JP2002029348A - 車両用外界認識装置 - Google Patents
車両用外界認識装置Info
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- JP2002029348A JP2002029348A JP2000216616A JP2000216616A JP2002029348A JP 2002029348 A JP2002029348 A JP 2002029348A JP 2000216616 A JP2000216616 A JP 2000216616A JP 2000216616 A JP2000216616 A JP 2000216616A JP 2002029348 A JP2002029348 A JP 2002029348A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 先行車両が自車線内に存在するか否かの判定
精度を向上させる。 【解決手段】 車両用外界認識装置は、車両に設けられ
車両進行方向の走行路を撮影するCCDカメラと、該C
CDカメラが撮影した画像における走行区分線を認識す
る走行区分線認識手段(ステップS02)と、前記CC
Dカメラの車両における配置に基づき車両の先端位置を
認識すると共に前記走行区分線認識手段の認識した走行
区分線を前記車両先端位置まで延長する走行区分線延長
手段(ステップS03)と、を備える。
精度を向上させる。 【解決手段】 車両用外界認識装置は、車両に設けられ
車両進行方向の走行路を撮影するCCDカメラと、該C
CDカメラが撮影した画像における走行区分線を認識す
る走行区分線認識手段(ステップS02)と、前記CC
Dカメラの車両における配置に基づき車両の先端位置を
認識すると共に前記走行区分線認識手段の認識した走行
区分線を前記車両先端位置まで延長する走行区分線延長
手段(ステップS03)と、を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像として検出
された走行区分線と車両の位置関係から、自車両軌跡内
外のいずれに先行車両が存在するかを判断する技術に関
するものである。
された走行区分線と車両の位置関係から、自車両軌跡内
外のいずれに先行車両が存在するかを判断する技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】走行区分線を認識する技術としては、C
CDカメラで撮影した画像上でエッジ検出を行い、Ho
ugh変換により走行区分線の位置を求める方法が知ら
れている。また、先行車両を認識する技術としては、ス
テレオカメラにより先行車両までの距離や先行車両の左
右位置関係を検出する方法が知られている。
CDカメラで撮影した画像上でエッジ検出を行い、Ho
ugh変換により走行区分線の位置を求める方法が知ら
れている。また、先行車両を認識する技術としては、ス
テレオカメラにより先行車両までの距離や先行車両の左
右位置関係を検出する方法が知られている。
【0003】そして、これらの検出結果に基づいて、走
行区分線と先行車両の位置関係から、先行車両が自車両
軌跡内外のいずれに存在するかを判断する技術が開発さ
れている。この先行車両の自車両軌跡内外判定では、通
常、左右一対の走行区分線の位置と、先行車両の下端
(例えば、タイヤの接地面)の横方向の位置関係から、
先行車両が自車線内に存在するか否かの判断を行ってい
る。
行区分線と先行車両の位置関係から、先行車両が自車両
軌跡内外のいずれに存在するかを判断する技術が開発さ
れている。この先行車両の自車両軌跡内外判定では、通
常、左右一対の走行区分線の位置と、先行車両の下端
(例えば、タイヤの接地面)の横方向の位置関係から、
先行車両が自車線内に存在するか否かの判断を行ってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
先行車両の自車両軌跡内外判定技術においては、先行車
両が自車両に接近してその下端が画像に収まらなくな
り、先行車両の下端が走行区分線の一番手前のデータよ
り下になってしまうと、先行車両が自車線内に存在する
という判断ができなくなってしまうという問題があっ
た。
先行車両の自車両軌跡内外判定技術においては、先行車
両が自車両に接近してその下端が画像に収まらなくな
り、先行車両の下端が走行区分線の一番手前のデータよ
り下になってしまうと、先行車両が自車線内に存在する
という判断ができなくなってしまうという問題があっ
た。
【0005】また、左右一対の走行区分線のいずれか一
方が画像の側縁から切れてしまう場合には、画像データ
上は先行車両の下端の横方向に走行区分線がないという
ことになり、左右一対の走行区分線内に先行車両の下端
が収まらないということで、先行車両が自車線内に存在
しているにもかかわらず、自車線外と判断するという問
題があった。そこで、この発明は、先行車両の自車両軌
跡内外判断の判定精度の高い車両用外界認識装置を提供
するものである。
方が画像の側縁から切れてしまう場合には、画像データ
上は先行車両の下端の横方向に走行区分線がないという
ことになり、左右一対の走行区分線内に先行車両の下端
が収まらないということで、先行車両が自車線内に存在
しているにもかかわらず、自車線外と判断するという問
題があった。そこで、この発明は、先行車両の自車両軌
跡内外判断の判定精度の高い車両用外界認識装置を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明に係る車両用外界認識装置
(例えば、後述する実施の形態における車両用外界認識
装置10)は、車両(例えば、後述する実施の形態にお
ける車両1)に設けられ車両進行方向の走行路を撮影す
る撮影手段(例えば、後述する実施の形態におけるCC
Dカメラ20a)と、該撮影手段が撮影した画像におけ
る走行区分線(例えば、後述する実施の形態におけるL
L,LR)を認識する走行区分線認識手段(例えば、後
述する実施の形態におけるステップS02)と、前記撮
影手段の前記車両における配置に基づき前記車両の先端
位置を認識すると共に前記走行区分線認識手段の認識し
た走行区分線を前記車両先端位置まで延長する走行区分
線延長手段(例えば、後述する実施の形態におけるステ
ップS03)と、を備えることを特徴とする。このよう
に構成することで、車両の先端に相当する位置まで画像
上の走行区分線を延長することにより、車両先端位置ま
で自車線を正しく認識することが可能になる。
に、請求項1に記載した発明に係る車両用外界認識装置
(例えば、後述する実施の形態における車両用外界認識
装置10)は、車両(例えば、後述する実施の形態にお
ける車両1)に設けられ車両進行方向の走行路を撮影す
る撮影手段(例えば、後述する実施の形態におけるCC
Dカメラ20a)と、該撮影手段が撮影した画像におけ
る走行区分線(例えば、後述する実施の形態におけるL
L,LR)を認識する走行区分線認識手段(例えば、後
述する実施の形態におけるステップS02)と、前記撮
影手段の前記車両における配置に基づき前記車両の先端
位置を認識すると共に前記走行区分線認識手段の認識し
た走行区分線を前記車両先端位置まで延長する走行区分
線延長手段(例えば、後述する実施の形態におけるステ
ップS03)と、を備えることを特徴とする。このよう
に構成することで、車両の先端に相当する位置まで画像
上の走行区分線を延長することにより、車両先端位置ま
で自車線を正しく認識することが可能になる。
【0007】また、請求項2に記載した発明は、請求項
1に記載した発明において、前記走行区分線延長手段
は、前記走行区分線認識手段が認識した走行区分線を直
線的に延長することを特徴とする。このように構成する
ことで、走行区分線の延長処理を容易に実行可能にな
る。
1に記載した発明において、前記走行区分線延長手段
は、前記走行区分線認識手段が認識した走行区分線を直
線的に延長することを特徴とする。このように構成する
ことで、走行区分線の延長処理を容易に実行可能にな
る。
【0008】請求項3に記載した発明に係る車両用外界
認識装置(例えば、後述する実施の形態における車両用
外界認識装置10)は、車両(例えば、後述する実施の
形態における車両1)に設けられ車両進行方向の走行路
を撮影する撮影手段(例えば、後述する実施の形態にお
けるCCDカメラ20a)と、該撮影手段が撮影した画
像における物体を認識する物体認識手段(例えば、後述
する実施の形態における近距離センサ20)と、該物体
認識手段の認識結果に基づき前記物体までの距離を算出
する距離算出手段(例えば、後述する実施の形態におけ
る近距離センサ20)と、前記撮影手段の前記車両にお
ける取り付け位置および前記距離算出手段の算出した距
離に基づき前記画像の範囲外の前記物体の下端位置を推
定する下端位置推定手段(例えば、後述する実施の形態
におけるステップS06)と、を備えることを特徴とす
る。このように構成することで、自車両と物体とが相対
的に接近して物体の下端が画像から外れた場合にも、物
体の下端位置を推定することが可能になる。
認識装置(例えば、後述する実施の形態における車両用
外界認識装置10)は、車両(例えば、後述する実施の
形態における車両1)に設けられ車両進行方向の走行路
を撮影する撮影手段(例えば、後述する実施の形態にお
けるCCDカメラ20a)と、該撮影手段が撮影した画
像における物体を認識する物体認識手段(例えば、後述
する実施の形態における近距離センサ20)と、該物体
認識手段の認識結果に基づき前記物体までの距離を算出
する距離算出手段(例えば、後述する実施の形態におけ
る近距離センサ20)と、前記撮影手段の前記車両にお
ける取り付け位置および前記距離算出手段の算出した距
離に基づき前記画像の範囲外の前記物体の下端位置を推
定する下端位置推定手段(例えば、後述する実施の形態
におけるステップS06)と、を備えることを特徴とす
る。このように構成することで、自車両と物体とが相対
的に接近して物体の下端が画像から外れた場合にも、物
体の下端位置を推定することが可能になる。
【0009】また、請求項4に記載した発明は、請求項
3に記載した発明において、前記撮影手段が撮影した画
像における走行区分線(例えば、後述する実施の形態に
おけるLL,LR)を認識する走行区分線認識手段(例
えば、後述する実施の形態におけるステップS02)
と、該走行区分線認識手段が認識した走行区分線と前記
物体認識手段が認識した物体との車幅方向の位置関係を
求める位置関係推定手段(例えば、後述する実施の形態
におけるステップS07)と、該位置関係推定手段の推
定結果に基づき前記物体と前記車両が同一走行区分線内
にいるか否かを判断する同一車線内判断手段(例えば、
後述する実施の形態におけるステップS07)と、を備
えることを特徴とする。このように構成することで、自
車両と物体とが相対的に接近して物体の下端が画像から
外れた場合にも、下端位置推定手段で推定した物体の下
端位置に基づいて、該物体が自車両と同一走行区分線内
に存在するか否かを的確に判断することが可能になる。
3に記載した発明において、前記撮影手段が撮影した画
像における走行区分線(例えば、後述する実施の形態に
おけるLL,LR)を認識する走行区分線認識手段(例
えば、後述する実施の形態におけるステップS02)
と、該走行区分線認識手段が認識した走行区分線と前記
物体認識手段が認識した物体との車幅方向の位置関係を
求める位置関係推定手段(例えば、後述する実施の形態
におけるステップS07)と、該位置関係推定手段の推
定結果に基づき前記物体と前記車両が同一走行区分線内
にいるか否かを判断する同一車線内判断手段(例えば、
後述する実施の形態におけるステップS07)と、を備
えることを特徴とする。このように構成することで、自
車両と物体とが相対的に接近して物体の下端が画像から
外れた場合にも、下端位置推定手段で推定した物体の下
端位置に基づいて、該物体が自車両と同一走行区分線内
に存在するか否かを的確に判断することが可能になる。
【0010】また、請求項5に記載した発明は、請求項
4に記載した発明において、前記位置関係推定手段は、
前記物体の車幅方向の端部の位置と前記車両と前記物体
との距離に等しい走行区分線上の位置との車幅方向の位
置関係を推定するものであることを特徴とする。このよ
うに構成することで、同一車線内判断手段の判定精度を
向上させることが可能になる。
4に記載した発明において、前記位置関係推定手段は、
前記物体の車幅方向の端部の位置と前記車両と前記物体
との距離に等しい走行区分線上の位置との車幅方向の位
置関係を推定するものであることを特徴とする。このよ
うに構成することで、同一車線内判断手段の判定精度を
向上させることが可能になる。
【0011】また、請求項6に記載した発明は、請求項
4に記載した発明において、前記位置関係推定手段は、
前記物体の車幅方向の端部の位置と前記車両と前記物体
との距離に等しい走行区分線上の位置との幅が所定値以
下か否かを推定するものであり、前記同一車線内判断手
段は前記幅が所定値以下の時に同一走行区分線内である
と判断することを特徴とする。このように構成すること
で、同一車線内判断手段の判定精度を向上させることが
可能になる。
4に記載した発明において、前記位置関係推定手段は、
前記物体の車幅方向の端部の位置と前記車両と前記物体
との距離に等しい走行区分線上の位置との幅が所定値以
下か否かを推定するものであり、前記同一車線内判断手
段は前記幅が所定値以下の時に同一走行区分線内である
と判断することを特徴とする。このように構成すること
で、同一車線内判断手段の判定精度を向上させることが
可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る車両用外界
認識装置の一実施の形態を図1から図17の図面を参照
して説明する。図1はこの発明に係る車両用外界認識装
置10を搭載した車両1の全体構成図、図2は同システ
ム構成図である。
認識装置の一実施の形態を図1から図17の図面を参照
して説明する。図1はこの発明に係る車両用外界認識装
置10を搭載した車両1の全体構成図、図2は同システ
ム構成図である。
【0013】車両1に搭載された車両用外界認識装置1
0は、電子制御ユニット(以下、ECUという)11、
車速センサ12、車輪速センサ13、ヨーレートセンサ
14、スイッチ類15、遠距離センサ16、近距離セン
サ20、スロットルアクチュエータ31、ブレーキ油圧
ソレノイド32、オートマチックトランスミッション用
電子制御ユニット(以下、AT・ECUと略す)33、
インジケータ34を備えている。
0は、電子制御ユニット(以下、ECUという)11、
車速センサ12、車輪速センサ13、ヨーレートセンサ
14、スイッチ類15、遠距離センサ16、近距離セン
サ20、スロットルアクチュエータ31、ブレーキ油圧
ソレノイド32、オートマチックトランスミッション用
電子制御ユニット(以下、AT・ECUと略す)33、
インジケータ34を備えている。
【0014】車速センサ12は自車両の車速を検知し、
車速に応じた出力信号をECU11に出力する。車輪速
センサ13は車輪速を検知し、車輪速に応じた出力信号
をECU11に出力する。なお、図1では左前輪の車輪
速センサ13だけを図示しているが、車輪速センサ13
は左右前後四つの車輪にそれぞれ設けられている。ヨー
レートセンサ14は自車両のヨーレートを検知し、ヨー
レートに応じた出力信号をECU11に出力する。スイ
ッチ類15は、オートクルーズ・メインスイッチや車間
距離設定スイッチなどであり、運転席前方の所定部位に
設けられ、各スイッチ類15の出力信号はECU11に
入力される。ECU11は、車速センサ12で検知した
車速とヨーレートセンサ14で検知したヨーレートに基
づいて自車両の進行軌跡を予測する。
車速に応じた出力信号をECU11に出力する。車輪速
センサ13は車輪速を検知し、車輪速に応じた出力信号
をECU11に出力する。なお、図1では左前輪の車輪
速センサ13だけを図示しているが、車輪速センサ13
は左右前後四つの車輪にそれぞれ設けられている。ヨー
レートセンサ14は自車両のヨーレートを検知し、ヨー
レートに応じた出力信号をECU11に出力する。スイ
ッチ類15は、オートクルーズ・メインスイッチや車間
距離設定スイッチなどであり、運転席前方の所定部位に
設けられ、各スイッチ類15の出力信号はECU11に
入力される。ECU11は、車速センサ12で検知した
車速とヨーレートセンサ14で検知したヨーレートに基
づいて自車両の進行軌跡を予測する。
【0015】遠距離センサ16はミリ波レーダ装置から
なり、車両1のボディのノーズ部に内蔵されている。遠
距離センサ16を構成するミリ波レーダ装置について説
明すると、ミリ波レーダ装置では、周波数を時間と共に
三角波状に増減させた送信信号を車両の前方に向けて送
信し、前方の検知対象での反射によって生じた反射信号
を受信し、これを送信信号と混合してビート信号を発生
させ、このビート信号の周波数f(「ビート周波数」)
から検知対象までの距離や相対速度を検出するように構
成されている。
なり、車両1のボディのノーズ部に内蔵されている。遠
距離センサ16を構成するミリ波レーダ装置について説
明すると、ミリ波レーダ装置では、周波数を時間と共に
三角波状に増減させた送信信号を車両の前方に向けて送
信し、前方の検知対象での反射によって生じた反射信号
を受信し、これを送信信号と混合してビート信号を発生
させ、このビート信号の周波数f(「ビート周波数」)
から検知対象までの距離や相対速度を検出するように構
成されている。
【0016】図3に示すように、周波数が時間軸上で三
角波状に変化するミリ波レーダ装置では、送信ミリ波信
号の周波数が直線的に増加中の期間(上昇期間)内はこ
れよりも遅延して出現する受信信号の周波数の方が低く
なり、送信ミリ波信号の周波数が直線的に滅少中の期間
(下降期間)内はこれよりも遅延して出現する受信信号
の周波数の方が高くなる。一般に、このようなミリ波レ
ーダ装置を搭載した自車両と検知対象である先行車両と
が同一速度で走行中でなければ、すなわち両車両の相対
速度がゼロでなければ、図4に示すように、車両間の相
対速度をゼロと仮定した場合の上述のビー卜周波数f中
に、両車両の相対速度に応じたドップラーシフト量fp
が含まれてくる。
角波状に変化するミリ波レーダ装置では、送信ミリ波信
号の周波数が直線的に増加中の期間(上昇期間)内はこ
れよりも遅延して出現する受信信号の周波数の方が低く
なり、送信ミリ波信号の周波数が直線的に滅少中の期間
(下降期間)内はこれよりも遅延して出現する受信信号
の周波数の方が高くなる。一般に、このようなミリ波レ
ーダ装置を搭載した自車両と検知対象である先行車両と
が同一速度で走行中でなければ、すなわち両車両の相対
速度がゼロでなければ、図4に示すように、車両間の相
対速度をゼロと仮定した場合の上述のビー卜周波数f中
に、両車両の相対速度に応じたドップラーシフト量fp
が含まれてくる。
【0017】そして、このドップラーシフト量fpは、
送信ミリ波信号の周波数の上昇期間内に検出されるビー
卜周波数fuと、下降期間内に検出されるビー卜周波数f
dとでは、その増滅に関して互いに逆向きの影響を与
え、次のように与えられる。 fu=f−fp (1) fd=f+fp (2) (1)式と(2)式から、次式の関係が得られる。 f=(fu+fd)/2 (3) fp=(fu−fd)/2 (4)
送信ミリ波信号の周波数の上昇期間内に検出されるビー
卜周波数fuと、下降期間内に検出されるビー卜周波数f
dとでは、その増滅に関して互いに逆向きの影響を与
え、次のように与えられる。 fu=f−fp (1) fd=f+fp (2) (1)式と(2)式から、次式の関係が得られる。 f=(fu+fd)/2 (3) fp=(fu−fd)/2 (4)
【0018】検知対象と自車両との距離をR、相対速度
をuとすると、(3)式および(4)式から、次式を得
る。 R=cf/(4fm・Δf) (5) u=cfp/2f0 (6) ここで、cは光速、△fはミリ波信号の周波数の変化
幅、fmは前記周波数の変化周期、f0はミリ波信号の中
心周波数である。
をuとすると、(3)式および(4)式から、次式を得
る。 R=cf/(4fm・Δf) (5) u=cfp/2f0 (6) ここで、cは光速、△fはミリ波信号の周波数の変化
幅、fmは前記周波数の変化周期、f0はミリ波信号の中
心周波数である。
【0019】ビート周波数は、通常、ビート信号を高速
フーリエ変換(FFT)することによって検出される。
この高速フーリエ変換によって得られるビート信号の周
波数スペクトルは、上昇期間内であるか下降期間内であ
るかに応じて、図5に例示するように、自車両と先行車
両の相対速度がゼロの場合のビート周波数fの前後に、
ドップラーシフト量fpだけシフトしたビート周波数の
ペア(fu,fd)となる。
フーリエ変換(FFT)することによって検出される。
この高速フーリエ変換によって得られるビート信号の周
波数スペクトルは、上昇期間内であるか下降期間内であ
るかに応じて、図5に例示するように、自車両と先行車
両の相対速度がゼロの場合のビート周波数fの前後に、
ドップラーシフト量fpだけシフトしたビート周波数の
ペア(fu,fd)となる。
【0020】近距離センサ20はステレオカメラ装置か
らなり、車室内のフロントガラス近傍に設けられてい
る。ステレオカメラ装置は、一対のCCDカメラ20a
でフロントガラス越しに車両1の前方を撮影し、その撮
像信号を所定に処理することにより、自車両の進行方向
に存在する検知対象(例えば、先行車両)と自車両との
距離や、該検知対象と自車両との相対速度を算出し、こ
れら検知結果をECU11に出力する。
らなり、車室内のフロントガラス近傍に設けられてい
る。ステレオカメラ装置は、一対のCCDカメラ20a
でフロントガラス越しに車両1の前方を撮影し、その撮
像信号を所定に処理することにより、自車両の進行方向
に存在する検知対象(例えば、先行車両)と自車両との
距離や、該検知対象と自車両との相対速度を算出し、こ
れら検知結果をECU11に出力する。
【0021】ステレオカメラ装置について図6を参照し
て説明すると、ステレオカメラ装置における一対のCC
Dカメラ20aの一方を構成するラインセンサ21およ
びレンズ23は、他方のCCDカメラ20aを構成する
ラインセンサ22およびレンズ24と所定の間隔、すな
わち基線長Bだけ水平方向に間隔を有して配置されてい
る。ラインセンサ21および22は、典型的には1次元
のCCDであり、直線的に配列されたフォトセンサのア
レイであってよい。この場合、レンズ23,24の前に
赤外線透過性のフィルタを置き、赤外線の光源を用いて
一定の周期で検知対象Zを照射し、検知対象Zから反射
する赤外線をラインセンサ21,22が感知するように
するのが良い。
て説明すると、ステレオカメラ装置における一対のCC
Dカメラ20aの一方を構成するラインセンサ21およ
びレンズ23は、他方のCCDカメラ20aを構成する
ラインセンサ22およびレンズ24と所定の間隔、すな
わち基線長Bだけ水平方向に間隔を有して配置されてい
る。ラインセンサ21および22は、典型的には1次元
のCCDであり、直線的に配列されたフォトセンサのア
レイであってよい。この場合、レンズ23,24の前に
赤外線透過性のフィルタを置き、赤外線の光源を用いて
一定の周期で検知対象Zを照射し、検知対象Zから反射
する赤外線をラインセンサ21,22が感知するように
するのが良い。
【0022】ラインセンサ21,22は、それぞれレン
ズ23,24の焦点距離fに配置されている。レンズ2
3,24のある平面から距離aにある検知対象Zの像
が、ラインセンサ21ではレンズ23の光軸からX1ず
れた位置に結像し、ラインセンサ22ではレンズ24の
光軸からX2だけずれた位置に結像したとすると、レン
ズ23,24の面から検知対象Zまでの距離aは、三角
計測法の原理により、次式により求められる。 a=B・f/(X1+X2) (7)
ズ23,24の焦点距離fに配置されている。レンズ2
3,24のある平面から距離aにある検知対象Zの像
が、ラインセンサ21ではレンズ23の光軸からX1ず
れた位置に結像し、ラインセンサ22ではレンズ24の
光軸からX2だけずれた位置に結像したとすると、レン
ズ23,24の面から検知対象Zまでの距離aは、三角
計測法の原理により、次式により求められる。 a=B・f/(X1+X2) (7)
【0023】ところで、遠距離センサ16と近距離セン
サ20はそれぞれ検知領域を異にしており、図7に示す
ように、水平視野角については遠距離センサ16よりも
近距離センサ20の方が広角であり、検出可能距離につ
いては遠距離センサ16の方が近距離センサ20よりも
大きい。なお、この実施の形態では、遠距離センサ16
の水平視野角α1は約20度、近距離センサ20の水平
視野角α2は約40度に設定されており、遠距離センサ
16の検出可能距離L1は5〜140m、近距離センサ
20の検出可能距離L2は0〜20mに設定されてい
る。
サ20はそれぞれ検知領域を異にしており、図7に示す
ように、水平視野角については遠距離センサ16よりも
近距離センサ20の方が広角であり、検出可能距離につ
いては遠距離センサ16の方が近距離センサ20よりも
大きい。なお、この実施の形態では、遠距離センサ16
の水平視野角α1は約20度、近距離センサ20の水平
視野角α2は約40度に設定されており、遠距離センサ
16の検出可能距離L1は5〜140m、近距離センサ
20の検出可能距離L2は0〜20mに設定されてい
る。
【0024】そして、この車両用外界認識装置10にお
いては、自車両と検知対象(先行車両)との距離が大き
い時には遠距離センサ16で検知された距離値および相
対速度値に基づいてオートクルーズ制御等を実行し、自
車両と検知対象(先行車両)との距離が小さい時には近
距離センサ20で検知された距離値および相対速度値に
基づいてオートクルーズ制御等を実行する。
いては、自車両と検知対象(先行車両)との距離が大き
い時には遠距離センサ16で検知された距離値および相
対速度値に基づいてオートクルーズ制御等を実行し、自
車両と検知対象(先行車両)との距離が小さい時には近
距離センサ20で検知された距離値および相対速度値に
基づいてオートクルーズ制御等を実行する。
【0025】スロットルアクチュエータ31は、オート
クルーズ走行を実施しているときに、設定された車間距
離を保持しつつ先行車両に追従走行するようにスロット
ル(図示せず)を所定開度に開閉させるためのものであ
り、スロットルアクチュエータ31はECU11からの
出力信号に基づいて作動する。
クルーズ走行を実施しているときに、設定された車間距
離を保持しつつ先行車両に追従走行するようにスロット
ル(図示せず)を所定開度に開閉させるためのものであ
り、スロットルアクチュエータ31はECU11からの
出力信号に基づいて作動する。
【0026】ブレーキ油圧ソレノイド32は、オートク
ルーズ走行を実施しているときに、スロットルアクチュ
エータ31によりスロットルを絞って減速してもなお減
速度が足りない場合に、減速度を増大させるべくブレー
キを作動させるためのものであり、ブレーキ油圧ソレノ
イド32はECU11からの出力信号に基づいて作動す
る。
ルーズ走行を実施しているときに、スロットルアクチュ
エータ31によりスロットルを絞って減速してもなお減
速度が足りない場合に、減速度を増大させるべくブレー
キを作動させるためのものであり、ブレーキ油圧ソレノ
イド32はECU11からの出力信号に基づいて作動す
る。
【0027】また、ECU11は、オートクルーズ走行
を実施しているときに、スロットルアクチュエータ31
によりスロットルを絞って減速してもなお減速度が足り
ない場合に、AT・ECU33にシフトダウン指令を出
力する。シフトダウン指令を入力されたAT・ECU3
3は、減速度を増大させるべくシフトダウン制御を実行
する。
を実施しているときに、スロットルアクチュエータ31
によりスロットルを絞って減速してもなお減速度が足り
ない場合に、AT・ECU33にシフトダウン指令を出
力する。シフトダウン指令を入力されたAT・ECU3
3は、減速度を増大させるべくシフトダウン制御を実行
する。
【0028】インジケータ34は、運転席前方のメータ
パネル(図示せず)に設けられており、オートクルーズ
システム作動時に点灯し非作動時に消灯する表示灯や、
システム異常時に点滅する警告灯などからなる。
パネル(図示せず)に設けられており、オートクルーズ
システム作動時に点灯し非作動時に消灯する表示灯や、
システム異常時に点滅する警告灯などからなる。
【0029】ここで、前記近距離センサ20のステレオ
カメラ装置を構成する二つのCCDカメラ20aは、前
述したように自車両の進行方向に存在する検知対象(例
えば、先行車両)と自車両との距離や、該検知対象と自
車両との相対速度を検出するが、走行区分線を認識する
場合にはいずれか一方のCCDカメラ20aでこれを行
っている。具体的には、路面に対して明るい走行区分線
をその境界部分をエッジ検出してドット単位でとらえ、
各ドットを通る直線が一致した場合に走行区分線の位置
を示すものとなる。ところで、画面上の一つの点を通る
直線は無数にあるため、各点毎にこれを通る直線を求め
ると処理に負担がかかる。このような不具合をなくすた
めに、各ドットを通る直線を以下に説明するハフ(Ho
ugh)変換により求めている。
カメラ装置を構成する二つのCCDカメラ20aは、前
述したように自車両の進行方向に存在する検知対象(例
えば、先行車両)と自車両との距離や、該検知対象と自
車両との相対速度を検出するが、走行区分線を認識する
場合にはいずれか一方のCCDカメラ20aでこれを行
っている。具体的には、路面に対して明るい走行区分線
をその境界部分をエッジ検出してドット単位でとらえ、
各ドットを通る直線が一致した場合に走行区分線の位置
を示すものとなる。ところで、画面上の一つの点を通る
直線は無数にあるため、各点毎にこれを通る直線を求め
ると処理に負担がかかる。このような不具合をなくすた
めに、各ドットを通る直線を以下に説明するハフ(Ho
ugh)変換により求めている。
【0030】図8(a)に示すような断片的点列画像か
ら直線上に点列と、その直線(図8(b))を検出する
ことを考える。検出したい直線の式を、傾きa、切片b
としてパラメーター空間(a,b)に、この直線上の点
(xi,yi)を写像すれば、図9に示すように b=−xi・a+yi (8) の直線となる。したがって、a−b平面上でこれらの直
線の交点の座標値より、x−y平面上の直線を求めるこ
とができる。この方法がハフ変換であるが、a−b平面
上には制限がなく、実際に適用するのが困難であるた
め、Duda&Hartは前記直線の式(8)を x・cosθ+y・sinθ=ρ で表し、パラメータ空間として(θ,ρ)空間を用いる
方法を採用した(図10、図11)。
ら直線上に点列と、その直線(図8(b))を検出する
ことを考える。検出したい直線の式を、傾きa、切片b
としてパラメーター空間(a,b)に、この直線上の点
(xi,yi)を写像すれば、図9に示すように b=−xi・a+yi (8) の直線となる。したがって、a−b平面上でこれらの直
線の交点の座標値より、x−y平面上の直線を求めるこ
とができる。この方法がハフ変換であるが、a−b平面
上には制限がなく、実際に適用するのが困難であるた
め、Duda&Hartは前記直線の式(8)を x・cosθ+y・sinθ=ρ で表し、パラメータ空間として(θ,ρ)空間を用いる
方法を採用した(図10、図11)。
【0031】ここで、ρはx−y座標原点から直線へお
ろした垂線の長さ、θは垂線とx軸とのなす角である。
このとき、画像上の点(x0,y0)を通る直線は ρ=x0・cosθ+y0・sinθ (9) の関係を満たしている。また、(x,y)空間と(θ,
ρ)空間の関係を示すと、(x,y)空間上の1本の直
線は(θ,ρ)空間の1点に対応する。逆に、(θ,
ρ)空間の式(1)の曲線は(x,y)空間において、
点(x0,y0)を通る全ての直線群に対応する。(x,
y)空間の全ての点について、(9)式の曲線を計算
し、(θ,ρ)空間において曲線が集中して交わる点
(θ0,ρ0)を求めれば、これにより(x,y)空間で
の直線、 ρ0=x・cosθ0+y・sinθ0 が得られることになる。
ろした垂線の長さ、θは垂線とx軸とのなす角である。
このとき、画像上の点(x0,y0)を通る直線は ρ=x0・cosθ+y0・sinθ (9) の関係を満たしている。また、(x,y)空間と(θ,
ρ)空間の関係を示すと、(x,y)空間上の1本の直
線は(θ,ρ)空間の1点に対応する。逆に、(θ,
ρ)空間の式(1)の曲線は(x,y)空間において、
点(x0,y0)を通る全ての直線群に対応する。(x,
y)空間の全ての点について、(9)式の曲線を計算
し、(θ,ρ)空間において曲線が集中して交わる点
(θ0,ρ0)を求めれば、これにより(x,y)空間で
の直線、 ρ0=x・cosθ0+y・sinθ0 が得られることになる。
【0032】このような原理から、走行区分線をエッジ
検出してエッジ点(ドット)を抽出したら、各検出点
(xi,yi)について、0゜≦θ≦180゜の範囲内で ρ=xi・cosθ+yi・sinθ を計算する。そして、算出されたρに対応した配列要素
のカウント数を増加させ、最大カウント数の配列要素
(θmax,ρmax)を選出する。
検出してエッジ点(ドット)を抽出したら、各検出点
(xi,yi)について、0゜≦θ≦180゜の範囲内で ρ=xi・cosθ+yi・sinθ を計算する。そして、算出されたρに対応した配列要素
のカウント数を増加させ、最大カウント数の配列要素
(θmax,ρmax)を選出する。
【0033】つまり、以下の(10)式で表される直線
が求める直線である。 ρmax=x・cosθmax+y・sinθmax (10) このような方法により走行区分線を求めることで、画像
中の走行区分線が連続していなくても検出できるメリッ
トがある。
が求める直線である。 ρmax=x・cosθmax+y・sinθmax (10) このような方法により走行区分線を求めることで、画像
中の走行区分線が連続していなくても検出できるメリッ
トがある。
【0034】次に、この車両用外界認識装置10によっ
て、先行車両が自車両の走行区分線内に存在するか否か
の判定方法について図12を参照して説明する。図12
は、自車両から先行車両VTまでの車間距離が十分にあ
り、且つ、自車両が車線のほぼ中央を走行している時
に、一方のCCDカメラ20aで撮影された画像を示し
ており、画像上には、自車両が走行している車線を区画
する左右一対の走行区分線LL,LRと先行車両VTの
像が写っている。
て、先行車両が自車両の走行区分線内に存在するか否か
の判定方法について図12を参照して説明する。図12
は、自車両から先行車両VTまでの車間距離が十分にあ
り、且つ、自車両が車線のほぼ中央を走行している時
に、一方のCCDカメラ20aで撮影された画像を示し
ており、画像上には、自車両が走行している車線を区画
する左右一対の走行区分線LL,LRと先行車両VTの
像が写っている。
【0035】この車両用外界認識装置10では、先行車
両VTと走行区分線LL,LRの画像上の位置関係か
ら、先行車両VTが自車線内に存在するか否かを判断す
る。詳述すると、先行車両VTの下端をタイヤの接地面
とし、エッジ検出等の所定の画像処理により、接地面に
おける先行車両VTの左下座標A(xcl,y)および右
下座標B(xcr,y)を求めるとともに、左右の走行区
分線LL,LRと接地面との交点座標C(xrl,y)、
D(xrr,y)を求める。これら情報から、次の(1
1)式または(12)式の条件が成立した場合に、先行
車両VTは自車線内に存在するものと判断する。 xrl<xcl 且つ xcr<xrr ・・・(11) max(xcl−xrl,xrr−xcr)<α ・・・(12) ここで、αは定数であり、例えば、車線幅が3.2m程
度で、車幅が1.8m程度と考えた場合には、α=1.8
mに設定する。(11)式が成立するということは、先
行車両VTが自車線内に収まっていることを意味し、
(12)式が成立するということは、自車両が先行車両
VTの横をすり抜ける余裕がないことを意味する。
両VTと走行区分線LL,LRの画像上の位置関係か
ら、先行車両VTが自車線内に存在するか否かを判断す
る。詳述すると、先行車両VTの下端をタイヤの接地面
とし、エッジ検出等の所定の画像処理により、接地面に
おける先行車両VTの左下座標A(xcl,y)および右
下座標B(xcr,y)を求めるとともに、左右の走行区
分線LL,LRと接地面との交点座標C(xrl,y)、
D(xrr,y)を求める。これら情報から、次の(1
1)式または(12)式の条件が成立した場合に、先行
車両VTは自車線内に存在するものと判断する。 xrl<xcl 且つ xcr<xrr ・・・(11) max(xcl−xrl,xrr−xcr)<α ・・・(12) ここで、αは定数であり、例えば、車線幅が3.2m程
度で、車幅が1.8m程度と考えた場合には、α=1.8
mに設定する。(11)式が成立するということは、先
行車両VTが自車線内に収まっていることを意味し、
(12)式が成立するということは、自車両が先行車両
VTの横をすり抜ける余裕がないことを意味する。
【0036】この図12に示す画像のように、画像上に
先行車両VTの下端が映し出されており、且つ左右両方
の走行区分線LL,LRが画像の下縁まで延びていると
きには上述の手順によって先行車両VTが自車線内に存
在するか否かを判定することができる。
先行車両VTの下端が映し出されており、且つ左右両方
の走行区分線LL,LRが画像の下縁まで延びていると
きには上述の手順によって先行車両VTが自車線内に存
在するか否かを判定することができる。
【0037】しかしながら、先行車両VTの下端が画像
から外れている時、あるいは、左右の走行区分線LL,
LRの少なくともいずれか一方が画像の下縁まで延びて
おらず、画像の左側縁もしくは右側縁で切れてしまって
いる時には、単純に前述の手順に従ったのでは、先行車
両VTが自車線内に存在するか否かを判断することがで
きない。そこで、この車両用外界認識装置10では、こ
れらの場合にも、次のようにして先行車両VTが自車線
内に存在するか否かを判定することができるようにし
た。
から外れている時、あるいは、左右の走行区分線LL,
LRの少なくともいずれか一方が画像の下縁まで延びて
おらず、画像の左側縁もしくは右側縁で切れてしまって
いる時には、単純に前述の手順に従ったのでは、先行車
両VTが自車線内に存在するか否かを判断することがで
きない。そこで、この車両用外界認識装置10では、こ
れらの場合にも、次のようにして先行車両VTが自車線
内に存在するか否かを判定することができるようにし
た。
【0038】図13は、先行車両VTの下端が画像から
外れている時の自車両Vと先行車両VTの前後位置関係
を示す図であり、図14はその時の画像を示す図であ
る。なお、この実施の形態では、CCDカメラ20aは
車両先端よりも後方に取り付けられていて、その光軸を
水平にして固定されているものとする。図13および図
14において、各符号の意味するところは次の通りであ
る。 θ :カメラの消失点から下方の視界角度 θ’ :先行車両VTの後端から下ろした垂線と路面と
の交点が見える角度 h :カメラの取り付け位置の高さ d :先行車両VTの後端までの距離 yv :画像上の消失点のy座標 yθ :画像上の視界下端に対応したy座標 yθ’:画像上の先行車両VTの下端位置に対応したy
座標
外れている時の自車両Vと先行車両VTの前後位置関係
を示す図であり、図14はその時の画像を示す図であ
る。なお、この実施の形態では、CCDカメラ20aは
車両先端よりも後方に取り付けられていて、その光軸を
水平にして固定されているものとする。図13および図
14において、各符号の意味するところは次の通りであ
る。 θ :カメラの消失点から下方の視界角度 θ’ :先行車両VTの後端から下ろした垂線と路面と
の交点が見える角度 h :カメラの取り付け位置の高さ d :先行車両VTの後端までの距離 yv :画像上の消失点のy座標 yθ :画像上の視界下端に対応したy座標 yθ’:画像上の先行車両VTの下端位置に対応したy
座標
【0039】ここで、距離dは、遠距離センサ16ある
いは近距離センサ20で検出された距離値と、CCDカ
メラ20aの取り付け位置から自車両Vの先端までの距
離との和として算出可能であるので、θ’は次の(1
3)式から求めることができる。 θ’=tan-1(h/d) ・・・(13) したがって、yθ’は近似的に次の(14)式から求め
ることができる。 yθ’=yv +(yθ−yv)・(θ’/θ) ・・・(14)
いは近距離センサ20で検出された距離値と、CCDカ
メラ20aの取り付け位置から自車両Vの先端までの距
離との和として算出可能であるので、θ’は次の(1
3)式から求めることができる。 θ’=tan-1(h/d) ・・・(13) したがって、yθ’は近似的に次の(14)式から求め
ることができる。 yθ’=yv +(yθ−yv)・(θ’/θ) ・・・(14)
【0040】図15は、左側の走行区分線LLが画像の
左側縁で切れてしまっている時の画像を示す図であり、
この車両用外界認識装置10では、画像上の左右両方の
走行区分線LL,LRを、自車両Vの先端から下ろした
垂線と路面との交点に相当するy座標まで延長する。こ
の走行区分線LL,LRを延長する部分は自車両Vから
極めて近距離にあり、近距離ではコーナRの影響は小さ
いので、図16に示すように画像座標上で直線近似して
もあまり影響がない。したがって、この実施の形態では
直線近似により走行区分線LL,LRを延長することに
する。
左側縁で切れてしまっている時の画像を示す図であり、
この車両用外界認識装置10では、画像上の左右両方の
走行区分線LL,LRを、自車両Vの先端から下ろした
垂線と路面との交点に相当するy座標まで延長する。こ
の走行区分線LL,LRを延長する部分は自車両Vから
極めて近距離にあり、近距離ではコーナRの影響は小さ
いので、図16に示すように画像座標上で直線近似して
もあまり影響がない。したがって、この実施の形態では
直線近似により走行区分線LL,LRを延長することに
する。
【0041】走行区分線を直線近似する場合、画像上に
実際に写っている走行区分線上の二つのドット座標に基
づいて延長線の傾きを求める。ここで、走行区分線上の
二つのドット座標として、走行区分線上においてある程
度前方に位置するドットの座標(xs,ys)と、最も手
前に位置するドットの座標(xe,ye)を採用する。こ
のようにして走行区分線を直線近似して延長した場合、
延長線上のドット座標(x,y)は次の(15)式の関
係が成立する。 x=xe+(y−ye)・(xe−xs)/(ye−ys) ・・・(15 )
実際に写っている走行区分線上の二つのドット座標に基
づいて延長線の傾きを求める。ここで、走行区分線上の
二つのドット座標として、走行区分線上においてある程
度前方に位置するドットの座標(xs,ys)と、最も手
前に位置するドットの座標(xe,ye)を採用する。こ
のようにして走行区分線を直線近似して延長した場合、
延長線上のドット座標(x,y)は次の(15)式の関
係が成立する。 x=xe+(y−ye)・(xe−xs)/(ye−ys) ・・・(15 )
【0042】したがって、先行車両VTの下端が画像か
ら外れていて、且つ、走行区分線が画像の側縁で切れて
いる時には、まず(14)式によりyθ’を求め、次
に、(15)式においてy=yθ’とすると、先行車両
VTの下端におけるy座標(すなわち、yθ’)と走行
区分線の延長線との交点のx座標を求めることができる
ことになる。その結果、このような時にも、前述した
(11)式または(12)式の条件が成立するか否かに
よって、先行車両VTが自車線内に存在するか否かの判
断が可能になる。
ら外れていて、且つ、走行区分線が画像の側縁で切れて
いる時には、まず(14)式によりyθ’を求め、次
に、(15)式においてy=yθ’とすると、先行車両
VTの下端におけるy座標(すなわち、yθ’)と走行
区分線の延長線との交点のx座標を求めることができる
ことになる。その結果、このような時にも、前述した
(11)式または(12)式の条件が成立するか否かに
よって、先行車両VTが自車線内に存在するか否かの判
断が可能になる。
【0043】次に、オートクルーズ制御実行時にCCD
カメラ20aの画像からオートクルーズ用ターゲットと
しての先行車両を決定する処理(以下、画像による先行
車両決定処理という)について、図17の図面を参照し
て説明する。図17に示すフローチャートは画像による
先行車両決定処理ルーチンを示しており、この先行車両
決定処理ルーチンは、一定時間毎(例えば100ms
毎)に実行される。
カメラ20aの画像からオートクルーズ用ターゲットと
しての先行車両を決定する処理(以下、画像による先行
車両決定処理という)について、図17の図面を参照し
て説明する。図17に示すフローチャートは画像による
先行車両決定処理ルーチンを示しており、この先行車両
決定処理ルーチンは、一定時間毎(例えば100ms
毎)に実行される。
【0044】まず、ステップS01において画像を取り
込む。次に、ステップS02において前述した走行区分
線と路面の明暗の差を用いてエッジ検出等で左右の走行
区分線を検知する。次に、ステップS03において、前
述した手法(図15および図16に示す手法)により、
左右の走行区分線を自車両の先端から下ろした垂線と路
面との交点に相当するy座標まで延長する。これによ
り、自車両の車線を認識する。
込む。次に、ステップS02において前述した走行区分
線と路面の明暗の差を用いてエッジ検出等で左右の走行
区分線を検知する。次に、ステップS03において、前
述した手法(図15および図16に示す手法)により、
左右の走行区分線を自車両の先端から下ろした垂線と路
面との交点に相当するy座標まで延長する。これによ
り、自車両の車線を認識する。
【0045】次に、ステップS04において、エッジ検
出等の画像処理により先行車両の上下左右座標を検出す
る。この上下左右座標には先行車両の下端(タイヤ接地
面)の座標が含まれる。次に、ステップS05におい
て、先行車両の下端が検出できたか否か判定する。ステ
ップS05で否定判定した場合には、ステップS06に
進み、ステップS06において、前述した手法(図13
および図14に示す手法)により、近距離センサ20で
検出した先行車両との距離値から先行車両の下端を推定
するとともに、先行車両の左右端をセンサ角度値から推
定する。
出等の画像処理により先行車両の上下左右座標を検出す
る。この上下左右座標には先行車両の下端(タイヤ接地
面)の座標が含まれる。次に、ステップS05におい
て、先行車両の下端が検出できたか否か判定する。ステ
ップS05で否定判定した場合には、ステップS06に
進み、ステップS06において、前述した手法(図13
および図14に示す手法)により、近距離センサ20で
検出した先行車両との距離値から先行車両の下端を推定
するとともに、先行車両の左右端をセンサ角度値から推
定する。
【0046】ステップS05で肯定判定した場合、ある
いは、ステップS06で先行車両の下端を推定した後、
ステップS07に進み、ステップS07において先行車
両が自車線内に存在するか否か判断する。すなわち、ス
テップS07において、先行車両の左下座標A(xcl,
y)および右下座標B(xcr,y)と、左右の走行区分
線と先行車両の接地面との交点座標C(xrl,y)、D
(xrr,y)に基づいて、前記式(11)または式(1
2)の条件が成立するか否かを判定し、成立する場合に
は先行車両が自車線内に存在するものと判断し、成立し
ない場合には先行車両は自車線内に存在しないと判断す
る。
いは、ステップS06で先行車両の下端を推定した後、
ステップS07に進み、ステップS07において先行車
両が自車線内に存在するか否か判断する。すなわち、ス
テップS07において、先行車両の左下座標A(xcl,
y)および右下座標B(xcr,y)と、左右の走行区分
線と先行車両の接地面との交点座標C(xrl,y)、D
(xrr,y)に基づいて、前記式(11)または式(1
2)の条件が成立するか否かを判定し、成立する場合に
は先行車両が自車線内に存在するものと判断し、成立し
ない場合には先行車両は自車線内に存在しないと判断す
る。
【0047】次に、ステップS08において、ステップ
S07で自車線内に存在すると判断した先行車両の中か
ら、車間距離や相対速度などの条件を加味して、実際に
オートクルーズ用ターゲットとして最適な先行車両を決
定し、本ルーチンの実行を一旦終了する。
S07で自車線内に存在すると判断した先行車両の中か
ら、車間距離や相対速度などの条件を加味して、実際に
オートクルーズ用ターゲットとして最適な先行車両を決
定し、本ルーチンの実行を一旦終了する。
【0048】以上のように、この実施の形態の車両用外
界認識装置10では、自車両の先端に相当する位置まで
画像上の走行区分線を延長しているので、自車両が走行
している車線を正しく認識することができ、また、画像
上の走行区分線が画像の側縁で切れている場合にも、先
行車両が自車線内に存在するか否かを的確に判断するこ
とができる。
界認識装置10では、自車両の先端に相当する位置まで
画像上の走行区分線を延長しているので、自車両が走行
している車線を正しく認識することができ、また、画像
上の走行区分線が画像の側縁で切れている場合にも、先
行車両が自車線内に存在するか否かを的確に判断するこ
とができる。
【0049】また、画像から先行車両の下端が外れるほ
ど先行車両との車間距離が近くなった場合にも、画像上
における車両の下端位置を推定できるので、このような
時にも、先行車両が自車線内に存在するか否かを的確に
判断することができる。したがって、先行車両と自車両
との車間距離が殆どなくなるまで、先行車両が自車線内
にいるか否かの判断が可能になるので、車間距離が極め
て短い状態でのオートクルーズ用ターゲットの決定が可
能になり、オートクルーズの制御性が向上する。
ど先行車両との車間距離が近くなった場合にも、画像上
における車両の下端位置を推定できるので、このような
時にも、先行車両が自車線内に存在するか否かを的確に
判断することができる。したがって、先行車両と自車両
との車間距離が殆どなくなるまで、先行車両が自車線内
にいるか否かの判断が可能になるので、車間距離が極め
て短い状態でのオートクルーズ用ターゲットの決定が可
能になり、オートクルーズの制御性が向上する。
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1また
は請求項2に記載した発明によれば、車両の先端に相当
する位置まで画像上の走行区分線を延長することによ
り、自車両先端位置まで自車線を正しく認識することが
可能になるので、自車線の認識を前提とする種々の制御
(例えば、オートクルーズ制御など)が車間距離の短い
領域においても実現可能になるという優れた効果が奏さ
れる。
は請求項2に記載した発明によれば、車両の先端に相当
する位置まで画像上の走行区分線を延長することによ
り、自車両先端位置まで自車線を正しく認識することが
可能になるので、自車線の認識を前提とする種々の制御
(例えば、オートクルーズ制御など)が車間距離の短い
領域においても実現可能になるという優れた効果が奏さ
れる。
【0051】請求項3に記載した発明によれば、自車両
と物体とが相対的に接近して物体の下端が画像から外れ
た場合にも、物体の下端位置を推定することが可能にな
るので、物体の下端位置の認識を前提とする種々の制御
(例えば、オートクルーズ制御など)が車間距離の短い
領域においても実現可能になるという優れた効果が奏さ
れる。
と物体とが相対的に接近して物体の下端が画像から外れ
た場合にも、物体の下端位置を推定することが可能にな
るので、物体の下端位置の認識を前提とする種々の制御
(例えば、オートクルーズ制御など)が車間距離の短い
領域においても実現可能になるという優れた効果が奏さ
れる。
【0052】請求項4または請求項5または請求項6に
記載した発明によれば、自車両と物体とが相対的に接近
して物体の下端が画像から外れた場合にも、下端位置推
定手段で推定した物体の下端位置に基づいて、該物体が
自車両と同一走行区分線内に存在するか否かを的確に判
断することが可能になるので、物体が自車線内に存在す
るか否かの認識に基づいて実行する種々の制御(例え
ば、オートクルーズ制御など)の制御性が向上するとい
う効果がある。
記載した発明によれば、自車両と物体とが相対的に接近
して物体の下端が画像から外れた場合にも、下端位置推
定手段で推定した物体の下端位置に基づいて、該物体が
自車両と同一走行区分線内に存在するか否かを的確に判
断することが可能になるので、物体が自車線内に存在す
るか否かの認識に基づいて実行する種々の制御(例え
ば、オートクルーズ制御など)の制御性が向上するとい
う効果がある。
【図1】 この発明の一実施の形態における車両用外界
認識装置を搭載した車両の全体構成図である。
認識装置を搭載した車両の全体構成図である。
【図2】 前記実施の形態における車両用外界認識装置
のシステム構成図である。
のシステム構成図である。
【図3】 前記実施の形態における車両用外界認識装置
に用いる遠距離センサの測定原理を説明するための信号
波形図である。
に用いる遠距離センサの測定原理を説明するための信号
波形図である。
【図4】 前記実施の形態における車両用外界認識装置
に用いる遠距離センサの測定原理を説明するための信号
波形図である。
に用いる遠距離センサの測定原理を説明するための信号
波形図である。
【図5】 前記実施の形態における車両用外界認識装置
に用いる遠距離センサの測定原理を説明するための周波
数スペクトル図である。
に用いる遠距離センサの測定原理を説明するための周波
数スペクトル図である。
【図6】 前記実施の形態における車両用外界認識装置
に用いる近距離センサの概略構成図である。
に用いる近距離センサの概略構成図である。
【図7】 前記実施の形態における車両用外界認識装置
に用いる遠・近距離センサの検知領域を示す図である。
に用いる遠・近距離センサの検知領域を示す図である。
【図8】 前記実施の形態におけるハフ変換の説明のた
めにエッジ点集合からの直線上に並ぶ点列の検出を示す
グラフ図であり、(a)はエッジ点を示すグラフ図、
(b)は相関直線を示すグラフ図である。
めにエッジ点集合からの直線上に並ぶ点列の検出を示す
グラフ図であり、(a)はエッジ点を示すグラフ図、
(b)は相関直線を示すグラフ図である。
【図9】 前記実施の形態におけるハフ変換の説明のた
めに傾きa、切片bのパラメータ空間における直線を示
すグラフ図である。
めに傾きa、切片bのパラメータ空間における直線を示
すグラフ図である。
【図10】 前記実施の形態におけるハフ変換の説明の
ためにx−y平面上に直線lをパラメータ(θ,ρ)で
示すグラフ図である。
ためにx−y平面上に直線lをパラメータ(θ,ρ)で
示すグラフ図である。
【図11】 前記実施の形態におけるハフ変換の説明の
ために(θ,ρ)空間での曲線の交点が検出直線に対応
することを示すグラフに図である。
ために(θ,ρ)空間での曲線の交点が検出直線に対応
することを示すグラフに図である。
【図12】 前記実施の形態において先行車両が自車線
内に存在するか否かの判定処理の説明図である。
内に存在するか否かの判定処理の説明図である。
【図13】 前記実施の形態における先行車両の下端位
置推定処理の説明図(その1)である。
置推定処理の説明図(その1)である。
【図14】 前記実施の形態における先行車両の下端位
置推定処理の説明図(その2)である。
置推定処理の説明図(その2)である。
【図15】 前記実施の形態における走行区分線延長処
理の説明図(その1)である。
理の説明図(その1)である。
【図16】 前記実施の形態における走行区分線延長処
理の説明図(その2)である。
理の説明図(その2)である。
【図17】 前記実施の形態における先行車両決定処理
ルーチンを示すフローチャートである。
ルーチンを示すフローチャートである。
1・・・車両 10・・・車両用外界認識装置 20・・・近距離センサ(物体認識手段、距離算出手
段) 20a・・・CCDカメラ(撮影手段) LL,LR・・・走行区分線 ステップS02・・・走行区分線認識手段 ステップS03・・・走行区分線延長手段 ステップS06・・・下端位置推定手段 ステップS07・・・位置関係推定手段、同一車線内判
断手段
段) 20a・・・CCDカメラ(撮影手段) LL,LR・・・走行区分線 ステップS02・・・走行区分線認識手段 ステップS03・・・走行区分線延長手段 ステップS06・・・下端位置推定手段 ステップS07・・・位置関係推定手段、同一車線内判
断手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 628 B60R 21/00 628A G06T 1/00 330 G06T 1/00 330A 330B 7/60 180 7/60 180B 200 200J H04N 5/225 H04N 5/225 C 7/18 7/18 J K N // G08G 1/16 G08G 1/16 C Fターム(参考) 5B057 AA16 BA02 BA11 CF03 CH08 DA07 DA08 DA16 DC13 DC16 5C022 AA04 AC18 AC42 AC54 5C054 AA01 AA05 CA05 CC02 CD03 CE12 EA05 FC14 FC15 FE28 FF03 HA30 5H180 AA01 CC02 CC04 CC12 CC14 CC15 CC24 LL01 LL04 LL08 LL09 5L096 BA04 CA05 CA14 DA04 FA14 FA24 FA54 FA64 FA66 FA67 FA69
Claims (6)
- 【請求項1】 車両に設けられ車両進行方向の走行路を
撮影する撮影手段と、 該撮影手段が撮影した画像における走行区分線を認識す
る走行区分線認識手段と、 前記撮影手段の前記車両における配置に基づき前記車両
の先端位置を認識すると共に前記走行区分線認識手段の
認識した走行区分線を前記車両先端位置まで延長する走
行区分線延長手段と、 を備えることを特徴とする車両用外界認識装置。 - 【請求項2】 前記走行区分線延長手段は、前記走行区
分線認識手段が認識した走行区分線を直線的に延長する
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用外界認識装
置。 - 【請求項3】 車両に設けられ車両進行方向の走行路を
撮影する撮影手段と、 該撮影手段が撮影した画像における物体を認識する物体
認識手段と、 該物体認識手段の認識結果に基づき前記物体までの距離
を算出する距離算出手段と、 前記撮影手段の前記車両における取り付け位置および前
記距離算出手段の算出した距離に基づき前記画像の範囲
外の前記物体の下端位置を推定する下端位置推定手段
と、 を備えることを特徴とする車両用外界認識装置。 - 【請求項4】 前記撮影手段が撮影した画像における走
行区分線を認識する走行区分線認識手段と、 該走行区分線認識手段が認識した走行区分線と前記物体
認識手段が認識した物体との車幅方向の位置関係を求め
る位置関係推定手段と、 該位置関係推定手段の推定結果に基づき前記物体と前記
車両が同一走行区分線内にいるか否かを判断する同一車
線内判断手段と、 を備えることを特徴とする請求項3に記載の車両用外界
認識装置。 - 【請求項5】 前記位置関係推定手段は、前記物体の車
幅方向の端部の位置と前記車両と前記物体との距離に等
しい走行区分線上の位置との車幅方向の位置関係を推定
するものであることを特徴とする請求項4に記載の車両
用外界認識装置。 - 【請求項6】 前記位置関係推定手段は、前記物体の車
幅方向の端部の位置と前記車両と前記物体との距離に等
しい走行区分線上の位置との幅が所定値以下か否かを推
定するものであり、前記同一車線内判断手段は前記幅が
所定値以下の時に同一走行区分線内であると判断するこ
とを特徴とする請求項4に記載の車両用外界認識装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000216616A JP2002029348A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 車両用外界認識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000216616A JP2002029348A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 車両用外界認識装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002029348A true JP2002029348A (ja) | 2002-01-29 |
Family
ID=18711853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000216616A Withdrawn JP2002029348A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 車両用外界認識装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2002029348A (ja) |
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-
2000
- 2000-07-17 JP JP2000216616A patent/JP2002029348A/ja not_active Withdrawn
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Date | Code | Title | Description |
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