検知結果とを切り替
える際には徐々に切り替えるようにすることにより、滑
らかな切り替えを可能にして制御性の良好な移動体用の
物体検知装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、移動体(例えば、後述
する実施の形態における車両1)の進行方向に存在する
物体を検知する第一の物体検知手段(例えば、実施の形
態における遠距離センサ16)と、前記移動体の進行方
向に存在し且つ前記第一の物体検知装置の検知領域より
近距離に存在する物体を検知する第二の物体検知手段
(例えば、実施の形態における近距離センサ20)と、
を備える移動体用の物体検知装置(例えば、実施の形態
における物体検知装置10)において、所定距離の前後
で前記第一の物体検知手段の検知結果と第二の物体検知
手段の検知結果とを切り替える切り替え手段(例えば、
実施の形態におけるステップS1)を備え、該切り替え
手段は前記第一の物体検知手段の検知結果と第二の物体
検知手段の検知結果とを徐々に切り替えることを特徴と
する。
【0007】このように構成することで、第一の物体検
知手段の検知結果と第二の物体検知手段の検知結果とを
切り替えるときに徐々に滑らかに切り替わるようにな
り、検知結果が急変するのを防止することができる。
【0008】請求項2に記載した発明は、前記第一の物
体検知手段および第二の物体検知手段の検知結果は前記
移動体から前記物体までの距離であることを特徴とす
る。このように構成することで、第一の物体検知手段に
より検知される距離と第二の物体検知手段により検知さ
れる距離とを切り替えるときに徐々に滑らかに切り替わ
るようになり、検知される距離が急変するのを防止する
ことができる。
【0009】請求項3に記載した発明は、前記所定距離
はヒステリシスを設けて設定されていることを特徴とす
る。このように構成することで、第一の物体検知手段の
検知結果から第二の物体検知手段の検知結果への切り替
わりと、第二の物体検知手段の検知結果から第一の物体
検知手段の検知結果への切り替わりとが連続的に行われ
なくなり、切り替わり時の検知結果の補間処理が無用に
長く続くことがなくなる。
【0010】請求項4に記載した発明は、前記切り替え
手段による検知結果の切り替え直前に用いられていた物
体検知手段の検知結果の有無を判定する検知結果有無判
定手段(例えば、実施の形態におけるステップS7,ス
テップS19)と、該検知結果有無判定手段により検知
結果が無いと判定されたとき、切り替え直前に用いられ
ていた前記物体検知手段の検知結果をそれ以前の検知結
果に基づいて推定する検知結果推定手段(例えば、実施
の形態におけるステップS9,ステップS10,ステッ
プS21,ステップS22)と、を備えることを特徴と
する。このように構成することで、検知結果の切り替え
直前に用いられていた物体検知手段の検知結果がない場
合にも、該物体検知手段の検知結果を推定して切り替わ
り時の検知結果の補間処理を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る移動体用の
物体検知装置の一実施の形態を図1から図12の図面を
参照して説明する。図1はこの発明に係る移動体用の物
体検知装置10を搭載した車両1の全体構成図であり、
図2は該物体検知装置10のシステム構成図である。
【0012】車両1に搭載された物体検知装置10は、
電子制御ユニット(以下、ECUと略す)11、車速セ
ンサ12、車輪速センサ13、ヨーレートセンサ14、
スイッチ類15、遠距離センサ16、近距離センサ2
0、スロットルアクチュエータ31、ブレーキ油圧ソレ
ノイド32、オートマチックトランスミッション用電子
制御ユニット(以下、AT・ECUと略す)33、イン
ジケータ34を備える。
【0013】車速センサ12は自車両の車速を検知し、
車速の大きさに応じた出力信号をECU11に出力す
る。車輪速センサ13は車輪速を検知し、車輪速の大き
さに応じた出力信号をECU11に出力する。なお、図
1では左前輪の車輪速センサ13だけを図示している
が、車輪速センサ13は左右前後四つの車輪にそれぞれ
設けられている。ヨーレートセンサ14は自車両のヨー
レートを検知し、ヨーレートの大きさに応じた出力信号
をECU11に出力する。スイッチ類15は、オートク
ルーズ・メインスイッチや車間距離設定スイッチなどで
あり、運転席前方の所定部位に設けられており、スイッ
チ類15の出力信号がECU11に入力される。
【0014】遠距離センサ16はミリ波レーダ装置から
なり、車両1のボディのノーズ部に内蔵されている。遠
距離センサ16を構成するミリ波レーダ装置について説
明すると、ミリ波レーダ装置では、周波数を時間と共に
三角波状に増減させた送信信号を車両の前方に向けて送
信し、前方の検知対象での反射によって生じた反射信号
を受信し、これを送信信号と混合してビート信号を発生
させ、このビート信号の周波数f(「ビート周波数」)
から検知対象までの距離や相対速度を検出するように構
成されている。
【0015】図3に示すように、周波数が時間軸上で三
角波状に変化しめられるミリ波レーダ装置では、送信ミ
リ波信号の周波数が直線的に増加中の期間(上昇期間)
内はこれよりも遅延して出現する受信信号の周波数の方
が低くなり、送信ミリ波信号の周波数が直線的に滅少中
の期間(下降期間)内はこれよりも遅延して出現する受
信信号の周波数の方が高くなる。一般に、このようなミ
リ波レーダ装置を搭載した自車両と検知対象である先行
車両とが同一速度で走行中でなければ、すなわち両車両
の相対速度がゼロでなければ、図4に示すように、車両
間の相対速度をゼロと仮定した場合の上述のビー卜周波
数f中に、両車両の相対速度に応じたドップラーシフト
量fpが含まれてくる。
【0016】そして、このドップラーシフト量fpは、
送信ミリ波信号の周波数の上昇期間内に検出されるビー
卜周波数fuと、下降期間内に検出されるビー卜周波数
f dとでは、その増滅に関して互いに逆向きの影響を与
え、次のように与えられる。 fu=f−fp ・・・(1) fd=f+fp ・・・(2) (1)式と(2)式から、次式の関係が得られる。 f=(fu+fd)/2 ・・・(3) fp=(fu−fd)/2 ・・・(4)
【0017】検知対象と自車両との距離をR、相対速度
をuとすると、(3)式および(4)式から、次式を得
る。 R=cf/(4fm・Δf) ・・・(5) u=cfp/2f0 ・・・(6) ここで、cは光速、△fはミリ波信号の周波数の変化
幅、fmは前記周波数の変化周期、f0はミリ波信号の
中心周波数である。
【0018】ビート周波数は、通常、ビート信号を高速
フーリエ変換(FFT)することによって検出される。
この高速フーリエ変換によって得られるビート信号の周
波数スペクトルは、上昇期間内であるか下降期間内であ
るかに応じて、図5に例示するように、自車両と先行車
両の相対速度がゼロの場合のビート周波数fの前後に、
ドップラーシフト量fpだけシフトしたビート周波数の
ペア(fu,fd)となる。
【0019】近距離センサ20はステレオカメラ装置か
らなり、車室内のフロントガラス近傍に設けられてい
る。ステレオカメラ装置は、一対の撮像装置でフロント
ガラス越しに車両1の前方を撮影し、その撮像信号を所
定に処理することにより、自車両の進行方向に存在する
検知対象(例えば、先行車両)と自車両との距離や、該
検知対象と自車両との相対速度を算出し、これら検知結
果をECU11に出力する。
【0020】ステレオカメラ装置について図6を参照し
て説明すると、ステレオカメラ装置における一対の撮像
装置の一方を構成するラインセンサ21およびレンズ2
3は、他方の撮像装置を構成するラインセンサ22およ
びレンズ24と所定の間隔すなわち基線長Bだけ水平方
向に間隔を有して配置されている。ラインセンサ21お
よび22は、典型的には1次元のCCDであり、直線的
に配列されたフォトセンサのアレイであってよい。この
場合、レンズ23、24の前に赤外線透過性のフィルタ
を置き、赤外線の光源を用いて一定の周期で検知対象Z
を照射し、検知対象Zから反射する赤外線をラインセン
サ21,22が感知するようにするのがよい。
【0021】ラインセンサ21、22は、それぞれレン
ズ23、24の焦点距離fに配置されている。レンズ2
3、24のある平面から距離aにある検知対象Zの像
が、ラインセンサ21ではレンズ23の光軸からX1ず
れた位置に結像し、ラインセンサ22ではレンズ24の
光軸からX2だけずれた位置に結像したとすると、レン
ズ23,24の面から検知対象Zまでの距離aは、三角
計測法の原理により、次式により求められる。 a=B・f/(X1+X2) ・・・(7)
【0022】ところで、遠距離センサ16と近距離セン
サ20はそれぞれ検知領域を異にしており、図7に示す
ように、水平視野角については遠距離センサ16よりも
近距離センサ20の方が広角であり、検出可能距離につ
いては遠距離センサ16の方が近距離センサ20よりも
大きい。なお、この実施の形態では、遠距離センサ16
の水平視野角α1は約20度、近距離センサ20の水平
視野角α2は約40度に設定されており、遠距離センサ
16の検出可能距離L1は5〜140m、近距離センサ
20の検出可能距離L2は0〜20mに設定されてい
る。
【0023】そして、この物体検知装置10において
は、自車両と検知対象(先行車両)との距離が大きい時
には遠距離センサ16で検知された距離値および相対速
度値に基づいてオートクルーズ制御等を実行し、自車両
と検知対象(先行車両)との距離が小さい時には近距離
センサ20で検知された距離値および相対速度値に基づ
いてオートクルーズ制御等を実行する。遠距離センサ1
6と近距離センサ20の切り替えは重複する検知領域に
おいて行うが、同一検知対象についての検知結果(距離
値、相対速度値)であっても遠距離センサ16と近距離
センサ20では多少のズレがあるため、単純に切り替え
ると距離値や相対速度値などの検知結果がステップ的に
急変してしまい、この検知結果に基づいて実行するオー
トクルーズ制御等の制御に悪影響を及ぼす。そこで、こ
の実施の形態の物体検知装置10では、遠距離センサ1
6の検知結果と近距離センサ20の検知結果との切り替
えを一気に行わずに、徐々に滑らかに切り替えていくよ
うにしている。遠距離センサ16と近距離センサ20の
検知結果の切り替え処理については後で詳述する。
【0024】スロットルアクチュエータ31は、オート
クルーズ走行を実施しているときに、設定された車間距
離を保持しつつ先行車両に追従走行するようにスロット
ル(図示せず)を所定開度に開閉させるためのものであ
り、スロットルアクチュエータ31はECU11からの
出力信号に基づいて作動せしめられる。
【0025】ブレーキ油圧ソレノイド32は、オートク
ルーズ走行を実施しているときに、スロットルアクチュ
エータ31によりスロットルを絞って減速してもなお減
速度が足りない場合に、減速度を増大させるべくブレー
キを作動させるためのものであり、ブレーキ油圧ソレノ
イド32はECU11からの出力信号に基づいて作動制
御される。
【0026】また、ECU11は、オートクルーズ走行
を実施しているときに、スロットルアクチュエータ31
によりスロットルを絞って減速してもなお減速度が足り
ない場合に、AT・ECU33にシフトダウン指令を出
力する。シフトダウン指令を入力されたAT・ECU3
3は、減速度を増大させるべくシフトダウン制御を実行
する。
【0027】インジケータ34は、運転席前方のメータ
パネル(図示せず)に設けられており、オートクルーズ
システム作動時に点灯し非作動時に消灯する表示灯や、
システム異常時に点滅する警告灯などからなる。
【0028】次に、前述した遠距離センサ16と近距離
センサ20の検知結果の切り替え処理について、図8の
フローチャートを参照して説明する。図8に示すフロー
チャートはセンサ選択処理ルーチンを示しており、この
センサ選択処理ルーチンは一定時間毎(この実施の形態
では100ms毎)にECU11のCPU(図示せず)
によって実行される。
【0029】まず、ステップS1において、遠距離セン
サ16で検知した距離値(以下、遠距離センサ距離値と
称す)df(m)と、近距離センサ20で検知した距離
値(以下、近距離センサ距離値と称す)dn(m)の少
なくともいずれか一方が予め設定されたセンサ切り替え
車間距離DNEAR(m)よりも小さいか否か判定す
る。センサ切り替え車間距離DNEARは、遠距離セン
サ16の検知結果と近距離センサ20の検知結果のいず
れを採用するかの判定しきい値である。
【0030】なお、この実施の形態では、センサ切り替
え車間距離DNEARにヒステリシスを設け、自車両と
先行車両との車間距離が広がりつつあるとき(換言すれ
ば、自車両が先行車両から遠ざかるとき)のセンサ切り
替え車間距離DNEARを、車間距離が狭まりつつある
とき(換言すれば、自車両が先行車両に接近しつつある
とき)のセンサ切り替え車間距離DNEARよりも大き
い値に設定している。例えば、車間距離が広がりつつあ
るときのセンサ切り替え車間距離DNEARを20mと
し、車間距離が狭まりつつあるときのセンサ切り替え車
間距離DNEARを15mに設定する。このようにセン
サ切り替え車間距離DNEARにヒステリシスを設ける
ことにより、遠距離センサ16の検知結果から近距離セ
ンサ20の検知結果への切り替わりと、近距離センサ2
0の検知結果から遠距離センサ16の検知結果への切り
替わりとが連続して行われることがなくなり、切り替わ
り時の検知結果の補間処理が無用に長く続くのを回避す
ることができる。
【0031】ステップS1において肯定判定した場合に
は、ステップS2に進み、近距離センサ20の検知結果
を使用するモード(以下、近距離センサ使用モードと称
す)とし、ステップS1において否定判定した場合には
ステップS3に進み、遠距離センサ16の検知結果を使
用するモード(以下、遠距離センサ使用モードと称す)
とする。
【0032】近距離センサ使用モードに入った場合に
は、ステップS2からステップS4に進み、前回このセ
ンサ選択処理ルーチンを実行した時に遠距離センサ使用
モードであったか否か判定する。近距離センサ使用モー
ドに入った直後の場合には、前回ルーチン実行時には遠
距離センサ使用モードであるので、ステップS4におい
て肯定判定されてステップS5に進み、センサ切り替わ
りディレイカウンタのカウント値ciplに初期値とし
てのセンサ切り替わり回数CIPLを設定する。ここ
で、センサ切り替わり回数CIPLは遠距離センサ16
の検知結果から近距離センサ20の検知結果に完全に切
り替わるまでの補間時間により決定されるものであり、
この実施の形態においては、このセンサ選択処理ルーチ
ンの実行サイクルを100ms、前記補間時間を1秒に
設定しているので、センサ切り替わり回数CIPLは
「10」となる。したがって、ステップS5においてセ
ンサ切り替わりディレイカウンタのカウント値cipl
を「10」にセットする。なお、補間時間は1秒に限ら
れるものではなく、適宜に設定可能である。
【0033】次に、ステップS5からステップS6に進
み、センサ切り替わりディレイカウンタのカウント値c
iplの値が「0」か否か判定する。ステップS6にお
いて否定判定した場合には、ステップS7に進み、今回
ルーチン実行時における遠距離センサ16のデータ(遠
距離センサ距離値dfおよび遠距離センサ相対速度値v
f)があるか否か判定する。遠距離センサ16のデータ
がある場合には、ステップS7で肯定判定してステップ
S8に進み、センサ切り替わりディレイカウンタのカウ
ント値ciplを「1」だけ減ずる。
【0034】一方、何らかの原因により今回のルーチン
実行時において遠距離センサ16のデータが取れていな
かった場合には、ステップS7において否定判定してス
テップS9に進み、前回ルーチン実行時における遠距離
センサ16のデータ(遠距離センサ距離値df(n−
1)および遠距離センサ相対速度値vf(n−1))に
基づいて次式から遠距離センサ距離値dfを演算し、こ
の演算結果を今回ルーチン実行時における遠距離センサ
距離値dfと推定して代用する。 df=df(n−1)+vf(n−1)・Ts ・・・(8) ここで、Tsはサンプリング時間であり、具体的には、
このセンサ選択処理ルーチンの実行サイクル(この実施
の形態では100ms)になる。
【0035】そして、ステップS9からステップS10
に進み、ステップS10において、今回ルーチン実行時
の遠距離センサ相対速度値vfについては前回ルーチン
実行時の遠距離センサ相対速度値vf(n−1)をその
まま代用する。これは、極めて短時間のサンプリング時
間の間では相対速度に殆ど変化がなく、したがって、相
対速度値については前回ルーチン実行時のデータを代用
しても殆ど影響を及ぼさないことによる。
【0036】次に、ステップS10からステップS8に
進み、センサ切り替わりディレイカウンタのカウント値
ciplを「1」だけ減ずる。このように、今回ルーチ
ン実行時における遠距離センサ16のデータが取れなか
った場合には、ステップS9およびステップS10にお
いて前回ルーチン実行時の遠距離センサ16のデータに
基づき今回ルーチン実行時の遠距離センサ16のデータ
を推定し、この推定値に基づいてステップS8以降の処
理を実行するようにしているので、遠距離センサ16の
データがない場合にも補間が可能になる。これにより、
物体検知装置10の信頼性が向上する。
【0037】次に、ステップS8からステップS11に
進み、次式から係数kを演算する。 k=cipl/CIPL ・・・(9) この実施の形態の場合には、遠距離センサ使用モードか
ら近距離センサ使用モードに切り替わった直後の第1回
目のルーチンではk=9/10となり、第2回目のルー
チンではk=8/10となり、第3回目のルーチンでは
k=7/10となるように、ルーチンの回数を重ねる毎
に係数kは1/10ずつ減少することになる。
【0038】次に、ステップS11からステップS12
に進み、次式から決定車間距離d(m)を演算する。 d=k・df+(1−k)・dn ・・・(10) この実施の形態の場合には、遠距離センサ使用モードか
ら近距離センサ使用モードに切り替わった直後の第1回
目のルーチンではd=0.9df+0.1dnとなり、第
2回目のルーチンではd=0.8df+0.2dnとな
り、第9回目のルーチンでd=0.1df+0.9dnと
なり、第10回目のルーチンでd=dnとなる。
【0039】次に、ステップS12からステップS13
に進み、次式から決定相対速度v(m/s)を演算す
る。 v=k・vf+(1−k)・vn ・・・(11) この実施の形態の場合には、遠距離センサ使用モードか
ら近距離センサ使用モードに切り替わった直後の第1回
目のルーチンではv=0.9vf+0.1vnとなり、第
2回目のルーチンではv=0.8vf+0.2vnとな
り、第9回目のルーチンでd=0.1vf+0.9vnと
なり、第10回目のルーチンでv=vnとなる。ステッ
プS13の処理を実行した後、本ルーチンの実行を一旦
終了する。
【0040】一方、ステップS4において否定判定した
場合、すなわち、前回このセンサ選択処理ルーチンを実
行した時に遠距離センサ使用モードではなかった場合に
は、ステップS4からステップS6に進む。つまり、遠
距離センサ使用モードから近距離センサ使用モードに切
り替わった直後の第1回目のルーチン実行時ではステッ
プS4からステップS5に進むが、第2回目以降のルー
チン実行時ではステップS4からステップS6に進むこ
とになる。
【0041】そして、センサ切り替わりディレイカウン
タのカウント値ciplが「0」にならない限り、ステ
ップS6からステップS7に進み、さらにステップS7
からステップS13までの一連の処理を実行する。
【0042】そして、センサ切り替わりディレイカウン
タのカウント値ciplが「0」になると、ステップS
6において肯定判定して、ステップS14に進み、近距
離センサ20で検知された近距離センサ距離値dnを決
定車間距離dとする。さらに、ステップS15に進ん
で、近距離センサ20で検知された近距離センサ相対速
度値vnを決定相対速度vとする。すなわち、センサ切
り替わりディレイカウンタのカウント値ciplが
「0」になった以降も近距離センサ使用モードが続く場
合には、近距離センサ20で検知した近距離センサ距離
値dnおよび近距離センサ相対速度値vnをそのまま決
定車間距離dおよび決定相対速度vとして採用すること
になる。ステップS15の処理を実行した後、本ルーチ
ンの実行を一旦終了する。
【0043】このように、この実施の形態における移動
体用の物体検知装置10においては、遠距離センサ使用
モードから近距離センサ使用モードに切り替わったとき
に、遠距離センサ16の検知結果から近距離センサ20
の検知結果に一気に切り替わらず、遠距離センサ16の
検知結果から徐々に近距離センサ20の検知結果に切り
替わっていくことになる。したがって、遠距離センサ使
用モードから近距離センサ使用モードへの切り替わり時
に検知結果がステップ的に急変することがなく、滑らか
に推移していくことになって、この検知結果に基づいて
実行されるオートクルーズ制御の制御性が向上する。
【0044】一方、ステップS1において否定判定し、
ステップS3に進んで遠距離センサ使用モードとなった
場合には、ステップS3からステップS16に進み、前
回このセンサ選択処理ルーチンを実行した時に近距離セ
ンサ使用モードであったか否か判定する。遠距離センサ
使用モードに入った直後の場合には、前回ルーチン実行
時には近距離センサ使用モードであるので、ステップS
16において肯定判定して、ステップS17に進み、セ
ンサ切り替わりディレイカウンタのカウント値cipl
に初期値としてのセンサ切り替わり回数CIPLを設定
する。センサ切り替わり回数CIPLは、近距離センサ
使用モードのステップS5におけるセンサ切り替わり回
数CIPLと同じであり、この実施の形態ではステップ
S17においてセンサ切り替わりディレイカウンタのカ
ウント値ciplを「10」にセットする。
【0045】次に、ステップS17からステップS18
に進み、センサ切り替わりディレイカウンタのカウント
値ciplの値が「0」か否か判定する。ステップS1
8において否定判定した場合には、ステップS19に進
み、今回ルーチン実行時における近距離センサ20のデ
ータ(近距離センサ距離値dnおよび近距離センサ相対
速度値vn)があるか否か判定する。近距離センサ20
のデータがある場合には、ステップS19で肯定判定し
てステップS20に進み、センサ切り替わりディレイカ
ウンタのカウント値ciplを「1」だけ減ずる。
【0046】一方、何らかの原因により今回のルーチン
実行時において近距離センサ20のデータが取れていな
かった場合には、ステップS19において否定判定して
ステップS21に進み、前回ルーチン実行時における近
距離センサ20のデータ(近距離センサ距離値dn(n
−1)および近距離センサ相対速度値vn(n−1))
に基づいて次式から近距離センサ距離値dnを演算し、
この演算結果を今回ルーチン実行時における近距離セン
サ距離値dnと推定して代用する。 dn=dn(n−1)+vn(n−1)・Ts ・・・(12) ここで、Tsはサンプリング時間であり、具体的には、
このセンサ選択処理ルーチンの実行サイクル(この実施
の形態では100ms)になる。
【0047】そして、ステップS21からステップS2
2に進み、ステップS22において、今回ルーチン実行
時の近距離センサ相対速度値vnについては前回ルーチ
ン実行時の近距離センサ相対速度値vn(n−1)をそ
のまま代用する。これは、極めて短時間のサンプリング
時間の間では相対速度に殆ど変化がなく、したがって、
相対速度値については前回ルーチン実行時のデータを代
用しても殆ど影響を及ぼさないことによる。
【0048】次に、ステップS22からステップS20
に進み、センサ切り替わりディレイカウンタのカウント
値ciplを「1」だけ減ずる。このように、今回ルー
チン実行時における近距離センサ20のデータが取れな
かった場合には、ステップS21およびステップS22
において前回ルーチン実行時の近距離センサ20のデー
タに基づき今回ルーチン実行時の近距離センサ20のデ
ータを推定し、この推定値に基づいてステップS20以
降の処理を実行するようにしているので、近距離センサ
20のデータがない場合にも補間が可能になる。これに
より、物体検知装置10の信頼性が向上する。
【0049】次に、ステップS20からステップS23
に進み、次式から係数kを演算する。 k=cipl/CIPL ・・・(13) 係数kは近距離センサ使用モードのステップS11にお
ける係数kと同じであり、この実施の形態の場合には、
近距離センサ使用モードから遠距離センサ使用モードに
切り替わった直後の第1回目のルーチンではk=9/1
0となり、ルーチンの回数を重ねる毎に係数kは1/1
0ずつ減少することになる。
【0050】次に、ステップS23からステップS24
に進み、次式から決定車間距離d(m)を演算する。 d=k・dn+(1−k)・df ・・・(14) この実施の形態の場合には、遠距離センサ使用モードか
ら近距離センサ使用モードに切り替わった直後の第1回
目のルーチンではd=0.9dn+0.1dfとなり、第
2回目のルーチンではd=0.8dn+0.2dfとな
り、第9回目のルーチンでd=0.1dn+0.9dfと
なり、第10回目のルーチンでd=dfとなる。
【0051】次に、ステップS24からステップS25
に進み、次式から決定相対速度v(m/s)を演算す
る。 v=k・vn+(1−k)・vf ・・・(15) この実施の形態の場合には、遠距離センサ使用モードか
ら近距離センサ使用モードに切り替わった直後の第1回
目のルーチンではv=0.9vn+0.1vfとなり、第
2回目のルーチンではv=0.8vn+0.2vfとな
り、第9回目のルーチンでd=0.1vn+0.9vfと
なり、第10回目のルーチンでv=vfとなる。ステッ
プS25の処理を実行した後、本ルーチンの実行を一旦
終了する。
【0052】一方、ステップS16において否定判定し
た場合、すなわち、前回このセンサ選択処理ルーチンを
実行した時に近距離センサ使用モードではなかった場合
には、ステップS16からステップS18に進む。つま
り、近距離センサ使用モードから遠距離センサ使用モー
ドに切り替わった直後の第1回目のルーチン実行時では
ステップS16からステップS17に進むが、第2回目
以降のルーチン実行時ではステップS16からステップ
S18に進むことになる。
【0053】そして、センサ切り替わりディレイカウン
タのカウント値ciplが「0」にならない限り、ステ
ップS18からステップS19に進み、さらにステップ
S19からステップS25までの一連の処理を実行す
る。
【0054】そして、センサ切り替わりディレイカウン
タのカウント値ciplが「0」になると、ステップS
18において肯定判定して、ステップS26に進み、遠
距離センサ16で検知された遠距離センサ距離値dfを
決定車間距離dとする。さらに、ステップS27に進ん
で、遠距離センサ16で検知された遠距離センサ相対速
度値vfを決定相対速度vとする。すなわち、センサ切
り替わりディレイカウンタのカウント値ciplが
「0」になった以降も遠距離センサ使用モードが続く場
合には、遠距離センサ16で検知した遠距離センサ距離
値dfおよび遠距離センサ相対速度値vfをそのまま決
定車間距離dおよび決定相対速度vとして採用すること
になる。ステップS27の処理を実行した後、本ルーチ
ンの実行を一旦終了する。
【0055】このように、この実施の形態における移動
体用の物体検知装置10においては、近距離センサ使用
モードから遠距離センサ使用モードに切り替わったとき
に、近距離センサ20の検知結果から遠距離センサ16
の検知結果に一気に切り替わらず、近距離センサ20の
検知結果から徐々に遠距離センサ16の検知結果に切り
替わっていくことになる。したがって、近距離センサ使
用モードから遠距離センサ使用モードへの切り替わり時
に検知結果がステップ的に急変することがなく、滑らか
に推移していくことになって、この検知結果に基づいて
実行されるオートクルーズ制御の制御性が向上する。
【0056】図9から図12の図面は実験結果の一例を
示す図である。図9および図10は、自車両が先行車両
に接近していく場合における遠距離センサ16の検知結
果である遠距離センサ距離値dfと、近距離センサ20
の検知結果である近距離センサ距離値dnと、センサ選
択処理ルーチンの実行により決定された決定車間距離d
の推移を示すグラフである。この実験結果からも、遠距
離センサ使用モードから近距離センサ使用モードに切り
替わる際に、決定車間距離dが遠距離センサ距離値df
から近距離センサ距離値dnに徐々に滑らかに切り替わ
っていくのが明らかである。
【0057】また、図11および図12は、自車両が先
行車両に接近していく場合における遠距離センサ16の
検知結果である遠距離センサ相対速度値vfと、近距離
センサ20の検知結果である近距離センサ相対速度値v
nと、センサ選択処理ルーチンの実行により決定された
決定相対速度vの推移を示すグラフである。この実験結
果からも、遠距離センサ使用モードから近距離センサ使
用モードに切り替わる際に、決定相対速度vが遠距離セ
ンサ相対速度値vfから近距離センサ相対速度値vnに
徐々に滑らかに切り替わっていくのが明らかである。
【0058】〔他の実施の形態〕なお、この発明は前述
した実施の形態に限られるものではなく、例えば、第一
の物体検知手段をミリ波レーダ装置に代わる別の装置
(例えばレーザ・レーダ装置)で構成することが可能で
あるし、第二の物体検知手段をステレオカメラ装置に代
わる別の装置で構成することも可能である。また、物体
検知装置の検知結果に基づいて行われる制御はオートク
ルーズ制御に限るものではなく、例えば、物体検知装置
の検知結果を衝突回避制御に利用することも可能であ
る。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および請
求項2に記載した発明によれば、第一の物体検知手段の
検知結果と第二の物体検知手段の検知結果とを切り替え
るときに、検知結果が徐々に滑らかに切り替わるように
補間することができ、検知結果が急変するのを防止する
ことができるという優れた効果が奏される。その結果、
この物体検知装置の検知結果に基づいて実行される各種
制御の制御性が向上する。
【0060】請求項3に記載した発明によれば、第一の
物体検知手段の検知結果から第二の物体検知手段の検知
結果への切り替わりと、第二の物体検知手段の検知結果
から第一の物体検知手段の検知結果への切り替わりとが
連続的に行われなくなるので、切り替わり時の検知結果
の補間処理が無用に長く続くことがないという効果があ
る。
【0061】請求項4に記載した発明によれば、検知結
果の切り替え直前に用いられていた物体検知手段の検知
結果がない場合にも、該物体検知手段の検知結果を推定
して切り替え時の検知結果の補間処理を行うことができ
るので、物体検知装置の信頼性が向上するという優れた
効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態における移動体用の
物体検知装置を搭載した車両の全体構成図である。
【図2】 前記実施の形態における移動体用の物体検知
装置のシステム構成図である。
【図3】 前記実施の形態における移動体用の物体検知
装置に用いる遠距離センサの測定原理を説明するための
信号波形図である。
【図4】 前記実施の形態における移動体用の物体検知
装置に用いる遠距離センサの測定原理を説明するための
信号波形図である。
【図5】 前記実施の形態における移動体用の物体検知
装置に用いる遠距離センサの測定原理を説明するための
周波数スペクトル図である。
【図6】 前記実施の形態における移動体用の物体検知
装置に用いる近距離センサの概略構成図である。
【図7】 前記実施の形態における移動体用の物体検知
装置に用いる遠・近距離センサの検知領域を示す図であ
る。
【図8】 前記実施の形態における移動体用の物体検知
装置のセンサ選択処理ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図9】 前記実施の形態における移動体用の物体検知
装置のセンサ選択処理を実行したときの実験結果の一例
を示す図であり、車間距離の推移を示すグラフである。
【図10】 図9のA部を拡大して示す図である。
【図11】 前記実施の形態における移動体用の物体検
知装置のセンサ選択処理を実行したときの実験結果の一
例を示す図であり、相対速度の推移を示すグラフであ
る。
【図12】 図11のB部を拡大して示す図である。
【符号の説明】
1・・・車両(移動体) 10・・・移動体用の物体検知装置 16・・・遠距離センサ(第一の物体検知手段) 20・・・近距離センサ(第二の物体検知手段) ステップS1・・・切り替え手段 ステップS7,S19・・・検知結果有無判定手段 ステップS9,S10,S21,S22・・・検知結果
推定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01S 13/34 G01S 13/34 13/93 13/93 Z 17/93 17/88 A Fターム(参考) 5H180 AA01 CC04 CC14 EE02 LL01 LL04 LL09 5J070 AB19 AB24 AC02 AC06 AE01 AF03 AK22 BD06 BD08 BF02 BF03 5J084 AA05 AA07 AB01 AC02 AD07 BA03 BB02 EA04 EA22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の進行方向に存在する物体を検知
    する第一の物体検知手段と、 前記移動体の進行方向に存在し且つ前記第一の物体検知
    装置の検知領域より近距離に存在する物体を検知する第
    二の物体検知手段と、 を備える移動体用の物体検知装置において、 所定距離の前後で前記第一の物体検知手段の検知結果と
    第二の物体検知手段の検知結果とを切り替える切り替え
    手段を備え、 該切り替え手段は前記第一の物体検知手段の検知結果と
    第二の物体検知手段の検知結果とを徐々に切り替えるこ
    とを特徴とする移動体用の物体検知装置。
  2. 【請求項2】 前記第一の物体検知手段および第二の物
    体検知手段の検知結果は前記移動体から前記物体までの
    距離であることを特徴とする請求項1に記載の移動体用
    の物体検知装置。
  3. 【請求項3】 前記所定距離はヒステリシスを設けて設
    定されていることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の移動体用の物体検知装置。
  4. 【請求項4】 前記切り替え手段による検知結果の切り
    替え直前に用いられていた物体検知手段の検知結果の有
    無を判定する検知結果有無判定手段と、 該検知結果有無判定手段により検知結果が無いと判定さ
    れたとき、切り替え直前に用いられていた前記物体検知
    手段の検知結果をそれ以前の検知結果に基づいて推定す
    る検知結果推定手段と、 を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいず
    れかに記載の移動体用の物体検知装置。
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